JP2004339418A - 透明性ゴム強化スチレン系樹脂組成物およびそれからなる成形品 - Google Patents

透明性ゴム強化スチレン系樹脂組成物およびそれからなる成形品 Download PDF

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Makoto Ota
誠 太田
Masafumi Koyama
雅史 小山
Hajime Takamura
元 高村
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Abstract

【課題】高度な耐衝撃性と耐薬品性を有すると同時に、色調、およびコストを抑制可能な透明性ゴム強化スチレン系樹脂組成物およびそれからなる成形品を提供する。
【解決手段】ゴム質重合体、不飽和カルボン酸アルキルエステル系単量体残基、芳香族ビニル系単量体残基、シアン化ビニル系単量体残基および必要に応じてこれらと共重合可能な他のビニル系単量体残基を構成成分として構成する透明性ゴム強化スチレン系樹脂組成物において、2−ブタノンで抽出される成分中のシアン化ビニル系単量体残基が、2−ブタノンで抽出される成分全体の3〜20重量%であり、2−ブタノンで抽出されない成分中のシアン化ビニル系単量体残基が、2−ブタノンで抽出されない成分全体の0.5重量%以下であることを特徴とする透明性ゴム強化スチレン系樹脂組成物およびそれからなる成形品。
【選択図】なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、透明性を有するゴム強化スチレン系樹脂組成物およびそれからなる成形品に関し、さらに詳しくは高度な耐薬品性、色調、透明性、耐衝撃性を有すると同時に、成形加工性に優れた透明性ゴム強化スチレン系樹脂組成物およびそれからなる成形品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
透明性ゴム強化スチレン系樹脂は、優れた意匠性、機械的性質、成形加工性および電気絶縁性などを有することから、一般雑貨、電気機器、OA機器のハウジングや部品などに使用されている。
【0003】
一般に、透明性ゴム強化スチレン系樹脂の透明性を発現させる手法としては、ゴムを光の屈折率以下に分散させる方法や、マトリックスとなる樹脂とゴムとの屈折率を同等にする方法が取られている。ゴムを光の屈折率以下に分散させる方法を用いる樹脂としては、透明ハイインパクトポリスチレン(透明HIPS)が知られており、マトリックスとなる樹脂とゴムとの屈折率を同等にする方法が採られている樹脂としては、透明メチルメタクリレート−ブタジエン−スチレン樹脂(透明MBS樹脂)や、透明アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂(透明ABS樹脂)が知られている。
【0004】
しかしながら、透明HIPSではゴム効率が十分でないために耐衝撃性が十分でなく、さらに耐薬品性という点も十分でないという問題がある。また、透明MBS樹脂は耐衝撃性を向上させることが可能であるために、耐衝撃性に関しては問題ないが、耐薬品性については不十分である。
【0005】
一方、透明ABSは透明MBSと同様に耐衝撃性については問題がなく、さらにアクリロニトリルを共重合しているため、耐薬品性にも優れるという特徴を持つ。しかし、この透明ABSはアクリロニトリルを共重合することによる色調の悪化が問題であり、この問題を解決する方法として、特許文献1には透明ABS樹脂に対して次亜リン酸塩を使用する方法が記載されている。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−81271号公報(特許請求の範囲)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、次亜リン酸塩を使用しても色調改良効果は十分でなく、さらにコストが上がることが問題であった。本発明は、上述した従来技術における問題点の解決を課題として検討した結果達成されたものである。
【0008】
したがって、本発明の目的は、高度な耐衝撃性と耐薬品性を有すると同時に、色調およびコストを抑制可能な透明性ゴム強化スチレン系樹脂組成物およびそれからなる成形品を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記の課題を解決すべく鋭意検討した結果、透明性を有するゴム強化スチレン系樹脂中のグラフトゴムに関して、ゴムにグラフトした樹脂成分中のアクリロニトリル含有率を低減し、さらにゴムにグラフトしていない成分中のアクリロニトリル含有率を一定の範囲に調整することにより、耐衝撃性、耐薬品性、色調の全てに優れかつ安価な透明性ゴム強化スチレン系樹脂組成物が得られることを見出し、本発明に到達した。
【0010】
すなわち、本発明の透明性ゴム強化スチレン系樹脂組成物は、ゴム質重合体、不飽和カルボン酸アルキルエステル系単量体残基、芳香族ビニル系単量体残基、シアン化ビニル系単量体残基および必要に応じてこれらと共重合可能な他のビニル系単量体残基を構成成分として構成する透明性ゴム強化スチレン系樹脂組成物において、2−ブタノンで抽出される成分中のシアン化ビニル系単量体残基が、2−ブタノンで抽出される成分全体の3〜20重量%であり、2−ブタノンで抽出されない成分中のシアン化ビニル系単量体残基が、2−ブタノンで抽出されない成分全体の0.5重量%以下であることを特徴とする透明性ゴム強化スチレン系樹脂組成物であり、また、本発明の成形品は、上記の透明性ゴム強化スチレン系樹脂組成物からなることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の透明性ゴム強化スチレン系樹脂組成物およびそれからなる成形品について具体的に説明する。
【0012】
本発明の透明性ゴム強化スチレン系樹脂組成物を構成するゴム質重合体には特に制限はないが、ジエン系ゴム、アクリル系ゴム、エチレン系ゴムなどが使用できる。これらゴム質重合体の具体例としては、ポリブタジエン、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−ブタジエンのブロック共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、アクリル酸ブチル−ブタジエン共重合体、ポリイソプレン、ブタジエン−メタクリル酸メチル共重合体、アクリル酸ブチル−メタクリル酸メチル共重合体、ブタジエン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−プロピレン−ジエン系共重合体、エチレン−イソプレン共重合体およびエチレン−アクリル酸メチル共重合体などが挙げられる。これらのゴム質重合体のうちでは、ポリブタジエン、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−ブタジエンのブロック共重合体およびアクリロニトリル−ブタジエン共重合体が、特に耐衝撃性の観点から好ましく用いられる。
【0013】
これらのゴム質重合体は、1種または2種以上の混合物で使用することが可能であるが、2種以上の混合物で使用する場合には、透明性の観点から、アッベ屈折計を用いて測定した屈折率差が0.03以下となるように、2種以上のゴム質重合体を選択することが好ましい。
【0014】
これらのゴム質重合体の重量平均粒子径は特に制限はないが、0.1〜0.5μm、特に0.15〜0.4μmの範囲であることが好ましい。ゴム質重合体の重量平均粒子径を0.1μm〜0.5μm未満の範囲とすることによって、耐衝撃性と透明性の両立を図ることができる。
【0015】
なお、ゴム質重合体の重量平均粒子径は、「Rubber Age、Vol.88、p.484〜490、(1960)、by E.Schmidt, P.H.Biddison」に記載のアルギン酸ナトリウム法、つまりアルギン酸ナトリウムの濃度によりクリーム化するポリブタジエン粒子径が異なることを利用して、クリーム化した重量割合とアルギン酸ナトリウム濃度の累積重量分率より累積重量分率50%の粒子径を求める方法により測定することができる。
【0016】
本発明の透明性ゴム強化スチレン系樹脂組成物を構成する不飽和カルボン酸アルキルエステル系単量体残基は不飽和カルボン酸アルキルエステル系単量体を重合することによって得られる。この不飽和カルボン酸アルキルエステル系単量体には特に制限はないが、炭素数1〜6のアルキル基または置換アルキル基を持つアクリル酸エステルおよび/またはメタクリル酸エステルが好適である。
【0017】
不飽和カルボン酸アルキルエステル系単量体の具体例としては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−プロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、(メタ)アクリル酸n−ヘキシル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸クロロメチル、(メタ)アクリル酸2−クロロエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸3−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸2,3,4,5,6−ペンタヒドロキシヘキシルおよび(メタ)アクリル酸2,3,4,5−テトラヒドロキシペンチルなどが挙げられるが、なかでもメタクリル酸メチルが最も好ましい。これらは1種または2種以上用いてもよい。
【0018】
本発明の透明性ゴム強化スチレン系樹脂組成物を構成する芳香族ビニル系単量体残基は芳香族ビニル系単量体を重合することによって得られる。この芳香族ビニル系単量体には特に制限はなく、具体例としてはスチレンをはじめ、α−メチルスチレン、o−メチルスチレン、p−メチルスチレン、o−エチルスチレン、p−エチルスチレンおよびp−t−ブチルスチレンなどが挙げられるが、なかでもスチレンおよびα−メチルスチレンが好ましい。これらは1種または2種以上用いてもよい。
【0019】
本発明の透明性ゴム強化スチレン系樹脂組成物を構成するシアン化ビニル系単量体残基はシアン化ビニル系単量体を重合することによって得られる。このシアン化ビニル系単量体には特に制限はなく、具体例としてはアクリロニトリル、メタクリロニトリルおよびエタクリロニトリルなどが挙げられるが、なかでもアクリロニトリルが好ましい。これらは1種または2種以上用いてもよい。
【0020】
また、本発明の透明性ゴム強化スチレン系樹脂組成物の成分を必要に応じて構成することができる他のビニル系単量体残基は上記単量体以外のビニル系単量体を重合することによって得られる。この他のビニル系単量体には特に制限はないが、具体例としては(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸グリシジル、イタコン酸グリシジル、アリルグリシジルエーテル、スチレン−p−グリシジルエーテル、p−グリシジルスチレン、マレイン酸、無水マレイン酸、マレイン酸モノエチルエステル、イタコン酸、無水イタコン酸、フタル酸、N−メチルマレイミド、N−エチルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミド、N−フェニルマレイミド、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチルアクリルアミド、ブトキシメチルアクリルアミド、N−プロピルメタクリルアミド、アクリル酸アミノエチル、アクリル酸プロピルアミノエチル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸エチルアミノプロピル、メタクリル酸フェニルアミノエチル、メタクリル酸シクロヘキシルアミノエチル、N−ビニルジエチルアミン、N−アセチルビニルアミン、アリルアミン、メタアリルアミン、N−メチルアリルアミン、p−アミノスチレン、2−イソプロペニル−オキサゾリン、2−ビニル−オキサゾリン、2−アクロイル−オキサゾリンおよび2−スチリル−オキサゾリンなどのを挙げることができ、これらは1種または2種以上用いてもよい。
【0021】
本発明における透明性ゴム強化スチレン系樹脂組成物の製造方法としては、ゴム質重合体と上記の単量体混合物から得られるグラフト共重合体、および上記の単量体混合物から得られるビニル系共重合体を公知の方法で溶融混練することにより得られる。
【0022】
ゴム質重合体と上記の単量体混合物から得られるグラフト共重合体は、ゴム質重合体30〜70重量部、好ましくは40〜60重量部の存在下に、上記の単量体混合物30〜70重量部、好ましくは40〜60重量部を共重合することによって得られる。ゴム質重合体の割合が30〜70重量部のときは衝撃強度や表面外観が良好になるため好ましい。
【0023】
また、グラフト共重合体に用いられる単量体混合物の好ましい割合は、不飽和カルボン酸アルキルエステル系単量体が50〜90重量%、より好ましくは60〜80重量%、芳香族ビニル系単量体が9〜49重量%、より好ましくは17〜37重量%、シアン化ビニル系単量体が0〜1重量%、より好ましくは0〜0.5重量%であり、これらと共重合可能な他のビニル系単量体を30重量%以下で使用することにより、良好な色調、透明性、耐衝撃性および成形加工性を得ることができる。
【0024】
なお、グラフト共重合体は、ゴム質重合体に単量体混合物をグラフト共重合させる際に生成するグラフトしていない共重合体を含んでいてもよい。ただし、衝撃強度の観点からグラフト率は30〜100%であることが好ましい。ここで、グラフト率とはゴム質重合体に対するグラフトした単量体混合物の重量割合である。また、グラフトしていない共重合体の2−ブタノン溶媒中、30℃で測定した還元粘度には特に制限はないが、0.1〜0.6dl/gのものが、衝撃強度と成形加工性のバランスの観点から好ましく用いられる。
【0025】
上記のビニル系共重合体に用いられる単量体混合物の好ましい割合は、不飽和カルボン酸アルキルエステル系単量体が50〜90重量%、より好ましくは60〜80重量%、芳香族ビニル系単量体が9〜49重量%、より好ましくは17〜37重量%、シアン化ビニル系単量体が3〜20重量%、より好ましくは4〜15重量%であり、これらと共重合可能な他のビニル系単量体を30重量%以下で使用することにより、良好な耐薬品性、色調、透明性、耐衝撃性および成形加工性を得ることができる。このビニル系共重合体の2−ブタノン溶媒中、30℃で測定した還元粘度には特に制限はないが、0.2〜1.0dl/g、特に0.3〜0.7dl/gのものが、衝撃強度と成形加工性とのバランスの観点から好ましく用いられる。
【0026】
上記のグラフト共重合体およびビニル系共重合体の製造方法には特に制限はなく、塊状重合、溶液重合、懸濁重合および乳化重合などの公知の重合法により得ることができる。
【0027】
上記のグラフト共重合体とビニル系共重合体との混合比は、グラフト共重合体10〜60重量部、好ましくは20〜50重量部と、ビニル系共重合体40〜90重量部、好ましくは50〜80重量部との範囲である。グラフト共重合体が10〜60重量部の範囲のとき、耐衝撃性が優れるため好ましい。
【0028】
上記のグラフト共重合体の2−ブタノンで抽出される成分およびビニル系共重合体それぞれの屈折率と、グラフト重合体に使用されるゴム質重合体の屈折率との差を0.03以下、より好ましくは0.02以下になるよう単量体の組成比を調製することが、透明性の観点から好ましい。このようなグラフト重合体およびビニル系共重合体は複数種類用いてもよい。
【0029】
上記のグラフト共重合体とビニル系共重合体および必要に応じてその他の添加剤を予備混合するか、または個別に押出機などに供給して、150℃〜300℃の温度範囲において十分溶融混練することにより調製される。この場合には、例えば“ユニメルト”タイプのスクリューを備えた単軸押出機、二軸、三軸押出機およびニーダタイプの混練機などを用いることができるが、揮発性成分を脱気するためにベントを有する押出機を用いる方法が好ましい。
【0030】
本発明の透明性ゴム強化スチレン系樹脂組成物において、2−ブタノンで抽出される成分中のシアン化ビニル系単量体残基が、2−ブタノンで抽出された成分全体の3〜20重量%、好ましくは4〜15重量%であり、2−ブタノンで抽出されない成分中のシアン化ビニル系単量体残基が、2−ブタノンで抽出されない成分全体の0.5重量%以下、好ましくは0.3重量%以下である。
【0031】
2−ブタノンで抽出された成分中のシアン化ビニル系単量体残基が3〜20重量%である場合には、耐薬品性が優れるため好ましい。また、2−ブタノンで抽出されない成分中のシアン化ビニル系単量体残基が0.5重量%以下である場合には、色調が優れるため好ましい。
【0032】
本発明の透明性ゴム強化スチレン系樹脂組成物において、2−ブタノンで抽出されない成分は透明性ゴム強化スチレン系樹脂組成物全体の10〜40重量%が好ましく、15〜30重量%がより好ましい。2−ブタノンで抽出されない成分が10〜40重量%である場合、耐衝撃性、成形加工性、表面外観が優れるため好ましい。
【0033】
さらに、本発明の透明性ゴム強化スチレン系樹脂組成物に含まれるゴム質重合体の含有量は、5〜30重量%、好ましくは10〜20重量%である。ゴム質重合体の含有量を5〜30重量%の範囲とすることによって、耐衝撃性および成形加工性を十分満足することができる。
【0034】
本発明の透明性ゴム強化スチレン系樹脂組成物の厚さ3mmの成形品の23℃で測定した全光線透過率は70%以上が好ましく、80%以上がさらに好ましい。同様の条件で測定したヘイズは20以下が好ましく、10以下がさらに好ましい。
【0035】
さらに、本発明の透明性ゴム強化スチレン系樹脂組成物は、その透明性を損なわない範囲において、ホスファイト系、ヒンダードフェノール系、ベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系、ベンゾエート系およびシアノアクリレート系の紫外線吸収剤および酸化防止剤、高級脂肪酸や酸エステル系および酸アミド系、さらに高級アルコールなどの滑剤および可塑剤、モンタン酸およびその塩、そのエステル、そのハーフエステル、ステアリルアルコール、ステラアマイドおよびエチレンワックスなどの離型剤、亜リン酸塩、次亜リン酸塩などの着色防止剤、核剤、アミン系、スルホン酸系、ポリエーテル系などの帯電防止剤、蛍光増白剤、顔料などの着色剤などの添加剤を含有してもよい。
【0036】
本発明の透明性ゴム強化スチレン系樹脂組成物は、色調、耐薬品性、耐衝撃性に優れるだけではなく、機械的特性、成形加工性にも優れており、溶融成形可能であるため、押出成形、射出成形およびプレス成形などが可能であり、フィルム、管、ロッドや、希望する任意の形状と大きさを有する成形品に成形して使用することができる。
【0037】
そして、本発明の透明性樹脂組成物からなる成形品は、その優れた色調、耐薬品性、耐衝撃性を活かして、電気・電子部品、自動車部品、機械機構部品、OA機器、家電機器などのハウジングおよびそれらの部品類、一般雑貨など種々の用途に用いることができる。
【0038】
本発明の透明性樹脂組成物からなる成形品の具体的用途としては、例えば、電気機器のハウジング、OA機器のハウジング、各種カバー、各種ギヤー、各種ケース、センサー、LEPランプ、コネクター、ソケット、抵抗器、リレーケース、スイッチ、コイルボビン、コンデンサー、バリコンケース、光ピックアップ、発振子、各種端子板、変成器、プラグ、プリント配線板、チューナー、スピーカー、マイクロフォン、ヘッドフォン、小型モーター、磁気ヘッドベース、パワーモジュール、ハウジング、半導体、液晶、FDDキャリッジ、FDDシャーシ、モーターブラッシュホルダー、パラボラアンテナ、コンピューター関連部品などに代表される電気・電子部品;VTR部品、テレビ部品、アイロン、ヘアードライヤー、炊飯器部品、電子レンジ部品、音響部品、オーディオ・レーザーディスク・コンパクトディスクなどの音声機器部品、照明部品、冷蔵庫部品、エアコン部品、タイプライター部品、ワードプロセッサー部品などに代表される家庭、事務電気製品部品、オフィスコンピューター関連部品、電話機関連部品、ファクシミリ関連部品、複写機関連部品、洗浄用治具、オイルレス軸受、船尾軸受、水中軸受、などの各種軸受、モーター部品、ライター、タイプライターなどに代表される機械関連部品、顕微鏡、双眼鏡、カメラ、時計などに代表される光学機器、精密機械関連部品;オルタネーターターミナル、オルタネーターコネクター、ICレギュレーター、排気ガスバルブなどの各種バルブ、燃料関係・排気系・吸気系各種パイプ、エアーインテークノズルスノーケル、インテークマニホールド、燃料ポンプ、エンジン冷却水ジョイント、キャブレターメインボディー、キャブレタースペーサー、排気ガスセンサー、冷却水センサー、油温センサー、ブレーキパットウェアーセンサー、スロットルポジションセンサー、クランクシャフトポジションセンサー、エアーフローメーター、エアコン用サーモスタットベース、暖房温風フローコントロールバルブ、ラジエーターモーター用ブラッシュホルダー、ウォーターポンプインペラー、タービンべイン、ワイパーモーター関係部品、デュストリビュター、スタータースィッチ、スターターリレー、トランスミッション用ワイヤーハーネス、ウィンドウオッシャーノズル、エアコンパネルスィッチ基板、燃料関係電磁気弁用コイル、ヒューズ用コネクター、ホーンターミナル、電装部品絶縁板、ステップモーターローター、ランプソケット、ランプリフレクター、ランプハウジング、ブレーキピストン、ソレノイドボビン、エンジンオイルフィルターおよび点火装置ケースなどが挙げられ、これら各種の用途にとって極めて有用である。
【0039】
【実施例】
以下、実施例及び比較例により本発明の構成、効果をさらに説明する。実施例及び比較例中、特にことわりのない限り「部」および「%」で表示したものは、すべて「重量部」および「重量%」を表わしたものである。
【0040】
なお、以下の実施例及び比較例においては、各特性を以下の測定方法にて評価した。
【0041】
(1)色調
色差計(大日精化工業社製カラコムシステム)を使用して、23℃で厚み3mmの角板のイエローネスインデックス(以下YI)を測定した。YIが低いほど色調に優れることを示している。
【0042】
(2)透明性
東洋精機社製直読ヘイズメーターを使用して、23℃で厚み3mmの角板の全光線透過率値(%)とヘイズ値を測定した。全光線透過率は高いほど、ヘイズ値は低いほど透明性が高いことを示している。
【0043】
(3)衝撃特性
ASTM D−256に従い、厚み12.7mmの試験片(ノッチ付)を用いて23℃にてアイゾッド衝撃強度を測定した。
【0044】
(4)流動性
ISO−R1133に従い、樹脂ペレットを、80℃で3時間乾燥し、220℃、98Nの条件でメルトフローレート(以下MFR)を測定した。この値が大きいほど、高い流動性を示し、成形加工性が優れる。
【0045】
(5)2−ブタノン可溶分中のシアン化ビニル系単量体残基の定量
フラスコ等のガラス容器に樹脂ペレット20gおよび2−ブタノン100gを加え、8時間還流した。不溶分を分離した後、2−ブタノン溶液の濾液をロータリーエバポレーターで濃縮した析出物(2−ブタノン可溶分)を、70℃で5時間減圧乾燥した。この析出物について、パーキンエルマー社製有機元素分析装置(2400・CHNS)を用いて窒素含有量を測定し、この値をシアン化ビニル系単量体残基の分子量に換算して定量を行った。
【0046】
(6)2−ブタノン不溶分中のシアン化ビニル系単量体残基の定量
フラスコ等のガラス容器に樹脂ペレット20gおよび2−ブタノン100gを加え、8時間還流した。不溶分を分離した後、この不溶分を70℃で5時間減圧乾燥した。このサンプルについて、パーキンエルマー社製有機元素分析装置(2400・CHNS)を用いて窒素含有量を測定し、この値をシアン化ビニル系単量体残基の分子量に換算して定量を行った。
【0047】
(7)耐薬品性
プレス成形した試験片(127×12.7×1mm)を図1に示した1/4楕円治具に沿わして固定後、250mlのイソプロピルアルコールを入れた直径300mmのデシケ−タ内に治具ごと設置した。23℃環境下で24時間放置後、クレ−ズおよびクラックの発生有無を確認し、臨界歪みの計算式(1)により臨界歪み(%)を算出した。臨界歪みが大きいほど耐薬品性に優れることを示している。
【0048】
【数1】
Figure 2004339418
【0049】
ε:臨界歪み (%)
a:治具の長軸(mm)[127mm]
b:治具の短軸(mm)[38mm]
t:試験片の厚み(mm)[1.5mm]
X:クラック発生点の長方向長(mm)。
【0050】
(8)屈折率
測定するサンプルに1−ブロモナフタレンを少量滴下し、アッベ屈折計を用いて以下の条件で屈折率を測定した。
光 源 :ナトリウムランプD線
測定温度:20℃。
【0051】
[参考例1]グラフト共重合体の製造方法
以下の物質を重合容器に仕込み、撹拌しながら65℃に昇温した。
ポリブタジエン(重量平均粒子径0.2μm)50部(固形分換算)
オレイン酸カリウム 0.5部
ブドウ糖 0.5部
ピロリン酸ナトリウム 0.5部
硫酸第一鉄 0.005部
脱イオン水 120部。
【0052】
内温が65℃に達した時点を重合開始として、メタクリル酸メチル75部、スチレン25部、およびt−ドデシルメルカプタン0.3部からなる混合物50部を5時間かけて連続滴下した。並行してクメンハイドロパーオキサイド0.25部、オレイン酸カリウム2.5部および脱イオン水25部からなる水溶液を、7時間で連続滴下し反応を完結させた。反応後に、固形分濃度45%の4,4’−ブチリデンビス(6−tert−ブチル−3−メチルフェノール)乳化分散体0.9重量部(固形分0.41重量部)と固形分濃度45%のトリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト乳化分散体0.46重量部(固形分0.21重量部)をそれぞれ添加した。このグラフト共重合体ラテックスを硫酸で凝固し、水酸化ナトリウムで中和した後、洗浄、濾過、乾燥してグラフト共重合体(A−1)を得た。
【0053】
このグラフト共重合体(A−1)の所定量(m)にアセトンを加え4時間還流し、この溶液を8,800rpm(遠心力10,000G)で40分遠心分離した後、不溶分を濾過した。この不溶分を70℃で5時間減圧乾燥後、重量(n)を測定し、グラフト率=[(n)−(m)×L]/[(m)×L]×100の計算式で算出したグラフト率は45%であった。ここでLはグラフト共重合体のゴム含有率である。
【0054】
上記アセトン溶液の濾液をロータリーエバポレーターで濃縮した析出物(アセトン可溶分)を、70℃で5時間減圧乾燥した。この析出物0.4gを100mlの2−ブタノンに溶解し、ウベローデ粘度計を用いて30℃での還元粘度を測定した結果、0.28dl/gであった。また、この析出物の屈折率をアッペ屈折計を用いて、ナトリウムランプD線光源、20℃で測定した結果、1.515であった。ポリブタジエンの屈折率は1.516であるので、その差は0.001であった。
【0055】
同様の方法で、メタクリル酸メチル75部/スチレン25重を、メタクリル酸メチル74部/スチレン25部/アクリロニトリル1部に変更することにより、グラフト共重合体(A−2)を得た。このときのグラフト率は49%、還元粘度は0.28dl/g、屈折率は1.515、ポリブタジエンとの屈折率差は0.001であった。
【0056】
また、同様の方法で、メタクリル酸メチル75部/スチレン25部を、メタクリル酸メチル70部/スチレン25部/アクリロニトリル5部に変更することにより、グラフト共重合体(A−3)を得た。このときのグラフト率は46%、還元粘度は0.29dl/g、屈折率は1.516、ポリブタジエンとの屈折率差は0であった。
【0057】
さらに、同様の方法で、メタクリル酸メチル75部/スチレン25部を、スチレン75部/アクリロニトリル25部に変更することにより、グラフト共重合体(A−4)を得た。このときのグラフト率は45%、還元粘度は0.30dl/g、屈折率は1.572、ポリブタジエンとの屈折率差は0.056であった。
【0058】
[参考例2]ビニル系共重合体の製造方法
アクリルアミド80重量部、メタクリル酸メチル20重量部、過硫酸カリ0.3重量部、イオン交換水1500重量部を反応器中に仕込み反応器中の気相を窒素ガスで置換しよくかき混ぜながら70℃に保った。反応は単量体が完全に、重合体に転化するまで続けアクリルアミドとメタクリル酸メチル二元共重合体の水溶液として得た。イオン交換水で希釈して、メタクリル酸メチル/アクリルアミド共重合体0.05部をイオン交換水165部に溶解した溶液を得た。
【0059】
容量が20リットルで、バッフルおよびファウドラ型撹拌翼を備えたステンレス製オートクレーブに、得られたメタクリル酸メチル/アクリルアミド共重合体0.05部をイオン交換水165部に溶解した溶液を添加して400rpmで撹拌し、系内を窒素ガスで置換した。次に、下記混合物質を反応系を撹拌しながら添加し、60℃に昇温し重合を開始した。
メタクリル酸メチル 66部
スチレン 24部
アクリロニトリル 10部
t−ドデシルメルカプタン 0.3部
2,2’−アゾビスイソブチロニトリル 0.4部。
【0060】
15分かけて反応温度を65℃まで昇温したのち、50分かけて100℃まで昇温した。以降、通常の方法に従い、反応系の冷却、ポリマーの分離、洗浄、乾燥を行なうことにより、ビニル系共重合体(B−1)を得た。このビニル系共重合体(B−1)の還元粘度は0.39dl/g、屈折率は1.516、ポリブタジエンとの屈折率差は0であった。
【0061】
同様の方法で、モノマー組成を、メタクリル酸メチル75部/スチレン25部に変更することにより、ビニル系共重合体(B−2)を得た。このビニル系共重合体(B−2)の還元粘度は0.40dl/g、屈折率は1.515、ポリブタジエンとの屈折率差は0.001であった。
【0062】
また、同様の方法で、モノマー組成を、スチレン75部/アクリロニトリル25部に変更することにより、ビニル系共重合体(B−3)を得た。このビニル系共重合体(B−3)の還元粘度は0.45dl/g、屈折率は1.572、ポリブタジエンとの屈折率差は0.056であった。
【0063】
[実施例1〜3、比較例1〜4]
表1に示す配合割合に従った各成分をヘンシェルミキサーを使用して配合後、ベントを有する40mmφ単軸押出機を用いて樹脂温度230℃で溶融混練した。得られたペレットを80℃で3時間乾燥後、成形温度230℃にて射出成形に供し、試験片を成形した。シアン化ビニル系単量体残基の定量、および各物性を測定した結果を表2に示した。
【0064】
【表1】
Figure 2004339418
【0065】
【表2】
Figure 2004339418
【0066】
表2の実施例、比較例より以下のことが明らかである。
【0067】
実施例と比較例1〜2との比較から、2−ブタノン不溶分中のシアン化ビニル系単量体残基量が多い場合には、YIが高くなることが分かる。実施例と比較例2〜3との比較から、2−ブタノン可溶分中のシアン化ビニル系単量体残基量が少ない場合には耐薬品性が不足し、耐衝撃性が低くなることが分かる。実施例と比較例4との比較から、不飽和カルボン酸アルキルエステル系単量体を用いず、ゴム質重合体との屈折率差が大きい場合には、透明性が劣ることが分かる。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、透明性を有するゴム強化スチレン系樹脂の透明性、耐衝撃性、流動性、耐薬品性を損なうことなく、色調に優れた透明性樹脂組成物を得ることができる。そして、本発明で得られる樹脂組成物およびそれからなる成形品は、一般雑貨や電気機器、OA機器などのハウジングや部品などの用途に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】耐薬品性試験に用いる1/4楕円治具の概略平面図を示す。

Claims (4)

  1. ゴム質重合体、不飽和カルボン酸アルキルエステル系単量体残基、芳香族ビニル系単量体残基、シアン化ビニル系単量体残基および必要に応じてこれらと共重合可能な他のビニル系単量体残基を構成成分として構成する透明性ゴム強化スチレン系樹脂組成物において、2−ブタノンで抽出される成分中のシアン化ビニル系単量体残基が、2−ブタノンで抽出される成分全体の3〜20重量%であり、2−ブタノンで抽出されない成分中のシアン化ビニル系単量体残基が、2−ブタノンで抽出されない成分全体の0.5重量%以下であることを特徴とする透明性ゴム強化スチレン系樹脂組成物。
  2. 2−ブタノンで抽出されない成分が透明性ゴム強化スチレン系樹脂組成物全体の10〜40重量%であることを特徴とする透明性ゴム強化スチレン系樹脂組成物。
  3. 厚さ3mmの成形品の23℃で測定した全光線透過率が70%以上、ヘイズが20以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の透明性ゴム強化スチレン系樹脂組成物。
  4. 請求項1〜3いずれか1項に記載の透明性ゴム強化スチレン系樹脂組成物からなることを特徴とする成形品。
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