JP2004338723A - 錠剤充填装置及びptp包装機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】錠剤充填装置52は、供給される錠剤1を下流側に搬送して容器フィルム41のポケット部44に充填するべく、錠剤1を収容できる収容凹部3を有するロータリドラム2を具備する。収容凹部3は、錠剤供給シュート5から供給される錠剤1より大きい錠剤受け部3aと、錠剤受け部3aで受けられた錠剤1の姿勢をその搬送途中に矯正する姿勢矯正部3bとを備える。
【選択図】図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器フィルムに形成されたポケット部に、錠剤供給シュートから供給される錠剤を充填する錠剤充填装置及び該錠剤充填装置を備えたPTP包装機を含む技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、PTPシート(いわゆるブリスタシート)は、錠剤等が投入されるポケット部が形成された容器フィルムと、この容器フィルムにポケット部の開口側を密封するように固着される密封用フィルムとから構成されている。そして、容器フィルムと密封用フィルムとを固着する前段階において、その容器フィルムのポケット部に錠剤等が充填される。
【0003】
容器フィルムに錠剤等を自動的に充填する充填装置として、ロータリドラムと、このロータリドラムの上部に近接配設される錠剤供給シュートとを備えたものが知られている(例えば、特許文献1)。そのロータリドラムの外周面には、錠剤を移送するための収容凹部が多数形成されている。これら収容凹部は、平面視円形状の錠剤の形状及び大きさに合わせて形成されているとともに、容器フィルムに形成された各ポケット部の間隔に合わせた配置構成となっている。
【0004】
この場合、錠剤供給シュートから錠剤がロータリドラム側に順次排出されると、前記収容凹部に収容される。そして、ロータリドラムがさらに回転させられ、収容された錠剤がロータリドラムの下部まで移送されると、その錠剤はポケット部内へと落下し充填される。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−219908号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、錠剤の形状は近年必ずしも平面視円形状のものに限られず、例えば三角形や、四角形、菱形などの種々の形状の錠剤が製造されることがある。しかしながら、上記公報に記載の技術では、平面視円形状の錠剤に対応する収容凹部が形成されているにすぎなかった。そのため、平面視円形状の収容凹部は、三角形や、四角形、菱形などの形状の錠剤に対応することができず、収容凹部内で錠剤の姿勢が変わったり、錠剤の位置ずれが起きたりする場合があった。その場合ロータリドラムの収容凹部によって移送された錠剤は、容器フィルムのポケット部内へ正しく充填されないという懸念をきたしていた。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、錠剤の形状が例えば非円形状などのいわゆる異形形状であったとしても、錠剤が容器フィルムのポケット部内へ正しく充填されることにより、品質及び生産性の向上を図ることの可能な錠剤充填装置及びPTP包装機を提供することを主たる目的の一つとしている。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記目的を達成し得る特徴的手段について以下に説明する。また、各手段につき、特徴的な作用及び効果を必要に応じて記載する。
【0009】
手段1.錠剤を供給する錠剤供給シュートと、
前記供給される錠剤を下流側に搬送して容器フィルムのポケット部に充填するべく、錠剤を収容可能な収容凹部を有する錠剤搬送体とを具備する錠剤充填装置において、
前記収容凹部は、前記錠剤供給シュートから供給される錠剤より大きい錠剤受け部と、当該錠剤受け部で受けられた錠剤の姿勢をその搬送途中に矯正する姿勢矯正部とを備えることを特徴とする錠剤充填装置。
【0010】
手段1によれば、錠剤供給シュートから供給される錠剤が、錠剤搬送体の収容凹部に収容される。収容される錠剤は、まずその錠剤より大きい錠剤受け部でもって受けられ、受けられた錠剤の姿勢は、その搬送途中に姿勢矯正部により矯正される。この場合、錠剤受け部が錠剤より大きいので、錠剤供給シュートから供給される錠剤が、例えば三角形、四角形、菱形などの非円形状の異形形状であっても、容易に錠剤受け部に収容することができる。そして、錠剤の姿勢が姿勢矯正部により適正に矯正されるので、錠剤が例えば非円形状の異形形状であっても、容器フィルムのポケット部に充填される際の錠剤の姿勢が正しくなり、充填不良の発生が少なくなる。従って、得られるPTPシート等の生産に関し、その品質及び生産性の向上を図ることができる。また、錠剤供給シュート内に入れられる錠剤の向きが不揃いであっても、姿勢矯正部により錠剤の姿勢が矯正されるので、錠剤供給シュート内に入れられる錠剤の向きを揃える機構が不要となる。従って、製造コストの低減化を図ることができる。
【0011】
なお、「錠剤」とあるのは、一般的に錠剤と称されるものの外にも、所謂カプセル錠や、丸薬等のあらゆる錠剤をも含む趣旨である。また、錠剤の形状についても、平面視略三角形、略円形、略楕円形、略四角形、略菱形などの種々の形状の錠剤をも含む趣旨である(以下、各手段において同様)。また、手段1に記載された「錠剤受け部で受けられた錠剤の姿勢をその搬送途中に矯正する姿勢矯正部」とあるのを、「錠剤受け部で受けられた錠剤の姿勢をその搬送途中に規制する姿勢規制部」としてもよい。即ち、「錠剤の姿勢の矯正」を「錠剤の姿勢の規制」に変更してもよく、「姿勢矯正部」を「姿勢規制部」に変更してもよい(これらの変更については、以下該当する各手段において同様)。また、手段1に記載された「錠剤受け部で受けられた錠剤の姿勢をその搬送途中に矯正する姿勢矯正部」とあるのを、「錠剤受け部で受けられた錠剤の向きをその搬送途中に揃える姿勢揃え部」にとしてもよい。即ち、「錠剤の姿勢の矯正」を「錠剤の向きを揃える」に変更してもよく、「姿勢矯正部」を「姿勢揃え部」に変更してもよい(これらの変更については、以下該当する各手段において同様)。
【0012】
手段2.錠剤を供給する錠剤供給シュートと、
前記供給される錠剤を下流側に搬送して容器フィルムのポケット部に充填するべく、錠剤を収容可能な収容凹部を有する錠剤搬送体とを具備する錠剤充填装置において、
前記収容凹部は、前記錠剤供給シュートから供給される錠剤を前記ポケット部に充填する姿勢と異なる姿勢で受け入れ可能な錠剤より大きい錠剤受け部と、当該錠剤受け部で受けられた錠剤の姿勢をその搬送途中に矯正する姿勢矯正部とを備え、前記姿勢矯正部において姿勢が矯正された錠剤を保持する錠剤保持手段を設けたことを特徴とする錠剤充填装置。
【0013】
手段2によれば、錠剤供給シュートから供給される錠剤が、錠剤搬送体の収容凹部に収容される。収容される錠剤は、まずその錠剤より大きい錠剤受け部でもって受けられるが、ポケット部に充填する姿勢と異なる姿勢で受け入れられる。次に、錠剤受け部で受けられた錠剤の姿勢は、その搬送途中に姿勢矯正部により矯正され、錠剤保持手段により矯正された姿勢の錠剤が保持される。この場合、錠剤受け部が錠剤より大きいので、錠剤供給シュートから供給される錠剤が例えば三角形、四角形、菱形などの非円形状の異形形状であって、且つ、ポケット部に充填する姿勢と異なる姿勢であっても、容易に錠剤受け部に収容することができる。そして、姿勢矯正部により錠剤の姿勢が矯正されるので、錠剤が例えば非円形状の異形形状であっても、容器フィルムのポケット部に充填される際の錠剤の姿勢が正しい状態になり、充填不良の発生が少なくなる。従って、得られるPTPシート等の生産に関し、その品質及び生産性の向上を図ることができる。また、錠剤供給シュート内に入れられる錠剤の向きが不揃いであっても、錠剤の姿勢が姿勢矯正部により適正に矯正されるので、錠剤供給シュート内に入れられる錠剤の向きを揃える機構が不要となる。従って、製造コストの低減化を図ることができる。この場合、「前記錠剤保持手段は、姿勢が矯正された錠剤を吸引する吸引手段を備える」こととしてもよい。このように姿勢が矯正された錠剤が吸引手段により吸引されると、位置ずれを起こしたり姿勢が変わったりすることなくなるので、容器フィルムのポケット部に錠剤がより確実に充填される。
【0014】
手段3.錠剤を供給する錠剤供給シュートと、
前記供給される錠剤を下流側に搬送して容器フィルムのポケット部に充填するべく、少なくとも一端に角状部を有する錠剤を収容可能な収容凹部を有する錠剤搬送体とを具備する錠剤充填装置において、
前記収容凹部は、前記錠剤供給シュートから供給される錠剤より大きい錠剤受け部と、当該錠剤受け部に連設され、錠剤受け部で受けられた錠剤の角状部がその搬送途中に搬送下流側に向くように錠剤の姿勢を矯正する姿勢矯正部とを備えることを特徴とする錠剤充填装置。
【0015】
手段3によれば、錠剤供給シュートから供給される錠剤が、錠剤搬送体の収容凹部に収容される。収容される錠剤は、まずその錠剤より大きい錠剤受け部でもって受けられ、受けられた錠剤の姿勢は、その搬送途中に姿勢矯正部により矯正される。この場合、錠剤受け部が錠剤より大きいので、錠剤供給シュートから供給される錠剤が、例えば三角形、四角形、菱形などの少なくとも一端に角状部を有する錠剤であっても、容易に錠剤受け部に収容することができる。そして、錠剤の角状部が搬送下流側に向くように錠剤の姿勢が姿勢矯正部により適正に矯正されるので、錠剤が角状部を有する異形形状であっても、容器フィルムのポケット部に充填される際の錠剤の姿勢が正しくなり、充填不良の発生が少なくなる。従って、得られるPTPシート等の生産に関し、その品質及び生産性の向上を図ることができる。また、錠剤供給シュート内に入れられる錠剤の向きが不揃いであっても、姿勢矯正部により錠剤の姿勢が矯正されるので、錠剤供給シュート内に入れられる錠剤の向きを揃える機構が不要となる。従って、製造コストの低減化を図ることができる。なお、「錠剤の角状部」とあるのは、錠剤に関し尖った角部であることを意味するほかに、その尖った部分が削られ丸みを持たせた角部であることを意味してもよい。
【0016】
手段4.前記姿勢矯正部は前記錠剤受け部より錠剤搬送方向の下流側に配設されていることを特徴とする手段1乃至3のいずれかに記載の錠剤充填装置。
【0017】
手段4によれば、姿勢矯正部は錠剤受け部より錠剤搬送方向の下流側に配設されているので、錠剤が錠剤搬送方向に搬送される際に、錠剤受け部で受けられた錠剤は姿勢矯正部へ移動させられる。従って、錠剤が錠剤搬送方向に搬送される際に、錠剤の姿勢が姿勢矯正部で自然と矯正されるので、設備の複雑化を伴うことなく、錠剤の姿勢の矯正を容易に行うことができる。
【0018】
手段5.錠剤を供給する錠剤供給シュートと、
前記供給される錠剤を下流側に搬送して容器フィルムのポケット部に充填するべく、錠剤を収容可能な収容凹部を有するロータリドラムとを具備する錠剤充填装置において、
前記収容凹部は、前記錠剤供給シュートから供給される錠剤より大きい錠剤受け部と、当該錠剤受け部に連設され、錠剤受け部で受けられた錠剤の姿勢をその搬送途中に矯正する姿勢矯正部とを備え、
前記ロータリドラムの回転に伴い、前記錠剤受け部で受けられた錠剤を自重に基づき前記姿勢矯正部へ移動させるように構成したことを特徴とする錠剤充填装置。
【0019】
手段5によれば、錠剤供給シュートから供給される錠剤が、ロータリドラムの収容凹部に収容される。収容される錠剤は、まずその錠剤より大きい錠剤受け部でもって受けられる。受けられた錠剤は、ロータリドラムの回転に伴い、その自重に基づき姿勢矯正部に搬送され、錠剤の姿勢はその搬送途中に姿勢矯正部により矯正される。この場合、錠剤受け部が錠剤より大きいので、錠剤供給シュートから供給される錠剤が、三角形、四角形、菱形などの非円形状の異形形状であっても、容易に錠剤受け部に収容することができる。そして、錠剤の姿勢が姿勢矯正部により適正に矯正されるので、錠剤が例えば非円形状の異形形状であっても、容器フィルムのポケット部に充填される際の錠剤の姿勢が正しくなり、充填不良の発生が少なくなる。従って、得られるPTPシート等の生産に関し、その品質及び生産性の向上を図ることができる。また、錠剤供給シュート内に入れられる錠剤の向きが不揃いであっても、錠剤の姿勢が姿勢矯正部により適正に矯正されるので、錠剤供給シュート内に入れられる錠剤の向きを揃える機構が不要となる。従って、製造コストの低減化を図ることができる。
【0020】
手段6.前記ロータリドラムの外周方向に沿って、前記収容凹部が配設され、前記姿勢矯正部は、前記錠剤受け部のロータリドラムの回転方向における下流側に配設されていることを特徴とする手段5に記載の錠剤充填装置。
【0021】
手段6によれば、姿勢矯正部は錠剤受け部よりロータリドラムの回転方向の下流側に配設されているので、ロータリドラムの回転に伴い、錠剤受け部で受けられた錠剤は姿勢矯正部へ移動させられる。従って、ロータリドラムの回転に伴って、錠剤の姿勢が自然と矯正されるので、設備の複雑化を伴うことなく、姿勢の矯正を容易に行うことができる。
【0022】
手段7.前記錠剤受け部は、受けられた錠剤が前記姿勢矯正部に移動させられる際に錠剤の回動を所定角度許容できる程度の幅を有するように設定されていることを特徴とする手段1乃至6のいずれかに記載の錠剤充填装置。
【0023】
手段7によれば、錠剤受け部で受けられた錠剤が姿勢矯正部に移動する際に、錠剤が回動することができるので、錠剤の姿勢が矯正され、姿勢の矯正が確実なものとなる。
【0024】
手段8.前記姿勢矯正部は、錠剤搬送方向に向かって先細りとなるように形成されていることを特徴とする手段1乃至7のいずれかに記載の錠剤充填装置。
【0025】
手段8によれば、錠剤受け部で受けられた錠剤が姿勢矯正部へ移動させられる際に、錠剤搬送方向に向かって先細りとなる姿勢矯正部でもって、錠剤の姿勢が矯正される。従って、姿勢の矯正が確実かつ容易なものとなる。
【0026】
手段9.前記姿勢矯正部の先細りとなる側壁面は、前記錠剤搬送方向に延びる姿勢矯正部のほぼ中心を通る仮想線に対し線対称になっていることを特徴とする手段8に記載の錠剤充填装置。
【0027】
手段9によれば、姿勢矯正部のほぼ中心を通る仮想線に対し線対称になっている姿勢矯正部の先細りとなる側壁面によって、錠剤の姿勢が矯正される。従って、例えば角状部を有する錠剤の場合、その角状部は錠剤搬送方向の下流側を向くように案内され、錠剤の姿勢が確実に矯正される。
【0028】
手段10.前記姿勢矯正部は、錠剤搬送方向の前方側で錠剤と当接するように形成されていることを特徴とする手段1乃至9のいずれかに記載の錠剤充填装置。
【0029】
手段10によれば、錠剤受け部で受けられた錠剤が姿勢矯正部へ搬送させられる際に、姿勢矯正部における錠剤搬送方向の前方側で当接するので、その位置決めが確実かつ容易なものとなる。
【0030】
手段11.前記姿勢矯正部は、錠剤と当接する部分が曲面状となるように形成されていることを特徴とする手段1乃至10のいずれかに記載の錠剤充填装置。
【0031】
手段11によれば、姿勢矯正部における錠剤と当接する部分が曲面状となるので、当接の際に、錠剤に及ぼす衝撃が少なくなって、錠剤の破損を防止することができる。
【0032】
手段12.前記姿勢矯正部は、姿勢が矯正される錠剤と平面視で点接触するように形成されていることを特徴とする手段1乃至11のいずれかに記載の錠剤充填装置。
【0033】
手段12によれば、姿勢が矯正される錠剤は姿勢矯正部と点接触するので、錠剤の接触位置が確実なものになって、錠剤の位置ずれ及び姿勢のずれがなくなる。それにより、容器フィルムのポケット部に充填される際の錠剤の姿勢がより正しくなることにより、充填不良の発生が更に少なくなる。従って、得られるPTPシート等の生産に関し、その品質及び生産性の向上をより図ることができる。
【0034】
手段13.前記姿勢矯正部は、姿勢が矯正される錠剤に対し、先端の中央支持点及び左右支持点で接触するように形成されていることを特徴とする手段12に記載の錠剤充填装置。
【0035】
手段13によれば、姿勢が矯正される錠剤は姿勢矯正部の中央支持点及び左右支持点で接触するので、錠剤の接触位置が確実なものになって、錠剤の位置ずれ及び姿勢のずれが更になくなる。それにより、容器フィルムのポケット部に充填される際の錠剤の姿勢がより正しくなって、充填不良の発生が更に少なくなる。従って、得られるPTPシート等の生産性の向上をより図ることができる。
【0036】
手段14.前記錠剤受け部の底部と前記姿勢矯正部の底部とが面一になっていることを特徴とする手段1乃至13のいずれかに記載の錠剤充填装置。
【0037】
手段14によれば、錠剤受け部の底部が姿勢矯正部の底部と面一であるので、錠剤受け部で受けられた錠剤は、姿勢矯正部へ移動させられる際に、スムーズに移動することができる。
【0038】
手段15.錠剤が前記容器フィルムのポケット部に充填される際に、前記収容凹部の姿勢矯正部の位置と、搬送される前記容器フィルムのポケット部とが位置合わせされることを特徴とする手段1乃至14のいずれかに記載の錠剤充填装置。
【0039】
手段15によれば、錠剤の姿勢を矯正する姿勢矯正部の位置と、搬送される容器フィルムのポケット部とが位置合わせされるので、姿勢矯正部により姿勢が矯正された錠剤が容器フィルムのポケット部に確実に充填される。このことから、充填不良の発生が更に少なくなり、得られるPTPシート等の生産性の向上をより図ることができる。
【0040】
手段16.手段1乃至15のいずれかに記載の錠剤充填装置を備えてなるPTP包装機。
【0041】
手段16によれば、得られるPTPシート等の生産性の向上を図ることができる。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下、一実施の形態について、図1乃至図6を参照しつつ説明する。
【0043】
本実施の形態では、図2に示すように、錠剤充填装置52をPTP包装機30に装備することによって、PTP包装機30内で容器フィルムに設けられたポケット部に錠剤が充填されるようになっている。なお、本実施の形態では、錠剤として、例えば平面視ほぼ三角形状の錠剤を使用した場合に基づいて説明する。
【0044】
PTP包装機30は、錠剤1(図1等参照)を容器フィルムに自動的に包装するものである。具体的には、ポリプロピレン、PVCなどのフィルム40は、図2に示されるように、フィルム送りロール33とテンションロール31,32とにより、加熱装置50及び成形装置51に送り込まれる。そして、加熱装置50及び成形装置51において、錠剤1が充填されるポケット部44(図1参照)がフィルム40に成形される。このようにフィルム40にポケット部44が成形された容器フィルム41が、錠剤1を充填する手段たる錠剤充填装置52の下にまで送られてくると、錠剤充填装置52が各ポケット部44に錠剤1を自動的に充填する。
【0045】
また、錠剤1の充填後、各ポケット部44における錠剤1の有無、充填された錠剤1の欠損、異物の混入等を見付け出すために検査が行われる。該検査は、CCDカメラ54、照明装置55などから構成される検査装置により行われる。
【0046】
さらに、各ポケット部44に錠剤1が充填された容器フィルム41の上に、アルミ製の密封用フィルム42が、テンションロール34,35を介して送り込まれる。そして、容器フィルム41と密封用フィルム42とが、シール手段たる一対のシールロール36A,36Bによって固着される。これによって、錠剤1が各ポケット部44に充填されたPTPフィルム43が製造される。かかるPTPフィルム43は、図示しない打抜装置によってシート状に打ち抜かれ、その後、図示しない不良シート排出機構やPTPシート集積機構などへ順に送られる。
【0047】
さて、図1は、本実施の形態におけるPTP包装機30に適用される錠剤充填装置52を示している。錠剤充填装置52は、図示しない基台を備えており、この基台には、錠剤搬送体としてのロータリドラム2が設けられている。該ロータリドラム2は図示しないモータによって回転可能に支持されている。
【0048】
ロータリドラム2の外周面上には、錠剤1を収容するための収容凹部3が多数形成されている(図3参照)。各収容凹部3は、錠剤1の搬送方向であるロータリドラム2の回転方向(すなわち矢印Y方向)に所定の間隔で規則的に配列されている。また、収容凹部3は、図3乃至5に示されるように、錠剤1より大きい錠剤受け部3aと、該錠剤受け部3aに連設され、この錠剤受け部3aで受けられた錠剤1の姿勢を、その搬送途中に矯正する姿勢矯正部3bとを備えている。この姿勢矯正部3bに対応してロータリドラム2の内側には、姿勢矯正部3bにより姿勢が矯正された錠剤1を吸引する吸引部3cが設けられている。本実施の形態では、吸引部3c及び吸引手段によって、姿勢保持手段が構成されている。この吸引部3cは姿勢矯正部3bの底部に連設され、図示しない吸引ポンプ等の吸引手段と連結されている。また、錠剤受け部3aの底部と姿勢矯正部3bの底部とは面一であり、錠剤受け部3aで受けられた錠剤1が支障なく姿勢矯正部3bへ移動させられるようになっている。
【0049】
具体的には、錠剤受け部3aは、錠剤1を受け入れ可能な所定深さに形成されているとともに、錠剤1の幅より大きい長さL1(図4参照)を有する略四角形状をなす。つまり、錠剤受け部3aは錠剤1が少なくとも所定角度回動できる程度に十分に大きく形成されている。また、錠剤受け部3aの錠剤搬送方向Yの長さL2は、姿勢矯正部3bの錠剤搬送方向Yの長さL3に比べて2倍程度長くなるように設定されている。従って、錠剤受け部3aは、余裕をもって受け入れられる。姿勢矯正部3bは、ロータリドラム2の回転方向の錠剤受け部3aの下流側に設けられており、ほぼ三角形状であって先細りの形状をなし、錠剤搬送方向Yの前方(先端)側で錠剤1と当接するように形成されている。この場合、姿勢矯正部3bの先細りとなる一対の側壁面は、錠剤搬送方向Yに延びる姿勢矯正部3bの中心を通る仮想線M1に対し線対称になっている。従って、姿勢矯正部3bにおいて錠剤1の姿勢が矯正される際に、姿勢矯正部3bの先細りとなる部分によって、錠剤1は、その角状部が錠剤搬送方向Yの下流側を向くように案内されるようになっている。そして、姿勢矯正部3bの錠剤1と当接する部分、特に錠剤受け部3aと姿勢矯正部3bとの境界部分X0(図4参照)は、錠剤1の破損を防止するべく、曲面状(平面曲線状)となるように形成されている。また、姿勢矯正部3bは、姿勢が矯正される錠剤1と点接触するように形成されており、この実施形態においては、姿勢が矯正された錠剤1は、先端の中央支持点X1、左側支持点X2及び右側支持点X3の3点で接触し、吸引部3cの開口にて吸引保持されるようになっている。
【0050】
また、ロータリドラム2の上部近傍には、重力による自然落下を利用して、錠剤1を収容凹部3に供給するための錠剤供給シュート5が配設されている。錠剤供給シュート5は、ロータリドラム2の回転方向に対し頂上よりも下流側(図1左側)に配置されている。錠剤供給シュート5内は空洞となっており、錠剤1を縦積状態で鉛直方向に一列に積載できるよう形成されている。この場合、錠剤1の姿勢が姿勢矯正部3bにより矯正されるので、図6に示されるように、錠剤供給シュート5内に入れられる錠剤1の向きが不揃いであってもよい。なお、錠剤供給シュート5の上流(上部)側は錠剤1の供給部に連結されるとともに、その下流側は積載された錠剤1を排出できるように開口部となっている。
【0051】
また、錠剤供給シュート5の下部開口部側には、1錠ずつ作動するシャッタ11が設けられている。シャッタ11の先端部は、ちょうど錠剤供給シュート5の下部開口部に対応するよう位置する。シャッタ11の先端部は、ロータリドラム2の外周円弧に沿って移動し、錠剤供給シュート5の下部開口部をほぼ閉鎖する。つまり、シャッタ11が当該閉鎖位置に位置することで、錠剤供給シュート5からの錠剤1の自由落下が規制され、1個の錠剤1が落下した後に、次の錠剤1の供給が所定時間だけ停止されるよう構成されている。
【0052】
また、前記ロータリドラム2の側部(図1左側)近傍には、前記ロータリドラム2の外周面に沿った半月ガイド部材6が設置固定されている。該半月ガイド部材6は、ロータリドラム2の収容凹部3に収容された錠剤1を落下させたり逸脱させたりすることなく、ロータリドラム2の下部へと案内させるための部材である。尚、本実施の形態のように、錠剤1が吸引保持される構成であれば、半月ガイド部材6を省略することとしてもよい。
【0053】
また、ロータリドラム2の下部まで移送された錠剤1は、ロータリドラム2の最下点において、その下方において水平方向に搬送されている前記容器フィルム41のポケット部44に充填されるように構成されている。つまり、ロータリドラム2は、その最下点において、容器フィルム41と最接近し、この時点で前記吸引が解除されるよう構成されている。
【0054】
次に、上記のように構成されてなる錠剤充填装置52を用いて、搬送される容器フィルム41のポケット部44に錠剤1を充填する場合について説明する。まず、図示しないモータを容器フィルム41の搬送動作に同期して作動させ、その容器フィルム41の搬送とロータリドラム2の回転とを同期させる。
【0055】
そのロータリドラム2の回転に伴い、錠剤供給シュート5から錠剤1が1錠ずつ収容凹部3の錠剤受け部3aへ収容される。この場合、錠剤1は錠剤受け部3a内にポケット部44に充填する姿勢と異なる姿勢で受け入れられるケースも多く、錠剤受け部3aの上流側位置(図4の一点鎖線で表示)に落下する。そして、ロータリドラム2の回転に伴い、錠剤1は、その自重に基づき、錠剤受け部3aの下流側へ(図4の二点鎖線で表示)に搬送され、更に姿勢矯正部3bへと搬送される。すると、姿勢矯正部3bにより錠剤1の姿勢が矯正される結果、錠剤1の角状部が搬送方向Yの下流側を向いた状態で(図4の実線で表示)、姿勢が矯正され所定のタイミング以降は錠剤1が吸引部3cによって吸引された状態となる。その後更なるロータリドラム2の回転に伴い、前記吸引状態で姿勢矯正部3b内の錠剤1がドラム2の真下方向へと搬送される。本実施の形態ではロータリドラム2の真下位置においてポケット部44と、収容凹部3内の姿勢矯正部3bとが一致する(位置合わせする)ように設定されており、前記吸引が解除されることによって、姿勢矯正部3bに収容されていた錠剤1が容器フィルム41のポケット部44に対し正しい姿勢で確実に充填される。
【0056】
以上詳述したように、本実施の形態によれば、収容凹部3を、錠剤受け部3aと、姿勢矯正部3bとを備えた構成とした。このため、収容凹部3に収容される錠剤1は、その錠剤1より大きい錠剤受け部3aでもって受けられた後、その錠剤1の姿勢は、ロータリドラム2の回転に伴い、搬送途中において姿勢矯正部3bにて矯正される。この場合、錠剤受け部3aが十分に大きいので、錠剤供給シュート5から供給される錠剤1が、略三角形などの非円形状であっても、確実に錠剤受け部3aに収容することができる。そして、姿勢矯正部3bにより錠剤1の姿勢が適切に矯正されるので、容器フィルム41のポケット部44に充填される際の錠剤1の姿勢が正しくなり、充填不良の発生が少なくなる。従って、得られるPTPシート等の品質の向上及び生産性の向上を図ることができる。また、錠剤供給シュート5内に入れられる錠剤1の向きが不揃いであっても、錠剤1の姿勢が姿勢矯正部3bにより矯正されるので、錠剤供給シュート5内に入れられる錠剤1の向きを揃える機構が不要となる。従って、製造コストの低減化を図ることができる。
【0057】
また、姿勢矯正部3bは錠剤受け部3aよりロータリドラム2の回転方向の下流側に配設されているので、ロータリドラム2の回転に伴い、錠剤1が搬送される際に、錠剤受け部3aで受けられた錠剤1は姿勢矯正部3bへ移動させられる。従って、ロータリドラム2の回転に伴って、錠剤1の姿勢が自然と矯正される。このため、設備の複雑化を伴うことなく、姿勢の矯正を容易に行うことができる。
【0058】
また、ロータリドラム2の回転に伴って、錠剤1が姿勢矯正部3bへ搬送させられる際に、姿勢矯正部3bにおける錠剤搬送方向Yの前方(先端)側で当接するので、錠剤1の停止位置が確定し、位置決めが確実かつ容易なものとなる。また、錠剤受け部3aと姿勢矯正部3bとの境界部分X0が曲面状であるので、搬送の際に、錠剤1に及ぼす衝撃が少なくなって、錠剤1の破損を防止することができる。また、姿勢が矯正された錠剤1は姿勢矯正部3bにおいて点接触するので、錠剤1の接触位置が確実なものになって、錠剤1の位置ずれ及び姿勢のずれを防止できる。それにより、容器フィルム41のポケット部44に充填される際の錠剤1の姿勢がより正しくなり、充填不良の発生が更に少なくなる。
【0059】
以上説明した実施の形態において、例えば、次のように構成の一部を適宜変更して実施することも可能である。勿論、以下において例示しない他の変更例も当然可能である。
【0060】
(a)上記実施の形態におけるロータリドラムに代えて、別の錠剤搬送体を採用してもよい。例えばベルトのようなものを採用してもよい。
【0061】
(b)姿勢矯正部の錠剤と当接する部分は、錠剤を傷つけるものでなければ、必ずしも円弧状に沿っていなくてもよい。
【0062】
(c)姿勢矯正部の形状は、錠剤の姿勢を矯正するものであれば、必ずしも先細りの三角形状である必要は無く、例えば先細りの四角形状であってもよい。
【0063】
(d)姿勢矯正部の錠剤を支持する部分は、必ずしも点接触である必要はなく、面接触であってもよい。
【0064】
(e)錠剤供給シュート内の錠剤は、必ずしも縦積み状態とされていなくてもよい。例えば、横積みタイプの錠剤供給シュートを採用してもよい。
【0065】
(f)錠剤の形態等は、実施の形態で用いられる錠剤に何ら限定されるものではない。従って、錠剤は、例えば四角形、菱形などの角部を有する非円形状であっても良いし、円形状であってもよい。また、カプセル錠であってもよい。例えば、角部を有する非円形状の錠剤の場合、錠剤が傷つかないように、尖った角部を有しているよりも、丸みを持たせた角部を有している方が好ましい。
【0066】
(g)上記実施の形態ではロータリドラム2の収容凹部3の姿勢矯正部3bに錠剤1を吸引保持する機構を設けたが、姿勢が矯正された錠剤を保持できる構成となっていれば、その吸引保持機構を省略してもよい。
【0067】
(h)上記実施の形態ではロータリドラム2の頂点よりも下流側に錠剤供給シュート5を設け、該頂点の下流側において(図1左側)、錠剤供給シュート5から収容凹部3の錠剤受け部3aに錠剤1が受け入れられる構成としたが、例えば次の様に変更してもよい。即ち、ロータリドラム2の頂点よりも上流側に錠剤供給シュートを設けてもよい(図1右側)。その場合、ロータリドラムに設けられる収容凹部は、その姿勢矯正部が錠剤受け部に対し、ロータリドラムの回転方向の上流側に配置されるように形成される。このため、ロータリドラムの頂点の上流側において、錠剤供給シュートから収容凹部の錠剤受け部に錠剤が受け入れられると、その錠剤はその自重により回転方向の上流側の姿勢矯正部に移動され、錠剤の姿勢が姿勢矯正部において矯正されることになる。もっとも、このような構成の場合、ロータリドラムが更に回転し、錠剤を受け入れた収容凹部の位置がロータリドラムの頂点を越えると、姿勢が矯正された錠剤が姿勢矯正部から錠剤受け部に向かって再移動する懸念をきたす。この点、上述したような錠剤吸引保持機構により、姿勢矯正部にて矯正された錠剤を吸引保持することによって、錠剤受け部に向かって再移動する懸念を払拭することができる。要するに、収容凹部は、姿勢矯正部が錠剤受け部に対し、必ずしも搬送方向(ロータリドラムの回転方向)の下流側に配置されるように形成される必要はなく、必要に応じて搬送方向の上流側に配置されるように形成されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態における錠剤充填装置を示す部分断面図である。
【図2】PTP包装機の概略構成を模式的に示すブロック図である。
【図3】ロータリドラムの一部を模式的に示す部分斜視図である。
【図4】収容凹部を模式的に示す拡大図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】実施の形態の錠剤供給シュート内に入れられる錠剤の整列状態を部分的に説明するための模式図である。
【符号の説明】
1…錠剤、2…錠剤搬送体としてのロータリドラム、3…収容凹部、3a…錠剤受け部、3b…錠剤矯正部、3c…錠剤保持手段としての吸引部、5…錠剤供給シュート、30…PTP包装機、41…容器フィルム、44…ポケット部、52…錠剤充填装置、Y…錠剤搬送方向、X0…曲面部分、X1…中央支持点、X2…左側支持点、X3…右側支持点、L1…錠剤受け部の長さ、M1…仮想線。
Claims (16)
- 錠剤を供給する錠剤供給シュートと、
前記供給される錠剤を下流側に搬送して容器フィルムのポケット部に充填するべく、錠剤を収容可能な収容凹部を有する錠剤搬送体とを具備する錠剤充填装置において、
前記収容凹部は、前記錠剤供給シュートから供給される錠剤より大きい錠剤受け部と、当該錠剤受け部で受けられた錠剤の姿勢をその搬送途中に矯正する姿勢矯正部とを備えることを特徴とする錠剤充填装置。 - 錠剤を供給する錠剤供給シュートと、
前記供給される錠剤を下流側に搬送して容器フィルムのポケット部に充填するべく、錠剤を収容可能な収容凹部を有する錠剤搬送体とを具備する錠剤充填装置において、
前記収容凹部は、前記錠剤供給シュートから供給される錠剤を前記ポケット部に充填する姿勢と異なる姿勢で受け入れ可能な錠剤より大きい錠剤受け部と、当該錠剤受け部で受けられた錠剤の姿勢をその搬送途中に矯正する姿勢矯正部とを備え、前記姿勢矯正部において姿勢が矯正された錠剤を保持する錠剤保持手段を設けたことを特徴とする錠剤充填装置。 - 錠剤を供給する錠剤供給シュートと、
前記供給される錠剤を下流側に搬送して容器フィルムのポケット部に充填するべく、少なくとも一端に角状部を有する錠剤を収容可能な収容凹部を有する錠剤搬送体とを具備する錠剤充填装置において、
前記収容凹部は、前記錠剤供給シュートから供給される錠剤より大きい錠剤受け部と、当該錠剤受け部に連設され錠剤受け部で受けられた錠剤の角状部がその搬送途中に搬送下流側に向くように錠剤の姿勢を矯正する姿勢矯正部とを備えることを特徴とする錠剤充填装置。 - 前記姿勢矯正部は前記錠剤受け部より錠剤搬送方向の下流側に配設されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の錠剤充填装置。
- 錠剤を供給する錠剤供給シュートと、
前記供給される錠剤を下流側に搬送して容器フィルムのポケット部に充填するべく、錠剤を収容可能な収容凹部を有するロータリドラムとを具備する錠剤充填装置において、
前記収容凹部は、前記錠剤供給シュートから供給される錠剤より大きい錠剤受け部と、当該錠剤受け部に連設され錠剤受け部で受けられた錠剤の姿勢をその搬送途中に矯正する姿勢矯正部とを備え、
前記ロータリドラムの回転に伴い、前記錠剤受け部で受けられた錠剤を自重に基づき前記姿勢矯正部へ移動させるよう構成したことを特徴とする錠剤充填装置。 - 前記ロータリドラムの外周方向に沿って、前記収容凹部が配設され、前記姿勢矯正部は、前記錠剤受け部のロータリドラムの回転方向における下流側に配設されていることを特徴とする請求項5に記載の錠剤充填装置。
- 前記錠剤受け部は、受けられた錠剤が前記姿勢矯正部に移動させられる際に、錠剤の回動を許容できる程度の幅を有するように設定されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の錠剤充填装置。
- 前記姿勢矯正部は、錠剤搬送方向に向かって先細りとなるように形成されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の錠剤充填装置。
- 前記姿勢矯正部の先細りとなる側壁面は、前記錠剤搬送方向に延びる姿勢矯正部のほぼ中心を通る仮想線に対し線対称になっていることを特徴とする請求項8に記載の錠剤充填装置。
- 前記姿勢矯正部は、錠剤搬送方向の前方側で錠剤と当接するように形成されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の錠剤充填装置。
- 前記姿勢矯正部は、錠剤と当接する部分が曲面状となるように形成されていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の錠剤充填装置。
- 前記姿勢矯正部は、姿勢が矯正される錠剤と平面視で点接触するように形成されていることを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の錠剤充填装置。
- 前記姿勢矯正部は、姿勢が矯正される錠剤に対し、先端の中央支持点及び左右支持点で接触するように形成されていることを特徴とする請求項12に記載の錠剤充填装置。
- 前記錠剤受け部の底部と前記姿勢矯正部の底部とが面一になっていることを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の錠剤充填装置。
- 錠剤が前記容器フィルムのポケット部に充填される際に、前記収容凹部の姿勢矯正部の位置と、搬送される前記容器フィルムのポケット部とが位置合わせされることを特徴とする請求項1乃至14のいずれかに記載の錠剤充填装置。
- 請求項1乃至15のいずれかに記載の錠剤充填装置を備えてなるPTP包装機。
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