JP3793363B2 - 錠剤充填方法および錠剤充填装置 - Google Patents

錠剤充填方法および錠剤充填装置 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は医薬品の固形製剤を1個宛包装する包装体、所謂押出包装体(以下、PTP包装体と言う)の製造工程において使用するのに適した錠剤充填装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
PTP包装体は、樹脂フイルム帯に順次多数のポケットを形成し、このポケットに錠剤またはカプセル(以下、単に錠剤と言う)を充填し、カバーフイルムでシールし、シート毎に打ち抜きする、成形充填包装方式によって製造されている。 この場合ポケットの相互の位置は錠剤充填やシールの各工程の都合上、フイルムの流れ方向に平行な等間隔の列と、流れ方向に直角で等間隔に繰り返される行に配列されている。この方式によれば、PTP包装体を大量に製造するにあたり包装体のサイズを最適化して最少の材料消費となるようにし、樹脂フイルム(以下、単にフイルムと言う)等の包装材料のコストをミニマムにすることが容易であった。
一方近年は医薬の種類が増加する反面、種類ごとの生産量は少なくなる傾向があり、包装材料だけでなく包装工程全体の製造コストについて見直す必要が生じている。
PTP包装体の製造コストに関して、多種小量製造の場合、ポケットを成形する成形金型とシール金型、およびシート毎に打ち抜きするトリミング金型のすべてを品種の切り換えの度に交換しなければならないから、各金型製作コストの比重が大きくなるとともに金型交換の手数やコストも無視できなくなっているのである。
【0003】
従来、例えば錠剤の直径が5〜8mmの範囲内でも、錠剤の直径や錠剤の厚さ寸法、または形状の僅かな違いがある毎に専用の成形金型およびシール金型が必要とされ、その数は数十種類にのぼった。このような成形金型等は多数のポケット型を精密に刻設加工して製作するものであるため高コストとなるのである。
それゆえ、ポケットのサイズや形状をグループ化して成形金型等を兼用できるようにすればPTP包装体の製造コスト低減が可能となるのである。
ポケットサイズ等を兼用する上で問題となるのは錠剤をポケットに充填する工程である。錠剤充填は1個宛正確に、かつ迅速に行なわれなければならない。
このような、錠剤充填のための錠剤供給の一方式として、従来フイードチューブを通じ重力によつて錠剤をポケットに自然落下させるシュート方式が用いられている。
【0004】
ところが、このシュート方式は錠剤をフイルム上のポケットにシュートSから直接充填するものであるため、錠剤のサイズや形状に合わせたポケットの大きさがデザインされていなければ錠剤充填ができないのである。
その理由について図を参照して説明する。図9は錠剤Tの厚さHよりポケットPの深さPdが大の場合を示すもので、錠剤T1の上には後続の錠剤T2が接している。そのためこの状態ではフイルムの移動によって後続の錠剤T2がポケットPの内側面に衝突し、錠剤T2とポケットPの破損を生じてしまい錠剤の包装はできないのである。
また、錠剤充填のための錠剤供給の他の方式として、シュートとフイルムとの間に錠剤移し替えのための充填ドラムを有しかつ該ドラムの円周にその形状を適合させたガイドシューを介在させた所謂ドラム方式がある。
しかしながら、このドラム方式ではドラムの周囲に錠剤の中継移送のために収容する収容室を多数刻設しなければならない。この錠剤収容室は各錠剤に専用のものであるから、各錠剤ごとにドラム製作のためのコストが発生する。しかも、錠剤が連続して送給されるシュートから該充填ドラムの収容室に錠剤を個別に移し替えるためのシヤッタ等の分離機構が不可欠となりその充填装置が複雑化しコスト高となる欠点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
したがって本発明は上記問題点を解決すべくなされたもので、フイルム上の兼用サイズのため大きなポケットに1個だけ所定の姿勢で錠剤を充填する錠剤充填方法および錠剤充填装置を提供してPTP包装体の製造コストを低減することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、フイルムの流れ方向に平行な等間隔の列と、流れ方向に直角で等間隔に繰り返される行に配列されたポケットをもつ成形充填包装用のフイルム上の各ポケットに錠剤を充填する装置において、該ポケットの行に対応しかつ該ポケットの列の間に設けられた錠剤シュートと、該錠剤シュートの下端に近接して錠剤充填機構とを有し、該錠剤充填機構は前記錠剤シュートから供給された錠剤を後続の錠剤から分離する機構と分離された錠剤を該フイルム上のポケット列の進路上に移動して充填する機構とを有することを要旨とした。
また、その錠剤充填機構は、その長手方向に揺動可能に支持されるスライダを有し、該スライダは前記錠剤シュートから供給された錠剤を1個宛分離し保持する透孔を有している。そして、その透孔はスライダの側面にコ字形に開口したリセスであっても良い。
【0007】
従って、本発明によれば、錠剤シュートから連続的に供給される錠剤を第1の位置で錠剤充填機構が1個宛分離したうえフイルム上のポケット列の進路上に移動して第2の位置で次のポケットに充填できる。例えば、錠剤保持透孔としてのリセスを有するスライダが揺動して錠剤を1個宛分離する。分離された錠剤は後続の錠剤の影響を受けることがないため、ポケットサイズが大であってもポケット内に円滑に充填される。
また、本発明は、前記錠剤充填機構がその長手方向に揺動可能に支持されるスライダを有し、該スライダは前記錠剤シュートから供給された錠剤を1個宛分離し保持する透孔を有することを要旨とした。
従って、本発明によれば、錠剤充填機構のスライダは前記錠剤シュートから供給された錠剤を1個宛分離保持してポケット列の進路上に待機するから、ポケットが到達したときにその錠剤を充填できる。
また、本発明は、前記錠剤保持透孔がスライダの側面にコ字形に開口したリセスであることを要旨とした。
従って、本発明によれば、スライダの簡素な構造により錠剤を保持できる。
【0008】
さらに、本発明は、成形充填包装用のフイルム上の各ポケットに錠剤を充填する方法において、該ポケットの行に対応しかつ該ポケットの列の間であって少なくともポケットの進路上に一部重複する位置に設けられた錠剤シュートからフイルム上に錠剤を連続的に供給し、かつ、該錠剤シュートからフイルム上に供給される錠剤の重心を錠剤とポケットの縁との限界接点よりもポケットの内方側とし、ポケットがシュートの位置に接近した時、錠剤Tをポケットの縁からポケット内に滑落させ、同時に水平方向にも移動させて後続の錠剤を阻止しつつポケット内に収容することを要旨とした。
従って、本発明によれば、錠剤シュートから錠剤を供給してフイルム上で待機させ、ポケットが接近したとき錠剤をポケット内に落下させることができるとともに後続の錠剤から1個宛分離できる。
【0009】
また、本発明は、成形充填包装用のフイルム上の各ポケットに錠剤を充填する装置において、該ポケットの行に対応しかつ該ポケットの列の間に設けられた錠剤シュートを有し、該錠剤シュートは少なくともポケットの進路上に一部重複する位置であり、かつ、該錠剤シュートからフイルム上に供給される錠剤の重心が錠剤とポケットの縁との限界接点よりもポケットの内方側にされ、ポケットがシュートの位置に接近した時、錠剤がポケットの縁からポケット内に滑落し、同時に水平方向にも移動してポケット内に収容されるようにしたことを要旨とした。従って、本発明によれば、錠剤シュートから供給されてフイルム上で待機する錠剤はポケットに接近したとき錠剤の重心がポケット内に偏奇しているためポケット内に滑落充填される。
【0010】
また、本発明は、前記錠剤の重心をM、錠剤がポケットの縁上に係合する際の実効半径をd、ポケットの直径をD、錠剤の重心Mとポケットの縁との距離をXとするとき、その距離Xが、
D/2−√((D/2)2−d2)<X<d
の範囲にあることを要旨とした。
従って、本発明によれば、錠剤をポケット内に落下させるための錠剤シュートの位置設定が容易となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態につき図面を参照して説明する。
図1は錠剤充填装置100の平面図を示す。図2は図1の錠剤充填装置においてスライダが長手方向に揺動した状態を示す。図3は図1のA−A断面図を示す。図4は図3においてスライダが錠剤充填可能位置に移動した状態、すなわち図2の部分断面図である。図5は図4の充填位置で錠剤がポケット内に充填された状態を示す。
図1において、フイルムFは矢印Lの流れ方向に所定の速度で連続的に移動している。フイルムは間欠的に移動される場合もあるが、その場合も本実施の形態の説明と変らない。フイルムFには図示していない前工程で錠剤収容のためのポケットPが等間隔で複数列形成されており、錠剤充填装置100による錠剤充填工程の後はカバーフイルムによるシール工程と打ち抜き工程(いずれも図示していない)に移送されてPTP包装体が完成される。
【0012】
前工程で形成されるポケットPの直径や深さ等のサイズと、ポケット側面の傾斜角度等の形状は、多種類のサイズの錠剤を兼用して収容できるようにするためにグループ化されている。そのため、大多数の錠剤に対しては大き過ぎる寸法の口径をもつポケットとなっている。またポケットの深さ寸法が不足すると錠剤充填後に錠剤が嵩高となりカバーフイルムによるシールができなくなるため、ポケットの深さ寸法も常に最大の錠剤の厚さより大とされている。なお、ポケットPの相互の位置はフイルムFの流れ方向Lに平行な等間隔の列と、流れ方向Lに直角で等間隔に繰り返される行に配列されている。
【0013】
錠剤シュート20はフイルムFの流れ方向Lに直角に、すなわちポケットの行に対応してN基一列に配列されている。錠剤シュート20は垂直な管であり錠剤はその内部を連続して下降できる。該錠剤シュート20の下端に近接してスライダ10がその長手方向に揺動可能に支持されている。スライダ10は案内部材11に案内され、ピン14、15を介してリンク13に連結されている。駆動輪16は前記フイルム上のポケット行が繰り返し錠剤充填装置の位置に達する周期に連して所定の角速度でリンク13を介してスライダ10を往復動させる。
スライダ10はフイルムF上のポケットPの列数と同じN個のコ字形に開口したリセス12をその側面に備えている。すべてのリセス12は一対の平行な垂直面12aと奥壁面12bを備えており、リセス奥壁面12bはスライダ10の長手方向と平行に形成されている。これらのリセス12内には錠剤Tを一時的に保持できる。
【0014】
また、図3に示されるように、リセス12のコ字形の開口は錠剤Tを後続の錠剤Tから分離するためのものであるため、該リセス12の幅Wは錠剤Tの外径Rより十分大であっても良い。それゆえ、錠剤シュート20の内径は各錠剤の外径Rに対応したものでなければならないが、幅Wの寸法をもつリセス12を有するスライダ10は錠剤サイズの兼用がある程度可能となり経済的である。
スライダ10は錠剤Tより少ない厚さ寸法Hとされており、フイルム上面から若干離れた高さで案内部材11に支持されている。スライダ10の上面10aの高さはフイルム上面に達した錠剤T1の上面Tfの高さより若干低くされている。そのため、スライダ10が矢印G方向に水平移動(揺動)して錠剤T1を後続の錠剤T2から分離させ、図2のように錠剤T1をポケットPaが通過する進路上に移動させることができる。
【0015】
次に上記構成を有する本実施形態の錠剤充填装置の作用について説明する。図1は錠剤シュート20の直下にスライダ10のリセス12が位置している状態を示している。これがリセス12の第1の位置である。錠剤シュート20にはその上方からフイーダ等(図示していない)により錠剤が連続的に供給されている。錠剤シュート20を下降した錠剤Tは下端からそのまま、図3のようにリセス12に一時的に収容される。コ字形リセス12の底部はフイルムFの上面となっている。ここでフイルムFは連続的に移動しているが、その移動方向Lとリセス12のコ字形に開口の方向が互いに逆となっているため、錠剤T1がフイルム上を滑りながらリセス12内に保持された状態となっている。
【0016】
次に図4に示すように、スライダ10はその長手方向に垂直なリセス12の壁面12aにより錠剤T1を押出して後続の錠剤から分離する。これがリセス12の第2の位置である。この押出動作はフイルムF、すなわちポケットPの移動速度より十分早いため、後続の錠剤から分離された錠剤T1はまだリセス12内に保持されて、ポケットPaの進路上で待機することとなる。そして次にポケットPaがリセス12の位置に達すると、図5のように錠剤T1は自重によって落下しポケットPaの底部に水平の姿勢で収容される。
このあとスライダ10はもとの位置に戻ればよい。他のポケットPについても同時に錠剤が収納される。ポケットP内に錠剤T1が収納されれば次のシール工程以下を行なうことができる。
【0017】
なお、本発明の錠剤充填装置は上記実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。例えば、スライダ10のリセス12は錠剤の分離と保持を行なうものであるので、このリセス12に代えて透孔としての丸孔を設けても良い。
【0018】
以上本実施例によれば、錠剤シュートから連続的に供給される錠剤を錠剤充填機構が1個宛分離して保持したうえ、フイルム上のポケットが充填位置に達したときに充填できる。1個宛分離された錠剤は後続の錠剤の影響を受けることがないため、ポケットサイズが大であってもポケット内に円滑に充填される。また、錠剤充填機構の構造を簡素にできる利点がある。
【0019】
次に本発明の他の実施形態につき図面を参照して説明する。図6は本発明の第2の実施形態の錠剤充填装置200の平面配置図を示す。図7は図6のB−B断面図をポケットの断面図と重ねて示す。本実施例において、錠剤シュート20の機能は第1の実施例のものと同様であるが、錠剤シュート21はポケットPaの進路と部分的に重複する位置に配置されている。また、錠剤シュート21の直下に位置するのはフイルムFであり、スライダは省かれている。
本発明者は、このような錠剤シュート21の位置で錠剤を1個宛分離しながら所定の姿勢で充填できる位置があることを見い出した。その錠剤シュート21から充填できる位置にポケットPaがもっとも接近した時、シュート21下端の錠剤TがポケットPaの縁から順次ポケット内に滑落することができるのてである。しかも、その間後続の錠剤T’は先の錠剤Tに乗り上げてポケット内に二重に入ることがない。
【0020】
その位置を、錠剤シュート21内の円形の錠剤Tについて説明すると、先ず、錠剤Tはその中心、すなわち重心がポケットの縁から少なくとも内側に入っている必要がある。
しかもまた、錠剤Tが錠剤シュート21から1個宛分離されずに二重にポケット内に供給されてはならないから、錠剤シュートから供給される錠剤は少なくともポケットの縁上に係合していなければならない。錠剤がポケットの縁上に係合していれば錠剤の雪崩落ちが阻止され直接ポケットに落下しないのである。
【0021】
なお、錠剤Tは飲用容易になるように外周のかど部eが除去されたような形状であるので、錠剤の外径をRとするとき、錠剤がポケットPの縁の上に係合する際の実効外径は20%程度は減少することとなる。したがって、錠剤の実効半径dは次のようになる。
d=(4/10)×R
また、錠剤TがポケットPの内方に滑落する位置条件を説明するために、図8にこのような実効径2dをもつ錠剤が直径DであるポケットPの縁に載っているときの平面図を模式的に示す。錠剤Tは実効円tをもち、ポケットPの縁に載っている。Uは錠剤がフイルム上に接している側であり、Vは錠剤がポケットPの内方にせり出している側であって、J、Kは錠剤TとポケットPの縁との限界接点である。
【0022】
ここで錠剤の重心Mは該限界接点J、Kと同一線上にあってポケットPの内方に滑落する寸前となっている。錠剤の重心Mが該限界接点J、KよりもポケットPの内方側にあればポケット内に滑落できる。このとき、ポケットPの縁と錠剤の重心Mの距離Xは、
X=D/2−CM
そして、
CM=√((D/2)2−d2
であるから、
X=D/2−√((D/2)2−d2
となる。
【0023】
それゆえ、錠剤がポケット内に滑落するためには、錠剤の重心MがポケットPの縁から少なくとも内側に入っており、しかも錠剤が実効半径dをもってポケットPの縁の上に係合していることが錠剤充填の条件となるのである。これを数式化すると次のようになる。
D/2−√((D/2)2−d2)<X<d
ポケットPの縁と錠剤の重心M、すなわち錠剤シュートの中心位置との距離Xをこのような範囲内にすることによってポケットPがシュート21の位置に達した時、錠剤Tはポケットの縁からポケット内に滑落し、ポケットの底部に水平の姿勢で収容される。これは錠剤T1がポケットの縁からポケット内に滑落する時、錠剤T1はそれ自体がシュート21の位置からポケット中央までの水平方向にも移動していることを意味している。しかもこの間、図7に示すように後続の錠剤T2は錠剤T1に乗り上げてポケット内に入ることがない。
なお、錠剤シュート21の下端とフイルム上面との隙間hは錠剤Tの高さの1/2程度あれば、錠剤Tがポケットの縁の内方にせり出してポケット内に滑落するのに都合がよい。
【0024】
以上本実施例によれば、錠剤シュートから連続的に供給される錠剤をフイルム上に一時載置させたうえ、フイルム上のポケットが充填位置に達したときにポケットに充填できる。錠剤Tはポケットの縁から順次ポケット内に滑り落ちるため、ポケットサイズが大であっても後続の錠剤が先の錠剤に乗り上げてポケット内に二重に入ることがない。また、錠剤充填機構の構造を最も簡素にできる利点がある。
【0025】
【発明の効果】
本発明によれば、錠剤シュートから連続的に供給される錠剤を錠剤充填機構が1個宛分離したうえフイルム上のポケットに充填する。1個宛分離された錠剤は後続の錠剤の影響を受けることがないため、ポケットサイズが兼用のため大となっていてもポケット内に円滑に充填できる。したがって、PTP包装体の製造コストを低減することができる。
また、本発明によれば、錠剤充填機構のスライダが前記錠剤シュートから供給された錠剤を1個宛分離し保持するから、ポケット内への充填が容易となる。
また、本発明によれば、スライダの簡素な構造により錠剤を保持できる。
【0026】
また、本発明によれば、錠剤シュートから供給されてフイルム上で待機する錠剤はポケットが接近したとき錠剤がポケット内に落下させることができるとともに後続の錠剤から1個宛分離できる。
また、本発明によれば、錠剤をポケット内に落下させるための錠剤シュートの位置設定が容易となる。
また、本発明によれば、錠剤シュートから供給されてフイルム上で待機する錠剤はポケットが接近したとき錠剤の重心がポケット内に偏奇しているためポケット内に滑落させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の錠剤充填装置の平面図を示す。
【図2】錠剤充填装置においてスライダが長手方向に揺動した状態を示す。
【図3】図1のA−A断面図を示す。
【図4】図3においてスライダが錠剤充填位置に移動した状態を示す。
【図5】図4において錠剤がポケット内に充填された状態を示す。
【図6】本発明の他の実施形態の平面配置図を示す。
【図7】図5のB−B断面図を示す。
【図8】錠剤とポケットの平面模式図を示す。
【図9】従来の技術を示す。
【符号の説明】
T 錠剤
P ポケット
100 錠剤充填装置
20 シュート
10 スライダ
12 リセス
200 錠剤充填装置

Claims (2)

  1. フイルムの流れ方向に平行な等間隔の列と、流れ方向に直角で等間隔に繰り返される行に配列されたポケットをもつ成形充填包装用のフイルム上の各ポケットに錠剤を充填する装置において、
    該ポケットの行に対応しかつ該ポケットの列の間に設けられた錠剤シュートと、
    該錠剤シュートの下端に近接して錠剤充填機構とを有し、
    該錠剤充填機構は前記錠剤シュートから供給された錠剤を後続の錠剤から分離する機構と、分離された錠剤を該フイルム上のポケット列の進路上に移動して充填する機構とを有するものであって、
    該錠剤充填機構は、その長手方向に揺動可能に支持されるスライダを有し、該スライダは錠剤よりも少ない厚さ寸法であり、該スライダは前記錠剤シュートから供給された錠剤を1個宛分離し保持する透孔を有するとともに、該透孔は第1の位置で該錠剤シュートからの錠剤をフイルム上面で受取り、次に該錠剤を保持して該フイルム上のポケット列の進路上である第2の位置に移動して待機し、該第2の位置でフイルム上のポケットが到達したときに錠剤を充填するものであることを特徴とする錠剤充填装置。
  2. 前記錠剤保持透孔はスライダの側面にコ字形に開口したリセスであることを特徴とする請求項1の錠剤充填装置。
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