JP2004335923A - エッチング方法およびエッチング装置 - Google Patents

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圭 木下
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    • H01L21/311Etching the insulating layers by chemical or physical means
    • H01L21/31105Etching inorganic layers
    • H01L21/31111Etching inorganic layers by chemical means

Abstract

【課題】ウエハ上における被加工膜の膜厚プロファイルによらずに膜厚の均一化が可能であり、これによりウエハ表面のグローバルな平坦化が可能なエッチング方法およびエッチング装置を提供する。
【解決手段】ウエハ上に形成された被加工膜の膜厚プロファイルを予め把握しておき、被加工膜の膜厚の厚い部分にエッチャント薬液L1を吐出してウェットエッチングを行うエッチング方法において、エッチャント薬液L1の吐出と同時に、被加工膜の膜厚の薄い部分にチャント薬液L1の希釈液L2を吐出する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ウエハの表面形状を平坦化するためのエッチング方法およびこれに用いるエッチング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体装置の高集積化にともない、素子や配線の微細化、多層化が進んでいる。微細配線のパターン形成は、薄膜形成技術とリソグラフィ技術により行われているが、多層化に当たって、微細パターンを精度良く形成するためには、下地表面の平坦化が不可欠である。
【0003】
例えば、ゲート電極の微細化に対しては、リソグラフィ技術の露光機性能に依るところも大きいが、素子分離領域の微細化及びゲート電極との距離の縮小化については、先端リソグラフィ技術の他にトレンチ素子分離(Shallow Trench Isolation:以下、STIと称する。)技術による下地の平坦化技術も注目を集めている。
【0004】
図7には、平坦化工程の一例としてSTI工程の断面工程図を示す。STI工程においては、先ず、図7(1)に示すように、シリコン基板からなるウエハ1上に熱酸化膜2を介して窒化シリコンからなるストッパ層3をパターン形成し、このストッパ層3を無機マスクとしてウエハ1の表面側にトレンチ4を形成する。そして、このトレンチ4内を埋め込む状態で、酸化シリコンからなる埋め込み絶縁膜5を成膜する。ここで、埋め込み絶縁膜5の形成は、通常CVD法によって行われるが、CVD法による成膜においては、ウエハ1表面における成膜膜厚にばらつきが生じ、例えばウエハ1の中心部の膜厚t1と比較して周辺部の膜厚t2が厚い絶縁膜が形成される。
【0005】
このような状態において、埋め込み絶縁膜5の平坦化処理としてCMP(化学的機械研磨)法を行うと、初期の埋め込み絶縁膜5の表面に存在するグローバルな段差が、研磨後における埋め込み絶縁膜5の表面にも残される。
【0006】
そこで、図7(2)に示すように、CMP研磨による平坦化の前処理として、埋め込み絶縁膜5の膜厚を均一化するためのエッチングを行う。このエッチングにおいては、予め、被加工膜である埋め込み絶縁膜5の膜厚プロファイルを把握しておき、埋め込み絶縁膜5の膜厚の厚い部分のみにエッチャント薬液を吐出して埋め込み絶縁膜5をエッチングする。この場合、例えば図8に示すように、回転させたウエハ1の半径方向にエッチャント薬液L1の吐出位置を移動させる。この際、図9(1)の膜厚プロファイルに示すような、ウエハ1の半径方向における被加工膜(埋め込み絶縁膜5)の膜厚プロファイル情報に基づき、膜厚の厚い部分に対して合計でより多くのエッチャント薬液L1が供給されるように、エッチャント薬液L1の吐出位置を移動させる。
【0007】
これにより、シリコン基板の周辺における膜厚が中心(0)部分の膜厚よりも厚い埋め込み絶縁膜が、図9(2)のプロファイルに示すように周辺と中心(0)付近とで同じ膜厚になり、シリコン基板上における埋め込み絶縁膜のグローバルな平坦化が達成される(以上、下記特許文献1参照)。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−134466号公報
【0009】
また、STIの形成においては、以上のようなエッチングによって、図7(2)に示すように、埋め込み絶縁膜5の膜厚を均一化した後、図7(3)に示すように、ストッパ層3が露出するまで埋め込み絶縁膜5の表面をCMP研磨する。これにより、ウエハ1の周辺部のストッパ層3上に埋め込み絶縁膜5を残すことなく、またウエハ1の中心部においての研磨過剰を防止することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したエッチング方法では、膜厚を補正できる被加工膜の膜厚プロファイルが限定され、例えば、図10(1)に示すようなウエハの中心(0)付近において膜厚の厚い被加工膜の膜厚を均一化することはできない。すなわち、このような膜厚プロファイルを有する被加工膜に対して、上述したエッチング方法による膜厚の補正を施した場合、最も膜厚の厚いウエハの中心(0)付近にエッチャント薬液L1の吐出位置が配置されるため、エッチャント薬液L1は遠心力によってウエハの周辺部に向かって流れ、ウエハの全面に供給されることになる。したがって、このようなエッチング方法を施しても、図10(2)に示すように、被加工膜が全体的にエッチングされて薄膜化するだけであり、その膜厚を均一化することはできないのである。
【0011】
そして、STIの形成工程においては、この様なエッチングを施した埋め込み絶縁膜(被加工膜)に対してCMP研磨による平坦化処理が行われることになる。このため、図11(1)に示すように、ウエハ周辺部のストッパ層3を露出させるようにCMP研磨条件を設定すると、ウエハ中心部ではストッパ層3上の埋め込み絶縁膜5が研磨されずに残存してしまうことになる。この状態を保持したまま、次工程において、熱リン酸によるウェットエッチング、もしくは等方性のケミカルドライエッチングによりストッパ層3を除去しようとすると、ウエハ周辺部においては、残存する埋め込み絶縁膜5がマスクになり、きれいに除去できないことになる。その結果、ウエハ周辺部では所望の加工形状が得られず、半導体装置の特性的にも不良となり歩留まり低下を引き起こす。
【0012】
また、上記のような悪影響を嫌って、図11(2)に示すようにウエハ中心部のストッパ層3が露出するまでCMP研磨を行おうとすると、今度はウエハ周辺部のトレンチ4内の埋め込絶縁膜5が過剰に研磨されることになり、ウエハ中心部と外周部でのトレンチ4内の埋め込み絶縁膜5の厚さが異なることになる。これにより、素子分離特性がウエハ面内で異なる結果になる。したがって、所望の半導体装置の特性が得られず、歩留まり低下を引き起こすことになる。
【0013】
そこで本発明は、ウエハ上における被加工膜の膜厚プロファイルによらず、どのような膜厚プロファイルを有する被加工膜であっても膜厚の均一化が可能であり、これによりウエハ表面のグローバルな平坦化が可能なエッチング方法およびエッチング装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するための本発明のエッチング方法は、ウエハ上に形成された被加工膜の膜厚プロファイルを予め把握しておき、当該被加工膜の膜厚の厚い部分にエッチャント薬液を吐出してウェットエッチングを行うエッチング方法において、エッチャント薬液の吐出と同時に、被加工膜の膜厚の薄い部分に当該チャント薬液の希釈液を吐出することを特徴としている。
【0015】
このようなエッチング方法によれば、被加工膜の膜厚の厚い部分に吐出されたエッチャント液が被加工膜の膜厚が薄い部分にまで広がった場合、この膜厚が薄い部分に吐出された希釈液によってエッチャント液が薄められる。このため、膜厚の薄い部分においてはエッチャント液による被加工膜のエッチング効果が弱められる。したがって、被加工膜のエッチングは、膜厚の薄い部分よりも膜厚の厚い部分でより多く進むようになり、被加工膜の膜厚分布の均一化が図られる。
【0016】
また、本発明のエッチング装置は、ウエハを回転保持するスピンチャック、このスピンチャックに保持されたウエハ上の所定位置にエッチャント薬液を供給する薬液ノズル、およびスピンチャックに保持されたウエハ上におけるエッチャント薬液の吐出位置よりも外周側にエッチャント液の希釈液を吐出する希釈液ノズルを備えている。
【0017】
このような構成のエッチング装置では、スピンチャック上に回転保持されたウエハの半径方向における所定位置に、薬液ノズルからエッチャント薬液が吐出され、これよりも外周側に希釈液ノズルから希釈液が吐出される。このため、エッチャント薬液の吐出位置よりも外周側には、ウエハの回転による遠心力によってエッチャント薬液が流れて供給されるものの、エッチャント薬液が希釈液で希釈されてエッチング速度を低下させることができる。一方、エッチャント薬液の吐出位置よりも内周側には、ウエハの回転による遠心力によってエッチャント薬液の流れ込みが防止され、エッチャント薬液によるエッチングが抑えることができる。したがって、エッチャント薬液の吐出位置で最もエッチング速度が高く、それよりも外周方向および内周方向ではエッチングの進行を抑えることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用したエッチング方法およびエッチング装置の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
【0019】
<エッチング装置>
図1は、本発明のエッチング方法に用いるエッチング装置の一例を示す構成図である。この図に示すエッチング装置100は、ウエハ1を回転保持するスピンチャック101、エッチャント薬液L1を吐出する薬液ノズル103、および希釈液L2を吐出する希釈液ノズル105を備えている。
【0020】
このうち特に、薬液ノズル103は、スピンチャック101に保持されたウエハ1上の所定位置にエッチャント薬液L1を吐出する。この薬液ノズル103は、スピンチャック101に保持されたウエハ1の回転中心から半径方向にかけて自在に移動可能であり、エッチャント薬液L1の吐出位置を移動可能な構成となっている。尚、薬液ノズル103は、スピンチャック101に保持されたウエハ1上の半径方向の複数位置にエッチャント薬液L1を吐出する複数の吐出口を有しても良い。
【0021】
また希釈液ノズル105は、スピンチャック101に保持されたウエハ1上の所定位置にエッチャント液L1の希釈液L2を吐出する。この希釈液ノズル105は、スピンチャック101の回転中心に対して、薬液ノズル103によるエッチャント薬液L1の吐出位置よりも外周側に希釈液L2を吐出するように設けられている。またさらに、希釈液ノズル105は、スピンチャック101に保持されたウエハ1上の半径方向に自在に移動可能であり、希釈液L2の吐出位置を移動可能な構成となっている。尚、希釈液ノズル105は、スピンチャック101に保持されたウエハ1上の半径方向の複数位置に希釈液L2を吐出する複数の吐出口を有しても良い。
【0022】
このような構成のエッチング装置100では、スピンチャック101上に回転保持されたウエハ1の半径方向における所定位置に、薬液ノズル103からエッチャント薬液L1が吐出され、これよりも外周側に希釈液ノズル105から希釈液L2が吐出される。このため、エッチャント薬液L1の吐出位置よりも外周側には、ウエハ1の回転による遠心力によってエッチャント薬液L1が流れて供給されるものの、エッチャント薬液L1が希釈液L2で希釈されてエッチング速度を低下させることができる。一方、エッチャント薬液L1の吐出位置よりも内周側には、ウエハ1の回転による遠心力によってエッチャント薬液L1の流れ込みが防止され、エッチャント薬液L1によるエッチングの進行を抑えることができる。したがって、エッチャント薬液L1の吐出位置で最もエッチング効果が高く、それよりも外周方向および内周方向ではエッチング効果を抑えたエッチングを行うことができる。
【0023】
そして、薬液ノズル103が半径方向に移動可能であることから、薬液ノズル103からのエッチャント薬液L1の供給と共にエッチャント薬液L1の吐出位置を半径方向に移動することで、外周側に位置するほどエッチャント薬液L1の供給量を増加させることができる。これにより、エッチャント薬液L1の吐出位置における外周側ほど、エッチャント薬液L1によるエッチング効果を高くすることができる。これは、薬液ノズル103がウエハ1の半径方向に複数の吐出口を有し、各吐出口からエッチャント薬液L1を吐出させた場合も同様である。
【0024】
また、希釈液ノズル105が半径方向に移動可能であることから、希釈液ノズル105からの希釈液L2の供給と共に希釈液L2の吐出位置を半径方向に移動することで、外周側に位置するほど希釈液L2の供給量を増加させることができる。これにより、希釈液L2の吐出位置における外周側ほど、エッチャント薬液L1の希釈率を高くしてエッチング速度を遅らせることができる。これは、希釈液ノズル105がウエハ1の半径方向に複数の吐出口を有し、各吐出口から希釈液L2を吐出させた場合も同様である。
【0025】
<エッチング方法>
次に、上述した構成のエッチング装置を用いて好適に行われる本発明のエッチング方法の実施形態を、上記図1とともに各膜厚プロファイルに基づいて説明する。
【0026】
本発明におけるエッチング方法においては、被加工膜の膜厚プロファイルを予め把握しておき、加工手段との相性が悪い部分、例えば膜厚の厚い部分のみにエッチャント薬液L1を吐出し、膜厚の薄い部分に希釈液L2吐出してエッチングするというのが基本的な考えである。上記エッチングには、図1を用いて説明した構成のエッチング装置が好適に用いられる。
【0027】
上記膜厚の厚い部分のみにエッチングを行うには、例えばウエハ1の半径方向の位置情報とウエハ1上に形成した被加工膜の膜厚プロファイル情報に基づき、ウエハ1の半径方向における被加工膜の膜厚の厚い位置にエッチャント薬液L1を吐出すると同時に、エッチャント薬液L1よりも外周側の膜厚の薄い部分にエッチャント薬液L1の希釈液L2を吐出する。
【0028】
ここでは先ずエッチング方法の第1例として、図2(1)に示すように、ウエハ上に、中心(0)部の膜厚が厚く外周側に向かって徐々に薄くなるような膜厚プロファイルを有する被加工膜が形成されている場合を例示する。尚、このような被加工膜の膜厚ばらつきは、CVD成膜や塗布成膜などの成膜に起因するばらつきや、さらには、被加工膜をドライエッチングした際の面内ばらつきに起因するばらつきであり、特にウエハの半径方向の膜厚ばらつきであることとする。
【0029】
この場合先ず、スピンチャック101の回転中心とウエハ1の中心を一致させた状態で、スピンチャック101にウエハ1を回転保持させる。そして、被加工膜の膜厚が最も厚い部分であるウエハ1の中心(0)に、薬液ノズル103からエッチャント薬液L1を吐出することでウエハ1上の被加工膜をエッチングする。
【0030】
そして、ウエハWを回転させながら薬液ノズル103からエッチャント薬液L1を吐出すると、いわゆるスピンコータ等と同様、エッチャント薬液L1は遠心力により外周方向へと流れる。このため、ウエハWの外周においてもエッチャント薬液L1によるエッチングが進む。
【0031】
そこで、薬液ノズル103からのエッチャント薬液L1の吐出と同時に、エッチャント薬液L1の吐出位置よりも外周となる位置に、希釈液ノズル105からエッチャント薬液L1の希釈液L2を吐出する。この希釈液L2には、エッチャント薬液L1の溶媒成分、またはエッチャント薬液L1におけるエッチャント成分を中和させる薬液を用いる。これにより、ウエハWの中心部よりも被加工膜の膜厚の薄い外周部においてエッチャント薬液L1が希釈液L2によって希釈(中和)され、エッチャント液L1による被加工膜のエッチング効果が弱められる。
【0032】
またこの際、希釈液ノズル105を、薬液ノズル103よりも外周側において、ウエハ1の半径方向に移動させながら希釈液L2を吐出すると、外周側に行くほど希釈液L2の供給時間が長くなる。このため、外周側に行くほど、エッチャント薬液L1の希釈率が高くなり、エッチャント薬液L1によるエッチング効果が小さくなる。尚、希釈液ノズル105が半径方向に複数の吐出口を備えている場合には、外周側に行くほど希釈液L2の供給量が多くなり、外周側に行くほどエッチャント薬液L1の希釈率が高くなる。したがって、希釈液ノズル105のウエハ1の半径方向に移動させる必要はない。
【0033】
これにより、図2(2)の膜厚プロファイルに示すように、ウエハ1の中心(0)とその外周側の被加工膜の膜厚差を解消することができる。そして、被加工膜の表面のグローバル段差を解消することができる。また、このようにして膜厚を均一化した被加工膜に対して、CMP研磨やエッチバックなどの平坦化処理を施した場合に、ウエハ1の全面において均一な平坦化処理を施すことが可能になる。
【0034】
次にエッチング方法の第2例として、図3(1)に示すように、ウエハ1上に、半径方向の中心(0)付近の膜厚が薄く外周側に向かって徐々に膜厚が厚くなるような膜厚プロファイルを有する被加工膜が形成されている場合を例示する。尚、このような被加工膜の膜厚ばらつきは、第1例で説明したと同様に発生する。
【0035】
この場合先ず、スピンチャック101の回転中心とウエハ1の中心を一致させた状態で、スピンチャック101にウエハ1を回転保持させる。そして、膜厚が最も厚い位置Pmaxよりも半径方向の内周側の位置Pinからこの位置Pmaxにかけて、薬液ノズル103をウエハWの半径方向に移動させながらエッチャント薬液L1を吐出する。ここで、位置Pinは、最も膜厚が薄い位置から、膜厚が厚くなる方向へ変化する位置であることとする。これにより、位置Pinから外周側に遠心力によってエッチャント薬液L1が供給されることになるが、位置Pinから外周側に行くほどエッチャント薬液L1の供給時間が長くなり、位置Pmaxを含むその外周側でエッチャントL1の供給時間が最も長くなる。このため、位置Pinから位置Pmaxにかけては、外周側に行くほどエッチャント薬液L1によるエッチングが多く進み、被加工膜のエッチング量が大きくなる。
【0036】
そしてこのように、ウエハWを回転させながら薬液ノズル103からエッチャント薬液L1を吐出すると、エッチャント薬液L1が遠心力により突出位置よりも外周方向へと流れるため、膜厚が最も厚い部分Pmaxもの外周においてもエッチャント薬液L1によるエッチングが進む。このため、位置Pmaxよりも外周側において、ウエハWの半径方向に希釈液ノズル105を移動させながら希釈液L2を吐出することは、上述の第1例と同様である。これにより、位置Pmaxよりも外周側では、外周側に行くほどエッチャント薬液L1の希釈率が高くなり、エッチャント薬液L1によるエッチング効果が小さくなる。
【0037】
以上により、図3(2)の膜厚プロファイルに示すように、ウエハWの外周側と内周側の被加工膜の膜厚差を解消することができる。そして、被加工膜の表面のグローバル段差を解消することができる。また、このようにして膜厚を均一化した被加工膜に対して、CMP研磨やエッチバックなどの平坦化処理を施した場合に、ウエハ1の全面において均一な平坦化処理を施すことが可能になる。
【0038】
次にエッチング方法の第3例として、図4(1)に示すように、ウエハ1上に、半径方向の中心(0)と半径方向の外周部とに2つのピークを有する膜厚プロファイルの被加工膜が形成されている場合を例示する。尚、このような被加工膜の膜厚ばらつきは、第1例で説明したと同様に発生する。このような膜厚プロファイルの被加工膜の処理は、先に説明した第1例の手法と第2例の手法とを組みあわせて以下のように行う。
【0039】
すなわち、先ず、図2を用いて説明した第1例と同様にして、スピンチャック101の回転中心とウエハ1の中心を一致させた状態でウエハ1を回転保持させる。そして、被加工膜の膜厚が最も厚い部分であるウエハ1の中心(0)に、薬液ノズル103からエッチャント薬液L1を吐出することでウエハ1上の被加工膜をエッチングする。また、これと同時に、エッチャント薬液L1の吐出位置よりも外周側において、希釈液ノズル105をウエハ1の半径方向に移動させながら希釈液L2を吐出させる。この際、希釈液ノズル105の移動範囲は、2つの膜厚のピークの谷間における最も膜厚の薄い位置までで良いが、最外周まで移動させても良い。
【0040】
これにより、図4(2)に示すように、中心のピークがエッチングによって平坦化される。これは、第1例で説明したと同様の作用によって成される。ただし、この状態では、希釈液L2によってエッチャント薬液L1が薄められて供給された外側のピークはそのまま残される。
【0041】
そこで、このような状態において、図3を用いて説明した第2例と同様の処理を行うことで、ウエハの半径方向における外側側のピーク(膜厚の厚い部分)をエッチングにより平坦化する。
【0042】
尚、以上の第3例では、第1例の手法で中心のピークを平坦化した後に第2例の手法で外周側のピークを平坦化する手順を説明した。しかしながら、この手順は逆であっても良く、同様の平坦化が行われる。また、エッチング装置が、薬液ノズルと希釈液ノズルとを2組備えたものであれば、第1例の手法と第2例の手法とを同時に行うことも可能であり、同様の平坦化が行われる。この場合、2組の薬液ノズルと希釈液ノズルとは、スピンチャックの中心から外周側に向かって、薬液ノズル、希釈液ノズル、薬液ノズル、希釈液ノズルの順に配置されることとする。
【0043】
以上の第1例〜第3例で説明したように、本発明のエッチング方法によれば、膜厚プロファイルによらずに膜厚の均一化を図ることが可能になるのである。
【0044】
尚、以上の第1例〜第3例で説明したエッチング方法において、エッチャント薬液L1は被加工膜を低エッチング速度にてエッチングできる薬液種を用いることが好ましく、これにより、エッチング量の制御性が容易になり、より確実に膜厚の均一化を図ることが可能になる。
【0045】
また、以上のエッチング方法においては、エッチャント薬液L1および希釈液L2が、それぞれの吐出位置から中心方向に流れない程度に、薬液L1,L2の吐出流量および吐出時間、さらにはウエハの回転数を設定することが好ましい。これにより、ウエハの半径方向におけるエッチング速度(エッチング効果)の制御性をより確実にすることができる。
【0046】
また、以上のエッチング方法においては、エッチャント薬液L1の温度を高温(30℃以上、好ましくは40〜60℃)にし、ウエハ周辺にエッチャント薬液L1が流れる際の冷却効果にてエッチング量が抑制されるようにしても良い。エッチング速度は、エッチャント薬液L1の温度が高いほど大きい。したがって、薬液ノズル103から高温のエッチャント薬液L1を吐出すると、吐出位置近傍ではエッチング速度が高く、外周側に流れるのに伴ってエッチャント薬液L1の温度が次第に下がりエッチング速度も下がっていく。このため、希釈液L2の供給によるエッチャント薬液L1の希釈によるエッチング速度の低下と合わせて、温度低下によってエッチング速度を低下させることも可能になり、ウエハ1の周辺位置においての過剰エッチングが防止される。
【0047】
このような手法を採用する場合、エッチャント薬液L1の冷却を促進するために、スピンチャック101にウエハ1の周辺部の温度を下げる機能を付与すると、より効果的である。温度を下げる機能を付与するための機構としては、例えば、ウエハ1の周辺部の裏面にのみN等の冷媒を吐出して冷却させる等の施策を挙げることができる。
【0048】
また、エッチャント薬液L1の吐出位置よりも外周側においてエッチャントL1によるエッチング効果を低下させる他の方法として、エッチャント薬液L1の吐出位置よりも外周側において、不活性ガスの噴き付けにより外周側に向かうエッチャント薬液L1の流速を速める方法が有る。この場合、エッチャント薬液L1の吐出位置よりも外周側において、ウエハ1の斜め上方からウエハ1の外周側に向かって不活性ガスを噴き付ける。このように、エッチャント薬液L1の流速を速めることで、エッチャント薬液L1の吐出位置よりも外周側において、エッチャント薬液L1の供給時間が短縮される。このため、このような方法によっても、エッチャント薬液L1の吐出位置よりも外周側においてのエッチング速度(エッチング効果)を低下させることが可能である。
【0049】
そして、このような不活性ガスの噴き付けをともなうエッチング行う場合には、図1を用いて説明したエッチング装置に、薬液ノズル103によるエッチャント薬液L1の吐出位置よりもウエハ1の半径方向の外周側に、ウエハ1の外周側に向かって不活性ガスを噴き付けるためのガス供給ノズルを設けることとする。
【0050】
【実施例】
<実施例1>
ここでは、半導体装置製造におけるSTI工程に本発明のエッチング方法を適用した実施例を説明する。
【0051】
本例で用いたサンプルは、図5(1)に示す構造のものであり、ウエハとなるシリコン基板11上に熱酸化膜12を5〜20nm程度及びCMPのストッパ層13となるシリコン窒化膜を減圧CVD法で50〜250nm程度予め形成し、その後KrFエキシマステッパーによりフォトレジストをパターニングした上で深さ450nmのトレンチ14を形成し、CVD法によって埋め込み絶縁膜15となるシリコン酸化膜を堆積させたものである。
【0052】
このときのストッパ層13上の埋め込み絶縁膜15の膜厚をシリコン基板11の半径方向に測定したものは、先の図2(1)に示したエッチング前のプロファイルとなった。図からもわかるように、この埋め込み絶縁膜15は、シリコン基板の中心(0)部の膜厚と外周部の膜厚とで大きな膜厚差があり、中心(0)部の膜厚が厚く外周側に向かって徐々に薄くなっている。
【0053】
この様な膜厚プロファイルを備えた埋め込み絶縁膜15を被加工膜とし、中心部分の厚さをキャンセルさせるためのエッチング処理を施した。この際、1)被加工膜である埋め込み絶縁膜15をウェットエッチングすることが可能なエッチャント薬液として希フッ酸(DHF)を採用した。2)エッチャント薬液を希釈する希釈液として水を採用した。3)ウエハとなるシリコン基板11の中心部を回転中心とし、この中心部がエッチャント薬液L1の吐出位置となるように薬液ノズル103を固定した。4)シリコン基板11の中心(0)の外周側20mmの位置から5mm間隔で50mmの位置まで希釈液ノズル105を移動させ、各位置において3秒間、吐出流量を1リットル/分以下の低流量で希釈液L2を吐出させた。
【0054】
以上のようなエッチング処理を行った後のストッパ層13上の埋め込み絶縁膜15の膜厚をシリコン基板11の半径方向に測定したところ、図2(2)で示したエッチング後のプロファイルに示すように、中心部分の膜厚が低減され、中心から外周までほぼ同じ厚さに仕上がった。そして、図5(2)に示すように、シリコン基板11上における埋め込み絶縁膜15の表面のグローバルな段差が解消された。
【0055】
そして、この状態から、図5(3)に示すように、ストッパ層13上にある全ての埋め込み絶縁膜15をCMPで研磨することにより除去した。この際、シリコン基板11の中心部と外周部でのグローバルな段差が無いため、シリコン基板11の面内すべて同じ形状のSTI17を形成することができた。
【0056】
<実施例2>
本例で用いたサンプルは、図6(1)に示す構造のものである。このサンプルでは、素子が作り込まれたシリコン基板21をウエハとし、この上部にここでの図示を省略した酸化膜を介して金属配線膜を形成し、さらにリソグラフィ技術および反応性イオンエッチング(RIE)技術によってこれを加工パターニングし、金属配線22を形成した。その後、金属配線22を埋め込む状態で配線層間の層間絶縁膜23をプラズマCVD法により形成した。
【0057】
このときの層間絶縁膜23の膜厚をシリコン基板21の半径方向に測定したものは、先の図2(1)に示したエッチング前のプロファイルとなった。図からもわかるように、この層間絶縁膜23は、シリコン基板21の中心(0)部の膜厚と外周部の膜厚とで大きな膜厚差があり、中心(0)部の膜厚が厚く外周側に向かって徐々に薄くなっている。
【0058】
この様な膜厚プロファイルを備えた層間絶縁膜23を被加工膜とし、中心部分の厚さをキャンセルさせるために、前述の実施例1と同様のエッチング処理を施した。
【0059】
このエッチング処理を行った後の層間絶縁膜23の形状は図6(2)に示すようになり、中心部分の膜厚が低減され、中心から外周までほぼ同じ厚さに仕上がった。そして、シリコン基板21上における層間絶縁膜23の表面のグローバルな段差が解消された。
【0060】
その後、層間絶縁膜23の平坦化をRIEによるエッチバック手法、またはCMPによる研磨を用いて行った結果が図6(3)になる。図からもわかるように、シリコン基板21の中心部と外周部での形状差異が無くなり、シリコン基板21の面内全てにおいて同じ形状の配線層間構造を達成することができた。
【0061】
上述の実施例1,実施例2では、ウエハ(シリコン基板)上に形成された被加工膜、例えば埋め込み絶縁膜や層間絶縁膜等の被加工膜に対して、加工前に予め被加工膜の形状を変化させる処理を施して平坦化する例を開示したが、被加工膜はウエハ自身でもよく、例えばウエハ中心部と外周部でウエハ厚さが異なる場合に本発明の手法を用いて平坦化してもよい。
【0062】
尚、以上においては、膜厚プロファイルに基づいてエッチング処理を行う場合を説明した。しかし、本発明のエッチング方法は、ウエハ表面のグローバルな段差、すなわちトレンチや配線の形成などによる局所な段差ではない、ウエハ上の最表面の高さ位置プロファイルに基づいてエッチング処理が行われるようにしても良い。この場合、上述した膜厚の厚い部分との記載を、高さ位置の高い部分に置き換えることとする。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のエッチング方法によれば、被加工膜の膜厚の厚い部分に吐出されて被加工膜の膜厚が薄い部分にまで広がったエッチャント薬液を、膜厚が薄い部分に吐出された希釈液によって希釈することで、膜厚の薄い部分においてはエッチャント液による被加工膜のエッチング効果を弱め、膜厚の薄い部分よりも膜厚の厚い部分でよりエッチング速度を速くすることが可能になる。このため、どのような膜厚プロファイルを有する被加工膜であっても膜厚の均一化が可能であり、これによりウエハ表面のグローバルな平坦化が可能になる。
また本発明のエッチング装置では、スピンチャック上に回転保持されたウエハの半径方向における所定位置にエッチャント薬液を吐出する薬液ノズルと、これよりも外周側に希釈液を吐出する希釈液ノズルとを設けたことで、エッチャント薬液の吐出位置よりも外周側に遠心力によって流れたエッチャント薬液を希釈液で希釈してエッチング効果を低下させると共に、エッチャント薬液の吐出位置よりも内周側ではエッチャント薬液の流れ込みを防止してエッチングを抑えることができる。したがって、エッチャント薬液の吐出位置で最もエッチング効果が高く、それよりも外周方向および内周方向でのエッチング効果を抑えたエッチングを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエッチング方法に用いるエッチング装置の一例を示す構成図である。
【図2】本発明のエッチング方法の第1例を示す被加工膜の膜厚プロファイルである。
【図3】本発明のエッチング方法の第2例を示す被加工膜の膜厚プロファイルである。
【図4】本発明のエッチング方法の第3例を示す被加工膜の膜厚プロファイルである。
【図5】実施例1を説明する断面工程図である。
【図6】実施例2を説明する断面工程図である。
【図7】従来例を説明するためのSTI工程の断面工程図である。
【図8】従来のエッチング方法を説明する構成図である。
【図9】従来のエッチング方法を説明するための被加工膜の膜厚プロファイルである。
【図10】従来のエッチング方法の課題を説明するための被加工膜の膜厚プロファイルである。
【図11】従来のエッチング方法を適用したSTI形成の課題を説明する断面図である。
【符号の説明】
1…ウエハ、11,21…シリコン基板(ウエハ)、15…埋め込み絶縁膜(被加工膜)、23…層間絶縁膜(被加工膜)、101…スピンチャック、103…薬液ノズル、105…希釈液ノズル、L1…エッチャント薬液、L2…希釈液

Claims (11)

  1. ウエハ上に形成された被加工膜の膜厚プロファイルを予め把握しておき、当該被加工膜の膜厚の厚い部分にエッチャント薬液を吐出してウェットエッチングを行うエッチング方法において、
    前記エッチャント薬液の吐出と同時に、前記被加工膜の膜厚の薄い部分に当該チャント薬液の希釈液を吐出する
    ことを特徴とするエッチング方法。
  2. 請求項1記載のエッチング方法において、
    前記ウエハの半径方向における前記被加工膜の膜厚プロファイルを予め把握しておき、当該ウエハを回転させながら、当該ウエハの半径方向における当該被加工膜の膜厚の厚い部分にエッチャント薬液を吐出すると共に、当該エッチャント薬液の吐出位置よりも外周側に当該エッチャント薬液の希釈液を吐出する
    ことを特徴とするエッチング方法。
  3. 請求項2記載のエッチング方法において、
    前記ウエハの半径方向の複数位置で前記チャント薬液の希釈液を吐出する
    ことを特徴とするエッチング方法。
  4. 請求項2記載のエッチング方法において、
    前記希釈液の吐出位置よりも内周側の複数位置で前記エッチャント薬液を吐出する
    ことを特徴とするエッチング方法。
  5. 請求項2記載のエッチング方法において、
    前記エッチャント薬液の吐出位置よりも外周側に、当該外周側に向かって不活性ガスを噴き付ける
    ことを特徴とするエッチング方法。
  6. ウエハを回転保持するスピンチャックと、
    前記スピンチャックに保持されたウエハ上の所定位置にエッチャント薬液を吐出する薬液ノズルと、
    前記スピンチャックに保持されたウエハ上における前記エッチャント薬液の吐出位置よりも外周側に前記エッチャント液の希釈液を吐出する希釈液ノズルとを備えた
    ことを特徴とするエッチング装置。
  7. 請求項6記載のエッチング装置において、
    前記希釈液ノズルは、前記スピンチャックに保持されたウエハ上の半径方向の複数位置に前記希釈液を吐出する複数の吐出口を有する
    ことを特徴とするエッチング装置。
  8. 請求項6記載のエッチング装置において、
    前記希釈液ノズルは、前記スピンチャックに保持されたウエハ上の半径方向に前記希釈液の吐出位置を移動する
    ことを特徴とするエッチング装置。
  9. 請求項6記載のエッチング装置において、
    前記薬液ノズルは、前記スピンチャックに保持されたウエハ上の半径方向の複数位置に前記エッチャント薬液を吐出する複数の吐出口を有する
    ことを特徴とするエッチング装置。
  10. 請求項6記載のエッチング装置において、
    前記薬液ノズルは、前記スピンチャックに保持されたウエハ上の半径方向に前記エッチャント薬液の吐出位置を移動する
    ことを特徴とするエッチング装置。
  11. 請求項6記載のエッチング装置において、
    前記スピンチャックに保持されたウエハ上における前記エッチャント薬液の吐出位置よりも外周側に、当該外周側に向かって不活性ガスを噴き付けるガス供給ノズルを設けた
    ことを特徴とするエッチング装置。
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