JP2004332831A - 車輪支持用転がり軸受ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】ゴム磁石製のエンコーダ16aの保護と、かしめ部9a及び内輪4の腐食を防止する事に基づく応力腐食割れの発生防止とを両立させる。
【解決手段】組み合わせシールリング19aのスリンガ20aに添設した上記エンコーダ16aを、非磁性金属板製のカバー32により覆う。この構成により、このエンコーダ16aの保護を図る。又、このカバー32に基端部を結合した第二シール材36の先端縁を、等速ジョイント12aのハウジング部14aの外端面に、全周に亙って突き当てる。この構成により、上記かしめ部9a及び内輪4の腐食防止を図る。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明に係る車輪支持用転がり軸受ユニットは、自動車の車輪を、懸架装置に対して回転自在に支持する為に利用する。
【0002】
【従来の技術】
車輪を懸架装置に対して回転自在に支持する為に、外輪と内輪とを転動体を介して回転自在に組み合わせた車輪支持用転がり軸受ユニットが、各種使用されている。図5は、特許文献1に記載された車輪支持用転がり軸受ユニットの1例を示している。懸架装置を構成するナックル1に内嵌固定した状態で使用時に回転しない外輪2の内周面に、複列の外輪軌道3、3を設けている。1対の内輪4a、4bと組み合わされてハブ5を構成するハブ本体6の外周面の軸方向外端(軸方向に関して外とは、車体への組み付け状態で幅方向外側となる側で、各図の左側。本明細書全体で同じ。)寄り部分には車輪を支持する為の回転フランジ7を形成している。又、上記ハブ本体6の軸方向中間部乃至内端部(軸方向に関して内とは、車体への組み付け状態で幅方向内側となる側で、各図の右側。本明細書全体で同じ。)には、それぞれの外周面に内輪軌道8、8を形成した、上記1対の内輪4a、4bを外嵌している。これら両内輪4a、4bは、上記ハブ本体6の軸方向内端部を直径方向外方に折り曲げて成るかしめ部9により、このハブ本体6に支持固定している。又、上記各外輪軌道3、3と上記各内輪軌道8、8との間には、それぞれ複数個ずつの転動体10、10を設けて、上記外輪2の内側に上記ハブ5を、回転自在に支持している。
【0003】
又、このハブ5の中心部には、スプライン孔11を設けて、このハブ5と等速ジョイント12とを組み合わせ自在としている。この等速ジョイント12の一端部には、上記スプライン孔11と係合するスプライン軸13を設けている。又、上記等速ジョイント12の内端部には、等速ジョイント用外輪として機能するハウジング部14を設けている。このハウジング部14の内径側には、図示しない等速ジョイント用内輪及び複数のボールを組み付ける。この様な等速ジョイント12と上記ハブ5とは、上記スプライン孔11に上記スプライン軸13を挿入した状態に組み合わせ、上記両部材12、5と凹凸係合した弾性材製の結合部材15により、分離防止を図っている。更に、この結合部材15に、磁性材製或は永久磁石製で円輪状又は円筒状のエンコーダ16a、16bを添設している。車体への組み付け状態では、前記ナックル1等の回転しない部分に支持した、図示しない回転検出センサの検出部を上記各エンコーダ16a、16bに対向させて、上記両部材12、5の回転速度を検出する。特許文献1には、走行時に車輪が跳ね上げる飛び石等から上記各エンコーダ16a、16bを保護する構造に関しては、特に記載されていない。
【0004】
これに対して、特許文献2には、図6に示す様に、永久磁石製で円輪状のエンコーダ16aの内側面を、シールリップ17a、17bを構成する弾性材により覆う構造が記載されている。この構造では、外輪2と内輪4との間の空間18の軸方向内端開口部を塞ぐ組み合わせシールリング19を構成するスリンガ20を、金属板を曲げ形成する事により、断面略T字形で全体を円環状に形成している。そして、上記スリンガ20の軸方向内側面に上記エンコーダ16aを、全周に亙って添着している。更にこのエンコーダ16aの軸方向内側面を、上記シールリップ17a、17bを構成する弾性材により覆っている。又、これら各シールリップ17a、17bにより、上記エンコーダ16aの外径側に存在する径方向隙間、上記内輪4の軸方向内端面と等速ジョイント12のハウジング部14の軸方向外端面との間に存在する軸方向隙間を塞いでいる。上記径方向隙間を塞ぐ事は、上記空間18内への異物進入防止の為に重要であり、上記軸方向隙間を塞ぐ事は、かしめ部9及びこのかしめ部9の加工に伴って負荷された応力が残留している内輪4の一部への異物付着を防止し、このかしめ部9及びこの内輪4の一部に応力腐食割れが発生するのを防止する為に重要である。
【0005】
又、何れも図示は省略するが、特許文献3〜5には、永久磁石製のエンコーダの軸方向内側面を、非磁性金属等の板材により覆う事で、このエンコーダを保護する構造が記載されている。又、特許文献6、7には、回転しない外輪と回転する等速ジョイントのハウジングとの間にラビリンスシール若しくは接触式のシールを設ける事により、かしめ部を形成した部分への異物進入防止を図る構造が記載されている。更に、特許文献8には、互いに同期して回転するハブと等速ジョイントのハウジングとの間に接触式のシールを設ける事により、かしめ部を形成した部分への異物進入防止を図る構造が記載されている。
【0006】
【特許文献1】
米国特許5674011号明細書
【特許文献2】
米国特許出願公開第2002/0131659号明細書
【特許文献3】
特開平11−303879号公報
【特許文献4】
特開2001−241435号公報
【特許文献5】
特開2002−333033号公報
【特許文献6】
特開2002−174256号公報
【特許文献7】
特開2002−195280号公報
【特許文献8】
特開2000−142009号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
車輪の回転速度検出を行なう為に永久磁石製のエンコーダを使用する事は、回転検出センサの小型、軽量化を図る面から好ましい。又、永久磁石としてゴム磁石を使用する事は、取付作業に伴って上記エンコーダに微小変形が生じてもこのエンコーダに割れ等の損傷が生じない構造を得られ、このエンコーダをハブ等の回転部材に圧入固定する作業の容易化が可能になるだけでなく、上記エンコーダの軽量化及び低廉化を図る面から好ましい。これに対して、特許文献1に記載された構造の場合、エンコーダ16a、16bを飛び石等から保護する構造を設けていない為、これら各エンコーダ16a、16bとして、低コストで造れるゴム磁石製のものを使用すると、信頼性確保の面から問題を生じる。
【0008】
これに対して特許文献2に記載された構造の場合には、エンコーダ16aの表面を弾性材により覆っている為、多少は飛び石からのこのエンコーダ16aの保護を図れるが、十分とは言えない。即ち、軟らかい弾性材の薄膜により覆った程度では、上記エンコーダ16aの保護を十分に図る事は難しい。又、1個のスリンガ20に、このエンコーダ16aとシールリップ17a、17bとを設けている為、このスリンガ20の断面形状が複雑になる。この結果、このスリンガ20のコストが嵩む他、形状精度を確保する事が難しくなる。
【0009】
又、特許文献3〜5に記載された構造の場合には、ゴム磁石製のエンコーダの保護は図れても、ハブ本体の軸方向内端部に設けたかしめ部及びこのかしめ部の加工に伴って負荷された応力が残留している内輪の一部に、雨水等の異物が付着する事は防止できない。この為、ハブ本体に対し内輪を固定する為、このハブ本体の内端部にかしめ部を設けた構造に適用した場合に、このかしめ部及び上記内輪の一部が腐食する事に伴う、応力腐食割れの防止を図る事はできない。
【0010】
又、特許文献6に記載された構造の場合には、洗車時に吹き付けられる洗浄水がかしめ部を設けた部分及び内輪の一部にまで入り込む事を十分に防止できないだけでなく、ゴム磁石製のエンコーダを保護する事に就いては考慮していない。更に、特許文献7に記載された構造の場合には、相対回転する外輪と等速ジョイントとの間を密封する構造である為、密封性能を確保する為には各部の形状精度並びに平滑度を高くする等、コストが嵩むだけでなく、シールリップの先端縁と相手面とが摩擦係合する為、回転トルクの増大により車両の性能を悪化させると言った問題もある。ゴム磁石製のエンコーダを保護する事に就いて考慮していない点に関しては、特許文献8に記載された構造も、上記特許文献6〜7に記載された構造と同様である。
本発明の車輪支持用転がり軸受ユニットは、上述の様な事情に鑑みて、ゴム磁石製のエンコーダの保護並びにかしめ部を設置した部分への異物の進入防止を有効に図れる構造を低コストで実現すべく発明したものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の車輪支持用転がり軸受ユニットは、外輪と、ハブと、転動体と、組み合わせシールリングと、エンコーダとを備える。
このうちの外輪は、内周面に複列の外輪軌道を有し、使用時にも回転しない。
又、上記ハブは、ハブ本体に少なくとも1個の内輪を外嵌固定すると共に、このうちのハブ本体の軸方向内端部を径方向外方に塑性変形して成るかしめ部により上記内輪の軸方向内端面を抑え付けて、この内輪を上記ハブ本体に固定して成る。そして、外周面の軸方向外端寄り部分に車輪を支持する為の回転フランジを、同じく中間部乃至内端寄り部分に直接又は上記内輪を介して複列の内輪軌道を、それぞれ設けている。
又、上記転動体は、上記各外輪軌道と上記各内輪軌道との間にそれぞれ複数個ずつ、転動自在に設けられている。
又、上記組み合わせシールリングは、上記外輪の軸方向内端部内周面と上記ハブの軸方向内端部外周面との間に設けられたもので、シールリング素子とスリンガとを備える。このうちのシールリング素子は、上記外輪の軸方向内端部に固定した円環状の芯金、及び、この芯金に全周に亙って添設された弾性材製のシール材を備える。又、上記スリンガは、断面略L字形で全体が円環状の金属板製で、円筒部及びこの円筒部の端縁から径方向外方に折れ曲がった円輪部を備える。そしてこのスリンガは、上記円筒部を上記ハブの軸方向内端寄り部分の外周面で上記シールリングと対向する部分に外嵌固定された状態で、上記シール材に設けたシールリップを全周に亙り摺接させている。
又、前記エンコーダは、軸方向内側面にS極とN極とを交互に配置した永久磁石製で、上記円輪部の内側面に全周に亙って添着されている。
特に、本発明の車輪支持用転がり軸受ユニットに於いては、上記エンコーダの軸方向内側面に非磁性金属板製のカバーを、全周に亙って添着している。そして、このカバーの内周縁にその端縁を全周に亙って連続させた塞ぎ部材により、上記かしめ部及び内輪の内端部を外部空間から遮断している。
【0012】
【作用】
上述の様に構成する本発明の車輪支持用転がり軸受ユニットの場合には、永久磁石製のエンコーダの軸方向内側面に非磁性金属板製で板状のカバーを、全周に亙って添着している為、上記エンコーダをゴム磁石により造った場合でも、このエンコーダが飛び石等により損傷を受ける事を有効に防止できる。又、上記カバーの内周縁にその端縁を全周に亙って連続させた塞ぎ部材により、ハブ本体の軸方向内端部に設けたかしめ部及び、このかしめ部の加工に伴って負荷された応力が残留している内輪の内端部で、シールリング素子により密封されていない部分を外部空間から遮断している為、これらかしめ部及び内輪の内端部に水分等の異物が付着してこのかしめ部及び内輪の内端部が腐食する事を防止できる。そして、このかしめ部及び内輪の内端部に応力腐食割れが発生する事を有効に防止できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1〜2は、請求項1〜3に対応する、本発明の実施の形態の第1例として、本発明を駆動輪(FR車及びRR車の後輪、FF車の前輪、4WD車の全輪)を懸架装置に支持する為の車輪支持用転がり軸受ユニットに適用した場合に就いて示している。本例の車輪支持用転がり軸受ユニットは、外輪2aと、ハブ5aと、複数個の転動体10、10と、組み合わせシールリング19aと、エンコーダ16aとを備える。
このうちの外輪2aは、外周面に固定フランジ21を、内周面に複列の外輪軌道3、3を、それぞれ有する。この様な外輪2aは、自動車への組み付け状態で、上記固定フランジ21をナックル1(図5参照)に対し、複数本のボルトにより結合固定する。従って上記外輪2aは、使用時にも回転しない。
【0014】
又、上記ハブ5aは、ハブ本体6aと1個の内輪4とを不離に組み合わせて成る。このうちのハブ本体6aは、中心部にスプライン孔11aを有する中空筒状である。この様なハブ本体6aの外周面のうち、軸方向外寄り部分には車輪を結合固定する為の回転フランジ7aを、中間部には内輪軌道8を、軸方向内寄り部分には小径段部22を、それぞれ形成している。この小径段部22には、外周面に内輪軌道8を形成した上記内輪4を外嵌している。そして、上記ハブ本体6aの軸方向内端部でこの内輪4よりも軸方向内方に突出した円筒状部分を径方向外方に塑性変形させて成るかしめ部9aにより、上記内輪4の軸方向内端面を抑え付けている。この様にして、外周面に複列の内輪軌道8、8を有する、上記ハブ5aを構成している。前記各転動体10、10は、上記各外輪軌道3、3と上記各内輪軌道8、8との間にそれぞれ複数個ずつ、保持器23、23に保持された状態で、転動自在に設けられている。
【0015】
又、前記組み合わせシールリング19aは、上記外輪2aの軸方向内端部内周面と、上記ハブ5aの軸方向内端部外周面との間に設けられて、上記各転動体10、10を設置した空間18aの、軸方向内端側開口部を塞いでいる。そして、外部空間(車輪支持用転がり軸受ユニットの周囲に存在し、何ら他の部分と隔てられていない空間)に浮遊する雨水や塵芥等の異物が上記空間18a内に入り込む事を防止すると共に、この空間18a内に存在するグリースが上記外部空間に漏れ出す事を防止する。この様な組み合わせシールリング19aは、シールリング素子24とスリンガ20aとを備える。
【0016】
このうちのシールリング素子24は、芯金25によりシール材26を補強して成る。この芯金25は、SUS304の如きステンレス鋼板等の金属板にプレスによる打ち抜き加工及び曲げ加工を施す事により、断面略L字形で全体を円環状に形成したもので、外径側円筒部27と、この外径側円筒部27の軸方向外端縁から径方向内方に折れ曲がった内側円輪部28とを備える。又、上記シール材26は、ゴムの如きエラストマー等の弾性材製で、3本のシールリップ29a、29b、29cを備える。この様なシール材26の基部は上記芯金25に、焼き付き、接着等により、全周に亙り結合固定されている。この様なシールリング素子24は、上記外径側円筒部27を前記外輪2aの軸方向内端部内周面に、締り嵌めで内嵌する事により、この外輪2aに対し固定している。
【0017】
又、上記スリンガ20aは、SUS430の如きステンレス鋼板等の磁性金属板にプレスによる打ち抜き加工及び曲げ加工を施す事により、断面略L字形で全体を円環状に形成したもので、内径側円筒部30と、この内径側円筒部30の軸方向内端縁から径方向外方に折れ曲がった外側円輪部31とを備える。この様なスリンガ20aは、上記内径側円筒部30を前記内輪4の軸方向内端部外周面に、締り嵌めで外嵌する事により、この内輪4を含む、前記ハブ5aに対し固定している。又、この状態で上記スリンガ20aを構成する上記内径側円筒部30の外周面、並びに、上記外側円輪部31の軸方向外側面に、上記各シールリップ29a、29b、29cの先端縁を、それぞれ全周に亙り摺接させている。
【0018】
又、前記エンコーダ16aは、ゴム中にフェライト等の磁性粉末を混入したゴム磁石で、全体を円輪状に形成すると共に、軸方向に着磁している。着磁方向は、円周方向に亙って交互に且つ等間隔で変化させており、被検出面である上記エンコーダ16aの軸方向内側面にはS極とN極とを、交互に且つ等間隔で配置している。この様なエンコーダ16aは、上記スリンガ20aを構成する外側円輪部31の軸方向内側面に、接着或は焼き付け(加硫固着)により、全周に亙って添着されている。
【0019】
更に、上記エンコーダ16aの軸方向内側面に板状のカバー32を、全周に亙って、接着、焼き付け等により添着している。このカバー32は、厚さが0.2〜0.4mm程度である、SUS304等の非磁性金属薄板にプレスによる打ち抜き加工及び曲げ加工を施す事により、全体を円輪状に形成している。即ち、上記カバー32は、円輪部33の外周縁部を軸方向外方に直角に折り曲げて外径側折れ曲がり部34を、内周縁部を軸方向内方に90度よりも小さく折り曲げて内径側折れ曲がり部35を、それぞれ形成している。このうちの外径側折れ曲がり部34の内径は、上記エンコーダ16aの外径とほぼ一致させている。従って上記カバー32はこのエンコーダ16aに、同心に結合されている。又、上記内径側折れ曲がり部35の基端部の直径(この内径側折れ曲がり部35の外径)は、前記内輪4の軸方向内端面の外径よりも小さくしている。そして、上記スリンガ20aをこの内輪4の内端部に外嵌固定した状態で、上記円輪部33の軸方向外側面の内径寄り部分を、上記内輪4の軸方向内端面の外径寄り部分に、全周に亙って当接させている。
【0020】
又、上記内径側折れ曲がり部35には、第二シール材36の基端部を、この内径側折れ曲がり部35の全周に亙って、モールド時のインサート、接着、焼き付け等により結合している。上記第二シール材36は、ほぼ円筒状に形成されており、自由状態でこの第二シール材36の先端縁(軸方向内端縁)が、前記かしめ部9aの軸方向内端面よりも、軸方向内方に突出する様にしている。又、上記第二シール材36の先端縁部の直径は、上記かしめ部9aの外径よりも大きく、前記ハブ5aと組み合わされる等速ジョイント12aのハウジング部14aの外端面のうちで、上記第二シール材36の先端縁部が対向する部分の外径よりも小さくしている。
【0021】
上述の様な本例の車輪支持用転がり軸受ユニットを自動車の懸架装置に組み付けた状態では、前記スプライン孔11aに上記等速ジョイント12aに付属のスプライン軸13aを、軸方向内側から外側に向け挿通する。そして、このスプライン軸13aの先端部(軸方向外端部)で上記ハブ5aの軸方向外端面から突出した部分に形成された雄ねじ部にナット37を螺合し更に緊締する。この結果、上記ハブ5aが、このナット37と上記ハウジング部14aとの間で軸方向両側から挟持されて、上記等速ジョイント12aと車輪支持用転がり軸受ユニットとが結合固定される。又、この状態では、上記第二シール材36の先端縁が上記ハウジング部14aの軸方向外端面に当接して、この第二シール材36の軸方向長さが、弾性的に縮められる。この結果第二シール材36の先端縁が上記ハウジング部14aの軸方向外端面に、全周に亙って十分な面圧で押し付けられ、前記かしめ部9aを外部空間から遮断する。更に、前記エンコーダ16aの軸方向内側面には、前記ナックル1等の固定の部分に支持された回転検出センサ38の検出部を、前記カバー32を介して対向させる。この結果、上記エンコーダ16aを固定したハブ5a、延いてはこのハブ5aに支持固定した車輪の回転速度を検出自在になる。
【0022】
上述の様に本例の車輪支持用転がり軸受ユニットの場合には、ゴム磁石製のエンコーダ16aの軸方向内側面に非磁性金属板製で板状の上記カバー32を、全周に亙って添着している為、上記エンコーダ16aが飛び石等により損傷を受ける事を有効に防止できる。又、上記カバー32にその基端縁を全周に亙って連続させ、その先端縁を上記ハウジング部14aの軸方向外端面に全周に亙って突き当てた第二シール材36により、前記ハブ本体6aの軸方向内端部に設けたかしめ部9a及び、このかしめ部9aの加工に伴って負荷された応力が残留している前記内輪4の内端部で、前記シールリング素子24により密封されていない部分を外部空間から遮断している為、これらかしめ部9a及び内輪4の内端部に水分等の異物が付着してこれらかしめ部9a及び内輪4の内端部が腐食する事を防止できる。そして、このかしめ部9a及び内輪4の内端部に応力腐食割れが発生する事を有効に防止できる。
【0023】
次に、図3〜4は、請求項1、4〜6に対応する、本発明の実施の形態の第2例として、本発明を従動輪(FR車及びRR車の前輪、FF車の後輪)を懸架装置に支持する為の車輪支持用転がり軸受ユニットに適用した場合に就いて示している。従って、本例の車輪支持用転がり軸受ユニットは、等速ジョイントとは組み合わされない。これに伴って本例のハブ5bを構成するハブ本体6bは、スプライン孔を持たない、中実体としている。1対の内輪軌道8、8はそれぞれ、このハブ本体6bの中間部乃至内端寄り部分に外嵌した1対の内輪4a、4bの外周面に形成している。
【0024】
又、本例の場合も、外輪2bの軸方向内端部内周面と、上記ハブ5bの軸方向内端部外周面との間に組み合わせシールリング19aを設けて、各転動体10、10を設置した空間18aの、軸方向内端側開口部を塞いでいる。又、上記組み合わせシールリング19aを構成するスリンガ20aの外側円輪部31の軸方向内側面にエンコーダ16aを、全周に亙って添設している。上記シールリング19a及びエンコーダ16aの基本的な構造に就いては、前述した第1例の場合と同様であるから、重複する説明は省略する。
【0025】
特に、本例の場合には、上記エンコーダ16aの軸方向内側面を覆う円輪状のカバー32aと一体に、有底円筒状(シャーレ状)の覆板部39を設けている。即ち、本例の場合には、SUS304の如きステンレス鋼板等の非磁性金属板に絞り加工を施す事により、上記カバー32aと上記覆板部39とを一体に形成している。このうちの覆板部39は、円板状の底板部40と、この底板部40の外周縁から軸方向外方に折れ曲がった第二円筒部41とから成るもので、この第二円筒部41の軸方向外端縁と上記カバー32aの内周縁とが連続している。又、上記第二円筒部41の内径は、かしめ部9bの外径及び次述する段部42の外径よりも大きくしている。更に、上記第二円筒部41の深さは、次述する段差面43から上記かしめ部9bの軸方向内端面までの軸方向距離以上としている。
【0026】
前記1対の内輪4a、4bのうち、軸方向内側に位置し、上記かしめ部9bにより軸方向内端面を抑え付けられた内輪4bの軸方向内端部外周面に、スリンガ20aの内径側円筒部30を外嵌する肩部44よりも小径の段部42を形成している。上記第二円筒部41の内径は、この段部42の外径よりも大きく、且つ、上記肩部44の外径よりも小さくしている。そして、上記スリンガ20aを上記内輪4bに組み付けるべく、上記内径側円筒部30を上記肩部44に外嵌固定した状態で、上記カバー32aの軸方向外側面内径寄り部分を、この肩部44と上記段部42とを連続させる段差面43に当接させている。上記スリンガ20aを構成する外側円輪部31の軸方向内側面に添設した、前記エンコーダ16aの軸方向位置は、この状態で適正になる様に、各部の寸法を規制している。尚、上記第二円筒部41は、必ずしも直径が軸方向に亙って同じである必要はない。軸方向に亙って直径が変化するテーパ状若しくは曲面状のものも、上記第二円筒部41となり得る。
【0027】
上述の様に構成する本例の構造の場合、前記覆板部39が、上記かしめ部9b全体、及び、上記内輪4bの内端部で前記シールリング素子24により密封されていない部分を覆い、外部空間に存在する雨水や塵芥等の異物が、これらかしめ部9b及び内輪4bの内端部に付着し、これらかしめ部9b及び内輪4bの内端部を腐食させる事を防止する。従って、本例の場合も、これらかしめ部9b及び内輪4bの内端部に応力腐食割れが生じ、これらかしめ部9b及び内輪4bの内端部の強度が低下する事を防止する。
尚、本例の場合も、上記カバー32aがゴム磁石製のエンコーダ16aの軸方向内側面を覆う為、このエンコーダ16aが飛び石等により損傷を受ける事を有効に防止できる。
【0028】
更に、本例の場合も、上記エンコーダ16aの軸方向内側面には、前記ナックル1等の固定の部分に支持された回転検出センサ38の検出部を、上記カバー32aを介して対向させる。この結果、上記エンコーダ16aを固定したハブ5b、延いてはこのハブ5bに支持固定した車輪の回転速度を検出自在になる。本例の場合、上記内輪4bの軸方向内端部外周面に上記段部42を形成する事により、車輪支持用転がり軸受ユニットのうちで上記回転検出センサ38を設置する部分の外径を小さくしている。そして、この回転検出センサ38の先端面を、前記肩部44の外周面よりも径方向内方に位置させている。この構成により、上記回転検出センサ38として、前述した第1例に使用するものと同種のものを使用可能とし、部品の共通化に基づくコスト低減を可能にしている。
【0029】
【発明の効果】
本発明の車輪支持用転がり軸受ユニットは、以上に述べた通り構成され作用するので、ゴム磁石製のエンコーダの保護並びにかしめ部を設置した部分への異物の進入防止を有効に図れる構造を低コストで実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1例を示す半部断面図。
【図2】図1のA部拡大図。
【図3】本発明の実施の形態の第2例を示す断面図。
【図4】図2のB部拡大図。
【図5】従来構造の第1例を示す半部断面図。
【図6】同第2例を示す部分断面図。
【符号の説明】
1 ナックル
2、2a、2b 外輪
3 外輪軌道
4、4a、4b 内輪
5、5a、5b ハブ
6、6a、6b ハブ本体
7、7a 回転フランジ
8 内輪軌道
9、9a、9b かしめ部
10 転動体
11、11a スプライン孔
12、12a 等速ジョイント
13、13a スプライン軸
14、14a ハウジング部
15 結合部材
16a、16b エンコーダ
17a、17b シールリップ
18、18a 空間
19、19a 組み合わせシールリング
20、20a スリンガ
21 固定フランジ
22 小径段部
23 保持器
24 シールリング素子
25 芯金
26 シール材
27 外径側円筒部
28 内側円輪部
29a、29b、29c シールリップ
30 内径側円筒部
31 外側円輪部
32、32a カバー
33 円輪部
34 外径側折れ曲がり部
35 内径側折れ曲がり部
36 第二シール材
37 ナット
38 回転検出センサ
39 覆板部
40 底板部
41 第二円筒部
42 段部
43 段差面
44 肩部

Claims (6)

  1. 内周面に複列の外輪軌道を有し、使用時にも回転しない外輪と、ハブ本体に少なくとも1個の内輪を外嵌固定すると共に、このうちのハブ本体の軸方向内端部を径方向外方に塑性変形して成るかしめ部により上記内輪の軸方向内端面を抑え付けてこの内輪を上記ハブ本体に固定して成り、外周面の軸方向外端寄り部分に車輪を支持する為の回転フランジを、同じく中間部乃至内端寄り部分に直接又は上記内輪を介して複列の内輪軌道を、それぞれ設けたハブと、上記各外輪軌道と上記各内輪軌道との間にそれぞれ複数個ずつ転動自在に設けられた転動体と、上記外輪の軸方向内端部内周面と上記ハブの軸方向内端部外周面との間に設けられた組み合わせシールリングと、この組み合わせシールリングに添設されたエンコーダとを備え、この組み合わせシールリングは、上記外輪の軸方向内端部に固定した円環状の芯金及びこの芯金に全周に亙って添設された弾性材製のシール材を備えたシールリング素子と、断面略L字形で全体が円環状の金属板製で円筒部及びこの円筒部の端縁から径方向外方に折れ曲がった円輪部を備え、このうちの円筒部を上記ハブの軸方向内端寄り部分の外周面で上記シールリングと対向する部分に外嵌固定された状態で、上記シール材に設けたシールリップを全周に亙り摺接させたスリンガとから成るものであり、上記エンコーダは、軸方向内側面にS極とN極とを交互に配置した永久磁石製で、上記円輪部の内側面に全周に亙って添着されているものである車輪支持用転がり軸受ユニットに於いて、上記エンコーダの軸方向内側面に非磁性金属板製のカバーを全周に亙って添着し、このカバーの内周縁にその端縁を全周に亙って連続させた塞ぎ部材により、上記かしめ部を外部空間から遮断している事を特徴とする車輪支持用転がり軸受ユニット。
  2. ハブの中心部に形成したスプライン孔に、等速ジョイントに付属のスプライン軸がスプライン係合した状態で、この等速ジョイントのハウジング部がかしめ部に当接若しくは対向するものであり、塞ぎ部材は、基端部を円輪状のカバーの内周縁に全周に亙って結合させた弾性材製の第二シール材であり、この第二シール材の先端縁が上記ハウジング部の一部に、全周に亙って当接している、請求項1に記載した車輪支持用転がり軸受ユニット。
  3. カバーの内周縁部に軸方向内側に折れ曲がった折れ曲がり部が形成されており、第二シール材の基端部はこの折れ曲がり部に全周に亙って結合されており、この第二シール材の先端縁がハウジング部の軸方向外端面に当接している、請求項2に記載した車輪支持用転がり軸受ユニット。
  4. 車輪支持用転がり軸受ユニットは、等速ジョイントと組み合わされないものであり、塞ぎ部材は、円輪状のカバーと一体に形成され、このカバーの内径側全体を覆う覆板部である、請求項1に記載した車輪支持用転がり軸受ユニット。
  5. 覆板部は、円板状の底板部と、この底板部の外周縁から軸方向外方に折れ曲がった第二円筒部とから成るものであり、この第二円筒部の軸方向外端縁とカバーの内周縁とが連続している、請求項4に記載した車輪支持用転がり軸受ユニット。
  6. かしめ部により軸方向内端面を抑え付けられた内輪の軸方向内端部外周面に、スリンガの円筒部を外嵌する肩部よりも小径の段部を形成しており、第二円筒部の内径はこの段部の外径よりも大きく、且つ、上記肩部の外径よりも小さく、上記スリンガの円筒部をこの肩部に外嵌固定した状態で、カバーの軸方向外側面内径寄り部分は、この肩部と上記段部とを連続させる段差面に当接している、請求項5に記載した車輪支持用転がり軸受ユニット。
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