JP2004331012A - 自力走行式電動作業機 - Google Patents

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Abstract

【課題】自力走行式電動作業機の操縦性及び作業性を高め、さらに自力走行式電動作業機の旋回性を高めること。
【解決手段】自力走行式電動作業機10は、機体の左右に配置した各駆動輪23L,23Rを、単一の電動モータ25で差動機構52を介して各々駆動するものであり、左右の駆動輪と差動機構との間にそれぞれ電磁ブレーキ54L,54Rを介在させ、機体から後方へ左右の操作ハンドル36L,36Rを延し、これらの操作ハンドルにそれぞれ旋回操作レバー37L,37Rを設け、左の旋回操作レバーが旋回操作されたという条件で左の電磁ブレーキにブレーキ作動指令を発するとともに右の旋回操作レバーが旋回操作されたという条件で右の電磁ブレーキにブレーキ作動指令を発する制御部44を備える。制御部は、左又は右の旋回操作レバーが旋回操作されたという条件で、電動モータに直進走行時よりも減速させる減速指令を発する。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自力走行式電動作業機の改良技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的な自力走行式電動作業機には、電動モータによって左右の駆動輪を駆動して自力走行させ、作業者が左右の操作ハンドルを握って後から連れ歩き、除雪作業等の各種作業をする形式のものがある。近年、この形式の自力走行式電動作業機の開発が進められている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−193030公報(第5頁、図2、図4、図8)
【0004】
特許文献1による従来の自力走行式電動作業機の概要を、図10で詳しく説明する。
図10(a),(b)は従来の自力走行式電動作業機の概要図であり、特開2001−193030公報の図8の要部を再掲する。なお、符号は振り直した。(a)は電動作業機100の平面構成を模式的に表し、(b)は動力伝達機構106の要部の平面構成を模式的に表した。
【0005】
従来の電動作業機100は、車体フレーム101の前部に雪を押出す排雪部材102を備え、車体フレーム101の左右両側にクローラベルト103L,103Rを備え、車体フレーム101の後部に左右の操作ハンドル104L,104Rを備え、車体フレーム101に電動モータ105並びに動力伝達機構106を備えた、自力走行式歩行型除雪機である。
【0006】
動力伝達機構106に差動装置107を介設することで、電動モータ105の動力を差動装置107並びに駆動輪用車軸108L,108Rを介して左右の駆動輪109L,109Rに伝達し、各々駆動輪109L,109Rを介して左右のクローラベルト103L,103Rを駆動することができる。
ここで、路面と右のクローラベルト103Rとの間の摩擦抵抗力をFとし、路面と左のクローラベルト103Lとの間の摩擦抵抗力をFとする。また、右の駆動輪109Rの回転速度をNとし、左の駆動輪109Lの回転速度をNとする。平坦な路面を直進走行中には、F=F、N=Nの関係である。
【0007】
左の操作ハンドル104Lを前方へ強く押すことで、(a)に示す電動作業機100を右旋回操作すると、F>Fの関係になる。このため、(b)に示す差動装置107において、右の被動ベベルギヤ111Rを駆動する力は、左の被動ベベルギヤ111Lを駆動する力よりも大きい。駆動ベベルギヤ112,112は支軸113を中心に自転しつつ、公転する。従って、摩擦抵抗力の大きい方の右の駆動輪109Rが減速された分だけ、反対側の左の駆動輪109Lは増速することになる。これが左右の駆動輪109L,109Rの回転差となる(N<N)。この結果、右のクローラベルト103Rの走行速度よりも、左のクローラベルト103Lの走行速度は大きい。電動作業機100は右旋回する。なお、121L,121Rは左右の転動輪である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術は、電動作業機100を旋回させる度に、作業者は旋回外側の操作ハンドルを前方へ強く押す必要がある。例えば右へ旋回させるには、反対側である左の操作ハンドル104Lを強く押す。このため、作業者の操縦姿勢は、電動作業機100を直進走行させる場合と旋回させる場合とで変わる。従って、電動作業機100の操縦性や作業性を、より高めるには改良の余地がある。
【0009】
さらには、旋回内側の駆動輪(右へ旋回させるときには右の駆動輪109R)は、路面との間の摩擦抵抗力の低下によって空転することが有り得る。空転した場合には、差動機構の差動作用により、旋回外側の駆動輪109Lへ伝わる動力が減少する。すなわち、電動モータ105から差動機構107を介して旋回外側の駆動輪109Lへ伝達される動力は減少する。電動作業機100の旋回性を、より高めるには改良の余地がある。
【0010】
これに対して、差動機構107を廃止し、左右の駆動輪109L,109Rを互いに独立した別々の電動モータで駆動することが考えられる。しかし、駆動装置や制御装置が複雑になり、コストアップの要因となるので得策ではない。
【0011】
そこで本発明の目的は、自力走行式電動作業機の操縦性及び作業性を高め、さらに自力走行式電動作業機の旋回性を高めることができる技術を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、機体の左右に配置した各駆動輪を、単一の電動モータで差動機構を介して各々駆動する自力走行式電動作業機において、左右の駆動輪と差動機構との間にそれぞれ電磁ブレーキを介在させ、機体から後方へ左右の操作ハンドルを延し、これらの操作ハンドルにそれぞれ旋回操作レバーを設け、左の旋回操作レバーが旋回操作されたという条件で左の電磁ブレーキにブレーキ作動指令を発するとともに右の旋回操作レバーが旋回操作されたという条件で右の電磁ブレーキにブレーキ作動指令を発する制御部を備えたことを特徴とする。
【0013】
請求項1によれば、自力走行式電動作業機を操縦するために左右の操作ハンドルを握っている手の一方で、旋回内側の旋回操作レバーをも操作するだけで、操作した方の電磁ブレーキをオン作動させて、電動作業機を旋回させることができる。
このため、電動作業機を旋回させる度に、作業者は従来のように旋回外側の操作ハンドルを前方へ強く押す必要がない。電動作業機を直進走行させるときの作業者の操縦姿勢に対して、電動作業機を旋回させるときの操縦姿勢は、実質的にほとんど同じである。従って、電動作業機の操縦性をより高めることができる。しかも、同じ姿勢のままで、ほぼ連続的に作業を行うことができるので、作業性をも高めることができる。このようなことから、作業者の負担を軽減することができる。
【0014】
さらには、旋回内側の電磁ブレーキをオン作動させることにより、対応する駆動輪にブレーキを掛けるようにしたので、旋回内側の駆動輪が、路面との間の摩擦抵抗力の低下によって空転することはない。従って、電動モータから差動機構を介して旋回外側の駆動輪へ伝達される動力を、十分に確保することができる。この結果、電動作業機の旋回性をより高めることができる。
【0015】
請求項2は、制御部が、左又は右の旋回操作レバーが旋回操作されたという条件で、電動モータに直進走行時よりも減速させる減速指令を発するように構成したことを特徴とする。
【0016】
請求項2によれば、旋回時に差動機構の差動作用によって旋回外側の駆動輪が増速しようとする現象を、電動モータの回転速度を直進走行時よりも減少させることによって、解消又は緩和させることができる。この結果、旋回外側の駆動輪の回転速度を抑制することができる。従って、旋回操作時に自力走行式電動作業機を緩やかに、且つ、より円滑に旋回させることができる。作業者は自力走行式電動作業機の旋回移動に従って、作業姿勢を緩やかに転換させればよい。このように、自力走行式電動作業機の操縦性をより高めるとともに、作業者の負担をより軽減することができる。
【0017】
しかも、自力走行式電動作業機を左又は右へ緩やかに旋回させるのに、自力走行式電動作業機に備えた単一の電動モータを減速させるだけで、旋回外側の駆動輪の回転速度を抑制することができる。従って、左右の駆動輪を互いに独立した別々の電動モータで駆動する場合に比べて、駆動装置や制御装置が簡単になり、コストダウンを図ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」は作業者から見た方向に従う。また、図面は符号の向きに見るものとする。
【0019】
図1は本発明に係る除雪機の平面図であり、クローラ式電動作業機(電動車両)としての除雪機10は、機体11にエンジン12を搭載し、機体11の前部に作業部としてのオーガ13及びブロア14を装備し、機体11の左右にクローラベルト15L,15Rを配置し、機体11の後部に操作盤16を配置した車両であり、作業者が操作盤16の後から連れ歩く自力走行式電動作業機である。以下、除雪機10の要部を詳細に説明する。なお、操作盤16は図2で詳しく説明する。
【0020】
エンジン12の出力の一部で、発電機17を回し、得た電力を操作盤16の下方に配置したバッテリ(図4の符号43参照)に供給すると共に、電動モータ25に供給する。
エンジン12の出力の残部は、電磁クラッチ18及びベルト19を介して作業部としてのオーガ13及びブロア14の回転に充てる。オーガ13は地面に積もった雪を中央に集める作用をなし、この雪を受け取ったブロア14はシュータ21を介して雪を機体11の周囲の所望の位置へ投射する。22はオーガハウジングであり、オーガ13を囲うカバー部材である。
【0021】
左のクローラベルト15Lは、駆動輪23Lと遊動輪24Lとに巻き掛けたものである。右のクローラベルト15Rも、駆動輪23Rと遊動輪24Rとに巻き掛けたものである。本発明では左右の駆動輪23L,23Lは、単一の電動モータ25で正逆転させる。
【0022】
図2は図1の2矢視図であり、操作盤16には、操作箱27の手前の側面にメインスイッチ28、エンジンチョーク29、クラッチ操作ボタン31などを備え、操作箱27の上面に、投雪方向調節レバー32、オーガハウジング姿勢調節レバー33、走行系に係る方向速度レバー34、作業部系に係るエンジンスロットルレバー35を備え、操作箱27の左にグリップ36a、左の旋回操作レバー37L及び走行準備レバー38を備え、操作箱27の右にグリップ36a及び右の旋回操作レバー37Rを備える。
【0023】
このように、機体11(図1参照)の後部から後方へ左右の操作ハンドル36L,36Rを延し、これらの操作ハンドル36L,36Rの先端にグリップ36a,36aを設け、操作ハンドル36L,36Rに且つグリップ36a,36aの近傍に、それぞれ旋回操作レバー37L,37Rを設けた。
【0024】
メインスイッチ28はメインキーを差込み、回すことでエンジンを始動することのできる周知のスイッチである。エンジンチョーク29は引くことで混合気の濃度を高めることができる。投雪方向調節レバー32は、シュータ(図1の符号21)の方向を変更するときに操作するレバーであり、オーガハウジング姿勢調節レバー33はオーガハウジング(図1の符号22)の姿勢を変更するときに操作するレバーである。その他の部材の作用は、図4で説明する。
【0025】
図3は図2の3矢視図であり、左の操作ハンドル36Lに左の旋回操作レバー37L及び走行準備レバー38を設けたことを示す。
左の旋回操作レバー37Lを握ることにより、アーム39aの角度を想像線の位置まで回転させて、左旋回スイッチ39Lをオン操作することができる。すなわち、左の旋回操作レバー37Lは、左旋回スイッチ39Lに作用する部材であり、図の状態(フリー状態)になれば左旋回スイッチ39Lはオフになる。作業者の左手で左の旋回操作レバー37Lを図反時計回りに上げれば、左旋回スイッチ39Lはオンとなる。このように、左の旋回操作レバー37Lが握られているか否かを、左旋回スイッチ39Lで検出することができる。
【0026】
また、走行準備レバー38はスイッチ手段42に作用する部材であり、スプリング41の引き作用により、図の状態(フリー状態)になればスイッチ手段42はオンになる。作業者の左手で走行準備レバー38を図時計回りに下げれば、スイッチ手段42はオフとなる。このように、走行準備レバー38が握られているか否かはスイッチ手段42で検出することができる。
【0027】
図4は本発明に係る除雪機の制御系統図であり、操作盤に内蔵若しくは付設した制御部44内の機器及び情報伝達経路を示す。想像線枠で囲ったエンジン12、オーガ13、ブロア14及び電磁クラッチ18が作業部系45であり、その他は走行系50となる。43はバッテリである。
なお、制御部44内に破線で指令の流れを便宜上示したが、これはあくまでも参考的記載に過ぎない。
【0028】
先ず、作業部系45の作動を説明する。メインスイッチ28にキーを差込み、回してスタートポジションにすることにより、図示せぬセルモータの回転によりエンジン12を始動させる。
走行準備レバー38を握ると共に、クラッチ操作ボタン31を操作することにより、作業者の意志で電磁クラッチ18をオンにし、オーガ13及びブロア14を回すことができる。走行準備レバー38をフリーにするかクラッチ操作ボタン31を操作するかの何れかにより、電磁クラッチ18をオフにすることができる。
【0029】
次に走行系50を説明をする。走行系50は、単一の電動モータ25の動力を動力伝達機構51及び差動機構(差動装置)52を介して左右の駆動輪用車軸53L,53Rに伝達することで、これらの駆動輪用車軸53L,53Rに個別に取付けられた左右の駆動輪23L,23Rに動力を伝達して、駆動するようにしたものである。各々駆動輪23L,23Rを介して左右のクローラベルト15L,15Rを駆動することができる。
【0030】
このような走行系50は、差動機構52と左右の駆動輪23L,23Rとの間にそれぞれ電磁ブレーキ54L,54Rを介在させたことを特徴とする。具体的には、左右の駆動輪用車軸53L,53Rにそれぞれ電磁ブレーキ54L,54Rを設けた。電磁ブレーキ54L,54Rのうち、固定側は機体11(図1参照)に取付けることになる。
左右の旋回操作レバー37L,37Rの操作情報を左・右旋回スイッチ39L,39Rから得た制御部44は、ブレーキドライバー(ブレーキ駆動部)55L,55Rを介して左右の電磁ブレーキ54L,54Rを作動することになる。
【0031】
次に走行系50の作動を説明をする。左右の電磁ブレーキ54L,54Rは、普通車両のパーキングブレーキに相当する役割をも果たすものであり、駐車中は制御部44の制御によりオン状態、すなわちブレーキ状態にある。そこで、次の手順で電磁ブレーキ54L,54Rを開放することができる。
【0032】
メインスイッチ28がスタートポジションにあること及び走行準備レバー38が握られていることの2つの条件が満たされ、方向速度レバー34を前進又は後進(図5で説明する。)に切換えると、電磁ブレーキ54L,54Rはオフ状態、すなわち開放(非ブレーキ)状態になる。
【0033】
図5は本発明で採用した方向速度レバーの作用説明図であり、方向速度レバー34は、作業者の手で、矢印▲1▼,▲2▼の如く往復させることができ、「中立範囲」より「前進」側へ倒せば除雪機を前進させることができ、且つ「前進」領域においては、Lfが低速前進、Hfが高速前進となるように、速度制御も行える。同様に、「中立範囲」より「後進」側へ倒せば除雪機を後進させることができ、且つ「後進」領域においては、Lrが低速後進、Hrが高速後進となるように、速度制御も行える。この例では、図の左端に付記した通りに、後進の最高速が0V(ボルト)、前進の最高速が5V、中立範囲が2.3V〜2.7Vになるようにポテンショメータ(図4の符号46)でポジションに応じた電圧を発生させる。1つのレバーで前後の方向と高低速の速度制御とを設定できるので、方向速度レバー34と名付けた。
【0034】
図4に戻って、方向速度レバー34の位置情報をポテンショメータ46から得た制御部44は、モータドライバー(モータ駆動部)56を介して単一の電動モータ25を回し、電動モータ25の回転速度を回転センサ57で検出し、その信号に基づいて回転速度を所定値になるようにフィードバック制御を実行する。この結果、左右の駆動輪23L,23Rは所望の方向に所定の速度で回り、走行状態となる。
【0035】
右の旋回操作レバー37Rは、右旋回スイッチ39Rに作用する部材であり、上記図3に示す左の旋回操作レバー37L並びに左旋回スイッチ39Lと同様の構成、作用をなす。すなわち、右の旋回操作レバー37Rが握られているか否かを、右旋回スイッチ39Rで検出することができる。
【0036】
左の旋回操作レバー37Lを握ったことを左旋回スイッチ39Lで検出し、この検出信号に応じて、制御部44は左の電磁ブレーキ54Lをオン作動させる。一方、右の旋回操作レバー37Rを握ったことを右旋回スイッチ39Rで検出し、この検出信号に応じて、制御部44は右の電磁ブレーキ54Rをオン作動させる。 なお、左右の電磁ブレーキ54L,54Rは、オン作動時に駆動輪23L,23R(駆動輪用車軸53L,53R)を個別に停止又は減速させる程度の制動作用(すなわち、大きい制動力又はやや小さい制動力)を有するものであればよい。
【0037】
次の何れかにより走行を停止することができる。(1)方向速度レバー34を中立位置に戻す。(2)左右の旋回操作レバー37L,37Rを同時に握る。(3)走行準備レバー38を離す。(4)メインスイッチ28をオフ位置に戻す。このように、停止後にメインスイッチ28をオフ位置に戻せば、電磁ブレーキ54L,54Rがブレーキ状態となり、パーキングブレーキを掛けたことと同じになる。
【0038】
図6は本発明に係る除雪機の走行系の模式的平面図である。走行系50における動力伝達機構51は、電動モータ25のモータ軸25aに取付けた第1小ギヤ61と、第1小ギヤ61に噛み合う第1大ギヤ62と、第1大ギヤ62並びに第2小ギヤ63を取付けた回転可能な中間軸64と、第2小ギヤ63に噛み合うように差動機構52に取付けた第2大ギヤ65と、からなる。
【0039】
差動機構52は、第2大ギヤ65の側面に同心で取付けた差動ケース71と、差動ケース71を貫通させ且つ差動ケース71に取付けた支軸72と、支軸72に回転可能に取付けた一対の駆動ベベルギヤ73,73と、これらの駆動ベベルギヤ73,73に噛み合う左右一対の被動ベベルギヤ74L,74Rとからなる。
左右の被動ベベルギヤ74L,74Rは、左右の駆動輪用車軸53L,53Rに個別に取付けることになる。支軸72は、駆動輪用車軸53L,53Rに対して直交する方向に延びる軸である。
【0040】
次に、上記図4に示す制御部44をマイクロコンピュータとした場合に、除雪機を旋回させるときの制御フローについて、図7に基づき説明する。図中、ST××はステップ番号を示す。特に説明がないステップ番号については、番号順に進行する。
【0041】
図7は本発明に係る制御部の制御フローチャートである。なお、この制御はメインスイッチ28(図4参照)をオン位置に切換えたという条件下で実行する。
ST01;方向速度レバーのポジションに対応する、電動モータの目標速度St1を読み込む。この目標速度St1は、除雪機を直進走行させるときの目標となる速度である。
ST02;電動モータの実速度Sa(現実の速度Sa)を計測する。図4の回転センサ57で計測すればよい。
【0042】
ST03;実速度Saが目標速度St1になるように制御信号を出力し、電動モータを正転させる。すなわち、電動モータに制御用のパルス幅変調信号(PWM信号)を発する。この結果、除雪機は前進する。
ST04;メインスイッチがオンであるか否かを調べ、YESであればST05に進み、NOであればリターンしてこの制御フローによる制御を終了する。すなわち、メインスイッチ28(図4参照)をオン位置に切換えることによって、この制御フローを実行したものであるが、メインスイッチ28をオフ位置に切換えることによって、制御ループから抜け出して制御フローの実行を終了させることができる。
【0043】
ST05;左旋回スイッチがオンであるか否かを調べ、YESであれば左旋回操作がなされたとしてST06に進み、NOであればST07に進む。左の旋回操作レバーが旋回操作されたときに、左旋回スイッチはオンである。
ST06;左の電磁ブレーキにブレーキ作動指令を発してオン作動させる(ブレーキ状態にする)。この結果、左の駆動輪を停止又は減速させることができる。
ST07;左の電磁ブレーキにブレーキ非作動指令を発してオフ作動させる(非ブレーキ状態にする)。
【0044】
ST08;右旋回スイッチがオンであるか否かを調べ、YESであれば右旋回操作がなされたとしてST09に進み、NOであればST10に進む。右の旋回操作レバーが旋回操作されたときに、右旋回スイッチはオンである。
ST09;右の電磁ブレーキにブレーキ作動指令を発してオン作動させる。この結果、右の駆動輪を停止又は減速させることができる。
【0045】
ST10;右の電磁ブレーキにブレーキ非作動指令を発してオフ作動させた後に、ST01に戻る。
ST11;電動モータの目標速度St1に基づき減速補正係数αを求める。具体的には、図8に示すマップにて求める。
【0046】
図8は本発明に係る補正係数マップであり、横軸を電動モータの目標速度St1とし縦軸を減速補正係数αとして、そのときどきの電動モータの目標速度St1に対応する減速補正係数αを得るものである。
【0047】
このマップによれば、減速補正係数αは1.0よりも小さい値であり、しかも目標速度St1が大きいほど小さくなる反比例の関係にあることが判る。減速補正係数αは例えば、目標速度St1が0であるときには0.6であり、目標速度St1が最大であるときには0.3である。なお、減速補正係数αについては任意に設定すればよい。
【0048】
図7に戻って説明を続ける。以上の説明から明らかなように、上記ST11は、電動モータの目標速度St1が大きいほど0に近い減速補正係数αから、そのときの目標速度St1に対応する減速補正係数αを求めるステップである。
【0049】
ST12;電動モータの目標速度St1に減速補正係数αを乗じて補正し、これを電動モータの減速目標速度St2とする。この減速目標速度St2は、除雪機を左旋回又は右旋回させるときの目標となる速度である。ST12は目標速度St1に減速補正係数αを乗じるステップである。
【0050】
ST13;電動モータの実速度Saを計測する。図4の回転センサ57で計測すればよい。
ST14;実速度Saが減速目標速度St2になるように制御信号を出力し、電動モータを正転させつつ減速させた後にST04に戻る。すなわち、電動モータにPWM信号を発する。この結果、除雪機を減速させることができる。
【0051】
次に上記構成の除雪機10の作用を、図4及び図9に基づき説明する。
図9(a),(b)は本発明に係る除雪機の作用説明図である。図9(a)は、除雪機10を前方へ直進走行させているときの走行系50を模式的に示す。ここで、路面と左のクローラベルト15Lとの間の摩擦抵抗力をFとし、路面と右のクローラベルト15Rとの間の摩擦抵抗力をFとする。平坦な路面を直進走行中には、F=Fの関係である。
【0052】
左右の電磁ブレーキ54L,54Rはオフ状態、すなわち非ブレーキ状態にある。電動モータ25の動力によって第2大ギヤ65、差動ケース71及び支軸72が矢印x方向に回転(正回転)することで、駆動ベベルギヤ73,73が矢印x方向に旋回(公転)し、左右の被動ベベルギヤ74L,74R、左右の駆動輪用車軸53L,53R及び左右の駆動輪23L,23Rが正回転する。
【0053】
=Fであるから、左の被動ベベルギヤ74Lを駆動する力と、右の被動ベベルギヤ74Rを駆動する力とは、同一である。従って、支軸72を中心に駆動ベベルギヤ73,73が回転(自転)することはない。
左の駆動輪23Lの回転速度をNとし、右の駆動輪23Rの回転速度をNとしたとき、N=Nである。従って、左右のクローラベルト15L,15Rの走行速度は同一である。この結果、左右のクローラベルト15L,15Rが等速で前進走行するので、除雪機10は前方へ直進走行する。作業者は、歩行しながら左右のグリップ36a,36a(図2参照)を握って操縦することになる。
【0054】
その後、図4において右の旋回操作レバー37Rを握ることで右旋回操作(右折操作)をすると、これを右旋回スイッチ39Rで検出し、この検出信号に応じて制御部44は右の電磁ブレーキ54Rをオン作動させる。この結果、右の駆動輪用車軸53R及び右の駆動輪23Rは停止又は減速する。そのときの走行系50の作動を図9(b)に示す。
【0055】
図9(b)は、除雪機10を右旋回させるときの走行系50を模式的に示す。右の電磁ブレーキ54Rをオン作動させたので、右の駆動輪23Rの回転速度Nは0又は微小である。これは、路面と右のクローラベルト15Rとの間の摩擦抵抗力Fが大幅に増大した状態と同じことになる。しかも、路面と左のクローラベルト15Lとの間の摩擦抵抗力Fは、前記図9(a)に示す直進走行時とほぼ同じである。すなわちF>Fの関係である。
【0056】
このため、右の被動ベベルギヤ74Rを駆動する力は、左の被動ベベルギヤ74Lを駆動する力よりも大きい。駆動ベベルギヤ73,73は、支軸72を中心に矢印y方向へ回転(自転)しつつ、矢印x方向へ旋回(公転)する。従って、右の駆動輪23Rが停止又は減速した分だけ、反対側の左の駆動輪23Lは増速する。すなわち、差動機構52のこのような差動作用によって、旋回外側の駆動輪23Lの回転速度Nは増大する。これが左右の駆動輪23L,23Rの回転差となって、方向転換時の円滑な走行を行わせるわけである。除雪機10は円滑に右旋回する。
【0057】
なお、除雪機10を左旋回(左折走行)させるときにはF<Fであるから、上記右旋回時の説明と逆作用になり、左のクローラベルト15Lの走行速度よりも右のクローラベルト15Rの走行速度が大きくなる。
【0058】
ここで本発明を整理すれば、図4に示すように、機体11(図1参照)の左右に配置した各駆動輪23L,23Rを、単一の電動モータ25で差動機構52を介して各々駆動する除雪機10において、左右の駆動輪23L,23Rと差動機構52との間にそれぞれ電磁ブレーキ54L,54Rを介在させ、機体11(図1参照)から後方へ左右の操作ハンドル36L,36Rを延し、これらの操作ハンドル36L,36Rにそれぞれ旋回操作レバー37L,37Rを設け、左の旋回操作レバー37Lが旋回操作されたという条件で左の電磁ブレーキ54Lにブレーキ作動指令を発するとともに右の旋回操作レバー37Rが旋回操作されたという条件で右の電磁ブレーキ54Rにブレーキ作動指令を発する制御部44を備えたことを特徴とする。
【0059】
従って、左の操作ハンドル36Lを握っている手で、そのまま左の旋回操作レバー37Lを操作し、左の電磁ブレーキ54L(旋回内側の電磁ブレーキ54L)をオン作動させ、左の駆動輪23Lにブレーキを掛けることにより、除雪機10を左旋回させることができる。
また、右の操作ハンドル36Rを握っている手で、そのまま右の旋回操作レバー37Rを操作して、右の電磁ブレーキ54R(旋回内側の電磁ブレーキ54R)をオン作動させ、右の電磁ブレーキ54Rにブレーキを掛けることにより、除雪機10を右旋回させることができる。
【0060】
このように、左右の操作ハンドル36L,36Rに設けられた各旋回操作レバー37L,37Rのうち、除雪機10を旋回させる側の一方を操作するだけで、操作した方の電磁ブレーキ54L(又は54R)をオン作動させて、除雪機10を旋回させることができる。すなわち、除雪機10を操縦するために左右の操作ハンドル36L,36Rを握っている手の一方で、旋回内側の旋回操作レバー37L(又は37R)をも操作するだけで、除雪機10を旋回させることができる。
【0061】
このため、除雪機10を旋回させる度に、作業者は従来のように旋回外側の操作ハンドル36L(又は36R)を前方へ強く押す必要がない。除雪機10を直進走行させるときの作業者の操縦姿勢に対して、除雪機10を旋回させるときの操縦姿勢は、実質的にほとんど同じである。従って、除雪機10の操縦性をより高めることができる。しかも、同じ姿勢のままで、ほぼ連続的に作業を行うことができるので、作業性をも高めることができる。
【0062】
さらには、旋回内側の電磁ブレーキ54L(又は54R)をオン作動させることにより、対応する駆動輪23L(又は23R)にブレーキを掛けるようにしたので、旋回内側の駆動輪23L(又は23R)が、路面との間の摩擦抵抗力の低下によって空転することはない。従って、電動モータ25から差動機構52を介して旋回外側の駆動輪23R(又は23L)へ伝達される動力を十分に確保することができる。この結果、除雪機10の旋回性を、より高めることができる。
【0063】
ところで、上述のように除雪機10を直進走行させているときに比べて、右の駆動輪23R(旋回内側の駆動輪23R)が停止又は減速した分だけ、反対側の左の駆動輪23L(旋回外側の駆動輪23L)の回転速度Nが増す。回転速度Nが増大した分だけ、除雪機10は急速旋回することになる。
【0064】
一方、除雪機10のような自力走行式電動作業機は、作業者が左右の操作ハンドル36L,36Rを握って、後から連れ歩き、作業しながら走行するものである。除雪機10が急速旋回した場合には、作業者も作業姿勢を急激に転換させる必要がある。除雪機10の操縦性を高めるとともに、作業者の負担を軽減するには、改良の余地がある。
【0065】
これに対して本発明は、制御部44が、左の旋回操作レバー37L又は右の旋回操作レバー37Rが旋回操作されたという条件(図7に示すステップST05及びST08)で、電動モータ25に直進走行時よりも減速させる減速指令を発する(図7に示すステップST11〜ST14)ように構成したことを特徴とする。
【0066】
従って除雪機10の旋回時に、旋回内側の駆動輪23Rが停止又は減速した分だけ、差動機構52の差動作用によって、旋回外側の駆動輪23Lの回転速度Nが増そうとする現象を、電動モータ25の回転速度を直進走行時よりも減少させることによって、解消又は緩和させることができる。
この結果、旋回外側の駆動輪23Lの回転速度Nを抑制することができる。例えば、直進走行時と概ね同等の速度に抑制する。従って、除雪機10を直進走行時と概ね同等の速度で旋回させることができる。
【0067】
旋回操作時に除雪機10を緩やかに、且つ、より円滑に旋回させることができるので、作業者は作業姿勢を緩やかに転換させればよい。このようにして、除雪機10の操縦性をより高めるとともに、作業者の負担をより軽減することができる。
【0068】
しかも、除雪機10を左又は右へ緩やかに旋回させるのに、除雪機10に備えた単一の電動モータ25を減速させるだけで、旋回外側の駆動輪23Lの回転速度N(又は駆動輪23Rの回転速度N)を抑制することができる。従って、左右の駆動輪23L,23Rを互いに独立した別々の電動モータで駆動する場合に比べて、駆動装置や制御装置が簡単になり、コストダウンを図ることができる。
【0069】
なお、本発明を適用する自力走行式電動作業機は除雪機10に限るものではなく、芝刈機など種類は任意である。芝刈機とした場合の作業部は、エンジンにより駆動する芝刈用カッタである。
さらには、上記本発明の実施の形態において、自力走行式電動作業機の旋回制御については、前進中の他に後進中であっても適用できる。
また、クローラベルト15L,15Rの有無は任意である。
【0070】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1は、左右の駆動輪と差動機構との間にそれぞれ電磁ブレーキを介在させ、機体から後方へ延びた左右の操作ハンドルにそれぞれ旋回操作レバーを設け、左の旋回操作レバーが旋回操作されたきに左の電磁ブレーキにブレーキ作動指令を発するとともに右の旋回操作レバーが旋回操作されたときに右の電磁ブレーキにブレーキ作動指令を発する制御部を備えたことにより、自力走行式電動作業機を操縦するために左右の操作ハンドルを握っている手の一方で、旋回内側の旋回操作レバーをも操作するだけで、操作した方の電磁ブレーキをオン作動させて、電動作業機を旋回させることができる。
このため、電動作業機を旋回させる度に、作業者は従来のように旋回外側の操作ハンドルを前方へ強く押す必要がない。電動作業機を直進走行させるときの作業者の操縦姿勢に対して、電動作業機を旋回させるときの操縦姿勢は、実質的にほとんど同じである。従って、電動作業機の操縦性をより高めることができる。しかも、同じ姿勢のままで、ほぼ連続的に作業を行うことができるので、作業性をも高めることができる。
【0071】
さらには、旋回内側の電磁ブレーキをオン作動させることにより、対応する駆動輪にブレーキを掛けるようにしたので、旋回内側の駆動輪が、路面との間の摩擦抵抗力の低下によって空転することはない。従って、電動モータから差動機構を介して旋回外側の駆動輪へ伝達される動力を、十分に確保することができる。この結果、電動作業機の旋回性をより高めることができる。
【0072】
請求項2は、左又は右の旋回操作レバーが旋回操作されたという条件で、電動モータに直進走行時よりも減速させる減速指令を発するように、制御部を構成したので、旋回時に差動機構の差動作用によって旋回外側の駆動輪が増速しようとする現象を、電動モータの回転速度を直進走行時よりも減少させることによって、解消又は緩和させることができる。この結果、旋回外側の駆動輪の回転速度を抑制することができる。従って、旋回操作時に自力走行式電動作業機を緩やかに、且つ、より円滑に旋回させることができる。作業者は自力走行式電動作業機の旋回移動に従って、作業姿勢を緩やかに転換させればよい。このように、自力走行式電動作業機の操縦性をより高めるとともに、作業者の負担をより軽減することができる。
【0073】
しかも、電動作業機を左又は右へ緩やかに旋回させるのに、電動作業機に備えた単一の電動モータを減速させるだけで、旋回外側の駆動輪の回転速度を抑制することができる。従って、左右の駆動輪を互いに独立した別々の電動モータで駆動する場合に比べて、駆動装置や制御装置が簡単になり、コストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る除雪機(自力走行式電動作業機)の平面図
【図2】図1の2矢視図
【図3】図2の3矢視図
【図4】本発明に係る除雪機の制御系統図
【図5】本発明で採用した方向速度レバーの作用説明図
【図6】本発明に係る除雪機の走行系の模式的平面図
【図7】本発明に係る制御部の制御フローチャート
【図8】本発明に係る補正係数マップ
【図9】本発明に係る除雪機の作用説明図
【図10】従来の自力走行式電動作業機の概要図
【符号の説明】
10…自力走行式電動作業機(除雪機)、11…機体、15L,15R…クローラベルト、23L,23R…駆動輪、25…電動モータ、36L,36R…操作ハンドル、37L,37R…左右の旋回操作レバー、39L,39R…左・右旋回スイッチ、44…制御部、52…差動機構、54L,54R…電磁ブレーキ、57…回転センサ。

Claims (2)

  1. 機体の左右に配置した各駆動輪を、単一の電動モータで差動機構を介して各々駆動する自力走行式電動作業機において、前記左右の駆動輪と前記差動機構との間にそれぞれ電磁ブレーキを介在させ、前記機体から後方へ左右の操作ハンドルを延し、これらの操作ハンドルにそれぞれ旋回操作レバーを設け、前記左の旋回操作レバーが旋回操作されたという条件で前記左の電磁ブレーキにブレーキ作動指令を発するとともに前記右の旋回操作レバーが旋回操作されたという条件で前記右の電磁ブレーキにブレーキ作動指令を発する制御部を備えたことを特徴とする自力走行式電動作業機。
  2. 前記制御部は、前記左又は右の旋回操作レバーが旋回操作されたという条件で、前記電動モータに直進走行時よりも減速させる減速指令を発するように構成したことを特徴とする請求項1記載の自力走行式電動作業機。
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