JP2004329446A - 弾球遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】部品の共通化を行うことで製造時のコストダウンを有効に行う。
【解決手段】支持枠20を、交換可能枠21と支持枠本体22とから構成する。交換可能枠21の前面には複数のリブ25が立設されており、これらリブ25の間の隙間26が球通路となる。パチンコ機の製造時には、支持枠本体22に、遊技盤の構成に応じた交換可能枠21又は50のいずれかを組み付けることで、遊技盤に対応した支持枠20となる。なお、支持枠本体22は遊技盤の構成に関係ない一定の形状となるから、支持枠本体22を共通部品として使用することが可能となる。
【選択図】 図3
【解決手段】支持枠20を、交換可能枠21と支持枠本体22とから構成する。交換可能枠21の前面には複数のリブ25が立設されており、これらリブ25の間の隙間26が球通路となる。パチンコ機の製造時には、支持枠本体22に、遊技盤の構成に応じた交換可能枠21又は50のいずれかを組み付けることで、遊技盤に対応した支持枠20となる。なお、支持枠本体22は遊技盤の構成に関係ない一定の形状となるから、支持枠本体22を共通部品として使用することが可能となる。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ店等の遊技場に設置して使用されるパチンコ機等の弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
遊技場に設置される遊技機の一つとしてパチンコ機を含む弾球遊技機が挙げられる。このパチンコ機にはパチンコ球等の遊技媒体が打ち出される遊技領域が形成された遊技盤が取付け部となる本体枠内に配設され、その遊技盤の前面を窓部を有する開閉自在な前面枠により被覆される構成となっている。遊技盤面には、遊技領域を規定又は遊技媒体を誘導するためのレールが取り付けられるとともに、遊技領域内には障害釘や風車等の他に、電動チューリップや入賞チャッカ、アタッカ等の入賞装置が配設されている。
【0003】
このような遊技領域に対して反対側となる遊技盤の後面には、入賞チャッカやアタッカ等の入賞口に入ったパチンコ球を、所定の受け部へとガイドする誘導リブ等の誘導部材により形成された所謂球通路を有する板状等の支持部材が所定の固定部材を介して組み付けられる。なお、この支持部材には、パチンコ機を制御するための主制御回路基板(装置)、ランプ制御回路基板(装置)及び音声制御回路基板(装置)等の制御回路基板の他に、例えば図柄等の識別情報を変動表示させた後に停止表示するための図柄表示装置である液晶表示(LCD)パネル等が組み付けられる。これにより、遊技盤を取り外した場合には、上記支持部材を同時に本体枠側に設けられた遊技盤取付け部から取り外すことができるので、組み付けの際の作業性を向上させることが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記遊技盤は遊技機の機種毎に異なる遊技盤又は遊技制御等に応じた遊技構成となることから専用の支持部材を製造するようになっており、例えば前記球通路や制御回路基板等の配置が異なる場合には新しい機種に対応する形状となる支持部材を製造する必要がある。このため、遊技盤に組み付けられる支持部材の所定部分の形状変更に関係なく使用できる部分、所謂共通化できる部分をも新しく製造するため、共通化を効率的に行うことができないという他に、パチンコ機の製造時のコストダウンを効率的に行うことができないという問題がある。
【0005】
本発明は、部品の共通化を行うことで、製造時のコストダウンを効率的に行うことができるようにした弾球遊技機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の弾球遊技機は、遊技の際の遊技媒体を受け入れ得る開口部が少なくとも設けられるとともに、遊技構成部品の実装を行う支持部材が組み付けられた遊技盤を備えたものであり、前記支持部材は、前記遊技盤に組み付ける部材と、前記開口部にて受け入れた遊技媒体を流動させる通路を備えた部材とを含む複数の部材を、所定の固定部材によって1つの部材として組み合わせた構成からなるものである。なお、開口部は、例えば始動入賞口、通常入賞口及びアウト口等が挙げられる。また、遊技構成部品とは、遊技の際に作動する装置の作動制御を行うための制御回路装置や、識別情報の変動表示及び停止表示を行うための図柄表示装置、ランプ装置、音声装置、或いは開口部にて受け入れた遊技媒体を流動させるための通路部材等を含むものとする。また、所定の固定部材とは、接着剤、ネジ等の締結部材、嵌合によって保持状態とする接続機構を含むものとする。
【0007】
また、前記通路を備えた部材は、遊技構成に合わせて選択し得る部材であることが好ましい。なお、遊技構成とは、遊技盤面に設けられる入賞口等の配置位置や、遊技の際に作動する装置の作動制御を行うための制御回路装置や、識別情報の変動表示及び停止表示を行うための図柄表示装置、ランプ装置、音声装置等の配置構成等が挙げられる。また、前記通路を備えた部材は、前記遊技構成部品を組み付ける保持部を備えていることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1に本発明を用いたパチンコ機の外観を示す。パチンコ機2の本体枠3の前面には前面枠5が、側方に設けられたヒンジ部(図示せず)を介して開閉自在に設けられている。この前面枠5の中央には開口5aが形成されており、この開口5aは前面枠5の裏側に取り付けられるガラス枠6(図2参照)のガラス板7により遮蔽されている。前面枠5の下方には、パチンコ球(遊技媒体)供給用の供給皿8及びパチンコ球の打ち出し強さを調節する操作ハンドル9が設けられている。遊技者が供給皿8にパチンコ球を投入(貯留)すると、皿内部に設けられた通路によりパチンコ球は発射装置へと誘導される。そして、操作ハンドル9を操作して遊技盤4上にパチンコ球を打ち出す。なお、前面枠5が閉じている場合には、遊技者や遊技場の作業者等は、前面枠5の裏側に取り付けられたガラス板7を介して遊技盤4の遊技領域4a(図2参照)及び遊技領域4a上を流下していくパチンコ球を視認するようになっている。
【0009】
図2に示すように、遊技盤4は、本体枠3側にある遊技盤取付け部3aに係止部材又は嵌合部材等によって取り付けられる。この遊技盤4の前面にはガイドレール10及びレール飾り11によって囲まれた遊技領域4aが形成されている。この遊技領域4aには、始動入賞口12、通常入賞口13、アタッカ14等のパチンコ球を受け入れて入賞状態とする入賞口及びアウト口15が、開口部として配設されている。また、遊技領域4aには、図示を省略した釘、風車などが設けられている。これらの構造物は公知であるので説明は省略する。
【0010】
図3及び図4に示すように、遊技盤4の遊技領域4aが形成されていない後面には支持部材となる支持枠20がビス23等により固定される。この支持枠20は、複数の部材から構成される。なお、以下では、支持枠20を、交換可能枠21と支持枠本体22との2種類の組合せ部材から構成された場合についての説明を行うものとする。なお、交換可能枠21は支持枠本体22と係合状態とした後にビス24等の固定部材により頑強に組み付けるようにすると、耐久性が向上するので好適である。
【0011】
交換可能枠21は、その前面に複数のリブ25が形成されており、これらリブ25の間の隙間26が上記入賞口に入賞したパチンコ球を所定の受け部へと誘導する所謂球通路となる。なお、これら複数のリブ25は、遊技盤4に設けられた入賞口の位置に合うように設けられた交換可能枠21に配設されている。この交換可能枠21の後面には、主制御回路基板と他の制御基板とを電気的に接続するための中継基板35、36や所定の制御基板等(図5参照)を組み付けるための組付け部27が形成される。なお、本実施形態における組付け部は回路基板を収納する収納ケースを保持可能な係止状態又は嵌着状態などとする接続機構も含む。
【0012】
支持枠本体22は、遊技盤4に組み付けられ、その後面に、主制御回路基板等の回路基板が収納された収納ケースが複数組み付けられる(図5参照)。なお、上記収納ケースうち、収納ケース45は、支持枠本体22と、交換可能枠21とに跨って組み付けられる(図5参照)。この支持体本体22は、遊技盤4の構成に係わらず同一構成として使用可能となっている。この支持枠本体22には、上述したように、遊技盤4に設けられた入賞口の配置位置に合わせたリブ25及び組付け部27を有する交換可能枠21が組み付けられる。また、この支持枠本体22の上部及び下部には、遊技盤4の後面に取り付けるための組付け部22a〜22cが形成される。
【0013】
次に、本実施形態の作用について説明する。まず、交換可能枠21又は交換可能枠50のうち、支持枠本体22と遊技盤4の入賞口に合わせたリブ25及び組付け部27を有する交換可能枠を選択し、その交換可能枠を支持枠本体22にビス24等の固定部材を用いて組付け固定し、支持枠20を組み立てる。図5に示すように、支持枠20を遊技盤4の後面にビス23等を用いて組み付け固定した後に、中継基板35、36をビス等により組み付ける。そして、音声回路基板、ランプ回路基板、LCD回路基板がそれぞれ収納された収納ケース37〜39を支持枠20を構成する支持枠本体22に設けられた組付け部22d〜22fに組み付けた後に、主制御回路基板が収納された収納ケース40を支持枠20に組み付けられた収納ケースに対して組み付ける。このようにして各種部品が組み付けられた遊技盤4を、発射装置、払い出し装置等が組み込まれた本体枠3の遊技盤取付け部3aに組み込むことで、パチンコ機2が完成する。なお、本実施形態においては、符号45の収納ケースが主制御基板を収納した収納ケース40を保持するためのブラケットとなる。
【0014】
例えば、遊技場に配設されたパチンコ機2の全体或いは遊技盤4の交換を行った場合には、遊技場から取り外されたパチンコ機2又は遊技盤4は工場等に搬送され分解される。例えばパチンコ機2の全体を交換した場合、遊技盤4を本体枠3から取り外して解体作業を行った場合に、支持枠20はビス等の固定部材の解除を行った後に遊技盤4から取り外され、交換可能枠21と支持枠本体22とに分解される。支持枠本体22は遊技盤4の入賞口の配置位置に関係なく遊技盤4に組み付けられる部材であるので、支持枠本体22に傷や劣化等が生じていなければ、新しい機種の組み立ての際に再利用可能となる。この際、新しい機種の遊技盤4の入賞口の配置位置が異なる場合には新しい機種に対応した交換可能枠50を支持体本体22とを組み付けた後に遊技盤4の後面に固定部材にて組み付けられる(図3参照)。これにより、支持体本体22が非交換となる共通部品として使用できるので、パチンコ機2の製造コストを抑制することができる。
【0015】
本実施形態では、遊技盤に組み付ける支持部材を、支持枠本体と交換可能枠との2種類の部材から構成したが、これに限定する必要はなく、2つ以上の部材の組合せ構成からなる支持枠を構成してもよい。この場合、図6に示すように、支持部材52を、遊技盤へ組付ける部材53,54,55と、図柄表示装置、音声制御回路装置等が収納された収納ケースが組み付けられる部材56と、図示はしないが複数のリブが形成することにより球通路を有する部材57とから構成する。なお、部材53は部材56,57の上部に組み合わせた後に、ビス58等により固定される。また、部材54,55は、部材57の下部に組み合わせた後に、ビス58等により固定される。これにより、部材53〜57を組み合わせることで、支持部材52が完成する。この場合も、本実施形態と同様に、遊技構成によって部材56,57は選択可能となる。なお、収納ケースを組み付ける場所は、符号に示す箇所、中継基板を組み付ける箇所は符号に示す箇所となる。
【0016】
また、本実施形態では、交換可能枠を、その前面に複数のリブを設け、これらリブにより球通路を備えるとともに、その後面に組付け部を設けた形態としたが、これに限定する必要はなく、各制御回路基板や収納ケース等を組み付ける部材、又は複数のリブのいずれか一方を設けた部材としてよい。このような形態を有する場合には、制御回路基板や収納ケース等の組付け位置、又は入賞口の配置位のいずれかが異なる場合に対応することができ、製造時のコストを抑制するには有効となる。
【0017】
本実施形態では、交換可能枠21に中継基板35,36を組み付ける場合に、ビス等の固定部材を用いて固定する場合を説明したが、これに限定する必要はなく、適宜の方法で組み付けることが可能である。例えば、図7に示すように、交換可能枠60の後面に、中継基板61を取り付けるための取付枠62を設ける。この取付枠62の縁部には、中継基板61の端部を支持するための当接片63及び係止突起65が設けられる。また、当接片63及び係止突起65と対向する取付枠62の縁部に係止爪64とリブ62aが設けられる。中継基板61を交換可能枠60に組み付ける場合には、まず、中継基板61の下端部を当接片63と係止突起65との間の隙間66に挿入し、中継基板61の上端部を図中矢印X方向に向けて押す。この際、中継基板61の上端縁が係止爪64に当接した後に、係止爪64が図中Y方向に撓み、係止爪64とリブ62aによって中継基板61の上端縁が挟持される。これにより、中継基板61が交換可能枠60に組み付けられる。なお、この場合、係止爪64及びリブ62a、当接片63及び係止突起65が保持部として機能する。
【0018】
【発明の効果】
以上のように、本発明の弾球遊技機によれば、支持部材は、前記遊技盤に組み付ける部材と、前記開口部にて受け入れた遊技媒体を流動させる通路を備えた部材とを含む複数の部材を、所定の固定部材によって1つの部材として組み合わせた構成としたから、遊技盤に設けられた開口部又は制御回路基板や収納ケース等の遊技構成部品の配置構成が変わっても、支持部材を構成する部材の一部を変えるのみで対応できるので、効率的なコストダウンを行うことができるとともに、支持部材を構成する部材を必要に応じて共通化及びリサイクル化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したパチンコ機の外観を示す斜視図である。
【図2】本体枠と遊技盤ユニットとを分解して示す斜視図である。
【図3】遊技盤ユニットを分解して示す斜視図である。
【図4】支持枠の構成を分解して示す斜視図である。
【図5】支持枠の後面を示す斜視図である。
【図6】2個以上の部材を組み合わせることで支持部材を構成した場合の、支持部材の構成を分解して示す斜視図である。
【図7】交換可能枠に、中継基板を保持するための保持部を設けた場合の断面図である。
【符号の説明】
2 パチンコ機
3 本体枠
4 遊技盤
20,52 支持枠
21,50 交換可能枠
22 支持枠本体
24 ビス
25 ボス
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ店等の遊技場に設置して使用されるパチンコ機等の弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
遊技場に設置される遊技機の一つとしてパチンコ機を含む弾球遊技機が挙げられる。このパチンコ機にはパチンコ球等の遊技媒体が打ち出される遊技領域が形成された遊技盤が取付け部となる本体枠内に配設され、その遊技盤の前面を窓部を有する開閉自在な前面枠により被覆される構成となっている。遊技盤面には、遊技領域を規定又は遊技媒体を誘導するためのレールが取り付けられるとともに、遊技領域内には障害釘や風車等の他に、電動チューリップや入賞チャッカ、アタッカ等の入賞装置が配設されている。
【0003】
このような遊技領域に対して反対側となる遊技盤の後面には、入賞チャッカやアタッカ等の入賞口に入ったパチンコ球を、所定の受け部へとガイドする誘導リブ等の誘導部材により形成された所謂球通路を有する板状等の支持部材が所定の固定部材を介して組み付けられる。なお、この支持部材には、パチンコ機を制御するための主制御回路基板(装置)、ランプ制御回路基板(装置)及び音声制御回路基板(装置)等の制御回路基板の他に、例えば図柄等の識別情報を変動表示させた後に停止表示するための図柄表示装置である液晶表示(LCD)パネル等が組み付けられる。これにより、遊技盤を取り外した場合には、上記支持部材を同時に本体枠側に設けられた遊技盤取付け部から取り外すことができるので、組み付けの際の作業性を向上させることが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記遊技盤は遊技機の機種毎に異なる遊技盤又は遊技制御等に応じた遊技構成となることから専用の支持部材を製造するようになっており、例えば前記球通路や制御回路基板等の配置が異なる場合には新しい機種に対応する形状となる支持部材を製造する必要がある。このため、遊技盤に組み付けられる支持部材の所定部分の形状変更に関係なく使用できる部分、所謂共通化できる部分をも新しく製造するため、共通化を効率的に行うことができないという他に、パチンコ機の製造時のコストダウンを効率的に行うことができないという問題がある。
【0005】
本発明は、部品の共通化を行うことで、製造時のコストダウンを効率的に行うことができるようにした弾球遊技機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の弾球遊技機は、遊技の際の遊技媒体を受け入れ得る開口部が少なくとも設けられるとともに、遊技構成部品の実装を行う支持部材が組み付けられた遊技盤を備えたものであり、前記支持部材は、前記遊技盤に組み付ける部材と、前記開口部にて受け入れた遊技媒体を流動させる通路を備えた部材とを含む複数の部材を、所定の固定部材によって1つの部材として組み合わせた構成からなるものである。なお、開口部は、例えば始動入賞口、通常入賞口及びアウト口等が挙げられる。また、遊技構成部品とは、遊技の際に作動する装置の作動制御を行うための制御回路装置や、識別情報の変動表示及び停止表示を行うための図柄表示装置、ランプ装置、音声装置、或いは開口部にて受け入れた遊技媒体を流動させるための通路部材等を含むものとする。また、所定の固定部材とは、接着剤、ネジ等の締結部材、嵌合によって保持状態とする接続機構を含むものとする。
【0007】
また、前記通路を備えた部材は、遊技構成に合わせて選択し得る部材であることが好ましい。なお、遊技構成とは、遊技盤面に設けられる入賞口等の配置位置や、遊技の際に作動する装置の作動制御を行うための制御回路装置や、識別情報の変動表示及び停止表示を行うための図柄表示装置、ランプ装置、音声装置等の配置構成等が挙げられる。また、前記通路を備えた部材は、前記遊技構成部品を組み付ける保持部を備えていることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1に本発明を用いたパチンコ機の外観を示す。パチンコ機2の本体枠3の前面には前面枠5が、側方に設けられたヒンジ部(図示せず)を介して開閉自在に設けられている。この前面枠5の中央には開口5aが形成されており、この開口5aは前面枠5の裏側に取り付けられるガラス枠6(図2参照)のガラス板7により遮蔽されている。前面枠5の下方には、パチンコ球(遊技媒体)供給用の供給皿8及びパチンコ球の打ち出し強さを調節する操作ハンドル9が設けられている。遊技者が供給皿8にパチンコ球を投入(貯留)すると、皿内部に設けられた通路によりパチンコ球は発射装置へと誘導される。そして、操作ハンドル9を操作して遊技盤4上にパチンコ球を打ち出す。なお、前面枠5が閉じている場合には、遊技者や遊技場の作業者等は、前面枠5の裏側に取り付けられたガラス板7を介して遊技盤4の遊技領域4a(図2参照)及び遊技領域4a上を流下していくパチンコ球を視認するようになっている。
【0009】
図2に示すように、遊技盤4は、本体枠3側にある遊技盤取付け部3aに係止部材又は嵌合部材等によって取り付けられる。この遊技盤4の前面にはガイドレール10及びレール飾り11によって囲まれた遊技領域4aが形成されている。この遊技領域4aには、始動入賞口12、通常入賞口13、アタッカ14等のパチンコ球を受け入れて入賞状態とする入賞口及びアウト口15が、開口部として配設されている。また、遊技領域4aには、図示を省略した釘、風車などが設けられている。これらの構造物は公知であるので説明は省略する。
【0010】
図3及び図4に示すように、遊技盤4の遊技領域4aが形成されていない後面には支持部材となる支持枠20がビス23等により固定される。この支持枠20は、複数の部材から構成される。なお、以下では、支持枠20を、交換可能枠21と支持枠本体22との2種類の組合せ部材から構成された場合についての説明を行うものとする。なお、交換可能枠21は支持枠本体22と係合状態とした後にビス24等の固定部材により頑強に組み付けるようにすると、耐久性が向上するので好適である。
【0011】
交換可能枠21は、その前面に複数のリブ25が形成されており、これらリブ25の間の隙間26が上記入賞口に入賞したパチンコ球を所定の受け部へと誘導する所謂球通路となる。なお、これら複数のリブ25は、遊技盤4に設けられた入賞口の位置に合うように設けられた交換可能枠21に配設されている。この交換可能枠21の後面には、主制御回路基板と他の制御基板とを電気的に接続するための中継基板35、36や所定の制御基板等(図5参照)を組み付けるための組付け部27が形成される。なお、本実施形態における組付け部は回路基板を収納する収納ケースを保持可能な係止状態又は嵌着状態などとする接続機構も含む。
【0012】
支持枠本体22は、遊技盤4に組み付けられ、その後面に、主制御回路基板等の回路基板が収納された収納ケースが複数組み付けられる(図5参照)。なお、上記収納ケースうち、収納ケース45は、支持枠本体22と、交換可能枠21とに跨って組み付けられる(図5参照)。この支持体本体22は、遊技盤4の構成に係わらず同一構成として使用可能となっている。この支持枠本体22には、上述したように、遊技盤4に設けられた入賞口の配置位置に合わせたリブ25及び組付け部27を有する交換可能枠21が組み付けられる。また、この支持枠本体22の上部及び下部には、遊技盤4の後面に取り付けるための組付け部22a〜22cが形成される。
【0013】
次に、本実施形態の作用について説明する。まず、交換可能枠21又は交換可能枠50のうち、支持枠本体22と遊技盤4の入賞口に合わせたリブ25及び組付け部27を有する交換可能枠を選択し、その交換可能枠を支持枠本体22にビス24等の固定部材を用いて組付け固定し、支持枠20を組み立てる。図5に示すように、支持枠20を遊技盤4の後面にビス23等を用いて組み付け固定した後に、中継基板35、36をビス等により組み付ける。そして、音声回路基板、ランプ回路基板、LCD回路基板がそれぞれ収納された収納ケース37〜39を支持枠20を構成する支持枠本体22に設けられた組付け部22d〜22fに組み付けた後に、主制御回路基板が収納された収納ケース40を支持枠20に組み付けられた収納ケースに対して組み付ける。このようにして各種部品が組み付けられた遊技盤4を、発射装置、払い出し装置等が組み込まれた本体枠3の遊技盤取付け部3aに組み込むことで、パチンコ機2が完成する。なお、本実施形態においては、符号45の収納ケースが主制御基板を収納した収納ケース40を保持するためのブラケットとなる。
【0014】
例えば、遊技場に配設されたパチンコ機2の全体或いは遊技盤4の交換を行った場合には、遊技場から取り外されたパチンコ機2又は遊技盤4は工場等に搬送され分解される。例えばパチンコ機2の全体を交換した場合、遊技盤4を本体枠3から取り外して解体作業を行った場合に、支持枠20はビス等の固定部材の解除を行った後に遊技盤4から取り外され、交換可能枠21と支持枠本体22とに分解される。支持枠本体22は遊技盤4の入賞口の配置位置に関係なく遊技盤4に組み付けられる部材であるので、支持枠本体22に傷や劣化等が生じていなければ、新しい機種の組み立ての際に再利用可能となる。この際、新しい機種の遊技盤4の入賞口の配置位置が異なる場合には新しい機種に対応した交換可能枠50を支持体本体22とを組み付けた後に遊技盤4の後面に固定部材にて組み付けられる(図3参照)。これにより、支持体本体22が非交換となる共通部品として使用できるので、パチンコ機2の製造コストを抑制することができる。
【0015】
本実施形態では、遊技盤に組み付ける支持部材を、支持枠本体と交換可能枠との2種類の部材から構成したが、これに限定する必要はなく、2つ以上の部材の組合せ構成からなる支持枠を構成してもよい。この場合、図6に示すように、支持部材52を、遊技盤へ組付ける部材53,54,55と、図柄表示装置、音声制御回路装置等が収納された収納ケースが組み付けられる部材56と、図示はしないが複数のリブが形成することにより球通路を有する部材57とから構成する。なお、部材53は部材56,57の上部に組み合わせた後に、ビス58等により固定される。また、部材54,55は、部材57の下部に組み合わせた後に、ビス58等により固定される。これにより、部材53〜57を組み合わせることで、支持部材52が完成する。この場合も、本実施形態と同様に、遊技構成によって部材56,57は選択可能となる。なお、収納ケースを組み付ける場所は、符号に示す箇所、中継基板を組み付ける箇所は符号に示す箇所となる。
【0016】
また、本実施形態では、交換可能枠を、その前面に複数のリブを設け、これらリブにより球通路を備えるとともに、その後面に組付け部を設けた形態としたが、これに限定する必要はなく、各制御回路基板や収納ケース等を組み付ける部材、又は複数のリブのいずれか一方を設けた部材としてよい。このような形態を有する場合には、制御回路基板や収納ケース等の組付け位置、又は入賞口の配置位のいずれかが異なる場合に対応することができ、製造時のコストを抑制するには有効となる。
【0017】
本実施形態では、交換可能枠21に中継基板35,36を組み付ける場合に、ビス等の固定部材を用いて固定する場合を説明したが、これに限定する必要はなく、適宜の方法で組み付けることが可能である。例えば、図7に示すように、交換可能枠60の後面に、中継基板61を取り付けるための取付枠62を設ける。この取付枠62の縁部には、中継基板61の端部を支持するための当接片63及び係止突起65が設けられる。また、当接片63及び係止突起65と対向する取付枠62の縁部に係止爪64とリブ62aが設けられる。中継基板61を交換可能枠60に組み付ける場合には、まず、中継基板61の下端部を当接片63と係止突起65との間の隙間66に挿入し、中継基板61の上端部を図中矢印X方向に向けて押す。この際、中継基板61の上端縁が係止爪64に当接した後に、係止爪64が図中Y方向に撓み、係止爪64とリブ62aによって中継基板61の上端縁が挟持される。これにより、中継基板61が交換可能枠60に組み付けられる。なお、この場合、係止爪64及びリブ62a、当接片63及び係止突起65が保持部として機能する。
【0018】
【発明の効果】
以上のように、本発明の弾球遊技機によれば、支持部材は、前記遊技盤に組み付ける部材と、前記開口部にて受け入れた遊技媒体を流動させる通路を備えた部材とを含む複数の部材を、所定の固定部材によって1つの部材として組み合わせた構成としたから、遊技盤に設けられた開口部又は制御回路基板や収納ケース等の遊技構成部品の配置構成が変わっても、支持部材を構成する部材の一部を変えるのみで対応できるので、効率的なコストダウンを行うことができるとともに、支持部材を構成する部材を必要に応じて共通化及びリサイクル化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したパチンコ機の外観を示す斜視図である。
【図2】本体枠と遊技盤ユニットとを分解して示す斜視図である。
【図3】遊技盤ユニットを分解して示す斜視図である。
【図4】支持枠の構成を分解して示す斜視図である。
【図5】支持枠の後面を示す斜視図である。
【図6】2個以上の部材を組み合わせることで支持部材を構成した場合の、支持部材の構成を分解して示す斜視図である。
【図7】交換可能枠に、中継基板を保持するための保持部を設けた場合の断面図である。
【符号の説明】
2 パチンコ機
3 本体枠
4 遊技盤
20,52 支持枠
21,50 交換可能枠
22 支持枠本体
24 ビス
25 ボス
Claims (3)
- 遊技の際の遊技媒体を受け入れ得る開口部が少なくとも設けられるとともに、遊技構成部品の実装を行う支持部材が組み付けられた遊技盤を備えた弾球遊技機において、
前記支持部材は、前記遊技盤に組み付ける部材と、前記開口部にて受け入れた遊技媒体を流動させる通路を備えた部材とを含む複数の部材を、所定の固定部材によって1つの部材として組み合わせた構成からなることを特徴とする弾球遊技機。 - 前記通路を備えた部材は、遊技構成に合わせて選択し得る部材であることを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
- 前記通路を備えた部材は、前記遊技構成部品を組み付ける保持部を備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の弾球遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003127422A JP2004329446A (ja) | 2003-05-02 | 2003-05-02 | 弾球遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003127422A JP2004329446A (ja) | 2003-05-02 | 2003-05-02 | 弾球遊技機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004329446A true JP2004329446A (ja) | 2004-11-25 |
Family
ID=33503978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003127422A Withdrawn JP2004329446A (ja) | 2003-05-02 | 2003-05-02 | 弾球遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004329446A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009189445A (ja) * | 2008-02-13 | 2009-08-27 | Daito Giken:Kk | 遊技台 |
-
2003
- 2003-05-02 JP JP2003127422A patent/JP2004329446A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009189445A (ja) * | 2008-02-13 | 2009-08-27 | Daito Giken:Kk | 遊技台 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060621 |
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A761 | Written withdrawal of application |
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