JP2004328824A - ハイブリッド車両における駆動系歯車装置の歯打ち音低減方法 - Google Patents

ハイブリッド車両における駆動系歯車装置の歯打ち音低減方法 Download PDF

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Abstract

【課題】駆動系歯車装置の歯打ち音をモータジェネレータの制御によって低減できるハイブリッド車両における駆動系歯車装置の歯打ち音低減方法を提供すること。
【解決手段】モータジェネレータ17に設けられた駆動系歯車装置で歯打ち音が発生した場合に、バッテリ20の残容量に余裕があるときは、モータジェネレータ17を力行側に制御し、ディーゼルエンジン11の出力を抑制する。一方、バッテリ20の残容量に余裕がないときは、モータジェネレータ17を回生側に制御し、ディーゼルエンジン11の出力をアップする。これらの制御は、歯打ち音が発生する所定の回転数領域で実行される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ハイブリッド車両における駆動系歯車装置の歯打ち音低減方法に関し、さらに詳しくは、駆動系歯車装置の歯打ち音をモータジェネレータの制御によって低減できるハイブリッド車両における駆動系歯車装置の歯打ち音低減方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、地球環境の保全や省資源の観点から、ハイブリッド車両の開発が行われている。このハイブリッド車両は、車輪駆動軸を駆動系歯車装置を介してエンジン、モータジェネレータもしくは双方によって駆動可能に構成されたものである。このモータジェネレータは、走行駆動源であるモータとして機能する力行運転モードと、発電機として機能する回生運転モードとの2つの運転状態をとり得るように構成されている。
【0003】
すなわち、上記ハイブリッド車両は、走行状態に応じてエンジンによる駆動力とモータジェネレータによる駆動力とを使い分け、運転効率が高くなるように制御される。たとえば、発進時等の低速(低回転)もしくは低負荷時においては、エンジン効率が悪いため、エンジンを停止してモータジェネレータだけで走行したり、通常走行時にはエンジンとモータジェネレータの両方が車輪駆動軸を駆動するように制御される。
【0004】
このような運転形態を実現するために、エンジン(変速機を含む)とモータジェネレータとは、駆動系歯車装置を介して一方の駆動力が他方に伝達できるように構成されている。以下、エンジンを車両前部に配置するとともに、モータジェネレータを車両後部に配置し、双方をプロペラシャフトおよび駆動系歯車装置を介して連結した前輪駆動車(FF車)であるハイブリッド車両を例にして説明する。
【0005】
たとえば、この駆動系歯車装置は、図3に示すような構成となっている。ここで、図3は、モータジェネレータと一体化された駆動系歯車装置の内部構成を示す模式図である。図3に示すように、モータジェネレータ17と一体化された駆動系歯車装置37の各シャフト41,42,43には、各歯車44,45,46,47が設けられ、各シャフト41,42,43は、各軸受50によって支持されている。
【0006】
また、シャフト43は、プロペラシャフト(図示せず)に連結されている。なお、プロペラシャフトの先端は、車輪駆動軸(ドライブシャフト)に設けられたトランスファ(図示せず)に連結されている。
【0007】
モータジェネレータ17は、この駆動系歯車装置37を介して回生運転モードで運転され、あるいは力行運転モードでエンジンのトルクアシストを行うように構成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のハイブリッド車両は、エンジンまたは車輪駆動軸から駆動系歯車装置37に回転変動が伝達されると、所定の回転数領域で歯車44,45間や歯車46,47間で発生するバックラッシに基づいて歯打ち音が発生するという課題があった。
【0009】
また、駆動系歯車装置の歯打ち音低減手段として提案されている技術もあるが(たとえば特許文献1、特許文献2参照)、ハイブリッド車両におけるモータジェネレータの制御を活用した具体的な解決手段は開示されていない。
【0010】
【特許文献1】
特許第3262046号公報
【特許文献2】
特許第3291235号公報
【0011】
この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、駆動系歯車装置の歯打ち音をモータジェネレータの制御によって低減できるハイブリッド車両における駆動系歯車装置の歯打ち音低減方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、この発明に係るハイブリッド車両における駆動系歯車装置の歯打ち音低減方法は、車輪駆動軸を駆動系歯車装置を介してエンジン、モータジェネレータもしくは双方によって駆動可能に構成されたハイブリッド車両における駆動系歯車装置の歯打ち音低減方法において、前記駆動系歯車装置で歯打ち音が発生した場合に、前記モータジェネレータの駆動用バッテリの残容量に余裕があるときは当該モータジェネレータを力行側に制御し、前記バッテリの残容量に余裕がないときは前記モータジェネレータを回生側に制御することを特徴とするものである。
【0013】
したがって、この発明によれば、バッテリの残容量状態でモータジェネレータの運転状態を判定して駆動系歯車装置の歯車の回転方向を判定できる。そして、前記歯車間で生じたバックラッシを低減する方向にモータジェネレータを回転制御することで、歯打ち音を低減することができる。
【0014】
また、この発明に係るハイブリッド車両における駆動系歯車装置の歯打ち音低減方法は、前記モータジェネレータを回生側に制御した場合には、前記エンジンの出力を増加し、前記モータジェネレータを力行側に制御した場合には、前記エンジンの出力を抑制することを特徴とするものである。
【0015】
したがって、この発明によれば、エンジン出力を調整することによって、車輪駆動軸からの要求駆動力を過不足なく維持できるので、ドライバーはトルク変動を感じることなく快適に運転できる。
【0016】
また、この発明に係るハイブリッド車両における駆動系歯車装置の歯打ち音低減方法は、前記モータジェネレータの回生側への制御または力行側への制御は、所定の回転数領域において実行されることを特徴とするものである。
【0017】
したがって、この発明によれば、歯打ち音が発生する所定の回転数領域でのみモータジェネレータの制御を行えばよく、効率よく歯打ち音を低減することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る実施の形態につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0019】
図1は、この発明の実施の形態に係るディーゼルハイブリッド車両の概略構成を示す模式図である。先ず、前輪駆動車(FF車)であるディーゼルハイブリッド車両10の概略構成について図1に基づいて説明する。ディーゼルハイブリッド車両10には、車両前部に走行駆動源としてのディーゼルエンジン11が設けられている。このディーゼルエンジン11は、コモンレール方式の燃料噴射システム(図示せず)により燃料噴射量が制御されるようになっている。
【0020】
また、このディーゼルエンジン11は、ターボ過給機(図示せず)を備えている。さらに、ディーゼルエンジン11の排気通路には、排気ガス中のディーゼルパティキュレートおよびNOxを浄化するために、NOx触媒を担持したパティキュレートフィルタが設けられている(図示せず)。
【0021】
このディーゼルエンジン11で発生する駆動力は、マルチモードトランスミッション(MMT)12およびドライブシャフト14を介して主駆動輪としての前輪13に伝達されるようになっている。このマルチモードトランスミッション12は、走行状態に応じてギヤ段の変速操作をアクチュエータで電気的に自動制御するものである。すなわち、トルクコンバータは搭載されていない。
【0022】
また、ディーゼルハイブリッド車両10には、ディーゼルエンジン11とマルチモードトランスミッション12の有段変速機間の動力伝達の接離を行うクラッチ12aが備えられており、走行状態に応じて接離操作をアクチュエータで電気的に自動制御されるようになっている。
【0023】
また、駆動力を分けて伝達するトランスファ15には、プロペラシャフト16が連結され、その末端には駆動系歯車装置(ギヤトレーン)37(図3参照)を一体化したモータジェネレータ(MG)17が連結されている。このモータジェネレータ17は、ディーゼルエンジン11によってプロペラシャフト16および駆動系歯車装置37を介して連れ回される構成となっている。また、後輪18は、駆動輪である前輪13に連れ回されるだけの構成となっている。
【0024】
このモータジェネレータ17は、インバータ19を介し、充放電可能な二次電池であるバッテリ20と接続されている。また、このモータジェネレータ17は、走行駆動源であるモータとして機能する力行運転モードと、発電機として機能する回生運転モードとの2つの運転状態をとり得るように構成されている。
【0025】
たとえば、このモータジェネレータ17は、力行運転モードではバッテリ20からの電力供給を受けて、プロペラシャフト16を介しドライブシャフト14を駆動するための動力を発生する。また、回生運転モードでは、このモータジェネレータ17は、プロペラシャフト16を介してディーゼルエンジン11あるいはドライブシャフト14から伝達される駆動力を電力に変換し、バッテリ20を充電する。
【0026】
なお、モータジェネレータ17が力行運転モードあるいは回生運転モードのいずれかで運転されるかは、バッテリ20の充電状態SOC(State of Charge)をも勘案して決定される。この充電状態SOCは、電圧センサによって監視されている。
【0027】
以上のように構成されたディーゼルハイブリッド車両10は、図示しない電子制御ユニット(ECU)によって各構成要素とともに以下のように基本制御され、種々の状態で走行することができる。たとえば、ディーゼルハイブリッド車両10が走行を始めた比較的低速な状態では、ディーゼルエンジン11を停止したまま、モータジェネレータ17を力行することにより走行(EV走行)する。
【0028】
そして、走行開始後にディーゼルハイブリッド車両10が所定の速度に達すると、モータジェネレータ17を用いてディーゼルエンジン11をクランキングして始動し、当該ディーゼルエンジン11を用いた運転に移行する。定常運転時には、通常は、ディーゼルエンジン11がドライブシャフト14の要求動力とほぼ等しい出力を発生するように運転される。このとき、ディーゼルエンジン11の出力のほぼすべてがドライブシャフト14に伝えられる。
【0029】
一方、バッテリ20の充電状態SOCが予め定められた基準値以下に低下している場合には、ディーゼルエンジン11がドライブシャフト14の要求動力以上の出力で運転され、その余剰動力の一部はモータジェネレータ17によって電力として回生され、バッテリ20の充電に利用される。また、ディーゼルエンジン11のトルクが不足する場合には、モータジェネレータ17の駆動によって不足分のトルクがアシストされ、必要トルクを確保することができる。
【0030】
また、上記ディーゼルハイブリッド車両10は、燃料の節約と排気エミッションの低減を図るために、いわゆるエコラン(エコノミー&エコロギーランニング)制御もなされる。すなわち、たとえば、交差点における信号待ち等でディーゼルハイブリッド車両10が停車した場合に、所定の停止条件下でディーゼルエンジン11を自動停止させ、その後、所定の再始動条件下(たとえば、アクセルペダルを踏み込んだとき)でディーゼルエンジン11を再始動させる制御もなされる。
【0031】
以上が本発明に係るディーゼルハイブリッド車両10の基本構成および基本制御動作である。
【0032】
つぎに、本発明の要部である歯打ち音低減方法について図2に基づいて説明する。ここで、図2は、歯打ち音低減のための制御動作を示すフローチャートである。
【0033】
前述したように、モータジェネレータ17は、プロペラシャフト16を介してドライブシャフト14に連結されており、ディーゼルエンジン11のみが駆動しているときも連れ回されている。したがって、ディーゼルエンジン11または前輪13からの回転変動は、プロペラシャフト16を介して、モータジェネレータ17に一体化した駆動系歯車装置37(図3参照)に伝達される。
【0034】
この駆動系歯車装置37の歯車44,45間や歯車46,47間で発生するバックラッシに基づく歯打ち音は、所定の回転数領域になったときに発生することが確認できている。したがって、以下の制御は、かかる回転数領域において行っており、効率よく歯打ち音を低減している。
【0035】
図2に示すように、歯打ち音が発生したら(ステップS10)、バッテリ20の充電状態SOCが、バッテリ20の使用を許容できない基準値(下限値)よりも大きい場合(ステップS11肯定)、すなわち、バッテリ20の残存量に余裕がある場合には、バックラッシが低減する方向に運転して歯打ち音を低減すべく、モータジェネレータ17を力行運転モードとなるように制御する(ステップS12)。
【0036】
このとき、ドライブシャフト14側からの要求トルクを越えないようにするために、ディーゼルエンジン11の出力を抑制し(ステップS13)、モータジェネレータ17およびディーゼルエンジン11からの総合駆動力が上記要求トルクと等しくなるように調整する。
【0037】
これにより、ドライバーはトルク変動を感じることなく快適に運転できる。なお、これらの制御(ステップS11、ステップS12、ステップS13)は、歯打ち音が低減するまで、予め定められた時間行われる。
【0038】
一方、バッテリ20の残存量に余裕がない場合には(ステップS11否定)、バックラッシが低減する方向に運転して歯打ち音を低減すべく、モータジェネレータ17を回生運転モードとなるように制御する(ステップS14)。
【0039】
このとき、ドライブシャフト14側からの要求トルクが不足しないように、ディーゼルエンジン11の出力をアップし(ステップS15)、モータジェネレータ17およびディーゼルエンジン11からの総合駆動力が上記要求トルクと等しくなるように調整する。
【0040】
これにより、ドライバーはトルク変動を感じることなく快適に運転できる。なお、これらの制御(ステップS11、ステップS14、ステップS15)は、歯打ち音が低減するまで、予め定められた時間行われる。
【0041】
以上のように、この実施の形態に係るハイブリッド車両における駆動系歯車装置の歯打ち音低減方法によれば、駆動系歯車装置37で歯打ち音が発生した場合、バッテリ20の残容量に余裕があるときは、モータジェネレータ17を力行側に制御してディーゼルエンジン11の出力を抑制し、バッテリ20の残容量に余裕がないときは、モータジェネレータ17を回生側に制御してディーゼルエンジン11の出力をアップするようにしたので、走行に必要な駆動力を維持しつつ、駆動系歯車装置37の歯車44,45間や歯車46,47間で生じたバックラッシを低減し、歯打ち音を低減することができる。
【0042】
また、上記モータジェネレータ17による力行側または回生側への制御およびディーゼルエンジン11の出力制御を、歯打ち音が発生する所定の回転数領域にて行っているので、効率よく歯打ち音を低減することができる。
【0043】
なお、上記実施の形態においては、本発明を前輪駆動車(FF車)のディーゼルハイブリッド車両10に適用した例を説明したが、これに限定されず、その他のハイブリッド車両に適用してもよく、上記と同様の効果を期待できる。
【0044】
また、ディーゼルエンジン11とモータジェネレータ17の駆動力を相互に伝達するプロペラシャフト16や駆動系歯車装置37の結合態様も、上述した例に限定されず、公知手段を用いた種々の結合態様を採用できる。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明に係るハイブリッド車両における駆動系歯車装置の歯打ち音低減方法によれば、車輪駆動軸を駆動系歯車装置を介してエンジン、モータジェネレータもしくは双方によって駆動可能に構成されたハイブリッド車両における駆動系歯車装置の歯打ち音低減方法において、前記駆動系歯車装置で歯打ち音が発生した場合に、前記モータジェネレータの駆動用バッテリの残容量に余裕があるときは当該モータジェネレータを力行側に制御し、前記バッテリの残容量に余裕がないときは前記モータジェネレータを回生側に制御することを特徴とするので、バッテリの残容量状態でモータジェネレータの運転状態を判定して駆動系歯車装置の歯車の回転方向を判定でき、バックラッシを低減する方向にモータジェネレータを回転制御して歯打ち音を低減することができる。
【0046】
また、この発明に係るハイブリッド車両における駆動系歯車装置の歯打ち音低減方法によれば、前記モータジェネレータを回生側に制御した場合には、前記エンジンの出力を増加し、前記モータジェネレータを力行側に制御した場合には、前記エンジンの出力を抑制することを特徴とするので、エンジン出力を調整することによって、車輪駆動軸からの要求駆動力を過不足なく維持でき、ドライバーはトルク変動を感じることなく快適に運転できる。
【0047】
また、この発明に係るハイブリッド車両における駆動系歯車装置の歯打ち音低減方法によれば、前記モータジェネレータの回生側への制御または力行側への制御は、所定の回転数領域において実行されることを特徴とするので、歯打ち音が発生する所定の回転数領域でのみモータジェネレータの制御を行えばよく、効率よく歯打ち音を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るディーゼルハイブリッド車両の概略構成を示す模式図である。
【図2】歯打ち音低減のための制御動作を示すフローチャートである。
【図3】モータジェネレータと一体化された駆動系歯車装置の内部構成を示す模式図である。
【符号の説明】
10 ディーゼルハイブリッド車両
11 ディーゼルエンジン
12 マルチモードトランスミッション
12a クラッチ
13 前輪
14 ドライブシャフト
15 トランスファ
16 プロペラシャフト
17 モータジェネレータ
18 後輪
19 インバータ
20 バッテリ
37 駆動系歯車装置
41、42、43 シャフト
44、45、46、47 歯車
50 軸受

Claims (3)

  1. 車輪駆動軸を駆動系歯車装置を介してエンジン、モータジェネレータもしくは双方によって駆動可能に構成されたハイブリッド車両における駆動系歯車装置の歯打ち音低減方法において、
    前記駆動系歯車装置で歯打ち音が発生した場合に、前記モータジェネレータの駆動用バッテリの残容量に余裕があるときは当該モータジェネレータを力行側に制御し、前記バッテリの残容量に余裕がないときは前記モータジェネレータを回生側に制御することを特徴とするハイブリッド車両における駆動系歯車装置の歯打ち音低減方法。
  2. 前記モータジェネレータを回生側に制御した場合には、前記エンジンの出力を増加し、前記モータジェネレータを力行側に制御した場合には、前記エンジンの出力を抑制することを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両における駆動系歯車装置の歯打ち音低減方法。
  3. 前記モータジェネレータの回生側への制御または力行側への制御は、所定の回転数領域において実行されることを特徴とする請求項1または2に記載のハイブリッド車両における駆動系歯車装置の歯打ち音低減方法。
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