JP2004328473A - 色較正用シート、色較正方法、および画像記録装置 - Google Patents

色較正用シート、色較正方法、および画像記録装置 Download PDF

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剛 田辺
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Abstract

【課題】多くの出力媒体情報を盛り込むことができ、出力媒体情報の読み間違いが生じない色較正用シート、前記色較正用シートを用いた色較正方法、前記色較正用シートを作成して色較正を行う画像記録装置の提供。
【解決手段】所定の色較正用テストパターンと、前記色較正用テストパターンを記録する感光材料等に関する出力媒体情報を表示する出力媒体情報パッチとが感光材料に形成された色較正用シートであり、前記出力媒体情報パッチの色補正用パッチおよび/または送り長さ補正用パッチを形成した色較正用シート、前記色較正用シートを用いた色較正方法、画像記録装置。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、色較正用シート、色較正方法、および画像記録装置に関し、特に、従来の色較正用シートに比較してさらに多くの出力媒体情報を盛り込むことができ、出力媒体情報の読み間違いが生じる可能性が殆どない色較正用シート、前記色較正用シートを用いた色較正方法、および前記色較正用シートを作成して色較正を行う画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ロール状の印画紙を全自動で露光、現像、乾燥、および裁断して所定サイズのプリントを作成する全自動露光現像装置において、特定の色較正用テストパターンとともに、印画紙の種類や印画紙を装填するマガジンのIDなどの出力媒体情報を記録した色較正用パッチシートを前記印画紙に作成し、作成したパッチシートを読み取って、色較正をしようとする印画紙が正しいものであるか否か、および正しいIDのマガジンが装填されているか否かを照合する機能を有するものが提案されている(特許文献1)。
【0003】
しかしながら、前記特許文献1には前記出力媒体情報パッチの形態については、「印字、バーコード、色、記録位置等如何なる方法で記録してもよい。」と抽象的に記載されているものの、具体的な形態については明確な開示は見られない。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−241893号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記出力媒体情報パッチを構成する区画の色彩として、黒色と白色との他に、シアン、マゼンタ、イエロー、またはシアン、マゼンタ、イエローの混色などの有彩色を用いれば、前記出力媒体情報パッチに盛り込める出力媒体情報の種類や量を大幅に増大させることができると考えられる。
【0006】
しかし、自動露光現像装置においてマガジンを交換した直後に前記色較正用シートを作成すると、色相の大きくずれた色較正用シートが得られることが普通である。したがって、前記出力媒体情報パッチを、単に種々の有彩色を有する領域の組み合わせで形成すると、色情報として記録した出力媒体情報が、誤って読み取られたり、または読み取られなかったりする可能性がある。
【0007】
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、多くの出力媒体情報を盛り込むことができ、出力媒体情報の読み間違いが生じる可能性が殆どない色較正用シート、前記色較正用シートを用いた色較正方法、および前記色較正用シートを作成して色較正を行う画像記録装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、所定の色較正用テストパターンと、前記色較正用テストパターンを記録する感光材料に関する情報である出力媒体情報を表示する出力媒体情報パッチとが感光材料に形成された色較正用シートであって、前記感光材料を一定の露光量で露光することにより形成されてなり、前記出力媒体情報パッチを読み取るときの色補正の基準になる色情報を表示する第1基準パッチが、前記感光材料に形成されてなることを特徴とする色較正用シートに関する。
【0009】
色較正用シートにおいて前記出力媒体情報パッチを、白、灰色、および黒の無彩色のパッチ以外に、シアン、マゼンタ、イエロー、またはシアン、マゼンタ、イエローの混色のような有彩色のパッチの組み合わせで構成した場合に、色相のズレに起因する読取ミスが生じる可能性がある。
【0010】
しかしながら、前記色較正用シートにおいては、一定の露光量で感光材料を露光して第1基準パッチを形成しているから、マガジンを交換した直後などのように色相の大きくずれた画像が形成されやすい条件の場合には、前記色相のズレが前記第1基準パッチに現れる。したがって、前記基準パッチを読み取ることにより、色相のズレを補正する色補正を行うときの基準になる色補正情報が得られる。
【0011】
したがって、出力媒体情報パッチの読取結果を前記色情報に基いて補正することにより、色相のズレに起因する出力媒体情報パッチの読取ミスの発生が効果的に防止できる。
【0012】
故に、無彩色のパッチだけでなく、有彩色のパッチを組み合わせて前記出力媒体情報パッチを構成できるから、より少ないパッチ数でより多くの出力媒体情報を表示できる。ここで、パッチは、前記色彩の何れかを有する小領域をいい、通常は四角形状に形成される。
【0013】
前記出力媒体情報パッチとしては、白、黒、シアン、マゼンタ、イエロー、およびシアンとマゼンタとイエローとの混色の何れか1色を有するパッチの組み合わせで表示された後述する出力媒体情報パッチのほか、白、黒、シアン、マゼンタ、シアンとマゼンタとの混色の何れか1色を有するパッチの組み合わせで表示された後述する出力媒体情報パッチなどが挙げられる。
【0014】
前記出力媒体情報パッチにおいて表示できる出力媒体情報としては、たとえば、前記色較正用シートを作成する感光材料の種類や感度、発色特性、巾、長さ、および前記感光材料が装填されたマガジンのIDなどが挙げられる。
【0015】
前記出力媒体情報パッチの形態としては、前記各色のパッチを前記色較正用シートの読取方向に沿って2つ、または3つ以上配列したものが挙げられる。前記パッチの個数は、出力媒体情報パッチに表示しようとする出力媒体情報の量に応じて適宜決定できる。
【0016】
請求項2に記載の発明は、所定の色較正用テストパターンと、前記色較正用テストパターンを記録する感光材料に関する出力媒体情報を表示する出力媒体情報パッチとが感光材料に形成された色較正用シートであって、前記色較正用シートを読み取るときの送り長さを補正する基準になる送り長さ情報を表示する第2基準パッチが、前記感光材料に形成されてなることを特徴とする色較正用シートに関する。
【0017】
前記色較正用シートに形成された色較正用テストパターンの前記読取方向に沿った長さが短い場合や、前記色較正用シートを何度も往復させて読み取りを行う場合には、前記色較正用テストパターンを読取手段で読みこむ間に、前記色較正用シートの送り誤差が蓄積され、位置のズレによる読み込み不良が生じることがある。
【0018】
しかし、前記色較正用シートにおいては、前記色較正用テストパターンおよび出力媒体情報パッチとともに、前記第2基準パッチも読み込まれるから、前記第2基準パッチに示された送り長さ情報も画像記録装置に取り込まれる。したがって、画像記録装置に取り込まれた送り長さ情報に基いて前記色較正用シートの送り量を補正することにより、前記送り誤差の蓄積が防止されるから、位置のズレによる読み込み不良の発生が効果的に防止される。
【0019】
請求項3に記載の発明は、前記色較正用シートを読み取るときの送り長さを補正する基準になる第2基準パッチが感光材料に形成されてなる請求項1に記載の色較正用シートに関する。
【0020】
前記色較正用シートには、前記第1基準パッチに加えて第2基準パッチが形成されている。
【0021】
したがって、前記色較正用シートにおいては、色相および位置のズレに起因する出力媒体情報パッチの読取ミスの発生が効果的に防止できる。
【0022】
請求項4に記載の発明は、前記第1基準パッチと前記第2基準パッチとが単列状に配列されてなる色較正用シートに関する。
【0023】
前記色較正用シートにおいては、前記色較正用シートを前記読取方向に沿って1回送るだけで、色情報と送り長さ情報とを読み取ることができる。したがって、[従来の技術]の欄で述べた自動露光現像装置などの画像形成装置において、前記色較正用シートを送りながら読み込む際の送り動作を簡略化できる。
【0024】
請求項5に記載の発明は、前記色較正用テストパターンが、シアン、マゼンタ、およびイエローの各色毎に形成され、前記較正用シートの読取方向に沿って色の濃い順または薄い順に列状に配列された複数個の濃度領域からなる色較正用シートに関する。
【0025】
前記色較正用シートにおいては、前記色較正用テストパターンは、カラー写真の基礎になるシアン、マゼンタ、およびイエローの3色の列であるから、前記画像記録装置において、前記3色のうち、どの色の発色が弱いかを、画像形成装置の読取手段における読み込みだけでなく、目視によっても容易に知ることができる。
【0026】
請求項6に記載の発明は、前記色較正用テストパターンが、シアン、マゼンタ、およびイエローを混色した色彩を有し、前記較正用シートの読取方向に沿って色の濃い順または薄い順に前記読取方向に沿って単列状に配列された複数個の濃度領域からなる色較正用シートに関する。
【0027】
画像記録装置の備える後述の読取手段において、前記色較正用シートの色較正用テストパターンを読み込む際には、前記色較正用シートを前記読取方向に沿って1回送ればよく、前記色較正用シートを前記読取方向に対して直交する方向に移動させる必要がなくなる。したがって、前記画像記録装置における読取手段の構成や動作を簡略化できる。
【0028】
請求項7に記載の発明は、前記色較正用テストパターンと出力媒体情報パッチとが単列状に配列されてなる色較正用シートに関する。
【0029】
前記色較正用シートにおいては、前記読取方向に沿って移動させるだけで、色較正用テストパターンと出力媒体情報との読み込みが行える。
【0030】
請求項8に記載の発明は、前記色較正用テストパターンは、シアン、マゼンタ、およびイエローを混色した色彩を有し、前記較正用シートの読取方向に沿って色の濃い順または薄い順に前記読取方向に沿って単列状に配列された複数個の濃度領域からなり、且つ、前記色較正用テストパターンと出力媒体情報パッチと前記第1基準パッチと前記第2基準パッチとが単列状に配列されてなる色較正用シートに関する。
【0031】
前記色較正用シートにおいては、前記読取方向に沿って移動させるだけで、色較正用テストパターンの読み込みと、出力媒体情報の色補正、送り長さ補正、および読み込みとが全て行える。したがって、前記読込手段の構成や動作をさらに簡略化できる。
【0032】
請求項9に記載の発明は、前記出力媒体情報パッチは、白、黒、シアン、マゼンタ、およびシアンとマゼンタとの混色の何れか1色を有するパッチの組み合わせで表示されてなる色較正用シートに関する。
【0033】
前記色較正用シートにおいては、前述のように、前記出力媒体情報パッチを、白、黒、シアン、マゼンタ、およびシアンとマゼンタとの混色の5色の何れかの色彩を有する1以上のパッチの組み合わせで表示しているので、前記出力媒体情報を黒白2色の領域で表示する場合に比較して遥かに多くの出力媒体情報を表示できる。また、前記出力媒体情報パッチにおいては、発色の明瞭な黒、シアンおよびマゼンタを使用し、発色が比較的弱く、劣化した現像液や定着・発色液で現像、定着、発色処理を行うと濃度が変化しやすいイエローを使用していないから、現像処理後の感光材料が全体的または局所的に黄ばむ所謂Yステインの影響を受けにくい。したがって、Yステインが生じやすい条件で作成された色較正用シートにおいても出力媒体情報パッチが黄ばむことによる出力媒体情報の読み間違いが生じることがない。
【0034】
請求項10に記載の発明は、請求項1〜9の何れか1項に記載の色較正用シートが形成されたのと同一の感光材料に画像を記録する画像記録装置において、前記色較正用シートを、前記色較正用テストパターンと出力媒体情報パッチとの形成された方向に沿って一方向に送るかまたは往復させ、前記色較正用テストパターンと前記出力媒体情報パッチに記録された出力媒体情報を読み取り、読み取られた色較正用テストパターンと出力媒体情報とに基いて前記感光材料に形成される画像の色彩を較正することを特徴とする色較正方法に関する。
【0035】
前記色較正方法においては、色補正の基準になる第1基準パッチおよび位置補正の基準になる第2基準パッチの少なくとも一方が形成されている色較正用シートを読みとって得られた色較正用テストパターンと出力媒体情報とに基いて前記感光材料に形成される画像の色彩を較正している。
【0036】
したがって、色較正用シートにおいて色相や位置のズレが生じている場合には、前記第1基準パッチを読みとって得られた色情報および前記第2基準パッチを読み取って得られる送り長さ情報に基いて前記色相や位置のズレを補正できる。したがって、前記色較正用シートからでも正しい色較正用テストパターンと出力媒体情報とが得られるから、前記自動露出現像装置においてマガジンを交換した直後のように色相のズレが生じやすい条件下でも、色相のズレのない画像を作成できる。
【0037】
請求項11に記載の発明は、所定の色較正用テストパターンを感光材料に記録し、記録された前記色較正用テストパターンに基いて、前記感光材料に形成される画像の色彩の較正を行う画像記録装置であって、前記色較正用テストパターンと、前記出力媒体情報と、前記第1基準パッチおよび前記第2基準パッチの一方または両方とを前記感光材料に記録して請求項1〜9の何れか1項に記載の色較正用シートを作成する色較正用シート作成手段と、前記色較正用シート作成手段で作成された色較正用シートを読み取る読取手段と、前記読取手段における読取結果に基づいて前記画像の色彩の較正を行う較正制御手段とを備えてなることを特徴とする画像記録装置に関する。
【0038】
前記画像記録装置においては、前記色較正用シート作成手段において、前記出力媒体パッチと前記色較正用テストパターンと前記第1基準パッチおよび前記第2基準パッチの少なくとも一方が感光材料に記録されて色較正用シートが作成される。
【0039】
前記色較正用シート作成手段で作成された色較正用シートは、前記読取手段で読み取られ、読取結果は、前記出力媒体パッチと前記色較正用テストパターンとともに読み取られた第1基準パッチに記録された色情報および前記第2基準パッチに記録された送り長さ情報の少なくとも一方に基いて補正され、出力媒体情報および色較正用テストパターンが読み取られる。
【0040】
そして、読み取られた出力媒体情報に基いて感光材料の種類および前記感光材料が装填されているマガジンが判別される。
【0041】
前記較正制御手段においては、前記読取手段で読み取った出力媒体情報に基き、読み取られた色較正用テストパターンから前記感光材料に対応する色較正用テストパターンを呼び出し、前記色較正用テストパターンに基いて前記感光材料に記録される画像の色彩を補正する。
【0042】
前記色較正方法においては、前述のように、前記第1基準パッチおよび第2基準パッチの少なくとも一方が形成されている色較正用シートを読み取って、色較正用テストパターンと出力媒体情報とを補正し、補正された色較正用テストパターンと出力媒体情報とに基いて前記感光材料に形成される画像の色彩を較正している。
【0043】
したがって、色較正用シートにおいて色相や位置のズレが生じている場合においても正しい色較正用テストパターンと出力媒体情報とを読み取ることができるから、色相のズレが生じやすい条件下でも、色相のズレのない画像を形成できる。
【0044】
さらに、色較正用シートに第1基準パッチを形成する場合には、前述のように、出力媒体情報パッチに色相のズレが生じている場合においても色補正をかけて正しい出力媒体情報を読み取ることができるから、出力媒体情報パッチに無彩色のほか、各種有彩色を使用できる。したがって、パッチの数が同じであれば、より多くの出力媒体情報を盛り込むことができるから、前記較正制御手段において、前記画像記録装置で記録される画像の色彩をさらに木目細かく補正できる。
【0045】
請求項12に記載の発明は、所定の色較正用テストパターンを感光材料に記録し、記録された前記色較正用テストパターンに基いて、前記感光材料に形成される画像の色彩の較正を行う画像記録装置であって、前記色較正用テストパターンと前記出力媒体情報パッチとともに、前記第1基準パッチおよび前記第2基準パッチの一方または両方を前記感光材料に記録して請求項1〜9の何れか1項に記載の色較正用シートを作成する色較正用シート作成手段と、前記色較正用シート作成手段で作成された色較正用シートを読み取る読取手段と、前記読取手段で色較正用シートを読み取って得られる出力媒体情報と、前記画像記録装置において画像を記録しようとする感光材料に関する出力媒体情報とを照合する照合手段と、前記照合手段における照合結果に基き、前記読取手段で読み取られた色較正用テストパターンのうちから較正に使用すべき色較正用テストパターンを選択し、選択された色較正用テストパターンに基づいて前記画像の色彩の較正を制御する較正制御手段とを備えてなることを特徴とする画像記録装置に関する。
【0046】
前記画像記録装置においても、請求項11に記載の画像記録装置と同様に、前記色較正用シート作成手段において色較正用シートが作成され、前記読取手段において、色較正用シートに記録された前記出力媒体情報と前記色較正用テストパターンが読み取られる。
【0047】
前記読取手段で読み取られた出力媒体情報は、前記照合手段において、実際に画像を記録しようとする感光材料および前記感光材料が装填されているマガジンに関する出力媒体情報と比較、照合される。
【0048】
前記照合手段において、前記読取手段で読み取られた出力媒体情報が実際に画像を記録しようとする感光材料および前記感光材料が装填されているマガジンに関する出力媒体情報と合致していると判定されると、前記較正制御手段においては、前記読取手段で読み取られた色較正用テストパターンを、較正に使用すべき色較正用テストパターンとして選択し、前記色較正用テストパターンに基づいて前記画像の色彩の較正を行う。
【0049】
一方、前記照合手段において、前記読取手段で読み取られた出力媒体情報が実際に画像を記録しようとする感光材料に関する出力媒体情報とは異なっていると判定された場合には、前記較正制御手段においては、後者の出力媒体情報に対応する色較正用テストパターンを呼び出して前記色較正用テストパターンに基づいて前記画像の色彩の較正を行ってもよく、また色彩の較正そのものを行うことなく、画像を記録してもよい。
【0050】
前記画像記録装置においては、このように前記照合手段において出力媒体情報の照合をおこなっているから、実際に画像を記録しようとする感光材料に対応しない色較正用テストパターンに基いて色彩の較正が行われて、色彩のズレの大きな画像が形成される事故の発生が防止される。
【0051】
【発明の実施の形態】
1.実施形態1
本発明に係る画像記録装置の一例であるデジタルラボシステムについて以下に説明する。
【0052】
実施形態1に係るデジタルラボシステム10は、図1に示すように、ラインCCDスキャナ14、画像処理部16、露光部18、現像部20、およびパッチシート読取部22を備えている。ラインCCDスキャナ14と画像処理部16は、入力部26として一体化され、露光部18、現像部20、パッチシート読取部22は、出力部28として一体化されている。
【0053】
ラインCCDスキャナ14は、ネガフィルムやリバーサルフィルム等の写真フィルム24に記録されているコマ画像を読み取るためのものであり、例えば135サイズの写真フィルム、110サイズの写真フィルム、および透明な磁気層が形成された写真フィルム(240サイズの写真フィルム:所謂APSフィルム)、120サイズおよび220サイズ(ブローニサイズ)の写真フィルムのコマ画像を読み取ることができる。ラインCCDスキャナ14は、上記の読取対象のコマ画像をラインCCD30で読み取り、A/D変換部32においてA/D変換した後、画像データを画像処理部16に出力する。なお、本実施形態においては、135サイズの写真フィルム24を読み取る場合を例にとって説明する。
【0054】
画像処理部16には、ラインCCDスキャナ14から出力された画像データ(スキャン画像データ)が入力されると共に、デジタルカメラ34等での撮影によって得られた画像データ、原稿(例えば反射原稿等)をスキャナ36で読み取ることで得られた画像データ、他のコンピュータで生成され、フロッピディスクドライブ38、MOドライブまたはCDドライブ40に記録された画像データ、およびモデム42を介して受信する通信画像データ等(以下、これらをファイル画像データと総称する)を外部から入力することも可能なように構成されている。
【0055】
画像処理部16は、入力された画像データを記録する画像メモリ44と、画像メモリ44から画像データを読み出して色階調を補正する色階調処理部46と、色階調を補正した画像データについてハイパートーン処理を行うハイパートーン処理部48と、ハイパートーン処理を施した画像データについてハイパーシャープネス処理を行うハイパーシャープネス処理部50とを備えている。画像処理部16において各種の画像処理が行われた画像データは、記録用画像データとして露光部18へ出力される。また、画像処理部16は、画像処理を行った画像データを画像ファイルとして、例えばFD、MO、CD等の記憶媒体に出力したり、通信回線を介して他の情報処理機器へ送信する等の外部出力をすることも可能である。
【0056】
露光部18には、2種類の印画紙62、63が装填されている。印画紙62、63は、それぞれのマガジン64、65にロール状に巻回された状態で装填されている。マガジン64およびマガジン65には、それぞれ印画紙種を特定する記号等(図示せず。)が付され、露光部18のマガジン64装填部およびマガジン65装填部に、この記号等を読み取る識別センサ67および識別センサ68が設けられている。
【0057】
露光部18は、さらに、画像処理部16に接続された画像メモリ56と、画像メモリ56に接続されたレーザドライバ54と、レーザドライバ54によって制御されるレーザ光源52と、レーザ光源52から照射されたレーザ光を操作するポリゴンミラー58およびfθレンズ60とを備えている。
【0058】
画像処理部16から入力された記録用画像データは、画像メモリ56に一旦記憶され、レーザドライバ54に入力される。レーザドライバ54は、入力された記録用画像データに基いてレーザ光源52を制御し、レーザ光源52から照射されるR(赤色)、G(緑色)、B(青色)の3色のレーザ光を変調する。レーザ光源52から照射されたレーザ光はポリゴンミラー58およびfθレンズ60によって印画紙62(または63)上を走査され、走査露光によって印画紙62(または63)に潜像を形成する。
【0059】
潜像が形成された印画紙62(または63)は、次に現像部20へと搬送され、発色現像、漂白定着、水洗、乾燥の各処理が施される。これにより、印画紙62(または63)に形成された潜像が顕像化され、ポジ画像が形成される。
【0060】
画像形成された印画紙62(または63)は、パッチシート読取部22に搬送される。パッチシート読取部22では、較正実施が指示されている場合に、較正用テストパターンが記録された印画紙、即ち後述するパッチシート100の濃度を測定し、パッチシート100に示された情報を読み取る。なお、パッチシート100は、本発明に係る色較正用シートの一例である。較正実施が指示されていない場合は、画像形成された印画紙62(または63)は濃度測定されずに排出される。また、このパッチシート読取部22には、既に作成されたパッチシート100も挿入することができる。
【0061】
また、印画紙62(63)におけるレーザ光が照射される位置の近傍には、温度センサ82が配設されている。温度センサ82は、露光量−発色濃度特性に大きく影響を及ぼす温度等の環境情報を検知する。
【0062】
ここで、温度センサ82が検知する温度は、印画紙の温度でも雰囲気温度でもよい。また、温度以外の環境情報、例えば湿度を検知する湿度計を温度センサ82の付近に配設してもよい。
【0063】
また、露光部18には、露光部18をコントロールするメインコントローラ70を備えている。メインコントローラ70の概略の構成を図2に示す。
【0064】
図2に示すように、メインコントローラ70は、CPU72とROM74AとRAM74Bと書換え可能な不揮発性メモリ76と入出力ポート78を備えている。CPU72、ROM74A、RAM74B、記憶手段76、および入出力ポート78は、バス80を介して互いに接続されている。
【0065】
入出力ポート78の入力側には、画像メモリ56、識別センサ67、68、および温度センサ82が接続されている。したがって、メインコントローラ70には、記録用画像データ、マガジンに付与されている印画紙種を識別する記号等の読み取り結果、および温度測定結果が入力されるようになっている。入出力ポート78の入力側には、さらに、パッチシート読取部22も接続され、パッチシート読取部22でパッチシート100を読み取った結果も入出力ポート78に入力される。
【0066】
また、入出力ポート78の出力側には、レーザドライバ54および画像処理部16が接続されている。したがって、メインコントローラ70では、レーザドライバ54を介してレーザ光源52を駆動したり、必要に応じて画像処理部16に備えられているディスプレイ16Mにメッセージ等を表示したりすることができる。
【0067】
記憶手段76には、マガジン64、65それぞれについて、マガジンID、セットされている印画紙の巾や感光乳剤の種類などの出力媒体情報、画像データを露光信号に変換する基準になり、目標濃度値に対する露光量を示すルックアップテーブル、および較正用テストパターンの出力履歴が記憶される。したがって、記憶手段76から、各マガジン64、65にセットされているそれぞれの印画紙62、63に対応するルックアップテーブルを選択でき、また、最新の較正用テストパターンを出力した日時を照合できる。ここで、マガジン64のマガジンIDは「1」、マガジン65のマガジンIDは「2」と設定されているものとする。
【0068】
メインコントローラ70においては、マガジン64(または65)にセットされている印画紙62(または63)に画像を記録すべき旨の指示が入力されると、マガジン64(または65)に記載された記号等を読み取って、印画紙62(または63)の印画紙種を識別する。そして、識別した印画紙種に対応するルックアップテーブルを記憶手段76に記憶されているルックアップテーブルの中から選択する。この選択したルックアップテーブルを用いて、CPU72により、記録用画像データを露光信号に変換し、レーザドライバ54を介してLD52を露光信号に従って駆動させ、印画紙62(または63)にレーザ光を照射させる。
【0069】
また、メインコントローラ70では、識別センサ67、68の検知結果により、露光部18にセットされているマガジンの交換が検知されると、ディスプレイ16Mに較正を実施するか否かの判断を促すメッセージを表示させる。
【0070】
ROM74Aには、較正用テストパターンデータ(画像データ)が予め記憶されている。較正の実施が指示されると、この較正用テストパターンデータを、較正対象のマガジンに対応するルックアップテーブルを用いて露光信号に変換し、印画紙に較正用テストパターンを記録してパッチシート100を作成する。
【0071】
このとき、メインコントローラ70では、較正用テストパターンとともに、マガジンIDや、前記マガジンに装填されている印画紙に関する出力媒体情報をパッチシート100に記録させる。また、較正用テストパターン出力時の日時、および温度センサ82により測定された温度等に関する出力条件情報105もパッチシート100に記録させてもよい。なお、出力条件情報105の1つである較正用テストパターン出力時の日時は、記憶手段76の出力履歴情報に更新記憶される。
【0072】
図3〜図6に、露光部18で作成されるパッチシート100の例を示す。パッチシート100は、本発明に係る色較正用シートの一例である。
【0073】
図3に示すパッチシート100は、シアン(C)、マゼンタ(M)、およびイエロー(Y)の各色毎に作成された濃度領域列102C、102M、および102Yからなる較正用テストパターン102と、テストパターンの右下に隣接して形成され、前記出力媒体情報が記録された3個の領域104A、104B、および104Cからなる出力媒体情報パッチ104と、出力媒体情報パッチ104の上方に連続して表示され、印画紙62(または63)を一定条件で露光することにより形成され、シアン、マゼンタ、およびイエローの3色の領域からなる色補正パッチ106とが形成されている。なお、前記出力条件情報は、較正用テストパターン102の右方であって出力媒体情報パッチ104の上方の105で示された領域に示されている。較正用テストパターン102、出力媒体情報パッチ104、および色補正パッチ106は、それぞれ本発明に係る色較正用シートにおける色較正用テストパターン、出力媒体情報パッチ、および第1基準パッチに相当する。濃度領域列102Yの上方には、パッチシート100をパッチシート読取部22に挿入するときの挿入方向およびパッチシート読取部22における読み取り方向を示す三角形状の挿入方向表示領域108が形成されている。
【0074】
較正用テストパターン102における濃度領域列102C、102M、および102Yは、それぞれ、シアン、マゼンタ、またはイエローであって濃度の異なる13個の濃度領域C(1)〜C(13)、濃度領域M(1)〜M(13)、および濃度領域Y(1)〜Y(13)からなっている。濃度領域C(1)〜C(13)は、最も濃度の濃い濃度領域C(1)から最も濃度の薄い濃度領域C(13)に向かって濃度の濃い順に配列されている。これは、濃度領域M(1)〜M(13)、および濃度領域Y(1)〜Y(13)についても同様である。
【0075】
出力媒体情報パッチ104は、白、黒、シアン、マゼンタ、イエロー、およびシアンとマゼンタとイエローとの混色の何れかで表示された3つの領域104A、104B,および104Cからなる。領域104A、領域104B、領域104Cには、前記出力媒体情報が記録される。
【0076】
色補正パッチ106は、印画紙62(または63)をある所定の濃度で露光することにより形成され、前述のようにシアン色の領域である領域C(S)、マゼンタ色の領域である領域M(S)、およびイエローの領域である領域Y(S)の3つの領域が上下に配列され、出力媒体情報パッチ104を読み取るときの色補正の基準になる。ここで、「所定の濃度で露光する」とは、出力媒体情報パッチ104の何れかの領域をシアン、マゼンタ、またはイエローで表した場合における当該領域と同一の濃度になるように露光することをいう。色補正パッチ106を出力媒体情報パッチ104の前記領域と同一の濃度にすることにより、色較正の初期段階における色の濃度のズレが大きい条件においても正確な色補正ができる。
【0077】
図4に示すパッチシート100は、図3に示すパッチシート100において、色補正パッチ106に代えて送り量補正パッチ110を形成した例である。送り量補正パッチ110は、パッチシート読取部22でパッチシート100を送る際の送り長さを補正する基準になる送り長さ情報を表示するパッチであり、本発明の色較正用シートにおける第2基準パッチの一例である。送り量補正パッチ110は、パッチの送り長さを精度よく測定できるように、送り量パッチ116の周囲の領域である周囲領域との濃度差が明確になるように構成することが好ましく、たとえば黒色領域110Aと白色領域110Bとから構成することができる。このように送り量補正パッチ110を構成すれば、パッチシート読取部22は、周囲領域(白)→黒色領域110A→白色領域110Bの順に読み取られることにより、黒色領域110Aの送り方向の長さを送り量補正の基準とすることができる。また、黒色領域110Aと白色領域110Bの何れも、送り方向に沿った長さが、濃度領域列102C、102M、および102Yの各領域の送り方向に沿った長さに等しくなるように形成できる。
【0078】
図5に示すパッチシート100は、図3に示すパッチシート100において、色補正パッチ106の上方に隣接して送り量補正パッチ110を形成した例である。送り量補正パッチ110については、図4に示すパッチシートのところで説明した通りである。
【0079】
図6に示すパッチシート100は、較正用テストパターン102において濃度領域列102C、102M、および102Yを重ね合わせて形成するとともに、較正用テストパターン102の下方に連続して送り量補正パッチ110、色補正パッチ106、および出力媒体情報パッチ104を形成した例である。
【0080】
図6において、較正用テストパターン102の各領域を、C+M+Y(1)〜C+M+Y(13)で示す。C+M+Y(n)領域は、図3〜図5に示すパッチシート100における較正用テストパターン102のC(n)領域とM(n)領域とY(n)とを重ね合わせて形成したことを示す。ここでnは1〜13の何れかの整数である。図6のパッチシート100は、図3〜図5のパッチシート100とは異なり、パッチシート読取部22を1回通過させただけで、較正用テストパターン102、送り量補正パッチ110、色補正パッチ106、および出力媒体情報パッチ104を全て読み取ることができる特長がある。なお、図6においては、色補正パッチがC(S)、M(S)、およびY(S)の3つの領域から構成されているが、前記領域C(S)、領域M(S)、および領域Y(S)を重ね合わせて形成した1つの領域からなっていてもよい。
【0081】
以下、パッチシート100をパッチシート読取部22で読み取り、前記読み取り結果に基づいて露光部18を較正する手順について図7〜図9を用いて説明する。
【0082】
パッチシート読取部22にパッチシート100がセットされると、パッチシート読取部22は、パッチシート100に形成された較正用テストパターン102を読み取り、各領域におけるシアン、マゼンタ、およびイエローの各色の濃度を各々自動的に測定する。また、パッチシート読取部22は、さらに、パッチシート100に形成された記録された出力媒体情報パッチ104の濃度を測定するとともに、パッチシート100が図3、図5、または図6に示すように色補正パッチ106を有する場合には、色補正パッチ106の各領域についてシアン、マゼンタ、およびイエローの各色の濃度を測定し、前記濃度の測定結果に基づいて出力媒体情報パッチ104における濃度の測定結果を補正する。加えて、パッチシートが図4、図5、または図6に示すように送り量補正パッチ110を有する場合には、送り量補正パッチ110を読み取って得られた送り量のデータに基づいて較正用テストパターン102および出力媒体情報パッチ104のパッチシート読取部22におけるパッチシート送り量を補正する。そして、前記補正された濃度および送り量の測定結果に基き、出力媒体情報パッチ104に色情報として記録されたマガジンID、印画紙種などの出力媒体情報、および出力条件情報として別途記録された温度および出力日時を読み取る。パッチシート読取部22で読み取った較正用テストパターン102の濃度、およびマガジンID、印画紙種、温度、出力日時などの読み取り結果はRAM74Bに記憶される。
【0083】
CPU72では、記憶手段76に記憶されているルックアップテーブルの中から、読み取ったマガジンIDおよび印画紙種に対応するルックアップテーブルを選択する。また、パッチシート読取部22による濃度測定結果とROM74Aに記憶されている較正用テストパターンデータとに基づいて、選択したルックアップテーブルを修正し更新する。
【0084】
また、CPU72では、パッチシート100に記録されている温度と温度センサ82により測定される現在の温度とを比較し、所定値以上の温度差がある場合には、画像処理部16のディスプレイ16Mにエラーメッセージを表示させる。
【0085】
また、CPU72では、パッチシート100に記録されている出力日時と記憶手段76に記憶されている出力履歴情報とから、該パッチシート100が対応するマガジンの最新のものであるか否かをチェックし、最新のものではない場合は、画像処理部16のディスプレイ16Mにエラーメッセージを表示させる。
【0086】
次に、露光部18の較正手順について説明する。なお、露光部18の較正は、たとえばマガジン64(または65)を交換したときに、オペレータの指示により実行するようにしてもよく、また、始業時のようにある決まった時刻に実行するようにしてもよい。
【0087】
露光部18の較正手順を図7に示す。露光部18の較正においては、図7に示すように、先ず、ステップ200において、記憶されているルックアップテーブルに基いてパッチシート100を作成するパッチシート作成処理を行い、次いで、ステップ300において、パッチシート100に基いてルックアップテーブルを更新するルックアップテーブル更新処理300を行う。以下、ステップ200およびステップ300について詳細に説明する。
【0088】
ステップ200においては、図8に示すように、ステップ202で較正対象のマガジンが設定される。具体的には、レーザプリンタ部18にセットされているマガジン64(または65)のIDが識別センサ67、68により検知され、パッチシート100を作成するのは、マガジン64およびマガジン65のうち、何れのマガジンに装填された印画紙かが設定される。前記設定は、具体的には、マガジンIDを指定することにより行なわれる。以下では、マガジンIDが1のマガジン(すなわち、マガジン64)に対して較正が指示された場合について説明する。
【0089】
ステップ202においてマガジンが設定されたら、ステップ204において、較正対象であるマガジンにセットされている印画紙種を識別する。ここで、ステップ202において較正対象のマガジンのマガジンIDを「1」と設定したから、識別センサ67によりマガジン64にセットされている印画紙62の印画紙種が識別される。
【0090】
ステップ206では、ステップ202で設定されたマガジンIDとステップ204で識別された印画紙種とに対応するルックアップテーブルが、記憶手段76から選択される。すなわち、マガジン64にセットされている印画紙62に対応するルックアップテーブルが選択される。
【0091】
なお、対応するルックアップテーブルが記憶手段76に記憶されていない場合は、予め初期値ルックアップテーブルを記憶手段76に記憶させておき、この初期値ルックアップテーブルを選択するようにしてもよい。また、マガジンIDと印画紙種とに優先度を設け、対応するルックアップテーブルが記憶手段76に記憶されていない場合は、優先度の高い方に一致するルックアップテーブルを選択するようにしてもよい。
【0092】
ステップ206でルックアップテーブルが選択されたら、ステップ208において、前記ルックアップテーブルに基づいてROM74Aに記憶されている較正用テストパターン102の画像データを露光信号に変換する。
【0093】
そして、ステップ210では、この露光信号に従ってLD52を駆動させ、印画紙62にレーザ光を照射して露光し、較正用テストパターン102の潜像を形成する。
【0094】
同時に、ステップ204で識別した印画紙種を示す出力媒体情報に基き、較正用テストパターン102に隣接する領域にレーザ光を照射して出力媒体情報を示す領域104A〜領域104Cからなる出力媒体情報パッチ104を形成する。そして、温度センサ82により測定された較正用テストパターン102出力時の温度、および日時などの出力条件情報に基き、較正用テストパターン102および出力媒体情報パッチ104を形成した領域以外の領域に、出力条件情報105の潜像を形成する。
【0095】
さらに、R、G、B3色のレーザ光をある所定の強度で互いに重ならないように照射して色補正パッチ106を形成する。なお、図6に示すパッチシート100を作成するときは、R、G、B3色のレーザ光をある所定の強度で同時に同一の領域に照射して色補正パッチ106を形成する。
【0096】
ステップ210においてパッチシート100の潜像が形成されたら、ステップ212において記憶手段76の出力履歴情報をステップ210の較正用パターン出力時の日時に更新記録する。これにより、出力履歴情報が最新の較正用パターン出力時の情報に更新される。
【0097】
そして、ステップ214でパッチシート100の潜像が形成された印画紙62を現像部20で発色現像処理し、次いで漂白定着、水洗、乾燥の各処理を施し、図3〜図6に示すようなパッチシート100が作成される。
【0098】
パッチシート100が作成されると、図7においてステップ300に示すようにルックアップテーブル更新処理が行なわれる。
【0099】
ルックアップテーブル更新処理においては、図9に示すように、まず、ステップ302において、パッチシート100がパッチシート読取部22に挿入されたかどうか判定される。
【0100】
ステップ302において、パッチシート100がパッチシート読取部22に挿入されたことが確認されたら、ステップ304において、パッチシート読取部22によってパッチシート100における較正用テストパターン102、出力媒体情報パッチ104、および色補正パッチ106の濃度を測定することにより、較正用テストパターン102の各領域の色濃度、出力媒体情報、および出力条件情報が読み取られ、RAM74Bに記憶される。
【0101】
ステップ306では、ステップ304で読み取られた出力媒体情報に対応するルックアップテーブルを、記憶手段76に記憶されているルックアップテーブルの中から選択する。
【0102】
ステップ308では、ステップ304で読み取られた較正用テストパターン出力時の日時が、記憶手段76に記憶されている較正対象のマガジンIDに対応する出力履歴情報と一致するかをチェックする。ここで、両者が一致した場合は、ステップ302でパッチシート読取部22に挿入されたパッチシート100は正しいパッチシートであると判断され、ステップ310に進む。
【0103】
ステップ310では、温度センサ82により、パッチシート読取部22における読取時の温度を測定する。次いで、ステップ312では、パッチシート100を読み取っているときの温度の測定値と、ステップ304で読み取られた較正用テストパターン出力時の温度とを比較し、その温度差が所定範囲内であるか否かをチェックする。温度差が所定範囲内である場合は、温度変化による露光量−発色濃度特性の変化は無視できる範囲内であると判断され、ステップ314に進む。
【0104】
ステップ314では、ステップ304で読み取られた較正用テストパターン102の各領域C(1)〜C(13)、M(1)〜M(13)、およびY(1)〜Y(13)の濃度と、ROM74Aに記憶されている較正用テストパターンのデータとに基づいて、記憶手段76に記憶されている較正対象のマガジンIDのルックアップテーブルを修正する。また、この修正したルックアップテーブルを較正対象のマガジンIDのルックアップテーブルとして更新記憶する。
【0105】
なお、このとき、記憶手段76に、印画紙種ごとに印画紙特性データ(温度、湿度等の環境条件による感度変化特性、現像液の劣化度合いによる感度変化特性等)を予め記憶しておき、読み取った出力媒体情報から対応する印画紙特性データを選択し、ルックアップテーブル修正のための演算に用いるようにしてもよい。
【0106】
一方、ステップ308において、ステップ304で読み取られた較正用テストパターン出力時の日時が、記憶手段76に記憶されている較正対象のマガジンIDに対応する出力履歴情報と一致しないと判定された場合は、ステップ316に進み、画像処理部16に備えられているディスプレイ16Mにエラーメッセージを表示し、較正を中止する。これにより、較正対象以外のマガジンにセットされている印画紙に作成されたパッチシート100や、最新ではないパッチシート100が誤って選択されてパッチシート読取部22に挿入されたことをユーザに知らせることができ、不適正な較正が実施されるのを防ぐことができる。
【0107】
また、ステップ312において、パッチシート100を読み取っているときの温度の測定値と、ステップ304で読み取られた較正用テストパターン出力時の温度との差が所定範囲外であると判定された場合も、ステップ316に進み、画像処理部16に備えられているディスプレイ16Mにエラーメッセージを表示し、較正を中止する。これにより、パッチシート100の作成時との温度差が大きいことをユーザに知らせることができ、温度変化による露光量−発色濃度特性のずれが含まれた不正確な較正が行なわれるのを防ぐことができる。
【0108】
上記のように、実施形態1では、マガジンを識別するマガジンIDや印画紙種などに関する出力媒体情報を較正用テストパターンとともにパッチシートに記録し、パッチシート読取部22による濃度測定時に、前記出力媒体情報をパッチシートから読み取り、対応するルックアップテーブルを選択して較正を行なっている。これにより、較正対象とは異なるマガジンや印画紙種のルックアップテーブルを呼び出して更新する事故を防止できる。
【0109】
さらに、パッチシート100の作成時の日時を較正用テストパターン102とともにパッチシート100に記録し、パッチシート読取部22による濃度測定時にこの記録時の日時をパッチシート100から読み取り、装置に記憶されているパッチシートの出力履歴情報と照合している。これにより、古いパッチシートを用いて較正が行なわれることを防ぐことができる。
【0110】
加えて、パッチシート100の作成時の温度を較正用テストパターンとともにパッチシートに記録し、パッチシート読取部22によるパッチシート100の読取時に前記温度をパッチシート100から読み取って、前記読み取り時の温度と比較している。これにより、パッチシート100の作成時との温度差が大きい場合に、温度変化による露光量−発色濃度特性のずれが含まれた較正が行なわれることを防ぐことができる。
【0111】
なお、実施形態1では、パッチシート100に記録されている出力媒体情報に基づいて、ルックアップテーブルを選択して較正を行なったが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、パッチシート100に記録されている出力媒体情報と較正対象の出力媒体情報と照合することにより、該パッチシート100が適正なパッチシート100であるか否かを判断するようにしてもよい。この場合のルックアップテーブル更新処理の一例を図10に示す。なお、図10では、図9と同じ処理については同一の符号を付与しており、ここでは説明を省略する。
【0112】
図10では、図9におけるステップ306のルックアップテーブル選択処理に代えてステップ350、352の処理を行うようになっている。
【0113】
すなわち、ステップ304において、パッチシート100に記録されている較正用テストパターンの各パッチ102の濃度、出力媒体情報(マガジンID、印画紙種)、出力条件情報(較正用テストパターン出力時の温度、日時)を読み取ると、ステップ350に進む。
【0114】
ステップ350では、ステップ304で読み取られたマガジンIDが較正対象のマガジンIDと一致するか否かをチェックする。ここで、マガジンIDが一致した場合は、ステップ352に進む。
【0115】
ステップ352では、ステップ304で読み取られた印画紙種が、記憶手段76に記憶されている較正対象のマガジンIDに対応する印画紙種と一致するかをチェックする。ここで、印画紙種が一致した場合は、ステップ308に進み、該パッチシート100が最新のパッチシートであるか否かをチェックするようになっている。
【0116】
一方、ステップ350においてマガジンIDが一致しないと判断された場合、またはステップ352において印画紙種が一致しないと判定された場合は、ステップ316に進み、画像処理部16に備えられているディスプレイ16Mにエラーメッセージを表示し、較正を中止する。
【0117】
このように、パッチシート100に記録されている出力媒体情報と較正対象の出力媒体情報とを照合することにより、較正対象以外のマガジンにセットされている印画紙に作成されたパッチシート100を誤って用いてしまって、不適正な較正が実施されるのを防ぐことができる。また、パッチシート100の作成後に、較正対象のマガジンにセットされている印画紙が交換された場合等において不適正な較正が成されることを防止できる。
【0118】
前述のように、パッチシート100においては、出力媒体情報パッチ104において、出力媒体情報を、白、黒、シアン、マゼンタ、イエロー、およびシアンとマゼンタとイエローとの混色のいずれか1色を用いた3つの領域104A、104B,および104Cで示している。したがって領域104A、領域104B、および領域104Cの組み合わせは、そのうちの5色の組合せとしても、5の3乗=125通りとなり、前記出力媒体情報の組み合わせを125通り表示できる。したがって、出力媒体情報パッチ104においては、少ない数の領域でより多くの出力媒体情報を表示できる。
【0119】
また、出力媒体情報パッチ104において出力媒体情報および出力条件情報を表示するのにイエローを使用しないことも可能である。この場合は、出力媒体情報を表示するのに黒、白、シアン、マゼンタ、およびシアンとマゼンタとの混色を用いることにより、現像部20において劣化した現像液を使用した場合のように、Yステインが生じ易い条件で印画紙を現像してパッチシート100を作成した場合においても、出力媒体情報パッチ104を読み誤ることが少ない。
【0120】
さらに、図3、図5、および図6に示すように、パッチシート100に色補正パッチ106を加えれば、色補正パッチ106における読み取り結果に基づいて出力媒体情報パッチ104の読み取り結果を補正できるから、出力媒体情報パッチ104を読み誤る可能性がさらに小さくなる。
【0121】
加えて、図4、図5、および図6に示すように、パッチシート100に送り量補正パッチ110を加えれば、送り量補正パッチ110を読み取ることにより、真の送り量とパッチシート読取部22における送り量の測定結果との関係を求めることができ、この結果に基づいてパッチシート100の送り量の誤差を修正できる。したがって、送り量の誤差が累積することによる読み誤りを無くすることができる。
【0122】
さらに、送り量の精度向上が期待できることから、各パッチの送り方向の長さを短くすることも可能であり、パッチシート全体の搬送方向長さも短くできる。。
【0123】
さらに加えて、図6に示すように、パッチシート100において濃度領域列102C、102M、および102Yを重ね合わせて形成することにより、パッチシート読取部22において1回の送りで全ての濃度領域列を読み出すことが可能になるから、パッチシート読取部22の構成が簡略になる上に、パッチシート読取部22でパッチシートを何度も送ることによる送り誤差の累積を防止できる。
【0124】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、多くの出力媒体情報を盛り込むことができ、出力媒体情報の読み間違いが生じる可能性が殆どない色較正用シート、前記色較正用シートを用いた色較正方法、および前記色較正用シートを作成して色較正を行う画像記録装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係るデジタルラボシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すデジタルラボシステムの備えるメインコントローラの構成を示すブロック図である。
【図3】図3は、図1に示すデジタルラボシステムにおいて作成されるパッチシートの第1の例を示す平面図である。
【図4】図4は、図1に示すデジタルラボシステムにおいて作成されるパッチシートの第2の例を示す平面図である。
【図5】図5は、図1に示すデジタルラボシステムにおいて作成されるパッチシートの第3の例を示す平面図である。
【図6】図6は、図1に示すデジタルラボシステムにおいて作成されるパッチシートの第3の例を示す平面図である。
【図7】図7は、前記デジタルラボシステムにおいて、図3〜図6に示すパッチシートをパッチシート読取部で読み取り、その読み取り結果に基づいて露光部を較正する手順を示す流れ図である。
【図8】図8は、図7に示す流れ図におけるパッチシート作成処理の手順の詳細を示す流れ図である。
【図9】図9は、図7に示す流れ図におけるルックアップテーブル更新処理の手順の詳細を示す流れ図である。
【図10】図10は、図7に示す流れ図におけるルックアップテーブル更新処理の手順の別の例を示す流れ図である。
【符号の説明】
10 デジタルラボシステム
14 ラインCCDスキャナ
16 画像処理部
18 露光部
20 現像部
22 パッチシート読取部
70 メインコントローラ
100 パッチシート
102 較正用テストパターン
104 出力媒体情報パッチ
105 出力条件情報
106 色補正パッチ
110 送り量補正パッチ

Claims (12)

  1. 所定の色較正用テストパターンと、前記色較正用テストパターンを記録する感光材料に関する出力媒体情報を表示する出力媒体情報パッチとが感光材料に形成された色較正用シートであって、
    前記感光材料を一定の露光量で露光することにより形成されてなり、前記出力媒体情報パッチを読み取るときの色補正の基準になる色情報を表示する第1基準パッチが、前記感光材料に形成されてなることを特徴とする色較正用シート。
  2. 所定の色較正用テストパターンと、前記色較正用テストパターンを記録する感光材料に関する出力媒体情報を表示する出力媒体情報パッチとが感光材料に形成された色較正用シートであって、
    前記色較正用シートを読み取るときの送り長さを補正する基準になる第2基準パッチが、前記感光材料に形成されてなることを特徴とする色較正用シート。
  3. 前記色較正用シートを読み取るときの送り長さを補正する基準になる第2基準パッチが感光材料に形成されてなる請求項1に記載の色較正用シート。
  4. 前記第1基準パッチと前記第2基準パッチとが単列状に配列されてなる請求項3に記載の色較正用シート。
  5. 前記色較正用テストパターンは、シアン、マゼンタ、およびイエローの各色毎に形成され、前記較正用シートの読取方向に沿って色の濃い順または薄い順に列状に配列された複数個の濃度領域からなる請求項1〜4の何れかに記載の色較正用シート。
  6. 前記色較正用テストパターンは、シアン、マゼンタ、およびイエローを混色した色彩を有し、前記較正用シートの読取方向に沿って色の濃い順または薄い順に前記読取方向に沿って単列状に配列された複数個の濃度領域からなる請求項1〜4の何れか1項に記載の色較正用シート。
  7. 前記色較正用テストパターンと出力媒体情報パッチとが単列状に配列されてなる請求項6に記載の色較正用シート。
  8. 前記色較正用テストパターンは、シアン、マゼンタ、およびイエローを混色した色彩を有し、前記較正用シートの読取方向に沿って色の濃い順または薄い順に前記読取方向に沿って単列状に配列された複数個の濃度領域からなり、且つ、前記色較正用テストパターンと出力媒体情報パッチと前記第1基準パッチと前記第2基準パッチとが単列状に配列されてなる請求項3に記載の色較正用シート。
  9. 前記出力媒体情報パッチは、白、黒、シアン、マゼンタ、およびシアンとマゼンタとの混色の何れか1色を有するパッチの組み合わせで表示されてなる請求項1〜8の何れか1項に記載の色較正用シート。
  10. 請求項1〜9の何れか1項に記載の色較正用シートが形成されたのと同一の感光材料に画像を記録する画像記録装置の読取手段において、前記色較正用シートを、前記色較正用テストパターンと出力媒体情報パッチとの形成された方向に沿って一方向に送るかまたは往復させて読み取り、読み取られた色較正用テストパターンと出力媒体情報とに基き、感光材料に形成される画像の色彩を較正することを特徴とする色較正方法。
  11. 所定の色較正用テストパターンを感光材料に記録し、記録された前記色較正用テストパターンに基いて、前記感光材料に形成される画像の色彩の較正を行う画像記録装置であって、
    前記色較正用テストパターンと、前記出力媒体情報パッチと、前記第1基準パッチおよび前記第2基準パッチの一方または両方とを前記感光材料に記録して請求項1〜9の何れか1項に記載の色較正用シートを作成する色較正用シート作成手段と、
    前記色較正用シート作成手段で作成された色較正用シートを読み取る読取手段と、
    前記読取手段における読取結果に基づいて前記画像の色彩の較正を行う較正制御手段とを
    備えてなることを特徴とする画像記録装置。
  12. 所定の色較正用テストパターンを感光材料に記録し、記録された前記色較正用テストパターンに基いて、前記感光材料に形成される画像の色彩の較正を行う画像記録装置であって、
    前記色較正用テストパターンと前記出力媒体情報パッチとともに、前記第1基準パッチおよび前記第2基準パッチの一方または両方を前記感光材料に記録して請求項1〜9の何れか1項に記載の色較正用シートを作成する色較正用シート作成手段と、
    前記色較正用シート作成手段で作成された色較正用シートを読み取る読取手段と、
    前記読取手段で色較正用シートを読み取って得られる出力媒体情報と、前記画像記録装置において画像を記録しようとする感光材料に関する出力媒体情報とを照合する照合手段と、
    前記照合手段における照合結果に基き、前記読取手段で読み取られた色較正用テストパターンのうちから較正に使用すべき色較正用テストパターンを選択し、選択された色較正用テストパターンに基づいて前記画像の色彩の較正を制御する較正制御手段とを
    備えてなることを特徴とする画像記録装置。
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