JP2004321111A - 無菌システムとその使用方法 - Google Patents
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Abstract
そして細胞の培養が正常に行われた場合には、この表面滅菌手段によって培養容器の表面を滅菌してから培養装置の外部に搬出し、また細胞の培養に異常があるときには、培養容器を加熱滅菌手段によって加熱滅菌し、培養容器内の細胞ごと滅菌して培養装置の外部に搬出する。
【効果】拡張性および作業効率が高く、しかも被滅菌物や培養容器の表面に付着した微生物等がアイソレータの外部へと流出してしまうのを防止することができる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は無菌システムとその使用方法に関し、詳しくは外部雰囲気から隔離されて内部が無菌状態に維持されるアイソレータを備えた無菌システムとその使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
今日、医薬品の無菌性試験に伴う微生物の培養や、人体または動物から採取した細胞の培養など、無菌状態を維持したまま様々な作業を行うために以下のような無菌システムが使用されている。
最初に、無菌箱若しくは無菌操作箱を直列的に複数台接続した無菌システムが知られており(特許文献1)、これらの無菌箱若しくは無菌操作箱をそれぞれインキュベータやクリーンブースとして使用することで、無菌状態下で細胞を培養することができるようになっている。
次に、無菌実験台とインキュベータとをインキュベータに備えられた開閉扉を介して接続させた培養装置が知られており(特許文献2)、無菌実験台内で培養容器内の細胞に培養液を加える等の作業を行った後、この培養容器をインキュベータ内に移動させるので、無菌状態下で細胞を培養することができるようになっている。
【0003】
【特許文献1】
実開昭56−47741号公報
【特許文献2】
実公昭62−7110号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
まず、上記特許文献1の構成の場合、複数の無菌箱若しくは無菌操作箱を接続することで拡張性があるが、その構造上各無菌箱および無菌操作箱は直列的にしか接続できないので、作業者は各作業を行うためにそれぞれの無菌箱及び無菌操作箱へと移動する必要があり、作業が非効率的なものとなっていた。
さらに特許文献2の構成の場合、エアカーテンにより有害物質が外部へ流出することを防止しているが、培養の終了した培養容器を無菌実験台の外部に搬出する際には、培養容器の表面に有害な微生物が付着したり、培養容器に細胞とともに有害な微生物が混在していると、これらの微生物が培養容器とともに外部に流出してしまう虞がある。
以上のことから、本発明は拡張性と作業効率が高く、また有害な微生物等が外部に流出することを防止する無菌システムとその使用方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
即ち請求項1の無菌システムは、外部雰囲気から隔離されて内部が無菌状態に維持されるアイソレータを備え、このアイソレータを5つ以上の側壁面を有する多角形状に形成するとともに、少なくとも4つの側壁面にそれぞれ外部に連通する連通口を形成し、さらに各連通口をそれぞれ開閉する開閉扉を設けたことを特徴としている。
【0006】
また請求項2の無菌システムは、外部雰囲気から隔離されて内部が無菌状態に維持されるアイソレータと、被滅菌物の表面を滅菌する表面滅菌手段と、被滅菌物を加熱して滅菌する加熱滅菌手段とを備えるとともに、アイソレータの少なくとも2つの側壁面に上記表面滅菌手段と加熱滅菌手段と連通する連通口を形成し、さらに各連通口をそれぞれ開閉する開閉扉を設けたことを特徴としている。
【0007】
そして請求項6の無菌システムの使用方法は、外部雰囲気から隔離されて内部が無菌状態に維持されるアイソレータと、培養容器の表面を滅菌する表面滅菌手段と、培養容器を加熱して滅菌する加熱滅菌手段とを備える無菌システムの使用方法であって、
アイソレータより当該培養容器を外部へと取り出す際、培養容器での培養が正常な場合には当該培養容器の表面を表面滅菌手段によって滅菌し、培養容器での培養が異常な場合には当該培養容器を加熱滅菌手段によって滅菌することを特徴としている。
【0008】
上記請求項1の発明によれば、アイソレータの側壁面を5つ以上とし、さらに連通口を4つ以上設けることで、無菌状態下での作業に必要な各種の装置を接続することができるので、拡張性の高い無菌システムを得ることができ、またアイソレータが各装置の中心に位置することになるので、作業者は無菌状態下での作業のために上記特許文献1のように移動する必要がなくなり、効率的な作業を行うことができる。
【0009】
また請求項2の発明によれば、アイソレータに表面滅菌手段及び加熱滅菌手段を設けることで、無菌システムの外部に有害な微生物等が流出することを防止できる。
【0010】
さらに請求項6の発明によれば、アイソレータより当該培養容器を外部へと取り出す際には、培養容器内の培養の状態に応じて培養容器の表面に付着した微生物はもちろん、培養に異常があるときには培養容器内の微生物も加熱によって死滅させることができるので、有害な微生物が無菌システムの外部に流出することを防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下図示実施例について説明すると、図1は人体又は動物の細胞を培養する無菌システムとしての培養装置1を示し、図示しない容器に人体又は動物より体液を採取した後、この培養装置1内で当該体液より細胞を採取してこれを図示しない培養容器へと分注するとともに、当該細胞の培養を行うものとなっている。
図1に示すように、培養装置1は6つの側壁面を備えて平面的に多角形状に形成されたアイソレータ2を有し、このアイソレータ2は側壁面、天面、床面により取り囲まれて外部雰囲気から隔離されている。
これら側壁面のうち、図示右下の側壁面には接続口を介して細胞を培養するインキュベータ3が接続され、左下の側壁面には接続口を介して培養液を冷蔵する冷蔵庫4が接続されている。
また図示左側の側壁面には培養容器等を滅菌ガスによって滅菌する表面滅菌手段5が接続口を介して接続され、右側の側壁面には高温高圧の蒸気で滅菌する加熱滅菌手段6が接続口を介して接続されている。
さらに、上方の側壁面には不要となった資材等を収容するRTP(RapidTransfer Port)7が接続口を介して接続されており、このRTP7は後述するようにアイソレータ2に対して分離可能に設けられている。
そしてアイソレータ2と上記インキュベータ3、冷蔵庫4、表面滅菌手段5、加熱滅菌手段6、RTP7の各手段を接続するそれぞれの接続口には開閉扉3A,4A,5A,6A,7Aを開閉自在に設け、当該開閉扉を閉鎖すると上記各手段とアイソレータ2とは気密的に隔離されるようになっている。
【0012】
そしてアイソレータ2の内部には作業者が着用して所要の作業を行うハーフスーツ8と、上記体液を遠心分離する遠心分離器9と、培養された細胞を観察するための観察手段10とが備えられ、さらにアイソレータ2の図示上端の側壁面に設けられたアクリル板11を介して容器に貼付されたバーコードを読み取る読取手段12が設けられている。
またアイソレータ2には図示しない無菌エア供給装置が備えられ、当該無菌エア供給装置から供給される除菌された空気によってアイソレータ1内は所定の陽圧に保たれている。
上記ハーフスーツ8はアイソレータ2の略中央に設置されており、アイソレータ2の側壁面の位置は、ハーフスーツ8を着用した作業者の作業範囲が上記開閉扉3A,4A,5A,6A,7Aを超えて上記各手段内でも作業ができるように設定されている。
【0013】
遠心分離器9には従来公知の遠心分離器を用い、上記容器内の体液を遠心作用により上澄液と沈殿液とに分離するようになっている。
観察手段10には従来公知の電子顕微鏡を用い、この観察手段10は撮影した画像を図示しないモニタに映し出すとともに、この画像を図示しない記憶手段に記憶するようになっている。
さらに読取手段12は容器に貼付されているバーコードを読みとるとともに、このバーコードの内容を上記記憶手段に送信するようになっている。そして記憶手段は容器ごとに細胞を採取した対象や採取した時期を記憶するようになっている。
また、アイソレータ2には容器から必要な成分を抽出するためのスポイトなど、細胞の培養に必要な資材を載置する図示しないトレーが設置されており、これらの資材は上記表面滅菌手段5や加熱滅菌手段6によって滅菌された後、アイソレータ2内に搬入されるようになっている。
【0014】
次にインキュベータ3は複数の培養容器を収容できるようになっており、図示しない温度・湿度調整手段を備えてインキュベータ3内を所要の温度及び湿度に保ち、細胞の培養を最適な環境で行うことができる。
冷蔵庫4には未使用の培養液を貯留する図示しない培養液タンクが収容され、培養液が化学変化によって変質してしまうのを防止するため、冷蔵庫4内は所定の温度に設定されている。
表面滅菌手段5には表面滅菌手段5内部での作業を行うためのグローブ13とアイソレータ2の反対側に培養装置1の外部より体液を収容した容器やその他の資材を搬出入するための搬出入扉5Bが設けられている。
またこの表面滅菌手段5には過酸化水素蒸気等の滅菌ガスを表面滅菌手段5内に供給する図示しない滅菌ガス供給手段が設けられており、滅菌ガスを表面滅菌手段5内に充満させることで培養容器の表面や資材を滅菌するようになっている。
加熱滅菌手段6はオートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)であり、この加熱滅菌手段6にはアイソレータ2の反対側に培養装置1の外部より培養液や資材を搬出入するための搬出入扉6Bが設けられている。
この加熱滅菌手段6では、培養容器やその他の資材を加熱滅菌するようになっており、さらにこの加熱滅菌手段6を用いることにより、培養後の培養容器内の細胞や微生物も死滅させることができるようになっている。
そして上記RTP7は既に特開平6−193323号公報等に開示されているので、詳細な説明を省略するが、このRTP7の連通口及び開閉扉7Aはそれぞれアイソレータ2側とケース7B側に分離可能に設けられている。
そして、ケース7B内にはアイソレータ2内で使用されて不要となった資材等が収容され、所定の時期にRTP7をアイソレータ2より分離して、内部の資材の処分を行うようになっている。
【0015】
以上のように、本実施例のアイソレータは6つの側壁面を有するとともに5つの連通口を介して上記インキュベータ3、冷蔵庫4、表面滅菌手段5、加熱滅菌手段6、RTP7の各手段を接続することができるので拡張性の高いものとなっている。
しかもハーフスーツ8を装着した作業者の作業範囲内にインキュベータ3などの各作業手段が接続されているので、細胞の培養に必要な作業を作業者が移動することなく行うことができ、ハーフスーツ8を装着した作業者の前方となる側壁面をハーフスーツ8の方に向けて傾けて形成し、ここに異なる作業手段をそれぞれ配置しているので、ハーフスーツ8の着用により後方を振り向くことのできない状態であっても作業を効率的に行うことができる。
さらに、アイソレータ2内に遠心分離器9を備えることで、細胞の分離と培養を無菌状態下ですることができ、分離した細胞をインキュベータ3へと移動させる間に、培養容器内に微生物が侵入するのを防止することができる。
【0016】
以下において本実施例における無菌システムの使用方法を説明する。まず使用前に図示しない滅菌ガス供給手段により、アイソレータ2内部を過酸化水素蒸気等の滅菌ガスで滅菌する。この際、開閉扉3A、3Bを開放しておきインキュべ−タ3、冷蔵庫4の内部を同時に滅菌する。
また、これに合わせて、アイソレータ2内部に搬入する培養や実験に用いる培養容器や試験器具などの資材のうち、熱を掛けられる物については加熱滅菌手段6に、熱を掛けられない物については表面滅菌手段5に、それぞれ搬入出扉5B、6Bから収容させて滅菌し、同時にアイソレータ2内部で培養すべき細胞を抽出するための、人体又は動物の体液の入った容器の表面を表面滅菌手段6で滅菌する。
以上の滅菌操作が完了したら、作業者はアイソレータ2に設けられたハーフスーツ8を着用して、滅菌された資材をおよび体液の入った容器をアイソレータ2内に搬入し、さらに容器に貼付されたバーコードを読取手段12にかざして読取手段12にその内容を読み取らせる。
そして作業者はこの容器を遠心分離器9にセットし、容器内の体液を遠心分離する。その後作業者は細胞が含まれる沈殿液を抽出してこれを複数の培養容器に分注する。
【0017】
次に、作業者は冷蔵庫4の開閉扉4Aを開いて、培養液タンクから培養容器へと所定量の培養液を注入し、さらに作業者はインキュベータ3の開閉扉3Aを開いてインキュベータ3内に培養容器を収容して培養させる。
所定期間が経過すると、作業者はハーフスーツ8を着用してインキュベータ3から各培養容器を取り出して有害な細菌の有無や細胞の形態を観察手段10を用いて確認する。
その結果、細胞とともに有害な細菌や微生物が混在しているなどの理由により、この培養容器内の細胞は不要であると判断したら、作業者は加熱滅菌手段6の開閉扉6Aを開いて当該培養容器を加熱滅菌手段6に収容させる。
そして開閉扉6Aを閉じたら、加熱滅菌手段6によって培養容器を高圧蒸気滅菌し、培養容器内の細胞を微生物とともに滅菌する。そしてこの培養容器はその後搬出入扉9Bより外部に取り出され、死滅した細胞及び微生物は廃棄される。
このように培養容器の表面だけでなく培養容器内の微生物まで死滅させることにより、これらの微生物が培養装置の外部に流出してしまうのを防止することができる。
【0018】
一方、観察の結果培養容器内の細胞が正常に培養されていると判断したら、作業者は培養容器を再びインキュベータ3に戻し、さらに所定期間の培養を行う。
そしてこの所定期間が経過して十分に細胞が培養されたら、作業者はインキュベータ3より培養容器を取り出し、さらに表面滅菌手段5の開閉扉5Aを開いてこの培養容器を表面滅菌手段5へ収容させる。そして培養容器の表面を滅菌ガスによって滅菌し、その後この培養容器は搬出入扉5Bより培養装置1の外部へと取り出される。
このように培養容器の表面だけ滅菌することで、例えばアイソレータ2内において何らかの要因で培養容器の表面に有害な微生物等が付着することがあってもこれを滅菌することができ、一方の培養容器内の細胞については滅菌されることがないので、安全な状態で当該細胞を培養装置1の外部に搬出することができる。
以上の培養作業が終了したら、使用した試験器具等の資材を表面滅菌手段5や加熱滅菌手段6で滅菌してから搬出し、アイソレータ2及びインキュベータ3、冷蔵庫4の内部を使用前と同様に滅菌ガスにより滅菌して全ての作業を終了する。
そして次の検体についての培養作業に際しては、上述したように使用前に滅菌操作を行って1検体毎にアイソレータ2内部を滅菌するので、検体間での感染が防止される。
【0019】
図2は第2の実施例を示している。本実施例では、アイソレータ2内に上記ハーフスーツ8に代えてロボット14を設置しており、図2において上記第1の実施例と共通するものには同じ符号を付している。
アイソレータ2内には図示しない制御装置によって作動するロボット14が設置されるとともに、ロボット14の作業に応じて交換されるロボット14のヘッド部分を載置するヘッド載置部15が設けられていて、例えば培養容器を搬送するためのグリッパや、培養液を培養容器内に注入するための分注ヘッドが載置されている。
また第1の実施例と同様、アイソレータ2の側壁面の位置は、ロボット14の動作範囲が上記開閉扉3A,4A,5A,6A,7Aを超えて上記各手段内でも作業ができるように設定され、本実施例の開閉扉3A,4A,5A,6A,7Aは上記制御装置によって自動的に開閉するようになっている。
さらに観察手段10の画像は培養装置1の外部に設けられたモニタに映し出され、作業者がこのモニタを見て培養容器内の細胞の状態を判断し、制御装置に対してこの培養容器の処理について指示できるようになっている。
なお、本実施例においても上記第1の実施例と同様の手順で細胞の培養が行われるため、ロボット14の動作についての詳細な説明を省略する。
このようにハーフスーツ8に代えてロボット14をアイソレータ2内に設けた第2実施例においては、ロボット14をアイソレータ2の略中央に位置させるとともに、ロボット14の方に向けて形成した各側壁面に異なる作業手段をそれぞれ配置して、ロボット14を中心に放射状に各作業手段を設けているので、ロボット14の動作範囲を小さくして効率的に作業させることができるとともに、ロボット14のリーチを短くすることができ、ロボット14を小型化して装置全体をコンパクトに構成することができる。
【0020】
図3は第3の実施例を示している。本実施例では上記第1,第2実施例におけるハーフスーツ8やロボット14の代わりに、アイソレータ2にグローブ16を設けた構成となっており、図3において上記第1の実施例と共通するものには同じ符号を付している。
本実施例においてもアイソレータ2は6つの側壁面を備えており、ここでは図示上方に位置する側壁面を、作業者がアイソレータ内部を視認できるように全体が透明なアクリル板で構成している。
また図示左右の側壁面にはRTP7及び加熱滅菌手段6が接続され、図示下方の側壁面にはそれぞれ左方から順に表面滅菌手段5、インキュベータ3、冷蔵庫4が接続されている。
さらにアイソレータ2の各側壁面の位置は、グローブ16を装着した作業者の作業可能な範囲が各開閉扉3A,4A,5A,6A,7Aを超えて上記各作業手段内での作業ができるように設けられている。
したがって、本実施例のアイソレータ2には第1の実施例と同様、グローブ16を装着した作業者の作業範囲内にインキュベータ3などの各作業手段が接続されているので、細胞の培養に必要な作業を作業者が移動することなく行うことができ、作業者の前方となる側壁面をグローブ16に向けて傾けて設けているので、作業を効率的に行うことができる。
【0021】
なお、上記3つの実施例では細胞の培養を行っているが、上記アイソレータを使用する無菌システムは、薬品の調合や無菌状態下で行うその他の試験などにも使用でき、上記アイソレータの接続口にどのような設備を接続させるかはその目的に応じて適宜変更可能である。
また、上記各実施例においては、アイソレータ2内にハーフスーツ8、ロボット14、グローブ16がそれぞれ1つずつ設置されていたが、これらを複数でアイソレータ2内に設置しても良い。例えばロボット8とグローブ16をアイソレータ2に設置すれば、ロボット14には困難な作業を作業者が代わりに行うことが可能である。
【0022】
【発明の効果】
本発明によれば、拡張性および作業効率が高く、しかも有害な細菌や微生物等がアイソレータの外部へと流出することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す培養装置1の平面図。
【図2】本発明の第2実施例を示す培養装置1の平面図。
【図3】本発明の第3実施例を示す培養装置1の平面図。
【符号の説明】
1 培養装置 2 アイソレータ
3 インキュベータ 3A 開閉扉
5 表面滅菌手段 5A 開閉扉
6 加熱滅菌手段 6A 開閉扉
8 ハーフスーツ 9 遠心分離機
14 ロボット 16 グローブ
Claims (6)
- 外部雰囲気から隔離されて内部が無菌状態に維持されるアイソレータを備え、このアイソレータを5つ以上の側壁面を有する多角形状に形成するとともに、少なくとも4つの側壁面にそれぞれ外部に連通する連通口を形成し、さらに各連通口をそれぞれ開閉する開閉扉を設けたことを特徴とする無菌システム。
- 外部雰囲気から隔離されて内部が無菌状態に維持されるアイソレータと、被滅菌物の表面を滅菌する表面滅菌手段と、被滅菌物を加熱して滅菌する加熱滅菌手段とを備えるとともに、アイソレータの少なくとも2つの側壁面に上記表面滅菌手段と加熱滅菌手段と連通する連通口を形成し、さらに各連通口をそれぞれ開閉する開閉扉を設けたことを特徴とする無菌システム。
- アイソレータ内にハーフスーツ、グローブ、ロボットの少なくともいずれか一つを設置し、当該ハーフスーツ、グローブ、ロボットの動作可能範囲が上記連通口を超えた範囲にまで到達することを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の無菌システム。
- 上記アイソレータに連通口を介してインキュベータを設けるとともに、連通口をそれぞれ開閉する開閉扉を設け、当該インキュベータ内において細胞の培養を行うことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の無菌システム。
- 上記アイソレータ内に遠心分離器を設け、人体又は動物より得られた体液を遠心分離することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の無菌システム。
- 外部雰囲気から隔離されて内部が無菌状態に維持されるアイソレータと、培養容器の表面を滅菌する表面滅菌手段と、培養容器を加熱して滅菌する加熱滅菌手段とを備える無菌システムの使用方法であって、
アイソレータより当該培養容器を外部へと取り出す際、培養容器での培養が正常な場合には当該培養容器の表面を表面滅菌手段によって滅菌し、培養容器での培養が異常な場合には当該培養容器を加熱滅菌手段によって滅菌することを特徴とする無菌システムの使用方法。
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