JP2019198239A - 互いに独立したサブユニットを有する細胞増殖装置 - Google Patents

互いに独立したサブユニットを有する細胞増殖装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の環境条件を設定可能にすることで、多種の細胞を同時並行で培養することができる細胞増殖装置を提供する。【解決手段】インキュベータ11は、1以上のサブユニット12を連結して構成されており、サブユニット12の内部は、それぞれ独立して密閉可能に形成され、サブユニット12ごとに異なる環境条件を設定可能に構成されている。このような構成によれば、サブユニット12ごとに異なる環境条件で細胞培養を実行できるので、多種の細胞を同時並行で培養することができる。【選択図】図3

Description

この発明は、互いに独立したサブユニットを有する細胞増殖装置に関する。
近年、成体幹細胞を移植することにより疾患を治療する再生医療や細胞治療に関する研究が盛んに行われている。このような治療を行うために、患者から採取した組織内の成体幹細胞を培養して調整する方法も広く研究されている。細胞を培養することで、組織中での存在率が極めて低い幹細胞を治療に必要な数まで増幅することができる。
なお、こうした細胞培養のための装置は、現在のところ、理化学機器で登録されたものしかなく、医療機器が皆無であるため、医師による使用や管理が必要であり、医師以外の者が取り扱うことができない。この点、厳しい安全性をクリアし、無菌状態を担保することで、薬事法上の高度医療管理機器(再生医療培養器)として認定されれば、必ずしも医師による使用が義務付けられない。換言すれば、医療機器として認定された細胞培養装置を提供できれば、細胞培養装置による再生医療を格段に普及させることができる。
また、細胞培養装置による再生医療を普及させるためには、安全かつ低コストで細胞培養を実現できる装置が必要である。例えば、インキュベーション、培地交換、継代作業などを自動で行う装置を実現できれば、安全かつ低コストで細胞培養を実行することができる。また、一台の装置で複数の被検者の細胞培養が可能となれば、同時並行的に効率的な細胞培養を実行することができる。
この点、特許文献1には、複数のインキュベータを備えた細胞培養システムが開示されている。このような装置を使用すれば、一台の装置で複数の被検者の細胞培養を実行することができる。
国際公開第2016/170623号公報
しかしながら、上記したような従来の細胞培養装置は、基本的に単一の増殖工程のみに対応しており、細胞培養装置で共通の環境条件しか設定できなかった。このため、複数の被検者の細胞培養を実行することが可能であるとしても、同種の細胞しか培養することはできなかった。
そこで、本発明は、複数の環境条件を設定可能にすることで、多種の細胞を同時並行で培養することができる細胞増殖装置を提供することを課題とする。
本発明は、上記した課題を解決するためになされたものであり、細胞培養容器を収容可能なインキュベータを備えた細胞増殖装置であって、前記インキュベータは、1以上のサブユニットを連結して構成されており、前記サブユニットの内部は、それぞれ独立して密閉可能に形成され、前記サブユニットごとに異なる環境条件を設定可能に構成されていることを特徴とする。
本発明は上記の通りであり、インキュベータは、1以上のサブユニットを連結して構成されており、サブユニットの内部は、それぞれ独立して密閉可能に形成され、サブユニットごとに異なる環境条件を設定可能に構成されている。このような構成によれば、サブユニットごとに異なる環境条件で細胞培養を実行できるので、多種の細胞を同時並行で培養することができる。
また、サブユニットは、隣り合う他のサブユニットとの境界に、開閉可能なシャッターを備えていてもよい。このような構成によれば、シャッターを閉じれば、サブユニットの内部を独立した密閉空間とすることができ、また、シャッターを開けば、サブユニットの内部を連通させることができる。
なお、シャッターの具体的な態様は特に限定されない。例えば、ジャバラ状のシャッター、巻き取り式のシャッター、開き戸のシャッター、引き戸のシャッターなど、種々の態様が考えられる。
また、インキュベータへの細胞培養容器の出し入れを実行するロボット装置を備え、シャッターを開閉することで、ロボット装置はサブユニット間を移動可能に構成されていてもよい。このような構成によれば、1台のロボット装置で複数のサブユニットに対して処理を実行することができる。すなわち、サブユニットの連結数を増やした場合でもロボット装置を増やさなくてよいので、設備にかかるコストを抑制することができる。
細胞増殖装置の機能ブロック図である。 細胞増殖装置の内部構造を説明する図であって、細胞増殖装置を上から見た図である。 細胞増殖装置の内部構造を説明する図であって、細胞増殖装置を横から見た図である。 サブユニットの連結を説明する図である。 収容部管理テーブルを示す図であって、(a)第1テーブルの図、(b)第2テーブルの図である。
本発明の実施形態について、図を参照しながら説明する。
本実施形態に係る細胞増殖装置10は、例えば、患者から採取された細胞(検体)の培養を管理するためのものであり、完全自動化された制御により細胞増殖を実行可能となっている。詳しくは後述するが、細胞増殖装置10内は無菌状態に維持されており、内部に培養に伴う操作を実行するロボット装置30を備えている。この細胞増殖装置10は、体細胞を格納した密封容器(試験管やバイアルなど)を受け取り、細胞培養を自動的に実行した後に、培養後の細胞を密封容器で排出するようになっている。
この細胞増殖装置10は、血液細胞から幹細胞を作製するシステムや、他の体細胞から幹細胞を作製するシステムに適用することができる。例えば、この細胞増殖装置10によって培養された細胞は、細胞治療のために患者へと移植することができる。なお、本実施形態においては、治療目的の細胞増殖に細胞増殖装置10を利用する例について説明するが、これに限らず、この細胞増殖装置10はあらゆる細胞の培養に使用することができる。
この細胞増殖装置10は、図1〜3に示すように、インキュベータ11、作業室20、第1のロボット装置30A、第2のロボット装置30B、滅菌装置50、制御装置40などを備えて構成される。
(インキュベータ11)
インキュベータ11は、細胞を培養するためのスペースである。このインキュベータ11には、細胞や培地を格納した細胞培養容器19が収容される。細胞培養容器19として何を用いるかは特に限定しないが、例えば、ボトル、バイオリアクターなどの培養槽、ガス透過性バッグ、フラスコ、シャーレなどを使用することができる。本実施形態においては、ロボット装置30による取り扱いやすさの観点から、角筒状のボトルが細胞培養容器19として使用されている。
このインキュベータ11の内部は、細胞培養容器19内の温度が一定に保たれるように制御されており、細胞の増殖に適切な状態が維持されるようになっている。例えば、インキュベータ11の内部には、インキュベータ11内の温度を一定に保つように自動的に加熱又は冷却を行う温度調節装置(図示せず)が設けられている。この温度調節装置は、インキュベータ11内に配置された温度センサが検出した温度に連動して出力電流が制御されるようになっている。これにより、インキュベータ11内の温度が目標温度になるように制御されている。
本実施形態に係るインキュベータ11は、図2および図3に示すように、1以上のサブユニット12を連結して構成されている。なお、図2および図3では、サブユニット12を3つ連結した状態を示しているが、このサブユニット12の連結数は増減可能である。すなわち、サブユニット12の連結数は任意に設定可能であり、サブユニット12の連結数を2以下としてもよいし、サブユニット12の連結数を4以上としてもよい。
本実施形態に係るサブユニット12は、すべて同じ形状および大きさとなるように標準化されている。そして、連結前のサブユニット12は、図4に示すように、連結方向の両側の壁部に開口部12aを備えている。この開口部12aが連通するようにサブユニット12を連結することで、内部空間を連通させた状態で複数のサブユニット12を連結することができる。
また、サブユニット12を後述する作業室20と連結する場合には、この開口部12aに、後述する受け渡し部17を備えたパネルが嵌め込まれる。これにより、サブユニット12と作業室20とを、受け渡し部17を挟んで連結することができる。
なお、作業室20とは反対側の端に配置されるサブユニット12は、サブユニット12や作業室20が連結されない開口部12aを備えることになる(図4の一番右側の開口部12a)。この開口部12aについては、パネルなどを嵌め込んで閉じた状態とすればよい。または、この開口部12aについては、初めから設けずに閉じた状態としてもよい。
なお、これらのサブユニット12の内部は、それぞれ独立して密閉可能に形成されており、細胞培養容器19を収容可能な空間であるインキュベータルーム13を構成している。このインキュベータルーム13はサブユニット12ごとに設けられており、サブユニット12ごとに異なる環境条件を設定可能に構成されている。このため、培養する細胞型によって最適な環境条件が異なる場合でも、サブユニット12ごとに温度などの環境条件を設定することができる。そして、各サブユニット12のインキュベータルーム13は個別に設定された環境条件に従って制御されるため、異なる環境条件を設定した細胞培養を同時並行で実行することができる。例えば、あるサブユニット12と別のサブユニット12とに異なる環境条件を設定し、それぞれ設定した環境条件で細胞培養を行うことができる。
本実施形態においては、サブユニット12の内部(インキュベータルーム13)を互いに隔離するために、隣り合う他のサブユニット12との境界に開閉可能なシャッター18を設けている。このシャッター18は、高い機密性と断熱性とを有する材料で形成されており、シャッター18を閉じることにより、サブユニット12の内部を密閉することが可能となっている。このシャッター18でサブユニット12の内部を隔離することで、サブユニット12ごとに異なる培養環境を実現することができる。また、後述する滅菌処理を実行するときには、このシャッター18を閉じてサブユニット12の内部を隔離することで、滅菌処理をサブユニット12ごとに実行することができる。
このサブユニット12は、図2および図3に示すように、細胞培養容器19を収容するための複数列の収容部14を備えている。各収容部14は、それぞれ1つの細胞培養容器19を収容可能に構成されている。この収容部14は、横方向に複数列、縦方向に複数段で整列して設けられている。また、各サブユニット12は、それぞれ同じ列数および同じ段数の収容部14を備えている。本実施形態においては、図3に示すように、それぞれ横方向に3列、縦方向に4段の収容部14が設けられている。
なお、本実施形態においては、各収容部14に1つの細胞培養容器19を収容可能としたが、これに限らず、各収容部14に複数の細胞培養容器19を収容可能としてもよい。また、本実施形態においては、横方向に3列、縦方向に4段の収容部14を設けるようにしたが、これに限らず、収容部14の列数や段数は任意に設定可能である。
ここで、上記した収容部14は、図4に示すように、各サブユニット12の両側に設けられている。すなわち、本実施形態においては、各サブユニット12の両側に、それぞれ横方向に3列、縦方向に4段の収容部14が設けられている。このようにサブユニット12の両側に収容部14を設けることで、収容部14の面積を大きくすることができる。詳しくは後述するが、両側の収容部14の間には第2のロボット装置30Bが設けられており、この第2のロボット装置30Bが収容部14に対する処理を実行する。このため、収容部14は第2のロボット装置30Bに対面する必要があるが、収容部14を両側に設けることで、第2のロボット装置30Bに対面できる収容部14の面積を増加させることができる。
また、本実施形態に係るサブユニット12は、図3に示すように、収容部14の配設方向(収容部14の列方向。すなわち、図3における左右方向)にサブユニット12を連結可能でとなっている。このため、サブユニット12の連結数を増減することで、収容部14の横方向の列数が増減するように構成されている。例えば、サブユニット12が1つの場合には3列(4段)の収容部14となり、サブユニット12を2つ連結した場合には6列(4段)の収容部14となり、サブユニット12を3つ連結した場合には9列(4段)の収容部14となるように構成されている。
このように、本実施形態に係る細胞増殖装置10は、複数のサブユニット12によって異なる環境条件を設定可能であり、また、複数の収容部14を備えているため、複数希望者の細胞を同時並行で増殖することができる。
(作業室20)
作業室20は、インキュベーション前の準備工程に係る作業を実行するためのエリアである。この作業室20は、インキュベータ11に隣接するように配置されており、インキュベータ11を構成する複数のサブユニット12のうちの端部のサブユニット12に連結されている。この作業室20の内部は、サブユニット12から隔離された密閉空間を形成している。
なお、この作業室20に隣接する端部のサブユニット12と作業室20との間には、図2および図3に示すように、受け渡し部17が配置されている。受け渡し部17は、細胞培養容器19等を受け渡すための小部屋であり、内部が密閉空間となるように構成されている。この受け渡し部17には、作業室20側とサブユニット12側との両方に密閉扉が設けられており、これら2つの密閉扉は同時に開放されないように制御されている。言い換えると、受け渡し部17を介して細胞培養容器19等を受け渡す際にも、密閉扉はいずれか一方しか開かないように制御されている。
例えば、作業室20からサブユニット12へと細胞培養容器19を受け渡す場合には、まず作業室20側の密閉扉が開くので、後述する第1のロボット装置30Aが受け渡し部17に細胞培養容器19を載置する。そして、作業室20側の密閉扉が閉じた後に、サブユニット12側の密閉扉が開くので、後述する第2のロボット装置30Bが受け渡し部17に載置された細胞培養容器19を受け取る。その後、サブユニット12側の密閉扉が閉じ、受け渡しが完了する。このような制御により、作業室20とサブユニット12とが連通状態とならず、常に隔離された状態が維持されている。
また、この作業室20には、図2および図3に示すように、培地交換等の作業を行うための作業台21が設けられている。この作業台21の上には、培地交換等の作業を行うための複数の機器、例えば、ピペット装置22や遠心分離器28などの機器が配置されている。
ピペット装置22は、培地等の試料を予め設定された容量だけ吸引及び注入する装置である。本実施形態に係るピペット装置22は、制御装置40によって制御されることで、吸引や注入の処理を実行できるようになっている。なお、このピペット装置22は、公知のマイクロピペットを台に固定して使用してもよいし、マイクロピペットを組み込んだロボットを使用してもよい。
また、遠心分離器28は、遠心力を発生させて、必要な細胞を分離させるための装置である。例えば、細胞を含んだ液を遠心分離器28にかけた後に、上澄み液を廃棄し、底部に沈降している細胞をピペット装置22で吸い出すといった作業に使用される。
(第1のロボット装置30A)
第1のロボット装置30Aは、インキュベーション前の準備工程を担当するロボット装置30である。この第1のロボット装置30Aは、作業室20に配置された据え置き型の装置である。この第1のロボット装置30Aは、上記した作業台21に向き合うように配置されており、作業台21の上で各種の装置や器具を使用して培地交換等の作業を行う。
この第1のロボット装置30Aは、細胞培養容器19をロボットアームにより取り扱うことが可能な、いわゆる単腕ロボットである。具体的には、この第1のロボット装置30Aは、作業室20に固定された基台31と、基台31の上に固定されたアーム32と、を有している。
基台31は、作業室20の床面に、例えばアンカーボルト等により固定されている。なお、基台31は、作業室20の床面ではなく、天井面や側面に固定されていてもよい。
また、本実施形態に係るアーム32は、6つの関節部を有し、6自由度を有するアームとして構成されている。このアーム32の先端には一対の爪部33が設けられており、この一対の爪部33が互いに遠近する方向に動作することで、細胞培養容器19や各種器具を把持できるように構成されている。
(第2のロボット装置30B)
第2のロボット装置30Bは、インキュベータ11への細胞培養容器19の出し入れを担当するロボット装置30である。この第2のロボット装置30Bは、インキュベータ11の内部に配置されている。
なお、インキュベータ11の床面には、図2等に示すように、サブユニット12を横断するように連続したレール36が設けられている。第2のロボット装置30Bは、このレール36上を走行することで、レール36に沿って横方向に移動可能となっている。第2のロボット装置30Bは、レール36に沿って移動することで、連結されたサブユニット12を横断して自由に移動可能となっている。
なお、既に説明したように、インキュベータ11内部の収容部14は、図2に示すように、レール36を挟んで両側に配設されている。このため、第2のロボット装置30Bがレール36に沿って移動すると、収容部14の延設面に沿って横方向に移動することになる。このため、どの収容部14に対して処理を行う場合でも、第2のロボット装置30Bが対面して処理を行えるようになっている。また、第2のロボット装置30Bの両側に収容部14があるので、第2のロボット装置30Bの移動距離(レール36の長さ)をできるだけ短くしつつ、収容部14の面積を大きくとれるようになっている。
ところで、培養作業を実行中のインキュベータ11においては、サブユニット12間はシャッター18で遮蔽されている。このため、第2のロボット装置30Bがサブユニット12を跨いで移動する場合には、シャッター18が開閉されるようになっている。すなわち、第2のロボット装置30Bがサブユニット12を跨いで移動するときには、まずシャッター18が開き、第2のロボット装置30Bがサブユニット12を跨いで移動した後に、シャッター18が閉じられるようになっている。なお、シャッター18の開閉処理は、制御装置40からの制御信号で実行してもよいし、第2のロボット装置30Bがシャッター18の開閉ボタン(図示せず)を操作するようにしてもよい。
この第2のロボット装置30Bは、細胞培養容器19をロボットアームにより取り扱うことが可能な、いわゆる単腕ロボットである。具体的には、この第2のロボット装置30Bは、レール36上を走行可能に構成された基台31と、基台31の上に固定されたアーム32と、を有している。なお、本実施形態においては、レール36をサブユニット12の床面に設けているが、これに限らず、レール36をサブユニット12の天井面や側面に設けてもよい。また、本実施形態においては、基台31がレール36上を走行するようにしているが、これに限らず、基台31に車輪やキャタピラ装置を設けることで、第2のロボット装置30Bがレール36によらずに平面を走行できるようにしてもよい。
また、本実施形態に係るアーム32は、6つの関節部を有し、6自由度を有するアームとして構成されている。このアーム32の先端には一対の爪部33が設けられており、この一対の爪部33が互いに遠近する方向に動作することで、細胞培養容器19や各種器具を把持できるように構成されている。
(滅菌装置50)
滅菌装置50は、インキュベータ11内および作業室20内の除菌・滅菌処理を実行する装置である。本実施形態に係る滅菌装置50は、特に図示しないが、PSA式酸素発生装置と、放電装置と、を備える。
PSA式酸素発生装置は、大気中の空気を窒素と高濃度酸素に分離する装置であり、公知の装置を使用可能である。このPSA式酸素発生装置によって発生させた酸素は、放電装置へと送られて使用される。
放電装置は、電極間に電圧を印加して放電を発生させることによりオゾンを発生させる装置であり、公知の装置を使用可能である。この放電装置は、PSA式酸素発生装置によって発生させた酸素が供給される空気流路を備え、この空気流路の経路上で放電プラズマを発生させて、この空気流路を通過する酸素からオゾンを生成するように構成されている。
この滅菌装置50によって発生させたオゾンガスは、パイプを介してインキュベータ11内および作業室20内に供給される。すなわち、図3に示すように、各インキュベータルーム13および作業室20の天井には、滅菌装置50と接続された供給口51が設けられている。そして、滅菌装置50がオゾンガスを発生させると、そのオゾンガスが供給口51から各インキュベータルーム13内または作業室20内へと噴出するように構成されている。このようにオゾンガスを供給し、密閉空間をオゾンガスで充満させることにより、除菌・滅菌を行うようになっている。
なお、本実施形態に係る滅菌装置50は、各インキュベータルーム13および作業室20に個別にオゾンガスを供給可能となっている。すなわち、複数のインキュベータルーム13および作業室20のうちから選択した1以上の空間にのみオゾンガスを供給することが可能である。そして、上記したように、各インキュベータルーム13(サブユニット12)および作業室20はそれぞれ独立して密閉可能に形成されているため、オゾンガスを供給した空間だけを選択的に除菌・滅菌することができる。
(制御装置40)
制御装置40は、上記したロボット装置30などの各種機器を制御するためのものである。この制御装置40は、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、入出力ポート等を備えている。また、ROMに記憶されたオペレーティングシステムによって各種の入力装置及び出力装置を制御するように構成されている。
なお、制御装置40に接続された入力装置としては、特に図示しないが、例えば、液晶タッチパネル、キーボード、マウス、ボタン、バーコードリーダ等の入力デバイス(1つまたは複数)を備えることができる。これらの入力デバイスがユーザからの操作を受け付けることで、その操作内容に応じて制御装置40が細胞増殖装置10の作動を制御する。
また、制御装置40に接続された出力装置としては、図1に示すように、インキュベータ11のサブユニット12、シャッター18、ピペット装置22、第1のロボット装置30A、第2のロボット装置30B、滅菌装置50などが設けられている。
この制御装置40は、ROMに記憶されたプログラムをCPUが実行することで、図1に示すように、スケジュール管理部41、第1ロボット制御部42、第2ロボット制御部43、配置管理部46、サブユニット状態管理部47、などとして機能する。なお、制御装置40は、これらの機能に限らず、他の機能を備えていてもよい。
(スケジュール管理部41)
スケジュール管理部41は、細胞増殖に係るプロセスのスケジュールを管理するためのものである。例えば、細胞培養容器19のIDを記憶し、その細胞培養容器19が細胞増殖を終えるまでのスケジュールを管理する。スケジュール管理部41によって管理されるスケジュールには、培地交換や継代操作のタイミングが含まれる。このため、ある細胞培養容器19について培地交換や継代操作のタイミングとなった場合、スケジュール管理部41は、後述する第1ロボット制御部42や第2ロボット制御部43に命令を発することにより、第1のロボット装置30Aおよび第2のロボット装置30Bを使用して培地交換や継代操作を実行させる。
また、このスケジュール管理部41は、各装置が同期して処理を行う必要がある場合には、その同期処理を実行する。例えば、第1のロボット装置30Aから第2のロボット装置30Bへ細胞培養容器19を受け渡す場合には、第1のロボット装置30Aが所定の動作を実行するのを待って(第1ロボット制御部42から作業完了の信号を受信するのを待って)、第2のロボット装置30Bに所定の動作を実行させる(第2ロボット制御部43に作業開始の信号を送信する)。このように処理のタイミングを制御することで、一連のプロセスを滞りなく実行させることができる。
(第1ロボット制御部42)
第1ロボット制御部42は、第1のロボット装置30Aを制御するためのものである。この第1ロボット制御部42は、スケジュール管理部41からの制御信号に基づき、所定の動作を実行する。第1のロボット装置30Aの動作に係るプログラムは、いくつかの処理単位として登録されている。第1ロボット制御部42は、スケジュール管理部41が選択した処理単位を読み込んで実行することで、予め定められたいくつかのパターンで第1のロボット装置30Aを動作させる。例えば、ピペット装置22を使用した吸引処理または注入処理、遠心分離器28を使用した細胞の取り出し、などの動作を第1のロボット装置30Aに実行させる。
(第2ロボット制御部43)
第2ロボット制御部43は、第2のロボット装置30Bを制御するためのものである。この第2ロボット制御部43は、スケジュール管理部41からの制御信号に基づき、所定の動作を実行する。第2のロボット装置30Bの動作に係るプログラムは、いくつかの処理単位として登録されている。第2ロボット制御部43は、スケジュール管理部41が選択した処理単位を読み込んで実行することで、予め定められたいくつかのパターンで第2のロボット装置30Bを動作させることができる。例えば、インキュベータ11への細胞培養容器19の出し入れなどの動作を、第2のロボット装置30Bに実行させる。
(配置管理部46)
配置管理部46は、インキュベータ11のどの収容部14にどの細胞培養容器19が格納されているかを管理するためのものである。本実施形態に係る配置管理部46は、収容部14の列および段の番号と、当該収容部14に収容された細胞培養容器19のIDと、を紐付けて管理している。このため、収容部14と細胞培養容器19とが1対1の関係で記憶されており、細胞培養容器19の取り違えが発生しないように構成されている。
例えば、配置管理部46は、図5に示すような収容部管理テーブルを使用して収容部14の位置を管理している。この収容部管理テーブルには、収容部14の列および段の番号と、収容部14に収容された細胞培養容器19のIDと、が記憶されている。本実施形態においては、第2のロボット装置30Bの両側に収容部14が設けられているため、第2のロボット装置30Bの一方の側(例えば作業室20から見て右側)の収容部14を管理するための第1テーブルと、第2のロボット装置30Bの他方の側(例えば作業室20から見て左側)の収容部14を管理するための第2テーブルと、の2つの収容部管理テーブルが設けられている。配置管理部46は、この収容部管理テーブルを参照することで、どの収容部14にどの細胞培養容器19が収容されているかを管理できるようになっている。
例えば、図5に示す収容部管理テーブルによれば、右側の収容部14の2段目2列目には、ID「ABB」の細胞培養容器19が収容されていることが分かる。また、左側の収容部14の1段目4列目には、ID「BDA」の細胞培養容器19が収容されていることが分かる。
なお、この例では細胞培養容器19のIDをアルファベット3文字としているが、どのようなIDを使用するかは自由に設定が可能である。例えば、コンピュータでの扱いやすさを考慮して、8bitの数値などを使用してもよいし、人間の視認しやすさを優先して、被験者の名前などの文字列を使用してもよい。
このように、配置管理部46は、縦横(X−Y方向)で収容部14の位置を管理しているため、縦または横方向に収容部14が増えたとしても、同じ方法で収容部14を管理することができる。すなわち、サブユニット12の連結数が増えても、図5に示す列数が増えるだけであるので、管理テーブルの種類を増やしたり、プログラムを書き換えたりしなくても、収容部14の位置を管理することができる。
(サブユニット状態管理部47)
サブユニット状態管理部47は、サブユニット12の状態を管理するためのものである。
例えば、このサブユニット状態管理部47は、サブユニット12ごとに異なる環境条件を管理することが可能である。具体的には、ユーザが入力装置を使用して各サブユニット12の環境条件を設定すると、この環境条件がサブユニット状態管理部47に送信される。サブユニット状態管理部47は、この設定された環境条件を参照しつつ、環境条件を満たすように各サブユニット12の温度やpHを管理する。これにより、サブユニット12ごとにそれぞれ独立した環境条件で、同時並行で細胞培養を実行することができるようになっている。
(細胞増殖の基本的な手順)
本実施形態に係る細胞増殖装置10を使用した細胞増殖は、以下のような手順で実行される。
まず、医師によって患者から組織が採取され、これにより培養する細胞が得られる。この細胞は密封容器に格納される。
そして、培養作業の担当者が細胞増殖装置10を起動し、培養開始のコマンドを入力する。このとき、作業担当者に培養に必要なパラメータを入力させるようにしてもよい。例えば、患者の識別番号、細胞培養容器19に関する情報(容積)などを入力させるようにしてもよい。また、これらのパラメータの入力を容易にするために、細胞培養容器19にバーコードを貼付しておいてもよい。このバーコードを細胞増殖装置10に備えつけたバーコードリーダで読み込むことで、パラメータを容易に入力することができる。
細胞増殖装置10が培養開始のコマンドを受信したら、制御装置40によってインキュベータ11内の利用可能なスペースがチェックされる。十分なスペースがあると判断された場合には、細胞増殖装置10に容器を受け渡すためのパスボックス(図示せず)が起動する。作業担当者は、細胞の入った密封容器および細胞培養容器19をパスボックスに投入する。細胞増殖装置10は自動的にパスボックスを引き戻すことで、密封容器および細胞培養容器19を細胞増殖装置10の内部に取り込む。
なお、このとき細胞増殖装置10は、各種の消耗品の補充を作業担当者に通知してもよい。例えば、培養培地を充填した容器、成長因子を充填した容器などをパスボックスに投入するように作業担当者に通知してもよい。そして、必要な消耗品が提供されるまで培養の開始を待機するようにしてもよい。
密封容器および細胞培養容器19が内部に取り込まれると、ロボット装置30による処理が実行される。
すなわち、密封容器および細胞培養容器19はまず作業室20に送り込まれ、第1のロボット装置30Aによってインキュベーション前の準備工程が実行される。具体的には、所定量の培養培地や成長因子が細胞培養容器19に供給される。また、密閉容器の内容物を遠心分離器28にかけ、培養に使用する細胞が取り出される。この細胞は、ピペット装置22を使用して、細胞培養容器19へと供給される。
このように細胞が供給された細胞培養容器19は、作業室20からインキュベータ11へと受け渡される。インキュベータ11へと受け渡された細胞培養容器19は、第2のロボット装置30Bによって、予め決められた収容部14へと収容される。収容部14に収容された細胞培養容器19は、設定された培養期間(例えば数日間)が経過するまでインキュベータ11内で保管される。インキュベータ11内においては、細胞培養容器19が一定の温度で保たれることで細胞の増殖が進行する。
培養期間が経過し、治療に必要な細胞の準備ができたら、細胞増殖装置10は作業担当者に培養完了を通知する。通知を受け取った作業担当者が細胞の受け取りを細胞増殖装置10に要求すると、第2のロボット装置30Bがインキュベータ11から細胞培養容器19を取り出す。取り出された細胞培養容器19は第1のロボット装置30Aに受け渡される。第1のロボット装置30Aは、細胞培養容器19内の細胞をシリンジに装填する。このシリンジは、パスボックスを介して細胞増殖装置10の外部へと排出される。
このように細胞増殖装置10から回収された細胞は、例えば細胞治療のために患者の体内に注入されて使用される。
(培地交換等の手順)
本実施形態の細胞増殖装置10では、細胞培養に必要な培養操作である培地交換や継代操作を自動で行うことができる。例えば、培地交換は以下のようにして行われる。
まず、スケジュール管理部41は、スケジュールを確認することで培地交換が必要な細胞培養容器19の存在を検知したら、第2ロボット制御部43に細胞培養容器19の取り出しを命令する。
命令を受け取った第2ロボット制御部43は、第2のロボット装置30Bを操作し、インキュベータ11の収容部14に収容されている細胞培養容器19を取り出す。すなわち、まず配置管理部46に問い合わせることで、取り出したい細胞培養容器19の位置を把握する。そして、把握した位置の細胞培養容器19を取り出すように、第2のロボット装置30Bの作動を制御する。
この第2ロボット制御部43の制御により、第2のロボット装置30Bは、収容部14から細胞培養容器19を取り出し、取り出した細胞培養容器19を受け渡し部17に載置する。細胞培養容器19を載置したら、第2ロボット制御部43によって、スケジュール管理部41に細胞培養容器19の取り出し完了が通知される。
細胞培養容器19の取り出し完了の通知を受け取ったスケジュール管理部41は、第1ロボット制御部42に、培地交換処理の実行を命令する。
命令を受け取った第1ロボット制御部42は、例えば以下のような処理を第1のロボット装置30Aに実行させる。
すなわち、まず、第1のロボット装置30Aは、受け渡し部17に載置された細胞培養容器19を受け取り、作業台21に移動させる。そして、細胞培養容器19の蓋を開ける。続いて、ピペット装置22を使用して細胞培養容器19内の培地を吸引して廃棄し、新たな培地を細胞培養容器19に供給する。最後に、細胞培養容器19の蓋を閉じ、蓋を閉じた細胞培養容器19を受け渡し部17に載置する。
細胞培養容器19の載置が完了したら、第1ロボット制御部42は、スケジュール管理部41に培地交換処理完了を通知する。
培地交換処理完了の通知を受け取ったスケジュール管理部41は、第2ロボット制御部43に、細胞培養容器19の収容を命令する。
命令を受け取った第2ロボット制御部43は、第2のロボット装置30Bを操作し、細胞培養容器19をもとの位置に収容する。以上により、培地交換が終了する。
(まとめ)
本実施形態は上記の通りであり、インキュベータ11は、1以上のサブユニット12を連結して構成されており、サブユニット12の内部は、それぞれ独立して密閉可能に形成され、サブユニット12ごとに異なる環境条件を設定可能に構成されている。このような構成によれば、サブユニット12ごとに異なる環境条件で細胞培養を実行できるので、多種の細胞を同時並行で培養することができる。
また、サブユニット12は、隣り合う他のサブユニット12との境界に、開閉可能なシャッター18を備えている。このため、シャッター18を閉じれば、サブユニット12の内部を独立した密閉空間とすることができ、また、シャッター18を開けば、サブユニット12の内部を連通させることができる。
また、インキュベータ11への細胞培養容器19の出し入れを実行する第2のロボット装置30Bを備え、シャッター18を開閉することで、第2のロボット装置30Bはサブユニット12間を移動可能となっている。このため、1台のロボット装置30で複数のサブユニット12に対して処理を実行することができる。すなわち、サブユニット12の連結数を増やした場合でもロボット装置30を増やさなくてよいので、設備にかかるコストを抑制することができる。
10 細胞増殖装置
11 インキュベータ
12 サブユニット
12a 開口部
13 インキュベータルーム
14 収容部
17 受け渡し部
18 シャッター
19 細胞培養容器
20 作業室
21 作業台
22 ピペット装置
28 遠心分離器
30 ロボット装置
30A 第1のロボット装置
30B 第2のロボット装置
31 基台
32 アーム
33 爪部
36 レール
40 制御装置
41 スケジュール管理部
42 第1ロボット制御部
43 第2ロボット制御部
46 配置管理部
47 サブユニット状態管理部
50 滅菌装置
51 供給口

Claims (3)

  1. 細胞培養容器を収容可能なインキュベータを備えた細胞増殖装置であって、
    前記インキュベータは、1以上のサブユニットを連結して構成されており、
    前記サブユニットの内部は、それぞれ独立して密閉可能に形成され、
    前記サブユニットごとに異なる環境条件を設定可能に構成されていることを特徴とする、細胞増殖装置。
  2. 前記サブユニットは、隣り合う他の前記サブユニットとの境界に、開閉可能なシャッターを備えることを特徴とする、請求項1記載の細胞増殖装置。
  3. 前記インキュベータへの細胞培養容器の出し入れを実行するロボット装置を備え、
    前記シャッターを開閉することで、前記ロボット装置は前記サブユニット間を移動可能に構成されていることを特徴とする、請求項2記載の細胞増殖装置。
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