JP4656485B2 - 無菌培養方法及びその装置 - Google Patents

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Description

本発明は無菌培養方法及びその装置に関し、詳しくは作業室内で培養準備作業を行ってから被培養物を培養器内で培養する無菌培養方法及びその装置に関する。
今日、再生医療や癌免疫療法を目的として、人体の組織より採取した組織から所要の細胞だけを取り出し、当該細胞を培養することが行われており、これら細胞等の被培養物を培養するためには、予め採取した組織から培養する必要のない組織を取り除く培養準備作業を行う必要がある。
そして上記培養準備作業を行うための作業室と、被培養物を培養するための培養器を備えた無菌培養装置として、以下のものが知られている。
最初に、無菌箱若しくは無菌操作箱を無菌状態を保ったまま直列的に複数台接続した無菌培養装置が知られており(特許文献1)、この特許文献1ではこれらの無菌操作箱若しくは無菌箱をそれぞれ上記作業室や培養器として使用することができるようになっている。
そして無菌操作箱で培養準備作業した被培養物を無菌状態を保ったまま無菌箱に移送することで、被培養物が外部の雰囲気によって汚染されることなく無菌箱内で培養することができるようになっている。
また無菌状態を維持された作業室内に培養器を設けた無菌培養装置が知られており(特許文献2)、作業室内で培養準備作業を行った被培養物をそのまま培養器内に収容することにより、被培養物を外部の雰囲気に触れさせずに無菌箱内で培養することができるようになっている。
実開昭56−47741号公報 特開昭61−12279号公報
しかしながら、上述したような再生医療に利用する細胞を被培養物として培養する際、上記作業室内等で他人同士の細胞を同時に扱うと、一方の細胞によって他方の細胞が汚染されるいわゆる交差汚染が生じてしまう。
この交差汚染を防止するためには、他人同士の細胞を作業室内で同時に扱わないことや、他人同士の細胞を同一の培養器内で培養しないことが必要であるが、上記特許文献1では、ひとつの被培養物を無菌箱に移送してしまうと、無菌操作箱と無菌箱とが連通しているため、無菌操作箱で他人の被培養物の培養準備作業を行うと、無菌箱内の被培養物が交差汚染されてしまう。
また特許文献2では、作業室内に1台の培養器しか設けられていないため、1つの被培養物を培養器内に移送してしまうと、当該培養器内で交差汚染のおそれが生じることから、当該被培養物の培養が終了するまで他人の被培養物を培養器内に移送することができなかった。
以上のことから、上記特許文献1及び特許文献2では、同時に複数の異なる被培養物を培養することができず、ひとつの被培養物を培養している間、他人の被培養物については培養準備作業ができないような事態となっていた。
このような問題に鑑み、交差汚染が発生するおそれなく、複数の被培養物を培養することの可能な無菌培養方法及びその装置を提供するものである。
すなわち、請求項1における無菌培養方法は、被培養物を培養するための培養準備作業を滅菌された作業室内で行い、この培養準備作業を施した被培養物を滅菌された培養器内で培養するようにした無菌培養方法において、
上記培養器を複数設けるとともに、各培養器と上記作業室とにはそれぞれ無菌状態を保ったまま接離する接続手段が設けられ、
上記作業室及び培養器の内部を滅菌し、滅菌された作業室内で被培養物の培養準備作業を行ったら、この被培養物を作業室に接続したいずれかの培養器に移送するとともに、該培養器を作業室から離脱させて作業室から離隔した位置で被培養物を培養し、
該作業室から離脱させた培養器で被培養物を培養している間に、該被培養物と異なる被培養物を培養する場合は、上記作業室及び上記被培養物を培養中の培養器とは異なる培養器を滅菌するとともに、該改めて滅菌した作業室内で培養準備作業を行い、この培養準備作業を施した被培養物を作業室に接続した上記異なる培養器に移送して培養することを特徴としている。
また請求項2に記載の無菌培養装置は、被培養物を培養するための培養準備作業を滅菌された作業室内で行い、この培養準備作業を施した被培養物を滅菌された培養器内で培養するようにした無菌培養装置において、
上記培養器を移動可能に複数設けるとともに、各培養器に培養器の環境を一定に保つ調節手段を設け、
さらに、培養器と作業室とを滅菌する滅菌装置を設けるとともに、各培養器と上記作業室とに設けられ、これら作業室と培養器とを無菌状態を保ったまま接続させるとともに無菌状態を保ったまま離脱させる接続手段を設け、
上記作業室及び培養器の内部を上記滅菌装置で滅菌し、該作業室内で培養準備作業を施した被培養物を作業室に接続された培養器に移送させ、該培養器を作業室から離脱させて作業室から離隔した位置で被培養物を培養することを特徴としている。
上記無菌培養方法及び無菌培養装置によれば、培養器が作業室とは分離されて複数設けられているため、異なる複数の被培養物を交差汚染を防止しながら同時期に並行して培養することが可能となる。
以下図示実施例について説明すると、図1は本発明にかかる無菌培養方法に使用する無菌培養装置1を示し、この無菌培養装置1は被培養物について培養準備作業を行うための作業室2と、当該作業室2より離隔した位置で被培養物の培養を行う複数の培養器3とを備えている。
上記作業室2および各培養器3にはそれぞれ過酸化水素蒸気などの滅菌ガスを発生させる滅菌装置6が導管6aを介して接続されており、当該滅菌装置6から供給される滅菌ガスを作業室2や培養器3の内部に充満させることで、これらの内部を滅菌して無菌状態とすることができる。
ここで、本実施例で培養される上記被培養物とは人体から採取した所定の細胞であり、この被培養物を培養することで、当該被培養物を再生医療や癌免疫療法に利用することができるようになっている。
また培養準備作業とは、人体から採取した組織や体液から必要な細胞だけを取り出す作業であって、採取した組織から不必要な組織を除去するための一連の作業をいう。
上記作業室2はその内部が外部の雰囲気より隔離され、図示しない無菌エア供給装置から供給される滅菌された空気によって所定の陽圧に保たれている。そしてこの作業室2の内部には培養準備作業に使用する遠心分離機や顕微鏡等の機器7が備えられている。
また作業室2の側面には作業者が装着して培養準備作業を行うための2組のグローブ8と、作業室2内に搬入される人体の組織を入れた採取容器Aの外面を滅菌するための滅菌庫9と、上記密封移送容器5と接続するための接続手段4を構成する接続ポート21とが設けられている。
上記グローブ8の設けられている面は透明なアクリル製となっており、グローブ8を装着した作業者は、作業室2内部の様子を観察しながら培養準備作業等を行うことができるようになっている。
また上記滅菌庫9は上記作業室2との間に開閉可能に設けられた第1開閉扉10と、外部空間との間で開閉可能に設けられた第2開閉扉11とを備え、この滅菌庫9にも上記滅菌装置6からの導管6aが接続され、滅菌ガスによって内部の滅菌が行われるようになっている。
そして人体より採取された組織は上記採取容器A内に密閉され、その状態で滅菌庫9内に搬入されるようになっており、この採取容器Aは滅菌庫9内で滅菌された後、作業室2内に搬入されるようになっている。
さらに培養準備作業によって得られる被培養物はシャーレなどの培養容器B内に入れられ、上記接続手段4によって接続された培養器3へと移送されるようになっている。
次に、上記培養器3はそれぞれ図示しない調節手段によって一定の温度、湿度、炭酸ガス濃度で保たれており、また当該培養器3内部を滅菌するため、上記滅菌装置6からの導管6aが着脱可能となっている。
また培養器3には上記作業室2の接続ポート21と連結する接続手段4を構成する接続ポート22が設けられており、当該接続ポート22を介して被培養物が培養器3内に移送されるようになっている。
またこの培養器3にはキャスターなどの図示しない移動手段が設けられており、被培養物を作業室2から培養器3内に移送する際に培養器3を作業室2に隣接した位置に移動させ、被培養物を培養する際には培養器3を作業室2から離隔した位置に移動させておくことが可能となっている。
そして図2は上記接続手段4について説明した図であり、上記作業室2の接続ポート21と培養器3の接続ポート22とが分離した状態と接続した状態をそれぞれ示した図となっている。
最初に、各接続ポート21、22はそれぞれ被培養物の入った培養容器Bが通過可能な接続口21a、22aと、これら接続口21a、22aに開閉可能に設けられた隔壁21b、22bとを備えており、図2(a)のように作業室2と培養器3とを分離したときに、作業室2及び培養器3の内部を外部の雰囲気から隔離するようになっている。
そして作業室2側の接続口21aには、上記隔壁21aを軸支するヒンジ23と、図示左方側には隔壁21aを閉鎖する閉鎖部材24が設けられており、この閉鎖部材24を作業室2のグローブ8を装着した作業者によって操作することで、隔壁21aの閉鎖状態が解除されるようになっている。
さらに隔壁21aにおける作業室2側の中央には隔壁21を開閉するための取手25が設けられており、この取手25を作業者が把持することで、隔壁21aの開閉が可能となっている。
そして図2(b)に示すように両接続ポート21、22は相互に連結されるようになっており、上記接続口21a、22aが連結すると、隔壁21b、22bが開放されても作業室2及び培養器3内に外部の雰囲気が流入しないようになっている。
また接続口21a、22aが連結されると同時に上記隔壁21b、22bも連結されるようになっており、隔壁22bは隔壁21bと一体となって上記ヒンジ23を中心に作業室2内に向けて開くようになっている。
そして上記接続ポート21,22における、作業室2及び培養器3を連結させる以前に外部に露出していた部分は、連結することによって作業室2内の滅菌された空間に露出することがないので、作業室2が汚染されることはない。
なお、上記接続手段4の構成は従来公知であり、特許第3445813号公報に記載される構成と略同一の構成を有しているので、これ以上の詳細な説明を省略する。
以上の構成を有する無菌培養装置1を用いた無菌培養方法を以下に説明すると、最初に、上記作業室2及びいずれかの培養器3に滅菌装置6の導管6aを接続し、滅菌装置6から作業室2及び培養器3に滅菌ガスを供給して、作業室2及び培養器3の内部を滅菌する。
作業室2及び培養器3の滅菌が終了したら、滅菌庫9の第2開閉扉11を開放して、人体より採取した組織が入れられた採取容器Aや、培養準備作業に使用する用具を当該滅菌庫9内部に搬入し、第2開閉扉11を閉鎖する。
その後滅菌装置6から滅菌庫9に滅菌ガスを供給して滅菌庫9内を滅菌し、あわせて上記採取容器Aの外面や用具の滅菌を行う。
採取容器A等の滅菌が終了したら、作業者は作業室2のグローブ8を装着して作業室2と滅菌庫9との間に設けられた第1開閉扉10を開放し、採取容器A及び用具を滅菌庫9から作業室2へと移動させる。
そして第1開閉扉10を閉鎖したら、作業者は採取容器A内の組織について培養準備作業を開始し、上記機器7や上記用具を用いて採取された組織から被培養物を取り出し、当該被培養物を培養容器Bに収容する。
次に、作業者が先ほど滅菌装置6によって滅菌された培養器3を作業室2に隣接する位置まで移動させ、上記接続手段4によって作業室2と培養器3とを接続し、さらに作業者はグローブ8を装着して上記取手25及び閉鎖部材24を操作し、隔壁21b、22bを開放する。
続いて作業者は接続ポート21,22を介して培養容器Bを作業室2から培養器3へと移動させ、再び取手25及び閉鎖部材24を操作して隔壁21b、22bを閉鎖する。
これにより作業室2と培養器3とが互いに隔離され、その後接続ポート21,22を分離させて作業室2から培養器3を離脱させると、作業者は培養器3を所要の位置にまで移動させる。
そして培養器3では調節手段による環境下で被培養物を所定期間培養し、培養が終了すると、被培養物は培養器3から取り出されて再生医療等に利用される。
上記培養器3で被培養物を培養している間に、現在培養中の培養器3とは異なるいずれかの培養器3に上記滅菌装置6の導管6aを接続し、当該培養器3と上記作業室2に対して滅菌装置6からの滅菌ガスを供給して、現在培養中の被培養物とは異なる検体の被培養物を対象とする培養準備作業及び培養に備えて、これらの内部を滅菌する。
滅菌ガスによって作業室2と培養器3とが滅菌されたら、作業者は当該培養器3を移動させ、作業室2の接続ポート21と培養器3の接続ポート22とを連結する。
そして、複数のうちのいずれかの培養器3で被培養物が培養されている間に、この被培養物とは異なる被培養物について、改めて滅菌された作業室2において培養準備作業を行い、現在培養中の培養器3とは異なる培養器3を用いて培養を行う。
このように、新たな採取容器Aを作業室2内に搬入する前に改めて作業室2及び培養器3の内部を滅菌することで、先の培養準備作業により付着した組織や細胞を死滅させ、次に培養準備作業を行う被培養物が交差汚染されることを防止している。
また本実施例では、作業室2と分離して培養器3を複数設けるとともに、当該培養器3を移動させて接続手段4により無菌状態を保ったまま作業室2に連結できるので、複数の被培養物を交差汚染を防止して同時期に培養することが可能である。
次に、図3を用いて上記実施例とは異なる態様の培養器3について説明すると、この培養器3はその内部で被培養物の培養を行う培養室31と、開閉扉32を介して培養室31に連通するとともに、その内部が滅菌状態に維持されたハンドリング室33とを備えたキャスター等の移動手段により移動可能なトランスファアイソレータとして構成されている。
上記培養室31は上記実施例における培養器3と同様、調節手段によってその内部が一定の環境に保たれるようになっており、上記開閉扉32によってハンドリング室33から隔離されるようになっている。
ハンドリング室33は上記作業室2と同様図示しない無菌エア供給装置から供給される滅菌された空気によって所定の陽圧に保たれており、さらに上記作業室2のグローブ8と同様のグローブ34と上記接続手段4を構成する接続ポート22とが設けられている。
そしてこのハンドリング室33に上記滅菌装置6からの導管6aを着脱可能となっており、上記開閉扉13を開いた状態でハンドリング室33内に滅菌ガスを流入させることで、培養室31内の滅菌も行えるようになっている。
このような構成を有する培養器3を用いることで、作業者が上記グローブ34を装着して開閉扉32を操作することで、培養室31内から培養中の被培養物を取り出すことができ、無菌状態下で被培養物の培養の進行を確認することが可能となる。
なお、上記実施例では作業室2と培養器3のそれぞれに滅菌装置6の導管6aを接続して滅菌を行っていたが、上記作業室2と培養器3とを接続手段4によって接続し、隔壁21b、22bを開放した状態で作業室2に滅菌ガスを流入させれば、培養器3に導管6aを接続せずとも培養器3の滅菌が可能である。
また、上記実施例の作業室2及びハンドリング室33にはグローブ8,34が設けられているが、それに代えて作業者の上半身を覆うハーフスーツや作業ロボットを設けることも可能である。
さらに、上記培養器3の移動手段をプログラムによって自動的に移動させるようにすれば、省力化を図ることができるとともに、人が介在することによる被培養物の汚染を防止することができる。
本実施例にかかる無菌培養装置を示す概略図。 接続装置を示し、(a)は作業室と培養器とが連結された状態を示し、(b)は作業室と培養器とが分離した状態を示している。 他の態様を有する培養器についての平面図。
符号の説明
1 無菌培養装置 2 作業室
3 培養器 4 接続手段

Claims (2)

  1. 被培養物を培養するための培養準備作業を滅菌された作業室内で行い、この培養準備作業を施した被培養物を滅菌された培養器内で培養するようにした無菌培養方法において、
    上記培養器を複数設けるとともに、各培養器と上記作業室とにはそれぞれ無菌状態を保ったまま接離する接続手段が設けられ、
    上記作業室及び培養器の内部を滅菌し、滅菌された作業室内で被培養物の培養準備作業を行ったら、この被培養物を作業室に接続したいずれかの培養器に移送するとともに、該培養器を作業室から離脱させて作業室から離隔した位置で被培養物を培養し、
    該作業室から離脱させた培養器で被培養物を培養している間に、該被培養物と異なる被培養物を培養する場合は、上記作業室及び上記被培養物を培養中の培養器とは異なる培養器を滅菌するとともに、該改めて滅菌した作業室内で培養準備作業を行い、この培養準備作業を施した被培養物を作業室に接続した上記異なる培養器に移送して培養することを特徴とする無菌培養方法。
  2. 被培養物を培養するための培養準備作業を滅菌された作業室内で行い、この培養準備作業を施した被培養物を滅菌された培養器内で培養するようにした無菌培養装置において、
    上記培養器を移動可能に複数設けるとともに、各培養器に培養器の環境を一定に保つ調節手段を設け、
    さらに、培養器と作業室とを滅菌する滅菌装置を設けるとともに、各培養器と上記作業室とに設けられ、これら作業室と培養器とを無菌状態を保ったまま接続させるとともに無菌状態を保ったまま離脱させる接続手段を設け、
    上記作業室及び培養器の内部を上記滅菌装置で滅菌し、該作業室内で培養準備作業を施した被培養物を作業室に接続された培養器に移送させ、該培養器を作業室から離脱させて作業室から離隔した位置で被培養物を培養することを特徴とする無菌培養装置。
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