JP6354935B2 - 培養作業システム - Google Patents
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Description
特許文献1の培養設備においては、培養容器を収納した移動容器を多数収容可能な培養室(インキュベータに相当)を備え、この培養室内で培養を行い、自在に走行する走行台車により移動容器を搬送して、培養容器を出し入れするようになっている。
また、特許文献2の採取物調製システムは、内部が除染されて無菌状態に維持されるアイソレータと、除染媒体を上記アイソレータの内部に供給して該アイソレータを除染する除染装置と、上記アイソレータに接続可能で相互に連通可能な複数のインキュベータとを備えており、上記アイソレータに1つのインキュベータを接続した状態で上記除染装置によりアイソレータを介してそれに接続されたインキュベータを除染できるようになっている。
さらに、従来のシステムにおいては次のような問題があった。つまり、由来の同じ細胞を複数のインキュベータに分けて収容する場合のように、アイソレータの使用中に異なるインキュベータを接続しようとしても、インキュベータの除染ができず対応できないという問題があった。
上記複数のインキュベータを保管する保管室と、除染媒体を供給する第2の除染媒体供給手段を備えて、上記保管室内のインキュベータと接続してインキュベータの内部および開閉部の密封箇所を除染する専用除染手段を備え、
上記保管室には、被培養物を収納した培養中のインキュベータと、上記専用除染手段で除染された空のインキュベータが保管されることを特徴とするものである。
本実施例では合計8個のインキュベータ3A〜3Hが、保管室2の後方側の側壁2Hに近い保管領域SAに前後2列で隣接させて保管されるようになっている。保管領域SAには、各インキュベータ3A〜3Hに対応させてそれらを収容する収容部SA1〜SA8が形成されており、これらの各収容部SA1〜SA8内にそれらに対応する各インキュベータ3A〜3Hが収容されて保管されるようになっている。保管領域SAの各収容部SA1〜SA8には、保管室2の外部から側壁2Hを貫通させて引き込まれた気体の供給管11と排出管12の各分岐端が接続されている。なお、供給管11、排出管12の分岐端は、側壁2Hに近い後列の収容部SA2、SA4、SA6、SA8への接続を図示し、前列SA1、SA3、SA5、SA7への接続の図示を省略している。
そして、保管領域SAの各収容部SA1〜SA8内にそれらに対応する各インキュベータ3A〜3Hが収容されると、各インキュベータ3A〜3Hの内部と上記供給管11と排出管12の分岐端が連通するようになっている。この状態において、図示しない気体の給排手段は、上記供給管11と排出管12とを介して各収容部SA1〜SA8内に収容された各インキュベータ3A〜3H内に必要な気体を給排できるようになっている。なお、上述した保管領域SAの収容部SA1〜SA8と各インキュベータ3A〜3Hの構成及び供給管11、排出管12に関する構成は上記特許文献2により公知であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
アイソレータ4にはさらに図示しないトランスファポートやパスボックスが設けられており、アイソレータ4内に培養容器9等を搬入できるようになっている。そして、前述した保管室2内の搬送装置によって例えば1つのインキュベータ3が第1開口部2Bまで搬送されてくると、該インキュベータ3の開閉部3aを第1開口部2Bに差し込むようになっており、両者間にシール部材を介在させることにより、インキュベータ3がアイソレータ4に気密を保持して接続されるようになっている。そして、この接続状態となると、作業用グローブ13に作業者が手を差し込んで、第1扉2Eを開いて(図4(a)参照)、インキュベータ3の開閉扉3cを開放させるようになっている(図4(b)参照)。それにより、アイソレータ4内とインキュベータ3内とが連通するので、この連通状態において、作業者は、アイソレータ4内で操作を終えた培養容器9をインキュベータ3内に収容し、開閉扉3cを閉鎖するようになっている。
一方、本実施例の専用除染手段10は密閉された立方体状に形成された除染チャンバ6を備えており、この除染チャンバ6を上記第2開口部2Cを内部に位置させた状態で気密を保持して側壁2Aの外面2Aaに連結させている。除染チャンバ6には作業用グローブ16が設けられている。
専用除染手段10は、さらに過酸化水素蒸気等の気体からなる除染媒体を供給する除染媒体供給手段21と除染チャンバ6と除染媒体供給手段21とを接続する給排管22とを備えている。そして、除染媒体供給手段21から給排管22を介して除染チャンバ6の内部に除染媒体を供給できるようになっている。
前述した保管室2内の搬送装置によって1つのインキュベータ3が第2開口部2Cの位置まで搬送されてくると、該インキュベータ3の開閉部3aを第2開口部2Cに差し込むようになっており、両者間にシール部材を介在させることにより、インキュベータ3が専用除染手段10の除染チャンバ6に気密を保持して接続されるようになっている。そして、この接続状態となると、上記作業用グローブ16に作業者が手を差し込んで、第2扉2Gを開くことで(図4(a)参照)、開閉部3aは除染チャンバ6に直接的に覆われた状態となり、その後インキュベータ3の開閉扉3cを開放させるようになっている(図4(b)参照)。それにより、除染チャンバ6内とそれに接続されたインキュベータ3A内が相互に連通するようになっている。この連通状態において、除染媒体供給手段21から除染チャンバ6内に除染媒体が供給されて、インキュベータ3の内部と開閉扉3cや開閉部3aの密封箇所3dが除染されるようになっている。なお、このように第2開口部2Cは、第1開口部2Bと、共通の構成を備えている。
すなわち、先ず、図1に示すように開閉扉3cを閉鎖された各インキュベータ3A〜3Hが保管領域SAの所定の収容部SA1〜SA8内に収容された状態で、第1扉2Eは開放した状態とし、アイソレータ4内及び保管室2内に除染手段5から給排管15を介して除染媒体として過酸化水素蒸気を供給する。これにより第1開口部2Bの周囲の外枠2Dと第1扉2Eとの密封箇所を含むアイソレータ4の内部及び保管室2の内部空間が除染される。また、各インキュベータ3A〜3Hの外面や供給管11及び排出管12の内部も除染されるようになっている。
アイソレータ4内の除染が終了すると、アイソレータ4内で培養のための準備作業を開始することができる。
以上のようにして保管室2内の8個全てのインキュベータ3A〜3H内の除染が終了し、各インキュベータ3A〜3Hが保管領域SAの所定の収容部SA1〜SA8に収容された状態となる。
以上のようにしてインキュベータ3は、気密を保持して第2開口部2Cに接続され、除染チャンバ6で開放され除染されるため、培養していた細胞が保有していた菌やウィルスが保管室2内に拡散することがなくクロスコンタミネーションが防止される。
アイソレータ4内での作業が終了すると、培養容器9をインキュベータ3に移して培養を開始する。この場合には、先ず搬送装置によって最初に除染されて除染成分が十分に消滅した状態で保管されている空のインキュベータ3Aを収容部SA1から第1開口部2Bの位置まで搬送し、第1開口部2Bに気密を保持して接続する(図5(d)参照)。その後、作業者はアイソレータ4の作業グローブ13に手を差し込んで第1扉2Eを開き(図4(a)参照)、インキュベータ3Aの開閉扉3cを開放させ(図4(b)参照)、培養容器9を収めて開閉扉3aを閉鎖する。
この後、培養容器9が収められたインキュベータ3Aは、上記搬送装置により第1開口部2Bから切り離された後に、元の収容部SA1の位置まで搬送されて収容される。該インキュベータ3Aが収容部SA1に収容されると、供給管11と排出管12が接続され、供給管11を介して該インキュベータ3A内に気体が供給されて、培養容器9に収納された被培養物が培養されるようになっている。
一方、このように、インキュベータ3をアイソレータ4に接続している状態においても、別のインキュベータ3の除染を継続することができる。また、培養を終了したインキュベータ3から順に除染することも可能である。
また、保管室2の内部や供給管11や排出管12等の接続配管内部およびインキュベータ3の外面も除染することができるため、培養中の雑菌の侵入や由来の異なる細胞間でのクロスコンタミネーションが防止される。
3‥インキュベータ 4‥アイソレータ
5‥除染手段
10‥専用除染手段
Claims (4)
- 除染媒体を供給する第1の除染媒体供給手段を備えた除染手段と、当該除染手段により内部が除染されて無菌状態に維持されるアイソレータと、アイソレータに接続可能な複数のインキュベータを備え、アイソレータの内部で培養に要する作業を行うとともに、アイソレータに接続させたインキュベータに被培養物を収納し、インキュベータをアイソレータから切り離して所定期間にわたって培養を行う培養作業システムにおいて、
上記複数のインキュベータを保管する保管室と、除染媒体を供給する第2の除染媒体供給手段を備えて、上記保管室内のインキュベータと接続してインキュベータの内部および開閉部の密封箇所を除染する専用除染手段を備え、
上記保管室には、被培養物を収納した培養中のインキュベータと、上記専用除染手段で除染された空のインキュベータが保管されることを特徴とする培養作業システム。 - 上記アイソレータは保管室の外部に設置され、保管室の側壁にインキュベータをアイソレータに接続させるための開口部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の培養作業システム。
- 上記専用除染手段は、インキュベータの開閉部を覆う除染チャンバと、当該除染チャンバと上記第2の除染媒体供給手段とを接続する給排管を備え、
上記除染チャンバ内でインキュベータの開閉部を開放させるとともに、上記第2の除染媒体供給手段により除染チャンバ内に除染媒体を供給してインキュベータの内部と開放された上記開閉部の密封箇所を除染することを特徴とする請求項1または2に記載の培養作業システム。 - 上記除染チャンバは保管室の外部に設置され、保管室の側壁にインキュベータの開閉部を除染チャンバ内に臨ませる第2の開口部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の培養作業システム。
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