JP2004316218A - ユニットルーム及び宿泊施設 - Google Patents

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修 江川
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Abstract

【課題】空きスペースの有効利用が可能であり、且つ部屋としての機能が十分に備えられ、且つ落ち着き感が与えられるユニットルーム、及び付加価値の高い宿泊施設を提供する。
【解決手段】ユニットルーム本体2と、ユニットルーム本体2の内部に設けられるベッドモジュール3とを備えてユニットルーム1を構成する。具体的には、複数のパネル4と、間仕切りパネル5と、これら複数のパネル4及び間仕切りパネル5により区画形成される第一ユニットルーム空間6及び第二ユニットルーム空間7とを備えてユニットルーム1を構成する。その他、ユニットルーム1を移設可能に構成する。
【選択図】 図2

Description

【0001 】
【発明の属する技術分野】
本発明は、居室空間と寝室空間を有する移設可能なユニットルーム、及びそのユニットルームを複数設置してなる宿泊施設に関する。
【0002 】
【従来の技術】
従来より、ビジネスホテル等の各種の宿泊施設、従業員等の仮眠施設、或いはサウナなどには、カプセルベッドがベッドルーム又は休息スペースとして多数設置されている。カプセルベッドは、FRP製の横長中空形状のカプセルベッド本体を備えて構成されており(例えば特許文献1参照)、工場で大量生産することができるという利点を有している。また、カプセルベッドは、上記カプセルベッド本体を備えることによって、組み立てが容易になるという利点も有している。その他、カプセルベッドは、運搬が比較的容易であるとともに、施設内に特別な工事を施す必要もないという利点を有している。さらには、簡単に上下二段に重ねることができて多数の設置が容易であるという利点を有している。
【0003 】
【特許文献1】
特開平5−248107号公報 (第3頁、第1図)
【0004 】
【発明が解決しようとする課題】
最近、特に首都圏においては、高層ビルの建設ラッシュに沸いており、例えばオフィス用などの多くのスペースが過剰なほどに提供されている。また、新しいスペースへの移転に伴い既存のビルにおいては空きスペースが発生し、その空きスペースが年々増大の一途をたどっている。空きスペースは、ビルの一部に限らずその全体が空いてしまうような空きビルの場合もあり、今後、深刻な社会問題に発展する恐れがある。本願発明者は、このような空きスペースの増大に危惧しており、少しでも空きスペースの有効利用を図れればと宿泊施設等の展開を考えている。
【0005 】
ところで、宿泊施設等への展開あたって上記従来のカプセルベッドを用いようとすると、次のような問題点があることを本願発明者は見いだしている。すなわち、上記従来のカプセルベッドでは、寝るため若しくは一時的な休息用としての利用価値はあるが、部屋としての十分な機能は有しておらず、また、狭くて落ち着きも得られないことから、このようなカプセルベッドを用いても付加価値のある宿泊施設等にはなり得ないという問題点を有している。
【0006 】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされるもので、空きスペースの有効利用が可能であり、且つ部屋としての機能が十分に備えられ、且つ落ち着き感が与えられるユニットルーム、及び付加価値の高い宿泊施設を提供することを課題とする。
【0007 】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためなされた請求項1記載の本発明のユニットルームは、人が立ったり座ったり歩いたりすることが可能且つ人が出入り可能な第一空間と、主に横になるため専用の第二空間と、これら前記第一空間及び前記第二空間を連続した状態に配置形成するための複数のパネルと、を備えるとともに移設可能に構成したことを特徴としている。
【0008 】
請求項2記載の本発明のユニットルームは、請求項1に記載のユニットルームにおいて、前記第一空間と前記第二空間とによりこれらをL字状又は逆L字状の空間となるように形成したことを特徴としている。
【0009 】
請求項3記載の本発明のユニットルームは、請求項1又は請求項2に記載のユニットルームにおいて、前記複数のパネルの内、少なくとも前記第二空間を形成する前記パネルに遮音手段を設けたことを特徴としている。
【0010 】
請求項4記載の本発明のユニットルームは、請求項3に記載のユニットルームにおいて、前記遮音手段を有する前記パネルを、一対の板材と該一対の板材間に存するハニカムコア材とを有する第一及び第二のハニカムパネルと、該第一及び第二のハニカムパネル間に存するフレーム及び前記遮音手段とを備えて構成したことを特徴としている。
【0011 】
請求項5記載の本発明のユニットルームは、請求項4に記載のユニットルームにおいて、前記遮音手段を、前記第一又は第二のハニカムパネルのいずれか一方に密着する遮音板と、該遮音板及び前記いずれか一方に対するいずれか他方間に存する充填材とを備えて構成したことを特徴としている。
【0012 】
請求項6記載の本発明のユニットルームは、請求項1ないし請求項5いずれか記載のユニットルームを複数備え、これらを組み合わせて一体化してなることを特徴としている。
【0013 】
請求項7記載の本発明のユニットルームは、人が立ったり座ったり歩いたりすることが可能且つ人が出入り可能な第一空間、及び主に横になるため専用の第二空間、を有するL字状の第一ユニットルーム空間と、前記第一空間及び前記第二空間を有する逆L字状の第二ユニットルーム空間と、これら前記第一ユニットルーム空間及び前記第二ユニットルーム空間を並んだ状態に配置形成するための複数のパネルと、前記第一ユニットルーム空間及び前記第二ユニットルーム空間を仕切る間仕切りパネルと、を備えるとともに移設可能に構成したことを特徴としている。
【0014 】
請求項8記載の本発明のユニットルームは、請求項7に記載のユニットルームにおいて、前記間仕切りパネルを、前記第二ユニットルーム空間の前記第二空間上側まで延在するように構成したことを特徴としている。
【0015 】
請求項9記載の本発明のユニットルームは、請求項7又は請求項8に記載のユニットルームにおいて、前記間仕切りパネルに遮音手段を設けたことを特徴としている。
【0016 】
請求項10記載の本発明のユニットルームは、請求項9に記載のユニットルームにおいて、前記遮音手段を有する前記間仕切りパネルを、一対の板材と該一対の板材間に存するハニカムコア材とを有する第一及び第二のハニカムパネルと、該第一及び第二のハニカムパネル間に存するフレーム及び前記遮音手段とを備えて構成したことを特徴としている。
【0017 】
請求項11記載の本発明のユニットルームは、請求項10に記載のユニットルームにおいて、前記遮音手段を、前記第一又は第二のハニカムパネルのいずれか一方に密着する遮音板と、該遮音板及び前記いずれか一方に対するいずれか他方間に存する充填材とを備えて構成したことを特徴としている。
【0018 】
請求項12記載の本発明のユニットルームは、請求項1ないし請求項11いずれか記載のユニットルームにおいて、前記第二空間に寝具を配設したことを特徴としている。
【0019 】
請求項13記載の本発明のユニットルームは、請求項1ないし請求項12いずれか記載のユニットルームにおいて、前記第一空間に机又は鏡台を配設したことを特徴としている。
【0020 】
請求項14記載の本発明のユニットルームは、請求項1ないし請求項13いずれか記載のユニットルームにおいて、荷物置きや衣服掛けに利用可能な空間を確保するために、前記第一空間をその長手方向が前記第二空間の長手方向よりも長くなるように形成したことを特徴としている。
【0021 】
請求項15記載の本発明のユニットルームは、断面視略クランク形状の間仕切りパネルを有するとともに、該間仕切りパネルにより上下一対の寝室用となる第二空間を有し、さらには、各前記第二空間に連続して左右方向において対をなす居室用の第一空間を有し、且つ全体を移設可能に構成したことを特徴としている。
【0022 】
請求項16記載の本発明のユニットルームは、請求項1ないし請求項15いずれか記載のユニットルームにおいて、設置先の床を利用するために床無し構造としたことを特徴としている。
【0023 】
請求項17記載の本発明のユニットルームは、請求項1ないし請求項15いずれか記載のユニットルームにおいて、災害時の避難所に設置可能な構成としたことを特徴としている。
【0024 】
請求項18記載の本発明のユニットルームは、請求項1ないし請求項15いずれか記載のユニットルームにおいて、シーズン限定又は期間限定の仮設施設に設置可能な構成としたことを特徴としている。
【0025 】
上記課題を解決するためなされた請求項19記載の本発明の宿泊施設は、請求項1ないし請求項16いずれか記載のユニットルームを建物の室内に複数設置するとともに、前記ユニットルームへの通路を備えて構成したことを特徴としている。
【0026 】
請求項20記載の本発明の宿泊施設は、請求項19に記載の宿泊施設において、前記ユニットルームの前記通路に面するパネルに、前記通路を歩く人への広告表示を行うためのコマーシャル手段を設けたことを特徴としている。
【0027 】
請求項1に記載された本発明によれば、第一空間において人が立ったり座ったり歩いたりすることが行える。また、第一空間を介して人の出入りが行える。一方、第二空間においては、人が主に横になること、言い換えれば寝たり休息したりすることが行える。第二空間は、第一空間に連続した状態に配置形成されることから、このような第一空間及び第二空間を有するユニットルームは、部屋としての機能を十分に備えるとともに、落ち着き感を与えることが可能なものになる。また、ユニットルームは、移設可能であることから、空きスペースの有効利用が可能なものになる。
【0028 】
請求項2に記載された本発明によれば、ユニットルームの連続する第一空間及び第二空間がL字状又は逆L字状の空間に形成される。これにより、複数のユニットルームを必要とする場合に、L字状の空間に形成したユニットルームと逆L字状の空間に形成したユニットルームとをその空間同士が重なるように組み合わせれば、コンパクトな一対のユニットルームの提供が可能になる。
【0029 】
請求項3に記載された本発明によれば、パネルに遮音手段が設けられる。その遮音手段は、寝たり休息したりするための第二空間を形成するパネルが先ず対象になる。遮音手段は、ユニットルーム同士が隣り合うように設置された場合に有用になり、必要に応じて第一空間を形成するパネルにも設けられるものとする。
【0030 】
請求項4に記載された本発明によれば、第一及び第二のハニカムパネルと、これらの間に存するフレーム及び前記遮音手段と、を備えて遮音手段を有するパネルが構成される。尚、パネルは、軽量でありながら十分な強度を有する構成になるものとする。
【0031 】
請求項5に記載された本発明によれば、遮音板と充填材とを備えて遮音手段が構成される。遮音板は、パネルを構成する第一又は第二のハニカムパネルのいずれか一方に密着し、充填材は、その遮音板及び第一又は第二のハニカムパネルのいずれか他方間に存する。
【0032 】
請求項6に記載された本発明によれば、単独のみならず、複数のユニットルームを組み合わせて一体化したものもユニットルームとして定義される。これにより、ユニットルームのバリエーションが広がり、空きスペースの有効利用を検討する際の選択肢が増えることになる。
【0033 】
請求項7に記載された本発明によれば、間仕切りパネルにより仕切られて形成された第一ユニットルーム空間及び第二ユニットルーム空間を有するユニットルームになる。そのユニットルームは、第一ユニットルーム空間と第二ユニットルーム空間とが並んだ状態に配置形成されたものであり、上記二つの空間のそれぞれの第一空間においては、人が立ったり座ったり歩いたりすることが行える。また、第一空間を介して人の出入りが行える。一方、第二空間においては、人が主に横になること、言い換えれば寝たり休息したりすることが行える。第二空間は、第一空間に連続した状態に配置形成されることから、このような第一空間及び第二空間を有する第一ユニットルーム空間及び第二ユニットルーム空間は、部屋としての機能を十分に備えるとともに、落ち着き感を与えることが可能なものになる。ユニットルームは、移設可能であることから、空きスペースの有効利用が可能なものになる。
【0034 】
請求項8に記載された本発明によれば、間仕切りパネルが第二ユニットルーム空間の第二空間上側まで延在する。これにより、第一ユニットルーム空間に対する遮音性能が一層向上するようになる。
【0035 】
請求項9に記載された本発明によれば、間仕切りパネルに遮音手段が設けられる。間仕切りパネルは、第一ユニットルーム空間及び第二ユニットルーム空間を仕切るパネルであることから、二つの空間に対する遮音性能が一層向上するようになる。
【0036 】
請求項10に記載された本発明によれば、第一及び第二のハニカムパネルと、これらの間に存するフレーム及び前記遮音手段とを備えて、遮音手段を有する間仕切りパネルが構成される。尚、間仕切りパネルは、軽量でありながら十分な強度を有するものとする。
【0037 】
請求項11に記載された本発明によれば、遮音板と充填材とを備えて遮音手段が構成される。遮音板は、間仕切りパネルを構成する第一又は第二のハニカムパネルのいずれか一方に密着し、充填材は、その遮音板及び第一又は第二のハニカムパネルのいずれか他方間に存する。遮音手段の具体的な一例になる。
【0038 】
請求項12に記載された本発明によれば、寝具が配設された第二空間になる。また、請求項13に記載された本発明によれば、机又は鏡台が配設された第一空間になる。これにより、部屋としての機能の向上が一層図られる。尚、机又は鏡台には椅子がセットになっているものとする。一方、請求項14に記載された本発明によれば、第一空間に荷物置きや衣服掛けに利用可能な空間が確保される。これにより、部屋としての機能の向上がより一層図られる。
【0039 】
請求項15に記載された本発明によれば、間仕切りパネルと、上下一対の寝室用となる第二空間と、左右方向において対をなす居室用の第一空間とを有するユニットルームになる。間仕切りパネルは、断面視略クランク形状に形成されるパネルであり、このような間仕切りパネルによって、上下一対の寝室用となる第二空間が形成される。一方、第一空間は、各第二空間に連続するように形成される。ユニットルームは、部屋としての機能を十分に備えるとともに、落ち着き感を与えることが可能なものになる。ユニットルームは、移設可能であることから、空きスペースの有効利用が可能なものになる。
【0040 】
請求項16に記載された本発明によれば、設置先の床を利用するために床無し構造のユニットルームになる。設置先の床をユニットルームの床として利用することは、設置先の床の平面度による影響が少なくなり、ユニットルームの設置を容易にすることが可能になる。また、製造コストを低減してユニットルームをより安価に提供することが可能になる。
【0041 】
請求項17に記載された本発明によれば、災害時の避難所に設置可能な構成を有するユニットルームになる。また、請求項18に記載された本発明によれば、シーズン限定又は期間限定の仮設施設に設置可能な構成を有するユニットルームになる。これにより、ユニットルームの設置に関してバリエーションを持たせることが可能になる。
【0042 】
請求項19に記載された本発明によれば、建物の室内に複数のユニットルームが設置されるとともに、各ユニットルームへの通路が備えられて宿泊施設が構成される。このような宿泊施設により、空きスペースが有効に利用される。また、上記ユニットルームを複数備えることから、付加価値の高い宿泊施設になる。
【0043 】
請求項20に記載された本発明によれば、ユニットルームにコマーシャル手段が設けられる。これにより、通路を歩く人への広告表示を行うことが可能になり、より一層、付加価値の高い宿泊施設になる。
【0044 】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明のユニットルームの一実施の形態を示す正面図である。また、図2はユニットルームの断面図、図3はユニットルームの内部状態を示す斜視図、図4はベッドモジュールを示す斜視図、図5はユニットルーム本体(壁部分)の構成説明図、図6はユニットルーム本体(天井部分)の構成説明図、図7はパネルの構成説明図、図8はパネルの組み合わせに係る説明図、図9はベッドモジュール(ベッドモジュール本体部分)の構成説明図、図10は間仕切りパネルの構成説明図、図11は間仕切りパネルを構成するフレームの斜視図、図12は間仕切りパネル(ベッド上及びベッド下用のパネル)の斜視図、図13は間仕切りパネル(フレーム部分のパネル)の斜視図である。
【0045 】
図1ないし図4において、引用符号1は本発明のユニットルームを示している。そのユニットルーム1は、ユニットルーム本体2と、ユニットルーム本体2の内部に設けられるベッドモジュール3とを備えて構成されている。また、構成部材の見方を変えて説明すると、本発明のユニットルーム1は、複数のパネル4と、間仕切りパネル5と、これら複数のパネル4及び間仕切りパネル5により区画形成される第一ユニットルーム空間6及び第二ユニットルーム空間7とを備えて構成されている。
【0046 】
本発明のユニットルーム1は、コンパクトなものであって、所望の設置スペースに設置することができるようにその全体が移設自在に構成されている。また、本発明のユニットルーム1は、空きスペースの有効利用を図ることが可能であり、且つ部屋としての機能を十分に備え、且つ落ち着き感を与えられるものとして構成されている。以下、上記各構成部材について詳細に説明する。
【0047 】
図1ないし図13において、上記ユニットルーム本体2は、複数のパネル4と、ユニットルーム本体2の四隅に設けられるコーナー型材8と、後述する付属品とを備えて構成されている。また、ベッドモジュール3は、ベッドと間仕切りとを兼用する間仕切りパネル5と、間仕切りパネル5に設けられる寝具9及び後述する付属品とを備えて構成されている。
【0048 】
複数のパネル4は、ユニットルーム1の壁部分及び天井部分を構成するものであって、本形態においてはハニカムパネル(これに限定するものではない)がパネル4として用いられている。パネル4は、軽量且つ十分な強度を有している。
【0049 】
複数のパネル4の種類としては、フロントパネル用のパネル4a〜4dと、バックパネル用のパネル4e〜4hと、サイドパネルL用のパネル4i〜4lと、サイドパネルR用のパネル4m〜4pと、天井パネル用のパネル4q〜4tとが挙げられる。フロントパネル用のパネル4a及び4bには、ドア10、10が設けられている。
【0050 】
尚、ユニットルーム本体2は、本形態において、設置先の床11を利用するために床無し構造となっている。すなわち、床パネル用のパネルは設定されてないものとする(床無し構造に限定するものではない)。
【0051 】
各パネル4a〜4tは、表面板となる一対の板材12、12と、その一対の板材12、12間に存するハニカムコア材13とを備えて構成されている。また、このような構成の各パネル4a〜4tは、難燃性を有するように形成されている。板材12、12とハニカムコア材13は、接着剤により固定されている。
【0052 】
各パネル4a〜4tのうち、パネル4a、4b、4e、4f、4i、4l、4m、及び4pの周囲には、パネル枠材14と、コーナー型材8に対して嵌合するチャンネル材15と、パネル連結用のチャンネル材16とが設けられている。具体的な配置について説明すると、パネル両側部には、パネル枠材14が突出しないように設けられている。これに対してパネル上部には、パネル枠材14が突出するように設けられている。チャンネル材15、16は、パネル両側部のパネル枠材14にそれぞれネジ止めにより固定されている。尚、チャンネル材16には、隣り合うパネル4のパネル枠材14が差し込まれるようになっている。
【0053 】
各パネル4a〜4tのうち、パネル4c、4g、4j、及び4nの周囲には、パネル枠材14と、パネル連結用のチャンネル材16とが設けられている。具体的な配置について説明すると、パネル両側部の一方には、パネル枠材14が突出しないように設けられている。これに対してパネル両側部の他方及びパネル上部には、パネル枠材14が突出するように設けられている。チャンネル材16は、上記一方側のパネル枠材14にネジ止めにより固定されている。
【0054 】
各パネル4a〜4tのうち、パネル4d、4h、4k、及び4oの周囲には、パネル枠材14が設けられている。具体的な配置について説明すると、パネル両側部及びパネル上部には、パネル枠材14が突出するように設けられている。
【0055 】
各パネル4a〜4tのうち、パネル4q及び4tの周囲には、パネル枠材14と、パネル連結用のチャンネル材16とが設けられている。具体的な配置について説明すると、パネル4q及び4tの周囲には、パネル枠材14が突出しないように設けられている。チャンネル材16は、パネル4qの場合、パネル4r側のパネル枠材14にネジ止めにより固定されている。また、チャンネル材16は、パネル4tの場合、パネル4s側のパネル枠材14にネジ止めにより固定されている。
【0056 】
各パネル4a〜4tのうち、パネル4rの周囲には、パネル枠材14と、パネル連結用のチャンネル材16とが設けられている。パネル枠材14は、パネル4q側のみ突出するように設けられている。チャンネル材16は、パネル4s側のパネル枠材14にネジ止めにより固定されている。
【0057 】
各パネル4a〜4tのうち、パネル4sの周囲には、パネル枠材14が設けられている。パネル枠材14は、パネル4r及びパネル4t側に突出するように設けられている。
【0058 】
ここで、各パネル4a〜4pの組み付けについて説明すると、次のような連結によって各パネル4a〜4pが組み付けられている。すなわち、図示のパネル構成及びパネル配置からも分かるように、フロントパネル側では、パネル4aのチャンネル材15とコーナー型材8の端部とが連結されている。また、パネル4aのチャンネル材16とパネル4cの側部のパネル枠材14とが連結されている。また、パネル4cのチャンネル材16とパネル4dの一方側部のパネル枠材14とが連結されている。また、パネル4dの他方側部のパネル枠材14とパネル4bのチャンネル材16とが連結されている。また、パネル4bのチャンネル材15とコーナー型材8の端部とが連結されている。
【0059 】
バックパネル側では、パネル4eのチャンネル材15とコーナー型材8の端部とが連結されている。また、パネル4eのチャンネル材16とパネル4gの側部のパネル枠材14とが連結されている。また、パネル4gのチャンネル材16とパネル4hの一方側部のパネル枠材14とが連結されている。また、パネル4hの他方側部のパネル枠材14とパネル4fのチャンネル材16とが連結されている。また、パネル4fのチャンネル材15とコーナー型材8の端部とが連結されている。
【0060 】
サイドパネルL側では、パネル4iのチャンネル材15とコーナー型材8の端部とが連結されている。また、パネル4iのチャンネル材16とパネル4jの側部のパネル枠材14とが連結されている。また、パネル4jのチャンネル材16とパネル4kの一方側部のパネル枠材14とが連結されている。また、パネル4kの他方側部のパネル枠材14とパネル4lのチャンネル材16とが連結されている。また、パネル4lのチャンネル材15とコーナー型材8の端部とが連結されている。
【0061 】
サイドパネルR側では、パネル4mのチャンネル材15とコーナー型材8の端部とが連結されている。また、パネル4mのチャンネル材16とパネル4nの側部のパネル枠材14とが連結されている。また、パネル4nのチャンネル材16とパネル4oの一方側部のパネル枠材14とが連結されている。また、パネル4oの他方側部のパネル枠材14とパネル4pのチャンネル材16とが連結されている。また、パネル4pのチャンネル材15とコーナー型材8の端部とが連結されている。
【0062 】
各パネル4a〜4pにおける各パネル上部のパネル枠材14には、四つの型材17がネジ止めにより固定されている。その四つの型材17は、各パネル4a〜4pを連結するために設けられている。また、四つの型材17は、天井パネル用のパネル4q〜4tの固定部としても設けられている(パネル4q〜4tが後述する連結状態のままで四つの型材17に例えばネジ止め固定される)。
【0063 】
天井パネル用のパネル4q〜4tは、次のように組み付けられている。すなわち、図示のパネル構成及びパネル配置からも分かるように、パネル4qのチャンネル材16とパネル4rのパネル枠材14とが連結されている。また、パネル4rのチャンネル材16とパネル4sの一方のパネル枠材14とが連結されている。また、パネル4sの他方のパネル枠材14とパネル4tのチャンネル材16とが連結されている。
【0064 】
ユニットルーム本体2における上記付属品について説明すると、パネル4e及び4fには、机(又は鏡台)18やスイッチプレート(コンセントを含む)19やブラケット20が取り付けられている。また、パネル4g及び4hには、ナイトランプ21やスイッチプレート22が取り付けられている。引用符号18aは机18に付随する椅子を示している。尚、必要に応じて壁掛けタイプの薄型テレビや音響設備等を取り付けてもよいものとする。
【0065 】
上記パネル構成において、パネル4q〜4tがパネル4a〜4pに固定されると、床無し箱形状のユニットルーム本体2の組み立てが完了する。
【0066 】
本形態において、各パネル4a〜4tの厚みは、40mmとなるように形成されている。また、ユニットルーム1の高さは、天井パネル用のパネル4q〜4tを除いた状態で2400mmとなるように形成されている。また、ユニットルーム1の幅は、3265mmとなるように形成されている。また、ユニットルーム1の奥行きは、2960mmとなるように形成されている。
【0067 】
上記間仕切りパネル5は、一対の板材及びその一対の板材間に存するハニカムコア材を有する複数の第一のハニカムパネル23と、同じく一対の板材及びその一対の板材間に存するハニカムコア材を有する複数の第二のハニカムパネル24と、第一及び第二のハニカムパネル23、24間に存するフレーム25及び遮音手段26とを備えて構成されている。尚、本形態の間仕切りパネル5は、荷物置きや衣服掛けに利用可能なバゲージ空間を確保するための部分も含まれて構成されている(これに限定するものではない)。
【0068 】
第一のハニカムパネル23は、第二のハニカムパネル24よりも厚く形成されている。本形態において、第一のハニカムパネル23は40mm、第二のハニカムパネル24は15mmの厚さに形成されている。第一のハニカムパネル23及び第二のハニカムパネル24の構成に関しては、上記パネル4a〜4tの構成と同じであるものとする。また、難燃性を有しているものとする。
【0069 】
一方、複数の第一のハニカムパネル23の種類としては、垂直分断−上側壁パネル用の第一のハニカムパネル23a、23a、及び23bと、垂直分断−下側壁パネル用の第一のハニカムパネル23c〜23eと、フロント側固定パネル用の第一のハニカムパネル23fと、第一のハニカムパネル23a及び23bの下側のフレームに取り付けられる第一のハニカムパネル23g及び23hと、上記バゲージ空間形成用の第一のハニカムパネル23i〜23kと、水平分断−上側ベッドパネル用の第一のハニカムパネル23lとが挙げられる。
【0070 】
複数の第二のハニカムパネル24の種類としては、バック側固定パネル用の第二のハニカムパネル24a、24b、及び24gと、垂直分断−上側壁パネル用の第二のハニカムパネル24c〜24eと、フロント側固定パネル用の第二のハニカムパネル24fと、垂直分断−下側壁パネル用の第二のハニカムパネル24h、24h、及び24iと、フロント側固定パネル用の第二のハニカムパネル24jと、上記バゲージ空間形成用の第二のハニカムパネル24k〜24mと、水平分断−下側ベッドパネル用の第二のハニカムパネル24nとが挙げられる。
【0071 】
フレーム25は、長短様々な複数の角筒25aを図11のように組み合わせて形成されている。また、フレーム25は、垂直分断−上側壁パネル用の部分25b、水平分断−ベッドパネル用の部分25c、及び、垂直分断−下側壁パネル用の部分25dが断面視クランク形状となるように組み立てられている。このようなフレーム25には、複数の第一のハニカムパネル23及び第二のハニカムパネル24がネジ止めにより固定されている。尚、図11のフレーム25の上部に角筒25aを更に追加して、図2のような天井パネルに沿う部分を有する間仕切りパネルを形成してもよいものとする(遮音効果が高まることになる)。
【0072 】
遮音手段26は、第一のハニカムパネル23に密着する遮音板26aと、その遮音板26a及び第二のハニカムパネル24間に存する充填材26bとを備えて構成されている(遮音板26aが第二のハニカムパネル24に密着し、遮音板26a及び第一のハニカムパネル23間に充填材26bが存する構成であってもよいものとする)。遮音手段26は、間仕切りパネル5の両側において人が静か又は極めて静かと感じるような特性(例えば40dB以下)を得るために設けられている。
【0073 】
尚、遮音板26aとしては、三井金属エンジニアリング社製のオンシャット複合板、大阪化工社製のホーンシート、東邦亜鉛社製の遮音シート又は遮音材などが一例に挙げられる。また、充填材26bとしてはグラスウールや石膏ボードなどが一例に挙げられる(充填材26bを用いずに真空状態にしてもよいものとする)。
【0074 】
本形態の遮音板26aは、板状であって5mmの厚さに形成されている。また、充填材26bの充填スペースは、角筒25aのサイズ分だけ確保されている。すなわち、80mm確保されている。
【0075 】
ベッドモジュール3における上記付属品について説明すると、間仕切りパネル5には、ヘッドボード27やベッドホルダー28が取り付けられている。また、間仕切りパネル5の一方側(第一ユニットルーム空間6側)には、手すり29や階段30が取り付けられている。引用符号31は上記バゲージ空間に存するコートハンガーフックを示している。また、引用符号32は同じく上記バゲージ空間に存するバゲージラックを示している。
【0076 】
上記第一ユニットルーム空間6は、パネル4b、4d、4f、4h、4m〜4p、4s、及び4tと、間仕切りパネル5とにより区画形成される空間であって、第一空間33とその第一空間33に連続する第二空間34とを有している。また、第一ユニットルーム空間6は、これら第一空間33及び第二空間34の連続によりL字状の空間となるように形成されている(図2参照)。第一ユニットルーム空間6には、上記付属品が存するようになっている。
【0077 】
第一空間33は、人が立ったり座ったり歩いたりすることが可能、且つパネル4bのドア10を介して人が出入り可能な空間となるように形成されている。このような第一空間33には、バゲージ空間(後述のバゲージ空間35aと同じ)が形成されている。第二空間34は、主に人が横になるための専用の空間となるように形成されている。すなわち、第二空間34は、ベッドモジュール3における下側のベッドスペースとして形成されている。
【0078 】
上記第二ユニットルーム空間7は、パネル4a、4c、4e、4g、4i〜4l、4q、及び4rと、間仕切りパネル5とにより区画形成される空間であって、第一空間35とその第一空間35に連続する第二空間36とを有している。また、第二ユニットルーム空間7は、これら第一空間35及び第二空間36の連続により逆L字状の空間となるように形成されている(図2参照。第一ユニットルーム空間6を逆L字状の空間、第二ユニットルーム空間7をL字状の空間にしてもよいものとする)。第二ユニットルーム空間7には、上記付属品が存するようになっている。
【0079 】
第一空間35は、第一ユニットルーム空間6の第一空間33と同様であって、人が立ったり座ったり歩いたりすることが可能、且つパネル4aのドア10を介して人が出入り可能な空間となるように形成されている。このような第一空間33には、バゲージ空間35aが形成されている。第二空間36は、第一ユニットルーム空間6の第二空間34と同様であって、主に人が横になるための専用の空間となるように形成されている。すなわち、第二空間36は、ベッドモジュール3における上側のベッドスペースとして形成されている。
【0080 】
その他、ユニットルーム1の細部について説明すると、ドア10、10間の外壁部分には、突出部37が形成されている(図1参照。あえて突出させなくてもよいものとする)。その突出部37には、ユニットルーム1の前を通りかかる人に対して広告表示を行うことが可能なコマーシャル手段(不図示)が任意に設けられている。ここで、コマーシャル手段の一例を挙げると、例えば液晶ディスプレイ表示器や掲示板やポスターなどが挙げられるものとする。コマーシャル手段は、本発明に係る後述の宿泊施設において有用なものになっている。
【0081 】
以上、図1ないし図13を参照しながら説明してきたように、本発明のユニットルーム1は、第一空間33、35を有することから、人が立ったり座ったり歩いたり出入りしたりすることができる。また、第二空間34、36を有することから、人が主に横になること、言い換えれば寝たり休息したりすることができる。第二空間34、36は、第一空間33、35に連続した状態に配置形成されていることから、このような第一空間33、35及び第二空間34、36を有する第一ユニットルーム空間6及び第二ユニットルーム空間7は、部屋としての機能を十分に備えるとともに、落ち着き感を与えることができる。その他、本発明のユニットルーム1は、移設可能であることから、空きスペースに対しての有効利用を図ることができる。
【0082 】
次に、図14を参照しながら本発明による宿泊施設の一実施の形態を説明する。図14は宿泊施設の一実施の形態を示す模式的な説明図である。
【0083 】
図14において、引用符号41は本発明の宿泊施設を示している。その宿泊施設41は、本発明のユニットルーム1を複数、建物の室内42に設置して構成されている。具体的には、複数のユニットルーム1を室内42において一列や二列に並べて設置することにより構成されている。各ユニットルーム1の前には、通路43が設けられており、共用サロン44やトイレ45や大浴場(若しくはシャワールーム)46に行き来することができるようになっている。
【0084 】
ここで、室内42の一例を挙げると、例えばオフィスビルやホテル等の各種ビルの空きスペース(フロアの一部又は全部)若しくはビルの各階全フロア、工場の空きスペース、高架線下の建物を含む各種建物の室内、或いはサウナの空きスペースなどが挙げられるものとする。
【0085 】
本発明の宿泊施設41は、本発明のユニットルーム1を複数有していることから、従来のようなカプセルベッドを複数設置してなる施設と比べて、付加価値を高めることができる。
【0086 】
尚、宿泊施設41は、宿泊業を営むための他に、従業員等の仮眠施設としても利用可能であるものとする。また、以下の図15ないし図19で説明するような利用も可能であるものとする。
【0087 】
図15は本発明のユニットルーム1を複数設置してなるものの例(第一利用例)を示した模式的な説明図である。図15において、室内51には、本発明のユニットルーム1が複数設置されている。また、室内51には、通路52やトイレ53や大浴場(若しくはシャワールーム)54が設けられている。室内51は、仕切55により仕切られており、男女別の玄関56、56が設けられている。本形態においては、アパート又は独身寮として利用可能な例を示している。
【0088 】
図16は本発明のユニットルーム1を複数設置してなるものの例(第二利用例)を示した模式的な説明図である。図16において、体育館の室内61には、本発明のユニットルーム1が複数設置されている。本形態においては、非常災害時に利用可能な例を示している。
【0089 】
図17は本発明のユニットルーム1を複数設置してなるものの例(第三利用例)を示した模式的な説明図である。図16において、屋外の例えばテント62の下には、本発明のユニットルーム1が複数設置されている。本形態においては、非常災害時に利用可能な例を示している。
【0090 】
図18は本発明のユニットルーム1を複数設置してなるものの例(第四利用例)を示した模式的な説明図である。図18において、仮設施設63内には、本発明のユニットルーム1が複数設置されている。本形態においては、シーズン限定又は期間限定の仮設施設63と共に利用可能な例を示している。尚、シーズン終了後にはユニットルーム1及び仮設施設63を撤去すればよいものとする。
【0091 】
図19は本発明のユニットルーム1を複数設置してなるものの例(第五利用例)を示した模式的な説明図である。図19において、住宅64の隣りには、本発明のユニットルーム1が設置されている。本形態においては、増築の代わりになるような例を示している。
【0092 】
続いて、図20及び図21を参照しながらユニットルームの他の例を説明する。図20及び図21はユニットルームの他の例を示す模式的な説明図である。図20において、引用符号1′で示されるユニットルームは、上述のユニットルーム1と同じ構成を有しており、上述のユニットルーム1に対して床パネル71と大型の給排気部72とを付加した点が異なっている。
【0093 】
図21において、引用符号1″で示されるユニットルームは、上述のユニットルーム1と同じ構成を有しており、上述のユニットルーム1に対してコロ73付きの床パネル74と、大型の給排気部75と、窓76と、ソーラーパネル77(ユニットルーム1″を屋外に設置する場合のみ)を付加した点が異なっている。
【0094 】
続いて更に、図22を参照しながらユニットルームの更に他の例を説明する。図22はユニットルームの更に他の例を示す模式的な説明図である。図22において、引用符号81で示されるユニットルームは、L字状のユニットルーム82と、逆L字状のユニットルーム83とを備えて構成されている。また、ユニットルーム81は、L字状のユニットルーム82と逆L字状のユニットルーム83とを図示のように組み合わせて一体化することによりなっている。
【0095 】
L字状のユニットルーム82は、人が立ったり座ったり歩いたりすることが可能且つ人が出入り可能な第一空間と、主に横になるため専用の第二空間と、これら第一空間及び第二空間を連続した状態に配置形成するための複数のパネルと、を備えるとともに移設可能に構成されている。すなわち、上述の第一ユニットルーム空間6を有するように構成されている。
【0096 】
逆L字状のユニットルーム83は、人が立ったり座ったり歩いたりすることが可能且つ人が出入り可能な第一空間と、主に横になるため専用の第二空間と、これら第一空間及び第二空間を連続した状態に配置形成するための複数のパネルと、を備えるとともに移設可能に構成されている。すなわち、上述の第二ユニットルーム空間7を有するように構成されている。
【0097 】
尚、上述のユニットルーム81のように一体化せずに、L字状のユニットルーム82や逆L字状のユニットルーム83の単独使用も可能であるものとする。
【0098 】
その他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
【0099 】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、空きスペースの有効利用が可能であり、且つ部屋としての機能が十分に備えられ、且つ落ち着き感が与えられるユニットルームを提供することができるという効果を奏する。また、付加価値の高い宿泊施設を提供することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるユニットルームの一実施の形態を示す正面図である。
【図2】ユニットルームの断面図である。
【図3】ユニットルームの内部状態を示す斜視図である。
【図4】ベッドモジュールを示す斜視図である。
【図5】ユニットルーム本体(壁部分)の構成説明図である。
【図6】ユニットルーム本体(天井部分)の構成説明図である。
【図7】パネルの構成説明図である。
【図8】パネルの組み合わせに係る説明図である。
【図9】ベッドモジュール(ベッドモジュール本体部分)の構成説明図である。
【図10】間仕切りパネルの構成説明図である。
【図11】間仕切りパネルを構成するフレームの斜視図である。
【図12】間仕切りパネル(ベッド上及びベッド下用のパネル)の斜視図である。
【図13】間仕切りパネル(フレーム部分のパネル)の斜視図である。
【図14】本発明による宿泊施設の一実施の形態を示す模式的な説明図である。
【図15】ユニットルームを複数設置してなる利用例(アパート又は独身寮パターン)の模式的な説明図である。
【図16】ユニットルームを複数設置してなる利用例(非常災害時:屋内パターン)の模式的な説明図である。
【図17】ユニットルームを複数設置してなる利用例(非常災害時:屋外パターン)の模式的な説明図である。
【図18】ユニットルームを複数設置してなる利用例(期間限定パターン)の模式的な説明図である。
【図19】ユニットルームを設置してなる利用例(増築パターン)の模式的な説明図である。
【図20】ユニットルームの他の例を示す模式的な説明図である。
【図21】ユニットルームの更に他の例を示す模式的な説明図である。
【図22】ユニットルームの更に他の例を示す模式的な説明図である。
【符号の説明】
1、1′、1″ ユニットルーム
2 ユニットルーム本体
3 ベッドモジュール
4 パネル
5 間仕切りパネル
6 第一ユニットルーム空間
7 第二ユニットルーム空間
8 コーナー型材
9 寝具
10 ドア
11 設置先の床
12 板材
13 ハニカムコア材
14 パネル枠材
15、16 チャンネル材
17 型材
18 机
18a 椅子
19、22 スイッチプレート
20 ブラケット
21 ナイトランプ
23 第一のハニカムパネル
24 第二のハニカムパネル
25 フレーム
25a 角筒
26 遮音手段
27 ヘッドボード
28 ベッドホルダー
29 手すり
30 階段
31 コートハンガーフック
32 バゲージラック
33、35 第一空間
34、36 第二空間
35a バゲージ空間
37 突出部
41 宿泊施設
42 室内
43 通路
51 室内
52 通路
61 室内
62 テント
63 仮設施設
64 住宅
71、74 床パネル
73 コロ
76 窓
77 ソーラーパネル
81〜83 ユニットルーム

Claims (20)

  1. 人が立ったり座ったり歩いたりすることが可能且つ人が出入り可能な第一空間と、主に横になるため専用の第二空間と、これら前記第一空間及び前記第二空間を連続した状態に配置形成するための複数のパネルと、を備えるとともに移設可能に構成した
    ことを特徴とするユニットルーム。
  2. 請求項1に記載のユニットルームにおいて、
    前記第一空間と前記第二空間とによりこれらをL字状又は逆L字状の空間となるように形成した
    ことを特徴とするユニットルーム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のユニットルームにおいて、
    前記複数のパネルの内、少なくとも前記第二空間を形成する前記パネルに遮音手段を設けた
    ことを特徴とするユニットルーム。
  4. 請求項3に記載のユニットルームにおいて、
    前記遮音手段を有する前記パネルを、一対の板材と該一対の板材間に存するハニカムコア材とを有する第一及び第二のハニカムパネルと、該第一及び第二のハニカムパネル間に存するフレーム及び前記遮音手段とを備えて構成した
    ことを特徴とするユニットルーム。
  5. 請求項4に記載のユニットルームにおいて、
    前記遮音手段を、前記第一又は第二のハニカムパネルのいずれか一方に密着する遮音板と、該遮音板及び前記いずれか一方に対するいずれか他方間に存する充填材とを備えて構成した
    ことを特徴とするユニットルーム。
  6. 請求項1ないし請求項5いずれか記載のユニットルームを複数備え、これらを組み合わせて一体化してなる
    ことを特徴とするユニットルーム。
  7. 人が立ったり座ったり歩いたりすることが可能且つ人が出入り可能な第一空間、及び主に横になるため専用の第二空間、を有するL字状の第一ユニットルーム空間と、前記第一空間及び前記第二空間を有する逆L字状の第二ユニットルーム空間と、これら前記第一ユニットルーム空間及び前記第二ユニットルーム空間を並んだ状態に配置形成するための複数のパネルと、前記第一ユニットルーム空間及び前記第二ユニットルーム空間を仕切る間仕切りパネルと、を備えるとともに移設可能に構成した
    ことを特徴とするユニットルーム。
  8. 請求項7に記載のユニットルームにおいて、
    前記間仕切りパネルを、前記第二ユニットルーム空間の前記第二空間上側まで延在するように構成した
    ことを特徴とするユニットルーム。
  9. 請求項7又は請求項8に記載のユニットルームにおいて、
    前記間仕切りパネルに遮音手段を設けた
    ことを特徴とするユニットルーム。
  10. 請求項9に記載のユニットルームにおいて、
    前記遮音手段を有する前記間仕切りパネルを、一対の板材と該一対の板材間に存するハニカムコア材とを有する第一及び第二のハニカムパネルと、該第一及び第二のハニカムパネル間に存するフレーム及び前記遮音手段とを備えて構成した
    ことを特徴とするユニットルーム。
  11. 請求項10に記載のユニットルームにおいて、
    前記遮音手段を、前記第一又は第二のハニカムパネルのいずれか一方に密着する遮音板と、該遮音板及び前記いずれか一方に対するいずれか他方間に存する充填材とを備えて構成した
    ことを特徴とするユニットルーム。
  12. 請求項1ないし請求項11いずれか記載のユニットルームにおいて、
    前記第二空間に寝具を配設した
    ことを特徴とするユニットルーム。
  13. 請求項1ないし請求項12いずれか記載のユニットルームにおいて、
    前記第一空間に机又は鏡台を配設した
    ことを特徴とするユニットルーム。
  14. 請求項1ないし請求項13いずれか記載のユニットルームにおいて、
    荷物置きや衣服掛けに利用可能な空間を確保するために、前記第一空間をその長手方向が前記第二空間の長手方向よりも長くなるように形成した
    ことを特徴とするユニットルーム。
  15. 断面視略クランク形状の間仕切りパネルを有するとともに、該間仕切りパネルにより上下一対の寝室用となる第二空間を有し、さらには、各前記第二空間に連続して左右方向において対をなす居室用の第一空間を有し、且つ全体を移設可能に構成した
    ことを特徴とするユニットルーム。
  16. 請求項1ないし請求項15いずれか記載のユニットルームにおいて、
    設置先の床を利用するために床無し構造とした
    ことを特徴とするユニットルーム。
  17. 請求項1ないし請求項15いずれか記載のユニットルームにおいて、
    災害時の避難所に設置可能な構成とした
    ことを特徴とするユニットルーム。
  18. 請求項1ないし請求項15いずれか記載のユニットルームにおいて、
    シーズン限定又は期間限定の仮設施設に設置可能な構成とした
    ことを特徴とするユニットルーム。
  19. 請求項1ないし請求項16いずれか記載のユニットルームを建物の室内に複数設置するとともに、前記ユニットルームへの通路を備えて構成した
    ことを特徴とする宿泊施設。
  20. 請求項19に記載の宿泊施設において、
    前記ユニットルームの前記通路に面するパネルに、前記通路を歩く人への広告表示を行うためのコマーシャル手段を設けた
    ことを特徴とする宿泊施設。
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