JPH0988360A - 組立店舗 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熟練者を必要とすることなく、迅速かつ簡単
に組み付けすることができ、資材および組立費が安価で
経済的な組立店舗を提供する。 【解決手段】 本発明の組立店舗は、サービスカウンタ
ー用ボックスＡと、調理台用ボックスＢと、ショーケー
ス用ボックスＣと、調理機具用ボックスＤと、コーナー
用ボックスＥと、出入口ドアー用パネルＦと、ダスト用
ボックスＧと、厨房機具用壁面パネルＨを適宜に組み合
わせて、相互にボルト・ナット等の適宜接続手段により
接続・固定することにより構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、組立店舗に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】一般に、百貨店やスーパーマーケットや
イベント会場などにおいて、クレープ、ハンバーガー、
焼きソバ、お好み焼き、各種めん類など、その場で調理
して販売する店舗や、アイスクリーム、ソフトクリーム
や各種飲み物を販売する簡易店舗が設置されている。

【０００３】従来、この種の店舗は、各種のパネルや柱
等の建材を現場で加工して構築していた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の店舗は、次のような解決すべき課題を有している。 １）建材を現場で加工して構築するため、手間と時間が
かかる。 ２）建材の加工による無駄が出て、割高になる。 ３）熟練した職人を必要とする。

【０００５】本発明は上記従来の課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、熟練者を必
要とすることなく、迅速かつ簡単に組み付けすることが
でき、資材および組立費が安価で経済的な組立店舗を提
供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明の組立店舗は、サ
ービスカウンター用ボックスと、調理台用ボックスと、
ショーケース用ボックスと、調理機具用ボックスと、コ
ーナー用ボックスと、出入口ドアー用パネルと、ダスト
用ボックスと、厨房機具用壁面パネルと、デッピングケ
ース用ボックスと、遮蔽用パネル等の各種ボックスある
いはパネルを適宜組み合わせて、接続固定して構成され
ることを特徴とする。上記サービスカウンター用ボック
スとしては、下部のカウンター部と、上部のストッカー
スペース部と、これらを接続して中間の開口部を構成す
る支柱から構成される。上記調理台用ボックスとして
は、下部の調理台設置部と、上部の換気フード部と、こ
れらを接続して中間の空間部を構成する支柱から構成さ
れる。上記ショーケース用ボックスとしては、下部のケ
ース部と、上部のストッカースペース部と、これらを接
続して中間の開口部を構成する支柱から構成される。上
記調理機具用ボックスとしては、前面パネル部と、上部
のストッカースペース部と、これらを接続して中間の開
口部を構成する支柱から構成される。上記コーナー用ボ
ックスとしては、裏側で相互に直交する２枚の側板から
構成される。上記出入口ドアー用パネルは、開閉扉を有
する。上記ダスト用ボックスは、ごみ投入口を開口した
ごみ箱収容ボックスを下部に設けている。上記厨房機具
用壁面パネルは、左右側部に多数の棚用フック穴を有す
る。上記サービスカウンター用ボックス、調理台用ボッ
クス、ショーケース用ボックス、調理機具用ボックス、
コーナー用ボックス、ダスト用ボックス、あるいはデッ
ピングケース用ボックスの上部前面に、カラーコルトン
ボックスを設ける。上記サービスカウンター用ボック
ス、調理台用ボックス、ショーケース用ボックス、調理
機具用ボックス、コーナー用ボックス、ダスト用ボック
ス、あるいはデッピングケース用ボックスの下部前面
に、アンドン看板を設ける。上記調理台ボックスや調理
器具用ボックスに備える厨房機具を設置する設置台の下
部に給排水管やガス管を配管して、該厨房機具に接続す
ることも特徴とする。

【０００７】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照しながら説明する。図１は組立店舗の一例の外
観を示すものであって、図２からも明らかなように、こ
の組立店舗は、サービスカウンター用ボックスＡと、調
理台用ボックスＢと、ショーケース用ボックスＣと、調
理機具用ボックスＤと、コーナー用ボックスＥと、出入
口ドアー用パネルＦと、ダスト用ボックスＧと、厨房機
具用壁面パネルＨを適宜に組み合わせて、相互にボルト
・ナット等の適宜接続手段により接続・固定することに
より構成されている。

【０００８】上記サービスカウンター用ボックスＡは、
図３に示すように、下部のカウンター部１と、上部のス
トッカースペース部２と、２本の支柱３から構成されて
いて、上記カウンター部１とストッカースペース２の中
間は開口部４となっている。

【０００９】上記カウンター部１には、レジスターを設
置するようになっていて、裏面（店舗内側）にはコンセ
ント５が、また、前面（店舗外側）には店名やコーナー
名等を表示するアンドン看板６が取り付けられている。

【００１０】上記ストッカースペース部２の前面には、
商品のメニューや写真、値段等を表示するカラーコルト
ンボックス７が填め込まれており、また、下面にはガラ
ス戸８の収納室９が設けられている。該ガラス戸８は、
折り畳み式に前記収納室９内に納められていて、点線で
示すように展開しながら降ろして、上記開口部４を閉鎖
するようになっている。

【００１１】上記調理台用ボックスＢは、図４に示すよ
うに、下部の調理台設置部１０と、上部の換気フード部
１１と、２本の支柱１２から構成されていて、上記調理
台設置部１０と換気フード部１１の中間は空間部１３と
なっている。

【００１２】上記調理台設置部１０の上にはレンジ等の
調理機具を設置するようになっており、裏面にはコンセ
ント１４が、前面にはアンドン看板１５が取り付けられ
ている。上記換気フード１１の側面には換気扇１６が取
り付けられており、前面にはカラーコルトンボックス１
７が填め込まれている。さらに、上記空間部１３の前面
にはガラス板１８が填め殺し状態で取り付けられてい
る。

【００１３】上記ショーケース用ボックスＣは、図５に
示すように、下部のケース部１９と、上部のストッカー
スペース部２０と、２本の支柱２１から構成されてい
て、中間は空間部２２となっている。

【００１４】上記ストッカースペース部２０の前面に
は、カラーコルトンボックス２３が取り付けられ、下面
にはガラス戸２４の収納室２５が設けられている。２６
はダウンライトである。該ガラス戸２４は、折り畳み式
に前記収容室２５内に納められていて、点線で示すよう
に降ろして展開し、上記空間部２２を閉鎖するようにな
っている。

【００１５】調理機具用ボックスＤは、図６に示すよう
に、前面パネル部２７と、ストッカースペース部２８
と、２本の支柱２９から構成されている。上記ストッカ
ースペース部２８の前面にはカラーコルトンボックス３
０が填め込まれている。上記前面パネル部２７の上部開
口にはガラス板３１が填め込まれている。

【００１６】上記コーナー用ボックスＥは、図７に示す
ように、２枚の側板３２、３３（中間部が前方に開放す
るように大きく切り欠かれている）が裏側で相互に直交
するように組み付けられ、下部および上部の前面には、
それぞれアンドン看板３４および３５が設けられてい
る。３６はガラス板である。

【００１７】上記出入口ドアー用パネルＦは、図８に示
すように、開閉扉３７を設けた一枚のパネルから成る。
３７ａは取っ手である。

【００１８】上記ダスト用ボックスＧは、図９に示すよ
うに、１枚のパネル３８の片面側下部に、ごみ箱３９を
収容するごみ箱収容ボックス４０を設けたものである。
４０ａはごみ投入口である。

【００１９】上記厨房機具用壁面パネルＨは、図１０に
示すように、ある程度の厚みを有するパネルから成り、
中間部から上部にわたる左右の側部には多数の棚用フッ
ク穴４１が形成されていて、棚（図示せず）を任意の位
置に掛け止めることができるように構成されている。４
２は電気・ガス・給排水用のパイプを納める空間部であ
る。なお、本パネルＨは火気に強いステンレス製が好ま
しい。

【００２０】図１１は、上記サービスカウンター用ボッ
クスＡ、調理台用ボックスＢ、ショーケース用ボックス
Ｃ、調理機具用ボックスＤ、コーナー用ボックスＥ、ダ
スト用ボックスＧ等の上方に張設されたテント４３を示
すもので、該テント４３の前端部は取付杆４４に固定さ
れると共に、後端部分は巻取ローラ４５に巻き取られる
ようになっている。上記テント４３は、張設杆４６を上
下に伸縮調節することにより、鎖線で示すように、高さ
を調節することができる。４７は照明ランプである。

【００２１】本発明の組立店舗を構成するボックスは、
上記実施例に限定するものではなく、例えば、図１２に
示すような、デッピングケース用ボックスＪであっても
よい。また、上記各種のボックスやドアパネル等が設置
できない場所や不要な場所では、図１３に示すような遮
蔽用パネルＫを組み付ける。

【００２２】上記実施例では、３面タイプの場合につい
て説明したが、図１４に示すように、壁面Ｗが直交する
２面タイプや、壁面Ｗがコ字状の１面タイプの場所に組
み立てるようにしてもよい。また、上記各種のボックス
やパネルの幅は、例えば、５００ｍｍ，７５０ｍｍ，１
０００ｍｍ等のものを揃えておいて、選択して設置でき
るようにする。

【００２３】図１５は、上記組立店舗、特に調理台用ボ
ックスＢや調理器具用ボックスＤに備える厨房機具に使
用する給排水装置の実施例を示すもので、高さ調節可能
の脚４８を有する設置台４９の下側に、給水管５０およ
び排水管５１を配管すると共に、該設置台４９の一側に
穿設した開口部４９ａから上部に配管して、該設置台４
９上に設置したシンク５２等の蛇口５３や排水口５４を
接続する。上記設置台４９は四方向のどの位置からも相
互に接続可能とする。

【００２４】

【発明の効果】本発明の組立店舗は、サービスカウンタ
ー用ボックスと、調理台用ボックスと、ショーケース用
ボックスと、調理機具用ボックスと、コーナー用ボック
スと、出入口ドアー用パネルと、ダスト用ボックスと、
厨房機具用壁面パネルと、デッピングケース用ボックス
と、遮蔽用パネル等の各種ボックスあるいはパネルを適
宜組み合わせて、接続固定して構成されるので、上記各
種ボックス類やパネル類を予め工場で規格製造して、こ
れを現場に搬入し、組み付けすることにより、品質が安
定した店舗部材を、熟練者を必要とすることなく、迅速
かつ簡単に組み付けすることができ、資材および組立費
が安価で経済的となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の組立店舗の一実施例を示す外観図であ
る。

【図２】図１の実施例の配置図である。

【図３】サービスカウンター用ボックスの背面図
（イ）、側面図（ロ）および正面図（ハ）である。

【図４】調理台用ボックスの背面図（イ）、側面図
（ロ）および正面図（ハ）である。

【図５】ショーケース用ボックスの背面図（イ）、側面
図（ロ）および正面図（ハ）である。

【図６】調理台用ボックスの正面図（イ）および側面
（ロ）である。

【図７】コーナー用ボックスの正面図（イ）、側面図
（ロ）および上面図（ハ）である。

【図８】出入口用ドアパネルの正面図（イ）および側面
図（ロ）である。

【図９】ダスト用ボックスの正面図（イ）、側面図
（ロ）および背面図（ハ）である。

【図１０】厨房器具用壁面パネルの正面図（イ）および
側面図（ロ）である。

【図１１】テントの説明図である。

【図１２】デッピングケース等用ボックスの正面図
（イ）および側面図（ロ）である。

【図１３】遮蔽用パネルの正面図（イ）および側面図
（ロ）である。

【図１４】別の配置例を示すもので、（イ）は２面タイ
プ、（ロ）は１面タイプである。

【図１５】給排水装置の一実施例を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ カウンター部 ２ ストッカースペース部 ３ 支柱 ４ 開口部 ５ コンセント ６ アンドン看板 ７ カラーコルトンボックス ８ ガラス戸 ９ 収納室 １０ 調理台設置部 １１ 換気フード部 １２ 支柱 １３ 空間部 １４ コンセント １５ アンドン看板 １６ 換気扇 １７ カラーコルトンボックス １８ ガラス板 １９ ケース部 ２０ ストッカースペース部 ２１ 支柱 ２２ 空間部 ２３ カラーコルトンボックス ２４ ガラス戸 ２５ 収納室 ２６ ダウンライト ２７ 前面パネル部 ２８ ストッカースペース部 ２９ 支柱 ３０ カラーコルトンボックス ３１ ガラス板 ３２ 側板 ３３ 側板 ３４ アンドン看板 ３５ アンドン看板 ３６ ガラス板 ３７ 開閉扉 ３７ａ 取っ手 ３８ パネル ３９ ごみ箱 ４０ ごみ箱収容ボックス ４０a ごみ投入口 ４１ 棚用フック穴 ４２ 空間部 ４３ テント ４４ 支持杆 ４５ 巻取ローラ ４６ 張設杆 ４７ 照明ランプ ４８ 脚 ４９ 設置台 ４９ａ 開口部 ５０ 給水管 ５１ 排水管 ５２ シンク ５３ 蛇口 ５４ 排水口 Ａ サービスカウンター用ボックス Ｂ 調理台用ボックス Ｃ ショーケース用ボックス Ｄ 調理機具用ボックス Ｅ コーナー用ボックス Ｆ 出入口ドアー用パネル Ｇ ダスト用ボックス Ｈ 厨房機具用壁面パネル Ｊ デッピングケース用ボックス Ｋ 遮蔽用パネル Ｗ 壁面

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】サービスカウンター用ボックスと、調理台
   用ボックスと、ショーケース用ボックスと、調理機具用
   ボックスと、コーナー用ボックスと、出入口ドアー用パ
   ネルと、ダスト用ボックスと、厨房機具用壁面パネル
   と、デッピングケース用ボックスと、遮蔽用パネル等の
   各種ボックスあるいはパネルを適宜組み合わせて、接続
   固定して構成されることを特徴とする組立店舗。
2. 【請求項２】上記サービスカウンター用ボックスが、下
   部のカウンター部と、上部のストッカースペース部と、
   これらを接続して中間の開口部を構成する支柱から構成
   されることを特徴とする請求項１に記載の組立店舗。
3. 【請求項３】上記調理台用ボックスが、下部の調理台設
   置部と、上部の換気フード部と、これらを接続して中間
   の空間部を構成する支柱から構成されることを特徴とす
   る請求項１に記載の組立店舗。
4. 【請求項４】上記ショーケース用ボックスが、下部のケ
   ース部と、上部のストッカースペース部と、これらを接
   続して中間の開口部を構成する支柱から構成されること
   を特徴とする請求項１に記載の組立店舗。
5. 【請求項５】上記調理機具用ボックスが、前面パネル部
   と、上部のストッカースペース部と、これらを接続して
   中間の開口部を構成する支柱から構成されることを特徴
   とする請求項１に記載の組立店舗。
6. 【請求項６】上記コーナー用ボックスが、裏側で相互に
   直交する２枚の側板から構成されることを特徴とする請
   求項１に記載の組立店舗。
7. 【請求項７】上記出入口ドアー用パネルが、開閉扉を有
   することを特徴とする請求項１に記載の組立店舗。
8. 【請求項８】上記ダスト用ボックスが、ごみ投入口を開
   口したごみ箱収容ボックスを下部に設けていることを特
   徴とする請求項１に記載の組立店舗。
9. 【請求項９】上記厨房機具用壁面パネルが、左右側部に
   多数の棚用フック穴を有することを特徴とする請求項１
   に記載の組立店舗。
10. 【請求項１０】上記サービスカウンター用ボックス、調
    理台用ボックス、ショーケース用ボックス、調理機具用
    ボックス、コーナー用ボックス、ダスト用ボックス、あ
    るいはデッピングケース用ボックスの上部前面に、カラ
    ーコルトンボックスを設けたことを特徴とする請求項
    １、２、３、４、５、６、８または９に記載の組立店
    舗。
11. 【請求項１１】上記サービスカウンター用ボックス、調
    理台用ボックス、ショーケース用ボックス、調理機具用
    ボックス、コーナー用ボックス、ダスト用ボックス、あ
    るいはデッピングケース用ボックスの下部前面に、アン
    ドン看板を設けたことを特徴とする請求項１、２、３、
    ４、５、６、８または９に記載の組立店舗。
12. 【請求項１２】上記調理台ボックスや調理器具用ボック
    スに備える厨房機具を設置する設置台の下部に給排水管
    やガス管を配管して、該厨房機具に接続することを特徴
    とする請求項１に記載の組立店舗。