JP5747395B1 - 区画間仕切りが可能な1人用ベツト - Google Patents

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Abstract

【課題】東日本震災で二万人以上の市民が避難を完了することなくして亡くなった、またさらには、せっかく避難施設までのたどり着いたものの避難所での生活環境があまりにも過酷なために、多くの高齢者が避難後に亡くなった。その原因は、避難所内に於いて雑魚寝等の生活が長く続き体調を悪くして亡くなったことであった。【解決手段】複数の可動ベツト柱(1)ベツト梁(2)ベツト桁(3)により立方体の骨組みを構成し、内部には可動ベツト柱(1)に取付けられたベツトパネル(6)及び低重心ユニット(4)を装備されていることを特徴とする区画間仕切りが可能な1人用ベツトを採用することを考案した。【選択図】図1

Description

本発明は、災害時等の避難所内で中長期に渡りプライバシーを守ることが出来き、区画間仕切りが可能な1人用ベツトに関する。
先ほど発生した東日本震災において、避難所の生活における疲労が根拠として亡くなった高齢者が多数発生した。これは、まだ3月という寒い時期、東北と言う寒冷地、慣れない体育館などの床に雑魚寝生活に基づく心身の疲労の累積と断言できる。
主な原因を考察すると、高齢者にとって津波ですべて失ってしまったという精神的疲労や、慣れない避難場所における雑多な雑魚寝による睡眠不足などの累積があげられる。また、過密な集団生活に基づく、インフルエンザ等の感染症によることも死亡原因の1つであった。
集団での過密な状況の中で、日中安静に休むことすらままならない。それは、健康な青年ならば可能なのかもしれないが。高齢者にとっては、非常に過酷なものとなる。将来に於いても、せっかく津波対策シェルター等により命を長らえても、避難所における実際の避難生活が過酷なものでは、あまりにも悲惨な状況である。
仮にもし、避難所の屋内でこの区画間仕切りが可能な1人用ベツトが使用できたなら、無駄に心身の疲労等による死亡する高齢者を減らすことが出来たであろう。
特開2010 ―162311
従来の常識的な方法は、公立学校の体育館等の床にダンボールなどを敷き並べ、そこに避難市民が雑魚寝状態で睡眠や日常の生活をおくっていた。特に東日本大震災の場合は、まだ寒い3月でもあり、東北地方という寒冷地であったことが複合的要因となり、高齢者の過労死の発生が多かった。
震災以降も、ダンボールなどを利用したつい立のようなものが有償、無償で提供されているものの、依然として避難所においてプライバシーを十分に確保できる程度のものではないことは明白である。
複数の可動ベツト柱(1)ベツト梁(2)ベツト桁(3)により立方体の骨組を構成した内部には、可動ベツト柱(1)及び中間柱(5)に取り付けられたベツトパネル(6)が装備されており、かつ可動柱(1)から着脱可能なベツトパネル(6)は、中間柱(5)及びデスクポール(12)によって机として使用が可能となることを特徴とする区画間仕切りが可能な1人用ベツト
本発明では、まず体育館等の床に直に就寝することを回避することを目指した。つまり、避難所の体育館内の空間スペースを最大現に利用することに知見した。避難所での1人に与えられる床面積は、敷き布団1枚を敷き並べる程度と思われる。そこで、幅1.0m×長さ2.0m=約2.0mのスペースを有効的に利用することを考案した。
また、該発明により小規模に区画されれば、冬季の断熱効果も期待できる。該発明を利用することにより、昼夜に於いて他人の発生する雑音や視線を回避することができる。睡眠の熟睡度の低い高齢者や夜泣きをする乳幼児などにとっても非常に有益なものと考える。
該発明とは、避難所内の空間を立体的に利用するということである。しかし、あまり剛健なものを体育館等内に持ち込むと、退去する時に多大な労力が必要となってしまう。そこで、組立も分解も短時間で出来るものを開発した。出来れば、電動工具も必要としない組み立て形式のものを開発した。
公立小学校等の体育館が避難所として使用される。冬季は、底冷えがする構造の建物であり、しかも、畳とは違って固いフローリング材による板張の床の上に雑魚寝となる。また、集団なので深夜に他人のイビキや寝言等により十分に睡眠できない環境が想定される。
さらに、深夜にトイレに行くことは、第三者の睡眠を憚るとの心配りなどから、朝までトイレ使用を控えていたとの後日談として聞き及んでいる。
このような劣悪な状況下においても、1人用の区画間仕切りのベツトがあったならば、ある一定程度以上のプライベートな空間を確保することができ、夜間にはある一定程度の熟睡時間が確保することが出来る。また、自家用車のなかで就寝中にエコノミークラス症候群により、亡くなる市民も減少させることが出来る。
さらに、乳幼児を伴った避難者にとっても、子供の夜泣きやオムツの取り替えの為に、他の避難者の睡眠を妨げることなくオムツの取り替えが可能となる。少ない空間であるが、少しでも避難市民の快適な生活を確保できる。
介護が必要とされる高齢者のケアーも第三者の視線を遮ることができる。オムツ等の匂いをすべて遮断することは出来ないが、視界から遮ることができる。健常者の服の着替えもカーテンを閉じるだけで容易に行うことができる。
使用材料も基本的には、木製、金属製、樹脂製等を予定している。特に木製品に於いては、間伐材を使用することを大きな目標としている。現時点における間伐材による製品が付加価値の少ないものがほとんどで、該発明を製品化することにより、間伐材の需要の拡大に貢献できる。
この工法は、体育館内だけでなく一般教室内にも設置でき、組み立ても比較的に短時間に出来得るものである。1人の区画間仕切り設置に必要な敷地内の面積は約2 .0mで設置でき得るように考案した。従来の商品では、構造が複雑であったり大規模なものであったり、組み立てに要するのに長時間必要とされた。
もう1つの利点は、主な材料は間伐材が中心で、その他の材料としてダンボールや紙管を使用するので経済性に優れていることは明白な事実である。国内でも震災等に先立ち、備蓄する必要性の高い備品である。また、今後の普及速度の高速化も可能となる。
この発明は特に、国内の離島、海岸線の小規模集落に設置するにも、普及の速度も期待できる。近い将来には、全世界への普及ができる。工場製造済みで、国内の離島や小規模集落、ましてや開発途上国には普及が進む可能性がある。
本発明の側面図 (1)組立完了図 (2)収納図を示す 本発明の側面図 (1)組立完了図 (2)収納図を示す 本発明の詳細図 (1)正面図(2)縦断面図 を示す 本発明の縦7断面図 (1)低重心ユニットの2つ装備例(2)低重心ユニットの3つ装備例 を示す 本発明の低重心ユニットの斜視図 (1)開き戸方式(2)引出し方式 を示す 本発明の居住空間の利用例を示す 本発明の収縮式の詳細図 (1)収縮平面図(2)拡張平面図(3)拡張側面図 を示す 本発明のパネル断面図 (1)壁パネル(2)天井パネル(3)床パネル を示す 本発明の凸凹金具の縦断面図 を示す 本発明の連結金具の詳細図 (1)平面図 (2)断面図 を示す 本発明の連結した平面図 (1)収縮型 (2)標準型 を示す
図1(1)の説明をする。幅は1.0mで、奥行、高さとも約2.0mの区画を基準とする。ベツト桁3は力学的強度の必要性から、長さが2.0mの1本物の木材等を使用する。4本の可動ベツト柱1と2本の中間柱5及び4本のベツト梁2及び4本のベツト桁3によって構成されている。基準寸法は、製造過程において随時変更が可能とした。可動ベツト柱1は、ベツト桁3との接合部では可動金物39により連結されている。可動ベツト柱1の収納体積を減少させるために、可動ベツト柱1のもう片方の端部をホールド金物40と伴に結合されている結合ボルト41を開放することにより実現した。
可動ベツト柱1は、組立時にはホールド金物40と結合して腰砕けにならないように固定される。収納時には、ホールド金物40に結合された結合ボルト41を抜けば、分解が可能とした。また、可動金物39は、金属製、樹脂製で、可動性があり組立時には連結部品として耐久性能が十分なものとした。
図1(2)の説明をする。2本のベツト梁2と2本のベツト桁3により、天井パネル13、床パネル15を構成する枠組みが完成する。天井パネル13、床パネル15に其々に可動ベツト柱1の各2本を可動金物39を使用して1つのユニットを構成する。ユニット化した方が、災害現地に於いての組み立てが簡単になる。また、備蓄する場合においてもスペースを節約することが可能となる。
1人用ベツトのサイズをメートル単位のメーターモジュールと表記とした。しかし、一般建築材料において、縦182cm、横91cmを基準として工場で製造されている。実際の製造に当たっては、経済性で有利となる日本建築式の尺モジュールの六尺×三尺の基準で製作することも考慮に入れた。近年の日本人の成人の高身長化に対応できないかもしれないが、経済性を優先することとした。生産コストに関係なく製造する場合は、メーターモジュールで製造することとした。
基本的に、避難所等の近くの倉庫などに備蓄されることか望ましい。なぜならば、1人用ベッドの組み立てに要する時間が必要となる。木製であれば、木ビス等で固定化をはかれ、金属製等であれば、専用の金具等で組み立てが完了する。
図2(1)の説明をする。可動ベツト柱1の両端部を可動金物39により、ベツト桁3と接合し、かつ可動ベツト柱1の中間部は可動金物39及び固定金物43とで連結させた。
このことにより、避難所等に於いての組み立て作業時間の短縮を可能とさせた。製造コストは若干高くなるが、現場においての混雑状況を想定すると、この形式も有益なものとして開発した。
図2(2)の説明をする。固定金物43は、可動ベツト柱1に定着させた凹部分と簡易に脱着が可能なクサビ型の凸部分とで構成されている。凸部分を離脱させることにより、可動ベツト柱1が二分割状になり折りたためることにより、格納が可能となる。こうすることにより、備蓄倉庫においての占有容積も減少させることを可能とした。実施例では、可動ベツト柱1の1面に装備したが、補強性能を高くするために2乃至3面に対しても固定金具43の取付けが可能なようにも考案した。
図3(1)の説明をする。1人用ベツトの正面図である。可動ベツト柱1に固定されているベツトパネル6は、容易に可動する。実施例では、片側の可動ベツト柱1に回転軸金物38を固定して約90°跳ね上がる。または、ベツトパネル6を脱着式としても考案した。可動ベツト柱1には、凹金具17が木ビス21で定着されている。正面開口部は、布製のカーテン又はアコーデオンカーテン等で仕切られている。更に、遮音性を高くするのであれば、壁パネル14と同等程度の部材を使用して、開き戸等のものとした。
図3(2)の説明をする。縦断面図では、ベツトパネル6が設置されて状態である。出入口側にある可動ベツト柱1及び中間柱5の内部側には、凹金具が取り付けられており、 かつベツトパネル6の外側には凸金具が取り付けられている。
ベツトパネル6は、工場内で四方向を木製枠で構成されており、人が就寝する部分は、間伐材等の板材で補強されている。また、木製枠の外側には凸金具16が取付けられており、可動ベツト柱1の内部側には凹金具17が取付けられている。凸金具16、凹金具17により避難所の現地でも容易に取付けられることも考案に含めた。被災地での組み立て時間の短縮のために、工場内での取付けを完了させたものとした。その他の部品等は、一般のベツトに使用されるものと同等程度のものを使用する。定着方法も、金具等で脱着が可能な形式や、接着された形式ものとした。
図4(1)の説明をする。低重心ユニット4の複数個を装備した実施例である。ベツト桁3の長さを三分割した場合を示した。低重心ユニット4を2個及びベツトパネル6を装備した実施例である。図3(2)は、低重心ユニット4の3個を装備して横転防止を最大に拡大した事例である。この実施例では、ベツトパネル6が不存在であり、脱着できないので内部で椅子等の使用が難くなる。高齢者は、正座での生活が主要となる場合が多いので、この実施例のほうが有益となる可能性が大きいことも考案した。
図5(1)(2)の説明をする。低重心ユニット4は、基本的には横転防止のために全体の重心を低くするためのものである。開き戸7を開放して、その内部にポリエチレン製のタンクに水等を充填させたものを、内部に複数個を挿入することにより低重心化が完結する。また、(2)のように、引出形式のものであれば、中に私物を収納可能なトランクとして使用できることも考案した。
図6(1)の説明をする。ベツトパネル6を外すことで、今まで就寝していた空間が無くなり、居住用として使用が可能な空間が表れる。この居住用の空間を上手く利用することも考案した。中間柱5を利用して、作業が可能なテーブルを装備することも考案した。今回の実施例では、デスクポール12を装備したデスクパネル11を中間柱5に固定することとした。ベツトパネル6をそのままで流用できるのであれば、ベツトパネル6をデスクとして使用することとした。
図6(2)の説明をする。中間柱5には、中間柱金具31が取り付けられており、デスクパネル11の端部にはデスク金具30が取り付けられている。今回の実施例では、凸凹金具と類似した表記をしたが、すでに開発及び市販されているもので利便性に優れたものが存在すれば、積極的に使用することとした。
図7(1)の説明をする。今回の発明は、1人用の間仕切りベツトである。しかし、公立の体育館等で使用される時に、昼間の時間帯には収縮させることができることも考案した。ベツト桁3の約半分の長さに二分割することとした。つまり、インナーユニット36とアウターユニット37との組み合わせを実現した。各ユニットは、固定ベツト柱42の4本及びベツト梁2の4本及びベツト桁3の4本から構成されている。また、各骨組みは、天井パネル13、壁パネル14、床パネル15と工場内で接合されているものとした。
備蓄の為にユニットの体積をさらに小さくすることも考案した。製造コストが高額となるが、ユニットを3〜5分割程度のもでも可能とした。ただし、固定ベツト柱42等の骨組み構造では構造が複雑となるので、金属材料やグラスファイバーなどの非木材料を使用して、ドーム形状及びアーチ構造のものも考案した。
図7(2)では、インナーユニット36はアウターユニット37の内部に収納することが可能である。就寝する時には、拡張する方向へ引き延ばす。今回の実施例では、アウターユニット37にキャスター29を取りつけてあるので、アウターユニット37が可動できる。また、後段で説明するように、複数のアウターユニット37を連結する場合に於いては、インナーユニット36が可動するものとした。アウターユニット37を連結させるので、アウターユニット37は可動出来なくなるからである。
図7(3)では、低重心ユニット4は、可動しないインナーユニット36側に装備されている。低重心ユニット4は、安定性を確保する為に可動しないユニット側に取り付けることとした。インナーユニット36およびアウターユニット37の重複する部分の固定ベツト柱42は、収縮動作を行わない状態で使用する場合は、木製ビス等によりベツト柱とベツト柱を複数か所固定する。可動して使用する場合は、金属製等のクサビ又は、金属柱金具で簡易に結合させることとした。
各パネルを可動ベツト柱1への取り付ける方法は、ダンボール素材のものはステープルすなわちコの字状の針である。また、木製材料を使用する場合は、木ビスを充電式ドライバー等で取り付けることとした。ただし、震災地で電動工具等が使用できないことを前提として、凸凹形状の取付け金具も考案した。可動ベツト柱1には、凹金具17が取付けられおり、各パネル側には凸金具16が取り付けられている。
図8(1)の説明をする。骨組みに取り付ける壁パネル14の断面図である。壁パネル枠32に囲まれた壁表面材22に挟まれて壁断熱材23が存在する。実施例では、壁表面材22はダンボール等を使用し壁断熱材23は、発泡スチロール又は発泡ウレタン等を使用する。壁表面材22は、木製のべニア等の薄い材料が経済的に安価で入手出来たり、重さが軽量であったり、解体後に於いて処理等が安易であれば積極的に使用する。また、壁断熱材23がダンボール製の物でも経済的に有利であれば、積極的に使用する。
一般的に流通している事務用パーテーションなどのボードやダンボール素材で緩衝部分を合わせ持った製品があれば使用する。リサイクル性と経済性を合わせ持つものが後発的に開発されれば積極的に使用する。
図8(2)の説明をする。骨組みに取り付ける天井パネル13の材料である。縦横を天井枠材24で囲まれた木製、樹脂製、紙製等の枠にメッシュシート25を取り付ける。取付け方法は、一般的な方法で行うとする。メッシュシート25は、夏季など気温の高い時に仕切り内部に蓄熱をしないように考案した。また、天井シートは、冬季などの低温時期に間仕切り内部の熱が拡散しないように装備させた。塩化ビニール等の素材を使用して、色彩は透明かもしくは半透明や採光性の高いものを使用して、太陽光線の取り入れが容易に行えるように考案した。冬季の断熱対策として、天井パネル13の上に梱包用の空気入り緩衝材も敷き並べることも考案した。一般的に入手可能なものなので、随時取り付けることとした。また、強度を必要とする場合は、ポリカーボネート等の樹脂を使用することとした。
図8(3)の説明をする。骨組みに取り付ける床パネル15の材料である。床表面材27は木製のべニア等であり、表面は滑らないように加工されている。簡単な方法では、粘着シート付の滑り止めを貼る。床断熱材28は、発泡ウレタン等を使用する。公立学校の体育館等の床に直接座ったりすることのない様に考案した。
図9より、パネル取付けのための金具の説明をする。可動ベツト柱1の側面には、凹金具17が木ビス等で取り付けてあり、壁パネル14側には凸金具16が取り付けてある。この二種類の金具を使用することにより、避難所での組み立て時間を短縮することが出来る。また、解体や移設する際にも分解及び組み立ての時間も短縮できる。また、インナーユニット36とアウターユニット37を結合するために、ジョイント金具35を使用する。インナーユニット柱33及びアウターユニット柱34に貫通して開けられた穴へジョイント金具を挿入することも考案した。すでに、販売されている有益な金具等が存在すれば、積極的に採用することとした。
図10(1)より、1人用ベツトを連結するための連結装置も考案した。ベースプレート18の頭部は、溝21が設けてありその溝21に合わせて連結金具19をスライドさせて挿入を完了する。溝21の形状を複雑にしたのは、安易に外れないようにするためである。
図10(2)より、可動ベツト柱1、固定ベツト柱42の頭頂部又は側面の頭頂部に木ビス20等によって固定されたベースプレート18がある。素材は、金属製、樹脂製等であり横揺れが発生した時には、連結を維持出来る強度を持った物とした。連結金具19も金属製又は樹脂製等で十分な強度を持ったものとした。断面図に於いて二組の抱き合わせ時の例で表示したため、壁パネル14の幅を省略した。しかし、一組での単独使用時に於いて、連結金具19の全長は壁パネル14の厚み×2の長さを含めた全長となる。
図11の説明をする。可動ベツト柱1の頭頂部に取り付けたベースプレート18と連結金具19により、各ベツトのユニットは複数の物に結合でき、地震等の横揺れに抵抗できるように考案した。経済的に安価に仕上げるためには、金属製のフラットバーを木ビスで固定させることが最善である。しかし、被災地において充電式ドライバーが必ず確保される保証がないので、手作業で連結させることを考案した。
収縮型を考案した2次的目的は、地方自治体等により備蓄する際には備蓄用のスペースを省略できることである。1人当たりのユニットの外径寸法は、縦1.0m、横1.0m、長さ2.0m程度の立方体である。しかも、ユニットの内部には、寝具用の敷き布団、掛け布団などを始めとして、避難生活に必要な必需品を同時に収納備蓄することが可能となる。
また、製造工程が完成した状態のユニットで備蓄できるならば、工場内ですべて製造工程を終わらせることができるため、壁パネル等を定着させるために必要とされる凸凹金具等の必要がなくなるので、製造コストがさらに低減できる。またさらに、梱包に必要とされる経費も削減できるだけでなく、現場での組み立て作業が殆どないために、ワンユニットの組み立て時間が、数分程度で完了することも可能となる。
避難所に於いて実施する際には、体育館内部で区画割を行って、女子専用ゾーンと男子専用ゾーン及び家族専用ゾーンなどに分けて使用することも可能な様になることも考案内容に含めた。また、細かな使用方法は、各々の避難所ごとにアレンジできるようにした。
このような形で利用すれば、各避難者のプライバシーをある一定程度確保されることは間違いない。公立学校の平均的な寸法の体育館内を想定して設置した図面である。幅が22m、長さが28mの寸法の体育館内で仮定してみた。約620mに通路部分の面積k20パーセントを減算すると約500mとなる。最低数であっても250個のユニットを収納できる。つまり、250人の避難所を確保することができる。
海外に生産を拡大した場合には、生産工場から設置現場へも比較小さなトラックで運搬が可能である。アジア、アフリカ、太平洋の島国など開発途上国の普及にも、非常に有効な発明である。金属製、樹脂製のものと比べると、耐塩害性についても有利な素材を使用したことによりメンテナンスに手間がかからない。安い値段で普及する発明を今回目指した。部品については、東北地域の業者や資材も間伐材を選定する予定である。
1 可動ベツト柱
2 ベツト梁
3 ベツト桁
4 低重心ユニット
5 中間柱
6 ベツトパネル
7 開き戸
8 インナーボックス
9 取手
10 寝具
11 デスクパネル
12 デスクポール
13 天井パネル
14 壁パネル
15 床パネル
16 凸金物
17 凹金物
18 ベースプレート
19 連結金具
20 木ビス
21 溝
22 壁表面材
23 壁断熱材
24 天井枠材
25 メッシュシート
26 天井シート
27 床表面材
28 床断熱材
29 キャスター
30 デスク金具
31 中間柱金具
32 壁パネル枠
33 インナーユニット柱
34 アウターユニット柱
35 ジョイント金具
36 インナーユニット
37 アウターユニット
38 回転軸金物
39 可動金物
40 ホールド金物
41 結合ボルト
42 固定ベツト柱
43 固定金物

Claims (1)

  1. 複数の可動ベツト柱(1)ベツト梁(2)ベツト桁(3)により立方体の骨組を構成した内部には、可動ベツト柱(1)及び中間柱(5)に取り付けられたベツトパネル(6)が装備されており、かつ可動柱(1)から着脱可能なベツトパネル(6)は、中間柱(5)及びデスクポール(12)によって机として使用が可能となることを特徴とする区画間仕切りが可能な1人用ベツト
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