JP2007007406A - 安全防護装置 - Google Patents

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    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C29/00Nets for protection against insects in connection with chairs or beds; Bed canopies
    • A47C29/003Bed canopies

Abstract

【課題】 必要とされる強度が従来よりも軽量低コストで得られるようにした安全防護装置を提供すること。
【解決手段】ベッドや和風敷布団などの就寝用品の周りに設けられて同就寝用品上に就寝する人を地震被害から防護するための安全防護装置であって、一対の支柱とその上端間をつなぐ天枠部とを有して門形をなし就寝用品の頭部側と脚側に対向状に立設配置された一対の第1フレームと、これら第1フレームの上端同士を天枠部を介して連結する天フレームと、補強フレームとでなり、補強フレームは、一対の支柱とその上端間をつなぐ天枠部とを有して門形をなしその天枠部は前記天フレームに斜めに交差するように結合されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、地震発生に伴う家屋倒壊から人を護るための安全防護装置に関する。
日本においては地震が活動期に入り、大きな地震が頻発しているのが現状である。地震が発生すると、場合によっては家屋(マンションも含む)が倒壊し、そのままでは寝ている人の圧死を招く。
発明が解決しようとする課題
こうした対策として、ベッド周りを囲むような安全防護装置を設置すればよいが、これまでの装置は太いパイプで対処していたためどうしても重いものとなっていた。
上記に鑑み、本発明は、必要とされる強度が従来よりも軽量低コストで得られるようにした安全防護装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、ベッドや和風敷布団などの就寝用品の周りに設けられて同就寝用品上に就寝する人を地震被害から防護するための安全防護装置であって、一対の支柱とその上端間をつなぐ天枠部とを有して門形をなし就寝用品の頭部側と脚側に対向状に立設配置された一対の第1フレームと、これら第1フレームの上端同士を天枠部を介して連結する天フレームと、補強フレームとでなり、補強フレームは、一対の支柱とその上端間をつなぐ天枠部とを有して門形をなしその天枠部は前記天フレームに斜めに交差するように結合されていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のものにおいて、補強フレームは上からみてV字形をなす一対のものからなっている。
請求項3記載の発明は、ベッドや和風敷布団などの就寝用品の周りに設けられて同就寝用品上に就寝する人を地震被害から防護するための安全防護装置であって、U字形の曲げ部材である主フレームを就寝用品の前後に対向状に配して相互を連結し、かつ、同主フレームの下部を床下まで延ばして支持させてなる。
発明の効果
本発明によれば、ベッドや和風敷布団などの就寝用品の周りに設けられて同就寝用品上に就寝する人を地震被害から防護するための安全防護装置であって、一対の支柱とその上端間をつなぐ天枠部とを有して門形をなし就寝用品の頭部側と脚側に対向状に立設配置された一対の第1フレームと、これら第1フレームの上端同士を天枠部を介して連結する天フレームと、補強フレームとでなり、補強フレームは、一対の支柱とその上端間をつなぐ天枠部とを有して門形をなしその天枠部は前記天フレームに斜めに交差するように結合されていることを特徴とする装置であるので、必要とされる強度が従来よりも軽量低コストで得られるようにした安全防護装置を提供することができる。
発明を実施するための最良の形態・実施例
以下、本発明を各実施形態によって詳細に説明するが、各実施形態で説明する内容は、他の実施形態にも同様に適用がある。
図1ないし図6は、本発明に係る安全防護装置についての一実施形態を示す。
この安全防護装置は、ベッド(あるいは和風敷布団でもよい)である就寝用品1の周りを取り囲むようにして床(畳を含む)2上に設けられて同就寝用品1上に就寝する人(図示省略)を地震時の家屋倒壊から防護するためのものである。
同装置は、一対の第1フレーム3,3を備える。この第1フレーム3は、従来よりも細いサイズ(40A)の丸鉄パイプで上が幅狭状の台形をした一体門形に折り曲げ成形され、一対の支柱4,4とその上端間をつなぐ天枠部5とを有するとともに、各支柱4の下端には座板6をコーナー板として備えている。同第1フレーム3の支柱4の下部間には、ベッド下の下地板7を固定支持することのできる渡架材8が両端固定式に設けられるとともに、天枠部5には、図2に示すような一対の通孔9が左右2組上下に向けて開けられている。
これらの第1フレーム3,3は、図1のように、就寝用品1の頭部側と脚側に対向状をなすようにして垂直で互いに平行面を形成するように立設配置される。これら第1フレーム3,3の上端同士は天枠部5,5を介して天フレーム11で相互連結されている。同天フレーム11は、同じく40Aの細目の丸鉄パイプでストレートな端部盲状パイプとして形成され、左右一対用意されるとともに、その前後両端に図2のように直交して固着された半円筒状をしたジョイント12を天枠部5上に嵌め当てる状態とされ、同ジョイント12に開けたボルト孔13が天枠部5の通孔9にマッチするようにしてボルト(止着具)14を通し下からナット(止着具)15を対応させることにより連結される。
尚、この第1フレーム3は、本数を3本以上にしたり、平面X字形にしてもよい。
また、同フレーム3は、四角なパイプにしたりあるいは板状のものも使用できる。板状のものには、溝形材や、波形板、折版形板なども含む。
さらに、図2に仮想線で示すように、同じく半円筒状をした下受ジョイント16を合体させてより確実に抱き込み式に連結することもできるし、仮想線のような補強リブaを備えてもよい。
また、第1フレーム3は、その天枠部5を上向き凸状の湾曲形にしてもよい。
さらに、同フレーム3は、支柱4と天枠部5間の内コーナーに補強材を入れることもできる。
18は補強フレームで、同補強フレーム18は同じく細目の40Aサイズの丸鉄パイプを使用して折り曲げ成形されたものの一対からなり、それぞれは、上向きに窄まった台形で門形をなす。この補強フレーム18は、一対の支柱19,19とその上端間をつなぐ天枠部20とを有して門形をなしその天枠部20は前記天フレーム11,11に斜めに交差するように結合されている。同補強フレーム18は、その一方下端が前記座板6に固着される一方、他方下端は他の中間座板21に固着されている。
これらの補強フレーム18は、上からみてV字をなすように組み合わされて、就寝用品1の一側に対応する出入り側の支柱19,19が広く開いた形とされる一方、出入り側に対する奥側の支柱19,19は2本が合わさった形とされて中間座板21に固着されている。補強フレーム18の天枠部20底側には、前記と同様に、図3に示すようなジョイント23が斜め交差状に固着されており、これらのジョイント23を図2と同様な方法で止着具24で連結するようになっている。ジョイント23には補強リブを備え付けることができる。
尚、図3に仮想線で示すように、ジョイント23には、同ジョイント23とは溝が逆の上向きとなるような天枠受部25を付加してより確実な連結方法を採用してもよい。この天枠受部25は、その左側にも備えてもよい。
これらでなる安全防護装置は、以上説明したフレーム体のみでなるものでもよい。また、図1に示すように、パンチングメタルや網状板などによる覆い板27を付加してもよい。この場合、同覆い板27は、両天フレーム11,11間と奥側上部に対応する面内に設けたり、出入り側である第1フレーム3と補強フレーム18間に相当する上部のみあるいは全面に設けてもよい。
こうした安全防護装置は、図1に仮想線で示すように、前後の渡架材8上に下地板7を固定渡架することでその上にベッドである就寝用品1がセッテイングされる。図5に示すように、引出し28付きのベッド架台29上にベッドである就寝用品1を載置するようにしてもよい。この場合、図1のようなベッドヘッド30を一方の渡架材8上にセットしてもよい。このベッドヘッド30は補強メンバーになるようにする。
また、介護ベッドのように既設のものも対象になるが、その場合は、例えば、渡架材8を脱着自在にしておいて少なくともその一方を外した状態で待機する介護ベッド外側に沿うようにセットしてあとで外しておいた渡架材8を装着するようにしてもよい。
さらに、図4に仮想線で示すように、長い座板32を長辺方向あるいは短辺方向、またはこれら双方に設けてより安定な受担ができるようにしてもよく、また、同座板32の底面には緩衝材を介装することもある。一方、図5に仮想線で示すように、装置上には、上緩衝手段33を備えてもよく、この場合、同緩衝手段33は、引き出し付きのものにして収納したものが緩衝作用を発揮するようにしてもよい。
また、同装置には、出入り側を除く全体を囲むカーテン類を含む覆い(図示省略)を設けて個室化してその内部空間に照明設備や空調設備、TV、コンセント類などをオプション装備するようにしてもよい。出入り側の開放口には、図1に示すように、左右に開くカーテン35を吊り具36により吊設しておいて例えば、閉じた状態で補強フレーム18に備えた引っ掛け具37に掛けて室内を広くするようにしてもよい。
また、図5の右下欄に示すように、第1フレーム3の下端には移動用のローラー39を装備して、スペーサ40なしにして移動可能な状態にし、スペーサ40を付けることでローラー39を浮いた固定状態にするようにしてもよい。
図6に仮想線で示すように、防護装置の出入り側上部には、上下に開閉自在な前カバー43を装備してもよい。この場合、天フレーム11を支持軸として回転自在に前カバー43を設け、いずれの高さでも止まるようにダンパー装置44を付加して構成することができ、また、ばねの切り換えによって開閉位置を保つようなものでもよい。
また、同図左欄に示すように、スライドシャッター46により開閉自在としてもよい。さらに、右欄(出入り側からみたもの)に示すように、その正面からみて観音開き式に覆い47を設けてもよい。
図7は避難用安全クローゼットについての付加的な提案例を示すもので、50は耐震フレームで、左右一対の縦フレーム50aとその上端間を結ぶ上フレーム50bとを曲げパイプ製として門形に形成するとともに底フレーム50cを連結して全体として縦長矩形枠としたもので、その4枠(3あるいは5枠以上でもよい)を立体4面を形成するように組み合わせて上連結材51や下連結材52、それに縦フレーム相互の連結具(図示省略)で強固に一体化してなるもので、矢印1Nの1面を開放状にして残るa、b、c、dの4面を覆いで被覆するようにしたものである。
上連結材51、下連結材52はx点やy点で耐震フレーム50に脱着自在に連結するようにしてもよい。
矢印INの1面も簡易に開くように覆いを付けても良い。
上連結材51の上に耐震板を付したり、上連結材51に代えてこの耐震板のみで構成してもよい。
上面の耐震板と仮想線で示す3面の上周り板Sとにより上部耐震枠を構成するようにしてもよい。
上下の連結材51,52間には、耐震突っ張り材である中心軸53が設けられ、その上部には回転サークル54が設けられてハンガーなどを介して多数の衣服55…が掛けられるようになっている。
そして、床板56や周ガード板57によりこの災害避難装置が倒れることがあっても手や腕が挟まれないようにすることができる。
この装置は、通常は衣服収納に使える一方、地震が発生した際にはその内部空間に避難して安全を確保することができるようになっている。避難の際には内部が衣服類であるので、飛び込んでも非常に安全であるだけでなくこれら衣服類は外部からの害から避難者を有効に護る。
同図右下欄は、十字形とした下連結材52´の端部に耐震フレーム50の基部を溶接固定したもので、その他、耐震フレーム50は、内倒れ式に5°程度傾斜してあるため、フレーム全体の耐震強度がアップするものになっている。
尚、2本が平行になった縦フレーム50a周りには、飛び込んだ際の安全のためウレタンやゴムなどのクッション58を外包装備することがある。図示では短くされているが、実際には上下に長いものが適当である。
また、装置の中には、収納ケース59を設置しておくことがある。この場合、同ケース59は、内部に非常用食料や飲料水、報知品などを常備しておくと地震発生時などに有用である。また、同ケース59はそのまま椅子としても機能するが、避難で飛び込んだ際にい避難者の脚に当らないように外面をソフトなもので仕上げるとよい。
図8は耐震型ベビーベッドについて付加的な提案例を示す。同ベッドは、支柱60…周りに連結材61や前柵62などを備えて耐震構造体とされたもので、特に、その上部には、矢印のように手前に引いて閉めたり逆に押して開いたりすることのできる耐震型シャッター63がアーチ64によるガイドで開閉自在に設けられている。
図9ないし図11は、本発明に係る安全防護装置についての他の実施形態を示す。
この安全防護装置は、ベッド(あるいは和敷布団、和掛布団でもよい)である就寝用品70の周りを取り囲むようにして同就寝用品70上に就寝する人(図示省略)を地震時の家屋倒壊や家具の衝当などから防護するためのものである。
特に、本実施形態は、畳(床材)71や床下地板72および床下支持構造(束や大引き、根太などは図示省略)の構成された和室の床に、設置する安全防護装置より少し大き目の矩形通穴73を明けておき、この通穴73を介して床下地盤74側に同装置を完全固定するとともに和室内に同装置を立ち上がらせて家屋倒壊時などにおける床抜け現象を防止するとともに転倒をも防止するようにしたものである。
76は主フレーム(第1フレーム)で、H形鋼をそのフランジ部分が内外周にくるように丸形アーチに曲げ成形した剛強フレームでなる既製品を利用したもので、同既製品の脚部を一部短くするかあるいは脚部に他のH型鋼を溶接で追加するなどして図示した高さ2.3m前後のフレームに仕上げてある。この主フレーム76の一対を前記就寝用品70の長手方向前後に対応させて対向状に立設配置したものである。
この主フレーム76は、下端に座板77を備え、この座板77を、地盤74内に予め埋め込み上面が全て同一な水平レベルとされて固定配備された合計4個のコンクリート製コーナー基礎78…上にアンカー79…によりそれぞれ固定するようにしたものである。これら一対の主フレーム76の各脚部は、前記通穴73の角コーナー近くを通るようになっている。
尚、座板77と基礎74間には、ゴムなどの緩衝材を介装してもよい。
81はコンクリート製中央基礎で、同中央基礎81は、地盤74における就寝用品70の幅間中央に対応するライン上に前後一対埋めこみ固定されている。この基礎81も前記コーナー基礎78と上面が同レベルである。
82は底受け板で、この底受け板82は、鋼板製で湾曲しているとともに長手方向は前後の主フレーム76間より少し前後に長いものでなり、その左右上端には取付耳部83が設けられて前記主フレーム76の脚部に連結されるようになっている。この連結は、前記主フレーム76が完全に立設固定されたあとで施工される。同底受け板82は、その底面が前記中央基礎81上に載り掛かるようにされて倒壊に伴う衝撃をこの底部で受け止めるようにされるとともに、その内部空間は、非常時の収納空間になっていて図11に示すような底網a上に飲料水や非常食などの非常用品類84…を収納できるようになっている。
尚、底受け板82と中央基礎81との間にはゴムなどの緩衝材を介装することもある。また一方、底受け板82と中央基礎81との間はアンカーで連結することもある。
さらに、底受け板82は、湾曲状でなくU形のものにしてもよい。
85は受け板で、ベッドである就寝用品70を受け止めるための台板であり、前記底受け板82上に結合板86を介して止着具87により連結固定されている。同受け板85は、非常用品類84…を取り出すときのための大きな貫通口88が形成されている。
一方、就寝用品70は、ベッド台90とベッド本体91とよりなるが、ベッド台90の底板92には前記貫通口88に通じる台穴93が明けられるとともに通常は開閉板94により閉じられ非常時にのみベッド本体91を持ち上げれば開くことができるようになっている。
97は側カバー板で鋼板でなり、同板97はL形で一対からなり、L形の長い垂直な面が主フレーム76のアーチ部分に外側から当てられ水平な短い面はアーチ部分上端に当るようにして設けられる。そして、垂直な面部は図11のように止着具98…により主フレーム76側に連結固定される。同側カバー板97は、図示のようなパンチングメタルでもよい。この側カバー板97を省略して図11の止着具98…に相当する個所に天井部分を構成する長いロッドを通してもよいが、そうすると例えば、左側から入ろうとするとこのロッドが頭に当る一方で頭に当らないように低い側のロッドをなくして高い側にロッドのみとすると就寝する人を護る範囲が狭くなって安全上好ましくなく、したがって、同実施形態のように側カバー板97を付したものである。
これら側カバー板97の一対は、図10のように前後に対向配置し、これらの間が天井板100により止着具101で連結固定されている。さらに、天井板100に衝撃が直接掛かるのを防止するため、最上部には矩形で厚みのある緩衝材102が取り付けられている。この緩衝材102は低反発型の発泡樹脂によるのが好ましい。
尚、図11に示すように、側カバー板97の下側の部分は空いているが、この部分にも下部側カバー板を追加することがある。また、側カバー板97は一体に下方まで延ばすこともある。さらに、主フレーム76の内側にも化粧カバーを付することがある。
また、前記底受け板82は必須なものではない。
さらに、図11に示すように、主フレーム76の脚部において前後に対向する部分間には、畳71上に張り出す突っ張り部材104を取り付けてもよい。この突っ張り部材104は、防護装置の左右への倒れを防止するために機能する。
また、図10に示すように、矩形通穴73を塞ぐための閉止カバー105を装置周縁部に配してもよい。
さらに、天井板100は、外枠内に強度網状材を張設したものであるが、鋼板や波板などでもよい。
図12は床下貫通支持方式の安全防護装置の脚元に付設されるアウトリガー107についての実施形態である。同アウトリガー107は、主フレーム76の脚周りに装着されてベッドの長手方向Lと幅方向Wの中間方向に長手方向が向くようにして設けられるもので、L字形の抱持部分108と取付部分109とを有するとともに、長いアングル形張り出し部分110とを一体に備えたものになっている。
同図左に示すように、これら第1部材aと第2部材bの一対を用意し、抱持部分108を主フレーム76の基部周りに合体させて止着具111により固定する。張り出し部分110は地盤に平行に大きく伸びるが相互を止着具111により連結することにより合体する。このアウトリガー107は、4個所において放射方向に延びることになるので、防護装置をいずれの方向にも転倒防止することになる。
尚、アウトリガー107の延びる方向については矢印Wの方向でもよい。
図13および図14は、他の実施形態を示す。同実施形態は、主フレーム115がH形鋼の曲げたものであるがU字姿勢となるように前記実施形態とは逆様とされている。これら主フレーム115は、矩形通穴116内に曲がった部分が入り込むようにして設けられ、それら前後間はアングルなどの下部連結部材117により連結されている。
同下部連結部材117上を介して受け板118を設け、その上に就寝用品119を設置してある。1つの主フレーム115の上端間には、横連結材120が渡されて連結具121により連結固定されている。こうした主フレーム115の前後のもの間は、T字鋼やアングル鋼などによる上部連結部材122により連結一体化されるとともに、これら左右一対の上部連結部材122上に緩衝材123を載せて抜けないように天井板124を介装して構成してある。
尚、同装置の転倒防止のため、主フレーム115の中途に止着具126によりアウトリガー127の左右一対を配備し、同アウトリガー127の外端を外側基礎128上に載せ固定する一方、内端を相互連結して構成したものである。129は主フレーム115の下部を受担する中央基礎である。
図15は、U字形の曲げ鋼132を互いに逆様になる関係で連結一体化して一方の主フレーム133となしたものである。U字の正立姿勢側の曲げ鋼132は前後に離間して対向するが、その各上端に横連結材134が連結されるようにして天井部材135を装架するものである。
図16は、他の実施形態を示す。間実施形態は、合計4本の主フレーム138…を建ててこれらの相互間下部を底連結部材139により連結するとともに、主フレーム138の上端より少し下側同士も上部連結部材140により連結してある。この限りでは一般的なものであるが、同実施形態では、主フレーム138をさらに上へ延びた長いものにし、これらの上端間を上端連結部材141により相互連結してあるとともに、上端連結部材141で形成される面内に第1天井材142である網状部材を張るとともに、それより低い上部連結部材140で形成される面内にも第2天井材143を設けたものである。
すなわち、通常は天井が1段でおしまいであるがこの実施形態の場合には、その上に予備的な今1段の天井構造部分(第2天井材143)が設けられているので、倒壊衝撃にも強いものである。上下天井間に物、例えば、発泡ウレタン樹脂や発泡スチロールなどによる緩衝ブロックを入れるのは自由である。第2天井材143上にもウレタンなどの緩衝材を覆設してもよい。また、この部分を、手前に引き出すことのできる引出を左右に複数並列配置した収納ケース構造としてもよい。
尚、主フレーム138に内カバー145と外カバー146を合体装備して主フレーム138を覆い隠すようにしてもよい。この場合、両カバー145,146間に空間ができるので、そこに非常時用品を収納可能にしてもよい。また、上下天井側面にも側カバー147を付してもよい。さらに、仮想線のように装置を床下支持方式にしてもよい。
また、前記カバー類は木目調など和風モデルにしてもよい。
図17は他の実施形態を示す。既設木造家屋の例えば、リビング200内での耐震補強方法とその構造を示すもので、同実施形態は、補強効果の高い斜材をX字形に組み合わせた裏補強基材201を立壁202に固定して補強を図るものであって、家具(収納・非収納型の双方を含む)203を設置すべき個所に対応する既設縦桟(間柱や柱を含む)204あるいは横桟(縦横両桟のときもある)の位置を柱センサーでキャッチしておいて、その位置標示に基づいて裏補強基材201を対向設置してビス205…で縦桟204に対応する個所を止め付ける。裏補強基材201は、木材でも樹脂材でも金属材でもよい。
こうして裏補強基材201が固定され補強された状態のもとで家具203をその前面にセットする。家具203と裏補強基材201とを家具の転倒防止のために連結してもよく、その場合、家具203の裏板を介して固定したりその他の方法を採る。同実施形態では、家具203は通常の家具同様の仕様をもつものであるが、この家具203それ自体を耐震構造としてもよい。この場合、家具203の裏板を直接縦桟204に止め付けることがある。
尚、前記家具203は、大型の額であったり、前記実施形態のような耐震ベッドガードのこともある。額の場合は収納部付きでもよい。
図18は他の実施形態を示す。同実施形態は、裏補強基材208が斜め平行隣接型とされたもので、複数枚の基材208同士が相互摩擦するようにしてある。水平方向の複数枚の板で構成してもよい。尚、基材208相互間には、ゴムなどの緩衝材を挟んでおいて緩衝作用をするようにしてもよい。
図19および図20は他の実施形態を示す。A,Bは大きい側と小さい側の収納ボックスで、同ボックスA,Bは、上下左右壁と裏壁とを有して剛強に作られた前面開口状をしたものを本体211とし、その前面開口には、これも剛強な抵抗扉212が開閉自在に取り付けられている。なお、ボックスAの開口横幅は縦桟214のピッチよりも大きく設定してある。ボックスBは縦桟214のピッチよりも小さくてもよい。
これら大きさの違うボックスA,Bのうち大きいボックスAの1つを図19のように裏壁が縦桟214,214の双方に亘るように下段に設置したあとビス213…で縦桟214に止め付ける。このボックスAの横に小さいボックスBを連結具215により止めつけて上面が面一となるように固定するとともに、下段のボックスA,Bの上に他のボックスA,Bを組み付けて連結具(ビスあるいはボルトナットなど)215により連結する。上段のボックスA,B同士および下段のボックスA,Bとも連結固定する。
尚、ボックスを大きさの違いものの組み合わせにしたのは、例えば、図19の上段の左側のボックスBを大きいボックスAにすると左端のリビング立壁との関係で収まりにくくなるが、図のように少し小さいボックスBを組み合わせることで余裕をもって室内に収まるようになることによる。しかし、全てを同じ大きさのボックスで構成することもできる。例えば、ボックスAのものを共通ボックスとし、上下に同じボックスA…を重ねその側方にも同じ積み重ねボックスAを…というように縦横配置にすることで行える。
また、例えば、ボックスAについては、図19の左下のものに仮想線で示すように、左右分割型で合体可能なものにし、その1つを小ボックスaとし、それを2個組み合わせたものがボックスAと同様の幅をもつようにすれば縦桟214に止め付けることができるようになる。
さらに、前記抵抗扉212は地震発生時に本体211が変形してもその際に抵抗部材として機能するが、省略することもある。
また、前記本体211および扉212は、木材・プラスチック・鉄材・アルミ材などを使用することができ、特に強固なプラスチックで一体成形すると軽く施工に有利である。
さらに、図20の右上欄に示すように、収納ボックスに代えて額を構成することがあり、その場合、その裏板217を縦桟214側に固定したあと額縁218を取り付けるようにする。この額には収納部を一体あるいは別体で付属させることができる。
図21および図22は他の実施形態を示す。同実施形態は、例えば、リビング(和室や他の個人部屋でもよい)内のコーナーに耐震性のシェルター221を設置するに当たってこのシェルター221それ自体が家屋の耐震補強を兼ねるようにしたものであり、それに加えて直交配置した収納型家具(非収納型でもよい)222,222が協働して補強のために寄与するようにしたものである。シェルター221のみでもよい。
シェルター221は、上壁223・下壁224・奧壁225・前脇壁226からなり、これらの壁は、木材・プラスチック・金属板などいずれを使ってもよく、これらの材料を組み合わせることもできる。このシェルター221は箱体構造であるが、適数本の支柱による軸組み構造にしてもよい。227は中央支柱で、シェルター221の補強になるとともに図21のように避難者の抱持ポール役も兼ねる。228はクッション材で、中央支柱227の外周に被覆されて避難者が当たっても安全なようにし揺れても安定であるようにする。
230は緩衝材で、シェルター221の上面に設けられるとともに、その上に天板231が覆設されている。これら230,231はシェルター221に定着式とする。緩衝材230は粘着ゲル材を使用してもよい。シェルター221は、上からみると、図22に示すように、完全に四角形のものでなく、2つの前側の辺をつなぐ部分が丸くなっている。これはデザイン性に優れることは基より非常時にぶつかりにくくその一方で避難空間を広めにとることができることによる。しかし、非常時の安全性のため、さらにクッション材を被着しておくこともできる。232はスリップ止めシートである。
尚、同シェルター221の前面開口は130cm□前後であり内部には4〜5人が避難することができる。また、内部には非常食料・飲料水等の必要品を常備可能とする他、消火器やライトなどをも常備可能とする。これらは吊り下げ方式にしてもよいし、別途収納ケースを設けてこれに収めるようにしてもよい。この収納ケースは、縦軸(中央支柱227回りに設けてもよい)回りにスイング可能にしてシェルター221外部と内部に出入り自在にしておけば交換や補充が楽にできる。
こうしたシェルター221は、図22の平面図のように、家屋の既設支柱や縦桟(間柱などを含む)に対して止着具234…により連結することもできる。前記家具222も耐震構造になっている。同家具222は、縦桟(間柱や本柱などを含む)に対してならびにシェルター221に対してそれぞれ止着具234…により連結固定することができる。こうすることにより、家屋の側の倒壊が防止される。特に、同実施形態のように、部屋の直交する面に配備した柱類を直交配置したシェルター221・家具222,222により連結することにより縦横方向への揺れに対して有効に抵抗する。尚、235はTVであり、同TV235は、シェルター221内や家具222内に設置しておくことができ、特に、シェルター221内に対しては非常時には図22の矢印のように旋回して回避可能にして避難時に邪魔にならないようにしておく。
尚、236は幅木で、シェルター221および家具222の裏面はこの幅木236で立壁に対して浮いた関係になることもあってその間に裏板237を固定しておいてこの裏板237を通じてシェルター221や家具222などを家屋側に固定してある。
図23および図24は他の実施形態を示す。同実施形態は、例えば、リビング(和室や他の個人部屋でもよい)内のコーナーに耐震性のシェルター239を設置するに当たってこのシェルター239それ自体が家屋の耐震補強を兼ねるようにしたものであり、それに加えて直交配置した収納型家具(非収納型でもよい)240,240が協働して補強のために寄与するようにしたものである。シェルター239のみでもよい。
シェルター239は、上壁241・下壁242・奥壁243・前脇壁244からなり、これらの壁は、木材・プラスチック・金属板などいずれを使ってもよく、これらの材料を組み合わせることもできる。このシェルター239は箱体構造であるが、適数本の支柱による軸組み構造にしてもよい。245は中央支柱で、シェルター239の補強になるとともに図24のように避難者の抱持ポール役も兼ねる。
246は緩衝材で、シェルター239の上面に設けられる。シェルター239は、上からみると図21,22と同様の形状であるが、高さhだけは190cm前後の高いものとされている。これに対して、家具240は、シェルター239と同じ高さにしてあるが、図24に仮想線で示すように、シェルター239より少し低いhとしたり、それよりさらに一段と低いhとしてもよい。逆に家具240の高さをHのようにシェルター239の高さhよりも高くすることにより地震発生時に家具240がシェルター239の防護役となってより確実に避難することを保障する。
尚、シェルター239の中央支柱245を利用してハンガーリング247を回転自在に取り付け、同リング247にハンガー248…を掛け吊りして回転ハンガーを構成することもできる。
また、シェルター239内部には非常食料・飲料水等の必要品を常備可能とする他、消火器やライトなどをも常備可能とすることができる。そのため、シェルター39内には、コーナースペースなどを利用して収納ケース249…を配置することができる。
また、家具240には、強度のある天板250付きの扉251を付して図23のように非常時に開くことで地震から避難するスペースを得ることができるようにしてもよい。
図25(中央および右欄は平面図、左欄は立面図)は他の実施形態を示す。同実施形態は、ベッド254を内装するベッドガード255に関連して同ガード255の一側脇に突き出す形で収納型家具256を連結装備したものである。前記ベッド254は所謂寝床の総称で和式寝床も含む(このことは他の実施形態でも同様にいえる)。家具256は、仮想線256´で示すようにベッド254の一端にも位置するような長いものにしてもよい。また、同図下側に示すように、ベッド254の他端側にも併設式で家具257を設けてもよく、この場合、同家具257は側方へ突き出す(この突き出し量は家具256と同じにしてもよい)ようにしてもよいし、さらに家具257は右欄図のa、bのように分割式にしてもよい。前記家具256,256´、257は収納型でないこともある。さらに、突き出すものは、左欄に仮想線で示すように、逆L型アウトリガー258とすることもある。前記家具256とベッドガード255との連結部分には緩衝材を介装することができる。
尚、ベッドガード255・家具256の構造体は家屋の構造体(柱や間柱、縦あるいは横桟など)に結合することもある。
図26(平面図)および図27(立面図)は他の実施形態を示す。同実施形態は、2つ(あるいは3つなど複数)並列配置したベッドガード262,262を互いに連結したものを示す。これらのガード262は、ボルトナットなどの連結具で直接連結してもよいし、図示のように収納家具263を介して連結するようにしてもよい。同家具263は、図26のようにガード262の頭部と尾部の双方に配置されているが、その一方のみでもよい。
また、図27の右欄に示すように、ベッドガード262,262の上部間に緩衝材264を渡してそれを連結材とすることもある。
尚、ベッドガード262,262・家具263の構造体は家屋の構造体(柱や間柱、縦あるいは横桟など)に結合することもある。
図28(平面図)は他の実施形態を示す。同実施形態は、ベッドガード267,267が直交配置で、その直交するコーナーに布団や非常用品などの収納家具や避難シェルターなどの連結構造体268をセットすることができ、この場合、ベッドガード267,267・連結構造体268の構造体は家屋の構造体(柱や間柱、縦あるいは横桟など)に結合することもある。連結構造体268のみをあるいはベッドガード267のみを家屋の構造体側に連結することもある。
図29(横断面図)および図30(図29のV−V線断面図)は、他の実施形態を示す。同実施形態は、図28の実施形態の支柱の簡略化案を示し、271はシェルター用の支柱、272はベッドガード用の支柱で、これらのうち図示cで示すものを共用支柱としてある。尚、仮想線で示すように、支柱272はシェルター273側に近寄った位置Xに配置してもよい。この場合、ベッドガード274は寝ている人の上半身のみをガードするものになるが、重要な頭部側を防護できるので充分である一方において頭部側にはシェルター273があるので安全性は充分に確保される。
図31は他の実施形態を示す。同実施形態は、ベッドガードGについてのもので、主として、防護機能を向上させるとともに収納機能を積極的に配慮したものである。
4本の支柱277…と、これらの下部間をつなぐ座フレーム278、および4本の支柱277…の上部間を上下2段に離れた位置においてつなぐ天フレーム279、上部フレーム280を備える。これら支柱277・座フレーム278・天フレーム279・上部フレーム280の相互は溶接あるいは止着具による連結手段を採用して構築する。止着具によるときは現場組立が可能である。
支柱277などは、同実施形態ではアングル型の金属材をその溝が内側に向くようにして使用されているが、金属製の角パイプや丸パイプでもよく、木質の角材や丸材などが使用される。座フレーム278の底面には、粘着ゲルマット材282が介装されて畳と座フレーム278の双方に密着してベッドガードGの転倒を阻止するようになっている。このマット材282は内装されるベッド283の底面にも介装してもよい。同ベッド283は奥行きの短い収納である引き出し284…付きのものになっている。同引き出し284…の奥側半分スペースには、奥行きの長い別の収納用引き出し285が設けられて、例えば、前の引き出し284…を抜き出せば奥の引き出し285を手前に引き出すことができ、その引き出し285に季節の終わった春夏用の衣類を収め入れて元に戻し入れておき、手前の引き出し284にはこれからの秋冬用の衣類を入れて元に戻し入れておくようにする。春になれば春夏用の衣類を手前の引き出し284に移し変え、逆に秋冬用の衣類を奥の引き出し285に移し変えるようにする。ベッド283にこうした引き出し284,285が装備されないタイプでは、例えば、図示手前側の2本の支柱277,277の基部間に構成することができる。この場合、4本の支柱27…の基部を利用して平面矩形のフレームを形成しその上面にベッド283を載せるための架台を一体的に構成するとともにこの架台の底部スペースを利用して引き出し284,285を出し入れ自在に構成する。その際、引き出し284,285は、その底面にローラーを付して例えば、畳上を転動して出し入れできるようにしてもよい。引き出し284,285のうち引き出し285は構成しない場合もある。
上部フレーム280と天フレーム279の間にも上位の収納である引き出し287…が構成されている。この引き出し278それ自体は木質、金属質、樹脂質など自由であるが、特に、上方からの衝撃を弾性変形で吸収する軟質樹脂や合成ゴムなどの弾性質のものが好適である。これら引き出し278…は、地震に伴う揺れで容易に飛び出さないストッパ構成をもつものが好ましい。例えば、引き出し前方に掛脱式ストッパを設けたり、マグネット脱着方式によるものがある。
同引き出し278…は奥行きの短めのものがよいが、図示のように敢えて長くしてその奥に内部緩衝材(発泡ウレタンやスチロール、ゴム、PETボトル、水入りPETボトルなど)288…を内装しておけばそこで倒壊の衝撃を緩和するとともに、引き出し278…内には衣類などが収納されているのでこれらも緩衝機能を果たす。
天フレーム279の面内には、外縁に止着部を有しその面内に斜めメッシュを張った受け材290が固定して張られており、この受け材290の上を介して低反発型発泡ウレタンや発泡スチロールなどによる上緩衝材291が載せ付けられて倒壊負荷を緩衝して受け止めるようにしてある。上緩衝材291は、同じ緩衝でも倒壊力を受けて潰れ破壊してその際のエネルギーで緩衝作用を発揮するようなものでもよい。例えば、緩衝材をアルミ製としたり、水タンク式とするなどである。水タンク式とすれば火災発生時に自動的に対処するものになる。
尚、293は側付け型収納ボックスで、ベッドガードGに一体的に構成するものとオプション的に別体合着装備するもののいずれかにすることができる。同ボックス293は、正面側の第1収納部294と奥横サイドの第2収納部295とを備える。296はその扉である。同ボックス293には他に開放型の第3収納部297が形成され、この収納部297内には小さく折り畳むことができコンパクトに収納することのできる脚立298が収納可能で前面に仮想線で示すように広げて使用する時、上引き出し287…内への収納・取出し・整理などを安定した姿勢で行うことができるようになっている。この脚立298は、上ハング299が伸縮・固定自在とされている。また、この収納ボックス293は図示よりも少し前方矢印L方向に突き出した形にしたり、ガイドレールで地震のゆれで突き出すようしてベッドガードGの転倒を防止するように構成できる。
また、図31の天フレーム279上には上緩衝材291が設けられているが、この上緩衝材291に直接衝撃負荷が加わると潰されて天フレーム279からベッドガードGが壊れることも想定される。そこで、図31の右上欄に取り出して示すように、天フレーム279の上端に添ってゴムなどの緩衝受材Rを付けておくとともに上緩衝材291にスリットSを付けておいて天フレーム279に嵌め込むようにすれば緩衝効果が得られる。さらに、左上欄に示すように、上緩衝材291の角部に添って金属質・木質、樹脂質・硬質ゴムなどによる分散作用部材Kを備え付けておいてこの部材Kに衝撃が作用するとそれが平面方向に広がって下向きへの力が減衰されるように構成してもよい。この場合、仮想線のように、上緩衝材291を上下に分けてその間に分散作用板Mをサンドイッチにしてもよい。
図32および図33は他の実施形態を示す。同実施形態は、ビルの事務所や居住用マンション内などのフロアーに設置されて特別個室として各種機能するとともに地震で建造物が倒壊するようなことがあってもそれに耐え利用する人の命が守られるようにした特別ルームについてのものである。
300は緩衝フロアー材で、同フロアー材300は上方からの衝撃がフロアー壁に緩和されて伝わるようにするためのもので、図32の前面に敷設されているが特に負荷を受ける個所のみに限定してもよい。この緩衝フロアー材300の上面を介してこの鉄骨構造の特別ルームが設置されている。特別ルームは、緩衝フロアー材300上の底盤301を有し、その四隅にコーナー支柱302…を立設してある。底盤301は1枚ものとして図示されているが現場への搬入を考慮して分割式で現場接合式とするとともにその上面には図示しない所望の床敷きを設ける。
このコーナー支柱302は、C型鋼でなる2本の第1支柱303とそれらの間の第2支柱304からなる。第1支柱303は、コーナーの第2支柱304を介して互いに直交する関係で配置され、これらでなるコーナー支柱302が1つの柱として機能するようになっている。コーナー支柱302の各構成部材は個別に運搬可能で現場で相互結合可能とされている。このコーナー支柱302は、図例のものに限らず、例えば、図32の右上欄に示すような大口径の四角(あるいは丸パイプ)302′その他の幾何学形状のパイプ、市販パイプの全てを選択して使用することができる。また、図32の右上欄下段に示すようにアングルa、bとその間柱材cの組み合わせによってコーナー支柱を構成してもよい。材質も木材あるいは樹脂、アルミ合金などを選択することができる。
これらの四隅のコーナー支柱302相互間は、図示しない床梁で連結することができる。床梁は、コーナー支柱302および底盤301に連結される。前記コーナー支柱302以外に、これらの隣り合う間には間柱306…が立設されている。
これらコーナー支柱302と間柱306の上端を通るようにして上部周り梁307…が横架連結されるとともに、間柱306の対向するもの同士は、図32に仮想線で示すように十字形をなす上部主梁308…が横架連結されている。さらに、同図仮想線で示すように、X字形の上部防護梁309を追加施工してもよい。
尚、最上部には、ワイヤ(メッシュ状を含む)を張ったり、覆い部材310を設置して上方からの落下物がある場合に対処する。覆い部材310は緩衝部材であってもよい。
底盤301の平面中央位置には応接セットの1つであるセンターテーブル311が設けられるが、このセンターテーブル311の長手端部は、底盤301と前記上部主梁308との上下間に立設された一対の補助支柱312間を利用して固定されている。同補助支柱312は省略し、センターテーブル311は、底盤301側に固定して盲動しないようにしてもよい。内部支柱312を設けるがこれにセンターテーブル311を固定せず底盤301側に固定することもある。ここに「固定」とは粘着パッドによるものも含む(以下同様)。
応接セットの一方は、矢印のように後方へ倒すとベッドにもなるソファー313が設けられる一方、アームチェア314も設けられている。これらソファー313およびアームチェア314は、底盤301側に地震で盲動しないように固定しておく。この場合の固定は、内部支柱312に固定されたセンターテーブル311を基準にして同テーブル311との間で連結板を介して連結することもできる。また、これらソファー313やアームチェア314に対しては前記内部支柱312のような補助支柱により固定することもできる。
尚、前記センターテーブル311・ソファー313・アームチェア314などの応接セットは、それらに人が当たって怪我などをしないように外層を軟質な構成とする。このことは以下においても同様にいえる。
316はデスクテーブルで、同テーブル316は、平面L形でコーナー支柱302や間柱306などを利用して横架固定する。317は作業用チェアである。デスクテーブル316は、その下部に耐震用の支え部材318を介して強力に支持されているとともにその上側は同じく耐震構造体を兼用する本収納ラック319が固定されている。尚、320は支え兼用収納ラックである。支え部材318も収納ラックを兼用する構造にしてもよい。例えば、支え部材318を対向状としその間に棚や扉などを構成したものでもよい。これらデスクテーブル316・作業用チェア317・支え部材318・本収納ラック319・支え兼用収納ラック320などの全ての表層はクッション材により軟質緩衝仕上げにしてある。
尚、これらでなる特別ルームは、鉄骨構造のみでもよいが、図32に仮想線で示すように、コーナー支柱外面や間柱外面など少なくとも鉄骨部分が露出しないように表装材321を構成する。また、天井面には覆い部材310が設けられているが、図33に仮想線で示すように、天井壁(階上床壁に相当)322との間に緩衝機能を備えた介装材323を詰めたりあるいは天井壁322との間に少しの上下寸法を置いて配備してもよい。介装材323は、緩衝機能層と負荷分散板層とを交互にサンドイッチ状に重ねたもので構成してもよい。負荷分散板は、上方からの負荷をその下側の緩衝機能層へ平面方向へ分散させて負荷が集中作用しないようにするためのもので、平坦な板状のものやパンチング板状のもの、あるいは波板状のものなどを選択する。さらに、前記実施形態では、応接セットを大きさの基準とした場合、特別ルームは4m□の平面を占めるものになっていたが、2m□前後の比較的小規模なものでもよいし、平面形状が長四角のものやL形のものでもよい。
また、前記デスクテーブル316は辺の長いものでもよいが、図示のようにコーナー支柱302から間柱306間程度の辺長のものとし、あとは背の高い収納ラック324などにしてもよい。この場合、収納ラック(あるいは飾り棚)324は耐震構造としてルームの柱などに連結しその補強役を兼ねるようにしてもよい。
さらに、ルームの出入り口には、防災機能をもつカーテンや扉などを付してもよい。
図34は他の実施形態を示す。同実施形態は、図32および図33のような内部構造を有するものであって、その内部を和室構成とするとともに、表装仕上げも和風玄関戸327を備え全体を和風に仕上げてなるものである。
尚、前記実施形態でも同様であるが、表装部分は
図35および図36は他の実施形態を示す。同実施形態は、十字形の基材330とその周りを取り巻く形の底周り材331とで基枠部分を構成してその上にフロアー材332を敷設するとともに、四隅のコーナー支柱333…と間柱334…を立設し、これらの上部に同じく十字形の天材335と天周り材336を配備してこれらを一体連結してなる骨格の特別ルームになっている。
そして、適宜に矢印のように避難経路となる出入り口を残して表装材337で仕上げてある。また、内部には応接セット338やデスクテーブル339などを固定状態でセットしてなる。
こうした特別ルームには、リビングなどに設置可能な簡易型のサウナ341が同時装備されている。このサウナ341は、市販品そのものでもよいが、ここでは、耐震構造で単独で搬送可能なものにしてある。
すなわち、同サウナ341は、四角な底枠342と天枠343間をコーナー支柱344でつないで鉄骨サウナ枠を構成し、これらを基に、木質でなる外装材345・内装材346・天井材347や断熱材などで部屋を構成するとともに、内部には、長椅子348やサウナストーン付きストーブ349、所要の配電制御システムを内装し、さらにドア350を装備したものである。尚、非常用品(非常時飲食品類・非常灯・消火器具など)を常備しておいてもよい。
この実施形態では、ドア350を前面と横脇に併設し、前面のドア350を非常時に使用便利なものとする一方、横脇のドア350は、脱衣室351内で開閉されるようにして平常時は脱衣室351を使用してこの横脇のドア350によりサウナ341に出入りするようにされている。前面のドア350は非常時用のものであり、脱衣室351のない、開放側となっているので、避難が矢印のように容易かつ確実に行えるものである。しかし、ドア350は平常時と非常時に共用型の1つで構成することもある。
尚、脱衣室351にも図35の仮想線のように柱などの耐震構造にすることもある。352は脱衣かごである。
図37および図38は他の実施形態を示す。同実施形態は、やや大型のサウナ355を特別ルームに一体型として構成したものである。サウナ355の室内が広いと地震時により多くの人が避難できることにつながる。
356はコーナー支柱、357は間柱であり、これらは、特別ルームの支柱を構成するとともに、図37の左下角部の支柱358を追加するだけでサウナの4本支柱を構成することができる。支柱358は、特別ルームの中央支柱を兼用することもある。
サウナ355は、室内に数人が利用できるL形の椅子360が設けられるとともにその底部にはサウナストーブ361が設置されて室内に温熱を送るようになっている。362は非常用品入れである。そして、コーナー356や間柱357それに支柱358を利用してそれらの間に断熱材363を介装してその室内側を内壁材364で室外側を外壁材365でそれぞれ仕上げてある。366はサウナ内フロアー、367はドアである。
尚、ドア367は、図37に仮想線で示すように、横脇側にも併設してもよい。
図39は他の実施形態を示す。同実施形態は、四角枠と内部の十字枠とでなる底枠370と図示しない同じ枠形態の天枠とを備えたルーム骨格の上下間のコーナー支柱371をやや細めの支柱372…の4本を1組とするもので構成し、これらの支柱372に図示しない適宜の斜材などの補強を施して強固なものとすることにより1本のコーナー支柱371として大きく抵抗するものとし、これらのコーナー支柱371をルームの四隅に配備してなるものである。
これらのコーナー支柱371のそれぞれは、例えば、収納機能を有するものにしたりデスクとしての作業可能機能を有するものにすることができる。勿論、その1つあるいは複数を前記サウナとすることも可能である。373は応接セット、374はデスクテーブルである。
図40ないし図43は他の実施形態を示す。同実施形態は、ベッド(和風寝床も含む)376用ガードGの一例である。図43(斜視図)は、ガードGを構成するための共通枠体であるユニットuを示す。このユニットuは、縦横が40cm□で厚みが20cm前後の外郭をしその内部に20cm□の貫通口377を形成したもので、樹脂一体成形により仮想線のように内周溝378のある中空四角枠状の断面でなっている。内周溝378はなくともよい。ユニットuは、中実状でもよい。また、アルミ・鉄などの金属製品でもよい。
このユニットuは、その周位に各辺2個(1個あるいは3個以上でもよい)の(ボルト)通孔379…が形成されている。同ユニットuは、仮想線で示すように、ゴムや樹脂などによる滑り防止用などの被覆380を巻き付け状に付してもよい。
尚、同図右下欄に示すように、内向きに溝380を向けた断面コの字形をしたユニットu′としてもよい。
これらのユニットu…の適数個を、図42に示すように、縦5段・横3列に組み合わせてボルト・ナットである止着具383…の複数本により縦横に連結してある。これにより1つの枠組体Uが形成され、その高さは2m、幅は1m20cmとされる。384は緩衝座で、ゴムや粘着パッドなどにより構成して枠組体Uの底面に固着して畳やフロアーなどの上に定着するようにする。こうした枠組体Uを図40および図41のように左右一対離間(2m以上)して対向させ、その間に共通メンバーである横架材386…を貫通口377…に端部を貫通させるようにして横架固定する。この実施形態では、同横架材386は、上側と下側がそれぞれ3本である。
前記横架材386は、樹脂一体成形による四角パイプでなり、同実施形態では、貫通口377内に嵌め込んで圧入や接着して固定されている。
横架材386の端部にも孔を開けておいて図41に示すように抜け止めピン387で止め付けることもできる。図41の仮想線のように、枠組体Uの内側にさらなるユニットu…を配して横架材386の端部を長く結合するようにしてもよい。この場合、枠組体Uと追加ユニットuとの連結を図ってもよい。
前記ベッド376の左右両脇は、下段の横架材386のうち左右にあるものの外側面に支持バー388を付して支持することで対処する。下段の3本の横架材386…のなす全幅をベッド376の幅よりも広くして支持バー376を省略することも可能である。
尚、上段の横架材386…の上面には、緩衝材389を覆設して家屋倒壊に伴う上方からの衝撃負荷Pを緩和するようにしてもよい。この場合、衝撃負荷Pは、緩衝材389に対してやや局所的に作用することが想定されることから、緩衝材389上に今一枚の分散作用板(木質や樹脂、金属製など)390を載せ付けてPを矢印のようにできるだけ緩衝材389の水平方向へと分散させて緩衝効果を上げるようにすることができる。このことは他のタイプの全てのベッドガードや前記特別ルームなどの上面に付される緩衝材に対して緩衝を有効に機能させるためのものとして適用され得る。緩衝材389と分散作用板(棒状・細長い板状などでもよい)390を上下に交互に(例えば、上段に分散作用板390、その下に緩衝材389、その下に分散作用板390、その下に緩衝材389のように)配列すればより効果的な緩衝作用が得られる。分散作用板は多孔板や波板、凹凸板でもよい。分散作用板と緩衝材とは連結する。
図41の上欄図は、上フレームもユニットu…で枠組体Uを形成して縦向きの枠組体Uに対してブラケット391,392で連結することができる。このものはベッド376を載せるための下フレームにも適用することができる。
このようなユニットu…の数個を使って枠組体Uを形成してガードを組み立てる方法であるので、設置現場に分解した個別のユニットu…を搬入してその後組み立てをすることができて重いものを搬送・搬入・組立する労力がなくなる。また、前記ユニットuや横架材386などを樹脂一体成形品とすれば非常に軽量でありながら所要の強度は発揮できるものとなる。これらのユニットu…および横架材386などは耐震キット(あるいはセット)としてホームセンターやDIY用品店、100円ショップや1000円ショップなどで販売すればまとめてあるいは数個ずつ購入して持ち帰り自宅で順次組み立てることができる。その場合、同販売店においては、簡易設計を行えるソフトを利用したパソコンに御客様あるいは店員が必要なデータを入力して求める作品の完成データや必要な購入品の購入数などをデータとしてその場で得られるようにしてもよい。ユニットuのサイズ・形状は前記に限定されるものではなく大小いかにも変更できるとともに長方形や丸筒状などにも変更することがある。
尚、図42の下部に仮想線で示すように、ユニットu相互を長ボルト393で横連結してもよい。この長ボルト393による連結方法は、長さは異なるが縦向きでの連結にも利用できる。この際、長ボルト393は、横架材386のユニットuとの連結にも利用される。また、図42の右上欄に示すように、斜めボルト394により連結することもできる。
こうしたユニットuによる構築方法は前記特別ルームにも適用できる。
図44は、図1〜6に示す実施形態の変形態様である安全防護装置についての一実施形態を示す。
この安全防護装置は、図示したベッドあるいは和風敷布団である就寝用品501の周りを取り囲むようにして畳や洋風フロアーである床502上に設けられて同就寝用品501上に就寝する人(図示省略)を地震時の家屋倒壊から防護するためのものである。
同装置は、一対の第1フレーム503,503を備える。この第1フレーム503は、丸鉄パイプで図1〜6の実施形態のものが上向きに窄まった台形をした一体門形折り曲げ成形品であったのに対し、一対の支柱504,504が垂直でその上端間を水平な天枠部505でつないだコの字形の正門形とされ、各支柱504の下端には座板506をコーナー板として備えている。同第1フレーム503の支柱504の下部間には、ベッド下の下地板507を固定支持することのできる渡架材508が両端固定式に設けられるとともに、天枠部505には、一対の通孔が左右2組上下に向けて開けられている。渡架材508は、図示よりも更に低い位置、すなわち、座板506同士をつなぐパイプ材あるいは帯板材として設けることもでき、この場合、和寝具用の仕様になる。
これらの第1フレーム503,503は、図44のように、就寝用品501の頭部側と脚側に対向状をなすようにして垂直で互いに平行面を形成するように立設配置される。これら第1フレーム503,503の上端同士は天枠部505,505を介して天フレーム510で相互連結されている。同天フレーム510は、同じく40Aの細目の丸鉄パイプでストレートな端部盲状パイプとして形成され、左右一対用意されるとともに、その前後両端に直交して固着された半円筒状をしたジョイント512を天枠部505上に嵌め当てる状態とされ、同ジョイント512に開けたボルト孔が天枠部505の通孔にマッチするようにしてボルト(止着具)514を通し下からナット(止着具)をねじ込むことにより連結される。
尚、この第1フレーム503は、本数を3本以上にしたり、平面X字形にしてもよい。
また、同フレーム503は、四角なパイプにしたりあるいは板状のものも使用できる。板状のものには、溝形材や、波形板、折版形板なども含む。
さらに、同じく半円筒状をした下受ジョイントを合体させてより確実に抱き込み式に連結することもできる。
518は補強フレームで、同補強フレーム518は同じく細目の40Aサイズの丸鉄パイプを使用して折り曲げ成形されたものの一対からなり、それぞれは、上向きに窄まった台形のものでなくコの字形の正門形をなす。この補強フレーム518は、一対の垂直な支柱519,519とその上端間をつなぐ天枠部520とを有しその天枠部520は前記天フレーム510,510に斜めに交差するように結合されている。同補強フレーム518は、その一方下端が前記座板6に固着される一方、他方下端は他の中間座板521に固着されている。
これらの補強フレーム518は、上からみてV字をなすように組み合わされて、就寝用品501の一側に対応する出入り側の支柱519,519が広く開いた形とされる一方、出入り側に対する奥側の支柱519,519は2本が合わさった形とされて中間座板521に固着されている。補強フレーム518の天枠部520底側には、前記と同様に、ジョイント523が斜め交差状に固着されており、これらのジョイント523を止着具524で連結するようになっている。ジョイント523には補強リブを備え付けることができる。
これらでなる安全防護装置は、以上説明したフレーム体のみでなるものでもよい。また、同図に示すように、パンチングメタルや網状板などによる覆い板527を付加してもよい。この場合、同覆い板527は、両天フレーム510,510間と奥側上部に対応する面内に設けたり、出入り側である第1フレーム503と補強フレーム518間に相当する上部のみあるいは全面に設けてもよい。
こうした安全防護装置は、前後の渡架材508上に下地板507を固定渡架することでその上にベッドである就寝用品501がセッテイングされる。
また、介護ベッドのように既設のものも対象になるが、その場合は、例えば、渡架材508を脱着自在にしておいて少なくともその一方を外した状態で待機する介護ベッド外側に沿うようにセットしてあとで外しておいた渡架材508を装着するようにしてもよい。
さらに、装置上には、上緩衝手段を別途備えてもよく、この場合、同緩衝手段は、引き出し付きのものにして収納したものが緩衝作用を発揮するようにしてもよい。
また、同装置には、出入り側を除く全体を囲むカーテン類を含む覆い(図示省略)を設けて個室化してその内部空間に照明設備や空調設備、TV、コンセント類などをオプション装備するようにしてもよい。出入り側の開放口には、左右に開くカーテンを吊り具により吊設しておいて例えば、閉じた状態で補強フレーム518に備えた引っ掛け具に掛けて室内を広くするようにしてもよい。
また、第1フレーム503の下端には移動用のローラーを装備して、スペーサなしにして移動可能な状態にし、スペーサを付けることでローラーを浮いた固定状態にするようにしてもよい。
さらに、前記補強フレーム518は、天枠部520がストレートであったが、仮想線のように、上からみて偏平V形あるいは湾曲状のものにしてもよい。
また、前記補強フレーム518の支柱519と第1フレーム503の支柱504とは離間しているが、その間につなぎのパイプや金属板などで連結してもよいし、両支柱519,504を近接して連結してもよい。さらに、支柱519を省略して天枠部520を支柱504あるいは天枠部505に連結するようにしてもよい。
また、前記特製畳は、図45に537−Iで示すように、装置外にはみ出す程度の広いものにしてもよい。この場合、特製畳537と537−Iとを重ね合わすこともできる。
さらに、同特製畳は、装置を複数並列配置する場合には、図45に537−IIで示すように、537−Iの2倍広いものにしてもよいし、537−Iのものを並列配置してもよい。
図45は安全防護装置についての他の実施形態を示す。この安心防護装置は、洋風ベッドにも適用できるがここでは和寝具を対象にして構成してある。勿論、図示のままあるいは内敷畳を外した状態で洋風ベッドを中に装備することもできる。
同実施形態は、合計4本の支柱(メインコラム)535…を建ててこれらの相互間下部を4辺全周にわたる底連結部材536により各連結してある。同支柱535は100cm前後に短く低いものに設定してある。勿論、更に低く80〜100cmとしたり、逆に100から120cmあるいはそれ以上とすることも自由である。この支柱535は、L形断面をした鉄鋼製のアングル材(あるいは角パイプ)を使用し、それらの溝が内側に向くように立設されている。
底連結部材536で囲まれた内側には特製畳537が嵌め込まれ、この特製畳537は和室に敷設された既設畳(図示省略)とは別の寸法(例えば、幅120cm・長さ210cm)で広目に作製されたもので、厚みも既設のものより厚目にしたり仕様を自由に変更できるものである。特製畳537は2枚など複数枚重合式にしてもよい。
尚、底連結部材536に複数列の通孔536a…を開けておいてネジ式の止着具538…を挿通固定するようにすれば上方からの衝撃がより全面で緩衝されるようになる。
また、装置の設置対象は畳上以外に板状フロアーその他コンクリート基盤の上に設置してもよい。
各支柱535の内側の溝内下部には、1/4円板形をした押さえ板539が固着されており、この押さえ板539が支柱535からの負荷があると特製畳537に伝えて負荷が緩衝作用をもって受け止められるようになっている。尚、押さえ板539と特製畳537とは止着しておいてもよい。また、押さえ板539と特製畳537間にはゴムなどの弾性緩衝材を介装しておくとより緩衝作用が得られるし、特製畳537などの底面には、緩衝材を介装しておくこともできる。
支柱535の上端は、同図右下欄に示すように、突片535aが残されるとともに切欠535bが形成されている。支柱535の幅方向に対応する間には、アングル状をなす上部端部連結材541が前記突片535aへの溶接あるいは止め付け、嵌め込みなどにより連結固定されている。また、前後の支柱535間にはアングル材や図示の四角パイプなどによる上部側部連結材542が切欠535bの下側に端部がくるようにして溶接あるいは止め付けなどにより連結固定されている。尚、上部端部連結材541と上部側面連結材542の突合せ端部は同じ高さになるように組み合わされ、その上を介して左右複数個の収納ケース543が押し引き自在に収められている。このケース543の高さは、簡易ステップ544なしでも中を整理整頓可能に臨める、例えば、130cmとすることができる。簡易ステップ544を装置の脇に配しておいて収納等が自在にできるようにしてもよい。
尚、収納ケース543は、同図左下欄に示すように、発泡スチロール製のものにしてもよい。この場合、上方からの衝撃をこのケース543自体が緩衝してくれる。同ケース543は、軟質ウレタンやゴム質のものでもよい。
そして、前記上部端部連結材541のそれぞれには、L形に折れ曲がった受け材545が取り付けられている。前後の受け材545上を介して緩衝ユニット547が載置されている。このユニット547は、上板548・緩衝主材(発泡ウレタン樹脂やスポンジ、ゴムなどの弾性吸収材)549・2枚の発泡スチロール板550・下板551の重合したものからなり、これらは互いに接着されてなる。このユニット547は、受け材545上に単純に載置されていたり接着あるいは粘着されていたりあるいは止め付けられる。上板548は、倒壊してくるものの衝撃を平面方向へ分散させて緩衝主材549の広い面積に伝えるためのもので、金属板に限らず合板などの木質材、樹脂板などでもよく、下板551はケース543の上蓋を兼ねるもので、また、発泡スチロール板550は1枚にしてもよく省略してもよい。
図46および図47は、図7に示す実施形態のフレームに同図右下欄の下連結材を組み合わせた耐震フレームに基づく避難用安全クローゼットで、実線で示す部分は金属製でその他の部分は主に木製のものになっている。
下連結材600は十字形をしており、その上には4本の丸パイプ製の耐震フレーム601が基部溶接により立設固定されている。耐震フレーム601は、図7の右下欄では約5度程度傾斜した縦フレームになっていたが、この実施形態では、縦フレーム602は垂直になっている。左右一対の縦フレーム602の上端間は一体折り曲げにより上フレーム603が水平に設けられている。こうした門型耐震フレーム601を図46の平面図のように四辺を形成するように配備するとともに、その上端間は、十字型をなす上連結材604で一体に連結してある。
下連結材600の中央と上連結材604の中央との間には、固定支柱605が設けられ、同支柱605の上部回りを介して回転サークル606が設けられて衣服607がハンガー掛けされるようになっている。耐震フレーム601と上連結材604の形成する天井面上には、上からの防護と埃除けのための天井防護板608が装備され、同天井防護板608は固定されている。
尚、2本が平行になった縦フレーム602の周りには、飛び込んだ際の安全のためウレタンやゴムなどのクッションを上下に長いものとして外包装備することがある。
また、装置の中には、奥収納ケース609を設置しておくことがある。この場合、同ケース609は、内部に非常用食料や飲料水、報知品などを常備しておくと地震発生時などに有用である。また、同ケース609はそのまま椅子としても機能するが、避難で飛び込んだ際に避難者の脚に当らないように外面をソフトなもので仕上げるとよい。
この装置は、通常はクローゼットとして衣服収納に使える一方、地震が発生した際には図46の下側で図47の手前側からその内部空間に避難して安全を確保することができるようになっている。避難する際には内部が衣服類であるので、飛び込んでも非常に安全であるだけでなくこれら衣服類は外部からの害から避難者を有効に護る。
尚、仮想線で示すように、図47の左右には、横収納ケース610が設けられ、同ケース610は、左右の耐震フレーム601に一部が嵌り込む状態とされるとともに図47の手前方向に引出611…を引き出すことができるようになっている。その引出611の引き出し方向は図47における内部避難空間の方向でもよい。また、横収納ケース610は、それ自体が耐震フレームを構成するようにしてもよい。その場合、同ケース610と耐震フレーム601とは連結可能にすると強度上有効になる。
前記横収納ケース610は、その一方のみでもよい。
また、612は上収納ケースで、安全クローゼットの上に横収納ケース610上にわたるように載置され、そのさらに上側には、弾性質の緩衝板613と上伝達板614とが載置されている。上収納ケース612と横収納ケース610間には、中間緩衝材615が介装されている。
さらに、上収納ケース612が設けられる場合、横収納ケース610の前面に登降用のステップ616…を備え付けておいて上収納ケース612内への収納・取出しを簡易化する。
前記横収納ケース610と上収納ケース612とを前記のように組み合わせる場合と、上収納ケース612なしで横収納ケース610のみで構成する場合とがある。上伝達板614付緩衝板613は、上収納ケース612なしで安全クローゼット上に直接載置する場合がある。上収納ケース612の引き出し内には、衣服やタオルなどが収納されてそれ自体が緩衝作用を発揮するので、前記上伝達板614・緩衝板613を省略することもある。
また、安全クローゼットの周りには、図7にも示すように周ガード手段を設けると外部からの防護機能が向上する。
さらに、前記横収納ケース610は、図46において下向きにオーバーハングしてもよく、この場合、装置全体が安定化するとともに収納量も増える。
図48および図49の実施形態も安全クローゼットに関するもので、619は上連結板、620は下連結材で、同じもので構成され、これらは、中央の接合板621と同板621から斜め向き四方へ伸びた帯板622からなっている。接合板621と帯板622とは溶接(あるいは止着具)により一体式(あるいは脱着式)に取り付けられている。
上連結板619と下連結板620間には、前記実施形態(図7および図46,47)におけるよりも太径の支柱パイプ623が連結板619,620の中央部分に対して固着あるいは脱着自在に連結されている。この支柱パイプ623は、200〜250mm径(あるいは250〜300mm径前後でもよい)の丸パイプで、その外周上部には受けリング624上を介して回転サークル625が回転自在に設けられるとともに同サークル625を介して放射状のハンガー受け626…が張り出してある。これら受け626にはハンガー627…が掛けられる。回転サークル625は分割式で合体により支柱パイプ623まわりに別途取り付けられるようにしてもよい。
628は外部縦フレームで、その上下のフランジを上下の帯板622に当てるとともに止着具629…により結合されている。この安全クローゼットは、支柱パイプ623を太径として上・下連結板619,620との組み合わせにより既に強力なフレーム体となっているので、前記外部縦フレーム628は剛体であることを必要としないが、外部からの防護フレームとしてまた補助的な強度フレームとして設けてある。したがって、外部縦フレーム628は帯板622とともに弾性変形で負荷に耐え得るものとされている。
尚、中央の支柱パイプ623は、細いパイプ(50〜100mm径)の複数本のパイプの寄せ合わせにより1本化したものとしてもよい。
また、上連結板619上には、緩衝材630とその上の伝達緩衝板631を備えれば衝撃を有効に緩和させる。
さらに、安全クローゼット周りには、前記のような周ガード板を備えて外部からの防護を図るようにしてもよい。
また、図46,47に示すような、横収納ケースや上収納ケースなどを付加することができる。
図50および図51の実施形態は、金属製あるいは木製などによる上板635および下板636の上下間にEPS製発泡スチロールでなる緩衝材637をサンドイッチしてなる天井盤638と底盤639を上下に水平に配備し、その間に4本の金属パイプ製の支柱640…を固定配備するとともに避難空間内部に回転サークル641を備え付けたものである。
前記天井盤638および底盤639のコーナー4箇所の一側面には、EPSでなる発泡スチロール製(あるいは木製とか樹脂製、金属製でもよい)の嵌め込みブロック642が止着具643の共締めによって取り付けられており、これら嵌め込みブロック642は支柱640の上下端部内に嵌め込まれるようになっている。この嵌め込みは容易に抜けない程度のものである。この嵌め込みだけで充分であるが、この実施形態では、支柱640の端部外周から扇形をした連結板644を突設し、これを上板635および下板636に対してそれぞれ複数本の止着具645により結合してある。これにより、支柱640と上板635並びに支柱640と下板636は互いに連結固定された関係になっている。
尚、前記回転サークル641は、それぞれ上板635と下板636から突設した上軸646と下軸647で固定されたポール648の外周に回転自在としてある。
また、嵌め込みブロック642は、支柱640…への位置合わせが確実に行えるように上板635(あるいは下板636)に対して水平方向に移動調節可能とする。さらに、同ブロック642の先端部は先細状にして支柱640に嵌め込み易くする。
尚、図50に仮想線で示すように、避難空間の左右および奥側には、支柱640間に嵌り込むような発泡スチロール製の補強ブロック650を備えてもよい。同ブロック650は、段差状に形成してそのフランジ側を支柱640に連結するようにしてもよい。
また、図50および図51に仮想線で示すように、同じく支柱640間に嵌め込むような収納体651を装備してもよい。同収納体651は、木製でも金属製でも発泡スチロール製でもよく、取付片652により支柱640に脱着自在に嵌め込まれるようにされるとともに引き出し653…などの収納部を備える。この収納体651は、避難空間の左右および奥側のうちその全てあるいは選ばれた個所に設けることができる。
さらに、前記実施形態では上板635および下板636を嵌め込みにより支柱640に固定していたが、図51の右欄に示すように、支柱640の上端に上下2枚の取付片654を突設して上板635および下板636を挟み込むようにして止着具655で連結するようにしてもよい。
前記中央の上軸646・下軸647およびポール648は、図49に示す太径パイプ方式にしてもよい。
前記実施形態によれば、組み立てが簡単でしかも強度も充分であるとともに収納機能を備えたものになる。仮想線のように補強ブロック650や収納体651などを支柱640間に嵌め込めば強度アップになるだけでなく遮蔽構造になって倒壊時に避難空間内の避難者を防護することができる。
さらに、前記補強ブロック650は、図50において下向きにオーバーハングしてもよく、この場合、装置全体が安定化するとともに収納量も増える。
図52および図53の実施形態は、底盤658の上に止着具659により木製の支柱660…を立設するとともに天井盤661を固定してなるもので、天井盤661上にはEPS製発泡スチロールでなる第1緩衝材662と一般低レベルの発泡スチロールでなる第2緩衝材663を上下に重ねたものを装備してなる。664は竿状のハンガー掛けである。尚、天井盤661には開口665が開けられて緩衝効果が上がるようにしてあるが開口なしにしてもよい。また、図52および図53に仮想線で示すように、安心クローゼットの外周には発泡スチロール製の防護材666を装備してもよい。さらに、図53の左欄のように、天井盤661側に嵌め込みブロック667を備えそれをパイプ製の支柱668に嵌め込む方式にしてもよい。この場合、支柱668の外周には木目調被膜シールを張り付けることができる。また、図52に仮想線で示すように、安心クローゼットは幅広型にしてもよい。669は固定アンカーで、畳を含むフロアーFから床下板を貫通して床下地盤中に打ち込まれるあるいは埋め込まれる)もので押さえ板Aと共にクローゼットを固定する。
図54および図55の実施形態は、主に木製の安心クローゼットに関し、内部に洋風ベッドを構成したり敷布団直敷の和寝具セットを内底面に敷いて、地震対策防護用として使用してもよい。洋風ベッドを構成する場合、別途構成されたベッドを内部に単にセットするものと、図示する構造体に一体式にベッドベースを構成するものの両者を含む。
図示する実施形態において、670はL形のコーナー支柱で木製のものであるが金属製アングル材であってもよい。同支柱670はその溝を全て内側に向けて四隅に配備されている。これらの支柱670…のうち手前と奥側のものの間には、上下に複数段をなす横棚板671…で止着具672により相互に連結されるとともに、最も上段の横棚板671の左右のものの間には、端天材673の一対と中天材674…の複数本が止着具672により横架連結されている。左右の横棚板671は共に同じ高さをなし、それらの奥側間には、各横棚板671に端部が交差状に乗り掛かる状態で奥棚板675…が横架されてボルトナットやコーチスクリュウ、ビスなどの止着具676…により両者が連結固定されている。なお、横棚板671および奥棚板675は、図54に取り出して示すように端部が段付状に形成されてコーナー支柱670の形に添うようにして嵌り合う関係になっている。
677は回転サークルで、竿型のものでもよい。また、678は上部の緩衝材で、っ区部的負荷を水平面方向に拡げて伝達させる拡散板679と低反発ウレタンや発泡スチロールなどによる吸収板680とを少なくとも備える。これらの緩衝材678は適宜固定される。尚、奥棚板675の端部は、コーナー支柱670外からねじ込まれる止着具(図示省略)により固定されるようにしてもよく、また、横棚板671も同様に支柱670と連結固定してもよい。
尚、同安心クローゼットは、図54の平面から見て正方形に形成してもよい。
また、前記実施形態では1本式のコーナー支柱670であったが、図55の右上欄に示すように、横棚板671と奥棚板675の交差した構造の上下に短コラム681…を挟むように固定しその構造を上下複数段に構成することで耐震構造を構成してもよい。この場合、破線で示す連結軸682で全てを共締めするようにすれば構造的に簡易化する。
付加的な提案例として、ヘルメットあるいは野球帽など本人が通学に被るキャップの全周あるいは間隔を置いて離間した位置に透視窓口を設けるとともに、同窓口を通じて外部の状況を監視し遠距離の自宅や学校などの管理部に映像を送る映写転送システムをキャップ内に装備し、管理部では転送されてくる映像を一定時間録画するシステムを設置して、誘拐などの事件の証拠映像として確保できるようにする案をここに提案する。キャップからの映像は、相手が背の高い大人であることが一般的であるので、上下広い範囲を映すことができるものとする。尚、本人が映写を要求しない特定のときはOFFにできる機能もあわせもつ。
本発明の一実施形態を示す安全防護装置の斜視図。 図1の第1フレームと天フレームとの結合部分を示す分解斜視図。 天フレームと補強フレームの結合部分を示す拡大平面図。 図1の防護装置の平面図。 図4の正面図。 図4の右側面図。 付加的な提案例を示す斜視図。 付加的な他の提案例を示す斜視図。 他の実施形態を示す半断面平面図。 図9の側面図。 図9の正面図。 アウトリガーの一例を示す斜視図。 他の実施形態を示す側面図。 図13の正面図。 他の実施形態を示す斜視分解図。 他の実施形態を示す斜視図。 他の実施形態を示す斜視図。 他の実施形態を示す正面図。 他の実施形態を示す正面図。 図19の収納ボックスを示す斜視図。 室内用シェルターの実施形態を示す斜視図。 図21の平面図。 シェルターの他の実施形態を示す平面図。 図23の正面図。 他の実施形態を示す収納家具付きベッドガードの平面図。 他の実施形態を示す収納家具付きベッドガードの平面図。 図26の正面図。 シェルター付き直交配置式ベッドガードの平面図。 シェルター付き直交配置式ベッドガードの他の実施形態を示す平面図。 図29のV−V線断面図。 他のベッドガードの実施形態を示す斜視図。 他の実施形態を示す図33のA−A線断面図。 図32の正面図。 他の実施形態を示す斜視図。 他の実施形態を示す図36のC−C線断面図。 図35のB−B線断面図。 他の実施形態を示す図38の横断面図。 図37のD−D線断面図。 他の実施形態を示す横断面平面図。 他の実施形態を示す平面図。 図40の正面図。 図41の右側面図。 ユニットを示す斜視図。 他の実施形態を示す斜視図。 他の実施形態を示す斜視図。 他の実施形態を示す平面図。 図46の安心クローゼットの正面図。 他の実施形態を示す平面図。 図48の正面図。 他の実施形態を示す平面図。 図50の正面図。 他の実施形態を示す平面図。 図52の正面図。 他の実施形態を示す平面図。 図54の正面図。
符号の説明
1…就寝用品 3…第一フレーム 11…天フレーム 18…補強フレーム。

Claims (3)

  1. ベッドや和風敷布団などの就寝用品の周りに設けられて同就寝用品上に就寝する人を地震被害から防護するための安全防護装置であって、一対の支柱とその上端間をつなぐ天枠部とを有して門形をなし就寝用品の頭部側と脚側に対向状に立設配置された一対の第1フレームと、これら第1フレームの上端同士を天枠部を介して連結する天フレームと、補強フレームとでなり、補強フレームは、一対の支柱とその上端間をつなぐ天枠部とを有して門形をなしその天枠部は前記天フレームに斜めに交差するように結合されていることを特徴とする安全防護装置。
  2. 請求項1記載のものにおいて、補強フレームは上からみてV字形をなす一対のものからなっている安全防護装置。
  3. ベッドや和風敷布団などの就寝用品の周りに設けられて同就寝用品上に就寝する人を地震被害から防護するための安全防護装置であって、U字形の曲げ部材である主フレームを就寝用品の前後に対向状に配して相互を連結し、かつ、同主フレームの下部を床下まで延ばして支持させてなる安全防護装置。
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