JP3227704U - 簡易シェルター - Google Patents

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Abstract

【課題】一人用休憩室を左右に隣接して多数備え、コンパクトで組み立ての容易な屋内設置用簡易シェルターを提供する。
【解決手段】金属製パイプ10、20、30、22、32、40をパイプ締結具(継手)50、51、52で連結して、一人用休憩室aが左右に連続する直方体フレームFで簡易シェルターを構成し、各休憩室の左右に対向するパイプ40、40間に少なくとも1本の紐45a、bが掛け渡され、人が腰掛けに腰を下ろし上半身を紐にもたせ掛けて休息、睡眠をとることができる。
【選択図】図1

Description

本考案は、学校等の避難施設の屋内に設置する簡易シェルターに係り、特に、災害時における被災者が利用する上で有効な簡易シェルターに関する。
従来のこの種のシェルターとしては、下記特許文献1,2などがある。
特許文献1には、学校などの避難施設で利用可能な、避難所の間仕切りセットが記載されている。この間仕切りセットは、主として、床パネルA、間仕切り用パネル2,3,4、4本の支柱パイプ10、4本の梁パイプ14、4個の上部四隅固定金具I,4個の下部四隅固定金具Hで構成されている。災害時に、被災者一人で短時間で簡単に組み立てて、間仕切りとして使用できる。
特許文献2には、工期を短縮し製造コストを削減できる組み立て式建造物が記載されている。この建造物は、雄ねじ付き金属製丸パイプ1の端部同士を雌ねじ付き連結部品2,3,4で連結して建造物の骨組み(骨格)を形成し、骨組み(骨格)を構成する平行な複数本の丸パイプ1を、断熱材8を介装した内板6と外板7で挟持することで側壁を形成する。なお、丸パイプ1と連結部品2,3,4とは、ねじ込み固定式である。
特開平9−228667号公報(0003,0009〜0012、図8,図11参照) 実用新案登録第3206751号(0016,0017、図1参照)
しかし、特許文献1に開示された避難所の間仕切りセットは、パイプ10,14と固定金具I,H以外に、床パネルAおよび間仕切り用パネル2,3,4を備えるため、構成部品点数が多く、それだけコストがかかる。
特に、あくまで一人用の間仕切りセットで、しかも人が座ったり横になったりすることはできるが、体をもたせ掛けて休息することまでは想定されていない。さらに、大勢の人が利用できるようにするには、利用したい人数に対応する数の間仕切りセットが必要で、それだけコストがかさみ、設置スペースも大きくなる。
また、特許文献2に開示された組み立て式建造物は、通常の住宅として利用する建造物で、それだけ大型で、建造に時間がかかり、コストが嵩むし、屋内への設置は想定されていない。さらに人一人に対応する休憩室を複数設けるという発想は全くない。
本考案は、前記した従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、一人用の休憩室を多数備えるが、コンパクトにして組み立ての容易な屋内設置用の簡易シェルターを提供することにある。
前記の目的を達成するために、本考案のある態様の簡易シェルターは、
水平左右方向に延びる4本の金属製長尺パイプ10と、前記長尺パイプ10に直交して水平前後方向に延びる4本の第1の金属製中尺パイプ20と、前記長尺パイプ10および第1の中尺パイプ20に直交して鉛直方向に延びる4本の第2の金属製中尺パイプ30とを、前後方向よりも左右方向に長い直方体の稜線に対応するように配置し、
前記直方体の各稜に対応する位置に配置したパイプ締結具50により、前記長尺パイプ10,前記第1,第2の中尺パイプ20,30の直交する端部をそれぞれ連結することで、左右に並んだ複数の人が前後方向に同時に出入り可能な左右方向所定幅の直方体フレームFが構成され、
前記各長尺パイプ10の長手方向等間隔にそれぞれ設けた第2のパイプ締結具51を介して、水平前後方向に延びる第3の金属製中尺パイプ22および鉛直方向に延びる第4の金属製中尺パイプ32が前記各長尺パイプ10に対しそれぞれ直交するように連結され、
前後に対向する前記一対の第2の中尺パイプ30,30および前記一対の第4の中尺パイプ32,32の上下方向中ほどに、第3のパイプ締結具52を介して水平前後方向に延びる第5の金属製中尺パイプ40がそれぞれ連結されることで、
前記直方体フレームFで画成された内部空間が、前記長尺パイプ10に対し直交する同一平面上に延在する前記第3,第4,第5の中尺パイプ22,32,40によって、左右に隣接する前後に細長い複数の一人用休憩室aに分割されるとともに、
前記各休憩室aにおける左右に対向する前記一対の第5の中尺パイプ40,40間に、該休憩室aの床に置いた腰掛け60に腰を下ろした人の上半身を支えるための少なくとも1本の紐45が掛け渡されたことを特徴とする(図1〜8,図10参照)。
(作用)この態様によれば、直方体フレームFには、前後に細長い複数の一人用休憩室aが左右方向に隣接して形成されている。各休憩室aでは、人が腰掛け60に腰を下ろして、休憩できることは勿論、休憩室aを左右に横切るように設けられた紐45に、例えば、図10(a),(b)に示すように、上半身前面側または背面側をもたせ掛けて休憩や睡眠をとることができる。
また、簡易シェルターは、その総重量が大きいため、床に固定しなくてもその位置がずれることなく、安定している。
また、屋内において、鉄パイプ等の金属製パイプ10,20,30,22,32,40をパイプ締結具50,51,52で連結することで、一人用休憩室aを複数備えた直方体フレームF(簡易シェルターの骨格)を簡単にかつ短時間で組み立てることができる。
また、別の態様の簡易シェルターは、請求項2に記載するように、
前記長尺パイプ10は、前記一人用休憩室aの左右幅に対応する所定長さの複数の短尺パイプ10aが前記第2のパイプ締結具51によって直線状に連結一体化されていてもよい(図9参照)
(作用)第2のパイプ締結具51を介して連結する短尺パイプ10a,第3,第4の中尺パイプ22,32の数および第3のパイプ締結具52を介して連結する第5の中尺パイプ40の数を増やすことで、前記直方体フレームF(FA)を左右方向に長くする(一人用休憩室aの数を増加する)ことができる。
また、別の態様の簡易シェルターは、請求項3に記載するように、前記紐45は、紐掛止機構である、フック形成面48aとループ形成面48bで構成される面ファスナー48により、該紐45の折り返し部が前記第5の中尺パイプ40に掛止されるとともに、該紐45は、人の前頭部や後頭部を支えるための第1の紐45aと、人の胸や背中を支えるための第2の紐45bを備えていてもよい(図2,3参照)。
(作用)紐掛止機構である、面ファスナー48の着脱によって、紐45の第5の中尺パイプ40への掛止と掛止解除を簡単に行うことができる。
図2(a),(b)に示すように、休憩室aを左右に横切る第1の紐46aに前頭部や後頭部を、第1の紐45aより下方の第2の紐45bに胸や背中をそれぞれもたせ掛けて、休むことも眠ることもできる。
また、別の態様の簡易シェルターは、請求項4に記載するように、前記第5の中尺パイプ40は、上下に離間する2本の平行なパイプ41,42で構成され、各休憩室aにおける左右に対向する上方のパイプ41,41間には、前記第1の紐45aが掛け渡され、各休憩室aにおける左右に対向する下方のパイプ42,42間には、前記第2の紐45bが掛け渡されていてもよい(図2参照)。
(作用)休憩室aを左右に横切るように設けられた紐に、例えば上半身前面側または背面側をもたせ掛けて睡眠をとる際は、頭部を上方の第1の紐45aに、胸または背中を下方の第2の紐45bにそれぞれもたせ掛けて、眠ることができる。
また、別の態様の簡易シェルターは、請求項5に記載するように、前記第1,第2の紐45a,45bには、前記腰掛け60に腰を下ろした人の上半身背面側を支える背もたれまたは上半身前面側を支える胸もたれとして機能するマット70が設けられていてもよい(図4,5参照)。
(作用)腰掛け60に腰を下ろした人は、上半身をマット70にもたせ掛けて、眠ることができる。
また、別の態様の簡易シェルターは、請求項6に記載するように、前記紐45(45a,45b)には、該紐の長さを調整する紐長さ調整機構46が設けられ、前記第5の中尺パイプ40(41,42)には、前記紐45(45a,45b)の掛止位置をパイプ長手方向に調整する紐掛止位置調整機構47が設けられていてもよい(図3)。
(作用)紐長さ調整機構46や紐掛止位置調整機構47により、第5の中尺パイプ40(41,42),40(41,42)間の紐45(45a,45b)の長さや中尺パイプ40(41,42)における紐45(45a,45b)の紐掛止位置を自由に調整できる。
また、別の態様の簡易シェルターは、請求項7に記載するように、前記一人用休憩室aが、人の身長ほどの高さおよび奥行きで、人の肩幅より若干大きい幅に形成されていてもよい。
(作用)一人用休憩室aは、人が立って出入りでき、人が腰掛け60に腰を下ろして休憩できることは勿論、腰掛け60に腰を下ろした人が上半身前面側または背面側を紐にもたせ掛けて眠ることが十分可能な大きさに形成されている。
また、別の態様の簡易シェルターは、請求項8に記載するように、前記腰掛け60は、鍵付きの蓋62を備えた、内部にものを収容できる箱で構成されていてもよい。
(作用)腰掛けが内部にものを収容できる箱で構成されているので、貴重品などは、腰掛内に収容することができる。
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、金属製パイプと、パイプ締結具と、紐で構成されるシンプルな構造であるため、設置面積に対する収容人数の大きい低価格の簡易シェルターを提供できる。
特に、各休憩室では、人が腰掛けに腰を下ろして休憩できることは勿論、休憩室を左右に横切る紐に、上半身前面側または背面側をもたせ掛けて休息や睡眠をとることができるので、また、簡単にかつ短時間で屋内に組み立てることができるので、災害等で住む場所がなくなった人の緊急の避難場所、休憩場所として最適である。
また、請求項2に係る簡易シェルターによれば、短尺パイプ,第3,第4,第5の中尺パイプおよび第2,第3のパイプ締結具の増減により、簡易シェルターの骨格である直方体フレームの左右方向の長さ(一人用休憩室の数)を調整できるので、一人用休憩室の数の変更に容易に対応できる。
特に、所定の大きさの簡易シェルター(所定の左右長さの直方体フレーム)を設置した後であっても、必要に応じて、一人用休憩室の数を簡単に増減できるので、収容する人数に応じて適宜対応できる。
請求項3に係る簡易シェルターによれば、紐(第1,第2の紐)が邪魔な場合は、紐掛止機構である面ファスナーをはがして、第5の中尺パイプから紐(第1,第2の紐)を取り外すことで、一人用休憩室を有効に利用できる。
また、上半身前面側または背面側を紐にもたせ掛けて睡眠をとる際、人の前頭部と胸または後頭部と背中が離間する第1,第2の紐で的確に支えられるので、快適な睡眠をとることができる。
請求項4に係る簡易シェルターによれば、上半身前面側または背面側を紐にもたせ掛けて睡眠をとる際、人の前頭部と胸または後頭部と背中が前後方向および上下方向に離間する第1,第2の紐で的確に支えられるので、快適な睡眠をとることができる。
請求項5に係る簡易シェルターによれば、上半身をマットにもたせ掛けて睡眠をとる際、上半身全体がマットに支えられるので、いっそう快適な睡眠をとることができる。
請求項6に係る簡易シェルターによれば、腰掛けに腰を下ろした人の体形や好みに合わせて、紐の長さや身体に当たる紐の位置や人の上半身を支えるマットの傾斜を利用者の好みに合うように調整することで、よりいっそう快適な休息や睡眠をとることができる。
請求項7に係る簡易シェルターによれば、例えば災害時に、大勢の人がそれぞれの休憩室において、リラックスした状態で十分な休憩や睡眠をとることができる。
請求項8に係る簡易シェルターによれば、貴重品などを腰掛内に収容することで、人は安心して休憩や睡眠をとることができる。
本考案の第1の実施例に係る簡易シェルターの全体構成を示す斜視図である。 同簡易シェルターの使用状態、即ち、利用者が休憩室で休息している状態を示す側面図で、(a)は、前頭部を上方の第1の紐に、胸を下方の第2の紐にそれぞれもたせ掛けて眠っている状態を示し、(b)は、後頭部を上方の第1の紐に、背中を下方の第2の紐にそれぞれもたせ掛けて眠っている状態を示す。 第1の紐(第2の紐)に設けた紐長さ調整機構および紐掛止機構である面ファスナーおよび第5の中尺パイプに設けた紐掛止位置調整機構であるねじ頭部を示す斜視図である。 紐に接続された可撓性マット(背もたれまたは胸もたれ)の平面図である。 同可撓性マットの使用状態、即ち、利用者が休憩室で可撓性マットを使って休息している状態を示す側面図で、(a)は、上半身前面側をマットにもたせ掛けて眠っている状態を示し、(b)は、上半身背面側をマットにもたせ掛けて眠っている状態を示す。 (a)は、パイプ締結具である四方継手の構造を示す分解斜視図、(b)は、パイプ締結具である三方継手の構造を示す分解斜視図である。 第1の実施例に係る簡易シェルターを組付ける手順の一例を示す説明図である。 同簡易シェルターを組付ける手順の他の例を示す説明図である。 本考案の第2の実施例に係る簡易シェルターの全体構成を示す分解斜視図である。 本考案の第3の実施例に係る簡易シェルターの使用状態、即ち、利用者が休憩室で休息している状態を示す側面図で、(a)は、上半身前面側を紐にもたせ掛けて眠っている状態を示し、(b)は、上半身背面側を紐ににもたせ掛けて眠っている状態を示す。
以下、本考案の実施例を説明する。
図1は、本考案の第1の実施例に係る簡易シェルターの全体構成を示す斜視図である。
図1において、符号1は、学校などの避難施設(例えば、体育館)の屋内に設置する簡易シェルターで、長さの異なる鉄パイプなどの金属製パイプ10,20,30を、パイプ締結具である継手50で連結することで、外形が左右方向に長い直方体状に形成されている。
詳しくは、水平左右方向に延びる4本の長尺パイプ10と、前記長尺パイプ10に直交して水平前後方向に延びる4本の第1の中尺パイプ20と、前記長尺パイプ10および前記第1の中尺パイプ20に直交して鉛直方向に延びる4本の第2の中尺パイプ30とを、前後方向よりも左右方向に長い直方体の稜線に対応するように配置し、前記直方体の各稜に対応する位置に配置した継手50により、長尺パイプ10,第1,第2の中尺パイプ20,30の直交する端部をそれぞれ連結することで、高さ1.8m、左右長さ2.7m、前後長さ1.8mの直方体フレームFが構成されている。
長さ2.7mの各長尺パイプ10には、第2のパイプ締結具である継手51を介して、水平前後方向に延びる第3の中尺パイプ22および鉛直方向に延びる第4の中尺パイプ32が長尺パイプ10に対しそれぞれ直交するように、長手方向90cmの間隔に連結されている。
そして、前後に対向する一対の第2の中尺パイプ30,30および一対の第4の中尺パイプ32,32の上下方向中ほどには、水平前後方向に延びる第5の金属製中尺パイプ40(41, 42)が、第3のパイプ締結具である継手52を介してそれぞれ連結されることで、直方体フレームFで画成された内部空間が、長尺パイプ10に対し直交する同一平面上に延在する第3,第4,第5の中尺パイプ22,32,40(41, 42)によって、左右に隣接する前後に細長い複数の一人用休憩室aに分割されている。
第5の中尺パイプ40は、上下に離間(例えば、20cm)する2本の平行なパイプ41,42で構成されて、左右に隣接する一人用休憩室a,aの間仕切りとして機能している。第5の中尺パイプ40は1本でもよいが、上下に離間する2本の平行なパイプ41,42の方が、間仕切りとしての機能が高い。
そして、各休憩室aにおける左右に対向する上方のパイプ41,41間には、図2(a),(b)に示すように、休憩室aに置いた腰掛け60に腰を下ろした人の前頭部や後頭部を支えるための第1の紐45aが掛け渡され、各休憩室aにおける左右に対向する下方のパイプ42,42間には、図2(a),(b)に示すように、人の胸や背中を支えるための第2の紐45bが掛け渡されている。
このように、各一人用休憩室aは、人が立って前後方向に出入りでき、人が腰掛け60に腰を下ろして休憩できることは勿論、腰掛け60に腰を下ろした人が上半身前面側または背面側を紐45a, 45bにもたせ掛けて眠ることが十分可能な大きさである、前後長さ(奥行)1.8m、左右幅90cm、高さ1.8mに形成されている。
なお、第1,第2の紐45a, 45bは、隣接するすべての休憩室aにそれぞれ設けられているが、図1では、左端の一人用休憩室aだけに第1の紐45aおよび第2の紐45bが設けられている様子が図示され、他の一人用休憩室aに設けられている第1,第2の紐45a, 45bの図示は、省略されている。
図3に示すように、紐45(45a,45b)の両端部寄りには、フック形成面48aとループ形成面48bで構成される、紐掛止機構である面ファスナー(例えばマジックテープ(登録商標))48が設けられており、両面48a,48bを貼り合わせたり剥がしたりすることで、第5の中尺パイプ40(41,42)への紐45(45a,45b)の折り返し部45a1,45b1の掛止と、掛止解除ができる。
このため、上半身をもたせ掛けるために紐45(45a,45b)を利用する場合以外は、紐45(45a,45b)の第5の中尺パイプ40への掛止を解除することで、第1,第2の紐45a,45bが休憩室aを横切る形態を回避できる。そして、利用者は、第1,第2の紐45a,45bに邪魔されることなく、前後方向に休憩室a全体を広く使う(例えば、横に寝転がる)ことができる。
また、すべての第5の中尺パイプ40(41,42)の上面には、図3に示すように、パイプ長手方向等間隔にボルト頭部47aが突出して設けられて、紐45(45a,45b)の掛止位置を前後方向(パイプ長手方向)に調整できる紐掛止位置調整機構47を構成している。即ち、パイプ40(41,42)に掛ける紐45(45a,45b)端部の円弧状折り返し部45a1,45b1の位置をパイプ長手方向にずらすことで、中尺パイプ40(41,42)における紐45(45a,45b)の掛止位置を休憩室a前後方向に調整できる。
さらに、図3に示すように、第1の紐45aおよび第2の紐45bのそれぞれの両端側には、対向する中尺パイプ40(41,42), 40(41,42)間における紐45(45a,45b)の長さを調整する周知の紐長さ調整機構46が設けられて、第1の紐45aおよび第2の紐45bのそれぞれの長さを自由に調整できる。
このため、図2に示すように、休憩室aに置いた腰掛け60に腰を下ろした人が、第1,第2の紐45a 45bにその上半身(前頭部と胸、または後頭部と背中)をもたせ掛けて休憩する際、第1,第2の紐45a 45bの長さや掛止位置がその人にとって最適となるように調整できる。
なお、面ファスナー48の貼り合わせ位置を紐45(45a,45b)長手方向(図3の矢印参照)にずらせば、対向するパイプ40(41,42),40(41,42)間の紐45(45a,45b)の長さを調整できるので、紐長さ調整機構46は必ずしも必要というものではない。しかし、紐45(45a,45b)をパイプ40(41,42)に掛止した状態で、パイプ40(41,42),40(41,42)間の紐45(45a,45b)の長さを簡単に調整できるという点で、紐長さ調整機構46はあった方がよい。
また、腰掛け60は、鍵付きの蓋62を備えた、内部にものを収容できる箱で構成されている。
これにより、利用者は、貴重品などの携帯品を腰掛50内部に保管することで、安心して休憩や睡眠をとることができる。
また、前記した実施例では、各休憩室a内の対向する中尺パイプ41,42間には、互いに独立した第1,第2の紐45a,45bが掛け渡されているが、図4,5に示す変形例のように、中尺パイプ40(41,42)に掛止された第1の紐45aと第2の紐45bには、人の上半身全体を支える可撓性マット70が接続されていてもよい。
即ち、符号70は、人の上半身の大きさに対応する平面視矩形状の可撓性マットで、マット70の上側縁部近傍の左右両側から第1の紐45aが延び、マット70の下側縁部近傍の左右両側から第2の紐45bが延びている。
そして、図4に示すように、マット70から延出する左右一対の第1の紐45a, 45aおよび左右一対の第2の紐45b,45bには、雄部49aと雌部49bで構成した周知の着脱機構49がそれぞれ設けられるとともに、第1の紐45a,45aおよび第2の紐45b,45bのそれぞれの先端側には、周知の紐長さ調整機構46(図3参照)および周知の紐掛止機構である面ファスナー48(図3参照)が設けられている。
そしてこの図4に示す変形例では、たとえば、紐長さ調整機構46により第1の紐45aおよび第2の紐45bのそれぞれの長さを調整して、可撓性マット70の床面に対する傾斜を調整することができる。これにより、可撓性マット70を、図5(a)に示すように、腰掛け60に腰を下ろした人の上半身前面側を支える胸もたれとして使用したり、図5(b)に示すように、腰掛け60に腰を下ろした人の上半身背面側を支える背もたれとして使用することで、休憩室aにおいて、利用者はよりいっそう快適な休息や睡眠をとることができる。
また、パイプとパイプ締結具(継手)間の具体的な固定については、図6に示されている。
図6(a),(b)に拡大して示すように、パイプ締結具である継手50,51は、止ねじ式金属製四方継手、パイプ締結具である継手52は、止ねじ式金属製三方継手で、いずれの継手も、継手50,51,52のねじ孔53aに螺合する止めねじ53bを締め付けることで、継手50,51,52のパイプ係合孔50a,51a,52aに挿入されたパイプと継手50,51,52とが固定されている。
例えば、長尺パイプ10は、図6(a)に示すように、四方継手51を貫通して配設され、四方継手51は、パイプ10の長手方向に等間隔となる所定位置に止めねじ53bで固定されている。
同じくパイプ30,32は、図6(b)に示すように、三方継手52を貫通して配設され、パイプ30,32の長手方向所定位置に三方継手52が止めねじ53bでそれぞれ固定されている。
次に、この簡易シェルター1の骨格(直方体フレームF)を組み立てる手順の一例を説明する。
まず、前後に対向する第2の中尺パイプ30,30がそれぞれ三方継手52,52を貫通するように配設し、パイプ30,30の長手方向所定位置に三方継手52,52を止めねじ53b,53bで固定するとともに、第2の中尺パイプ30,30の上下両端部に四方継手50,50を止めねじ53b,53bで固定する。
そして、一対の第2の中尺パイプ30,30の上下両端部の四方継手50,50のパイプ係合孔50a,50aに、中尺パイプ20,20の両端部を挿入し、一対の第2の中尺パイプ30,30に固定した三方継手52,52のパイプ係合孔52a,52aに、第5の中尺パイプ40(41,42)の両端部を挿入し、止めねじ53b, 53bで中尺パイプ20,20を四方継手50,50に固定するとともに、止めねじ53b, 53bで中尺パイプ40(41,42)を三方継手52,52に固定することで、図1に示す簡易シェルター1の骨格を構成する直方体フレームFの左右方向両端側の2つのパイプ連結体A1,A4が形成される。
また、図1に示す簡易シェルター1の直方体フレームFの左右方向両端側の2つのパイプ連結体A1,A4間の2つのパイプ連結体A2,A3についても、パイプ連結体A1,A4を組み立てる場合と同じようにして、組み立てる。
そして、図7に示すように、4個のパイプ連結体A1,A2,A3,A4を左右方向に対向して隣接するように直列に配置し、各パイプ連結体四隅の四方継手50,51のパイプ係合孔50a,51aを真っすぐな直線状に整合させた状態で、4個の四方継手50,51,51,50のパイプ係合孔50a,51a 51a,50aに長尺パイプ10を貫通させる。
次いで、パイプ連結体A1,A2,A3,A4(の四方継手50,51,51,50)が長尺パイプ10の長手方向等間隔(90cm間隔)となるように、止めねじ53bで四方継手50,51,51,50を長尺パイプ10に固定することで、図1に示す簡易シェルター1の骨格(直方体フレームF)が組み立てられる。
最後に、各休憩室a内の対向する中尺パイプ40(41,42)間に紐45(第1,第2の紐45a,45b)を掛け渡し、紐45(第1,第2の紐45a,45b)の両端側にそれぞれ設けた面ファスナー48を貼り合わせることで、紐45(第1,第2の紐45a,45b)両端側の折り返し部45a1,45b1が中尺パイプ40(41,42)に掛止された状態となる。
この第1の実施例では、四方継手50,51は、同一構造で、第1,第3の中尺パイプ20,22および第2,第4の中尺パイプ30,32は、それぞれ同一形状で、パイプ連結体A1,A2,A3,A4が全て同一構造であることから、簡易シェルター1の骨格構造がそれだけシンプルで、組み立ても容易である。
なお、第1の実施例において、簡易シェルター1の骨格を構成する直方体フレームFを組み立てるには、図7に示す手順に代えて、図8に示す手順であってもよい。即ち、まず、簡易シェルター1の骨格を構成する直方体フレームFの前後方向両端側の2つのパイプ連結体B1,B2を形成した後に、前後方向に対向するように配置したパイプ連結体B1,B2をパイプ20,22,40(41,42)で連結するように組み立ててもよい。
図9は、本考案の第2実施例に係る簡易シェルターの全体構成を示す斜視図である。
本考案の第2実施例に係る簡易シェルター1Aが第1の実施例に係る簡易シェルター1と異なる点は、簡易シェルター1Aの骨格を構成する直方体フレームFAの左右方向に延びる4本の長尺パイプ10が、一人用休憩室aの左右幅に対応する所定長さの複数の短尺パイプ10aを第2のパイプ締結具である継手50,51で直線状に連結一体化して構成している点である。
その他は、前記した第1実施例に係る簡易シェルター1と同じであるので、同一の符号を付すことで、その重複する説明は省略する。
この第2実施例に係る簡易シェルター1Aでは、第2のパイプ締結具である継手51を介して連結する短尺パイプ10a,第3,第4の中尺パイプ22,32の数および第3のパイプ締結具である継手52を介して連結する第5の中尺パイプ40(41,42)の数を増やすことで、直方体フレームFAを左右方向に長くする(一人用休憩室aの数を増加する)ことができる。
そして、この簡易シェルター1Aの骨格を構成する直方体フレームFAを組み立てるには、第1の実施例に係る簡易シェルター1の骨格を構成する直方体フレームFを組み立てる場合と同様、まず、図1に示す簡易シェルター1の骨格を構成する直方体フレームFAの左右方向両端側の2つのパイプ連結体A1,A4を形成する。
また、図1に示す簡易シェルター1の直方体フレームFの左右方向両端側の2つのパイプ連結体A1,A4間の2つのパイプ連結体A2,A3についても、パイプ連結体A1,A4を組み立てる場合と同じようにして、組み立てる。
そして、図9に示すように、パイプ連結体A1,A2の四隅のパイプ締結具50,52どうしを短尺パイプ10aで連結すれば、一人用休憩室aを有する一人用フレームユニットU1が形成される。
そして、フレームユニットU1とパイプ連結体A3の四隅のパイプ締結具51,51どうしを短尺パイプ10aで連結すれば、一人用休憩室aが左右に隣隣する二人用のフレームユニットU2が形成される。
さらに、フレームユニットU2とパイプ連結体A4の四隅の四方継手51,50どうしを短尺パイプ10aで連結すれば、一人用休憩室aが左右に隣隣する二人用のフレームユニットU3(直方体フレームFA)が形成される。
同様にして、短尺パイプ10aを介して連結するパイプ連結体A1(A2)をさらに増やすことで、一人用休憩室aが左右に隣隣して連続する所望の人数に対応するフレームユニット(簡易シェルター)を形成できる。
このように、第2の実施例に係る簡易シェルター1Aでは、短尺パイプ10a,第3,第4,第5の中尺パイプ22,32,40(41.42)および第2,第3の継手51,52の増減により、直方体フレームFAの左右方向の長さ(一人用休憩室aの数)を調整できるので、一人用休憩室aの数の変更に容易に対応できる。
特に、所定の大きさの簡易シェルター(所定の左右長さの直方体フレームFA)を設置した後であっても、必要に応じて、一人用休憩室aの数を簡単に増減できるので、収容する人数に応じて適宜対応できる。
なお、この第2実施例においても、四方継手50,51は、同一構造で、第1,第3の中尺パイプ20,22および第2,第4の中尺パイプ30,32も、それぞれ同一形状で、パイプ連結体A1,A2,A3,A4が全て同一構造であることから、簡易シェルター1Aの骨格構造がそれだけシンプルで、組み立ても容易である。
また、前記した第1、第2の実施例では、第5の中尺パイプ40が上下方向に離間する平行な2本のパイプ(上方のパイプ41と下方のパイプ42)で構成され、各一人用休憩室aにおいて対向するパイプ41,42;41,42間に第1,第2の紐45a, 45bがそれぞれ掛け渡されているが、第3の実施例では、第5の中尺パイプ40が1本であって、各一人用休憩室aにおいて対向するパイプ40,40間に1本の紐45が掛け渡されていてもよい。
そして、この第3の実施例では、即ち、対向するパイプ40,40間に1本の紐45が掛け渡されている場合は、図10(a),(b)に示すように、上半身前面側または背面側を1本の紐45にもたせ掛けて休憩や睡眠をとることができる。
また、前記した第1、第2の実施例では、いずれも左右方向に一人用休憩室aが3室連続する簡易シェルター1,1Aを示したが、学校の体育館等の屋内に設置する実際の簡易シェルターとしては、大勢の避難民が利用できるように、設置スペースに応じて、多数の一人用休憩室aが左右方向に隣接して連続する左右方向に長い直方体フレーム構造体で構成される。
災害時に大勢の被災者が出た際、学校等の避難施設の屋内に本考案に係る簡易シェルターを設置することで、家などの住む場所のなくなった大勢の被災者がそれぞれ個室で休憩や睡眠をとることのできるシェルターとして利用できる。
1,1A 簡易シェルター
F,FA 直方体フレーム
10 金属製長尺パイプ
10a 長尺パイプを構成する短尺パイプ
20 第1の金属製中尺パイプ
22 第3の金属製中尺パイプ
30 第2の金属製中尺パイプ
32 第4の金属製中尺パイプ
40 第5の金属製中尺パイプ
41 第5の中尺パイプを構成する上方のパイプ
42 第5の中尺パイプを構成する下方のパイプ
45 紐
45a 人の前頭部または後頭部を支えるための第1の紐
45b 人の胸または背中を支えるための第2の紐
46 紐長さ調整機構
47 紐掛止位置調整機構
47a 紐掛止位置調整機構を構成するねじ頭部
48 紐掛止機構である面ファスナー
49 48a 面ファスナーのフック形成面
48b 面ファスナーのループ形成面
49 着脱機構
49a 雄部
49b 雌部
50 パイプ締結具である四方継手
51 第2のパイプ締結具である四方継手
52 第3のパイプ締結具である三方継手
a 一人用休憩室
60 腰掛け
62 蓋
70 可撓性マット
A1,A2,A3,A4 パイプ連結体
B1,B2 パイプ連結体
また、別の態様の簡易シェルターは、請求項6に記載するように、前記紐45(45a,45b)には、該紐の長さを調整できる紐長さ調整可能バックル46が設けられ、前記第5の中尺パイプ40(41,42)の上側面には、該パイプの長手方向等間隔に設けたボルト頭部47aで構成した、前記紐45(45a,45b)の掛止位置をパイプ長手方向に調整する紐掛止位置調整機構47が設けられていてもよい(図3)。
(作用)紐長さ調整可能バックル46やボルト頭部47aで構成した紐掛止位置調整機構47により、第5の中尺パイプ40(41,42),40(41,42)間の紐45(45a,45b)の長さや中尺パイプ40(41,42)における紐45(45a,45b)の紐掛止位置を自由に調整できる。
本考案の第1の実施例に係る簡易シェルターの全体構成を示す斜視図である。 同簡易シェルターの使用状態、即ち、利用者が休憩室で休息している状態を示す側面図で、(a)は、前頭部を上方の第1の紐に、胸を下方の第2の紐にそれぞれもたせ掛けて眠っている状態を示し、(b)は、後頭部を上方の第1の紐に、背中を下方の第2の紐にそれぞれもたせ掛けて眠っている状態を示す。 第1の紐(第2の紐)に設けた紐長さ調整可能バックルおよび紐掛止機構である面ファスナーおよび第5の中尺パイプに設けた紐掛止位置調整機構であるねじ頭部を示す斜視図である。 紐に接続された可撓性マット(背もたれまたは胸もたれ)の平面図である。 同可撓性マットの使用状態、即ち、利用者が休憩室で可撓性マットを使って休息している状態を示す側面図で、(a)は、上半身前面側をマットにもたせ掛けて眠っている状態を示し、(b)は、上半身背面側をマットにもたせ掛けて眠っている状態を示す。 (a)は、パイプ締結具である四方継手の構造を示す分解斜視図、(b)は、パイプ締結具である三方継手の構造を示す分解斜視図である。 第1の実施例に係る簡易シェルターを組付ける手順の一例を示す説明図である。 同簡易シェルターを組付ける手順の他の例を示す説明図である。 本考案の第2の実施例に係る簡易シェルターの全体構成を示す分解斜視図である。 本考案の第3の実施例に係る簡易シェルターの使用状態、即ち、利用者が休憩室で休息している状態を示す側面図で、(a)は、上半身前面側を紐にもたせ掛けて眠っている状態を示し、(b)は、上半身背面側を紐ににもたせ掛けて眠っている状態を示す。
さらに、図3に示すように、第1の紐45aおよび第2の紐45bのそれぞれの両端側には、対向する中尺パイプ40(41,42), 40(41,42)間における紐45(45a,45b)の長さを調整する周知の紐長さ調整可能バックル46が設けられて、第1の紐45aおよび第2の紐45bのそれぞれの長さを自由に調整できる。
なお、面ファスナー48の貼り合わせ位置を紐45(45a,45b)長手方向(図3の矢印参照)にずらせば、対向するパイプ40(41,42),40(41,42)間の紐45(45a,45b)の長さを調整できるので、紐長さ調整可能バックル46は必ずしも必要というものではない。しかし、紐45(45a,45b)をパイプ40(41,42)に掛止した状態で、パイプ40(41,42),40(41,42)間の紐45(45a,45b)の長さを簡単に調整できるという点で、紐長さ調整可能バックル46はあった方がよい。
そして、図4に示すように、マット70から延出する左右一対の第1の紐45a, 45aおよび左右一対の第2の紐45b,45bには、雄部49aと雌部49bで構成した周知の着脱機構49がそれぞれ設けられるとともに、第1の紐45a,45aおよび第2の紐45b,45bのそれぞれの先端側には、周知の紐長さ調整可能バックル46(図3参照)および周知の紐掛止機構である面ファスナー48(図3参照)が設けられている。
そしてこの図4に示す変形例では、たとえば、紐長さ調整可能バックル46により第1の紐45aおよび第2の紐45bのそれぞれの長さを調整して、可撓性マット70の床面に対する傾斜を調整することができる。これにより、可撓性マット70を、図5(a)に示すように、腰掛け60に腰を下ろした人の上半身前面側を支える胸もたれとして使用したり、図5(b)に示すように、腰掛け60に腰を下ろした人の上半身背面側を支える背もたれとして使用することで、休憩室aにおいて、利用者はよりいっそう快適な休息や睡眠をとることができる。
1,1A 簡易シェルター
F,FA 直方体フレーム
10 金属製長尺パイプ
10a 長尺パイプを構成する短尺パイプ
20 第1の金属製中尺パイプ
22 第3の金属製中尺パイプ
30 第2の金属製中尺パイプ
32 第4の金属製中尺パイプ
40 第5の金属製中尺パイプ
41 第5の中尺パイプを構成する上方のパイプ
42 第5の中尺パイプを構成する下方のパイプ
45 紐
45a 人の前頭部または後頭部を支えるための第1の紐
45b 人の胸または背中を支えるための第2の紐
46 紐長さ調整可能バックル
47 紐掛止位置調整機構
47a 紐掛止位置調整機構を構成するねじ頭部
48 紐掛止機構である面ファスナー
49 48a 面ファスナーのフック形成面
48b 面ファスナーのループ形成面
49 着脱機構
49a 雄部
49b 雌部
50 パイプ締結具である四方継手
51 第2のパイプ締結具である四方継手
52 第3のパイプ締結具である三方継手
a 一人用休憩室
60 腰掛け
62 蓋
70 可撓性マット
A1,A2,A3,A4 パイプ連結体
B1,B2 パイプ連結体

Claims (8)

  1. 水平左右方向に延びる4本の金属製長尺パイプと、前記長尺パイプに直交して水平前後方向に延びる4本の第1の金属製中尺パイプと、前記長尺パイプおよび第1の中尺パイプに直交して鉛直方向に延びる4本の第2の金属製中尺パイプとを、前後方向よりも左右方向に長い直方体の稜線に対応するように配置し、
    前記直方体の各稜に対応する位置に配置したパイプ締結具により、前記長尺パイプ,前記第1,第2の中尺パイプの直交する端部をそれぞれ連結することで、左右に並んだ複数の人が前後方向に同時に出入り可能な左右方向所定幅の直方体フレームが構成され、
    前記各長尺パイプの長手方向等間隔にそれぞれ設けた第2のパイプ締結具を介して、水平前後方向に延びる第3の金属製中尺パイプおよび鉛直方向に延びる第4の金属製中尺パイプが前記各長尺パイプに対しそれぞれ直交するように連結され、
    前後に対向する前記一対の第2の中尺パイプおよび前記一対の第4の中尺パイプの上下方向中ほどに、第3のパイプ締結具を介して水平前後方向に延びる第5の金属製中尺パイプがそれぞれ連結されることで、
    前記直方体フレームで画成された内部空間が、前記長尺パイプに対し直交する同一平面上に延在する前記第3,第4,第5の中尺パイプによって、左右に隣接する前後に細長い複数の一人用休憩室に分割されるとともに、
    前記各休憩室における左右に対向する前記一対の第5の中尺パイプ間に、該休憩室の床に置いた腰掛けに腰を下ろした人の上半身を支えるための少なくとも1本の紐が掛け渡されたことを特徴とする簡易シェルター。
  2. 前記長尺パイプは、前記一人用休憩室の左右幅に対応する所定長さの複数の短尺パイプが前記第2のパイプ締結具によって直線状に連結一体化されたことを特徴とする請求項1に記載の簡易シェルター。
  3. 前記紐は、紐掛止機構である、フック形成面とループ形成面で構成される面ファスナーにより、該紐の折り返し部が前記第5の中尺パイプに掛止されるとともに、該紐は、人の前頭部や後頭部を支えるための第1の紐と、人の胸や背中を支えるための第2の紐を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の簡易シェルター。
  4. 前記第5の中尺パイプは、上下に離間する2本の平行なパイプで構成され、各休憩室における左右に対向する上方のパイプ間には、前記第1の紐が掛け渡され、各休憩室における左右に対向する下方のパイプ間には、前記第2の紐が掛け渡されたことを特徴とする請求項3に記載の簡易シェルター。
  5. 前記第1,第2の紐には、前記腰掛けに腰を下ろした人の上半身背面側を支える背もたれまたは上半身前面側を支える胸もたれとして機能するマットが設けられたことを特徴とする請求項3または4に記載の簡易シェルター。
  6. 前記紐には、該紐の長さを調整する紐長さ調整機構が設けられ、前記第5の中尺パイプには、前記紐の掛止位置をパイプ長手方向に調整する紐掛止位置調整機構が設けられたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の簡易シェルター。
  7. 前記一人用休憩室は、人の身長ほどの高さおよび奥行きで、人の肩幅より若干大きい幅に形成されたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の簡易シェルター。
  8. 前記腰掛けは、鍵付きの蓋を備えた、内部にものを収容できる箱で構成されたことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の簡易シェルター。
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