JP5023266B2 - 安全防護装置 - Google Patents
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Description
上記に鑑み、本発明は、必要とされる強度が従来よりも軽量低コストで得られるようにした安全防護装置を提供することを目的とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載されたものにおいて、各脚部の床下に対応部分を介して取り付けられて矩形通穴よりも床下方向に伸びるアウトリガーが取り付けられている。
請求項3に記載の発明は、曲げ形成された下部の丸形アーチの両端に一対の脚部を上部として一体に備える曲げ鋼でなるU字形の主フレームの一対を互いに離して対向状に備え、各主フレームの上部には、両脚部間に渡されるようにして横連結材が連結固定されるとともに、前後の横連結材間には、左右一対をなす上部連結部材が渡されて固定され、これら上部連結部材間に天井板が載せ付けられてその上に緩衝材が載置されてなるもので、前記丸形アーチには、家屋の床材に明けられた矩形通穴内を通じて床下に入れられて床下地盤の矩形通穴より外側にあるように埋設した外側基礎上に先端が載せ付けられるアウトリガーが取付けられるとともに、前記前後の丸形アーチの床材高さに対応する高さには、下部連結部材が左右一対固定され、その下部連結部材上を介して就寝用品を載せるための受け板が取り付けられている。
図1ないし図6は、本発明に係る安全防護装置についての一実施形態を示す。
この安全防護装置は、ベッド(あるいは和風敷布団でもよい)である就寝用品1の周りを取り囲むようにして床(畳を含む)2上に設けられて同就寝用品1上に就寝する人(図示省略)を地震時の家屋倒壊から防護するためのものである。
尚、この第1フレーム3は、本数を3本以上にしたり、平面X字形にしてもよい。
また、同フレーム3は、四角なパイプにしたりあるいは板状のものも使用できる。板状のものには、溝形材や、波形板、折版形板なども含む。
さらに、図2に仮想線で示すように、同じく半円筒状をした下受ジョイント16を合体させてより確実に抱き込み式に連結することもできるし、仮想線のような補強リブaを備えてもよい。
また、第1フレーム3は、その天枠部5を上向き凸状の湾曲形にしてもよい。
さらに、同フレーム3は、支柱4と天枠部5間の内コーナーに補強材を入れることもできる。
尚、図3に仮想線で示すように、ジョイント23には、同ジョイント23とは溝が逆の上向きとなるような天枠受部25を付加してより確実な連結方法を採用してもよい。この天枠受部25は、その左側にも備えてもよい。
また、介護ベッドのように既設のものも対象になるが、その場合は、例えば、渡架材8を脱着自在にしておいて少なくともその一方を外した状態で待機する介護ベッド外側に沿うようにセットしてあとで外しておいた渡架材8を装着するようにしてもよい。
さらに、図4に仮想線で示すように、長い座板32を長辺方向あるいは短辺方向、またはこれら双方に設けてより安定な受担ができるようにしてもよく、また、同座板32の底面には緩衝材を介装することもある。一方、図5に仮想線で示すように、装置上には、上緩衝手段33を備えてもよく、この場合、同緩衝手段33は、引き出し付きのものにして収納したものが緩衝作用を発揮するようにしてもよい。
また、図5の右下欄に示すように、第1フレーム3の下端には移動用のローラー39を装備して、スペーサ40なしにして移動可能な状態にし、スペーサ40を付けることでローラー39を浮いた固定状態にするようにしてもよい。
この安全防護装置は、ベッド(あるいは和敷布団、和掛布団でもよい)である就寝用品70の周りを取り囲むようにして同就寝用品70上に就寝する人(図示省略)を地震時の家屋倒壊や家具の衝当などから防護するためのものである。
特に、本実施形態は、畳(床材)71や床下地板72および床下支持構造(束や大引き、根太などは図示省略)の構成された和室の床に、設置する安全防護装置より少し大き目の矩形通穴73を明けておき、この通穴73を介して床下地盤74側に同装置を完全固定するとともに和室内に同装置を立ち上がらせて家屋倒壊時などにおける床抜け現象を防止す るとともに転倒をも防止するようにしたものである。
尚、座板77と基礎74間には、ゴムなどの緩衝材を介装してもよい。
尚、底受け板82と中央基礎81との間にはゴムなどの緩衝材を介装することもある。また一方、底受け板82と中央基礎81との間はアンカーで連結することもある。
さらに、底受け板82は、湾曲状でなくU形のものにしてもよい。
また、前記底受け板82は必須なものではない。
さらに、図9に示すように、主フレーム76の脚部において前後に対向する部分間には、畳71上に張り出す突っ張り部材104を取り付けてもよい。この突っ張り部材104は、防護装置の左右への倒れを防止するために機能する。
また、図8に示すように、矩形通穴73を塞ぐための閉止カバー105を装置周縁部に配してもよい。
さらに、天井板100は、外枠内に強度網状材を張設したものであるが、鋼板や波板などでもよい。
尚、アウトリガー107の延びる方向については矢印Wの方向でもよい。
また、前記カバー類は木目調など和風モデルにしてもよい。
尚、ベッドガード255・家具256の構造体は家屋の構造体(柱や間柱、縦あるいは横桟など)に結合することもある。
尚、ベッドガード262,262・家具263の構造体は家屋の構造体(柱や間柱、縦あるいは横桟など)に結合することもある。
同引き出し278...は奥行きの短めのものがよいが、図示のように敢えて長くしてその奥に内部緩衝材(発泡ウレタンやスチロール、ゴム、PETボトル、水入りPETボトルなど)288...を内装しておけばそこで倒壊の衝撃を緩和するとともに、引き出し278...内には衣類などが収納されているのでこれらも緩衝機能を果たす。
また、図21の天フレーム279上には上緩衝材291が設けられているが、この上緩衝材291に直接衝撃負荷が加わると潰されて天フレーム279からベッドガードGが壊れることも想定される。そこで、図21の右上欄に取り出して示すように、天フレーム279の上端に添ってゴムなどの緩衝受材Rを付けておくとともに上緩衝材291にスリットSを付けておいて天フレーム279に嵌め込むようにすれば緩衝効果が得られる。さらに、左上欄に示すように、上緩衝材291の角部に添って金属質・木質、樹脂質・硬質ゴムなどによる分散作用部材Kを備え付けておいてこの部材Kに衝撃が作用するとそれが平面方向に広がって下向きへの力が減衰されるように構成してもよい。この場合、仮想線のように、上緩衝材291を上下に分けてその間に分散作用板Mをサンドイッチにしてもよい。
仮想線のように内周溝378のある中空四角枠状の断面でなっている。内周溝378はなくともよい。ユニットuは、中実状でもよい。また、アルミ・鉄などの金属製品でもよい。
尚、同図右下欄に示すように、内向きに溝380を向けた断面コの字形をしたユニットu′としてもよい。
横架材386の端部にも孔を開けておいて図23に示すように抜け止めピン387で止め付けることもできる。図23の仮想線のように、枠組体Uの内側にさらなるユニットu...を配して横架材386の端部を長く結合するようにしてもよい。この場合、枠組体Uと追加ユニットuとの連結を図ってもよい。
尚、図24の下部に仮想線で示すように、ユニットu相互を長ボルト393で横連結してもよい。この長ボルト393による連結方法は、長さは異なるが縦向きでの連結にも利用できる。この際、長ボルト393は、横架材386のユニットuとの連結にも利用される。また、図24の右上欄に示すように、斜めボルト394により連結することもできる。こうしたユニットuによる構築方法は前記特別ルームにも適用できる。
この安全防護装置は、図示したベッドあるいは和風敷布団である就寝用品501の周りを取り囲むようにして畳や洋風フロアーである床502上に設けられて同就寝用品501上に就寝する人(図示省略)を地震時の家屋倒壊から防護するためのものである。
尚、この第1フレーム503は、本数を3本以上にしたり、平面X字形にしてもよい。また、同フレーム503は、四角なパイプにしたりあるいは板状のものも使用できる。板状のものには、溝形材や、波形板、折版形板なども含む。
さらに、同じく半円筒状をした下受ジョイントを合体させてより確実に抱き込み式に連結することもできる。
また、介護ベッドのように既設のものも対象になるが、その場合は、例えば、渡架材508を脱着自在にしておいて少なくともその一方を外した状態で待機する介護ベッド外側に沿うようにセットしてあとで外しておいた渡架材508を装着するようにしてもよい。
さらに、装置上には、上緩衝手段を別途備えてもよく、この場合、同緩衝手段は、引き出し付きのものにして収納したものが緩衝作用を発揮するようにしてもよい。
また、第1フレーム503の下端には移動用のローラーを装備して、スペーサなしにして移動可能な状態にし、スペーサを付けることでローラーを浮いた固定状態にするようにしてもよい。
さらに、前記補強フレーム518は、天枠部520がストレートであったが、仮想線のように、上からみて偏平V形あるいは湾曲状のものにしてもよい。
また、前記補強フレーム518の支柱519と第1フレーム503の支柱504とは離間しているが、その間につなぎのパイプや金属板などで連結してもよいし、両支柱519,504を近接して連結してもよい。さらに、支柱519を省略して天枠部520を支柱504あるいは天枠部505に連結するようにしてもよい。
また、前記特製畳は、図27に537−Iで示すように、装置外にはみ出す程度の広いものにしてもよい。この場合、特製畳537と537−Iとを重ね合わすこともできる。
さらに、同特製畳は、装置を複数並列配置する場合には、図27に537−IIで示すように、537−Iの2倍広いものにしてもよいし、537−Iのものを並列配置してもよい。
尚、底連結部材536に複数列の通孔536a...を開けておいてネジ式の止着具538...を挿通固定するようにすれば上方からの衝撃がより全面で緩衝されるようになる。
また、装置の設置対象は畳上以外に板状フロアーその他コンクリート基盤の上に設置してもよい。
尚、同安心クローゼットは、図28の平面から見て正方形に形成してもよい。
また、前記実施形態では1本式のコーナー支柱670であったが、図29の右上欄に示すように、横棚板671と奥棚板675の交差した構造の上下に短コラム681...を挟むように固定しその構造を上下複数段に構成することで耐震構造を構成してもよい。この場合、破線で示す連結軸682で全てを共締めするようにすれば構造的に簡易化する。
付加的な提案例として、ヘルメットあるいは野球帽など本人が通学に被るキャップの全周あるいは間隔を置いて離間した位置に透視窓口を設けるとともに、同窓口を通じて外部の状況を監視し遠距離の自宅や学校などの管理部に映像を送る映写転送システムをキャップ内に装備し、管理部では転送されてくる映像を一定時間録画するシステムを設置して、誘拐などの事件の証拠映像として確保できるようにする案をここに提案する。キャップからの映像は、相手が背の高い大人であることが一般的であるので、上下広い範囲を映すことができるものとする。尚、本人が映写を要求しない特定のときはOFFにできる機能もあわせもつ。
Claims (3)
- 曲げ形成された上部の丸形アーチの両端に一対の脚部を下部として一体に備えるとともに脚部の下端に座板を備えた曲げ鋼でなる逆U字形の主フレームの一対を互いに離して対向状に備え、各主フレームの上部には、垂直な面と水平な面とを有して側面L字形をなしその垂直な面が前記丸形アーチの外側となる面に添い水平な面が丸形アーチの上側に添うようにして側カバー板が止め付け固定されるとともに、前記側カバー板の離れた一対間には、天井板が渡されて取付けられ、その天井板の上側には、緩衝材が載置されているもので、前記脚部の下部は、家屋の床材に明けられた矩形通穴内の角コーナー近くをそれぞれ通って床下に入れられて床下地盤に埋設したコーナー基礎に座板を取り付けることで固定されるようにされ、さらに4本の脚部間には、上端が開放状で下向きに突状をなす底受け板が前記床材よりも下側にあるようにして取り付けられてその中に非常用品類が収納されるようにされ、かつ、前記底受け板の上側には、貫通口を有する受け板が取り付けられてその上を介して就寝用品が設置されるようになっている安全防護装置。
- 請求項1に記載されたものにおいて、各脚部の床下に対応部分を介して取り付けられて矩形通穴よりも床下方向に伸びるアウトリガーが取り付けられている安全防護装置。
- 曲げ形成された下部の丸形アーチの両端に一対の脚部を上部として一体に備える曲げ鋼でなるU字形の主フレームの一対を互いに離して対向状に備え、各主フレームの上部には、両脚部間に渡されるようにして横連結材が連結固定されるとともに、前後の横連結材間には、左右一対をなす上部連結部材が渡されて固定され、これら上部連結部材間に天井板が載せ付けられてその上に緩衝材が載置されてなるもので、前記丸形アーチには、家屋の床材に明けられた矩形通穴内を通じて床下に入れられて床下地盤の矩形通 穴より外側にあるように埋設した外側基礎上に先端が載せ付けられるアウトリガーが取付けられるとともに、前記前後の丸形アーチの床材高さに対応する高さには、下部連結部材が左右一対固定され、その下部連結部材上を介して就寝用品を載せるための受け板が取り付けられている安全防護装置。
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