リフォーム工事の必要がなく、設置場所の使用可能スペースを変えることなく、防災用品や非常食等の備蓄を可能とする収納庫を製造することを課題とする。
それには、収納庫上をフロアとして使用可能にする必要があり、フロアとして使用するのであれば現状で使用されている床材と略同様の表面素材も使用可能にするべきである。しかし、床材の中には、折り曲げ困難な素材が使用されていることも考えられる。収納庫上に畳床フロアを使用する場合、従来の畳床フロアの製造方法では、表面素材を折り曲げて、畳床の側面や底面に縫着するなどの方法で一体化させるため、折り曲げ困難な素材を使用することは不可能である。しかし、収納庫上に、畳床フロアを使用するのであれば、折り曲げ困難な表面素材も畳床フロアに使用可能にすることを課題とする。
現在も地震等の災害発生時用シェルターは製造されている。又、簡単に設置可能なシェルターも製造されているが形状が決まっており自由性にとぼしい。収納庫を人及びペットの避難場所としても利用可能となるシェルターにすることを課題とする。
更に収納庫を屋内の耐震補強に役立てることはできないだろうか。屋内の耐震補強をする場合、施工される工事は筋交い等の設置が考えられるが、それには壁を壊す必要があり、工事をする必要がある。工事をする必要がない収納庫を耐震補強部材として使用することはできないだろうか。収納庫を屋内の耐震補強部材として使用可能とすることを課題とする。
必要な時だけ車中泊を可能にし、限られたスペースを広くすることができるかである。天板をボックスとボックスに橋の様に設置可能にした方がスペースを広く使用できる可能性がある。しかし、ボックスとボックスに橋の様に設置する場合、天板には折れ曲がらない耐久性が必要になる。しかし、天板として畳床フロアを使用する場合、橋の様に設置する耐久性はない。通常の畳は、床の上に設置されるため、折れ曲がらない耐久性は必要ない。しかし、畳床フロアを使用するのであれば、畳床フロアにも折れ曲がらない耐久性が必要になる。折れ曲がらない耐久性を可能にする畳床フロアを製造することを課題とする。
更に災害発生等で車中泊をするのであれば、就寝スペースの他にトイレスペース及び着替えスペース等に利用する目隠しスペースとキッチンスペースが必要になる。就寝スペースは収納庫上を利用することで解決する。更に必要となる目隠しスペース及びキッチンスペースを確保することを課題とする。
竜巻等の災害が発生した時、雨戸がなく窓ガラスだけでは不安である。窓部分の補強に収納庫の天板が利用可能になれば、窓ガラスが割れた場合でも屋内の被害軽減を図ることが可能になる。しかし、ただ立て掛けるだけでは吹き飛ばされてしまい役に立たない。どのようにすれば、天板を窓部分の補強に役立てることができるかを課題とする。
本願発明の請求項1に記載の収納庫は複数の連結孔を有した複数本の支柱ユニットが取付け部品のネジにより連結されて枠体が構成され、該枠体の上辺にプレートを固定し、L型支柱ユニットとプレートに設けられた連結孔が長穴であり、該L型支柱ユニットは1枚又は複数枚を重ね合わせ使用し、又は、該L型支柱ユニットは角型支柱ユニットとの合わせ使用であり、該枠体の上面のみ、且つ、プレートの内側に天板が非固定で載置されており、前記天板は畳床フロア又は木質材からなり、該畳床フロアは畳床の表面側及び裏面側の少なくとも一方に下地板を固着させており、前記下地板は1枚又は複数枚用いた構造の折り曲げ困難な畳床フロアであることを特徴とする。係る構成によれば、収納庫を組み立て式にすることで、自由設計が可能となり、設置後の変更にも対応可能となり、設置場所の移動も可能となる。
天板は固定されずに載置されることで様々な使用が可能となる。更に様々な素材の使用も可能となる。天板として木質材が考えられる。種類も豊富であり、強度もあり、そのまま使用することも可能であり、表面素材を貼着することも可能であり、切断等も可能であり、ネジ等の使用も可能であり、様々な加工が可能であり、天板に好適である。更に、様々な加工が可能であり、保温性があり、衝撃吸収にも優れた畳床フロアも天板に好適である。天板として木質材及び畳床フロアを使用することで収納庫上はフロアとして使用可能となり、設置場所の使用可能スペースを変えることなく、防災用品や非常食等の備蓄を可能とする収納庫を製造する課題は解決する。
支柱ユニットの連結孔を複数設けたことにより、連結孔の使用方法に限定がなくなり、各種アレンジを可能にする収納庫になり、L型支柱ユニットに設けられた連結孔を長穴にすることで重ね合わせ使用をしてもネジ止めが可能となり、強度補強を可能にした。更に天板が収納庫上からずれない様に使用されるプレートを長穴にすることで、厚さに決まりのない天板の厚さに合わせて上下可動を可能にすることで対応可能にした。更に、プレートは他の場所にも使用が可能である。
又、本願発明の請求項2に記載の収納庫は、請求項1に記載の収納庫において支柱ユニット、角部補強板、補強板、筋交い、仕切り補強板、金網のうちから選ばれる1枚又は複数枚使用を可能としたことを特徴とする。係る構成によれば、シェルターとしても使用可能にするのであれば、重要になる課題は収納庫の強度である。収納庫に使用する各種部品により収納庫の強度補強を可能にし、1枚又は複数枚使用によって強度調整を可能にした。
収納庫に使用されるL型支柱ユニットと角型支柱ユニットの合わせ使用を可能にすることで、更に強固な強度補強が可能になる。可能な限りの強度補強をすることで、収納庫を人及びペットの避難場所としても利用可能となるシェルターにする課題は解決する。但し、シェルターにする場合は逃げ込むスペースが必要である。
又、本願発明の請求項3に記載の収納庫は、請求項1又は2に記載の収納庫において天板が畳床フロア又は木質材を複数枚重ねたものであることを特徴とする。係る構成によれば、天板を複数枚使用することで厚さ調整が可能になり、収納庫を耐震補強部材として使用可能にするための高さ調整を可能にする。更に天板を枠体と枠体に橋の様に設置させる場合においても枚数不足が発生することがなくなる。更に窓部補強部材として使用する場合においても枚数不足が発生することがなくなる。又、天板は、収納庫に固定されていないため、使用方法のアレンジが可能である。
又、本願発明の請求項4に記載の収納庫は、請求項1〜3のいずれかに記載の収納庫において収納庫内にペットハウスを設置したことを特徴とする。係る構成によれば、ペットハウスを収納庫内に設置可能であり、仕切り補強板や金網等を利用して収納庫内を仕切り、ペットハウスに利用することも可能である。地震等の災害発生時にペットの安全が確保され、ペットのシェルターとしても使用する課題は解決する。
又、本願発明の請求項5に記載の収納庫は、請求項1〜4のいずれかに記載の収納庫において収納庫の連結孔を利用してカーテンレールを設置したことを特徴とする。係る構成によれば、収納庫の連結孔にカーテンレールを設置したことでカーテン・虫よけネット等が設置可能となり、目隠しスペースの設置が可能となり、トイレスペースとしても、着替えスペースとしても利用することが可能となり、目隠しスペースを設置する課題は解決する。カーテンレールは工夫次第で様々なアレンジが可能である。
又、本願発明の請求項6に記載の収納庫は、請求項1〜5のいずれかに記載の収納庫において収納庫の枠体にシンクを設置したことを特徴とする。係る構成によれば、枠体にシンクを設置することで、給水用と排水用のポリタンクを利用すると水の使用が可能となり、更に天板、下地板等にステンレス板を貼着することも可能であり、周囲を燃えにくい環境にすることも可能となり、カセットコンロ等を利用することで簡易キッチンとして利用可能となり、キッチンスペースを確保する課題は解決する。ライフラインが停止した場合の備えにもなり、その他のキッチン用品の収納も可能であり、固定の必要がないため、持ち
運びが可能である。
天板は固定されずに載置されることで様々な使用が可能になる。従って、様々な加工が可能な素材が好適である。木質材は、種類も豊富であり、そのまま使用することも可能であり、表面素材を貼着することも可能であり、切断等も可能であり、様々な加工が可能であり、天板として好適である。更に、様々な加工が可能であり、保温性があり、衝撃吸収にも優れた畳床フロアも天板として好適である。木質材及び畳床フロアを天板として使用することで収納庫上はフロアとしても使用可能になる。
又、本願発明の請求項7に記載の収納庫は、請求項1〜6のいずれかに記載の収納庫において収納庫を高さ方向に複数個重ね、該収納庫側面の床設置面の一方の角と最上段の天板の対向する一方の角とを結ぶ対角線の長さが床から天井までの高さより長いことを特徴とする。係る構成によれば、収納庫を高さ方向に複数個重ね、収納庫側面の床設置面の一方の角と最上段の天板の対向する一方の角とを結ぶ対角線の長さを床から天井までの高さより長くすることで収納庫が傾いた場合も天井にぶつかり倒れる危険がなくなる。
しかし、収納庫の高さと天板の厚さで最上段の天板と天井面の隙間は可能な限り小さくする。重ねた収納庫同士はプレート等で固定を施す。更に柱、その他の固定の施せる部分には連結孔を利用しビス等で固定を施すことで更に収納庫が倒れる危険はなくなる。更にジョイント金具を使用することも可能であり、更に強固な固定が可能になる。収納庫には柱及び壁等を支える働きが期待でき、天井が落ちる事態が発生した場合も収納庫が支えとなり、被害の軽減が期待できる。収納庫を屋内の耐震補強部材として使用可能にする課題は解決する。
又、本願発明の請求項8に記載の天板の使用方法は、請求項1〜6のいずれかに記載の収納庫の天板を用いて、カンヌキとカンヌキ設置用金具と共に用い、窓を塞いで窓部を補強し、竜巻等の被害を軽減させる方法。係る構成によれば、天板は、収納庫から取り外し可能であり、窓部分に立て掛け、カンヌキをカンヌキ設置用金具に設置することで固定が可能となる。天板を利用した窓部分の補強が可能となり、窓ガラスが割れた場合でも屋内の被害軽減を図ることが可能になる。天板を窓部分の補強に役立てることが可能となり課題は解決する。カンヌキの保管は収納庫内でも収納庫側面でも可能である。但し、カンヌキ設置用金具は、事前の設置が必要である。
畳床フロアに使用される畳床と下地板を固着させることで表面素材を下地板に貼着させると畳床フロアは一体化する。
更にフローリングや合板等の折り曲げ困難な表面素材もネジや面ファスナー等で下地板に固着可能となり一体化する。これらの方法に限定される訳ではないが、固着解除が行える方法であれば、後からの変更にも対応可能となる。畳床に下地板を固着させることで、折り曲げ困難な表面素材も畳床フロアに使用可能となり、課題は解決する。更に畳床に下地板を固着させることで、表面素材を畳床に縫着する場合も、下地板に貼着して使用する表面素材の側面部分の負担は軽減され、使用可能となる表面素材の選択肢は広がる。
畳床フロアに使用される下地板を1枚又は複数枚用いた構造にしたことで折れ曲がらない耐久性が可能となり、枠体と枠体に橋の様に設置することも可能になる。更に下地板には、それぞれ異なる表面素材を貼着することも可能であり、様々なバリエーションが可能になる。折れ曲がらない耐久性を可能にする畳床フロアを製造する課題は解決する。
又、本願発明の請求項9に記載の収納庫は、請求項1〜7のいずれかに記載の収納庫において天板が畳床フロアを1枚又は複数枚用いた構造であることを特徴とする。係る構成によれば、畳床フロアを1枚又は複数枚用いた構造にしたことで、枠体と枠体に橋の様に設置させる場合においても、枚数不足は発生しない。更に天板には他にも使用方法があるが、必要枚数を用いることが可能になり、枚数不足は発生しない。
又、本願発明の請求項10に記載の収納庫は、請求項1〜7のいずれかに記載の収納庫に用いる天板が木質材からなり、該木質材が木質無垢材、木質集成材、合板又はこれらの複合材であることを特徴とする。係る構成によれば、天板に木質材を使用することで、収納庫上をフロアとして使用することも可能になる。更に木質材は、種類も豊富であり、使用方法により、最適な素材を選択することが可能である。そのまま使用することも可能であり、加工を施すことも可能であり、表面素材を貼着することも可能であり、様々な使用方法のある収納庫の天板に好適である。
又、本願発明の請求項11に記載の収納庫は、請求項10に記載の収納庫において天板が木質材を1枚又は複数枚用いた構造であることを特徴とする。係る構成によれば、木質材を1枚又は複数枚用いた構造にしたことで、枠体と枠体に橋の様に設置させる場合においても、枚数不足は発生しない。更に天板には他にも使用方法があるが、必要枚数を用いることが可能になり、枚数不足は発生しない。
連結孔を複数設けたことで、収納庫が地震の際にも動かないように柱、その他固定の施せる部分にネジ等で固定を施すことも可能になる。固定が施せるように支柱ユニットの連結孔はバランス良く配置する。更に必要に応じジョイント金具を使用する方法もある。連結孔によって枠体が強度不足にならないようにするためにも必要に応じて、支柱ユニットは複数の重ね合わせ使用も可能にする。更に底面に滑り止めを設置する等の工夫も有効な安全対策となる。更に収納物が倒れてこないように支柱ユニットの連結孔等を利用してネットやベルト等を利用することも可能であり、フック等で簡単に取付ける方法もある。更に収納庫に高さがある場合は連結孔等を利用して、手すり等を設ける安全対策が施せるように工夫をする。
更に人が侵入可能になるように枠体に補強板を設ける場合も左右対称の幅にならなくても侵入可能な幅を確保する。人が侵入を想定する部分には安全マットの設置も有効な安全対策となる。上面及び側面からも侵入可能にする。更にペットハウスを収納庫内に設置することも可能にする。更に仕切り補強板や金網等を利用して収納庫内を仕切ることも可能であり、ペットハウスとして利用することも可能になる。
仕切り補強板を取り付けるメリットは強度補強にもなり、ペットハウスを収納庫内に設置した場合の毛や羽や餌等の収納庫内の散らかり防止にもなる。金網の取り付けはペットハウスに限らず様々な物品のフック掛け等が可能になる。収納庫は連結可能に作り、仕切り補強板等は取り付けても、取り付けなくても自由にできるようにする。部分的な取り付けも、側面や底面の取り付けも可能にする。但し、底面に取り付ける仕切り補強板には収納庫全ての重量を支える強度が必要であり、収納庫で床にキズが付くことがないように注意が必要である。
屋内に耐震補強工事を施す場合は壁を壊しての筋交い等の補強工事が考えられる。しかし、収納庫であれば工事の必要はない。収納庫を高さ方向に複数個重ね、最上段の天板と天井面の隙間を可能な限り小さくして設置する。床から天井までの高さには決まりがないが、収納庫の高さ及び天板の厚さで調整をすることで隙間は可能な限り小さくする。更に柱、その他の固定の施せる部分には連結孔を利用しビス等で固定を施す。更にジョイント金具を使用することも可能であり、更に強固な固定が可能になる。
高さ方向に複数個重ねた収納庫同士はプレート等で固定を施す。プレートは長穴であり収納庫を屋内の側面の形状に合わせることも可能である。収納庫には強度補強も可能であり、筋交いの取り付けも可能である。更に収納物が落下しない様にネットやベルト等を設置することも可能である。又、重ねた収納庫を複数設置することも可能であり、柱、その他に固定の施された収納庫は柱及び壁等を支える働きが期待でき、天井が落ちる事態が発生した場合も収納庫が支えとなり、被害の軽減が期待でき、収納庫を屋内の耐震補強部材として使用にする課題は解決する。地震の揺れには法則があるので、そのことも考慮し設置するとより安全である。但し、固定の施せない場所及び吹き抜け等の天井が高い場所への設置には適していない。又、家屋には歪みもあり、傾きもあり、その他の状況で設置が困難な場合もある。
本願発明の収納庫を必要な時だけ車中に設置し、車中泊を可能にし、限られたスペースを広く使用できるようにする方法として、枠体と枠体に天板を橋の様に設置可能にする方法が考えられる。しかし、橋の様に天板を設置可能にするには折れ曲がらない耐久性が必要になる。天板に木質材を使用する場合は略可能である。課題は、橋の様に設置する耐久性がない畳床フロアを設置可能にする方法である。
解決方法は、畳床フロアに使用される下地板の強度補強である。下地板の素材も重要であるが、下地板1枚では強度不足の場合は、下地板を複数枚使用することで折れ曲がらない耐久性が可能になる畳床フロアを製造する。更に下地板を複数枚使用するメリットはそれぞれに違う表面素材を設けることが可能であり、1枚の畳床フロアで何通りもの使い方が可能になる。下地板の枚数を増やし、面ファスナー等で着脱可能な下地板を設けることも可能であり、下地板で強度調整が可能になる畳床フロアは底面全てに接地面がなくても折れ曲がることなく使用することが可能になり、課題は解決する。
更に使用可能スペースを広げ、目隠しスペースとキッチンスペースを確保する方法である。使用可能スペースを広げる方法として、収納庫の重ね積み設置をする方法が考えられる。しかし、重ね積み設置には注意が必要である。重ねた収納庫がずれないように固定を施す等の安全対策は重要である。更に収納庫の連結孔を利用してカーテンレール等の設置を可能にする。カーテン・虫よけネット等が設置可能となり、目隠しスペースを作ることが可能になり、トイレスペースや着替えスペースとして利用可能となる。但し、トイレスペースとして使用するには事前にポータブルトイレ等の準備が必要である。更に停車中はカーテンレール等を利用して車外にもスペースを広げることも可能である。
更に枠体にシンクを設置することも可能であり、ポリタンクを収納しておくことも可能であり、給水用と排水用を用意することで、水の使用が可能となり、カセットコンロ等を収納しておくことも可能であり、天板にステンレス板を貼着することも可能であり、周囲を燃えにくい環境にすることも可能になり、簡易キッチンとして利用可能になる。これで、必要スペースの確保が可能になり課題は解決する。しかし、使用する車のスペースにより設置が困難な場合もある。但し、収納庫の設置は車中に限定される訳はなく、簡易キッチンは災害等の発生でライフラインが停止した場合の備えにもなる。
本願発明の収納庫に使用されている天板をどのようにして竜巻等の災害が発生した時、窓部分の補強に利用可能にするか。課題を解決させる方法は、天板を窓部分に立て掛けカンヌキをカンヌキ設置用金具に設置し、固定することで、課題は解決する。カンヌキは収納庫内又は側面に保管可能である。天板として畳床フロアが使用され、下地板が複数枚使用され、面ファスナー等で着脱可能であれば、収納庫と窓部分の両方に使用可能となり、収納庫もシェルターとして利用可能となる。又、木質材及び畳床フロアも複数枚使用されていれば、収納庫と窓部分の両方に使用可能となる。但し、窓部分にカンヌキ設置用金具は、事前の設置が必要である。
組み立て式収納庫は自由設計が可能であり、設置後の変更にも対応可能であり、設置場所の移動も可能であり、収納庫上をフロアとして使用可能にしたことで設置場所の使用可能スペースを変えずに防災用品や非常食などの備蓄が可能になる。
組み立て式収納庫は様々な強度補強が可能であり、逃げ込むスペースを確保することができれば地震等の災害発生時、倒れてくるものから身体を守ることが可能になる。
収納庫を屋内の耐震補強部材として使用することが可能になれば、工事の必要が無く、屋内の耐震補強が可能となり、収納庫としても利用可能である。
収納庫を利用した、車中泊が可能になれば、改造の必要もなく、常設する必要もなく、必要な時だけ設置が可能である。
枠体にシンクを設置することが可能であり、ポリタンク及びカセットコンロ等を備えることで簡易キッチンとして使用可能になる。災害等の発生でライフラインが停止した場合の備えにもなる。
収納庫の天板を利用して、カンヌキとカンヌキ設置用金具を利用した窓部補強部材にすることが可能になれば、工事の必要が無く、屋内の被害軽減が可能になる。
収納庫を物品収納するためだけに設置するのではなく、地震や竜巻等の災害発生時には、すぐに逃げ込むことを可能にするシェルターに利用することで、人はもちろんペットを助けることも可能になる。収納庫には、上面及び側面からも侵入可能にすることで、飼い主が居なくてもペットは危険を感じたら逃げ込むことが可能になる。更にペットハウスを収納庫内に設置することも可能であり、固定を施せば地震等の災害発生時に収納庫内を動くことも倒れる心配もなくなる。更に固定解除が簡単に行えるように工夫することで、掃除も行えるようになる。更に仕切り補強板や金網等を支柱ユニットに取り付けることも可能であり、例えば、1ブロックをペットハウスにすることも可能になる。仕切り補強板を取り付けるメリットは強度補強にもなり、ペットハウスを収納庫内に設置した場合の毛や羽や餌等の収納庫内の散らかり防止にもなる。
又、収納庫内に仕切り補強板を取り付けないメリットは収納庫内を動くことが可能になり収納されている物が利用可能になる。しかし、仕切り補強板は取り外せるようにすることが可能である。全て組み立て式にすることで設置後の変更も可能である。連結孔及び金網等に懐中電灯や笛やヘルメット等の防災グッズを設置することも可能である。
収納庫の枠体部品が1枚では強度不足の場合は複数枚の重ね合わせ使用を可能にし、L型支柱ユニットと角型支柱ユニットの合わせ使用も可能にすることで強度補強が可能になる。部分的な強度調整も可能であり、後から強度補強を施すことも可能である。更に収納庫内にネットを設けて置くと物の運搬にも使用可能であり、強度とサイズ次第で担架の代用品としても利用可能になる。更に底面にも仕切り補強板は取り付け可能であり、収納庫の重量を底面全てに分散させることが可能になる。
災害等の発生後、一時的な避難を可能にする場所として車を利用する方法がある。キャンピングカーの様に充実した設備にはならないが、収納庫は平らなスペースがあれば設置が可能であり、一時的な就寝スペースとして利用可能になる。改造の必要がなく、必要な時だけ設置が可能であり、組み立て部品の選択も自由である。
例えば、タイヤ部分の出っ張りがあれば枠体の部品を上下で変え出っ張りを収納庫内に納めてしまうことも可能であり、組み立て方法で様々なアレンジが可能である。更に畳床フロアは下地板によって、通常の畳とは違い折れ曲がらない耐久性が可能になり、畳床フロアの下、全面に支えがなくても設置が可能になるため、枠体と枠体に橋の様に設置することも可能になる。更に収納庫を重ね積み設置すると使用可能スペースを更に広げることも可能であり、更に枠体と枠体をプレート又は仕切り補強板等で固定すると安定した設置が可能になり、蝶ネジ等を使用すると固定解除が簡単に行なえる。
収納庫は車体には固定をして設置をしないため、車外に持ち出すことも可能であり、屋外で使用することも可能であり、トラックの荷台で使用することも可能であり、屋内でも使用可能である。しかし、車中で使用する場合は、車の移動中に収納庫が動かないようにする対策は必要である。
この収納庫を使用するメリットは、固定をして設置をしないため、必要な時だけ設置することが可能であり、簡単に使用可能スペースを広げることが可能であり、天板として畳床フロアを使用すると下地板の使用枚数を増やすことでバリエーションを増やすことが可能になる。
更に収納庫の連結孔を利用してカーテンレール等の設置を可能にすることで、カーテン・虫よけネット等が設置可能となり、目隠しスペースを作ることも可能になり、トイレスペースや着替えスペースとして利用可能となる。更に停車中であればカーテンレール等を利用して車外にスペースを広げることも可能である。カーテン・虫よけネット等の重みで設置が困難な場合は支え棒を立てると良い。カーテンレール等の設置にはジョイント金具を使用する方法もあり、曲がっているカーテンレール等は折畳める様にすると便利になる。又、カーテン等で運転席のある前側との仕切りや窓部分の目隠しにも利用可能である。収納庫は車中以外の使用も可能である。
竜巻等の発生時は、窓ガラスだけでは不安であり、竜巻等の被害では窓ガラスが割れることも考えられる、窓部分に補強を施すだけで被害がくい止められる訳ではないが、被害の軽減を図ることは可能である。収納庫の天板に使用されている木質材や畳床フロアを窓部分に立て掛けカンヌキを設置して固定することで被害の軽減を図ることが可能になれば、屋内の安全が強化される。
収納庫が略畳半帖分のサイズであれば2ブロック分の天板である木質材や畳床フロアを1枚で製造することも可能であり、略畳一帖分のサイズになる。更に幅連結も可能であり、窓部分のサイズと同じにならなくても、窓ガラスの飛び散り等のブロック効果は期待でき、被害の軽減を図ることは可能である。又、木質材や畳床フロア等をカンヌキとカンヌキの間に挟む様に設置可能になれば、窓ガラスが割れた場合の、窓ガラスの修繕までの間の代用品として使用することが可能になり、ビニールシートと併用をすることで、隙間もなくなる可能性がある。但し、カンヌキ設置用金具は、事前の設置が必要である。
図1に基づいて説明する。図1の(a)は本願発明の収納庫1であり、組み立て式である。支柱ユニット4の連結によりできた枠体2であり、載置される天板F、畳床フロア3、木質材40がずれないようにプレート7で止める。固定にはネジNを使用する。プレート7は必要箇所に取り付ける。プレート7は天板F、畳床フロア3、木質材40の厚さに合わせて上下可動が可能になるように連結孔Pは長穴P1にする。
天板F、畳床フロア3、木質材40の角になる部分の補強に、ノンスリップ18を取り付けることも可能であり、又、天板F、畳床フロア3、木質材40を持ち上げ可能にするための取手10の取り付けも可能であり、更に支柱ユニット4に把持部23の取り付けも可能であり、地震等の揺れの際につかまり安定が図れる。ノンスリップ18、取手10、把持部23は必要に応じて取り付け可能である。
L型支柱ユニット4aの角部分の連結は重ならない様にL型支柱ユニット4aの連結部分の形状を45度のトメ加工にして接合することも、重なる部分の片側を切除した形状にして接合する方法もある。角部補強板5aの取り付けが可能であり、更に仕切り補強板11の取り付けも可能であり、固定を施すと安定する。
図1の(b)は連結部分のL型支柱ユニット4aを重ならない様にずらしてジョイント金具28で固定を施した図である。一例であり連結可能であれば、これに限定されない。角部補強板5aの取り付けが可能であり、更に仕切り補強板11の取り付けも可能であり、固定を施すと安定する。
図1の(a)、(b)に基づいて更に詳しく説明する。収納庫1の枠体素材はスチールなどの鉄鋼材等を使用する。素材に限定はないが強度があり、加工と組み立てが簡単にできる素材が良い。収納庫1のサイズは支柱ユニット4の長さで調整可能にする。支柱ユニット4の長さは30cm、45cm、60cm、81cm、172cmを設定しているが、このサイズに限定される訳ではない。その他の部品については組み立てに適合するサイズとする。様々な加工の施せる収納庫は、強度補強も可能である。
又、天板Fについては、木質材40はそのまま使用することも可能であり、表面素材8等を貼着することも可能であり、様々な加工が可能であり、様々な使用方法のある天板Fに好適である。又、畳床フロア3も様々な加工が可能であり、保温性があり、衝撃吸収に優れ、下地板9の使用されている畳床フロア3は強度補強も可能であり、様々な表面素材8の使用も可能であり、様々な使用方法のある天板Fに好適である。図1は収納庫1の一例であり、これに限定されない。
図2に基づいて説明する。本願発明の収納庫1の枠体2である。枠体2は複数の支柱ユニット4の連結により構成されている。連結孔Pは連結のために使用するほか、様々な使用を可能にするためにも使用される。連結孔Pはシェルター22として使用可能にするための強度補強部品の取り付けにも使用される。
角部分の強度補強を図るためには角部補強板5aを使用する。上面、底面、側面の強度補強を図るために使用される補強板5bは上面、側面は人が入れる幅を確保する。必要に応じ1枚又は複数枚を取り付ける。
収納庫上をフロアとしても使用可能にする天板Fを支える部品はL型支柱ユニット4a、補強板5b、角部補強板5a等があり、天板Fがずれないように収納庫側面にプレート7が取り付け可能であり、収納庫上を使用しても天板Fが落下する心配はなくなり、収納庫上はフロアとして使用可能になる。
更に強度補強となる筋交い6を取り付けることも可能であるが、人の侵入が予想される部分を避けて取り付ける。尚、筋交い6には筋交い板6a、立体型筋交い6bがあるが、一例であり、これに限定されない。
更に連結孔Pを利用して柱及びその他の固定可能部分に固定を施す。この固定は解除が行えるようにビスN2を使用する。又、固定を施す場合、ジョイント金具28を利用することも可能であり、ジョイント金具L型28aやジョイント金具I型28bが使用可能であるが、ジョイント金具28の一例であり、これに限定されない。収納庫1は側面からも侵入を可能にすることで災害により上面が塞がれることになっても側面から侵入が可能になる。
図3に基づいて説明する。本願発明の収納庫1に使用される部品である。使用される部品は天板F、畳床フロア3、木質材40、L型支柱ユニット4a、角型支柱ユニット大4b、角型支柱ユニット小4c、角部補強板5a、補強板5b、ジョイント金具L型28a、ジョイント金具I型28b、仕切り補強板11、筋交い板6a、立体型筋交い6b、プレート7、取手10、蝶ネジN1、ビスN2、ボルト・ナットN3、金網12、把持部23である。しかし、使用部品の一例であり、部品がこれらのみに限定される訳ではない。
図4に基づいて説明する。図4は収納庫1の枠体部品である支柱ユニット4の縦支柱を合わせて組み立て強度補強を可能にした一例の説明図である。
図4の(a)はL型支柱ユニット4aの連結孔Pを長穴P1にすることで重ね合わせ使用をしてもネジNの使用が可能になり強度補強を可能にする。連結部分のL型支柱ユニット4aの形状を45度のトメ加工にして接合している。
図4の(b)はL型支柱ユニット4aと角型支柱ユニット大4bを合わせて使用することで強度補強を可能にする。
図4の(c)はL型支柱ユニット4aと角型支柱ユニット小4cを合わせて使用することで強度補強を可能にする。
L型支柱ユニット4aの連結孔Pは長穴P1にすることで合わせ使用をしてもボルト・ナットN3の使用を可能にする。角型支柱ユニット大4bと角型支柱ユニット小4cの連結孔Pは丸穴P2とする。
図5に基づいて説明する。図5は本願発明の収納庫1の枠体部品であるL型支柱ユニット4aに角部補強板5aを取り付けた一例の図である。1枚では強度不足の場合は内側と外側に取り付けることも可能であり、片側だけに1枚又は複数枚を取り付けることも可能である。固定にはボルト・ナットN3が好適であるが限定はない。
図6に基づいて、本願発明の収納庫1を洋室に設置した一例の図を説明する。収納庫1は連結可能にすることでスペースを広げることが可能になる。強度補強のための筋交い6の取り付けも可能であり、効果的な取り付けを行う。筋交い板6aはクロスの使用も可能である。しかし、筋交い6は人の侵入を考慮して取り付ける。
仕切り補強板11や金網12を設けることも可能であり簡単に取り外し可能となる蝶ネジN1の使用も可能であるが、ネジNは利用箇所に好適なものを使用する。又、仕切り補強板11と金網12を合わせて使用することも可能であり、ペットハウス19として使用することも可能となる。更に金網12は様々な物品掛けとしても利用可能である。
又、災害発生時には、シェルター22としても使用するため、揺れに備え把持部23が取り付け可能であり、ヘルメットやライトや笛等の防災グッズ16の設置も可能である。避難した場所に防災用品や非常食等の収納物17が備蓄されていることで有効に活用することが可能になる。収納物17が倒れてこないようにネット13やベルト14の利用も可能であり、フック15を利用すると取り付け、取り外しが簡単に行なえる。
収納庫1を人及びペットのシェルター22にも利用可能にする方法は、強度補強及び侵入口の確保である。上面及び側面からも出入り可能にする。ペットハウス19を収納庫内に設置することも可能であり、ペットハウス用ドア19aを図の様に部屋側の側面に設けることで日常的な使用も可能になる。更に仕切り補強板11や金網12を利用して収納庫内を仕切りペットハウス19にすることも可能であり、ペットハウス用ドア19aは、L型支柱ユニット4a等の連結孔Pを利用し、木枠を取り付け、蝶番を取り付け、ペットハウス用ドア19aを取り付ける方法もある。しかし、ペットハウス19を収納庫1に設置する場合はペットに合った方法で設置するのが好適である。
連結孔P及び金網12の設けられた収納庫1には懐中電灯や笛やヘルメット等の防災グッズ16を数か所に設置することも可能であり、発泡ゴム27等のクッション性のある物を収納庫1の内外に取り付けが可能であり安全対策は必要箇所に施す。
枠体部品の選択は自由であり、部分的な強度補強も可能であり、後から強度補強を施すことも可能である。又、底面に仕切り補強板11が取り付け可能であり、収納庫1の重量は底面全体に分散が図れる。
収納庫内にネット13を設けて置くと物の運搬にも使用可能であり、強度とサイズ次第で担架の代用品としても利用可能になる。図6は一例であり、これに限定されない。又、記載はないが収納庫には天板Fが載置されているものとする。
図7に基づいて説明する。窓部補強部材39を利用して窓38の部分に補強を施す一例を示した図である。竜巻等の被害を軽減させる方法は天板F、畳床フロア3、木質材40、下地板9を窓38の部分に立て掛けカンヌキ24をカンヌキ設置用金具24aに設置する。
カンヌキ24は1か所でもよいが可能であれば2か所以上に設置するとより効果的である。天板F、畳床フロア3、木質材40が複数枚使用され余分があれば、収納庫1と窓38の部分の両方に使用可能となる。更に、畳床フロア3に使用される下地板9においても、複数枚使用され面ファスナー20等で貼着され着脱可能であれば、同様の使用が可能となる。
更にカンヌキ24を一ヶ所で2本以上使用可能になれば、カンヌキ24とカンヌキ24の間に挟むよう使用することも可能となり、窓ガラスが割れた場合も、窓ガラスの修繕までの間の代用品として使用することも可能となる。一ヶ所の窓38の部分で天板F等を2枚以上使用する場合は、面ファスナー20等を利用して幅方向に接続することも可能である。
収納庫1のサイズが1ブロック略畳半帖の場合は2ブロック分の天板F等を1枚で製造することで略畳一帖分のサイズにすることも可能である。窓38の部分のサイズに近いサイズにすることでより効果的な使用が可能になる。カンヌキ24は収納庫内又は側面に保管可能である。但し、カンヌキ設置用金具24aは事前の取り付けが必要であり、できればカンヌキ設置用金具24aは折れ畳めて壁に付く様になると安全である。
カンヌキ設置用金具24aのサイズは幅12cm、縦8cm、カンヌキ24は横3cm、縦7cm長さ190cmを設定しているが、このサイズに限定される訳ではない。又、カンヌキ24は倒して横7cm、縦3cmにして使用することも可能であり、2本を合わせて使用することも可能であり、窓38のサイズと天板F等のサイズを考慮し、設置する。図7は一例であり、これに限定されない。又、天板F等のサイズとかけ離れて大きいサイズの窓38、その他の状況で設置が困難な場合もある。
図8に基づいて説明する。本願発明の枠体2に載置される天板F、畳床フロア3、木質材40を橋の様に設置する一例を示した図である。
図8の(a)は枠体2に載置される天板F、畳床フロア3、木質材40の向きを変え橋の様に設置した図である。更に枠体2と枠体2をプレート7等で固定することで、安定した設置を可能にする。プレート7は連結も可能であり、長さ調整が可能である。更に枠体2に角部補強板5a、補強板5b、その他の部品で強度補強を施すことも可能である。
図8の(b)は重ね積み設置を想定した収納庫1の保管中の一例である。枚数不足が発生しないように畳床フロア3又は木質材40は必要枚数を用いる。面ファスナー20等を利用して貼着することも可能である。更に畳床フロア3と木質材40をミックスで使用することも可能であり、使用目的に合わせて好適な天板Fを使用する。
図8の(c)は重ね積み設置をした一例である。重ね積み設置が可能になれば更に使用可能スペースを広げることも可能になる。枠体2と枠体2の固定は縦横に施すとより安定した設置が可能になる。固定にはプレート7の他に仕切り補強板11及びジョイント金具28を使用する方法もあり、合わせて使用することも可能である。図8の(a)(b)(c)は一例であり、これに限定されない。
畳床フロア3を橋の様に設置可能にする方法は、下地板9の強度補強である。下地板9の素材も重要であるが、下地板9が1枚では強度不足の場合は、下地板9を複数枚使用することで折れ曲がらない耐久性を可能にする。
更に下地板9を複数枚使用するメリットはそれぞれに異なる表面素材8の貼着が可能であり、1枚の畳床フロア3で何通りもの使い方が可能になる。下地板9の枚数を増やし、面ファスナー20等で着脱可能な下地板9を設けることも可能であり、下地板9で強度調整が可能になる畳床フロア3は底面全てに接地面がなくても折れ曲がらない耐久性が可能になる。
収納庫1は平らなスペースがあれば設置可能であり、車中にも設置可能である。車体改造の必要がなく、必要な時だけ設置可能であり、部品の選択も自由であり、例えば、タイヤ部分の出っ張りがあれば、枠体2の部品を上下で変え、出っ張りを収納庫内に納めてしまうことも可能であり、収納庫1の組み立てはアレンジが可能である。
重ね積み設置をすると使用可能スペースを広げることも可能であるが、車中で使用する場合は、枠体2同士をプレート7や仕切り補強板11やジョイント金具28等を利用して車内の幅に合わせて固定を施す。収納庫1が動かない様にする安全対策は重要であり、車体に固定の施されていない収納庫1が動かない様に設置する。発泡ゴム27等を利用する方法もあり、クッション性のある発泡ゴム27等を設置することで可能な限り隙間は小さくする。発泡ゴム27等の設置は、収納庫1によって車にキズが付かない様にする対策にもなる。更に底面に滑り止めの設置も有効である。しかし、安全対策の一例であり、これに限定されない。
収納庫1は車体に固定をして設置をしないため、車外に持ち出すことが可能であり、屋外で使用することも可能であり、トラックの荷台でも使用可能であり、屋内でも使用可能である。この収納庫1を使用するメリットは、固定をして設置をしないため、必要な時だけ設置することが可能になる。但し、固定が必要な場合は、固定解除が簡単に行なえる方法で固定を施すことも可能である。例えば、車体に連結孔Pが設置可能であれば、収納庫1の連結孔Pを利用して蝶ネジN1等で固定する方法が考えられる。
収納庫1を利用し、簡易キッチンを作ることも可能であり、一例を説明する。枠体2にシンク34を設置することも可能であり、収納庫上面の残りの部分には補強板5bを取り付け、穴を塞ぐ方法もあり、天板F、下地板9等にステンレス板33等を貼着させジョイント金具L型28aで固定する方法もあり、使い勝手を考え自由な組み立てが可能である。ポリタンク35を給水用と排水用の2個以上を用意することで、水の使用スペースを作ることが可能になる。給水用ポリタンクはシンク34に水が注げるタイプが便利であり、シンク34から排水用ポリタンクに排水パイプで排水可能にする工夫は大切であり、排水用ポリタンクから水があふれない様に容量には注意が必要である。
天板F、下地板9等にステンレス板33等を貼着することも可能であり、周囲を燃えにくい環境にすることも可能になる。カセットコンロ36を用意することで、簡易キッチンとして利用可能になる。更に必要なキッチン用品を収納しておくことも可能である。固定の施されていない収納庫1は設置場所を限定することなく使用可能であり、ライフラインが停止した場合の備えにもなる。
車中に設置した収納庫1の連結孔Pにカーテンレール25等を設置することでカーテン・虫よけネット26等が設置可能になる。車中に目隠しスペースを作ることも可能になり、トイレスペースや着替えスペースとして利用可能になる。カーテンレール25等は、真直ぐな物でも曲がった物でもどちらでも使用可能であり、又、両方合わせての使用も可能であり、カーテンレール25等の形状は使用目的に合わせて好適な物を設置する。
又、車外にスペースを広げることも可能であり、カーテン・虫よけネット26等の重みで設置が困難な場合はカーテンレール25等を支える、支え棒29を立てる方法もある。カーテンレール25等の設置にはジョイント金具28を使用する方法もあり、高さ調整も可能になるなど様々な取り付けが可能になる。カーテンレール25等は必要な時だけの設置が可能であり、使用目的に合わせてアレンジが可能である。
図9に基づいてついて説明する。本願発明の畳床フロア3の断面図の一例である。畳床21と下地板9を固着させる。固着させる方法は、接着剤30、ネジN、面ファスナー20等あるが、どのように固着させるかは使用方法で決める。畳床21と下地板9を固着させることで表面素材8は縫い着させなくても一体化させることが可能になる。
下地板9の枚数を増やすことも可能であり、下地板9にそれぞれに異なる表面素材8を使用することも可能であり、いろいろなバリエーションが可能になる。表面素材8同士を面ファスナー20等で着脱式に貼着することも可能である。下地板9の素材及び枚数を増やすことで畳床フロア3は橋の様に設置しても折れ曲がらない耐久性が可能になる。
図9の(a)は始めにいぐさ表37の畳を作り、反対側の下地板9はビスN2、面ファスナー20等で畳床21に固着させる。固着方法は限定される訳ではないが固着解除が可能な方法で固着することで、いぐさ表37の張り替えが可能になる。他の表面素材8の貼着した下地板9は面ファスナー20等で着脱可能に貼着することも可能である。
図9の(b)は畳床21と下地板9を固着させる方法に限定はなく、下地板9に貼着した表面素材8に表面素材8の貼着した下地板9を面ファスナー20等で着脱可能に貼着している。
図9の(c)は畳床21に接着剤30等で下地板9を固着させ、フローリング31や合板32はビスN2や面ファスナー20等で下地板9に固着させる。更に、表面素材8の貼着した下地板9を面ファスナー20等で着脱可能に貼着することも可能であり、複数枚貼着することも可能である。図9の(a)(b)(c)は一例であり、これに限定されない。
収納庫1を屋内の耐震補強に役立てる一例を説明する。収納庫1を高さ方向に複数個重ね、収納庫側面の床設置面の一方の角と最上段の天板Fの対向する一方の角とを結ぶ対角線の長さを床から天井までの高さより長くすることで、収納庫1が傾いた場合も天井にぶつかり倒れる危険がなくなる。
しかし、収納庫1を耐震補強部材として使用するのであれば、最上段の天板Fと天井面の隙間は小さい方がベストである。従って、複数個重ねる収納庫1の高さと、天板Fの厚さ調整で、可能な限り最上段の天板Fと天井面の隙間は小さくする。更に収納庫1の連結孔Pを利用し、柱、その他の固定の施せる部分にビスN2等で固定を施す。更に固定にはジョイント金具28を利用することも可能であり、例えば、ジョイント金具L型28aは収納庫1を抑える様に使用する方法もあり、 更に強固な固定を施すことが可能になる。
複数個重ねた収納庫1同士は縦方向にプレート7等で固定を施す。プレート7は長穴P1であり収納庫1を屋内の側面の形状に合わせてずらし固定を施すことも可能であり、収納庫1と屋内側面の隙間を小さくすることも可能になる。地震の揺れには法則があるので、そのことも考慮し設置するとより安全である。
収納庫1同士の固定にはプレート7の他に仕切り補強板11等の設置も可能であり、設置場所の壁等に合わせて壁紙を貼着することも、その他の加工を施すことも可能であり、違和感のない演出も可能となる。
収納庫1は様々な強度補強が可能であり、筋交い6の取り付けも可能である。更に収納物17が落下しない様にネット13やベルト14等を取り付けることも可能である。又、重ねた収納庫1は複数設置することも可能である。収納庫1を耐震補強部材として使用する一例であり、これに限定されない。但し、固定の施せない場所及び吹き抜け等の天井の高い場所には適さない。又、家屋には歪みもあり、傾きもあり、その他の状況で設置が困難な場合もある。
収納庫1に用いる天板Fに木質材40を使用する場合、木質無垢材、木質集成は、そのままの使用に適しており、木のぬくもりを味わうことが可能である。ベンチ、テーブル等としての使用も可能であり、面取り及び反り防止加工及び表面加工を施すことも可能である。更に合板32は表面素材8を貼着する場合に適しており、フローリング31等に使用される複合材の使用も可能であり、収納庫上をフロアとしても使用する天板Fに木質材40は好適である。木質材40の種類は豊富であり、特性も違う為、使用目的に合わせて選択する。