JP7350957B1 - モビリティユニット - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1に記載のトレーラーハウスは、台車に載せられて自動車によって牽引・搬送され、台車に載せられた状態のまま、定置可能な場所に定置可能とされている。
しかしながら、収納スペースを確保するために、収納用の置き家具を室内に設置すれば居住スペースが狭くなってしまうことは言うまでもない。それに加えて、モビリティユニットは、自動車によって牽引・搬送されることが前提となっている。そのため、安全性を考慮すると、例えば箪笥等を始めとする背の高い置き家具や器具などは、バランスを取ることが難しく、なるべく設置しない方が望ましい。
前記第一床10の一部の上方に、前記第一床10と平行して第二床16が配置され、
前記第二床16は、前記第一床10に立設された支持壁17によって下方から支持されるとともに、前記四面の側壁12~15のうち少なくとも一つの側壁に固定され、
前記第二床16の下方に第一空間21が形成され、上方に第二空間22が形成されており、
前記四面の側壁12~15のうち前記第一空間21に面する側壁のいずれかに、前記第一空間21と屋外とを連通する屋外側開口部32が形成されており、
前記第二床16は、前記第一床10と前記屋根11との間に位置し、前記屋根11よりも前記第一床10に近接して配置されていて、前記第一空間21の天井高は、前記第二空間22の天井高よりも低く設定されて、前記第一空間21は、物品の収納スペースである低天井収納室とされており、
前記屋外側開口部32の高さ寸法は、前記第一床10の下表面と前記第二床16の下表面との間に収まる範囲に設定されているとともに、当該屋外側開口部32の下端縁は、前記第一床10の上表面よりも下に位置していることを特徴とする。
さらに、第二床16は、第一床10に立設された支持壁17によって下方から支持されるとともに、四面の側壁12~15のうち少なくとも一つの側壁に固定されているので、支持壁17と四面の側壁12~15のうち少なくとも一つの側壁によって安定的に支持されることになり、自動車による牽引・搬送時における安全性が高い。
また、四面の側壁12~15のうち第一空間21に面する側壁のいずれかに、第一空間21と屋外とを連通する屋外側開口部32が形成されているので、屋外側から第一空間21を使用することができる。
さらに、モビリティユニット1を台車2に載せた状態で利用した場合に、屋外側開口部32は、台車2の直上に配置されることとなるので、地面に立つ人の腰高以上の高さに配置されることとなる。これにより、屋外側開口部32を開放したときに屋外側から第一空間21を見ると、目線よりも若干低い程度の高さで、第一空間21の内部が見えることとなる。そのため、第一空間21に物品を収納すれば、屋外側開口部32からの出し入れが行いやすい。
また、第一空間21の天井高は、第二空間22の天井高よりも低く設定されており、屋外側開口部32の高さ寸法は、第一床10の下表面と第二床16の下表面との間に収まる範囲に設定されているので、屋外側開口部32は、人の出入りがしにくい高さに形成されることとなる。これにより、第一空間21は、特に物品の収納に特化した使い方をするのに適したスペースとなる。その一方で、第二空間22は、第一空間21よりも天井高が高くなるので、収納スペースとしてよりも、居住スペース20の一部として使いやすくなる。
さらに、天井高の低い第一空間21を収納スペースとして利用すれば、物品を、モビリティユニット1のうち低い高さ位置に納めておくことができるので、モビリティユニット1が自動車によって牽引・搬送されることを考慮すると、例えば高い位置に物品が収納される場合に比して安全性が高い。
前記支持壁17は、前記四面の側壁12~15のうち少なくとも一つの側壁に平行して配置され、
前記支持壁17には、前記第一空間21に出入りするための室内側開口部30が形成されていることを特徴とする。
前記室内側開口部30には、当該室内側開口部30を開閉する錠31b付きの第一建具31が設けられていることを特徴とする。
前記第二床16は、前記四面の側壁12~15のうち互いに直交する三つの側壁に固定され、
前記支持壁17は、前記第二床16の端部よりも前記第一空間21の中央側に寄せられて配置され、前記第二床16は、前記支持壁17に対してオーバーハングした状態となっていて、かつ、当該第二床16における前記支持壁に対してオーバーハングしている側の端部は、他の壁によって支持されていないことを特徴とする。
前記屋外側開口部32には、当該屋外側開口部32を開閉する錠33b付きの第二建具33が設けられていることを特徴とする。
なお、本実施形態におけるモビリティユニット1は、トレーラーハウスとされているが、これに限られるものではなく、台車2から降ろされて使用されるコンテナハウスであってもよい。その場合、モビリティユニット1は、基礎の上に設置される。
階段付きデッキ200は、脚部によって支持される本体デッキ210と、地面と本体デッキ210上との間を移動できるようにする階段220と、を備えている。また、本体デッキ210のうち、階段220とは反対側の端部には手摺230が設けられている。
本体デッキ210上にテーブルや椅子を設置し、本体デッキ210を、屋外(アウトドア)のリビングとして利用することが好ましい。
さらに、モビリティユニット1は、定置場所に定置するのに必要とされる全ての基準を満たすものとする。
支持台3は、モビリティユニット1における箱状のユニット本体が載せられて一体化されている。また、この支持台3の前側端部には、前方に突出して設けられて自動車に連結される連結部(図示省略)が一体形成されているものとする。
複数の支持脚4は、支持台3の四隅と、車輪3a近傍(支持台3の長さ方向中央)の二箇所の、計6か所に設けられている。なお、支持脚4は、支持台3に接する部位を手動で昇降させることが可能なジャッキ装置である。
また、後述する第一空間21は、宿泊施設の管理者が、宿泊者用のリネン類やアメニティグッズ、その他の各種備品の収納スペースや、分電盤や蓄電池等の各種設備の設置スペースとして利用している。そのため、第一空間21は、管理者のみが使用できるようになっているものとする。
ただし、モビリティユニット1の用途が宿泊施設でない場合は、第一空間21の使用者も異なるものとする。もしくは、モビリティユニット1の用途が宿泊施設の場合も、第一空間21の使用者が管理者である必要はなく、例えば宿泊者であってもよい。
次に、モビリティユニット1の構成について詳細に説明する。
トレーラーハウスである本実施形態のモビリティユニット1は、台車2を含んで構成されているものとするが、以下では、台車2の支持台3に載せられる箱状のユニット本体について説明する。
このようなユニット本体は、一方向(前後方向)に長く、他方向(左右方向)に短く形成されて直方体状に形成されている。
なお、第一床10は、床本体が、内部中空状の建築用木質パネルによって構成されている。床本体の上面には床仕上げ材(例えばフローリング材)が設けられ、内部中空部には断熱材が充填されている。
これにより、アウトドアリビングである本体デッキ210上に雨水が流れることを防ぐことができる。また、後述するが、ユニット本体の階段付きデッキ200側には出入口15aが設けられるため、出入口15aに雨水が流れることも防ぐことができる。
なお、屋根11は、屋根本体が、内部中空状の建築用木質パネルによって構成されている。屋根本体の表面には屋根材(例えばガルバリウム鋼板屋根)(ガルバリウム鋼板は商標登録である)が設けられ、内部中空部には断熱材が充填されている。
また、屋根本体の下面には天井材(例えば化粧貼り天井板材)が取り付けられている。屋根11は片流れ屋根であるため、ユニット本体の内部から見た場合、天井は勾配天井となっている。ただし、これに限られるものではなく、屋根本体の下方に野縁や天井材等からなる水平な天井を形成してもよい。
第一側壁12は、第一床10の長さ方向一端部側(前端部側)に設けられている。
第二側壁13は、第一床10の長さ方向他端部側(後端部側)に設けられている。
第三側壁14は、第一側壁12の幅方向一端部(左側端部)と第二側壁13の幅方向一端部(左側端部)との間に設けられている。
第四側壁15は、第一側壁12の幅方向他端部(右側端部)と第二側壁13の幅方向他端部(右側端部)との間に設けられている。
第一側壁12及び第二側壁13は、ユニット本体における前後面を形成し、幅寸法(左右方向の寸法)が短い。第三側壁14及び第四側壁15は、ユニット本体における左右面を形成し、幅寸法(前後方向の寸法)が長い。
なお、四面の側壁12~15は、壁本体が、内部中空状の建築用木質パネルによって構成されている。壁本体の屋外側には外壁材(例えばガルバリウム鋼板外壁やサイディング材)が設けられ、屋内側には内壁材(例えば石膏ボード)が設けられるとともに壁仕上げ材(例えばクロス)が施され、内部中空部には断熱材が充填されている。
第二床16は、第一床10に立設された支持壁17によって下方から支持されている。
また、第二床16は、四面の側壁12~15のうち少なくとも一つの側壁に固定されている。本実施形態の第二床16は、図4~図8に示すように、第二側壁13、第三側壁14、第四側壁15の三方の側壁に対して固定されている。
このような第二床16は、平面視正方形状に形成されている。そして、第二側壁13とは反対側の端部が、第三側壁14の嵌め殺し窓14b及び第四側壁15の嵌め殺し窓15bの直近に位置している。
なお、第二床16は、床本体が、内部中空状の建築用木質パネルによって構成されている。床本体の上面には床仕上げ材(例えばタイルカーペット)が設けられ、床本体の下面には天井材が設けられ、内部中空部には断熱材が充填されている。
また、第二床16は、屋根11よりも第一床10に近接して配置されている。これにより、第一空間21の天井高は、第二空間22の天井高よりも低く設定されることとなる。なお、第一空間21の天井高は、700~800mm程度に設定されている。また、第二空間22の天井高は、最も高い部分で1500~1600mm程度に設定されており、平均的な身長の成人男性が若干腰をかがめて歩行できる。
このように第二床16は、屋根11よりも、第一床10に対して近接して配置されているため、第一空間21は、第二空間22に比しておおよそ半分の天井高に設定された低天井な空間となる。
なお、仮に、第二床16を、第一床10よりも屋根11に近接して配置してしまうと、第二空間22はロフトとして認識されることが考えられる。ロフトは、高い位置の収納スペースとして利用されたり、ベッドルーム(ロフトベッド)として利用されたりする。ロフトに上がるためには、梯子等の背の高い器具が必要となるし、高い位置に多くの物品が収納される場合がある。そのため、自動車によって牽引・搬送されるモビリティユニット1としての安全性を考慮すると、第二床16を、屋根11に近接して配置するよりも、第一床10に近接して配置した方が望ましい。
しかも、本実施形態においては、支持壁17は、第二床16における前側端部よりも第一空間21の中央側に寄せられて配置されている。これにより、第二床16は、支持壁17に対してオーバーハングした状態となっている。換言すれば、第二床16の下方空間である第一空間21は、支持壁17によって前方側と後方側に区切られており、第一空間21の前方側は、前方に向かって開放された状態となっている。
なお、支持壁17は、壁本体が、内部中空状の建築用木質パネルによって構成されている。壁本体の表裏両面には内壁材(例えば石膏ボード)が設けられるとともに壁仕上げ材(例えばクロス)が施され、内部中空部には断熱材が充填されている。
本実施形態の第一建具31は引戸であり、室内側開口部30を開放したときに、支持壁17における第四側壁15側部と重なるようにして収まる。
第一建具31には、第一建具31を開閉操作する際に指を引っ掛ける指掛かり31aがある。また、第一建具31には、錠31bが付属しているため、室内側開口部30を閉塞した状態でロックすることができる。
なお、本実施形態のモビリティユニット1は宿泊施設であり、第一空間21は宿泊施設の管理者によって使用されるため、錠31bは、管理者にのみ操作可能となっている。
すなわち、屋外側開口部32は、第一空間21と屋外とを連通する開口部であり、四面の側壁12~15のうち第一空間21に面する側壁のいずれかに形成されている。本実施形態においては、第二側壁13に形成されているものとするが、他の側壁に形成されてもよいし、複数形成されてもよい。
このような屋外側開口部32は第一空間21に面しているため、第二側壁13のうち第二床16よりも上方には形成されない。そのため、屋外側開口部32の高さ寸法は、必然的に、第一床10と第二床16との間に収まる範囲に設定されることとなる。
なお、モビリティユニット1は台車2に載せられているため、屋外側開口部32は、モビリティユニット1の下端部にあるとは言え、地面に立つ人の腰高以上の高さに配置されることとなる。そのため、屋外側開口部32を開放したときに屋外側から第一空間21を見ると、目線に近い高さや目線よりも若干低い高さで、第一空間21の物品等が見えることとなる。
本実施形態の第二建具33は片開戸であり、屋外側開口部32を開放したときに、屋外側に向かって回転移動する。
第二建具33には、第二建具33を開閉操作する際に把持する把手33aが設けられている。また、第二建具33には、錠33bが付属しているため、屋外側開口部32を閉塞した状態でロックすることができる。
なお、本実施形態のモビリティユニット1は宿泊施設であり、第一空間21は宿泊施設の管理者によって使用されるため、錠33bは、管理者にのみ操作可能となっている。
また、第一空間21は、上記のように天井高が低いため、人の出入りよりも物品の収納や各種設備(分電盤、蓄電池等)の設置に適している。そのため、第一空間21は、例えば物品や各種設備、備品等の収納スペースとして好適に利用される。すなわち、第一空間21は、低天井収納空間(低天井収納室)とされている。
ただし、第一空間21における前方側スペースは、上記のように居住スペース20と連続しているため、モビリティユニット1の利用者が持ち込んだ荷物を邪魔にならないように一時的に置いておくような場所として好適に機能する。
階段型収納家具40は、第一床10と第二床16との間を昇降する際に用いられるとともに、側面から物品を収納できるように形成されている。階段型収納家具40は、第二空間22に上がる際に、前方側スペースから引き出して使うことができる。なお、この階段型収納家具40の底面には、フェルトが貼設されており、前方側スペースから引き出すことを可能としつつ、自動車による搬送時にむやみに動きにくい。
ベンチ型収納家具41は、上面が座面とされて、引き出し収納部を備えた収納家具であり、第一床10又は第三側壁に固定されている。
また、第一空間21のうち後方側スペースには、図8に示すように、例えば、ワゴン42が収納されている。ワゴン42は、ストッパー付きのキャスターを備える。
すなわち、第一空間21の後方側スペースに収納される家具は、例えばワゴン42のように、第一空間21の天井高を超えることがないことは言うまでもない。また、キャスターにはストッパーが必須とされる。
一方、第一空間21の前方側スペースに収納される家具は、当然、第一空間21の天井高を超えることがないことは言うまでもないが、極力、二つ以上の機能を有する兼用家具であることが好ましい。
さらに言えば、モビリティユニット1内に設置される他の家具等は、自動車による牽引・搬送時の安全性を考慮し、せいぜい腰高までの高さであることが望ましく、しかも、床(第一床10、第二床16)又は側壁(四面の側壁12~15)に固定されている。より上方の高い位置に収納を設けたい場合は、吊り戸棚を四面の側壁12~15のいずれかの上端部に固定し、正面の戸は、磁石やロック機構等により容易に開かないようにすることが望ましい。
このような他のモビリティユニット100の内部には、例えばキッチン等のような、モビリティユニット1側にない機能の部屋があるものとする。ただし、モビリティユニット1を単独で用いる場合は、モビリティユニット1内にキッチンに必要な設備等(流し台、冷蔵庫など)を設けてもよい。
すなわち、第二床16の下方に第一空間21が形成され、上方に第二空間22が形成されているので、第一空間21と第二空間22のうち一方を収納スペースとして利用できるとともに、他方を居住スペースとして利用することができる。また、居住スペースとして利用される空間の床下又は天井裏を収納スペースとして利用できるので、収納用の置き家具を設置して居住スペース20が狭まるようなことを防ぎつつ、十分な広さの収納スペースを確保できることとなる。
さらに、第二床16は、第一床10に立設された支持壁17によって下方から支持されるとともに、四面の側壁12~15のうち少なくとも一つの側壁に固定されているので、支持壁17と四面の側壁12~15のうち少なくとも一つの側壁によって安定的に支持されることになり、自動車による牽引・搬送時における安全性が高い。
さらに、モビリティユニット1を台車2に載せた状態で利用した場合に、屋外側開口部32は、台車2の直上に配置されることとなるので、地面に立つ人の腰高以上の高さに配置されることとなる。これにより、屋外側開口部32を開放したときに屋外側から第一空間21を見ると、目線よりも若干低い程度の高さで、第一空間21の内部が見えることとなる。そのため、第一空間21に物品を収納すれば、屋外側開口部32からの出し入れが行いやすい。
さらに、天井高の低い第一空間21を収納スペースとして利用すれば、物品を、モビリティユニット1のうち低い高さ位置に納めておくことができるので、モビリティユニット1が自動車によって牽引・搬送されることを考慮すると、例えば高い位置に物品が収納される場合に比して安全性が高い。
また、床や屋根に利用される建築用木質パネルは、面材が片面(枠体の上面)にのみ貼設されるものである。本実施形態における床用の建築用木質パネルの下面には、道路走行時の水はねを防ぐための防水シートが貼設されていてもよい。屋根用の建築用木質パネルの下面には、上記のように天井材が貼設されている。一方、壁用の建築用木質パネルの場合は、両面に面材が貼設されている。
なお、本発明を適用可能な実施形態は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。以下、変形例について説明する。以下に挙げる変形例は可能な限り組み合わせてもよい。また、以下の各変形例において、上述の実施形態と共通する要素については、共通の符号を付し、説明を省略又は簡略する。
上記の実施形態において、第二床16は、第二側壁13、第三側壁14、第四側壁15の三方の側壁に対して固定されるものとしたが、本変形例の第二床16は、図9(a)に示すように、第二側壁13及び第四側壁15の二方向の側壁に対して固定されている。
本変形例の第二床16は、第三側壁14に対しては固定されておらず、間隔を空けて配置されている。
なお、支持壁17をこのような配置とする場合は、第一空間21を居住スペース20に対して閉じられた空間とするために、支持壁17と直交して配置される補助壁18を設けてもよい。
なお、上記の実施形態及び本変形例においては、室内側開口部30は支持壁17に形成されているが、これに限られるものではなく、室内側開口部30は補助壁18に形成されてもよい。換言すれば、支持壁17には、必ずしも室内側開口部30が形成されていなくてもよい。
上記の実施形態において、第二床16は、第二側壁13、第三側壁14、第四側壁15の三方の側壁に対して固定されるものとしたが、本変形例の第二床16は、図9(b)に示すように、第三側壁14のみに対して固定されている。
なお、支持壁17をこのような配置とする場合は、第一空間21を居住スペース20に対して閉じられた空間とするために、支持壁17と直交して配置される補助壁18を設けてもよい。
つまり、本変形例の第一空間21は、居住スペース20側からは利用不可とされ、屋外側開口部32を通じて屋外側から利用可能となっている。
上記の実施形態において、第二床16は、第二側壁13、第三側壁14、第四側壁15の三方の側壁に対して固定されるものとしたが、本変形例の第二床16は、図示はしないが、第一側壁12、第二側壁13、第三側壁14、第四側壁15の四方の側壁に対して固定されている。
すなわち、本変形例のモビリティユニット1は、内部の空間全体が、第二床16を境に上下二層に完全に分かれて構成されている。
2 台車
10 第一床
11 屋根
12 第一側壁
13 第二側壁
14 第三側壁
15 第四側壁
16 第二床
17 支持壁
20 居住スペース
21 第一空間
22 第二空間
30 室内側開口部
31 第一建具
31a 指掛かり
31b 錠
32 屋外側開口部
33 第二建具
33a 把手
33b 錠
Claims (5)
- 第一床と、屋根と、前記第一床と前記屋根との間に設けられた四面の側壁と、を備えて箱状に形成され、台車に載せられて自動車によって搬送されるモビリティユニットであって、
前記第一床の一部の上方に、前記第一床と平行して第二床が配置され、
前記第二床は、前記第一床に立設された支持壁によって下方から支持されるとともに、前記四面の側壁のうち少なくとも一つの側壁に固定され、
前記第二床の下方に第一空間が形成され、上方に第二空間が形成されており、
前記四面の側壁のうち前記第一空間に面する側壁のいずれかに、前記第一空間と屋外とを連通する屋外側開口部が形成されており、
前記第二床は、前記第一床と前記屋根との間に位置し、前記屋根よりも前記第一床に近接して配置されていて、前記第一空間の天井高は、前記第二空間の天井高よりも低く設定されて、前記第一空間は、物品の収納スペースである低天井収納室とされており、
前記屋外側開口部の高さ寸法は、前記第一床の下表面と前記第二床の下表面との間に収まる範囲に設定されているとともに、当該屋外側開口部の下端縁は、前記第一床の上表面よりも下に位置していることを特徴とするモビリティユニット。 - 請求項1に記載のモビリティユニットにおいて、
前記支持壁は、前記四面の側壁のうち少なくとも一つの側壁に平行して配置され、
前記支持壁には、前記第一空間に出入りするための室内側開口部が形成されていることを特徴とするモビリティユニット。 - 請求項2に記載のモビリティユニットにおいて、
前記室内側開口部には、当該室内側開口部を開閉する錠付きの第一建具が設けられていることを特徴とするモビリティユニット。 - 請求項1に記載のモビリティユニットにおいて、
前記第二床は、前記四面の側壁のうち互いに直交する三つの側壁に固定され、
前記支持壁は、前記第二床の端部よりも前記第一空間の中央側に寄せられて配置され、前記第二床は、前記支持壁に対してオーバーハングした状態となっていて、かつ、当該第二床における前記支持壁に対してオーバーハングしている側の端部は、他の壁によって支持されていないことを特徴とするモビリティユニット。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載のモビリティユニットにおいて、
前記屋外側開口部には、当該屋外側開口部を開閉する錠付きの第二建具が設けられていることを特徴とするモビリティユニット。
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---|---|---|---|---|
JP2022044501A (ja) | 2020-09-07 | 2022-03-17 | 株式会社大林組 | 室、建築物及び室の構築方法 |
Non-Patent Citations (1)
Title |
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インターネットアーカイブ,2017年07月24日,https://web.archive.org/web/20170724100001/http://www.forestriverinc.com/parkmodels/product details.aspx?LineID=409&ModelID=2910 #Main |
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