JPH105079A - 災害安全装置 - Google Patents

災害安全装置

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Publication number
JPH105079A
JPH105079A JP7335599A JP33559995A JPH105079A JP H105079 A JPH105079 A JP H105079A JP 7335599 A JP7335599 A JP 7335599A JP 33559995 A JP33559995 A JP 33559995A JP H105079 A JPH105079 A JP H105079A
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JP
Japan
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desk
earthquake
safety device
resistant structure
disaster safety
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Application number
JP7335599A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiro Fujiwara
充弘 藤原
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 安価で安全性の高い災害安全装置を提供す
る。 【解決手段】 地震等に対する安全装置であって、机、
食卓机、こたつを対象とする家具自体が耐震構造体とさ
れているとともに、同構造体の内部空間に生活必要手段
が構成されている。同装置において、耐震構造体の上面
には緩衝部材が配置されている。前記において、耐震構
造体は建造物の床下基盤にも支持されるようになってい
る。さらに、前記のいずれかにおいて、耐震構造体は、
建造物の外部にも連通するようになっている。前記いず
れかにおいて、耐震構造体の内部空間に、机と椅子が耐
震部材として構成されている。また、避難用具を内装し
た枕であって、背負い用の紐を備えるとともに折り畳ま
れて前記紐を折り畳み間に介入させ得る一方、開くこと
で取り出された紐により背負い可能になっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】この発明は、地震(津波を含
む)、土砂崩れ、台風、洪水等の種々の災害に有効に機
能するようにした災害安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、近年では地震や津波あるいは土
砂崩れ等が激烈なものになっているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのための対策とし
て、本出願人は先にカプセル体に関する提案をしたので
あるが、コスト的な問題もここに考慮しつつより安全性
の高い災害対策を採る必要があることを痛感した。
【0004】この発明は前記課題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、コスト的にも安
価につき、しかも、安全性の高い災害安全装置を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、地震等に対し人命を保全す
るための災害安全装置であって、机、食卓机、こたつを
対象とする家具自体が耐震構造体とされているととも
に、同構造体の内部空間に生活必要手段が構成されてい
る。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1におい
て、耐震構造体の上面には緩衝部材が配置されている。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項1または2
において、耐震構造体は建造物の床下基盤にも支持され
るようになっている。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項1から3ま
でのいずれかにおいて、耐震構造体は、建造物の外部に
も連通するようになっている。
【0009】請求項5記載の発明は、請求項1から4ま
でのいずれかにおいて、耐震構造体の内部空間に、机と
椅子が耐震部材として構成されている。
【0010】請求項6記載の発明は、請求項1におい
て、家具が食卓を含む机であり、同机に付加的に耐震構
造体を構成するとともに、同耐震構造体は、受板を備
え、同受板が、前記机の下方にあって同机との間に緩衝
部材が介装されている。
【0011】請求項7記載の発明は、避難用具を内装し
た枕であって、背負い用の紐を備えるとともに折り畳ま
れて前記紐を折り畳み間に介入させ得る一方、開くこと
で取り出された紐により背負い可能になっている。
【0012】請求項8記載の発明は、テーブルを含む机
一般と椅子のセットを利用する者を防護するための災害
安全装置であって、脚部分と同脚部分に耐震構造体とし
て関連をもって前記利用する者の上方にまで延びる部分
とを備えてなる。
【0013】請求項9記載の発明は、請求項8におい
て、脚部分と上方にまで延びる部分とを備えた耐震構造
体にテーブル自体が耐震部材として一体に構成されてい
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図示した実施形態を参照し
てこの発明を詳細に説明する。図1は、建造物内の机7
2を耐久構造体とした実施形態を示す。この机72は、
床を通じて補強柱73で更に強度アップを図るようにし
てもよく、また、この机72内の空間が避難空間になる
ことから、同空間を通じて外部に脱出可能にも構成す
る。この場合、補助通路のため、ガード74を付する。
【0015】図2は、机93を一体成形により耐久構造
体とし、更に内部埋め込み式に金属板からなる骨組み9
4を組み込んだものである。支柱95で更に強化を図っ
てもよい。ボックス96も適宜に配す。また仮想線のよ
うに、構造体97の一部で机93を構成してもよい。
【0016】図3は、建造物内でのタンス99等の家具
が倒れて互いにハの字に構成されるようにしたものであ
る。タンス99の上端角部には当たり100が取り付け
られているとともに、バネ101でタンス99が一定以
上は倒れないように工夫されている。尚、リンク102
で角度規制してもよい。
【0017】図4に示す実施形態は、ベッド130の本
体をアングル(金属)材などにより耐震構造としてその
内部に非常用具ボックス131を備え付けたものにおい
て、同ベッド130の上面に更に強度上板132を載せ
付けるとともに、本体の底部にも強度下板133をブラ
ケット134にて結合して強度アップを図ったものであ
る。強度上板132および強度下板133は、木質ある
いは金属質更にプラスチックなど材料は自由に選択す
る。尚、底部には可動用のローラー135が取り付けら
れている。
【0018】図5に示す実施形態は、図4のような耐震
構造のベッド130を床盤137にアンカー固定された
4本の補強支柱138にも結合して更に耐震構造とした
ものである。139は床板である。
【0019】図6に示す実施形態は、耐震型食卓机14
1や事務机などの脚部142回りに回転操作可能なよう
に椅子143を配したもので、この平面図は、図9にも
示されているように、4点(あるいはその他の数点)配
置になっている。椅子143は、ステー144を介して
食卓机141に連結されているので、それが机の下方あ
るいは外部のいずれにあっても地震発生時に耐震構造の
一部として有効に機能する。145はストッパである。
【0020】図7に示す実施形態は、飾り棚147全体
をゴム等の緩衝体148で耐震支持させるとともに、同
棚147自体を支持棒149回りに緩衝筒150を介装
して耐震構造にしたものである。
【0021】図8に示す実施形態は、勉強等の耐震構造
の机152を緩衝体153で下支持し、それに椅子15
4を対応させたものにおいて、机152を耐震枠155
で大きく覆い、さらに椅子154の背柱156を枠15
5の上部と結合して耐震構造としたものである。尚、仮
想線で示すように机152は耐震枠153と一体化して
もよい。
【0022】図10に示す実施形態は、カバー326付
きの枕本体327を例えば、クッション材とし、その一
部を切開溝328として形成して、地震などの非常時に
は同溝328を仮想線のように大きく開いて頭に被るこ
とにより家屋等からの落下に備えるようにしたものであ
る。
【0023】図11に示す実施形態は、枕本体329を
左右2つの部分から構成してクイックファスナで相互に
着脱自在に連設するとともに、破線のように脚入れ孔3
30をそれぞれに形成したもので、非常時には、左右を
分けて孔330に脚を挿入することでガラスなどで怪我
をせずに避難等ができるようにしたものである。
【0024】図12および図13に示す実施形態は、就
寝中等に使用される枕340がそのまま地震発生後に避
難用具として使えるようにしたものである。この枕34
0は、図12に示すように、内部に避難用具が収納され
ていて、ファスナー341を開けば簡単に取り出せるよ
うにされているとともに、その外層部は通常の枕として
使えるように柔軟になっている。そして、外袋342で
包まれている。枕340は2つ折り型とされて、面ファ
スナー343でその状態を保持できるようになってい
る。面ファスナー343を外せば、矢印のように展開で
き、紐344が同時に出るので、図13に示すように背
負って避難することができるのである。そして展開した
状態では、ファスナー341を開ければ内部から避難用
具を取り出せるのである。
【0025】図14に示す実施形態は、同じく枕346
についての案で、同枕346は、横に少し長目に作ら
れ、その一側が枕部347とされる一方、他側がファス
ナー348の開閉で避難用具を取り出せるものになって
いる。同他側も少し柔軟な外層になっている。そして、
避難用紐349は、金具350に直接取り付けておいて
もよいが、枕部347の一側のファスナー348を開け
ることで取り出せ、通常はここに仕舞っておくことがで
きる。
【0026】図15、図16および図17は、食卓など
の既存あるいはこれから販売される4本脚タイプのテー
ブル457を補強の対象にした実施形態を示している。
これらの図において、中心線を境に左側は、天板458
に垂直に脚459が取り付けられたタイプを示し、右側
は、脚459がやや斜めに取り付けられたものを示して
いる。
【0027】460は補強脚で、円筒の金属パイプでな
り、脚459の外周に嵌め合わされている。前後の補強
脚460の下端間は、底座461で連結され、その底側
には緩衝部材462が設けられている。また、前後の補
強脚460間は、他の縦板463で連結一体化されてい
る。尚、脚459が垂直な場合は、縦板463付の補強
脚460を脚459に一体のまま挿通できるが、脚45
9が斜めの場合には、補強脚460を2分割式で合わせ
型とするか、あるいは縦板463をボルト等で現場で補
強脚460に合体させるものとする。
【0028】補強脚460の上端には天座464が取り
付けられ、同天座464と天板458間には、緩衝部材
462が介装されている。尚、補強脚460は、各種径
サイズのものがあることから、充分大きな内径をもつも
ので共通に対応できるようにすることもある。同補強脚
460は角筒でもよい。縦板463の内側にはブラケッ
ト465を介して偏平筒状の受板466が天板458の
底面に添うように取り付けられている。尚、天板458
と受板466との間にも緩衝部材を入れて緩衝機能の
他、寸法調整用のスペーサとしても機能するようにでき
る。前記補強脚460は、L型アングルあるいは溝型チ
ャンネル材を使用できる。テーブル内には非常避難用具
のボックスを設置できる。この場合、縦板463を背板
として利用できる。
【0029】図18および図19は、テーブル468内
の空間に少し小さ目の補強体469を設置して補強機能
を発揮するようにした実施形態を示す。同補強体469
は、偏平な四角筒状の補強脚470の1対と、各脚47
0の下端に固着した座471と、その底の緩衝部材47
2と、補強脚470間に渡された受板473とを備え、
緩衝部材474と補助緩衝部材475を介して天板47
6に当たっている。下側の緩衝部材472および上側の
緩衝部材474あるいは補助緩衝部材475はテーブル
468と補強体469との寸法差を吸収する。尚、47
7は避難用具ボックスである。
【0030】図20は、脚479に離れて補強脚480
を配したもので、その下端をアジャスタ481で昇降調
節可能にしたものである。
【0031】図21は、テーブル483の内空間に四角
ブロック状の緩衝部材484を入れ込み、上側の薄い補
助緩衝部材485で寸法吸収可能にするとともに、同緩
衝部材484内を長円形などに抉って避難空間たる補強
体486を挿入したものである。487は避難用具ボッ
クスである。
【0032】尚、仮想線で示すように補強体をテーブル
483よりはみ出すようにしてもよい。この部分は、避
難用具入れとしたり、通常生活用の用具入れなどとして
利用できる他、災害防護機能が大きくなる。
【0033】図22は、天板488の脚489を補強脚
490と連結板491でつないだものにおいて、同連結
板491を分割して寸法調整自在にボルト止めしたもの
である。
【0034】図23は、脚493が中央に1枚設けられ
たテーブルを対象にして、同脚493の前後にあるよう
に補強脚494とこれを継ぐ連結部材495を設けたも
ので、補強脚494の下端の座496は緩衝部材497
で受られる一方、上端にはアングル等の長い受部材49
8が設けられ、この受部材498は、テーブルの長さ方
向に延びて向こう側の補強脚494に連結されている。
【0035】図24は、タンスなどの家具500の転倒
防止装置を示している。畳501を利用して同畳501
の家具500の後方隅にあるようにL形ブラケット50
2を装着して家具500の重さでブラケット502が効
果的に固定されるようにしてある。尚、同ブラケット5
02は床板に釘止めやねじ止めしてもよい。一方、家具
500の前コーナーには止め金具503をセットし、同
金具503とブラケット502間にターンバックル50
4を備えて長さ調節可能な引きロッド505を通してあ
る。只、ロッド505の上端には、バネ506が設けら
れているが、ナットで固定化してもよい。
【0036】図25および図26に示す実施形態は、椅
子507に座って事務机や勉強机等の机508で事務処
理等をする者を地震から護るための防護装置509につ
いてのものである。同防護装置509は、相対向して座
る人を防護するように構成され、その他の防護の態様に
ついては後述する。
【0037】防護装置509は、略半円形に曲げられた
金属パイプ製のメインフレーム510を共通部材として
4本備え、同フレーム510は、側方からみてX字形に
反り返るように配されるとともに、その間が連結部材5
11で継がれ、また、座る人の上方を通るように横架部
材512で継がれている。尚、仮想線のように、前後の
メインフレーム510間を上部連結部材513で継いで
もよい。尚、連結部材511は、回転自在なヒンジ結合
にしてもよい。
【0038】メインフレーム510の各下端には補強部
材515を介してL字あるいはコの字形のブラケット5
16が取り付けられ、同ブラケット516は、緩衝材5
17を介してアンカー518により床519に固定され
ている。左右に対向する連結部材511間には、棚52
0が形成される一方、メインフレーム510の各上端に
は、分割線520により着脱自在とされた緩衝材522
とキャップ523が装着されている。
【0039】尚、事務机は一般に左右方向に複数個配列
されるので、図25、図26のように各個ずつに防護装
置509を構成せず、複数個ある机の左右両側端にのみ
メインフレーム510を構成してそれらの間を横架部材
512で継ぐように構成してもよく、例えば、4個ある
机のうち2個ずつに対して図37、図26の防護装置を
構成してもよい。さらに、連結部材511、上部連結部
材513、横架部材512等はそのうち1つ以上を選択
的に着脱自在な連結にしてもよい。横架部材512にも
緩衝材を付してもよい。また、図26に仮想線で示すよ
うに、机508や床519あるいは椅子507から上方
に延びるフレーム受524を設けてもよい。さらに、メ
インフレームは、側面形状がV形になるように形成して
もよい。
【0040】また、図27に示す実施形態のように、単
一本のメインフレーム510で防護装置を構成してもよ
い。この場合、下部を仮想線のようにL字形に曲げても
よく、また、連結部材526を備えて対向する側に着脱
自在にしてもよい。さらに、仮想線のように、椅子50
7の側方を立ち上がるようなメインフレーム527にし
てもよい。また、フレーム510は、円形に曲げて後方
の者をも防護するように構成することもできる。
【0041】図28および図29は、喫茶店内のテーブ
ル530に付属の椅子531に座る者の防護装置532
についての実施形態を示す。同装置532は、メインフ
レーム533、連結部材534,534、上部連結部材
535、横架部材536、ブラケット537、緩衝材5
38を備え、アンカー539で固定された一体型のもの
である。横架部材536にも緩衝材540が取り付けら
れ、左右のフレーム533間には、横連結板541が設
けられてその上にテーブル530が設置されている。横
連結板541は無しにしてテーブル530をフレーム5
33に連結してもよい。尚、連結部材534は筐体にな
っていてその中にプランター542をセットして花を鑑
賞できるようにしてある。テーブルは会議用の机や食堂
机等でもよい。フレーム533相互は、左右に対してあ
るいは前後に対して着脱自在にしてもよい。テーブル5
30は、既存の脚付きのものとし、それを囲むような防
護装置を構成してもよい。前記防護装置も複数個のテー
ブルに対してその全体あるいは複数一部個数を一括的に
囲むものにしてもよい。一方、図25および図26の実
施形態でも同様であるが、図示のような個別的に囲む装
置である場合には、左右等隣合うもの相互を連結すれ
ば、相互補強作用により強度アップが図れる。
【0042】図30および図31は、前記喫茶店のテー
ブル545や会議用テーブル等に関してその椅子(図示
省略)に座る者を防護するための装置を示す実施形態で
ある。この実施形態では、テーブル545が強度メンバ
ーの1つとされるとともに、同テーブル545に4本で
拡がり状の金属パイプ製脚546が取り付けられる一
方、テーブル545上の中央には、着座者の上方にくる
ように上方拡がり状の1対の防護パイプ547が突設さ
れている。パイプ547はT字形でもよい。
【0043】図32は、下端一部が欠けた円形状をした
フレーム550と、その中間高さ間を継ぐ連結部材55
1とでなるものを左右1対備え、これらの間をテーブル
552で連結した実施形態を示す。テーブル552は着
脱自在に連結してもよい。尚、フレームは逆三角形にし
てもよい。
【0044】図33および図34は、事務机や勉強机等
の机554を床555に強固に固定して地震に備える実
施形態を示す。机554には、脚置き556が連結部材
として設けられているが、同脚置き556の左右2か所
あるいは1か所と床555との間に固定具を構成してあ
る。この固定具は、緩衝材557を介して脚置き556
に上から抱き込むフック558を上端に備えたL字形の
固定板559で構成され、同固定板559の底に緩衝材
560を介してアンカー561で床555上に固定する
ようにしてある。尚、固定板559には、ボルトナット
562を備え脚置き556の下を通るようにして固定を
なすこともできる。また仮想線のように、前後に座をも
つリップ付きコの字枠体でなる固定板559を採用して
もよい。
【0045】図35および図36は、敷設された畳87
1に逆U字形をしたガード872を設置する方式を示し
ている。すなわち、畳871のコーナーに孔があるよう
に形成してガード872の基部が挿通されるようにし、
同ガード872に基板873を備えてコーナー下側にく
るようにする。ガード872は対向状とされ、これらの
基板873…は、畳下を通る引張材874と中継板87
5で引かれるとともに、アンカー876までにも引張材
874を連結することでガード872が固定化されてい
る。
【0046】図37に示す実施形態は、窓外枠880内
にX字形となるように斜材881…を配してこれらの空
間にガラス板882を張り、斜材881…の交わる中央
に本窓枠883を形成して開閉式に小窓884を構成し
たものである。斜材881は、仮想線のような形状でも
よい。尚、窓外枠880は更に建屋の縦柱885に斜材
886で連結してもよい。また、斜材881を利用して
棚887等を形成してもよい。
【0047】図38は、建造物の内部をみる平面図であ
り、テイジン製の強化カーボン入りベルト888を床面
に配し、これらのベルト888により縦柱889間を引
っ張ることで耐震構造としたものである。ベルト888
の上にコンクリートを敷設してもよい。
【0048】図39ないし図41に示す実施形態は、前
記のようなロッカー907を対向配置して、これらの間
を利用して地震安全空間を形成したもので、ロッカー9
07の側部内に差し込まれる脚部908と、相互間を上
方において連結するアッパーガード909、および上側
の補助棚兼横架材910とを一体形成したガード911
を備え、脚部908をロッカー907内に差し込んで止
め具912で固定する。図42に示すように、脚部90
8をロッカー907の外側に配して連結してもよい。ま
た、図43は、同じくロッカー907の内部あるいは外
側に一端を固定して逆U形で左右1対のガード914を
備え、同ガード914の他端基部は床上に固定するよう
にしたものである。
【0049】図44および図45は、ガード914の他
端を事務机916等に連結支持させたものである。
【0050】
【発明の効果】この発明は以上のような災害安全装置で
あるので、コスト的にも安価につき、しかも、安全性の
高い災害安全装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示す側面模式図。
【図2】他の実施形態を示す正面図。
【図3】他の実施形態を示す模式図。
【図4】他の実施形態を示す耐震机の正面図。
【図5】他の実施形態を示す床下補強付き耐震机の縦断
面図。
【図6】他の実施形態を示す回転椅子付き食卓の正面
図。
【図7】他の実施形態を示す免震型飾り棚の側面図。
【図8】他の実施形態を示す机と椅子を耐震構造にセッ
トした正面図。
【図9】他の実施形態を示す平面図。
【図10】枕を安全用具として構成した例を示す斜視
図。
【図11】枕を安全用具として構成した他の例を示す斜
視図。
【図12】枕が避難用品を兼ねる例を示す斜視図。
【図13】同枕を避難時に背負った様子を示す側面図。
【図14】枕を避難用品とした他の例を示す斜視図。
【図15】テーブルについての補強例を示す正面図。
【図16】図15のZ−Z線断面図。
【図17】図15の側面図。
【図18】テーブルについての他の対策例を示す正面
図。
【図19】図18のテーブルの平面図。
【図20】アジャスタ付補強脚の例を示す断面図。
【図21】テーブルについての他の対策例を示す正面
図。
【図22】テーブル補強体の脚間調節手段を示す断面
図。
【図23】1本脚式テーブルについての対策例を示す側
面図。
【図24】家具転倒防止策を示す側面図。
【図25】机と椅子を備えてその利用者を地震から防護
する装置の一例を示す平面図。
【図26】図25の側面図。
【図27】他の防護装置を示す側面図。
【図28】喫茶店内に対する防護装置を示す平面図。
【図29】図28の側面図。
【図30】他の防護装置を示す平面図。
【図31】図30の側面図。
【図32】他の防護装置例を示す側面図。
【図33】机の固定方式の一例を示す正面図。
【図34】同例の拡大断面図。
【図35】畳にガードを固定する例を示す断面図。
【図36】同例の平面図。
【図37】耐震用窓枠構造を示す正面図。
【図38】ベルトで引張ることで建造物を耐震構造とし
た例を示す平面図。
【図39】ロッカーを利用して安全空間を形成した例を
示す側面図。
【図40】その平面図。
【図41】その正面図。
【図42】脚部をロッカー外に配置した他の例を示す正
面図。
【図43】一端をロッカーに支持し他端を床上に支持し
た他の例を示す側面図。
【図44】一端をロッカーに支持し他端を机に支持させ
た他の例を示す側面図。
【図45】その平面図。
【符号の説明】
72,93,141,152…机、椅子…154、6
6,138…床下補強支柱、137…床下基盤、34
0,346…枕、344…紐、389,411,47
4,475…緩衝部材、457,468,483…テー
ブル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16F 7/00 F16F 7/00 E F16S 3/04 F16S 3/04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地震等に対し人命を保全するための災害
    安全装置であって、机、食卓机、こたつを対象とする家
    具自体が耐震構造体とされているとともに、同構造体の
    内部空間に生活必要手段が構成されている災害安全装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、耐震構造体の上面に
    は緩衝部材が配置されている災害安全装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、耐震構造体
    は建造物の床下基盤にも支持されるようになっている災
    害安全装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3までのいずれかにおい
    て、耐震構造体は、建造物の外部にも連通するようにな
    っている災害安全装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から4までのいずれかにおい
    て、耐震構造体の内部空間に、机と椅子が耐震部材とし
    て構成されている災害安全装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において、家具が食卓を含む机
    であり、同机に付加的に耐震構造体を構成するととも
    に、同耐震構造体は、受板を備え、同受板が、前記机の
    下方にあって同机との間に緩衝部材が介装されている災
    害安全装置。
  7. 【請求項7】 避難用具を内装した枕であって、背負い
    用の紐を備えるとともに折り畳まれて前記紐を折り畳み
    間に介入させ得る一方、開くことで取り出された紐によ
    り背負い可能になっている災害安全装置。
  8. 【請求項8】 テーブルを含む机一般と椅子のセットを
    利用する者を防護するための災害安全装置であって、脚
    部分と同脚部分に耐震構造体として関連をもって前記利
    用する者の上方にまで延びる部分とを備えてなる災害安
    全装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、脚部分と上方にまで
    延びる部分とを備えた耐震構造体にテーブル自体が耐震
    部材として一体に構成されている災害安全装置。
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