JPH09121981A - 災害安全装置 - Google Patents

災害安全装置

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JPH09121981A
JPH09121981A JP32258095A JP32258095A JPH09121981A JP H09121981 A JPH09121981 A JP H09121981A JP 32258095 A JP32258095 A JP 32258095A JP 32258095 A JP32258095 A JP 32258095A JP H09121981 A JPH09121981 A JP H09121981A
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JP
Japan
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bed
guard
cushioning material
cushioning
upper guard
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Pending
Application number
JP32258095A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiro Fujiwara
充弘 藤原
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Original Assignee
Individual
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Publication of JPH09121981A publication Critical patent/JPH09121981A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C31/00Details or accessories for chairs, beds, or the like, not provided for in other groups of this subclass, e.g. upholstery fasteners, mattress protectors, stretching devices for mattress nets
    • A47C31/002Anti-earthquake means

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Emergency Management (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Emergency Lowering Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コスト的にも安価につき、しかも、安全性の
高い災害安全装置を提供すること。 【解決手段】 地震等に対し人命を保全するための災害
安全装置であって、ベッド、ソファーを対象としてその
対象物が上方のガードにより耐震構造になっている。ベ
ッドあるいはソファーを対象にして人命を保全するため
の災害安全装置であって、ベッドあるいはソファーに
は、上方から防護するアッパーガードが上下運動可能に
取り付けられ、同アッパーガードの上面、アッパーガー
ドが下動する対応点、上下運動支点のうち少なくとも1
箇所に緩衝手段が設けられている。同様の災害安全装置
であって、ベッドあるいはソファーには、上方から防護
するアッパーガードが設けられ、同ベッドあるいはソフ
ァーと一体あるいは別体に設けられた緩衝手段にアッパ
ーガードからの衝撃が吸収されるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】この発明は、地震(津波を含
む)、土砂崩れ、台風、洪水等の種々の災害時に有効に
機能するようにした災害安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、近年では地震や津波あるいは土
砂崩れ等が激烈なものになっているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのための対策とし
て、本出願人は先にカプセル体に関する提案をしたので
あるが、コスト的な問題もここに考慮しつつより安全性
の高い災害対策を採る必要があることを痛感した。
【0004】この発明は前記課題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、コスト的にも安
価につき、しかも、安全性の高い災害安全装置を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、地震等に対し人命を保全す
るための災害安全装置であって、ベッド、ソファーを対
象としてその対象物が上方のガードにより耐震構造にな
っている。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1におい
て、ガードの上面には緩衝部材が配置されている。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項1または2
において、ガードは建造物の床下基盤にも支持されるよ
うになっている。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項1から3ま
でのいずれかにおいて、災害時必要用品を備えている。
【0009】請求項5記載の発明は、請求項1から4ま
でのいずれかにおいて、ガードは対象物を取り囲むよう
になっている。
【0010】請求項6記載の発明は、請求項1から5ま
でのいずれかにおいて、ガードは対象物に連結されてい
る。
【0011】請求項7記載の発明は、ベッドあるいはソ
ファーを対象にして人命を保全するための災害安全装置
であって、ベッドあるいはソファーには、上方から防護
するアッパーガードが上下運動可能に取り付けられ、同
アッパーガードの上面、アッパーガードが下動する対応
点、上下運動支点のうち少なくとも1箇所に緩衝手段が
設けられている。
【0012】請求項8記載の発明は、ベッドあるいはソ
ファーを対象にして人命を保全するための災害安全装置
であって、ベッドあるいはソファーには、上方から防護
するアッパーガードが設けられ、同ベッドあるいはソフ
ァーと一体あるいは別体に設けられた緩衝手段にアッパ
ーガードからの衝撃が吸収されるようになっている。
【0013】請求項9記載の発明は、請求項8におい
て、アッパーガードの下部が緩衝手段の内部に挿入支持
されている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図示した実施形態を参照し
てこの発明を詳細に説明する。図1は、ベッドを耐久構
造体として形成したものである。実施形態では1段であ
るが仮想線のように2段でもよい。同ベッドは、木製で
はなく、強度の充分な金属が使用されている。すなわ
ち、57は枠体で、ブレース58…でさらなる強度アッ
プが図られている。その中段やや下方には、床板59が
複数に分割して剥ぎ取り自在に配され、60はそのため
の把手になる穴である。そして、床板59の下方の空間
には、開閉扉61で出し入れ自在な非常収納ボックス6
2…が設けられている。
【0015】同ベッドには入口扉63が設けられて通常
出入り可能であり、その内部には、生活必要手段を入れ
るボックス64が常時備え付けられている。そして、就
寝中に地震等が発生した場合、強度構造体であるベッド
そのもので安全が確保されるとともに、その後も、ボッ
クス62,64で非常時に必要な生活が可能である。勿
論、トイレや水、空気等も全てボックス62,64から
供給可能である。尚、このベッドは、突っ張り65や床
下補強支柱66などにより更に補強され得る。同ベッド
は、屋外に設置可能でもある。ベッド外部に全体的に張
り付けられる防護板56は、耐火物で強度のある部材を
用いる。ボックス62,64には、靴を入れておいた
り、電気コンセントや非常時にそれを利用可能な機器、
照明やクーラーなどを組み込んでおくこともできる。
尚、ベッドの支柱を床下基盤まで延ばして同基盤にベッ
ドを固定することもできる。
【0016】図2に示す実施形態は、市販で一般家庭等
で既に使用されている洋風ベッド381を地震対策のた
めに補強した例である。同ベッド381は、4本の補強
用の柱382…と、これらの柱382…を下端において
連結する底枠部材383…と、柱382…を上端におい
て連結する天枠部材384…とで構造体を構成する。こ
れらは金属製でジョイント385…で相互に強固に連結
されるとともに、ブレース386…で更なる補強がなさ
れる。底部には、緩衝部材387が敷設されるととも
に、天枠部材384…には、受板388…を介して肉厚
の大きな緩衝部材389が効果的な緩衝をするように備
え付けられている。尚、柱382とベッド381とは連
結片390で連結され、底枠部材383…もベッド38
1の底と連結するようにしてもよい。尚、仮想線で示す
ように、補強体の天底面には、緩衝内張材390を装備
しておけば、より安全である。この内張材390に代え
てあるいは同内張材390とともにエアーバッグを装備
してもよい。このことは、図27から図35でも可能で
ある。
【0017】図3および図4は、一般家庭で既に使用さ
れている2段ベッドあるいはこれから販売される2段ベ
ッドを対象にしてそれに補強を追加補充し、地震時に有
効に機能するようにした実施形態を示している。同ベッ
ドは、1段あるいは3段以上であってもよい。既存のベ
ッドは、木質で四角な断面の支柱392…を4隅に配
し、これらの支柱392…間を底枠材393…と中段枠
材394…で連結するとともに各枠材393…,394
…内に床敷材395を配して構成されている。尚、上段
連結材396も渡してある。
【0018】ベッド補強構造体はこの既存のベッドを取
り囲むようにして設置されている。すなわち、同構造体
は、基本的に金属質で製作され、アングル型をして前記
支柱392の二面に添うように4隅に配置された支柱3
98…と、これらの支柱398…の下端を連結する一対
の第1底枠材399…と、同じく支柱398…の下端を
連結する一対の第2底枠材400…とを備えるととも
に、支柱398…の中段間を連結する中段枠材401…
と、上段連結材402…とを備える。これらは、予め組
み立てられるのでなく現場でジョイント板403…と装
飾ボルト404…を使って連結される。現場組立のた
め、支柱398…は、図4に仮想線で示すように連結ボ
ルト・ナット405…で既存ベッド側に止め付けられ、
これが既存ベッドと補強構造体との一体化を可能にす
る。
【0019】支柱398…の各下端には、図4に示すよ
うに、支柱398の一側面とそれに隣合う他側面とに合
致する略L字形をした座板406…が溶接等により固着
されており、同座板406…の底側には、緩衝部材40
7…が介装されるとともに、座板406…同士は前記第
2底枠材400…でボルト連結されている。また、各支
柱398…の上端には上座板408…が取り付けられ、
それに緩衝部材409…を介してその上に天枠409の
取付板410…が乗りかかってボルト止めされている。
天枠409は耐力のあるアーチ形にしており、その上に
厚みのある主緩衝部材411が載せられて適宜装着され
る。尚、補強体の天底面には、緩衝内張材390を装備
しておけば、より安全である。この内張材390に代え
てあるいは同内張材390とともにエアーバッグを装備
してもよい。
【0020】図5は、支柱392にアングル型の補強用
支柱413を当て付けるようにして補足する場合の他の
例を示している。支柱413には、二辺に孔414…が
開けられており、この孔414…を通じてボルト415
…が挿通されている。このボルト415…の先端には、
支柱392の内側に当て付けられる保持片416にねじ
込まれ、このねじ込みにより支柱392の回りに支柱4
13と保持片416が締め付け固定される。尚この構造
は、支柱392の上下に複数段構成されている。この構
造にすることにより、支柱392の断面寸法が大小様々
であっても対応できる。そのため、前記孔414は長孔
(あるいはばか孔)になっている。
【0021】図6も支柱392にアングル型の補強用支
柱418を締着する例を示している。419は長孔形
(あるいはばか孔形)をした支柱418の孔、420は
ボルト、421は支柱392に沿って上下方向に配され
るL形のアングル、422はこのアングル421の上下
方向に沿って溶接されて上下の組で支柱392の角を捉
えるように配したナットである。この構造によっても支
柱392の寸法が異なっても共通のもので対応すること
ができる。
【0022】図7および図8は、ベッドの側面に付加さ
れる側枠についての変形例を示している。図7の側枠
は、上・下部材424,425と、これらの間を斜めに
継ぐ斜材426と、連結板427と、リブ428とでな
る。上・下部材424,425と斜材426とはボルト
429で現場組立可能に連結するようにしてもよい。4
30は緩衝部材である。尚、仮想線のように、X形にす
る斜材426を追加してもよい。
【0023】図8は、上・下部材431,432と、そ
の間を垂直に継ぐ縦部材433と、連結板434とでH
形に形成された側枠を示している。連結板434にはボ
ルトを備えてもよい。尚、図7および図8の側枠は、1
つのベッドに対して図示したもの1つあるいは一対配し
てもよい。一対の場合は相互間を天間等で連結するよう
にしてもよい。該天間等の連結部材は、1本あるいは2
本など自由である一方、上からみてZ形やX形、H形に
なるように配してもよい。
【0024】図9は、和風寝具436により就寝する場
合の安全枠体についての実施形態を示す。同枠体は、左
右一対のアーチ437…と、これらの上端および下端間
を継ぐ横架材438とを備える。これらは現場組立可能
にボルトで着脱自在にしてもよい。尚、枠体の上端と下
端には緩衝部材439を設けてあるが、更に、アーチ4
37の外周などに沿って緩衝部材を付してもよい。ま
た、緩衝部材439は枠体の上面全体を覆うものとして
もよい。さらに、アーチ437は、側方からみて山形に
してもよい。尚、補強体の天底面には、緩衝内張材39
0を装備しておけば、より安全である。この内張材39
0に代えてあるいは同内張材390とともにエアーバッ
グを装備してもよい。
【0025】図10は、同じく和風寝具で就寝する場合
の安全枠体の他の例を示す。すなわち、正面からみて山
形になるように左右一対のアーチ440を斜め配置して
底板441で支持し、底部および上端に緩衝部材442
を配したものである。より強く抵抗する。
【0026】尚、アーチは上からみて敷き布団を斜めに
横断する1本のものであってもよく、また、上からみて
X字に配してもよい。
【0027】図11は、寝たきりの人や人院中の人を護
るために考えらえれた実施形態である。簡易ベッドは、
手すりパイプ444を備え、これに対し、ガード445
は、パイプ444に締着される前後1対の曲げパイプ4
45と、2分割型の取付筒446…と、曲げパイプ44
5間を連結する連結パイプ447と、斜材448とでな
る。天部には緩衝部材を覆ってもよい。尚、この場合
も、図9あるいは図10で示すアーチ型の補強枠を使用
できる。尚、補強体の天底面には、緩衝内張材390を
装備しておけば、より安全である。この内張材390に
代えてあるいは同内張材390とともにエアーバッグを
装備してもよい。
【0028】図12も簡易ベッドの補強構造を示す。同
構造は、手すりパイプ450の中間にあるように垂直に
配された補強ステー451と、手すりパイプ450の上
側に配置された補助パイプ452とを備え、ステー45
1、手すりパイプ450および補助パイプ452の三
者、並びに手すりパイプ450と補助パイプ452相互
が合わせ型の連結パイプ453…で締め付けられている
とともに、手すりパイプ450と補助パイプ452とは
側部においても連結ロッド454で結合されている。尚
455は天枠である。
【0029】図13から図15は、シングルベッド(ツ
イン型以上のベッドも含む)が災害安全装置であるもの
についての実施形態であり、図13はその正面図で、図
の右半部が前面一部切欠にして示したものである。図1
4は図47のベッドを右側方からみて示す外観図、図1
5は図13のA−A線断面図である。
【0030】まず、このベッドの耐震構造を、図13の
手前を仮に前側として説明する。同ベッドは、四角なパ
イプを骨格材とし、それに1対ずつの平板(ステンレス
等の金属板や強度の高いプラスチック等を使用する)を
溶接して作製されている。すなわち、700は端部底パ
イプで、四角(あるいは円筒)パイプからなり、図13
にその右部分のみを示すように、左右に1対、その軸心
を前後に向けて平行でかつ水平に配されている。
【0031】701は間部底パイプで、同じく四角パイ
プ(あるいは円筒)パイプが使用されている。702は
後パイプで、四角パイプでなり、同後パイプ702は、
底パイプ700,701の各端部に基部が溶接されて4
本垂直に立ち上がり、その上端には、ヒンジ703の構
成要素の1つである丸パイプ製(角パイプ製でもよい)
のヒンジ下側パイプ704が合計4本同軸状になるよう
に溶接して配されている。この取付強度を上げるため、
同パイプ704と後パイプ702との間にリブを付する
ことがある。
【0032】一方、4本の底パイプ700,701の前
端部には、後パイプ702に平行である前パイプ705
…が垂直になるように溶接で取り付けられている。この
前パイプ705は、後パイプ702に比べて1/2程度
に短く立ち上がっている。これで、左右4か所に骨格材
が配された訳であるが、これらを継ぐものとして、平板
製の構造板が溶接一体化されている。
【0033】そのうち、707は底板で、4本の底パイ
プ700,701間を継ぐように水平に配され、同底板
707は、底パイプ700,701の上下の寸法内の上
下端部に収まるように配されている。708は後板で、
後パイプ702間を継ぐものとして前後1対溶接で配さ
れている。709は前板で、同じく前パイプ705間を
継ぐものとして前後1対垂直に配されている。
【0034】これらにおいて、各板707,708,7
09は、各パイプ700,701,702,705の寸
法内に収まるように配したが、これでは板の枚数が多く
なり製作にも手数が掛かることから、各パイプ700,
701,702,705の寸法外を通るようにして各板
707,708,709がそれぞれ1対ずつの板として
合計6枚の板で全体が構成されるようにするのが好まし
い。更に、合計6枚でなく、合計2枚のプレス成形体で
構造板を構成してもよい。すなわち、図15に示すよう
に、底・後・前の3つの部分をもつ広い板をプレスによ
り成形して、内側の少し小さいものと外側のやや大きい
ものとで構造板を構成してもよい。
【0035】また、構造板とせずに、各パイプ700,
701,702,705間を左右の方向に継ぐ別のパイ
プに代えて構成することもできる。この場合、構造板を
付属させることもできる。逆に、パイプ構造とせずに、
全体を前記プレス成形体としてもよい。この場合、図1
5に示す略J型をした断面形状のプレス形状のものを内
外2枚合わせ(間隔を置く)にする場合と、1枚もの
(面部や隅部等に適宜にリブを付する)で構成する場合
(図16、図17参照)とがある。
【0036】710はアッパーガードであり、同アッパ
ーガード710は、この実施形態における重要な構成要
素である。すなわち、アッパーガード710は、骨格と
して3本(1本、2本等その他の本数でもよい)平行に
上パイプ712を備えるとともに、同上パイプ712の
下端にそれぞれヒンジ上側パイプ711を備えている。
上側パイプ711は、下側パイプ704にヒンジ軸71
3を介して回転可能に連結されている。
【0037】これらの上パイプ712…間は平板製の上
板713…が前記と同様にして連結装備されている。上
板713の左右両端は図示しない端板が蓋設されてい
る。上パイプ712の左右2本のものには、ブラケット
714が突設され、同ブラケット713には、ベッドの
背部に突設した固定ブラケット715との間に左右1対
のショックアブソーバ715が連結装備されている。こ
のショックアブソーバ716は、エアー式、水式、オイ
ル式、バネ式等があるが、これに代えて強力なバネで引
っ張るようにしてもよい。バネの場合、次第にバネ力が
強くなるように複数本式にしてもよい。
【0038】また、上パイプ712の上部先端には、丸
頭形の受芯(弾性材や金属やプラスチック)が装着さ
れ、これを包み込むようにして左右に長い上緩衝材71
8が装着されている。同緩衝材718は、ゴム、弾性質
のプラスチック全般、板バネ、コイルバネ等による。ま
た、ベッドの上面および背面にも背緩衝材719が張り
付けられている。上面のみに緩衝材を張り付けてもよ
い。
【0039】一方、ベッドの内部は次のようになってい
る。前パイプ705上端より少し下寄りと後パイプ70
2の中段付近との間を水平な仕切板受721を取り付
け、同仕切板受721の下部空間を救急用具入れ722
として形成する一方、上面にベッド本体723を設置し
てある。仕切板受721には仕切板724を介してベッ
ド本体723を確実に受けるようにしてある一方、ベッ
ド本体723と仕切板724を開けることで、救急用具
入れ722内の救急用具725…を取り出せるようにな
っている。
【0040】救急用具(災害時必要用品)725…に
は、脱出手段(ハンマー、油圧ジャッキ、バール、ツル
ハシ等)・飲用水(ペットボトル等を利用したりポリタ
ンクで各自に常備する)・簡易トイレ・酸素ボンベ・消
化器・簡易金庫等がある。
【0041】727は外張りであり、728は下緩衝材
である。下緩衝材728は、左右両端に上突出状に配さ
れ、図49に示すように、仮にアッパーガード710が
下降してきた際に上緩衝材718を介して緩衝作用を発
揮する。この下緩衝材718よりもh程高いように前緩
衝材729を中寄り位置に配して下緩衝材718に先立
って緩衝作用を発揮するようにしてもよい。
【0042】また、前パイプ705および後パイプ70
2を利用してキャスタ730を差脱自在にしてもよい。
同キャスタ730は装着状態のまま底緩衝材731で受
け止めるようにしたり、あるいは、前パイプ705およ
び後パイプ702に座732を取り付けてこれを底緩衝
材731で受けるようにしてもよい。底緩衝材731は
吸盤方式にしたり、あるいは、ベッド自体を床に着脱自
在に(和風式であれば床下まで延ばして固定することも
できる)固定するようにしてもよい。
【0043】尚、前記仕切板724は耐震構造体の1つ
として剛強な横架材として構成してもよい。こうすれ
ば、他の耐震構造メンバーは軽量化・シンプル化可能で
ある。例えば、前記プレス成形品を使用できる。
【0044】尚、図13ないし図15の実施形態の変形
例として、前記アッパーガード710の骨格材は、板バ
ネとすることもある。板バネは重ね板バネ方式にするこ
とがある。この場合、ショックアブソーバ715を構成
する場合と構成しない場合とがある。
【0045】尚、図15に仮想線で示すように、アッパ
ーガード710には、伸縮自在式で回転式の上カバー7
34や非伸縮式で回転式の上カバー735を備えてベッ
ド前面を覆うようにしたり、同カバー734,735と
同時にあるいは別に上がり回転式の下カバー736を備
えてもよい。尚、これらのカバーは、巻取り式にするこ
ともある。
【0046】尚、図13ないし図15の実施形態(以下
の実施形態においても適用することがある)において、
ベッド内の空間を利用してカラオケルームや音楽鑑賞ル
ームにしたり、あるいは、救急用具入れ722をベッド
外部やベッド前部(上部あるいは後部のこともある)内
に構成したりして、同救急用具入れ722とした空間を
液上浮遊式の瞑想室にすることもある。尚、この瞑想室
に水を入れておくことで、非常飲料にもなる。尚、図1
3ないし図15の実施形態はベッドについて述べたが、
ソファーについても同様に適用する。
【0047】図16に示す実施形態は、ベッド構造体7
38がプレス成形でなるものである。同構造体738
は、底板739、前板740、後板741、それに前フ
ランジ742と後フランジ743とでなり、左右側方が
開口状になっている。その内部には、仕切板受744に
より仕切板745が設置され、その上にベッド本体74
6が設けられている。また、構造体738の外周(前・
後・底)にはリブ747…が設けられ、同リブ747の
うち底部のものを介して、底緩衝材748が設けられて
いる。
【0048】前フランジ742上の左右端部には、下緩
衝材749が設けられ、後フランジ743上にヒンジ7
50を介して曲がり板製のアッパーガード751が設け
られている。アッパーガード751上には背緩衝材75
2が設けられている。同アッパーガード751の先端に
も上緩衝材を装着してもよい。尚、アッパーガード75
1は、ショックアブソーバ753で緩衝支持されてい
る。他に、補助緩衝材754で下緩衝材749よりも前
あるいは同時に緩衝するようにしてもよい。尚、図15
の実施形態の場合も同様であるが、ベッド本体の上面高
さがベッド構造体の前部より低くあるいは同じ高さにな
っていることから、その面をソファーや椅子に利用でき
る。
【0049】図17に示す実施形態は、プレス成形式
(他の骨格構造でもよい)のベッド構造体756にベッ
ド本体757や救急用具入れ758を構成したベッドに
おいて、ヒンジ759を介してアッパーガード760を
構成し、同アッパーガード760を仮想線のようにその
先端が床上(あるいはベッド)に緩衝作用をもって着座
するようにすることができる。761は上緩衝材であ
る。
【0050】図18に示す実施形態は、プレス成形式の
ベッド構造体763をV字形のものとし、その中にベッ
ド本体764および救急用具入れ765を設けたもの
で、アッパーガード766も逆V字形であるが平板状で
もよい。アッパーガード766とこれに対するベッド構
造体763前部との間には、緩衝材767が設けられて
いるとともに、底緩衝材768も設けられている。76
9がショックアブソーバである。補助緩衝材770を配
してもよい。
【0051】図19に示す実施形態は、板材から逆台形
に成形されたベッド構造体771にベッド本体772と
救急用具入れ773を構成して脚774に底緩衝材77
5を備えるとともに、ヒンジ776を介してアッパーガ
ード777を構成したもので、左右両端には、下緩衝材
778が、また、アッパーガード777には上緩衝材7
79が設けられている。
【0052】図20に示す実施形態は、下緩衝材781
を備えた支持筒782内に地震発生から避難するための
油圧ジャッキ783を備えておいて、非常時にアッパー
ガードを突き上げて脱出できるようにしたものである。
【0053】図21に示す実施形態は、円筒形の金属製
ベッド構造体785としたもので、同構造体785は、
前面側を開口786としてその中にベッド本体787と
救急用具入れ788が構成されている。ベッド構造体7
85は緩衝材789を底部に備える一方、一体式のアッ
パーガード790上にも上緩衝材791が設けられてい
る。
【0054】尚、アッパーガード790の内面には、開
閉自在なカバー792が設けられている。また、上段ベ
ッド793や下段ベッド794を構成してもよい。矢印
のように脱出可能である。
【0055】図22に示す実施形態は、一体形でなくヒ
ンジ796で下部のベッド構造体797とアッパーガー
ド798に分けて構成したものである。特に、構造体7
97もアッパーガード798も共に半円筒でなくそれよ
り充分薄い円弧状の構造体になっている。これは無駄を
省き軽量かつコストダウンするためである。更に、構造
体797およびアッパーガード798には、負荷の余り
掛からない部分に開口を設けて軽量化を図るとともに脱
出口にしたりする。尚、図示したよりも更に半分の厚さ
になるように構造体やアッパーガードを形成することが
できる。
【0056】図23に示す実施形態は、ベッド本体80
0を底緩衝材801で支持したものや市販のベッドに対
し、これらの本体800あるいはベッドの長手方向ある
いはそれに直交する方向に軸心を向けた複数本のパイプ
802…とその下側の曲がり板状の上板803とでアッ
パーガード804を構成したものである。尚、仮想線の
ように、カバー805を回転式あるいは巻き上げ式に備
えてもよい。同実施形態は、既設のベッドにも付加でき
る。尚、パイプ802…は上板803の下側に配しても
よい。
【0057】図24に示す実施形態は、実線の固定型の
既設のベッド807に対し、別途に下構造体808とア
ッパーガード809とをヒンジ810で連結して構成
し、これらの間を板バネ等のショックアブソーバ811
で連結するとともに、内張り(あるいは外張り)の板材
812を備え付けたものである。813は上からのショ
ックを和らげるための上緩衝材である。ショックアブソ
ーバ811の内部には緩衝材814が内蔵されている。
【0058】尚、ベッド807の外周に離れた位置に
は、下緩衝材815が設けられている。また、別の態様
として、アッパーガード809はガイドレール816に
沿って案内されたあと、同ガイドレール816でショッ
クを緩衝されるようになるようにしてもよい。さらに、
ベッド807は、左右2つに分割して仮想線のように地
震発生により地震センサーからの連動で2つ割れして落
ち込み、その凹みに避難できるようにしてもよい。尚、
図16ないし図24の実施形態はベッドについて述べた
が、ソファーについても同様に適用する。
【0059】図25に示す実施形態は、部屋の隅に一方
開口状の耐震ボックス818を備えてその上側に緩衝材
819を介装して固定化し、同ボックス818に出し入
れできるようなベッド820を備えたものであり、特
に、ボックス818の両側にガイドレール821を備え
て複数のパイプ製アッパーガード822を出入り自在に
装備したのである。アッパーガード822の上面にはカ
バー823を備えてもよい。耐震ボックス818内には
避難が可能である。
【0060】図26に示す実施形態は、全体が弾性緩衝
材でなるカプセル体825を耐震構造体としたものであ
る。同カプセル体825は、筒形をした緩衝材826の
内部にリング形のベッド構造体827とこれらを水平方
向に継ぐ連結材828で構成したものである。内部空間
にはベッド本体829が設置され、その下側が救急用具
入れ830になっている。831は脚である。
【0061】図27に示す実施形態は、平面図であり、
長さMのベッド本体833の前後をm程長く形成して端
部を緩衝部834とし、あるいはベッド本体とは別に緩
衝材を設けて、この緩衝部分にアッパーガード835が
上方から緩衝されながら着座するようにしたものであ
る。アッパーガード835側にも緩衝材を配すことがあ
る。
【0062】図28に示す実施形態は、L字形をしたベ
ッド構造体837にベッド本体838を備えるととも
に、ヒンジ839を介してアッパーガード840を備え
たものにおいて、特に、アッパーガード840に製図台
部841とテーブル部842を一体に備えたものであ
る。製図台部841とテーブル部842のうちの一方で
もよい。843は椅子である。アッパーガード840は
回転角度に応じて製図台部841になったり、テーブル
部842になったりする。尚、図13ないし図28の実
施形態はベッドについて述べたが、ソファーについても
同様に適用する。
【0063】図29に示す実施形態は、2段ベッド84
5の上方にヒンジ846を介してアッパーガード847
を備え、ショックアブソーバ848で支持したものであ
り、下方には下緩衝材849が設けられている。850
は梯子で、これが耐震構造体のメンバーになっていると
ともに緩衝材にもなっている。
【0064】尚、同図に示すように、ベッド845を床
に固定してもよい。これは他の全ての実施形態について
適用することがある。
【0065】図30に示す実施形態は、ハンモック85
1をガード852に吊持したもので、同ガード852
は、1本の矩形に曲げられたパイプで、その基部両側に
は脚部853が設けられている。ハンモック851上の
者は、地震発生時にガード852で防護される。仮想線
のようにガード852を充分に低くすれば防護作用がよ
り確実になる。
【0066】図31に示す実施形態は、同じくハンモッ
ク851についてのガード構造であり、ハンモック85
1の長手方向に伸びる連結パイプ854と、同パイプの
前後端部に横U字状に設けられた端部パイプ855から
なる。
【0067】図32に示す実施形態は、複数本の縦斜め
方向にガードパイプ857…をその上端の天板858で
結合し、これらのパイプ857…で形成された内部空間
を避難空間としたものである。パイプ857…間を利用
して棚859を構成してもよい。860は緩衝材であ
る。
【0068】図33に示す実施形態は、前記実施形態に
おけるアッパーガード862上面にバネ板を曲げてなる
ショックアブソーバ863を備えたものである。図34
に示す実施形態は、アッパーガード865を直接ショッ
クアブソーバ866で緩衝作用をもって受け止めるよう
にしたもので、ショックアブソーバはコイル型のバネ8
67であったり、ヒンジ868回りに設けられたバネ8
69であったりする。
【0069】図35に示す実施形態は、正面からみてU
字形にプレス成形したベッド構造体891の背部に背板
を溶接し、その内部にベッド本体892を備えたもの
で、アッパーガード893もU字形プレス成形体を使用
したものである。アッパーガード893の左右には球形
の上緩衝材894が、また構造体891側には球形凹み
状の下緩衝材895が備え付けられている。地震時に
は、上緩衝材894が下緩衝材895内に嵌まり込むの
で、互いのずれがない。また、前記プレス成形体である
と、部品点数も少なく軽量化もする。
【0070】図36に示す実施形態もU形プレス成形体
でなるが、特に、アッパーガード897がベッド構造体
898上に嵌まり合う構造になっている。アッパーガー
ド897および構造体898の双方あるいは一方に緩衝
材を配してもよい。尚、図35ないし図36の実施形態
はベッドについて述べたが、ソファーについても同様に
適用する。
【0071】図37、図38に示す実施形態は、事務用
品や書類、書籍等を収容可能なロッカー900を利用し
て左右1対のL形ガード901の一端を受け持たせ、他
端は床上に固定支持させたものであり、特に、ロッカー
900のガード901で覆われた底面にベッド902を
設置したものである。ガード901で避難空間をも形成
できる。
【0072】図39に示す実施形態は、耐震構造をした
ベビーベッド904が使用済みになった場合に同ベビー
ベッド904の上にテーブル905を固定して食卓テー
ブルや作業台や机等として活用できるようにしたもので
ある。勿論、テーブル905も耐震構造にしておき、ベ
ビーベッド904の一側面を開放状にしておくことで、
避難空間にもなる。
【0073】図40は、ベッド構造体920の長手方向
一端にヒンジ921が設けられ、同ヒンジ921にアッ
パーガード922を支持してベッド他端方向に伸びるよ
うにしたものであり、アッパーガード922および/ま
たは構造体920に緩衝材923を備えて地震発生によ
りこれら緩衝材923同士が緩衝作用を発揮するように
したものである。尚、仮想線のように左右に分割式のア
ッパーガード925としてもよく、また、アッパーガー
ド922の先端はベッド上にではなく床上に緩衝材92
6を介して当たるようにしてもよい。これは前記分割式
のアッパーガード925においても同様に適用できる。
【0074】尚、図40に仮想線で示すように、下端左
右両側に緩衝材927を備えたアッパーガード928を
縦向きのガイドレール929に沿って上下運動可能に上
方に待機させ、地震発生時に下降してその下端の緩衝材
927が床あるいは前記緩衝材923に当たるようにし
てもよい。尚、図40の実施形態はベッドについて述べ
たが、ソファーについても同様に適用する。このことは
以下のベッドについての実施形態においても同様にいえ
ることである。
【0075】図41ないし図43に示す実施形態は、ア
ッパーガード930を備えたシングルあるいはダブルの
ベッドについてのもので、特に、衝撃をより多くの段階
に分けて安全に吸収除去するようにしたものである。図
41は外装を装う前の状態を実線で示したベッド斜視
図、図42は図41のA−A線の矢視断面図、図43は
図41のB−B線の矢視断面図である。
【0076】これらの図において、931はベッド外ボ
デーで、同ボデー931は、底壁を備えるが、周辺のみ
でなる矩形枠部のみからなっていてもよい。または、同
ボデー931は省略されることもある。このボデー93
1の中には、ゴム製の緩衝材932が嵌め込まれてお
り、同緩衝材932の上に本来のベッド本体933が載
せ付けられて構成されている。緩衝材932は、緩衝を
目的とするものでベッド本体933よりも充分な反発・
吸収効果があるものになっている。
【0077】935は寝ている人を前後において護るた
めの下部ガードで、アーチ状(あるいは板状にすること
もある)の1対の部材であり、同下部ガード935の各
下端には、座板936とその下側の底緩衝材937が取
り付けられて、ベッド全体の支持と最終の緩衝機能が果
たせるようになっている。座板936は、図43に一点
鎖線で示すように、床面にボルト等でリジッドに固定す
ることもできる。各下部ガード935は、図43に示す
ように、反対向側に反るように曲がっている。そして、
この下部ガード935の頂部には、仮想線で示すよう
に、緩衝材939が装着され、外装されるようになって
いる。
【0078】両下部ガード935,935間には前後1
対の連結パイプ940が溶接一体化されており、同連結
パイプ940は、緩衝材932およびベッド本体933
に左右に向けて形成された半円形断面の溝内に嵌まり込
むようにされている。後方にある連結パイプ940の長
手方向中間には、支持パイプ941が回転自在に嵌め込
まれており、同支持パイプ941には、アッパーガード
930の一部である中間パイプ942が溶接で立設され
ている。前記支持パイプ941は、連結パイプ940に
同時回転するように連結あるいは一体化することがあ
る。一方、同支持パイプ941によらず、直接連結パイ
プ940に連結することがある。また、板バネにより連
結することもある。
【0079】同中間パイプ942は円弧状に反ったもの
とされ、その左右に配されたガードパイプ943も同じ
く反った形状になっている。これら3本のパイプ94
2,943は、同じく反った形状をした連結板944で
溶接一体化されるとともに、内部にアッパー緩衝材94
9を備えた外装で装われている。ガードパイプ943
は、下方に長く形成され、その部分がベッドの前後位置
において前後に水平に伸びる杆部943aになってい
る。
【0080】前記杆部943aは、それぞれベッドの前
後に延びており、この部分は、図43に示すように、ベ
ッド前後に別途配した緩衝材945の中に挿通支持され
ている。946はその緩衝材受けであり、これは床面に
固定したり、あるいは、ベッド外ボデー931や下部ガ
ード935や底板936に一体構成することがある。杆
部943aには、緩衝材945への伝達をより確実にす
るため、図43に示すように、伝達板948を備えるこ
とがある。この伝達板948は、平坦な板状であった
り、逆V形、逆半丸形、あるいは波形であったりする。
【0081】尚、図43に仮想線で示すように、連結板
944は、波板(折版形も含む)にすることがある。そ
の方向性は、波方向が図示したものに直交するものを含
む。
【0082】地震発生により上方等から衝撃がかかる
と、アッパーガード929に負荷し、この際、アッパー
緩衝材949でまず第1段階の緩衝がなされる。この際
の負荷は、更にガードパイプ943に伝わり、杆部94
3aを介して緩衝材945で第2段階目の緩衝がなされ
る。更に、衝撃がある場合は、ガードパイプ943側の
アッパー緩衝材949が、その下方に対向する下部ガー
ド935上の緩衝材939に当たることにより、第3段
階目の緩衝がなされる。
【0083】その負荷は、下部ガード935を伝わって
連結パイプ940に伝達する。同パイプ940からの負
荷は、図42に示すように、ベッド下の緩衝材932に
より緩衝される。これが第4段階目の緩衝である。更
に、下部ガード935からは、座板936から底緩衝材
937に伝わり、ここで第5段階目の緩衝がなされる。
【0084】図44に示す実施形態は、アッパーガード
951が固定型のものを示したものである。ベッド外ボ
デー931内には、下部に緩衝材932が、上部にはベ
ッド本体933がセットされている。アッパーガード9
51は、左右1対のアーチ型をしたガードパイプ952
と、これらの下部間を継ぐ下部連結パイプ953と、上
部間を継ぐ上部連結パイプ954と、ガードパイプ95
2間にあって上部連結パイプ954を利用して覆設され
た連結板(横架パイプに代えることがある)955とで
構成され、アッパーガード951には、上緩衝材956
が設けられている。
【0085】尚、下部連結パイプ953間は下部連結板
957で連結されて緩衝材932に伝達が確実になされ
るようになっている。この下部連結板957も仮想線の
ように波板(折版板でもよい)で連結してある。
【0086】図45に示す実施形態は、ガードパイプ9
60を左右の方向に走らせたものである。ガードパイプ
960間は連結パイプ961で連結してある。その他の
構成は前記実施形態と同様である。図46に示す実施形
態は、下部連結パイプ962を前後の向きに通し、その
端部を介してガードパイプ963を一体であるいは別体
で設けてある。964は上部連結パイプであり、965
は上部緩衝材をそれぞれ示している。
【0087】図47に示す実施形態は、ソファーについ
てのものである。ベッドについて適用することがある。
すなわち、ソファー本体967は通常より左右に少し長
く形成され、その長くなった部分に、アッパーガード9
68の基部を挿通支持するとともに、アッパーガード9
68の左右基部間を連結パイプ969で連結してある。
連結パイプ969の前後には連結板970がソファー本
体967内に平面的に拡がるように設けられている。ま
た、アッパーガード968の基部には、ソファー本体9
67の緩衝材971内に負荷が伝達するように伝達板9
72が取り付けられている。973は座板、974は下
部緩衝材である。尚、アッパーガード968は前後に1
本あるいは2本以上である。また、アッパーガード96
8の上部には図示しない緩衝材が装備される。
【0088】図48に示す実施形態は、下部緩衝材97
6の一体ブロック内に前後の孔を形成しておき、これら
の孔を通じてアッパーガード977の杆部977aを差
し込んだものである。アッパーガード977を差し込む
には、ベッドを長く形成してその部分に差し込む方法
と、長くせずにベッド本体部分の中に差し込む方法とが
ある。尚、仮想線で示すように、下部緩衝材976中に
杆部977aをボルトc締めしてもよく、この場合、締
め板dを介することもある。図49に示す実施形態は、
下部ガード979を板状にして寝る空間とを仕切り、同
ガード979に連結パイプ980とアッパーガード98
1とを共に連結してなるものである。前記下部ガード9
79に代えて、仮想線のようにアッパーガード981内
に下部ガード979を設けてもよい。また、下部ガード
を省略してアッパーガード981を連結パイプ980に
直接連結してもよい。
【0089】尚、仮想線のように、連結パイプ980を
側方に突き出してここにアッパーガード981を連結し
てもよい。図50に示す実施形態は、これまでのベッド
材質を緩衝材とし、それにアッパーガード983を差し
込んで緩衝作用を得ようとするものである。Lはこれま
での標準長さを示す。
【0090】図51に示す実施形態は、ベッド本体98
5の下側に緩衝材986を構成したもので、その中に一
体埋め込み式に連結板987を設け、同連結板987の
背部を利用してアッパーガード988を連結し、更に、
アッパーガード988と連結板987とをステーガード
989で連結してなる。aは標準長さからの延長長さを
示す。尚、連結板987にWで示すようにベッドの全長
であるものの他、wで示すようにベッドの一部長である
場合とがある。前記連結板987と緩衝材986とは締
め具で締め付けることがある。
【0091】図52に示す実施形態は、これまでのベッ
ド構造のものを緩衝材としてそのまま利用してその中に
アッパーガード990の杆部990aを挿通したもの
で、アッパーガード990には上緩衝材991が、ま
た、アッパーガード990の上部と杆部990aとは一
体あるいは連結式でステーガード992が設けられてい
る。尚、ベッドの上面に当たるようにステーガード99
2の軸上に当て板993を備えてもよい。また、アッパ
ーガードは仮想線のように丸くなっていてもよい。特
に、アッパーガード990はステーガード992を除く
全体を曲板状に成形して差し込むようにしてもよい。こ
の場合、ベッド緩衝材でなく専ら緩衝用の緩衝材(ゴム
等)で構成してもよい。ここで、図48の仮想線のよう
に締め付け方式にしてもよい。さらに、緩衝用の緩衝材
を使用する時は、内部にエアークッション、ウオーター
クッションを構成することができる。尚、図48ないし
図52に示す実施形態もソファーにも適用できる。
【0092】図53および図54に示す実施形態のベッ
ド(ソファーでもよい)は、本来の長さを持つクッショ
ン1を備え、同クッション1の上面部1aの前後に門形
になるようにブロック状の下緩衝部1bを一体に備えて
ある。同下緩衝部1bは、図54に示すように、仮想線
Xで分割して別体にしてもよい。別体にする場合、下緩
衝部1bのみを緩衝に適正なような固さのゴムにした
り、または上下に離間した挟着板25とボルト26によ
りサンドイッチ式に下緩衝部1bを挟み込んでもよい。
【0093】ガード2は、一定幅をした金属帯板を門形
にし、その下端に内曲がり状の伝達板部2aを備え、伝
達板部2aを、外枠3の孔3aを通じて下緩衝部1b内
に挿入して固定されている。ガード2の板幅は、図示程
度よりも広くあるいは狭く変更でき、また2本以上にし
て相互連結したものにしてもよい。さらに、同ガード2
は、丸パイプ、角パイプ等に代えて構成してもよい。こ
うしたパイプによる場合、左右2本立てとすることがで
き、この場合、相互を連結したり分離したままにする。
分離したままの場合、相互間に緩衝材を介装することが
ある。
【0094】下緩衝部1b内には、ゴム製の中間緩衝材
4を挿入してもよい。ガード2の天部には、第1段の緩
衝作用を果たす厚目で広い上緩衝材5が取り付けられ、
上緩衝材5は、ゴムあるいはベッドのクッション材等を
適宜選択する。上緩衝材5は、上層を柔らかいものにし
下層を比較的硬目のものにする等、2層構造以上の複数
層にすることができる。複数層にする場合でも1枚もの
にする場合でも、互いに接触する面間にエアー溜まりを
形成してエアークッションにすることがある。その他の
流体クッションにしてもよい。このクッション方式は、
伝達板部2aと下緩衝部1bとの間においても構成する
ことができる。
【0095】上緩衝材5底の芯板6はガード2上の載せ
て下方からナット止めしてガード2と連結される。芯板
6は前記サンドイッチ方式で上緩衝材5に装着可能であ
る。ガード2はバネ板や複数本のパイプでもよい。ガー
ド2はベッド幅方向に伸びる方向が向いてもよい。ま
た、上からみて十字状にしてもよい。さらに、ガード2
は、3本あるいは4本支柱型にすることもできる。外枠
3間には防災用品入れ7とその他の引き出し8,8を備
える。これらの引き出し7,8,8のうちの1つを剛体
にして、余震の心配がある場合や必要に応じてガード2
あるいは芯板6と突張材で継ぐようにしてもよい。同突
張材は芯板6に重ねてあるいは本来の芯板として常備し
ておくこともできる。尚、図54に仮想線で示すよう
に、伝達板部2aの先端を下向き等に曲げて下緩衝部1
bへの関連性を高めるようにしてもよい。
【0096】図55に示す実施形態は、ベッド本体13
のクッションを厚目にしておき、あるいは通常厚さのま
まとし、このクッションとは別にゴムあるいは発泡材等
による下緩衝材10を配し、上下a・bに分割してその
間に伝達板部2aを挿し込んだものである。この場合、
上下の板11,11と締付具12により同体化してもよ
い。
【0097】伝達板部2aを更にベッド本体13内に挿
し込むように長くしてもよい。14は防災用品や音響機
器等のボックスであり、同ボックス14はガード2の補
強メンバーとしたり、またはガード2の補強とは別に単
なる機能用ボックスとして構成することができる。15
はガード2の外側に付された外装シートである。同実施
形態の種々の変更は、図53、図54の実施形態で説明
した内容のものを適宜採用することがある。尚、図54
および図56の実施形態において、ガード2は、側面か
らみて矩形の枠体になっているが、強度的に有利な台形
あるいは半円形状、半楕円形状などを採用できる。
【0098】図57および図58に示す実施形態のベッ
ドは、本来のクッション1をやや厚目で緩衝材としても
ベッドとしても機能する材質を選択し、図示しない外枠
で取り囲む。クッション1の厚み間にはL字形伝達板2
の水平な長い板部を挿し込み、ヒンジ33を介して複数
本のガードパイプ34を立てる。パイプ34間は水平な
複数本の連結パイプ35で一体に連結して枠状のアッパ
ーガードとする。伝達板2とガードパイプ34間はショ
ックアブソーバ36で連結し、連結パイプ35外周には
上緩衝材37を装備する。
【0099】上緩衝材37は衝撃を第1段階として緩和
してのち、アブソーバ36で第2段階の緩衝をし、ガー
ドパイプ34は下向きに回転してエネルギーを吸収して
のち、床面あるいは図示の下緩衝材38に上緩衝材37
が当たって第3段階目の緩衝がなされる。尚、伝達板2
はクッション1内にあるので、ここで前記第1、第2緩
衝時に相乗的に緩衝作用を発揮する。クッション1を長
手方向にやや長くしておき、その長い部分に上緩衝材3
7が載り当たって緩衝するようにしてもよい。ヒンジ3
3はコイルバネ付きでもよく、また、板バネに代えても
よい。更に、ショックアブソーバを含めて、コイルバネ
や板バネ等を適宜に組み合わせて緩衝手段を構成でき
る。
【0100】図59および図60に示す実施形態は、ク
ッション1の長手方向端部に下緩衝材10を突設してお
き、伝達板42に板バネ41を介してガードパイプ44
を連結し、ガードパイプ44には連結パイプ45を備
え、連結パイプ45には上緩衝材47を装着して前記下
緩衝材50上に載り掛かって緩衝作用をするようになっ
ている。尚、下緩衝材50は棒状であるが、クッション
1の幅方向に長く形成してもよい。
【0101】ガードパイプ44は丸く曲がったものにな
っているので、下降してきた後にも一定の安全空間が確
保される。これは図58に示す実施形態でも同様であ
る。しかし、コの字形や逆くの字形に曲がったものにし
てもよい。板バネ41に代えてあるいは組み合わせてシ
ョックアブソーバやコイルバネ等の緩衝手段を構成して
もよい。伝達板42とクッション1とは前記サンドイッ
チ式にしてもよい。略完壁な程に緩衝作用が得られ、ガ
ードが過度に大きく強靭なものでなくとも済み、軽量で
簡略構造の耐震構造ベッドあるいはソファーを提供でき
る。尚、図59に仮想線で示すように、クッション1の
前縁部に沿って同クッション1より少し高い土手状の下
緩衝部51をクッション1に一体あるいは別体に配して
上緩衝材47がこれに当たって緩衝作用がなされるよう
にしてもよい。同下緩衝部51の長さは図示より短くし
てもよい。また高くしてもよい。また、避難スペース確
保の他の手段として、市販の各種の椅子(食卓椅子、勉
強用椅子、応接椅子、製図用椅子などを含みかつ脚のな
いクッション付座椅子を含む)に前記したアッパーガー
ドを付してもよい。この場合、アッパーガードは、椅子
の背もたれ上端あるいは下端にヒンジで前後回転自在に
して避難時にのみ前向きに上方から回転操作あるいは自
動回転してくるようにしてもよい。アッパーガードは椅
子に固定結合したものにしてもよい。アッパーガードの
上面等には緩衝材を付し、下端は部は椅子前横付近に延
設した緩衝受部に地震時あるいは常時載り掛かるように
してもよい。
【0102】図61に示す実施形態は、市販のベビーベ
ッド100についてのもので、同ベビーベッド100
は、木質あるいはプラスチック質等の支柱101を4隅
に備えるとともに、周囲に柵体102を備え、床盤10
3を備えている。このベビーベッド100には、スチー
ル製の耐震構造体105を構成してある。
【0103】耐震構造体105は、逆U字形をしたパイ
プ製のガード支柱106を対向配置し、これらの下部間
を下部継材107で継ぎ、上部間を天井継材108およ
び天井板109で連結してある。ガード支柱106の下
端には座板110を備えるとともに底緩衝材111で床
面上に載り掛かるようにしてある。また、座板110相
互間は補強板112で継いでもよい。113は外装材
で、全体をこれで覆うようになっている。114は非常
用品入れになっている。
【0104】この実施形態の場合、耐震構造体105あ
るいはベビーベッド100に一部追加加工をして仮想線
のテーブル117を事後的に組み合わせ設置可能にして
ある。耐震構造体105にテーブル117を設置するに
は、ガード支柱106のカット部位c…を切断してこれ
に結合ピース118を被せて固定し、同ピース118を
介してテーブル117を固定するようにしてある。結合
ピース118はアジャストボルト119付でテーブル1
17の高さを調節自在にしてある。尚、テーブル117
の底面に、結合ピース118に相対するピースを固定し
ておいてもよい。また、テーブル117と耐震構造体1
05との間には緩衝材を介装してもよい。また、前記柵
体102は適宜に取り外し自在にしてその内部を避難ス
ペースとして利用できるようにしてもよい。ベビーベッ
ド100を完全に分離してもよい。
【0105】図62に示す実施形態は、ガード支柱12
0、柵体121等のベッド全体が耐震構造体122にな
っているもので、この場合もガード支柱120の上部を
切断してテーブル117を固定設置可能にする。尚、図
61および図62に示す実施形態において、耐震構造体
の底にはキャスターを備え付けて移動自在にしてもよ
い。
【0106】図63に示す実施形態は、シングルあるい
はダブルのベッドに耐震構造体を採用したものである。
125はベッド本体(クッション)であり、その前後底
部には本体125よりも緩衝効果の高いゴムあるいは発
泡樹脂製の下部緩衝材126,126が前後対向状に配
されている。下部緩衝材126間には非常用品入れ12
7が出し入れ自在に設けられているとともに、下部緩衝
材126の回りには、上からみてコの字形をしたスチー
ル製の外枠128が設けられている。
【0107】外枠128の内部には台形断面をした緩衝
板129が左右に長手方向を向けて設けられている。こ
の緩衝板129はその溝を下方に向けてある。外枠12
8上には、ベッド本体125上を越えるように台形アー
チ状をしたガード130が前後に対向するように配され
ている。このガード130は、外枠128に一体になっ
ているが別体結合型にしてもよい。これらのガード13
0を介して天井板131が結合されるが、天井板131
の上下には、上部第1緩衝材132および上部第2緩衝
材133が同時に挟み付けられている。
【0108】下部緩衝材126は上下に分割されてその
上下間に緩衝板129がボルト等により挟み込まれてい
る。尚、図64に示すように、緩衝板135を半円筒形
に連結したものにして下部緩衝材126の中に挟み込ん
でもよい。図64のガード130は長手方向をベッドの
長手方向に対応させてあるが、このタイプのガードを図
63に示すものに適用することができる。図64の外枠
136はベッド全体を囲むものであるが、この外枠13
6を図63の実施形態に適用することができる。
【0109】図65に示す実施形態は、畳上あるいは床
板上に設置するタイプのベッドを耐震構造式にしたもの
であり、138はベット本体、139は下部緩衝材、1
40はガード、141は上部緩衝材である。下部緩衝材
139は中央に凹み142を備えてその中にベッド本体
138を嵌め入れてある。ガード140は前後に長手方
向を向けたアーチ状台形をしたもので、その前後端に形
成した水平な緩衝板部143を下部緩衝材139内に挿
通し、その上方にも補助緩衝板部144を挿通してダブ
ルで緩衝効果を発揮できるようにしてある。
【0110】図66および図67に示す実施形態は、避
難空間を簡易にして提供することのできるもので、図示
では単身用であるが複数人用とすることもできる。14
6はスチール製で円筒形とした本体で、同本体146の
外周には、円柱形をした上部緩衝材147…と下部緩衝
材148…が装着されている。本体146の内部には、
略くの字形で端部149aを下向きに曲げた受板149
が上部緩衝材147を利用して横架されている。この受
板149の上面に沿ってクッション150が設けられて
いるとともに、上部緩衝材147を利用して避難・就寝
することができるようになっている。
【0111】図68に示す実施形態は、HあるいはH
上に設置可能な耐震構造体についてのものである。1
52は丸あるいは角形ドーナツ形状をした緩衝材で、共
通形のものを上下あるいは左右に複数個ボルト153で
連設することで1つの筒形耐震構造体を構成してある。
図示のように縦形に使用する場合は、底板153および
蓋板154を取り付けてあり、避難時の出入口155を
形成してある。横形に使用する場合は、底板153ある
いは蓋板154の一方を取り外してもよい。尚、緩衝材
152は、外周が凹凸状に嵌まり合うようになっている
が、その形状は、仮想線で示すように、段状であっても
よい。また、建設車両や産業車両等に使用されている古
タイヤ156…を配列してもよい。
【0112】図69から図86の実施形態は、前記各実
施形態における緩衝材として利用できるものを示し、図
69に示すものは、スチール製あるいはアルミ製などの
空き缶200…を多数個用意し、これらを縦・横・高さ
方向に整列配置して、緩衝材としたものである。ここに
空き缶とは、使用済みのものの他に、未使用のものも含
む。未使用のものはタブで蓋が開けられていないものの
他、タブ等がなく緩衝材用として蓋が付されたものも含
む。これらの空き缶200…間には、仮想線のようにゴ
ムや樹脂などの緩衝シート201や緩衝チップなどを介
装することがある。
【0113】図70に示す実施形態は、上下のものがず
れて配置されたもので、上の空き缶200の胴部が下の
空き缶200の端部に対応するようになっている。下の
空き缶200が図に直交する方向で上の空き缶200が
図に平行な方向になるように配置してもよい。図71に
示す実施形態は、空き缶200の上下間にゴムや樹脂な
どの緩衝チップ203を介装したものである。上下の空
き缶は平行でなくともよい。例えば、上下が直交するも
のでもよい。
【0114】図72に示す実施形態は、空き缶200の
中に他の緩衝材205…を充填したものである。図73
および図74に示す実施形態は、空き缶200を筒状緩
衝材207で覆ったものである。このもののみあるいは
空き缶を組み合わせて緩衝装置を構成する。図75のよ
うに、空き缶200を外形が四角な緩衝材(ゴム等)で
包み込んでもよい。多数の空き缶200をゴムあるいは
樹脂などで一体に埋め込んだものを緩衝材としてもよ
い。
【0115】図76に示す実施形態は、空き缶200を
縦置き式に多数配列したものである。これらの間に緩衝
材209を介装してもよい。図77に示すように、空き
缶200を平面方向にずれて配置してもよい。
【0116】図78に示す実施形態は、下が横置きで上
が縦置きに配列されたものである。図79に示す実施形
態は、ケース211の中に多数の空き缶200…を適当
に入れ、その間に緩衝材212…を介装したものであ
る。図80に示す実施形態は、潰れた空き缶200で、
これらを前記実施形態のように配列する。図81に示す
実施形態は、蓋214付ペットボトル215を緩衝材と
するもので、中には水を充填してもよい。この場合、一
部に空気を入れておくこともできる。同実施形態におい
ては蓋214なしのこともある。同ボトル215は互い
に平行な場合と上下の関係で交差(直交等)状とする場
合とがある。
【0117】図82に示す実施形態は、空き缶200に
樹脂等の蓋217を嵌着したもので、中に空気が密閉あ
るいは一部抜け出る状態とされる。この場合、空き缶2
00内にはゴム等の緩衝材を入れることがある。図83
に示す実施形態は、台所洗剤用ボトル219を緩衝材と
して使用するものである。図84に示す実施形態は、ス
テンレスや樹脂等を旋盤等の工作機械で削った際に発生
する切り屑221…を緩衝材としたものである。これら
の中に前記したような他の緩衝材を混合してもよい。
【0118】図85に示す実施形態は、ゴム草履などの
抜脱マット223を緩衝材として利用するもので、これ
らのマット223を積層すると、孔224がエアークッ
ションとして有効に機能する。適宜にカットしたものを
混合してもよい。図86に示す実施形態は、運送上使用
される発泡樹脂などのクッション226を緩衝材として
使用するものである。これも前記実施形態の緩衝材と組
み合わせることができる。
【0119】図87に示す実施形態は、ピラミッド型の
ガードフレーム228を備えた地震対策用ベッドを示
す。フレーム228には緩衝材を付すとともに脚部は緩
衝材で受け止める。
【0120】図88および図89に示す実施形態は、図
88に示すベビーベッド230を使い終わったあとに図
89に示すテーブル247として使用できるようにした
ものである。図88に示すベビーベッド230は、4本
の支柱231…を備え、同支柱231は座232と底部
緩衝材233を備えるとともに2本のものをアーチ23
4で継いでなっている。支柱231同士は、その上部間
を横連結パイプ235で一体に継いでいる。
【0120】支柱231の中段高さには、各2方に突出
する受筒238が設けられ、同受筒238間には、水平
方向に移動することで挿脱自在な側枠239の下部が取
り付けられている。この側枠239は、止め具240に
より受筒238に固定される一方、その上部は、横連結
パイプ235に図示しない止め具で着脱自在になってい
る。アーチ234間は天連結パイプ241で連結され、
その上に天井板242を備え付けてある。天連結パイプ
241および天井板242は、乳児を出し入れする保護
者の頭が当たらないように少し凹欠状になっている。
【0122】243は上部緩衝材で、天井板242の上
にボルト孔244を利用して止め付けられる。245は
着脱自在な床板である。ベビーベッド230として利用
する場合には、アーチ234を上方に充分伸ばして止め
具246で支柱231に止め付けるとともに上部緩衝材
243を上面に装着する。さらに、側枠239と床板2
45をセットする。受筒238は半筒状にしてもよい。
【0123】図89に示すテーブル247とするには、
止め具246を緩めてアーチ234を下げたあと同止め
具246を締め込み、上部緩衝材243、側枠239お
よび床板245の不要な部材を取り外す。そのあと、ボ
ルト孔244を利用してテーブル板248を止め付け
る。尚、受筒238には保護キャップ249を付して脚
が当たってもよいようにする。また、受筒238に代え
て、図89に示すように、半割り型の受筒250を採用
することができる。さらに、仮想線で示すように、避難
用具ケース251をテーブル下に常備することもでき
る。同ケース251を図示のように縦置き式にする場
合、極強度体で構成し、巨大負荷にも潰れないように構
成することができる。また、同ケース251は、テーブ
ルとして利用する場合の脚置き体として横長状に置くこ
ともできる。さらに、同ケース251は、テーブルのす
ぐ裏面に設置することもできる。
【0124】尚、テーブル板248と天井板242との
間に上部緩衝材243を介装してもよい。
【0125】図90および図91に示す実施形態は、ベ
ッドあるいはソファーについての案で、一部筒状で上部
を開口した本体253の後端にヒンジ254を備えてア
ッパーガード255を連結し、本体253内にはクッシ
ョン256を装備してその下空間に避難用具を入れるよ
うにする。この本体253は、下部緩衝材257で受け
止める一方、同本体253の両端に扇形をした中緩衝材
258を固定し、アッパーガード255を受け止めるよ
うにする。アッパーガード255の上に上部緩衝材25
9を備え付ける。尚、安全性をより確保するため、本体
253の両端にストッパ260を立設し、その長孔にア
ッパーガード255の突片261が移動して最後にスト
ップされるようにする。
【0126】アッパーガード255も一部筒形であるの
で、本体253との間で極安全空間が残されることにな
る。尚、緩衝材としては、図69から図86に示すもの
を利用できる。
【0127】図92に示す実施形態は、平行リンク機構
をガードフレーム263として構成し、山形台形状の中
緩衝材264として両端に備えて同フレーム263を受
け止めるようにしたものである。尚、リンクは仮想線の
ように変位するので、その際にリンク間で緩衝機能を果
たすようなリンク緩衝材265を配してもよい。また、
フレーム263の上側にも上緩衝材を配す。
【0128】図93に示す実施形態は、中古タイヤや新
規タイヤなどのタイヤをガードフレーム266の緩衝材
267としたものである。タイヤに代えてチップ268
…で構成してもよい。269はベッドのクッション、2
70はガードフレーム266の補強ステーを示す。尚、
図94に示すように、タイヤである緩衝材267の中に
小径の別タイヤ272を入れてもよい。また、図95に
示すように、緩衝材267の中にチップ274…を入れ
てもよい。
【0129】
【発明の効果】この発明は以上のような災害安全装置で
あるので、コスト的にも安価につき、しかも、安全性の
高い災害安全装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示す耐久ベッドの斜視
図。
【図2】洋風ベッドについての地震対策例を示す斜視
図。
【図3】2段ベッドについての地震対策例を示す斜視
図。
【図4】同要部横断面図。
【図5】補強支柱の装着例を示す断面図。
【図6】補強支柱の他の装着例を示す断面図。
【図7】ベッド補強用の側枠例を示す正面図。
【図8】ベッド補強用の側枠例を示す正面図。
【図9】和風寝具での就寝用地震対策例を示す斜視図。
【図10】和風寝具での就寝用地震対策例を示す斜視
図。
【図11】簡易ベッドの補強例を示す斜視図。
【図12】簡易ベッドの補強例を示す斜視図。
【図13】アッパーガード式耐震型ベッドの正面図。
【図14】同ベッドの右側面図。
【図15】図47のA−A線断面図。
【図16】アッパーガード式耐震ベッドの他の例を示す
側断面図。
【図17】アッパーガード式耐震ベッドの他の例を示す
側断面図。
【図18】アッパーガード式耐震ベッドの他の例を示す
側断面図。
【図19】アッパーガード式耐震ベッドの他の例を示す
側断面図。
【図20】油圧ジャッキを内蔵した緩衝部を示す断面
図。
【図21】アッパーガード式耐震ベッドの他の例を示す
右側面図。
【図22】アッパーガード式耐震ベッドの他の例を示す
右側面図。
【図23】アッパーガード式耐震ベッドの他の例を示す
右側面図。
【図24】アッパーガード式耐震ベッドの他の例を示す
右側面図。
【図25】耐震ボックスにベッドを出し入れ式としガー
ドを備えた実施形態を示す側面図。
【図26】耐震ベッドの他の実施形態を示す右側面図。
【図27】アッパーガード式耐震ベッドの他の例を示す
平面図。
【図28】アッパーガード式耐震ベッドの他の例を示す
右側面図。
【図29】2段ベッドを耐震構造にしアッパーガード式
とした例を示す側面図。
【図30】ハンモック式で耐震ガードを備えた例を示す
正面図。
【図31】ハンモック式の他の例を示す側面図。
【図32】ガードパイプ方式で避難空間を形成した例を
示す斜視図。
【図33】アッパーガードにバネを備えた他の例を示す
側面図。
【図34】アッパーガードをショックアブソーバで支持
する他の例を示す側面図。
【図35】アッパーガード付きベッドの他の例を示す正
面図。
【図36】アッパーガード付きベッドの他の例を示す正
面図。
【図37】ガード付きベッドの他の例を示す側面図。
【図38】その正面図。
【図39】ベビーベッドを利用して食卓にした例を示す
斜視図。
【図40】アッパーガード式ベッドの他の例を示す説明
図。
【図41】アッパーガード式ベッドの他の例を示す斜視
図。
【図42】図41の実施形態のA−A線断面図。
【図43】図41の実施形態のB−B線断面図。
【図44】アッパーガード式ベッドの他の例を示す断面
図。
【図45】アッパーガード式ベッドの他の例を示す断面
図。
【図46】アッパーガード式ベッドの他の例を示す断面
図。
【図47】アッパーガード式ソファーの他の例を示す断
面図。
【図48】アッパーガード式ベッドの他の例を示す断面
図。
【図49】アッパーガード式ベッドの他の例を示す斜視
図。
【図50】アッパーガード式ベッドの他の例を示す斜視
図。
【図51】アッパーガード式ソファーの他の例を示す斜
視図。
【図52】アッパーガード式ソファーの他の例を示す断
面図。
【図53】耐震構造式ベッドの他の実施形態を示す斜視
図。
【図54】図53のC−C線断面図。
【図55】他の耐震構造ベッドを示す図56の右側面
図。
【図56】図55のD−D線断面図。
【図57】他の耐震構造ベッドを示す正面図。
【図58】図57の右側面図。
【図59】他の耐震構造ベッドを示す正面図。
【図60】図59の右側面図。
【図61】ベビーベッドについての耐震構造例を示す斜
視図。
【図62】ベビーベッドについての他の耐震構造例を示
す斜視図。
【図63】ベッドについての耐震構造例を示す斜視図。
【図64】ベッドについての他の耐震構造例を示す側面
図。
【図65】床上設置型ベッドについての実施形態を示す
側断面図。
【図66】耐震構造体についての他の実施形態を示す正
面図。
【図67】図66の右側面図。
【図68】耐震構造体についての他の実施形態を示す縦
断面図。
【図69】空き缶を緩衝材として利用した一例を示す説
明図。
【図70】空き缶を緩衝材として利用した他の実施形態
を示す説明図。
【図71】空き缶を緩衝材として利用した他の実施形態
を示す説明図。
【図72】空き缶を緩衝材として利用した他の実施形態
を示す説明図。
【図73】空き缶を緩衝材として利用した他の実施形態
を示す説明図。
【図74】空き缶を緩衝材として利用した他の実施形態
を示す説明図。
【図75】空き缶を緩衝材として利用した他の実施形態
を示す説明図。
【図76】空き缶を緩衝材として利用した他の実施形態
を示す説明図。
【図77】空き缶を緩衝材として利用した他の実施形態
を示す説明図。
【図78】空き缶を緩衝材として利用した他の実施形態
を示す説明図。
【図79】空き缶を緩衝材として利用した他の実施形態
を示す説明図。
【図80】空き缶を緩衝材として利用した他の実施形態
を示す斜視図。
【図81】ペットボトルを緩衝材として利用した他の実
施形態を示す側面図。
【図82】空き缶を緩衝材として利用した他の実施形態
を示す側面図。
【図83】台所洗剤用ボトルを緩衝材として利用した他
の実施形態を示す側面図。
【図84】切り屑を緩衝材として利用した他の実施形態
を示す説明図。
【図85】抜脱マットを緩衝材として利用した実施形態
を示す平面図。
【図86】運送用ピースを緩衝材として利用する場合の
実施形態を示す斜視図。
【図87】四角錐形ガードフレームを装備したベッドの
実施形態を示す斜視図。
【図88】地震対策型ベビーベッドの斜視図。
【図89】同ベビーベッドをテーブルに変換した場合の
斜視図。
【図90】極安全空間を形成した耐震ベッドの側面図。
【図91】同ベッドの正面図。
【図92】平行リンク式ガードフレームを装備し極安全
空間確保型としたベッドを示す説明図。
【図93】タイヤを緩衝材として構成したベッドを示す
正面図。
【図94】内外二重構造のタイヤで緩衝材を構成した場
合の説明図。
【図95】タイヤ内にチップを充填した緩衝材を示す断
面模式図。
【符号の説明】
710,751,760,766,777,790,7
98,804,809,822,835,840,84
7,862,865,893,897,922,92
5,928,930,951,949,968,97
7,981,983,988,990…アッパーガー
ド。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地震等に対し人命を保全するための災害
    安全装置であって、ベッド、ソファーを対象としてその
    対象物が上方のガードにより耐震構造になっている災害
    安全装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、ガードの上面には緩
    衝部材が配置されている災害安全装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、ガードは建
    造物の床下基盤にも支持されるようになっている災害安
    全装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3までのいずれかにおい
    て、災害時必要用品を備えている災害安全装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から4までのいずれかにおい
    て、ガードは対象物を取り囲むようになっている災害安
    全装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から5までのいずれかにおい
    て、ガードは対象物に連結されている災害安全装置。
  7. 【請求項7】 ベッドあるいはソファーを対象にして人
    命を保全するための災害安全装置であって、ベッドある
    いはソファーには、上方から防護するアッパーガードが
    上下運動可能に取り付けられ、同アッパーガードの上
    面、アッパーガードが下動する対応点、上下運動支点の
    うち少なくとも1箇所に緩衝手段が設けられている災害
    安全装置。
  8. 【請求項8】 ベッドあるいはソファーを対象にして人
    命を保全するための災害安全装置であって、ベッドある
    いはソファーには、上方から防護するアッパーガードが
    設けられ、同ベッドあるいはソファーと一体あるいは別
    体に設けられた緩衝手段にアッパーガードからの衝撃が
    吸収されるようになっている災害安全装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、アッパーガードの下
    部が緩衝手段の内部に挿入支持されている災害安全装
    置。
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JP32258095A Pending JPH09121981A (ja) 1995-11-02 1995-11-02 災害安全装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006258297A (ja) * 2003-07-22 2006-09-28 Ricoh Co Ltd 緩衝装置、及びこれを用いた梱包装置、荷役用パレット、車両用の荷台、段ボール包装体、荷役用梱包装置
CN100427013C (zh) * 2005-03-23 2008-10-22 王树庆 防震床
CN102133010A (zh) * 2011-05-10 2011-07-27 孙树飞 防震床

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