JPH09327353A - 災害安全装置 - Google Patents

災害安全装置

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JPH09327353A
JPH09327353A JP33560095A JP33560095A JPH09327353A JP H09327353 A JPH09327353 A JP H09327353A JP 33560095 A JP33560095 A JP 33560095A JP 33560095 A JP33560095 A JP 33560095A JP H09327353 A JPH09327353 A JP H09327353A
Authority
JP
Japan
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bed
guard
upper guard
pipe
safety device
Prior art date
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Application number
JP33560095A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiro Fujiwara
充弘 藤原
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Original Assignee
Individual
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コスト的にも安価につき、しかも、安全性の
高い災害安全装置を提供すること。 【解決手段】 地震等に対し人命を保全するための災害
安全装置であって、ベッド、ソファーを対象としてその
対象物が上方のガードにより耐震構造になっている。ベ
ッドあるいはソファーを対象にして人命を保全するため
の災害安全装置であって、ベッドあるいはソファーに
は、上方から防護するアッパーガードが上下運動可能に
取り付けられ、同アッパーガードの上面、アッパーガー
ドが下動する対応点、上下運動支点のうち少なくとも1
箇所に緩衝手段が設けられている。同様の災害安全装置
であって、ベッドあるいはソファーには、上方から防護
するアッパーガードが設けられ、同ベッドあるいはソフ
ァーと一体あるいは別体に設けられた緩衝手段にアッパ
ーガードからの衝撃が吸収されるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】この発明は、地震(津波を含
む)、土砂崩れ、台風、洪水等の種々の災害時に有効に
機能するようにした災害安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、近年では地震や津波あるいは土
砂崩れ等が激烈なものになっているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのための対策とし
て、本出願人は先にカプセル体に関する提案をしたので
あるが、コスト的な問題もここに考慮しつつより安全性
の高い災害対策を採る必要があることを痛感した。
【0004】この発明は前記課題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、コスト的にも安
価につき、しかも、安全性の高い災害安全装置を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、地震等に対し人命を保全す
るための災害安全装置であって、ベッド、ソファーを対
象としてその対象物が上方のガードにより耐震構造にな
っている。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1におい
て、ガードの上面には緩衝部材が配置されている。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項1または2
において、ガードは建造物の床下基盤にも支持されるよ
うになっている。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項1から3ま
でのいずれかにおいて、災害時必要用品を備えている。
【0009】請求項5記載の発明は、請求項1から4ま
でのいずれかにおいて、ガードは対象物を取り囲むよう
になっている。
【0010】請求項6記載の発明は、請求項1から5ま
でのいずれかにおいて、ガードは対象物に連結されてい
る。
【0011】請求項7記載の発明は、ベッドあるいはソ
ファーを対象にして人命を保全するための災害安全装置
であって、ベッドあるいはソファーには、上方から防護
するアッパーガードが上下運動可能に取り付けられ、同
アッパーガードの上面、アッパーガードが下動する対応
点、上下運動支点のうち少なくとも1箇所に緩衝手段が
設けられている。
【0012】請求項8記載の発明は、ベッドあるいはソ
ファーを対象にして人命を保全するための災害安全装置
であって、ベッドあるいはソファーには、上方から防護
するアッパーガードが設けられ、同ベッドあるいはソフ
ァーと一体あるいは別体に設けられた緩衝手段にアッパ
ーガードからの衝撃が吸収されるようになっている。
【0013】請求項9記載の発明は、請求項8におい
て、アッパーガードの下部が緩衝手段の内部に挿入支持
されている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図示した実施形態を参照し
てこの発明を詳細に説明する。図1は、ベッドを耐久構
造体として形成したものである。実施形態では1段であ
るが仮想線のように2段でもよい。同ベッドは、木製で
はなく、強度の充分な金属が使用されている。すなわ
ち、57は枠体で、ブレース58…でさらなる強度アッ
プが図られている。その中段やや下方には、床板59が
複数に分割して剥ぎ取り自在に配され、60はそのため
の把手になる穴である。そして、床板59の下方の空間
には、開閉扉61で出し入れ自在な非常収納ボックス6
2…が設けられている。
【0015】同ベッドには入口扉63が設けられて通常
出入り可能であり、その内部には、生活必要手段を入れ
るボックス64が常時備え付けられている。そして、就
寝中に地震等が発生した場合、強度構造体であるベッド
そのもので安全が確保されるとともに、その後も、ボッ
クス62,64で非常時に必要な生活が可能である。勿
論、トイレや水、空気等も全てボックス62,64から
供給可能である。尚、このベッドは、突っ張り65や床
下補強支柱66などにより更に補強され得る。同ベッド
は、屋外に設置可能でもある。ベッド外部に全体的に張
り付けられる防護板56は、耐火物で強度のある部材を
用いる。ボックス62,64には、靴を入れておいた
り、電気コンセントや非常時にそれを利用可能な機器、
照明やクーラーなどを組み込んでおくこともできる。
尚、ベッドの支柱を床下基盤まで延ばして同基盤にベッ
ドを固定することもできる。
【0016】図2に示す実施形態は、市販で一般家庭等
で既に使用されている洋風ベッド381を地震対策のた
めに補強した例である。同ベッド381は、4本の補強
用の柱382…と、これらの柱382…を下端において
連結する底枠部材383…と、柱382…を上端におい
て連結する天枠部材384…とで構造体を構成する。こ
れらは金属製でジョイント385…で相互に強固に連結
されるとともに、ブレース386…で更なる補強がなさ
れる。底部には、緩衝部材387が敷設されるととも
に、天枠部材384…には、受板388…を介して肉厚
の大きな緩衝部材389が効果的な緩衝をするように備
え付けられている。尚、柱382とベッド381とは連
結片390で連結され、底枠部材383…もベッド38
1の底と連結するようにしてもよい。尚、仮想線で示す
ように、補強体の天底面には、緩衝内張材390を装備
しておけば、より安全である。この内張材390に代え
てあるいは同内張材390とともにエアーバッグを装備
してもよい。このことは、図27から図35でも可能で
ある。
【0017】図3および図4は、一般家庭で既に使用さ
れている2段ベッドあるいはこれから販売される2段ベ
ッドを対象にしてそれに補強を追加補充し、地震時に有
効に機能するようにした実施形態を示している。同ベッ
ドは、1段あるいは3段以上であってもよい。既存のベ
ッドは、木質で四角な断面の支柱392…を4隅に配
し、これらの支柱392…間を底枠材393…と中段枠
材394…で連結するとともに各枠材393…,394
…内に床敷材395を配して構成されている。尚、上段
連結材396も渡してある。
【0018】ベッド補強構造体はこの既存のベッドを取
り囲むようにして設置されている。すなわち、同構造体
は、基本的に金属質で製作され、アングル型をして前記
支柱392の二面に添うように4隅に配置された支柱3
98…と、これらの支柱398…の下端を連結する一対
の第1底枠材399…と、同じく支柱398…の下端を
連結する一対の第2底枠材400…とを備えるととも
に、支柱398…の中段間を連結する中段枠材401…
と、上段連結材402…とを備える。これらは、予め組
み立てられるのでなく現場でジョイント板403…と装
飾ボルト404…を使って連結される。現場組立のた
め、支柱398…は、図4に仮想線で示すように連結ボ
ルト・ナット405…で既存ベッド側に止め付けられ、
これが既存ベッドと補強構造体との一体化を可能にす
る。
【0009】支柱398…の各下端には、図4に示すよ
うに、支柱398の一側面とそれに隣合う他側面とに合
致する略L字形をした座板406…が溶接等により固着
されており、同座板406…の底側には、緩衝部材40
7…が介装されるとともに、座板406…同士は前記第
2底枠材400…でボルト連結されている。また、各支
柱398…の上端には上座板408…が取り付けられ、
それに緩衝部材409…を介してその上に天枠409の
取付板410…が乗りかかってボルト止めされている。
天枠409は耐力のあるアーチ形にしており、その上に
厚みのある主緩衝部材411が載せられて適宜装着され
る。尚、補強体の天底面には、緩衝内張材390を装備
しておけば、より安全である。この内張材390に代え
てあるいは同内張材390とともにエアーバッグを装備
してもよい。
【0020】図5は、支柱392にアングル型の補強用
支柱413を当て付けるようにして補足する場合の他の
例を示している。支柱413には、二辺に孔414…が
開けられており、この孔414…を通じてボルト415
…が挿通されている。このボルト415…の先端には、
支柱392の内側に当て付けられる保持片416にねじ
込まれ、このねじ込みにより支柱392の回りに支柱4
13と保持片416が締め付け固定される。尚この構造
は、支柱392の上下に複数段構成されている。この構
造にすることにより、支柱392の断面寸法が大小様々
であっても対応できる。そのため、前記孔414は長孔
(あるいはばか孔)になっている。
【0021】図6も支柱392にアングル型の補強用支
柱418を締着する例を示している。419は長孔形
(あるいはばか孔形)をした支柱418の孔、420は
ボルト、421は支柱392に沿って上下方向に配され
るL形のアングル、422はこのアングル421の上下
方向に沿って溶接されて上下の組で支柱392の角を捉
えるように配したナットである。この構造によっても支
柱392の寸法が異なっても共通のもので対応すること
ができる。
【0022】図7および図8は、ベッドの側面に付加さ
れる側枠についての変形例を示している。図7の側枠
は、上・下部材424,425と、これらの間を斜めに
継ぐ斜材426と、連結板427と、リブ428とでな
る。上・下部材424,425と斜材426とはボルト
429で現場組立可能に連結するようにしてもよい。4
30は緩衝部材である。尚、仮想線のように、X形にす
る斜材426を追加してもよい。
【0023】図8は、上・下部材431,432と、そ
の間を垂直に継ぐ縦部材433と、連結板434とでH
形に形成された側枠を示している。連結板434にはボ
ルトを備えてもよい。尚、図7および図8の側枠は、1
つのベッドに対して図示したもの1つあるいは一対配し
てもよい。一対の場合は相互間を天間等で連結するよう
にしてもよい。該天間等の連結部材は、1本あるいは2
本など自由である一方、上からみてZ形やX形、H形に
なるように配してもよい。
【0024】図9は、和風寝具436により就寝する場
合の安全枠体についての実施形態を示す。同枠体は、左
右一対のアーチ437…と、これらの上端および下端間
を継ぐ横架材438とを備える。これらは現場組立可能
にボルトで着脱自在にしてもよい。尚、枠体の上端と下
端には緩衝部材439を設けてあるが、更に、アーチ4
37の外周などに沿って緩衝部材を付してもよい。ま
た、緩衝部材439は枠体の上面全体を覆うものとして
もよい。さらに、アーチ437は、側方からみて山形に
してもよい。尚、補強体の天底面には、緩衝内張材39
0を装備しておけば、より安全である。この内張材39
0に代えてあるいは同内張材390とともにエアーバッ
グを装備してもよい。
【0025】図10は、同じく和風寝具で就寝する場合
の安全枠体の他の例を示す。すなわち、正面からみて山
形になるように左右一対のアーチ440を斜め配置して
底板441で支持し、底部および上端に緩衝部材442
を配したものである。より強く抵抗する。
【0026】尚、アーチは上からみて敷き布団を斜めに
横断する1本のものであってもよく、また、上からみて
X字に配してもよい。
【0027】図11は、寝たきりの人や入院中の人を護
るために考えらえれた実施形態である。簡易ベッドは、
手すりパイプ444を備え、これに対し、ガード445
は、パイプ444に締着される前後1対の曲げパイプ4
45と、2分割型の取付筒446…と、曲げパイプ44
5間を連結する連結パイプ447と、斜材448とでな
る。天部には緩衝部材を覆ってもよい。尚、この場合
も、図9あるいは図10で示すアーチ型の補強枠を使用
できる。尚、補強体の天底面には、緩衝内張材390を
装備しておけば、より安全である。この内張材390に
代えてあるいは同内張材390とともにエアーバッグを
装備してもよい。
【0028】図12も簡易ベッドの補強構造を示す。同
構造は、手すりパイプ450の中間にあるように垂直に
配された補強ステー451と、手すりパイプ450の上
側に配置された補助パイプ452とを備え、ステー45
1、手すりパイプ450および補助パイプ452の三
者、並びに手すりパイプ450と補助パイプ452相互
が合わせ型の連結パイプ453…で締め付けられている
とともに、手すりパイプ450と補助パイプ452とは
側部においても連結ロッド454で結合されている。尚
455は天枠である。
【0029】図13から図15は、シングルベッド(ツ
イン型以上のベッドも含む)が災害安全装置であるもの
についての実施形態であり、図13はその正面図で、図
の右半部が前面一部切欠にして示したものである。図1
4は図13のベッドを右側方からみて示す外観図、図1
5は図13のA−A線断面図である。
【0030】まず、このベッドの耐震構造を、図13の
手前を仮に前側として説明する。同ベッドは、四角なパ
イプを骨格材とし、それに1対ずつの平板(ステンレス
等の金属板や強度の高いプラスチック等を使用する)を
溶接して作製されている。すなわち、700は端部底パ
イプで、四角(あるいは円筒)パイプからなり、図13
にその右部分のみを示すように、左右に1対、その軸心
を前後に向けて平行でかつ水平に配されている。
【0031】701は間部底パイプで、同じく四角パイ
プ(あるいは円筒)パイプが使用されている。702は
後パイプで、四角パイプでなり、同後パイプ702は、
底パイプ700,701の各端部に基部が溶接されて4
本垂直に立ち上がり、その上端には、ヒンジ703の構
成要素の1つである丸パイプ製(角パイプ製でもよい)
のヒンジ下側パイプ704が合計4本同軸状になるよう
に溶接して配されている。この取付強度を上げるため、
同パイプ704と後パイプ702との間にリブを付する
ことがある。
【0032】一方、4本の底パイプ700,701の前
端部には、後パイプ702に平行である前パイプ705
…が垂直になるように溶接で取り付けられている。この
前パイプ705は、後パイプ702に比べて1/2程度
に短く立ち上がっている。これで、左右4か所に骨格材
が配された訳であるが、これらを継ぐものとして、平板
製の構造板が溶接一体化されている。
【0033】そのうち、707は底板で、4本の底パイ
プ700,701間を継ぐように水平に配され、同底板
707は、底パイプ700,701の上下の寸法内の上
下端部に収まるように配されている。708は後板で、
後パイプ702間を継ぐものとして前後1対溶接で配さ
れている。709は前板で、同じく前パイプ705間を
継ぐものとして前後1対垂直に配されている。
【0034】これらにおいて、各板707,708,7
09は、各パイプ700,701,702,705の寸
法内に収まるように配したが、これでは板の枚数が多く
なり製作にも手数が掛かることから、各パイプ700,
701,702,705の寸法外を通るようにして各板
707,708,709がそれぞれ1対ずつの板として
合計6枚の板で全体が構成されるようにするのが好まし
い。更に、合計6枚でなく、合計2枚のプレス成形体で
構造板を構成してもよい。すなわち、図15に示すよう
に、底・後・前の3つの部分をもつ広い板をプレスによ
り成形して、内側の少し小さいものと外側のやや大きい
ものとで構造板を構成してもよい。
【0035】また、構造板とせずに、各パイプ700,
701,702,705間を左右の方向に継ぐ別のパイ
プに代えて構成することもできる。この場合、構造板を
付属させることもできる。逆に、パイプ構造とせずに、
全体を前記プレス成形体としてもよい。この場合、図1
5に示す略J型をした断面形状のプレス形状のものを内
外2枚合わせ(間隔を置く)にする場合と、1枚もの
(面部や隅部等に適宜にリブを付する)で構成する場合
(図16、図17参照)とがある。
【0036】710はアッパーガード710であり、同
アッパーガード710は、この実施形態における重要な
構成要素である。すなわち、アッパーガード710は、
骨格として3本(1本、2本等その他の本数でもよい)
平行に上パイプ712を備えるとともに、同上パイプ7
12の下端にそれぞれヒンジ上側パイプ711を備えて
いる。上側パイプ711は、下側パイプ704にヒンジ
軸713を介して回転可能に連結されている。
【0037】これらの上パイプ712…間は平板製の上
板713…が前記と同様にして連結装備されている。上
板713の左右両端は図示しない端板が蓋設されてい
る。上パイプ712の左右2本のものには、ブラケット
714が突設され、同ブラケット713には、ベッドの
背部に突設した固定ブラケット715との間に左右1対
のショックアブソーバ715が連結装備されている。こ
のショックアブソーバ716は、エアー式、水式、オイ
ル式、バネ式等があるが、これに代えて強力なバネで引
っ張るようにしてもよい。バネの場合、次第にバネ力が
強くなるように複数本式にしてもよい。
【0038】また、上パイプ712の上部先端には、丸
頭形の受芯(弾性材や金属やプラスチック)が装着さ
れ、これを包み込むようにして左右に長い上緩衝材71
8が装着されている。同緩衝材718は、ゴム、弾性質
のプラスチック全般、板バネ、コイルバネ等による。ま
た、ベッドの上面および背面にも背緩衝材719が張り
付けられている。上面のみに緩衝材を張り付けてもよ
い。
【0039】一方、ベッドの内部は次のようになってい
る。前パイプ705上端より少し下寄りと後パイプ70
2の中段付近との間を水平な仕切板受721を取り付
け、同仕切板受721の下部空間を救急用具入れ722
として形成する一方、上面にベッド本体723を設置し
てある。仕切板受721には仕切板724を介してベッ
ド本体723を確実に受けるようにしてある一方、ベッ
ド本体723と仕切板724を開けることで、救急用具
入れ722内の救急用具725…を取り出せるようにな
っている。
【0040】救急用具(災害時必要用品)725…に
は、脱出手段(ハンマー、油圧ジャッキ、バール、ツル
ハシ等)・飲用水(ペットボトル等を利用したりポリタ
ンクで各自に常備する)・簡易トイレ・酸素ボンベ・消
化器・簡易金庫等がある。
【0041】727は外張りであり、728は下緩衝材
である。下緩衝材728は、左右両端に上突出状に配さ
れ、図49に示すように、仮にアッパーガード710が
下降してきた際に上緩衝材718を介して緩衝作用を発
揮する。この下緩衝材718よりもh程高いように前緩
衝材729を中寄り位置に配して下緩衝材718に先立
って緩衝作用を発揮するようにしてもよい。
【0042】また、前パイプ705および後パイプ70
2を利用してキャスタ730を差脱自在にしてもよい。
同キャスタ730は装着状態のまま底緩衝材731で受
け止めるようにしたり、あるいは、前パイプ705およ
び後パイプ702に座732を取り付けてこれを底緩衝
材731で受けるようにしてもよい。底緩衝材731は
吸盤方式にしたり、あるいは、ベッド自体を床に着脱自
在に(和風式であれば床下まで延ばして固定することも
できる)固定するようにしてもよい。
【0043】尚、前記仕切板724は耐震構造体の1つ
として剛強な横架材として構成してもよい。こうすれ
ば、他の耐震構造メンバーは軽量化・シンプル化可能で
ある。例えば、前記プレス成形品を使用できる。
【0044】尚、図13ないし図15の実施形態の変形
例として、前記アッパーガード710の骨格材は、板バ
ネとすることもある。板バネは重ね板バネ方式にするこ
とがある。この場合、ショックアブソーバ715を構成
する場合と構成しない場合とがある。
【0045】尚、図15に仮想線で示すように、アッパ
ーガード710には、伸縮自在式で回転式の上カバー7
34や非伸縮式で回転式の上カバー735を備えてベッ
ド前面を覆うようにしたり、同カバー734,735と
同時にあるいは別に上がり回転式の下カバー736を備
えてもよい。尚、これらのカバーは、巻取り式にするこ
ともある。
【0046】尚、図13ないし図15の実施形態(以下
の実施形態においても適用することがある)において、
ベッド内の空間を利用してカラオケルームや音楽鑑賞ル
ームにしたり、あるいは、救急用具入れ722をベッド
外部やベッド前部(上部あるいは後部のこともある)内
に構成したりして、同救急用具入れ722とした空間を
液上浮遊式の瞑想室にすることもある。尚、この瞑想室
に水を入れておくことで、非常飲料にもなる。尚、図1
3ないし図15の実施形態はベッドについて述べたが、
ソファーについても同様に適用する。
【0047】図16に示す実施形態は、ベッド構造体7
38がプレス成形でなるものである。同構造体738
は、底板739、前板740、後板741、それに前フ
ランジ742と後フランジ743とでなり、左右側方が
開口状になっている。その内部には、仕切板受744に
より仕切板745が設置され、その上にベッド本体74
6が設けられている。また、構造体738の外周(前・
後・底)にはリブ747…が設けられ、同リブ747の
うち底部のものを介して、底緩衝材748が設けられて
いる。
【0048】前フランジ742上の左右端部には、下緩
衝材749が設けられ、後フランジ743上にヒンジ7
50を介して曲がり板製のアッパーガード751が設け
られている。アッパーガード751上には背緩衝材75
2が設けられている。同アッパーガード751の先端に
も上緩衝材を装着してもよい。尚、アッパーガード75
1は、ショックアブソーバ753で緩衝支持されてい
る。他に、補助緩衝材754で下緩衝材749よりも前
あるいは同時に緩衝するようにしてもよい。尚、図15
の実施形態の場合も同様であるが、ベッド本体の上面高
さがベッド構造体の前部より低くあるいは同じ高さにな
っていることから、その面をソファーや椅子に利用でき
る。
【0049】図17に示す実施形態は、プレス成形式
(他の骨格構造でもよい)のベッド構造体756にベッ
ド本体757や救急用具入れ758を構成したベッドに
おいて、ヒンジ759を介してアッパーガード760を
構成し、同アッパーガード760を仮想線のようにその
先端が床上(あるいはベッド)に緩衝作用をもって着座
するようにすることができる。761は上緩衝材であ
る。
【0050】図18に示す実施形態は、プレス成形式の
ベッド構造体763をV字形のものとし、その中にベッ
ド本体764および救急用具入れ765を設けたもの
で、アッパーガード766も逆V字形であるが平板状で
もよい。アッパーガード766とこれに対するベッド構
造体763前部との間には、緩衝材767が設けられて
いるとともに、底緩衝材768も設けられている。76
9がショックアブソーバである。補助緩衝材770を配
してもよい。
【0051】図19に示す実施形態は、板材から逆台形
に成形されたベッド構造体771にベッド本体772と
救急用具入れ773を構成して脚774に底緩衝材77
5を備えるとともに、ヒンジ776を介してアッパーガ
ード777を構成したもので、左右両端には、下緩衝材
778が、また、アッパーガード777には上緩衝材7
79が設けられている。
【0052】図20に示す実施形態は、下緩衝材781
を備えた支持筒782内に地震発生から避難するための
油圧ジャッキ783を備えておいて、非常時にアッパー
ガードを突き上げて脱出できるようにしたものである。
【0053】図21に示す実施形態は、円筒形の金属製
ベッド構造体785としたもので、同構造体785は、
前面側を開口786としてその中にベッド本体787と
救急用具入れ788が構成されている。ベッド構造体7
85は緩衝材789を底部に備える一方、一体式のアッ
パーガード790上にも上緩衝材791が設けられてい
る。
【0054】尚、アッパーガード790の内面には、開
閉自在なカバー792が設けられている。また、上段ベ
ッド793や下段ベッド794を構成してもよい。矢印
のように脱出可能である。
【0055】図22に示す実施形態は、一体形でなくヒ
ンジ796で下部のベッド構造体797とアッパーガー
ド798に分けて構成したものである。特に、構造体7
97もアッパーガード798も共に半円筒でなくそれよ
り充分薄い円弧状の構造体になっている。これは無駄を
省き軽量かつコストダウンするためである。更に、構造
体797およびアッパーガード798には、負荷の余り
掛からない部分に開口を設けて軽量化を図るとともに脱
出口にしたりする。尚、図示したよりも更に半分の厚さ
になるように構造体やアッパーガードを形成することが
できる。
【0056】図23に示す実施形態は、ベッド本体80
0を底緩衝材801で支持したものや市販のベッドに対
し、これらの本体800あるいはベッドの長手方向ある
いはそれに直交する方向に軸心を向けた複数本のパイプ
802…とその下側の曲がり板状の上板803とでアッ
パーガード804を構成したものである。尚、仮想線の
ように、カバー805を回転式あるいは巻き上げ式に備
えてもよい。同実施形態は、既設のベッドにも付加でき
る。尚、パイプ802…は上板803の下側に配しても
よい。
【0057】図24に示す実施形態は、実線の固定型の
既設のベッド807に対し、別途に下構造体808とア
ッパーガード809とをヒンジ810で連結して構成
し、これらの間を板バネ等のショックアブソーバ811
で連結するとともに、内張り(あるいは外張り)の板材
812を備え付けたものである。813は上からのショ
ックを和らげるための上緩衝材である。ショックアブソ
ーバ811の内部には緩衝材814が内蔵されている。
【0058】尚、ベッド807の外周に離れた位置に
は、下緩衝材815が設けられている。また、別の態様
として、アッパーガード809はガイドレール816に
沿って案内されたあと、同ガイドレール816でショッ
クを緩衝されるようになるようにしてもよい。さらに、
ベッド807は、左右2つに分割して仮想線のように地
震発生により地震センサーからの連動で2つ割れして落
ち込み、その凹みに避難できるようにしてもよい。尚、
図16ないし図24の実施形態はベッドについて述べた
が、ソファーについても同様に適用する。
【0059】図25に示す実施形態は、部屋の隅に一方
開口状の耐震ボックス818を備えてその上側に緩衝材
819を介装して固定化し、同ボックス818に出し入
れできるようなベッド820を備えたものであり、特
に、ボックス818の両側にガイドレール821を備え
て複数のパイプ製アッパーガード822を出入り自在に
装備したのである。アッパーガード822の上面にはカ
バー823を備えてもよい。耐震ボックス818内には
避難が可能である。
【0060】図26に示す実施形態は、全体が弾性緩衝
材でなるカプセル体825を耐震構造体としたものであ
る。同カプセル体825は、筒形をした緩衝材826の
内部にリング形のベッド構造体827とこれらを水平方
向に継ぐ連結材828で構成したものである。内部空間
にはベッド本体829が設置され、その下側が救急用具
入れ830になっている。831は脚である。
【0061】図27に示す実施形態は、平面図であり、
長さMのベッド本体833の前後をm程長く形成して端
部を緩衝部834とし、あるいはベッド本体とは別に緩
衝材を設けて、この緩衝部分にアッパーガード835が
上方から緩衝されながら着座するようにしたものであ
る。アッパーガード835側にも緩衝材を配すことがあ
る。
【0062】図28に示す実施形態は、L字形をしたベ
ッド構造体837にベッド本体838を備えるととも
に、ヒンジ839を介してアッパーガード840を備え
たものにおいて、特に、アッパーガード840に製図台
部841とテーブル部842を一体に備えたものであ
る。製図台部841とテーブル部842のうちの一方で
もよい。843は椅子である。アッパーガード840は
回転角度に応じて製図台部841になったり、テーブル
部842になったりする。尚、図13ないし図28の実
施形態はベッドについて述べたが、ソファーについても
同様に適用する。
【0063】図29に示す実施形態は、2段ベッド84
5の上方にヒンジ846を介してアッパーガード847
を備え、ショックアブソーバ848で支持したものであ
り、下方には下緩衝材849が設けられている。850
は梯子で、これが耐震構造体のメンバーになっていると
ともに緩衝材にもなっている。
【0064】尚、同図に示すように、ベッド845を床
に固定してもよい。これは他の全ての実施形態について
適用することがある。
【0065】図30に示す実施形態は、ハンモック85
1をガード852に吊持したもので、同ガード852
は、1本の矩形に曲げられたパイプで、その基部両側に
は脚部853が設けられている。ハンモック851上の
者は、地震発生時にガード852で防護される。仮想線
のようにガード852を充分に低くすれば防護作用がよ
り確実になる。
【0066】図31に示す実施形態は、同じくハンモッ
ク851についてのガード構造であり、ハンモック85
1の長手方向に伸びる連結パイプ854と、同パイプの
前後端部に横U字状に設けられた端部パイプ855から
なる。
【0067】図32に示す実施形態は、複数本の縦斜め
方向にガードパイプ857…をその上端の天板858で
結合し、これらのパイプ857…で形成された内部空間
を避難空間としたものである。パイプ857…間を利用
して棚859を構成してもよい。860は緩衝材であ
る。
【0068】図33に示す実施形態は、前記実施形態に
おけるアッパーガード862上面にバネ板を曲げてなる
ショックアブソーバ863を備えたものである。図34
に示す実施形態は、アッパーガード865を直接ショク
クアブソーバ866で緩衝作用をもって受け止めるよう
にしたもので、ショックアブソーバはコイル型のバネ8
67であったり、ヒンジ868回りに設けられたバネ8
69であったりする。
【0069】図35に示す実施形態は、正面からみてU
字形にプレス成形したベッド構造体891の背部に背板
を溶接し、その内部にベッド本体892を備えたもの
で、アッパーガード893もU字形プレス成形体を使用
したものである。アッパーガード893の左右には球形
の上緩衝材894が、また構造体891側には球形凹み
状の下緩衝材895が備え付けられている。地震時に
は、上緩衝材894が下緩衝材895内に嵌まり込むの
で、互いのずれがない。また、前記プレス成形体である
と、部品点数も少なく軽量化もする。
【0070】図36に示す実施形態もU形プレス成形体
でなるが、特に、アッパーガード897がベッド構造体
898上に嵌まり合う構造になっている。アッパーガー
ド897および構造体898の双方あるいは一方に緩衝
材を配してもよい。尚、図35ないし図36の実施形態
はベッドについて述べたが、ソファーについても同様に
適用する。
【0071】図37、図38に示す実施形態は、事務用
品や書類、書籍等を収容可能なロッカー900を利用し
て左右1対のL形ガード901の一端を受け持たせ、他
端は床上に固定支持させたものであり、特に、ロッカー
900のガード901で覆われた底面にベッド902を
設置したものである。ガード901で避難空間をも形成
できる。
【0072】図39に示す実施形態は、耐震構造をした
ベビーベッド904が使用済みになった場合に同ベビー
ベッド904の上にテーブル905を固定して食卓テー
ブルや作業台や机等として活用できるようにしたもので
ある。勿論、テーブル905も耐震構造にしておき、ベ
ビーベッド904の一側面を開放状にしておくことで、
避難空間にもなる。
【0073】図40は、ベッド構造体920の長手方向
一端にヒンジ921が設けられ、同ヒンジ921にアッ
パーガード922を支持してベッド他端方向に伸びるよ
うにしたものであり、アッパーガード922および/ま
たは構造体920に緩衝材923を備えて地震発生によ
りこれら緩衝材923同士が緩衝作用を発揮するように
したものである。尚、仮想線のように左右に分割式のア
ッパーガード925としてもよく、また、アッパーガー
ド922の先端はベッド上にではなく床上に緩衝材92
6を介して当たるようにしてもよい。これは前記分割式
のアッパーガード925においても同様に適用できる。
【0074】尚、図40に仮想線で示すように、下端左
右両側に緩衝材927を備えたアッパーガード928を
縦向きのガイドレール929に沿って上下運動可能に上
方に待機させ、地震発生時に下降してその下端の緩衝材
927が床あるいは前記緩衝材923に当たるようにし
てもよい。尚、図40の実施形態はベッドについて述べ
たが、ソファーについても同様に適用する。このことは
以下のベッドについての実施形態においても同様にいえ
ることである。
【0075】図41ないし図43に示す実施形態は、ア
ッパーガード930を備えたシングルあるいはダブルの
ベッドについてのもので、特に、衝撃をより多くの段階
に分けて安全に吸収除去するようにしたものである。図
41は外装を装う前の状態を実線で示したベッド斜視
図、図42は図41のA−A線の矢視断面図、図43は
図41のB−B線の矢視断面図である。
【0076】これらの図において、931はベッド外ボ
デーで、同ボデー931は、底壁を備えるが、周辺のみ
でなる矩形枠部のみからなっていてもよい。または、同
ボデー931は省略されることもある。このボデー93
1の中には、ゴム製の緩衝材932が嵌め込まれてお
り、同緩衝材932の上に本来のベッド本体933が載
せ付けられて構成されている。緩衝材932は、緩衝を
目的とするものでベッド本体933よりも充分な反発・
吸収効果があるものになっている。
【0077】935は寝ている人を前後において護るた
めの下部ガードで、アーチ状(あるいは板状にすること
もある)の1対の部材であり、同下部ガード935の各
下端には、座板936とその下側の底緩衝材937が取
り付けられて、ベッド全体の支持と最終の緩衝機能が果
たせるようになっている。座板936は、図43に一点
鎖線で示すように、床面にボルト等でリジッドに固定す
ることもできる。各下部ガード935は、図43に示す
ように、反対向側に反るように曲がっている。そして、
この下部ガード935の頂部には、仮想線で示すよう
に、緩衝材939が装着され、外装されるようになって
いる。
【0078】両下部ガード935,935間には前後1
対の連結パイプ940が溶接一体化されており、同連結
パイプ940は、緩衝材932およびベッド本体933
に左右に向けて形成された半円形断面の溝内に嵌まり込
むようにされている。後方にある連結パイプ940の長
手方向中間には、支持パイプ941が回転自在に嵌め込
まれており、同支持パイプ941には、アッパーガード
930の一部である中間パイプ942が溶接で立設され
ている。前記支持パイプ941は、連結パイプ940に
同時回転するように連結あるいは一体化することがあ
る。一方、同支持パイプ941によらず、直接連結パイ
プ940に連結することがある。また、板バネにより連
結することもある。
【0079】同中間パイプ942は円弧状に反ったもの
とされ、その左右に配されたガードパイプ943も同じ
く反った形状になっている。これら3本のパイプ94
2,943は、同じく反った形状をした連結板944で
溶接一体化されるとともに、内部にアッパー緩衝材94
9を備えた外装で装われている。ガードパイプ943
は、下方に長く形成され、その部分がベッドの前後位置
において前後に水平に伸びる杆部943aになってい
る。
【0080】前記杆部943aは、それぞれベッドの前
後に延びており、この部分は、図43に示すように、ベ
ッド前後に別途配した緩衝材945の中に挿通支持され
ている。946はその緩衝材受けであり、これは床面に
固定したり、あるいは、ベッド外ボデー931や下部ガ
ード935や底板936に一体構成することがある。杆
部943aには、緩衝材945への伝達をより確実にす
るため、図43に示すように、伝達板948を備えるこ
とがある。この伝達板948は、平坦な板状であった
り、逆V形、逆半丸形、あるいは波形であったりする。
【0081】尚、図43に仮想線で示すように、連結板
944は、波板(折版形も含む)にすることがある。そ
の方向性は、波方向が図示したものに直交するものを含
む。
【0082】地震発生により上方等から衝撃がかかる
と、アッパーガード929に負荷し、この際、アッパー
緩衝材949でまず第1段階の緩衝がなされる。この際
の負荷は、更にガードパイプ943に伝わり、杆部94
3aを介して緩衝材945で第2段階目の緩衝がなされ
る。更に、衝撃がある場合は、ガードパイプ943側の
アッパー緩衝材949が、その下方に対向する下部ガー
ド935上の緩衝材939に当たることにより、第3段
階目の緩衝がなされる。
【0083】その負荷は、下部ガード935を伝わって
連結パイプ940に伝達する。同パイプ940からの負
荷は、図42に示すように、ベッド下の緩衝材932に
より緩衝される。これが第4段階目の緩衝である。更
に、下部ガード935からは、座板936から底緩衝材
937に伝わり、ここで第5段階目の緩衝がなされる。
【0084】図44に示す実施形態は、アッパーガード
951が固定型のものを示したものである。ベッド外ボ
デー931内には、下部に緩衝材932が、上部にはベ
ッド本体933がセットされている。アッパーガード9
51は、左右1対のアーチ型をしたガードパイプ952
と、これらの下部間を継ぐ下部連結パイプ953と、上
部間を継ぐ上部連結パイプ954と、ガードパイプ95
2間にあって上部連結パイプ954を利用して覆設され
た連結板(横架パイプに代えることがある)955とで
構成され、アッパーガード951には、上緩衝材956
が設けられている。
【0085】尚、下部連結パイプ953間は下部連結板
957で連結されて緩衝材932に伝達が確実になされ
るようになっている。この下部連結板957も仮想線の
ように波板(折版板でもよい)で連結してある。
【0086】図45に示す実施形態は、ガードパイプ9
60を左右の方向に走らせたものである。ガードパイプ
960間は連結パイプ961で連結してある。その他の
構成は前記実施形態と同様である。図46に示す実施形
態は、下部連結パイプ962を前後の向きに通し、その
端部を介してガードパイプ963を一体であるいは別体
で設けてある。964は上部連結パイプであり、965
は上部緩衝材をそれぞれ示している。
【0087】図47に示す実施形態は、ソファーについ
てのものである。ベッドについて適用することがある。
すなわち、ソファー本体967は通常より左右に少し長
く形成され、その長くなった部分に、アッパーガード9
68の基部を挿通支持するとともに、アッパーガード9
68の左右基部間を連結パイプ969で連結してある。
連結パイプ969の前後には連結板970がソファー本
体967内に平面的に拡がるように設けられている。ま
た、アッパーガード968の基部には、ソファー本体9
67の緩衝材971内に負荷が伝達するように伝達板9
72が取り付けられている。973は座板、974は下
部緩衝材である。尚、アッパーガード968は前後に1
本あるいは2本以上である。また、アッパーガード96
8の上部には図示しない緩衝材が装備される。
【0088】図48に示す実施形態は、下部緩衝材97
6の一体ブロック内に前後の孔を形成しておき、これら
の孔を通じてアッパーガード977の杆部977aを差
し込んだものである。アッパーガード977を差し込む
には、ベッドを長く形成してその部分に差し込む方法
と、長くせずにベッド本体部分の中に差し込む方法とが
ある。尚、仮想線で示すように、下部緩衝材976中に
杆部977aをボルトc締めしてもよく、この場合、締
め板dを介することもある。図49に示す実施形態は、
下部ガード979を板状にして寝る空間とを仕切り、同
ガード979に連結パイプ980とアッパーガード98
1とを共に連結してなるものである。前記下部ガード9
79に代えて、仮想線のようにアッパーガード981内
に下部ガード979を設けてもよい。また、下部ガード
を省略してアッパーガード981を連結パイプ980に
直接連結してもよい。
【0089】尚、仮想線のように、連結パイプ980を
側方に突き出してここにアッパーガード981を連結し
てもよい。図50に示す実施形態は、これまでのベッド
材質を緩衝材とし、それにアッパーガード983を差し
込んで緩衝作用を得ようとするものである。Lはこれま
での標準長さを示す。
【0090】図51に示す実施形態は、ベッド本体98
5の下側に緩衝材986を構成したもので、その中に一
体埋め込み式に連結板987を設け、同連結板987の
背部を利用してアッパーガード988を連結し、更に、
アッパーガード988と連結板987とをステーガード
989で連結してなる。aは標準長さからの延長長さを
示す。尚、連結板987にWで示すようにベッドの全長
であるものの他、wで示すようにベッドの一部長である
場合とがある。前記連結板987と緩衝材986とは締
め具で締め付けることがある。
【0091】図52に示す実施形態は、これまでのベッ
ド構造のものを緩衝材としてそのまま利用してその中に
アッパーガード990の杆部990aを挿通したもの
で、アッパーガード990には上緩衝材991が、ま
た、アッパーガード990の上部と杆部990aとは一
体あるいは連結式でステーガード992が設けられてい
る。尚、ベッドの上面に当たるようにステーガード99
2の軸上に当て板993を備えてもよい。また、アッパ
ーガードは仮想線のように丸くなっていてもよい。特
に、アッパーガード990はステーガード992を除く
全体を曲板状に成形して差し込むようにしてもよい。こ
の場合、ベッド緩衝材でなく専ら緩衝用の緩衝材(ゴム
等)で構成してもよい。ここで、図48の仮想線のよう
に締め付け方式にしてもよい。さらに、緩衝用の緩衝材
を使用する時は、内部にエアークッション、ウオーター
クッションを構成することができる。尚、図48ないし
図52に示す実施形態もソファーにも適用できる。
【0092】
【発明の効果】この発明は以上のような災害安全装置で
あるので、コスト的にも安価につき、しかも、安全性の
高い災害安全装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示す耐久ベッドの斜視
図。
【図2】洋風ベッドについての地震対策例を示す斜視
図。
【図3】2段ベッドについての地震対策例を示す斜視
図。
【図4】同要部横断面図。
【図5】補強支柱の装着例を示す断面図。
【図6】補強支柱の他の装着例を示す断面図。
【図7】ベッド補強用の側枠例を示す正面図。
【図8】ベッド補強用の側枠例を示す正面図。
【図9】和風寝具での就寝用地震対策例を示す斜視図。
【図10】和風寝具での就寝用地震対策例を示す斜視
図。
【図11】簡易ベッドの補強例を示す斜視図。
【図12】簡易ベッドの補強例を示す斜視図。
【図13】アッパーガード式耐震型ベッドの正面図。
【図14】同ベッドの右側面図。
【図15】図47のA−A線断面図。
【図16】アッパーガード式耐震ベッドの他の例を示す
側断面図。
【図17】アッパーガード式耐震ベッドの他の例を示す
側断面図。
【図18】アッパーガード式耐震ベッドの他の例を示す
側断面図。
【図19】アッパーガード式耐震ベッドの他の例を示す
側断面図。
【図20】油圧ジャッキを内蔵した緩衝部を示す断面
図。
【図21】アッパーガード式耐震ベッドの他の例を示す
右側面図。
【図22】アッパーガード式耐震ベッドの他の例を示す
右側面図。
【図23】アッパーガード式耐震ベッドの他の例を示す
右側面図。
【図24】アッパーガード式耐震ベッドの他の例を示す
右側面図。
【図25】耐震ボックスにベッドを出し入れ式としガー
ドを備えた実施形態を示す側面図。
【図26】耐震ベッドの他の実施形態を示す右側面図。
【図27】アッパーガード式耐震ベッドの他の例を示す
平面図。
【図28】アッパーガード式耐震ベッドの他の例を示す
右側面図。
【図29】2段ベッドを耐震構造にしアッパーガード式
とした例を示す側面図。
【図30】ハンモック式で耐震ガードを備えた例を示す
正面図。
【図31】ハンモック式の他の例を示す側面図。
【図32】ガードパイプ方式で避難空間を形成した例を
示す斜視図。
【図33】アッパーガードにバネを備えた他の例を示す
側面図。
【図34】アッパーガードをショックアブソーバで支持
する他の例を示す側面図。
【図35】アッパーガード付きベッドの他の例を示す正
面図。
【図36】アッパーガード付きベッドの他の例を示す正
面図。
【図37】ガード付きベッドの他の例を示す側面図。
【図38】その正面図。
【図39】ベビーベッドを利用して食卓にした例を示す
斜視図。
【図40】アッパーガード式ベッドの他の例を示す説明
図。
【図41】アッパーガード式ベッドの他の例を示す斜視
図。
【図42】図41の実施形態のA−A線断面図。
【図43】図41の実施形態のB−B線断面図。
【図44】アッパーガード式ベッドの他の例を示す断面
図。
【図45】アッパーガード式ベッドの他の例を示す断面
図。
【図46】アッパーガード式ベッドの他の例を示す断面
図。
【図47】アッパーガード式ソファーの他の例を示す断
面図。
【図48】アッパーガード式ベッドの他の例を示す断面
図。
【図49】アッパーガード式ベッドの他の例を示す斜視
図。
【図50】アッパーガード式ベッドの他の例を示す斜視
図。
【図51】アッパーガード式ソファーの他の例を示す斜
視図。
【図52】アッパーガード式ソファーの他の例を示す断
面図。
【符号の説明】
710,751,760,766,777,790,7
98,804,809,822,835,840,84
7,862,865,893,897,922,92
5,928,930,951,949,968,97
7,981,983,988,990…アッパーガー
ド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16F 7/00 F16F 7/00 E F16S 3/04 F16S 3/04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地震等に対し人命を保全するための災害
    安全装置であって、ベッド、ソファーを対象としてその
    対象物が上方のガードにより耐震構造になっている災害
    安全装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、ガードの上面には緩
    衝部材が配置されている災害安全装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、ガードは建
    造物の床下基盤にも支持されるようになっている災害安
    全装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3までのいずれかにおい
    て、災害時必要用品を備えている災害安全装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から4までのいずれかにおい
    て、ガードは対象物を取り囲むようになっている災害安
    全装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から5までのいずれかにおい
    て、ガードは対象物に連結されている災害安全装置。
  7. 【請求項7】 ベッドあるいはソファーを対象にして人
    命を保全するための災害安全装置であって、ベッドある
    いはソファーには、上方から防護するアッパーガードが
    上下運動可能に取り付けられ、同アッパーガードの上
    面、アッパーガードが下動する対応点、上下運動支点の
    うち少なくとも1箇所に緩衝手段が設けられている災害
    安全装置。
  8. 【請求項8】 ベッドあるいはソファーを対象にして人
    命を保全するための災害安全装置であって、ベッドある
    いはソファーには、上方から防護するアッパーガードが
    設けられ、同ベッドあるいはソファーと一体あるいは別
    体に設けられた緩衝手段にアッパーガードからの衝撃が
    吸収されるようになっている災害安全装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、アッパーガードの下
    部が緩衝手段の内部に挿入支持されている災害安全装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110179278A (zh) * 2018-03-14 2019-08-30 彭生富 组合式逃生床

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