JPH08257154A - 災害安全装置 - Google Patents

災害安全装置

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JPH08257154A
JPH08257154A JP20989195A JP20989195A JPH08257154A JP H08257154 A JPH08257154 A JP H08257154A JP 20989195 A JP20989195 A JP 20989195A JP 20989195 A JP20989195 A JP 20989195A JP H08257154 A JPH08257154 A JP H08257154A
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JP
Japan
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earthquake
safety device
disaster safety
view
human life
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JP20989195A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiro Fujiwara
充弘 藤原
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【目的】コスト的にも安価につき、しかも、安全性の高
い災害安全装置を提供すること。 【構成】地震等に対し人命を保全するための災害安全装
置であって、アーチカルバート、マンホール、型枠、ヒ
ューム管等の既成構造体あるいは新規製作構造体を一部
あるいは全部に利用して内部空間を有する耐久カプセル
体を構成し、同カプセル体内に非常時の生活必要手段を
備えておくことを特徴とする。また、同装置において、
耐久カプセル体は、建造物の内部あるいは外部に設置さ
れるものとされて、建造物内の人等が避難可能になって
いる。さらに、同装置において、耐久カプセル体は、建
造物の内部に設置され、同耐久カプセル体内には、周位
いずれの方向からも進入可能とされている。また、耐久
カプセル体には、その設置階より上方階の人も避難可能
になっている。さらに、前記において、耐久カプセル体
は、上方階の人が落ち込んでもその際の衝撃を緩和可能
になっている。地震等に対し配管やバルブ等の配管類を
防護する災害安全装置であって、前記配管類は、その外
周に緩衝材で保持されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、地震(津波を含
む)、土砂崩れ、台風、洪水等の種々の災害に有効に機
能するようにした災害安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、近年では地震や津波あるいは土
砂崩れ等が激烈なものになっているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのための対策とし
て、本出願人は先にカプセル体に関する提案をしたので
あるが、コスト的な問題もここに考慮しつつより安全性
の高い災害対策を採る必要があることを痛感した。
【0004】この発明は前記課題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、コスト的にも安
価につき、しかも、安全性の高い災害安全装置を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、地震等に対し人命を保全す
るための災害安全装置であって、アーチカルバート、マ
ンホール、型枠、ヒューム管等の既成構造体あるいは新
規製作構造体を一部あるいは全部に利用して内部空間を
有する耐久カプセル体を構成し、同カプセル体内に非常
時の生活必要手段を備えておくことを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明は、地震等に対し人命
を保全するための災害安全装置であって、同装置は、建
造物に直結あるいは隣接する等、関連して配されるよう
になっていることを特徴とする。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項1または2
において、同装置は、入口から滑り込みあるいは落込手
段を備えている。
【0008】請求項4記載の発明は、地震等に対し人命
を保全するための災害安全装置であって、ベッド自体が
耐震構造体で構成され、その内部空間で非常時の生活必
要手段を備えていることを特徴とする。
【0009】請求項5記載の発明は、地震等に対し人命
を保全するための災害安全装置であって、襖あるいは障
子等の開閉手段自体が耐震構造体になっている。
【0010】請求項6記載の発明は、地震等に対し人命
を保全するための災害安全装置であって、机、食卓机、
こたつ等で代表される家具自体が耐震構造体とされてい
るとともに、同構造体の内部空間に生活必要手段が構成
されている。
【0011】請求項7記載の発明は、請求項6におい
て、耐震構造体が建造物の床盤にも支持されるようにな
っている。
【0012】請求項8記載の発明は、請求項6または7
において、耐震構造体の内部空間が建造物の外部にも通
じている。
【0013】請求項9記載の発明は、地震等に対し人命
を保全するための災害安全装置であって、エレベータの
内部空間が避難場所とされ、同エレベータの内部に生活
必要手段が構成されていることを特徴とする。
【0014】請求項10記載の発明は、地震等に対し人
命を保全するための災害安全装置であって、エレベータ
の底面が避難出口とされるとともに、エレベータ昇降用
空間の底部に脱出口が設けられていることを特徴とす
る。
【0015】請求項11記載の発明は、地震等に対し人
命を保全するための災害安全装置であって、耐久カプセ
ル体が水面浮上式に設けられていることを特徴とする。
【0016】請求項12記載の発明は、地震等に対し人
命を保全するための災害安全装置であって、建造物それ
自体が、水面浮上式とされていることを特徴とする。
【0017】請求項13記載の発明は、地震等に対し人
命を保全するための災害安全装置であって、建造物それ
自体の内部空間における略中央位置に耐久カプセル体と
して構成されるようになっている。
【0018】請求項14記載の発明は、地震等に対し人
命を保全するための災害安全装置であって、耐久カプセ
ル体の外周囲に緩衝手段が設けられていることを特徴と
する。
【0019】請求項15記載の発明は、請求項14にお
いて、緩衝手段が廃タイヤに基づいたものである。
【0020】請求項16記載の発明は、地震等に対し人
命を保全するための災害安全装置であって、建造物の側
壁及び床壁がL字形の耐久板で構成され、同耐久体が地
震時に回転することで避難空間を形成するようになって
いることを特徴とする。
【0021】請求項17記載の発明は、地震等に対し人
命を保全するための災害安全装置であって、建造物の床
壁が地震時に開閉可能とされており、かつ、同床壁の下
方には、落込ピットが設けられていることを特徴とす
る。
【0022】
【実施例】以下、図示した実施例を参照してこの発明を
詳細に説明する。図1、図2および図3は、この発明の
一実施例を示し、1は下水管用のアーチカルバート(M
規格)で、その他、現在既成の全規格のいずれをも利用
することができる。同アーチカルバート1の長手方向両
端には、端体2,2が結合され、広い内部空間(避難空
間)が形成されている。
【0023】端体2の一方には、出入り扉3が備え付け
られているが、両端体2に形成してもよい。この扉3
は、ワンタッチで開くように、内部空間からバネ等の反
発手段で開き勝手にしておき、把手を回すと瞬時に開く
ものとする。また、内側に向けて開くようにしておくと
入り易い。
【0024】こうしたカプセル体は、その内部空間に折
り畳み式のベッド4を備えるとともに、収納庫5を上方
に備え、また、寝具6等をも備えて生活必要手段を構成
する。さらに、密閉状態になると必要なエアボンベ7を
底部に配して、その内部に通常の空気を圧縮して常備で
きるようになっているとともに、エアーの逐次供給も可
能になっている。一方、炭酸ガス類の排出手段も備えた
換気手段も設けられている。さらに、図示しないがトイ
レや水タンク(定期交換可能型)なども備えている。
【0025】尚、前記アーチカルバート1は複数個で構
成してもよい。また、アーチカルバート1の個数に限定
されず、前記端体2を平坦な板状のものにしてもよい。
さらに、前記アーチカルバート1は軸方向を縦向きにし
て使用してもよい。また、図3に示すように、天井外部
や底面にゴム等の緩衝手段8を備え付けてもよい。さら
に、図3に示すように、アーチカルバート1の内面はそ
のままでなく、保温あるいは緩衝機能をもつ内装材9を
装着してもよい。
【0026】図4、図5および図6は、縦締型のアーチ
カルバート10を単一あるいは複数配列してカプセル体
の本体を構成し、同アーチカルバート10に端体11を
結合してカプセル体を構成したものである。同アーチカ
ルバート10は、PC鋼材15をカプラー12、アンカ
ープレート13等を使ってガイドプラグ14で結合する
もので、その間はシール16で密閉される。
【0027】このタイプでも前記実施例と同様の構成を
採ることができる。
【0028】図7および図8は、上下2分割特厚型アー
チカルバート18でカプセル体の本体を構成したもの
で、その単一個あるいは図示のように複数個を利用して
その両端に端体19を結合してなる。20はボルト、2
1は扉を示す。このアーチカルバート18は、図8に仮
想線で示すように、下部の角型部分を上部にも結合して
構成することができる。
【0029】図9は、地下鉄や共同溝、下水道のトンネ
ル用に使用される構造体23をそのまま利用してカプセ
ル体を構成する例を示す。このカプセル体は、その軸方
向を垂直あるいは水平に向けて設置する。同図に仮想線
で示すのは、構造体23を組み合わせ得ることを示すも
のである。内部の仕切壁24は通過可能に構成する。
【0030】図10は、前記したカプセル体27を如何
に建造物に配するかを示してもので、同図に示すよう
に、建造物26の中央位置にどの方向からでも入れるよ
うに組み込むことができ、その場合、1階のどの部屋だ
けからでなく、2階からでの落込可能になっている。2
階からの落込みに際しては緩衝手段が設けられる。
【0031】また、カプセル体27は、建造物26の底
部にも設け得る。この場合、瞬時に開く扉28の他、内
部にはそれに続く滑り板29が設けられているととも
に、緩衝手段30や側部防護壁31等を設ける。さら
に、建造物26の外部にもカプセル体27を設置可能で
ある。この場合、建造物26から直接入ることが可能で
あるとともに、滑り板29を使って2階からでも避難で
きるようになっている。
【0032】また、地震等の時、建造物26から逃動作
可能なようにカプセル体27にローラー32を備えたも
のを外部に設置してもよい。
【0033】図11は、梯形型カルバート34でカプセ
ル体を構成する例を示す。図12は、張出付き型カルバ
ート35でカプセル体を構成する例を示す。図13は、
2連通カルバート36でカプセル体を構成する例を示
す。図14は、円形カルバート37でカプセル体を構成
する例を示す。その他にも、図15に示すように、丸穴
型カルバート38でカプセル体を構成する例を示し、図
16に示すように、上下組み合わせ型39で構成しても
よく、また、図17に示すように、側面角穴付き40で
構成してもよい。この場合、角穴部分に覗き窓を組み込
む。
【0034】図18に示すように、PCボックスカルバ
ート(S型)41のものを、また、図19に示すよう
に、同PCボックスカルバート(SD型)42のものを
使用することができる。その他の形式のボックスカルバ
ートを使用することもできる。
【0035】図20は、ヒューム管(JISA530
3)のうちNC形管43をカプセル体として使用するも
のを示している。その他にも、例えば、B形管、C形
管、集水管(JHPAS−6等)、推進管(標準管、中
押管等)等によってもよい。
【0036】図21は、マンホールの1つを示し、この
場合、4号マンホール44をカプセル体として横向きに
して使用する例を示す。他のマンホールでもよいことは
勿論であり、この場合、蓋45をそのまま使用してもよ
いが、ワンタッチで瞬時に開放できるように改造をする
こともある。また、仮想線のように首部の短いマンホー
ルを使用することもできる。強度的に有利である。尚、
通穴46は、別途塞ぐかあるいは出入り口とするか、も
しくは覗き窓とか換気口にする。
【0037】図22は、厚肉シート・ライニング製品4
9をカプセル体として利用する例を示している。この場
合、水タンク50を接続したり、エアーボンベ51を接
続したりする他、排水手段や換気も構成する。このよう
な容器(タンク)は多種あり、それらを必要に応じてカ
プセル体として利用する。
【0038】図23は、型枠のうち、8角ベース枠53
を示す。これらを複数段積層して一体化しカプセル体と
して構成する。その他、防波ブロックを形成するための
十字ブロック型枠等を使用することもあるし、橋脚型枠
等も利用できる。図24は、会所(枡)形成用の型枠5
5をカプセル体として利用する例を示す。尚、貨物輸送
用のコンテナを一部改造して利用することもある。
【0039】図25は、ベッドを耐久構造体として形成
したものである。実施例では1段であるが仮想線のよう
に2段でもよい。同ベッドは、木製ではなく、強度の充
分な金属が使用されている。すなわち、57は枠体で、
ブレース58…でさらなる強度アップが図られている。
その中段やや下方には、床板59が複数に分割して剥ぎ
取り自在に配され、60はそのための把手になる穴であ
る。そして、床板59の下方の空間には、開閉扉61で
出し入れ自在な非常収納ボックス62…が設けられてい
る。
【0040】同ベッドには入口扉63が設けられて通常
出入り可能であり、その内部には、生活必要手段を入れ
るボックス64が常時備え付けられている。そして、就
寝中に地震等が発生した場合、強度構造体であるベッド
そのもので安全が確保されるとともに、その後も、ボッ
クス62,64で非常時に必要な生活が可能である。勿
論、トイレや水、空気等も全てボックス62,64から
供給可能である。尚、このベッドは、突っ張り65や床
下補強支柱66などにより更に補強され得る。同ベッド
は、屋外に設置可能でもある。ベッド外部に全体的に張
り付けられる防護板56は、耐火物で強度のある部材を
用いる。ボックス62,64には、靴を入れておいた
り、電気コンセントや非常時にそれを利用可能な機器、
照明やクーラーなどを組み込んでおくこともできる。
【0041】図26は、建造物67から脱出する際に瓦
等の落下物に対し安全であるように配慮したものであ
る。建造物67の外部に隣接して補助ボックス68を備
え付けてここを通ることで落下物にめぐり合わないよう
に構成してある。尚、同ボックス68は上面に凹みを設
けて落下物をここで受入れるようにしている。
【0042】図27は、襖本体70を耐久構造体とした
例を示す。障子や扉等であってもよい。
【0043】図28は、建造物内の机72を耐久構造体
とした例を示す。この机72は、床を通じて補強柱73
で更に強度アップを図るようにしてもよく、また、この
机72内の空間が避難空間になることから、同空間を通
じて外部に脱出可能にも構成する。この場合、補助通路
のため、ガード74を付する。
【0044】図29は、机72の内側脇部に生活必要手
段のためのボックス75を備えたものである。
【0045】図30は、エレベータ77内に開閉自在な
椅子兼用の生活必要手段用ボックス78を備え付けたも
のであり、この場合、停止と同時に照明79が非常点灯
するようにもなっている。
【0046】図31は、建造物の外部に水槽81を設
け、それにカプセル体82を浮上させておいて非常時に
利用するものを示す。カプセル体82内へは、建造物内
から飛び込むことができるように通常は扉は開いてお
く。水槽81内の水は緩衝効果を発揮するが、更に、ゴ
ムタイヤ83や破砕タイヤ84…、さらに、廃ゴルフボ
ール85…等を投入しておいてもよい。
【0047】図32は、球形のカプセル体86を建造物
の外部に水槽87で設置した例を示す。同カプセル体8
6は、バネ88で回転しないように引っ張ってもよい。
また、仮想線のように常時は開く開閉式にしてもよい。
【0048】図33は、水槽90に建造物91全体を浮
上式にしたものである。92はフロートで、雨等を利用
してもよい。
【0049】図34は、机93を一体成形により耐久構
造体とし、更に内部埋め込み式に金属板からなる骨組み
94を組み込んだものである。支柱95で更に強化を図
ってもよい。ボックス96も適宜に配す。また仮想線の
ように、構造体97の一部で机93を構成してもよい。
【0050】図35は、建造物内でのタンス99等の家
具が倒れて互いにハの字に構成されるようにしたもので
ある。タンス99の上端角部には当たり100が取り付
けられているとともに、バネ101でタンス99が一定
以上は倒れないように工夫されている。尚、リンク10
2で角度規制してもよい。
【0051】図36は、カプセル体104を建造物の中
央に組み込んだもので、どの方向からも避難可能なもの
である。図37は、カプセル体105と外部殻106と
で構成し、その間にタイヤ107や破砕タイヤ108…
を入れたりして緩衝手段を構成する。勿論水あるいは空
気を入れてもよい。尚、外部には、緩衝手段として、タ
イヤ107をそのままあるいは半切りにして装着してお
いてもよい。
【0052】図38は、建造物の側壁及び床壁がL字形
で地震時に回転運動可能な耐久板110で構成され、同
耐久体110が地震時に回転することで仮想線のように
菱形の避難空間を形成するようになっている。尚、11
1は生活必要手段のためのボックスである。
【0053】図39は、側壁が耐久板113で形成さ
れ、同耐久板113が地震時に山形になって避難空間が
形成されるもので、落込ピット114内に更に非難でき
るようにしてもよい。
【0054】図40は、エレベータ116を避難空間と
する場合の例で、内部には折り畳み式の座板117が設
けられる一方、避難用具用の着脱型ボックス118が備
え付けられている。このボックス118は仮想線のよう
に一体組み込み式にしてもよい。
【0055】図41は、エレベータ120内からの脱出
方式を示すもので、同エレベータ120の底には避難扉
121が設けられ、ワイヤーロープ122を通じて下方
へ脱出したあと、下部の脱出通路123を通じて避難す
るものである。尚、脱出中、エレベータ120の落下が
あっても安全であるように、通路123の上方には緩衝
バネ124で支えられ通穴125付きの防護板126を
備えてある。尚、カプセル体を山斜面に形成した凹所内
に埋め込んでもよい。
【0056】図42に示す実施例は、ベッド130の本
体をアングル(金属)材などにより耐震構造としてその
内部に非常用具ボックス131を備え付けたものにおい
て、同ベッド130の上面に更に強度上板132を載せ
付けるとともに、本体の底部にも強度下板133をブラ
ケット134にて結合して強度アップを図ったものであ
る。強度上板132および強度下板133は、木質ある
いは金属質更にプラスチックなど材料は自由に選択す
る。尚、底部には可動用のローラー135が取り付けら
れている。
【0057】図43に示す実施例は、図42のような耐
震構造のベッド130を床盤137にアンカー固定され
た4本の補強支柱138にも結合して更に耐震構造とし
たものである。139は床板である。
【0058】図44に示す実施例は、耐震型食卓机14
1や事務机などの脚部142回りに回転操作可能なよう
に椅子143を配したもので、この平面図は、図47に
も示されているように、4点(あるいはその他の数点)
配置になっている。椅子143は、ステー144を介し
て食卓机141に連結されているので、それが机の下方
あるいは外部のいずれにあっても地震発生時に耐震構造
の一部として有効に機能する。145はストッパであ
る。
【0059】図45に示す実施例は、飾り棚147全体
をゴム等の緩衝体148で耐震支持させるとともに、同
棚147自体を支持棒149回りに緩衝筒150を介装
して耐震構造にしたものである。
【0060】図46に示す実施例は、勉強等の耐震構造
の机152を緩衝体153で下支持し、それに椅子15
4を対応させたものにおいて、机152を耐震枠155
で大きく覆い、さらに椅子154の背柱156を枠15
5の上部と結合して耐震構造としたものである。尚、仮
想線で示すように机152は耐震枠153と一体化して
もよい。
【0061】図48に示す実施例は、仏像などの貴品物
158を地震から保護するもので、同貴品物158回り
にあってその倒れを防止するための緩衝リング159付
きリング160を配し、このリング160を緩衝体16
1付きの固定ステー162で支持させたものである。
尚、仮想線で示すように、柱163を利用して緩衝体1
64付きワイヤーロープ165で前記リング160を引
っ張って支持させてもよい。
【0062】図49に示す実施例は、貴品物158を台
座167で支持するとともにその下部を緩衝体168…
を介して浮体169上に載せ、かつ、浮体169をOリ
ング170付きの水槽171内に浮かせて耐震構造とし
たものである。
【0063】図50および図51に示す実施例は、貴品
物158を柱などを利用して四方に向けて張り渡した緩
衝手段173付きワイヤーロープ174の中央に設けた
多孔175…付きビニールシート(他のシートあるいは
網状体でもよい)176で四面から覆うことにより倒れ
を防止するようにしたものである。シート176は丸筒
形でもよい。
【0064】図52に示す実施例は、貴品物158を、
天井177と床板178間に固定した緩衝体179付き
ステー180から張り出したリング(緩衝部付き)18
1で保護したものである。
【0065】図53に示す実施例は、燈籠183や電柱
などの立設物の倒壊を防止するもので、燈籠183は底
ブロック184を備え地盤185内に挿通して緩衝体1
86により底から支持するとともに、横揺れに対し、燈
籠183の下頸部回りに緩衝体187付きブロック18
8で防止するようにしたものである。
【0066】図54および図55に示す実施例は、下水
や上水等の配管190に耐震構造を適用したもので、同
配管190を、発泡スチロールやゴム等により配管下面
に適合するブロック状に形成した支持ブロック191で
保持しておき、同ブロック191の底部に、土砂192
や砕石193…などを詰め込んだものである。尚、配管
190の他の部分は、緩衝片194…を詰め込んで耐震
構造とした。
【0067】図56に示す実施例は、配管190を緩衝
体である支持ブロック191で支持するとともに、更に
シート196で覆って防水体とした液槽197内に浮上
させるようにして緩衝するようにしたもので、液槽19
7内には、水とともに緩衝片198…を入れておき、通
常は緩衝片198…で保持しつつ非常時には水が放出し
て緩衝作用を発揮するようにしたものである。尚199
はリザーブタンクで、再度水を供給できる。
【0068】図57に示す実施例は、支持ブロック19
1の下部にシリンダ201を設けてOリング202を取
り付けるとともに液槽203内にオイル204を入れて
おいて非常時にオイルダンパとして作用するようにした
ものである。オイル204は絞り205を介してアキュ
ームレータ206に通じている。
【0069】図58に示す実施例は、配管190の下回
りに、長手方向に向く緩衝チューブ207の多数本を接
して配し、これらをつなぎ208で1まとめにしたもの
である。そして、緩衝チューブ207は、端部を貫通孔
状のものあるいは盲状にしたものでもよい。同チューブ
207の下方には土砂208や砕石209を配してあ
る。尚、図59は、端部を盲状にし内部に空気を封入し
たチューブ207を示し、図60は同じく水(オイルも
可)と空気を共に封入したチューブ207である。更
に、図61は、胴部を膨らませたチューブ207を示
す。また、図62は、胴部を細くしたチューブ207を
示す。
【0070】図63に示す実施例は、配管190を端部
盲状の緩衝チューブ210…で支持したもので、これら
のチューブ210…をアキュームレータ211に連通さ
せたものである。
【0071】図64に示す実施例は、水処理ブロック
(会所等)213から土中214に配管190が導かれ
たものにおいて、その導出箇所における破損を防止する
ためのものである。配管190は、発泡スチロールやゴ
ム等の半割れ締め付け型の緩衝体215で包むととも
に、同じく半割れ締め付け型のカバー216で覆って締
め金具217で固定したものである。
【0072】図65に示す実施例は、配管190間に設
けられたバルブ220とその近傍箇所を地震から防護す
るためのもので、発泡スチロールやゴム等の緩衝体22
1を止着手段222で付設したものである。図示では底
側に緩衝体221が設けられているが、全体に対して設
けてもよい。
【0073】図66に示す実施例は、配管190の同心
外部にカバー筒224を覆い、その間に発泡スチロール
225…の多数やゴムチューブ226…などの緩衝体を
充填したもので、水を入れてもよい。尚、仮想線で示す
以下のレベルにのみこのような構成にしてもよい。
【0074】図67に示す実施例は、緩衝体228を配
しそれ自体も耐震構造にしているとともに非常ボックス
229を備えたベッド230の中に揺れを検知する照明
装置231を配して制御ボックス232を介して報知器
233が作動するようにしてある。尚、緩衝体228か
らも揺れを検知するようにしてもよい。また、緩衝体2
28および照明装置231の双方から検知するようにし
てもよい。
【0075】図68に示す実施例は、塀ブロック235
の防護方式であり、同ブロック235を上回りと前後か
ら覆うように逆V字形をしたガード236を緩衝体23
7を介して取り付け、同ガード236をチャンネル材を
曲げた結合枠238で連設したものである。尚、ガード
236の表面にはゴム等の緩衝体239…を配してもよ
い。また、ブロック235自体の縦孔内に設けられる鉄
筋240は、プラスチックの強度のあるものでもよく、
また炭素鋼やロープなどを使用してもよい。
【0076】図69に示す実施例は、玄関入口のドア2
42の前方に台形枠形の防護枠243を備え付けたもの
である。図70および図71に示す実施例は、既設の家
屋柱245の回りに金属製やプラスチック製などでコの
字形にした補強体246を嵌装し、フランジ247にブ
ラケット248を取り付けて固定するとともに、同ブラ
ケット248を左右に設けてその上で横木249を支持
させたものである。
【0077】図72、図73に示す実施例は、既設の柱
251の回りにコの字形の補強体254を備え付けるに
当たって地盤に固定される支持盤252と、同盤252
と柱251間を斜めに連結する斜材253とで構成した
ものである。
【0078】図74に示す実施例は、前記のような貴品
物256の倒壊を防止するためのもので、ガード257
を緩衝体258を介して貴品物回りを取り囲むように固
定し、同ガード257を介してワイヤーロープ259を
巡らせることで貴品物256が倒壊しないようにしてあ
る。尚、260は振動センサーである。
【0079】図75に示す実施例は、建物回りの庭26
3あるいは敷地外等に非常用品を収納したボックス26
4を予備的に埋め込んでおき、たとえ家屋が倒壊しても
同ボックス264だけは活用できるようにしたものであ
る。同ボックス264は、カバー265で保護された番
号入力式のものや一般の鍵開閉方式のものとし、さら
に、緩衝体266やリブ267等を付して耐震型として
ある。
【0080】尚、防護屋根付きにしてもよく、保管品に
は、ラジオ、衣類、薬品、各種名簿等の書類、その他、
工具、消火器、ヘルメット等を仕分けして袋詰めして置
くものとする。水の保管に関しては、同図に示すよう
に、水タンク269の中に浄化用の麦飯石270を入れ
たものとし、その外部に紫外線避けカバー271を別途
あるいは前記ボックス264内に埋め込み方式としたも
のである。
【0081】図76に示す実施例は、常時新規な水を提
供するためのもので、蛇口273にホース274を介し
てリブ付き水タンク275を接続するとともにタンク出
口にホース276を接続して通常時の水利用に供するよ
うにしたものである。尚、内部には麦飯石277が入れ
られている。この方式によれば、通常使用時の水が水タ
ンク275を常に経由するので、非常時にも同タンク2
75に飲用の水が残って利用可能になり、仮にタンク2
75が倒れてもホース274,276内に残る水の分だ
けは利用可能である。ホース274あるいは276に
は、球形などで連通型の水溜まり部を形成しておいても
よい。また、タンク275は複数個に分けてもよい。
【0082】図77に示す実施例は、天井279等から
垂設された吊持線280の下端に球形をした報知体28
1を取り付け、同報知体281の中に、ブザー、ランプ
などの報知部282を乾電池付きで設けたもので、報知
体281の内部下回りには、+,−…のように交互に異
なる極を離間して設けてあるとともに、同電極をつなぐ
ものとして、水銀や他の伝導金属などによる球状の導通
子283が転動自在に設けられている。この導通子28
3は、通常図示のように+あるいは−のいずれか1つの
極上にあるが、地震により報知体281が揺れると、相
対的に転動して+と−間にきてこれらの間を電気的に導
通し、この導通が前記報知部282を作動してランプや
ブザーなどにより報知するのである。作動の確実さをア
ップさせる意味で前記実施例の装置を複数配すこともあ
る。
【0083】図78に示す実施例は、吊持線280に取
り付けられた揺動子284が一方の電極で、その左右に
吊り下げられた線285が他方の電極であって、地震に
応じて両者が接触することで電通状態になって図示しな
い報知手段が作動するものになっている。線285は、
揺動子284を囲む筒状体にしてもよい。
【0084】図79に示す実施例は、柱287間に、上
下に少し離間するバネ付きの振動線288を張り渡して
両者が地震で接触することで報知できるように電通状態
になるようにされている。尚、振動線288の振動をよ
り確実化するため、黒丸で示す振動補助子289を装着
してもよい。
【0085】尚、図31、図32、図33、図37、図
49、図56、図57、図63、図66等の実施例にお
いては、水、オイルあるいは空気等の緩衝用の流体を入
れるように構成されているが、この流体の流入は、ねむ
の木等のように地震予知能力の非常に高いものから得る
電位差変動に応じて開始するようにしてもよい。また、
同流体の排出も前記予知に基づいて行うようにすること
がある。
【0088】図80に示す実施例は、既設あるいは新規
の支柱300を緩衝構造としたもので、同支柱300と
しては、家屋自体の柱、ベッドの床下補強柱、玄関先補
助支柱(内部あるいは外部装着型)、石燈籠等が対象と
なる。この支柱300は、上と下支柱301,302に
分割され、その上下間には、ゴムブロック状の緩衝体3
03が介装されるとともに、同緩衝体303間に上下間
の中間板304が挟み込まれるようにして上下の支柱3
01,302を外部から囲むように連結パイプ305が
嵌装されている。尚、緩衝体303の上下あるいはその
一方には、凹みを設けてもよい。
【0089】図81に示す実施例は、上下に分割された
パイプ形の柱307,308間にそれぞれハット形のキ
ャップ309を介して連結筒310を差し込み、この筒
310内に、キャップ309に上下が当たるようにして
ゴムあるいはスプリング等の緩衝体311を挿入したも
のである。この緩衝構造は、主に上下に対する振動を吸
収する。尚、連結筒310は、図示よりも肉厚状にして
強くする。これもベッドの床下補強柱、玄関先補助支柱
(内部あるいは外部装着型)、石燈篭等が対象となる。
【0090】図82に示す実施例は、玄関ドア313を
備えるこれまでの家屋314の前に、家屋314とは切
り離された別の構造体315を設置してそれ自体にもド
ア316を備えたものである。317は支柱、318は
斜材で、その内底部には、限定されないが非常用の保管
ボックス319が埋め込まれている。尚、この構造体3
15は、土中に埋め込んであるが、緩衝体を介して地上
にセットしてもよい。
【0091】図83に示す実施例は、家屋321に引き
違い式の戸(扉式も含む)322を備えるものにおい
て、この戸322の上半部はガラス323としてもよい
が、下半部は金属板製の強度のあるものとし、その一部
に、戸322が地震で開閉不可能となった場合でも別途
開閉できる非常開閉戸324を備えたものである。その
開き方向は外向きあるいは内向きである。
【0092】図84に示す実施例は、カバー326付き
の枕本体327を例えば、クッション材とし、その一部
を切開溝328として形成して、地震などの非常時には
同溝328を仮想線のように大きく開いて頭に被ること
により家屋等からの落下に備えるようにしたものであ
る。
【0093】図85に示す実施例は、枕本体329を左
右2つの部分から構成してクイックファスナで相互に着
脱自在に連設するとともに、破線のように脚入れ孔33
0をそれぞれに形成したもので、非常時には、左右を分
けて孔330に脚を挿入することでガラスなどで怪我を
せずに避難等ができるようにしたものである。
【0094】図86および図87に示す実施例は、就寝
中等に使用される枕340がそのまま地震発生後に避難
用具として使えるようにしたものである。この枕340
は、図86に示すように、内部に避難用具が収納されて
いて、ファスナー341を開けば簡単に取り出せるよう
にされているとともに、その外層部は通常の枕として使
えるように柔軟になっている。そして、外袋342で包
まれている。枕340は2つ折り型とされて、面ファス
ナー343でその状態を保持できるようになっている。
面ファスナー343を外せば、矢印のように展開でき、
紐344が同時に出るので、図87に示すように背負っ
て避難することができるのである。そして展開した状態
では、ファスナー341を開ければ内部から避難用具を
取り出せるのである。
【0095】図88に示す実施例は、同じく枕346に
ついての案で、同枕346は、横に少し長目に作られ、
その一側が枕部347とされる一方、他側がファスナー
348の開閉で避難用具を取り出せるものになってい
る。同他側も少し柔軟な外層になっている。そして、避
難用紐349は、金具350に直接取り付けておいても
よいが、枕部347の一側のファスナー348を開ける
ことで取り出せ、通常はここに仕舞っておくことができ
る。
【0096】図89に示す実施例は、燈籠350につい
ての例で、同燈籠350は、アンカー351により複数
の方向から斜め下方に引かれており、燈籠350への連
結点は、図示のように天座352以外でもよい。また、
チェックチェーン353を使用してもよい。
【0097】図90に示す実施例は、同じく燈籠355
についての例で、燈籠355にチェーン356を直接連
結するのでなく、燈籠のずれるおそれのある相互を1つ
の枠体357でずれないように保持し、同枠体357に
チェーン356を連結して引っ張るようにしてある。図
91は、相互にずれる面にゴムピース359を介装して
ずれにくいように配慮した例である。この場合、枠体3
57の孔内にゴムピース359を挿通保持してある。
【0098】図92に示す実施例は、鳥居361につい
てのもので、同鳥居361は、実線で示すように脚基部
362のみを座363付の保持筒364で補強支持する
ようにしてある。座363の下側には、緩衝部材365
を介装してある。尚、保持筒364を更に強固に支持す
るため、仮想線で示すように、鳥居の埋設石366と座
363とを連結部材367で一体化してもよい。また、
同じく仮想線で示すように、鳥居361は、その全体を
補強体368で保持するようにしてもよい。
【0099】図93に示す実施例は、電柱370の脚部
を座371付の保持筒372で保持するもので、同筒3
72は2分割式で合わせるようにしてある。そして、埋
め込む部分に設けられた外周筒373と座371とを連
結部材374で連結一体化してある。前記分割式は、図
92の鳥居にも適用する。
【0100】図94および図95に示す実施例は、墓3
76を地震対策のために予め補強保持する例で、墓37
6には、正面から見えにくいようにその裏側の左右稜線
に添って補強部材377が設けられている。この部材3
77は、左右の稜体が継ぎ378で一体化されており、
墓376との一体化のため押しボルト379を備えてい
る。
【0101】図96に示す実施例は、市販で一般家庭等
で既に使用されている洋風ベッド381を地震対策のた
めに補強した例である。同ベッド381は、4本の補強
用の柱382…と、これらの柱382…を下端において
連結する底枠部材383…と、柱382…を上端におい
て連結する天枠部材384…とで構造体を構成する。こ
れらは金属製でジョイント385…で相互に強固に連結
されるとともに、ブレース386…で更なる補強がなさ
れる。底部には、緩衝部材387が敷設されるととも
に、天枠部材384…には、受板388…を介して肉厚
の大きな緩衝部材389が効果的な緩衝をするように備
え付けられている。尚、柱382とベッド381とは連
結片390で連結され、底枠部材383…もベッド38
1の底と連結するようにしてもよい。尚、仮想線で示す
ように、補強体の天底面には、緩衝内張材390を装備
しておけば、より安全である。この内張材390に代え
てあるいは同内張材390とともにエアーバッグを装備
してもよい。このことは、図107から図115でも可
能である。
【0102】図97および図98は、一般家庭で既に使
用されている2段ベッドあるいはこれから販売される2
段ベッドを対象にしてそれに補強を追加補充し、地震時
に有効に機能するようにした実施例を示している。同ベ
ッドは、1段あるいは3段以上であってもよい。既存の
ベッドは、木質で四角な断面の支柱392…を4隅に配
し、これらの支柱392…間を底枠材393…と中段枠
材394…で連結するとともに各枠材393…,394
…内に床敷材395を配して構成されている。尚、上段
連結材396も渡してある。
【0103】ベッド補強構造体はこの既存のベッドを取
り囲むようにして設置されている。すなわち、同構造体
は、基本的に金属質で製作され、アングル型をして前記
支柱392の二面に添うように4隅に配置された支柱3
98…と、これらの支柱398…の下端を連結する一対
の第1底枠材399…と、同じく支柱398…の下端を
連結する一対の第2底枠材400…とを備えるととも
に、支柱398…の中段間を連結する中段枠材401…
と、上段連結材402…とを備える。これらは、予め組
み立てられるのでなく現場でジョイント板403…と装
飾ボルト404…を使って連結される。現場組立のた
め、支柱398…は、図98に仮想線で示すように連結
ボルト・ナット405…で既存ベッド側に止め付けら
れ、これが既存ベッドと補強構造体との一体化を可能に
する。
【0104】支柱398…の各下端には、図98に示す
ように、支柱398の一側面とそれに隣合う他側面とに
合致する略L字形をした座板406…が溶接等により固
着されており、同座板406…の底側には、緩衝部材4
07…が介装されるとともに、座板406…同士は前記
第2底枠材400…でボルト連結されている。また、各
支柱398…の上端には上座板408…が取り付けら
れ、それに緩衝部材409…を介してその上に天枠40
9の取付板410…が乗りかかってボルト止めされてい
る。天枠409は耐力のあるアーチ形にしており、その
上に厚みのある主緩衝部材411が載せられて適宜装着
される。尚、補強体の天底面には、緩衝内張材390を
装備しておけば、より安全である。この内張材390に
代えてあるいは同内張材390とともにエアーバッグを
装備してもよい。
【0105】図99は、支柱392にアングル型の補強
用支柱413を当て付けるようにして補足する場合の他
の例を示している。支柱413には、二辺に孔414…
が開けられており、この孔414…を通じてボルト41
5…が挿通されている。このボルト415…の先端に
は、支柱392の内側に当て付けられる保持片416に
ねじ込まれ、このねじ込みにより支柱392の回りに支
柱413と保持片416が締め付け固定される。尚この
構造は、支柱392の上下に複数段構成されている。こ
の構造にすることにより、支柱392の断面寸法が大小
様々であっても対応できる。そのため、前記孔414は
長孔(あるいはばか孔)になっている。
【0106】図100も支柱392にアングル型の補強
用支柱418を締着する例を示している。419は長孔
形(あるいはばか孔形)をした支柱418の孔、420
はボルト、421は支柱392に沿って上下方向に配さ
れるL形のアングル、422はこのアングル421の上
下方向に沿って溶接されて上下の組で支柱392の角を
捉えるように配したナットである。この構造によっても
支柱392の寸法が異なっても共通のもので対応するこ
とができる。
【0107】図101および図102は、ベッドの側面
に付加される側枠についての変形例を示している。図1
01の側枠は、上・下部材424,425と、これらの
間を斜めに継ぐ斜材426と、連結板427と、リブ4
28とでなる。上・下部材424,425と斜材426
とはボルト429で現場組立可能に連結するようにして
もよい。430は緩衝部材である。尚、仮想線のよう
に、X形にする斜材426を追加してもよい。
【0108】図102は、上・下部材431,432
と、その間を垂直に継ぐ縦部材433と、連結板434
とでH形に形成された側枠を示している。連結板434
にはボルトを備えてもよい。尚、図101および図10
2の側枠は、1つのベッドに対して図示したもの1つあ
るいは一対配してもよい。一対の場合は相互間を天間等
で連結するようにしてもよい。該天間等の連結部材は、
1本あるいは2本など自由である一方、上からみてZ形
やX形、H形になるように配してもよい。
【0109】図103は、和風寝具436により就寝す
る場合の安全枠体についての実施例を示す。同枠体は、
左右一対のアーチ437…と、これらの上端および下端
間を継ぐ横架材438とを備える。これらは現場組立可
能にボルトで着脱自在にしてもよい。尚、枠体の上端と
下端には緩衝部材439を設けてあるが、更に、アーチ
437の外周などに沿って緩衝部材を付してもよい。ま
た、緩衝部材439は枠体の上面全体を覆うものとして
もよい。さらに、アーチ437は、側方からみて山形に
してもよい。尚、補強体の天底面には、緩衝内張材39
0を装備しておけば、より安全である。この内張材39
0に代えてあるいは同内張材390とともにエアーバッ
グを装備してもよい。
【0110】図104は、同じく和風寝具で就寝する場
合の安全枠体の他の例を示す。すなわち、正面からみて
山形になるように左右一対のアーチ440を斜め配置し
て底板441で支持し、底部および上端に緩衝部材44
2を配したものである。より強く抵抗する。
【0111】尚、アーチは上からみて敷き布団を斜めに
横断する1本のものであってもよく、また、上からみて
X字に配してもよい。
【0112】図105は、寝たきりの人や入院中の人を
護るために考えらえれた実施例である。簡易ベッドは、
手すりパイプ444を備え、これに対し、ガード445
は、パイプ444に締着される前後1対の曲げパイプ4
45と、2分割型の取付筒446…と、曲げパイプ44
5間を連結する連結パイプ447と、斜材448とでな
る。天部には緩衝部材を覆ってもよい。尚、この場合
も、図103あるいは図104で示すアーチ型の補強枠
を使用できる。尚、補強体の天底面には、緩衝内張材3
90を装備しておけば、より安全である。この内張材3
90に代えてあるいは同内張材390とともにエアーバ
ッグを装備してもよい。
【0113】図106も簡易ベッドの補強構造を示す。
同構造は、手すりパイプ450の中間にあるように垂直
に配された補強ステー451と、手すりパイプ450の
上側に配置された補助パイプ452とを備え、ステー4
51、手すりパイプ450および補助パイプ452の三
者、並びに手すりパイプ450と補助パイプ452相互
が合わせ型の連結パイプ453…で締め付けられている
とともに、手すりパイプ450と補助パイプ452とは
側部においても連結ロッド454で結合されている。尚
455は天枠である。
【0114】図107、図108および図109は、食
卓などの既存あるいはこれから販売される4本脚タイプ
のテーブル457を補強の対象にした実施例を示してい
る。これらの図において、中心線を境に左側は、天板4
58に垂直に脚459が取り付けられたタイプを示し、
右側は、脚459がやや斜めに取り付けられたものを示
している。
【0115】460は補強脚で、円筒の金属パイプでな
り、脚459の外周に嵌め合わされている。前後の補強
脚460の下端間は、底座461で連結され、その底側
には緩衝部材462が設けられている。また、前後の補
強脚460間は、他の縦板463で連結一体化されてい
る。尚、脚459が垂直な場合は、縦板463付の補強
脚460を脚459に一体のまま挿通できるが、脚45
9が斜めの場合には、補強脚460を2分割式で合わせ
型とするか、あるいは縦板463をボルト等で現場で補
強脚460に合体させるものとする。
【0116】補強脚460の上端には天座464が取り
付けられ、同天座464と天板458間には、緩衝部材
462が介装されている。尚、補強脚460は、各種径
サイズのものがあることから、充分大きな内径をもつも
ので共通に対応できるようにすることもある。同補強脚
460は角筒でもよい。縦板463の内側にはブラケッ
ト465を介して偏平筒状の受板466が天板458の
底面に添うように取り付けられている。尚、天板458
と受板466との間にも緩衝部材を入れて緩衝機能の
他、寸法調整用のスペーサとしても機能するようにでき
る。前記補強脚460は、L型アングルあるいは溝型チ
ャンネル材を使用できる。テーブル内には非常避難用具
のボックスを設置できる。この場合、縦板463を背板
として利用できる。
【0117】図110および図111は、テーブル46
8内の空間に少し小さ目の補強体469を設置して補強
機能を発揮するようにした実施例を示す。同補強体46
9は、偏平な四角筒状の補強脚470の1対と、各脚4
70の下端に固着した座471と、その底の緩衝部材4
72と、補強脚470間に渡された受板473とを備
え、緩衝部材474と補助緩衝部材475を介して天板
476に当たっている。下側の緩衝部材472および上
側の緩衝部材474あるいは補助緩衝部材475はテー
ブル468と補強体469との寸法差を吸収する。尚、
477は避難用具ボックスである。
【0118】図112は、脚479に離れて補強脚48
0を配したもので、その下端をアジャスタ481で昇降
調節可能にしたものである。
【0119】図113は、テーブル483の内空間に四
角ブロック状の緩衝部材484を入れ込み、上側の薄い
補助緩衝部材485で寸法吸収可能にするとともに、同
緩衝部材484内を長円形などに抉って避難空間たる補
強体486を挿入したものである。487は避難用具ボ
ックスである。
【0120】尚、仮想線で示すように補強体をテーブル
483よりはみ出すようにしてもよい。この部分は、避
難用具入れとしたり、通常生活用の用具入れなどとして
利用できる他、災害防護機能が大きくなる。
【0121】図114は、天板488の脚489を補強
脚490と連結板491でつないだものにおいて、同連
結板491を分割して寸法調整自在にボルト止めしたも
のである。
【0122】図115は、脚493が中央に1枚設けら
れたテーブルを対象にして、同脚493の前後にあるよ
うに補強脚494とこれを継ぐ連結部材495を設けた
もので、補強脚494の下端の座496は緩衝部材49
7で受られる一方、上端にはアングル等の長い受部材4
98が設けられ、この受部材498は、テーブルの長さ
方向に延びて向こう側の補強脚494に連結されてい
る。
【0123】図116は、タンスなどの家具500の転
倒防止装置を示している。畳501を利用して同畳50
1の家具500の後方隅にあるようにL形ブラケット5
02を装着して家具500の重さでブラケット502が
効果的に固定されるようにしてある。尚、同ブラケット
502は床板に釘止めやねじ止めしてもよい。一方、家
具500の前コーナーには止め金具503をセットし、
同金具503とブラケット502間にターンバックル5
04を備えて長さ調節可能な引きロッド505を通して
ある。只、ロッド505の上端には、バネ506が設け
られているが、ナットで固定化してもよい。
【0124】図117および図118に示す実施例は、
椅子507に座って事務机や勉強机等の机508で事務
処理等をする者を地震から護るための防護装置509に
ついてのものである。同防護装置509は、相対向して
座る人を防護するように構成され、その他の防護の態様
については後述する。
【0125】防護装置509は、略半円形に曲げられた
金属パイプ製のメインフレーム510を共通部材として
4本備え、同フレーム510は、側方からみてX字形に
反り返るように配されるとともに、その間が連結部材5
11で継がれ、また、座る人の上方を通るように横架部
材512で継がれている。尚、仮想線のように、前後の
メインフレーム510間を上部連結部材513で継いで
もよい。尚、連結部材511は、回転自在なヒンジ結合
にしてもよい。
【0126】メインフレーム510の各下端には補強部
材515を介してL字あるいはコの字形のブラケット5
16が取り付けられ、同ブラケット516は、緩衝材5
17を介してアンカー518により床519に固定され
ている。左右に対向する連結部材511間には、棚52
0が形成される一方、メインフレーム510の各上端に
は、分割線521により着脱自在とされた緩衝材522
とキャップ523が装着されている。
【0127】尚、事務机は一般に左右方向に複数個配列
されるので、図17、図118のように各個ずつに防護
装置509を構成せず、複数個ある机の左右両側端にの
みメインフレーム510を構成してそれらの間を横架部
材512で継ぐように構成してもよく、例えば、4個あ
る机のうち2個ずつに対して図117、図118の防護
装置を構成してもよい。さらに、連結部材511、上部
連結部材513、横架部材512等はそのうち1つ以上
を選択的に着脱自在な連結にしてもよい。横架部材51
2にも緩衝材を付してもよい。また、図118に仮想線
で示すように、机508や床519あるいは椅子507
から上方に延びるフレーム受524を設けてもよい。さ
らに、メインフレームは、側面形状がV形になるように
形成してもよい。
【0128】また、図119に示す実施例のように、単
一本のメインフレーム510で防護装置を構成してもよ
い。この場合、下部を仮想線のようにL字形に曲げても
よく、また、連結部材526を備えて対向する側に着脱
自在にしてもよい。さらに、仮想線のように、椅子50
7の側方を立ち上がるようなメインフレーム527にし
てもよい。また、フレーム510は、円形に曲げて後方
の者をも防護するように構成することもできる。
【0129】図120および図121は、喫茶店内のテ
ーブル530に付属の椅子531に座る者の防護装置5
32についての実施例を示す。同装置532は、メイン
フレーム533、連結部材534,534、上部連結部
材535、横架部材536、ブラケット537、緩衝材
538を備え、アンカー539で固定された一体型のも
のである。横架部材536にも緩衝材540が取り付け
られ、左右のフレーム533間には、横連結板541が
設けられてその上にテーブル530が設置されている。
横連結板541は無しにしてテーブル530をフレーム
533に連結してもよい。尚、連結部材534は筐体に
なっていてその中にプランター542をセットして花を
鑑賞できるようにしてある。テーブルは会議用の机や食
堂机等でもよい。フレーム533相互は、左右に対して
あるいは前後に対して着脱自在にしてもよい。テーブル
530は、既存の脚付きのものとし、それを囲むような
防護装置を構成してもよい。前記防護装置も複数個のテ
ーブルに対してその全体あるいは複数一部個数を一括的
に囲むものにしてもよい。一方、図117および図11
8の実施例でも同様であるが、図示のような個別的に囲
む装置である場合には、左右等隣合うもの相互を連結す
るようにすれば、相互補強作用により強度アップが図れ
る。
【0130】図122および図123は、前記喫茶店の
テーブル545や会議用テーブル等に関してその椅子
(図示省略)に座る者を防護するための装置を示す実施
例である。この実施例では、テーブル545が強度メン
バーの1つとされるとともに、同テーブル545に4本
で拡がり状の金属パイプ製脚546が取り付けられる一
方、テーブル545上の中央には、着座者の上方にくる
ように上方拡がり状の1対の防護パイプ547が突設さ
れている。このパイプ547は、T字形をなすようにし
てもよい。
【0131】図124は、下端一部が欠けた円形状をし
たフレーム550と、その中間高さ間を継ぐ連結部材5
51とでなるものを左右1対備え、これらの間をテーブ
ル552で連結した実施例を示す。テーブル552は着
脱自在に連結してもよい。尚、フレームは逆三角形にし
てもよい。
【0132】図125および図126は、事務机や勉強
机等の机554を床555に強固に固定して地震に備え
る実施例を示す。机554には、脚置き556が連結部
材として設けられているが、同脚置き556の左右2か
所あるいは1か所と床555との間に固定具を構成して
ある。この固定具は、緩衝材557を介して脚置き55
6に上から抱き込むフック558を上端に備えたL字形
の固定板559で構成され、同固定板559の底に緩衝
材560を介してアンカー561で床555上に固定す
るようにしてある。尚、固定板559には、ボルトナッ
ト562を備え脚置き556の下を通るようにして固定
をなすこともできる。また、仮想線のように前後に座を
もつリップ付きコの字枠体でなる固定板559を採用し
てもよい。
【0133】図127は、町内会等の避難用具入れ56
5の前面あるいは側面などをプラスチックやボードにし
て矢印のように打ち壊し可能とするとともに、その側面
や正面などの所望の面を掲示面566とした実施例を示
すものである。
【0134】図128は、掲示板568の正面下部に避
難用具入れ569を構成したもので、その上面などを破
壊可能にした実施例である。
【0135】図129は、プランター570の載せ台5
71を避難用具入れとした実施例を示す。図130は、
ベンチ573の下部を筐体とし、同筐体を避難用具入れ
574とした実施例を示す。同用具入れ574は引き出
し式であるが扉式にしてもよい。図131は、門柱57
6を避難用具入れとしたものである。図132は、郵便
ポスト578の下部を避難用具入れ579とした実施例
を示す。
【0136】図133は、犬用等のペットハウス581
の下部を筐体としてそこを避難用具入れ582としたも
のである。同用具入れ582は、ハウス581の側面や
裏面あるいは屋根に設けてもよい。
【0137】図134は、乗用車のトランク583の内
底面に避難用具入れ584を備え付けたもので、同用具
入れ584は着脱自在にしてもよい。
【0138】図135は、避難用具入れの中に収納する
バール586についての実施例で、同バール586は、
伸縮可能でピン587で延びた状態を得るものになって
いる。先端部には、同じく収納されている角材588に
係合可能な凹凸589が形成されて作業しやすくしてあ
る。
【0139】図136および図137は、地震に対し家
屋の柱591を有効に補強保持する装置についても実施
例である。同装置は、柱591の回りに緩衝材592を
装着し、下拡がり状で緩衝材592を介して基盤593
にアンカー594で固定される本体595を緩衝材59
2に沿うように配し、本体595には、緩衝材592回
りにくるような保持枠597をボルト固定したものであ
る。596は底の緩衝材である。 尚、仮想線のように
柱591と床受材との間にも同様の保持装置を構成する
ことがある。
【0140】図138および図139は、他の保持装置
を示す。同装置は、柱600の前後面に当たるような下
拡がり状の本体601の1対と、同本体601の下端に
備えた基台602とでなり、本体601はボルトナット
603で柱600に連結される一方、基台602は、本
体601にボルトナット603で連結されるとともに緩
衝材604を介してアンカー605で基盤606に固定
されるようになっている。
【0141】図140は、地震に対し燈籠608を同様
の保持装置で固定するようにした実施例を示す。本体6
09と保持枠610とで抱き持つようにしたもので、6
11は緩衝材を示す。図141は、図138および図1
39と同様の保持装置で神社の鳥居613の基部および
上部を抱き持ち固定するようにした実施例を示す。下部
の装置614は、左右が脱着自在に合体するものとさ
れ、上部の保持具615も同様の構造になっている。
【0142】図142は、花鉢617を地震に対して保
持する実施例を示す。花鉢617を受ける受皿618
は、基盤619に接着や固定具により取り付けられるよ
うにされるとともに、同受皿618は、上に延びて花鉢
617の外周を取り囲む受枠620を備える。
【0143】
【発明の効果】この発明は以上のような災害安全装置で
あるので、コスト的にも安価につき、しかも、安全性の
高い災害安全装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す災害安全装置の正面
図。
【図2】同実施例の左側面図。
【図3】同実施例の断面図。
【図4】他の実施例を示す災害安全装置の正面図。
【図5】同実施例のアーチカルバートの断面図。
【図6】同実施例の要部拡大図。
【図7】他の実施例を示す災害安全装置の正面からの断
面図。
【図8】同実施例の横断面図。
【図9】他の実施例を示す平面図。
【図10】他の実施例を示す建造物模式図。
【図11】他の構造体を示す模式図。
【図12】他の構造体を示す模式図。
【図13】他の構造体を示す模式図。
【図14】他の構造体を示す模式図。
【図15】他の構造体を示す模式図。
【図16】他の構造体を示す模式図。
【図17】他の構造体を示す模式図。
【図18】他の構造体を示す模式斜視図。
【図19】他の構造体を示す模式斜視図。
【図20】他の実施例を示す模式断面図。
【図21】他の実施例を示す模式断面図。
【図22】他の実施例を示す正面図。
【図23】他の構造体を示す模式斜視図。
【図24】他の構造体を示す模式斜視図。
【図25】他の実施例を示す耐久ベッドの斜視図。
【図26】他の実施例を示す模式図。
【図27】他の実施例を示す襖本体の斜視図。
【図28】他の実施例を示す側面模式図。
【図29】他の実施例を示す側面図。
【図30】他の実施例を示す正面模式図。
【図31】他の実施例を示す側面模式図。
【図32】他の実施例を示す側面模式図。
【図33】他の実施例を示す正面模式図。
【図34】他の実施例を示す正面図。
【図35】他の実施例を示す模式図。
【図36】他の実施例を示す平面模式図。
【図37】他の実施例を示す側断面模式図。
【図38】他の実施例を示す断面模式図。
【図39】他の実施例を示す断面模式図。
【図40】他の実施例を示す縦断面模式図。
【図41】他の実施例を示す縦断面模式図。
【図42】他の実施例を示す耐震机の正面図。
【図43】他の実施例を示す床下補強付き耐震机の縦断
面図。
【図44】他の実施例を示す回転椅子付き食卓の正面
図。
【図45】他の実施例を示す免震型飾り棚の側面図。
【図46】他の実施例を示す机と椅子を耐震構造にセッ
トした正面図。
【図47】他の実施例を示す図44の平面図。
【図48】他の実施例を示す貴品物倒壊防止装置の正面
図。
【図49】貴品物倒壊防止装置の他の実施例を示す縦断
面図。
【図50】貴品物倒壊防止装置の他の実施例を示す縦断
面模式図。
【図51】図50の平面図。
【図52】貴品物倒壊防止装置の他の実施例を示す正面
図。
【図53】他の実施例を示す燈籠倒壊防止装置の縦断面
図。
【図54】配管破断防止装置の実施例を示す縦断面側面
図。
【図55】その横断面図。
【図56】他の配管破断防止装置の実施例を示す縦断面
側面図。
【図57】他の配管破断防止装置の実施例を示す縦断面
側面図。
【図58】他の配管破断防止装置の実施例を示す断面斜
視図。
【図59】緩衝チューブの一例を示す斜視図。
【図60】緩衝チューブの他の実施例を示す斜視図。
【図61】緩衝チューブの他の実施例を示す斜視図。
【図62】緩衝チューブの他の実施例を示す側面図。
【図63】他の配管破断防止装置の実施例を示す縦断面
側面図。
【図64】他の実施例を示す縦断面側面図。
【図65】バルブおよびその近傍の破壊防止についての
他の実施例を示す縦断面側面図。
【図66】他の配管破断防止装置の実施例を示す縦断面
図。
【図67】ベッドでの地震報知装置についての実施例を
示す側面模式図。
【図68】塀ブロックについての倒壊防止装置の斜視
図。
【図69】玄関防護装置の正面図。
【図70】柱補強に関する実施例を示す正面図。
【図71】図70の横断面図。
【図72】柱補強に関する他の実施例を示す正面図。
【図73】図72の横断面図。
【図74】貴品物防護に関する他の実施例を示す斜視
図。
【図75】非常用品の保護方式の一例を示す断面図。
【図76】飲料水の確保にための実施例を示す模式図。
【図77】地震揺れを報知する手段を示す模式図。
【図78】同地震揺れを報知する他の手段を示す模式
図。
【図79】同地震揺れを報知する他の手段を示す模式
図。
【図80】柱での緩衝方式についての例を示す縦断面
図。
【図81】柱での緩衝方式についての他の例を示す縦断
面図。
【図82】玄関口からの非難時の安全性を考えた構造体
の一例を示す側面図。
【図83】戸部に非常口を構成した例を示す断面図。
【図84】枕を安全用具として構成した例を示す斜視
図。
【図85】枕を安全用具として構成した他の例を示す斜
視図。
【図86】枕が避難用品を兼ねる例を示す斜視図。
【図87】同枕を避難時に背負った様子を示す側面図。
【図88】枕を避難用品とした他の例を示す斜視図。
【図89】燈籠の地震対策例を示す正面図。
【図90】燈籠の地震対策例を示す正面図。
【図91】そのずれ止め手段を示す断面図。
【図92】鳥居を補強して地震対策とした例を示す正面
からの断面図。
【図93】電柱を補強して地震対策とした例を示す正面
からの断面図。
【図94】墓を補強して地震対策とした例を示す平面
図。
【図95】図94の例の正面図。
【図96】洋風ベッドについての地震対策例を示す斜視
図。
【図97】2段ベッドについての地震対策例を示す斜視
図。
【図98】同要部横断面図。
【図99】補強支柱の装着例を示す断面図。
【図100】補強支柱の他の装着例を示す断面図。
【図101】ベッド補強用の側枠例を示す正面図。
【図102】ベッド補強用の側枠例を示す正面図。
【図103】和風寝具での就寝用地震対策例を示す斜視
図。
【図104】和風寝具での就寝用地震対策例を示す斜視
図。
【図105】簡易ベッドの補強例を示す斜視図。
【図106】簡易ベッドの補強例を示す斜視図。
【図107】テーブルについての補強例を示す正面図。
【図108】図107のZ−Z線断面図。
【図109】図107の側面図。
【図110】テーブルについての他の対策例を示す正面
図。
【図111】図110のテーブルの平面図。
【図112】アジャスタ付補強脚の例を示す断面図。
【図113】テーブルについての他の対策例を示す正面
図。
【図114】テーブル補強体の脚間調節手段を示す断面
図。
【図115】1本脚式テーブルについての対策例を示す
側面図。
【図116】家具転倒防止策を示す側面図。
【図117】机と椅子を備えてその利用者を地震から防
護する装置の一例を示す平面図。
【図118】図117の側面図。
【図119】他の防護装置を示す側面図。
【図120】喫茶店内に対する防護装置を示す平面図。
【図121】図120の側面図。
【図122】他の防護装置を示す平面図。
【図123】図122の側面図。
【図124】他の防護装置例を示す側面図。
【図125】机の固定方式の一例を示す正面図。
【図126】同例の拡大断面図。
【図127】避難用具入れを掲示面付きとした例を示す
斜視図。
【図128】掲示板に避難用具入れを付属させた例を示
す斜視図。
【図129】プランターに避難用具入れを構成した例を
示す斜視図。
【図130】ベンチに避難用具入れを構成した例を示す
斜視図。
【図131】門柱に避難用具入れを構成した例を示す斜
視図。
【図132】郵便ポストに避難用具入れを構成した例を
示す斜視図。
【図133】ペットハウスに避難用具入れを構成した例
を示す斜視図。
【図134】自動車に避難用具入れを構成した例を示す
側面図。
【図135】避難用具入れに収納されるバールについて
の例を示す斜視図。
【図136】家屋の支柱を地震に対して強固に保持する
例を示す縦断面図。
【図137】同例の横断面図。
【図138】他の保持装置を示す正面図。
【図139】同例の横断面図。
【図140】燈籠の保持装置を示す正面図。
【図141】鳥居を保持する装置を示す正面図。
【図142】花鉢を保持する装置を示す正面図。
【符号の説明】
27,82,86,104,105…カプセル体。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年7月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 災害安全装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、地震(津波を含
む)、土砂崩れ、台風、洪水等の種々の災害に有効に機
能するようにした災害安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、近年では地震や津波あるいは土
砂崩れ等が激烈でしかも多発しているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのための対策とし
て、本出願人は先にカプセル体に関する提案をしたので
あるが、コスト的な問題もここに考慮しつつより安全性
の高い災害対策を採る必要があることを痛感した。
【0004】この発明は前記課題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、コスト的にも安
価につき、しかも、安全性の高い災害安全装置を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、地震等に対し人命を保全す
るための災害安全装置であって、アーチカルバート、マ
ンホール、型枠、ヒューム管等の既成構造体あるいは新
規製作構造体を一部あるいは全部に利用して内部空間を
有する耐久カプセル体を構成し、同カプセル体内に非常
時の生活必要手段を備えておくことを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1におい
て、耐久カプセル体は、建造物の内部あるいは外部に設
置されるものとされて、建造物内の人等が避難可能にな
っている。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項2におい
て、耐久カプセル体は、建造物の内部に設置され、同耐
久カプセル体内には、周位いずれの方向からも進入可能
とされている。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項2または3
において、耐久カプセル体には、その設置階より上方階
の人も避難可能になっている。
【0009】請求項5記載の発明は、請求項4におい
て、耐久カプセル体は、上方階の人が落ち込んでもその
際の衝撃を緩和可能になっている。
【0010】請求項6記載の発明は、地震等に対し配管
やバルブ等の配管類を防護する災害安全装置であって、
前記配管類は、その外周に緩衝材で保持されていること
を特徴とする。
【0011】請求項7記載の発明は、請求項6におい
て、緩衝材は、弾性チューブである。
【0012】請求項8記載の発明は、請求項6または7
において、配管類は、水等の流体を緩衝手段として備え
ている。
【0013】
【実施例】以下、図示した実施例を参照してこの発明を
詳細に説明する。図1、図2および図3は、この発明の
一実施例を示し、1は下水管用のアーチカルバート(M
規格)で、その他、現在既成の全規格のいずれをも利用
することができる。同アーチカルバート1の長手方向両
端には、端体2,2が結合され、広い内部空間(避難空
間)が形成されている。
【0014】端体2の一方には、出入り扉3が備え付け
られているが、両端体2に形成してもよい。この扉3
は、ワンタッチで開くように、内部空間からバネ等の反
発手段で開き勝手にしておき、把手を回すと瞬時に開く
ものとする。また、内側に向けて開くようにしておくと
入り易い。
【0015】こうしたカプセル体は、その内部空間に折
り畳み式のベッド4を備えるとともに、収納庫5を上方
に備え、また、寝具6等をも備えて生活必要手段を構成
する。さらに、密閉状態になると必要なエアボンベ7を
底部に配して、その内部に通常の空気を圧縮して常備で
きるようになっているとともに、エアーの逐次供給も可
能になっている。一方、炭酸ガス類の排出手段も備えた
換気手段も設けられている。さらに、図示しないがトイ
レや水タンク(定期交換可能型)なども備えている。
【0016】尚、前記アーチカルバート1は複数個で構
成してもよい。また、アーチカルバート1の個数に限定
されず、前記端体2を平坦な板状のものにしてもよい。
さらに、前記アーチカルバート1は軸方向を縦向きにし
て使用してもよい。また、図3に示すように、天井外部
や底面にゴム等の緩衝手段8を備え付けてもよい。さら
に、図3に示すように、アーチカルバート1の内面はそ
のままでなく、保温あるいは緩衝機能をもつ内装材9を
装着してもよい。
【0017】図4、図5および図6は、縦締型のアーチ
カルバート10を単一あるいは複数配列してカプセル体
の本体を構成し、同アーチカルバート10に端体11を
結合してカプセル体を構成したものである。同アーチカ
ルバート10は、PC鋼材15をカプラー12、アンカ
ープレート13等を使ってガイドプラグ14で結合する
もので、その間はシール16で密閉される。
【0018】このタイプでも前記実施例と同様の構成を
採ることができる。
【0019】図7および図8は、上下2分割特厚型アー
チカルバート18でカプセル体の本体を構成したもの
で、その単一個あるいは図示のように複数個を利用して
その両端に端体19を結合してなる。20はボルト、2
1は扉を示す。このアーチカルバート18は、図8に仮
想線で示すように、下部の角型部分を上部にも結合して
構成することができる。
【0020】図9は、地下鉄や共同溝、下水道のトンネ
ル用に使用される構造体23をそのまま利用してカプセ
ル体を構成する例を示す。このカプセル体は、その軸方
向を垂直あるいは水平に向けて設置する。同図に仮想線
で示すのは、構造体23を組み合わせ得ることを示すも
のである。内部の仕切壁24は通過可能に構成する。
【0021】図10は、前記したカプセル体27を如何
に建造物に配するかを示したもので、同図に示すよう
に、建造物26の中央位置にどの方向からでも入れるよ
うに組み込むことができ、その場合、1階のどの部屋だ
けからでなく、2階からでの落ち込み可能になってい
る。2階からの落ち込みに際しては緩衝手段が設けられ
る。
【0022】また、カプセル体27は、建造物26の底
部にも設け得る。この場合、瞬時に開く扉28の他、内
部にはそれに続く滑り板29が設けられているととも
に、緩衝手段30や側部防護壁31等を設ける。さら
に、建造物26の外部にもカプセル体27を設置可能で
ある。この場合、建造物26から直接入ることが可能で
あるとともに、滑り板29を使って2階からでも避難で
きるようになっている。
【0023】また、地震等の時、建造物26から逃動作
可能なようにカプセル体27にローラー32を備えたも
のを外部に設置してもよい。
【0024】図11は、梯形型カルバート34でカプセ
ル体を構成する例を示す。図12は、張出付き型カルバ
ート35でカプセル体を構成する例を示す。図13は、
2連通カルバート36でカプセル体を構成する例を示
す。図14は、円形カルバート37でカプセル体を構成
する例を示す。その他にも、図15に示すように、丸穴
型カルバート38でカプセル体を構成する例を示し、図
16に示すように、上下組み合わせ型39で構成しても
よく、また、図17に示すように、側面角穴付き40で
構成してもよい。この場合、角穴部分に覗き窓を組み込
む。
【0025】図18に示すように、PCボックスカルバ
ート(S型)41のものを、また、図19に示すよう
に、同PCボックスカルバート(SD型)42のものを
使用することができる。その他の形式のボックスカルバ
ートを使用することもできる。
【0026】図20は、ヒューム管(JISA530
3)のうちNC形管43をカプセル体として使用するも
のを示している。その他にも、例えば、B形管、C形
管、集水管(JHPAS−6等)、推進管(標準管、中
押管等)等によってもよい。
【0027】図21は、マンホールの1つを示し、この
場合、4号マンホール44をカプセル体として横向きに
して使用する例を示す。他のマンホールでもよいことは
勿論であり、この場合、蓋45をそのまま使用してもよ
いが、ワンタッチで瞬時に開放できるように改造をする
こともある。また、仮想線のように首部の短いマンホー
ルを使用することもできる。強度的に有利である。尚、
通穴46は、別途塞ぐかあるいは出入り口とするか、も
しくは覗き窓とか換気口にする。
【0028】図22は、厚肉シート・ライニング製品4
9をカプセル体として利用する例を示している。この場
合、水タンク50を接続したり、エアーボンベ51を接
続したりする他、排水手段や換気も構成する。このよう
な容器(タンク)は多種あり、それらを必要に応じてカ
プセル体として利用する。
【0029】図23は、型枠のうち、8角ベース枠53
を示す。これらを複数段積層して一体化しカプセル体と
して構成する。その他、防波ブロックを形成するための
十字ブロック型枠等を使用することもあるし、橋脚型枠
等も利用できる。図24は、会所(枡)形成用の型枠5
5をカプセル体として利用する例を示す。尚、貨物輸送
用のコンテナを一部改造して利用することもある。
【0030】図25および図26に示す実施例は、下水
や上水等の配管190に耐震構造を適用したもので、同
配管190を、発泡スチロールやゴム等により配管下面
に適合するブロック状に形成した支持ブロック191で
保持しておき、同ブロック191の底部に、土砂192
や砕石193…などを詰め込んだものである。尚、配管
190の他の部分は、緩衝片194…を詰め込んで耐震
構造とした。
【0031】図27に示す実施例は、配管190を緩衝
体である支持ブロック191で支持するとともに、更に
シート196で覆って防水体とした液槽197内に浮上
させるようにして緩衝するようにしたもので、液槽19
7内には、水とともに緩衝片198…を入れておき、通
常は緩衝片198…で保持しつつ非常時には水が放出し
て緩衝作用を発揮するようにしたものである。尚199
はリザーブタンクで、再度水を供給できる。
【0032】図28に示す実施例は、支持ブロック19
1の下部にシリンダ201を設けてOリング202を取
り付けるとともに液槽203内にオイル204を入れて
おいて非常時にオイルダンパとして作用するようにした
ものである。オイル204は絞り205を介してアキュ
ームレータ206に通じている。
【0033】図29に示す実施例は、配管190の下回
りに、長手方向に向く緩衝チューブ207の多数本を接
して配し、これらをつなぎ208で1まとめにしたもの
である。そして、緩衝チューブ207は、端部を貫通孔
状のものあるいは盲状にしたものでもよい。同チューブ
207の下方には土砂208や砕石209を配してあ
る。尚、図30は、端部を盲状にし内部に空気を封入し
たチューブ207を示し、図31は同じく水(オイルも
可)と空気を共に封入したチューブ207である。更
に、図61は、胴部を膨らませたチューブ207を示
す。また、図33は、胴部を細くしたチューブ207を
示す。
【0034】図34に示す実施例は、配管190を端部
盲状の緩衝チューブ210…で支持したもので、これら
のチューブ210…をアキュームレータ211に連通さ
せたものである。
【0035】図35に示す実施例は、水処理ブロック
(会所等)213から土中214に配管190が導かれ
たものにおいて、その導出箇所における破損を防止する
ためのものである。配管190は、発泡スチロールやゴ
ム等の半割れ締め付け型の緩衝体215で包むととも
に、同じく半割れ締め付け型のカバー216で覆って締
め金具217で固定したものである。
【0036】図36に示す実施例は、配管190間に設
けられたバルブ220とその近傍箇所を地震から防護す
るためのもので、発泡スチロールやゴム等の緩衝体22
1を止着手段222で付設したものである。図示では底
側に緩衝体221が設けられているが、全体に対して設
けてもよい。
【0037】図37に示す実施例は、配管190の同心
外部にカバー筒224を覆い、その間に発泡スチロール
225…の多数やゴムチューブ226…などの緩衝体を
充填したもので、水を入れてもよい。尚、仮想線で示す
以下のレベルにのみこのような構成にしてもよい。
【0038】図38に示す実施例は、緩衝体228を配
しそれ自体も耐震構造にしているとともに非常ボックス
229を備えたベッド230の中に揺れを検知する照明
装置231を配して制御ボックス232を介して報知器
233が作動するようにしてある。尚、緩衝体228か
らも揺れを検知するようにしてもよい。また、緩衝体2
28および照明装置231の双方から検知するようにし
てもよい。
【0039】尚、図27、図28、図34、図37等の
実施例においては、水、オイルあるいは空気等の緩衝用
の流体を入れるように構成されているが、この流体の流
入は、ねむの木等のように地震予知能力の非常に高いも
のから得る電位差変動に応じて開始するようにしてもよ
い。また、同流体の排出も前記予知に基づいて行うよう
にすることがある。
【0040】
【発明の効果】この発明は以上のような災害安全装置で
あるので、コスト的にも安価につき、しかも、安全性の
高い災害安全装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す災害安全装置の正面
図。
【図2】同実施例の左側面図。
【図3】同実施例の断面図。
【図4】他の実施例を示す災害安全装置の正面図。
【図5】同実施例のアーチカルバートの断面図。
【図6】同実施例の要部拡大図。
【図7】他の実施例を示す災害安全装置の正面からの断
面図。
【図8】同実施例の横断面図。
【図9】他の実施例を示す平面図。
【図10】他の実施例を示す建造物模式図。
【図11】他の構造体を示す模式図。
【図12】他の構造体を示す模式図。
【図13】他の構造体を示す模式図。
【図14】他の構造体を示す模式図。
【図15】他の構造体を示す模式図。
【図16】他の構造体を示す模式図。
【図17】他の構造体を示す模式図。
【図18】他の構造体を示す模式斜視図。
【図19】他の構造体を示す模式斜視図。
【図20】他の実施例を示す模式断面図。
【図21】他の実施例を示す模式断面図。
【図22】他の実施例を示す正面図。
【図23】他の構造体を示す模式斜視図。
【図24】他の構造体を示す模式斜視図。
【図25】配管破断防止装置の実施例を示す縦断面側面
図。
【図26】その横断面図。
【図27】他の配管破断防止装置の実施例を示す縦断面
側面図。
【図28】他の配管破断防止装置の実施例を示す縦断面
側面図。
【図29】他の配管破断防止装置の実施例を示す断面斜
視図。
【図30】緩衝チューブの一例を示す斜視図。
【図31】緩衝チューブの他の実施例を示す斜視図。
【図32】緩衝チューブの他の実施例を示す斜視図。
【図33】緩衝チューブの他の実施例を示す側面図。
【図34】他の配管破断防止装置の実施例を示す縦断面
側面図。
【図35】他の実施例を示す縦断面側面図。
【図36】バルブおよびその近傍の破壊防止についての
他の実施例を示す縦断面側面図。
【図37】他の配管破断防止装置の実施例を示す縦断面
図。
【図38】ベッドでの地震報知装置についての実施例を
示す側面模式図。
【符号の説明】 27,82,86,104,105…耐久カプセル体、
190…配管、194,198,207,210,21
5,221,225,226…緩衝材。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図33】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地震等に対し人命を保全するための災害
    安全装置であって、アーチカルバート、マンホール、型
    枠、ヒューム管等の既成構造体あるいは新規製作構造体
    を一部あるいは全部に利用して内部空間を有する耐久カ
    プセル体を構成し、同カプセル体内に非常時の生活必要
    手段を備えておくことを特徴とする災害安全装置。
  2. 【請求項2】 地震等に対し人命を保全するための災害
    安全装置であって、同装置は、建造物に直結あるいは隣
    接する等、関連して配されるようになっていることを特
    徴とする災害安全装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、同装置は、
    入口から滑り込みあるいは落込手段を備えている災害安
    全装置。
  4. 【請求項4】 地震等に対し人命を保全するための災害
    安全装置であって、ベッド自体が耐震構造体で構成さ
    れ、その内部空間で非常時の生活必要手段を備えている
    ことを特徴とする災害安全装置。
  5. 【請求項5】 地震等に対し人命を保全するための災害
    安全装置であって、襖あるいは障子等の開閉手段自体が
    耐震構造体になっている災害安全装置。
  6. 【請求項6】 地震等に対し人命を保全するための災害
    安全装置であって、机、食卓机、こたつ等で代表される
    家具自体が耐震構造体とされているとともに、同構造体
    の内部空間に生活必要手段が構成されている災害安全装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、耐震構造体が建造物
    の床盤にも支持されるようになっている災害安全装置。
  8. 【請求項8】 請求項6または7において、耐震構造体
    の内部空間が建造物の外部にも通じている災害安全装
    置。
  9. 【請求項9】 地震等に対し人命を保全するための災害
    安全装置であって、エレベータの内部空間が避難場所と
    され、同エレベータの内部に生活必要手段が構成されて
    いることを特徴とする災害安全装置。
  10. 【請求項10】 地震等に対し人命を保全するための災
    害安全装置であって、エレベータの底面が避難出口とさ
    れるとともに、エレベータ昇降用空間の底部に脱出口が
    設けられていることを特徴とする災害安全装置。
  11. 【請求項11】 地震等に対し人命を保全するための災
    害安全装置であって、耐久カプセル体が水面浮上式に設
    けられていることを特徴とする災害安全装置。
  12. 【請求項12】 地震等に対し人命を保全するための災
    害安全装置であって、建造物それ自体が、水面浮上式と
    されていることを特徴とする災害安全装置。
  13. 【請求項13】 地震等に対し人命を保全するための災
    害安全装置であって、建造物それ自体の内部空間におけ
    る略中央位置に耐久カプセル体として構成されるように
    なっている災害安全装置。
  14. 【請求項14】 地震等に対し人命を保全するための災
    害安全装置であって、耐久カプセル体の外周囲に緩衝手
    段が設けられていることを特徴とする災害安全装置。
  15. 【請求項15】 請求項14において、緩衝手段が廃タ
    イヤに基づいたものである災害安全装置。
  16. 【請求項16】 地震等に対し人命を保全するための災
    害安全装置であって、建造物の側壁及び床壁がL字形の
    耐久板で構成され、同耐久体が地震時に回転することで
    避難空間を形成するようになっていることを特徴とする
    災害安全装置。
  17. 【請求項17】 地震等に対し人命を保全するための災
    害安全装置であって、建造物の床壁が地震時に開閉可能
    とされており、かつ、同床壁の下方には、落込ピットが
    設けられていることを特徴とする災害安全装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013018469A (ja) * 2011-07-12 2013-01-31 Haruo Suzaki 災害用緊急避難カプセル
JP2013087619A (ja) * 2011-10-22 2013-05-13 Haruo Suzaki 災害用緊急避難カプセル(簡易据置型)
JP2015110896A (ja) * 2013-10-31 2015-06-18 株式会社大昇 シェルター
US11134787B2 (en) 2018-05-16 2021-10-05 Bestar Inc. Anti-shearing and anti-crushing device on a retractable bed

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