JP2009174287A - 安全防護装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造の簡略さに基づいて現場への搬送・搬入・組立作業が簡単かつ迅速に行えるとともに構造が簡略・軽量でありながら倒壊負荷に対して剛強に抵抗して内部避難者を地震から有効に護りしかも構造の簡略化により低廉な安全防護装置を提供すること。
を提供すること。
【解決手段】支柱部分と天面部分とをL形に曲がった部材として備えた主防護フレームを対倒壊用のフレームとして有し、これら主防護フレームの複数本を、前記天面部分同士が天井面の中央に向けて集まるようにして結合することでこれら主防護フレームの内部が対倒壊用の避難場所を形成するように構成されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、地震に伴う家屋の倒壊などの危険から住民を防護することのできる安全防護装置に関する。
地震に伴う家屋の倒壊は圧死を招き、特に、就寝中にあっては無防備で避難に時間がかかりしかも就寝が木造家屋の比較的倒壊しやすい和室であることなどからして圧死する確率が非常に高い。
そのことを考慮して、金属フレームで枠型にした安全防護装置をベッド周りなどに装備するようにした有効な対策案が提供されてはいるものの、高価がものであったり構造的に複雑なものであったりして一般に普及していないのが現状である。
この発明は、上記に鑑みなされたもので、構造の簡略さに基づいて現場への搬送・搬入・組立作業が簡単かつ迅速に行えるとともに構造が簡略・軽量でありながら倒壊負荷に対して剛強に抵抗して内部避難者を地震から有効に護りしかも構造の簡略化により低廉な安全防護装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、支柱部分と天面部分とをL形に曲がった部材として備えた主防護フレームを対倒壊用のフレームとして有し、これら主防護フレームの複数本を、前記天面部分同士が天井面の中央に向けて集まるようにして結合することでこれら主防護フレームの内部が対倒壊用の避難場所を形成するように構成されている。同装置は、畳間や板間を問わず設置できるとともに通常の避難シェルターとしてまた就寝用防護装置としても使用できるものである。
この発明によれば、支柱部分と天面部分とをL形に曲がった部材として備えた主防護フレームを対倒壊用のフレームとして有し、これら主防護フレームの複数本を、前記天面部分同士が天井面の中央に向けて集まるようにして結合することでこれら主防護フレームの内部が対倒壊用の避難場所を形成するように構成されているので、構造の簡略さに基づいて現場への搬送・搬入・組立作業が簡単かつ迅速に行えるとともに構造が簡略・軽量でありながら倒壊負荷に対して剛強に抵抗して内部避難者を地震から有効に護りしかも構造の簡略化により低廉な安全防護装置を提供することができて普及により圧死などが激減するようになる。
以下、この発明の一実施形態を図面にしたがって説明するが、ここで説明する各実施形態に含まれる個々の提案例は他の実施形態にも適用されるものとする。また、各構成部材の材質は鉄材を基本として説明するが、アルミ合金・チタン合金などの他の金属材や木材さらに樹脂など現存するすべてのものを利用し得るものとする。
図1および図2は、この発明に係る安全防護装置の1つの実施形態を示し、構造の簡略さに基づいて現場への搬送・搬入・組立作業が簡単かつ迅速に行えるとともに構造が簡略・軽量でありながら倒壊負荷に対して剛強に抵抗して内部避難者を地震から有効に護りしかも構造の簡略化により低廉な安全防護装置を提供することができるようにすることを目的としている。図1はその装置の平面図、図2は図1の装置を出入側からみた正面図である。
1は和室における畳材である既設床材で、その床下支持構造は図示省略されているが床束、大引き材、根太材および床下材などで構成されている。また、この床材1は、リビングなどにおけるように床板(1枚あるいは2枚など重ね仕上げの双方を含む)のこともある。2は主防護フレームで、鉄製の丸パイプを直角に曲げたもので、その曲げ半径Rは図示した大きな曲げ半径(例えば、70〜80cm)のものの他、小さい曲げ半径(例えば、20〜40cm)のものにすることがある。
主防護フレーム2は、垂直な支柱部分3と水平な天面部分4とを一体に備えるとともに、支柱部分3の下端には図2の左下欄に断面を示すように抜差し自在な座軸5付き脚座6を備えている。
これら主防護フレーム2は共通メンバーとして4本用意されてすべての天面部分4…が天井面の平面中央に向けて伸びるように設置される。これら主防護フレーム2の中央に伸びた部分は、中央ジョイント7により止着具8を介して結合されている。
中央ジョイント7は、一定の角度をなして四方に伸びるパイプ部分を有する変形X字形とされたもので、同実施形態の場合、長い側の1本の第1パイプ9と短い2本の第2パイプ10とでなり、2本の第2パイプ10は、第1パイプ9に対して略60の角度をなして斜めに突出する関係になっている。
尚、中央ジョイント7は、1本の主防護フレーム2の天面部分4の先端に溶接一体化しておいたり止着具8で正規角度(主防護フレーム2のなす面と中央ジョイント7のなす面とは直角)のもとで止め付けておくことができる(このことは他の実施形態でも同様に適用することができる)。止着具8は、天面部分4を押し止めるようにするタイプと同天面部分4を貫通する通しボルト固定タイプ(図示実施形態)である場合とがあり、その他の止め付け方式を採用することは自由である。
前記中央ジョイント7は、設置用架台12で固定しておく施工方法も可能である。この実施形態の場合、昇降アジャスタ機能を備えた架台12の下板13と上板14との間に中央ジョイント7を挟んで締付具15により締め付け固定しておくことにより同ジョイント7から伸びた第1・第2パイプ9,10の4本に主防護フレーム2…を差し込んで止め付けるように作業をする。中央ジョイント7の交差中央部分の上下には突起aを付しておきこれに上板14および下板13の中央に明けた孔bが位置決めとして嵌り合うようにすれば中央ジョイント7と架台12との芯合わせは容易かつ確実にできる。前記突起aは中央ジョイント7の上面側のみとすれば下側に突起物が出ない安全なものとなる。
前記架台12は、図2の仮想線のように床上に設置されるが、その下板13である上端レベルは図示よりも高く(例えば、20cm前後高く)調整・固定しておけば、主防護フレーム2…の下端が床上面より高く浮き上がった高さで取り付けられるようになり(図8参照)、この場合、主防護フレーム2…の下端が浮き上がっているので脚座6を差込みやすくなるだけでなく、架台12によって水平に規定された中央ジョイント7のパイプ9,10に差し込まれる主防護フレーム2は支柱部分3が重力の作用により自然に垂直に垂れ下がった状態になるので止着具8を差込む孔合わせが容易で同止着具8が差し込みやすくしかも主防護フレーム2…を垂直に角度合わせしてその状態を維持させる必要もなく組立作業が迅速で確実に行えることになる。
架台12において、16は台座、17は固定ネジパイプ、18はロックナット、19は昇降ネジ軸、20は昇降ハンドルである。尚、下板13は、昇降ネジ軸19とともに回転するタイプと昇降ネジ軸19とは別個に回転(遊転)するタイプとがある。後者の場合、昇降ネジ軸19を上下させても中央ジョイント7が回転しないので装置の方向性が変化せず作業がしやすい。同架台12はパンタグラフ方式でもよい。また、同架台12は、敷具22(あるいはベッド)が先に敷設(あるいは設置)されている場合には、これらを跨ぐように台座16′を構成することができる(図8・図12・図13を参照)。
各主防護フレーム2の下端には脚座6を一体に固着してもよいし、同実施形態のように脚座6付きの座軸5が差し込まれるようにしてもよい。この実施形態の場合、床上に畳である和式敷具22が敷設されており、その4つのコーナーが脚座6の上に乗り掛かるようにされている。敷具22の脚座6に乗り掛からない広い面部は浮き勝ちになるためその底面には図1の左下欄に示すスペーサ(合板など)cが挟み入れられて安定なものとされる。また、敷具22はコーナーが面取り状とされて主防護フレーム2の基部に接近状態とされているが、そのコーナー部分は、主防護フレーム2周りに設けられた4本の押さえ具23の押さえ板24が乗り掛かる状態とされている。そして、押さえ板24は、貫通ボルト・ナットあるいは上からのビス止めなどによる止め具25により敷具22に結合されている。押さえ具23は、図2の左側に示すように止着具(押さえボルトタイプと貫通ボルトタイプとがある)8により主防護フレーム2に固定してもよいが、図2の右側に示すように自由にして噛み込むようにすることで梃子作用で移動しないようにしてもよい。
尚、敷具22は、一般サイズのものでなく、和式敷布団・掛け布団などのサイズに基づいて大きい特注サイズとしたもので、例えば、幅が1.5m・長さが2.3mなどの大きいものとする。同敷具22は一般の厚みでなく1.5倍あるいは2倍などに厚くしたものにしてもよい。図2の右下欄は一般の厚みの敷具22を2枚など複数枚に重ね合わせたものを例示しており、このように両者間に前記押さえ具23を挟み込むようにして止め付ければ敷具22と主防護フレーム2とはより結合力を発揮する。押さえ具23は、寝具がベッドである場合には必要としないが、補強パイプとして支柱部分3の外周に装備してもよい。このように主防護フレーム2を敷具22に結合すれば、主防護フレーム2…の開き現象が敷具22により規制されて主防護フレーム2の地震における安定性が向上するだけでなく広い面積の敷具22の抵抗により床抜けも有効に防止される。同敷具22に代えて図4のようなベッドを既設あるいは新設として組み合わせることもできる。前記中央ジョイント7は樹脂一体成型によるものでもよい。主防護フレーム2は四角パイプなど他の幾何学断面形状のものでもよい。
前記主防護フレーム2の構築された上面には、主防護フレーム2上に突設したブラケット26を介して四辺形や丸形などをした天枠27を取り付けてもよい。この場合、図1の仮想線のように丸形にしてもよい。これら天枠27によれば、X字形主防護フレーム2のフレーム間に残されたV字形空間を介する倒壊被害を防護する。
尚、天枠27上には、樹脂袋内のエアーを抜くことで圧縮状態を保持可能な布団や座布団などを入れた圧縮袋28を載せて緩衝作用を発揮させることもできる。この場合、同圧縮袋28は、圧縮途中の状態に保持して天枠27上に載せることもできるし、袋内には発泡スチロールやウレタンなどの樹脂ピースやシートなどを入れることもできる。発泡スチロールやウレタンなどを緩衝部材として装備することができる。このことは以下の実施形態でも適用できるものである。
また、中央ジョイント7は、四方にパイプが伸びていたが、五方に伸びていてもよい。例えば、装置の入り口側でなくその奥側にパイプを伸ばして奥側にも主防護フレーム2を装備してもよい。さらに、図1の右下欄に示すように、中央ジョイント7のパイプ(あるいはロッド)の方を小径としその外周に主防護フレーム2のパイプを嵌めこむようにしてもよい。
中央ジョイント7は、図1の右下欄に仮想線で示すように、丸パイプを寸切りしたものを本体33としその外周に差込用の4本のパイプを突設したものにしてもよい。この場合、寸切りした本体33にパイプを差し込んで溶接すれば強固になる。
さらに、中央ジョイント29は、図1の右上欄に示すように、コの字形をした本体30の両端に突出軸31を突設したものの一対を中央軸32周りに回転および締め付け自在に組み合わせて構成してもよい。この場合、すべての突出軸31…は同じ高さとするが異なる高さでもよい。この実施形態の場合、X字の交差角は組立作業時に変更可能であるので、例えば、突出軸31に差し込まれた主防護フレーム2…のなす角度を変更自在であり、さらに突出軸31に対し主防護フレーム2を出し入れ自在としておくことで、主防護フレーム2の基部のなす四辺形頂点位置を変更自在であるので、例えば、下のベッドが既存のものでその寸法が如何なるものであっても共通の中央ジョイント29によってそれにマッチングさせて防護装置を組み上げることが可能になる。
また、前記実施形態では特製畳上に和式寝具を敷いて就寝しその就寝者を防護するように構成したが、洋式としてのベッドを防護する装置としてもよい。この場合のベッドは、既存と新規の双方を含む。
さらに、図8および図13に示すように、本装置の主防護フレーム2…は、床下地盤に固着された新規の床下躯体側に連結固定するようにしてもよい。
また、前記主防護フレーム2の下端間あるいは中間高さ間は、繋ぎ材で連結するようにしてもよい(このことは他の実施形態でも適用できる)。この場合、短い辺間のみをつなぐようにしてもよい。
図3ないし図5は他の実施形態を示す。同実施形態は、構造の簡略さに基づいて現場への搬送・搬入・組立作業が簡単かつ迅速に行えるとともに構造が簡略・軽量でありながら倒壊負荷に対して剛強に抵抗して内部避難者を地震から有効に護りしかも構造の簡略化により低廉な安全防護装置に関する。
35は主防護フレームで、支柱部分36と天面部分37を備え丸パイプを一体曲げ成型したもので、脚座38をそれぞれ備える。これら主防護フレーム35の4本を用意し、ここでは既存のベッド39にマッチングさせながら設置する。新規なベッドでもよいことは当然である。脚座38は前記のような差込み式の他溶接固着したものでもよい。また、ベッド39と主防護フレーム35とは止着具により結合することが望ましい。
主防護フレーム35は平面上の中央に向けて伸びており、それらの先端部分は中央ジョイント40により結合されている。この中央ジョイント40は、主防護フレーム35のうち対角線上にあるものが一直線上に保ったままで一方の対角線上にあるものと他方のそれとの角度を変更自在であるとともに、各主防護フレーム35は伸縮調整可能にしてある。即ち、主防護フレーム35の支柱部分36の設置位置をベッド39のサイズに合わせて自在に変更できるようにしてある。それは中央ジョイント40によりなされる。
中央ジョイント40は、図5に分解図を示すように、上板41と下板42を備え、それぞれの板41,42の中心を通る線上には、四角筒状の差込パイプ43…が各一対ずつ溶接により固着されているとともに、同パイプ43には止着具44が設けられて主防護フレーム35を締め付け固定できるようにしてある。
上板41には中心に通孔45が開けられているとともに裏面にはスペーサ46が固着されてボルト47が通されるようになっている。下板42にも中心に通孔48が開けられるとともにその裏面にはナット49が固着されている。
上板41と下板42とはボルト47により回転自在で固着も可能に結合される。上板41の差込パイプ43と下板42の差込パイプ43は互いに交差する関係とされる。そして、こうした中央ジョイント40は、図4に仮想線で示すように、設置用の架台51上に前記ボルト47を利用して共締めすることで載置固定される。そのうえで、各差込パイプ43に主防護フレーム35が差し込まれる。架台51は、図示のように床上に設置され、従ってベッド39のない床上で作業は進められる。
尚、架台51は図8のように少し高く設定して主防護フレーム35が浮上がる状態で組み立ててもよい。架台51の上部受け座は昇降ネジ軸とは別個に回転するようにする。
架台51の下部は、図2および図8のようにベッド39を跨ぐものにしてもよい。また、架台51は、図示のように搬送用ローラー付きのものにしてもよい。
さらに、本装置とベッド39とは止着具8…により連結してもよい。
そして、中央ジョイント40に4本の主防護フレーム35が差し込まれた状態の防護装置をベッド39回りに持ってきて、その後、支柱部分36…がベッド39のコーナー外部にくるようにマッチングさせる。このマッチングは、上板・下板41,42を回転するとともに主防護フレーム35を伸縮調整することで行われる。その後、止着具44を締め付けにより固定するとともに架台51のない状態でボルト・ナット47,49を締め付けて上板・下板41,42間に差込パイプ43…を挟み固着する。
尚、52は天枠である。前記上板41、下板42は四辺形の板でもよい。
図6は他の実施形態を示す。同実施形態は、中央ジョイント55についての他の実施形態で、長い第1パイプ56と短く一対の第2パイプ57とで構成され、短い第2パイプ57は連結板58でつながれている。連結板58は下の第1パイプ56上で回転可能であり、59はボルト、60はナットを示す。そして、各パイプ56,57には主防護フレーム61が差し込まれて伸縮可能でありながら止着具62により固定できるようになっている。
従って、前記実施形態のようにベッドの大きさに応じて防護装置をマッチングさせることができる。尚、連結板58は強度を上げるため右欄のような溝鋼や四角パイプなどでもよい。
図7および図8は他の実施形態を示す。同実施形態は、構造の簡略さに基づいて現場への搬送・搬入・組立作業が簡単かつ迅速に行えるとともに構造が簡略・軽量でありながら倒壊負荷に対して剛強に抵抗して内部避難者を地震から有効に護りしかも構造の簡略化により低廉な安全防護装置に関するもので、特に、中央ジョイントが天枠を兼ねている実施形態である。
65は主防護フレームで、支柱部分66と天面部分67で直角に曲げ成型してなる。同主防護フレーム65は脚座68を備える。
70は天枠で、主防護フレーム65の差込パイプ69を結合するフレームであるとともに上方からの倒壊物の防護役を兼ねている。同天枠70は、丸パイプなどで平面四角に形成された本体71と、その中をつなぐ連結バー72および連結バー72上をつなぐセンタープレート74とを備える。
本体71・連結バー72周りには下向きに突出する連結軸75を備えた縦・横スライダ76,77が4組ずつ設けられている。これらスライダ76,77は図7の矢印のように縦横に自由に移動できることにより連結軸75に連結された主防護フレーム65は角度を変更することができる。それとともに、主防護フレーム65は差込パイプ69に対し伸縮自在であるとともに止着具78により適宜位置で固定される。なお、連結軸75は差込パイプ69に通されてナットにより緩めたり固定したりすることができる。
79は設置用の架台で、昇降調節可能なもので、その天板80にはセンタープレート74が載せられて固定されることで天枠70は高く固定される。差込パイプ69…はスライダ76,77により自由に角度変更可能であり、その先端に差し込まれた主防護フレーム65も同様に角度変更自在である。主防護フレーム65も独自に伸縮可能であるので、予め採寸したベッドや畳などに対して主防護フレーム65の脚部位置をマッチング可能である。完成した防護装置は、架台79を下げることでベッドなどの周囲に設置することができる。前記天板80は、昇降ネジ軸に対して独自に回転できるものとする。また、架台79の基台は仮想線のようにベッドや畳22を跨ぐものにすることもある。
尚、差込パイプ69は、右欄のように丸パイプであるが、その右欄のように四角パイプでもよく、さらに、その内部にナイロン樹脂のようなすべりやすい内筒81を備えてもよい。
また、天枠70は図7に仮想線で示すようにベッドの長手方向に対応する部分を大きくした形にすることができる。
さらに、図8に示すように、ベッド以外に畳22を敷設してもよい。
また、本装置は、床下支持躯体82に連結可能にしてもよい。
図9ないし図11は他の実施形態を示す。同実施形態は、構造の簡略さに基づいて現場への搬送・搬入・組立作業が簡単かつ迅速に行えるとともに構造が簡略・軽量でありながら倒壊負荷に対して剛強に抵抗して内部避難者を地震から有効に護りしかも構造の簡略化により低廉な安全防護装置に関するもので、特に、既存あるいは新規のベッド83や新規な特製畳(っ図9の右欄仮想線)84などのもつ重量を利用して主防護フレーム85を立てるようにし、それらの主防護フレーム85を天枠86および締め付け枠96により挟み付けて一体化するようにしたものである。
90は差込ブラケットで、主防護フレーム85の基部を差し込むためのもので、同ブラケット90は、ベッド83のコーナー下に差し込むための座板91を備えるとともにベッド83のコーナーに沿って当てがい位置決めするためのL形当て板92を備える。そして、同ブラケット90には差込筒93が固定されており、この筒93に主防護フレーム85の基部が差し込まれるようになっている。
主防護フレーム85は図10の矢印のように振ることができ、図示のように先端が中央を向くようにして定着させ、そののち天枠86をこれら主防護フレーム85の上に載置する。天枠86は4本の主防護フレーム85の上に渡るようにされる。天枠86の枠内には2本の横架材94が渡されるとともに横架材94間には対向板95が横架されている。そして、対向板95から横架材94の下方に対向するように四角枠状に形成した締め付け枠96を別体枠として用意する。
天枠86が主防護フレーム85上に載せ付けられることで横架材94も主防護フレーム85上に載せ付けられる。下方から主防護フレーム85の底面に当たるようにして締め付け枠96を当てがい止着具97…により締め付け枠96と横架材94とを締め付ける。この締め付けにより主防護フレーム85はこれら94,96間に締め付け固定される。
尚、図9の右欄に示すように、特製畳84に対しては当て板92にビス孔98を開けておき、この孔98を通じてビスをねじ込むことによって畳84と防護装置が連結されて安定で底抜けしない状態を得る。同孔98はベッドへの連結ボルトを通すための孔として利用してもよい。
また、図11に示すように、99は底当てである。
さらに、図9の右欄に示すように、2本のパイプ100を立設してこれら2本により当て機能をもたせるとともにそのうち1本を主防護フレーム85の差込用として構成してもよい。
また、本装置は、床下支持躯体に連結可能にしてもよい。
図12および図13は他の実施形態を示す。同実施形態は、構造の簡略さに基づいて現場への搬送・搬入・組立作業が簡単かつ迅速に行えるとともに構造が簡略・軽量でありながら倒壊負荷に対して剛強に抵抗して内部避難者を地震から有効に護りしかも構造の簡略化により低廉な安全防護装置に関する。
101は和室における畳材である既設床材で、その床下支持構造は図示省略されているが床束、大引き材、根太材および床下材などで構成されている。また、この床材101は、リビングなどにおけるように床板(1枚あるいは2枚など重ね仕上げの双方を含む)のこともある。102は主防護フレームで、鉄製の丸パイプを直角に曲げたものである。
主防護フレーム102は、垂直な支柱部分103と水平な天面部分104とを一体に備えるとともに、支柱部分103の下端は一体あるいは脱着自在な脚座106を備えている。
これら主防護フレーム102は共通メンバーとして4本用意されてすべての天面部分104…が天井面の平面中央に向けて伸びるように設置される。これら主防護フレーム102は、中央ジョイント107により止着具108を介して結合されている。
中央ジョイント107は、一定の角度をなして四方に伸びるパイプ部分を有する変形X字形とされたもので、同実施形態の場合、長い側の1本の第1パイプ109と短い2本の第2パイプ110とでなり、2本の第2パイプ110は、第1パイプ109に対して略60の角度をなして斜めに突出する関係になっている。
中央ジョイント107の中央上面には、円板型あるいは矩形などをしたセンタープレート105でさらに一体結合され、その面には4個の貫通孔が開けられている。また、中央ジョイント107の各パイプ109,110の先端には、接続パイプ111が溶接固着され、このパイプ111に前記主防護フレーム102がそれぞれ挿通固定されるようになっている。止着具108は、天面部分104を押し止めるようにするタイプと同天面部分104を貫通する通しボルト固定タイプ(図示実施形態)である場合とがあり、その他の止め付け方式を採用することは自由である。
前記中央ジョイント107は、設置用架台112で固定しておく施工方法も可能である。この実施形態の場合、同架台112は、全体がコの字形をしていてベッド113を跨ぐようにされる基台114と、同台114の中央に昇降自在とされた昇降ネジ軸115と、同ネジ軸115に設けられた回転ハンドル116と、ネジ軸115の上端に独自に回転可能に設けられた下板117とでなり、下板117は前記センタープレート105と同じく円板で4個の貫通孔を有するものとされている。既存あるいは新設のベッド113が設置された状態で、先に低くした架台112をベッド113を跨ぐようにしてセットしてベッド113と芯合わせをしておく。下板117上には中央ジョイント107を載せて所定の方向に向くようにするとともに下板113上にセンタープレート105が対面するようにする。そして止着具118…によりセンタープレート15と下板117とを連結固定し、その後回転ハンドル116を回して中央ジョイント107を持ち上げるようにする。持ち上がった中央ジョイント107に対し、主防護フレーム102を差込み、止着具108で固定してのち、回転ハンドル116により装置全体を下げて設置は完了する。ベッド113に装置を位置合わせするには、主防護フレーム102を出し入れすることでなされる。そのため、止着具108は押し付けボルト式にしたり、主防護フレーム102の先端に複数の孔を配列しておいて貫通ボルトで適宜位置で固定できるようにする。
この実施形態の場合、床上に畳である和式敷具が敷設されてもよい。この場合、敷具は、一般サイズのものでなく、和式敷布団・掛け布団などのサイズに基づいて大きい特注サイズとしたもので、例えば、幅が1.5m・長さが2.3mなどの大きいものとする。この敷具は本装置の下端に連結すれば、主防護フレーム102…の開き現象が敷具により規制されて主防護フレーム102の地震における安定性が向上するだけでなく広い面積の敷具の抵抗により床抜けも有効に防止される。前記中央ジョイント107のパイプ109,110は図12の上欄に示すように丸パイプであるが、四角パイプなど他の幾何学断面形状のものでもよい。
前記主防護フレーム102の構築された上面には、主防護フレーム102上に突設したブラケット120を介して四辺形や丸形などをした天枠121を取り付けてもよい。天枠121によれば、X字形主防護フレーム102のフレーム間に残されたV字形空間を介する倒壊被害を防護する。
尚、中央ジョイント107は、四方にパイプが伸びていたが、五方に伸びていてもよい。例えば、装置の入り口側でなくその奥側にパイプを伸ばして奥側にも主防護フレーム102を装備してもよい。
また、本装置は、床下支持躯体122に連結可能にしてもよい。
図14ないし図16は他の実施形態を示す。同実施形態は、曲げパイプを使用して強固に天板を支持した食卓テーブルに関するものである。これらの図において、124は天板で、耐震強度に富む木質構造であるが樹脂や金属質でもよい。125は主防護フレームで、垂直な部分と水平な部分とを曲げ成型により形成した共通パイプ部材であり、各下端には受け座126が設けられている。これら主防護フレーム125の4本を用意して、天板124の裏面に固着しておいた第1受け具126・第2受け具127に差し込んで固定してある。
第1受け具126は、長い溝型鋼である本体128の両脇にフランジ129を備えた部材で、第2受け具127は短い溝型鋼である本体130の両脇にフランジ131を付した部材になっている。第1受け具126および第2受け具127は共に天板124の対角線上に配置され止着具132により固着されている。これら受け具126,127の本体内に前記主防護フレーム125を挿通固定して耐震テーブルが構成されている。
尚、図15に仮想線で示すように、床下構造躯体133に同テーブルを連結してもよい。
本発明の一実施形態を示す平面図。 図1の正面図。 他の実施形態を示す平面図。 図3の正面図。 図3および図4の中央ジョイントを示す分解斜視図。 中央ジョイントの他の実施形態を示す分解斜視図。 他の実施形態を示す平面図。 他の実施形態を示す正面図。 他の実施形態を示す平面図。 同組立状態の防護装置を示す平面図。 同実施形態の正面図。 他の実施形態を示す平面図。 図12の装置を組立途上において示す正面図。 他の実施形態を示す耐震テーブルの平面図。 図14のテーブルの正面図。 図15のH−H線断面に基づく底面図。
符号の説明
1…床材 2…主防護フレーム 3…支柱部分 4…天面部分 7…中央ジョイント。

Claims (1)

  1. 支柱部分と天面部分とをL形に曲がった部材として備えた主防護フレームを対倒壊用のフレームとして有し、これら主防護フレームの複数本を、前記天面部分同士が天井面の中央に向けて集まるようにして結合することでこれら主防護フレームの内部が対倒壊用の避難場所を形成するように構成されている安全防護装置。
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