JP3145649U - 耐震組立ベッド - Google Patents

耐震組立ベッド Download PDF

Info

Publication number
JP3145649U
JP3145649U JP2008005381U JP2008005381U JP3145649U JP 3145649 U JP3145649 U JP 3145649U JP 2008005381 U JP2008005381 U JP 2008005381U JP 2008005381 U JP2008005381 U JP 2008005381U JP 3145649 U JP3145649 U JP 3145649U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bolt
ceiling
hole
joint
column
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008005381U
Other languages
English (en)
Inventor
岩夫 江尻
Original Assignee
岩夫 江尻
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 岩夫 江尻 filed Critical 岩夫 江尻
Priority to JP2008005381U priority Critical patent/JP3145649U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3145649U publication Critical patent/JP3145649U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C31/00Details or accessories for chairs, beds, or the like, not provided for in other groups of this subclass, e.g. upholstery fasteners, mattress protectors, stretching devices for mattress nets
    • A47C31/002Anti-earthquake means

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Emergency Management (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Emergency Lowering Means (AREA)

Abstract

【課題】狭い場所においても搬入及び組立が容易であり、震度の大きい地震であっても、倒壊した建造物により損壊することがなく、複数人が避難可能な堅固な耐震組立ベッドを提供する。
【解決手段】角パイプからなる4本の支柱(10)と、床部枠体(20)と、天井部枠体(30)と、脚柱(40)を備え、これらは継手とボルトにより固着される。支柱はナット及び壁にボルト挿入用の貫通孔が設けられ、床部枠体及び天井部枠体は角パイプにより矩形状に形成され、4角に継手を挿入するためのパイプからなる系止部を備える。この系止部は外壁面にボルトを螺合するためのナット及び壁にはボルトを挿入する為の貫通孔を備える。脚柱は上記支柱と横断面が同一のパイプからなり、外壁面にボルトを螺合するためのナット及び壁面にはボルト挿入用の貫通孔が設けられている。これらにボルト嵌通孔を有する継手を挿入してボルトで各部を固着する。
【選択図】図2

Description

本考案は、耐震組立ベッドに関する。詳しくは狭い場所においても組立が容易であり、強震度の地震により、倒壊した家屋により損壊することがなく、就寝者及び就寝者以外の者が避難可能である組立容易であり且つ強度の大きい組立耐震ベッドに関する。
従来の組立てベッドには、狭い部屋においても組立てが可能であり、デザイン面を重視され、睡眠時の快適さのみならずインテリヤとしても使用することができるものが開示され、組立て部及び組立て継ぎ手の強度においても十分柱意は払われている(特許文献1参照)。しかし、強い地震が生じた場合において、ベッド自身の強度が十分であっても、倒れてきた家具や本箱、更には倒壊した家屋を支えて、安全な空間を確保することは困難である。
また、堅固であって倒壊家屋によっても容易に損壊することがなく、就寝中の者が安全な小空間を確保することができるとともに脱出道具をベッド内に収納でき、強い地震に耐えることができる耐震ベッドが開示されている(特許文献2参照)。しかし、わが国の住宅事情を考慮すると、この耐震ベッドは搬入することが容易でない。また、狭くて地震時に避難が困難な住宅のためにこそ、耐震ベッドが要求されている。
上記問題点を解決するために本考案はなされたものであって、狭い場所であっても搬入が容易であり、且つ狭い場所であっても組立が容易である。また、特に耐震組立ベッドの各部を接合するための継手の強度が極めて大きく、従来技術においては解決されていなかった強度と簡易さを有する。更に、支柱、床部枠体、天井部枠体及び脚柱の強度にも十分配慮して、わが国の一般住宅の地震による倒壊によっては本願耐震組立ベッドが損壊することがない。
このベッドは就寝時に発生した地震から就寝者を保護するのみならず、就寝時以外の地震の発生においても家族が避難して安全を図れるものである。さらにいえば、強度の地震が発生した場合には、建物の外に避難するよりも本願耐震組立ベッドの空間に避難したほうが安全といえる。特に夜間の地震においては暗闇の中で老齢者や幼児が避難することは容易でない。本願耐震組立ベッドは家族の者が避難できる十分な空間を考慮してある。
特開2001−149183号公報 特開2003−10006号公報
本願考案は、狭い場所においても搬入及び組立が容易であり、震度の大きい地震であっても、倒壊した建造物により損壊することのなく、複数人が避難可能な堅固な耐震組立ベッドを提供する。特に本願は老齢者及び幼児を家族構成とする家屋で好適に使用される。
本考案は、支柱と床部枠体及び天井部枠体を結合する角パイプ製継手の肉厚、辺及び長さ寸法と、この支柱の肉厚及び辺寸法、床部枠体及び天井部枠体が備える系止部の肉厚、辺寸法の関係及びこれらを固着するためのボルトが重要な特徴をなる。本願の課題を解決する手段は下記のとおりである。
1.横断面が正方形状の角パイプからなる4本の支柱と、床部枠体と、天井部枠体と、脚柱を備える組立耐震ベッドであって、該4本の支柱と該床部枠体、該天井部枠体及び脚柱は継手とボルトにより固着され、取り外し自在であり、
該支柱は上下端部の外壁面に上記ボルトに螺合するナット及び壁に該ボルト挿入用の貫通孔が設けられ、
該床部枠体及びが該天井部枠体は角パイプにより矩形状に形成され、4角に該継手を挿入するための横断面が該支柱と同一のパイプからなる系止部を備え、該系止部は外壁面に上記ボルトを螺合するためのナット及び壁には該ボルトを挿入する為の貫通孔を備え、
該脚柱は上記支柱と横断面が同一のパイプからなり、外壁面にボルトを螺合するためのナット及び壁面には該ボルト挿入用の貫通孔が設けられ
上記継手はボルト貫通孔を備えたパイプからなり、上記床部枠体が備える系止部及び上記天井部枠体が備える系止部に挿入され、該係止部の各々が備えるナットに螺合するボルトを貫通孔に挿入させ、次いで該継手の嵌通孔に挿入させて該継手を該係止部の内壁に押圧して固着し、その後、該継手を上記支柱及び上記脚柱に挿入して、該支柱及び該脚柱が備えるナットに螺合するボルトを貫通孔に挿入して上記継手を該支柱及び該脚柱の内壁に押圧して固着することを特徴とする耐震組立ベッド。
2.断面が上記支柱と断面同一のパイプからなる天井部柱であって、該天井部柱は下端部に外壁面にボルトを螺合するためのナット及び壁面には該ボルト挿入用の貫通孔が設けられ、該天上部柱は上記天井部枠体の系止部に挿入・固着された上記継手に挿入され、次いで上記ナットに螺合するボルトを上記嵌通孔に挿入し、上記継手を該支柱及び該脚柱の内壁に押圧して固着する請求項1記載の耐震組立ベッド。
3.上記外耐震組立ベッドベッドの背面であって、上記床部枠体と上記天井部枠体との間に補強支柱を設けた請求項1又は請求項2記載の耐震組立ベッド。
4.上記耐震組立ベッドの背面に上記床部枠体と上記天井部枠体との間に筋交いを設けた請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の耐震組立ベッド。
5.更に、上記耐震組立ベッドの両側面に上記床部枠体と上記天井部枠体との間に筋交いを設けた請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の耐震組立ベッド。
6.上記支柱は角パイプの一辺が45mm〜55mmであり、肉厚が4mm〜5mmである請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の耐震組立ベッド。
。上記継手のパイプは角パイプの一辺が35mm〜45mmであり、肉厚が4mm〜5mmであり、長さが200mm〜400mmである請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の耐震組立ベッド。
本願耐震組立ベッドは、支柱、床部枠体、天井部枠体、脚部柱及び継手で構成され、これらは取り外しが自在であるため、狭い場所(部屋)への搬入が容易である。これらの構成部材のうちで最も大きなものは、床部枠体と天井部枠体であるがこれらの寸法は縦×横×厚さが概略1000mm×2000mm×100mmである。また、支柱の長さも概略1000mmであり、いずれの構成部材も容易に搬入できる。また、本考案である耐震組立ベッドを構成する部材の各々は軽量であるため、容易に搬入可能である。
また、本考案の耐震組立ベッドを構成する支柱、床部枠体、天井部枠体、脚部柱及び継手は、外部応力に対する強度の十分な設計がなされているため、倒壊した家屋により損壊することはない。また、就寝者以外の者も数名(通常は家族全員)は非難できる空間を有する。本考案の耐震組立ベッドに係る脚部柱を交換することによりベッドの高さを自由に調製できる。
また、本考案の耐震組立ベッドは天井部枠体の上に天井部柱を備えるため、天井部枠体の上に身の周り品等の収納用引き出し等を設置できる。また、床部枠体と天井部枠体の間に補強支柱を設けると更に強度が大きくなる。
更に、耐震組立ベッドの背面及び/又は側面であって床部枠体と天井部枠体の間に筋交いを設置した場合は、更に強度が大きくなる。
また、支柱の角パイプの1片が45mm〜55mm、肉厚が4mm〜5mmであり、継手の角パイプの1辺が35mm〜45mm、肉厚が4mm〜5mm、長さが200mm〜400mmである場合は、支柱と継手の連結挿入が容易であり、両者のガタが小さく強度が大きい。
本願考案の耐震組立ベッドは、横断面が正方形状の角パイプからなる4本の支柱と、床部枠体と、天井部枠体枠体と、脚部柱を備える。好ましくは天上部枠体上に天井部柱を設置する。図1は斜視図であって、図2は分解組立図である。床部枠体(20)はユニットになっていて、これと支柱(10)とを継手(50)で固着するための係止部(24)を備える。天上部枠体(30)も同様にユニットになっていて、これと支柱(10)とを継手(50)で固着するための継手係止部(34)を備える。この床部枠体(20)の下部には継手(50)を介して脚部柱(40)が設けられている。以下図を用いて本考案を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
〔支柱〕支柱(10)は、金属性の角パイプであり、鉄、ステンレス等を用いる。通常は鉄を用いる。本考案に係る耐震組立ベッド(1)は室内で使用するものであり、腐食の心配はないため、安価であり、作業性に優るからである。外面は塗装をすることがこの好ましい。この長さは特に制限はないが安定性を考慮すると800mm〜1200mmである。好ましくは90mm〜1100mmである。1200mmを超えると地震発生のときに転倒する危険性があり、800mm未満では、就寝者の使い勝手が悪く、また、地震発生時に急いでこのベッドに避難することが困難なためである。
この支柱(10)の1辺の寸法は45mm〜55mm、好ましくは47mm〜53mm、更に好ましくは48mm〜52mmである。50mm未満であると溶接、孔あけ等の作業性が悪いうえに十分な耐震強度が得られないためである。60mmを超えると重量が大きく、取扱いが困難であるうえに、耐震強度の観点からは品質オーバーになるためである。
この支柱の肉厚は4mm〜5mm、好ましくは4.2mm〜4.8mm、更に好ましくは4.3mm〜4.7mmを使用する。4mm未満であると耐震強度に欠け、5mmを超えると重量が大きくなり取扱いが困難であるうえに、耐震強度の観点からは品質オーバーになるためである。また、この支柱(10)の外壁面は上端部及び下端部に径が13mm〜17mmのボルト(b)に螺合するナット(n)を取付けて、壁面にはこのボルトを挿入するための嵌通孔(h)を設ける。この貫通孔は上記ボルトが挿入できれば直径は特に限定されない。図5及び図6はこのナットを介してボルトで後述する継手(50)を押圧して支柱(10)と継手(50)とを固定するための説明図である。以下「ボルト」、「ナット」、「貫通孔」は上記のものを用いる。
〔床部枠体〕
床部枠体(20)は長尺材(21)、短尺材(22)及び係止部(24)を用いて矩形状とする。相対する長尺材(21)の間に桟(23)を設けることができる。更に好ましくは筋交い(図示しない)を設ける。この長尺材及び短尺材の横断面形状は正方形でも良いし、長方形とすることができる。しかし、両者の横断面形状は同一とする。即ち、短尺材に横断面が正方形のものを使用した場合は、長尺材の横断面形状も正方形としなくてはならない。また、横断面形状が正方形であっても長方形であっても、1辺は上述の支柱(10)の1辺の寸法と同一とする。好ましくは、この横断面形状は正方形状とする。即ち、支柱(10)と同一寸法(長さ寸法以外)の角パイプを使用する。安価、軽量及び作製が容易であり、且つ耐震強度も十分だからである。
この長尺材(21)の長さ寸法は、1800mm〜2400mm、好ましくは1900mm〜2100mとする。この1800mm未満では、就寝者の使い勝手が悪い。また、2400mmを超えると安定性に欠け、作成時の作業性が悪い。また、短尺材(22)の長さ寸法は900mm〜1100mm、好ましくは950mm〜1050mmとする。900mm未満では、就寝者の使い勝手が悪い。また、1100mmを超えると作製時の作業性が悪い。これらの寸法のうちで長尺材(21)の長さ寸法は1900mm〜2100m及び短尺材(22)の長さ寸法は950mm〜1050mmとすることがとくに好ましい。縦・横の寸法のバランスがよくこの床部枠体(20)を使用した耐震組立ベッドは安定性があり、使い勝手が良いからである。この長尺材及び短尺材の肉厚は、2.3mm以上とする。2.3未満であると溶接が困難であり、且つ耐震強度にかける。
この床部枠体(20)を構成する係止部(24)の寸法及び肉厚は支柱(10)と長さ寸法を除いて1辺の寸法及び肉厚は同一とする。この係止部(24)はナット(n)及び嵌通孔(h)を備える。このナット及び貫通孔は支柱(10)で使用したものが適用できる。図5は床部枠体(20)近傍の一部縦断面を示す図である。ボルト(b)は、螺合するナット(n)を介して壁に設けられた貫通孔(h)に挿入されて継手(50)の内壁を押圧する。このボルト(b)は貫通孔(h)にかかる上からの外部応力を支える。また、継手(50)の外壁面と係止部(24)の内壁面の摩擦によっても上からの外部応力を支える。また、支柱(10)に使用する押しボルト(b)及び脚部柱(40)に使用する押しボルト(b)で、この床部枠体(20)を支柱(10)及び脚部柱(40)を固着する。この係止部(24)の長さ寸法は、長尺材(21)、短尺材(22)の1辺と同一寸法であり、溶接により取付ける。
〔天井部枠体〕
天上部枠体(30)は長尺材(31)、短尺材(32)及び係止部(34)を用いて矩形状とし、相対する長尺材(31)の間に桟(33)を設けることができる。更に好ましくは筋交い(図示しない)を設ける。長尺材(31)及び短尺材(32)の断面形状は上述の床部枠体(20)のものを適用できる。この横断面形状は好ましくは長方形とし、1片が他の辺の2倍である。この形状であると床部枠体(20)と天上部枠体(30)との間に筋交いを設ける必要がない。断面正方形の長尺材(31)、短尺材(32)を用いて筋交いを設けた場合と同一の耐震強度が確保できるからである。
図8(1)は、断面形状が長方形の長尺材(31)及び短尺材(32)を使用した場合の本願考案の耐震組立ベッド(1)の側面図である。この場合は側面部には筋交いを必要としない。また、図8(2)は、断面形状が正方形の長尺材(31)及び短尺材(32)を使用した場合の本願考案の耐震組立ベッド(1)の側面図である。この場合は、側面部には筋交い(70、71)を用いることが好ましい。この筋交い(71)は、短尺材(32)にボルト・ナットで固着する。この筋交い(71)は、角パイプ、帯鉄、タンパックル等を使用することができる。
この天井部枠体(30)を構成する係る系止部(34)の寸法は上述の床部枠体(20)のものが適用できる。また、相対する長尺材の間に桟(33)及び手すり(36)等を設けることができる。図6は、図4に係る天井部枠体系止部近傍のC−C部分の一部断面図である。
〔継手〕
継手(50)は、支柱(10)と、床部枠体(20)に設けられた系止部(24)、天井部枠体(30)に設けられた系止部(34)、脚部柱(40)及び天井部柱(60)とを連結する。この継手(50)は横断面形状は特に限定されないが、正方形の角パイプを用いることが好ましい。材質は支柱(10)のものが適用できる。この継手の長さは200mm〜400mm、好ましくは250mm〜350mmである。200mm未満であると連結が堅固にできない。また、400mmを超すと本考案の耐震組立ベッド(10)の組立てが困難となる。
この継手(50)の横断面形状が正方形である場合には、1辺の寸法は35mm〜45mm、好ましくは37mm〜43mmである。35mm未満では耐震強度が十分でなく、45mmを超えると床部枠体(20)に設けられた系止部(24)、天井部枠体(30)に設けられた系止部(34)、支柱(10)、脚部柱(40)及び天井部柱(60)の1辺の寸法が大きくなり、この耐震組立ベッド(1)の製作が困難となるためである。更に、この寸法と、床部枠体(20)に設けられた系止部(24)、天井部枠体(30)に設けられた系止部(34)、支柱(10)、脚部柱(40)及び天井部柱(60)の内壁の1辺の各々の寸法の差は0.5mm〜1.5mmが好ましい。0.5mm未満では、この継手(50)を、床部枠体(20)に設けられた系止部(24)、天井部枠体(30)に設けられた系止部(34)、支柱(10)、脚部柱(40)及び天井部柱(60)に挿入することが困難である。この範囲であると組立が容易であり、且つ支柱(1)等との間隙が少なく堅固に固着できるためである。
この継手(50)は、中央にボルト(b)を挿入する貫通孔(h)を備える。この貫通孔(h)の直径は支柱(1)に設けられた貫通孔(h)が適用できる。床部枠体(20)に設けられた系止部(24)が備えるナット(n)及び貫通孔(h)を介してボルト(b)が、及び天井部枠体(30)に設けられた系止部(34)が備えるナット(n)及び貫通孔(n)介してボルト(35)が、挿入されてこの継手(50)を系止部(24,34)、支柱(1)、床部柱(40)及び天井部柱(60)の壁面を押圧する(図5及び図6参照)。
〔脚柱及び天井部柱〕
脚柱(40)は、上端部にナット(n)及び貫通孔(h)を備え、継手(50)を用いて床部枠体(20)の備える系止部(24)と連結される。脚柱(40)は、このナットに螺合するボルトをこの貫通孔に挿入して、継手(50)を系止部(24)の壁面を押圧して床部枠体(20)に固着される(図5を参照)。この脚柱は上述の支柱(10)に用いられる角パイプと(長さ寸法以外は)同一のものが使用される。ただし、この長さ寸法は通常400mm程度である。ベッドの高さは通常400mm内外だからである。また、補強脚柱(40a)を床部枠体(20)の長尺材(24)の中央部に設けることが好ましい。この長尺材(23)の中央部に外部応力が集中するからである。この取付けは、継手(50)を半分に切断した寸法のものを長尺材(24)の中央部に溶接し、これに上記脚柱(40)を挿入して、ボルトで固着して補強脚柱(40a)とする。
天井部柱(60)は、下端部にナット(65a)及び貫通孔(65b)を備え、継手(50)を用いて天井部枠体(30)の備える系止部(34)と連結される。脚柱(40)は、このナットに螺合するボルトをこの貫通孔に挿入して、継手(50)を系止部(24)の壁面を押圧して床部枠体(20)に固着される(図6を参照)。この天井部柱は上述の支柱(10)に用いられる角パイプと同一のものが使用される。ただし、この長さ寸法は任意に決めることができる。また、補強天井部柱(60a)を天井部部枠体(30)の長尺材(34)の中央に設けることが好ましい。この天井部には、身の回り品を収納する引き出し等を設置するため、これらの便宜を図るためである。この補強天井部柱(60a)の取付けは上記補強脚柱(40a)と同様に行うことができる。
〔その他〕
本願耐震組立ベッド(1)には、床部枠体(20)上に、スノコ、畳等を設置することができる。更に、天井部枠体(30)上に天板を取り付けることもできる。更に、天板の上に引出し等を取付けることもできる。使用態様の1例を図10に示す。この図の示すように角木材(83)に貫通孔(84)を設けるとともに、床部枠体を構成する長尺材及び短尺材にも相対する同一位置に貫通孔(85)を設け、この角木材をボルト・ナット等を用いて床部枠体に固定する。この枠体の上にスノコ(80)及び畳(81)を設置する。また、天井部枠体(30)の上にベニヤ板等の天板(82)を設置して使用する。尚、使用態様はこの図に限定されるものではない。
1.下記のものを作製した後、これらを継手及びボルトを用いて組立てた。角パイプはいずれも鉄製であり、ボルトはいずれも15mmのものを使用した。下記数字の単位はmmである。貫通孔はいずれも直径が18mmである。
正面図は図7と同じ、背面図は図9(1)と同じ、平面図は図3と同じ及び側面図は図8(1)と同じとして、正面にはボルト・ナットが視認で着ないようにした。
(1)支柱は鉄製の角パイプ:
(a)寸法;50×50×1000、肉厚;4.5
(b)ボルト;長さ100
(2)床部枠体:下記のものを溶接して作成した。
(a)長尺材寸法;50×50×2000、肉厚;2.3
(b)短尺材寸法:50×50×1000、肉厚;2.3
(c)系止部寸法:50×50×50、肉厚;4.5
(d)桟寸法 :50×50×1000、肉厚;1.6 数;5
(3)天井部枠体:下記のものを溶接して作成した。
(a)長尺材寸法;50×100×2000、肉厚;2.3
(b)短尺材寸法:50×100×1000、肉厚;2.3
(c)系止部寸法:50×50×100、肉厚;4.5
(d)桟寸法 :50×50×1000、肉厚;1.6 数;5
(4)継手:
(a)寸法:40×40×300、肉厚;4.5
(5)脚柱(補強脚柱を含む)
(a)寸法:50×50×400、肉厚;4.5
(6)天井部柱(補強天井部柱を含む)
(a)寸法:50×50×400、肉厚;4.5
2.組立ては容易にでき、当該耐震組立ベッドにがたつきはなく、堅固であった。次いで、50×50の角木材を床部枠体の長尺材及び短尺材に取付けてスノコと、スノコの上に畳を設置した。この角木材の取付けは角木材及び長尺材及び短尺材の相対する同一位置に嵌通孔を設けてボルト・ナットで固定した。更に、天井部柱上にベニヤ板の天板を取付けた。これらを設置した後のベッドは居住性に優れ、地震に対する安心感を与えた。
1.下記のものを使用した以外は実施例1と全く同様にして組立てた。
背面図は図9(2)と同じ、平面図は図3と同じ及び側面図は図8(2)と同じとした。
(1)支柱は鉄製の角パイプ:実施例1と同じ。
(2)床部枠体: 実施例1と同じ。
(3)天井部枠体:下記のものを溶接して作成した。
(a)長尺材寸法;50×50×2000、肉厚;2.3
(b)短尺材寸法:50×50×1000、肉厚;2.3
(c)系止部寸法:50×50×50、肉厚;4.5
(4)継手:実施例1と同じ。
(5)脚柱(補強脚柱を含む):実施例1と同じ。
(6)天井部柱(補強天井部柱を含む):実施例1と同じ。
(7)側面の筋交い:下記の角パイプに貫通孔(径18mm)を設け、床部枠体の短尺材に同様の穴を設け、ボルトナット(長さ8mm)で固着した。
(a)筋交い寸法:50×25×1200、肉厚:2.3
(8)背面の筋交い:下記の角パイプに貫通孔(径18mm)を設け、床部枠体の長尺材に同様の穴を設け、ボルトナット(長さ8mm)で固着した。
(a)寸法:50×25×1500、肉厚:2.3
2.この実施例に係る耐震組立ベッドも実施例1のものと同様に、容易に組立てができこの耐震組立ベッドにがたつきはなく、堅固であった。
本願考案の耐震組立ベッドの斜視図である。 本願考案の耐震組立ベッドの組立分解図である。 本願考案の平面図である。 図3に係るA−B部分拡大図である。 図4に係る床部枠体系止部近傍のC−C部分の一部断面図である。 図4に係る天井部枠体系止部近傍のC−C部分の一部断面図である。 本願考案の耐震組立ベッドの正面図である。 本願考案の耐震組立ベッドの側面図である。 本願考案の背面図である。 本願考案の使用態様の1例を示す説明図である。
符号の説明
1 耐震組立ベッド
10 支柱
10a 補強支柱
20 床部枠体
21 床部枠体を構成する長尺材
22 床部枠体を構成する短尺材
23 床部枠体を構成する桟
24 床部枠体の系止部
30 天井部枠体
31 天井部枠体を構成する長尺材
32 天井部部枠体を構成する短尺材
33 天井部枠体を構成する桟
34 天井部枠体の系止部
36 手すり
40 脚柱
40a 補強脚柱
50 継手
60 天井部柱
60a 補強天井部柱
b ボルト
n ナット
h 貫通孔

Claims (7)

  1. 横断面が正方形状の角パイプからなる4本の支柱と、床部枠体と、天井部枠体と、脚柱を備える組立耐震ベッドであって、該4本の支柱と該床部枠体、該天井部枠体及び脚柱は継手とボルトにより固着され、取り外し自在であり、
    該支柱は上下端部の外壁面に上記ボルトに螺合するナット及び壁に該ボルト挿入用の貫通孔が設けられ、
    該床部枠体及びが該天井部枠体は角パイプにより矩形状に形成され、4角に該継手を挿入するための横断面が該支柱と同一のパイプからなる系止部を備え、該系止部は外壁面に上記ボルトを螺合するためのナット及び壁には該ボルトを挿入する為の貫通孔を備え、
    該脚柱は上記支柱と横断面が同一のパイプからなり、外壁面にボルトを螺合するためのナット及び壁面には該ボルト挿入用の貫通孔が設けられ
    上記継手はボルト貫通孔を備えたパイプからなり、上記床部枠体が備える系止部及び上記天井部枠体が備える系止部に挿入され、該係止部の各々が備えるナットに螺合するボルトを貫通孔に挿入させ、次いで該継手の嵌通孔に挿入させて該継手を該係止部の内壁に押圧して固着し、その後、該継手を上記支柱及び上記脚柱に挿入して、該支柱及び該脚柱が備えるナットに螺合するボルトを貫通孔に挿入して上記継手を該支柱及び該脚柱の内壁に押圧して固着することを特徴とする耐震組立ベッド。
  2. 断面が上記支柱と断面同一のパイプからなる天井部柱であって、該天井部柱は下端部に外壁面にボルトを螺合するためのナット及び壁面には該ボルト挿入用の貫通孔が設けられ、該天上部柱は上記天井部枠体の系止部に挿入・固着された上記継手に挿入され、次いで上記ナットに螺合するボルトを上記嵌通孔に挿入し、上記継手を該支柱及び該脚柱の内壁に押圧して固着する請求項1記載の耐震組立ベッド。
  3. 上記外耐震組立ベッドベッドの背面であって、上記床部枠体と上記天井部枠体との間に補強支柱を設けた請求項1又は請求項2記載の耐震組立ベッド。
  4. 上記耐震組立ベッドの背面に上記床部枠体と上記天井部枠体との間に筋交いを設けた請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の耐震組立ベッド。
  5. 更に、上記耐震組立ベッドの両側面に上記床部枠体と上記天井部枠体との間に筋交いを設けた請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の耐震組立ベッド。
  6. 上記支柱は角パイプの一辺が45mm〜55mmであり、肉厚が4mm〜5mmである請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の耐震組立ベッド。
  7. 上記継手のパイプは角パイプの一辺が35mm〜45mmであり、肉厚が4mm〜5mmであり、長さが200mm〜400mmである請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の耐震組立ベッド。
JP2008005381U 2008-08-03 2008-08-03 耐震組立ベッド Expired - Fee Related JP3145649U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008005381U JP3145649U (ja) 2008-08-03 2008-08-03 耐震組立ベッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008005381U JP3145649U (ja) 2008-08-03 2008-08-03 耐震組立ベッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3145649U true JP3145649U (ja) 2008-10-16

Family

ID=43295407

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008005381U Expired - Fee Related JP3145649U (ja) 2008-08-03 2008-08-03 耐震組立ベッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3145649U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102072034B1 (ko) * 2019-07-04 2020-01-31 (주)대우가구 침대

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102072034B1 (ko) * 2019-07-04 2020-01-31 (주)대우가구 침대

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9121188B2 (en) Personal protective structure
JP3145649U (ja) 耐震組立ベッド
JP2007007406A (ja) 安全防護装置
US20170188716A1 (en) Bunk bed frame
KR101556885B1 (ko) 침대용 프레임
JP2010222830A (ja) 耐震シェルターの組立方法及び耐震シェルター
US6292959B1 (en) Support structure for beds and the like
JP4887029B2 (ja) 組立式スロープユニット
US6018829A (en) Support structure for beds and the like
JP5360636B2 (ja) 安全防護装置
US6581221B2 (en) Support structure for a bed or the like
JP5292563B2 (ja) 安全防護装置
JP3149953U (ja) 耐震組立家具用枠体、耐震組立家具
JP5190904B1 (ja) 木造家屋の耐震補強構造
JP3156609U (ja) 耐震机、結合耐震机、連結耐震机及び耐震仮設住宅
KR101034745B1 (ko) 침대용 프레임
US20060090262A1 (en) Universally adjustable bed loft
JP2016094815A (ja) 組立て式防災シェルター
US6560792B2 (en) Support structure for a bed or the like
TWM268388U (en) Unsophisticated housing structure
KR100684540B1 (ko) 조립식 침대
JP3114750U (ja) 家屋倒壊時の避難箱
CN209769773U (zh) 一种快速拆装型双层床
JP2003269003A (ja) 建物崩落時の生存空間となる室内軸組構造体
JP2797065B2 (ja) 地震用テーブル

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110924

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees