JP7199110B2 - 防災シェルター - Google Patents

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Description

特許法第30条第2項適用 令和3年2月15日に、プレスリリース・ニュースリリース配信代行サービスのドリームニュースのウェブサイトにて、野口明洋が発明した防災シェルタを株式会社日本耐震設計が公開した。
本発明は、防災シェルター、特に複数のフレームが回動可能に接続された防災シェルターに関する。
複数のフレームが回動可能に接続された防災シェルターとしては、例えば、特許文献1及び特許文献2がある。
特許文献1には、市販ベッドにも適用可能な電動防災フレームが記載されている。電動防災フレームは、平常時にはベッドの両脇に横たわっていた6本の回転子が、災害時には立上がって所定の角度でロックできるように構成される。回転子は「コ」の字状となっている。
特許文献2には、地震などによって転倒する家具などの転倒物から就寝者などを保護するための下敷防止用救命具が記載されている。下敷防止用救命具は、上下に重ねられ、長さ方向の中心位置を旋回中心として左右に開閉可能な第1および第2の保護フレームを有し、これら第1および第2の保護フレームは、両端部分が下方に折り曲げられた逆U字形状をしている。これら第1および第2の保護フレームを左右方向に所定の角度となるようにX状に開き、床面などに自立させることにより、これらの下側に就寝者などの保護空間が形成される。
特開2009-112739号公報 実用新案登録第3111453号
特許文献1の電動防災フレームは、停電時には動作せず、ベッドに取り付けられるため設置場所が限られる。特許文献2の下敷防止用救命具は、両端部分が下方に折り曲げられた逆U字形状の保護フレームで転倒物を支えるため、強度に限界がある。
本発明は、複数の矩形状フレームが開いた状態での、地震等による落下物及び転倒物等に対する強度が高く、複数の矩形状フレームを閉じると、幅を取らず、収納が容易となる防災シェルターを提供することを目的とする。
(1) 本発明に係る防災シェルターは、複数の矩形状フレームが組み合わされ、前記複数の矩形状フレームの中心を通る線で複数の矩形状フレームが回動可能に接続された防災シェルターであって、
前記複数の矩形状フレームが開いたときに前記複数の矩形状フレームを所定の位置で固定する固定機構を備え、
前記複数の矩形状フレームは、前記複数の矩形状フレームを回動可能に接続する第1接続部及び第2接続部を備えた、防災シェルターである。
(2) 上記(1)に記載の防災シェルターにおいて、前記固定機構は、前記第1接続部及び前記第2接続部の少なくとも一方に設けられるようにしてもよい。
(3) 上記(1)又は(2)に記載の防災シェルターにおいて、前記第1接続部と前記第2接続部とを接続するシャフトを備えてもよい。
(4) 上記(1)から(3)のいずれかに記載の防災シェルターにおいて、前記複数の矩形状フレームの各矩形状フレームは、
「コ」の字状の2つのパイプと、
前記2つのパイプの一方の端子を接続する第1接続具、及び前記2つのパイプの他方の端子を接続する第2接続具と、
を備え、
前記第1接続部は、前記複数の矩形状フレームの複数の前記第1接続具を含み、
前記第2接続部は、前記複数の矩形状フレームの複数の前記第2接続具を含んでもよい。
(5) 上記(1)から(4)のいずれかに記載の防災シェルターにおいて、前記複数の矩形状フレームは、3本の矩形状フレームであってもよい。
(6) 上記(5)に記載の防災シェルターにおいて、前記固定機構は、前記3本の矩形状フレームが開いたときに前記3本の矩形状フレームをアステリスク状に固定してもよい。
(7) 上記(1)から(6)のいずれかに記載の防災シェルターにおいて、前記複数の矩形状フレームが開いたときに、前記複数の矩形状フレーム間の空間を覆うように、折り曲げた状態から開くことが可能な防護部材を隣接する2つの矩形状フレームに接続してもよい。
(8) 上記(7)に記載の防災シェルターにおいて、前記防護部材は、前記複数の矩形状フレームが開いたときに、前記複数の矩形状フレーム間の上部空間を覆う、折り曲げ可能な第1の防護部材、及び前記複数の矩形状フレーム間の側部空間を覆う、折り曲げ可能な第2の防護部材を備えてもよい。
(9) 上記(7)又は(8)に記載の防災シェルターにおいて、前記防護部材は、前記複数の矩形状フレームが開いたときに、前記複数の矩形状フレームが閉じたときよりも前記複数の矩形状フレーム間が広くなる空間を覆ってもよい。
本発明によれば、複数の矩形状フレームが開いた状態での、地震等による落下物及び転倒物等に対する強度が高く、複数の矩形状フレームを閉じると、幅を取らず、収納が容易となる。
本発明に係る第1実施形態の防災シェルターの3つの矩形状フレームの組み合わせを説明する図である。 本発明の第1実施形態の防災シェルターの3つの矩形状フレームが開いた状態の構成を示す上面図である。 本発明の第1実施形態の防災シェルターの3つの矩形状フレームが開いた状態の構成を示す底面図である。 本発明の第1実施形態の防災シェルターの3つの矩形状フレームが開いた状態の構成を示す正面図である。 本発明の第1実施形態の防災シェルターの3つの矩形状フレームが開いた状態の構成を示す右側面である。 本発明の第1実施形態の防災シェルターの3つの矩形状フレームが閉じた状態の構成を示す上面図である。 本発明の第1実施形態の防災シェルターの3つの矩形状フレームが閉じた状態の構成を示す底面図である。 本発明の第1実施形態の防災シェルターの3つの矩形状フレームが閉じた状態の構成を示す正面図である。 3つの矩形状フレームが開いた状態での第1接続部を示す上面図である。 3つの矩形状フレームが閉じた状態での第1接続部を示す正面図である。 3つの矩形状フレームが開いた状態での第1接続部を示す斜視図である。 開いた3本の矩形状フレーム内に人間が入った状態を示す写真である。 本発明の第2実施形態の防災シェルターにおいて、3つの矩形状フレームが開いたときの防護部材の形状を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態の防災シェルターにおいて、3つの矩形状フレームが閉じたときの防護部材の形状を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態の防災シェルターの3つの矩形状フレームが開いた状態の構成を示す上面図及び丁番を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態の防災シェルターの3つの矩形状フレームが開いた状態の構成を示す右側面である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明に係る第1実施形態の防災シェルターの3つの矩形状フレームの組み合わせを説明する図である。図2~図5は本発明の第1実施形態の防災シェルターの3つの矩形状フレームが開いた状態の構成を示す上面図、底面図、正面図及び右側面図である。図6~図8は本発明の第1実施形態の防災シェルターの3つの矩形状フレームが閉じた状態の構成を示す上面図、底面図及び正面図である。図9~図11は、3つの矩形状フレームが開いた状態での第1接続部を示す上面図、3つの矩形状フレームが閉じた状態での第1接続部を示す正面図及び3つの矩形状フレームが開いた状態での斜視図である。図11においては、パイプ11A、11B、12A、12B、13A、13Bの長さは実際の長さよりも短く示している。
本実施形態の防災シェルター1は、図1に示すように、矩形状フレーム11、12及び13を備えている。矩形状フレーム11、12及び13は、下方から矩形状フレーム13、12及び11の順に組み合わされて、第1接続部XUと第2接続部XDとによって、矩形状フレーム11、12及び13の中心を通る線(以下、中心線という)で回動可能に接続されている。第1接続部XU及び第2接続部XDの詳細な構成については後述する。
「矩形」には、正方形、長方形、角にRが付いた正方形、角にRが付いた長方形、又はこれらの形状と実質的に同一と見なされるほど近似している形状が含まれる。
矩形状フレーム11は、「コ」の字状のパイプ11A、11Bと、2つのパイプの11A、11Bの一方の端子どうしを接続する第1接続具11CUと、2つのパイプ11A、11Bの他方の端子を接続する第2接続具11CDとを備えている。第1接続具11CU及び第2接続具11CDは、S字型形状である。
矩形状フレーム12は、「コ」の字状のパイプ12A、12Bと、2つのパイプの12A、12Bの一方の端子どうしを接続する第1接続具12CUと、2つのパイプ12A、12Bの他方の端子を接続する第2接続具12CDとを備えている。第1接続具12CU及び第2接続具12CDは、逆S字型形状である。
矩形状フレーム13は、「コ」の字状のパイプ13A、13Bと、2つのパイプの13A、13Bの一方の端子どうしを接続する第1接続具13CUと、2つのパイプ13A、13Bの他方の端子を接続する第2接続具13CDとを備えている。第1接続具13CU及び第2接続具13CDは、中央が円板状の直線形状である。
第1接続具11CU及び第2接続具11CDをS字型形状とし、第1接続具12CU及び第2接続具12CDを逆S字型形状としたのは、3つの矩形状フレーム11、12及び13を閉じた状態としたときに、図6及び図7に示すように、パイプ11Aとパイプ12Bを直線状に配置するとともに、パイプ11Bとパイプ12Aを直線状に配置するためである。このような配置により、矩形状フレーム11、12及び13を閉じたときに直線状となる。
シャフト15は、パイプで構成され、第2接続具11CDの上面と第1接続具13CUの下面との間に設けられ、シャフト15は、第2接続具11CDの上面と第1接続具13CUの下面の一方に溶接等で固着され、他方に回動可能に接続される。
防災シェルター1は、図2~図5に示すように、矩形状フレーム11、12及び13が開いたときには、所定の位置、例えば、アステリスク(*)状を形成する位置に矩形状フレーム11、12及び13が固定される。矩形状フレーム11、12及び13を所定の位置に固定するための固定機構については後述する。
一方、防災シェルター1は、図6~図8に示すように、矩形状フレーム11、12及び13が閉じたときには、矩形状フレーム11、12及び13は直線状となる。
以下、第1接続部XUについて説明する。第1接続部XUは固定機構を備えている。第2接続部XDは固定機構がない点を除いて第1接続部XUと同じ構成なので説明を省略する。
図9~図11は、第1接続部XUを示す上面図、正面図及び斜視図である。
第1接続部XUは、第1接続具11CU、第1接続具12CU、第1接続具13CU及び固定機構を備えている。第1接続具13CUは、図10に示すように、上面に軸16を有し、軸16が第1接続具12CUの開口部、第1接続具11CUの開口部を貫通するように、第1接続具12CU及び第1接続具11CUが回動可能に軸16に嵌め込まれる。円板状の保護部材14は軸16の先端を覆うために取り付けられる。第2接続部XDでは、第2接続具13CDに設けられた軸16はシャフト15を構成するパイプ内に突き出るため保護部材14は設けられない。
固定機構は、第1接続具11CUに接続され、開口部を有する突き出し部11Dと、第1接続具12CUに接続され、開口部を有する突き出し部12Dと、突き出し部11Dの開口部に挿入される円柱状ピン21Aと、突き出し部12Dの開口部に挿入される円柱状ピン21Bとを備えている。また、固定機構は、円柱状ピン21Aと円柱状ピン21Bとに接続される環状部材23、円筒状部材22A及び円筒状部材22Bを備えている。既に述べたように。第2接続部XDには固定機構が設けられない。
円柱状ピン21Aは、円筒状部材22Aを通って環状部材23に接続されており、円柱状ピン21Aの先端が突き出し部11Dの開口部に挿入できるようになっている。
円筒状部材22Aは第1接続具13CUの開口部を貫通するように取り付けられており、内部にコイルバネが設けられている。このコイルバネは、環状部材23によって円柱状ピン21Aが下方向に引かれると、円柱状ピン21Aを上方向に引き上げる反発力を蓄える。環状部材23を下方向に引く力を開放すると、コイルバネの反発力により円柱状ピン21Aは上方向に引き上げられる。
円柱状ピン21Bは、円筒状部材22Bを通って環状部材23に接続されており、円柱状ピン21Bの先端が突き出し部12Dの開口部に挿入できるようになっている。
円筒状部材22Bは第1接続具13CUの開口部を貫通するように取り付けられており、内部にコイルバネが設けられている。このコイルバネは、環状部材23によって円柱状ピン21Bが下方向に引かれると、円柱状ピン21Bを上方向に引き上げる反発力を蓄える。環状部材23を下方向に引く力を開放すると、コイルバネの反発力により円柱状ピン21Bは上方向に引き上げられる。
矩形状フレーム11、12及び13が閉じた状態では、図6に示すように、円柱状ピン21A及び21Bは上方に遮るものがないため、それぞれ、コイルバネにより上方向に引き上げられた状態を保っている。
ユーザが矩形状フレーム11、12及び13を閉じた状態から開いていき、円柱状ピン21Aの先端が突き出し部11Dの側面に当たると下方向に押し下げられ、円柱状ピン21Aの先端が突き出し部11Dの開口部に到達すると開口部に挿入される。同様に、ユーザが矩形状フレーム11、12及び13を閉じた状態から開いていき、円柱状ピン21Bの先端が突き出し部12Dの側面に当たると下方向に押し下げられ、円柱状ピン21Bの先端が突き出し部12Dの開口部に到達すると開口部に挿入される。このように、円柱状ピン21Aの先端が突き出し部11Dの開口部に挿入され、且つ円柱状ピン21Bの先端が突き出し部12Dの開口部に挿入されると、矩形状フレーム11、12及び13は所定の位置に固定される。
ユーザが、図10に示すように、環状部材23によって円柱状ピン21A及び円柱状ピン21Bを下方向に引くと、円柱状ピン21A及び円柱状ピン21Bの先端はそれぞれ突き出し部11D、12Dの開口部から離れ、矩形状フレーム11、12及び13は固定状態から可動状態となり、ユーザは矩形状フレーム11、12及び13が開いた状態から閉じた状態とすることができる。
以上説明した防災シェルターでは、ユーザが矩形状フレーム11、12及び13を開くと、矩形状フレーム11、12及び13は自立可能となり、図12に示すように、矩形状フレーム11、12及び13内に人間が入ることで、地震等による落下物及び転倒物等から人間を守ることができる。
一方、ユーザが、矩形状フレーム11、12及び13が閉じると、矩形状フレーム11、12及び13は直線状となり、幅を取らず、収納が容易な形状となる。
(第2実施形態)
本実施形態の防災シェルターは、矩形状フレーム11、12及び13が開いたときに、矩形状フレーム11と矩形状フレーム13との間の空間及び矩形状フレーム12と矩形状フレーム13との間の空間を覆うように、折り曲げた状態から開くことが可能な防護部材を隣接する2つの矩形状フレームに接続している。本実施形態の防災シェルターは、防護部材以外の構成は、第1実施形態の防災シェルターと同じである。
図13は本発明の第2実施形態の防災シェルターにおいて、3つの矩形状フレームが開いたときの防護部材の形状を示す斜視図である。図14は本発明の第2実施形態の防災シェルターにおいて、3つの矩形状フレームが閉じたときの防護部材の形状を示す斜視図である。図15は本発明の第2実施形態の防災シェルターの3つの矩形状フレームが開いた状態の構成を示す上面図及び丁番を示す斜視図である。図16は本発明の第2実施形態の防災シェルターの3つの矩形状フレームが開いた状態の構成を示す右側面である。
防護部材は、第1の防護部材となる上部防護部材31~34と、第2の防護部材となる下部防護部材35~38とを備える。上部防護部材31~34は、矩形状フレーム11、12及び13が開いたときに、矩形状フレーム11と矩形状フレーム13との間の上部空間及び矩形状フレーム12と矩形状フレーム13との間の上部空間を覆うように、折り曲げた状態から開くことが可能な部材である。下部防護部材35~38は、矩形状フレーム11、12及び13が開いたときに、矩形状フレーム11と矩形状フレーム13との間の側部空間及び矩形状フレーム12と矩形状フレーム13との間の側部空間を覆うように、折り曲げた状態から開くことが可能な部材である。図16において、上部防護部材は図示されていない。下部防護部材35、36は図16に示した下部防護部材37、38と同様に設けられる。
図13~図16に示すように、本実施形態の防災シェルター1Aは、パイプ12Bとパイプ13Bとの間に、上部防護部材31と下部防護部材35とを備え、パイプ13Bとパイプ11Bとの間に、上部防護部材32と下部防護部材36とを備えている。また、本実施形態の防災シェルター1Aは、パイプ11Aとパイプ13Aとの間に、上部防護部材33と下部防護部材37とを備え、パイプ13Aとパイプ12Aとの間に、上部防護部材34と下部防護部材38とを備えている。
上部防護部材31~34及び下部防護部材35~38は、矩形状フレーム11、12及び13が開いたときに開き、矩形状フレーム11、12及び13が閉じたときに閉じる。
パイプ11Aとパイプ12Bとの間、及びパイプ11Bとパイプ12Aとの間には、上部防護部材と下部防護部材が設けられていない。このため、ユーザは、防災シェルター1Aの矩形状フレーム11、12及び13が開いたときに、パイプ11Aとパイプ12Bとの間、又は/及びパイプ11Bとパイプ12Aとの間から矩形状フレーム11、12及び13内に入ることができる。
なお、上部防護部材31~34及び下部防護部材35~38は、矩形状フレーム11、12及び13が開いたときに、矩形状フレーム11、12及び13が閉じたときよりも矩形状フレーム間が広くなる空間を覆うように設けられる。
上部防護部材31~34はそれぞれ、2枚の羽と1本のピン(回転軸)で構成された丁番41で接続された2つの防護板で構成され、図13及び図14に示すように、丁番41によって開いたり、閉じたりできる。具体的には、上部防護部材31は2つの丁番41で接続された2つの防護板31R、31Lからなり、上部防護部材32は2つの丁番41で接続された2つの防護板32R、32Lからなり、上部防護部材33は2つの丁番41で接続された防護板33R、33Lからなり、上部防護部材34は2つの丁番41で接続された2つの防護板34R、34Lからなる。
また、下部防護部材35~38はそれぞれ、2枚の羽と1本のピン(回転軸)で構成された丁番41で接続された2つの防護板で構成され、図13及び図14に示すように、丁番41によって開いたり、閉じたりできる。具体的には、下部防護部材35は2つの丁番41で接続された2つの防護板35R、35Lからなり、下部防護部材36は2つの丁番41で接続された2つの防護板36R、36Lからなり、下部防護部材37は2つの丁番41で接続された防護板37R、37Lからなり、下部防護部材38は2つの丁番41で接続された2つの防護板38R、38Lからなる。
上部防護部材31~34はそれぞれ、1枚の羽と1本のピン(回転軸)で構成された丁番42によって、パイプ12B、13B、11B、11A、13A、12Aに接続される。防災シェルター1Aの矩形状フレーム11、12及び13が開いたときに、丁番42と丁番41とが連動して、上部防護部材31~34が開いたり、閉じたりできる。
具体的には、上部防護部材31は4つの丁番41の溶接部でパイプ12Bとパイプ13Bに接続され、上部防護部材32は4つの丁番41の溶接部でパイプ13Bとパイプ11Bに接続される。上部防護部材33は4つの丁番41の溶接部でパイプ11Aとパイプ13Aに接続され、上部防護部材34は4つの丁番41の溶接部でパイプ13Aとパイプ12Aに接続される。
また、下部防護部材35~38はそれぞれ、1枚の羽と1本のピン(回転軸)で構成された丁番42によって、パイプ12B、13B、11B、11A、13A、12Aに接続される。防災シェルター1Aの矩形状フレーム11、12及び13が開いたときに、丁番42と丁番41とが連動して、下部防護部材35~38が開いたり、閉じたりできる。
具体的には、下部防護部材35は4つの丁番41の溶接部でパイプ12Bとパイプ13Bに接続され、下部防護部材36は4つの丁番41の溶接部でパイプ13Bとパイプ11Bに接続される。下部防護部材37は4つの丁番41の溶接部でパイプ11Aとパイプ13Aに接続され、下部防護部材38は4つの丁番41の溶接部でパイプ13Aとパイプ12Aに接続される。
図15及び図16の領域Aは、丁番41が設けられる位置を示し、領域Bは、丁番42が設けられる位置を示す。
本実施形態では、図15及び図16に示すように、矩形状フレーム11、12及び13の間の上部空間及び側部空間が、上部防護部材31~34及び下部防護部材35~38で覆われるために、矩形状フレーム11、12と矩形状フレーム13との間の空間が上部防護部材31~34及び下部防護部材35~38で遮蔽され、第1実施形態よりも、地震等による落下物及び転倒物等から人間を守る作用効果を向上させることができる。
防護板31R、31L、32R、32L、33R、33L、34R、34L及び防護板35R、35L、36R、36L、37R、37L、38R、38Lは、ステンレス板、ステンレスパンチング板、アルミ板、プラスチック板、強化プラスチック板等を用いることができる。
上部防護部材31~34及び下部防護部材35~38は、それぞれ丁番41を用いて接続した2つの防護板を用いる必要はなく、樹脂製シートや布製シート等のシートを用いてもよい。シートを用いる場合にはシートは折り曲げ可能なので、丁番41及び丁番42は不要で、ネジ等で矩形状フレーム11、12及び13に接続可能となる。
以上本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱することなく、用途に応じて種々の変形、変更が可能である。
例えば、上述した各実施形態では、3本の矩形状フレームの例について説明したが、矩形状フレームの数は2本又は4本以上であってもよい。
上述した各実施形態では、第1接続具11CU及び第2接続具11CDをS字型形状とし、第1接続具12CU及び第2接続具12CDを逆S字型形状としているが、第1接続具11CU、第2接続具11CD、第1接続具12CU、及び第2接続具12CDを直線状としてもよい。この場合、3つの矩形状フレーム11、12及び13を閉じた状態としたときに、パイプ11Aとパイプ12B、及びパイプ11Bとパイプ12Aは直線状に配置されないが、3つの矩形状フレーム11、12及び13が開いたときよりもコンパクトになる。
固定機構は、矩形状フレーム11、12及び13が固定できる機構であれば、特に上述した実施形態の構成に限定されない。例えば、突き出し部11Dに設けられた開口部と、第1接続具13CUに設けられた開口部とに、頭部を有する円柱状ピンを上方向から差し込み、且つ突き出し部12Dに設けられた開口部と、第1接続具13CUに設けられた開口部とに、頭部を有する円柱状ピンを上方向から差し込むことで、矩形状フレーム11、12及び13が開いた状態で固定する固定機構を用いてもよい。
固定機構は、第1接続部XUでなく、第2接続部XDに設けてもよく、第1接続部XUと第2接続部XDとの両方に設けてもよい。
1 防災シェルター
11、12、13 矩形状フレーム
11A、11B パイプ
12A、12B パイプ
13A、13B パイプ
11CU、12CU、13CU 第1接続具
11CD、12CD、13CD 第2接続具
14 保護部材
15 シャフト
16 軸
31、32、33、34 上部防護部材
35、36、37、38 下部防護部材
31R、31L、32R、32L、33R、33L、34R、34L 防護板
35R、35L、36R、36L、37R、37L、38R、38L 防護板

Claims (9)

  1. 複数の矩形状フレームが組み合わされ、前記複数の矩形状フレームの中心を通る線で複数の矩形状フレームが回動可能に接続された防災シェルターであって、
    前記複数の矩形状フレームが開いたときに前記複数の矩形状フレームを所定の位置で固定する固定機構を備え、
    前記複数の矩形状フレームは、前記複数の矩形状フレームを回動可能に接続する第1接続部及び第2接続部を備えた、防災シェルター。
  2. 前記固定機構は、前記第1接続部及び前記第2接続部の少なくとも一方に設けられている、請求項1に記載の防災シェルター。
  3. 前記第1接続部と前記第2接続部とを接続するシャフトを備えた、請求項1又は請求項2に記載の防災シェルター。
  4. 前記複数の矩形状フレームの各矩形状フレームは、
    「コ」の字状の2つのパイプと、
    前記2つのパイプの一方の端子を接続する第1接続具、及び前記2つのパイプの他方の端子を接続する第2接続具と、
    を備え、
    前記第1接続部は、前記複数の矩形状フレームの複数の前記第1接続具を含み、
    前記第2接続部は、前記複数の矩形状フレームの複数の前記第2接続具を含む、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の防災シェルター。
  5. 前記複数の矩形状フレームは、3本の矩形状フレームである、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の防災シェルター。
  6. 前記固定機構は、前記3本の矩形状フレームが開いたときに前記3本の矩形状フレームをアステリスク状に固定する、請求項5に記載の防災シェルター。
  7. 前記複数の矩形状フレームが開いたときに、前記複数の矩形状フレーム間の空間を覆うように、折り曲げた状態から開くことが可能な防護部材を隣接する2つの矩形状フレームに接続した、請求項1から6のいずれか1項に記載の防災シェルター。
  8. 前記防護部材は、前記複数の矩形状フレームが開いたときに、前記複数の矩形状フレーム間の上部空間を覆う、折り曲げ可能な第1の防護部材、及び前記複数の矩形状フレーム間の側部空間を覆う、折り曲げ可能な第2の防護部材を備えた、請求項7に記載の防災シェルター。
  9. 前記防護部材は、前記複数の矩形状フレームが開いたときに、前記複数の矩形状フレームが閉じたときよりも前記複数の矩形状フレーム間が広くなる空間を覆う、請求項7又は請求項8に記載の防災シェルター。

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