JP2513005Y2 - 間仕切と建屋の壁面等との取合い構造 - Google Patents

間仕切と建屋の壁面等との取合い構造

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JP2513005Y2
JP2513005Y2 JP1990032810U JP3281090U JP2513005Y2 JP 2513005 Y2 JP2513005 Y2 JP 2513005Y2 JP 1990032810 U JP1990032810 U JP 1990032810U JP 3281090 U JP3281090 U JP 3281090U JP 2513005 Y2 JP2513005 Y2 JP 2513005Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、建屋内の免震床上に立設され、地震等の際
に当該床面の変位に追従するようにされた間仕切と建屋
の壁面,天井面との間隙を好適に処理する間仕切と建屋
の壁面等との取合い構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、建屋内の免震床は、建屋床面上に適宜高さ位置
で免震動作をする複数の支持脚等を介して配設されてい
る。
この免震床には、地震等による建屋の横揺れによって
変位する建屋の床面に追従する2次元(XY平面)免震床
と、縦揺れによる床面の上下方向の変位にも追従する3
次元(XY平面とこの面に直交するZ方向)免震床とがあ
る。
而して、2次元免震床においては、建屋壁面と免震床
の外周端面との間に、免震床の2次元方向における振幅
を許容する間隙が形成されている。
しかし、上記両面間が間隙のままだと、そこから建屋
の床面上に小物が落ちてしまうことがあり、また、外観
体裁上においても好ましくない。
この間隙を塞ぐためにいくつかの方策が提案されてい
る。例えば、特開平1−244063号公報に記載されている
免震装置では、壁面から免震床パネルの外周辺上部にわ
ずかな隙間を保って重なり合い、床パネルの外周辺を被
覆する鍔状部材、即ち、スライド板が設けられている。
また、前記鍔状部材に相当する部材を免震床パネルを上
下から挟む断面字状に形成し、その後端面を免震床と
同じ高さで建屋壁面に取付け、先端の開放側の間に免震
床の外周辺が遊嵌挟持される閉塞タイプの鍔状部材や、
免震床の外周端面と該面と対向する建屋壁面との間に、
伸縮する板状部材やアコーディオン状に伸縮する部材な
どによる閉塞部材が提案されている。
更には、上記免震床の外周端面と建屋壁面との間に、
この間隙を狭める方向に作用する免震床圧縮力により破
壊されるようにした板材による閉塞部材も提案されてい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上述した従来の免震床では、壁面と免震床外
周辺との間隙を上記の各閉塞部材等で処理する技術が検
討されているにすぎない。
従って、免震床上に間仕切を立設することや、この立
設された間仕切の外周辺と建屋の壁面,天井面との間隙
をいかに処理するかという技術的課題は未だ検討されて
いない。
しかしながら、免震床上に間仕切を立設した場合、次
のような問題がある。
即ち、間仕切は、屋内を完全に仕切るものというその
本来の目的からすれば、免震床上に立設されていてもそ
の外周辺は建屋の壁面や天井面になるべく近接している
のが望ましい。
しかし、間仕切も免震床の変位に追従するため、間仕
切の外周辺と建屋の壁面や天井面との間には間仕切の変
位を許容する間隙を形成しなければならない。
従って、この間隙を適宜の遮蔽部材や遮蔽機構等によ
り処理しなければ間仕切としての本来の目的は達成され
ず、また、間隙のままでは外観上,体裁上においても好
ましくない。
ところが、上記遮蔽部材等は、2次元免震床ではXY軸
方向の変位に対応できるものでなければならず、また、
3次元免震床ではX,Y,Zの各軸方向の変位に対応できる
ものでなければならないので、その開発に困難な面があ
った。
特に、3次元免震床では建屋壁面と天井面とのコーナ
部と該部に対向する間仕切の外周辺により形成される間
隙の遮蔽は、例えば、単に間仕切の側辺部と壁面との間
隙を遮蔽する部材をコーナ部まで延長し、或は、間仕切
の上辺部と天井面との間隙を遮蔽する部材をコーナ部ま
で延長して処理することができないという問題がある。
本考案は、免震床上に立設される間仕切の外周辺と建
屋の壁面,天井面とにより形成される間隙を好適に遮蔽
すると共に、その際に生じる上述したような技術的問題
点を解決することのできる免震床に立設された間仕切と
建屋の壁面等との取合い構造を提供することをその課題
とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するための本考案の構成は、免震床上
に立設されて該免震床と一体に変位する間仕切の側辺部
と建屋の壁面との間隙に配設される両側にスライド板を
有すると共に、後端側を滑り面に形成した断面字状の
遮蔽部材であって、前記間仕切の側辺部の長さに見合う
程度の長さを有する遮蔽部材を、該側辺部に遊嵌させる
と共に、ガイド部材を介して平行移動可能に係止する一
方、後端側の前記滑り面を壁面に近接させて配したこと
を特徴とするものであり、また、免震床上に立設されて
該免震床と一体に変位する間仕切の側辺部と建屋の壁面
との間隙に、前記間仕切の側辺部の長さに見合う程度の
長さを有する縦長矩形状でその長さ方向に垂直な幅方向
において伸縮自在の遮蔽部材を、その幅方向の一側を前
記側辺部に取付ける一方、他側を滑り面に形成して壁面
に近接させて配したことを特徴とするものであり、更
に、免震床上に立設されて該免震床と一体に変位する間
仕切の側辺部と建屋の壁面との間隙には、該間隙を前記
間仕切の厚み方向の両側から被う程度の一対の縦長矩形
板状の遮蔽部材であって、その長さ方向に垂直な幅方向
の一側を前記間仕切の側辺部又は建屋の壁面に枢着させ
ると共に、他側を前記壁面又は側辺部に対し開閉可能と
した遮蔽部材を配設したことを特徴とするものでる。
〔作用〕
本考案は、免震床上に立設された間仕切も、免震床の
2次元方向、或は、3次元方向の変位に追従して変位す
ることが許容されているため、当該間仕切の外周辺と建
屋の壁面,天井面との間に形成される間隙を、いくつか
の構造から成る遮蔽部材で好適に処理することができる
から、屋内を完全に仕切ることができると共に、外観上
においても極めて体載の良い間仕切と建屋の壁面等との
連結構造を形成できる。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を図に拠り説明する。
第1図(イ),(ロ),(ハ)は、それぞれ、断面
字状の遮蔽部材が間仕切の側辺部に遊嵌されている状態
を示す本考案取合い構造の一例の一部切截正面図、第2
図(イ),(ロ)は、それぞれ、同じく他の一例の二つ
の態様を示す一部切截斜視図、第3図は同じく他の別の
一例を示す一部切截斜視図、第4図は遮蔽部材が伸縮部
材である本考案取合い構造の一例を示す一部切截斜視
図、第5図は遮蔽部材が間仕切の上辺部にも遊嵌されて
いる状態を示す本考案取合い構造の一例の一部切截斜視
図、第6図乃至第10図は遮蔽部材が開閉するタイプであ
る本考案取合い構造の実施例を示し、第6図はその第1
実施例、第7図は同じく第2実施例、第8図は同じく第
3実施例、第9図は同じく第4実施例をそれぞれ示す一
部切截平面図、第10図は第9図に示した開閉タイプの本
考案取合い構造の第4実施例のものを開いた状態を示す
一部切截斜視図、第11図(イ),(ロ)は、それぞれ、
遮蔽部材が折れ曲るタイプである本考案取合い構造の一
例の二つの態様を示す一部切截平面図、第12図(イ),
(ロ)は、それぞれ、開閉タイプの遮蔽部材におけるコ
ーナ部を処理している本考案取合い構造の一例の二つの
態様を示す一部切截斜視図である。
図において、1は建屋の床面、2は同じく壁面、3は
同じく天井面、4は床面1の適宜高さ位置に床面1に対
して平行移動可能に配設されている免震床、4aは免震床
4を床面1上に支持する支持脚装置、4bは免震床4の外
周辺と壁面2との間隙に配設した伸縮自在の閉塞部材、
5は免震床4上に立設されている間仕切、5aは間仕切5
の側辺部、5bは同じく上辺部、K1は側辺部5aと壁面2と
の間隙、K2は上辺部5bと天井面3との間隙である。
而して、第1図(イ)乃至第1図(ハ)は、間隙K1
処理する本考案取合い構造の一例における三つの態様を
示すもので、6は平断面字状をなす遮蔽部材で、この
遮蔽部材6は間仕切5を間にした対向面がスライド板6a
に形成されている。6bは両スライド板6aのエンド側に形
成した後側板である。S1は後側板6bの裏面側に形成した
滑り面であり、ナイロン,デルリン等の滑り抵抗の小さ
い材料で形成してある。
尚、スライド板6a,6aの内側両面も上記ナイロン,デ
ルリン等で滑り面に形成してもよい。
遮蔽部材6は、そのスライド板6a,6aの先端側で側辺
部5aを挟持するようにして間仕切5に遊嵌させると共
に、後側板6bの滑り面S1を壁面2に近接させて間隙K1
配設される。
7は間仕切5の側辺部5aと遮蔽部材6を接続するガイ
ド部材の一つとして用いたアームで、一側は側辺部5aに
軸支7aされ、他側は斜め上方において後側板6bの内面に
軸支7bされている。
第1図(イ),(ロ),(ハ)はともに2次元平面に
おけるY軸方向から見た場合の正面図であり、第1図
(イ)は、地震等がない通常状態を示している。第1図
(ロ)は、地震等により免震床4及び間仕切5がX軸方
向の図面上右側に追従変位した場合を示し、第1図
(イ)に示した状態からアーム7により遮蔽部材6の後
側板6bの滑り面S1が壁面2に接して上方に摺動し、遮蔽
部材6が上方に押し上げられた状態を示している。
第1図(ハ)は逆に、図面上の左側に免震床4及び間
仕切5が追従変位した場合を示し、第1図(イ)に示し
た状態から遮蔽部材6の滑り面S1がそのまま壁面2から
離れた状態を示している。
第1図(イ),(ロ),(ハ)は、間仕切5の片側に
おける遮蔽部材の配設態様を示しているが、他側におい
ても勿論同様の処理が施されている。
免震床4がY軸方向に変位する場合は、遮蔽部材6の
滑り面S1が壁面2上を前後に摺動するから、遮蔽部材6
も間仕切5といっしょに免震床4と一体に変位する。
尚、免震床がXYZの各軸方向に対応する3次元免震床
の場合は、第1図に配設した遮蔽部材6と同様の機構か
ら成る遮蔽部材を、間仕切5の上辺部5bと天井面3との
間隙K2にも配設する。
この場合には、上辺部5b側に設けられる遮蔽部材の重
量を支えるため、例えばカウンタースプリング等を間仕
切5の上辺部5bとその遮蔽部材の後側板との間に介在さ
せることが望ましい。
第2図(イ),(ロ)に示したものは、第1図に示し
たものの変形タイプで、第1図に示したのと同一符号は
同一部材を示している。
第1図におけるアーム7の代わりに、ガイド部材の他
の例として間仕切5の側辺部5a側の前,後両面の上下に
ガイドピンを設けると共に、スライド板6a,6aにこのガ
イドピン5c,5cに案内される斜めのガイド孔6c,6cを穿設
してある。
第2図(ロ)に示してあるように、免震床4及び間仕
切5がX軸方向の図面上右側に変位すると、遮蔽部材6
の滑り面S1が壁面2に接して上方に摺動すると共に、ガ
イド孔6cがガイドピン5cに案内されて遮蔽部材6を上方
に押し上げる。
尚、Y軸方向の変位、及び、3次元免震床の場合にお
ける間仕切5の上辺部5bと天井面3との間隙K2への遮蔽
部材の配設は、第1図に示した遮蔽部材について説明し
た場合と同様である。
第3図に示したものは、第1図及び第2図において示
したものと同様の遮蔽部材6を使用しているが、ここで
は遮蔽部材6は上方には押し上げられず、間仕切5の正
面から見た幅方向(X軸方向)において前後に進退させ
られるようになっている。
遮蔽部材6の進退は、その後側板6bの高さ方向の内面
の略中間部に台座8aにより取付けられているガイド部材
としてのガイド棒8の先端側が、対向する間仕切5の側
辺部5aの高さ方向略中間部から間仕切5の横幅方向に設
けたガイド穴Qに進退入することにより案内される。
Pは遮蔽部材6の滑り面S1を壁面2側に付勢するコイ
ルスプリングで、側辺部5aと後側板6bとの間に装着され
ている。
尚、コイルスプリングPの代わりに両端を側辺部5a或
は後側板6bに、中央の折曲部を対向する後側板6b或は側
辺部5aに取付けた∧形状の板バネを使用してもよい。
第3図に示した遮蔽部材6は、免震床4のY,Zの各軸
方向の変位に対しては、滑り面S1が壁面2に対し摺動可
能であるから対応することができる。
また、免震床のZ軸方向の変位に対しては、第3図に
示した遮蔽部材6と同様のものを間仕切5の上辺部5bと
天井面3との間隙に配設して対処することができる。
この場合は、間仕切5のコーナ部における遮蔽部材の
衝当を避けるためいずれか一方の遮蔽部材を他方のもの
より稍大きめとする。
次に、第4図に示したものは、間仕切5の側辺部5aと
壁面2との間隙K1において、蛇腹状に伸縮するタイプを
示し、9は蛇腹構造の遮蔽部材で、その横幅方向の一側
が間仕切5の側辺部5aに取付けられ、他側に滑り面S2
形成されている。
滑り面S2は、第1図乃至第3図における滑り面S1と同
様の材質のものである。
遮蔽部材9の内部構造は多数のリンクが平面X状をな
して、一方向に連接されたもの、或は、スポンジ等を充
填したものでもよい。
尚、Y,Z軸方向の変位に対しては滑り面S2は壁面2に
対し摺動可能であるから対応することができる。
また、間仕切5の上辺部5bと天井面3との間隙K2にも
遮蔽部材9と同様のものを配設し、Z方向の変位に適格
に対応できる構造とすることができる。
第5図は、第1図乃至第4図に示した遮蔽部材6,9と
組合せて用いられる遮蔽部材10を間隙K2に配設した状態
を示している。
この遮蔽部材10は、両側にスライド板10a,10aを有
し、上端側に後側板10bを有する側面状のもので、後
側板10bの上面には滑り面S3が形成されている。
遮蔽部材10は、X軸方向において対向している壁面2,
2間に亘る長さを有し、間隙K1に配設してある遮蔽部材
6をも外嵌するように間仕切5の上辺部5bに遊嵌されて
いる。Rはカウンタースプリングで、上辺部5bと後側板
10b間4に装着され、滑り面S3を天井面3側に付勢して
いる。
而して、間仕切5のX軸方向の変位に対してこの遮蔽
部材10は、スプリングRが斜め方向に伸縮して間仕切5
のX軸方向の変位に対応することができる。
間仕切5のY軸方向の変位に対しては、滑り面S3が天
井面3上を前後に摺動可能であるから対応することがで
きる。
間仕切5のZ軸方向の変位に対しては、当然スプリン
グRの伸縮により対応することができる。
第6図乃至第9図は、間隙K1に配設される遮蔽部材が
開閉タイプのものを示している。
第6図に示す開閉タイプの第1実施例において、11は
間仕切5の厚み方向の両側から縦長矩形状の板材11a,11
aで間隙K1を被って成る遮蔽部材で、11bはこの板材11a
の壁面2に近接する一側に形成したスライド辺、11cは
板材11aの他側における間仕切5の側辺部5aへの枢着部
である。T1は、板材11a,11a間に取付けたコイルスプリ
ングである。
第7図に示す開閉タイプの第2実施例において、12は
縦長矩形状で幅方向中央で適宜角度折曲げられている板
材12a,12aであって間隙K1を被って成る遮蔽部材で、12b
は第6図に示したものと同様に一側に形成したスライド
辺、12cは同じく側辺部5aへの枢着部、T2は同じく板材1
2a,12a間に装着したコイルスプリングである。
第8図に示す開閉タイプの第3実施例は、第7図に示
した板材12aを枢着部Wで開閉する蝶番構造の縦長矩形
の板材13a,13aで間隙K1を被って成る遮蔽部材13で、13b
は第7図に示したものと同様のスライド辺、13cは同じ
く枢着部、T3は同じくコイルスプリング、T4は新たに設
けたコイルスプリングである。
上記第6図乃至第8図に示した遮蔽部材11,12,13は、
間仕切5のX軸方向(図面上右側)への変位により、ス
ライド辺11b,12b,13bが壁面2に対しY軸方向に摺動し
て壁面2側が開き、同じく左側への変位により閉じる。
尚、Y,Z軸方向への変位に対してはスライド辺11b,12
b,13bが壁面2に対し同方向に摺動する。
第9図は開閉タイプの第4実施例を示しており、14は
縦長矩形状のスライド板材14a,14aで間隙K1を被って成
る遮蔽部材で、一側は壁面2に枢着14b,14bされ、他側
は間仕切5の側辺部5aを挟持するように近接している。
15aは一方のスライド板材14aの内側に取付けられてい
る雌キャッチ部材、15bは他方のスライド板材14aに取付
けられている雄部材で、これら雌キャッチ部材と雄部材
15a,15bが嵌合してスライド板材14a,14aを間仕切5の厚
み間隔に係止保持している。
16,16はスライド板材14a,14aの内側に設けてある遮蔽
部材14の前後に連設した山形の拡開部、5d,5dは常態に
おいて間仕切5の前,後で側辺部5の上下に設けた拡開
部16,16に嵌合した拡開部材で、第10図に示すように、
間仕切5のX軸方向右側或は左側の変位により拡開部材
5d,5dが拡開部16,16に衝当してスライド板材14a,14aを
拡開させると共に、キャッチ部材と雄部材15a,15bの係
合を解除する。
第11図(イ),(ロ)に示したものは、第6図乃至第
8図に示した開閉タイプの遮蔽部材11,12,13の応用タイ
プである。ここで17は蝶番タイプの縦長矩形状板材17a,
17aにより間隙K1を被って成る遮蔽部材で、その一側は
壁面2に枢着17b,17bされ、他側は間仕切5の側辺部5a
の厚み方向両側に上下摺動自在に枢着17c,17cされてお
り、中央部の枢着部17d,17d間にコイルスプリングT5
装着されている。
而して、間仕切5のX軸方向右側の変位により第11図
(ロ)に示すように、枢着部17d,17d間の間隙が拡が
り、その変位を許容することができる。
第12図(イ),(ロ)は、第6図に示した遮蔽部材11
と同様の遮蔽部材11′を間仕切5の上辺部5bと天井面3
との間隙K2にも配記すると共に、遮蔽部材11の縦長矩形
状の板材11a,11aの上端部にそれぞれ蝶番18bを介して板
材11aと同一幅のコーナ部板材18a,18aを取付けて成るコ
ーナ部遮蔽部材18を配設してある。
11a′,11a′は遮蔽部材11′の横長矩形状の板材、11
b′,11b′は板材11a′,11a′の天井面に近接しているス
ライド辺,11c′は蝶番等による枢着部である。
18c,18cはコーナ部板材18a,18aの天井面3側のスライ
ド辺、18d,18dは壁面2側のスライド辺である。
而して、間仕切5がX軸方向右側及びZ軸方向上側に
変位した場合は、第12図(ロ)に示したように遮蔽部材
11が壁面2に対して拡開すると共に、コーナ部遮蔽部材
18も拡開し、かつ、遮蔽部材11′が天井面3に対して拡
開すると同時にコーナ部遮蔽部材18も拡開する。
従って、コーナ部に形成される間隙も上記第12図に示
したような構造の遮蔽部材18により好適に処理すること
ができる。
〔考案の効果〕
以上に述べた通り、本考案取合い構造によれば免震床
上に立設された間仕切の外周辺と建屋の壁面,天井面と
の間に形成される間隙を好適に処理することができ、間
仕切本来の目的である屋内の完全な間仕切りを免震床上
において達成することができる。
また、間隙に配設される遮蔽部材の構造は簡単なもの
であるから、既設の間仕切や建屋の壁面,天井面を大幅
に改造することなく容易に取付けることができる実用性
が極めて高い。
更に、建屋の天井面と壁面とのコーナ部に形成される
間隙も好適に処理することができるという格別の効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図(イ),(ロ),(ハ)は、それぞれ、断面字
状の遮蔽部材が間仕切の側辺部に遊嵌されている状態を
示す本考案取合い構造の一例の一部切截正面図、第2図
(イ),(ロ)は、それぞれ、同じく他の一例の二つの
態様を示す一部切截斜視図、第3図は同じく他の別の一
例を示す一部切截斜視図、第4図は遮蔽部材が伸縮部材
である本考案取合い構造の一例を示す一部切截斜視図、
第5図は遮蔽部材が間仕切の上辺部にも遊嵌されている
状態を示す本考案取合い構造の一例の一部切截斜視図、
第6図乃至第10図は遮蔽部材が開閉するタイプである本
考案取合い構造の実施例を示し、第6図はその第1実施
例、第7図は同じく第2実施例、第8図は同じく第3実
施例、第9図は同じく第4実施例をそれぞれ示す一部切
截平面図、第10図は第9図に示した開閉タイプの本考案
取合い構造の第4実施例のものを開いた状態を示す一部
切截斜視図、第11図(イ),(ロ)は、それぞれ、遮蔽
部材が折れ曲るタイプである本考案取合い構造の一例の
二つの態様を示す一部切截平面図、第12図(イ),
(ロ)は、それぞれ、開閉タイプの遮蔽部材におけるコ
ーナ部を処理している本考案取合い構造の一例の二つの
態様を示す一部切截斜視図である。 1…床面、2…壁面、3…天井面、4…免震床、5…間
仕切、6,9.10,11,11′,12,13,14,17…遮蔽部材、7…ア
ーム、8…ガイド棒、15a…雌キャッチ部材、15b…雄部
材、16…拡開部材、18…コーナ部遮蔽部材、K1,K2…間
隙、S1,S2,S3…滑り面、P,T1〜T4…コイルスプリン
グ、R…カウンタースプリング、Q…ガイド穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−14455(JP,A) 特開 昭61−204447(JP,A) 特開 平1−244063(JP,A) 特開 平3−202531(JP,A) 特開 平3−202532(JP,A) 特開 昭60−192043(JP,A) 実開 昭49−43226(JP,U) 実開 昭52−156209(JP,U) 実開 昭52−146010(JP,U) 実開 昭50−130807(JP,U) 実公 昭53−54095(JP,Y2) 実公 昭54−22247(JP,Y2) 実公 昭53−21849(JP,Y2)

Claims (8)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】免震床上に立設されて該免震床と一体に変
    位する間仕切の側辺部と建屋の壁面との間隙に配設され
    る両側にスライド板を有すると共に、後端側を滑り面に
    形成した断面字状の遮蔽部材であって、前記間仕切の
    側辺部の長さに見合う程度の長さを有する遮蔽部材を、
    該側辺部に遊嵌させると共に、ガイド部材を介して平行
    移動可能に係止する一方、後端側の前記滑り面を壁面に
    近接させて配したことを特徴とする間仕切と建屋の壁面
    等との取合い構造。
  2. 【請求項2】断面字状の遮蔽部材は、間仕切の側辺部
    に遊嵌すると共に、発条を介して間仕切の横幅方向にお
    いて進退自在に係止したものである実用新案登録請求の
    範囲第1項に記載の間仕切と建屋の壁面等との取合い構
    造。
  3. 【請求項3】免震床上に立設されて該免震床と一体に変
    位する間仕切の側辺部と建屋の壁面との間隙に、前記間
    仕切の側辺部の長さに見合う程度の長さを有する縦長矩
    形状でその長さ方向に垂直な幅方向において伸縮自在の
    遮蔽部材を、その幅方向の一側を前記側辺部に取付ける
    一方、他側を滑り面に形成して壁面に近接させて配した
    ことを特徴とする間仕切と建屋の壁面等との取合い構
    造。
  4. 【請求項4】間仕切の上辺部と建屋の天井面との間隙に
    は、両側にスライド板を有すると共に、後端側を滑り面
    に形成した断面字状の遮蔽部材であって、前記間仕切
    の横幅方向における建屋の両側の壁面間に亘る長さを有
    する遮蔽部材を、間仕切の上辺部及び間仕切の側辺部と
    壁面との間隙に配設した遮蔽部材に遊嵌させると共に、
    発条を介して前記上辺部に間仕切の縦幅方向において進
    退自在に係止する一方、後端側の前記滑り面を天井面に
    近接させて配して成る実用新案登録請求の範囲第1項乃
    至第3項のいずれかに記載の間仕切と建屋の壁面等との
    取合い構造。
  5. 【請求項5】免震床上に立設されて該免震床と一体に変
    位する間仕切の側辺部と建屋の壁面との間隙には、該間
    隙を前記間仕切の厚み方向の両側から被う程度の一対の
    縦長矩形板状の遮蔽部材であって、その長さ方向に垂直
    な幅方向の一側を前記間仕切の側辺部又は建屋の壁面に
    枢着させると共に、他側を前記壁面又は側辺部に対し開
    閉可能とした遮蔽部材を配設したことを特徴とする間仕
    切と建屋の壁面等との取合い構造。
  6. 【請求項6】間仕切の側辺部と建屋の壁面との間隙に配
    設される一対の縦長矩形板状の遮蔽部材は、その長さ方
    向に垂直な幅方向の一側を壁面に枢着させると共に、他
    側を前記側辺部に上下摺動自在に枢着させる一方、中央
    部を折曲自在とした遮蔽部材であることを特徴とする間
    仕切と建屋の壁面等との取合い構造。
  7. 【請求項7】間仕切の上辺部と建屋の天井面との間隙
    に、前記間仕切の側辺部と壁面との間隙に配設したもの
    と同様の遮蔽部材を配設して成る実用新案登録請求の範
    囲第1項乃至第3項及び第5項並びに第6項のいずれか
    に記載の間仕切と建屋の壁面等との取合い構造。
  8. 【請求項8】間仕切の側辺部と建屋の壁面との間隙に
    は、該間隙を前記間仕切の厚み方向の両側から被う程度
    の一対の縦長矩形板状の遮蔽部材であって、その長さ方
    向に垂直な幅方向の一側を前記間仕切の側辺部に枢着さ
    せると共に、他側を前記壁面に対し開閉可能とした遮蔽
    部材を配設し、該遮蔽部材の上端部に当該遮蔽部材と同
    一幅で上端側が天井面に対し開閉可能に近接している一
    対のコーナ部材の下端側が枢着されている実用新案登録
    請求の範囲第7項に記載の間仕切と建屋の壁面等との取
    合い構造。
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