JP2010043519A - 地震・落雷などの防災シェルター - Google Patents

地震・落雷などの防災シェルター Download PDF

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【課題】地震来襲の警告があったり落雷や突風、竜巻などが突然襲ってきた場合でも有効な避難場所である防災シェルターを提供すること。
【解決手段】複数本の支柱同士を内側に避難空間を形成するように離間して配備してそれら支柱全体が天面材と台座の上下間に挟まれた状態で締め付け固定されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、地震・落雷などの防災シェルターに関する。
一般国民には、緊急地震速報や地震警報器などの手段でP波発生直後に地震来襲の警告を発することができるようになってきた。
ところが警告があっても有効な避難場所がないのが実情である。また、近年では地球温暖化のため異常気象が発生し落雷や突風、竜巻などに因る恐怖や実被害が頻発している。
上記に鑑み、本発明は、そうした問題を解決するための地震・落雷などの防災シェルターを提供しようとするものである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、複数本の支柱同士を内側に避難空間を形成するように離間して配備してそれら支柱全体が天面材と台座の上下間に挟まれた状態で締め付け固定されている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載されたものにおいて、支柱は発泡スチロールブロックで形成されている。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載されたものにおいて、支柱間の底部には避難椅子が設けられている。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載されたものにおいて、避難椅子は水平方向の締め付け手段により支柱間に締め付け固定されている。
本発明によれば、複数本の支柱同士を内側に避難空間を形成するように離間して配備してそれら支柱全体が天面材と台座の上下間に挟まれた状態で締め付け固定されているので、地震来襲の警告があったり落雷や突風、竜巻などが突然襲ってきた場合でも有効な避難場所である防災シェルターを提供することができるようになる。
以下、図示する実施形態により本発明を詳細に説明する。
図1および図2において、防災シェルターは、床面50の上に設けられた台座51と上部の天面材52との間に4本の強度のある支柱53…を組み付けたもので、これら支柱53…間に避難空間が形成されている。
台座51は平面四角な板材でなり、その底面には緩衝材54が両面粘着式として付設され防災シェルターが床面50に安定に固定されるようになっている。
天面材52も平面四角な金属あるいは木質、樹脂などの板材で枠状に形成されている。その上面内部に緩衝材(段ボール・新聞紙・ペットボトル・気泡シート・気泡ボード・既裁断紙片・座布団・布団など)55…を択一的あるいは組み合わせにより付設することもできる。この緩衝材の付設は他の実施形態においても適用できる。前記天面材52は衝撃負荷に応じてそのエネルギーを変形により吸収するクラッシャー部として機能するように構成することもできる。
支柱53は、土木のEPS工法(盛土工法)で用いられる高密度で超軽量・耐圧縮性(1m当たり約30トンに耐える)・耐水性等に優れる発泡スチロールブロックを本体56とするもので、外装材57で覆設したものでなっている。本体56は、45cmで高さ180cmの四角柱状の単体ブロックが使用され、本体56の4本分を合計すると、約24.3トンの負荷に耐えるものである。天面材52の底板部分は、衝撃があってもそれを分散して面に均等に作用吸収する役目も持っている。尚、緩衝材55は、天面材52なしに直接支柱53上に設置することがある。例えば、面板状の緩衝材55については直接設置できる。また、外装材57は、例えば、合板のようにそれ自体で枠体を形成して負荷に耐える構成のものにしてもよい。
4本の本体56は、芯パイプ59とそれに捻じ込まれる止着具60とにより天面材52と台座51との間に締め付け固定されている。この本体56は、図2の左側部分に示すように、高さHの単一本もの以外にその1/2H高さのもの複数本、あるいは1/4H高さのもの複数本など組み合わせは自由にできるものである。勿論、同じ高さのブロックを組み合わせる以外に、1/2Hのもの1個と1/4Hの複数個、あるいは3/4Hのものと1/4Hのものを組み合わせたり、高さの異なるもので構成することは自由である。
また、本体56は丸柱形や楕円柱形、三角柱など他の幾何学形状のものでもよい。
さらに、図2の右欄に取り出して示すように、支柱53,53の下部間には、収納を兼ねた避難椅子61を設けることもできる。この避難椅子61は発泡スチロールブロック製とし、それを挟む支柱53,53と共締めして強度の向上を図ることもできる。
上部間にも収納部62を設けることができ、この収納部62は、収納機能をもたせるか否かは別として支柱53,53と共締めすることができる。同収納部62は上方からの倒壊時の防護機能を同時に果たす。
また、近年の異常気象で発生する落雷に際しては防災シェルターはその中に避難しておけば実被害を受けることは完全に回避されるが、落雷音それ自体に恐怖感を抱く人も多々あり、そうした人のために、防災シェルター全体を例えば、合板やアルミなどの金属板さらに発泡スチロール板などの樹脂板で囲んで(出入可能)気密状に形成することができる。その一方で、ここでは、防災シェルターは図1のように開放型とし、あるいは前記気密型とし、避難椅子61や収納部62あるいは専用の吊り掛け具63などを利用して、ヘッドホーンや耳栓などの遮音手段64およびアイマスク65などを常備しておき、落雷を感じた時点でこの避難空間に入り遮音手段64などを利用して落雷の恐怖から逃れるようにすることができる。このことは他の実施形態でも適用することができる。
なお、この避難空間には万一の事態を考慮して消火器を装備しておくこともできる。また、前記実施形態では、地震と落雷の双方を考慮した防災シェルターとしたが、落雷対策のみを考慮した避難シェルターとしてもよい。この場合、図1に仮想線で示すように、板状発泡スチロール(一般品質のものでもよい)で部屋を形成しただけのものにしてもよい。
また、図1の右上欄に示すように、締め付け手段67…を円柱形の支柱53…の外部を通した防災シェルターとして強度の高いものにしてもよい。さらに、右下欄に示すように、三角柱状の支柱53…としてその外部に締め付け手段67…を通すようにしてもよい。
さらに、図1の右上欄の68はセンター支柱で、このように中央に単一本からなる支柱68を天・底間に設けて回りを避難空間とすることもできる。この場合、細い支柱53…を外周に配備したりあるいは締め付け手段67…を組み合わせたりする。支柱68は円柱や角柱にすることができる。円柱あるいは角柱状のやや細い支柱68の複数本、例えば、4本を仮想線の丸円の中央に寄せ合わせて1本化したセンター支柱としてもよい。
図3ないし図5は他の実施形態を示す。同実施形態は、台座70と天面材71との間にEPS支柱72…を配置して締め付け具73の捻じ込みによりこれらを一体化することにより矢印のように地震時に避難可能としたもので、特に、避難空間内には、支柱72間に対応して椅子74を複数設置するとともにそれらをスペーサとして図示の横締め付け手段75を通して縦横方向に共締めするようにしたものである。図5に示す上方の収納部76は前記遮音手段やアイマスクなどを入れておくためのものである。77は遮蔽板である。
また、図4左欄は単一本の本体78と外装材79、右欄は複数本の本体78…と外装材79の構成例を示す。図5の80は底緩衝材である。
図6は台座82・天面材83・EPS支柱84・避難椅子85・外部カバー86などを装備した防災シェルターであって、その支柱84上部間に右欄に示す凹欠部87付き天ブロック88を交差状に取り付けて上方ガードを構成したものである。防災シェルターの全体は前記実施形態で示す各種締め付け手段を採用することができる。同防災シェルターは、2方向を通じて避難することができる。3方向あるいは全方向からの避難も自由にできる。
図7および図8は他の実施形態を示し、台座91・天面材92・支柱93で構成され、支柱93を三角形として避難通路を斜め方向に向けた防災シェルターであって、互いの支柱93を曲げパイプ94によりつないで同パイプ94が上方からのガードを兼ねるようにしたものである。隣合うパイプ94同士は、板状の引き止め具95によりつないで支柱93の破損や支柱93相互の開きなどを防止している。
尚、図1ないし図8に示す防災シェルターは、床下地盤への固定も可能とする。
図9および図10は他の実施形態を示す。都市部では歩道は舗装されたりして豪雨を吸収できない状態になっており、その結果、急斜面などの条件下で記録的大雨が降ると河川98に鉄砲水が発生して人が流されたり被害が発生する。
この実施形態では、上下の橋間に避難橋を兼ねた梁99を渡架し、河床100にアンカー101を設けて同アンカー101から下流側にある梁99に向けて斜め上がりに避難ネット102を張設して緊急時に同ネット102をよじ登れば梁99を介して安全かつ早急に避難できるようにしたものである。
尚、同ネット102は、図9のように河川の一側寄りに配備して水の流れを脇に流すようにし、したがって、ネット102を複数配備する場合は、図のように蛇行を許すように左右に交互に偏寄させて配置するものとする。アンカー101の個所には、水の流れを側脇斜め方向に回避させるガイド板を備えてもよい。103は警報器である。
図11の実施形態は、鉄砲水から避難させ得るだけでなく避難ネット106の面に滞留付着する各種の塵芥類を水の流れを利用して除去し常時きれいで避難が安全に行えるようにしたもので、ネット106の上端は、梁107に設置の駆動ドラム108に巻き取られた左右一対の巻上ロープ109に結ばれており、ドラム108を回転させてロープ109を仮想線のように繰り出して河床に弛ませ流すようにすることにより付着した塵芥類を水とともに流し去りロープ109の個所にはそれらが引っ掛からずに下流側へ流れるようにしたものである。清掃を終えたネット106はドラム108の駆動によりロープ109を巻き上げていつでも避難体制にしておくことができる。ドラム108は手動ウインチ式にすれば非常時にも有効に作動する。手動と電動とを必要に応じて適宜に切り替え得る方式としてもよい。
本発明の一実施形態を示す図2のC−C線断面図。 図1の防災シェルターの縦半断面図。 他の実施形態を示す斜視図。 図3の横断面図。 図4の縦断面図。 他の実施形態を示す分解斜視図。 他の実施形態を示す図8の平面図。 図7の防災シェルターの正面図。 他の提案例を示す平面図。 図9の側断面図。 図10の要部拡大説明図。
50…床面 51…台座 52…天面材 53…支柱 54、55…緩衝材 56…本体 57…外装材 59…芯パイプ 60…止着具 61…避難椅子 62…収納部 63…吊り掛け具 64…遮音手段 65…アイマスク 67…締め付け手段 68…センター支柱 70…台座 71…天面材 72…EPS支柱 73…締め付け具 74…椅子 75…横締め付け手段 76…収納部 77…遮蔽板 78…本体 79…外装材 80…底緩衝材 82…台座 83…天面材 84…EPS支柱 85…避難椅子 86…外部カバー 87…凹欠部 88…天ブロック 91…台座 92…天面材 93…支柱 94…曲げパイプ 95…引き止め具。

Claims (4)

  1. 複数本の支柱同士を内側に避難空間を形成するように離間して配備してそれら支柱全体が天面材と台座の上下間に挟まれた状態で締め付け固定されている地震・落雷などの防災シェルター。
  2. 請求項1に記載されたものにおいて、支柱は発泡スチロールブロックで形成されている地震・落雷などの防災シェルター。
  3. 請求項1または2に記載されたものにおいて、支柱間の底部には避難椅子が設けられている地震・落雷などの防災シェルター。
  4. 請求項3に記載されたものにおいて、避難椅子は水平方向の締め付け手段により支柱間に締め付け固定されている地震・落雷などの防災シェルター。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH1015097A (ja) * 1996-07-08 1998-01-20 Toshiaki Uono 地震用避難空間の形成構造体
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