JPH07317343A - 簡易宿泊機能付き組立ハウスおよびその組立方法 - Google Patents

簡易宿泊機能付き組立ハウスおよびその組立方法

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JPH07317343A
JPH07317343A JP11144994A JP11144994A JPH07317343A JP H07317343 A JPH07317343 A JP H07317343A JP 11144994 A JP11144994 A JP 11144994A JP 11144994 A JP11144994 A JP 11144994A JP H07317343 A JPH07317343 A JP H07317343A
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JP
Japan
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capsule bed
floor
corner
assembly
house
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JP11144994A
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Tadanori Ishiguro
忠紀 石黒
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NIPPON NEO SYST KK
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NIPPON NEO SYST KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 個室的な簡易宿泊機能を備え、省スペース化
が可能で設置及び除去の容易な簡易宿泊機能を備えた組
立ハウスを提供する。 【構成】 基礎部2と床組部3と外壁部4と屋根部5と
を備える組立ハウスたる寄宿舎1において、前記床組部
3に取付部材81を固設し、前記取付部材81により前記カ
プセルベッド7を据付ける。 【効果】 就寝スペースが個室化され個人のプライバシ
ーを守ることができる。また、寄宿舎1の省スペース化
を図ることができる。さらに前記カプセルベッド7の取
り付けが容易であり安定性が良好である。その上、工事
等が完了し、組立ハウスを取り壊す際にはカプセルベッ
ドを撤去し、再利用することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、簡易宿泊機能を有する
組立ハウスおよびその簡易宿泊機能付き組立ハウスの組
立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建築現場などにおける寄宿舎や深
夜労働・長距離運送業などにおける休憩室兼仮眠室とし
てプレハブなどの組立ハウスがさかんに利用されてい
る。特にダムなどの長期間にわたる工事現場では、大型
で堅牢な組立ハウスが用いられている。このような組立
ハウスは、コンクリートなどを打設した基礎上にパネル
工法などにより床組を張り、さらに外壁部、天井、屋根
及び必要な建具などを強度的に優れる軽量形鋼などを用
いて組み立てたものであり、近年の建築技術の進歩によ
り二階建でかなり大きなものや、通常の建築物と判別で
きないほど美麗な外観を有するものなどが主流となりつ
つある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の組立ハウスを用いた寄宿舎では、大部屋に全員がざ
こ寝するか、区画により小部屋を幾つか設けて、そこで
2〜3人が寝起きするようにしているのが現状であり、
個人のプライバシーが守れないため最近の青年層には敬
遠されがちであるという問題点がある。さらに大部屋で
なく個室的な環境で個々人がより快適な睡眠を営むこと
ができれば、職場環境の向上を図ることができるばかり
か、就労者の健康維持にもつながり、保健衛生上の点で
も好ましい。ところで、前記従来の組立ハウスを用いた
寄宿舎では、例えば20人用のもので80〜100 坪の土地が
必要であり、工事現場などによってはそれだけのスペー
スを確保するのが困難であるという問題点がある。上述
したような個人のプライバシーを確保しうる個室的空間
の確保への要請と、さらなる省スペース化への要請とは
互いに合い反する問題点でありながら、両方とも達成す
ることが望まれているのが現状である。
【0004】そこで、このような組立てハウスにいわゆ
るカプセルベッドを設置してやることが考えられるが、
通常の建築構造物とは異なり組立てハウスの床組部は、
根太と称される細長な板材を同一方向に断続的に配設
し、この板材上に例えば床面パネル、合板、カーペット
などを順次敷設することにより構成されるため、前記断
続的に配設された板材の間隙に起因して設置されたカプ
セルベッドは人の起居などにより微細な振動が生じやす
い。このようにカプセルベッドが微細に振動すると前記
カプセルベッドの底側角部が床面内にめり込むような状
態を呈しやすく、設置安定性が低下するという問題点が
ある。すなわち、従来は組立ハウスにカプセルベッドを
安定的に設置するのが困難であったがゆえに、カプセル
ベッドを設置した組立ハウスはなかった。
【0005】本発明は、前記問題を解決して個室的な簡
易宿泊機能を備えた組立ハウスを提供することを目的と
する。また本発明は省スペース化が可能で設置及び除去
の容易な簡易宿泊機能を備えた組立ハウスを提供するこ
とを目的とする。さらに本発明は、組立ハウスにカプセ
ルベッドを安定的に設置することの可能な組立ハウスの
組立方法を提供すること目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の簡易
宿泊機能付き組立ハウスは、基礎部と床組部と外壁部と
屋根部とを備え、前記床組部には取付部材が固設されて
おり、前記取付部材により前記カプセルベッドが据付ら
れているものである。
【0007】請求項2の簡易宿泊機能付き組立ハウス
は、前記取付部材が略L字形状の屈折面を形成する角枠
部と前記略L字形状の角枠部の外角側に延在するフラン
ジ部とからなり、該取付部材が前記カプセルベッドの角
部に相当する位置に前記フランジ部で床面に固設され、
前記カプセルベッドの底側角部が前記取付部材の角枠部
に添設されることにより据付られているものである。
【0008】また請求項3の簡易宿泊機能付き組立ハウ
スの組立方法は、略L字形状の屈折面を形成する角枠部
と前記略L字形状の角枠部の外角側に延在するフランジ
部とからなる取付部材を、基礎部と床組部と外壁部と屋
根部とを備える組立ハウスの床組部の所望とするカプセ
ルベッドの配置位置における少なくとも1個の角部に前
記取付部材のフランジ部で固設し、前記カプセルベッド
の底側角部が前記取付部材の角枠部に添設するようにし
て設置するものである。
【0009】
【作用】前記請求項1の構成では、組立ハウスの床組部
にカプセルベッドを据付けたものであるので、就寝スペ
ースが個室化され個人のプライバシーを守ることがで
き、就労者等の生活環境の向上を図ることができる。ま
た組立ハウスの省スペース化を図ることができる。また
また、組立ハウスの取り壊し時には、カプセルハウスを
撤去して再利用することができる。
【0010】請求項2の構成では、前記取付部材が略L
字形状の屈折面を形成する角枠部と前記略L字形状の角
枠部の外角側に延在するフランジ部とからなり、該取付
部材が前記カプセルベッドの角部に相当する位置に前記
フランジ部で床面に固設され、前記カプセルベッドの底
側角部が前記取付部材の角枠部に添設されることにより
据付られているものであるので、カプセルベッドの取り
付け、取り外しが容易である。
【0011】さらに請求項3の簡易宿泊機能付き組立ハ
ウスの組立方法は、基礎部と床組部と外壁部と屋根部と
を備える組立ハウスの床組部の所望とするカプセルベッ
ド配置位置における少なくとも1個の角部に、略L字形
状の屈折面を形成する角枠部と前記略L字形状の角枠部
の外角側に延在するフランジ部とからなる取付部材を前
記フランジ部で固設し、前記カプセルベッドの底側角部
が前記取付部材の角枠部に添設するようにして設置する
ものであるので、従来は安定的に設置するのが困難であ
ったカプセルベッドを安定的でかつ取り付け取り外し容
易に組立ハウスに据付けることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の簡易宿泊機能付き組立ハウス
について図1乃至図10を参照して説明する。簡易宿泊機
能付き組立ハウスたる建築現場の寄宿舎1は、2階建で
ありコンクリートなどを打設した基礎部2と、1階及び
2階の床組部3と、外壁部4と、屋根部5とを備える。
前記外壁部4には玄関4A、アルミサッシ窓4B、2階
出入口4C、外階段4Dなどの建具が付設されている。
また、区画壁6により各階にはそれぞれの使用目的に応
じて各種部屋が形成されている。すなわち、図2に示す
ように1階には玄関ホール61、食堂62、厨房63、浴室6
4、脱衣室65、洗面・洗濯場66、トイレ67および階段ス
ペース68が画成されている。また2階には、図3に示す
ようにトイレ67、階段スペース68、ロビー69および寝室
スペース70が画成されている。前記寝室スペース70には
図3に示すように中央の左右方向に廊下70Aが形成され
ており、前記廊下70Aに対してカプセルベッド7が図示
上下方向に5個ずつ計10個取付けられている。前記カプ
セルベッド7の側部には簡易ロッカー8が配設されてい
る。なお、6Aはドアであり、9は仕切り壁であり、9
Aはカーテンであり、69Aはテーブルであり、69Bはソ
ファーである。
【0013】また図4に示すように1階の床組部3は地
面GLから離間して配設された大引と称される基礎床部
31と、前記基礎床部31の下端に取付けられた土台32とを
備え、前記基礎床部31上には根太と称される床面パネル
固定用の板材33と、前記板材33上に固定された床面パネ
ル34と、前記床面パネル34上に設置された合板35と、前
記合板35上に敷設されたカーペット36とがそれぞれ配設
されている。また前記外壁部4の概ね中間には1階の天
井プリント合板41と梁42とが配設され、前記梁42上には
2階の床組部3たる床面パネル固定用の板材43と、前記
板材43上に固定された床面パネル44と、前記床面パネル
44上に設置された合板45と、前記合板45上に敷設された
カーペット46とが配設されている。また2階の天面には
天井プリント合板47が取付けられ、さらに天井プリント
合板47上には梁48、屋根材51および屋根折板52が配設さ
れる。なお、前記2階の床組部3用の板材43間には後述
するようなスペーサ431 A…が固設される。
【0014】上述したような基本構造を有する組立ハウ
スにおいて、寝室スペース70にカプセルベッド7を設置
する。本発明においてカプセルベッド7とは、FRP等
の強化プラスチックなどの成型品を組み合わせて結合し
横長中空箱状にしたものであり、人の出入りが可能な出
入口73を少なくとも一カ所に有するとともに、内部にマ
ットレス等の寝具やその他必要に応じてルームライト、
テレビ等を装備してボックス内で快適に就寝できるよう
にしたものである。このようなカプセルベッド7として
は、例えば実開昭55−157468号公報、実開昭5
6−91844号公報、実公平1−13712号公報、
実公平1−39329号公報および実公平2−1595
6号公報に記載のもの等を挙げることができる。前記カ
プセルベッド7は、図5及び図6に示すように基本的に
は強化プラスチック製の機枠71からなり、前記機枠71を
上下に分割する隔壁71Aを有し、この隔壁71Aにより、
上下2段に計2個のベッドルーム72が画成されている。
したがって本実施例の寄宿舎は20人用である。前記各ベ
ッドルーム72には、前記ベッドルーム72の長辺側に出入
口73が形成されており、前記出入口73には巻き上げ式等
の遮蔽布73Aが付設されている。また上段側のベッドル
ーム73には、出入用の梯子74が取付けられている。75
は、ルームプレート,ネームプレート等の表示プレート
である。なお、上述したようなベッドルーム72には、マ
ットレス721 、ペッドパッド722 、毛布、枕などが配置
される他、その他種々の内装品、例えば時計機能付きラ
ジオ723、テレビ724 、操作パネル725 の他ルームライ
ト、鏡、ラジオ、テレビ、電話機等を必要に応じて付設
することができる。また前記隔壁71A内に換気装置、空
調装置等を必要に応じて配設することができる。
【0015】上述したようなカプセルベッド7の据付構
造を図7乃至図10に示す。寄宿舎1の2階の床組部3は
前述したとおり梁42上に板材43と、前記板材43上に固定
された床面パネル44と、前記床面パネル44上に設置され
た合板45と、前記合板45上に敷設されたカーペット46と
により構成されており、前記板材43間には前記カプセル
ベッド7の設置位置に応じた所定の位置にスペーサ431
が固設されている。前記スペーサ431 は長手方向に貫通
溝432 を有する3枚の板材により形成されており、この
スペーサ431 は4個1組として板材43間に固設されてい
る。すなわち2個のスペーサ431 A,431 Bは同一板材
43間に近接して固設され、前記スペーサ431 Bからわず
かに離間してスペーサ431 Cが固設され、さらにスペー
サ431 Aの長手方向の隣接する板材43間にスペーサ431
Dが固設される。そしてカーペット46の上から前記カプ
セルベッド7の取付部材たる取付金具81が固設される。
この取付金具81は、略L字形状の角枠部81Aと、前記角
枠部81Aの外角側に垂直方向に延在するフランジ部たる
床面固定部81Bとからなり、前記L字形状の床面固定部
82Bの一辺に6個、合計12個のボルト穴81Cが形成され
ている。上述したような取付金具81によりカプセルベッ
ド7が床組部3に据付けれれる。
【0016】次に前記取付金具81を用いたカプセルハウ
ス7を有する寄宿舎1の組立方法について説明する。ま
ず、2階建の組立ハウスを組み立てる。次にこの組立ハ
ウスの2階に前記取付金具81を所望とするカプセルベッ
ド7の設置位置の少なくとも1個の角部に、前記取付金
具81のボルト穴81Cが前記各スペーサ431 A…の貫通溝
432 に対応するようにして配置する。次に前記4個のス
ペーサ431 A…に対応するボルト穴81Cにボルト82を差
し込んで前記貫通溝432 に貫挿し、スペーサ431 A…の
下面側からナット83などで固定することにより位置決め
した状態で取付金具81を取り付けることができる。この
ようにして取付金具81を取り付けることにより、組立ハ
ウスたる寄宿者1の2階にカプセルベッド7を搬入した
ら、前記取付金具81を少なくとも1個取り付けた状態で
前記カプセルベッド7の角部を前記取付金具81により位
置決めして2個並列した状態で設置し、残余の角部に取
付金具81をさらにカプセルベッド7の角部に添設するよ
うに取り付けるだけで容易にカプセルベッド7を固定す
ることができる。このようにしてカプセルベッド7の底
側角部を取付金具81の角枠部81Aにより固定することに
より、ベッドルーム72内で人が起居してもカプセルベッ
ド7が左右方向に振動するのを抑制することができる。
しかも前記実施例においては、前記取付け金具81が、長
手方向に貫通溝432 を有するスペーサ431 A…を介して
固定されているので、前記矩形の枠組み部Wの寸法をカ
プセルベッド7にあわせて一方向に微調整した後、ボル
トを締結することによりしっかりと固定することがで
き、前記カプセルベッド7の安定性が一層良好である。
その上、ボルト穴81Cが複数形成されているので、他方
向側の寸法の微調整も可能である。なお、カプセルベッ
ド7の4隅角部の全てが前記取付金具81に添設するよう
にしてもよい。また壁ぎわのカプセルベッド7Aのよう
に2列に並設せず1列だけ配置する場合には、壁から離
間した一側の角部を同様にして前記取付金具81により固
定すればよい。
【0017】前記構成につきその作用について説明す
る。まず、食事、入浴等は1階で行う。そして、就寝時
には各人が自己のベッドルーム73で休息することができ
る。前記ベッドルーム73を各人に1個ずつ割り当てるこ
とにより個人のプライバシーが守られ、好適な生活環境
を演出することができる。また個室的な環境で個々人が
より快適な睡眠を営むことができるので、就労者の健康
維持にも好適である。さらに、寄宿舎1が2階建であ
り、前記ベッドルーム73が2階に配置されており、食
事、洗濯、入浴等は1階で、睡眠は2階でと階を隔てて
いるので、寄宿舎1の省スペース化を図ることができ
る。また寄宿舎1の機能性の向上を図ることもできる。
しかも前記実施例においてはカプセルベッド7が2段構
造を有するものであるので、寄宿舎1の一層の省スペー
ス化を図ることができる。具体的には本実施例のように
20人が起居することの可能な寄宿舎1では、従来は80〜
100 坪の占有面積が必要であったが、本実施例の寄宿舎
1ではその占有面積は約50坪程度で良く、占有面積を大
幅に減少させることができる。しかも前記寄宿舎1は前
述したとおり生活環境の改善も図ることができるという
合い反する2つの効果をあわせ持つものである。さらに
工事等が完了し、寄宿舎1を取り壊す際にはカプセルベ
ッド7を撤去し、再利用することもできる。
【0018】また、前記カプセルベッドを据付けた寄宿
舎1の組立方法においては、前記カプセルベッド7を取
付金具81により2階の床組部3に固定することができる
ので、その取り付けが容易である。特に前記取付け金具
81は、略L字形状であり、この略L字形状の取付け金具
81にカプセルベッド7の角部が前記取付け金具81に添設
するように設置するだけでカプセルベッド7を固定する
ことができるので、カプセルベッド7の取付けが容易で
あるばかりか、取り外しも容易である。またカプセルベ
ッド7の底側角部を角枠部81Aにより固定することによ
り、ベッドルーム72内で人が起居してもカプセルベッド
7が左右方向に振動するのを抑制することができる。し
かも本実施例においては、前記取付け金具81が、長手方
向に貫通溝432 を有するスペーサ431 A…を介して固定
されているので、前記矩形の枠組み部Wの寸法をカプセ
ルベッド7にあわせて一方向に微調整した後、ボルトを
締結することによりしっかりと固定することができ、前
記カプセルベッド7の安定性が一層良好である。その
上、ボルト穴81Cが複数形成されているので、他方向側
の寸法の微調整も可能である。
【0019】上述したような本発明の簡易宿泊機能付き
組立ハウスたる寄宿舎1は、基礎部2と床組部3と外壁
部4と屋根部5とを備え、前記床組部3にカプセルベッ
ド7を取付けたものであるので、就寝スペースが個室化
され個人のプライバシーを守ることができる。また、前
記寄宿舎1は2階建であり、前記カプセルベッド7が2
階に取付けられているので、寄宿舎1の省スペース化を
図ることができるとともに、寄宿舎1の機能性の向上を
図ることができる。さらに前記カプセルベッド7が2段
構造を有するものであるので、寄宿舎1の省スペース化
を一層図ることができる。そして、前記カプセルベッド
7が床組部3に固設された取付金具81により取付けられ
るものであるので、カプセルベッド7の取り付けが容易
である。さらに工事等が完了し、寄宿舎1を取り壊す際
にはカプセルベッド7を撤去し、再利用することもでき
る。
【0020】また、カプセルベッド7を有する前記寄宿
舎1を組み立てる本発明の方法は、所望とするカプセル
ベッド配置位置における少なくとも1個の角部に略L字
形状の屈折面を形成する角枠部81Aと前記略L字形状の
角枠部81Aの外角側に延在するフランジ部82Bとからな
る取付部材を前記フランジ部82Bで床面を構成するスペ
ーサ431 A,…を介して固設し、前記カプセルベッド7
の底側角部が前記取付部材81の角枠部81Aに添設するよ
うにして設置するものであるので、カプセルベッド7の
取り付け、取り外しが容易である。また、組立ハウスで
ある寄宿舎1へのカプセルハウス7の設置安定性が良好
である。
【0021】以上本発明を添付図面を参照してきたが、
本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明
の思想を逸脱しない範囲で種々の応用が可能である。例
えばカプセルベッド7は、前記実施例のように長手方向
に出入口73を有する必要はなく、幅方向に出入口73を有
していてもよい。さらに、カプセルベッド7は1階に設
けても良い。また寄宿舎1の間取り等は適宜変更可能で
あり、例えばロビー69を広くして、各種自動販売機等を
設置したり観葉植物を置くなどして就労者の憩いの場と
したりすることができる。また、場合によっては寄宿舎
1を平屋としてもよい。さらに前記実施例においてはカ
プセルベッド7として上下2段構造のものを使用した
が、上下2段で左右2列の計4個のベッドルーム72を有
するものを用いることもできる。また、前記実施例にお
いては寄宿者1を例に説明してきたが、これに限定され
ず深夜労働・長距離運送業などにおける休憩室や仮眠
室、さらには各種リゾート地等の民宿など種々の簡易宿
泊機能を必要とする組立ハウスに適用可能である。
【0022】
【発明の効果】本発明の請求項1の簡易宿泊機能付き組
立ハウスは、基礎部と床組部と外壁部と屋根部とを備
え、前記床組部には取付部材が固設されており、前記取
付部材により前記カプセルベッドが据付られているもの
であるので、就寝スペースが個室化され個人のプライバ
シーを守ることができる。さらに工事等が完了し、組立
ハウスを取り壊す際にはカプセルベッドを撤去し、再利
用することもできる。
【0023】請求項2の簡易宿泊機能付き組立ハウス
は、前記取付部材が略L字形状の屈折面を形成する角枠
部と前記略L字形状の角枠部の外角側に延在するフラン
ジ部とからなり、該取付部材が前記カプセルベッドの角
部に相当する位置に前記フランジ部で床面に固設され、
前記カプセルベッドの底側角部が前記取付部材の角枠部
に添設されることにより据付られているものであるの
で、カプセルベッドの取り付け、取り外しが容易であ
る。
【0024】さらに請求項3の簡易宿泊機能付き組立ハ
ウスの組立方法は、基礎部と床組部と外壁部と屋根部と
を備える組立ハウスの床組部の所望とするカプセルベッ
ド配置位置における少なくとも1個の角部に、略L字形
状の屈折面を形成する角枠部と前記略L字形状の角枠部
の外角側に延在するフランジ部とからなる取付部材を前
記フランジ部で固設し、前記カプセルベッドの底側角部
が前記取付部材の角枠部に添設するようにして設置する
ものであるので、従来は安定的に設置するのが困難であ
ったカプセルベッドを安定的でかつ取り付け取り外し容
易に組立ハウスに据付けることができる。また、組立ハ
ウスでへのカプセルハウスの設置安定性が良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による簡易宿泊機能付き組
立ハウスたる寄宿舎の外観を概略的に示す斜視図であ
る。
【図2】前記第1実施例の寄宿舎の1階の間取りを示す
平面図である。
【図3】前記第1実施例の寄宿舎の2階の間取りを示す
平面図である。
【図4】前記第1実施例の寄宿舎の基本構造を示す要部
断面図である。
【図5】前記第1実施例の寄宿舎に取付けるカプセルベ
ッドを示す一部透視斜視図である。
【図6】前記第1実施例の寄宿舎に取付けるカプセルベ
ッドを示す正面図及び側面図である。
【図7】前記プセルベッドの取付け構造を示す斜視図で
ある。
【図8】前記プセルベッドの取付け構造を示す要部平面
図である。
【図9】前記プセルベッドの取付け構造を示す要部縦断
面図である。
【図10】前記プセルベッドの取付け構造を示す平面図
である。
【符号の説明】
1 寄宿舎(組立ハウス) 2 基礎部 3 床組部 4 外壁部 5 屋根部 7 カプセルベッド 81 取付金具(取付部材) 81A 角枠部 81B 床面固定部(フランジ部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基礎部と床組部と外壁部と屋根部とを備
    え、前記床組部には取付部材が固設されており、前記取
    付部材により前記カプセルベッドが据付られていること
    を特徴とする簡易宿泊機能付き組立ハウス。
  2. 【請求項2】 前記取付部材が略L字形状の屈折面を形
    成する角枠部と前記略L字形状の角枠部の外角側に延在
    するフランジ部とからなり、該取付部材が前記カプセル
    ベッドの角部に相当する位置に前記フランジ部で床面に
    固設され、前記カプセルベッドの底側角部が前記取付部
    材の角枠部に添設されることにより据付られていること
    を特徴とする請求項1記載の簡易宿泊機能付き組立ハウ
    ス。
  3. 【請求項3】 略L字形状の屈折面を形成する角枠部と
    前記略L字形状の角枠部の外角側に延在するフランジ部
    とからなる取付部材を、基礎部と床組部と外壁部と屋根
    部とを備える組立ハウスの床組部の所望とするカプセル
    ベッドの配置位置における少なくとも1個の角部に前記
    フランジ部で固設し、前記カプセルベッドの底側角部が
    前記取付部材の角枠部に添設するようにして設置するこ
    とを特徴とする組立ハウスの組立方法。
JP11144994A 1994-05-25 1994-05-25 簡易宿泊機能付き組立ハウスおよびその組立方法 Withdrawn JPH07317343A (ja)

Priority Applications (1)

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