JP2004311090A - 燃料電池システムの制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】安価な構成のもとに、起動時における平滑用コンデンサの破壊防止を実現する。
【解決手段】燃料電池車両において、接続器13におけるメインリレー13aは、起動時には、開放されてインバータ15と二次電池12とを遮断している。そして、車両コントローラ20は、第1電圧センサ17によって検出された二次電池12の出力電圧V1と第2電圧センサ18によって検出されたDC/DCコンバータ14の出力電圧V2との差異が所定値以内になった場合には、メインリレー13aを閉塞させてインバータ15と二次電池12とを接続させる。これにより、燃料電池車両においては、起動時に電解コンデンサ15aに印加される電圧を低くすることができ、安価な構成のもとに、起動時における電解コンデンサ15aの破壊を防止することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】燃料電池車両において、接続器13におけるメインリレー13aは、起動時には、開放されてインバータ15と二次電池12とを遮断している。そして、車両コントローラ20は、第1電圧センサ17によって検出された二次電池12の出力電圧V1と第2電圧センサ18によって検出されたDC/DCコンバータ14の出力電圧V2との差異が所定値以内になった場合には、メインリレー13aを閉塞させてインバータ15と二次電池12とを接続させる。これにより、燃料電池車両においては、起動時に電解コンデンサ15aに印加される電圧を低くすることができ、安価な構成のもとに、起動時における電解コンデンサ15aの破壊を防止することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば燃料電池車両に搭載され、走行トルクを発生させる駆動モータなどに電力供給をするために、当該駆動モータなどに燃料電池や二次電池から電力供給をする燃料電池システムを制御する燃料電池システムの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、燃料電池を用いた燃料電池システムとしては、インバータを介して負荷であるモータに対して電力を供給する電源として、モータに対して二次電池と燃料電池とを並列に接続した技術が下記の特許文献1などにて知られている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−346303号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の燃料電池システムにおいては、燃料電池や二次電池からの電力供給を受けるインバータの入力端に、平滑用コンデンサが接続されているので、システムの起動時に電源と平滑用コンデンサとが接続されることにより、平滑用コンデンサに瞬間的に高電圧が印加され、平滑用コンデンサが破壊されてしまう事態を招来するという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、安価な構成で、システムの起動時における平滑用コンデンサの破壊防止を実現することができる燃料電池システムの制御装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明では、システムの起動時には、電力変換手段と二次電池との間を接続又は遮断する接続手段を開状態に制御して電力変換手段と二次電池とを遮断しており、二次電池の出力電圧と電圧変換手段の出力電圧との差異が所定値以内になった場合には、接続手段を閉状態に制御して電力変換手段と二次電池とを接続させることで、上述の課題を解決する。
【0007】
【発明の効果】
本発明に係る燃料電池システムの制御装置によれば、システムの起動時には、二次電池による高電圧が電力変換手段へと印加されないので、安価な構成で、電力変換手段の破壊を防止することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0009】
この実施の形態は、負荷として搭載された駆動モータや補機等に電力供給することによって、駆動モータに駆動トルクを発生させて走行する燃料電池車両について説明したものである。この燃料電池車両は、システムの起動時には後述するメインリレーをオン状態とせずに二次電池とインバータとを遮断したまま燃料電池スタックを起動し、燃料電池スタックの発生した電力を制御するDC/DC(Direct Current to Direct Current)コンバータの出力電圧に応じてインバータに設けられた電解コンデンサの蓄電を行うものである。そして、この燃料電池車両は、DC/DCコンバータの出力電圧と二次電池の出力電圧との差異が所定値以内となった場合に、DC/DCコンバータを停止すると共にメインリレーを閉塞させてオン状態とし、二次電池とインバータ内に設けられた電解コンデンサとを接続し、二次電池の出力電圧によって電解コンデンサの蓄電を行うものである。
【0010】
[燃料電池車両の構成]
燃料電池車両は、図1に示すように、当該燃料電池車両の主電源であって、発電反応を発生させるための水素を多量に含む燃料ガスと酸素を含む酸化剤ガスとが供給されることによって発電する燃料電池スタック1を備える。この燃料電池スタック1は、固体高分子電解質を挟んで、酸化剤ガスを供給する空気極と燃料ガスを供給する水素極とを対設した燃料電池セル構造体をセパレータで挟持し、セル構造体を複数積層することによって構成されている。
【0011】
また、燃料電池車両は、燃料電池スタック1を発電させるために必要な補機11の動作を制御して燃料電池スタック1の発電反応を制御する燃料電池コントローラ(F/C)2を備える。この燃料電池コントローラ2は、例えば図示しないROM(Read Only Memory)等の記憶部に、駆動モータ16や補機11などの負荷に対して電力供給を行う一連の処理手順を記述した燃料電池起動プログラムを格納し、当該燃料電池起動プログラムを図示しないCPU(Central Processing Unit)等によって実行することにより、各部を制御する。そして、燃料電池コントローラ2は、燃料電池スタック1の起動が完了した旨を示す起動完了信号を車両コントローラ(V/C)20に伝達する。
【0012】
この燃料電池車両において、酸化剤ガスとしての空気は、燃料電池コントローラ2が補機11を制御することに従って、補機11を構成するコンプレッサモータによって駆動されて外気を取り込むエアコンプレッサといった空気供給系から圧送されることで、燃料電池スタック1に供給される。この空気は、燃料電池スタック1の発電反応に使用され、余剰分が燃料電池スタック1から排出される。一方、燃料ガスは、例えば高圧水素貯蔵タンク等の水素供給系に蓄積され、燃料電池コントローラ2の制御に従って、圧力調整されて燃料電池スタック1に供給される。この燃料ガスは、空気と共に燃料電池スタック1の発電反応に使用され、余剰分が燃料電池スタック1から排出される。
【0013】
つぎに、燃料電池車両の電気系の構成について説明する。
【0014】
燃料電池車両は、上述した燃料電池スタック1及び燃料電池コントローラ2、補機11の他に、燃料電池スタック1の発電電力を充電し且つ燃料電池スタック1に対するパワーアシストを行う二次電池12と、この二次電池12の出力端に取り付けられた接続器13と、燃料電池スタック1から出力された直流電圧を二次電池12の電圧に合わせるように変換する電圧変換手段であるDC/DCコンバータ14と、このDC/DCコンバータ14から出力された直流電力を交流電力に変換する電力変換手段であるインバータ15と、車両走行トルクを発生させる駆動モータ16と、二次電池12の出力電圧V1を検出する第1電圧センサ17と、DC/DCコンバータ14に内蔵され当該DC/DCコンバータ14の出力電圧V2を検出する第2電圧センサ18と、後述する車両コントローラ20に二次電池12の電圧情報を送るバッテリコントローラ(B/C)19と、少なくともDC/DCコンバータ14の起動制御及び接続器13の制御を行う車両コントローラ20とを備える。
【0015】
補機11は、燃料電池スタック1の発電に必要な各種機器であり、例えば上述した空気供給系におけるコンプレッサモータ等が含まれる。
【0016】
二次電池12は、インバータ15に対し、接続器13を介してDC/DCコンバータ14と並列に接続される。この二次電池12は、燃料電池スタック1によって発電された余剰電力及び当該燃料電池車両が減速する際の駆動モータ16による回生電力を蓄積するために設けられる。また、二次電池12は、駆動モータ16で消費される走行電力を賄うのに十分な発電が燃料電池スタック1によって行われなかった場合には、放電して駆動モータ16に給電し、不足電力を補う。なお、図1においては、二次電池12が補機11に給電しない構成となっているが、補機11によって消費される補機電力を賄うのに十分な発電が燃料電池スタック1で行われなかった場合には、補機11にも給電して不足電力を補うようにしてもよい。
【0017】
接続器13は、二次電池12からインバータ15に電力供給するための電力供給ラインに設けられる。この接続器13には、車両コントローラ20の制御に従ってオン/オフ動作することによって、二次電池12とインバータ15及び駆動モータ16とを接続又は遮断するメインリレー13aが設けられる。また、この接続器13には、安全器として、メインリレー13aの二次電池12側にヒューズ13bが設けられる。
【0018】
DC/DCコンバータ14は、二次電池12を充電するために、燃料電池スタック1から出力された直流電圧を二次電池12側の電圧に合わせるように電圧変換する。また、このDC/DCコンバータ14は、駆動モータ16に電力を供給するために、燃料電池スタック1が発生する直流電圧を二次電池12が発生する直流電圧に降圧する。
【0019】
このDC/DCコンバータ14は、システムの起動時、すなわち駆動モータ16への電力供給開始時に、出力電圧V2が予め設定された電圧上昇カーブにしたがって昇圧するように制御される。そして、DC/DCコンバータ14は、当該DC/DCコンバータ14内の図示しない回路において、出力電圧V2と二次電池12の出力電圧V1とを比較して差異を演算し、この差異が所定値以内となった場合には、出力を停止すると共に、メインリレー13aをオン状態とすることを示すリレーオン信号を車両コントローラ20に送信する。
【0020】
インバータ15は、燃料電池スタック1からDC/DCコンバータ14を介して供給される直流電力を交流電力に変換し、変換して得られた交流電力を駆動モータ16に供給することにより、駆動モータ16を駆動させる。このインバータ15には、燃料電池スタック1から供給される直流電力を交流に変換する際の電圧安定化のために、平滑用の電解コンデンサ15aが電力の入力端であるDC/DCコンバータ14及び二次電池12側に設けられる。
【0021】
第1電圧センサ17は、二次電池12の電力出力端に設けられ、当該二次電池12の出力電圧V1を検出する。この第1電圧センサ17により検出された出力電圧V1は、バッテリコントローラ19によって読み込まれる。
【0022】
第2電圧センサ18は、DC/DCコンバータ14の電力出力端に内蔵され、当該DC/DCコンバータ14の出力電圧V2を検出する。この第2電圧センサ18により検出された出力電圧V2は、車両コントローラ20によって読み込まれる。
【0023】
バッテリコントローラ19は、第1電圧センサ17によって検出された二次電池12の出力電圧V1を示す電圧情報を取得すると、この電圧情報を車両コントローラ20に送信する。また、このバッテリコントローラ19は、駆動モータ16を駆動するときに、二次電池12の充電率を監視して、当該充電率に基づいて放電可能電力や充電可能電力を演算し、充電率が所定の範囲内となるように二次電池12の充放電電力を制御する。
【0024】
車両コントローラ20は、バッテリコントローラ19から送られた二次電池12の出力電圧V1を示す電圧情報を取得すると、この電圧情報をDC/DCコンバータ14に送り、DC/DCコンバータ14の出力電圧V2を制御する。そして、車両コントローラ20は、DC/DCコンバータ14からリレーオン信号が送られると、接続器13のメインリレー13aの閉状態を制御して、二次電池12とインバータ15とを接続状態にする。
【0025】
このような各部を備える燃料電池車両は、駆動モータ16への電力供給を開始するときに、燃料電池コントローラ2、バッテリコントローラ19、及び車両コントローラ20により、それぞれ以下に示す制御を行うことにより、DC/DCコンバータ14を制御し、インバータ15における電解コンデンサ15aへの蓄電を制御する。
【0026】
[燃料電池車両の動作]
まず、燃料電池車両においては、駆動モータ16への電力供給を停止している初期状態において、接続器13におけるメインリレー13aが開放されており、二次電池12とインバータ15とが遮断されている。
【0027】
この状態において、車両コントローラ20(V/C)は、図2に示すように、ステップS11において、操作者によるイグニションキー操作によって当該燃料電池車両のIGNスイッチがオン状態とされるまで待機状態とされ、IGNスイッチがオン状態とされると、ステップS12において、燃料電池コントローラ2(F/C)に起動要求信号C1を送信して燃料電池スタック1の起動要求を行う。
【0028】
これに対して、燃料電池コントローラ2は、ステップS31において、車両コントローラ20から起動要求信号C1を受信したか否かを判定する。ここで、燃料電池コントローラ2は、車両コントローラ20から起動要求信号C1を受信するまで待機状態とされる一方で、車両コントローラ20から起動要求信号C1を受信した場合には、ステップS32において補機11を作動させる。
【0029】
続いて、燃料電池コントローラ2は、ステップS33において、燃料電池スタック1の起動が完了したか否かを判定する。ここで、燃料電池コントローラ2は、燃料電池スタック1の起動が完了していないと判定した場合には、起動が完了するまで待機状態とされる一方で、燃料電池スタック1が発電可能な状態になって起動が完了した場合には、ステップS34において、燃料電池スタック1の起動が完了した旨を示す起動完了信号C2を車両コントローラ20に送信する。これにより、燃料電池スタック1では、DC/DCコンバータ14に電力供給を開始する。
【0030】
これに対して、車両コントローラ20は、ステップS13において、燃料電池コントローラ2から起動完了信号C2を受信したか否かを判定する。ここで、車両コントローラ20は、燃料電池コントローラ2から起動完了信号C2を受信するまで待機状態とされる一方で、燃料電池コントローラ2から起動完了信号C2を受信した場合には、ステップS14において、DC/DCコンバータ14に所定の起動要求信号を送信して起動要求を行う。これにより、燃料電池車両においては、DC/DCコンバータ14が起動し、燃料電池スタック1の発電電力のみによってインバータ15における電解コンデンサ15aへの蓄電が開始される。このとき、DC/DCコンバータ14では、後述する図4に示すような特性にて徐々に出力電圧V2を上昇させながら、インバータ15に電力供給をする。
【0031】
続いて、車両コントローラ20は、ステップS15において、バッテリコントローラ19(B/C)に電圧情報要求信号C3を送信して二次電池12の出力電圧V1を示す電圧情報を要求する。
【0032】
これに対して、バッテリコントローラ19は、ステップS51において、車両コントローラ20から電圧情報要求信号C3を受信したか否かを判定する。ここで、バッテリコントローラ19は、車両コントローラ20から電圧情報要求信号C3を受信するまで待機状態とされる一方で、車両コントローラ20から電圧情報要求信号C3を受信した場合には、ステップS52において、第1電圧センサ17によって検出された二次電池12の出力電圧V1を示す電圧情報を読み取り、ステップS53において、この電圧情報C4を車両コントローラ20に送信する。
【0033】
一方、車両コントローラ20は、ステップS16において、バッテリコントローラ19から二次電池12の出力電圧V1を示す電圧情報C4を受信したか否かを判定する。ここで、車両コントローラ20は、バッテリコントローラ19から電圧情報C4を受信するまで待機状態とされる一方で、バッテリコントローラ19から電圧情報C4を受信した場合には、ステップS17において、この電圧情報C4をDC/DCコンバータ14に送信する。
【0034】
これにより、DC/DCコンバータ14は、インバータ15に出力する出力電圧V2と二次電池12の出力電圧V1との比較を開始する。そして、DC/DCコンバータ14では、二次電池12の出力電圧V1と出力電圧V2との差異を演算して、当該差異が所定値以内となったらリレーオン信号を送信することになる。
【0035】
続いて、車両コントローラ20は、図3に示すように、ステップS18において、接続器13におけるメインリレー13aをオン状態とする旨を示すリレーオン信号をDC/DCコンバータ14から受信したか否かを判定する。ここで、車両コントローラ20は、DC/DCコンバータ14からリレーオン信号を受信していない場合には、図2中ステップS15からの処理を繰り返す。一方、車両コントローラ20は、DC/DCコンバータ14からリレーオン信号を受信した場合には、図3中ステップS19に処理を移行し、メインリレー13aにリレーオン信号を送信し、二次電池12とインバータ15とを接続させ、二次電池12からの出力電力のみによってインバータ15における電解コンデンサ15aへの蓄電を継続する。
【0036】
そして、車両コントローラ20は、ステップS20において、操作者によるイグニションキー操作によってIGNスイッチがオフ状態とされるまで待機状態とされ、IGNスイッチがオフ状態とされると、ステップS21において、燃料電池コントローラ2に終了要求信号C5を送信して燃料電池スタック1の起動を終了させるための要求を行うと共に、ステップS22において、バッテリコントローラ19に電圧要求終了信号C6を送信して電圧情報C4の要求を終了し、一連の処理を終了する。
【0037】
一方、燃料電池コントローラ2は、図2中ステップS34にて起動完了信号C2を車両コントローラ20に対して送信すると、図3中ステップS35において、車両コントローラ20から終了要求信号C5を受信したか否かを判定する。ここで、燃料電池コントローラ2は、車両コントローラ20から終了要求信号C5を受信するまで待機状態とされる一方で、車両コントローラ20から終了要求信号C5を受信した場合には、ステップS36において、燃料電池スタック1や補機11等の作動を停止させる終了処理を行う。
【0038】
そして、燃料電池コントローラ2は、ステップS37において、燃料電池スタック1の終了処理が終了したか否かを判定し、終了した旨を確認すると、そのまま一連の処理を終了する。
【0039】
また、バッテリコントローラ19は、図3中ステップS54において、車両コントローラ20から電圧要求終了信号C6を受信したか否かを判定する。ここで、バッテリコントローラ19は、車両コントローラ20から電圧要求終了信号C6を受信するまでは、図2中ステップS52及びステップS53の処理を繰り返し、車両コントローラ20からの要求に応じて電圧情報C4を送信し続ける一方で、車両コントローラ20から電圧要求終了信号C6を受信した場合には、車両コントローラ20に電圧情報C4の送信を終了し、一連の処理を終了する。
【0040】
燃料電池車両においては、燃料電池コントローラ2、バッテリコントローラ19、及び車両コントローラ20が、それぞれ、このような一連の制御を行うことにより、DC/DCコンバータ14を制御し、インバータ15における電解コンデンサ15aへの蓄電を制御することができる。
【0041】
[DC/DCコンバータの出力制御内容]
つぎに、この燃料電池車両によるDC/DCコンバータ14の出力電圧の制御について説明する。
【0042】
燃料電池車両においては、図2中ステップS14にて車両コントローラ20からの起動要求があると、上述したように、DC/DCコンバータ14が起動する。
【0043】
このDC/DCコンバータ14は、予め設定された電圧上昇カーブ、例えば図4(A)乃至図4(C)に示すような電圧上昇カーブにしたがって、出力電圧V2が0Vから徐々に上昇するよう制御される。すなわち、電圧上昇カーブとしては、図4(A)に示すように、時間に対して線形的に上昇するもの、図4(B)に示すように、時間に対して階段状に上昇するもの、図4(C)に示すように、時間に対して2次関数的に上昇するもの等が考えられる。なお、時間Cは、電解コンデンサ15aを蓄電するのに許容される規定時間であり、電圧範囲Bは、二次電池12の出力電圧V1がとり得る電圧範囲である。
【0044】
DC/DCコンバータ14では、起動時間と電流許容値とに基づいて電圧上昇カーブが決定しておき、出力電圧V2を監視する電圧監視回路を使用して、図4に示すような電圧上昇カーブに従って電力出力をする。なお、このようなDC/DCコンバータ14の出力電圧V2を必要に応じて可変とする制御は、特開平10−89212号公報に記載されている点火用コンデンサの充電方法等にて紹介されており、電圧上昇カーブの例として参考にすることができる。
【0045】
燃料電池車両においては、上述したように、初期状態では接続器13におけるメインリレー13aがオン状態とされず、二次電池12とコンデンサ15とが遮断されているので、DC/DCコンバータ14が起動されると、燃料電池スタック1からの出力のみによって電解コンデンサ15aへの蓄電が開始される。
【0046】
そして、燃料電池車両においては、図2中ステップS17にて車両コントローラ20からDC/DCコンバータ14に二次電池12の出力電圧V1を示す電圧情報C4の送信があると、DC/DCコンバータ14は、内蔵された第2電圧センサ18によって検出された出力電圧V2と出力電圧V1とを比較し、その差異を演算する。そして、DC/DCコンバータ14は、演算した差異が所定値よりも大きい場合には、電力出力を継続する一方で、演算した差異が所定値以内となった場合には、電力出力を停止する。すなわち、DC/DCコンバータ14は、図4に示すように、出力電圧V1と出力電圧V2とが同等レベルとなる時間Aに到達するまでは出力を継続する一方で、時間Aに到達した時点で出力を停止する。
【0047】
また、DC/DCコンバータ14は、出力電圧V1と出力電圧V2との差異が所定値以内となったことを認識した場合には、接続器13におけるメインリレー13aをオン状態とする旨を示すリレーオン信号を車両コントローラ20に送信する。
【0048】
これにより、燃料電池車両においては、図3中ステップS19にて車両コントローラ20からメインリレー13aにリレーオン信号が送信されると、上述したように、二次電池12とインバータ15とが接続され、二次電池12による電解コンデンサ15aへの蓄電が開始される。このとき、燃料電池車両においては、DC/DCコンバータ14からの出力が停止されているので、電解コンデンサ15aへの蓄電は二次電池12からの出力のみによって行われることになる。
【0049】
このように、燃料電池車両においては、システムの起動時に、二次電池12と電解コンデンサ15aとが接続されることがないので、二次電池12から電解コンデンサ15aに瞬間的に高電圧が印加されて破壊されることがなくなる。
【0050】
[実施形態の効果]
以上詳細に説明したように、本発明を適用した燃料電池車両によれば、システムの起動時に、メインリレー13aをオン状態とせずに、まず出力電圧V2が予め定められた電圧上昇カーブにしたがって徐々に上昇させるようにDC/DCコンバータ14から電力出力することによって電解コンデンサ15aへの蓄電を行うことにより、システム起動時において電解コンデンサ15aに印加される電圧を低くすることができる。
【0051】
したがって、この燃料電池車両によれば、システムの起動時に電解コンデンサ15aに高電圧が印加され、大電流が流れることによる電解コンデンサ15aの損傷や接続器13におけるヒューズ13bの不用意な溶断を防止することができる。これにより、燃料電池車両によれば、起動時におけるコンデンサチャージ用に抵抗器付きのプリチャージ回路を別途設ける必要なく、接続器13の構成を単純化して小型化を図ることができると共にコストの低減を図ることができ、安価な構成であっても、システム起動時における電解コンデンサ15aの破壊を防止することができる。
【0052】
なお、上述の実施形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施形態以外の形態であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
【0053】
[特許請求の範囲の構成要件と実施形態の構成との対応関係]
なお、特許請求の範囲と実施の形態の対応関係は以下の通りである。
【0054】
燃料電池スタック1が特許請求の範囲における「燃料電池」を、DC/DCコンバータ14が特許請求の範囲における「電圧変換手段」を、インバータ15が特許請求の範囲における「電力変換手段」を、二次電池12が特許請求の範囲における「二次電池」を、メインリレー13aが特許請求の範囲における「接続手段」を、第1電圧センサ17が特許請求の範囲における「第1電圧検出手段」を、第2電圧センサ18が特許請求の範囲における「第2電圧検出手段」を、車両コントローラ20が特許請求の範囲における「制御手段」を構成する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した燃料電池車両の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明を適用した燃料電池車両におけるDC/DCコンバータを制御して電解コンデンサへの蓄電を制御する際の一連の工程を示すフローチャートである。
【図3】本発明を適用した燃料電池車両におけるDC/DCコンバータを制御して電解コンデンサへの蓄電を制御する際の一連の工程を示すフローチャートである。
【図4】本発明を適用した燃料電池車両におけるDC/DCコンバータの出力電圧の電圧上昇カーブ例を示す図である。
(A) DC/DCコンバータの出力電圧を時間に対して線形的に上昇させる電圧上昇カーブを示す図である。
(B) DC/DCコンバータの出力電圧を時間に対して階段状に上昇させる電圧上昇カーブを示す図である。
(C) DC/DCコンバータの出力電圧を時間に対して2次関数的に上昇させる電圧上昇カーブを示す図である。
【符号の説明】
1 燃料電池スタック
2 燃料電池コントローラ
11 補機
12 二次電池
13 接続器
13a メインリレー
13b ヒューズ
14 DC/DCコンバータ
15 インバータ
16 駆動モータ
17 第1電圧センサ
18 第2電圧センサ
19 バッテリコントローラ
20 車両コントローラ
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば燃料電池車両に搭載され、走行トルクを発生させる駆動モータなどに電力供給をするために、当該駆動モータなどに燃料電池や二次電池から電力供給をする燃料電池システムを制御する燃料電池システムの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、燃料電池を用いた燃料電池システムとしては、インバータを介して負荷であるモータに対して電力を供給する電源として、モータに対して二次電池と燃料電池とを並列に接続した技術が下記の特許文献1などにて知られている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−346303号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の燃料電池システムにおいては、燃料電池や二次電池からの電力供給を受けるインバータの入力端に、平滑用コンデンサが接続されているので、システムの起動時に電源と平滑用コンデンサとが接続されることにより、平滑用コンデンサに瞬間的に高電圧が印加され、平滑用コンデンサが破壊されてしまう事態を招来するという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、安価な構成で、システムの起動時における平滑用コンデンサの破壊防止を実現することができる燃料電池システムの制御装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明では、システムの起動時には、電力変換手段と二次電池との間を接続又は遮断する接続手段を開状態に制御して電力変換手段と二次電池とを遮断しており、二次電池の出力電圧と電圧変換手段の出力電圧との差異が所定値以内になった場合には、接続手段を閉状態に制御して電力変換手段と二次電池とを接続させることで、上述の課題を解決する。
【0007】
【発明の効果】
本発明に係る燃料電池システムの制御装置によれば、システムの起動時には、二次電池による高電圧が電力変換手段へと印加されないので、安価な構成で、電力変換手段の破壊を防止することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0009】
この実施の形態は、負荷として搭載された駆動モータや補機等に電力供給することによって、駆動モータに駆動トルクを発生させて走行する燃料電池車両について説明したものである。この燃料電池車両は、システムの起動時には後述するメインリレーをオン状態とせずに二次電池とインバータとを遮断したまま燃料電池スタックを起動し、燃料電池スタックの発生した電力を制御するDC/DC(Direct Current to Direct Current)コンバータの出力電圧に応じてインバータに設けられた電解コンデンサの蓄電を行うものである。そして、この燃料電池車両は、DC/DCコンバータの出力電圧と二次電池の出力電圧との差異が所定値以内となった場合に、DC/DCコンバータを停止すると共にメインリレーを閉塞させてオン状態とし、二次電池とインバータ内に設けられた電解コンデンサとを接続し、二次電池の出力電圧によって電解コンデンサの蓄電を行うものである。
【0010】
[燃料電池車両の構成]
燃料電池車両は、図1に示すように、当該燃料電池車両の主電源であって、発電反応を発生させるための水素を多量に含む燃料ガスと酸素を含む酸化剤ガスとが供給されることによって発電する燃料電池スタック1を備える。この燃料電池スタック1は、固体高分子電解質を挟んで、酸化剤ガスを供給する空気極と燃料ガスを供給する水素極とを対設した燃料電池セル構造体をセパレータで挟持し、セル構造体を複数積層することによって構成されている。
【0011】
また、燃料電池車両は、燃料電池スタック1を発電させるために必要な補機11の動作を制御して燃料電池スタック1の発電反応を制御する燃料電池コントローラ(F/C)2を備える。この燃料電池コントローラ2は、例えば図示しないROM(Read Only Memory)等の記憶部に、駆動モータ16や補機11などの負荷に対して電力供給を行う一連の処理手順を記述した燃料電池起動プログラムを格納し、当該燃料電池起動プログラムを図示しないCPU(Central Processing Unit)等によって実行することにより、各部を制御する。そして、燃料電池コントローラ2は、燃料電池スタック1の起動が完了した旨を示す起動完了信号を車両コントローラ(V/C)20に伝達する。
【0012】
この燃料電池車両において、酸化剤ガスとしての空気は、燃料電池コントローラ2が補機11を制御することに従って、補機11を構成するコンプレッサモータによって駆動されて外気を取り込むエアコンプレッサといった空気供給系から圧送されることで、燃料電池スタック1に供給される。この空気は、燃料電池スタック1の発電反応に使用され、余剰分が燃料電池スタック1から排出される。一方、燃料ガスは、例えば高圧水素貯蔵タンク等の水素供給系に蓄積され、燃料電池コントローラ2の制御に従って、圧力調整されて燃料電池スタック1に供給される。この燃料ガスは、空気と共に燃料電池スタック1の発電反応に使用され、余剰分が燃料電池スタック1から排出される。
【0013】
つぎに、燃料電池車両の電気系の構成について説明する。
【0014】
燃料電池車両は、上述した燃料電池スタック1及び燃料電池コントローラ2、補機11の他に、燃料電池スタック1の発電電力を充電し且つ燃料電池スタック1に対するパワーアシストを行う二次電池12と、この二次電池12の出力端に取り付けられた接続器13と、燃料電池スタック1から出力された直流電圧を二次電池12の電圧に合わせるように変換する電圧変換手段であるDC/DCコンバータ14と、このDC/DCコンバータ14から出力された直流電力を交流電力に変換する電力変換手段であるインバータ15と、車両走行トルクを発生させる駆動モータ16と、二次電池12の出力電圧V1を検出する第1電圧センサ17と、DC/DCコンバータ14に内蔵され当該DC/DCコンバータ14の出力電圧V2を検出する第2電圧センサ18と、後述する車両コントローラ20に二次電池12の電圧情報を送るバッテリコントローラ(B/C)19と、少なくともDC/DCコンバータ14の起動制御及び接続器13の制御を行う車両コントローラ20とを備える。
【0015】
補機11は、燃料電池スタック1の発電に必要な各種機器であり、例えば上述した空気供給系におけるコンプレッサモータ等が含まれる。
【0016】
二次電池12は、インバータ15に対し、接続器13を介してDC/DCコンバータ14と並列に接続される。この二次電池12は、燃料電池スタック1によって発電された余剰電力及び当該燃料電池車両が減速する際の駆動モータ16による回生電力を蓄積するために設けられる。また、二次電池12は、駆動モータ16で消費される走行電力を賄うのに十分な発電が燃料電池スタック1によって行われなかった場合には、放電して駆動モータ16に給電し、不足電力を補う。なお、図1においては、二次電池12が補機11に給電しない構成となっているが、補機11によって消費される補機電力を賄うのに十分な発電が燃料電池スタック1で行われなかった場合には、補機11にも給電して不足電力を補うようにしてもよい。
【0017】
接続器13は、二次電池12からインバータ15に電力供給するための電力供給ラインに設けられる。この接続器13には、車両コントローラ20の制御に従ってオン/オフ動作することによって、二次電池12とインバータ15及び駆動モータ16とを接続又は遮断するメインリレー13aが設けられる。また、この接続器13には、安全器として、メインリレー13aの二次電池12側にヒューズ13bが設けられる。
【0018】
DC/DCコンバータ14は、二次電池12を充電するために、燃料電池スタック1から出力された直流電圧を二次電池12側の電圧に合わせるように電圧変換する。また、このDC/DCコンバータ14は、駆動モータ16に電力を供給するために、燃料電池スタック1が発生する直流電圧を二次電池12が発生する直流電圧に降圧する。
【0019】
このDC/DCコンバータ14は、システムの起動時、すなわち駆動モータ16への電力供給開始時に、出力電圧V2が予め設定された電圧上昇カーブにしたがって昇圧するように制御される。そして、DC/DCコンバータ14は、当該DC/DCコンバータ14内の図示しない回路において、出力電圧V2と二次電池12の出力電圧V1とを比較して差異を演算し、この差異が所定値以内となった場合には、出力を停止すると共に、メインリレー13aをオン状態とすることを示すリレーオン信号を車両コントローラ20に送信する。
【0020】
インバータ15は、燃料電池スタック1からDC/DCコンバータ14を介して供給される直流電力を交流電力に変換し、変換して得られた交流電力を駆動モータ16に供給することにより、駆動モータ16を駆動させる。このインバータ15には、燃料電池スタック1から供給される直流電力を交流に変換する際の電圧安定化のために、平滑用の電解コンデンサ15aが電力の入力端であるDC/DCコンバータ14及び二次電池12側に設けられる。
【0021】
第1電圧センサ17は、二次電池12の電力出力端に設けられ、当該二次電池12の出力電圧V1を検出する。この第1電圧センサ17により検出された出力電圧V1は、バッテリコントローラ19によって読み込まれる。
【0022】
第2電圧センサ18は、DC/DCコンバータ14の電力出力端に内蔵され、当該DC/DCコンバータ14の出力電圧V2を検出する。この第2電圧センサ18により検出された出力電圧V2は、車両コントローラ20によって読み込まれる。
【0023】
バッテリコントローラ19は、第1電圧センサ17によって検出された二次電池12の出力電圧V1を示す電圧情報を取得すると、この電圧情報を車両コントローラ20に送信する。また、このバッテリコントローラ19は、駆動モータ16を駆動するときに、二次電池12の充電率を監視して、当該充電率に基づいて放電可能電力や充電可能電力を演算し、充電率が所定の範囲内となるように二次電池12の充放電電力を制御する。
【0024】
車両コントローラ20は、バッテリコントローラ19から送られた二次電池12の出力電圧V1を示す電圧情報を取得すると、この電圧情報をDC/DCコンバータ14に送り、DC/DCコンバータ14の出力電圧V2を制御する。そして、車両コントローラ20は、DC/DCコンバータ14からリレーオン信号が送られると、接続器13のメインリレー13aの閉状態を制御して、二次電池12とインバータ15とを接続状態にする。
【0025】
このような各部を備える燃料電池車両は、駆動モータ16への電力供給を開始するときに、燃料電池コントローラ2、バッテリコントローラ19、及び車両コントローラ20により、それぞれ以下に示す制御を行うことにより、DC/DCコンバータ14を制御し、インバータ15における電解コンデンサ15aへの蓄電を制御する。
【0026】
[燃料電池車両の動作]
まず、燃料電池車両においては、駆動モータ16への電力供給を停止している初期状態において、接続器13におけるメインリレー13aが開放されており、二次電池12とインバータ15とが遮断されている。
【0027】
この状態において、車両コントローラ20(V/C)は、図2に示すように、ステップS11において、操作者によるイグニションキー操作によって当該燃料電池車両のIGNスイッチがオン状態とされるまで待機状態とされ、IGNスイッチがオン状態とされると、ステップS12において、燃料電池コントローラ2(F/C)に起動要求信号C1を送信して燃料電池スタック1の起動要求を行う。
【0028】
これに対して、燃料電池コントローラ2は、ステップS31において、車両コントローラ20から起動要求信号C1を受信したか否かを判定する。ここで、燃料電池コントローラ2は、車両コントローラ20から起動要求信号C1を受信するまで待機状態とされる一方で、車両コントローラ20から起動要求信号C1を受信した場合には、ステップS32において補機11を作動させる。
【0029】
続いて、燃料電池コントローラ2は、ステップS33において、燃料電池スタック1の起動が完了したか否かを判定する。ここで、燃料電池コントローラ2は、燃料電池スタック1の起動が完了していないと判定した場合には、起動が完了するまで待機状態とされる一方で、燃料電池スタック1が発電可能な状態になって起動が完了した場合には、ステップS34において、燃料電池スタック1の起動が完了した旨を示す起動完了信号C2を車両コントローラ20に送信する。これにより、燃料電池スタック1では、DC/DCコンバータ14に電力供給を開始する。
【0030】
これに対して、車両コントローラ20は、ステップS13において、燃料電池コントローラ2から起動完了信号C2を受信したか否かを判定する。ここで、車両コントローラ20は、燃料電池コントローラ2から起動完了信号C2を受信するまで待機状態とされる一方で、燃料電池コントローラ2から起動完了信号C2を受信した場合には、ステップS14において、DC/DCコンバータ14に所定の起動要求信号を送信して起動要求を行う。これにより、燃料電池車両においては、DC/DCコンバータ14が起動し、燃料電池スタック1の発電電力のみによってインバータ15における電解コンデンサ15aへの蓄電が開始される。このとき、DC/DCコンバータ14では、後述する図4に示すような特性にて徐々に出力電圧V2を上昇させながら、インバータ15に電力供給をする。
【0031】
続いて、車両コントローラ20は、ステップS15において、バッテリコントローラ19(B/C)に電圧情報要求信号C3を送信して二次電池12の出力電圧V1を示す電圧情報を要求する。
【0032】
これに対して、バッテリコントローラ19は、ステップS51において、車両コントローラ20から電圧情報要求信号C3を受信したか否かを判定する。ここで、バッテリコントローラ19は、車両コントローラ20から電圧情報要求信号C3を受信するまで待機状態とされる一方で、車両コントローラ20から電圧情報要求信号C3を受信した場合には、ステップS52において、第1電圧センサ17によって検出された二次電池12の出力電圧V1を示す電圧情報を読み取り、ステップS53において、この電圧情報C4を車両コントローラ20に送信する。
【0033】
一方、車両コントローラ20は、ステップS16において、バッテリコントローラ19から二次電池12の出力電圧V1を示す電圧情報C4を受信したか否かを判定する。ここで、車両コントローラ20は、バッテリコントローラ19から電圧情報C4を受信するまで待機状態とされる一方で、バッテリコントローラ19から電圧情報C4を受信した場合には、ステップS17において、この電圧情報C4をDC/DCコンバータ14に送信する。
【0034】
これにより、DC/DCコンバータ14は、インバータ15に出力する出力電圧V2と二次電池12の出力電圧V1との比較を開始する。そして、DC/DCコンバータ14では、二次電池12の出力電圧V1と出力電圧V2との差異を演算して、当該差異が所定値以内となったらリレーオン信号を送信することになる。
【0035】
続いて、車両コントローラ20は、図3に示すように、ステップS18において、接続器13におけるメインリレー13aをオン状態とする旨を示すリレーオン信号をDC/DCコンバータ14から受信したか否かを判定する。ここで、車両コントローラ20は、DC/DCコンバータ14からリレーオン信号を受信していない場合には、図2中ステップS15からの処理を繰り返す。一方、車両コントローラ20は、DC/DCコンバータ14からリレーオン信号を受信した場合には、図3中ステップS19に処理を移行し、メインリレー13aにリレーオン信号を送信し、二次電池12とインバータ15とを接続させ、二次電池12からの出力電力のみによってインバータ15における電解コンデンサ15aへの蓄電を継続する。
【0036】
そして、車両コントローラ20は、ステップS20において、操作者によるイグニションキー操作によってIGNスイッチがオフ状態とされるまで待機状態とされ、IGNスイッチがオフ状態とされると、ステップS21において、燃料電池コントローラ2に終了要求信号C5を送信して燃料電池スタック1の起動を終了させるための要求を行うと共に、ステップS22において、バッテリコントローラ19に電圧要求終了信号C6を送信して電圧情報C4の要求を終了し、一連の処理を終了する。
【0037】
一方、燃料電池コントローラ2は、図2中ステップS34にて起動完了信号C2を車両コントローラ20に対して送信すると、図3中ステップS35において、車両コントローラ20から終了要求信号C5を受信したか否かを判定する。ここで、燃料電池コントローラ2は、車両コントローラ20から終了要求信号C5を受信するまで待機状態とされる一方で、車両コントローラ20から終了要求信号C5を受信した場合には、ステップS36において、燃料電池スタック1や補機11等の作動を停止させる終了処理を行う。
【0038】
そして、燃料電池コントローラ2は、ステップS37において、燃料電池スタック1の終了処理が終了したか否かを判定し、終了した旨を確認すると、そのまま一連の処理を終了する。
【0039】
また、バッテリコントローラ19は、図3中ステップS54において、車両コントローラ20から電圧要求終了信号C6を受信したか否かを判定する。ここで、バッテリコントローラ19は、車両コントローラ20から電圧要求終了信号C6を受信するまでは、図2中ステップS52及びステップS53の処理を繰り返し、車両コントローラ20からの要求に応じて電圧情報C4を送信し続ける一方で、車両コントローラ20から電圧要求終了信号C6を受信した場合には、車両コントローラ20に電圧情報C4の送信を終了し、一連の処理を終了する。
【0040】
燃料電池車両においては、燃料電池コントローラ2、バッテリコントローラ19、及び車両コントローラ20が、それぞれ、このような一連の制御を行うことにより、DC/DCコンバータ14を制御し、インバータ15における電解コンデンサ15aへの蓄電を制御することができる。
【0041】
[DC/DCコンバータの出力制御内容]
つぎに、この燃料電池車両によるDC/DCコンバータ14の出力電圧の制御について説明する。
【0042】
燃料電池車両においては、図2中ステップS14にて車両コントローラ20からの起動要求があると、上述したように、DC/DCコンバータ14が起動する。
【0043】
このDC/DCコンバータ14は、予め設定された電圧上昇カーブ、例えば図4(A)乃至図4(C)に示すような電圧上昇カーブにしたがって、出力電圧V2が0Vから徐々に上昇するよう制御される。すなわち、電圧上昇カーブとしては、図4(A)に示すように、時間に対して線形的に上昇するもの、図4(B)に示すように、時間に対して階段状に上昇するもの、図4(C)に示すように、時間に対して2次関数的に上昇するもの等が考えられる。なお、時間Cは、電解コンデンサ15aを蓄電するのに許容される規定時間であり、電圧範囲Bは、二次電池12の出力電圧V1がとり得る電圧範囲である。
【0044】
DC/DCコンバータ14では、起動時間と電流許容値とに基づいて電圧上昇カーブが決定しておき、出力電圧V2を監視する電圧監視回路を使用して、図4に示すような電圧上昇カーブに従って電力出力をする。なお、このようなDC/DCコンバータ14の出力電圧V2を必要に応じて可変とする制御は、特開平10−89212号公報に記載されている点火用コンデンサの充電方法等にて紹介されており、電圧上昇カーブの例として参考にすることができる。
【0045】
燃料電池車両においては、上述したように、初期状態では接続器13におけるメインリレー13aがオン状態とされず、二次電池12とコンデンサ15とが遮断されているので、DC/DCコンバータ14が起動されると、燃料電池スタック1からの出力のみによって電解コンデンサ15aへの蓄電が開始される。
【0046】
そして、燃料電池車両においては、図2中ステップS17にて車両コントローラ20からDC/DCコンバータ14に二次電池12の出力電圧V1を示す電圧情報C4の送信があると、DC/DCコンバータ14は、内蔵された第2電圧センサ18によって検出された出力電圧V2と出力電圧V1とを比較し、その差異を演算する。そして、DC/DCコンバータ14は、演算した差異が所定値よりも大きい場合には、電力出力を継続する一方で、演算した差異が所定値以内となった場合には、電力出力を停止する。すなわち、DC/DCコンバータ14は、図4に示すように、出力電圧V1と出力電圧V2とが同等レベルとなる時間Aに到達するまでは出力を継続する一方で、時間Aに到達した時点で出力を停止する。
【0047】
また、DC/DCコンバータ14は、出力電圧V1と出力電圧V2との差異が所定値以内となったことを認識した場合には、接続器13におけるメインリレー13aをオン状態とする旨を示すリレーオン信号を車両コントローラ20に送信する。
【0048】
これにより、燃料電池車両においては、図3中ステップS19にて車両コントローラ20からメインリレー13aにリレーオン信号が送信されると、上述したように、二次電池12とインバータ15とが接続され、二次電池12による電解コンデンサ15aへの蓄電が開始される。このとき、燃料電池車両においては、DC/DCコンバータ14からの出力が停止されているので、電解コンデンサ15aへの蓄電は二次電池12からの出力のみによって行われることになる。
【0049】
このように、燃料電池車両においては、システムの起動時に、二次電池12と電解コンデンサ15aとが接続されることがないので、二次電池12から電解コンデンサ15aに瞬間的に高電圧が印加されて破壊されることがなくなる。
【0050】
[実施形態の効果]
以上詳細に説明したように、本発明を適用した燃料電池車両によれば、システムの起動時に、メインリレー13aをオン状態とせずに、まず出力電圧V2が予め定められた電圧上昇カーブにしたがって徐々に上昇させるようにDC/DCコンバータ14から電力出力することによって電解コンデンサ15aへの蓄電を行うことにより、システム起動時において電解コンデンサ15aに印加される電圧を低くすることができる。
【0051】
したがって、この燃料電池車両によれば、システムの起動時に電解コンデンサ15aに高電圧が印加され、大電流が流れることによる電解コンデンサ15aの損傷や接続器13におけるヒューズ13bの不用意な溶断を防止することができる。これにより、燃料電池車両によれば、起動時におけるコンデンサチャージ用に抵抗器付きのプリチャージ回路を別途設ける必要なく、接続器13の構成を単純化して小型化を図ることができると共にコストの低減を図ることができ、安価な構成であっても、システム起動時における電解コンデンサ15aの破壊を防止することができる。
【0052】
なお、上述の実施形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施形態以外の形態であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
【0053】
[特許請求の範囲の構成要件と実施形態の構成との対応関係]
なお、特許請求の範囲と実施の形態の対応関係は以下の通りである。
【0054】
燃料電池スタック1が特許請求の範囲における「燃料電池」を、DC/DCコンバータ14が特許請求の範囲における「電圧変換手段」を、インバータ15が特許請求の範囲における「電力変換手段」を、二次電池12が特許請求の範囲における「二次電池」を、メインリレー13aが特許請求の範囲における「接続手段」を、第1電圧センサ17が特許請求の範囲における「第1電圧検出手段」を、第2電圧センサ18が特許請求の範囲における「第2電圧検出手段」を、車両コントローラ20が特許請求の範囲における「制御手段」を構成する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した燃料電池車両の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明を適用した燃料電池車両におけるDC/DCコンバータを制御して電解コンデンサへの蓄電を制御する際の一連の工程を示すフローチャートである。
【図3】本発明を適用した燃料電池車両におけるDC/DCコンバータを制御して電解コンデンサへの蓄電を制御する際の一連の工程を示すフローチャートである。
【図4】本発明を適用した燃料電池車両におけるDC/DCコンバータの出力電圧の電圧上昇カーブ例を示す図である。
(A) DC/DCコンバータの出力電圧を時間に対して線形的に上昇させる電圧上昇カーブを示す図である。
(B) DC/DCコンバータの出力電圧を時間に対して階段状に上昇させる電圧上昇カーブを示す図である。
(C) DC/DCコンバータの出力電圧を時間に対して2次関数的に上昇させる電圧上昇カーブを示す図である。
【符号の説明】
1 燃料電池スタック
2 燃料電池コントローラ
11 補機
12 二次電池
13 接続器
13a メインリレー
13b ヒューズ
14 DC/DCコンバータ
15 インバータ
16 駆動モータ
17 第1電圧センサ
18 第2電圧センサ
19 バッテリコントローラ
20 車両コントローラ
Claims (5)
- 水素を含む燃料ガスと酸素を含む空気とを用いて発電する燃料電池を備えた燃料電池システムを制御する燃料電池システムの制御装置において、
前記燃料電池から出力された電圧を変換する電圧変換手段と、
前記電圧変換手段から出力された電力を変換して負荷に供給する電力変換手段と、
前記燃料電池の発電電力により充電され、充電した電力を前記負荷に供給する二次電池と、
閉状態又は開状態に動作されて、前記電力変換手段と前記二次電池との間を接続又は遮断する接続手段と、
前記二次電池から前記負荷に供給する電力の出力電圧を検出する第1電圧検出手段と、
前記電圧変換手段から前記負荷に供給する電力の出力電圧を検出する第2電圧検出手段と、
システムの起動時には、前記電力変換手段と前記二次電池とを遮断するように前記接続手段を開状態に制御し、前記第1電圧検出手段によって検出された前記二次電池の出力電圧と前記第2電圧検出手段によって検出された前記電圧変換手段の出力電圧との差異が所定値以内になった場合には、前記電力変換手段と前記二次電池とを接続するように前記接続手段を閉状態に制御する制御手段と
を備えることを特徴とする燃料電池システムの制御装置。 - 前記電圧変換手段は、予め設定した電圧特性に従って、前記燃料電池から出力された電圧を徐々に上昇させて前記電力変換手段に電力を供給することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システムの制御装置。
- 前記電圧変換手段は、予め設定した電圧特性に従って、前記燃料電池から出力された電圧を線形的に上昇させて前記電力変換手段に電力を供給することを特徴とする請求項2に記載の燃料電池システムの制御装置。
- 前記電圧変換手段は、予め設定した電圧特性に従って、前記燃料電池から出力された電圧を階段状に上昇させて前記電力変換手段に電力を供給することを特徴とする請求項2に記載の燃料電池システムの制御装置。
- 前記電圧変換手段は、予め設定した電圧特性に従って、前記燃料電池から出力された電圧を2次関数的に上昇させて前記電力変換手段に電力を供給することを特徴とする請求項2に記載の燃料電池システムの制御装置。
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