JP3709789B2 - 電力制御装置及び電力供給装置の制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、負荷を駆動するために、電源からの電力を負荷回路に供給する制御をする電力制御装置及び電力供給装置の制御方法に関し、詳しくは、燃料電池で発電した電力を駆動モータ等に供給する制御をする電力制御装置及び電力供給装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、燃料電池に水素を含む燃料ガスを供給すると共に、酸素を含む空気を供給して燃料電池を発電させ、発電電力を用いて駆動モータ等を駆動する燃料電池システムが知られている。
【0003】
この燃料電池システムでは、例えば特開平7−57753号公報で開示されてるように、燃料改質装置から燃料ガスが供給されると共に、空気供給装置から空気が供給される燃料電池と、この燃料電池で発電して出力された直流電力を定電圧制御して交流電力に変換するDC/DCコンバータと、燃料改質装置及び空気供給装置から燃料電池に供給する燃料ガス及び空気の流量を制御するための流量演算制御部とを含んで構成されていることが多い。この燃料電池システムでは、外部から駆動モータ等の負荷を駆動することを命令する負荷指令を入力し、負荷命令に従って、発電する電力を設定し、設定した電力設定値によりDC/DCコンバータ及び流量演算制御部での処理を制御する。
【0004】
また、従来の燃料電池システムでは、燃料電池からの出力電流を検出することで負荷指令の急増を検知し、電力設定値の増加速度を抑制する。これにより、従来の燃料電池システムでは、過電流を防止する過電流防止手段としての機能を有すると共に、急激な燃料電池の電圧低下を防ぐ構成となっていた。
【0005】
この過電流防止手段は、燃料電池の出力電力増加速度を監視する電流検出器を備え、この電流検出器の検出電流から燃料電池の出力電流の増加速度を求め、この電流増加速度が予め決定していた所定値を越えたときに、電流増加速度を所定値に保持するように電力設定値の制御する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の燃料電池システムでは、過電流防止をする一方で、電力設定指令に対する遅れや、負荷回路に供給する電力の遅れが考慮されておらず、電力設定指令に従った電力を取り出せないことが多かった。すなわち、従来の燃料電池システムでは、電力設定値指令が急増したときに、負荷に指令を出しても、実際の負荷が指令に追従しないことがあった。
【0007】
更に、従来の燃料電池システムでは、燃料電池スタックを安定動作させるために時間を要するために、負荷に対する燃料電池の動作が遅れて、遅れた時間分の電力をバッテリから負荷に供給する。このため、従来の燃料電池システムでは、車両の加速が繰り返されると、バッテリの充電量が次第に低下してしまう。
【0008】
そこで、本発明は、負荷に対する電力供給の遅れを少なくすると共に、バッテリの充電電力を有効に利用する電力制御装置及び電力供給装置の制御方法を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、燃料電池で発電した電力を負荷回路に供給するとともに二次電池に蓄積する電力制御装置において、上記燃料電池からの発電電力を入力して、上記負荷回路又は上記二次電池に電力供給をする発電電力入出力手段と、外部から指令電力値を示す信号が入力される信号入力手段と、上記二次電池又は上記発電電力入出力手段から上記負荷回路に供給された負荷電力量を演算する負荷電力量演算手段と、上記発電電力入出力手段から出力した動作電力量を演算する動作電力量演算手段と、上記負荷電力量演算手段で演算された負荷電力量と、上記動作電力量演算手段で演算された動作電力量との電力量差を演算する電力量差演算手段と、上記電力量差演算手段で演算された電力量差に相当する電力量に基づいて、上記発電電力入出力手段から出力する動作電力量を決定して、電力を上記負荷回路又は上記二次電池に供給するように上記発電電力入出力手段を制御する制御手段とを備え、上記負荷電力量演算手段は、上記信号入力手段が指令電力値を示す信号を入力した第1時刻から、上記負荷回路が遅れて動作開始する第2時刻を演算し、上記負荷回路に供給された負荷電力値が指令電力値に達するまでの所要時間と上記第2時刻とを加算して第3時刻を求め、当該第2時刻から第3時刻までの負荷電力量を演算し、上記動作電力量演算手段は、上記信号入力手段が指令電力値を示す信号を入力した第1時刻から、上記発電電力入出力手段が遅れて動作開始して上記負荷回路に電力供給開始する第4時刻を演算して、前記第4時刻から第3時刻までの動作電力量を演算し、上記電力量差演算手段は、上記第2時刻から第3時刻までの負荷電力量から、上記第4時刻から第3時刻までの動作電力量を減算した電力量差を演算し、上記制御手段は、上記負荷電力量より上記動作電力量を上記電力量差だけ大きくした動作電力量を決定して、電力を上記負荷回路又は上記二次電池に供給するように上記発電電力入出力手段を制御することを特徴とする。
【0010】
請求項2に係る発明では、上記信号入力手段は、所定時刻毎に上記指令電力値を入力し、上記制御手段は、時間的に前に上記信号入力手段で入力した上記指令電力値と、時間的に後に上記信号入力手段で入力した上記指令電力値から定常状態であると判定した時に、上記負荷電力量より上記動作電力量を上記電力量差だけ大きくした動作電力量を決定して、電力を上記負荷回路又は上記二次電池に供給させることを特徴とする。
【0011】
上述の課題を解決するために、請求項3に係る発明は、燃料電池で発電した電力を負荷回路に供給するとともに二次電池に蓄積する電力供給装置の制御方法において、外部から指令電力値を示す信号を入力するステップと、上記電力供給装置から上記二次電池又は上記負荷回路に供給した負荷電力量を演算するステップと、上記電力制御装置から出力した動作電力量を演算するステップと、上記負荷電力量と、上記動作電力量との電力量差を演算するステップと、上記電力量差に相当する電力量に基づいて、上記電力供給装置から出力する動作電力量を決定して、電力を上記負荷回路又は上記二次電池に供給するステップとを有し、上記負荷電力量を演算するステップでは、上記指令電力値を示す信号を入力した第1時刻から、上記負荷回路が遅れて動作開始する第2時刻を演算し、上記負荷回路に供給された負荷電力値が指令電力値に達するまでの所要時間と上記第2時刻とを加算して第3時刻を求め、当該第2時刻から第3時刻までの負荷電力量を演算し、上記動作電力量を演算するステップでは、上記指令電力値を示す信号を入力した第1時刻から、上記電力供給装置が遅れて動作開始して上記負荷回路に電力供給開始する第4時刻を演算して、前記第4時刻から第3時刻までの動作電力量を演算し、上記第2時刻から第3時刻までの負荷電力量から、上記第4時刻から第3時刻までの動作電力量を減算した電力量差を演算し、上記負荷電力量より上記動作電力量を上記電力量差だけ大きくした動作電力量を決定して、電力を上記負荷回路又は上記二次電池に供給するように上記電力供給装置を制御することを特徴とする。
【0012】
請求項4に係る発明では、所定時刻毎に上記指令電力値を入力し、時間的に前に入力した上記指令電力値と、時間的に後に入力した上記指令電力値から定常状態であると判定した時に、上記負荷電力量より上記動作電力量を上記電力量差だけ大きくした動作電力量を決定して、電力を上記負荷回路又は上記二次電池に供給させることを特徴とする。
【0013】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、電力量差に相当する電力量に基づいて、次回に発電電力入出力手段から出力する動作電力量を決定して、電力を負荷回路又は二次電池に供給するので、電力量差に相当する電力量を次回の電力供給時に二次電池などに供給することができ、負荷に対する電力供給の遅れを少なくすると共に、二次電池の充電電力を有効に利用することができる。また、負荷電力量より動作電力量を電力量差だけ大きくした動作電力量を決定して、電力を二次電池に供給するので、前回の電力供給時に使用した二次電池の充電電力を次回の電力供給時に二次電池に供給することができる。
【0015】
請求項3に係る発明によれば、電力量差に相当する電力量に基づいて、次回に出力する動作電力量を決定して、電力を負荷回路又は二次電池に供給するので、電力量差に相当する電力量を次回の電力供給時に二次電池などに供給することができ、負荷に対する電力供給の遅れを少なくすると共に、二次電池の充電電力を有効に利用することができる。また、負荷電力量より動作電力量を電力量差だけ大きくした動作電力量を決定して、電力を負荷回路又は二次電池に供給するので、前回の電力供給時に使用した二次電池の充電電力を次回の電力供給時に二次電池に供給することができる。また、負荷電力量より動作電力量を電力量差だけ大きくした動作電力量を決定して、電力を二次電池に供給するので、前回の電力供給時に使用した二次電池の充電電力を次回の電力供給時に二次電池に供給することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明は、例えば図1に示すように構成された燃料電池システムに適用される。
【0018】
[燃料電池システムの構成]
図1に、燃料電池システムの構成を示す。この燃料電池システムは、水素含有ガス及び燃料ガスが供給されて発電する燃料電池スタック1を備えるものである。この燃料電池スタック1は、例えば固体高分子電解質膜を挟んで酸化剤極と燃料極を対設した燃料電池構造体をセパレータで狭持した複数の燃料電池構造体からなる。この燃料電池スタック1は、酸化剤極側に酸化剤ガスとして空気が供給されるとともに、燃料極側に燃料ガスとして水素ガスが供給されることで発電をして、例えば自動車等の駆動源として利用される。
【0019】
この燃料電池システムは、燃料電池スタック1に空気を供給するコンプレッサ2、コンプレッサモータ3、コンプレッサモータインバータ4、コンプレッサモータインバータ制御部5を備える。この燃料電池システムでは、燃料電池スタック1を発電させるに際して、後述のコントローラ14からコンプレッサモータインバータ制御部5に制御信号が供給されると共に、コンプレッサモータインバータ4及びコンプレッサモータ3に電力が供給される。これにより、燃料電池システムでは、コンプレッサモータインバータ制御部5によりコンプレッサモータインバータ4を制御し、コンプレッサモータ3の回転数を制御して、コンプレッサ2から燃料電池スタック1に供給する空気量を制御する。
【0020】
また、燃料電池システムは、燃料電池スタック1に供給する水素ガスを貯蔵する水素貯蔵装置6を備える。この燃料電池システムでは、燃料電池スタック1で発電をするに際して、コントローラ14から水素貯蔵装置6に制御信号が供給され、水素貯蔵装置6により燃料電池スタック1に供給する水素ガス量を制御する。
【0021】
更に、燃料電池システムは、燃料電池スタック1で発電した電力を入力する強電用DC/DCコンバータ7、燃料電池スタック1で発電した電力を蓄積する二次電池8、例えば12[V]の電源電力を各部に供給する12V用DC/DCコンバータ9、12[V]の電源電力となる電力を蓄積する12Vバッテリ10、負荷となる駆動モータ11、駆動モータ11に供給する電力を調整する駆動モータインバータ12、駆動モータインバータ制御部13を備える。この燃料電池システムでは、燃料電池スタック1からの発電電力を、強電用DC/DCコンバータ7を介して二次電池8に蓄電すると共に、12V用DC/DCコンバータ9を介して12Vバッテリ10に蓄電する。また、この燃料電池システムでは、燃料電池スタック1からの発電電力をコンプレッサモータインバータ4を介してコンプレッサモータ3に供給してコンプレッサモータ3を駆動すると共に、駆動モータインバータ12を介して駆動モータ11に供給して駆動モータ11を駆動する。
【0022】
更にまた、燃料電池システムは、外部のイグニッションスイッチ(IGN)センサ21、アクセルセンサ22及びインストメータ23と接続され、上述した各部を制御するコントローラ14を備える。このコントローラ14は、イグニッションスイッチセンサ21又はアクセルセンサ22からのセンサ信号に従って、上述した各部に制御信号を出力し、インストメータ23を用いて燃料電池システムの発電状態を車両利用者に提示する。
【0023】
この燃料電池システムでは、コントローラ14により強電用DC/DCコンバータ7の動作状態、駆動モータインバータ制御部13の動作状態、コンプレッサモータインバータ制御部5の動作状態を示す信号が入力するように構成されている。
【0024】
[強電用DC/DCコンバータの構成]
図2に、上述の燃料電池システムに含まれる強電用DC/DCコンバータ7の機能的な構成を示す。図2によれば、強電用DC/DCコンバータ7は、コントローラ14との間で情報の送受信をする通信部31と、強電用DC/DCコンバータ7から出力する交流電圧(電力量)を制御する動作定数演算部32と、通信遅れ演算部33と、動作電力値・動作電力量演算部34と、負荷電力値・負荷電力量演算部35と、電力量差演算部36とを有する。
【0025】
通信部31は、コントローラ14と接続されている。この通信部31は、コントローラ14から指令電力値が入力され、入力された指令電力値を動作定数演算部32に出力する。
【0026】
動作定数演算部32は、通信部31からの指令電力値に従って強電用DC/DCコンバータ7から二次電池8又は駆動モータインバータ12に供給するときの動作定数を決定する。
【0027】
通信遅れ演算部33は、内部にメモリを備え、予め内部処理遅れ時間定数Tsd、通信遅れ時間定数Ttdを格納している。通信遅れ演算部33は、これらの定数Ttd、Tsdに基づいて、時刻t1で指令電力値が入力されたときの強電用DC/DCコンバータ7から電力を供給開始する時刻t3を演算すると共に、駆動モータインバータ12及びコンプレッサモータインバータ4に電力供給を開始する時刻t2を演算する。通信遅れ演算部33は演算した時刻t3を動作電力値・動作電力量演算部34に出力する。
【0028】
動作電力値・動作電力量演算部34は、強電用DC/DCコンバータ7から出力する動作電力値、動作電力量を演算する。動作電力値・動作電力量演算部34は、演算した動作電力量を電力量差演算部36に出力する。
【0029】
負荷電力値・負荷電力量演算部35は、内部に負荷の遅れ時間定数Tsd1を格納しており、定数Tsd1を用いて指令電力値が入力されてからコンプレッサモータインバータ4及び駆動モータインバータ12が動作開始する時刻t2を演算し、負荷電力値が指令電力値に達する時刻t4を演算する。更に、この負荷電力値・負荷電力量演算部35は、時刻t2から時刻t4における負荷電力値及び負荷電力量を演算し、演算した負荷電力量を電力量差演算部36に出力する。
【0030】
電力量差演算部36は、負荷電力値・負荷電力量演算部35からの負荷電力量から、動作電力値・動作電力量演算部34からの動作電力量を減算する演算をして、電力量差を得る。この電力量差は、二次電池8からコンプレッサモータインバータ4及び駆動モータインバータ12に供給された充電電力量となる。電力量差演算部36は、演算して得た電力量差をコントローラ14に出力する。
【0031】
[燃料電池システムの電力制御処理]
図3に、上述の燃料電池システムによる電力制御処理の処理手順を示す。
【0032】
図3によれば、先ず、ステップS1において、車両運転者により操作キーが操作されることで、イグニッションスイッチセンサ21からのセンサ信号によりイグニッションスイッチがオンとなっているか否かをコントローラ14により判定する。イグニッションスイッチがオンとなっているときには処理をステップS2に進め、イグニッションスイッチがオンとなっていないときには処理を終了する。
【0033】
ステップS2では、動作電力指令である指令電力値をコントローラ14から通信部31で受信して、ステップS3に進む。動作電力指令は、例えば、図4に示すように時刻t1から電力を駆動モータ11に供給することを示す制御信号であり、アクセルセンサ22からのセンサ信号に基づくアクセルの操作量に応じてコントローラ14で生成される。また、コントローラ14は、強電用DC/DCコンバータ7に動作電力指令を出力すると共に、駆動モータインバータ制御部13、コンプレッサモータインバータ制御部5及び水素貯蔵装置6に制御信号を出力する。ここで、コントローラ14は、燃料電池スタック1から取り出す電力として、駆動モータ11で消費する電力量と、コンプレッサ2で消費する電力量との合計値を示す指令電力値を強電用DC/DCコンバータ7に出力する。
【0034】
ステップS3では、ステップS2で受信した指令電力値が正の値であるか否かの判定を動作定数演算部32により行う。指令電力値が正の値であるときにはステップS4に処理を進め、動作電力指令が正の値でないときにはステップS2に処理を戻す。すなわち、ステップS3では、駆動モータ11を駆動する命令が発生した場合にのみステップS3以降の処理を開始する。
【0035】
ステップS4では、ステップS2で受信した動作電力指令を実行するための強電用DC/DCコンバータ7の動作定数を動作定数演算部32で求め、決定した動作定数で燃料電池スタック1からの発電電力を取り出して、二次電池8又は駆動モータインバータ12に供給してステップS5に処理を進める。この動作定数は、例えば、強電用DC/DCコンバータ7から二次電池8等に出力するときの電力制御をスイッチング素子で切り替える場合において、このスイッチング素子を動作させるためのデューティ比で表現される。
【0036】
ステップS5では、通信遅れ演算部33により強電用DC/DCコンバータ7が遅れて動作開始する時刻t3を演算する。通信遅れ演算部33内のメモリに予め格納された、コントローラ14との間で行う通信の遅れを示す通信遅れ時間定数Ttd、強電用DC/DCコンバータ7内の内部処理遅れ時間を示す内部処理遅れ時間定数Tsdを読み出す。上記通信遅れ時間定数Ttdは燃料電池システム全体のシステム構成により決定され、上記内部処理遅れ時間定数Tsdは燃料電池システム全体のシステム構成、ソフト構成により決定される。通信遅れ演算部33は、読み出した定数Ttd、Tsdに基づいて、後述の図6内の強電用DC/DCコンバータ7が動作する時刻t3を演算して、ステップS6に処理を進める。
【0037】
ステップS6では、コンプレッサモータインバータ制御部5及び駆動モータインバータ制御部13の遅れ時間を負荷電力値・負荷電力量演算部35により演算する。このとき、負荷電力値・負荷電力量演算部35は、内部のメモリに予め格納された負荷遅れ時間定数Tsd1を読み出し、この負荷遅れ時間定数Tsd1に基づいて図5中の時刻t2を求める。図5中の時刻t2は、時刻t1でコントローラ14からコンプレッサモータインバータ制御部5及び駆動モータインバータ制御部13に制御信号を出力して、駆動モータ11が実際に駆動する時刻である。
【0038】
ここで、動作電力が指令電力値にまで達するのに要する所要時間ΔT1は指令電力値の変化により決定される。所要時間ΔT1は指令電力値の変化ΔPによりマップ若しくは計算式から算出する。計算式の一例としては、
所要時間ΔT1=ΔP/ΔPt1
で表現される。ΔPt1は単位時間あたりの電力変化量であり、予めメモリに格納された定数である。
【0039】
負荷電力値・負荷電力量演算部35は、上記の計算式又はマップを用いて所要時間ΔT1を求め、この所要時間ΔT1と時刻t2とを加算して図5中の時刻t4を求める。これにより、負荷電力値・負荷電力量演算部35は、指令電力値が時刻t1で通信部31に入力されてから、駆動モータインバータ12及びコンプレッサモータインバータ4が動作を開始する時刻t2、時刻t2から徐々に電力供給をして駆動モータ11に指令電力値の電力が供給される時刻t4を求める。
【0040】
次のステップS7では、強電用DC/DCコンバータ7の遅れを動作電力値・動作電力量演算部34により演算する。強電用DC/DCコンバータ7から出力する電力が指令電力値まで達するのに必要な所要時間ΔTdは、指令電力値の変化ΔPによりマップ若しくは計算式から算出する。計算式の一例としては、
所要時間ΔTd=ΔP/ΔPtd
で表現される。ΔPtdは単位時間あたりの電力変化量であり、予めメモリに格納された定数である。
【0041】
動作電力値・動作電力量演算部34は、上記の計算式又はマップを用いて所要時間ΔTdを求め、この所要時間ΔTdと時刻t3とを加算して図6中の時刻t5を求める。これにより、動作電力値・動作電力量演算部34は、指令電力値が時刻t1で通信部31に入力されてから、強電用DC/DCコンバータ7が時刻t3で動作を開始して、指令電力値の電力を供給する時刻t5を求める。
【0042】
ここで、動作定数演算部32は、強電用DC/DCコンバータ7より先に駆動モータ11が早く動作しなくするように、負荷電力値・負荷電力量演算部35で求めた所要時間ΔT1より、動作電力値・動作電力量演算部34で求めたΔTdが大きくなるように(ΔT1≦ΔTd)、動作定数を決定する。
【0043】
次のステップS8では、ステップS6で求めた時刻t2から時刻t4まで時間経過する度の負荷電力値及び負荷電力量を負荷電力値・負荷電力量演算部35により演算してステップS9に処理を進める。このとき、負荷電力値・負荷電力量演算部35は、単位時間毎の負荷電力値ΔP1を、
ΔP1=ΔPt1×経過時間
ΔPt1:単位時間当たりの電力変化量
で表現される計算式で演算し、単位時間毎の負荷電力量ΔWh1を、
ΔWh1=ΔP1/3600
で表現される計算式で演算し、時刻t2以降から積算した負荷電力量Wh1を、
Wh1=Wh1+ΔWh1
で表現される演算式で演算する。
【0044】
ステップS9では、時刻t3から時刻t5までの強電用DC/DCコンバータ7の動作電力値及び動作電力量を動作電力値・動作電力量演算部34により演算して、ステップS10に処理を進める。このとき、動作電力値・動作電力量演算部34は、単位時間毎の動作電力値ΔPdを、
ΔPd=ΔPtd×経過時間
ΔPtd:単位時間当たりの電力変化量
で表現される計算式で演算し、単位時間毎の動作電力量ΔWhdを、
ΔWhd=ΔPd/3600
で表現される計算式で演算し、時刻t3から時刻t4までの積算した動作電力量Whdを、
Whd=Whd+ΔWhd
で表現される演算式で演算する。
【0045】
ステップS10では、ステップS8で求めた負荷電力量Wh1とステップS9で求めた動作電力量Whdとの電力量差(Wh1−Whd)を電力量差演算部36により求めて、ステップS11に処理を進める。電力量差演算部36は、電力量差を求めることで、二次電池8から駆動モータインバータ12に出力して二次電池8で消費した電力を求める。
【0046】
ステップS11では、イグニッションスイッチセンサ21からのセンサ信号によりイグニッションスイッチがオンとなっているか否かをコントローラ14により判定する。イグニッションスイッチがオンとなっているときには処理をステップS12に進め、イグニッションスイッチがオンとなっていないときには処理を終了する。
【0047】
ステップS12では、指令電力値をコントローラ14から通信部31で受信して、ステップS13に処理を進める。
【0048】
ステップS13では、ステップS12で受信した指令電力値が定常状態であるか否かの判定をする。すなわち、通信部31は、ステップS12で受信した指令電力値とステップS2又は前回に受信した指令電力値との比較をし、今回の指令電力値と前回の指令電力値とが略同値であるときには定常状態にあると判定してステップS15に処理を進め、略同値でないと判定したときには非定常状態であると判定してステップS14に処理を進める。
【0049】
ステップS14では、ステップS12で受信した指令電力値が正の値であるか否かの判定を通信部31で行い、正の値であるときには処理をステップS5に戻して再度ステップS5以降の処理を行い、正の値でないときには処理をステップS12に戻し、現段階で決定されている動作定数で強電用DC/DCコンバータ7を動作させておく。
【0050】
ステップS15では、ステップS12で受信した指令電力値が正の値であるか否かの判定を通信部31で行い、正の値であるときには処理をステップS16に進め、正の値でないときには処理をステップS12に戻す。
【0051】
ステップS16では、定常状態になった時点、すなわち指令電力値に対するコンプレッサモータインバータ制御部5及び駆動モータインバータ制御部13の負荷の動作が完了した時点で、次の指令電力値に変更するために、ステップS12で受信した指令電力値に従った動作定数を動作定数演算部32により求め、求めた動作定数で強電用DC/DCコンバータ7を動作させて、処理をステップS8に戻す。
【0052】
このとき、通信部31ではステップS10において電力量差演算部36で算出した電力量差ΔWhをコントローラ14に送信し、コントローラ14では次回の指令電力値を通信部31に出力するときに受信した最新の電力量差ΔWhを加算した動作電力値とする。これにより、コントローラ14は、次回の指令電力値を出力して強電用DC/DCコンバータ7を動作させるときに、前回の負荷電力値と強電用DC/DCコンバータ7の動作電力値とを同じにすることができ、例えば二次電池8で消費する電力を小さくすることができる。
【0053】
したがって、このような処理を行う強電用DC/DCコンバータ7を備えた燃料電池システムでは、前回の指令電力値に強電用DC/DCコンバータ7から出力されずに不足する電力量ΔWhを加算して次回の指令電力値をコントローラ14から強電用DC/DCコンバータ7に出力するので、強電用DC/DCコンバータ7から多くの電力を駆動モータインバータ12に供給するようにし、図7に示すように、負荷電力値と動作電力値との電力量差ΔWhを二次電池8に充電電力で補う電力量を少なくすることができる。すなわち、この燃料電池システムでは、電力量差ΔWhを強電用DC/DCコンバータ7から二次電池8又は駆動モータインバータ12に多く出力することで、二次電池8の充電電力の消費量を少なくすると共に、二次電池8の充電レベルを高く保つことができる。したがって、この燃料電池システムによれば、負荷に対する電力供給の遅れを少なくすると共に、二次電池8の充電電力を有効に利用することができる。
【0054】
また、この燃料電池システムによれば、次回の負荷電力の変化を前回の電力量差から予測することにより、指令電力値に対する遅れや変動に対応することができる。したがって、この燃料電池システムによれば、例えば強電用DC/DCコンバータ7による二次電池8の電力収支を調整する制御などは勿論のこと、計算した電力供給の遅れから内部の各種定数を決定することで更に多くの場合に適用することができる。
【0055】
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した燃料電池システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明を適用した強電用DC/DCコンバータの機能的な構成を示すブロック図である。
【図3】強電用DC/DCコンバータの処理手順を示すフローチャートである。
【図4】コントローラから通信部に供給される指令電力値の変化を示す図である。
【図5】負荷となる駆動モータ等を駆動するための駆動モータインバータやコンプレッサモータインバータに供給される負荷電力の変化を示す図である。
【図6】強電用DC/DCコンバータから出力される動作電力の変化を示す図である。
【図7】指令電力値の変化、負荷電力の変化、動作電力の変化より、二次電池から出力された電力を示す図である。
【符号の説明】
1 燃料電池スタック
2 コンプレッサ
3 コンプレッサモータ
4 コンプレッサモータインバータ
5 コンプレッサモータインバータ制御部
6 水素貯蔵装置
7 強電用DC/DCコンバータ
8 二次電池
9 12V用DC/DCコンバータ
10 12Vバッテリ
12 駆動モータインバータ
13 駆動モータインバータ制御部
14 コントローラ
31 通信部
32 動作定数演算部
33 通信遅れ演算部
34 動作電力値・動作電力量演算部
35 負荷電力値・負荷電力量演算部
36 電力量演算部
Claims (4)
- 燃料電池で発電した電力を負荷回路に供給するとともに二次電池に蓄積する電力制御装置において、
上記燃料電池からの発電電力を入力して、上記負荷回路又は上記二次電池に電力供給をする発電電力入出力手段と、
外部から指令電力値を示す信号が入力される信号入力手段と、
上記二次電池又は上記発電電力入出力手段から上記負荷回路に供給された負荷電力量を演算する負荷電力量演算手段と、
上記発電電力入出力手段から出力した動作電力量を演算する動作電力量演算手段と、
上記負荷電力量演算手段で演算された負荷電力量と、上記動作電力量演算手段で演算された動作電力量との電力量差を演算する電力量差演算手段と、
上記電力量差演算手段で演算された電力量差に相当する電力量に基づいて、上記発電電力入出力手段から出力する動作電力量を決定して、電力を上記負荷回路又は上記二次電池に供給するように上記発電電力入出力手段を制御する制御手段とを備え、
上記負荷電力量演算手段は、上記信号入力手段が指令電力値を示す信号を入力した第1時刻から、上記負荷回路が遅れて動作開始する第2時刻を演算し、上記負荷回路に供給された負荷電力値が指令電力値に達するまでの所要時間と上記第2時刻とを加算して第3時刻を求め、当該第2時刻から第3時刻までの負荷電力量を演算し、
上記動作電力量演算手段は、上記信号入力手段が指令電力値を示す信号を入力した第1時刻から、上記発電電力入出力手段が遅れて動作開始して上記負荷回路に電力供給開始する第4時刻を演算して、前記第4時刻から第3時刻までの動作電力量を演算し、
上記電力量差演算手段は、上記第2時刻から第3時刻までの負荷電力量から、上記第4時刻から第3時刻までの動作電力量を減算した電力量差を演算し、
上記制御手段は、上記負荷電力量より上記動作電力量を上記電力量差だけ大きくした動作電力量を決定して、電力を上記負荷回路又は上記二次電池に供給するように上記発電電力入出力手段を制御すること
を特徴とする電力制御装置。 - 上記信号入力手段は、所定時刻毎に上記指令電力値を入力し、
上記制御手段は、時間的に前に上記信号入力手段で入力した上記指令電力値と、時間的に後に上記信号入力手段で入力した上記指令電力値から定常状態であると判定した時に、上記負荷電力量より上記動作電力量を上記電力量差だけ大きくした動作電力量を決定して、電力を上記負荷回路又は上記二次電池に供給させることを特徴とする電力制御装置。 - 燃料電池で発電した電力を負荷回路に供給するとともに二次電池に蓄積する電力供給装置の制御方法において、
外部から指令電力値を示す信号を入力するステップと、
上記電力供給装置から上記二次電池又は上記負荷回路に供給した負荷電力量を演算するステップと、
上記電力制御装置から出力した動作電力量を演算するステップと、
上記負荷電力量と、上記動作電力量との電力量差を演算するステップと、
上記電力量差に相当する電力量に基づいて、上記電力供給装置から出力する動作電力量を決定して、電力を上記負荷回路又は上記二次電池に供給するステップとを有し、
上記負荷電力量を演算するステップでは、上記指令電力値を示す信号を入力した第1時刻から、上記負荷回路が遅れて動作開始する第2時刻を演算し、上記負荷回路に供給された負荷電力値が指令電力値に達するまでの所要時間と上記第2時刻とを加算して第3時刻を求め、当該第2時刻から第3時刻までの負荷電力量を演算し、
上記動作電力量を演算するステップでは、上記指令電力値を示す信号を入力した第1時刻から、上記電力供給装置が遅れて動作開始して上記負荷回路に電力供給開始する第4時刻を演算して、前記第4時刻から第3時刻までの動作電力量を演算し、
上記第2時刻から第3時刻までの負荷電力量から、上記第4時刻から第3時刻までの動作電力量を減算した電力量差を演算し、上記負荷電力量より上記動作電力量を上記電力量 差だけ大きくした動作電力量を決定して、電力を上記負荷回路又は上記二次電池に供給するように上記電力供給装置を制御すること
を特徴とする電力供給装置の制御方法。 - 所定時刻毎に上記指令電力値を入力し、
時間的に前に入力した上記指令電力値と、時間的に後に入力した上記指令電力値から定常状態であると判定した時に、上記負荷電力量より上記動作電力量を上記電力量差だけ大きくした動作電力量を決定して、電力を上記負荷回路又は上記二次電池に供給させることを特徴とする電力供給装置の制御方法。
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