JP4682766B2 - 車両用電源装置 - Google Patents

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Description

この発明は、車両用電源装置に関し、特に、二次電池とキャパシタとを電源として備えた車両用電源装置に関する。
最近、環境に配慮した自動車として、ハイブリッド自動車(Hybrid Vehicle)および電気自動車(Electric Vehicle)が注目されている。ハイブリッド自動車は、従来のエンジンに加え、インバータを介して直流電源により駆動されるモータとを動力源とする自動車である。つまり、エンジンを駆動することにより動力源を得るとともに、直流電源からの直流電圧をインバータによって交流電圧に変換し、その変換した交流電圧によりモータを回転することによって動力源を得るものである。
また、電気自動車は、インバータを介して直流電源によって駆動されるモータを動力源とする自動車である。
このようなハイブリッド自動車または電気自動車においては、車両を適切に走行させつつエネルギー効率を向上させるためには、そのモータに対する負荷に応じた電力を供給し、回生時には効率良くエネルギーを回収することが求められる。
たとえば特許文献1は、モータへの電力供給源として、バッテリと大容量コンデンサとを備え、走行状態に応じてこれらの電力供給源とモータとの接続状態を切換える切換手段を有することを特徴とする電気自動車用電源装置が開示される。
具体的には、当該電源装置において、バッテリからの直流電圧を電圧変換して出力するチョッパと、チョッパの出力側に並列接続された大容量コンデンサとは、スイッチ装置を介してモータ制御手段であるインバータに接続される。そして、通常走行モードにおいては、切換手段により、チョッパと大容量コンデンサとの並列接続回路を電力供給源としてモータ制御手段によってモータが制御される。また、大きな駆動力が要求されるパワーモード時や連続登坂時には、バッテリと大容量コンデンサとの並列接続回路が電力供給源とされる。これによれば、バッテリに対する一回の充電による走行可能距離が従来に対して大幅に増加される。
特開平7−231511号公報 特開2002−136169号公報
ここで、上記の電気自動車用電源装置によれば、通常走行モードで走行中(すなわち、チョッパと大容量コンデンサとの並列接続時)にパワーモードに切換えられた場合、大容量コンデンサの端子間電圧が基準電圧以下のときには、大容量コンデンサを充電してから、バッテリと大容量コンデンサとの並列接続に切換えられる。この大容量コンデンサの充電は、チョッパのトランジスタがオンされ、バッテリから大容量コンデンサに充電電流が供給されることにより行なわれる。
そのため、パワーモード時には大きな駆動力の迅速な供給が求められるところ、モータ制御コンピュータが車両の走行状態に応じて切換手段を作動してから、モータを駆動させるのに十分な電力がモータに供給されるまでには、大容量コンデンサの充電期間が新たに発生し、モータの応答性に不具合が生じることになる。この結果、車両の走行性能を低下させてしまう。
そこで、モータの応答性を高めるためには、常時、大容量コンデンサにモータ駆動に十分な電力が蓄えられるように、チョッパを動作させて、大容量コンデンサの端子間電圧を一定電圧に保つように構成することが必要となる。
しかしながら、このような構成では、バッテリの電力はモータ駆動時以外にも、大容量コンデンサを充電するために逐次持ち出されることとなり、却って車両のエネルギー効率を低下させ、燃費を悪化させる可能性がある。
それゆえ、この発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、車両の走行性能を低下させることなく、燃費の向上が可能な車両用電源装置を提供することである。
この発明によれば、車両駆動用のモータを備えた自動車に搭載される車両用電源装置は、第1の直流電源と、直流電圧を受けてモータを駆動制御するための電力変換を行なう駆動回路と、第1の直流電源と駆動回路との間に接続され、両者の間で直流電圧変換を行なうための電圧変換器と、電圧変換器に対して、開閉手段を介して駆動回路と並列に接続された第2の直流電源と、電圧変換器が駆動回路と第2の直流電源との接続点に出力する出力電圧の目標値を設定するとともに、設定した目標値と出力電圧とが一致するように電圧変換器の動作を制御する制御手段とを備える。制御手段は、モータの要求出力に応じた電圧を目標値に設定する第1の目標値設定手段と、モータの要求出力に応じた電圧よりも高く、第2の直流電源を充電可能な電圧を目標値に設定する第2の目標値設定手段と、車両の運転者の要求に応じて、第1および第2の目標値設定手段の一方を選択する選択手段とを含む。
上記の車両用電源装置によれば、電圧変換器の出力電圧の目標値を、モータの要求出力に応じた電圧および、第2の直流電源の充電を考慮したより高い電圧に適宜切換えて設定できる。このため、第2の目標値設定手段の選択時には、電圧変換器からの充電により第2の直流電源に蓄えられた電力を用いた高出力運転が可能とする一方で、そのような運転が求められない場合には、第2の直流電源を充電するための動作を電圧変換器に強いることがないので、電圧変換器での損失を軽減できる。これにより、車両の走行性能を重視した走行モードを可能とするとともに、燃費を向上させることができる。
好ましくは、第2の目標値設定手段は、モータの要求出力によらない所定の電圧を目標値に設定する。
上記の車両用電源装置によれば、第2の目標値設定手段において、目標値を一定電圧(たとえば車両用電源装置の最大電圧とする)とすることで、第2の直流電源には一定電力が蓄えられるため、任意のタイミングにおいて高出力運転に対応することができる。
好ましくは、制御手段は、第1の目標値設定手段が選択されたことに応じて、開閉手段を開状態とする。
上記の車両用電源装置によれば、第1の目標値設定手段の選択時においては、第2の直流電源の充放電が確実に防止されるため、第1の直流電源の電力を効率的に利用でき、燃費を向上することができる。また、第2の直流電源の放電が防止されるため、電力を保持でき、第2の目標値設定手段への移行をスムーズに行なうことができる。
好ましくは、選択手段は、運転者が第2の直流電源を使用しない車両の走行を要求したことに応じて、第1の目標値設定手段を選択し、運転者が第2の直流電源を使用した車両の走行を要求したことに応じて、第2の目標値設定手段を選択する。
上記の車両用電源装置によれば、車両の運転者の要求に適応させた電圧変換器の制御が行なわれるため、モータの応答性を高めて走行性能を確保できるとともに、燃費の向上を図ることができる。
好ましくは、選択手段は、運転者の操作により、運転者の要求する車両の走行を指定するための操作部をさらに含む。
上記の車両用電源装置によれば、車両の運転者は、要求する走行状態を簡易に指定することができる。また、その指定した走行モードを、迅速に車両の走行状態に反映させることができる。
この発明によれば、電圧変換器からの充電により第2の直流電源に蓄えられた電力を用いた高出力運転が可能とする一方で、そのような運転が求められない場合には、第2の直流電源を充電するための動作を電圧変換器に強いることがないので、電圧変換器での損失を軽減できる。これにより、車両の走行性能を重視した運転モードを可能とするとともに、燃費を向上させることができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
図1は、この発明の実施の形態に従う車両用電源装置の概略ブロック図である。
図1を参照して、車両用電源装置100は、バッテリBと、昇圧コンバータ12と、蓄電用のキャパシタC0と、平滑用のコンデンサC1,C2と、インバータ14,31と、電圧センサ10,20,22と、電流センサ24,28と、システムリレーSR1,SR2,SRC1,SRC2と、要求モード検出回路40と、モード選択スイッチ42と、制御装置30とを備える。
エンジンENGは、ガソリンなどの燃料の燃焼エネルギーを源として駆動力を発生する。エンジンENGの発生する駆動力は、図1の太斜線で示すように、動力分割機構50により、2つの経路に分割される。一方は、図示しない減速機を介して車輪を駆動する駆動軸に伝達する経路である。もう一方は、モータジェネレータMG1へ伝達する経路である。
モータジェネレータMG1,MG2は、発電機としても電動機としても機能し得るが、以下に示すように、モータジェネレータMG1は、主として発電機として動作し、モータジェネレータMG2は、主として電動機として動作する。
詳細には、モータジェネレータMG1は、三相交流回転機であり、加速時において、図示しないエンジンを始動する始動機として用いられる。このとき、モータジェネレータMG1は、バッテリBからの電力の供給を受けて電動機として駆動し、エンジンENGをクランキングして始動する。
さらに、エンジンENGの始動後において、モータジェネレータMG1は、動力分割機構50を介して伝達されたエンジンENGの駆動力によって回転されて発電する。
モータジェネレータMG1の発電した電力は、車両の運転状態やキャパシタC0の蓄電エネルギーおよびバッテリBの充電量によって使い分けられる。たとえば、通常走行時や急加速時においては、モータジェネレータMG1の発電した電力は、そのままモータジェネレータMG2を駆動させる電力となる。一方、キャパシタC0の蓄電エネルギーまたはバッテリBの充電量が所定の値よりも低いときには、モータジェネレータMG1の発電した電力は、インバータ14によって交流電力から直流電力に変換されて、キャパシタC0またはバッテリBに蓄えられる。
モータジェネレータMG2は、三相交流回転機であり、キャパシタC0およびバッテリBに蓄えられた電力およびモータジェネレータMG1が発電した電力の少なくともいずれか一方によって駆動される。モータジェネレータMG2の駆動力は、減速機を介して車輪の駆動軸に伝達される。これにより、モータジェネレータMG2は、エンジンENGをアシストして車両を走行させたり、自己の駆動力のみによって車両を走行させたりする。
また、車両の回生制動時には、モータジェネレータMG2は、減速機を介して車輪により回転されて発電機として動作する。このとき、モータジェネレータMG2により発電された回生電力は、インバータ31を介してキャパシタC0またはバッテリBに充電される。
システムリレーSR1は、バッテリBの正極と昇圧コンバータ12との間に接続される。システムリレーSR2は、バッテリBの負極と昇圧コンバータ12との間に接続される。システムリレーSR1,SR2は、制御装置30からの信号SEBによりオン/オフされる。より具体的には、システムリレーSR1,SR2は、制御装置30からのH(論理ハイ)レベルの信号SEBによりオンされ、制御装置30からのL(論理ロー)レベルの信号SEBによりオフされる。
昇圧コンバータ12は、リアクトルL1と、NPNトランジスタQ1,Q2と、ダイオードD1,D2とを含む。リアクトルL1の一方端はバッテリBの電源ラインに接続され、他方端はNPNトランジスタQ1とNPNトランジスタQ2との中間点、すなわち、NPNトランジスタQ1のエミッタとNPNトランジスタQ2のコレクタとの間に接続される。NPNトランジスタQ1,Q2は、電源ラインとアースラインとの間に直列に接続される。そして、NPNトランジスタQ1のコレクタは電源ラインに接続され、NPNトランジスタQ2のエミッタはアースラインに接続される。また、各NPNトランジスタQ1,Q2のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオードD1,D2がそれぞれ接続されている。
インバータ14は、U相アーム15と、V相アーム16と、W相アーム17とから成る。U相アーム15、V相アーム16、およびW相アーム17は、電源ラインとアースラインとの間に並列に設けられる。
U相アーム15は、直列接続されたNPNトランジスタQ3,Q4から成り、V相アーム16は、直列接続されたNPNトランジスタQ5,Q6から成り、W相アーム17は、直列接続されたNPNトランジスタQ7,Q8から成る。また、各NPNトランジスタQ3〜Q8のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオードD3〜D8がそれぞれ接続されている。
各相アームの中間点は、モータジェネレータMG1の各相コイルの各相端に接続されている。すなわち、モータジェネレータMG1は、U,V,W相の3つのコイルの一端が中性点に共通接続されて構成され、U相コイルの他端がNPNトランジスタQ3,Q4の中間点に、V相コイルの他端がNPNトランジスタQ5,Q6の中間点に、W相コイルの他端がNPNトランジスタQ7,Q8の中間点にそれぞれ接続されている。
インバータ31は、インバータ14と同様の構成から成る。
バッテリBは、ニッケル水素またはリチウムイオン等の二次電池から成る。他にも、バッテリBは、燃料電池であっても良い。電圧センサ10は、バッテリBから出力される直流電圧Vbを検出し、その検出した直流電圧Vbを制御装置30へ出力する。
コンデンサC1は、バッテリBから供給された直流電圧Vbを平滑化し、その平滑化した直流電圧Vbを昇圧コンバータ12へ供給する。
昇圧コンバータ12は、コンデンサC1から供給された直流電圧Vbを昇圧してコンデンサC2へ供給する。より具体的には、昇圧コンバータ12は、制御装置30から信号PWMCを受けると、信号PWMCによってNPNトランジスタQ2がオンされた期間に応じて直流電圧Vbを昇圧してコンデンサC2に供給する。
また、昇圧コンバータ12は、制御装置30から信号PWMCを受けると、コンデンサC2を介してインバータ14および/またはインバータ31から供給された直流電圧を降圧してバッテリBを充電する。
キャパシタC0は、たとえば直列接続される複数の電気二重層キャパシタを含む。キャパシタC0は、昇圧コンバータ12に対してインバータ14,31と並列に接続される。昇圧コンバータ12とキャパシタC0との間は、システムリレーSRC1,SRC2によって電気的に結合/分離される。
なお、キャパシタC0には、限流装置として、電気二重層キャパシタと直列に、ヒューズ素子を内蔵するセーフティプラグSPが設置される。セーフティプラグSPは、キャパシタC0に過電流が流れ込むとヒューズ素子が溶断する構成からなる。これにより、キャパシタC0を、加熱等による損傷から保護することができる。
システムリレーSRC1は、昇圧コンバータ12とキャパシタC0の正電極との間に接続される。システムリレーSRC2は、昇圧コンバータ12とキャパシタC0の負電極との間に接続される。
システムリレーSRC1,SRC2は、制御装置30からの信号SECによりオン/オフされる。より具体的には、システムリレーSRC1,SRC2は、制御装置30からのHレベルの信号SECによりオンされ、制御装置30からのLレベルの信号SECによりオフされる。
電圧センサ22は、キャパシタC0の両端の電圧(以下、端子間電圧と称する)Vcを検出し、その検出した端子間電圧Vcを制御装置30へ出力する。
コンデンサC2は、昇圧コンバータ12からの直流電圧を平滑化し、その平滑化した直流電圧をインバータ14,31へ供給する。電圧センサ20は、コンデンサC2の両端の電圧、すなわち、昇圧コンバータ12の出力電圧Vm(インバータ14,31への入力電圧に相当する。以下同じ。)を検出し、その検出した出力電圧Vmを制御装置30へ出力する。
インバータ14は、コンデンサC2を介してバッテリBまたはキャパシタC0から直流電圧が供給されると制御装置30からの信号PWMI1に基づいて直流電圧を交流電圧に変換してモータジェネレータMG1を駆動する。これにより、モータジェネレータMG1は、トルク指令値TR1に従ったトルクを発生するように駆動される。
また、インバータ14は、車両用電源装置100が搭載されたハイブリッド自動車の回生制動時、モータジェネレータMG1が発電した交流電圧を制御装置30からの信号PWMI1に基づいて直流電圧に変換し、その変換した直流電圧をコンデンサC2を介してキャパシタC0および昇圧コンバータ12へ供給する。なお、ここで言う回生制動とは、ハイブリッド自動車を運転するドライバーによるフットブレーキ操作があった場合の回生発電を伴う制動や、フットブレーキを操作しないものの、走行中にアクセルペダルをオフすることで回生発電をさせながら車両を減速(または加速の中止)させることを含む。
インバータ31は、コンデンサC2を介してバッテリBまたはキャパシタC0から直流電圧が供給されると制御装置30からの信号PWMI2に基づいて直流電圧を交流電圧に変換してモータジェネレータMG2を駆動する。これにより、モータジェネレータMG2は、トルク指令値TR2に従ったトルクを発生するように駆動される。
また、インバータ31は、車両用電源装置100が搭載されたハイブリッド自動車の回生制動時、モータジェネレータMG2が発電した交流電圧を制御装置30からの信号PWMI2に基づいて直流電圧に変換し、その変換した直流電圧をコンデンサC2を介してキャパシタC0および昇圧コンバータ12へ供給する。
電流センサ24は、モータジェネレータMG1に流れるモータ電流MCRT1を検出し、その検出したモータ電流MCRT1を制御装置30へ出力する。電流センサ28は、モータジェネレータMG2に流れるモータ電流MCRT2を検出し、その検出したモータ電流MCRT2を制御装置30へ出力する。
要求モード検出回路40は、運転者の要求する車両の走行モードを検出する。具体的には、要求モード検出回路40は、走行モードを選択するためのモード選択スイッチ42に接続される。モード選択スイッチ42は、例えば車両室内の運転席の近傍に設置された押しボタン式スイッチからなる。運転者は、モード選択スイッチ42を操作(プッシュ)して、予め設定された走行モードの中から所望の走行モードを選択する。要求モード検出回路40は、運転者の選択した走行モード(以下、要求走行モードRMと称する)を検出し、その検出した要求走行モードRMを制御装置30へ出力する。車両の走行モードについては、後に詳述する。
制御装置30は、図示しない外部ECU(Electrical Control Unit)からトルク指令値TR1,TR2、モータ回転数MRN1,MRN2を受け、電圧センサ10から直流電圧Vbを受け、電圧センサ20から昇圧コンバータ12の出力電圧Vm(すなわち、インバータ14,31への入力電圧)を受け、電圧センサ20からキャパシタC0の端子間電圧Vcを受け、電流センサ24からモータ電流MCRT1を受け、電流センサ28からモータ電流MCRT2を受け、要求モード検出回路40から要求走行モードRMを受ける。
制御装置30は、出力電圧Vm、トルク指令値TR1およびモータ電流MCRT1に基づいて、後述する方法によりインバータ14がモータジェネレータMG1を駆動するときにインバータ14のNPNトランジスタQ3〜Q8をスイッチング制御するための信号PWMI1を生成し、その生成した信号PWM1をインバータ14へ出力する。
また、制御装置30は、出力電圧Vm、トルク指令値TR2およびモータ電流MCRT2に基づいて、後述する方法によりインバータ31がモータジェネレータMG2を駆動するときにインバータ31のNPNトランジスタQ3〜Q8をスイッチング制御するための信号PWMI2を生成し、その生成した信号PWMI2をインバータ31へ出力する。
さらに、制御装置30は、インバータ14(または31)がモータジェネレータMG1(またはMG2)を駆動するとき、直流電圧Vb、出力電圧Vm、トルク指令値TR1(またはTR2)、モータ回転数MRN1(またはMRN2)および要求走行モードRMに基づいて、後述する方法により昇圧コンバータ12のNPNトランジスタQ1,Q2をスイッチング制御するための信号PWMCを生成して昇圧コンバータ12へ出力する。
さらに、制御装置30は、システムリレーSR1,SR2をオン/オフするための信号SEBを生成してシステムリレーSR1,SR2へ出力する。また、制御装置30は、システムリレーSRC1,SRC2をオン/オフするための信号SECを生成してシステムリレーSRC1,SRC2へ出力する。
図2は、制御装置30の機能ブロック図である。
図2を参照して、制御装置30は、インバータ制御回路301と、コンバータ制御回路302とを含む。
インバータ制御回路301は、トルク指令値TR1、モータ電流MCRT1および入力電圧Vmに基づいて信号PWMI1を生成してインバータ14のNPNトランジスタQ3〜Q8へ出力する。
より具体的には、インバータ制御回路301は、入力電圧Vm、モータ電流MCRT1およびトルク指令値TR1に基づいて、モータジェネレータMG1の各相コイルに印加する電圧を計算し、その計算した結果に基づいてインバータ14の各NPNトランジスタQ3〜Q8をオン/オフする信号PWMI1を生成する。そして、インバータ制御回路301は、生成した信号PWMI1をインバータの各NPNトランジスタQ3〜Q8へ出力する。
これにより、インバータ14の各NPNトランジスタQ3〜Q8は、スイッチング制御され、モータジェネレータMG1が指定されたトルクを出力するようにモータジェネレータMG1の各相に流す電流を制御する。このようにして、モータ駆動電流が制御され、トルク指令値TR1に応じたモータトルクが出力される。
また、インバータ制御回路301は、入力電圧Vm,モータ回転数MRN2およびトルク指令値TR2に基づいて、上述した方法によって信号PWMI2を生成してインバータ31のNPNトランジスタQ3〜Q8へ出力する。
これにより、インバータ31の各NPNトランジスタQ3〜Q8は、スイッチング制御され、モータジェネレータMG2が指定されたトルクを出力するようにモータジェネレータMG2の各相に流す電流を制御する。このようにして、モータ駆動電流が制御され、トルク指令値TR2に応じたモータトルクが出力される。
コンバータ制御回路302は、トルク指令値TR1(またはTR2)、モータ回転数MRN1(またはMRN2)、直流電圧Vb、出力電圧Vmおよび要求走行モードRMに基づいて、以下に述べる方法によって信号PWMCを生成して昇圧コンバータ12のNPNトランジスタQ1,Q2へ出力する。
詳細には、この発明によるコンバータ制御回路302は、要求走行モードRMに適応した制御方法によって昇圧コンバータ12を制御することを特徴とする。
最初に、要求され得る走行モードとしては、車両の操縦応答性を重視した走行モード(以下、応答性重視モードとも称する)と、燃費向上を重視した走行モード(以下、燃費重視モードとも称する)とが含まれる。
応答性重視モードは、車両の走行状態(要求トルク、アクセル開度、車速等)に応じて負荷が急激に変動した場合においても、車両を駆動するために十分な駆動力をモータジェネレータMG1(またはMG2)に速やかに発生させることによって、車両の走行性能の確保を図るものである。
すなわち、応答性重視モードは、例えば車両を発進するときや坂路を走行するときのように、モータジェネレータMG1(またはMG2)に高出力が要求される場合に好適であるといえる。
一方、燃費重視モードは、負荷変動が相対的に小さい場合において、車両のスムーズな走行を維持しながら燃費の向上を図るものである。
すなわち、燃費重視モードは、例えば車両が市街地を低速走行するときのように、モータジェネレータMG1(またはMG2)に要求される出力が相対的に低い場合に好適であるといえる。
そして、応答性重視モードおよび燃費重視モードは、車両の走行状態に応じて、運転者により適宜選択される。その結果、車両の走行性能を低下させることなく、燃費の向上を図ることが可能となる。
次に、それぞれの走行モードに適応した昇圧コンバータ12の制御方法について説明する。
まず、応答性重視モードにおいては、コンバータ制御回路302は、キャパシタC0の端子間電圧Vcが、モータジェネレータMG1(またはMG2)の要求出力に応じた電圧とは異なる所定の電圧となるように昇圧コンバータ12を制御する。このときの所定の電圧としては、モータジェネレータMG1(またはMG2)の要求出力に応じた電圧よりも高い電圧であって、かつ、キャパシタC0に充電可能な電圧に設定される。そして、コンバータ制御回路302は、図1におけるシステムリレーSRC1,SRC2がオン状態のとき、キャパシタC0の端子間電圧Vcは昇圧コンバータ12の出力電圧Vmに相当することから、昇圧コンバータ12の出力電圧Vmの目標電圧を上記所定の電圧となるように設定すれば良い。
ここで、応答性重視モードにおいて、昇圧コンバータ12の出力電圧Vmの目標電圧を上記所定の電圧とするのは以下の理由による。
通常動作において、昇圧コンバータ12は、バッテリBから供給された直流電圧Vbを昇圧してキャパシタC0に供給する。キャパシタC0は、昇圧コンバータ12から出力された直流電圧Vmにより充電され、蓄積された電力をインバータ14(または31)へ供給する。
このとき、昇圧コンバータ12は、制御装置30から受けた信号PWMCによってNPNトランジスタQ2がオンされた期間に応じて直流電圧Vbを昇圧する。
しかしながら、要求される出力(トルク)が急激に変動した場合には、昇圧コンバータ12に高速なスイッチング制御が求められ、これに対応するためには、より高精度なコンバータ制御回路が必要となる。そのため、モータジェネレータMG1(またはMG2)の応答性に限界が生じてしまい、車両の走行性能に影響を及ぼすこととなる。
そこで、急激な要求出力の変動に対しては、バッテリBよりもキャパシタC0から優先的に電力を供給する構成とすれば、いかなる出力要求に対しても迅速に電力を供給することが可能となり、モータジェネレータMG1(またはMG2)の応答性を向上できる。そのためには、キャパシタC0において、急激な要求出力の変動に備えて、所望の電力を予め蓄えておくことが必要となる。
したがって、本実施の形態では、応答性重視モードにおいては、キャパシタC0の蓄積エネルギーが急激な要求出力の変動に対しても電力を供給可能な電力レベルとなるように、モータジェネレータMG1(またはMG2)の要求出力に応じた電圧よりも高い電圧を目標電圧に設定し、キャパシタC0の端子間電圧Vcが目標電圧に維持されるように、昇圧コンバータ12を制御することとする。
特に、本実施の形態では、昇圧コンバータ12の出力電圧Vmの目標電圧を、上記の所定の電圧を満たす一定電圧に設定する構成とする。一定電圧は、たとえば車両用電源装置100の最大電圧Vmaxに設定される。
これによれば、応答性重視モードにおいて、キャパシタC0には昇圧コンバータ12により充電可能な最大電力が蓄えられることになる。また、目標電圧を一定値とすることにより、キャパシタC0の端子間電圧Vcによらない昇圧コンバータ12の制御が可能となり、制御が容易化されるという利点がもたらされる。なお、以下において、この目標電圧を一定電圧とする昇圧コンバータ12の制御を、単に「一定電圧制御」とも称する。
しかしながら、かかる一定電圧制御は、モータジェネレータMG1(またはMG2)の応答性を高め、車両の走行性能を確保できる点で有効であるものの、以下に述べるように、キャパシタC0に一定電力を蓄えておく必要性から、燃費の悪化を招くという問題が起こり得る。
端子間電圧Vcを所定の電圧に保つためには、常に電圧低下分をキャパシタC0の充電によって補償しなければならない。キャパシタC0の充電は、通常、バッテリBからの電力供給と、エンジンENGの駆動力によりモータジェネレータMG1の発電した電力の供給とにより行なわれるが、エンジンENGの停止時においては、モータジェネレータMG1からの電力供給が途絶えるために、専らバッテリBから電力を持ち出すことにより実行される。すなわち、バッテリBとしては、本来、モータジェネレータMG1(またはMG2)の駆動用として電力を蓄えているところ、一定電圧制御の下では、キャパシタC0の充電用としても電力が持ち出されることになる。その結果、車両の燃費が悪化することとなる。
そこで、本実施の形態では、昇圧コンバータ12に起因した燃費の悪化を改善する観点から、燃費重視モードが選択されたときには、モータジェネレータMG1(またはMG2)の駆動要求トルクに応じて昇圧(または降圧)動作を行なうように、昇圧コンバータ12を制御することとする。なお、以下において、この駆動要求に応じた昇圧コンバータ12の制御を、単に「駆動要求トルク制御」とも称する。
なお、駆動トルク制御において、キャパシタC0は、後述するように、システムリレーSRC1,SRC2をオフさせることによって車両用電源装置100から電気的に分離される。したがって、燃費重視モードにおいて、モータジェネレータMG1(またはMG2)にはバッテリBのみから電力が供給されることになる。
この駆動要求トルク制御によれば、バッテリBからキャパシタC0への充電経路が遮断されて、昇圧コンバータ12がモータジェネレータMG1(またはMG2)の駆動時のみに動作する。その結果、バッテリBからの電力の持ち出しを必要最小限に抑えて車両の燃費を向上させることができる。さらに、キャパシタC0の放電が防止されるため、蓄積エネルギーを一定に保持でき、次回の一定電圧制御の選択時においてスムーズに移行することが可能となる。
一方、モータジェネレータMG1(またはMG2)をバッテリBからの電力のみで駆動するため、上述した一定電圧制御に対して、モータジェネレータMG1(またはMG2)の応答性が劣ることになるが、モータジェネレータMG1(またはMG2)に要求される出力が相対的に低い場合に用いることで、車両の走行性能には何ら影響が生じないといえる。
以上のように、この発明によれば、昇圧コンバータ12は運転者の要求に適応した制御方法により制御される。そして、モータジェネレータMG1(またはMG2)は、要求出力に応じた電力をキャパシタC0またはバッテリBから供給されて駆動される。その結果、車両の走行性能を低下させることなく、燃費を向上させることができる。
図3は、図2におけるコンバータ制御回路302の機能ブロック図である。
図3を参照して、コンバータ制御回路302は、電圧指令演算部60と、コンバータ用デューティ比演算部62と、コンバータ用PWM信号変換部64と、制御部66とを含む。
制御部66は、要求モード検出回路40から要求走行モードRMを受けると、その要求走行モードRMに応じて、一定電圧制御および駆動要求トルク制御のいずれか一方を指示する信号RCを生成して電圧指令演算部60へ出力する。具体的には、要求走行モードRMが応答性重視モードであるとき、制御部66は、一定電圧制御を指示する信号RCを電圧指令演算部60へ出力する。また、要求走行モードRMが燃費重視モードであるとき、制御部66は、駆動要求トルク制御を指示する信号RCを電圧指令演算部60へ出力する。
制御部66は、さらに、要求走行モードRMが燃費重視モードであるとき、Lレベルの信号SECを生成してシステムリレーSEC1,SEC2へ出力する。これにより、燃費重視モードが選択された期間において、システムリレーSEC1,SEC2がオフされ、キャパシタC0と昇圧コンバータ12とは電気的に分離される。
電圧指令演算部60は、外部ECUからのトルク指令値TR1(またはTR2)およびモータ回転数MRN1(またはMRN2)と、制御部66からの信号RCとに基づいて、インバータ入力電圧の最適値(目標値)、すなわち昇圧コンバータ12の電圧指令値Vdc_comを決定し、その決定した電圧指令値Vdc_comをコンバータ用デューティ比演算部62へ出力する。
このとき、電圧指令演算部60は、要求走行モードRMごとに異なる方法によって電圧指令値Vdc_comを決定する。
詳細には、要求走行モードRMが応答性重視モードのとき、すなわち、昇圧コンバータ12の一定電圧制御が指示されたときには、電圧指令演算部60は、電圧指令値Vdc_comを、上記の所定の電圧(例えば車両用電源装置100の最大電圧Vmax)に決定する。
一方、要求走行モードRMが燃費重視モードのとき、すなわち、昇圧コンバータ12の駆動要求トルク制御が指示されたときには、電圧指令演算部60は、トルク指令値TR1(またはTR2)およびモータ回転数MRN1(またはMRN2)に基づいて電圧指令値Vdc_comを演算する。
次に、コンバータ用デューティ比演算部62は、電圧指令演算部60から電圧指令値Vdc_comを受け、電圧センサ10から直流電圧Vbを受けると、直流電圧Vbに基づいて、インバータ14(または31)の入力電圧Vmを電圧指令値Vdc_comに設定するためのデューティ比DRを演算する。そして、コンバータ用デューティ比演算部62は、その演算したデューティ比DRを、コンバータ用PWM信号変換部64へ出力する。
コンバータ用PWM信号変換部64は、コンバータ用デューティ比演算部62からのデューティ比DRに基づいて昇圧コンバータ12のNPNトランジスタQ1,Q2をオン/オフするための信号PWMCを生成し、その生成した信号PWMCを昇圧コンバータ12へ出力する。
図4は、昇圧コンバータ12における電圧変換をコンバータ制御回路302が制御する動作を説明するためのフローチャートである。
図4を参照して、最初に、外部ECUにより、運転者の要求に基づいてモータジェネレータMG1(またはMG2)への駆動要求トルク(トルク指令値TR1(またはTR2))が演算される。具体的には、外部ECUは、アクセル操作およびブレーキ操作の状態を検出する(ステップS01)。そして、外部ECUは、検出したアクセル操作およびブレーキ操作の状態に基づいて、モータジェネレータMG1(またはMG2)のトルク指令値TR1(またはTR2)を算出する(ステップS02)。算出されたトルク指令値TR1(またはTR2)は、制御装置30へ出力される。
制御装置30では、コンバータ制御回路302が、外部ECUからトルク指令値TR1(またはTR2)およびモータ回転数MRN1(またはMRN2)を受け、要求モード検出回路40から要求走行モードRMを受けると、要求された走行モードに適応した制御方法により昇圧コンバータ12を制御する。
より具体的には、制御部66は、要求走行モードRMが燃費重視モードであるか否かを判定する(ステップS03)。要求走行モードRMが燃費重視モードであると判定されると、制御部66は、駆動要求トルク制御を指示する信号RCを電圧指令演算部60へ出力する。これにより、電圧指令演算部60は、外部ECUからのトルク指令値TR1(またはTR2)およびモータ回転数MRN1(またはMRN2)に基づいて電圧指令値Vdc_comを算出する。
このとき、制御部66は、さらに、Lレベルの信号SECを生成してシステムリレーSRC1,SRC2へ出力する。これにより、システムリレーSRC1,SRC2がオフされ、キャパシタC0は昇圧コンバータ12から電気的に分離される。
一方、ステップS03において、要求走行モードRMが燃費重視モードでない、すなわち、応答性重視モードであると判定されると、制御部66は、一定電圧制御を指示する信号RCを電圧指令演算部60へ出力する。これにより、電圧指令演算部60は、所定の電圧(車両用電源装置100の最大電圧Vmax)を電圧指令値Vdc_comに設定する(ステップS06)。
そして、ステップS04およびS06のいずれかにより決定された電圧指令値Vdc_comは、コンバータ用デューティ比演算部62へ出力されると、インバータ入力電圧Vmが電圧指令値Vdc_comに一致するように、デューティ比DRが算出される。
さらに、算出されたデューティ比DRは、コンバータ用PWM信号変換部64へ出力されると、デューティ比に基づいて信号PWMCが生成される。生成された信号PWMCは、昇圧コンバータ12のNPNトランジスタQ1,Q2へ出力される。
以上のように、この発明の実施の形態によれば、昇圧コンバータ12は、運転者の要求に適応した制御方法により制御される。その結果、車両の走行性能を低下させることなく、燃費の向上を図ることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、ハイブリッド自動車または電気自動車に搭載される車両用電源装置に適用することができる。
この発明の実施の形態に従う車両用電源装置の概略ブロック図である。 図1における制御装置の機能ブロック図である。 図2におけるコンバータ制御回路の機能ブロック図である。 昇圧コンバータにおける電圧変換をコンバータ制御回路が制御する動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10,20,22 電圧センサ、12 昇圧コンバータ、14,31 インバータ、15 U相アーム、16 V相アーム、17 W相アーム、24,28 電流センサ、30 制御装置、40 要求モード検出回路、42 モード選択スイッチ、60 電圧指令演算部、62 コンバータ用デューティ比演算部、64 コンバータ用PWM信号変換部、100 車両用電源装置、B バッテリ、Q1〜Q8 NPNトランジスタ、D1〜D8 ダイオード、C0 キャパシタ、C1,C2 コンデンサ、L1 インダクタ、MG1,MG2 モータジェネレータ、SR1,SR2,SRC1,SRC2 システムリレー。

Claims (5)

  1. 車両駆動用のモータを備えた自動車に搭載される車両用電源装置であって、
    第1の直流電源と、
    直流電圧を受けて前記モータを駆動制御するための電力変換を行なう駆動回路と、
    前記第1の直流電源と前記駆動回路との間に接続され、両者の間で直流電圧変換を行なうための電圧変換器と、
    前記電圧変換器に対して、前記駆動回路と並列に接続された第2の直流電源と、
    前記電圧変換器が前記駆動回路と前記第2の直流電源との接続点に出力する出力電圧の目標値を設定するとともに、設定した前記目標値と前記出力電圧とが一致するように前記電圧変換器の動作を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記モータの要求出力に応じた電圧を前記目標値に設定する第1の目標値設定手段と、
    前記モータの要求出力に応じた電圧よりも高く、前記第2の直流電源を充電可能な電圧を前記目標値に設定する第2の目標値設定手段と、
    車両の運転者の要求に応じて、前記第1および第2の目標値設定手段の一方を選択する選択手段とを含む、車両用電源装置。
  2. 前記第2の目標値設定手段は、前記モータの要求出力によらない所定の電圧を前記目標値に設定する、請求項1に記載の車両用電源装置。
  3. 前記第2の直流電源は、開閉手段を介して前記駆動回路に接続され
    前記制御手段は、前記第1の目標値設定手段が選択されたことに応じて、前記開閉手段を開状態とする、請求項1または2に記載の車両用電源装置。
  4. 前記選択手段は、前記運転者が前記第2の直流電源を使用しない前記車両の走行を要求したことに応じて、前記第1の目標値設定手段を選択し、前記運転者が前記第2の直流電源を使用した前記車両の走行を要求したことに応じて、前記第2の目標値設定手段を選択する、請求項3に記載の車両用電源装置。
  5. 前記選択手段は、前記運転者の操作により、前記運転者の要求する前記車両の走行を指定するための操作部をさらに含む、請求項4に記載の車両用電源装置。
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