JP2004307015A - イチゴの収納方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】イチゴをパックに収納する際にパック毎に振動や衝撃から収納したイチゴを守るための緩衝材をいれてイチゴに傷が付かないイチゴの収納方法を提供する。
【解決手段】複数の凹部(2i)を備えた左右側面片(2b,2c)と内部に複数の凹部(2j)を備え十文字に交わり着脱可能に備えられた縦横仕切片(2g)を持つ箱(2)と、緩衝作用のある蓋(2l)と、容器の最下部と中段部に緩衝材(3b,3c)を使用したイチゴの収納方法とからなるイチゴの収納方法の構成とした。
【選択図】 図1
【解決手段】複数の凹部(2i)を備えた左右側面片(2b,2c)と内部に複数の凹部(2j)を備え十文字に交わり着脱可能に備えられた縦横仕切片(2g)を持つ箱(2)と、緩衝作用のある蓋(2l)と、容器の最下部と中段部に緩衝材(3b,3c)を使用したイチゴの収納方法とからなるイチゴの収納方法の構成とした。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、イチゴをパックに収納する収納方法の改良に関する発明及び前記イチゴを収納したパックを収納容器に収納する収納方法の改良に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】
従来、収穫したイチゴを収納して出荷するために使用されていた収納容器は、一般的に数十個のイチゴをパックに入れ収納し、当該パックを更に包装紙により包装して出荷したり販売している。
【0003】
パックに数十個のイチゴを収納する場合には、数十個中の半数のイチゴをパックの底に収納し、パックの底に収納された半数のイチゴの上に載せ接触させて残り半数のイチゴを底に収納したイチゴに重ねて収納している。
【0004】
そして、数十個のイチゴを上記のように上と下の2段に1パックに入れ収納したパックを4パック作り、4パックが収納できる別な大きな収納容器に収納して包装しイチゴを出荷をしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のように、数十個のイチゴをパック内にパックの底に収納するとともに、下段に収納されたイチゴの上に接触させて載せて上下2段となるように収納したのでは、パックの底の下段に収納されたイチゴと上段に収納したイチゴとが接触しているために、イチゴを収納したパックが揺動すると、下段のイチゴと上段にあるイチゴが擦れてイチゴに傷ができ、傷の部分から腐食してしまいイチゴの形状が崩れてしまい販売ができなくなってしまうとの欠点がある。
【0006】
そこで、本発明は、イチゴをパックに収納する際にパック毎に振動や衝撃から収納したイチゴを守るための緩衝材をいれてイチゴに傷が付かないイチゴの収納方法を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するために、パックの底に下緩衝材を敷き前記下緩衝材の上に複数のイチゴを収納し、前記収納したイチゴの上に上緩衝材を敷き前記上緩衝材の上にイチゴを載せて収納し、前記上緩衝材のイチゴの上にシートを被せたことを特徴とするイチゴの収納方法の構成及び複数の凹部を備えた左右側面片と内部に複数の凹部を備え十文字に交わり着脱可能に備えられた縦横仕切片を持つ収納容器内にイチゴを収納したパック4個を収納したことを特徴とするイチゴの収納方法の構成とした。
【0008】
【実施例】
以下に添付図面に基づき、本発明であるイチゴの収納容器及び収納方法について詳細に説明する。図1は本発明であるイチゴの収納方法を示した図である。即ち、イチゴをパックに収納する収納方法及びイチゴを収納したパックを収納容器に収納する収納方法を示した斜視図、図2はイチゴの収納方法に用いる収納容器の斜視図である。
【0009】
図1に示すように、複数のイチゴ4、4、4・・・・を上下2段に収納したパック3、3、3、3の4パックを収納容器2内に収納した状態を示した図である。収納容器2は、直方体形状であり、底面片2kに正面片2d、背面片2a、左側面片2b、右側面片2c、縦仕切板2eと横仕切板2fとからなる仕切材とからなる。各4隅には補強片2g、2g、2g、2gが設けてある。
【0010】
図2に示すように、長方形状をした底面片2kの四隅に連設され起立している背面片2a、左側面片2b、右側面片2c及び正面片2dは、一度起立して折り曲げられ頂点部で内側に向かって折り返され収納容器2の壁を形成している。折り返されているので2重構造となっている。これは、強度を増すためである。
【0011】
前記左側面片2bには二箇所にU字型の凹部2i、2iが施されており、また、同じく前記右側面片2cにも二箇所にU字型の凹部2i、2iが施されている。前記左右側面片2b、2cの両端には、差込孔2h、2hが施されており、背面片2a、正面片2dの両端に連設した補強片2g、2gの一部を差し込んで使用する。
【0012】
四隅に設けられている補強片2g、2g、2g、2gは略扇状をしており、背面片2aと左側面片2b、背面片2aと右側面片2c、正面片2dと左側面片2b、正面片2dと右側面片2cを共に接続している。
【0013】
収納容器2の形が崩れにくく強度を増す役割をしているとともに、収納容器2を重ねた際に重なり部分が増えることで、収納容器2を積み重ねた場合でも安定させるためである。また、収納したイチゴを収納したパック3、3、3、3の一部を係止させることによりパック3、3、3、3が収納容器2内から飛び出さないようにするための保護板の役割をしている。
【0014】
収納容器2の内部には縦仕切板2eと横仕切板2fが十文字状に交差して組み立てられた仕切り材2sが取り付けられている。収納容器2の内部を4室に仕切っている。各室にはイチゴ4、4、4・・・・を収納したパック3、3、3、3が入れられている。この仕切り材2sは、収納容器2内部に着脱することができる。
【0015】
図3は、本発明であるイチゴの収納方法に用いる収納容器で取り付ける縦横仕切板からなる仕切り材2sを示した斜視図である。図3に示すように、仕切り材2sを構成する縦仕切板2eの中央には縦方向にスリット2rが設けてある。
【0016】
そして、縦仕切板2eの左端部及び右端部には左右の段差2n、2nが設けられており、この段差2n、2nから縦仕切板2eの左端部及び右端部は一段下がった形状となり幅が狭くなり高さが低い。
【0017】
そして、縦仕切板2eの左右の段差2n、2nの先端には、差込部2o、2oが形成されている。図2に示したように、この差込部2o、2oは、背面片2aと正面片2dの中央部に形成されている差込孔に差し込まれる。
【0018】
図3に示すように、横仕切板2fは、横仕切板2fの左方にはU字形の左凹部2jが形成されているとともに、右方にはU字形の右凹部2jが形成されていて、左凹部2jと右凹部2jは横仕切板2fの中央を中心にして対称の位置に設けられている。
【0019】
また、横仕切板2fの左右両端には、差込部2p、2pが設けられている。図2に示したように、これらの差込部2p、2pは左側面片2b及び右側面片2cの内面の中央部に形成されている差込孔に差し込まれる。
【0020】
縦仕切板2eの中心の上部には縦方向にスリット2rが設けられており、一方横仕切板2fの中心の下部には縦方向にスリット2qが設けられている。スリット2r、2q同士を嵌合させることで、十文字状になった仕切り材2sが出来上がる。
【0021】
図3に示すように、横仕切板2fでは、スリット2qが形成されている箇所の高さは、横仕切板2fの左端部2t及び右端部2uの高さよりも高い。即ち、U字形の左右凹部2j、2jから左方及び右方の高さは低く形成されている。
【0022】
図1から図3に示したように横仕切板2fに施されたU字形の左右凹部2j、2jにより、パック3、3、3、3を収納容器2より取り出す際にパック3、3、3、3の縁に指が引っかかり取り出しやすくなっている。
【0023】
図4は本発明であるイチゴの収納方法に用いるパックにイチゴを収納した状態を示した正面斜視図、図5はイチゴの収納方法に用いるパックにイチゴを収納した状態を示した正面図、図6はイチゴの収納方法に用いるパックにイチゴを収納した状態の縦断面図である。
【0024】
図4から図6に示すように、パック3内にイチゴ4、4、4・・・を収納するためには、まずパック3の底面に下緩衝材3cを敷き、その上に一段目のイチゴ4、4、4・・・・・・を並べる。
【0025】
このように、並べて収納した一段目のイチゴ4、4、4・・・の上に、上緩衝材3bを敷いて、更に二段目のイチゴ4a、4a、4a・・・・・を載せてイチゴ4、4、4a、4aをパック3内に収納する。
【0026】
上緩衝材3bを一段目のイチゴ4、4、4・・・と二段目のイチゴ4a、4a、4a・・・に挟んで詰め込むことで、上段と下段に積み重なったイチゴ4、4a同士が擦れて傷つけあうのを防ぐことができる。
【0027】
また、一段目のイチゴ4、4、4・・・の下に下緩衝材3cを敷くことで、パック3の底面に押しつけられる一段目のイチゴ4、4、4・・・を潰れることから守ることができる。
【0028】
図4から図6に示すように、一段目のイチゴ4、4、4・・・と二段目のイチゴ4a、4a、4a・・・のヘタの向きは逆を向くように収納する。このように収納することでイチゴ4、4、4、4・・・、4a、4a、4a・・・同士が安定し振動があっても揺動することがなくイチゴ4、4aの外周面に傷が付かなくなる。
【0029】
図5に示すように、イチゴ4、4、4・・・の詰め終わったパック3の折返部3aに密着させるようにシート3dで覆い、更にイチゴ4、4、4・・・が揺動しないようにして安定させる。
【0030】
また、前記上下緩衝材3b、3cにはウレタンを使用しているため、イチゴ4、4、4・・・が沈み固定されるのでイチゴ4、4、4・・・が左右にずれることもなく、運搬の際の揺れ等などによるイチゴの傷の心配がない。
【0031】
図7は、本発明であるイチゴの収納方法で収納容器を梱包した状態を示した斜視図である。図7に示すように、イチゴ4、4、4・・・、4a、4a、4a・・・・を収納したパック3、3、3、3、3の4個を収納した収納容器2には、蓋2lをした後に紐2mで縛る。蓋2lの左端部には左折返片2vが設けられているとともに、右端部には右折返片2wが設けられている。
【0032】
図8は、本発明であるイチゴの収納方法で収納容器を積み重ねて梱包した状態を示した斜視図である。図7で示した収納容器2、2、2を3個を三段に積み重ねて一組とする。
【0033】
そして、下には、左端部には左折返片5b及び右端部に右折返片5cを有する緩衝板5aを置き敷き、上に緩衝シート5を載せて縦方向と横方向に3箇所ずつ紐6、6、6・・・で縛り梱包する。
【0034】
積み重ねた収納容器2、2、2の上と下に緩衝シート5と緩衝板5aを使用して梱包することで、上下からくる衝撃が緩衝されイチゴ4、4、4・・・の形が崩れなくなる。
【0035】
また、同時にパック3、3、3、3内でも一段目のイチゴ4a、4a、4a・・・と二段目のイチゴ4、4、4・・・が上下緩衝材3b、3cにより動かない状態となるので、お互いに擦り合って傷つけ合うこともなく運搬できる。
【0036】
パック3内に敷く上下緩衝材3b、3cは平坦なシート状の緩衝材であるある。勿論、上下緩衝材3b、3cは波形の凹凸状の緩衝材としても良い。このように、波形でイチゴの形状に似せた凹凸を形成することにより、よりイチゴ4、4aを凹部に収納することができ、上下緩衝材3b、3c上に安定して置くことができる。
【0037】
【発明の効果】
本発明は、以上に説明したような構成であるから以下の効果が得られる。第1に、長時間の輸送等によりイチゴ同士がぶつかり合いお互いの形を崩してしまうことがなくなり、イチゴ本来の形が維持でき見た目による商品価値が下がったり、売り物にならなくなるという事態を避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明であるイチゴの収納方法を示し、イチゴをパックに収納する収納方法及びイチゴを収納したパックを収納容器に収納する収納方法を示した斜視図である。
【図2】本発明であるイチゴの収納方法に用いるイチゴ収納容器の斜視図である。
【図3】本発明であるイチゴの収納方法に用いるイチゴ収納容器で使用する縦横仕切板を示した斜視図である。
【図4】本発明であるイチゴの収納方法に用いるパックにイチゴを詰めた状態を示した正面斜視図である。
【図5】本発明であるイチゴの収納方法に用いるパックにイチゴを詰めた状態を示した正面図である。
【図6】本発明であるイチゴの収納方法に用いるパックにイチゴを詰めた状態を示した正面図及びパックの断面図である。
【図7】本発明であるイチゴの収納方法で収納容器を梱包した状態を示した斜視図である。
【図8】本発明であるイチゴの収納方法で収納容器を重ねて梱包した状態を示した斜視図である。
【符号の説明】
1 イチゴの収納方法
2 収納容器
2a 背面片
2b 左側面片
2c 右側面片
2d 正面片
2e 縦仕切板
2f 横仕切板
2g 補強片
2h 差込孔
2i 凹部
2j 凹部
2k 底面片
2l 蓋
2m 紐
2n 段差
2o 差込部
2p 差込部
2q スリット
2r スリット
2s 仕切り材
2t 左端部
2u 右端部
2v 左折返片
2w 右折返片
3 パック
3a 折返部
3b 上緩衝材
3c 下緩衝材
3d シート
4 イチゴ
4a イチゴ
5 緩衝シート
5a 緩衝板
5b 左折返片
5c 右折返片
6 紐
【発明が属する技術分野】
本発明は、イチゴをパックに収納する収納方法の改良に関する発明及び前記イチゴを収納したパックを収納容器に収納する収納方法の改良に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】
従来、収穫したイチゴを収納して出荷するために使用されていた収納容器は、一般的に数十個のイチゴをパックに入れ収納し、当該パックを更に包装紙により包装して出荷したり販売している。
【0003】
パックに数十個のイチゴを収納する場合には、数十個中の半数のイチゴをパックの底に収納し、パックの底に収納された半数のイチゴの上に載せ接触させて残り半数のイチゴを底に収納したイチゴに重ねて収納している。
【0004】
そして、数十個のイチゴを上記のように上と下の2段に1パックに入れ収納したパックを4パック作り、4パックが収納できる別な大きな収納容器に収納して包装しイチゴを出荷をしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のように、数十個のイチゴをパック内にパックの底に収納するとともに、下段に収納されたイチゴの上に接触させて載せて上下2段となるように収納したのでは、パックの底の下段に収納されたイチゴと上段に収納したイチゴとが接触しているために、イチゴを収納したパックが揺動すると、下段のイチゴと上段にあるイチゴが擦れてイチゴに傷ができ、傷の部分から腐食してしまいイチゴの形状が崩れてしまい販売ができなくなってしまうとの欠点がある。
【0006】
そこで、本発明は、イチゴをパックに収納する際にパック毎に振動や衝撃から収納したイチゴを守るための緩衝材をいれてイチゴに傷が付かないイチゴの収納方法を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するために、パックの底に下緩衝材を敷き前記下緩衝材の上に複数のイチゴを収納し、前記収納したイチゴの上に上緩衝材を敷き前記上緩衝材の上にイチゴを載せて収納し、前記上緩衝材のイチゴの上にシートを被せたことを特徴とするイチゴの収納方法の構成及び複数の凹部を備えた左右側面片と内部に複数の凹部を備え十文字に交わり着脱可能に備えられた縦横仕切片を持つ収納容器内にイチゴを収納したパック4個を収納したことを特徴とするイチゴの収納方法の構成とした。
【0008】
【実施例】
以下に添付図面に基づき、本発明であるイチゴの収納容器及び収納方法について詳細に説明する。図1は本発明であるイチゴの収納方法を示した図である。即ち、イチゴをパックに収納する収納方法及びイチゴを収納したパックを収納容器に収納する収納方法を示した斜視図、図2はイチゴの収納方法に用いる収納容器の斜視図である。
【0009】
図1に示すように、複数のイチゴ4、4、4・・・・を上下2段に収納したパック3、3、3、3の4パックを収納容器2内に収納した状態を示した図である。収納容器2は、直方体形状であり、底面片2kに正面片2d、背面片2a、左側面片2b、右側面片2c、縦仕切板2eと横仕切板2fとからなる仕切材とからなる。各4隅には補強片2g、2g、2g、2gが設けてある。
【0010】
図2に示すように、長方形状をした底面片2kの四隅に連設され起立している背面片2a、左側面片2b、右側面片2c及び正面片2dは、一度起立して折り曲げられ頂点部で内側に向かって折り返され収納容器2の壁を形成している。折り返されているので2重構造となっている。これは、強度を増すためである。
【0011】
前記左側面片2bには二箇所にU字型の凹部2i、2iが施されており、また、同じく前記右側面片2cにも二箇所にU字型の凹部2i、2iが施されている。前記左右側面片2b、2cの両端には、差込孔2h、2hが施されており、背面片2a、正面片2dの両端に連設した補強片2g、2gの一部を差し込んで使用する。
【0012】
四隅に設けられている補強片2g、2g、2g、2gは略扇状をしており、背面片2aと左側面片2b、背面片2aと右側面片2c、正面片2dと左側面片2b、正面片2dと右側面片2cを共に接続している。
【0013】
収納容器2の形が崩れにくく強度を増す役割をしているとともに、収納容器2を重ねた際に重なり部分が増えることで、収納容器2を積み重ねた場合でも安定させるためである。また、収納したイチゴを収納したパック3、3、3、3の一部を係止させることによりパック3、3、3、3が収納容器2内から飛び出さないようにするための保護板の役割をしている。
【0014】
収納容器2の内部には縦仕切板2eと横仕切板2fが十文字状に交差して組み立てられた仕切り材2sが取り付けられている。収納容器2の内部を4室に仕切っている。各室にはイチゴ4、4、4・・・・を収納したパック3、3、3、3が入れられている。この仕切り材2sは、収納容器2内部に着脱することができる。
【0015】
図3は、本発明であるイチゴの収納方法に用いる収納容器で取り付ける縦横仕切板からなる仕切り材2sを示した斜視図である。図3に示すように、仕切り材2sを構成する縦仕切板2eの中央には縦方向にスリット2rが設けてある。
【0016】
そして、縦仕切板2eの左端部及び右端部には左右の段差2n、2nが設けられており、この段差2n、2nから縦仕切板2eの左端部及び右端部は一段下がった形状となり幅が狭くなり高さが低い。
【0017】
そして、縦仕切板2eの左右の段差2n、2nの先端には、差込部2o、2oが形成されている。図2に示したように、この差込部2o、2oは、背面片2aと正面片2dの中央部に形成されている差込孔に差し込まれる。
【0018】
図3に示すように、横仕切板2fは、横仕切板2fの左方にはU字形の左凹部2jが形成されているとともに、右方にはU字形の右凹部2jが形成されていて、左凹部2jと右凹部2jは横仕切板2fの中央を中心にして対称の位置に設けられている。
【0019】
また、横仕切板2fの左右両端には、差込部2p、2pが設けられている。図2に示したように、これらの差込部2p、2pは左側面片2b及び右側面片2cの内面の中央部に形成されている差込孔に差し込まれる。
【0020】
縦仕切板2eの中心の上部には縦方向にスリット2rが設けられており、一方横仕切板2fの中心の下部には縦方向にスリット2qが設けられている。スリット2r、2q同士を嵌合させることで、十文字状になった仕切り材2sが出来上がる。
【0021】
図3に示すように、横仕切板2fでは、スリット2qが形成されている箇所の高さは、横仕切板2fの左端部2t及び右端部2uの高さよりも高い。即ち、U字形の左右凹部2j、2jから左方及び右方の高さは低く形成されている。
【0022】
図1から図3に示したように横仕切板2fに施されたU字形の左右凹部2j、2jにより、パック3、3、3、3を収納容器2より取り出す際にパック3、3、3、3の縁に指が引っかかり取り出しやすくなっている。
【0023】
図4は本発明であるイチゴの収納方法に用いるパックにイチゴを収納した状態を示した正面斜視図、図5はイチゴの収納方法に用いるパックにイチゴを収納した状態を示した正面図、図6はイチゴの収納方法に用いるパックにイチゴを収納した状態の縦断面図である。
【0024】
図4から図6に示すように、パック3内にイチゴ4、4、4・・・を収納するためには、まずパック3の底面に下緩衝材3cを敷き、その上に一段目のイチゴ4、4、4・・・・・・を並べる。
【0025】
このように、並べて収納した一段目のイチゴ4、4、4・・・の上に、上緩衝材3bを敷いて、更に二段目のイチゴ4a、4a、4a・・・・・を載せてイチゴ4、4、4a、4aをパック3内に収納する。
【0026】
上緩衝材3bを一段目のイチゴ4、4、4・・・と二段目のイチゴ4a、4a、4a・・・に挟んで詰め込むことで、上段と下段に積み重なったイチゴ4、4a同士が擦れて傷つけあうのを防ぐことができる。
【0027】
また、一段目のイチゴ4、4、4・・・の下に下緩衝材3cを敷くことで、パック3の底面に押しつけられる一段目のイチゴ4、4、4・・・を潰れることから守ることができる。
【0028】
図4から図6に示すように、一段目のイチゴ4、4、4・・・と二段目のイチゴ4a、4a、4a・・・のヘタの向きは逆を向くように収納する。このように収納することでイチゴ4、4、4、4・・・、4a、4a、4a・・・同士が安定し振動があっても揺動することがなくイチゴ4、4aの外周面に傷が付かなくなる。
【0029】
図5に示すように、イチゴ4、4、4・・・の詰め終わったパック3の折返部3aに密着させるようにシート3dで覆い、更にイチゴ4、4、4・・・が揺動しないようにして安定させる。
【0030】
また、前記上下緩衝材3b、3cにはウレタンを使用しているため、イチゴ4、4、4・・・が沈み固定されるのでイチゴ4、4、4・・・が左右にずれることもなく、運搬の際の揺れ等などによるイチゴの傷の心配がない。
【0031】
図7は、本発明であるイチゴの収納方法で収納容器を梱包した状態を示した斜視図である。図7に示すように、イチゴ4、4、4・・・、4a、4a、4a・・・・を収納したパック3、3、3、3、3の4個を収納した収納容器2には、蓋2lをした後に紐2mで縛る。蓋2lの左端部には左折返片2vが設けられているとともに、右端部には右折返片2wが設けられている。
【0032】
図8は、本発明であるイチゴの収納方法で収納容器を積み重ねて梱包した状態を示した斜視図である。図7で示した収納容器2、2、2を3個を三段に積み重ねて一組とする。
【0033】
そして、下には、左端部には左折返片5b及び右端部に右折返片5cを有する緩衝板5aを置き敷き、上に緩衝シート5を載せて縦方向と横方向に3箇所ずつ紐6、6、6・・・で縛り梱包する。
【0034】
積み重ねた収納容器2、2、2の上と下に緩衝シート5と緩衝板5aを使用して梱包することで、上下からくる衝撃が緩衝されイチゴ4、4、4・・・の形が崩れなくなる。
【0035】
また、同時にパック3、3、3、3内でも一段目のイチゴ4a、4a、4a・・・と二段目のイチゴ4、4、4・・・が上下緩衝材3b、3cにより動かない状態となるので、お互いに擦り合って傷つけ合うこともなく運搬できる。
【0036】
パック3内に敷く上下緩衝材3b、3cは平坦なシート状の緩衝材であるある。勿論、上下緩衝材3b、3cは波形の凹凸状の緩衝材としても良い。このように、波形でイチゴの形状に似せた凹凸を形成することにより、よりイチゴ4、4aを凹部に収納することができ、上下緩衝材3b、3c上に安定して置くことができる。
【0037】
【発明の効果】
本発明は、以上に説明したような構成であるから以下の効果が得られる。第1に、長時間の輸送等によりイチゴ同士がぶつかり合いお互いの形を崩してしまうことがなくなり、イチゴ本来の形が維持でき見た目による商品価値が下がったり、売り物にならなくなるという事態を避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明であるイチゴの収納方法を示し、イチゴをパックに収納する収納方法及びイチゴを収納したパックを収納容器に収納する収納方法を示した斜視図である。
【図2】本発明であるイチゴの収納方法に用いるイチゴ収納容器の斜視図である。
【図3】本発明であるイチゴの収納方法に用いるイチゴ収納容器で使用する縦横仕切板を示した斜視図である。
【図4】本発明であるイチゴの収納方法に用いるパックにイチゴを詰めた状態を示した正面斜視図である。
【図5】本発明であるイチゴの収納方法に用いるパックにイチゴを詰めた状態を示した正面図である。
【図6】本発明であるイチゴの収納方法に用いるパックにイチゴを詰めた状態を示した正面図及びパックの断面図である。
【図7】本発明であるイチゴの収納方法で収納容器を梱包した状態を示した斜視図である。
【図8】本発明であるイチゴの収納方法で収納容器を重ねて梱包した状態を示した斜視図である。
【符号の説明】
1 イチゴの収納方法
2 収納容器
2a 背面片
2b 左側面片
2c 右側面片
2d 正面片
2e 縦仕切板
2f 横仕切板
2g 補強片
2h 差込孔
2i 凹部
2j 凹部
2k 底面片
2l 蓋
2m 紐
2n 段差
2o 差込部
2p 差込部
2q スリット
2r スリット
2s 仕切り材
2t 左端部
2u 右端部
2v 左折返片
2w 右折返片
3 パック
3a 折返部
3b 上緩衝材
3c 下緩衝材
3d シート
4 イチゴ
4a イチゴ
5 緩衝シート
5a 緩衝板
5b 左折返片
5c 右折返片
6 紐
Claims (2)
- パックの底に下緩衝材を敷き前記下緩衝材の上に複数のイチゴを収納し、前記収納したイチゴの上に上緩衝材を敷き前記上緩衝材の上にイチゴを載せて収納し、前記上緩衝材のイチゴ上にシートを被せたことを特徴とするイチゴの収納方法。
- 複数の凹部を備えた左右側面片と内部に複数の凹部備え十文字に交わり着脱可能に備えられた縦横仕切片を持つ収納容器内に請求項1に記載のイチゴを収納したパック4個を収納したことを特徴とするイチゴの収納方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003103184A JP2004307015A (ja) | 2003-04-07 | 2003-04-07 | イチゴの収納方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003103184A JP2004307015A (ja) | 2003-04-07 | 2003-04-07 | イチゴの収納方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004307015A true JP2004307015A (ja) | 2004-11-04 |
Family
ID=33466409
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003103184A Pending JP2004307015A (ja) | 2003-04-07 | 2003-04-07 | イチゴの収納方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004307015A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007217012A (ja) * | 2006-02-16 | 2007-08-30 | Marushin Shoji Kk | 包装容器 |
JP2016116772A (ja) * | 2014-12-22 | 2016-06-30 | 花王株式会社 | 仕切板 |
JP2020117272A (ja) * | 2019-01-24 | 2020-08-06 | 日本協同企画株式会社 | 二段重ね用イチゴ容器と二段重ねイチゴ包装体 |
CN111605898A (zh) * | 2020-04-27 | 2020-09-01 | 贵阳学院 | 一种猕猴桃转运保藏箱 |
-
2003
- 2003-04-07 JP JP2003103184A patent/JP2004307015A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007217012A (ja) * | 2006-02-16 | 2007-08-30 | Marushin Shoji Kk | 包装容器 |
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JP2020117272A (ja) * | 2019-01-24 | 2020-08-06 | 日本協同企画株式会社 | 二段重ね用イチゴ容器と二段重ねイチゴ包装体 |
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