JP2004306929A - キャスターの旋回制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】必要時に簡単に遠隔操作ができ、しかも、旋回自在な基本的なキャスター自体に付属部品を付加する必要がなく簡単な構成により、前進や後進のいずれの状態においても直進安定性を備え且つ容易に旋回や直進のできるキャスターの旋回制御装置を提供する。
【解決手段】車輪支持枠61、61に開口した空間部62に嵌合する突出部42の配設された制御体40が取付プレート60に固着された固定プレート44に軸支された移動板46に結合された固定板43に具設し、操作レバー部1を上下に移動自在に設け、前記制御体40の突出部42は操作レバー部1の操作板10の押し下げられた状態において空間部62に嵌合された状態にあり、弾性体により操作板10を上向き付勢している状態において空間部62より離脱している状態にあるようにした。
【選択図】 図3
【解決手段】車輪支持枠61、61に開口した空間部62に嵌合する突出部42の配設された制御体40が取付プレート60に固着された固定プレート44に軸支された移動板46に結合された固定板43に具設し、操作レバー部1を上下に移動自在に設け、前記制御体40の突出部42は操作レバー部1の操作板10の押し下げられた状態において空間部62に嵌合された状態にあり、弾性体により操作板10を上向き付勢している状態において空間部62より離脱している状態にあるようにした。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、台車等の操作しやすい適当な部位に設けた操作レバーにより遠隔操作できるようにして、旋回自在のキャスターを直進走行時にはキャスター自体旋回することなく直進走行し、それ以外の走行時は旋回可能にするキャスターの旋回制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
台車等に取り付けて用いられる基本的なキャスター6の構成としては、図5に示すような、台車等の底面に取り付けて固定される取付プレート60と、この取付プレート60に設けられた旋回軸64に旋回可能に取り付けられた連結プレート65と、この連結プレート65に固定された二股状の逆U字状を有する車輪支持枠61、61と、この車輪支持枠61、61に設けられた車軸66に回転自在に取り付けられた車輪63とから構成されたキャスター6がある。
【0003】
このようなキャスター6は、車軸66を中心に車輪63が左右に回転することができるため、車輪63が向いている方向へ台車を走行することができる。又、旋回軸64を中心に連結プレート65、車輪支持枠61、61及び車輪63が任意に回転できるため、車輪63の向きを任意の方向に走行させることができる。
【0004】
すなわち、車輪支持枠61、61を旋回させることにより車輪63の向きを変えて、キャスター6が取り付けられた台車等の走行方向を任意に変更することができる。
【0005】
上述のように、車軸66を中心に車輪63を回転させると同時に、旋回軸64を中心に車輪63を旋回させることにより、台車等を方向自在に移動させることができる。
【0006】
しかしながら、台車等を一定方向に移動させることは難しく、台車をまっすぐに直進させる場合、操作者の思いとは別に車輪が旋回し、直進せずに曲がってしまう、又傾斜した道路等で移動する際には、傾斜方向側に台車等が移動しようとし、進行方向が曲がるため、直進状態を維持することは困難である等、車輪の自由旋回により目的とは相違する方向に行ってしまう不都合があった。
【0007】
上記不都合を解決するために車輪を一方向に制御して旋回を止める旋回制御手段を有するキャスターが、特開2003−54209号公報、特開平2−249703号公報、実開昭57−191604号公報などに開示されている。
【0008】
特開2003−54209号公報には、キャスターの車輪用フレームに揺動自在に取り付けられて係止部材を係止溝に係止させる係止機構を設け、これを操作レバーで操作することによりキャスターの旋回を制御する発明が開示されている。
【0009】
特開平2−249703号公報には、キャスターの車輪のホルダー上部に、任意のピン穴を穿設したリング部を一体的に設け、このピン穴にロックピンを挿入するようにし、これを操作杆で操作することによりキャスターの旋回を制御する発明が開示されている。
【0010】
実開昭57−191604号公報には、キャスターのブラケットに一体的に設けた板体に孔又は凹部を設け、この孔又は凹部にピンを係合するようにし、これをケーブルにより操作することによりキャスターの旋回を制御する考案が開示されている。
【0011】
上述した発明及び考案の開示された構成によって、キャスターの旋回を制御することは可能である。しかし、これらの開示されている構成は、現在使用されている基本的なキャスターには使用できない不都合がある。
【0012】
なぜならば、上述したキャスターの旋回を制御するためにキャスター自体に付属部品を付加する必要がある上に、これにより構成が複雑化する。又、台車等に現在使用している基本的なキャスターを、それ専用のキャスターに変更しなくてはならない不都合がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、この不都合を解決しようとするものであり、必要時に簡単に遠隔操作することができ、しかも、従来の旋回自在な基本的なキャスター自体に付属部品を付加する必要がなく簡単な構成により、前進や後進のいずれの状態においても直進安定性を備え且つ容易に旋回や直進のできるキャスターの旋回制御装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、請求項1の発明では、台車等の底面に固定された取付プレートと、この取付プレートに水平旋回自在に設けられた車輪支持枠と、この車輪支持枠に回転自在に設けられた車輪を有するキャスターの旋回制御装置であって、前記取付プレートに固着された固定プレートに回動自在に軸支された移動板とこの移動板に結合された固定板に具設され車輪支持枠の開口した空間部に嵌合する突出部の配設された制御体を備えた旋回制御体と、カギ孔を有する長孔を開削されこの長孔を上下自在に移動する操作板とこの操作板を旋回制御解除方向に付勢する弾性体を設けた操作レバー部を、リンク部を介して第1操作杆と第2操作杆により連結し、前記制御体の突出部は操作レバー部の操作板の押し下げられた状態において空間部に嵌合された状態にあり、弾性体により操作板を上向き付勢している状態において空間部より離脱している状態にある、という技術的手段を講じている。
【0015】
又、請求項2の発明では、制御体は固定板に立設している支持片を突出部の制御曲片で外嵌して制御軸により回動自在に軸支され、且つ前記支持片間に介在して制御軸の周りに巻回し、その一方端を突出部に押圧し、他端を固定板に押圧している制御バネとからなる、という技術的手段を講じている。
【0016】
更に、請求項3の発明では、操作レバー部はベース板の下端に設けられた折曲片に穿設された挿通孔に第1操作杆を挿通し、この第1操作杆の端面を突片の突設された操作板の下面に当接した状態で、且つ第1操作杆の周りに巻回して折曲片と操作板の間に介在している操作バネとからなる、という技術的手段を講じている。
【0017】
上記の手段の作用について説明すると、操作板を操作することにより、操作杆を押し下げる又は戻す。この操作杆と連動して旋回制御体が作動してキャスター旋回制御装置を作動又は作動解除する。作動することによってキャスターの車輪支持枠の空間部に突出部が嵌合し、キャスターが旋回制御されるとキャスターは直進し、そして作動解除するとキャスターが旋回可能となり任意の方向に移動させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のキャスターの旋回制御装置の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
【0019】
図1は、本発明のキャスターの旋回制御装置を、台車5に取り付けた状態を示している。又操作レバー部1をハンドル51に設けた実施形態を示しているが、操作レバー部1は台車5の操作しやすい適当な位置に設けるものとし、台車5のフレーム等に設けてもよい。
【0020】
次に、本発明のキャスターの旋回制御装置について図1から図4に基づいて詳細に説明する。尚、本実施例の場合、このキャスターの旋回制御装置は台車5の底面50に配設した4個のキャスターの内、1個のキャスターにのみ設けられているが、これに限らない。
【0021】
本キャスターの旋回制御装置は、第1操作杆20の上端に設けられ、操作杆2を作動させる操作板10と、この操作板10を所定の位置(旋回制御解除方向及び時計回りに回転しようとする方向)に付勢させる操作バネ11を含む台車5のハンドル51(例えば横方向に設けられているパイプ)に配設された操作レバー部1と、第1操作杆20と第2操作杆21を連結するリンク部22と、第2操作杆21の端部に連結された移動板46と連動する固定板43及びこの固定板43の端部に連設されたキャスター6の車輪支持枠61の空間部62に嵌合する突出部42と、この突出部42をキャスター6方向に向かって付勢させる制御バネ41とから構成されている。
【0022】
操作レバー部1は、ベース板12の上下方向に延びた所定長さのL字状のカギ孔14を持つ長孔13が開削され、また、このベース板12の下方部が直角に折り曲げられていて、その折曲片15に第1操作杆20を挿通する挿通孔16が穿設されている。
【0023】
操作板10は、断面がへ字形状で突片17が突設され、この突片17が前記長孔13に上下動自在に挿嵌されており、且つ操作板10の下面に第1操作杆20の端面が当接状態となっている。
【0024】
操作杆2は、第1操作杆20と第2操作杆21によりリンク部22を介して操作レバー部1と旋回制御体4を連結している。リンク部22は鉤形状に形成されており、第1操作杆20の下端及び第2操作杆21の一方端を回動自在な状態で軸止している。そして、第1操作杆20はリンク部22により折曲片15の挿通孔16に上下動自在に挿通され、この上下動が第2操作杆21にリンク部22により左右動に変換されて旋回制御体4を動作させる。
【0025】
操作バネ11は、操作板10と折曲片15の間に介在しており、この折曲片15に穿設されているバネ下孔18にその一方端を、操作板10に穿設されているバネ上孔19にその他端を挿通した状態で、第1操作杆20の周りに巻回して設けられ、常時操作板10を所定の位置(旋回制御解除方向及び時計回りに回転しようとする方向)に付勢している。
【0026】
ベース板12には、L字状の取付板25が連設され、この取付板25をハンドル51に当接し固定バンド3によりハンドル51に固着する。固定バンド3は、ハンドル51の断面形状に適合して曲成してある湾曲部30と、その一方端には上係合片31が突設してあり、他端には取付ねじを挿通するための取付孔33が穿設している下係合片32が突設されている。一方、取付体25には前記上係合片31及び下係合片32と対応する係止孔26及び透孔27が開削及び穿設してある。
【0027】
そして、ハンドル51に操作レバー部1を取り付けるには、固定バンド3の上係合片31を取付板25の係止孔26に差し込んだ状態で、下係合片32の取付孔33を透孔27に重ね、これらの重なった孔をねじ止めにより固定する。
【0028】
旋回制御体4は、キャスター6の取付プレート60に固定プレート44を固着し、この固定プレート44に制御体40、固定板43、移動板46等を関連させて形成されている。
【0029】
制御体40は、車輪支持枠61、61の空間部62に嵌合するように制御バネ41によりキャスター6方向に付勢されている突出部42を有し、該突出部42は前記車輪支持枠61、61の空間部62に嵌合できる幅としており、固定板43の端部近傍に立設している支持片52、52を突出部42に連設されている制御曲片49、49で外嵌して制御軸53により回動自在に軸支されてる。尚、前記制御バネ41は、支持片52、52間に介在して制御軸53の周りに巻回しており、一方端は突出部42を押圧し、他端は固定板43を押圧している。
【0030】
固定板43は、図4に示すように、短辺57及びこの短辺57より幅広の長辺58の端部を繋ぐ傾斜を有するテーパー状態の傾斜辺59、59より成る台形状を成し、前記短辺57をキャスター6側になるように配設されている共に傾斜辺59、59を折り曲げて足部55、55を形成して横断面コ字状に構成されている。尚、固定板43に下述する移動板46に穿設されている移動長孔54と合致する位置に孔が穿設されている。
【0031】
移動板46は、その端部を折り曲げて移動折曲部47を設けてL字状を成していると共に前記固定板43の孔と合致する部分に移動長孔54を穿設されている。固定板43の孔と移動長孔54に、移動長孔54の径より大きい頭部を持つ移動ネジ56を挿通して固定板43と移動板46を結合している。該移動板46は、キャスター6の取付プレート60に固着された固定プレート44に移動板46の一方端を支軸45により回動自在に軸支され、他方移動板46の他端の移動折曲部47を第2操作杆21の端部と回動自在に連結し、第2操作杆21の移動に連動してキャスター6の方向に移動する。この時固定板43と移動板46を結合している移動ネジ56は、移動長孔54内を移動する。尚、第2操作杆21の一方端はリンク部22の下突片24と回動自在に連結されている。
【0032】
又、固定プレート44上には、固定板43の傾斜辺59、59に沿うようにキャスター側に向かってその間隔を狭めている横断面L字状の当接部48、48がテーパー状態で立設されている。この当接部48、48は、固定板43を移動自在に挟持していると共に移動板46及び固定板43の必要以上の移動を防止でき、及び固定板43が固定プレート44上を移動する時のガイドの役目も果たしている。尚固定板43が、当接部48、48に完全に勘合した状態においては、固定板43の足部55、55が、当接部48、48の内面に密着状態で内接することにより固定板43が固定された状態が保持され、固定板43を当接部48,48から離脱する時には、上述のテーパー状態の関係により固定板43の幅と当接部48、48間の幅に寸法の差が生じるためスムーズな離脱が可能となる。
【0033】
次に上記構成からなるキャスターの旋回制御装置の動作について説明する。
キャスターの旋回制御装置の初期状態としては、操作板10が長孔13の上端部に位置し、制御体40の突出部42がキャスター6の車輪支持枠61、61の空間部62に嵌合しない状態である。すなわち、キャスター6が旋回自在な状態になっている。
【0034】
先ず直進走行をする場合には、操作バネ11により上方及び時計回りに回転しようとする力が働いている操作板10を手動により押し下げると、長孔13を突片17が下方に移動し、回転する力でカギ穴14に突片17が挿入固定される。
【0035】
この状態で、第1操作杆20はリンク部22の上突片23は下方に、下突片24は上方に回動し、これに連動して第2操作杆21が横移動すると、これに連結している移動板46とこの移動板46に結合されている固定板43が、当接部48、48に向かって支軸45を中心に回動し固定プレート44に立設している当接部48、48に当接するまで、又は当接部48、48のキャスター側の間の幅に固定板43の幅が合致するまでキャスター6方向に移動する。
【0036】
この時制御体40は、固定板43に連設されているため同時にキャスター6方向に移動することになり、制御体40の突出部42は車輪支持枠61、61の空間部62に嵌合する位置に固定される。
【0037】
この後、台車5等を移動させるとキャスター6が回転して、突出部42と車輪支持枠61、61の空間部62が合致していない状態の場合は、突出部42が車輪支持枠61に当接することになるが、制御バネ41によって突出部42が逃げる状態(空間部を探索している状態)になり、車輪支持枠61、61の空間部62と突出部42の位置が合致した所で突出部42が空間部62に嵌合し旋回が制御される。そして、更に、台車5等を移動させると他のキャスターが、これに追従して直進方向に転換するので、安定した直進走行ができる。
【0038】
次に直進走行以外(旋回自在)走行をする場合、操作板1を水平に左から右に押すと、カギ孔14から操作板10の突片17が外れ長孔13を操作バネ11の力で上方に移動する。第1操作杆20もこれに連動して上方に移動すると、連結されているリンク部22、第2操作杆21、移動体46及び固定板43も連動して、キャスター6の車輪支持枠61、61から突出体42が離脱し、上述の初期状態に復帰する。これによりキャスター6の旋回を制御する突出部42が車輪支持枠61、61の空間部62から無くなり、キャスター6は旋回自在な状態となる。
【0039】
又、旋回制御するキャスターは複数でもよく、この場合は、操作杆は第1操作杆と、これに連動する複数の他の操作杆とからなり、他の操作杆は各々のキャスターの旋回制御体に連結されている。そして第1操作杆を押し下げることにより、他の操作杆を介して複数のキャスターの旋回を制御することが可能である。
【0040】
【発明の効果】
本発明は上述の構成であるから次の特有の効果を有する。すなわち現在台車等に使用している基本的なキャスターの車輪支持枠の空間部を利用して、この空間部に制御体の突出部を嵌合させてキャスターの旋回を制御するようにしたキャスターの旋回制御装置であるから、前記基本的なキャスター自体に付属部品を付加する必要が生じないからキャスター自体を取り換える必要が無いため、本発明のキャスターの旋回制御装置のみを台車等取り付けることにより、必要時に簡単に旋回・直進走行の切換えを操作レバー部で操作が簡単に行なえる。本願の発明は以上の通り従来にない優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキャスターの旋回制御装置を台車に取り付けた状態を示す側面図である。
【図2】本発明のキャスターの旋回制御装置の操作レバー部の斜視図である。
【図3】本発明のキャスターの旋回制御装置の旋回が制御された状態を示す斜視図である。
【図4】本発明のキャスターの旋回制御装置の旋回制御が解除された状態を示す斜視図である。
【図5】基本的なキャスターの正面図である。
【符号の説明】
1 操作レバー部 10 操作板 11 操作バネ
12 ベース板 13 長孔 14 カギ孔
15 折曲片 16 挿通孔 17 突片
18 バネ下孔 19 バネ上孔 2 操作杆
20 第1操作杆 21 第2操作杆 22 リンク部
23 上突片 24 下突片 25 取付板
26 係止孔 27 透孔 3 固定バンド
30 湾曲部 31 上係合片 32 下係合片
33 取付孔 4 旋回制御体 40 制御体
41 制御バネ 42 突出部 43 固定板
44 固定プレート 45 支軸 46 移動板
47 移動曲片 48 当接部 49 制御曲片
5 台車 50 底面 51 ハンドル
52 支持片 53 制御軸 54 移動長孔
55 足部 56 移動ネジ 57 短辺
58 長辺 59 傾斜辺 6 キャスター
60 取付プレート 61 車輪支持枠 62 空間部
63 車輪 64 旋回軸 65 連結プレート
66 車軸
【発明の属する技術分野】
本発明は、台車等の操作しやすい適当な部位に設けた操作レバーにより遠隔操作できるようにして、旋回自在のキャスターを直進走行時にはキャスター自体旋回することなく直進走行し、それ以外の走行時は旋回可能にするキャスターの旋回制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
台車等に取り付けて用いられる基本的なキャスター6の構成としては、図5に示すような、台車等の底面に取り付けて固定される取付プレート60と、この取付プレート60に設けられた旋回軸64に旋回可能に取り付けられた連結プレート65と、この連結プレート65に固定された二股状の逆U字状を有する車輪支持枠61、61と、この車輪支持枠61、61に設けられた車軸66に回転自在に取り付けられた車輪63とから構成されたキャスター6がある。
【0003】
このようなキャスター6は、車軸66を中心に車輪63が左右に回転することができるため、車輪63が向いている方向へ台車を走行することができる。又、旋回軸64を中心に連結プレート65、車輪支持枠61、61及び車輪63が任意に回転できるため、車輪63の向きを任意の方向に走行させることができる。
【0004】
すなわち、車輪支持枠61、61を旋回させることにより車輪63の向きを変えて、キャスター6が取り付けられた台車等の走行方向を任意に変更することができる。
【0005】
上述のように、車軸66を中心に車輪63を回転させると同時に、旋回軸64を中心に車輪63を旋回させることにより、台車等を方向自在に移動させることができる。
【0006】
しかしながら、台車等を一定方向に移動させることは難しく、台車をまっすぐに直進させる場合、操作者の思いとは別に車輪が旋回し、直進せずに曲がってしまう、又傾斜した道路等で移動する際には、傾斜方向側に台車等が移動しようとし、進行方向が曲がるため、直進状態を維持することは困難である等、車輪の自由旋回により目的とは相違する方向に行ってしまう不都合があった。
【0007】
上記不都合を解決するために車輪を一方向に制御して旋回を止める旋回制御手段を有するキャスターが、特開2003−54209号公報、特開平2−249703号公報、実開昭57−191604号公報などに開示されている。
【0008】
特開2003−54209号公報には、キャスターの車輪用フレームに揺動自在に取り付けられて係止部材を係止溝に係止させる係止機構を設け、これを操作レバーで操作することによりキャスターの旋回を制御する発明が開示されている。
【0009】
特開平2−249703号公報には、キャスターの車輪のホルダー上部に、任意のピン穴を穿設したリング部を一体的に設け、このピン穴にロックピンを挿入するようにし、これを操作杆で操作することによりキャスターの旋回を制御する発明が開示されている。
【0010】
実開昭57−191604号公報には、キャスターのブラケットに一体的に設けた板体に孔又は凹部を設け、この孔又は凹部にピンを係合するようにし、これをケーブルにより操作することによりキャスターの旋回を制御する考案が開示されている。
【0011】
上述した発明及び考案の開示された構成によって、キャスターの旋回を制御することは可能である。しかし、これらの開示されている構成は、現在使用されている基本的なキャスターには使用できない不都合がある。
【0012】
なぜならば、上述したキャスターの旋回を制御するためにキャスター自体に付属部品を付加する必要がある上に、これにより構成が複雑化する。又、台車等に現在使用している基本的なキャスターを、それ専用のキャスターに変更しなくてはならない不都合がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、この不都合を解決しようとするものであり、必要時に簡単に遠隔操作することができ、しかも、従来の旋回自在な基本的なキャスター自体に付属部品を付加する必要がなく簡単な構成により、前進や後進のいずれの状態においても直進安定性を備え且つ容易に旋回や直進のできるキャスターの旋回制御装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、請求項1の発明では、台車等の底面に固定された取付プレートと、この取付プレートに水平旋回自在に設けられた車輪支持枠と、この車輪支持枠に回転自在に設けられた車輪を有するキャスターの旋回制御装置であって、前記取付プレートに固着された固定プレートに回動自在に軸支された移動板とこの移動板に結合された固定板に具設され車輪支持枠の開口した空間部に嵌合する突出部の配設された制御体を備えた旋回制御体と、カギ孔を有する長孔を開削されこの長孔を上下自在に移動する操作板とこの操作板を旋回制御解除方向に付勢する弾性体を設けた操作レバー部を、リンク部を介して第1操作杆と第2操作杆により連結し、前記制御体の突出部は操作レバー部の操作板の押し下げられた状態において空間部に嵌合された状態にあり、弾性体により操作板を上向き付勢している状態において空間部より離脱している状態にある、という技術的手段を講じている。
【0015】
又、請求項2の発明では、制御体は固定板に立設している支持片を突出部の制御曲片で外嵌して制御軸により回動自在に軸支され、且つ前記支持片間に介在して制御軸の周りに巻回し、その一方端を突出部に押圧し、他端を固定板に押圧している制御バネとからなる、という技術的手段を講じている。
【0016】
更に、請求項3の発明では、操作レバー部はベース板の下端に設けられた折曲片に穿設された挿通孔に第1操作杆を挿通し、この第1操作杆の端面を突片の突設された操作板の下面に当接した状態で、且つ第1操作杆の周りに巻回して折曲片と操作板の間に介在している操作バネとからなる、という技術的手段を講じている。
【0017】
上記の手段の作用について説明すると、操作板を操作することにより、操作杆を押し下げる又は戻す。この操作杆と連動して旋回制御体が作動してキャスター旋回制御装置を作動又は作動解除する。作動することによってキャスターの車輪支持枠の空間部に突出部が嵌合し、キャスターが旋回制御されるとキャスターは直進し、そして作動解除するとキャスターが旋回可能となり任意の方向に移動させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のキャスターの旋回制御装置の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
【0019】
図1は、本発明のキャスターの旋回制御装置を、台車5に取り付けた状態を示している。又操作レバー部1をハンドル51に設けた実施形態を示しているが、操作レバー部1は台車5の操作しやすい適当な位置に設けるものとし、台車5のフレーム等に設けてもよい。
【0020】
次に、本発明のキャスターの旋回制御装置について図1から図4に基づいて詳細に説明する。尚、本実施例の場合、このキャスターの旋回制御装置は台車5の底面50に配設した4個のキャスターの内、1個のキャスターにのみ設けられているが、これに限らない。
【0021】
本キャスターの旋回制御装置は、第1操作杆20の上端に設けられ、操作杆2を作動させる操作板10と、この操作板10を所定の位置(旋回制御解除方向及び時計回りに回転しようとする方向)に付勢させる操作バネ11を含む台車5のハンドル51(例えば横方向に設けられているパイプ)に配設された操作レバー部1と、第1操作杆20と第2操作杆21を連結するリンク部22と、第2操作杆21の端部に連結された移動板46と連動する固定板43及びこの固定板43の端部に連設されたキャスター6の車輪支持枠61の空間部62に嵌合する突出部42と、この突出部42をキャスター6方向に向かって付勢させる制御バネ41とから構成されている。
【0022】
操作レバー部1は、ベース板12の上下方向に延びた所定長さのL字状のカギ孔14を持つ長孔13が開削され、また、このベース板12の下方部が直角に折り曲げられていて、その折曲片15に第1操作杆20を挿通する挿通孔16が穿設されている。
【0023】
操作板10は、断面がへ字形状で突片17が突設され、この突片17が前記長孔13に上下動自在に挿嵌されており、且つ操作板10の下面に第1操作杆20の端面が当接状態となっている。
【0024】
操作杆2は、第1操作杆20と第2操作杆21によりリンク部22を介して操作レバー部1と旋回制御体4を連結している。リンク部22は鉤形状に形成されており、第1操作杆20の下端及び第2操作杆21の一方端を回動自在な状態で軸止している。そして、第1操作杆20はリンク部22により折曲片15の挿通孔16に上下動自在に挿通され、この上下動が第2操作杆21にリンク部22により左右動に変換されて旋回制御体4を動作させる。
【0025】
操作バネ11は、操作板10と折曲片15の間に介在しており、この折曲片15に穿設されているバネ下孔18にその一方端を、操作板10に穿設されているバネ上孔19にその他端を挿通した状態で、第1操作杆20の周りに巻回して設けられ、常時操作板10を所定の位置(旋回制御解除方向及び時計回りに回転しようとする方向)に付勢している。
【0026】
ベース板12には、L字状の取付板25が連設され、この取付板25をハンドル51に当接し固定バンド3によりハンドル51に固着する。固定バンド3は、ハンドル51の断面形状に適合して曲成してある湾曲部30と、その一方端には上係合片31が突設してあり、他端には取付ねじを挿通するための取付孔33が穿設している下係合片32が突設されている。一方、取付体25には前記上係合片31及び下係合片32と対応する係止孔26及び透孔27が開削及び穿設してある。
【0027】
そして、ハンドル51に操作レバー部1を取り付けるには、固定バンド3の上係合片31を取付板25の係止孔26に差し込んだ状態で、下係合片32の取付孔33を透孔27に重ね、これらの重なった孔をねじ止めにより固定する。
【0028】
旋回制御体4は、キャスター6の取付プレート60に固定プレート44を固着し、この固定プレート44に制御体40、固定板43、移動板46等を関連させて形成されている。
【0029】
制御体40は、車輪支持枠61、61の空間部62に嵌合するように制御バネ41によりキャスター6方向に付勢されている突出部42を有し、該突出部42は前記車輪支持枠61、61の空間部62に嵌合できる幅としており、固定板43の端部近傍に立設している支持片52、52を突出部42に連設されている制御曲片49、49で外嵌して制御軸53により回動自在に軸支されてる。尚、前記制御バネ41は、支持片52、52間に介在して制御軸53の周りに巻回しており、一方端は突出部42を押圧し、他端は固定板43を押圧している。
【0030】
固定板43は、図4に示すように、短辺57及びこの短辺57より幅広の長辺58の端部を繋ぐ傾斜を有するテーパー状態の傾斜辺59、59より成る台形状を成し、前記短辺57をキャスター6側になるように配設されている共に傾斜辺59、59を折り曲げて足部55、55を形成して横断面コ字状に構成されている。尚、固定板43に下述する移動板46に穿設されている移動長孔54と合致する位置に孔が穿設されている。
【0031】
移動板46は、その端部を折り曲げて移動折曲部47を設けてL字状を成していると共に前記固定板43の孔と合致する部分に移動長孔54を穿設されている。固定板43の孔と移動長孔54に、移動長孔54の径より大きい頭部を持つ移動ネジ56を挿通して固定板43と移動板46を結合している。該移動板46は、キャスター6の取付プレート60に固着された固定プレート44に移動板46の一方端を支軸45により回動自在に軸支され、他方移動板46の他端の移動折曲部47を第2操作杆21の端部と回動自在に連結し、第2操作杆21の移動に連動してキャスター6の方向に移動する。この時固定板43と移動板46を結合している移動ネジ56は、移動長孔54内を移動する。尚、第2操作杆21の一方端はリンク部22の下突片24と回動自在に連結されている。
【0032】
又、固定プレート44上には、固定板43の傾斜辺59、59に沿うようにキャスター側に向かってその間隔を狭めている横断面L字状の当接部48、48がテーパー状態で立設されている。この当接部48、48は、固定板43を移動自在に挟持していると共に移動板46及び固定板43の必要以上の移動を防止でき、及び固定板43が固定プレート44上を移動する時のガイドの役目も果たしている。尚固定板43が、当接部48、48に完全に勘合した状態においては、固定板43の足部55、55が、当接部48、48の内面に密着状態で内接することにより固定板43が固定された状態が保持され、固定板43を当接部48,48から離脱する時には、上述のテーパー状態の関係により固定板43の幅と当接部48、48間の幅に寸法の差が生じるためスムーズな離脱が可能となる。
【0033】
次に上記構成からなるキャスターの旋回制御装置の動作について説明する。
キャスターの旋回制御装置の初期状態としては、操作板10が長孔13の上端部に位置し、制御体40の突出部42がキャスター6の車輪支持枠61、61の空間部62に嵌合しない状態である。すなわち、キャスター6が旋回自在な状態になっている。
【0034】
先ず直進走行をする場合には、操作バネ11により上方及び時計回りに回転しようとする力が働いている操作板10を手動により押し下げると、長孔13を突片17が下方に移動し、回転する力でカギ穴14に突片17が挿入固定される。
【0035】
この状態で、第1操作杆20はリンク部22の上突片23は下方に、下突片24は上方に回動し、これに連動して第2操作杆21が横移動すると、これに連結している移動板46とこの移動板46に結合されている固定板43が、当接部48、48に向かって支軸45を中心に回動し固定プレート44に立設している当接部48、48に当接するまで、又は当接部48、48のキャスター側の間の幅に固定板43の幅が合致するまでキャスター6方向に移動する。
【0036】
この時制御体40は、固定板43に連設されているため同時にキャスター6方向に移動することになり、制御体40の突出部42は車輪支持枠61、61の空間部62に嵌合する位置に固定される。
【0037】
この後、台車5等を移動させるとキャスター6が回転して、突出部42と車輪支持枠61、61の空間部62が合致していない状態の場合は、突出部42が車輪支持枠61に当接することになるが、制御バネ41によって突出部42が逃げる状態(空間部を探索している状態)になり、車輪支持枠61、61の空間部62と突出部42の位置が合致した所で突出部42が空間部62に嵌合し旋回が制御される。そして、更に、台車5等を移動させると他のキャスターが、これに追従して直進方向に転換するので、安定した直進走行ができる。
【0038】
次に直進走行以外(旋回自在)走行をする場合、操作板1を水平に左から右に押すと、カギ孔14から操作板10の突片17が外れ長孔13を操作バネ11の力で上方に移動する。第1操作杆20もこれに連動して上方に移動すると、連結されているリンク部22、第2操作杆21、移動体46及び固定板43も連動して、キャスター6の車輪支持枠61、61から突出体42が離脱し、上述の初期状態に復帰する。これによりキャスター6の旋回を制御する突出部42が車輪支持枠61、61の空間部62から無くなり、キャスター6は旋回自在な状態となる。
【0039】
又、旋回制御するキャスターは複数でもよく、この場合は、操作杆は第1操作杆と、これに連動する複数の他の操作杆とからなり、他の操作杆は各々のキャスターの旋回制御体に連結されている。そして第1操作杆を押し下げることにより、他の操作杆を介して複数のキャスターの旋回を制御することが可能である。
【0040】
【発明の効果】
本発明は上述の構成であるから次の特有の効果を有する。すなわち現在台車等に使用している基本的なキャスターの車輪支持枠の空間部を利用して、この空間部に制御体の突出部を嵌合させてキャスターの旋回を制御するようにしたキャスターの旋回制御装置であるから、前記基本的なキャスター自体に付属部品を付加する必要が生じないからキャスター自体を取り換える必要が無いため、本発明のキャスターの旋回制御装置のみを台車等取り付けることにより、必要時に簡単に旋回・直進走行の切換えを操作レバー部で操作が簡単に行なえる。本願の発明は以上の通り従来にない優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキャスターの旋回制御装置を台車に取り付けた状態を示す側面図である。
【図2】本発明のキャスターの旋回制御装置の操作レバー部の斜視図である。
【図3】本発明のキャスターの旋回制御装置の旋回が制御された状態を示す斜視図である。
【図4】本発明のキャスターの旋回制御装置の旋回制御が解除された状態を示す斜視図である。
【図5】基本的なキャスターの正面図である。
【符号の説明】
1 操作レバー部 10 操作板 11 操作バネ
12 ベース板 13 長孔 14 カギ孔
15 折曲片 16 挿通孔 17 突片
18 バネ下孔 19 バネ上孔 2 操作杆
20 第1操作杆 21 第2操作杆 22 リンク部
23 上突片 24 下突片 25 取付板
26 係止孔 27 透孔 3 固定バンド
30 湾曲部 31 上係合片 32 下係合片
33 取付孔 4 旋回制御体 40 制御体
41 制御バネ 42 突出部 43 固定板
44 固定プレート 45 支軸 46 移動板
47 移動曲片 48 当接部 49 制御曲片
5 台車 50 底面 51 ハンドル
52 支持片 53 制御軸 54 移動長孔
55 足部 56 移動ネジ 57 短辺
58 長辺 59 傾斜辺 6 キャスター
60 取付プレート 61 車輪支持枠 62 空間部
63 車輪 64 旋回軸 65 連結プレート
66 車軸
Claims (3)
- 台車等の底面に固定された取付プレートと、この取付プレートに水平旋回自在に設けられた車輪支持枠と、この車輪支持枠に回転自在に設けられた車輪を有するキャスターの旋回制御装置であって、
前記取付プレートに固着された固定プレートに回動自在に軸支された移動板とこの移動板に結合された固定板に具設され車輪支持枠の開口した空間部に嵌合する突出部の配設された制御体を備えた旋回制御体と、カギ孔を有する長孔を開削されこの長孔を上下自在に移動する操作板とこの操作板を旋回制御解除方向に付勢する弾性体を設けた操作レバー部を、リンク部を介して第1操作杆と第2操作杆により連結し、前記制御体の突出部は操作レバー部の操作板の押し下げられた状態において空間部に嵌合された状態にあり、弾性体により操作板を上向き付勢している状態において空間部より離脱している状態にあるキャスターの旋回制御装置。 - 制御体は固定板に立設している支持片を突出部の制御曲片で外嵌して制御軸により回動自在に軸支され、且つ前記支持片間に介在して制御軸の周りに巻回し、その一方端を突出部に押圧し、他端を固定板に押圧している制御バネとからなる請求項1記載のキャスターの旋回制御装置。
- 操作レバー部はベース板の下端に設けられた折曲片に穿設された挿通孔に第1操作杆を挿通し、この第1操作杆の端面を突片の突設された操作板の下面に当接した状態で、且つ第1操作杆の周りに巻回して折曲片と操作板の間に介在している操作バネとからなる請求項1記載又は請求項2記載のキャスターの旋回制御装置。
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JP2010070098A (ja) * | 2008-09-19 | 2010-04-02 | Ishikawa Seisakusho:Kk | 手押し運搬車のキャスタ装置 |
CN106739804A (zh) * | 2015-11-25 | 2017-05-31 | 陈海波 | 可旋转儿童车固定装置 |
CN109334345A (zh) * | 2018-10-30 | 2019-02-15 | 厚福医疗装备有限公司 | 一种定向脚轮 |
JP6912693B1 (ja) * | 2021-02-17 | 2021-08-04 | 旭エンジニアリング株式会社 | 荷物運搬台車 |
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2003
- 2003-04-09 JP JP2003137995A patent/JP2004306929A/ja active Pending
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