JP2004300121A - 温熱感シート - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、シートに水を含ませて摩擦し、肌に塗布して使用するシートに関するものである。シートそのものによる洗浄効果とシートに含浸していた保湿成分との相乗効果により洗浄性を発揮し、更に水と発熱物質の反応で温熱感による肌への快適な物理刺激を与える温熱感シートに関する。
【解決手段】シートに粉末状の水和発熱物質5〜90重量%と保湿剤5〜90重量%とおよび/または発熱温度コントロール物質とを含有させ、水を含ませて摩擦することで、洗浄効果を有し、更に温熱感が肌に与えられる温熱感シートとする。
【解決手段】シートに粉末状の水和発熱物質5〜90重量%と保湿剤5〜90重量%とおよび/または発熱温度コントロール物質とを含有させ、水を含ませて摩擦することで、洗浄効果を有し、更に温熱感が肌に与えられる温熱感シートとする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シートに水を含ませて摩擦し、肌に塗布して使用するシートに関するものである。詳しくは、シートに含浸していた保湿成分が洗浄効果を発揮し、それと同時に、水と発熱物質が反応して発熱する。シートそのものによる洗浄効果とシートに含浸していた保湿成分との相乗効果により洗浄性を発揮し、更に水と発熱物質の反応で温熱感による肌への快適な物理刺激を与える温熱感シートに関する。
【0002】
【従来技術】従来、クレンジング化粧料で使用時に温感が得られるクレンジングローションなどのクレンジング剤は公知である。例えば、特開平9−48760には、水和熱を利用したクレンジング組成物が開示されている。このクレンジング組成物は、調整時に予め水和発熱物質である保湿剤と水を混合するので、混合時に水和熱が発生するが、使用時には冷めてしまい充分な熱量が得られない。
【0003】同様に温感が感じられる化粧料として、エアゾールタイプで温感効果を訴求する化粧料がある。例えば、特開平6−227941および特開2001−323258などは、水和発熱するエアゾール化粧料が開示されている。これらはいずれも剤型がエアゾール状で簡便さに欠け、また、コストパフォーマンスに欠けるものである。
【0004】一方、古くからファンデーションや口紅などを落とす油性のクレンジングオイルが使用されている。このような油性クレンジングは、オイル成分で構成されているため、使用時に若干温熱感を感じるが、充分な温熱感ではない。
【0005】
【発明が解決しようとする手段】本発明は、従来技術の問題点に鑑みなされたものであって、使用時に不織布と保湿剤により洗浄力があり、尚且つ十分な温熱感が得られる温熱感シートに関する技術を提供することを主な目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意研究の結果、シートに粉末状の水和発熱物質と保湿剤とおよび/または発熱温度コントロール物質とを含有させたシートが上記要件を満たすことを見出し、本発明を完成するに到った。すなわち、本発明者は、シートに粉末状の水和発熱物質5〜90重量%と保湿剤5〜90重量%とおよび/または発熱温度コントロール物質とを含有させ、水を含ませて摩擦することで洗浄効果を有し、更に温熱感が肌に与えられる温熱感シートとする。
【0007】本発明に使用される発熱物質としては、粉末状の無機物の無水物および水和物などが挙げられ、塩化マグネシウム(MgCl2、MgCl2・2H2O、MgCl2・4H2O)、塩化カルシウム(CaCl2、CaCl2・H2O、CaCl2・2H2O)、塩化アルミニウム(AlCl2、AlCl2・6H2O)、塩化第二鉄(FeCl3、FeCl3・2.5H2O)、塩化亜鉛(ZnCl2)などの塩化物;硫酸マグネシウム(MgSO4、MgSO4・H2O、MgSO4・4H2O)、硫酸亜鉛(ZnSO4)、硫酸第一鉄(FeSO4)、硫酸アルミニウム(Al2(SO4)3)、硫酸カルシウム(CaSO4)などの硫酸塩;メタリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、リン酸水素一ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸水素三ナトリウムなどのリン酸塩;その他乾燥ミヨウバン、酸化カルシウム等が挙げられる。これらは単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができ、配合量としては5〜90重量%で、好ましくは10〜70重量%である。5重量%未満では、温熱効果が不十分であり、90重量%を超えて配合した場合には発熱物質と保湿剤とのバランスが悪くなりシートに塗布出来なかったり、塗布むらが生じたりして好ましくない。
【0008】保湿剤としては、例えばポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、キシリトール、ソルビトール、多価アルコール、多価アルコールエチレンオキサイド付加重合物、多価アルコールプロピレンオキサイド付加重合物および多価アルコールエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド付加重合物、マルチトール、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムコイチン硫酸、カロニン酸、アテロコラーゲン、コレステリル−12−ヒドロキシステアレート、乳酸ナトリウム、胆汁酸塩、dl−ピロリドンカルボン酸塩、短鎖可溶性コラーゲン等が挙げられる。これらは単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができ、配合量としては5〜90重量%で、好ましくは15〜70重量%である。5重量%未満では、保湿剤と発熱物質のバランスが悪くなり、塗りむらが起こり十分な温熱感が得られなく、また、展延性がなくなりシートに塗布出来なくなる。90重量%を超えて配合した場合には、発熱物質の配合量が少なくなり十分な温熱効果感が不十分である。
【0009】発熱温度コントロール物質(温熱感の持続性向上および発熱温度抑制物質)としては、天然の水溶性高分子としては、例えば、アラアビアガム、トラガカントガム、ガラクタン、グアガム、キャロブガム、ジェランガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、クインスシード(マルメロ)、アルゲコロイド(カッソウエキス)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ)等の植物系高分子、キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、プルラン等の微生物系高分子、コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等の動物系高分子が挙げられる。
半合成の水溶性高分子としては、例えば、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系高分子、メチルセルロース、ニトロセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC)、結晶セルロース、セルロース末等のセルロース系高分子、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系高分子が挙げられる。
合成の水溶性高分子としては例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー(カーボポール)、アルキル変性カルボキシビニルポリマー(ペミュレン)等のビニル系高分子、ポリエチレングリコール20,000、4,000,000、600,000等のポリオキシエチレン系高分子、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体共重合系高分子、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリルアミド等のアクリル系高分子、ポリエチレンイミン、カチオンポリマー等が挙げられる。
無機の水溶性高分子としては例えば、ベントナイト、ケイ酸A1Mg(ビーガム)、ラポナイト、ヘクトライト、無水ケイ酸等が挙げられる。
粉末成分としては、タルク、カリオン、雲母、絹雲母(セリサイト)、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、パーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム、(焼セッコウ)、リン酸カルシウム、弗素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、金属石鹸(ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム)、窒化ホウ素等の無機粉末、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四弗化エチレン粉末、セルロース粉末等の有機粉末、二酸化チタン、酸化亜鉛等の無機白色顔料等が挙げられる。これらは一種を用いてもよいし二種以上を用いてもよい。但し、一般の化粧品に適用できる高分子および粉末であれば良く、上記の成分に限定されるものではない。
【0010】本発明に使用されるシートは、織物、不織布およびパルプやポリビニルアルコール含有してなる水溶性および水解性シート等が挙げられる。但し、一般に身体を拭いたり顔を拭いたりするものであれば良く、赤ちゃんのお尻拭きから顔拭きなどに用いられるものを含めて上記のシートに限定されるものではない。
【0011】
【実施例】以下に実施例を挙げて、更に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。配合量は重量%である。
【0012】実施例1
(1)塩化マグネシウム 20.0
(2)硫酸マグネシウム 30.0
(3)燐酸水素1ナトリウム 30.0
(4)PEG#400 20.0
(製法)(4)に(1)から(3)を混合し、発熱組成物を作る。得られた発熱組成物をダイワボウ製不織布アピタスRPN7−60Bにm2当たり100g塗布し、縦横200mm*200mmの大きさにカットし、四つに折ってアルミパウチに包装し、保管した。
【0013】実施例2
(1)硫酸マグネシウム 15.0
(2)タルク 10.0
(3)ヒドロキシプロピルセルロース 適量
(4)PEG#400 75.0
(製法)(4)に(1)から(3)を混合し、発熱組成物を作る。得られた発熱組成物を旭化成製不織布シャレリアC1080にm2当たり200g塗布し、縦横200mm*200mmの大きさにカットし、四つに折ってアルミパウチに包装し、保管した。
【0014】実施例3
(1)塩化マグネシウム 5.0
(2)硫酸マグネシウム 5.0
(3)燐酸水素1ナトリウム 15.0
(4)カルボキシビニルポリマー 適量
(5)PEG#400 55.0
(6)グリセリン 5.0
(7)1,3BG 5.0
(8)PG 5.0
(9)DPG 5.0
(製法)(5)(6)(7)(8)(9)に(1)から(4)を混合し、発熱組成物を作る。得られた発熱組成物をダイワボウ製不織布アピタスRPN7−60Bにm2当たり150g塗布し、縦横200mm*200mmの大きさにカットし、四つに折ってアルミパウチに包装し、保管した。
【0015】実施例4
(1)塩化マグネシウム 5.0
(2)硫酸マグネシウム 10.0
(3)アルキル変性カルボキシビニルポリマー 適量
(4)PEG#400 45.0
(5)PG 40.0
(製法)(4)(5)に(1)から(3)を混合し、発熱組成物を作る。得られた発熱組成物をダイワボウ製不織布アピタスRPN7−60Bにm2当たり100g塗布し、縦横200mm*200mmの大きさにカットし、四つに折ってアルミパウチに包装し、保管した。
【0016】実施例5
(1)硫酸マグネシウム 75.0
(2)ヒドロキシプロピルセルロース 適量
(3)カルボキシビニルポリマー 適量
(4)PEG#400 25.0
(製法)(4)に(1)から(3)を混合し、発熱組成物を作る。得られた発熱組成物をダイワボウ製不織布アピタスRPN7−60Bにm2当たり100g塗布し、縦横200mm*200mmの大きさにカットし、四つに折ってアルミパウチに包装し、保管した。
【0017】実施例6
(1)燐酸水素1ナトリウム 15.0
(2)アルキル変性カルボキシビニルポリマー 適量
(3)PEG#400 45.0
(4)PG 40.0
(製法)(3)(4)に(1)(2)を混合し、発熱組成物を作る。得られた発熱組成物をダイワボウ製不織布アピタスRPN7−60Bにm2当たり100g塗布し、縦横200mm*200mmの大きさにカットし、四つに折ってアルミパウチに包装し、保管した。
【0018】実施例7
(1)硫酸マグネシウム 20.0
(2)燐酸水素1ナトリウム 20.0
(3)PEG#400 40.0
(4)グリセリン 5.0
(5)1,3BG 5.0
(6)PG 5.0
(7)DPG 5.0
(製法)(3)(4)(5)(6)(7)に(1)(2)を混合し、発熱組成物を作る。得られた発熱組成物をダイワボウ製不織布アピタスRPN7−60Bにm2当たり150g塗布し、縦横200mm*200mmの大きさにカットし、四つに折ってアルミパウチに包装し、保管した。
【0019】実施例8
(1)硫酸マグネシウム 10.0
(2)燐酸水素1ナトリウム 10.0
(3)タルク 10.0
(4)トウモロコシデンプン 10.0
(5)カルボキシビニルポリマー 適量
(6)PEG#400 40.0
(7)グリセリン 5.0
(8)1,3BG 5.0
(9)PG 5.0
(10)DPG 5.0
(製法)(6)(7)(8)(9)(10)に(1)から(5)を混合し、発熱組成物を作る。得られた発熱組成物をダイワボウ製不織布アピタスRPN7−60Bにm2当たり100g塗布し、縦横200mm*200mmの大きさにカットし、四つに折ってアルミパウチに包装し、保管した。
【0020】比較例1
(1)硫酸マグネシウム 3.0
(2)タルク 10.0
(3)グリセリン 87.0
(製法)(3)に(1)(2)を混合し、発熱組成物を作る。得られた発熱組成物をダイワボウ製不織布アピタスRPN7−60Bにm2当たり100g塗布し、縦横200mm*200mmの大きさにカットし、四つに折ってアルミパウチに包装し、保管した。
【0021】比較例2
(1)硫酸マグネシウム 3.0
(2)グリセリン 87.0
(製法)(2)に(1)を混合し、発熱組成物を作る。得られた発熱組成物をダイワボウ製不織布アピタスRPN7−60Bにm2当たり100g塗布し、縦横200mm*200mmの大きさにカットし、四つに折ってアルミパウチに包装し、保管した。
【0022】比較例3
(1)硫酸マグネシウム 87.0
(2)トウモロコシデンプン 10.0
(3)グリセリン 3.0
(製法)(3)に(1)(2)を混合し、発熱組成物を作る。得られた発熱組成物は粉末状でシートに塗布しても粉末がシートから落ちてしまい、商品にならなかった。
【0023】比較例4
(1)タルク 150.0
(2)カルボキシビニルポリマー 適量
(3)グリセリン 45.0
(4)1,3BG 10.0
(5)PG 10.0
(6)DPG 10.0
(7)PEG#400 10.0
(製法)(3)(4)(5)(6)(7)に(1)(2)を混合し、発熱組成物を作る。得られた発熱組成物をダイワボウ製不織布アピタスRPN7−60Bにm2当たり100g塗布し、縦横200mm*200mmの大きさにカットし、四つに折ってアルミパウチに包装し、保管した。
【0024】比較例5
(1)タルク 20.0
(2)トウモロコシデンプン 20.0
(3)ヒドロキシプロピルセルロース 適量
(4)グリセリン 15.0
(5)1,3BG 15.0
(6)PG 15.0
(7)DPG 15.0
(製法)(4)(5)(6)(7)に(1)から(3)を混合し、発熱組成物を作る。得られた発熱組成物をダイワボウ製不織布アピタスRPN7−60Bにm2当たり100g塗布し、縦横200mm*200mmの大きさにカットし、四つに折ってアルミパウチに包装し、保管した。
【0025】比較例6
(1)タルク 30.0
(2)トウモロコシデンプン 30.0
(3)カルボキシビニルポリマー 適量
(4)グリセリン 20.0
(5)1,3BG 20.0
(製法)(4)(5)に(1)から(3)を混合し、発熱組成物を作る。得られた発熱組成物をダイワボウ製不織布アピタスRPN7−60Bにm2当たり100g塗布し、縦横200mm*200mmの大きさにカットし、四つに折ってアルミパウチに包装し、保管した。
【0026】比較例7
(1)トウモロコシデンプン 40.0
(2)アルキル変性カルボキシビニルポリマー 適量
(3)グリセリン 20.0
(4)1,3BG 20.0
(5)PG 20.0
(製法)(3)(4)(5)に(1)(2)を混合し、発熱組成物を作る。得られた発熱組成物をダイワボウ製不織布アピタスRPN7−60Bにm2当たり100g塗布し、縦横200mm*200mmの大きさにカットし、四つに折ってアルミパウチに包装し、保管した。
【0027】[効果試験]女性パネル10名にて試料の評価を行った。実施例1から8および比較例1から7をアルミパウチ包装から取り出し、約20℃に調整した水道水に3秒間浸し、その後10回摩擦する要領でもみ込む。そのシートを用いて、顔および前腕を数回拭き取り、洗浄性および温熱感を評価基準に従って官能評価した。各パネルの評価結果から試料の効果を判定した結果を表1に示す。
【0028】[評価点]
(1)洗浄性
4:十分洗浄性がある
3:洗浄性は有るがほんの僅か劣る
2:洗浄性が弱い
1:洗浄性がない
(2)温熱感
4:非常に温かく気持ちが良い
3:温かく気持ちが良い
2:やや温かく気持ちが良い
1:温かさを全く感じない
【0029】[評価基準]
(1)洗浄性
A:評価点平均3.5点以上
B:評価点平均2.5点以上、3.5点未満
C:評価点平均1.5点以上、2.5点未満
D:評価点平均1.5点未満
(2)温熱感
A:評価点平均3.5点以上
B:評価点平均2.5点以上、3.5点未満
C:評価点平均1.5点以上、2.5点未満
D:評価点平均1.5点未満
【表1】
【発明の効果】本発明の温熱感シートは、使用者に十分満足が得られる洗浄性を提供し、使用中に心地よい温熱感を与える清浄と温熱効果に非常に優れたものである。また、本発明の温熱感シートを用いて、適度な水を噴霧し、赤ちゃんのお尻拭きに使用した結果、適度な洗浄性と温熱感が得られた。更に、不織布を顔用にカットし、フェーシャルマスク用温熱感シートを作り、適度な水を噴霧し、顔に貼り付けた結果、適度な保湿性と温熱感が得られた。
【産業上の利用分野】本発明は、シートに水を含ませて摩擦し、肌に塗布して使用するシートに関するものである。詳しくは、シートに含浸していた保湿成分が洗浄効果を発揮し、それと同時に、水と発熱物質が反応して発熱する。シートそのものによる洗浄効果とシートに含浸していた保湿成分との相乗効果により洗浄性を発揮し、更に水と発熱物質の反応で温熱感による肌への快適な物理刺激を与える温熱感シートに関する。
【0002】
【従来技術】従来、クレンジング化粧料で使用時に温感が得られるクレンジングローションなどのクレンジング剤は公知である。例えば、特開平9−48760には、水和熱を利用したクレンジング組成物が開示されている。このクレンジング組成物は、調整時に予め水和発熱物質である保湿剤と水を混合するので、混合時に水和熱が発生するが、使用時には冷めてしまい充分な熱量が得られない。
【0003】同様に温感が感じられる化粧料として、エアゾールタイプで温感効果を訴求する化粧料がある。例えば、特開平6−227941および特開2001−323258などは、水和発熱するエアゾール化粧料が開示されている。これらはいずれも剤型がエアゾール状で簡便さに欠け、また、コストパフォーマンスに欠けるものである。
【0004】一方、古くからファンデーションや口紅などを落とす油性のクレンジングオイルが使用されている。このような油性クレンジングは、オイル成分で構成されているため、使用時に若干温熱感を感じるが、充分な温熱感ではない。
【0005】
【発明が解決しようとする手段】本発明は、従来技術の問題点に鑑みなされたものであって、使用時に不織布と保湿剤により洗浄力があり、尚且つ十分な温熱感が得られる温熱感シートに関する技術を提供することを主な目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意研究の結果、シートに粉末状の水和発熱物質と保湿剤とおよび/または発熱温度コントロール物質とを含有させたシートが上記要件を満たすことを見出し、本発明を完成するに到った。すなわち、本発明者は、シートに粉末状の水和発熱物質5〜90重量%と保湿剤5〜90重量%とおよび/または発熱温度コントロール物質とを含有させ、水を含ませて摩擦することで洗浄効果を有し、更に温熱感が肌に与えられる温熱感シートとする。
【0007】本発明に使用される発熱物質としては、粉末状の無機物の無水物および水和物などが挙げられ、塩化マグネシウム(MgCl2、MgCl2・2H2O、MgCl2・4H2O)、塩化カルシウム(CaCl2、CaCl2・H2O、CaCl2・2H2O)、塩化アルミニウム(AlCl2、AlCl2・6H2O)、塩化第二鉄(FeCl3、FeCl3・2.5H2O)、塩化亜鉛(ZnCl2)などの塩化物;硫酸マグネシウム(MgSO4、MgSO4・H2O、MgSO4・4H2O)、硫酸亜鉛(ZnSO4)、硫酸第一鉄(FeSO4)、硫酸アルミニウム(Al2(SO4)3)、硫酸カルシウム(CaSO4)などの硫酸塩;メタリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、リン酸水素一ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸水素三ナトリウムなどのリン酸塩;その他乾燥ミヨウバン、酸化カルシウム等が挙げられる。これらは単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができ、配合量としては5〜90重量%で、好ましくは10〜70重量%である。5重量%未満では、温熱効果が不十分であり、90重量%を超えて配合した場合には発熱物質と保湿剤とのバランスが悪くなりシートに塗布出来なかったり、塗布むらが生じたりして好ましくない。
【0008】保湿剤としては、例えばポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、キシリトール、ソルビトール、多価アルコール、多価アルコールエチレンオキサイド付加重合物、多価アルコールプロピレンオキサイド付加重合物および多価アルコールエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド付加重合物、マルチトール、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムコイチン硫酸、カロニン酸、アテロコラーゲン、コレステリル−12−ヒドロキシステアレート、乳酸ナトリウム、胆汁酸塩、dl−ピロリドンカルボン酸塩、短鎖可溶性コラーゲン等が挙げられる。これらは単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができ、配合量としては5〜90重量%で、好ましくは15〜70重量%である。5重量%未満では、保湿剤と発熱物質のバランスが悪くなり、塗りむらが起こり十分な温熱感が得られなく、また、展延性がなくなりシートに塗布出来なくなる。90重量%を超えて配合した場合には、発熱物質の配合量が少なくなり十分な温熱効果感が不十分である。
【0009】発熱温度コントロール物質(温熱感の持続性向上および発熱温度抑制物質)としては、天然の水溶性高分子としては、例えば、アラアビアガム、トラガカントガム、ガラクタン、グアガム、キャロブガム、ジェランガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、クインスシード(マルメロ)、アルゲコロイド(カッソウエキス)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ)等の植物系高分子、キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、プルラン等の微生物系高分子、コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等の動物系高分子が挙げられる。
半合成の水溶性高分子としては、例えば、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系高分子、メチルセルロース、ニトロセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC)、結晶セルロース、セルロース末等のセルロース系高分子、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系高分子が挙げられる。
合成の水溶性高分子としては例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー(カーボポール)、アルキル変性カルボキシビニルポリマー(ペミュレン)等のビニル系高分子、ポリエチレングリコール20,000、4,000,000、600,000等のポリオキシエチレン系高分子、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体共重合系高分子、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリルアミド等のアクリル系高分子、ポリエチレンイミン、カチオンポリマー等が挙げられる。
無機の水溶性高分子としては例えば、ベントナイト、ケイ酸A1Mg(ビーガム)、ラポナイト、ヘクトライト、無水ケイ酸等が挙げられる。
粉末成分としては、タルク、カリオン、雲母、絹雲母(セリサイト)、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、パーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム、(焼セッコウ)、リン酸カルシウム、弗素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、金属石鹸(ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム)、窒化ホウ素等の無機粉末、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四弗化エチレン粉末、セルロース粉末等の有機粉末、二酸化チタン、酸化亜鉛等の無機白色顔料等が挙げられる。これらは一種を用いてもよいし二種以上を用いてもよい。但し、一般の化粧品に適用できる高分子および粉末であれば良く、上記の成分に限定されるものではない。
【0010】本発明に使用されるシートは、織物、不織布およびパルプやポリビニルアルコール含有してなる水溶性および水解性シート等が挙げられる。但し、一般に身体を拭いたり顔を拭いたりするものであれば良く、赤ちゃんのお尻拭きから顔拭きなどに用いられるものを含めて上記のシートに限定されるものではない。
【0011】
【実施例】以下に実施例を挙げて、更に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。配合量は重量%である。
【0012】実施例1
(1)塩化マグネシウム 20.0
(2)硫酸マグネシウム 30.0
(3)燐酸水素1ナトリウム 30.0
(4)PEG#400 20.0
(製法)(4)に(1)から(3)を混合し、発熱組成物を作る。得られた発熱組成物をダイワボウ製不織布アピタスRPN7−60Bにm2当たり100g塗布し、縦横200mm*200mmの大きさにカットし、四つに折ってアルミパウチに包装し、保管した。
【0013】実施例2
(1)硫酸マグネシウム 15.0
(2)タルク 10.0
(3)ヒドロキシプロピルセルロース 適量
(4)PEG#400 75.0
(製法)(4)に(1)から(3)を混合し、発熱組成物を作る。得られた発熱組成物を旭化成製不織布シャレリアC1080にm2当たり200g塗布し、縦横200mm*200mmの大きさにカットし、四つに折ってアルミパウチに包装し、保管した。
【0014】実施例3
(1)塩化マグネシウム 5.0
(2)硫酸マグネシウム 5.0
(3)燐酸水素1ナトリウム 15.0
(4)カルボキシビニルポリマー 適量
(5)PEG#400 55.0
(6)グリセリン 5.0
(7)1,3BG 5.0
(8)PG 5.0
(9)DPG 5.0
(製法)(5)(6)(7)(8)(9)に(1)から(4)を混合し、発熱組成物を作る。得られた発熱組成物をダイワボウ製不織布アピタスRPN7−60Bにm2当たり150g塗布し、縦横200mm*200mmの大きさにカットし、四つに折ってアルミパウチに包装し、保管した。
【0015】実施例4
(1)塩化マグネシウム 5.0
(2)硫酸マグネシウム 10.0
(3)アルキル変性カルボキシビニルポリマー 適量
(4)PEG#400 45.0
(5)PG 40.0
(製法)(4)(5)に(1)から(3)を混合し、発熱組成物を作る。得られた発熱組成物をダイワボウ製不織布アピタスRPN7−60Bにm2当たり100g塗布し、縦横200mm*200mmの大きさにカットし、四つに折ってアルミパウチに包装し、保管した。
【0016】実施例5
(1)硫酸マグネシウム 75.0
(2)ヒドロキシプロピルセルロース 適量
(3)カルボキシビニルポリマー 適量
(4)PEG#400 25.0
(製法)(4)に(1)から(3)を混合し、発熱組成物を作る。得られた発熱組成物をダイワボウ製不織布アピタスRPN7−60Bにm2当たり100g塗布し、縦横200mm*200mmの大きさにカットし、四つに折ってアルミパウチに包装し、保管した。
【0017】実施例6
(1)燐酸水素1ナトリウム 15.0
(2)アルキル変性カルボキシビニルポリマー 適量
(3)PEG#400 45.0
(4)PG 40.0
(製法)(3)(4)に(1)(2)を混合し、発熱組成物を作る。得られた発熱組成物をダイワボウ製不織布アピタスRPN7−60Bにm2当たり100g塗布し、縦横200mm*200mmの大きさにカットし、四つに折ってアルミパウチに包装し、保管した。
【0018】実施例7
(1)硫酸マグネシウム 20.0
(2)燐酸水素1ナトリウム 20.0
(3)PEG#400 40.0
(4)グリセリン 5.0
(5)1,3BG 5.0
(6)PG 5.0
(7)DPG 5.0
(製法)(3)(4)(5)(6)(7)に(1)(2)を混合し、発熱組成物を作る。得られた発熱組成物をダイワボウ製不織布アピタスRPN7−60Bにm2当たり150g塗布し、縦横200mm*200mmの大きさにカットし、四つに折ってアルミパウチに包装し、保管した。
【0019】実施例8
(1)硫酸マグネシウム 10.0
(2)燐酸水素1ナトリウム 10.0
(3)タルク 10.0
(4)トウモロコシデンプン 10.0
(5)カルボキシビニルポリマー 適量
(6)PEG#400 40.0
(7)グリセリン 5.0
(8)1,3BG 5.0
(9)PG 5.0
(10)DPG 5.0
(製法)(6)(7)(8)(9)(10)に(1)から(5)を混合し、発熱組成物を作る。得られた発熱組成物をダイワボウ製不織布アピタスRPN7−60Bにm2当たり100g塗布し、縦横200mm*200mmの大きさにカットし、四つに折ってアルミパウチに包装し、保管した。
【0020】比較例1
(1)硫酸マグネシウム 3.0
(2)タルク 10.0
(3)グリセリン 87.0
(製法)(3)に(1)(2)を混合し、発熱組成物を作る。得られた発熱組成物をダイワボウ製不織布アピタスRPN7−60Bにm2当たり100g塗布し、縦横200mm*200mmの大きさにカットし、四つに折ってアルミパウチに包装し、保管した。
【0021】比較例2
(1)硫酸マグネシウム 3.0
(2)グリセリン 87.0
(製法)(2)に(1)を混合し、発熱組成物を作る。得られた発熱組成物をダイワボウ製不織布アピタスRPN7−60Bにm2当たり100g塗布し、縦横200mm*200mmの大きさにカットし、四つに折ってアルミパウチに包装し、保管した。
【0022】比較例3
(1)硫酸マグネシウム 87.0
(2)トウモロコシデンプン 10.0
(3)グリセリン 3.0
(製法)(3)に(1)(2)を混合し、発熱組成物を作る。得られた発熱組成物は粉末状でシートに塗布しても粉末がシートから落ちてしまい、商品にならなかった。
【0023】比較例4
(1)タルク 150.0
(2)カルボキシビニルポリマー 適量
(3)グリセリン 45.0
(4)1,3BG 10.0
(5)PG 10.0
(6)DPG 10.0
(7)PEG#400 10.0
(製法)(3)(4)(5)(6)(7)に(1)(2)を混合し、発熱組成物を作る。得られた発熱組成物をダイワボウ製不織布アピタスRPN7−60Bにm2当たり100g塗布し、縦横200mm*200mmの大きさにカットし、四つに折ってアルミパウチに包装し、保管した。
【0024】比較例5
(1)タルク 20.0
(2)トウモロコシデンプン 20.0
(3)ヒドロキシプロピルセルロース 適量
(4)グリセリン 15.0
(5)1,3BG 15.0
(6)PG 15.0
(7)DPG 15.0
(製法)(4)(5)(6)(7)に(1)から(3)を混合し、発熱組成物を作る。得られた発熱組成物をダイワボウ製不織布アピタスRPN7−60Bにm2当たり100g塗布し、縦横200mm*200mmの大きさにカットし、四つに折ってアルミパウチに包装し、保管した。
【0025】比較例6
(1)タルク 30.0
(2)トウモロコシデンプン 30.0
(3)カルボキシビニルポリマー 適量
(4)グリセリン 20.0
(5)1,3BG 20.0
(製法)(4)(5)に(1)から(3)を混合し、発熱組成物を作る。得られた発熱組成物をダイワボウ製不織布アピタスRPN7−60Bにm2当たり100g塗布し、縦横200mm*200mmの大きさにカットし、四つに折ってアルミパウチに包装し、保管した。
【0026】比較例7
(1)トウモロコシデンプン 40.0
(2)アルキル変性カルボキシビニルポリマー 適量
(3)グリセリン 20.0
(4)1,3BG 20.0
(5)PG 20.0
(製法)(3)(4)(5)に(1)(2)を混合し、発熱組成物を作る。得られた発熱組成物をダイワボウ製不織布アピタスRPN7−60Bにm2当たり100g塗布し、縦横200mm*200mmの大きさにカットし、四つに折ってアルミパウチに包装し、保管した。
【0027】[効果試験]女性パネル10名にて試料の評価を行った。実施例1から8および比較例1から7をアルミパウチ包装から取り出し、約20℃に調整した水道水に3秒間浸し、その後10回摩擦する要領でもみ込む。そのシートを用いて、顔および前腕を数回拭き取り、洗浄性および温熱感を評価基準に従って官能評価した。各パネルの評価結果から試料の効果を判定した結果を表1に示す。
【0028】[評価点]
(1)洗浄性
4:十分洗浄性がある
3:洗浄性は有るがほんの僅か劣る
2:洗浄性が弱い
1:洗浄性がない
(2)温熱感
4:非常に温かく気持ちが良い
3:温かく気持ちが良い
2:やや温かく気持ちが良い
1:温かさを全く感じない
【0029】[評価基準]
(1)洗浄性
A:評価点平均3.5点以上
B:評価点平均2.5点以上、3.5点未満
C:評価点平均1.5点以上、2.5点未満
D:評価点平均1.5点未満
(2)温熱感
A:評価点平均3.5点以上
B:評価点平均2.5点以上、3.5点未満
C:評価点平均1.5点以上、2.5点未満
D:評価点平均1.5点未満
【表1】
【発明の効果】本発明の温熱感シートは、使用者に十分満足が得られる洗浄性を提供し、使用中に心地よい温熱感を与える清浄と温熱効果に非常に優れたものである。また、本発明の温熱感シートを用いて、適度な水を噴霧し、赤ちゃんのお尻拭きに使用した結果、適度な洗浄性と温熱感が得られた。更に、不織布を顔用にカットし、フェーシャルマスク用温熱感シートを作り、適度な水を噴霧し、顔に貼り付けた結果、適度な保湿性と温熱感が得られた。
Claims (4)
- シートに粉末状の水和発熱物質5〜90重量%と保湿剤5〜90重量%とおよび/または発熱温度コントロール物質とを含有することを特徴とする温熱感シート。
- 粉末状の水和発熱物質が塩化マグネシウム、塩化カルシウム、塩化アルミニウム、塩化第二鉄、塩化亜鉛などの塩化物;硫酸マグネシウム、硫酸亜鉛、硫酸第一鉄、硫酸アルミニウム、硫酸カルシウムなどの硫酸塩;メタリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、リン酸水素一ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸水素三ナトリウムなどのリン酸塩;その他乾燥ミヨウバン、酸化カルシウムからなる群から選ばれる一種または二種以上である請求項1記載の温熱感シート。
- 保湿剤がグルセリン、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、多価アルコール、多価アルコールエチレンオキサイド付加化合物、多価アルコールプロピレンオキサイド付加化重合物および多価アルコールエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド付加重合物からなる群から選ばれる一種または二種以上である請求項1ないし請求項2記載の温熱感シート。
- 発熱温度コントロール物質(温熱感の持続性向上および発熱温度抑制物質)として、水溶性高分子の天然物質のアラビヤゴム、カラギーナン、カンテン、デンプン、半合成物質のメチルセルロース、結晶セルロース、アルギン酸ナトリウム、合成物質のPVA、PVP、カルボキシビニルポリマー、アルキル変性カルボキシビニルポリマーおよび粉末成分のタルク、カオリン、マイカ、ナイロン粉末、ポリエチレン粉末、シリカ粉末、二酸化チタン、酸化亜鉛からなる群から選ばれる一種または二種以上である請求項1、請求項2ないし請求項3の温熱感シート。
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