JP2004296914A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】同じ半導体基板にダイオードとMOSトランジスタが形成されてなる半導体装置であって、ダイオードの接合耐圧およびESD耐量が確保でき、安価に製造できる半導体装置およびその製造方法を提供する。
【解決手段】同じ半導体基板1に、ダイオード11dとMOSトランジスタ10p,10nが形成されてなる半導体装置であり、ダイオード11dが、半導体基板1の表層部において、隣接して配置される第1導電型不純物拡散領域4と第2導電型不純物拡散領域2を備え、第1導電型不純物拡散領域4と第2導電型不純物拡散領域5の界面でPN接合部11pnが形成されてなるダイオードであって、半導体基板1上にはLOCOS22が配置され、半導体基板1の表面における第1導電型不純物拡散領域4と第2導電型不純物拡散領域5の界面が、LOCOS22下に配置されてなる半導体装置101とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、同じ半導体基板に、ダイオードとMOSトランジスタが形成されてなる半導体装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
同じ半導体基板に、ダイオードとCMOSトランジスタが形成されてなる半導体装置が、例えば、特開平2−58262号公報(特許文献1)に開示されている。特許文献1にあるダイオードは、PN接合ダイオードで、静電気放電(ESD)やサージ電圧・電流によってCMOSトランジスタが破壊されるのを防止するためのものである。
【0003】
図7(a)は、特許文献1と同様の、ダイオードとMOSトランジスタが同じ半導体基板に形成されてなる半導体装置を、模式的に示した断面図である。
【0004】
図7(a)に示す従来の半導体装置100では、図中の一点差線A−Aの左側がダイオード形成領域であり、右側がMOSトランジスタ形成領域で、ダイオード10dとMOSトランジスタ10cが、同じ半導体基板1に形成されている。
【0005】
図7(a)のダイオード10dは、半導体基板1の表層部のp−型ウェル2内において、隣接して配置されるp型不純物拡散領域4とn型不純物拡散領域5を備えている。このp型不純物拡散領域4とn型不純物拡散領域5の界面でPN接合部10pnが形成され、ダイオード10dは、PN接合ダイオードとなっている。
【0006】
図7(a)のMOSトランジスタ10cはCMOSトランジスタで、p−型ウェル2内に形成されたNチャネルMOSトランジスタ10nと、n−型ウェル3内に形成されたPチャネルMOSトランジスタ10pとからなる。尚、図中の符号gとoは、それぞれゲート電極とゲート酸化膜である。
【0007】
半導体基板1上には、LOCOS20,21が配置されている。また、半導体基板1の表面におけるp−型ウェル2とn−型ウェル3の界面は、LOCOS20,21の下に配置され、ダイオード10dおよびCMOSトランジスタ10cの各チャネルのMOSトランジスタ10p,10nが、互いに分離されている。
尚、符号nsは、PチャネルMOSトランジスタ10pを取り囲むLOCOS20,21の下に配置されたチャネルストップで、n−型ウェル3に対してより高濃度にn型不純物が拡散された領域である。また、符号psは、NチャネルMOSトランジスタ10nを取り囲むLOCOS21およびダイオード10dを取り囲むLOCOS20の下に配置されたチャネルストップで、p−型ウェル2に対してより高濃度にp型不純物が拡散された領域である。
【0008】
【特許文献1】特開平2−58262号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
図7(a)の半導体装置100の製造において、ダイオード10dのp型不純物拡散領域4とn型不純物拡散領域5を形成するためには、イオン注入工程と高温での熱処理工程を必要とする。従って、半導体装置100を製造する際には、ダイオード10dを形成した後でCMOSトランジスタ10cを形成し、ダイオード10dの製造工程による悪影響がCMOSトランジスタ10cに及ばないようにしている。しかしながら、逆に、図7(a)の半導体装置100ではCMOSトランジスタ10cの製造工程による悪影響がダイオード10dに及ばないようにする必要がある。
【0010】
図7(b)は、図7(a)の半導体装置100の製造途中における、CMOSトランジスタ10cの閾値電圧調整イオン注入工程を示した断面図である。
【0011】
この閾値電圧調整イオン注入工程においては、図中の点線Vtで示した深さに不純物をイオン注入して、CMOSトランジスタ10cを構成する各チャネルのMOSトランジスタ10p,10nの閾値電圧を調整する。この際、ダイオード10dのPN接合部10pnに不純物がイオン注入されると、PN接合部の不純物濃度が初期設定値からずれてしまい、所望の接合耐圧およびESD耐量が得られなくなる。従って、CMOSトランジスタ10cの閾値電圧調整イオン注入工程の際には、図のようにダイオード10d上にレジストマスク90を形成して、PN接合部10pnにイオン注入されないようにしている。半導体装置100のCMOSトランジスタ10cの製造工程にはこのようなイオン注入工程が数回有り、イオン注入工程毎にレジストマスクの形成が必要で、これが半導体装置100の製造コストの増大要因となっている。
【0012】
そこで本発明は、同じ半導体基板にダイオードとMOSトランジスタが形成されてなる半導体装置であって、前記ダイオードの接合耐圧およびESD耐量が確保でき、安価に製造できる半導体装置およびその製造方法を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、同じ半導体基板に、ダイオードとMOSトランジスタが形成されてなる半導体装置であり、前記ダイオードが、前記半導体基板の表層部において、隣接して配置される第1導電型不純物拡散領域と第2導電型不純物拡散領域を備え、当該第1導電型不純物拡散領域と第2導電型不純物拡散領域の界面でPN接合部が形成されてなるダイオードであって、前記半導体基板上にはLOCOSが配置され、前記半導体基板の表面における前記第1導電型不純物拡散領域と第2導電型不純物拡散領域の界面が、前記LOCOSの下に配置されてなることを特徴としている。
【0014】
これによれば、当該半導体装置のダイオードのPN接合部となる、半導体基板の表面における第1導電型不純物拡散領域と第2導電型不純物拡散領域の界面が、LOCOSの下に配置されている。このため、レジストマスクを形成せずにイオン注入しても、LOCOSの下のPN接合部にはイオン注入されず、PN接合部の不純物濃度が初期設定値からずれることはない。従って、当該半導体装置では、イオン注入工程前のレジストマスク形成工程を省くことができる。これによって、当該半導体装置におけるダイオードの所望の接合耐圧およびESD耐量が確保でき、また、レジストマスク形成工程がなくなるために、当該半導体装置を安価な半導体装置とすることができる。
【0015】
請求項2に記載の発明は、前記した半導体装置において、MOSトランジスタが、チャネル領域の両側で、それぞれソース領域およびドレイン領域に隣接し、ソース領域およびドレイン領域より不純物が低濃度にイオン注入されてなる電界緩和層を有することを特徴としている。
【0016】
MOSトランジスタでは、耐圧向上のために、チャネル領域の両側で、ソース領域およびドレイン領域に隣接し、ソース領域およびドレイン領域より不純物濃度が低い電界緩和層の形成が有効である。この電界緩和層の形成には斜めイオン注入が用いられるが、前記と同様に、このイオン注入はマスク形成工程のない全面イオン注入とすることができる。従って、当該半導体装置を、高耐圧のMOSトランジスタと所定の接合耐圧およびESD耐量を持つダイオードが形成された、安価な半導体装置とすることができる。
【0017】
請求項3に記載の発明は、前記した半導体装置において、MOSトランジスタが、NチャネルMOSトランジスタとPチャネルMOSトランジスタからなるCMOSトランジスタであることを特徴としている。
【0018】
NチャネルMOSトランジスタとPチャネルMOSトランジスタからなるCMOSトランジスタにおいても、閾値電圧の調整や電界緩和層の形成に、イオン注入が用いられる。CMOSトランジスタのこれらイオン注入は、NチャネルMOSトランジスタとPチャネルMOSトランジスタについて二度に渡って行なわれるが、いずれか一方のイオン注入を、前記した、マスク形成工程のない全面イオン注入とすることができる。従って、当該半導体装置を、閾値電圧が精度良く設定され高耐圧のCMOSトランジスタと、所定の接合耐圧およびESD耐量を持つダイオードが形成された、安価な半導体装置とすることができる。
【0019】
請求項4に記載の発明は、前記MOSトランジスタが、チャネルストップを有するMOSトランジスタであって、当該MOSトランジスタを取り囲む前記LOCOSの下に、前記チャネルストップが配置されてなることを特徴としている。
【0020】
MOSトランジスタを取り囲む前記LOCOSの下に、MOSトランジスタのチャネルストップを形成することで、MOSトランジスタとダイオード、もしくはMOSトランジスタ間の相互干渉が防止される。
【0021】
請求項5〜9に記載の発明は、前記半導体装置の製造方法に関する。これにより製造される半導体装置の作用効果については前述のとおりであり、詳細説明は省略する。
【0022】
特に、本発明の半導体装置とその製造方法は、半導体装置を構成しているMOSトランジスタの製造途中に行なわれる閾値電圧調整イオン注入工程や電界緩和層形成イオン注入工程において有効となる。これらの工程においては、マスク形成工程のない全面イオン注入とすることができ、従って、当該半導体装置を、閾値電圧が精度良く設定された高耐圧のMOSトランジスタと、所定の接合耐圧およびESD耐量を持つダイオードが形成された、安価な半導体装置とすることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図に基づいて説明する。
【0024】
図1(a)は、本発明のダイオードとMOSトランジスタが同じ半導体基板に形成されてなる半導体装置を、模式的に示した断面図である。尚、図1(a)では、図7(a)に示した従来の半導体装置100と同様の部分については同じ符号をつけ、その説明は省略する。
【0025】
図1(a)に示す半導体装置101も、図7(a)と同様、図中の一点差線A−Aの左側がダイオード形成領域で、右側がMOSトランジスタ形成領域であり、ダイオード11dとMOSトランジスタ10cが、同じ半導体基板1に形成されている。
【0026】
図1(a)のMOSトランジスタ10cは、図7(a)と同じCMOSトランジスタで、p−型ウェル2内に形成されたNチャネルMOSトランジスタ10nと、n−型ウェル3内に形成されたPチャネルMOSトランジスタ10pとからなる。尚、符号6sと6dはそれぞれPチャネルMOSトランジスタ10pのソース領域とドレイン領域であり、符号7sと7dはそれぞれNチャネルMOSトランジスタ10nのソース領域とドレイン領域である。符号8,9は、それぞれ、各チャネルのMOSトランジスタ10p,10nのチャネル領域の両側で、それぞれソース領域6s,7sおよびドレイン領域6d,7dに隣接し、ソース領域6s,7sおよびドレイン領域6d,7dより不純物が低濃度にイオン注入されてなる電界緩和層である。また、符号nsとpsは、それぞれPチャネルMOSトランジスタ10pとNチャネルMOSトランジスタ10nのチャネルストップで、それぞれn−型ウェル3とp−型ウェル2に対してより高濃度に不純物が拡散された領域である。このチャネルストップns,psにより、MOSトランジスタ10p,10nとダイオード10d、もしくはMOSトランジスタ10p,10n間の相互干渉が防止される。
【0027】
図1(a)のダイオード11dも、図7(a)のダイオード10dと同様に、半導体基板1の表層部のp−型ウェル2内において、隣接して配置されるp型不純物拡散領域4とn型不純物拡散領域5を備えている。さらに、半導体装置101においても、p−型ウェル2とn−型ウェル3の境界に位置し、ダイオード10dおよびCMOSトランジスタ10cの各チャネルのMOSトランジスタ10p,10nを互いに分離するLOCOS20,21が配置されている。尚、符号80は層間絶縁膜であり、符号7nと6pは、それぞれ、金属電極(図示省略)とオーミックコンタクトを取るために形成されたn型高濃度不純物拡散領域とp型高濃度不純物拡散領域である。
【0028】
一方、図1(a)の半導体装置101では図7(a)の半導体装置100と異なり、上記のLOCOS20,21だけでなく、ダイオード形成領域内の半導体基板1上にもLOCOS22が配置されている。また、半導体基板1の表面におけるダイオード11dのp型不純物拡散領域4とn型不純物拡散領域5の界面は、LOCOS22の下に配置されている。図1のダイオード11dは、LOCOS22の下にあるp型不純物拡散領域4とn型不純物拡散領域5の界面でPN接合部11pnが形成され、PN接合ダイオードとなっている。図7(a)に示す従来の半導体装置100では、PN接合部10pnが薄いゲート酸化膜oと接触するため経時的な特性変動も起き易い。一方、図1(a)の半導体装置101では、PN接合部11pnが厚いLOCOS22の下に配置されるため経時的な特性変動も起き難く、より安定な構造となっている。
【0029】
次に、図1(a)の半導体装置101の製造方法について説明する。
【0030】
図1(b)は、図1(a)に示す半導体装置101の製造途中において、p−型ウェル2とn−型ウェル3、およびp型不純物拡散領域4とn型不純物拡散領域5の形成が終了した段階の半導体装置101を示す断面図である。図1(b)の製造段階における半導体装置101は、以下のような製造工程で製造される。
【0031】
最初に、半導体基板1上に、イオン注入時の表面保護のため、熱酸化膜(図示省略)を形成する。次に、所定の開口部を有するレジストマスク(図示省略)を形成し、イオン注入してp−型ウェル2とn−型ウェル3を形成する。イオン注入により形成したp−型ウェル2とn−型ウェル3は、レジストマスクを除去した後、熱処理を行なう。次に、半導体基板1上の熱酸化膜を除去後、ダイオード11dの拡散層を形成するための熱酸化膜(図示省略)を新たに形成する。次に、p型不純物拡散領域4に対応する開口部を有するレジストマスク(図示省略)を形成し、イオン注入してp型不純物拡散領域4を形成する。続いて、n型不純物拡散領域5に対応する開口部を有するレジストマスク(図示省略)を形成し、イオン注入してn型不純物拡散領域5を形成する。レジストマスクを除去した後、熱処理を行なって、ダイオード11dのPN接合部11pnの形成が完了する。
【0032】
図1(c)は、図1(a)に示す半導体装置101の製造途中において、LOCOS20〜22の形成が終了した段階の半導体装置101を示す断面図である。図1(c)の製造段階における半導体装置101は、以下のようにして製造される。
【0033】
図1(b)の製造段階にある半導体装置101に対して、所定位置にイオン注入して、チャネルストップns,psを形成しておく。次に、半導体基板1上に、窒化珪素膜(図示省略)を成膜する。窒化珪素膜において、LOCOS形成部に対応する位置を開口した後、熱酸化して、LOCOS20〜22を形成する。
尚、LOCOS20〜22の形成後に、半導体基板1の表面におけるp型不純物拡散領域4とn型不純物拡散領域5の界面がLOCOS22の下に配置されるように、予め窒化珪素膜に形成する開口部を配置しておく。これによって、LOCOS20〜22の形成後には、PN接合部11pnがLOCOS22の下に配置される。
【0034】
尚、上記図1(b)と図1(c)の製造方法においては、最初にp型不純物拡散領域4とn型不純物拡散領域5を形成した後、LOCOS22を形成してPN接合部11pnをLOCOS22の下に配置した。これに限らず、最初にLOCOS22を形成した後、高エネルギーイオン注入によりp型不純物拡散領域4とn型不純物拡散領域5を形成するようにしてもよい。高エネルギーイオン注入を用いて、不純物濃度のピークがLOCOS22の下になるように高加速電圧でイオン注入することで、PN接合部11pnをLOCOS22の下に配置することができる。
【0035】
最後に、窒化珪素膜と熱酸化膜を除去して、図1(c)に示す半導体装置101の製造段階が完了する。
【0036】
次に、図1(a)の半導体装置101のCMOSトランジスタ10cの形成に移行する。
【0037】
最初に、図1(a)に示すCMOSトランジスタ10cのゲート酸化膜oを形成する。その後、PチャネルMOSトランジスタ10pとNチャネルMOSトランジスタ10nの閾値電圧を精度良く設定するために、閾値電圧調整用イオン注入を行う。
【0038】
図2(a)は、PチャネルMOSトランジスタ10pとNチャネルMOSトランジスタ10nのいずれか一方の閾値電圧調整イオン注入工程を示した断面図である。
【0039】
図2(a)の閾値電圧調整イオン注入工程においては、図7(b)の閾値電圧調整イオン注入工程と異なり、ダイオード11d上にレジストマスクを形成していない。図2(a)のダイオード11dでは、半導体基板1の表面におけるp型不純物拡散領域4とn型不純物拡散領域5の界面がLOCOS22の下に配置され、PN接合部11pnがLOCOS22の下に形成されている。これによって、レジストマスクを形成せずにイオン注入しても、図7(b)の点線Vtで示したようにPN接合部11pnにはイオン注入されず、PN接合部11pnの不純物濃度が初期設定値からずれることはない。従って、このように、図1(a)の半導体装置101では、図2(a)の閾値電圧調整イオン注入工程前のレジストマスク形成工程を省くことができ、安価な半導体装置とすることができる。尚、言うまでもなく、MOSトランジスタは閾値電圧が精度良く設定され、最初に形成したダイオード11dの接合耐圧およびESD耐量は、ダイオード11dの形成段階で設定した所望の接合耐圧およびESD耐量が確保される。
【0040】
図2(a)の閾値電圧調整イオン注入工程が終了した後、図1(a)のCMOSトランジスタ10cのゲート電極gを形成する。ゲート電極gは、ポリシリコン膜を成膜し、リン(P)等をドープして不純物濃度を調整した後、ホト工程によりパターニングして形成する。
【0041】
次に、酸化膜を形成した後、図1(a)に示すCMOSトランジスタ10cの耐圧向上のために、斜めイオン注入により電界緩和層8,9を形成する。
【0042】
電界緩和層は、MOSトランジスタのチャネル領域の両側で、ソース領域およびドレイン領域に隣接し、ソース領域およびドレイン領域より不純物濃度が低く形成される。
【0043】
図2(b)は、PチャネルMOSトランジスタ10pとNチャネルMOSトランジスタ10nのいずれか一方の電界緩和層形成イオン注入工程を示した断面図である。
【0044】
図2(b)に示すように、この電界緩和層形成イオン注入工程においても、ダイオード11d上にレジストマスクを形成していない。図2(a)の閾値電圧調整イオン注入工程と同様に、PN接合部11pnがLOCOS22の下に形成されていることから、レジストマスクを形成せずにイオン注入しても、PN接合部11pnにはイオン注入されない。従って、図1(a)の半導体装置101では、図2(b)の電界緩和層形成イオン注入工程前のレジストマスク形成工程を省くことができ、安価に製造できる半導体装置とすることができる。尚、言うまでもなく、MOSトランジスタは高耐圧となり、最初に形成したダイオード11dの接合耐圧およびESD耐量は、ダイオード11dの形成段階で設定した所望の接合耐圧およびESD耐量が確保される。
【0045】
図2(b)の電界緩和層形成イオン注入工程が終了した後、図1(a)に示すPチャネルMOSトランジスタ10pのソース・ドレイン領域6s,6dとNチャネルMOSトランジスタ10nのソース・ドレイン領域領域7s,7dを形成する。これらの各領域6s,6d,7s,7dは、ホト工程によるレジストマスク形成とイオン注入工程を繰り返し、熱処理工程を経て形成する。尚、PチャネルMOSトランジスタ10pのソース・ドレイン領域6s,6dを形成するイオン注入工程において、p型高濃度不純物拡散領域6pが同時に形成される。また、NチャネルMOSトランジスタ10nのソース・ドレイン領域7s,7dを形成するイオン注入工程において、n型高濃度不純物拡散領域7nが同時に形成される。
【0046】
最後に、BPSG等からなる図1(a)に示す層間絶縁膜80を形成し、ホト工程のパターニング及びエッチング工程にてコンタクトホールを形成した後、Al配線(図示省略)とパッシベーション膜(図示省略)を形成して、図1(a)の半導体装置101が完成する。
【0047】
以上説明したように、図1(a)に示す半導体装置101は、同じ半導体基板1にダイオード11dとMOSトランジスタ10p,10nが形成され、ダイオード11dの接合耐圧およびESD耐量が確保でき、安価な半導体装置とすることができる。また、図1(b),(c)および図2(a),(b)で説明した製造方法により、図1(a)に示す半導体装置101を、安価に製造することができる。
【0048】
図3は、図1(a)の半導体装置101と同様の半導体装置であって、ダイオードとMOSトランジスタの構成要素を増やした半導体装置102の断面図である。尚、図3の半導体装置102において、図1(a)の半導体装置101と同様の部分については同じ符号をつけ、その説明は省略する。
【0049】
図3に示す半導体装置102も、ダイオード13dとCMOSトランジスタ12cを、同じ半導体基板1に形成している。図3では、2個のNチャネルMOSトランジスタ12nとPチャネルMOSトランジスタ12pの組が描かれているが、実際の半導体装置においてはこれらが多数組み形成される。また、図3のダイオード13dでは、p型不純物拡散領域4とn型不純物拡散領域5が2個ずつ繰り返し配置されて描かれているが、実際の半導体装置においては、これらが多数に渡って繰り返し配置される。尚、図3のダイオード13dにおいても、図1(a)のダイオード11dと同様、半導体基板1の表面におけるp型不純物拡散領域4とn型不純物拡散領域5の界面がLOCOS22の下に配置され、PN接合部13pnが、LOCOS22の下に配置されている。
【0050】
図4(a)は、図3の半導体装置102における、PチャネルMOSトランジスタ12pのための閾値電圧調整イオン注入工程を示した断面図である。また、図4(b)は、図3の半導体装置102における、NチャネルMOSトランジスタ12nのための閾値電圧調整イオン注入工程を示した断面図である。
【0051】
図4(a)の閾値電圧調整イオン注入工程においては、ダイオード13d上にレジストマスクを形成していない。図2(a)で説明したように、図3のダイオード13dにおいても、半導体基板1の表面におけるp型不純物拡散領域4とn型不純物拡散領域5の界面がLOCOS22の下に配置され、PN接合部13pnがLOCOS22の下に形成されている。これによって、レジストマスクを形成せずにイオン注入しても、PN接合部13pnにはイオン注入されず、PN接合部13pnの不純物濃度が初期設定値からずれることはない。このように、図3の半導体装置102でも、図4(a)の閾値電圧調整イオン注入工程前のレジストマスク形成工程を省くことができ、安価な半導体装置とすることができる。また、言うまでもなく、最初に形成したダイオード13dの接合耐圧およびESD耐量は、ダイオード13dの形成段階で設定した所望の接合耐圧およびESD耐量が確保される。尚、図4(b)の閾値電圧調整イオン注入工程では、レジストマスク91を形成して、NチャネルMOSトランジスタ12nの形成領域のみにイオン注入している。
【0052】
図5(a)は、図3の半導体装置102における、PチャネルMOSトランジスタ12pの電界緩和層8を形成するためのイオン注入工程を示した断面図である。また、図5(b)は、図3の半導体装置102における、NチャネルMOSトランジスタ12nの電界緩和層9を形成するためのイオン注入工程を示した断面図である。
【0053】
図5(a)のイオン注入工程においても、ダイオード13d上にレジストマスクを形成していない。図2(b)で説明したように、PN接合部13pnがLOCOS22の下に形成されていることから、レジストマスクを形成せずにイオン注入しても、PN接合部13pnにはイオン注入されない。従って、図3の半導体装置102では、電界緩和層8を形成するためのイオン注入工程前のレジストマスク形成工程を省くことができ、接合耐圧およびESD耐量が確保でき、安価に製造できる半導体装置とすることができる。尚、図5(b)の電界緩和層9を形成するためのイオン注入工程では、レジストマスク92を形成して、NチャネルMOSトランジスタ12nの電界緩和層9のみを形成している。
【0054】
以上説明したように、図3の半導体装置102も、同じ半導体基板1にダイオード13dとMOSトランジスタ12p,12nが形成され、ダイオード13dの接合耐圧およびESD耐量が確保でき、安価な半導体装置とすることができる。
【0055】
図6(a)と図6(b)は、本発明に関する別の半導体装置の例である。図1(a)と図3の半導体装置101,102では、半導体基板1の表面におけるp型不純物拡散領域4とn型不純物拡散領域5の界面がLOCOS22の下に配置されていた。これによって、PN接合部11pn,13pnがLOCOS22の下に配置され、接合耐圧およびESD耐量が確保でき、安価な半導体装置とすることができた。
【0056】
一方、図6(a)の半導体装置103では、ダイオード14dにおいて、p型不純物拡散領域4が形成されず、半導体基板1の表面におけるn型不純物拡散領域5とp−型ウェル2の界面がLOCOS22の下に配置されている。図6(a)のダイオード14dでは、n型不純物拡散領域5とp−型ウェル2でPN接合部14pnが形成され、この場合もPN接合部14pnがLOCOSの下に配置されている。従って、図6(a)の半導体装置103についても、ダイオード14dの接合耐圧およびESD耐量が確保でき、また安価に製造することができる半導体装置となっている。
【0057】
図6(b)の半導体装置104では、p−型ウェル2とn−型ウェル3の配置が図6(a)の半導体装置103と逆転しており、ダイオード16dがn−型ウェル3内に形成されている。図6(b)のダイオード16dでは、n型不純物拡散領域5が形成されず、半導体基板1の表面におけるp型不純物拡散領域4とn−型ウェル3の界面がLOCOS22の下に配置されている。また、ダイオード16dでは、p型不純物拡散領域4とn−型ウェル3でPN接合部16pnが形成され、この場合もPN接合部16pnがLOCOSの下に配置されている。従って、図6(b)の半導体装置104についても、ダイオード16dの接合耐圧およびESD耐量が確保でき、また安価に製造することができる半導体装置となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の半導体装置を模式的に示した断面図であり、(b)と(c)は、(a)に示す半導体装置の製造途中における断面図である。
【図2】(a)は、図1(a)に示す半導体装置の製造途中におけるMOSトランジスタの閾値電圧調整イオン注入工程を示す断面図であり、(b)は、図1(a)に示す半導体装置の製造途中におけるMOSトランジスタの電界緩和層形成イオン注入工程を示す断面図である。
【図3】本発明の別の半導体装置を模式的に示した断面図である。
【図4】(a)と(b)は、図3に示す半導体装置の製造途中におけるMOSトランジスタの閾値電圧調整イオン注入工程を示す断面図である。
【図5】(a)と(b)は、図3に示す半導体装置の製造途中におけるMOSトランジスタの電界緩和層形成イオン注入工程を示す断面図である。
【図6】(a)と(b)は、本発明の別の半導体装置を模式的に示した断面図である。
【図7】(a)は、従来の半導体装置を模式的に示した断面図であり、(b)は、(a)の半導体装置の製造途中におけるMOSトランジスタの閾値電圧調整イオン注入工程を示す断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板
100〜104 半導体装置
10d,11d,13d,14d,16d ダイオード
10c,12c CMOSトランジスタ
10p,12p PチャネルMOSトランジスタ
10n,12n NチャネルMOSトランジスタ
2 p−型ウェル
3 n−型ウェル
4 p型不純物拡散領域
5 n型不純物拡散領域
10pn,11pn,13pn,14pn,16pn PN接合部
20〜22 LOCOS

Claims (9)

  1. 同じ半導体基板に、ダイオードとMOSトランジスタが形成されてなる半導体装置であり、
    前記ダイオードが、前記半導体基板の表層部において、隣接して配置される第1導電型不純物拡散領域と第2導電型不純物拡散領域を備え、当該第1導電型不純物拡散領域と第2導電型不純物拡散領域の界面でPN接合部が形成されてなるダイオードであって、
    前記半導体基板上にはLOCOSが配置され、
    前記半導体基板の表面における前記第1導電型不純物拡散領域と第2導電型不純物拡散領域の界面が、前記LOCOSの下に配置されてなることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記MOSトランジスタが、チャネル領域の両側で、それぞれソース領域およびドレイン領域に隣接し、ソース領域およびドレイン領域より不純物が低濃度にイオン注入されてなる電界緩和層を有することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記MOSトランジスタが、NチャネルMOSトランジスタとPチャネルMOSトランジスタからなるCMOSトランジスタであることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記MOSトランジスタが、チャネルストップを有するMOSトランジスタであって、
    当該MOSトランジスタを取り囲む前記LOCOSの下に、前記チャネルストップが配置されてなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体装置。
  5. 同じ半導体基板に、ダイオードとMOSトランジスタが形成されてなる半導体装置の製造方法であって、
    第1導電型不純物拡散領域と第2導電型不純物拡散領域の界面でPN接合部が形成されるように、前記半導体基板の表層部において、第1導電型不純物拡散領域と第2導電型不純物拡散領域を隣接して形成するダイオード形成工程と、
    前記半導体基板の表面における前記第1導電型不純物拡散領域と第2導電型不純物拡散領域の界面が下に配置されるように、前記半導体基板上にLOCOSを形成するLOCOS形成工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 前記半導体基板におけるダイオードとMOSトランジスタの形成領域の全面に不純物をイオン注入して、前記MOSトランジスタの閾値電圧を調整する、閾値電圧調整イオン注入工程を有することを特徴とする請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記MOSトランジスタが、チャネル領域の両側で、それぞれソース領域およびドレイン領域に隣接し、ソース領域およびドレイン領域より不純物濃度が低い電界緩和層を有するMOSトランジスタであって、
    前記半導体基板におけるダイオードとMOSトランジスタの形成領域の全面に不純物をイオン注入して、前記MOSトランジスタの電界緩和層を形成する、電界緩和層形成イオン注入工程を有することを特徴とする請求項5または6に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記MOSトランジスタが、NチャネルMOSトランジスタとPチャネルMOSトランジスタからなるCMOSトランジスタであることを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記MOSトランジスタが、チャネルストップを有するMOSトランジスタであって、
    当該MOSトランジスタを取り囲む前記LOCOSの下に配置されるように、前記チャネルストップを形成するチャネルストップ形成工程を有することを特徴とする請求項5乃至8のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
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