JP2004294047A - 給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】給湯装置においてユーザが必要とする情報を読み取りやすく表示する。
【解決手段】貯湯式給湯装置は、その台所用操作盤に各種スイッチとドットマトリクス式表示部46を備えており、通常は表示部46に運転モード、現在時刻、給湯設定温度、貯湯量などの情報が表示される。ユーザによりナビスイッチが所定回数操作されると、強調表示モードを設定可能な状態となり、この状態において、3秒以内に温度下げスイッチが押されると、表示部46全体に使用可能湯量が強調表示される。その後、3秒以内に温度下げスイッチが押されるごとに、過去使用湯量の強調表示、現在時刻の強調表示、給湯設定温度の強調表示、貯湯量の強調表示の順で表示が切り替わる。いずれかの表示状態において、温度下げスイッチが押されないまま3秒を超えると、そのときの表示状態が、その後ユーザにより設定変更されるまで、継続的に維持される。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は給湯装置に関し、より詳細には給湯装置においてユーザに対して情報を表示する表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
貯湯式給湯装置においては、従来より、ユーザにより設定された給湯温度、貯湯タンク内の貯湯量、運転モード、現在時刻などの情報が、浴室内や台所などに設けられたリモコンの表示部に表示されるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
表示部には、図29に示すように、設定温度表示領域、貯湯量表示領域、運転モード表示領域、時刻表示領域、動作状態表示領域などが設けられており、これらの各表示領域にそれぞれの情報が表示される。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−274809号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような表示部においては、狭い表示部内に多くの情報をそれぞれ表示するための専用の表示領域が設けられているため、それぞれの情報項目は小さく表示され、しかも、各表示領域は表示部の所定の位置に固定であるため、常に所定のレイアウトで情報が表示されており、ユーザが必要とする情報のみを読み取りやすいレイアウトで提供することはできなかった。
【0006】
本発明は、上記点に鑑みなされたものであり、給湯装置においてユーザが必要とする情報を読み取りやすく表示することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の給湯装置は、ドットマトリクス領域を少なくとも一部として有し、所定の複数の項目から選択された少なくとも1つの項目からなる情報を表示する表示手段と、ドットマトリクス領域に表示される項目およびそのレイアウトを特定する表示パターンを、所定の複数の表示パターンからなる表示パターン群からユーザが選択して設定するための表示設定手段と、ユーザが表示設定手段により設定した表示パターンに従って情報を表示手段に表示させる表示制御手段とを備えたことを特徴としている。
【0008】
このように、ユーザが表示パターン群から表示パターンを1つ選択して、これに従って表示手段に情報を表示させることができるように構成されていると、ユーザの要求により適合した表示パターンで情報を提供することができる。
【0009】
また、表示パターン群には、請求項2記載のように、表示手段により表示可能な所定の複数の項目のうち、1つの項目のみをドットマトリクス領域全体に配置する表示パターンが含まれているとよい。このように、ユーザの選択により、1つの項目のみをドットマトリクス領域全体に表示することが可能であると、ユーザが高齢者や弱視者であるような場合でも、ユーザが必要とする情報を読み取りやすく表示することができる。
【0010】
また、表示パターン群には、請求項3記載のように、表示手段により表示可能な所定の複数の項目から選択された少なくとも2つの項目を表示し、そのうちの1つの項目を、その他の項目が表示される領域に比較して大きく、ドットマトリクス領域の全体の半分以上を占める領域に配置する表示パターンが含まれているとよい。このように構成されていると、ユーザの選択により、ユーザが最も必要とする1つの項目を比較的大きく読み取りやすく表示するのと同時に、その他の項目も表示することが可能であるため、これらその他の項目の情報を、ユーザは切り替えにより表示させることなく得ることできる。
【0011】
また、表示手段は、請求項4記載のように、その表示領域全体としてドットマトリクス領域を有しているとよい。このように表示手段の表示領域全体がドットマトリクス領域により構成されていると、拡大表示される項目をより大きく読み取りやすく表示することができ、特に1つの項目のみをドットマトリクス領域全体に表示する場合には、ユーザが高齢者や弱視者である場合でも読み取りやすく表示することが可能である。
【0012】
表示設定手段は、請求項5記載のように、表示パターン群から選択された1つの表示パターンに従って表示手段により情報が継続的に表示されている継続表示モードから、ユーザによる表示パターン群からの表示パターンの選択が可能な表示設定モードへの移行をユーザが指示するための設定開始手段と、表示設定モードにおいて表示手段により所定の複数の表示パターンの各々で切り替えて情報を表示することをユーザが指示するための切替手段とを備えているとよく、この場合、表示制御手段は、ユーザが設定開始手段により表示設定モードへの移行を指示すると、表示パターン群から選択した第1表示パターンに従って情報を表示手段に表示させ、第1表示パターンに従った表示開始後、所定時間内にユーザが切替手段により切り替えを指示した場合は、表示パターン群から選択した第2表示パターンに従って情報を表示手段に表示させ、その後、所定時間内にユーザによって切替手段による切り替えの指示が繰り返された場合は、そのたびに表示パターンを切り替えて情報を表示手段に表示させることにより、所定の複数の表示パターンの各々で切り替えて情報を表示手段に表示させるように構成されているとよい。
【0013】
このような構成によると、ユーザが表示パターン群から表示パターンを選択して設定を行いたい場合には、設定開始手段により、表示パターンの選択が可能な表示設定モードへ移行させ、この表示設定モードにおいて、切替手段により、表示パターン群の各表示パターンで切り替えて情報を表示させて、その中から1つの表示パターンを選択することができる。
【0014】
請求項5記載の給湯装置において、表示設定手段は、請求項6記載のように、表示設定モードにおいて、ユーザによって切替手段により表示パターンの切り替えを指示されることなく所定時間を超えた場合は、その時点で表示手段による情報の表示に用いられている表示パターンを、継続表示モードにおいて表示手段による情報の表示に用いる表示パターンとして設定するようにするとよい。このように構成されていると、ユーザは切替手段により表示パターン群の各表示パターンで情報を表示させて、選択したい表示パターンにより情報が表示されているときに、そのまま切替手段により表示パターンを切り替えることなく所定時間放置することにより、簡単に表示パターンを選択して設定することができる。
【0015】
請求項5または6記載の給湯装置において、表示制御手段は、請求項7記載のように、表示設定モードにおいて、ユーザによる表示パターンの切り替えが可能な所定時間の間は、表示手段により表示されている情報の少なくとも一部を点滅させることにより、切替手段による表示パターンの切り替えが可能な状態であることをユーザに対して表示するように構成されているとよい。このように、ユーザによる表示パターンの切り替えが可能であることが点滅により表示されると、ユーザは現在表示設定モードであるのか継続表示モードであるのかを識別することができる。
【0016】
あるいは、表示制御手段は、請求項8記載のように、表示設定モードにおいて、ユーザによる表示パターンの切り替えが可能な所定時間の間は、情報に加えて、所定のシンボルを表示手段により点滅させて表示させることにより、切替手段による表示パターンの切り替えが可能な状態であることをユーザに対して表示するように構成されていてもよい。このように、ユーザによる表示パターンの切り替えが可能であることがシンボルの点滅により表示されると、ユーザは現在表示設定モードであるのか継続表示モードであるのかを識別することができる。
【0017】
表示手段により表示可能な所定の複数の項目には、請求項9記載のように、ユーザにより設定されて給湯制御に用いられる所定事項の情報を有する項目が含まれているとよい。このように、ユーザにより設定された例えば給湯設定温度などの情報を表示可能に構成されていると、ユーザは自ら行った設定の内容を表示させて確認することができる。
【0018】
また、給湯装置が、請求項10記載のように、給湯に用いる湯を貯えるための貯湯タンクを備えている場合には、表示手段により表示可能な所定の複数の項目には、貯湯タンク内の湯を用いた給湯能力に関連する情報を有する項目が含まれているとよい。このように、貯湯タンク内の湯を用いた給湯能力に関連する情報を表示することが可能であると、この情報により、ユーザは貯湯タンク内の湯の沸き増しが必要であるか否かを判断することができ、貯湯タンク内の湯量不足により給湯が不可能になるような状況を回避することができる。
【0019】
さらに、表示手段により表示可能な項目として、請求項11記載のように、ユーザによる湯の使用状況に関連して記憶されているデータに基づいて生成された情報を有する項目が含まれていると、これにより、ユーザは自分の過去の湯の使用状況に関する情報を得ることができる。
【0020】
また、請求項12記載のように、給湯装置により所定の作業が所定の目標に達するまで実行されている最中には、所定の目標に達するまでの残り所要時間を表示手段により表示可能に構成されているとよい。特にこの場合表示されるのは、請求項13記載のように、ユーザからの指示により開始される作業が完了するまでの残り所要時間であるとよく、このような作業としては、請求項14記載のように、浴槽への湯張りが考えられる。このような構成によると、ユーザは自らの指示により開始させた作業がいつ完了するのかを知ることができ、特に湯張りを指示した場合には、何分後に入浴が可能となるのかを知ることができる。
【0021】
さらに、表示手段により表示可能な項目として、請求項15記載のように、ユーザに対するアドバイス情報を有する項目が含まれているとよく、特にこのアドバイス情報は、請求項16記載のように、ユーザにより設定されて給湯制御に用いられる所定事項に関するアドバイスであるとよい。このようにして、例えば運転モードの設定などに関するアドバイス情報が表示可能に構成されていると、ユーザは運転モードの設定を行う場合に、このようなアドバイス情報を表示させて、これを参考にして設定を行うことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係る給湯装置の概略構成を示している。給湯装置は、浴室内に配設される浴槽1と、浴室近傍の屋外適所に配設される本体ユニット100を備えている。本体ユニット100はその内部に縦長形状の貯湯タンク30を有しており、この貯湯タンク30の底面には水道水を供給するための導入管31が接続している。貯湯タンク30内には導入管31から水道水が供給される。この水は貯湯タンク30外部に配設されたヒートポンプユニット(図示せず)に循環させることにより所定の高温にまで沸き上げられて、給湯用水として貯えられる。
【0023】
貯湯タンク30は耐食性に優れた金属(例えばステンレス)でできていて、外周部に断熱材(図示せず)が配設されており、これにより高温の給湯用水を長時間に渡って保温することができるようになっている。貯湯タンク30の外壁面には、複数の湯温センサ(図示せず)が縦方向に並べて配置されており、温度情報を後述する制御装置200に出力するようになっている。
【0024】
導入管31には、導入される水道水の水圧が所定圧になるように調節する減圧弁35が設けられており、本実施形態では減圧弁35として水圧を150kPaに調節するものを採用している。導入管31からは、減圧弁35より下流側において、水道水導入管33が分岐している。
【0025】
貯湯タンク30の最上部には、貯湯タンク30から高温の湯を導出するための導出管32が接続されている。導出管32には水道水導入管33が合流しており、その合流点には温調弁34が配設されている。この温調弁34の開口面積比を調節することにより、高温の湯と水道水との混合比率を調節できるようになっている。
【0026】
また、貯湯タンク30の導出管32からは給湯管62が分岐しており、この給湯管62は、その下流端において、水道水導入管33から分岐している給水管63と合流している。合流点には温調弁64が配設されており、温調弁64は開口面積比を調節することにより、高温の湯と水道水との混合比率を調節できるようになっている。温調弁64の出口側には、カランやシャワーなど(図示せず)へ湯水を導くための給湯配管60が接続されている。この給湯配管60上には、水温センサ25および流量カウンタ26が設けられており、これらは配管60内を通る湯水の温度情報および流量情報を後述する制御装置200に出力するようになっている。
【0027】
一方、浴槽1の内壁面下端部近傍には、浴槽1内の浴水を本体ユニット100側へ吸い込むための吸込口2と、本体ユニット100からの湯水を浴槽1内に吐出するための吐出口3が設けられている。本体ユニット100は、浴槽1の吸込口2と吐出口3の間を結ぶ循環回路10を有しており、これにより浴槽1内の浴水を本体ユニット100内に循環させることができる。
【0028】
循環回路10は、後述する配管20との接続点21より下流側にある往き管10aと、接続点21より上流側にある戻り管10bとで構成されている。戻り管10bには、循環回路10内に浴槽1内の浴水を循環させるための循環ポンプ11が配設されている。本実施形態では、循環ポンプ11として、ハウジング内のインペラを回転させることにより浴水を圧送するタイプの電動ポンプを採用している。
【0029】
戻り管10bの循環ポンプ11より上流側には、戻り管10bの経路を連通または遮断する電動弁12が設けられている。電動弁12はサーボモータなどにより経路を緩やかに開閉する電動弁であり、ソレノイドなどにより経路を瞬時に開閉する電磁弁よりも浴槽1が配置された浴室内へ伝わる作動音を低減することができる。戻り管10bの電動弁12が設けられた位置より上流側には、水位センサ13が配設されており、戻り管10b内の圧力情報を浴槽1内の水位情報として後述する制御装置200に出力するようになっている。
【0030】
往き管10aは、その一部として、貯湯タンク30内に配設された加熱部10cを有しており、この加熱部10cは螺旋形状の蛇管により構成されている。往き管10aの加熱部10cより上流側にはフロースイッチ15が設けられており、これは、往き管10a内の浴水の流れの有無を後述する制御装置200に出力するようになっている。往き管10aのフロースイッチ15より下流側には、加熱部10cをバイパスするようにバイパス配管17が設けられている。往き管10aとバイパス配管17の上流側接続点には三方弁18が設けられており、これを開いた状態では流路が加熱部10c側に切り替えられ、閉じた状態ではバイパス配管17側に切り替えられる。また、三方弁18の開度を調節することにより、上流側からの浴水あるいは湯水が加熱部10c側とバイパス配管17側に適当な割合で分かれて流れるように制御することもできる。
【0031】
水道水導入管33と導出管32の合流点に設けられた温調弁34の出口側は、給湯通路である配管20により、循環回路10と接続されている。配管20には、この経路を連通または遮断する電磁弁22が設けられている。配管20の電磁弁22と温調弁34との間には、流量カウンタ23が配設されており、配管20を流れる湯水の流量情報を後述する制御装置200に出力するようになっている。また、循環回路10と配管20との間の接続点21と電磁弁22との間には、逆止弁24が配設されており、配管20内の湯水の圧力が循環回路10内を循環する浴水の圧力より低い場合に、浴水が配管20を逆流しないようになっている。
【0032】
循環回路10と配管20との接続点21には水温センサ16が配設されており、これは、接続点21の温度情報、すなわち、循環回路10内の浴水もしくは配管20から往き管10aに流入する湯水の温度情報を後述する制御装置200に出力するようになっている。
【0033】
本体ユニット100はさらに制御装置200を備えており、これは、浴室内に取り付けられている浴室用操作盤(図示せず)、および台所などに取り付けられている台所用操作盤40のスイッチ類からスイッチ信号を受け取る。浴室用操作盤は、ユーザが浴槽1への給湯温度を設定する風呂温度設定スイッチ、カランやシャワーからの給湯温度を設定する給湯温度設定スイッチ、浴槽1への自動湯張りおよび保温を指示する自動スイッチ、浴水の追焚きを指示する追焚きスイッチ、浴槽1への足し湯を指示する足し湯スイッチ、浴槽1への差し水を指示する差し水スイッチ、循環回路10の洗浄を指示するクリーニングスイッチ、浴水の水位を設定する湯量設定スイッチ、浴槽1への湯張り後の保温時間を設定する保温時間設定スイッチ、表示部(いずれも図示せず)などを備えている。表示部には、時刻、風呂設定温度や設定水位、実際の水位などの情報が表示される。
【0034】
台所用操作盤40は、図2に示すように、ユーザが浴槽1への自動湯張りおよび保温を指示するときに用いる自動スイッチ41、表示モードの変更などを指示するときに用いるナビスイッチ42、運転モードの切り替えを指示するときに用いる運転モード切替スイッチ43、貯湯タンク30内の湯水の強制沸き増しを指示するときに用いる強制沸増スイッチ44、時刻を設定するときに用いる時刻設定スイッチ45、ユーザがカランやシャワーからの給湯温度を現在の設定温度より下げるように指示するときに用いる温度下げスイッチ53、現在の設定温度より上げるように指示するときに用いる温度上げスイッチ54、ユーザに対して各種情報を表示する表示部46などを備えている。
【0035】
表示部46は、その表示領域全体がドットマトリクス領域により構成されており、貯湯タンク30内の貯湯量に関する情報47、時刻48、給湯設定温度49、運転モード50、沸き増し中であることを示す情報51などが表示される。
【0036】
ユーザは、時刻設定スイッチ45により、制御装置200内に保持されている時計に現在時刻を設定することができる。具体的には、時刻設定スイッチ45を押すと、時刻設定可能な状態となり、この状態において、繰り返し所定時間(例えば3秒)以内に温度下げスイッチ53あるいは温度上げスイッチ54を押すことにより、時刻を変更することができる。3秒を超えて温度下げスイッチ53あるいは温度上げスイッチ54のいずれも押されないと、その時点で設定されている時刻が現在時刻に確定する。あるいは、時刻設定可能な状態において、時刻設定スイッチ45が再度押された場合にも、その時点で設定されている時刻が現在時刻に確定する。
【0037】
また、ユーザは、運転モード切替スイッチ43により、この貯湯式給湯装置の運転モードを、「満タン」、「おまかせ」、「深夜のみ」の3つのモードのいずれかに設定することができる。具体的には、運転モード切替スイッチ43を1回押すと、運転モードが切り替え可能な状態になり、その後、所定時間(例えば3秒)以内に運転モード切替スイッチ43を押すごとに、現在設定されている運転モードから所定の順序(例えば「満タン」モード→「おまかせ」モード→「深夜のみ」モード)で循環して運転モードが切り替わる。3秒を超えて運転モード切替スイッチ43が押されないと、その時点で選択されている運転モードに確定する。
【0038】
「満タン」モードに設定されているときには、常に貯湯タンク30内の湯を自動的に満杯にしておくように制御され、「おまかせ」モードに設定されているときには、ユーザの使用状態などに応じて、貯湯タンク30内に適当な貯湯量を維持するように制御される。また、「深夜のみ」モードに設定されているときには、深夜時間帯のみ貯湯タンク30内の湯水の沸き上げを自動的に行い、それ以外の時間帯には自動沸き増しは行わない。
【0039】
さらに、ユーザは、温度下げスイッチ53および温度上げスイッチ54を用いて、シャワーあるいはカランから供給される湯の温度を設定することができる。具体的には、温度下げスイッチ53あるいは温度上げスイッチ54が1回押されると、給湯温度が設定可能な状態となり、その後、繰り返し所定時間(例えば3秒)以内に温度下げスイッチ53あるいは温度上げスイッチ54が押されると、給湯温度の設定が変更される。3秒を超えて、温度下げスイッチ53あるいは温度上げスイッチ54のいずれも押されないと、その時点で設定されている給湯温度に確定する。
【0040】
また、ユーザは、台所用操作盤40の貯湯量表示47に基づいて、貯湯が不足していると思われるときには、強制沸き増しスイッチ44により、強制的にヒートポンプユニットによる沸き増しを実行させることができる。
【0041】
また、ユーザは、ナビスイッチ42を操作することにより、表示部46の表示モードを、情報が継続的に表示されている「継続表示モード」から、情報が一時的に表示される「一時表示モード」に切り替えたり、あるいは、継続表示モードにおける表示形式を、表示領域全体に1つの情報項目のみが拡大表示される強調表示形式に設定したりすることができる。一時表示モードでは、通常形式による表示では表示されていない情報が表示部46に一時的に表示される。また、ユーザにより強調表示形式(強調表示モード)の設定が行われると、継続表示モードにおいて、表示可能な情報項目の中からユーザにより選択された1つの項目のみが表示部46全体に拡大表示(強調表示)され、この表示は、ユーザにより通常形式での表示に切り替えられるか、あるいは他の項目を拡大表示する強調表示形式での表示に切り替えられるまで、継続される。
【0042】
具体的には、例えば図3(A)に示すように通常表示形式で情報が継続的に表示されている状態(継続表示モード)において、ユーザによりナビスイッチ42が1回押されると、図3(B)に示すように、表示部46全体に使用可能湯量が一時的に表示される。その後、所定時間(例えば3秒)以内にナビスイッチ42がもう1回押されると、図3(C)に示すように、表示部46全体に過去使用湯量が一時的に表示される。具体的には、過去1週間(7日間)の使用湯量がグラフで示される。その後、3秒以内にナビスイッチ42がもう1回押されると、図3(D)に示すように、表示部46全体に「強調表示モード」と表示されて、強調表示モード設定可能な状態(表示設定モード)に移行する。図3(B)および(C)に示す状態において、3秒以内にナビスイッチ42が押されなかった場合は、図3(A)に示す継続表示状態に戻る。
【0043】
図3(D)に示すように「強調表示モード」と表示されている状態において、所定時間(例えば3秒)以内にナビスイッチ42が押された場合も、継続表示状態に戻る。「強調表示モード」と表示されている状態において、3秒以内に温度下げスイッチ53が押された場合は、強調表示モード設定のための表示に移行し、まず、図4(A)に示すように、使用可能湯量が表示部46全体に表示される。この表示状態で3秒以内に温度下げスイッチ53が押されると、図4(B)に示すように、過去使用湯量が表示部46全体に表示される。以後、3秒以内に温度下げスイッチ53が押されるたびに、表示は図4(C)〜(E)に示すように時刻、給湯設定温度、貯湯量の強調表示にそれぞれ切り替わり、その後繰り返し3秒以内に温度下げスイッチ53が押されると、図4(A)〜(E)に示すように、表示が循環して切り替わる。
【0044】
図4(A)〜(E)に示すそれぞれの表示状態において、3秒以内に温度下げスイッチ53が押されなかった場合は、その表示状態での強調表示モードが確定される。確定した強調表示形式(強調表示モード)での表示は、その後、継続表示モードへの切り替えが行われるか、あるいは他の項目を表示する強調表示モードへの切り替えが行われるまで、継続される。このようにして、使用可能湯量、過去使用湯量、時刻、給湯設定温度、貯湯量のいずれかの項目を継続的に拡張表示させることができる。
【0045】
強調表示形式から通常表示形式への切り替えを行う場合は、強調表示形式による表示状態でナビスイッチ42を押すと、まず図3(B)に示す表示に切り替わり、この状態で3秒以内にナビスイッチ42を続けて2回押すと、図3(D)に示す「強調表示モード」の表示となる。この状態で3秒以内にナビスイッチ42を押すと、図3(A)に示すような通常表示形式での表示に切り替わる。
【0046】
ある項目が表示されている強調表示形式(例えば、図4(A)に示すような使用可能湯量の強調表示状態)から、他の項目が表示されている強調表示形式に切り替える場合は、上記通常表示形式への切り替えの場合と同様にして図3(D)に示す表示状態に切り替え、この状態から3秒以内に温度下げスイッチ53を繰り返し押すことにより図4(A)〜(E)に示すように表示状態を切り替えて、表示させたい項目が表示された状態で温度下げスイッチ53を押すことなく3秒が経過するのを待つと、3秒を超えたところで、その強調表示状態が確定される。
【0047】
図3(B)および(C)のいずれかの表示状態において、3秒以内にナビスイッチ42が押されなかった場合は、3秒を超えたところで、最初にナビスイッチ42が押される前の表示状態に戻る。従って、ナビスイッチ42が押される前に図3(A)に示す通常表示形式での表示状態であった場合は、通常表示形式に戻り、例えば使用可能湯量の強調表示状態であった場合は、使用可能湯量の強調表示状態に戻る。
【0048】
また、図3(D)に示す「強調表示モード」の表示状態において、3秒以内にナビスイッチ42および温度下げスイッチ53のいずれも押されなかった場合にも、最初にナビスイッチ42が押される前の表示状態に戻る。
【0049】
本実施形態においては、図3(B)に示す「使用可能湯量」一時表示と図4(A)に示す「使用可能湯量」強調表示は全く同じ表示形式であり、また図3(C)に示す「過去使用湯量」一時表示と図4(B)に示す「過去使用湯量」強調表示は全く同じ表示形式であるが、これらが異なっていてもよい。
【0050】
さらに本実施形態の給湯装置は、浴室用操作盤あるいは台所用操作盤40の所定の複数のスイッチを同時に操作することにより、循環回路10内の水を排出させるための排水運転を指示することができ、このような排水運転は、例えば給湯装置の出荷検査時に、検査員の指示によって実施される。また、浴室用操作盤あるいは台所用操作盤40の所定の複数のスイッチを同時に操作することにより、貯湯タンク30とヒートポンプユニットの間の配管内の空気を抜くためのエア抜き運転を指示することができ、このようなエア抜き運転は、例えば設置工事時に施工作業員の指示によって実施される。
【0051】
つぎに、制御装置200によって実行される制御処理について説明する。制御装置200は、この貯湯式給湯装置に電源が投入されると作動を開始し、水位センサ13からの圧力情報、フロースイッチ15からの浴水の流れの有無に関する情報、水温センサ16からの温度情報、流量カウンタ23、26からの流量情報、湯温センサ(図示せず)からの温度情報、浴室用操作盤および台所用操作盤40のスイッチ類41〜45からのスイッチ信号などに基づいて、これにより、循環ポンプ11、電動弁12、電磁弁22、温調弁34、64、ヒートポンプユニット、浴室用操作盤および台所用操作盤40の表示部46などを制御する。
【0052】
図5は、制御装置200によって実行される制御処理の手順を示している。まず、ステップ300で、諸設定の初期化を行う。このとき、後のステップにおいて用いる時刻設定中フラグCF、運転モード切替中フラグMF、沸き増し中フラグHF、給湯温度設定中フラグTF、一時表示フラグTMP、表示フラグDPFをそれぞれ0に初期化し、また、運転モードMODE、現在時刻SCLOCK、給湯設定温度TSETに初期値を設定する。さらに使用湯量CPVおよび過去使用湯量PV1〜PV7を0に初期化する。
【0053】
ステップ310では、湯温センサ(図示せず)からのセンサ信号に基づいて貯湯タンク30内の貯湯量TVを算出し、強制沸き増しスイッチ44からのスイッチ信号、時刻SCLOCK、算出した貯湯量TVなどに基づいて、貯湯タンク30内の湯水の沸き上げあるいは沸き増しが必要であるか否か判定し、必要と判定した場合は、ヒートポンプユニットを制御することにより、沸き上げあるいは沸き増しを実行する。また、自動的に沸き増しあるいは沸き上げを開始した場合は、沸き増し中フラグHFに1を設定し、強制沸き増しスイッチ44がユーザにより操作されたことにより沸き増しを開始した場合は、沸き増し中フラグHFに2を設定し、沸き上げあるいは沸き増しを終了した場合は、沸き増し中フラグHFに0を設定する。
【0054】
ステップ315では、台所用操作盤40のスイッチ類や浴室用操作盤のクリーニングスイッチなどからのスイッチ信号に基づいて、循環ポンプ11、電動弁12、電磁弁22、温調弁34、ヒートポンプユニットなどを制御することにより、循環回路10の洗浄や、エア抜き運転、排水運転を実行する。
【0055】
ステップ320では、浴室用操作盤のスイッチ類および台所用操作盤40の自動スイッチ41からのスイッチ信号、およびセンサ類13、15、16、23からのセンサ信号に基づいて、循環ポンプ11、電動弁12、三方弁18、電磁弁22、温調弁34などを制御することにより、貯湯タンク30内の湯を用いた浴槽1への湯張りおよび足し湯、浴槽1内の浴水を循環回路10に循環させることによる保温加熱および追焚き、水道水を浴槽1へ供給することによる差し水などを実行し、さらに、流量カウンタ23からの流量情報に基づいてユーザにより使用された湯量を使用湯量CPVとして積算する。
【0056】
ステップ330では、流量カウンタ26からの流量情報によりカランあるいはシャワーからの給湯が検出されたら、給湯設定温度TSETおよび水温センサ25から温度情報に基づいて、温調弁64を制御することによりカランあるいはシャワーからの設定温度TSETでの給湯を実行し、さらに、流量カウンタ26からの流量情報に基づいてユーザにより使用された湯量を使用湯量CPVとして積算する。使用湯量CPVは、一日ごとの積算結果が過去使用湯量として記憶され、制御装置200内には、過去一週間(7日間)の過去使用湯量PV1〜PV7が記憶されている。
【0057】
ステップ335では、詳細は後述するが、ユーザにより設定を変更する際に使用されるナビスイッチ42、運転モード切替スイッチ43、時刻設定スイッチ45、温度上げスイッチ53、温度下げスイッチ54などの各種設定スイッチからのスイッチ信号に基づいて、設定変更処理を実行し、これにより制御装置200内部に保持している各種設定を変更する。
【0058】
ステップ340では、詳細は後述するが、浴室用操作盤および台所用操作盤40の表示部46を制御して、各種情報を表示させる。ステップ340の実行終了後は、ステップ310に戻り、所定の周期でステップ310〜340の実行を繰り返す。
【0059】
図6は、図5に示すステップ335において実行される設定変更処理の手順を示している。まず、ステップ400で、詳細は後述するが、時刻設定スイッチ45などからのスイッチ信号に基づいて、制御装置200内部に保持している時計の示す現在時刻SCLOCKを変更する。ステップ410では、詳細は後述するが、運転モード切替スイッチ43からのスイッチ信号に基づいて、運転モードMODEの設定を変更する。
【0060】
ステップ420では、浴室用操作盤の風呂温度設定スイッチからのスイッチ信号に基づいて、風呂給湯温度の設定を変更し、ステップ430では、湯量設定スイッチからのスイッチ信号に基づいて、水位の設定を変更し、ステップ440では、保温時間設定スイッチからのスイッチ信号に基づいて、保温時間の設定を変更する。
【0061】
ステップ450では、詳細は後述するが、温度下げスイッチ53および温度上げスイッチ54からのスイッチ信号に基づいて、カランあるいはシャワーからの給湯温度TSETの設定を変更する。ステップ460では、詳細は後述するが、ナビスイッチ42などからのスイッチ信号に基づいて、台所用操作盤40の表示部46に表示される情報の項目およびレイアウトを特定する表示モードの設定を変更する。
【0062】
図7は、ステップ400において実行される時刻設定変更処理の手順を示している。まず、ステップ800において、時刻設定可能な状態であるか否かを示す時刻設定中フラグCFが1であり、かつタイマETSの示す経過時間が3秒を超えているか否か判定する。時刻設定中フラグCFは図5に示すステップ300において0に初期設定され、その後、ユーザによって時刻設定スイッチ45が押されることにより、時刻設定可能な状態に移行すると1に設定され、時刻設定可能な状態が終了すると0に設定される。また、タイマETSは、時刻設定可能な状態に移行してからの経過時間、あるいは、その後ユーザにより時刻設定のために温度下げスイッチ53あるいは温度上げスイッチ54が押されてからの経過時間を示している。
【0063】
ステップ800においてYESと判定した場合は、つまり、時刻設定可能な状態において時刻設定スイッチ45、温度下げスイッチ53、温度上げスイッチ54のいずれも押されない状態が3秒を超えて継続した場合は、時刻設定可能な状態が終了したとして、ステップ830において時刻設定中フラグCFに0を設定し、時刻設定変更処理の実行を終了して設定変更処理ルーチンに戻る。
【0064】
一方、ステップ800においてNOと判定した場合は、ステップ805において、時刻設定スイッチ45が押されたか否か判定する。ステップ805においてYESと判定した場合は、ステップ810において、時刻設定中フラグCFが1であるか否か判定する。ステップ810においてYESと判定した場合は、つまり、時刻設定可能な状態において時刻設定スイッチ45が押された場合は、ユーザが時刻設定可能な状態を終了させるように指示したと判断して、ステップ830において時刻設定中フラグCFに0を設定し、時刻設定変更処理の実行を終了して、設定変更処理ルーチンに戻る。
【0065】
ステップ810においてNOと判定した場合は、つまり時刻設定中フラグCFが0である場合は、ステップ815において、3つの条件「運転モード切替中フラグMFが1である」、「給湯温度設定中フラグTFが1である」、「一時表示フラグTMPが0より大きい」のいずれかが満足されているか否か判定する。
【0066】
運転モード切替中フラグMFは、図5に示すステップ300において0に初期設定され、その後、ユーザによって運転モード切替スイッチ43が押されることにより、運転モード切替可能な状態に移行すると1に設定され、運転モード切替可能な状態が終了すると0に設定される。給湯温度設定中フラグTFは、図5に示すステップ300において0に初期設定され、その後、ユーザによって温度下げスイッチ53あるいは温度上げスイッチ54が押されることにより、給湯温度設定可能な状態に移行すると1に設定され、給湯温度設定可能な状態が終了すると0に設定される。
【0067】
一時表示フラグTMPは、台所用操作盤40の表示部46における表示モードが継続表示モードであるか一時表示モードであるかを示している。継続表示モードの場合は、一時表示フラグTMPは0に設定されており、一時表示モードの場合は、表示されている情報に応じて、一時表示フラグTMPは1〜4のいずれかの値に設定されている。
【0068】
ステップ815においてYESと判定した場合は、つまり、運転モード切替中であるか、給湯温度設定中であるか、あるいは一時表示中である場合は、表示部46を時刻設定用の表示に切り替えることが不可能であるため、時刻設定可能状態に移行させることなく(時刻設定中フラグCFが0のまま)、時刻設定変更処理の実行を終了して、設定変更処理ルーチンに戻る。
【0069】
ステップ815においてNOと判定した場合は、ステップ820において時刻設定中フラグCFを1に設定することにより、時刻設定可能状態に移行させ、さらにステップ825においてタイマETSをスタートさせる。その後、時刻設定変更処理の実行を終了して、設定変更処理ルーチンに戻る。
【0070】
一方、ステップ805においてNOと判定した場合は、ステップ835において、温度下げスイッチ53あるいは温度上げスイッチ54のいずれかが押されたか否か判定する。YESと判定した場合は、ステップ840においてタイマETSをリセットし、ステップ845において、温度下げスイッチ53および温度上げスイッチ54のどちらが押されたかに基づいて、現在時刻SCLOCKの設定を変更する。その後、時刻設定変更処理の実行を終了して、設定変更処理ルーチンに戻る。
【0071】
ステップ835において、NOと判定した場合は、時刻設定中フラグCFおよび現在時刻SCLOCKのいずれも変更することなく、時刻設定変更処理の実行を終了して、設定変更処理ルーチンに戻る。
【0072】
図8は、図6に示すステップ410において実行される運転モード変更処理の手順を示している。まず、ステップ850において、運転モード切替中フラグMFが1であり、かつタイマETSの示す経過時間が3秒を超えているか否か判定する。タイマETSは、運転モード切替可能な状態に移行してからの経過時間、あるいは、その後ユーザにより運転モード切り替えのために運転モード切替スイッチ43が押されてからの経過時間を示している。
【0073】
ステップ850において、YESと判定した場合は、つまり、運転モード切替可能な状態において運転モード切替スイッチ43が押されない状態が3秒を超えて継続した場合は、運転モード切替可能な状態が終了したとして、ステップ880において運転モード切替中フラグMFに0を設定し、運転モード変更処理の実行を終了して、設定変更処理ルーチンに戻る。
【0074】
一方、ステップ850においてNOと判定した場合は、ステップ855において、運転モード切替スイッチ43が押されたか否か判定する。ステップ855においてYESと判定した場合は、ステップ860において、運転モード切替中フラグMFが1であるか否か判定する。ステップ860においてYESと判定した場合は、つまり、運転モード切替可能な状態において運転モード切替スイッチ43が押下された場合は、ステップ885においてタイマETSをリセットし、ステップ890において、運転モードMODEを現在のモードから、例えば「満タン」モード→「おまかせ」モード→「深夜のみ」モードの順で一段階変更する。その後、運転モード変更処理の実行を終了して設定変更処理ルーチンに戻る。
【0075】
ステップ860においてNOと判定した場合は、つまり運転モード切替中フラグMFが0である場合は、ステップ865において、3つの条件「時刻設定中フラグCFが1である」、「給湯温度設定中フラグTFが1である」、「一時表示フラグTMPが0より大きい」のいずれかが満足されているか否か判定する。
【0076】
ステップ865においてYESと判定した場合は、運転モード切替可能な状態に移行することは不可能であるため、運転モード切替可能状態に移行させることなく(運転モード切替中フラグMFが0のまま)、運転モード変更処理の実行を終了して、設定変更処理ルーチンに戻る。
【0077】
ステップ865において、NOと判定した場合は、ステップ870において運転モード切替中フラグMFを1に設定することにより、運転モード切替可能状態に移行させ、さらにステップ875においてタイマETSをスタートさせる(リセットする)。その後、運転モード変更処理の実行を終了して、設定変更処理ルーチンに戻る。
【0078】
一方、ステップ855においてNOと判定した場合は、運転モード切替中フラグMFおよび運転モードMODEのいずれも変更することなく、運転モード変更処理の実行を終了して、設定変更処理ルーチンに戻る。
【0079】
図9は、図6に示すステップ450において実行される給湯温度設定変更処理の手順を示している。まず、ステップ900において、給湯温度設定中フラグTFが1であり、かつタイマETSの示す経過時間が3秒を超えているか否か判定する。タイマETSは、給湯温度設定可能な状態に移行してからの経過時間、あるいは、その後ユーザにより給湯温度変更のために温度下げスイッチ53あるいは温度上げスイッチ54が押されてからの経過時間を示している。
【0080】
ステップ900において、YESと判定した場合は、つまり、給湯温度設定可能な状態において温度下げスイッチ53あるいは温度上げスイッチ54が押されない状態が3秒を超えて継続した場合は、給湯温度設定可能な状態が終了したとして、ステップ930において給湯温度設定中フラグTFに0を設定し、給湯温度設定変更処理の実行を終了して、設定変更処理ルーチンに戻る。
【0081】
一方、ステップ900においてNOと判定した場合は、ステップ905において、温度下げスイッチ53あるいは温度上げスイッチ54が押されたか否か判定する。ステップ905においてYESと判定した場合は、ステップ910において、給湯温度設定中フラグTFが1であるか否か判定する。ステップ910においてYESと判定した場合は、つまり、給湯温度設定可能な状態において温度下げスイッチ53あるいは温度上げスイッチ54が押された場合は、ステップ940においてタイマETSをリセットし、ステップ945において、温度下げスイッチ53および温度上げスイッチ54のいずれが押されたかに基づいて、給湯設定温度TSETを変更する。その後、給湯温度設定変更処理の実行を終了して、設定変更処理ルーチンに戻る。
【0082】
ステップ910においてNOと判定した場合、つまり給湯温度設定中フラグTFが0である場合は、ステップ915において、3つの条件「時刻設定中フラグCFが1である」、「運転モード切替中フラグMFが1である」、「一時表示フラグTMPが0より大きい」のいずれかが満足されているか否か判定する。
【0083】
ステップ915においてYESと判定した場合は、給湯温度設定可能な状態に移行することは不可能であるため、給湯温度設定可能状態に移行させることなく(給湯温度設定中フラグTFが0のまま)、給湯温度設定変更処理の実行を終了して、設定変更処理ルーチンに戻る。
【0084】
ステップ915においてNOと判定した場合は、ステップ920において給湯温度設定中フラグTFを1に設定することにより、給湯温度設定可能状態に移行させ、さらにステップ925においてタイマETSをスタートさせる(リセットする)。その後、給湯温度設定変更処理の実行を終了して、設定変更処理ルーチンに戻る。
【0085】
一方、ステップ905においてNOと判定した場合は、給湯温度設定中フラグTFおよび給湯設定温度TSETのいずれも変更することなく、給湯温度設定変更処理の実行を終了して、設定変更処理ルーチンに戻る。
【0086】
図6に示すステップ460において実行される表示モード変更処理、および図5に示すステップ340において実行される表示制御処理では、台所用操作盤40の表示部46における表示モードが継続表示モードであるか一時表示モードであるかを示す一時表示フラグTMPと、継続表示モードにおいて表示部46に表示される表示形式を示す表示フラグDPFとを用いて、表示モードの設定および表示制御を実行する。
【0087】
一時表示フラグTMPおよび表示フラグDPFの設定はつぎのように行われる。ナビスイッチ42が押されることにより継続表示モードから一時表示モードに移行すると、一時表示フラグTMPに1が設定され、表示制御処理により、図3(B)に示すように、表示部46に使用可能湯量が表示される。その後、3秒以内に再度ナビスイッチ42が押されると、一時表示フラグTMPは2にインクリメントされ、図3(C)に示すように、表示部46に過去使用湯量が表示される。さらに3秒以内に再度ナビスイッチ42が押されると、一時表示フラグTMPは3にインクリメントされ、図3(D)に示すように、表示部46に「強調表示モード」と表示される。その後、3秒以内にナビスイッチ42が押されると、一時表示フラグTMPは0に設定されて、これにより継続表示モードに戻る。
【0088】
一方、図3(D)に示す表示状態において、3秒以内に温度下げスイッチ54が押されると、一時表示フラグTMPは4にインクリメントされ、強調表示モードを設定可能な状態に移行する。この状態において、3秒以内に温度下げスイッチ54が押されるたびごとに、表示フラグDPFは現在設定されている値から始めて、1→2→3→4→5→1と循環して切り替えられる。表示フラグDPFが0に設定されているときには、図3(A)に示すように、表示部46に複数の情報項目が表示される通常表示形式での表示が行われる。表示フラグDPFが1〜5に設定されているときには強調表示形式(強調表示モード)での表示が行われる。
【0089】
具体的には、表示フラグDPFが1に設定されているときに、図4(A)に示すように使用可能湯量が強調表示され、2に設定されているときには、図4(B)に示すように過去使用湯量が強調表示され、3に設定されているときには、図4(C)に示すように時刻が強調表示される。4に設定されているときには、図4(D)に示すように給湯設定温度が強調表示され、5に設定されているときには、図4(E)に示すように貯湯量が強調表示される。強調表示モードを設定可能な状態に移行した時点で、表示フラグDPFが0に設定されているときには、表示フラグDPFはまず1に設定され、その後、3秒以内に温度下げスイッチ54が押されるたびごとに、表示フラグDPFは、1から始めて、1→2→3→4→5→1の順で循環して切り替えられる。強調表示モードを設定可能な状態に移行した時点で、表示フラグDPFが0以外に設定されているときには、その後、3秒以内に温度下げスイッチ54が押されるたびごとに、表示フラグDPFは、設定されている値から始めて、1→2→3→4→5→1の順で循環して切り替えられる。
【0090】
図10および図11は表示モード変更処理の具体的な手順を示している。まず、ステップ500で、3つの条件「時刻設定中フラグCFが1である」、「運転モード切替中フラグMFが1である」、「給湯温度設定中フラグTFが1である」のいずれかが満足されているか否か判定する。YESと判定した場合は、表示モードを変更することなく、表示モード変更処理の実行を終了して、設定変更処理ルーチンに戻る。
【0091】
ステップ500においてNOと判定した場合は、ステップ503において、一時表示フラグTMPが0であり、かつナビスイッチ42が押下されたか否か判定する。YESと判定した場合は、ステップ520において、一時表示フラグTMPを1にインクリメントし、さらにステップ525においてタイマETをスタートさせる。その後、表示モード変更処理の実行を終了して、設定変更処理ルーチンに戻る。
【0092】
ステップ503においてNOと判定した場合は、ステップ505において、一時表示フラグTMPが1以上4以下であり、かつタイマETの示す経過時間が3秒以下であるか否か判定する。タイマETは、一時表示フラグTMPが1,2、3、4のいずれかの値に更新されてからの経過時間を示している。
【0093】
ステップ505においてNOと判定した場合は、一時表示モードにおいて3秒を超えてユーザにより切り替えのための操作が行われていないか、あるいは継続表示モードにおいてナビスイッチ42の操作が行われていないかのどちらかであるため、ステップ585において一時表示フラグTMPに0を設定し、これにより表示モードを継続表示モードに設定する。その後、表示モード変更処理の実行を終了して、設定変更処理ルーチンに戻る。
【0094】
ステップ505においてYESと判定した場合は、ステップ510において、一時表示フラグTMPが1または2であるか否か判定する。YESと判定した場合は、ステップ515においてナビスイッチ42が押されたか否か判定する。YESと判定した場合は、つまり、一時表示フラグTMPが1または2である状態において3秒以内にナビスイッチ42が押された場合は、ステップ520において一時表示フラグTMPを1だけインクリメントし、さらに、ステップ525においてタイマETをリセットする。その後、表示モード変更処理の実行を終了して、設定変更処理ルーチンに戻る。ステップ515においてNOと判定した場合は、表示モード変更処理の実行を終了して、設定変更処理ルーチンに戻る。
【0095】
ステップ510においてNOと判定した場合、つまり、一時表示フラグTMPが3または4である場合は、ステップ530において、一時表示フラグTMPが3であり、かつナビスイッチ42が押されたか否か判定する。YESと判定した場合は、つまり、表示部46に図3(D)に示す表示が行われている状態において3秒以内にナビスイッチ42が押された場合は、ステップ535において、一時表示フラグTMPに0を設定することにより、一時表示モードから継続表示モードに移行させ、さらに表示フラグDPFに0を設定することにより表示形式を通常表示形式に設定する。その後、表示モード変更処理の実行を終了して、設定変更処理ルーチンに戻る。
【0096】
ステップ530においてNOと判定した場合は、ステップ540において、温度下げスイッチ53が押されたか否か判定する。NOと判定した場合は、表示モード変更処理の実行を終了して、設定変更処理ルーチンに戻る。ステップ540においてYESと判定した場合は、つまり、TMPが3または4に設定されている状態において3秒以内に温度下げスイッチ53が押された場合は、ステップ545においてタイマETをリセットする。さらに、ステップ550において、一時表示フラグTMPが3であるか否か判定する。
【0097】
ステップ550においてYESと判定した場合は、つまり、一時表示フラグTMPが3である場合は、ステップ555において一時表示フラグTMPに4を設定する。さらに、ステップ560において表示フラグDPFが0であるか否か判定し、YESと判定した場合は、ステップ565において表示フラグDPFに1を設定し、その後、表示モード変更処理の実行を終了して、設定変更処理ルーチンに戻る。ステップ560においてNOと判定した場合は、つまり、表示フラグDPFに1〜5のいずれかの値に設定されている場合は、表示フラグDPFの設定を変更することなく、表示モード変更処理の実行を終了して、設定変更処理ルーチンに戻る。
【0098】
ステップ550においてNOと判定した場合は、つまり、一時表示フラグTMPが4である場合は、ステップ570において、表示フラグDPFが1以上4以下であるか否か判定する。YESと判定した場合は、ステップ575において、表示フラグDPFを1だけインクリメントし、その後、表示モード変更処理の実行を終了して、設定変更処理ルーチンに戻る。ステップ570においてNOと判定した場合は、つまり、表示フラグDPFが5である場合は、ステップ580において表示フラグDPFに1を設定して、その後、表示モード変更処理の実行を終了して、設定変更処理ルーチンに戻る。
【0099】
つぎに、図5に示すステップ340において実行される表示制御処理の手順について図12に基づいて説明する。ステップ600において、使用可能湯量VAをつぎのように算出する。貯湯タンク30に配設された複数の湯温センサ(図示せず)により検出した湯温をTi(i=1,…,n)とし、貯湯タンク30全体の容量をV、そのうち各湯温センサに対応する部分の容積をVi(i=1,…,n)とすると、貯湯タンク30内の湯に水温T0の水道水を混合して給湯設定温度TESTで給湯を行う場合には、下記の式に示すように、混合前の湯および水の熱量と、混合後の湯の熱量が等しくなる。
【0100】
【数1】
ΣTiVi + T0Vx = TSET(Vx + V)
但し、Vxは混合される水量を示している。この式から混合水量Vxを算出し、その混合水量Vxを用いて使用可能湯量VAは下記の式により求めることができる。
【0101】
【数2】
VA = Vx + V
ステップ610では、浴室用操作盤の表示部への表示を実行する。具体的には、現在時刻、風呂設定温度、設定水位、現在の実際の浴水の水位などを、これらの情報を表示するために表示部内に設けられた各表示領域に表示する。
【0102】
ステップ620では、台所用操作盤40の表示部46に、現在時刻、給湯温度、貯湯量、運転モードなどを図13に示す手順で表示させる。まず、ステップ700で、一時表示フラグTMPが4であるか否か判定する。YESと判定した場合は、ステップ740において、表示パターンフラグDPNに表示フラグDPFの値を設定する。
【0103】
図14は表示パターンフラグDPNの値と、表示部46への表示に用いられる表示パターンとの対応を示している。一時表示フラグTMPが4であるときには、強調表示モードを設定可能な状態であり、表示フラグDPFは1から5までの間で循環して切り替えられる。そこで、ステップ740において、表示パターンフラグDPNに表示フラグDPFの値を設定すると、強調表示モード設定可能な状態における図4(A)〜(E)に示すような「使用可能湯量」強調表示、「過去使用湯量」強調表示、「時刻」強調表示、「給湯設定温度」強調表示、「貯湯量」強調表示の間での切り替えを実現することができる。
【0104】
ステップ700においてNOと判定した場合は、ステップ705において、一時表示フラグTMPが0であるか否か判定する。YESと判定した場合は、ステップ710において時刻設定中フラグCFが1であると判定したら、ステップ715において表示パターンフラグを7に設定し、ステップ720において運転モード切替中フラグMFが1であると判定したら、ステップ725において表示パターンフラグを8に設定し、ステップ730において給湯温度設定中フラグTFが1であると判定したら、ステップ735において表示パターンフラグを9に設定する。時刻設定フラグCF、運転モード切替中フラグMF、給湯温度設定中フラグTFのいずれも1に設定されていない場合は、ステップ740において、表示パターンフラグDPNに表示フラグDPFの値を設定する。
【0105】
一時表示フラグTMPに0が設定されているときには、時刻設定中、運転モード切替中、給湯温度設定中のいずれでもない場合には継続表示モードでの表示が行われるため、表示フラグDPNに設定されている0〜5の値を表示パターンフラグDPNに設定すると、ユーザによる設定に応じて、図3(A)に示す通常表示形式による表示、図4(A)〜(E)に示す強調表示形式による表示のいずれかで表示することができる。一方、時刻設定中、運転モード切替中、給湯温度設定中である場合は、それぞれ表示パターンフラグDPN7〜8に対応する時刻設定中表示パターン、運転モード切替中表示パターン、給湯温度設定中表示パターン(いずれも図示せず)での表示が行われる。
【0106】
ステップ705においてNOと判定した場合は、ステップ745において、一時表示フラグTMPが1または2であるか否か判定する。YESと判定した場合は、ステップ750において表示パターンフラグDPNに一時表示フラグTMPの値を設定する。このように設定することにより、一時表示フラグTMPが1に設定されている場合の「使用可能湯量」一時表示、一時表示フラグTMPが2に設定されている場合の「過去使用湯量」一時表示を実現することができる。
【0107】
ステップ745においてNOと判定した場合は、つまり、一時表示フラグTMPが3である場合は、表示パターンフラグDPNに6を設定する。これにより、一時表示フラグTMPに3が設定されている場合に、表示部46に「強調表示モード」と表示させることができる。
【0108】
このようにしてステップ700〜755において表示パターンフラグDPNの設定を行い、ステップ760において、表示部46に表示するための画像を、表示パターンフラグPDNに設定されている値に対応する表示パターンで生成する。このとき、運転モードMODE、沸き増し中フラグHF、ステップ600において算出した使用可能湯量VA、過去使用湯量PV1〜PV7、現在時刻SCLOCK、給湯設定温度TSET、ステップ310において算出した貯湯量TVなどの値を用いて、画像が生成される。ステップ765で、台所用操作盤40の表示部46に画像を表示する。
【0109】
本実施形態の給湯装置においては、ユーザが表示部46の表示を強調表示に切り替えて、1つの項目のみを表示部46全体に表示させることができるため、従来のように固定の各表示領域に情報が表示される場合に比較して、ユーザが必要とする情報のみを読み取りやすく表示することができる。これにより、ユーザが高齢者や弱視者であるような場合でも、情報を読み取ることが可能である。
【0110】
本実施形態における台所用操作盤40の表示部46は表示手段に対応しており、ナビスイッチ42は表示設定手段の設定開始手段に対応しており、温度下げスイッチ53は給湯設定手段および表示設定手段の切替手段に対応している。運転モード切替スイッチ43、時刻設定スイッチ45、および温度上げスイッチ54は、本発明の給湯設定手段に対応している。流量カウンタ23、26および制御装置200は、使用状況取得手段に対応している。
【0111】
また、本実施形態におけるステップ460は本発明の表示設定手段に対応しており、ステップ620は本発明の表示制御手段に対応している。運転モードMODE、給湯設定温度TEST、現在時刻SCLOCKは、本発明の給湯制御に用いられる所定事項に対応しており、過去使用湯量PV1〜PV7は、ユーザによる湯の使用状況に関連する所定事項のデータに対応しており、使用可能湯量VAおよび貯湯量TVは給湯能力に関連する情報に対応している。
【0112】
(第2実施形態)
上記第1実施形態においては、台所用操作盤40の表示部46に強調表示形式(強調表示モード)で表示を行う際には、表示部46全体に1つの項目のみを表示したが、これに対して、第2実施形態では、図15(A)〜(E)に示すように、1つの項目のみではなく他のいくつかの項目も表示する。但し、強調表示される1つの項目は、他の項目に比較して大きく表示される。図15(A)は「使用可能湯量」の強調表示例を示しており、図15(B)は「過去使用湯量」の強調表示例を示している。図15(C)は「時刻」の強調表示例を示しており、図15(D)は「貯湯量」の強調表示例を示している。また、図15(E)は「給湯設定温度」の強調表示例を示している。
【0113】
本実施形態においては、図13に示すステップ760において、表示パターンフラグDPNの1〜5に対して、それぞれ図15(A)〜(E)に示す表示の表示パターンを対応させて、画像生成を行う。その他の部分の構成は上記第1実施形態と同様である。
【0114】
本実施形態の構成によると、ユーザが最も必要とする項目が拡張表示されるため、ユーザが高齢者や弱視者である場合でもこの情報を読み取りやすい。また、他のいくつかの項目も合わせて表示されるため、これらの項目を読み取ることが可能なユーザは、わざわざ切り替えてこれらの項目を拡張表示させなくても、これらの情報を得ることができる。
【0115】
(第3実施形態)
上記第1実施形態では、ユーザが温度下げスイッチ53により強調表示を切り替え可能な状態であるとき、つまり、強調表示モードの設定中に、台所用操作盤40の表示部46には、強調表示が継続的に表示されている場合と全く同様の表示が行われていた。これに対して、第3実施形態では、温度下げスイッチ53を押すことにより切り替え可能な状態においては、図16(A)および(B)に示すように、シンボル59を表示し、これを例えば3秒間に3回点滅させる。図16(B)の表示状態において温度下げスイッチ53が押されないまま3秒を超えると、図16(C)のようにシンボル59の表示が消えて、この強調表示状態が確定し、継続表示モードに移行する。
【0116】
本実施形態では、図13に示す台所用操作盤表示処理を図17に示すように修正して実行することにより、上記のようなシンボル59の点滅を実現することができる。ステップ700〜755において表示パターンフラグDPNに値を設定した後、ステップ757において、一時表示フラグTMPが3または4であるときに、タイマETに関して条件「0<ET≦0.5sまたは1<ET≦1.5sまたは2<ET≦2.5s」が満足されている場合は、表示パターンフラグDPNを9だけインクリメントした値に修正する。その後、ステップ760において、図18に示すように表示パターンフラグDPNに表示パターンを対応させて、画像を生成する。
【0117】
表示パターンフラグDPNが10〜15の場合に対して、各強調表示の右下にシンボル59を表示する表示パターンが対応しているため、ステップ757および758を上記のように実行すると、タイマETが条件「0<ET≦0.5sまたは1<ET≦1.5sまたは2<ET≦2.5s」を満足しているときには、表示部46の右下にシンボル59が表示される。このようにして3秒間に3回シンボル59を点滅させて表示させることができる。その他の部分の構成は上記第1実施形態と同様である。
【0118】
本実施形態によると、ユーザは、シンボル59の点滅により、現在、強調表示を切り替え可能な状態であることを認識することができ、また、シンボル59が消えたことにより、切り替え可能な状態が終了して表示が確定したことを知ることができる。
【0119】
(第4実施形態)
上記第1実施形態では、台所用操作盤40の表示部46全体がドットマトリクス領域により構成されていたが、これに対して、第4実施形態においては、図19(A)に示すように、表示部46に運転モード表示領域および沸き増し中表示領域が固定表示領域56として設けられており、それ以外の部分のみがドットマトリクス領域になっている。固定表示領域56には表示される文字が予め印刷されており、これらの文字のうち、表示させたい部分を点灯させることにより、表示が行われる。
【0120】
本実施形態では、強調表示モードを設定可能な状態へ移行するときに表示される「強調表示モード」の文字および「使用可能湯量」、「過去使用湯量」、「時刻」、「給湯設定温度」、「貯湯量」の各強調表示は、図19(B)および(C)に示すように、ドットマトリクス領域57全体に表示される
本実施形態では、図13に示す台所用操作盤表示処理が図20に示すように修正されて、実行される。ステップ760において、使用可能湯量VA、過去使用湯量PV1〜PV7、現在時刻SCLOCK、給湯設定温度TSET、貯湯量TVなどを用いて画像を生成し、生成した画像を、ステップ770においてドットマトリクス領域57に表示し、ステップ775において、設定されている運転モードMODEに基づいて運転モード表示領域の適当な部分を点灯させることにより、運転モードの表示を実行する。さらに、ステップ780において、沸増し中フラグHFに設定されている値に基づいて、必要であれば、沸増し中表示領域の適当な部分を点灯させることにより、沸き増し中の表示を行う。
【0121】
このようにして、表示部46全体がドットマトリクス領域で構成されていない場合でも、表示部46の一部としてある程度の大きさのドットマトリクス領域を有していれば、そのドットマトリクス領域を利用して強調表示(拡張表示)を行うことが可能である。
【0122】
(第5実施形態)
上記第1実施形態では、台所用操作盤40において、ユーザがナビスイッチ42を操作することにより、継続表示モードから一時表示モードに切り替えたり、あるいは、強調表示形式の設定が可能な状態に移行させたりすることができる構成であったが、これに対して、第5実施形態においては、上記第1実施形態におけるような強調表示は行わないが、一時表示モードにおいて、使用可能湯量や過去使用湯量に加えて、ユーザに対するアドバイス情報を表示させることが可能であり、また、湯張りなどの実行中には、湯張り完了までの残り所要時間を表示させるカウントダウンモードに設定することが可能である。
【0123】
図21(A)〜(I)は、ユーザによりナビスイッチ42が操作された場合の表示部46における表示の切り替わりを示している。図21(A)に示すように通常表示形式で情報が継続的に表示されている状態(継続表示モード)において、ユーザによりナビスイッチ42が1回押されると、図21(B)に示すように、表示部46全体に「使用可能湯量」と表示され、この状態において所定時間(例えば3秒)以内にナビスイッチ42がもう1回押されると、図21(C)に示すように、表示部46全体に「過去使用湯量」と表示される。その後、3秒以内にナビスイッチ42がもう1回押されると、図21(D)に示すように、表示部46全体に「お勧めモードガイド」と表示される。その後、さらに3秒以内にナビスイッチ42が押されると、図21(E)に示すように、表示部46全体に「カウントダウンモード」と表示され、この状態において、3秒以内にナビスイッチ42が押されると、図21(A)に示す通常表示形式での継続表示状態に戻る。
【0124】
図21(B)に示す表示状態において、3秒以内にナビスイッチ42が押されなかった場合は、ユーザにより「使用可能湯量」の一時表示が選択されたと判断して、図21(F)に示すように、表示部46全体に使用可能湯量が数値で表示される。この表示状態は30秒間継続し、その後、図21(A)に示す通常表示形式での継続表示状態に戻る。あるいは、30秒以内にナビスイッチ42が押された場合には、その時点で通常表示形式での継続表示状態に戻る。
【0125】
図21(C)に示す表示状態において、3秒以内にナビスイッチ42が押されなかった場合は、ユーザにより「過去使用湯量」の一時表示が選択されたと判断して、図21(G)に示すように、表示部46全体に過去一週間(7日間)の使用湯量がグラフで表示される。この表示状態は30秒継続し、その後、通常表示形式での継続表示状態に戻る。あるいは、30秒以内にナビスイッチ42が押された場合には、その時点で通常表示形式での継続表示状態に戻る。
【0126】
図21(D)に示す表示状態において、3秒以内にナビスイッチ42が押されなかった場合は、ユーザにより「お勧めモードガイド」の一時表示が選択されたと判断して、図21(H)に示すように、表示部46全体にお勧め運転モードが表示される。お勧め運転モードは、「満タン」「おまかせ」「深夜のみ」の3つの運転モードの中から、ユーザによる過去の湯の使用状態などに基づいて、制御装置200により最適な運転モードとして選択されたもので、ユーザへのアドバイス情報として提供される。お勧め運転モードの表示は30秒間継続し、その後、通常表示形式での継続表示状態に戻る。あるいは、30秒以内にナビスイッチ42が押された場合には、その時点で通常表示形式での継続表示状態に戻る。
【0127】
図21(E)に示す表示状態において、3秒以内にナビスイッチ42が押されなかった場合は、ユーザにより「カウントダウンモード」が選択されたと判断して、例えば、現在湯張りの実行中である場合には、図21(I)に示すように、表示部46全体に湯張り完了までの残り所要時間が表示される。この残り所要時間は、湯張りの進行に従ってカウントダウンされていき、残り所要時間が1分をきった場合には、秒での表示に切り替わる。また、湯張りの実行中に、浴室用操作盤においてユーザにより風呂設定温度や設定水位などが変更された場合には、残り所要時間は新しい設定に基づいて計算されたものに切り替わる。このようなカウントダウンモードでの表示は、湯張りが完了するまで継続し、湯張りが完了すると、通常表示形式での継続表示状態に戻る。あるいは、湯張り実行中にナビスイッチ42が押された場合には、その時点で通常表示形式での継続表示状態に戻る。
【0128】
また、循環回路10のクリーニングの実行中である場合には、台所用操作盤40においてユーザによりカウントダウンモードが選択されると、クリーニング完了までの残り所要時間の表示を行う。
【0129】
図22(A)は図21(E)と同様の表示状態を示しており、クリーニングの実行中にこの表示状態において3秒以内にナビスイッチ42が押されなかった場合は、図22(B)に示すように、クリーニング完了までの残り所要時間の表示を行う。残り所要時間は、クリーニングが完了するまでカウントダウンされていき、クリーニングが完了すると、通常表示形式での継続表示状態に戻る。あるいは、クリーニング実行中にナビスイッチ42が押された場合には、その時点で通常表示形式での継続表示状態に戻る。
【0130】
図23は、湯張りもクリーニングも実行されていないときに、カウントダウンモードが選択された場合の表示例を示している。図23(A)は図21(E)と同様の表示状態を示しており、湯張りもクリーニングも実行されていないときに、この表示状態において3秒以内にナビスイッチ42が押されなかった場合は、図23(B)示すように、表示部46全体に「動作中項目がありません」と表示される。この表示は3秒間継続し、その後、通常表示形式での継続表示状態に戻る。あるいは、3秒以内にナビスイッチ42が押された場合には、その時点で通常表示形式での継続表示状態に戻る。
【0131】
本実施形態の給湯装置においては、制御装置200により上記第1実施形態とほぼ同様の制御処理が実行されるが、図6に示すステップ460において実行される表示モード変更処理、および図5に示すステップ340において実行される表示制御処理の手順が上記第1実施形態と異なる。これらの処理の詳細については後述する。
【0132】
また、本実施形態における制御処理では、湯張りやクリーニングの実行中であることを示す作業中フラグWFを用いる。作業中フラグWFは、図5に示すステップ300において0に初期設定され、その後ステップ315において循環回路10のクリーニングが開始されるときに2に設定され、クリーニングが終了すると0に設定される。また、ステップ320において、湯張りが開始されるときに1に設定され、湯張りが終了すると0に設定される。
【0133】
表示モード変更処理および表示制御処理では、一時表示フラグTMPおよび表示フラグDPFがつぎのように設定されて用いられる。通常表示形式で継続表示中には、一時表示フラグTMPが0に設定されており、この状態からナビスイッチ42が1回押されると、一時表示フラグTMPは1に設定され、その後ナビスイッチ42が3秒以内に繰り返し押されるたびに、一時表示フラグTMPは1→2→3→4→0と循環して切り替えられる。従って、図21(A)〜(D)に示す表示状態においては、一時表示フラグTMPはそれぞれ0〜3に設定されており、図21(E)、図22(A)、図23(A)に示す表示状態においては、一時表示フラグTMPは4に設定されている。
【0134】
一時表示フラグTMPが1、2、3のいずれかに設定されている状態において、ナビスイッチ42が押されないまま3秒が経過すると、一時表示フラグTMPは6に設定される。このとき、一時表示フラグTMPが1の場合には表示フラグDPFに1が設定され、一時表示フラグTMPが2の場合には表示フラグDPFに2が設定され、一時表示フラグTMPが3の場合は表示フラグDPFに3が設定される。従って、図21(F)〜(H)に示す表示状態においては、一時表示フラグTMPは6に設定されており、表示フラグDPFはそれぞれ1、2、3に設定されている。
【0135】
一時表示フラグTMPが4に設定されている状態において、ナビスイッチ42が押されないまま3秒が経過すると、作業中フラグWFが湯張り中を示す1に設定されている場合は、一時表示フラグTMPは7に設定され、作業中フラグWFがクリーニング中を示す2に設定されている場合は、一時表示フラグTMPは8に設定され、作業中フラグWFが0に設定されている場合は、一時表示フラグTMPは5に設定される。従って、図21(I)に示す表示状態においては、一時表示フラグTMPが7に設定されており、図22(B)に示す表示状態においては、一時表示フラグTMPが8に設定されており、図23(B)に示す表示状態においては、一時表示フラグTMPが5に設定されている。
【0136】
また、一時表示フラグTMPが6に設定されている状態において、30秒が経過した場合、あるいはナビスイッチ42が押された場合には、一時表示フラグTMPは0に設定される。一時表示フラグTMPが5に設定されている状態において、3秒が経過した場合、あるいはナビスイッチ42が押された場合は、一時表示フラグTMPは0に設定される。一時表示フラグTMPが7または8に設定されている状態において、ナビスイッチ42が押された場合、あるいは作業中フラグWFが0に設定された場合(湯張りあるいはクリーニングが完了した場合)は、一時表示フラグTMPは0に設定される。
【0137】
図24および図25は表示モード変更処理の手順を示している。まず、ステップ500において、時刻設定中フラグCF、運転モード切替中フラグMF、給湯温度設定中フラグTFのいずれかが1に設定されているか否か判定する。YESと判定した場合は、そのまま設定変更処理ルーチンに戻る。
【0138】
ステップ500においてYESと判定した場合は、ステップ506において、一時表示フラグTMPが0であるか否か判定する。YESと判定した場合はステップ516に進む。NOと判定した場合は、ステップ507において、一時表示フラグTMPが1以上5以下であり、かつタイマETの示す経過時間が3秒以下であるか否か判定する。YESと判定した場合はステップ516に進む。
【0139】
ステップ507においてNOと判定した場合は、ステップ512において、一時表示フラグTMPが6であり、かつタイマETの示す経過時間が30秒以下であるか否か判定する。YESと判定した場合はステップ516に進む。
【0140】
ステップ512においてNOと判定した場合は、ステップ513において、一時表示フラグTMPが1以上3以下であるか否か判定する。NOと判定した場合は、ステップ542に進む。ステップ513においてYESと判定した場合は、つまり、一時表示フラグTMPが1、2、3のいずれかに設定されており、タイマETの示す経過時間が3秒を超えている場合は、ステップ523において表示フラグDPFに一時表示フラグTMPの値を設定し、ステップ524において一時表示フラグTMPを6に設定し、さらにステップ532においてタイマETをリセットして、設定変更処理ルーチンに戻る。
【0141】
ステップ516では、ナビスイッチ42が押下されたか否か判定する。NOと判定した場合は、設定変更処理ルーチンに戻る。YESと判定した場合は、ステップ518において、一時表示フラグTMPが4以上6以下であるか否か判定する。YESと判定した場合は、つまり、一時表示フラグTMPが4または5に設定されている状態において3秒以内にナビスイッチ42が押されたか、あるいは一時表示フラグTMPが6に設定されている状態において30秒以内にナビスイッチ42が押された場合は、ステップ528において一時表示フラグTMPに0を設定し、これにより通常表示形式での継続表示に戻して、設定変更処理ルーチンに戻る。
【0142】
ステップ518においてNOと判定した場合は、つまり、一時表示フラグTMPが0である状態においてナビスイッチ42が押されたか、あるいは一時表示フラグTMPが1、2、3のいずれかに設定されている状態において3秒以内にナビスイッチ42が押された場合は、ステップ531において一時表示フラグTMPを1だけインクリメントし、ステップ532においてタイマETをリセットして、設定変更処理ルーチンに戻る。
【0143】
ステップ542では、一時表示フラグTMPが5であるか否か判定する。YESと判定した場合は、つまり、一時表示フラグTMPが5に設定されている状態においてナビスイッチ42が押されることなく3秒を経過した場合は、ステップ586において、一時表示フラグTMPを0に設定し、これにより通常表示形式での継続表示に戻して、設定変更処理ルーチンに戻る。
【0144】
一方、ステップ542においてNOと判定した場合は、ステップ548において、一時表示フラグTMPが7または8であるか否か判定する。YESと判定した場合は、ステップ552において、「ナビスイッチ42が押下される」か、あるいは「作業中フラグWFが0に設定されている」か、いずれかの条件が満足されているか否か判定する。YESと判定した場合は、つまり、カウントダウンモードでの表示状態においてナビスイッチ42が押されるか、あるいは湯張りまたはクリーニングが完了した場合は、ステップ586において、一時表示フラグTMPを0に設定し、これによりカウントダウンモードから通常表示形式での継続表示に戻して、設定変更処理ルーチンに戻る。
【0145】
ステップ552においてNOと判定した場合は、つまり、カウントダウンモードでの表示状態において、ナビスイッチ42が押されておらず、かつ湯張りあるいはクリーニングが完了していない場合には、一時表示フラグTMPの設定を変更することなく、そのまま設定変更処理ルーチンに戻る。
【0146】
ステップ548においてNOと判定した場合は、ステップ558において、一時表示フラグTMPが4であるか否か判定する。NOと判定した場合は、つまり、一時表示フラグTMPが6に設定されている状態においてナビスイッチ42が押されることなく30秒を経過した場合は、ステップ559において、一時表示フラグTMPを0に設定し、これにより一時表示モードから通常表示形式での継続表示に戻して、設定変更処理ルーチンに戻る。
【0147】
ステップ558においてYESと判定した場合は、つまり、一時表示フラグTMPが4に設定されている状態においてナビスイッチ42が押されることなく3秒を経過した場合は、ステップ563において、作業中フラグWFの値が0、1、2のいずれに設定されているか判定する。
【0148】
作業中フラグWFが1に設定されている場合は、つまり、湯張り実行中である場合は、ステップ567において一時表示フラグTMPに7を設定する。作業中フラグWFが2に設定されている場合は、つまり、クリーニング実行中である場合は、ステップ572において一時表示フラグTMPに8を設定する。作業中フラグWFが0に設定されている場合は、つまり、湯張りとクリーニングのいずれも実行中でない場合は、ステップ568において一時表示フラグTMPに5を設定する。
【0149】
ステップ567、568、572のいずれかにおいて一時表示フラグTMPを5、7、8のいずれかに設定した後、ステップ588においてタイマETをリセットし、設定変更処理ルーチンに戻る。
【0150】
図26は表示制御処理の手順を示している。ステップ600では、上記第1実施形態と同様にして、使用可能湯量VAを算出する。但し、使用可能湯量VAの算出は、一時表示フラグTMPが6に設定されており、かつ表示フラグDPFが1に設定されている場合にのみ、つまり、使用可能湯量VAを実際に表示に用いる場合にのみ、行うようにしてもよい。
【0151】
つぎに、ステップ602において、作業中フラグWFの値が0、1、2のいずれに設定されているか判定する。作業中フラグWFが0である場合はステップ608に進む。
【0152】
作業中フラグWFが1に設定されている場合は、ステップ604において、湯張りが完了するまでの所要時間である湯張り残り時間STIMEを算出する。具体的には、風呂設定温度、設定水位、現在の実際の浴水の水位などに基づいて、湯張り残り時間STIMEを算出する。但し、湯張り残り時間STIMEの算出は、一時表示フラグTMPが7に設定されている場合にのみ、つまり、湯張り残り時間STIMEを実際に表示に用いる場合にのみ、行うようにしてもよい。ステップ604の実行後、ステップ608に進む。
【0153】
作業中フラグWFが2に設定されている場合は、ステップ606において、クリーニングが完了するまでの所要時間であるクリーニング残り時間CTIMEを算出する。具体的には、クリーニングを行う所定の時間から、クリーニング開始後これまでに経過した時間を減算して、クリーニング残り時間CTIMEを算出する。但し、クリーニング残り時間CTIMEの算出は、一時表示フラグTMPが8に設定されている場合にのみ、つまり、クリーニング残り時間CTIMEを実際に表示に用いる場合にのみ、行うようにしてもよい。ステップ606の実行後、ステップ608に進む。
【0154】
ステップ608では、ユーザによる過去の湯の使用状況などに基づいて、お勧め運転モードRMODEを「満タン」、「おまかせ」、「深夜のみ」のいずれかに決定する。ステップ610では、上記第1実施形態と同様にして、浴室用操作盤の表示部への表示を実行する。
【0155】
ステップ625では、台所用操作盤40の表示部46への表示を図27に示す手順で実行する。まず、ステップ702において、一時表示フラグTMPが1以上4以下であるか否か判定する。YESと判定した場合は、ステップ742において、表示パターンフラグDPNに一時表示フラグTMPの値を設定する。
【0156】
図28は表示パターンフラグDPNの値と、表示部46への表示に用いられる表示パターンとの対応を示している。一時表示フラグTMPが1、2、3、4に設定されているときに、表示パターンフラグDPNにこの一時表示フラグTMPの値を設定すると、それぞれ図21(B)〜(E)に示すようなタイトル表示を実現することができる。
【0157】
一方、ステップ702においてNOと判定した場合は、ステップ705において、一時表示フラグTMPが0であるか否か判定する。YESと判定した場合は、ステップ710〜735を、上記第1実施形態と同様にして実行し、これにより、時刻設定中フラグCF、運転モード切替中フラグMF、給湯温度設定中フラグTFが1に設定されている場合に、それぞれ表示パターンフラグDPNを11、12、13に設定する。これにより、時刻設定中表示、運転モード切替中表示、給湯温度設定中表示を実現することができる。
【0158】
ステップ730においてNOと判定した場合は、つまり、時刻設定中、運転モード切替中、給湯温度設定中のいずれでもなく、一時表示フラグTMPが0に設定されている場合は、ステップ742において、表示パターンフラグDPNに一時表示フラグTMPの値である0を設定する。これにより、通常表示形式での表示を実現することができる。
【0159】
ステップ705においてNOと判定した場合は、ステップ743において、一時表示フラグTMPが6に設定されているか否か判定する。YESと判定した場合は、ステップ744において、表示フラグDPFに4を加算した値を表示パターンフラグDPNに設定する。これにより、一時表示フラグTMPが6に設定されている場合に、1、2、3のいずれかに設定されている表示フラグDPFに応じて、それぞれ図21(F)〜(H)に示すような表示を実現することができる。
【0160】
ステップ743においてNOと判定した場合は、ステップ748において、一時表示フラグTMPが7または8に設定されているか否か判定する。YESと判定した場合は、ステップ752において、一時表示フラグTMPに1を加算した値を表示パターンフラグDPNに設定する。これにより、図21(I)および図22(B)に示すような、残り時間表示を実現することができる。
【0161】
ステップ748においてNOと判定した場合は、つまり、一時表示フラグTMPが5に設定されている場合は、ステップ753において、表示パターンフラグDPNに10を設定する。これにより、図23(B)に示すような表示を実現することができる。
【0162】
このようにして、ステップ702〜753において表示パターンフラグDPNの設定を行い、ステップ763において、表示部46に表示するための画像を、表示パターンフラグPDNに設定されている値に対応する表示パターンで生成する。このとき、運転モードMODE、沸き増し中フラグHF、使用可能湯量VA、過去使用湯量PV1〜PV7、現在時刻SCLOCK、給湯設定温度TSET、貯湯量TV、湯張り残り時間STIME、クリーニング残り時間CTIME、お勧め運転モードRMODEなどの値を用いて、画像が生成される。ステップ768で、台所用操作盤40の表示部46に画像を表示する。
【0163】
本実施形態の給湯装置においては、ユーザの操作によりアドバイス情報としてお勧めモードを表示部46に表示させることができるため、ユーザが運転モードを設定する際には、まずお勧めモードを表示させて、これを参考にして運転モードを決定することができる。また、湯張りやクリーニングの実行中には、残り所要時間を表示部46に表示させて確認することができ、これにより、特に湯張りの実行中には何分後に入力が可能となるのかを知ることができる。
【0164】
本実施形態における循環ポンプ11、電動弁12、三方弁18、電磁弁22、温調弁34は、本発明の作業実行手段および風呂給湯手段に対応しており、浴室用操作盤のクリーニングスイッチおよび台所用操作盤40の自動スイッチ41は、本発明の作業指示手段に対応している。
【0165】
また、本実施形態におけるステップ315およびステップ320は本発明の作業実行制御手段に対応しており、ステップ310および600は給湯能力情報生成手段に対応している。さらに、本実施形態におけるステップ604およびステップ606は本発明の残り時間算出手段に対応しており、ステップ608はアドバイス情報生成手段に対応している。
【0166】
(他の実施形態)
本発明は上記実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内でつぎのように種々の変形が可能である。
【0167】
上記実施形態において、「前日の総使用湯量」、「前月の累積使用湯量」、給湯装置を使用したことによる「過去1週間分の消費電力量」、「前日の電気料金」「前月の電気料金」などを算出し、これらの情報項目を、ナビスイッチ42を操作することにより一時的に表示させることができる情報項目として、あるいは強調表示させることができる情報項目として加えてもよい。
【0168】
上記第1〜第4実施形態において、一時表示モードで図3(B)および(C)に示すように情報が一時的に表示される時間は、3秒に限らず、3秒から10秒ほどの範囲で適当な長さに設定するとよく、また、ユーザにより3秒から10秒の間で選択して設定可能にしてもよい。さらに、図4(A)〜(E)および図15(A)〜(E)に示すように強調表示を温度下げスイッチ53により切り替え可能な時間も、3秒に限らず、3秒から10秒ほどの範囲で適当な長さに設定するとよい。
【0169】
また、上記第5実施形態においても、ナビスイッチ42により図21(A)〜(E)に示す表示状態に切り替え可能な時間を、3秒に限らず、3秒から10秒ほどの範囲で適当な長さに設定してもよく、さらに、図21(F)〜(H)に示すような一時表示の継続時間も、30秒に限らず、10秒〜30秒ほどの範囲で適当な長さに設定してもよい。
【0170】
上記第1〜第4実施形態においては、ユーザが温度下げスイッチ53を3秒以内に押すことにより、図4(A)〜(E)および図15(A)〜(E)に示すように、強調表示が循環して切り替えられるように構成されていたが、さらに、温度上げスイッチ54を3秒以内に押すことにより、逆向きに循環させて切り替え可能なように構成されていてもよい。また、切り替えの順序は上記実施形態と異なっていてもよい。
【0171】
上記第2実施形態において、各強調表示において、拡張表示される項目に組み合わせて表示される項目は、図15(A)〜(E)に示すような組み合わせに限らず、表示可能な項目の中から選択したどの項目を組み合わせてもよい。また、上記第2実施形態より少ない項目数を表示するようにしてもよい。あるいは、強調表示のパターンとして、上記第1実施形態と同様の1つの項目のみを拡大表示する表示パターンを加えてもよい。
【0172】
上記第3実施形態においては、シンボル59を3秒間の間に3回点滅させたが、これより点滅させる速度を速めてもよい。また、シンボル59を表示させず、代わりに、表示部46に表示されている情報の全体あるいは一部を点滅させてもよい。
【0173】
上記第4実施形態においては、台所用操作盤40の表示部46に固定表示領域56として運転モード表示領域と沸き増し中表示領域が設けられていたが、これ以外に、例えば時刻の固定表示領域を設けるなどしてもよい。但し、拡張表示のために必要な大きさのドットマトリクス領域57が確保できる範囲内で、固定表示領域を設けるのが望ましい。
【0174】
また、上記第3および第4実施形態において、強調表示として、上記第1実施形態と同様に1つの項目のみを拡大表示する例を示したが、上記第2実施形態と同様に、強調表示する際に、拡大表示する項目に加えて他の項目も組み合わせて表示するようにしてもよい。
【0175】
上記第1〜第4実施形態では、台所用操作盤40の表示部46においてのみ強調表示(拡張表示)を設定可能に構成されていたが、浴室用操作盤の表示部(図示せず)にもドットマトリクス領域を設けて、ここにおいてもユーザによる設定により強調表示が可能であるように構成してもよい。
【0176】
上記第5実施形態では、ユーザによりカウントダウンモードが選択された場合には、湯張りの残り所要時間およびクリーニングの残り所要時間を表示可能であったが、これに加えて、エア抜き運転や排水運転の残り所要時間を表示させることが可能に構成されていてもよい。
【0177】
上記第5実施形態では、ユーザに対するアドバイス情報として「お勧めモード」が表示される構成であったが、ユーザに対するアドバイス情報はこれに限らず、例えば給湯温度の設定などに関するアドバイスを提供できるように構成されていてもよい。
【0178】
上記実施形態では、ユーザが浴室用操作盤のクリーニングスイッチを操作することによりクリーニングが開始されるように構成されていたが、制御装置200が、定期的に、あるいはクリーニングが必要な所定の状況を検出して、クリーニングを自動で実行するように構成されていてもよい。
【0179】
上記実施形態では、1つの貯湯タンク30を備えた1缶式給湯装置に本発明を適用したが、複数の貯湯タンクを備えた多缶式給湯装置に本発明を適用することもできる。また、貯湯タンク30内の水を、ヒートポンプユニット(図示せず)ではなく、貯湯タンク30内に設けた電気ヒータにより沸き上げる構成であってもよい。さらに、例えばガス給湯装置など、貯湯タンクを備えていない給湯装置にも本発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る給湯装置の全体構成を示す模式図である。
【図2】給湯装置の台所用操作盤の外観を示す図である。
【図3】台所用操作盤においてユーザによりナビスイッチが操作されたときの表示の切り替わりを示す図である。
【図4】台所用操作盤においてユーザにより強調表示モードの設定中に温度下げスイッチが操作されたときの表示の切り替わりを示す図である。
【図5】給湯装置の制御装置により実行される制御処理メインルーチンのフローチャートである。
【図6】図5に示すステップ335において実行される設定変更処理のフローチャートである。
【図7】図6に示すステップ400において実行される時刻設定変更処理のフローチャートである。
【図8】図6に示すステップ410において実行される運転モード変更処理のフローチャートである。
【図9】図6に示すステップ450において実行される給湯温度設定変更処理のフローチャートである。
【図10】図6に示すステップ460において実行される表示モード変更処理の前半部分のフローチャートである。
【図11】図6に示すステップ460において実行される表示モード変更処理の後半部分のフローチャートである。
【図12】図5に示すステップ340において実行される表示制御処理のフローチャートである。
【図13】図12に示すステップ620において実行される台所用操作盤表示処理のフローチャートである。
【図14】図13に示すステップ760において用いられる表示パターンフラグPDNと表示パターンとの対応を示す図である。
【図15】本発明の第2実施形態に係る給湯装置において、ユーザによる強調表示モードの設定中に台所用操作盤の温度下げスイッチが操作されたときの表示の切り替わりを示す図である。
【図16】本発明の第3実施形態に係る給湯装置において、ユーザにより強調表示モードが設定可能であるときに台所用操作盤の表示部にシンボルが表示される様子を示す図である。
【図17】第3実施形態において実行される台所用操作盤表示処理のフローチャートである。
【図18】図17に示す台所用操作盤表示処理において用いられる表示パターンフラグPDNと表示パターンとの対応を示す図である。
【図19】本発明の第4実施形態に係る給湯装置における台所用操作盤の表示部の構成、および表示部に情報が強調表示される様子を示す図である。
【図20】第4実施形態において実行される台所用操作盤表示処理のフローチャートである。
【図21】本発明の第5実施形態に係る給湯装置おいて、ユーザにより台所用操作盤のナビスイッチが操作されたときの表示の切り替わりを示す図である。
【図22】第5実施形態において、クリーニング実行中にカウントダウンモードが選択された場合の表示例を示す図である。
【図23】第5実施形態において、湯張りとクリーニングのいずれも実行されていないときにカウントダウンモードが選択された場合の表示例を示す図である。
【図24】第5実施形態において実行される表示モード変更処理の前半部分のフローチャートである。
【図25】第5実施形態において実行される表示モード変更処理の後半部分のフローチャートである。
【図26】第5実施形態において実行される表示制御処理のフローチャートである。
【図27】第5実施形態において実行される台所用操作盤表示処理のフローチャートである。
【図28】図27に示す台所用操作盤表示処理において用いられる表示パターンフラグPDNと表示パターンとの対応を示す図である。
【図29】従来の給湯装置の操作盤における表示部の構成および表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 浴槽
11 循環ポンプ (作業実行手段、風呂給湯手段)
12 電動弁 (作業実行手段、風呂給湯手段)
18 三方弁 (作業実行手段、風呂給湯手段)
22 電磁弁 (作業実行手段、風呂給湯手段)
34 温調弁 (作業実行手段、風呂給湯手段)
30 貯湯タンク
23、26 流量カウンタ (使用状況取得手段)
41 自動スイッチ (作業指示手段)
42 ナビスイッチ (表示設定手段、設定開始手段)
43 運転モード切替スイッチ (給湯設定手段)
45 時刻設定スイッチ (給湯設定手段)
46 台所用操作盤の表示部 (表示手段)
47〜51 表示部に表示される情報
53 温度下げスイッチ (給湯設定手段、表示設定手段、切替手段)
54 温度上げスイッチ (給湯設定手段)
57 ドットマトリクス領域
200 制御装置 (使用状況取得手段)

Claims (16)

  1. ドットマトリクス領域(57)を少なくとも一部として有し、所定の複数の項目から選択された少なくとも1つの項目からなる情報(47〜51)を表示する表示手段(46)と、
    前記ドットマトリクス領域(57)に表示される項目およびそのレイアウトを特定する表示パターンを、所定の複数の表示パターンからなる表示パターン群からユーザが選択して設定するための表示設定手段(42、53、460)と、
    ユーザが前記表示設定手段(42、53、460)により設定した前記表示パターンに従って、前記情報(47〜51)を前記表示手段(46)に表示させる表示制御手段(620)とを備えたことを特徴とする給湯装置。
  2. 前記表示パターン群には、前記所定の複数の項目から選択された1つの項目のみを前記ドットマトリクス領域の全体に配置する表示パターンが含まれていることを特徴とする請求項1記載の給湯装置。
  3. 前記表示パターン群には、前記所定の複数の項目から選択された少なくとも2つの項目を表示し、前記少なくとも2つの項目のうちの1つの項目を、その他の項目が表示される領域に比較して大きく、前記ドットマトリクス領域の前記全体の半分以上を占める領域に配置する表示パターンが含まれていることを特徴とする請求項1または2記載の給湯装置。
  4. 前記表示手段(46)は、その表示領域全体として、前記ドットマトリクス領域を有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の給湯装置。
  5. 前記表示設定手段は、前記表示パターン群から選択された1つの表示パターンに従って前記表示手段(46)により前記情報(47〜51)が継続的に表示されている継続表示モードから、ユーザによる前記表示パターン群からの表示パターンの選択が可能な表示設定モードへの移行をユーザが指示するための設定開始手段(42)と、前記表示設定モードにおいて前記表示手段(46)により前記所定の複数の表示パターンの各々で切り替えて前記情報(47〜51)を表示することをユーザが指示するための切替手段(53)とを備えており、
    前記表示制御手段(620)は、ユーザが前記設定開始手段(42)により前記表示設定モードへの移行を指示すると、前記表示パターン群から選択した第1表示パターンに従って前記情報(47〜51)を前記表示手段(46)に表示させ、前記第1表示パターンに従った表示開始後、所定時間内にユーザが前記切替手段(53)により切り替えを指示した場合は、前記表示パターン群から選択した第2表示パターンに従って前記情報(47〜51)を前記表示手段(46)に表示させ、その後、前記所定時間内にユーザによって前記切替手段(53)による切り替えの指示が繰り返された場合は、そのたびに表示パターンを切り替えて前記情報(47〜51)を前記表示手段(46)に表示させることにより、前記所定の複数の表示パターンの各々で切り替えて前記情報(47〜51)を前記表示手段(46)に表示させることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の給湯装置。
  6. 前記表示設定手段(42、53、460)は、前記表示設定モードにおいて、ユーザによって前記切替手段(53)により表示パターンの切り替えを指示されることなく前記所定時間を超えた場合は、その時点で前記表示手段(46)による前記情報の表示に用いられている表示パターンを、前記継続表示モードにおいて前記表示手段(46)による前記情報(47〜51)の表示に用いる表示パターンとして設定することを特徴とする請求項5記載の給湯装置。
  7. 前記表示制御手段(620)は、前記所定時間内の間は、前記表示手段(46)により表示されている前記情報(47〜51)の少なくとも一部を点滅させることにより、前記切替手段(53)による表示パターンの切り替えが可能な状態であることをユーザに対して表示することを特徴とする請求項5または6記載の給湯装置。
  8. 前記表示制御手段(620)は、前記所定時間内の間は、前記情報(47〜51)に加えて、所定のシンボル(59)を前記表示手段(46)により点滅させて表示させることにより、前記切替手段(53)による表示パターンの切り替えが可能な状態であることをユーザに対して表示することを特徴とする請求項5または6記載の給湯装置。
  9. 給湯制御に用いられる所定事項をユーザが設定するための給湯設定手段(43、45、53、54)を備え、
    前記所定の複数の項目には、前記給湯設定手段(43、45、53、54)により設定された前記所定事項の情報を有する項目が含まれていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の給湯装置。
  10. 給湯に用いる湯を貯える貯湯タンク(30)と、
    前記貯湯タンク(30)内の湯を用いた給湯能力に関連する情報を生成する給湯能力情報生成手段(600、310)とを備え、
    前記所定の複数の項目には、前記給湯能力に関連する情報を有する項目が含まれていることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の給湯装置。
  11. ユーザによる湯の使用状況に関連する所定事項のデータを取得して記憶する使用状況取得手段(23、26、200)を備え、
    前記所定の複数の項目には、前記使用状況取得手段(23、26、200)により記憶している前記データに基づく情報を有する項目が含まれていることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項に記載の給湯装置。
  12. 所定の作業を実行するために用いられる作業実行手段(11、12、18、22、34)と、
    所定の目標に達するまで前記所定の作業が実行されるように前記作業実行手段(11、12、18、22、34)を制御する作業実行制御手段(315、320)と、
    前記作業実行制御手段(315、320)の制御により前記所定の作業が実行されているときに、前記所定の目標に達するまでの残り所要時間を算出する残り時間算出手段(604、606)とを備え、
    前記所定の複数の項目には、前記残り所要時間の情報を有する項目が含まれていることを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1項に記載の給湯装置。
  13. 前記所定の作業の実行開始をユーザが指示するための作業指示手段(41)を備え、
    前記作業実行制御手段(315、320)は、前記作業指示手段(41)によるユーザからの指示に応えて、前記所定の作業が開始されるように前記作業実行手段(11、12、18、22,34)を制御することを特徴とする請求項12記載の給湯装置。
  14. 前記作業実行手段は、所定の浴槽(1)への給湯を前記所定の作業として実行するための風呂給湯手段(11、12、18、22、34)を備えており、
    前記作業実行制御手段(320)は、前記所定の浴槽(1)に所定の温度の浴水が所定の水位まで貯められた状態を前記所定の目標として、前記風呂給湯手段(11、12、18、22、34)を制御することを特徴とする請求項13記載の給湯装置。
  15. ユーザに対するアドバイス情報を生成するアドバイス情報生成手段(608)を備え、
    前記所定の複数の項目には、前記アドバイス情報を有する項目が含まれていることを特徴とする請求項1ないし14のいずれか1項に記載の給湯装置。
  16. 前記アドバイス情報生成手段(608)は、前記アドバイス情報として、前記給湯設定手段(43,45、53、54)により設定される前記所定事項に関するアドバイスを生成することを特徴とする請求項15記載の給湯装置。
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