JP2018071952A - 貯湯式給湯装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】特定用途の給湯が使用された場合に貯湯タンクの湯切れを抑制可能な貯湯式給湯装置を提供する。【解決手段】記憶部50は、給湯に使用された湯量を所定期間学習し、その学習した湯量を過去の使用実績として記憶する。制御部11は、過去の使用実績に対応する湯量が貯湯タンク4に貯留されるように所定時間に加熱部3を駆動して貯湯タンク4の沸き上げを行う。また、制御部11は、特定用途検知部としての第2流量カウンタ31または特定用途スイッチ46等により特定用途の給湯が行われることが検知されたとき、特定用途の給湯が開始された時の貯湯タンク4の湯量が貯湯タンク4に貯留されるように加熱部3を駆動して貯湯タンク4の湯の沸き上げを行う。【選択図】図4
Description
本発明は、貯湯式給湯装置に関するものである。
従来、加熱部により沸き上げた湯を貯湯タンクに貯め、その貯湯タンクに貯めた湯または湯熱を給湯などに使用することの可能な貯湯式給湯装置が知られている。一般に、貯湯式給湯装置は、例えば過去1−2週間といった所定期間に給湯に使用された湯の使用実績に基づき、その平均値および偏差などを考慮した上で、電気料金の安い深夜時間帯に行う1日分の湯の沸き上げ量および湯温を決定している。なお、以下の説明では、湯または湯熱を総称して「湯」ということがある。
特許文献1に記載の貯湯式給湯装置は、風呂の湯張り、シャワー、炊事など給湯の利用目的ごとに回数または人数を入力することが可能なリモコンを備えている。この貯湯式給湯装置は、リモコンに入力された給湯の利用目的ごとの回数または人数と、その利用目的ごとに記憶された過去の湯の使用実績とに基づき、当日のうちに必要な湯量を算出し、沸き上げることが可能である。これにより、この貯湯式給湯装置は、来客時などに、当日のうちに使用する貯湯タンクの湯が不足するいわゆる湯切れが生じることを抑制すると共に、貯湯タンクに沸き上げた湯が無駄になることを抑制するものである。
しかしながら、特許文献1に記載の貯湯式給湯装置は、リモコンに入力された回数または人数と、過去の利用目的ごとの湯の使用実績とに基づいて算出した湯量を超えて、湯が特定用途に突発的に大量に使用された場合について考慮されていない。そのように湯が大量に使用された場合には、当日のうちに貯湯タンクの湯切れが生じるという問題がある。
また、特許文献1に記載の貯湯式給湯装置は、そのように湯が特定用途に大量に使用された場合の翌日以降の湯の使用実績について考慮されていない。そのため、その大量に使用された湯量が翌日以降の湯の使用実績に反映されると、翌日以降に貯湯タンクに沸き上げた湯が無駄になるといった問題もある。
本発明は上記点に鑑みて、特定用途の給湯が使用された場合に貯湯タンクの湯切れを抑制可能な貯湯式給湯装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、加熱部(3)により沸き上げて貯湯タンク(4)に貯留した湯を給湯に使用することの可能な貯湯式給湯装置であって、
給湯が行われることを検知する給湯検知部(30)と、
日常用途とは異なる特定用途の給湯が行われることを検知する特定用途検知部(31、39、46)と、
貯湯タンクの湯量を検出する残湯量検出部(13)と、
給湯に使用された湯量を所定期間学習し、その学習した湯量を過去の使用実績として記憶する記憶部(50)と、
過去の使用実績に対応する湯量が貯湯タンクに貯留されるように所定時間に加熱部を駆動して貯湯タンクの沸き上げを行い、且つ、特定用途検知部により特定用途の給湯が行われることが検知されたとき、特定用途の給湯が開始された時の貯湯タンクの湯量が貯湯タンクに貯留されるように加熱部を駆動して貯湯タンクの湯の沸き上げを行う制御部(11)と、を備える。
給湯が行われることを検知する給湯検知部(30)と、
日常用途とは異なる特定用途の給湯が行われることを検知する特定用途検知部(31、39、46)と、
貯湯タンクの湯量を検出する残湯量検出部(13)と、
給湯に使用された湯量を所定期間学習し、その学習した湯量を過去の使用実績として記憶する記憶部(50)と、
過去の使用実績に対応する湯量が貯湯タンクに貯留されるように所定時間に加熱部を駆動して貯湯タンクの沸き上げを行い、且つ、特定用途検知部により特定用途の給湯が行われることが検知されたとき、特定用途の給湯が開始された時の貯湯タンクの湯量が貯湯タンクに貯留されるように加熱部を駆動して貯湯タンクの湯の沸き上げを行う制御部(11)と、を備える。
これによれば、制御部は、過去の使用実績に対応する湯量に基づく貯湯タンクの沸き上げを所定時間に行うので、当日の日常用途に使用する湯量が貯湯タンクに確保される。ここで、日常用途とは異なる特定用途の給湯が行われると、当日の日常用途に使用する湯量が貯湯タンクに不足することが考えられる。そこで、制御部は、特定用途の給湯が行われることが検知されたとき、貯湯タンクの湯の沸き上げを行い、特定用途の給湯が開始された時の貯湯タンクの湯量に貯湯タンクの湯量を戻す。これにより、特定用途の給湯が行われた場合でも、その後、当日のうちに日常用途に使用する湯量が貯湯タンクに確保される。したがって、この貯湯式給湯装置は、特定用途の給湯が使用された当日に、貯湯タンク内の湯が不足するいわゆる湯切れを抑制することができる。
請求項10に記載の発明は、加熱部(3)により沸き上げて貯湯タンク(4)に貯留した湯を給湯に使用することの可能な貯湯式給湯装置であって、
給湯が行われることを検知する給湯検知部(30)と、
日常用途とは異なる特定用途の給湯が行われることを検知する特定用途検知部(31、39、46)と、
貯湯タンクの湯量を検出する残湯量検出部(13)と、
給湯に使用された湯量を所定期間学習し、その学習した湯量を過去の使用実績として記憶する記憶部(50)と、
過去の使用実績に対応する湯量が貯湯タンクに貯留されるように所定時間に加熱部を駆動して貯湯タンクの沸き上げを行う制御部(11)と、を備え、
記憶部は、
特定用途検知部により検知される特定用途の給湯が使用頻度および熱量に関する特定使用条件を満たさないとき、特定用途に使用された湯量を過去の使用実績に加えることなく(S130)、
特定用途検知部により検知される特定用途の給湯が特定使用条件を満たしたとき、特定用途に使用された湯量を過去の使用実績に加えて記憶する(S120)。
給湯が行われることを検知する給湯検知部(30)と、
日常用途とは異なる特定用途の給湯が行われることを検知する特定用途検知部(31、39、46)と、
貯湯タンクの湯量を検出する残湯量検出部(13)と、
給湯に使用された湯量を所定期間学習し、その学習した湯量を過去の使用実績として記憶する記憶部(50)と、
過去の使用実績に対応する湯量が貯湯タンクに貯留されるように所定時間に加熱部を駆動して貯湯タンクの沸き上げを行う制御部(11)と、を備え、
記憶部は、
特定用途検知部により検知される特定用途の給湯が使用頻度および熱量に関する特定使用条件を満たさないとき、特定用途に使用された湯量を過去の使用実績に加えることなく(S130)、
特定用途検知部により検知される特定用途の給湯が特定使用条件を満たしたとき、特定用途に使用された湯量を過去の使用実績に加えて記憶する(S120)。
これによれば、特定用途の給湯の使用が低頻度である場合や湯量が少ない場合、その湯量を過去の使用実績に加えないことで、翌日以降に貯湯タンクに沸き上げた湯が無駄になることを防ぐことができる。一方、特定用途の給湯の使用が高頻度であり且つ湯量が多い場合、その湯量を過去の使用実績に加えて記憶することで、翌日以降に貯湯タンクに湯切れが生じることを抑制することができる。したがって、この貯湯式給湯装置は加熱部による貯湯タンクの湯の沸き上げ量を適切なものとすることができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態の貯湯式給湯装置は、貯湯タンクに貯めた湯を、例えばシャワーまたは炊事などの日常用途の給湯に用いることが可能であると共に、例えば屋外での洗車またはレジャー用品の洗浄など、日常用途とは異なる特定用途に用いることも可能なものである。ここで、特定用途とは、個々のユーザにとって日常的には使われない用途をいう。例えば、風呂の湯張りは、ユーザが日常的に湯張りを行う場合には日常用途に含まれるが、ユーザが日常的に湯張りを行わない場合には特定用途に含まれるといえる。
第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態の貯湯式給湯装置は、貯湯タンクに貯めた湯を、例えばシャワーまたは炊事などの日常用途の給湯に用いることが可能であると共に、例えば屋外での洗車またはレジャー用品の洗浄など、日常用途とは異なる特定用途に用いることも可能なものである。ここで、特定用途とは、個々のユーザにとって日常的には使われない用途をいう。例えば、風呂の湯張りは、ユーザが日常的に湯張りを行う場合には日常用途に含まれるが、ユーザが日常的に湯張りを行わない場合には特定用途に含まれるといえる。
まず、貯湯式給湯装置1の構成について、図1を参照して説明する。なお、図1は、貯湯式給湯装置1の一例を示したものであり、貯湯式給湯装置1の構成は、これに限定されるものではない。
貯湯式給湯装置1は、貯湯ユニット2および加熱部3などを備えている。貯湯ユニット2は、貯湯タンク4、沸上回路5、総合給湯回路6、日常給湯回路7、特定給湯回路8、風呂湯張り回路9、追い焚き回路10および制御部11などから構成されている。
貯湯タンク4は、湯および水を貯めることが可能な容器である。貯湯タンク4には、貯湯タンク4の底部に接続する市水流入管12から市水が供給される。貯湯タンク4の内側は、湯と水で満たされている。貯湯タンク4は、耐食性に優れた金属容器の外側に断熱材が設けられたものであり、高温の湯を長時間にわたり保温することが可能である。
貯湯タンク4の内側には、複数個の温度センサ13が設けられている。複数個の温度センサ13は、例えばサーミスタであり、貯湯タンク4の高さ方向に所定の間隔をあけて配置されている。温度センサ13の出力信号は、制御部11に入力される。制御部11は、各温度センサ13の出力信号に基づき、貯湯タンク4の内側にそれぞれの温度センサ13が取り付けられた水位ごとの湯または水の温度を検出する。これにより、制御部11は、貯湯タンク4の内側に貯められている湯量(すなわち残湯量)を検出することが可能である。すなわち、貯湯タンク4の内側に設けられた複数個の温度センサ13は、貯湯タンク4に貯められている湯量を検出する残湯量検出部として機能する。
なお、本明細書において、「湯」とは、日常用途の給湯または特定用途の給湯に使用することの可能な温度以上のものをいう。その温度は、用途に応じて適宜設定することが可能である。以下の説明では、残湯量検出部が検出した残湯量を、単に、貯湯タンク4の湯量ということもある。
また、制御部11は、貯湯タンク4内に複数の温度センサ13が取り付けられた各水位間にある湯の容量と、複数の温度センサ13から得られた温度情報に基づき、貯湯タンク4内の湯熱量を算出することも可能である。
沸上回路5は、貯湯タンク4の底部と上部とを接続する配管14と、その配管14の途中に設けられたポンプ15などから構成されている。沸上回路5の配管14は、加熱部3に接続されている。以下の説明では、沸上回路5の配管14のうち、加熱部3より上流側の配管を上流沸上配管141といい、加熱部3より下流側の配管を下流沸上配管142という。
加熱部3は、電力により湯を加熱するヒートポンプユニットである。加熱部3としてのヒートポンプユニットは、周知のヒートポンプサイクル16を有している。ヒートポンプサイクル16は、電力により駆動する圧縮機17により、空気から吸熱した冷媒を圧縮して熱をつくるものである。貯湯タンク4の底部から取り出されて上流沸上配管141を流れる水は、加熱部3内の熱交換器18を流れる際にヒートポンプサイクル16を流れる冷媒と熱交換することで加熱される。その加熱によりできた湯は、下流沸上配管142を流れ、沸上三方弁19を経由して貯湯タンク4の上部に戻される。これにより、貯湯タンク4内の湯量が増加する。
なお、加熱部3が駆動を開始した直後の所定時間は、ヒートポンプサイクル16を流れる冷媒の圧縮比が小さいために、沸上回路5の配管を流れる水を十分に加熱できないことがある。この場合、下流沸上配管142を流れる水は、沸上三方弁19から戻り配管20を流れ、下流沸上配管142に戻される。
総合給湯回路6は、貯湯タンク4の湯を、日常給湯回路7、特定給湯回路8または風呂湯張り回路9に供給するための給湯回路である。総合給湯回路6では、貯湯タンク4の上部に接続する湯配管21を流れる湯と、貯湯タンク4の高さ方向中間位置に接続する中温水配管22を流れる中温水とが中温水混合弁23にて混合される。次に、その湯は、給湯混合弁24にて市水流入管12から分岐した配管25を流れる市水と混合された後、日常給湯回路7および特定給湯回路8に供給される。
日常給湯回路7の先端に設けられた日常給湯口26には、配管27(図2参照)が接続される。その配管27を流れる湯は、例えば図示していない浴室のシャワーまたは炊事用の蛇口などに供給される。すなわち、日常給湯回路7には、日常用途の給湯に用いられる湯が流れる。
一方、特定給湯回路8の先端に設けられた特定給湯口28には、図示していないホースなどが接続される。そのホースを用いて例えば屋外での洗車またはレジャー用品の洗浄などを行うことが可能である。すなわち、特定給湯回路8には、特定用途の給湯に用いられる湯が流れる。
総合給湯回路6のうち日常給湯回路7および特定給湯回路8との分岐箇所29より給湯混合弁24側の位置に、給湯検知部としての第1流量カウンタ30が設けられている。第1流量カウンタ30は、総合給湯回路6を流れる湯の流量に対応する信号を出力する。第1流量カウンタ30の出力信号は、制御部11に入力される。制御部11は、第1流量カウンタ30の出力信号に基づき、給湯が行われること、および、その給湯に使用される湯の流量を検出する。
また、特定給湯回路8にも、第2流量カウンタ31が設けられている。第2流量カウンタ31は、特定給湯回路8を流れる湯の流量に対応する信号を出力する。第2流量カウンタ31の出力信号は、制御部11に入力される。制御部11は、第2流量カウンタ31の出力信号に基づき、特定用途の給湯が行われること、および、その特定用途の給湯に使用される湯の流量を検出する。
すなわち、第2流量カウンタ31は、特定用途の給湯が行われることを検出するための特定用途検知部として機能する。
なお、制御部11は、総合給湯回路6を流れる湯の流量と、特定給湯回路8を流れる湯の流量との差から、日常給湯回路7を流れる湯の流量を検出することが可能である。すなわち、制御部11は、第1流量カウンタ30の出力信号と第2流量カウンタ31の出力信号とに基づき、日常用途の給湯が行われること、および、その日常用途の給湯に使用される湯の流量を検出することが可能である。
また、特定給湯回路8、日常給湯回路7および市水流入管12にはそれぞれ、温度センサ47、48、49が設けられている。温度センサ47、48、49の検出した信号は、制御部11に入力される。
上述した特定用途検知部として、第2流量カウンタ31に代えて、図示していないフローセンサを取り付けることも可能である。フローセンサは、特定給湯回路8に湯が流れているか否かに応じた信号を出力する。フローセンサの出力信号は、制御部11に入力される。制御部11は、フローセンサの出力信号に基づき、特定用途の給湯が行われることを検出し、その特定給湯回路8に湯が流れている時間から特定給湯回路8を流れる湯の流量を推定することが可能である。この場合、フローセンサは、特定用途の給湯が行われることを検出するための特定用途検知部として機能する。
なお、上述した給湯検知部として、第1流量カウンタ30に代えて、フローセンサを取り付けることも可能である。その作用は、特定給湯回路8に設けられるフローセンサと同様である。
また、総合給湯回路6が備える中温水混合弁23において湯配管21を流れる湯と中温水配管22を流れる中温水とが混合された湯は、次に、風呂用混合弁32にて市水流入管12から分岐した配管33を流れる市水と混合され、風呂湯張り回路9に供給される。風呂湯張り回路9を流れる湯は、風呂用電磁弁34を通り、風呂往き配管35および風呂戻り配管36から浴槽37に出湯する。これにより、浴槽37の湯張りが行われる。風呂戻り配管36には、浴槽37の水位を検出するための水位センサ38が設けられている。
風呂湯張り回路9にも、第3流量カウンタ39が設けられている。第3流量カウンタ39は、風呂湯張り回路9を流れる湯の流量に対応する信号を出力する。第3流量カウンタ39の出力信号は、制御部11に入力される。制御部11は、第3流量カウンタ39の出力信号に基づき、風呂の湯張りが行われること、および、その風呂の湯張りに使用される湯の流量を検出する。すなわち、ユーザにとって風呂の湯張りが特定用途に含まれる場合、第3流量カウンタ39は、特定用途の給湯が行われることを検出するための特定用途検知部として機能する。
追い焚き回路10は、貯湯タンク4の湯と、浴槽37の浴槽水との熱交換を行うための回路である。貯湯タンク4の上部に接続する配管40を流れる湯は、沸上三方弁19を経由して追焚用熱交換器41およびポンプ42を通り、貯湯タンク4の中間部に戻される。上述した沸上回路5の下流沸上配管142も、追焚用熱交換器41に接続されている。そのため、加熱部3で加熱された湯を、貯湯タンク4を介することなく、下流沸上配管142から追焚用熱交換器41に流すことも可能である。
一方、浴槽37の浴槽水は、追い焚き回路10の配管43に設けられたポンプ44の駆動により、風呂戻り配管36から追い焚き回路10の配管43を流れ、追焚用熱交換器41を通り、風呂往き配管35から浴槽37に戻される。浴槽水は、追焚用熱交換器41を流れる際、貯湯タンク4から流れる湯と熱交換することにより加熱される。これにより、風呂の追い焚きが行われる。
図2に示すように、貯湯ユニット2および加熱部3は、一般に家屋45の屋外に設置される。貯湯ユニット2が備える日常給湯回路7の日常給湯口26に接続される配管27は、例えば家屋45の地下を通り、家屋45内に引き込まれる。その配管27を流れる湯は、例えば浴室のシャワーまたは炊事など日常用途の給湯に用いられる。
一方、貯湯ユニット2の特定給湯回路8の特定給湯口28は、例えば貯湯ユニット2と共に屋外に設置される。特定給湯口28には、例えば図示していないホースなどが接続される。特定給湯口28に接続されたホースを流れる湯は、例えば屋外での洗車、またはバーベキューコンロなどのレジャー用品の洗浄など、日常用途とは異なる特定用途に用いられる。一般に、そのような特定用途の給湯は、突発的に使用されるものであり、かつ、大量の湯が使用されるものである。
貯湯ユニット2の特定給湯口28の近傍には、特定用途スイッチ46が設置されている。特定用途スイッチ46は、特定給湯回路8を使用した給湯を行うときにユーザが操作するスイッチである。ユーザが特定用途スイッチ46をオンすると、特定給湯回路8の給湯が開始される。ユーザが特定用途スイッチ46をオフすると、特定給湯回路8の給湯が停止する。
特定用途スイッチ46のオンオフ信号は、制御部11に入力される。その場合、制御部11は、その特定用途スイッチ46がオンされてからオフされるまでの間、特定用途の給湯が行われることを検出する。
なお、特定給湯回路8の給湯は、ユーザが特定用途スイッチ46をオンしてから所定時間経過後に自動的に停止する定量止水式としてもよい。その場合、制御部11は、特定用途スイッチ46がオンされてから給湯が自動停止するまでの間、特定用途の給湯が行われていることを検出する。すなわち、特定用途スイッチ46は、特定用途の給湯が行われていることを検出するための特定用途検知部として機能することが可能である。
制御部11は、CPU、RAMまたはROMなどを有するマイクロコンピュータを主体に構成されている。制御部11と共に設けられたRAMまたはROMなどの記憶部50には、予め設定された制御プログラムや更新可能な制御プログラムが格納されている。制御部11は、記憶部50に格納された制御プログラムに基づき、貯湯ユニット2および加熱部3の各部を制御する。
図3に示すように、制御部11には、貯湯タンク4等に設けられた温度センサ13からの温度情報、並びに、各配管に設けられた流量カウンタ30、31、39またはフローセンサからの流量情報などが入力される。さらに、制御部11には、台所または浴室などに設置されたリモコン51から送信される操作信号、スマートフォン、タブレット端末などの通信機器52から送信される操作信号、または、特定用途スイッチ46から送信される操作信号が入力される。リモコン51、通信機器52および特定用途スイッチ46は、ユーザが操作可能な操作機器の一例である。リモコン51および通信機器52には、表示部としてのモニタ53が設けられている。
記憶部50は、例えば過去1−2週間といった所定期間に給湯に使用された湯量を学習し、平均値や偏差などを考慮した上で、その学習した湯量を過去の使用実績として記憶する。その過去の使用実績に基づき、1日分の湯の沸き上げ量および湯温が決定される。制御部11は、過去の使用実績に対応した1日分の湯の沸き上げ量が貯湯タンク4に貯留されるように、所定時間に加熱部3を駆動して貯湯タンク4の沸き上げを行う。なお、一般に、制御部11が貯湯タンク4の沸き上げを行う所定時間は、電気料金の安い深夜時間帯に設定される。
次に、制御部11による貯湯タンク4の沸き上げ制御について、図4のフローチャートを参照して説明する。
ステップS10で、制御部11は、特定用途の給湯が開始することを検出する。制御部11は、特定用途の給湯が開始することを、特定給湯回路8に設けられた第2流量カウンタ31またはフローセンサから入力される信号、あるいは、特定用途スイッチ46から入力されるオン信号により検出することが可能である。なお、ユーザにとって風呂の湯張りが特定用途に含まれる場合、制御部11は、特定用途の給湯が開始することを、第3流量カウンタ39から入力される信号により検出することが可能である。なお、ここでいう特定用途の給湯は、後述するステップS120で過去の使用実績に加えたものを除いた給湯である。
制御部11は、特定用途の給湯が開始されたことを、リモコン51および通信機器52に設けられた表示部としてのモニタ53に表示する。
次に、ステップS20で、制御部11は、貯湯タンク4の内側に設けられた複数個の温度センサ13の出力信号に基づき、特定用途の給湯開始時における貯湯タンク4の残湯量を検出する。制御部11により検出された貯湯タンク4の残湯量は、記憶部50に記憶される。このときの貯湯タンク4の残湯量は、過去の使用実績に基づいて決定された当日分の湯の沸き上げ量のうち、特定用途の給湯開始時刻以降に日常用途の給湯に使用することが予定されている湯量に相当するものであるといえる。
続いて、ステップS30で、制御部11は、加熱部3を駆動し、貯湯タンク4の湯の沸き上げを開始する。なお、制御部11は、特定用途の給湯が行われることを検出した直後に加熱部3を駆動してもよく、或いは、特定用途の給湯が行われることを検出した後、所定時間経過後に加熱部3を駆動してもよい。
特定用途の給湯が行われることを検出した直後に加熱部3を駆動すれば、貯湯タンク4の残湯量が少ない場合でも、貯湯タンク4の湯切れを防ぐことができる。一方、特定用途の給湯が行われることが検出されてから所定時間経過後に加熱部3を駆動すれば、貯湯タンク4の残湯量に余裕があり、且つ、特定用途の給湯量が少ない場合には、加熱部3に消費されるエネルギを低減することが可能である。
制御部11は、加熱部3が駆動し、それにより貯湯タンク4の湯の沸き上げが行われていることを、リモコン51および通信機器52に設けられた表示部としてのモニタ53に表示する。
次に、ステップS40で、制御部11は、特定用途の給湯が終了したか否かを検出する。制御部11は、特定用途の給湯が終了したことを、特定給湯回路8に設けられた第2流量カウンタ31またはフローセンサからの信号の停止、あるいは、特定用途スイッチ46から入力されるオフ信号により検出することが可能である。なお、特定給湯回路8の給湯が定量止水式である場合、制御部11は特定用途スイッチ46がオンされてから自動停止までの時間を計測することにより、特定用途の給湯が終了したことを検出する。
また、ユーザにとって風呂の湯張りが特定用途に含まれる場合、制御部11は、特定用途の給湯が終了したことを、第3流量カウンタ39からの信号の停止により検出することが可能である。制御部11は、特定用途の給湯が終了したことを検知すると、処理をステップS50に移行する。なお、制御部11は、特定用途の給湯が終了した後も、継続して加熱部3を駆動し、貯湯タンク4の湯の沸き上げを行う。
ステップS50で、制御部11は、特定用途の給湯開始時から終了時までの間に特定用途の給湯に使用された湯熱量を検出する。その湯熱量は、特定用途の給湯に使用された湯の温度と市水流入管12から貯湯タンク4に供給された水の温度との差に対し、特定用途の給湯に使用された湯量を積算した値に基づいて算出される。なお、特定用途の給湯に使用された湯の温度は、特定給湯回路8に設けられた温度センサ47の出力信号に基づいて検出される。市水流入管12から貯湯タンク4に供給された水の温度は、市水流入管12設けられた温度センサ49の出力信号に基づいて検出される。特定用途の給湯に使用された湯量は、特定給湯回路8に設けられた第2流量カウンタ31の出力信号に基づいて検出される。したがって、制御部11は、特定用途の給湯開始時から終了時までの間に特定用途の給湯に使用された湯熱量を検出することが可能である。
このステップS50で算出した湯熱量は、翌日以降の湯の沸き上げ量および湯温の設定に利用される。
続いて、ステップS60で、制御部11は、貯湯タンク4の内側に設けられた複数個の温度センサ13の出力信号に基づき、現時点における貯湯タンク4の湯量を検出する。そして、制御部11は、その現時点における貯湯タンク4の湯量が、ステップS20で検出した特定用途の給湯開始時における貯湯タンク4の残湯量以上であるか否かを判定する。
図5では、貯湯タンク4の残湯量を模式的に示している。図5では、貯湯タンク4に貯められた湯および水のうち、日常用途の給湯または特定用途の給湯に使用することの可能な温度以上の湯にハッチを付して示している。
図5(A)は、特定用途の給湯開始時における貯湯タンク4の残湯量を模式的に示している。図5(B)は、特定用途の給湯終了時における貯湯タンク4の残湯量を模式的に示している。
上述したように、制御部11は、特定用途の給湯が終了した後も継続して加熱部3を駆動し、貯湯タンク4の湯の沸き上げを行う。図5(C)は、特定用途の給湯が終了した時刻から所定時間経過後の貯湯タンク4の残湯量を模式的に示している。図5(C)で示した貯湯タンク4の残湯量は、図5(A)で示した特定用途の給湯開始時における貯湯タンク4の残湯量とほぼ同じとなっている。上述したステップS60において、制御部11は、図5(C)で示したように、現時点の貯湯タンク4の残湯量が、特定用途の給湯開始時における貯湯タンク4の残湯量と同じか又はそれ以上となると、処理をステップS70に移行する。
ステップS70で、制御部11は、加熱部3の駆動を停止する。これにより、貯湯タンク4には、特定用途の給湯が開始された時の貯湯タンク4の残湯量が貯留された状態となる。したがって、当日のうちに日常用途に使用する湯量が貯湯タンク4に確保されるので、貯湯タンク4の湯切れが抑制される。
続いて、記憶部50による翌日以降の湯の沸き上げ量および湯温の設定について、図6のフローチャートを参照して説明する。
記憶部50は、給湯に使用された湯量を所定期間学習し、その学習した湯量を過去の使用実績として記憶するものである。
ステップS110で、記憶部50は、ステップS10で検出した特定用途の給湯が、特定使用条件を満たしているか否かを判定する。特定使用条件とは、使用頻度および熱量に関する条件であり、ここでは、特定用途の給湯日数が所定日数以上であることをその条件とする。所定日数は、任意に設定することが可能である。なお、特定用途の給湯日数が所定日数以上であるとは、特定用途の給湯日数が連続して所定日数以上であってもよく、または、所定期間内における特定用途の給湯日数が所定日数以上であってもよい。記憶部50は、特定用途の給湯が所定日数以上であるとき、特定使用条件を満たしているとして、処理をステップS120に移行する。
ステップS120で、記憶部50は、特定用途に使用された湯量を、過去の使用実績に加えて記憶する。特定用途に使用された湯量は、上述したステップS50で算出したものである。これにより、翌日以降、制御部11は、特定用途に使用された湯量が加えられた過去の使用実績に対応した湯量が貯湯タンク4に貯留されるように、加熱部3を駆動して貯湯タンク4の沸き上げを行う。したがって、翌日以降、貯湯タンク4の湯切れが生じることが抑制される。
ステップS120で特定用途に使用された湯量が過去の使用実績に反映されたことは、リモコン51および通信機器52に設けられた表示部としてのモニタ53に表示される。
なお、ステップS120において特定用途に使用された湯量が過去の使用実績に加えられた場合、その特定用途の給湯は、上述したステップS10に関しては特定用途の給湯に含めないものとする。
これに対し、上述したステップS110で記憶部50は、特定用途の給湯が、所定日数より少ないとき、特定使用条件を満たしていないとして、処理をステップS130に移行する。ステップS130で記憶部50は、特定用途に使用された湯量を過去の使用実績に加えることはない。これにより、翌日以降、制御部11は、特定用途に使用された湯量を加えていない過去の使用実績に対応する湯量が貯湯タンク4に貯留されるように、加熱部3を駆動して貯湯タンク4の沸き上げを行う。したがって、翌日以降、貯湯タンク4に沸き上げられた湯が無駄になることが抑制される。
なお、ステップS130において特定用途に使用された湯量が過去の使用実績に加えられない場合、その特定用途の給湯は、上述したステップS10に関して特定用途の給湯に含めるものとする。
上述した記憶部50による翌日以降の湯の沸き上げ量および湯温の設定に関し、ステップS110で説明した特定使用条件に代えて、次に説明する特定使用条件を用いた判定を行ってもよい。
特定使用条件の一例として、所定期間内における特定用途の給湯回数が所定回数より多いことをその条件としてもよい。この場合、ステップ110で、記憶部50は、特定用途の給湯回数が所定回数より多いとき、処理をステップS120に移行する。これに対し、ステップ110で、記憶部50は、特定用途の給湯回数が所定回数より少ないとき、処理をステップS130に移行する。
また、特定使用条件の他の例として、特定用途の給湯に使用した熱量が所定の熱量より多いことをその条件としてもよい。この場合、ステップ110で、記憶部50は、特定用途の給湯に使用した熱量が所定の熱量より多いとき、処理をステップS120に移行する。これに対し、ステップ110で、記憶部50は、特定用途の給湯に使用した熱量が所定の熱量より少ないとき、処理をステップS130に移行する。
このようにしても、この貯湯式給湯装置1は、翌日以降、貯湯タンク4の湯切れが生じることを抑制可能であると共に、貯湯タンク4に沸き上げられた湯が無駄になることを抑制可能である。
以上説明した第1実施形態の貯湯式給湯装置1は、次の作用効果を奏する。
(1)第1実施形態では、制御部11は、特定用途の給湯が行われることが検知されたとき、特定用途の給湯が開始された時の貯湯タンク4の湯量が貯湯タンク4に貯留されるように加熱部3を駆動して貯湯タンク4の湯の沸き上げを行う。
これにより、特定用途の給湯が行われたとき、貯湯タンク4の湯の沸き上げが行われることで、貯湯タンク4の湯量は、特定用途の給湯が開始された時の湯量に戻される。これにより、特定用途の給湯が行われた場合でも、その後、当日のうちに日常用途に使用する湯量が貯湯タンク4に確保される。したがって、この貯湯式給湯装置1は、特定用途の給湯が使用された当日に、貯湯タンク4内の湯が不足するいわゆる湯切れを抑制することができる。
(2)第1実施形態では、制御部11は、特定用途の給湯が行われているときに、加熱部3を駆動して貯湯タンク4の湯の沸き上げを行う。
これによれば、特定用途の給湯と貯湯タンク4の湯の沸き上げとを同時進行で行うことが可能である。そのため、特定用途の給湯に大量の湯が使用された場合、または、特定用途の給湯と同時またはその直後に日常用途の給湯が行われた場合でも、貯湯タンク4の湯切れが生じることを抑制することができる。
(3)第1実施形態では、制御部11は、特定用途の給湯が行われることが検知されて所定時間経過した後に、加熱部3を駆動して貯湯タンク4の湯の沸き上げを行うことも可能である。これによれば、貯湯タンク4の残湯量に余裕があり、且つ、特定用途の給湯に使用される湯量が少ない場合には、加熱部3の駆動を行うことなく、加熱部3が消費するエネルギを低減することができる。
(4)第1実施形態では、制御部11は、特定用途の給湯が終了した後も継続して加熱部3を駆動して貯湯タンク4の湯の沸き上げを行う。
これによれば、特定用途の給湯が終了した時に日常用途に使用する湯量が貯湯タンク4に不足している場合でも、加熱部3の継続した駆動により日常用途に使用する湯量が貯湯タンク4に確保される。したがって、貯湯タンク4の湯切れを抑制することができる。
(5)第1実施形態では、特定用途の給湯が行われることを検知するための特定用途検知部は、特定給湯回路8を流れる湯の流量を検知する第2流量カウンタ31、または特定給湯回路8の湯の流れを検知するフローセンサである。
これによれば、特定用途検知部として第2流量カウンタ31を適用した場合、制御部11は、特定用途の給湯が行われていることと、その給湯に使用される湯の流量を検知することが可能である。
一方、特定用途検知部としてフローセンサを適用した場合、制御部11は、特定用途の給湯が行われている時間を検知することが可能である。
(6)第1実施形態では、特定用途検知部は、特定給湯回路8を使用した給湯を行うときにユーザが操作する特定用途スイッチ46である。
これによれば、特定用途検知部として特定用途スイッチ46を適用した場合、制御部11は、ユーザの操作により特定用途の給湯が行われることを検知することが可能である。
(7)第1実施形態では、制御部11は、特定用途スイッチ46がオンされたときから給湯が自動停止するまでの間、特定用途の給湯が行われていることを検知する。
これによれば、特定用途の給湯が定量止水式のものである場合、制御部11は、特定用途の給湯が行われている時間を検知することができる。
(8)第1実施形態では、制御部11は、特定用途スイッチ46がオンされたときからオフされるまでの間、特定用途の給湯が行われていることを検知する。
これによれば、特定用途スイッチ46のオン、オフで、特定用途の給湯の開始と停止が制御されるものである場合、制御部11は、特定用途の給湯が行われている時間を検知することができる。
(9)第1実施形態では、記憶部50は、特定用途の給湯が特定使用条件を満たさないとき、特定用途に使用された湯量を過去の使用実績に加えることはない。一方、記憶部50は、特定用途の給湯が特定使用条件を満たしたとき、特定用途に使用された湯量を過去の使用実績に加えて記憶する。
これによれば、特定用途の給湯の使用が低頻度である場合や湯量が少ない場合、その湯量を過去の使用実績に加えないことで、翌日以降に貯湯タンク4に沸き上げた湯が無駄になることを防ぐことができる。一方、特定用途の給湯の使用が高頻度であり且つ湯量が多い場合、その湯量を過去の使用実績に加えて記憶することで、翌日以降に貯湯タンク4に湯切れが生じることを抑制することができる。したがって、この貯湯式給湯装置1は加熱部3による貯湯タンク4の湯の沸き上げ量を適切なものとすることができる。
(10)第1実施形態では、特定使用条件は、特定用途の給湯回数が所定回数より多いこと、特定用途の給湯日数が所定日数より多いこと、または、特定用途の給湯に使用した熱量が所定の熱量より多いこと、のうち少なくとも1つである。
これによれば、使用頻度および熱量に関する特定使用条件を具体的かつ適切に設定することが可能である。
(11)第1実施形態では、表示部は、特定用途の給湯が行われていることを表示する。
これによれば、ユーザは、特定用途の給湯が行われているか否かを確認することができる。
(12)第1実施形態では、表示部は、貯湯タンク4の湯の沸き上げが行われていることを表示する。
これによれば、ユーザは、加熱部3が駆動しているか否かを確認することができる。
(13)第1実施形態では、表示部は、特定用途の給湯が特定使用条件を満たしたか否かを表示する。
これによれば、ユーザは、特定用途の給湯に使用された湯量が過去の使用実績に加わるか否か、すなわち、特定用途の給湯に使用された湯量が翌日以降の貯湯タンク4の湯の沸き上げ量に反映されるか否かを確認することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態について説明する。第2実施形態は、第1実施形態に対して沸き上げ制御に関する処理を変更したものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
第2実施形態について説明する。第2実施形態は、第1実施形態に対して沸き上げ制御に関する処理を変更したものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
第2実施形態における貯湯タンク4の沸き上げ制御について、図7のフローチャートを参照して説明する。
ステップS10からステップS50までは、第1実施形態で説明した処理と同一である。ステップS61で、制御部11は、ステップS30以降に加熱部3によって沸き上げられた湯熱量が、ステップS50で算出された湯熱量以上となったか否かを判定する。ステップS50で算出された湯熱量とは、特定用途の給湯開始時から終了時までの間にその特定用途の給湯に使用された湯熱量である。ステップS61において、制御部11は、加熱部3によって沸き上げられた湯熱量が、特定用途の給湯開始時から終了時までの間にその特定用途の給湯に使用された湯熱量以上となると、処理をステップS70に移行する。ステップS70で、制御部11は、加熱部3の駆動を停止する。
これにより、制御部11は、特定用途の給湯に使用された湯量を補うように加熱部3を駆動し、貯湯タンク4の湯の沸き上げを行うことが可能である。このようにすれば、特定用途の給湯と日常用途の給湯とが同時に行われた場合でも、制御部11は、日常用途の給湯に使用された湯量を除き、特定用途の給湯に使用された湯量のみを補うことが可能である。したがって、貯湯式給湯装置1は、加熱部3に消費されるエネルギを低減し、貯湯タンク4に沸き上げた湯が無駄になることを抑制することができる。
(他の実施形態)
(1)上記実施形態では、日常用途の給湯として、例えばシャワーまたは炊事などを例示した。これに対し、日常用途の給湯は上記に限られず、ユーザが日常的に湯を使用する種々の用途が該当する。
(1)上記実施形態では、日常用途の給湯として、例えばシャワーまたは炊事などを例示した。これに対し、日常用途の給湯は上記に限られず、ユーザが日常的に湯を使用する種々の用途が該当する。
一方、特定用途の給湯として、例えば屋外での洗車、レジャー用品の洗浄、または、日常的に湯張りを行わないユーザに関する風呂の湯張りを例示した。これに対し、特定用途の給湯も上記に限られず、ユーザが日常的に湯を使用する用途とは異なる種々の用途が該当する。
(2)上記実施形態では、貯湯ユニット2の特定給湯口28の近傍に特定用途スイッチ46を設置した。これに対し、特定用途スイッチ46は、リモコン51または通信機器52等に設けてもよい。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。
(まとめ)
上述の実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、貯湯式給湯装置は、加熱部により沸き上げて貯湯タンクに貯留した湯を給湯に使用することの可能な貯湯式給湯装置であり、給湯検知部、特定用途検知部、残湯量検出部、記憶部および制御部を備える。給湯検知部は、給湯が行われることを検知する。特定用途検知部は、日常用途とは異なる特定用途の給湯が行われることを検知する。残湯量検出部は、貯湯タンクの湯量を検出する。記憶部は、給湯に使用された湯量を所定期間学習し、その学習した湯量を過去の使用実績として記憶する。制御部は、過去の使用実績に対応する湯量が貯湯タンクに貯留されるように所定時間に加熱部を駆動して貯湯タンクの沸き上げを行う。また、制御部は、特定用途検知部により特定用途の給湯が行われることが検知されたとき、特定用途の給湯が開始された時の貯湯タンクの湯量が貯湯タンクに貯留されるように加熱部を駆動して貯湯タンクの湯の沸き上げを行う。
上述の実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、貯湯式給湯装置は、加熱部により沸き上げて貯湯タンクに貯留した湯を給湯に使用することの可能な貯湯式給湯装置であり、給湯検知部、特定用途検知部、残湯量検出部、記憶部および制御部を備える。給湯検知部は、給湯が行われることを検知する。特定用途検知部は、日常用途とは異なる特定用途の給湯が行われることを検知する。残湯量検出部は、貯湯タンクの湯量を検出する。記憶部は、給湯に使用された湯量を所定期間学習し、その学習した湯量を過去の使用実績として記憶する。制御部は、過去の使用実績に対応する湯量が貯湯タンクに貯留されるように所定時間に加熱部を駆動して貯湯タンクの沸き上げを行う。また、制御部は、特定用途検知部により特定用途の給湯が行われることが検知されたとき、特定用途の給湯が開始された時の貯湯タンクの湯量が貯湯タンクに貯留されるように加熱部を駆動して貯湯タンクの湯の沸き上げを行う。
第2の観点によれば、制御部は、特定用途の給湯が行われているときに、加熱部を駆動して貯湯タンクの湯の沸き上げを行う。
これによれば、特定用途の給湯と貯湯タンクの湯の沸き上げとを同時進行で行うことが可能である。そのため、特定用途の給湯に大量の湯が使用された場合、または、特定用途の給湯と同時またはその直後に日常用途の給湯が行われた場合でも、貯湯タンクの湯切れが生じることを抑制することができる。
なお、制御部は、特定用途の給湯が行われることが検知されて所定時間経過した後に、加熱部を駆動して貯湯タンクの湯の沸き上げを行うことも可能である。これによれば、特定用途の給湯に使用される湯量が少ない場合には、加熱部の駆動を行うことなく、加熱部が消費するエネルギを低減することができる。
第3の観点によれば、制御部は、特定用途の給湯が終了した後も継続して加熱部を駆動して貯湯タンクの湯の沸き上げを行う。
これによれば、特定用途の給湯が終了した時に日常用途に使用する湯量が貯湯タンクに不足している場合でも、加熱部の継続した駆動により日常用途に使用する湯量が貯湯タンクに確保される。したがって、貯湯タンクの湯切れを抑制することができる。
第4の観点によれば、貯湯式給湯装置は、特定用途に使用される湯が流れる特定給湯回路をさらに備える。特定用途検知部は、特定給湯回路を流れる湯の流量を検知する流量カウンタ、または特定給湯回路の湯の流れを検知するフローセンサである。
これによれば、特定用途検知部として流量カウンタを適用した場合、制御部は、特定用途の給湯が行われていることと、その給湯に使用される湯の流量を検知することが可能である。
一方、特定用途検知部としてフローセンサを適用した場合、制御部は、特定用途の給湯が行われている時間を検知することが可能である。
第5の観点によれば、貯湯式給湯装置は、特定用途に使用される湯が流れる特定給湯回路をさらに備える。特定用途検知部は、特定給湯回路を使用した給湯を行うときにユーザが操作する特定用途スイッチである。
これによれば、特定用途検知部として特定用途スイッチを適用した場合、制御部は、ユーザの操作により特定用途の給湯が行われることを検知することが可能である。
第6の観点によれば、制御部は、特定用途スイッチがオンされたときから給湯が自動停止するまでの間、特定用途の給湯が行われていることを検知する。
これによれば、特定用途の給湯が定量止水式のものである場合、制御部は、特定用途の給湯が行われている時間を検知することができる。
第7の観点によれば、制御部は、特定用途スイッチがオンされたときからオフされるまでの間、特定用途の給湯が行われていることを検知する。
これによれば、特定用途の給湯の開始と停止が特定用途スイッチのオン、オフで制御されるものである場合、制御部は、特定用途の給湯が行われている時間を検知することができる。
第8の観点によれば、貯湯式給湯装置は、特定用途に使用される湯が流れる特定給湯回路をさらに備える。特定用途検知部は、特定給湯回路を流れる湯の流量を検知する流量カウンタである。制御部は、特定用途検知部により特定用途の給湯が行われることが検知されたとき、特定用途の給湯に使用された湯量を補うように加熱部を駆動して貯湯タンクの湯の沸き上げを行う。
これによれば、特定用途の給湯と日常用途の給湯とが同時に行われた場合でも、制御部は、日常用途の給湯に使用された湯量を除き、特定用途の給湯に使用された湯量を補うように貯湯タンクの湯の沸き上げを行うことが可能である。
第9の観点によれば、記憶部は、特定用途検知部により検知される特定用途の給湯が使用頻度および熱量に関する特定使用条件を満たさないとき、特定用途に使用された湯量を過去の使用実績に加えることはない。一方、記憶部は、特定用途検知部により検知される特定用途の給湯が特定使用条件を満たしたとき、特定用途に使用された湯量を過去の使用実績に加えて記憶する。
これによれば、特定用途の給湯の使用が低頻度である場合や湯量が少ない場合、その湯量を過去の使用実績に加えないことで、翌日以降に貯湯タンクに沸き上げた湯が無駄になることを防ぐことができる。一方、特定用途の給湯の使用が高頻度であり且つ湯量が多い場合、その湯量を過去の使用実績に加えて記憶することで、翌日以降に貯湯タンクに湯切れが生じることを抑制することができる。したがって、この貯湯式給湯装置は加熱部による貯湯タンクの湯の沸き上げ量を適切なものとすることができる。
第10の観点によれば、貯湯式給湯装置は、加熱部により沸き上げて貯湯タンクに貯留した湯を給湯に使用することの可能な貯湯式給湯装置であり、給湯検知部、特定用途検知部、残湯量検出部、記憶部および制御部を備える。給湯検知部は、給湯が行われることを検知する。特定用途検知部は、日常用途とは異なる特定用途の給湯が行われることを検知する。残湯量検出部は、貯湯タンクの湯量を検出する。記憶部は、給湯に使用された湯量を所定期間学習し、その学習した湯量を過去の使用実績として記憶する。制御部は、過去の使用実績に対応する湯量が貯湯タンクに貯留されるように所定時間に加熱部を駆動して貯湯タンクの沸き上げを行う。ここで、記憶部は、特定用途検知部により検知される特定用途の給湯が使用頻度および熱量に関する特定使用条件を満たさないとき、特定用途に使用された湯量を過去の使用実績に加えることはしない。一方、記憶部は、特定用途検知部により検知される特定用途の給湯が特定使用条件を満たしたとき、特定用途に使用された湯量を過去の使用実績に加えて記憶する。
これによれば、特定用途の給湯の使用が低頻度である場合や湯量が少ない場合、その湯量を過去の使用実績に加えないことで、翌日以降に貯湯タンクに沸き上げた湯が無駄になることを防ぐことができる。一方、特定用途の給湯の使用が高頻度であり且つ湯量が多い場合、その湯量を過去の使用実績に加えて記憶することで、翌日以降に貯湯タンクに湯切れが生じることを抑制することができる。したがって、この貯湯式給湯装置は加熱部による貯湯タンクの湯の沸き上げ量を適切なものとすることができる。
第11の観点によれば、特定使用条件は、特定用途の給湯回数が所定回数より多いこと、特定用途の給湯日数が所定日数より多いこと、または、特定用途の給湯に使用した熱量が所定の熱量より多いこと、のうち少なくとも1つである。
これによれば、使用頻度および熱量に関する特定使用条件を具体的かつ適切に設定することが可能である。
第12の観点によれば、貯湯式給湯装置は、特定用途の給湯が行われていることを表示する表示部をさらに備える。
これによれば、ユーザは、特定用途の給湯が行われているか否かを確認することができる。
第13の観点によれば、貯湯式給湯装置は、貯湯タンクの湯の沸き上げが行われていることを表示する表示部を備える。
これによれば、ユーザは、加熱部が駆動しているか否かを確認することができる。
第14の観点によれば、貯湯式給湯装置は、特定用途の給湯が特定使用条件を満たしたか否かを表示する表示部を備える。
これによれば、ユーザは、特定用途の給湯に使用された湯量が過去の使用実績に加わるか否か、すなわち翌日以降の貯湯タンクの湯の沸き上げ量に反映されるか否かを確認することができる。
1 貯湯式給湯装置
3 加熱部
4 貯湯タンク
11 制御部
13 温度センサ
30 第1流量カウンタ
31 第2流量カウンタ
39 第3流量カウンタ
46 特定用途スイッチ
50 記憶部
3 加熱部
4 貯湯タンク
11 制御部
13 温度センサ
30 第1流量カウンタ
31 第2流量カウンタ
39 第3流量カウンタ
46 特定用途スイッチ
50 記憶部
Claims (14)
- 加熱部(3)により沸き上げて貯湯タンク(4)に貯留した湯を給湯に使用することの可能な貯湯式給湯装置であって、
給湯が行われることを検知する給湯検知部(30)と、
日常用途とは異なる特定用途の給湯が行われることを検知する特定用途検知部(31、39、46)と、
前記貯湯タンクの湯量を検出する残湯量検出部(13)と、
給湯に使用された湯量を所定期間学習し、その学習した湯量を過去の使用実績として記憶する記憶部(50)と、
過去の使用実績に対応する湯量が前記貯湯タンクに貯留されるように所定時間に前記加熱部を駆動して前記貯湯タンクの沸き上げを行い、且つ、前記特定用途検知部により特定用途の給湯が行われることが検知されたとき、特定用途の給湯が開始された時の前記貯湯タンクの湯量が前記貯湯タンクに貯留されるように前記加熱部を駆動して前記貯湯タンクの湯の沸き上げを行う制御部(11)と、を備える貯湯式給湯装置。 - 前記制御部は、特定用途の給湯が行われているときに、前記加熱部を駆動して前記貯湯タンクの湯の沸き上げを行う(S30)請求項1に記載の貯湯式給湯装置。
- 前記制御部は、特定用途の給湯が終了した後も継続して前記加熱部を駆動して前記貯湯タンクの湯の沸き上げを行う請求項1または2に記載の貯湯式給湯装置。
- 特定用途に使用される湯が流れる特定給湯回路(8)をさらに備え、
前記特定用途検知部は、前記特定給湯回路を流れる湯の流量を検知する流量カウンタ(31)、または前記特定給湯回路の湯の流れを検知するフローセンサである請求項1ないし3のいずれか1つに記載の貯湯式給湯装置。 - 特定用途に使用される湯が流れる特定給湯回路をさらに備え、
前記特定用途検知部は、前記特定給湯回路を使用した給湯を行うときにユーザが操作する特定用途スイッチ(46)である請求項1ないし4のいずれか1つに記載の貯湯式給湯装置。 - 前記制御部は、前記特定用途スイッチがオンされたときから給湯が自動停止するまでの間、特定用途の給湯が行われていることを検知する請求項5に記載の貯湯式給湯装置。
- 前記制御部は、前記特定用途スイッチがオンされたときからオフされるまでの間、特定用途の給湯が行われていることを検知する請求項5に記載の貯湯式給湯装置。
- 特定用途に使用される湯が流れる特定給湯回路をさらに備え、
前記特定用途検知部は、前記特定給湯回路を流れる湯の流量を検知する流量カウンタであり、
前記制御部は、前記特定用途検知部により特定用途の給湯が行われることが検知されたとき、特定用途の給湯に使用された湯量を補うように前記加熱部を駆動して前記貯湯タンクの湯の沸き上げを行う(S61)請求項1ないし7のいずれか1つに記載の貯湯式給湯装置。 - 記憶部は、
前記特定用途検知部により検知される特定用途の給湯が使用頻度および熱量に関する特定使用条件を満たさないとき、特定用途に使用された湯量を過去の使用実績に加えることなく(S130)、
前記特定用途検知部により検知される特定用途の給湯が前記特定使用条件を満たしたとき、特定用途に使用された湯量を過去の使用実績に加えて記憶する(S120)請求項1ないし8のいずれか1つに記載の貯湯式給湯装置。 - 加熱部(3)により沸き上げて貯湯タンク(4)に貯留した湯を給湯に使用することの可能な貯湯式給湯装置であって、
給湯が行われることを検知する給湯検知部(30)と、
日常用途とは異なる特定用途の給湯が行われることを検知する特定用途検知部(31、39、46)と、
前記貯湯タンクの湯量を検出する残湯量検出部(13)と、
給湯に使用された湯量を所定期間学習し、その学習した湯量を過去の使用実績として記憶する記憶部(50)と、
過去の使用実績に対応する湯量が前記貯湯タンクに貯留されるように所定時間に前記加熱部を駆動して前記貯湯タンクの沸き上げを行う制御部(11)と、を備え、
前記記憶部は、
前記特定用途検知部により検知される特定用途の給湯が使用頻度および熱量に関する特定使用条件を満たさないとき、特定用途に使用された湯量を過去の使用実績に加えることなく(S130)、
前記特定用途検知部により検知される特定用途の給湯が前記特定使用条件を満たしたとき、特定用途に使用された湯量を過去の使用実績に加えて記憶する(S120)、貯湯式給湯装置。 - 前記特定使用条件は、特定用途の給湯回数が所定回数より多いこと、特定用途の給湯日数が所定日数より多いこと、または、特定用途の給湯に使用した熱量が所定の熱量より多いこと、のうち少なくとも1つである請求項10に記載の貯湯式給湯装置。
- 特定用途の給湯が行われていることを表示する表示部(53)を備える請求項1ないし11のいずれか1つに記載の貯湯式給湯装置。
- 前記貯湯タンクの湯の沸き上げが行われていることを表示する表示部を備える請求項1ないし12のいずれか1つに記載の貯湯式給湯装置。
- 特定用途の給湯が前記特定使用条件を満たしたか否かを表示する表示部を備える請求項9ないし11のいずれか1つに記載の貯湯式給湯装置。
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