JP2023135342A - 給湯機 - Google Patents

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裕幸 ▲高▼山
Hiroyuki Takayama
智樹 坂上
Tomoki Sakanoue
晃平 小川
Kohei Ogawa
翔登 平
Shoto Taira
一真 辻本
Kazuma Tsujimoto
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Abstract

【課題】湯の使用量の節約と、操作性の向上とを両立する上で有利になる給湯機を提供する。【解決手段】本開示に係る給湯機は、浴槽への湯張りを行う湯張り機能部と、浴槽の洗浄を行う浴槽洗浄機能部と、湯張り機能部と浴槽洗浄機能部とを制御する制御部とを備える。制御部は、湯張り機能部により湯張りを実施するときに、浴槽洗浄機能部を動作させて浴槽を洗浄した後に、湯張り機能部により湯張りを行う第一運転か、浴槽洗浄機能部を動作させずに、湯張り機能部により湯張りを行う第二運転か、のいずれかの運転を自動で選択して実施可能である。【選択図】図2

Description

本開示は、給湯機に関する。
下記特許文献1には、浴槽洗浄の指令がされたときに、状況を判断して、実際に浴槽洗浄を開始するか否かを決定する浴槽洗浄始動の制御方法が開示されている。
特開平04-170923号公報
湯張り前に浴槽の洗浄を行う行為は一般的な浴槽の使い方である。ユーザーが湯張り運転指示を行う前に浴槽洗浄運転を行いたい場合は、ユーザーが、その都度、浴槽の汚れを確認し、浴槽洗浄運転が必要かどうかを判断してから浴槽洗浄運転の指示を行う必要があるため、ユーザーにとっては不便である。
その一方で、湯張り運転を行う前に必ず、浴槽洗浄運転を行うようにしておくと、実際は浴槽が汚れていない場合でも、浴槽洗浄運転が行われてしまい、湯張り運転完了までの時間が長くなる。また、浴槽洗浄運転に、給湯機で生成した湯を使用する場合は、湯の使用量が増加する。
本開示は、上述のような課題を解決するためになされたもので、湯の使用量の節約と、操作性の向上とを両立する上で有利になる給湯機を提供することを目的とする。
本開示に係る給湯機は、浴槽への湯張りを行う湯張り機能部と、浴槽の洗浄を行う浴槽洗浄機能部と、湯張り機能部と浴槽洗浄機能部とを制御する制御部とを備え、制御部は、湯張り機能部により湯張りを実施するときに、浴槽洗浄機能部を動作させて浴槽を洗浄した後に、湯張り機能部により湯張りを行う第一運転か、浴槽洗浄機能部を動作させずに、湯張り機能部により湯張りを行う第二運転か、のいずれかの運転を自動で選択して実施可能であるものである。
本開示によれば、湯の使用量の節約と、操作性の向上とを両立する上で有利になる給湯機を提供することが可能となる。
実施の形態1による給湯機を示す図である。 浴槽洗浄機能部による浴槽洗浄運転のときの給湯機の回路構成を示す図である。 湯張り運転指示があった場合における制御部による処理の例を示すフローチャートである。 湯張り運転指示があった場合における制御部による処理の他の例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通または対応する要素には、同一の符号を付して、説明を簡略化または省略する。以下の説明において、「水」、「湯」、「温水」、「湯水」等の記載は、原則として、液体の水を意味し、冷水から熱湯までもが含まれうるものとする。また、以下に示す実施の形態に示した構成は、本開示による技術的思想の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本開示に記載の複数の技術的思想を組み合わせることも可能である。また、本開示の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略または変更することも可能である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による給湯機を示す図である。図1に示すように、本実施の形態の給湯機35は、タンクユニット33と、ヒートポンプサイクルを利用するHPユニット7と、運転動作指令あるいは設定値の変更などに関するユーザーの操作を受け付けるリモコン44とを備えている。HPユニット7とタンクユニット33とは、HP往き配管14とHP戻り配管15と図示しない電気配線とを介して接続されている。タンクユニット33には、貯湯タンク8と制御部36とが内蔵されている。タンクユニット33及びHPユニット7が備える各種弁類、ポンプ類等の作動は、これらと電気的に接続された制御部36により制御される。
なお、本実施の形態では貯湯タンク8を有する貯湯式の給湯機35を例に説明するが、本開示は、貯湯式以外の瞬間式の給湯機にも適用可能である。
制御部36は、例えば、少なくとも一つのメモリと少なくとも一つのプロセッサとを有するものでもよい。制御部36は、給湯機35の運転を制御する制御手段に相当する。制御部36は、日時を管理するタイマー機能を有していてもよい。なお、図示のように単一の制御部36により動作が制御される構成に限定されるものではなく、複数の制御装置が連携することで動作を制御する構成にしてもよい。
リモコン44は、ユーザーインターフェースの例である。制御部36とリモコン44の間は、有線または無線により、双方向にデータ通信可能に接続されている。図示を省略するが、リモコン44には、給湯機35の状態等の情報を表示する表示部、ユーザーが操作するスイッチ等の操作部、スピーカ、マイク等が搭載されている。リモコン44の表示部は、ユーザーに情報を報知する報知手段としての機能を有する。本実施の形態において、リモコン44等のユーザーインターフェースは、例えば音声案内装置のような他の報知手段を備えてもよい。
本実施の形態において、リモコン44は、例えば台所、リビング、浴室などの壁に設置されたものでもよい。複数のリモコン44が制御部36に対して通信可能でもよい。リモコン44に代えて、またはリモコン44に加えて、例えばスマートフォンなどのモバイル機器、あるいはスマートスピーカなどの、他のユーザーインターフェースを報知手段として利用できるように構成してもよい。ユーザーインターフェースと制御部36とが、ホームネットワークあるいはインターネットを介して通信してもよい。
HPユニット7は、タンクユニット33から導かれた水を加熱するための加熱手段として機能する。HPユニット7は、圧縮機1、水冷媒熱交換器3、膨張弁4、空気熱交換器6を冷媒配管5により環状に接続し、ヒートポンプサイクルを構成している。水冷媒熱交換器3は、圧縮機1で圧縮された高温高圧の冷媒と、タンクユニット33から導かれた水との間で熱交換を行う。
タンクユニット33には、以下の各種部品及び配管などが内蔵されている。第一給水配管9aの一端は水道等の水源に接続される。第一給水配管9aの他端には減圧弁31を介して第二給水配管9b及び第三給水配管9cが接続される。貯湯タンク8は、温水を貯えるものである。貯湯タンク8の下部に設けられた水導入口8aには、第三給水配管9cが接続されている。水道等の水源から供給される水は、減圧弁31で所定圧力に調圧された上で、第三給水配管9cを通って貯湯タンク8内に流入する。貯湯タンク8の上部に設けられた温水導入出口8dには、貯湯タンク8内に貯留された湯を取り出すための給湯管路21と、送湯配管13とが接続されている。貯湯タンク8には、HPユニット7を用いて加熱された高温水が温水導入出口8dから流入するとともに、第三給水配管9cからの低温水が水導入口8aから流入する。貯湯タンク8内には、上側が高温で下側が低温となる温度成層を形成して、湯水が貯留される。また、貯湯タンク8の表面には、複数の貯湯温度センサ42,43が高さを変えて取り付けられている。これらの貯湯温度センサ42,43で貯湯タンク8内の温水の温度分布を検知することにより、貯湯タンク8内の残湯量または蓄熱量が制御部36により把握される。制御部36は、その残湯量または蓄熱量等に基づいて、HPユニット7により水を加熱して生成した湯を貯湯タンク8内に貯える貯湯運転の開始及び停止などを制御する。
タンクユニット33内には、熱源ポンプ12、ふろ熱交換器20、給湯用混合弁22、ふろ用混合弁23、ふろ循環ポンプ29がさらに設けられている。熱源ポンプ12は、各種の配管に温水を循環させるためのポンプであり、HP往き配管14上に設けられている。ふろ熱交換器20は、貯湯タンク8あるいはHPユニット7から供給される湯と、浴槽30から導かれた浴槽水との熱交換を行うことで、浴槽水を加熱する熱交換器である。ふろ熱交換器20には、浴槽30から導出した浴槽水を循環させるふろ往き配管27及びふろ戻り配管28が接続されている。ふろ熱交換器20は、ふろ往き配管27と、ふろ戻り配管28と、浴槽30とで形成される循環経路の途中に設置されている。ふろ戻り配管28の途中には、浴槽水を循環させるためのふろ循環ポンプ29と、ふろ戻り配管28内の浴槽水の流れの有無を検知する流れ検知手段であるフロースイッチ19と、浴槽30から出た浴槽水の温度を検知するふろ戻り温度センサ38とが設置されている。ふろ往き配管27の途中には、ふろ熱交換器20から出た熱交換後の浴槽水の温度を検知するふろ往き温度センサ37と、通過した湯の量を測定する流量センサ40と、浴槽の水位を検知する水位センサ41とが設置されている。
給湯用混合弁22は、貯湯タンク8から給湯管路21により供給される湯と、第二給水配管9bから供給される低温水との流量比を可変とすることで湯温を調整する機能を有する混合手段である。給湯用混合弁22の出口は、第一給湯配管24の一端に接続されている。第一給湯配管24の他端は、給湯栓34に接続されている。ユーザーが使用するシャワーあるいはカラン等の蛇口(図示しない)に給湯するための外部給湯配管(図示省略)が、給湯栓34に接続される。
ふろ用混合弁23は、貯湯タンク8から給湯管路21により供給される湯と、第二給水配管9bから供給される低温水との流量比を可変とすることで湯温を調整する機能を有する混合手段である。ふろ用混合弁23の出口は、第二給湯配管25の一端に接続されている。第二給湯配管25の他端は、ふろ熱交換器20とふろ往き温度センサ37との間のふろ往き配管27に接続されている。第二給湯配管25の途中には、第二給湯配管25を開閉するふろ用電磁弁26と、第二給湯配管25を通る湯の流量を検知するふろ用流量センサ45とが設けられている。ふろ用混合弁23で温度調整された湯は、第二給湯配管25、ふろ往き配管27及びふろ戻り配管28を経て、浴槽30に流入する。
次に、本実施の形態の給湯機35の貯湯運転について説明する。貯湯運転では、制御部36は、HPユニット7及び熱源ポンプ12を稼動させる。三方弁11は、水導出口配管10とHP往き配管14とが連通する形態(a-c経路)とされる。四方弁18は、HP戻り配管15と送湯配管13とが連通する形態(c-d経路)とされる。熱源ポンプ12が稼動することで、貯湯タンク8内の下部の水が、水導出口8b、水導出口配管10、三方弁11、HP往き配管14を経由し、HPユニット7の水冷媒熱交換器3へ送られる。そして、水冷媒熱交換器3を通過する間に加熱されて高温になった湯は、HP戻り配管15、四方弁18、送湯配管13、温水導入出口8dを通り、貯湯タンク8内の上部に流入する。このような貯湯運転により、貯湯タンク8内に上から下に向かって湯が貯えられ、蓄熱される。
次に、本実施の形態の給湯機35の湯張り運転について説明する。湯張り運転は、浴槽30内に湯を供給して浴槽30内に湯を溜める動作である湯張りを行うための運転である。湯張り運転において、制御部36は、ふろ用電磁弁26を開き、ふろ用混合弁23により温度調整された湯を、第二給湯配管25、ふろ往き配管27、ふろ戻り配管28を経由して、浴槽30へ供給する。本実施の形態において、ふろ用混合弁23、第二給湯配管25、ふろ用電磁弁26、ふろ往き配管27、ふろ戻り配管28は、浴槽30への湯張りを行う湯張り機能部に相当する。
湯張り運転において、制御部36は、ふろ往き温度センサ37で検知される温度が、リモコン44にてユーザーが設定した湯張り温度に等しくなるように、ふろ用混合弁23の動作を制御する。また、制御部36は、流量センサ40あるいはふろ用流量センサ45により、浴槽30へ供給された湯張り湯量を検知する。その検知された湯張り湯量が、リモコン44にてユーザーが設定した湯張り湯量に達すると、制御部36は、湯張り運転を終了する。
本実施の形態の給湯機35は、浴槽30に入浴した人の数である入浴人数を検知する入浴人数検知手段を備える。例えば、湯張り運転の終了後、制御部36は、水位センサ41を用いて、浴槽30内の水位の変動の回数をカウントすることにより、入浴人数を検知してもよい。入浴人数検知手段は、この例に限定されない。例えば、浴室内を撮像するカメラの画像を画像処理することで、入浴人数を検知してもよい。
本実施の形態の給湯機35は、浴槽30の洗浄を行う浴槽洗浄機能部39を備える。制御部36は、浴槽洗浄機能部39の動作を制御する。タンクユニット33の外部に外部配管46が設けられている。外部配管46の一端は、第一給湯配管24に連通している。外部配管46の他端は、浴槽洗浄機能部39に接続されている。
図2は、浴槽洗浄機能部39による浴槽洗浄運転のときの給湯機35の回路構成を示す図である。浴槽洗浄運転において、制御部36は、給湯用混合弁22により温度調整された湯を、第一給湯配管24及び外部配管46を経由して、浴槽洗浄機能部39へ供給する。浴槽洗浄機能部39は、外部配管46から取得した湯と、浴槽洗浄機能部39内の洗浄液とを混合し、その混合液を浴槽30の内壁に吹き付ける。その後、浴槽洗浄機能部39は、洗浄液を混合させていない、外部配管46から取得した湯を浴槽30の内壁に吹き付けることで、すすぎ洗いを行う。
仮に、湯張り運転の指示と、浴槽洗浄運転の指示とが独立している状態で、ユーザーが湯張りの前に浴槽30の洗浄を行いたい場合には、ユーザーが、その都度、浴槽30の汚れを確認し、浴槽洗浄運転の指示を行う必要がある為、ユーザーにとっては不便である。
その一方で、湯張り運転を行う前に必ず、浴槽洗浄運転を行うようにしておくと、実際は浴槽30が汚れていない場合でも、浴槽洗浄運転が行われる為、湯張り完了までの時間が長くなる。また、実際は浴槽30が汚れていない場合にも浴槽洗浄が行われることで、給湯機35で生成した湯を浴槽洗浄に使用する量が増えてしまう。
上記のような課題に対し、本実施の形態における制御部36は、湯張り機能部により湯張りを実施するとき、すなわち、給湯機35にユーザーから湯張り運転の指示があった場合に、浴槽洗浄機能部39を動作させて浴槽30を洗浄した後に、湯張り機能部により湯張りを行う第一運転か、浴槽洗浄機能部39を動作させずに、湯張り機能部により湯張りを行う第二運転か、のいずれかの運転を自動で選択して実施可能である。浴槽30が実際に汚れている場合には制御部36が第一運転を自動で選択して実施することで、ユーザーは、浴槽30の汚れをその都度確認したり、浴槽洗浄運転の指示を行ったりする必要がないので、利便性が向上する。その一方で、実際には浴槽30が汚れていない場合には、制御部36が第二運転を自動で選択して実施することで、湯張り完了までの時間が長くなることを防止できるとともに、湯の使用量を節約できる。
図3は、湯張り運転指示があった場合における制御部36による処理の例を示すフローチャートである。ステップS1で、リモコン44に対してユーザーから湯張り運転の指示があった場合には、処理はステップS2へ進む。ステップS2で、制御部36は、過去所定期間に浴槽洗浄機能部39により浴槽30を洗浄した回数を基準回数と比較する。ここでは、例として、「過去所定期間」を過去3日間とし、「基準回数」を1回とする。制御部36は、過去所定期間に浴槽洗浄機能部39により浴槽30を洗浄した回数が基準回数以下のとき、すなわち、過去3日間のうちに浴槽洗浄機能部39により浴槽30を洗浄した回数が1回以下である場合には、処理はステップS3に進む。これに対し、過去3日間のうちに浴槽洗浄機能部39により浴槽30を洗浄した回数が、2回またはそれ以上である場合には、処理はステップS4に進む。
ステップS3に進んだ場合には、制御部36は、浴槽洗浄機能部39による浴槽洗浄運転を実施する。その後、ステップS5として、制御部36は、湯張り運転を実施する。その湯張り運転が完了すると、ステップS6として、処理を終了する。ステップS3及びステップS5は、第一運転に相当する。
一方、ステップS4に進んだ場合には、制御部36は、浴槽洗浄機能部39による浴槽洗浄運転を実施することなく、湯張り運転を開始する。その湯張り運転が完了すると、ステップS7として、処理を終了する。ステップS4は、第二運転に相当する。
過去所定期間に浴槽洗浄機能部39により浴槽30を洗浄した回数が基準回数を超える場合には、洗浄の頻度が多いので、浴槽30がきれいな状態であると考えられる。そこで、この場合には、制御部36が第二運転を選択して実施することで、不必要な浴槽洗浄運転の実施を抑制できる。
給湯機35は、上述した「過去所定期間」の長さと「基準回数」の値との少なくとも一方を変更可能な頻度変更手段を備えていてもよい。例えば、ユーザーがリモコン44を操作することで、「過去所定期間」の長さと「基準回数」の値との少なくとも一方を変更できるように構成してもよい。同じ入浴人数でも、季節によって、浴槽30の汚れ具合が異なると想定される。頻度変更手段を備えることで、そのような汚れ具合の相違あるいはユーザーの使用環境に、より適切に対応できる。例えば、汚れ具合の大きい季節である夏には、「過去所定期間」を過去2日間とし、「基準回数」を1回とすることで、浴槽洗浄運転を自動で高頻度に実施できる。反対に、汚れ具合の小さい季節である冬には、「過去所定期間」を過去7日間とし、「基準回数」を2回とすることで、浴槽洗浄運転の実施を低頻度にすることができ、不必要な浴槽洗浄運転の実施を抑制できる。このようなことから、利便性が高まる。
本実施の形態であれば、ユーザーは、湯張り運転の指示を行うだけで、適切に浴槽洗浄運転を実施することができる為、操作も簡便であり、不要な浴槽洗浄運転を省くこともできる。
図4は、湯張り運転指示があった場合における制御部36による処理の他の例を示すフローチャートである。図4の例は、図3の例と比べて、ステップS2の処理がステップS8に置換されている点が異なる。ステップS8で、制御部36は、湯張り機能部が浴槽30を前回洗浄してからの入浴人数を基準人数と比較し、当該入浴人数が基準人数を超える場合にはステップS3に進んで第一運転を実施し、当該入浴人数が基準人数以下である場合にはステップS4に進んで第二運転を実施する。「基準人数」は、例えば4人でもよい。
浴槽30を使用する入浴者が多い程、浴槽30が汚れる為、入浴者数が少なければ浴槽30の洗浄が不要であると言える。湯張り機能部が浴槽30を前回洗浄してからの入浴人数が基準人数以下であれば、浴槽30の汚れが少ないと考えられるので、制御部36が第二運転を選択して実施することで、不必要な浴槽洗浄運転の実施を抑制できる。
給湯機35は、上述した「基準人数」の値を変更可能な人数変更手段を備えていてもよい。例えば、ユーザーがリモコン44を操作することで、「基準人数」の値を変更できるように構成してもよい。同じ人数でも、大人と子供、あるいは年齢などによって、浴槽30の汚れやすさが異なると想定される。そこで、ユーザーの環境に適合した適切な値の基準人数を設定できるようにすることで、利便性が高まる。
給湯機35は、制御部36に第一運転を強制実施させる命令をユーザーから受け付ける強制操作部を備えていてもよい。第一運転を強制実施させる命令を強制操作部が受け付けると、制御部36は、第二運転を実施する条件のときであっても、第一運転を実施する。浴槽30の汚れ具合に関係なく、湯張り運転を行う毎に浴槽30の洗浄を行いたいユーザーもいる。上記の強制操作部を備えることで、そのようなユーザーにとっての利便性が向上する。強制操作部として、第一運転を強制実施させるための専用のスイッチをリモコン44に設けてもよい。
あるいは、強制操作部が、湯張り機能部に対する通常の命令を受け付ける湯張り操作部と共通の操作部であり、湯張り機能部が通常の命令を受け付けるときの当該操作部への操作の仕方と、第一運転を強制実施させる命令を強制操作部が受け付けるときの当該操作部への操作の仕方とが異なるように構成してもよい。例えば、ユーザーが通常の湯張り指示を行うときに操作するためのリモコン44のスイッチに対して、特殊操作をすることで、第一運転を強制実施させることができるようにしてもよい。この「特殊操作」とは、例えば、3秒程度押し続ける長押しでもよいし、他のスイッチと同時に押す同時押しでもよい。以上のようにすれば、第一運転を強制実施させるための専用のスイッチが不要となるので、コストダウンが図れるとともに、リモコン44のデザイン性が向上する。
また、給湯機35は、毎回の湯張りごとに、その都度、浴槽洗浄機能部39による浴槽洗浄を実施する毎回洗浄制御を有していてもよい。ユーザーがリモコン44にて毎回洗浄制御を設定した場合には、制御部36は、湯張りを実施するときには常に第一運転を実施する。
給湯機35は、第一運転の動作状態、もしくは第二運転の動作状態を報知する報知手段を備えていてもよい。例えば、第一運転もしくは第二運転の実施中に、その動作状態についての情報を、リモコン44の表示部に表示したり、リモコン44から音声案内をしてもよい。これにより、ユーザーは、給湯機35がどのような動作を現在実施しているか容易に把握することができる為、利便性がより向上する。
1 圧縮機、 3 水冷媒熱交換器、 4 膨張弁、 5 冷媒配管、 6 空気熱交換器、 7 HPユニット、 8 貯湯タンク、 8a 水導入口、 8b 水導出口、 8d 温水導入出口、 9a 第一給水配管、 9b 第二給水配管、 9c 第三給水配管、 10 水導出口配管、 11 三方弁、 12 熱源ポンプ、 13 送湯配管、 14 HP往き配管、 15 HP戻り配管、 18 四方弁、 19 フロースイッチ、 20 ふろ熱交換器、 21 給湯管路、 22 給湯用混合弁、 23 ふろ用混合弁、 24 第一給湯配管、 25 第二給湯配管、 26 ふろ用電磁弁、 27 ふろ往き配管、 28 ふろ戻り配管、 29 ふろ循環ポンプ、 30 浴槽、 31 減圧弁、 33 タンクユニット、 34 給湯栓、 35 給湯機、 36 制御部、 37 ふろ往き温度センサ、 38 ふろ戻り温度センサ、 39 浴槽洗浄機能部、 40 流量センサ、 41 水位センサ、 42,43 貯湯温度センサ、 44 リモコン、 45 ふろ用流量センサ、 46 外部配管

Claims (8)

  1. 浴槽への湯張りを行う湯張り機能部と、
    前記浴槽の洗浄を行う浴槽洗浄機能部と、
    前記湯張り機能部と前記浴槽洗浄機能部とを制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記湯張り機能部により前記湯張りを実施するときに、
    前記浴槽洗浄機能部を動作させて前記浴槽を洗浄した後に、前記湯張り機能部により前記湯張りを行う第一運転か、
    前記浴槽洗浄機能部を動作させずに、前記湯張り機能部により前記湯張りを行う第二運転か、
    のいずれかの運転を自動で選択して実施可能である給湯機。
  2. 前記制御部は、過去所定期間に前記浴槽洗浄機能部により前記浴槽を洗浄した回数が基準回数以下のときには前記第一運転を実施する請求項1に記載の給湯機。
  3. 前記浴槽に入浴した人の数である入浴人数を検知する入浴人数検知手段を備え、
    前記湯張り機能部により前記湯張りを実施するときに、前記制御部は、前記湯張り機能部が前記浴槽を前回洗浄してからの前記入浴人数が基準人数を超える場合には前記第一運転を実施する請求項1または請求項2に記載の給湯機。
  4. 前記制御部に前記第一運転を強制実施させる命令を受け付ける強制操作部を備え、
    前記第一運転を強制実施させる命令を前記強制操作部が受け付けると、前記制御部は、前記第二運転を実施する条件のときであっても、前記第一運転を実施する請求項1または請求項2に記載の給湯機。
  5. 前記強制操作部は、前記湯張り機能部に対する命令を受け付ける湯張り操作部と共通の操作部であり、
    前記湯張り機能部が命令を受け付けるときの前記操作部への操作の仕方と、前記第一運転を強制実施させる命令を前記強制操作部が受け付けるときの前記操作部への操作の仕方とが異なる請求項4に記載の給湯機。
  6. 前記過去所定期間の長さと前記基準回数の値との少なくとも一方を変更可能な頻度変更手段を備えた請求項2に記載の給湯機。
  7. 前記基準人数の値を変更可能な人数変更手段を備えた請求項3に記載の給湯機。
  8. 前記第一運転の動作状態、もしくは前記第二運転の動作状態を報知する報知手段を備えた請求項1または請求項2に記載の給湯機。
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