JP6237943B2 - 貯湯式給湯機 - Google Patents

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Description

本発明は、貯湯式給湯機に関する。
例えばヒートポンプなどの加熱手段により沸き上げられた湯を貯湯タンクに貯え、貯湯タンクから取り出した湯を用いて、浴槽、シャワー、台所および洗面所の蛇口などの給湯先に給湯する貯湯式給湯機が広く用いられている。
特許文献1には、シャワーへの給湯流量を周期的に変動させることで、節水および省エネルギーを図るようにした給湯機が開示されている。
特開2011−252684号公報
特許文献1に開示された技術のように、シャワーへの給湯流量を変動させ、周期的に流量を低下させることで、節水効果および省エネルギー効果が生じる場合もある。しかしながら、シャワーの流量が周期的に低下することで、すすぎ性能が低下し、使いにくくなる可能性がある。また、必要なすすぎ時間が長くなり、十分な節水効果および省エネルギー効果が得られないことも考えられる。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、使いやすさを維持しながら、省エネルギー性を向上することのできる貯湯式給湯機を提供することを目的とする。
本発明に係る貯湯式給湯機は、湯を貯える貯湯タンクと、給湯配管と、貯湯タンクから供給される湯と、水源から供給される水とを混合することにより、給湯配管を流れる湯の温度である給湯温度を調整する混合手段と、給湯配管を流れる湯の流量である給湯流量を調整する流量調整手段と、混合手段および流量調整手段の動作を制御する制御手段と、を備え、給湯流量と給湯温度との双方を時間的に一定にする定量・定温モードと、給湯流量を時間的に変動させるとともに給湯温度を時間的に一定にする変量・定温モードと、給湯流量を時間的に一定にするとともに給湯温度を時間的に変動させる定量・変温モードと、給湯流量を時間的に変動させるとともに給湯温度を時間的に変動させる変量・変温モードと、の4つのモードのうちの少なくとも3つのモードを備え、制御手段は、各モードを切り替える機能を有し、制御手段は、変量・定温モードおよび変量・変温モードの両方または一方において、初期流量を上限とし、この初期流量に対して低い流量を下限として、その間で給湯流量を周期的に変動させるものである。
本発明によれば、使いやすさを維持しながら、省エネルギー性を向上することが可能となる。
本発明の実施の形態1の貯湯式給湯機を示す構成図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1の貯湯式給湯機の構成図である。図1に示すように、本実施の形態1の貯湯式給湯機35は、タンクユニット33と、ヒートポンプサイクルを利用するHP(ヒートポンプ)ユニット7と、運転動作指令や設定値の変更操作をするユーザーインターフェース装置としてのリモコン装置44とを備えている。HPユニット7とタンクユニット33とは、HP往き配管14、HP戻り配管15、および電気配線(図示省略)とを介して、接続されている。
タンクユニット33には、制御手段36が内蔵されている。タンクユニット33およびHPユニット7が備える各種の弁類、ポンプ類等の作動は、これらと電気的に接続された制御手段36により制御される。制御手段36とリモコン装置44とは、相互に通信可能に接続されている。リモコン装置44には、図示を省略するが、貯湯式給湯機35の状態等の情報を表示する表示部、使用者が操作するスイッチ等の操作部、スピーカ、マイク等が搭載されている。
HPユニット7は、タンクユニット33が備える貯湯タンク8から導かれた低温水を加熱するための加熱手段として機能する。HPユニット7は、圧縮機1、水冷媒熱交換器3、膨張弁4、空気熱交換器6を冷媒配管5にて環状に接続し、ヒートポンプサイクルを構成している。水冷媒熱交換器3は、冷媒配管5を流れる冷媒とタンクユニット33から導かれた低温水との間で熱交換を行うためのものである。
タンクユニット33には、以下の各種部品や配管などが内蔵されている。貯湯タンク8は、温水を貯えるものである。貯湯タンク8の下部に設けられた水導入口8aには、第3給水配管9cが接続されている。水道等の水源から供給される低温水は、減圧弁31で所定圧力に調圧された上で、第3給水配管9cを通って貯湯タンク8内に流入する。貯湯タンク8の上部に設けられた温水導入出口8dには、貯湯タンク8内に貯留された湯を取り出すための給湯管路21と、送湯配管13とが接続されている。貯湯タンク8には、HPユニット7を用いて加熱された湯が温水導入出口8dから流入するとともに、第3給水配管9cからの低温水が水導入口8aから流入する。貯湯タンク8内には、上側が高温、下側が低温となる温度成層を形成して、湯水が貯留される。また、貯湯タンク8の表面には、複数の貯湯温度センサ42,43が高さを変えて取り付けられている。これら貯湯温度センサ42,43で貯湯タンク8内の温水の温度分布を検出することにより、貯湯タンク8内の残湯量または蓄熱量が把握される。制御手段36は、その残湯量または蓄熱量等に基づいて、HPユニット7により湯を生成して貯湯タンク8内に貯える沸き上げ運転の開始および停止などを制御する。
タンクユニット33内には、熱源ポンプ12および利用側熱交換器20が内蔵されている。熱源ポンプ12は、タンクユニット33内の後述する各種配管に温水を循環させるためのポンプであり、HP往き配管14上に設けられている。利用側熱交換器20は、貯湯タンク8あるいはHPユニット7から供給される湯を利用して、2次側の加熱対象水(浴槽水や暖房用水など)を加熱するための熱交換器である。本実施の形態では、利用側熱交換器20の2次側の構成として、浴槽30から導出した浴槽水を循環させるふろ往き配管27およびふろ戻り配管28を例示し説明する。利用側熱交換器20は、ふろ往き配管27と、ふろ戻り配管28と、浴槽30とで形成される循環経路の途中に設置されている。また、ふろ戻り配管28の途中には、浴槽水を循環させるためのふろ循環ポンプ29と、浴槽30から出た浴槽水の温度を検出するためのふろ戻り温度センサ38とが設置されている。ふろ往き配管27の途中には、利用側熱交換器20から出た熱交換後の湯の温度を検出するためのふろ往き温度センサ37が設置されている。
三方弁11は、流入口であるaポートおよびbポートと、流出口であるcポートとを有する流路切替手段である。四方弁18は、流入口であるbポートおよびcポートと、流出口であるaポートおよびdポートとを有する流路切替手段である。四方弁18は、4つの経路、a−b、a−c、b−d、c−dの間で流路切替可能に構成されている。また、タンクユニット33は、水導出口配管10、温水導入配管20a、第1バイパス配管16、温水導出配管20b、および第2バイパス配管17を有している。水導出口配管10は、貯湯タンク8の下部に設けられた水導出口8bと三方弁11のaポートとを接続する。HP往き配管14は、三方弁11のcポートとHPユニット7の入口側とを接続する。HP戻り配管15は、HPユニット7の出口側と四方弁18のcポートとを接続する。送湯配管13は、四方弁18のdポートと、貯湯タンク8上部の温水導入出口8dとを接続する。第1バイパス配管16は、四方弁18のaポートと、貯湯タンク8の中央部から下部の間に設けられた温水導入口8cとを接続する。温水導入配管20aは、送湯配管13の途中から分岐し、利用側熱交換器20の1次側入口に接続される。温水導出配管20bは、利用側熱交換器20の1次側出口と三方弁11のbポートとを接続する。第2バイパス配管17は、HP往き配管14における熱源ポンプ12とHPユニット7の入口側との間から分岐し、四方弁18のbポートに接続される。
更に、タンクユニット33は、第1給水配管9a、第2給水配管9b、給湯用混合弁22、ふろ用混合弁23、第1給湯配管24、第2給湯配管25、および流量調整弁40を有している。第1給水配管9aの一端は水道等の水源に接続され、第1給水配管9aの他端には減圧弁31を介して第2給水配管9bおよび第3給水配管9cが接続され、これらによって給水管路9が構成されている。第2給水配管9bは、途中から分岐して、給湯用混合弁22の二つの入口のうちの一方と、ふろ用混合弁23の二つの入口のうちの一方とにそれぞれ接続されている。一端が貯湯タンク8の上部に接続された給湯管路21の他端側は、途中から分岐して、給湯用混合弁22の二つの入口のうちの他方と、ふろ用混合弁23の二つの入口のうちの他方とにそれぞれ接続されている。
給湯用混合弁22は、貯湯タンク8から給湯管路21により供給される湯と、第2給水配管9bから供給される低温水との混合比を可変とする機能を有する混合手段に相当する。給湯用混合弁22の出口は、第1給湯配管24の一端に接続されている。第1給湯配管24の他端は、給湯栓34に接続されている。給湯用混合弁22から第1給湯配管24へ供給された湯は、給湯栓34と、給湯栓34に接続された外部配管(図示省略)とを更に経由して、使用者が使用するシャワーやカラン等の蛇口(図示省略)へ送られる。
ふろ用混合弁23は、貯湯タンク8から給湯管路21により供給される湯と、第2給水配管9bから供給される低温水との混合比を可変とする機能を有する。ふろ用混合弁23の出口は、第2給湯配管25の一端に接続されている。第2給湯配管25の途中には、第2給湯配管25を開閉するふろ用電磁弁26と、第2給湯配管25を通る湯の流量を検出するふろ用流量センサ45とが設けられている。ふろ用混合弁23から第2給湯配管25へ供給された湯は、ふろ往き配管27、ふろ戻り配管28を経て、浴槽30に流入する。
流量調整弁40は、第1給湯配管24の途中に設けられている。流量調整弁40は、流路断面積を変化させるように動作可能であり、第1給湯配管24内を流れる湯の流量を調整する機能を有する流量調整手段に相当する。また、第1給湯配管24の流量調整弁40の上流側には、第1給湯配管24を流れる湯の温度を検出する給湯温度センサ39が設けられている。第1給湯配管24の流量調整弁40の下流側には、第1給湯配管24を流れる湯の流量を検出する流量センサ41が設けられている。以下の説明では、第1給湯配管24内を流れる湯の流量を単に「給湯流量」と称し、第1給湯配管24内を流れる湯の温度を単に「給湯温度」と称する。
三方弁11は、水導出口配管10とHP往き配管14とが連通する形態と、温水導出配管20bとHP往き配管14とが連通する形態と、の2つの流路形態で、タンクユニット33内の温水の流路を切り替えて使用する。四方弁18は、HP戻り配管15と送湯配管13とが連通する形態と、HP戻り配管15と第1バイパス配管16とが連通する形態と、第1バイパス配管16と第2バイパス配管17とが連通する形態と、送湯配管13と第2バイパス配管17とが連通する形態と、の4つの流路形態で、タンクユニット33内の温水の流路を切り替えて使用する。
次に、本実施の形態1の貯湯式給湯機35の動作について説明する。本実施の形態1の貯湯式給湯機35は、第1給湯配管24への給湯モードとして、定量・定温モードと、変量・定温モードと、定量・変温モードと、変量・変温モードとを有し、制御手段36は、これらの給湯モードを切り替え可能になっている。
定量・定温モードは、通常の給湯モードであり、給湯流量および給湯温度の双方を時間的に一定にするモードである。定量・定温モードでは、制御手段36は、リモコン装置44で使用者が設定した温度を目標温度とし、給湯温度センサ39により検出される給湯温度が目標温度に一致するように、給湯用混合弁22の混合比を調整し、フィードバック制御する。また、定量・定温モードでは、制御手段36は、流量調整弁40の動作を停止し、給湯流量を時間的に一定にする。
変量・定温モードは、給湯流量を時間的に変動させ、給湯温度を時間的に一定にする給湯モードである。定量・変温モードは、給湯流量を時間的に一定とし、給湯温度を時間的に変動させる給湯モードである。変量・変温モードは、給湯流量を時間的に変動させ、給湯温度も時間的に変動させる給湯モードである。これら3つの給湯モードによれば、省エネルギー効果を奏することができる。給湯中に給湯温度に揺らぎ(時間的な変動)を与え、全体的な出湯熱量を定量・定温モードに比べて抑えることで、省エネルギー効果を発揮する。また、給湯流量を周期的に変動させることで、単位時間当たりの実給湯量を減らすことができ、省エネルギー効果を発揮する。一般的に、人間の温感は一定温度状態にあると鈍感になりやすいのに対して、ある程度の温度の揺らぎを与えることで、温熱感を得られる効果がある。また、シャワー等で人間が感じる水圧(圧感)は、一定状態にあると鈍感になりやすいのに対して、ある程度の水圧(圧感)の揺らぎを与えることで、圧感を得られる効果がある。上述した3つの給湯モードでは、このような効果を利用することにより、使いやすさを維持しつつ、省エネルギー性を向上することができる。使用者は、シャワーやカラン等から湯を出湯する際に、リモコン装置44の操作部(図示せず)を操作することにより、定量・定温モードを含めた4つの給湯モードのうちの何れかを、任意に選択することができる。以下、省エネルギー効果を奏する各モードの動作について説明する。
まず、変量・定温モードについて説明する。変量・定温モードでは、制御手段36は、給湯温度センサ39で検出される給湯温度が目標温度に一致するように、給湯用混合弁22の混合比を調整し、フィードバック制御する。また、変量・定温モードでは、制御手段36は、給湯流量が周期的に変動するように、出湯中に流量調整弁40を繰り返し動作させるように制御する。例えば、制御手段36は、流量センサ41により検出された初期流量を上限とし、この初期流量に対して10%程度低い流量を下限として、その間で給湯流量を例えば数ヘルツの周波数で変動させる。このような変量・定温モードによれば、給湯流量を変動させない場合に比べて、給湯流量を周期的に下限方向に調整した分だけ、実際の出湯量を低減させることが可能となる。このため、絶対的な使用湯量の低減による省エネルギー効果を得ることができる。
次に、定量・変温モードについて説明する。定量・変温モードでは、制御手段36は、流量調整弁40の動作を停止し、給湯流量を時間的に一定にする。また、定量・変温モードでは、制御手段36は、出湯中に、給湯用混合弁22の混合比をフィードバック制御するが、給湯用混合弁22の混合比を繰り返し変動するように動作させることで、給湯温度を時間的に変動させる。定量・変温モードでは、制御手段36は、例えば、給湯温度が、定量・定温モードでの目標温度に等しい状態から、この目標温度より数℃低い温度へ低下した後、また目標温度へ上昇する、というサイクルを、例えば10秒程度の周期で繰り返すように、給湯用混合弁22を繰り返し動作させる。定量・変温モードにおける給湯温度の変動幅は、数℃程度であるので、シャワー等の使用者に不快感を与えることはない。一方、給湯温度を、目標温度に比べて周期的に低下させるので、使用するエネルギー(貯湯タンク8に貯えた湯の量または蓄熱量)が少なくて済む。このため、定量・変温モードによれば、定量・定温モードに比べて、省エネルギー効果が発揮される。また、定量・変温モードでは、給湯流量を周期的に低下させることがないため、シャワー等のすすぎ性能が低下することはない。このため、定量・変温モードによれば、シャワー等の使いやすさを確実に維持しつつ、省エネルギー効果が得られる。
次に、変量・変温モードについて説明する。変量・変温モードでは、制御手段36は、変量・定温モードの動作と、定量・変温モードの動作とを同時に行うことにより、給湯流量および給湯温度の双方を時間的に変動させる。すなわち、変量・変温モードでは、制御手段36は、給湯流量が周期的に変動するように流量調整弁40を繰り返し動作させるとともに、給湯用混合弁22の混合比を繰り返し変動させることで給湯温度を時間的に変動させる。変量・変温モードによれば、変量・定温モードの効果と、定量・変温モードの効果とを同時に得ることが可能となり、一層の省エネルギー効果を発揮できる。変量・変温モードにおける給湯流量の変動周期と、給湯温度の変動周期とは、異なっていても良いし、同じでも良い。
上述した説明では、定量・変温モードおよび変量・変温モードにおける温度変動を、定量・定温モードの目標温度と、それより低い温度との間で変動させるものとした。本発明では、このような構成に限らず、定量・変温モードおよび変量・変温モードの両方または一方において、給湯温度を、定量・定温モードの目標温度より高い温度と、目標温度より低い温度との間で、周期的に変動させるように構成してもよい。このような構成によれば、使用者は出湯温度の揺らぎをより一層感じることにはなるが、それが直ちに不快感となることはなく、更なる省エネルギー効果が発揮される。この場合、給湯温度の変動の1周期のうちで、目標温度より下側での給湯時間または給湯量が、目標温度より上側での給湯時間または給湯量に比べて、大きくなるように制御する。これにより、給湯に使用するエネルギー(貯湯タンク8に貯えた湯の量または蓄熱量)が確実に低減するので、省エネルギー効果を確実に発揮できる。また、本発明では、定量・変温モードおよび変量・変温モードの両方または一方において、第1給湯配管24へ供給される湯の平均温度が、定量・定温モードの目標温度に比べて、低くなるように制御しても良い。ここで、第1給湯配管24へ供給される湯の平均温度とは、第1給湯配管24へ供給される湯を、一定時間(例えば30秒間)、溜めて混合した場合の温度を言うものとする。このように制御することにより、給湯に使用するエネルギー(貯湯タンク8に貯えた湯の量または蓄熱量)が確実に低減するので、省エネルギー効果を確実に発揮できる。
また、定量・変温モードおよび変量・変温モードの両方または一方において、給湯温度を周期的に変動させる場合の周期あるいは変動幅(温度幅)を、使用者が変更可能に構成されていてもよい。例えば、使用者がリモコン装置44を操作することにより、給湯温度の変動周期あるいは変動幅の値を任意に入力できるようにしたり、予め用意された複数の値から選択可能にしてもよい。これにより、給湯温度の変動周期あるいは変動幅の大きさを使用者が好みの大きさに設定することができるので、使いやすさが更に向上する。
また、定量・変温モードおよび変量・変温モードの両方または一方において、制御手段36は、使用者がリモコン装置44で設定した給湯温度にかかわらず、給湯温度が所定の上限温度を超えないように制御しても良い。例えば、使用者がリモコン装置44で設定した給湯温度が比較的高温(例として48℃とする)であり、目標温度の上側への給湯温度の変動幅が5℃に設定されている場合には、給湯温度が上側に変動したときの最高温度が53℃ほどにも達し、使用者が予期せぬ高温により不快感を感じる可能性がある。このような場合に、給湯温度の上限温度を例えば50℃としておき、制御手段36が、使用者がリモコン装置44で設定した給湯温度にかかわらず、給湯温度が上限温度の50℃を超えないように制御することにより、給湯温度が使用者の予期せぬ高温になることを確実に防止し、使用者の不快感を回避することができる。
また、定量・変温モードおよび変量・変温モードの両方または一方において、制御手段36は、使用者がリモコン装置44で設定した給湯温度にかかわらず、給湯温度が所定の下限温度を下回らないように制御しても良い。例えば、使用者がリモコン装置44で設定した給湯温度が比較的低温(例として38℃とする)であり、目標温度の下側への給湯温度の変動幅が8℃に設定されている場合には、給湯温度が下側に変動したときの最低温度が30℃になり、使用者が予期せぬ低温により不快感を感じる可能性がある。このような場合に、給湯温度の下限温度を例えば35℃としておき、制御手段36が、使用者がリモコン装置44で設定した給湯温度にかかわらず、給湯温度が下限温度の35℃を下回らないように制御することにより、給湯温度が使用者の予期せぬ低温になることを確実に防止し、使用者の不快感を回避することができる。
また、定量・変温モードおよび変量・変温モードの両方または一方において、制御手段36は、給湯温度の変動幅および変動周期の両方または一方を、使用者がリモコン装置44で設定した給湯温度(定量・定温モードの目標温度)に応じて、自動的に変更してもよい。一般に、人間の体温に近い温度領域(例えば35〜40℃)では、給湯温度の変動を比較的敏感に感じる。そこで、制御手段36は、定量・変温モードおよび変量・変温モードの両方または一方において、使用者がリモコン装置44で設定した給湯温度が、人間の体温に近い所定の温度領域(例えば35〜40℃)内にある場合には、当該温度領域外(40℃を超える領域および35℃未満の領域)にある場合に比べて、給湯温度の変動幅を小さい値に変更するか、変動周期を大きい値に変更するか、あるいはその両方を変更してもよい。これにより、給湯温度の変動に対して人が敏感な温度領域の場合に、給湯温度の変動が大きすぎると使用者に感じさせることを確実に抑制することができる。このため、使いやすさを更に向上しつつ、省エネルギー効果を発揮することが可能となる。
以上説明したように、本実施の形態1によれば、第1給湯配管24への給湯モードとして、定量・定温モード以外に、変量・定温モードと、定量・変温モードと、変量・変温モードとを選択可能である。変量・定温モード、定量・変温モード、変量・変温モードの何れかを選択した場合には、給湯中の給湯流量あるいは給湯温度に揺らぎを与えることで、使用感を損なうことなく、全体的な出湯熱量を定量・定温モードに比べて抑える給湯動作を行うことができ、省エネルギー効果を発揮することができる。また、使用者が各個人の好みに応じて、上記の給湯モードを選択できるので、使いやすさを確実に維持しつつ、省エネルギー性を向上できる。例えば、例えば給湯流量の変動を不快に感じる使用者は定量・変温モードを利用することができ、給湯温度の変動を不快に感じる使用者は変量・定温モードを利用することができる。一方、給湯温度の変動および給湯流量の変動のどちらも不快に感じない使用者は変量・変温モードを利用することができる。このように、使用者が各個人の好みに合わせて、無理なく、省エネルギー効果を得ることが可能となる。特に、定量・変温モードに切り替え可能であることにより、次のような効果が得られる。変量・定温モードあるいは変量・変温モードでは、給湯流量が周期的に低下するので、シャワー等のすすぎ性能が多少低下する。このため、変量・定温モードあるいは変量・変温モードでシャワー等を使用している場合、使用者が、すすぎ性能の低下を補うために、すすぎ時間を長くする可能性がある。変量・定温モードあるいは変量・変温モードの利用時に、使用者がすすぎ時間を長くした場合には、省エネルギー効果を十分に発揮できない場合がある。これに対し、定量・変温モードでは、シャワー等のすすぎ性能が低下することがないので、使用者がすすぎ時間を長くすることがない。よって、定量・変温モードを利用することにより、省エネルギー効果を確実に発揮させることが可能となる。
なお、本実施の形態1では、リモコン装置44の表示部に、現在の給湯モードがどのモードであるかを表示するように構成してもよい。これにより、使用者が現在の給湯モードを容易に把握することができ、自分の好みの給湯モードを認知したり、給湯モードの変更による差異を把握したりする上で、有用な効果を奏する。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上述した構成に限定されるものではない。例えば、本実施の形態1では給湯用混合弁22により混合手段を構成しているが、本発明における混合手段は、貯湯タンクの上部から導出した高温水と、貯湯タンクの中ほどの高さから導出した中温水とを混合する第1混合部と、この第1混合部により混合された湯と、水源から供給される低温水とを混合する第2混合部とを有する構成でも良い。そのような構成の場合、定量・変温モードあるいは変量・変温モードにおいて、第1混合部の混合比を変動させることで給湯温度を変動させても良いし、第2混合部の混合比を変動させることで給湯温度を変動させても良い。また、上述の4つのモードのうち、少なくとも3つのモードを有し、リモコン装置44で切替可能に構成してもよい。
1 圧縮機、3 水冷媒熱交換器、4 膨張弁、5 冷媒配管、6 空気熱交換器、7 HPユニット、8 貯湯タンク、8a 水導入口、8b 水導出口、8c 温水導入口、8d 温水導入出口、9 給水管路、9a 第1給水配管、9b 第2給水配管、9c 第3給水配管、10 水導出口配管、11 三方弁、12 熱源ポンプ、13 送湯配管、14 HP往き配管、15 HP戻り配管、16 第1バイパス配管、17 第2バイパス配管、18 四方弁、20 利用側熱交換器、20a 温水導入配管、20b 温水導出配管、21 給湯管路、22 給湯用混合弁、23 ふろ用混合弁、24 第1給湯配管、25 第2給湯配管、26 ふろ用電磁弁、27 ふろ往き配管、28 ふろ戻り配管、29 ふろ循環ポンプ、30 浴槽、31 減圧弁、33 タンクユニット、34 給湯栓、35 貯湯式給湯機、36 制御手段、37 ふろ往き温度センサ、38 ふろ戻り温度センサ、39 給湯温度センサ、40 流量調整弁、41 流量センサ、42,43 貯湯温度センサ、44 リモコン装置、45 ふろ用流量センサ

Claims (9)

  1. 湯を貯える貯湯タンクと、
    給湯配管と、
    前記貯湯タンクから供給される湯と、水源から供給される水とを混合することにより、前記給湯配管を流れる湯の温度である給湯温度を調整する混合手段と、
    前記給湯配管を流れる湯の流量である給湯流量を調整する流量調整手段と、
    前記混合手段および前記流量調整手段の動作を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記給湯流量と前記給湯温度との双方を時間的に一定にする定量・定温モードと、
    前記給湯流量を時間的に変動させるとともに前記給湯温度を時間的に一定にする変量・定温モードと、
    前記給湯流量を時間的に一定にするとともに前記給湯温度を時間的に変動させる定量・変温モードと、
    前記給湯流量を時間的に変動させるとともに前記給湯温度を時間的に変動させる変量・変温モードと、
    の4つのモードのうちの少なくとも3つのモードを備え、前記制御手段は、前記各モードを切り替える機能を有し、
    前記制御手段は、前記変量・定温モードおよび前記変量・変温モードの両方または一方において、初期流量を上限とし、この初期流量に対して低い流量を下限として、その間で前記給湯流量を周期的に変動させる貯湯式給湯機。
  2. 前記制御手段は、前記定量・変温モードおよび前記変量・変温モードの両方または一方において、前記給湯配管へ供給される湯の平均温度を、前記定量・定温モードでの目標温度に比べて、低くする請求項1記載の貯湯式給湯機。
  3. 前記定量・変温モードおよび前記変量・変温モードの両方または一方における前記給湯温度の変動周期および変動幅の両方または一方を使用者が変更可能である請求項1または2記載の貯湯式給湯機。
  4. 前記制御手段は、前記定量・変温モードおよび前記変量・変温モードの両方または一方において、前記給湯温度を、前記定量・定温モードでの目標温度と、前記目標温度に比べて低い温度との間で、周期的に変動させる請求項1乃至3の何れか1項記載の貯湯式給湯機。
  5. 前記制御手段は、前記定量・変温モードおよび前記変量・変温モードの両方または一方において、前記給湯温度を、前記定量・定温モードでの目標温度に比べて高い温度と、前記目標温度に比べて低い温度との間で、周期的に変動させ、その1周期のうちで、前記目標温度の下側での給湯時間または給湯量を、前記目標温度の上側での給湯時間または給湯量に比べて、大きくする請求項1乃至3の何れか1項記載の貯湯式給湯機。
  6. 前記制御手段は、前記定量・変温モードおよび前記変量・変温モードの両方または一方において、使用者が設定した温度にかかわらず、前記給湯温度が上限温度または下限温度の外に出ないように制御する請求項1乃至5の何れか1項記載の貯湯式給湯機。
  7. 前記制御手段は、前記定量・変温モードおよび前記変量・変温モードの両方または一方において、使用者が設定した温度に基づいて、前記給湯温度の変動周期および変動幅の両方または一方を変更する請求項1乃至6の何れか1項記載の貯湯式給湯機。
  8. 前記制御手段は、前記定量・変温モードおよび前記変量・変温モードの両方または一方において、使用者が設定した温度が、人間の体温に近い所定の温度領域内にある場合には、当該温度領域外にある場合に比べて、前記給湯温度の変動周期を大きくするか、前記給湯温度の変動幅を小さくする請求項1乃至6の何れか1項記載の貯湯式給湯機。
  9. 前記制御手段に対して通信可能に接続され、前記貯湯式給湯機の状態に関する情報を表示する表示部を有するリモコン装置を備え、
    前記リモコン装置の前記表示部は、現在の給湯モードがどのモードであるかを表示する請求項1乃至8の何れか1項記載の貯湯式給湯機。
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