JPH04256714A - 湯水混合装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、サイクルシャワー等が
可能な湯水混合装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、湯水混合装置の一形態として、給
湯機からの給湯と貯水タンク等からの給水を温度調節バ
ルブを用いて所定の割合で混合して混合湯水を生成する
とともに、同混合湯水をシャワーヘッドから吐出し、さ
らに、同混合湯水の温度を、制御装置によって、サイク
ルシャワー下限設定温度とサイクルシャワー上限設定温
度の両設定温度間で連続的かつ周期的に変化させるよう
にしたサイクルシャワー用湯水混合装置がある。そして
、かかる湯水混合装置によるシャワーは、単なる身体洗
浄効果の他に身体マッサージ効果を伴うため、近年広く
使用され始めている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる湯水混
合装置は、未だ、以下の問題点を有していた。

【０００４】即ち、上記湯水混合装置におけるマッサー
ジ効果は専ら、温度を単調に周期的に変動させることに
よって得られる。従って、使用者若しくはその当接部は
シャワー水によって与えられる刺激感に慣れ、十分なマ
ッサージ効果を上げることができず、また、快適感を減
殺することになっていた。

【０００５】本発明は、上記課題を解決することができ
る湯水混合装置を提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は、バルブ駆動に
よって給湯量と給水量の混合比率を変え、混合湯水の温
度調節を行う温度調節バルブと、同温度調節バルブの下
流側に配設した圧送ポンプと、同温度調節バルブのバル
ブ駆動部と圧送ポンプの駆動部とに、それぞれ、パワー
スペクトルが周波数の逆数に比例する複数の異なったデ
ータ系列に基づき、駆動信号を出力する制御装置とを具
備することを特徴とする湯水混合装置に係るものである
。

【０００７】また、本発明では、圧送ポンプに代えて、
流量を変動させるための手段として流量調整弁を用いる
ことができる。

【０００８】（ヘ）実施例以下、添付図に示す実施例に
基づいて、本発明を具体的に説明する。

【０００９】図１に、本発明に係るシャワー用湯水混合
装置を具備する湯水混合装置Ａの概念的全体構成を示し
ており、同湯水混合装置Ａの構成を上流側から説明する
と、高温湯を生成するための熱源として、ガス式給湯機
１とポンプアップ式の電熱給湯機２が並設状態に配設さ
れている。

【００１０】そしてかかるガス給湯機１と電熱式給湯機
２とは、三方切換弁３の流入側に給湯配管４，５　を介
して接続されており、一方三方切換弁３の流出側には、
後述する湯側流路１０の上流側が接続されている。

【００１１】また、１１は湯側流路１０に並設状態に配
設した水側流路であり、同水側流路１１の上流側は、水
道本管や貯水タンク等の給水源６に接続されている。　
　湯側流路１０と水側流路１１の中途には、それぞれ流
量調整弁１２，１３　が設けられており、一方、その下
流側間には、モータ等の弁駆動装置１４が介設されてい
る。

【００１２】そして、この弁駆動装置１４によって流量
調整弁１２，１３　を駆動・開閉して、上流側に位置す
る混合湯水流路（給湯流路）１５に混合湯水を流すこと
ができるとともに、弁開閉度を変えることによって湯と
水の混合比を変え、温度調節を行うことができる。

【００１３】なお、上記構成において、流量調整弁１２
，１３　及び弁駆動装置１４とによって、サイクルシャ
ワー用の温度調節バルブＢが形成されることになる。

【００１４】また、水側流路１１であって、流量調整弁
１３の上流側をなす個所には、水温センサ１１ａ　が取
付けられており、同水側流路１１内を流れる給水の温度
Ｔｃを測定することができる。

【００１５】次に、温度調節バルブＢの下流側の湯水混
合装置Ａの構成について説明すると、混合湯水流路１５
の下流側の中途には圧送ポンプＰが取付けられており、
同混合湯水流路の終端は、カラン流路１７とシャワー流
路１８とに分岐しており、分岐部には、切換弁２０，　
２１が設けられている。

【００１６】そして、上記圧送ポンプＰの駆動モータＭ
の回転速度を変化させることにより吐出圧を変動させ、
混合湯水の流量を変動させることができる。一方、切換
弁２０，２１　は、モータ等の弁駆動装置２２によって
駆動され、混合湯水のカラン２４もしくはシャワーヘッ
ド２５への流路選択、又は、全流路への連通連結を遮断
した止水を行うことができる。

【００１７】なお、切換弁１９，２０　及び弁駆動装置
２２によって、止水・切換バルブＣが形成されることに
なる。

【００１８】さらに、図１において、２６は混合湯水流
路１５に設けた混合湯水温度センサであり、混合湯水流
路１５内を流れる混合湯水の混合湯水検出温度値Ｔｍを
検出し、その混合湯水検出温度値Ｔｍと混合湯水設定温
度値　（サイクルシャワー下限設定温度Ｔｓ，　サイク
ルシャワー上限設定温度Ｔｏ）　の温度偏差値に基づい
て制御装置２７はＰＤ制御を行い、適当な駆動出力を発
生して温度調節バルブＢを駆動し、同駆動によって、シ
ャワー水　（混合湯水）　の温度を周期的に調節するこ
とができる。

【００１９】また、２８は混合湯水流路１５に設けた混
合湯水流量センサであり、混合湯水流路１５内を流れる
混合湯水の混合湯水検出流量値Ｑｍを検出し、その混合
湯水検出流量値Ｑｍと混合湯水設定湯量値Ｑｓとの湯量
偏差値に基づいて、上記した温度偏差値に基づく温度調
節制御の他に、制御装置２７に適当な駆動出力を発生し
て圧送ポンプＰを駆動し、同駆動によって、流量調整等
を行うことができる。

【００２０】また、制御装置２７は、図２に示すように
、マイクロプロセッサＭＰＵ　と、入出力インターフェ
ース２７ａ，２７ｂ　と、ＲＯＭ　とＲＡＭ　とからな
るメモリ２７ｃ　とから構成されており、入力インター
フェース２７ａ　には、水温センサ１１ａ，混合湯水温
度センサ２６，　混合湯水流量センサ２８，　運転スイ
ッチ３３，　温度幅設定スイッチＳ１，　流量幅設定ス
イッチＳ２，　タイマー３０，　出湯先切換スイッチ３
１，　熱源切換スイッチ３２，　運転スイッチ３３及び
温度調節バルブＢのバルブ駆動回路４０のパワースペク
トルと、圧送ポンプＰ駆動用のモータ４１のパワースペ
クトルが周波数に反比例するゆらぎ信号を発生する不規
則信号発生装置３４を接続している。

【００２１】また、マイクロプロセッサＭＰＵ　に接続
したメモリ２７ｃ　には、上記した各種センサ１１ａ，
２６，２８　からの出力信号や、コントローラ２９上に
設けた各種スイッチＳ１，　Ｓ２，　３０，　３１，３
２，３３からの駆動信号に基づいて、温度調節バルブＢ
と止水・切換バルブＣを駆動するためのバルブ駆動順序
プログラムが記憶されている。

【００２２】同様に、不規則信号発生装置３４に基づい
て、制御装置２７が作成した、パワースペクトルが周波
数の逆数に比例する複数のデータ系列もメモリ２７ｃ　
に保持することができる。

【００２３】なお、図示しないが、不規則信号発生装置
３４に代えて、自然現象である滝や風の流速を測定する
流速計等からなる自然現象測定装置を接続し、同制御装
置２７は、自然現象測定装置によって得られた測定値よ
り、複数のデータ系列を作成し、同データ系列を記憶装
置２７ｃ　に記憶・保持させることもできる。

【００２４】一方、出力インターフェース２７ｂ　には
、温度調節バルブＢのバルブ駆動回路４０と、圧送ポン
プＰ駆動用のモータ４１を作動させるためのモータ駆動
回路４２と、止水・切換バルブＣ駆動用の弁駆動装置２
２を駆動するための弁駆動装置駆動回路４３が接続され
ている。

【００２５】図３に示すように、コントローラ２９は、
サイクルシャワー下限設定温度Ｔｓとサイクルシャワー
上限設定温度Ｔｏとの間のサイクルシャワー温度幅ΔＴ
　ｒａｎｇｅ　を設定する温度幅設定スイッチＳ１と、
サイクルタイムｔを設定するタイマー３０と、混合湯水
のサイクルシャワー下限設定流量　ＱＬ　とサイクルシ
ャワー上限設定流量Ｑｏとの間のサイクルシャワー流量
幅ΔＱ　ｒａｎｇｅ　を設定する流量設定スイッチＳ２
と、シャワー出湯又はカラン出湯のいずれかに出湯先を
選択するための出湯先切換スイッチ３１と、ガス式給湯
機１又は電熱式給湯機２のいずれを用いるかを選択する
熱源切換スイッチ３２と、出湯を開始する運転スイッチ
３３を設けている。

【００２６】ついで、上記構成を有するサイクルシャワ
ー用の湯水混合装置Ａの使用方法ないし制御手順を説明
する。

【００２７】まず、使用者は、出湯先切換スイッチ３１
を操作してシャワー出湯に切換えるとともに、熱源切換
スイッチ３２を操作して熱源として高温出湯（６５　℃
以上）　が可能なガス式給湯機１を選択する。

【００２８】次に、サイクルシャワー温度幅設定スイッ
チＳ１を操作して、サイクルシャワー温度幅ΔＴ　ｒａ
ｎｇｅ　（　＝Ｔｏ−Ｔｓ）　を設定するとともに、流
量設定スイッチＳ２を操作してサイクルシャワー流量幅
ΔＱ　ｒａｎｇｅ　（　＝Ｑｏ−Ｑｓ）　を設定し、タ
イマー３０を操作して、サイクルタイムｔを設定する。

【００２９】次に、運転スイッチ３３を操作して、自動
出湯を開始する。

【００３０】これによって、混合湯水の温度のみならず
流量を周期的に変動してサイクルシャワー運転を行うこ
とができ、使用者に与えることができるマッサージの刺
激感を向上することができる。

【００３１】さらに、本実施例では、制御装置２７には
、温度調節バルブＢのバルブ駆動回路４０のパワースペ
クトルと、圧送ポンプＰ駆動用のモータ４１のパワース
ペクトルが周波数に反比例するゆらぎ信号を発生する不
規則信号発生装置３４を接続しているので、上記サイク
ルシャワーにおいて、周期的に変動する温度のみならず
、流量にゆらぎを持たせることができる。

【００３２】従って、使用者は周期的のみならず、不規
則に温度と流量が変化する噴出水を受けることによって
、長時間にわたって慣れのこない刺激を受けることがで
き、マッサージ効果が向上するとともに、快適感を向上
することができる。

【００３３】また、上記した実施例においては、流量調
整のために圧送ポンプＰを用いたが、流量調整弁を用い
ることもできる。

【００３４】

【発明の効果】上記した構成により、本発明は、以下の
効果を奏する。

【００３５】即ち、本発明では、制御装置にゆらぎ信号
発生装置を接続しているので、上記サイクルシャワーに
おいて、周期的に変動する温度と流量にゆらぎを持たせ
ることができるので、使用者は温度面でかつ流量面で不
規則に変化する刺激感覚を得ることができ、慣れがこな
い。従って、マッサージ効果が向上するとともに、快適
感を向上することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る湯水混合装置の概念的構成説明図
である。

【図２】制御装置のブロック図である。

【図３】コントローラのブロック図である。

【符号の説明】

Ｂ　　温度調節バルブ Ｐ　　圧送ポンプ ２７　　制御装置 ３７　　不規則信号発生装置

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　バルブ駆動によって給湯量と給水量の
   混合比率を変え、混合湯水の温度調節を行う温度調節バ
   ルブと、同温度調節バルブの下流側に配設した圧送ポン
   プと、同温度調節バルブのバルブ駆動部と圧送ポンプの
   駆動部とに、それぞれ、パワースペクトルが周波数の逆
   数に比例する複数の異なったデータ系列に基づき、駆動
   信号を出力する制御装置とを具備することを特徴とする
   湯水混合装置。
2. 【請求項２】　　圧送ポンプが流量調整弁であることを
   特徴とする請求項１記載の湯水混合装置。