JPH07331723A - 流体制御装置 - Google Patents

流体制御装置

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JPH07331723A
JPH07331723A JP13018994A JP13018994A JPH07331723A JP H07331723 A JPH07331723 A JP H07331723A JP 13018994 A JP13018994 A JP 13018994A JP 13018994 A JP13018994 A JP 13018994A JP H07331723 A JPH07331723 A JP H07331723A
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stepping motor
valve body
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rotation angle
flow control
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英樹 大野
Shigeru Shirai
白井  滋
Keisuke Ono
圭介 小野
Gendo Kato
玄道 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステッピングモータを有する駆動手段のギア
たわみを緩和もしくは除去することによって正確な原点
再認識を行い、流量ばらつきのない流体制御装置を得る
ことを目的とする。 【構成】 ステッピングモータ39によって回転駆動さ
れ、流路の切換選択およびその流量調節を行う流調切換
弁体31と、原点検知パルスを出力した後、ステッピン
グモータの回転角度情報をリセットするリセット手段
と、原点検知を行う際のパルスレートを可変する駆動力
可変手段48およびリセット手段47が原点検知パルス
を出力した後、ステッピングモータ39の保持電圧を所
定時間遮断するギアたわみ除去手段49を設けたもので
あり、駆動手段38に生じるギアたわみを緩和もしくは
除去しながら正確な原点再認識が可能となるためばらつ
きのない水量調節が行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流量制御が可能な流体
制御弁を用いた使い勝手のよい流体制御装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の流体制御装置(例えば特
公平4−61137号公報)を図3に示す。同図におい
て、1は洗浄水の給水路2中に設けた給水ポンプ、3は
開閉電磁弁、4は圧力作動弁であり、給水路2から分岐
した分岐路5の下流に設けられている。6は女性の局部
を洗浄する第1の洗浄ノズル、また7は肛門部の洗浄を
行う第2の洗浄ノズルであり、それぞれ圧力作動弁4お
よび開閉電磁弁3の下流部に設けられている。
【0003】開閉電磁弁3は流入口8および流出口9の
間に弁座10を有するハウジング11と、弁座10に対
向して設けた弁体12、および電磁駆動手段13、閉弁
付勢用のスプリング14から構成されている。また圧力
作動弁4は流入口15および流出口16の間に設けた弁
座17と、弁座17に対向して設けたダイヤフラム弁1
8、閉弁付勢用のスプリング19を有し、圧力室20は
開閉電磁弁3の流出路9側に連通している。
【0004】上記構成において給水ポンプ1が作動し、
開閉電磁弁3が閉弁状態では分岐路5を経て圧力作動弁
4に流入した洗浄水の圧力がダイヤフラム弁18に作用
し、閉弁付勢用のスプリング19の力に抗して開弁さ
れ、第1の洗浄ノズル6から洗浄水が吐出される。また
開閉電磁弁3に通電して開弁されると、弁座10を経て
洗浄水が流出口9に流入され、第2の洗浄ノズル7から
吐出される。なおこの時、圧力作動弁4の圧力室20に
開閉電磁弁3の流出口9側の圧力が作用し、ダイヤフラ
ム弁18が閉弁される。
【0005】以上のように開閉電磁弁3の開閉により洗
浄ノズル6、7の選択切換が可能であり、また給水ポン
プ1の回転数制御により吐出流量の調節ができるもので
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
ような従来の流体制御装置では、ノズル切換のために専
用の開閉電磁弁と圧力作動弁が必要となる。またこの種
の衛生洗浄便座は痔疾者など多種多様な使用者があるた
め、洗浄水の吐出量(水勢)を好みに応じて調整するこ
とが必要であり、従来の流体制御装置では給水ポンプな
ど専用の流量調節手段が必要である。この結果、高コス
トとなるとともに装置全体の大型化につながるなどの課
題があった。
【0007】本発明は上記課題を解決するものであり、
単一の駆動手段によって複数の流路の選択切換および各
々の流路における流量制御を可能とし、これにより装置
の低コスト化と小型化を実現できるとともに、ステッピ
ングモータを有する駆動手段のギアたわみを緩和するこ
とによって精度の高い原点再認識を行い、毎回設定通り
の水量(水勢)が得られる流体制御装置を提供すること
を第1の目的としている。
【0008】第2の目的はステッピングモータを有する
駆動手段のギアたわみを除去することによって精度の高
い原点再認識を行い、さらにばらつきのない水量(水
勢)が得られる流体制御装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために本発明の流体制御装置は、流入路と第1および
第2の流出路を有する弁ハウジングと、前記弁ハウジン
グ内に回動可能に設けられ前記流入路と前記第1流出路
および前記第2流出路との連通面積を選択的に可変する
流調切換弁体と、前記流調切換弁体を回転制御するステ
ッピングモータを有する駆動手段と、前記流調切換弁体
の最小回転角度位置を規定する回転角規制手段と、前記
流調切換弁体に連結されたステッピングモータへ原点検
知パルスを出力した後、前記ステッピングモータの回転
角度情報をリセットするリセット手段と、前記ステッピ
ングモータへ出力する原点検知パルスのパルスレートを
可変する駆動力可変手段とを設けたものである。
【0010】第2の目的を達成するために本発明の流体
制御装置は、流入路と第1および第2の流出路を有する
弁ハウジングと、前記弁ハウジング内に回動可能に設け
られ前記流入路と前記第1流出路および前記第2流出路
との連通面積を選択的に可変する流調切換弁体と、前記
流調切換弁体を回転制御するステッピングモータを有す
る駆動手段と、前記流調切換弁体の最小回転角度位置を
規定する回転角規制手段と、前記流調切換弁体に連結さ
れたステッピングモータへ原点検知パルスを出力した
後、前記ステッピングモータの回転角度情報をリセット
するリセット手段と、前記リセット手段が前記原点検知
パルスを出力した後、前記ステッピングモータの保持電
圧を所定時間遮断するギアたわみ除去手段とを設けたも
のである。
【0011】
【作用】本発明の流体制御装置は、弁ハウジング内に回
動可能に設けられた流調切換弁体が流入路と第1および
第2流出路との連通面積を可変し、さらには前記流調切
換弁体の回転制御手段としてステッピングモータを設け
たものであるので、ステッピングモータに印加するパル
ス数に応じて高精度の回転角制御および流調切換弁体の
正逆転が可能となる。これによりステッピングモータへ
供給するパルス信号を制御することで第1および第2の
流出路を選択的に切換えることが可能となるとともに第
1および第2の流出路をそれぞれ選択した状態で通過す
る流体の量(弁開度)も任意に増減可能となる。また、
流調切換弁体の最小回転角度位置を規定する回転角規制
手段と、流調切換弁体に連結されたステッピングモータ
へ原点検知パルスを出力した後、ステッピングモータの
回転角度情報をリセットするリセット手段を設けたもの
であるので、例えば停電の場合や、ステッピングモータ
に脱調現象が生じ、制御装置が認識しているステッピン
グモータの回転角度情報と実際の回転角度がずれた場合
にも、原点位置の再認識動作後次の吐出が行われるため
毎回設定通りの水量(水勢)が得られる。さらには、ス
テッピングモータへ出力する原点検知パルスのパルスレ
ートを可変する駆動力可変手段を設けたものであるの
で、パルスレートを通常駆動の値よりも大きくすること
で駆動トルクの減少と駆動速度の向上が図れる。その結
果、駆動パルスは印加されているが流調切換弁体は回転
角規制手段によってその回転を規制されているといった
際に生じる駆動手段のギアたわみが緩和でき、原点位置
再認識時のばらつきを抑制することができるとともに、
迅速な原点検知が可能となる。
【0012】また、本発明の流体制御装置は、弁ハウジ
ング内に回動可能に設けられた流調切換弁体が流入路と
第1および第2流出路との連通面積を可変し、さらには
前記流調切換弁体の回転制御手段としてステッピングモ
ータを設けたものであるので、ステッピングモータに印
加するパルス数に応じて高精度の流調および流路切換が
可能となるとともに流調切換弁体の最小回転角度位置を
規定する回転角規制手段と、流調切換弁体に連結された
ステッピングモータへ原点検知パルスを出力した後、ス
テッピングモータの回転角度情報をリセットするリセッ
ト手段を設けたものであるので、例えば停電の場合やス
テッピングモータに脱調現象が生じ、制御装置が認識し
ているステッピングモータの回転角度情報と実際の回転
角度がずれた場合にも、原点位置再認識後次の吐出が行
われるため毎回設定通りの水量(水勢)が得られる。さ
らには、リセット手段が前記原点検知パルスを出力した
後、ステッピングモータの保持電圧を所定時間遮断する
ギアたわみ除去手段とを設けたものであるので、駆動パ
ルスは印加されているが流調切換弁体は回転角規制手段
によってその回転を規制されているといった際に生じる
駆動手段のギアたわみはその保持電圧を遮断することに
よって確実に除去され、原点位置再認識時のばらつきを
抑制することができる。
【0013】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は本発明の第1の実施例における流体制御装置
の構成図である。同図において温水タンク21は加熱手
段22および温度センサ23等を備え、温水タンク21
の給水口24に接続された給水路25より供給される洗
浄水を適温に加熱貯留し、流出口26を経ておしり洗浄
用の第1洗浄ノズル27aもしくは女性の局部洗浄用の
第2洗浄ノズル27bへと供給する。給水路25には止
水用電磁弁28が設けられており、温水タンク21への
洗浄水の流入を制御する。また、温水タンク21内で適
温まで加熱された洗浄水は水量制御弁29の流入路30
に至り、流調切換弁体31の回転角度によって第1洗浄
ノズル27aもしくは第2洗浄ノズル27bに至る流路
系の選択およびその流量調節が行われたあと、第1洗浄
ノズル27aもしくは第2洗浄ノズル27bから人体局
部へと噴出される。32は衛生洗浄装置の操作手段であ
り、第1洗浄ノズル27aおよび第2洗浄ノズル27b
の選択を行う洗浄スイッチ33a、33b、それぞれの
洗浄においてその水量(水勢)を調節する水量調節スイ
ッチ34、選択している水量(水量)を表示するための
表示手段35および停止スイッチ36から構成されてい
る。操作手段32から信号が入力されるとその信号は制
御装置37へ送られ、第1洗浄ノズル27aもしくは第
2洗浄ノズル27bの選択およびその水量調節や洗浄開
始および洗浄停止などはすべて制御装置37が止水用電
磁弁28および流調切換弁体31を回転制御する駆動手
段38に設けられたステッピングモータ39へ駆動信号
を出力することによって行われる。
【0014】次に、水量制御弁29について詳述する。
水量制御弁29は流入路30と第1および第2の流出路
40a、40bを有する弁ハウジング41内に回動可能
に組み込まれる流調切換弁体31と流調切換弁体31を
回転制御するステッピングモータ38から構成されてい
る。流調切換弁体31は円筒形状の側面に通水孔42を
有し、また弁ハウジング41に組み込まれた際にその最
小回転角度位置を規定する回転角規制手段43を有して
いる。そして弁ハウジング41に組み込まれた状態にお
いて駆動手段38により回転制御され、通水孔42が弁
ハウジング41に設けられた第1流出路40aもしくは
第2流出路42bのいずれかと連通することによって流
路の選択がなされるとともにその連通面積を可変するこ
とによって流量調節が行われる。
【0015】図2は、駆動手段38および流調切換弁体
31の斜視図を示しており、回転片45が固定片46
a、46bに当接する回転角度でステッピングモータ3
9および流調切換弁体31の回転範囲が規制されるとと
もに、回転片45が固定片46aに当接する回転角度に
て最小回転角度位置が規定される。本実施例では固定片
46a、46bはステッピングモータ39に設ける構成
としたが、これは弁ハウジング41側に設けても支障は
ない。
【0016】次に制御装置37について詳述する。制御
装置37には原点位置の認識を行うリセット手段47
と、原点検知を行う際のパルスレートの制御を行う駆動
力可変手段48および原点検知を行う際に生じる駆動手
段38のギアたわみを除去するギアたわみ除去手段49
が設けられており、止水用電磁弁28や加熱手段22お
よびステッピングモータ39はすべてこの制御装置から
の電気的な信号によって制御されている。
【0017】以上の構成において本実施例の動作につい
て説明する。まず使用者が衛生洗浄装置の便座(図示せ
ず)に着座して用便後、肛門部の洗浄を行うべく洗浄ス
イッチ33aを選択して押すとその信号は制御装置37
へと入力される。制御装置37は信号を受け取ると洗浄
を開始するために、止水用電磁弁28およびステッピン
グモータ39へ信号を出力する。制御装置37から送ら
れた信号によってステッピングモータ39は流調切換弁
体31を回転駆動し、第1洗浄ノズル27aへ連通する
第1流出路40aと流調切換弁体31に設けられた通水
孔42が連通するように動作し、さらには洗浄開始水量
にて吐水が行われるようにその連通面積を制御する。ま
たほぼ同時に止水用電磁弁28が開成され洗浄水が給水
路25から流入すると、温水タンク21内にて加温貯留
されていた洗浄水が水量制御弁29へ至り、その流量を
調節され選択された第1洗浄ノズル27aより噴出され
る。ここで水量(水勢)を変更したい場合は水量調節ス
イッチ34にて設定変更を行うことにより、流調切換弁
体31の回転角度が制御され任意に水量を増減すること
が可能である。洗浄終了後、停止スイッチ36を押すと
制御装置37は止水用電磁弁28を閉止するとともにリ
セット手段47および駆動力可変手段48を介してステ
ッピングモータ39へ信号を出力する。ここでリセット
手段47および駆動力可変手段48は、ステッピングモ
ータ39の原点位置再認識動作を行う。つまり詳述する
と、リセット手段47はステッピングモータ39を駆動
し、流調切換弁体31が最小回転角度位置に至ってもな
お回動し続けるだけのパルスつまり原点検知パルスを出
力する。この原点検知パルスがステッピングモータ39
に印加されることにより、流調切換弁体31は必然的に
最小回転角度位置まで回動し、またステッピングモータ
39には脱調という現象が生じることとなる。さらにこ
こでリセット手段47は制御装置37が認識しているス
テッピングモータ39の回転角度情報をリセット、つま
り最小回転角度位置を原点位置として認識するのであ
る。また、駆動力可変手段48はリセット手段47が出
力する原点検知パルスのパルスレートを通常駆動時とは
異なった値とすることにより、ステッピングモータ39
の駆動トルクおよび駆動速度の可変を行う。つまり原点
検知パルスのパルスレートを通常駆動の値よりも大きな
設定とすることにより駆動トルクが通常駆動時よりも減
少するのに対して駆動速度は向上し、また小さな設定値
とすることにより駆動トルクが通常駆動時よりも増大す
るのに対して駆動速度は低下するように作用する。さら
にギアたわみ除去手段49は、リセット手段47によっ
て原点検知パルスは印加されているが流調切換弁体31
は回転角規制手段43によってその回転を規制されてい
る際に生じる駆動手段38のギアたわみを除去するた
め、リセット手段47が原点検知パルスを出力した後、
ステッピングモータ39の保持電圧を所定時間遮断す
る。
【0018】また、本動作は使用者が女性の局部洗浄を
行うべく洗浄スイッチ33bを選択して押した場合に
も、第2洗浄ノズル27bへ連通する第2流出路40b
と流調切換弁体31に設けられた通水孔42が連通する
ように動作する以外は同様である。
【0019】さらにリセット手段47および駆動力可変
手段48による上記一連の原点位置再認識動作は初期電
源投入時および停電後の電源再投入時にも行われる。
【0020】以上述べたように本実施例の流体制御装置
によれば、弁ハウジング41内に組み込まれた流調切換
弁体31を回転制御することによって、流調切換弁体3
1に設けられた通水孔42と第1および第2流出路40
a、40bの連通度合いが調節され、結果として流路の
選択とその連通開度が決定される構成であるので、単一
の駆動手段によって複数の流路切換と各々の流路におけ
る水量調節が可能となる。さらには流調切換弁体31の
回転制御手段としてステッピングモータ39を設けたも
のであるので、ステッピングモータ39に印加するパル
ス数に応じて選択流路の切換とともに高精度の水量調節
が可能となる。
【0021】また、流調切換弁体31の最小回転角度位
置を規定する回転角規制手段43およびリセット手段4
7を設け、停止スイッチ36を押した後や初期電源投入
時および停電後等の電源再投入時には制御装置37がス
テッピングモータ39の原点位置を再認識するように作
用するため、動作中ステッピングモータ39に万一脱調
が生じたり、停電等により回転角度情報にずれが生じた
場合にも、つぎの洗浄開始時には設定通りの的確な水量
(水勢)が得られる。
【0022】さらには、ステッピングモータ39へ出力
する原点検知パルスのパルスレートを可変する駆動力可
変手段48を設けたものであるので、パルスレートを通
常駆動の値よりも大きくすることで駆動トルクの減少と
駆動速度の向上が図れる。その結果、駆動パルスは印加
されているが流調切換弁体31は回転角規制手段43に
よってその回転を規制されているといった際に生じる駆
動手段38のギアたわみが緩和でき、原点位置を再認識
する際のばらつきを抑制することができるとともに、迅
速な原点検知が可能となる。また、パルスレートを通常
駆動の値よりも小さく設定すると駆動トルクの増大が図
れる。このことにより例えば流調切換弁体31が固着
し、ステッピングモータ39の通常駆動トルクでは脱調
が生じてしまうような場合においても、原点検知パルス
によって高トルクでの駆動が行われるため流調切換弁体
31の固着が回避でき、水量制御弁29の信頼性向上に
つながる。
【0023】さらにまた、リセット手段47が原点検知
パルスを出力した後、ステッピングモータ39の保持電
圧を所定時間遮断するギアたわみ除去手段49を設けた
ものであるので、流調切換弁体31が回転角規制手段4
3によってその回転を規制された状態において駆動パル
スが印加されて生じる駆動手段38のギアたわみを確実
に除去することが可能となる。その結果、駆動力可変手
段48によって原点位置を認識する際のステッピングモ
ータ39の駆動トルクが大きく、駆動手段38のギアた
わみが生じやすい条件においても、原点位置を再認識す
る際のばらつきを確実に抑制することができる。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明の流体制御装置によ
れば、以下の効果が得られる。
【0025】(1)流調切換弁体をステッピングモータ
によって回転駆動し、駆動手段に設けられたステッピン
グモータへ原点検知パルスを出力した後、ステッピング
モータの回転角度情報をリセットするリセット手段を設
けるとともに、原点検知パルスのパルスレートを可変す
る駆動力可変手段を設けたので、ステッピングモータが
原点再認識を行う際のギアたわみが緩和でき、その結果
ばらつきがなく精度の高い原点位置の再認識が可能とな
る。そのため何らかの原因で、制御装置の認識している
ステッピングモータの回転角度と実際の回転角度にずれ
が生じた場合にも、正確な回転角度を認識した後に洗浄
が行われるため、設定通りの正確な水量(水勢)が得ら
れる。
【0026】(2)流調切換弁体をステッピングモータ
によって回転駆動し、駆動手段に設けられたステッピン
グモータへ原点検知パルスを出力した後、ステッピング
モータの回転角度情報をリセットするリセット手段を設
けるとともに、原点検知の際に生じる駆動手段のギアた
わみを除去するギアたわみ除去手段を設けたので、ステ
ッピングモータが原点再認識を行う際に生じるギアたわ
みを除去することができその結果ばらつきがなく精度の
高い原点位置の再認識が可能となる。そのため何らかの
原因で、制御装置の認識しているステッピングモータの
回転角度と実際の回転角度にずれが生じた場合にも、正
確な回転角度を認識した後に洗浄が行われるため、設定
通りの正確な水量(水勢)が得られるとともに信頼性の
高い流体制御装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における温水洗浄便座のシス
テムを示す構成図
【図2】同温水洗浄便座における駆動手段および流調切
換弁体の斜視図
【図3】従来の温水洗浄便座における流調切換手段の構
成図
【符号の説明】
30 流入路 31 流調切換弁体 38 駆動手段 39 ステッピングモータ 40a 第1流出路 40b 第2流出路 41 弁ハウジング 43 回転角規制手段 47 リセット手段 48 駆動力可変手段 49 ギアたわみ除去手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 玄道 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流入路と第1および第2の流出路を有する
    弁ハウジングと、前記弁ハウジング内に回動可能に設け
    られ前記流入路と前記第1流出路および前記第2流出路
    との連通面積を選択的に可変する流調切換弁体と、前記
    流調切換弁体を回転制御するステッピングモータを有す
    る駆動手段と、前記流調切換弁体の最小回転角度位置を
    規定する回転角規制手段と、前記流調切換弁体に連結さ
    れたステッピングモータへ原点検知パルスを出力した
    後、前記ステッピングモータの回転角度情報をリセット
    するリセット手段と、前記ステッピングモータへ出力す
    る原点検知パルスのパルスレートを可変する駆動力可変
    手段とを備えた流体制御装置。
  2. 【請求項2】流入路と第1および第2の流出路を有する
    弁ハウジングと、前記弁ハウジング内に回動可能に設け
    られ前記流入路と前記第1流出路および前記第2流出路
    との連通面積を選択的に可変する流調切換弁体と、前記
    流調切換弁体を回転制御するステッピングモータを有す
    る駆動手段と、前記流調切換弁体の最小回転角度位置を
    規定する回転角規制手段と、前記流調切換弁体に連結さ
    れたステッピングモータへ原点検知パルスを出力した
    後、前記ステッピングモータの回転角度情報をリセット
    するリセット手段と、前記リセット手段が前記原点検知
    パルスを出力した後、前記ステッピングモータの保持電
    圧を所定時間遮断するギアたわみ除去手段とを備えた流
    体制御装置。
JP13018994A 1994-06-13 1994-06-13 流体制御装置 Expired - Lifetime JP2755171B2 (ja)

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