JP2004292997A - 水噴射式織機の定水位貯水装置 - Google Patents

水噴射式織機の定水位貯水装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の目的は、タンク内のフィルターや循環経路の汚れを防止することにある。
【解決手段】水噴射式織機の定水位貯水装置は、入水口と出水口とがフィルターで仕切られているタンクであって当該タンク内の水位を所定のレベルに保つ定水位装置を有するタンクと、緯入れされる緯糸の少なくとも一部を、前記出水口を経る水流により所定の位置まで搬送して、前記入水口に供給する循環経路と、前記定水位装置とは別に、循環経路に水を供給する水供給経路とを含む。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水噴射式織機のような流体噴射式織機において緯入れにより生じた緯糸端を搬送する流水を循環させる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
流体噴射式織機において、緯糸は、経糸の開口に緯入れされ、次いで筬打ちされ、その後先端部をカッタにより織布から切り離される。このため、流体噴射式織機は、一般に、織布から切り離された緯糸端を回収する装置を備えている。
【0003】
そのような緯糸端回収装置の1つとしては、織布から切り離された緯糸端を、水流を用いる搬送装置により搬送し、水と共に回収容器に流下させることにより回収貯留装置に回収し、回収容器に流下した水流をタンクに貯水しタンク内の水をポンプ等の循環装置により、再び搬送装置に供給するものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
この緯糸端回収装置は、搬送装置で用いる水を循環させる循環経路を有している。タンクは、その貯水量が一定のレベルに維持するように、フロートと該フロートの高さレベルによって開閉するフロート弁とを有する(例えば、特許文献2参照)。フロート弁は、例えば水の飛散によってフロートの高さレベルが下がると、タンクにこれの外部より新たな水を供給し、タンクの貯水量を一定のレベルに維持する。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−195739号公報
【特許文献2】
実開昭61−59683号公報
【0006】
【解決しようとする課題】
上記の緯糸端回収装置においては、水を循環させる循環経路を有するが、水の飛散がほとんどないから、タンクの貯水量が殆ど変化しない。これにより、外部からタンクに供給される水の量は僅かである。また、緯糸に付着している油剤や糊などは、緯糸端を搬送又は回収する際に流水により剥がされて、水流に混入、溶解する。
【0007】
したがって、循環経路を流れる水は、油剤や糊などの混入、溶解の度合いが高くなり、それらが、循環経路内に堆積したり、タンク内のフィルターの目詰まりやホースの汚れを生じさせたりし、これらにより循環する水量が少なくなり、緯糸の搬送力不足又は緯糸切断時の緯糸張力不足による切断ミスが増加し、その結果、織機の停台の原因になる場合がある。
【0008】
本発明の目的は、タンク内のフィルターや循環経路の汚れを防止することにある。
【0009】
【解決手段、作用、効果】
本発明に係る定水位貯水装置は、入水口と出水口とがフィルターで仕切られているタンクであって当該タンク内の水位を所定のレベルに保つ定水位装置を有するタンクと、緯入れされた緯糸の少なくとも一部を前記出水口を経る水流により所定の位置まで搬送して、前記水流を前記入水口に供給する循環経路と、前記定水位装置とは別に、前記循環経路に水を供給する水供給路とを含む。
【0010】
循環経路の水と異なる水が水供給路からタンクに供給され、定水位装置によりタンク内の水位が維持されるため、供給されたほぼ同量の水が油剤や糊と共にタンク外に排出される。このため、タンク内の貯水量に対するタンク内の油剤や糊の混入、溶解量の割合率が減少する。その結果、フィルター及び循環経路内の油剤や糊の堆積が防止される。
【0011】
前記定水位装置は、フロートと該フロートの高さレベルによって開閉するフロート弁とを有する給水路と、前記タンクに配置された前記所定の水位を超えた前記タンク内の水を排出する排出口とを含んでいてもよい。それにより、タンク内の表面近傍の水は、その水の攪拌効果により上昇した油剤や糊などと一緒に、排出口から排出される。
【0012】
前記水供給路は、前記フィルターにより仕切られた前記タンク内の領域であって前記出水口が開放する領域に開放されていてもよい。そのようにすれば、製織しているときの定水位貯水装置は、タンク内の水を出水口から循環経路に吸引して入水口に供給する。このため、タンク内の水は、フィルターの入水口側から出水口側に移動すると共に、タンク内の油剤や糊は、フィルターの入水口側に付着する。特に、織機停止時には、水供給路からタンク内に、水を供給すると、供給された水は、製織しているときの水の移動方向と反対方向であるフィルターの出水口側から入水口側に移動し、油剤や糊をフィルターから効率よく剥がす。
【0013】
定水位貯水装置は、さらに、所定期間に前記水供給路から水を供給するバルブを含んでいてもよい。前記所定期間としては、織機の起動時から所定時間まで、織機停止時から所定時間まで、又は、織機が停止されたときから第1の所定期間経過後に開始されその後第2の所定期間までとすることができる。また、前記水供給路への水の供給量を制御してもよい。
【0014】
水を水供給路から循環経路に供給するための前記所定期間を織機起動時から所定時間にすれば、この所定時間は、出水口からタンク内の水が一気に吸い上げられてタンク内の水位が急激に下がること、特に、フロート型式ではフロートが下がったときのフロート弁の開放が遅いこと、フィルターには油剤、糊が付着していること等から、タンク内の水量、特に出水口が開放している領域の水量が不足する期間に相当する。したがって、上記所定時間に水を水供給路から循環経路に供給することにより、空気が出水口から循環経路に水と共に入るというエア噛み現象を防止することができる。
【0015】
また、このときの水供給路からの単位時間当たりの水供給量を、ポンプの単位時間当たりの水吸引量よりも多くすれば、フィルターの目詰まりによる出水口側へのタンク内の水の移動が遅い場合であっても、エア噛み現象を防止することができる。織機起動時には、入水口に循環水が戻ってくるまでの時間以上(通常は、30秒から2分程度)、最大で約10分以内水を供給する。
【0016】
織機が稼働しているときは、出水口よりタンク内の水を吸引しているから、タンク内には、フィルターの、入水口が開放している側から出水口が開放している側に通過する水の流れが形成されている。これにより、水に混入、溶解している油剤や糊などはフィルターに堆積し、フィルターから剥がれにくくなっている。しかし、前記所定期間を織機停止時から所定時間までにすれば、この期間には、そのようなタンク内の流れが生じていないから、油剤や糊などがフィルターから剥がれやすくなる。織機停止時には通常2分から3分程度水を供給する。また、前記所定期間はタンク容量、単位時間当たりの水供給量によって異なる。
【0017】
水供給路の水出口はフィルターに向けられていてもよい。これにより、フィルターに付着した油剤や糊などはその水の流れにより剥がされる。
【0018】
前記水供給路には、前記タンク内の水と異なる水が供給されることから、タンク内の水に混入、溶解している油剤や糊は薄められる。また、タンク内の水が排出口から排出されるから、タンク内の水に混入、溶解している油剤や糊は水と共にタンク外に排出される。
【0019】
特に、織機停止時には水を供給し続けることによって、タンク内の水を総入れ替えすることが可能である。
【0020】
前記水供給路への水の供給は、稼働率がよく織機の停台が少ない場合、織機の運転中に間欠に行われてもよい。この場合、単位時間当たり例えば1時間に2分程度水を供給してもよいし、所定ピック(織機の主軸の回転回数)毎に所定のピック期間水を供給してもよい。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1から図4を参照するに、緯糸端処理装置10は、水噴射式織機に適用されている。この緯糸端処理装置10は、緯入れされた緯糸の先端部を拘束・保持する緯糸端保持装置11と、切断された緯糸端を収容する緯糸端収容装置12と、切断された緯糸端の搬送に用いる水を供給する定水位貯水装置13とを含む。
【0022】
緯糸端処理装置10の循環経路は、後述するパイプ28、パイプ34、ホース42、収容槽44、定水位貯水装置13も含まれる。
【0023】
水噴射式織機は、緯糸(図示せず)を圧力水により緯入ノズル(図示せず)から経糸14の開口に緯入れし、緯入れされた緯糸の先端部を緯糸端保持装置11により拘束・保持し、その状態で緯糸を筬16により織前に筬打ちして、織布18を形成する。筬打ちされた緯糸の先端部は、カッタ(図示せず)により織布18から切断される。これにより、緯糸端が形成される。
【0024】
緯糸端保持装置11は、緯糸の先端部を捕捉するブロック状の緯糸捕捉ブラケット20を含む。この緯糸捕捉ブラケット20は、筬打ちされる緯糸の先端部をスリット22に受け入れ、圧力水を放出水路24からスリット22の奥を経て排出水路26に放出する。それにより、緯糸の先端部は、スリット22の奥で圧力水と接触し排出水路26に牽引されて、拘束・保持される。
【0025】
スリット22は、筬打ちされる緯糸を経糸14の移動方向上流側から受け入れるように横U字状の形状を有している。緯糸は、その先端部が緯糸捕捉ブラケット20を厚さ方向に貫通した状態に、スリット22に受け入れられる。排出水路26は、上端部が緯糸捕捉ブラケット20に下方からスリット22の奥まで差し込まれたパイプ28により形成されている。
【0026】
放出水路24には、タンク30内の貯水をポンプ32により汲み上げると共にその水に圧力を加え、パイプ34,34を経て圧力水として供給される。排出水路26に放出された水は、切断された緯糸端と共に緯糸端収容装置12に回収され、緯糸端収容装置12からタンク30の入水口36に返される。入水口36より返された水は、フィルター38を介して出水口40から、再度圧力水として利用される(図2及び図3の矢印A参照)。
【0027】
緯糸端収容装置12は、パイプ28と、パイプ28の下端に連結され排出部を形成する可撓性のホース42と、ホース42から排出される水及び緯糸端を受けるように上方に開放されて収容部を形成する収容槽44と、収容部を移動させる収容槽移動機構とを備えている。
【0028】
ホース42は、その上端部においてパイプ28の下端部と共に組み付け具48により織機のフレーム46に組み付けられている。
【0029】
ホース42は、その下端部を図示しないホース移動機構に装着されている。ホース移動機構は、ホースの下部端を、所定の駆動機構によって、ホース42から流出する水及び緯糸端が収容槽44の外に飛散しない範囲に、収容槽44の上方で収容槽44に対して移動させる。しかし、ホース42を留め具で相対的移動不能に組み付けてもよい。
【0030】
収容槽44は、円形の底壁と該底壁に垂直な周壁とを備えており、また水の通過は許すが、緯糸端の通過は防止する複数の穴50を周壁及び底壁のそれぞれに有している。それゆえに、収容槽44はホース42からの緯糸端を水と共に受けて両者を分離するフィルターの機能を備えた収容部として作用する。
【0031】
収容槽移動機構は、支持ベース52に円板状の回転台54を鉛直線の周りに回転可能に1以上の軸受56を介して載置し、回転台54の上にケース58を配置し、ケース58に収容槽44を配置している。支持ベース52は、床60に設置されている。
【0032】
ケース58の外周には、リング状の歯車62が組み付けられている。歯車62は、外歯歯車であり、電動機64により回転される歯車66と噛合されている。電動機64は、ブラケット68により床60に組み付けられている。このため、回転台54が電動機64により回転されることにより、ケース58及び収容槽44が鉛直軸線の周りに回転される。
【0033】
製織の間、電動機64は、連続して又は間欠的に回転される。これにより、緯糸端は収容槽44内に均一に堆積される。緯糸端の収容量は、収容槽44の上方に配置されたセンサー(図示せず)によって常時又は定期的に検出される。
【0034】
ケース58は、収容槽44を収納する空間70を有していると共に、収容槽44から流出する水を通過させる複数の穴72を底壁に有している。空間70は、収容槽44の底壁よりやや大きい円形の底部を有しており、また上方に開放されている。
【0035】
ケース58の穴72を通過した水は、回転台54に形成された上方に開放する凹所74により集められ、凹所74の底に連通する穴76から支持ベース52の穴78を経てタンク30の入水口36よりタンク30内に返され、貯水される。
【0036】
したがって、緯糸端処理装置10は、緯入れにともなって形成された緯糸端を、出水口40を経る水流により搬送して、水流と共に収容槽44に排出して収容し、排出された水流を入水口36に供給する、定水位貯水装置13の循環経路を形成している。
【0037】
定水位貯水装置13は、緯糸端の搬送に用いる水を蓄えるタンク30を含み、タンク30は、タンク内の水位を所定のレベルに保つ定水位装置82を含む。
【0038】
タンク30の入水口36と出水口40とはフィルター38により仕切られている。タンク30には、タンク30内の水位を所定のレベルに保つ定水位装置82が備えられている。
【0039】
タンク30は、循環経路と異なる経路からの水の供給と、タンク30内の貯水の流出とにより、一定の水位に保たれると共に、緯糸端からの油剤や糊などが混入、溶解した水を後に説明する排出口102から流出させる、水供給経路を有している。
【0040】
タンク30内の貯水量は、フィルター38が水没可能な量とされている。すなわち、タンク30内の水位は、出水口40より高い位置とされる。フィルター38は、その周囲をL字状に屈曲された補強部材84(図2及び図3参照)に相対的変位不能に組み付けられていると共に、出水口40の周りの領域を囲むようにその領域を覆っている。
【0041】
ホースやパイプなどを接続するターミナル86は、図示しない水源(例えば水道管の蛇口)から所定の圧力で供給される水を送る例えばホース88が、水密的に接続されている。ターミナル86は、2つに分かれたT字形状の分岐路90と直線的な接続路92とを有する。分岐路90の一方の水路は電磁弁94の水入口穴に、分岐路90の他方の水路はホース96の一端に水密的に接続されている。接続路92は、接続部材100を介して、電磁弁94の水出口穴とタンク30に水を供給する供給パイプ98の一端とを水密的に接続している。
【0042】
給水パイプ106とは別に設けられた供給パイプ98の他端の先端の向きは、それから噴出される水流が、フィルター38と鋭角に交差するように、J字形状に曲げられている。これにより、供給パイプ98から噴射される水は、水自身の水中拡散効果と相まってフィルター38に広範囲に衝突し、油剤や糊をフィルター38から剥がすと共に、タンク30内の水に混合されてタンク30内の水位を高くする(図2及び図3の矢印B参照)。
【0043】
この実施例では、出水口40が開放する領域に供給パイプ98が開放されているが、出水口40が開放する領域の反対側に供給パイプ98が開放されていてもよい。供給パイプ98及びホース96からは循環経路で用いる水とは異なる水が供給される。
【0044】
タンク30内の水は、所定の水位を超えると、タンク30の側面上部を貫通している排出口102から排出パイプ103を経てタンク30外に流出され、タンク30内の水位を一定に保つ。
【0045】
排出口102の開放は、下半分を図示しない板状部材で堰のように塞がれている。水の水位がその板状部材の高さ位置を超えて溢れることにより、水面近傍に浮游している油剤や糊は、タンク30内の水と共に流出される。
【0046】
電磁弁94は、織機の制御装置(図示せず)からコード104を介して供給される開閉信号に基づいて、分岐路90と接続路92との接続状態を開閉させる。
【0047】
ホース96の他端は、タンク30の外周を半周ほど回って電磁弁94と対向する位置まで伸びて、給水パイプ106に水密的に接続されている。
【0048】
給水パイプ106は、タンク30の側面下側を貫通し、ボルトのような蝶合部材108とパッキング109とによりタンク30に水密的に取り付けられている。
【0049】
タンク30内の領域側の給水パイプ106の内径寸法は、タンク30内の領域以外側の内径寸法より大きくされており、円柱状の弁体110が摺動する弁体摺動穴112とされる。
【0050】
タンク30内には、中空のフロート114が水面近傍に浮いている。フロート114は、水平方向に伸びる枢軸116によりアーム118の一方の端部に相対的回転可能に組み付けられている。
【0051】
弁体摺動穴112の端部には、アーム118の他端が枢軸116と平行に伸びる枢軸120の周りに回転可能に組み付けられている。給水パイプ106には、弁体摺動穴112の内外を連通する給水口122が蝶合部材108寄りに、形成されている。
【0052】
アーム118の他端上側には、弁体110を押すための凸部124が形成されている。
【0053】
凸部124は、フロート114の高さ位置が所定高さレベルより低いほど、すなわち貯水量が少ないほど(所定高さレベルに満たない場合)、図2において枢軸120の周りを反時計方向に回転して、弁体110から離れる。
【0054】
これにより、ホース96から供給される水により、弁体110を凸部124側に押し出す力が弁体110に作用しているため、弁体110は、水平方向における凸部124の移動量と同一の量だけ移動し、弁体110が塞いでいた給水口122を、その移動量に相当する量だけ開く。その結果、ホース96から供給される水は、給水パイプ106内を流れ、タンク30内の水に混ざると共にタンク30内の水位が上昇する。
【0055】
タンク30内の水位が上昇するに伴ってフロート114が上昇し、アーム118が枢軸120の周りを時計方向に回転し、凸部124が給水パイプ106に供給され、水の圧力に抗して弁体110を押し込む。こうして、タンク30内の水位が所定高さレベルに達すると、弁体110が給水口122を再び塞ぎ、給水を終了する。その結果、タンク30内の水位は一定に保たれる。
【0056】
定水位装置82は、フロート114を用いたが、その他に、フロートを用いない定水位装置でもよい。そのような定水位装置としては、水面センサーなどでタンク30内の水位を検出し、電磁弁などを制御して給水口122より水を供給してもよい。
【0057】
また、供給パイプ98は、循環経路上に設ければよいので、例えば、パイプ34や、収容槽44の上方に設けてもよい。
【0058】
タンク30を緯入れ用のタンクとして適用し、タンク30内の水は緯糸端の搬送の他に、緯入れのための緯入れノズルからの噴射に使用してもよい。緯入れに使用された圧力水は、織機内の回収用の所定の経路を経て回収され、タンク30内に返され、再利用される。
【0059】
本発明は、上記実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない限り、種々変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る緯糸端収容装置の一実施例を示す概略垂直断面図である。
【図2】図1に示すタンクの一部を省略した垂直断面図である。
【図3】図1に示すタンクの一部を省略した平面図である。
【図4】図3に示すタンクの一部分の拡大図である。
【符号の説明】
10 緯糸端処理装置
11 緯糸端保持装置
12 緯糸端収容装置
13 定水位貯水装置
14 経糸
16 筬
18 織布
20 緯糸捕捉ブラケット
22 スリット
24 放出水路
26 排出水路
28,34 パイプ
30 タンク
32 ポンプ
36 入水口
38 フィルター
40 出水口
42,88,96 ホース
44 収容槽
46 織機のフレーム
50 収容槽の穴
52 支持ベース
54 回転台
64 電動機
82 定水位装置
84 フィルターの補強部材
86 ターミナル
90 分岐路
92 接続路
94 電磁弁
98 供給パイプ
100 接続部材
102 排出口
106 給水パイプ
110 弁体
112 弁体摺動穴
114 フロート
116,120 枢軸
118 アーム
122 給水口
124 アームの凸部

Claims (9)

  1. 入水口と出水口とがフィルターで仕切られているタンクであって当該タンク内の水位を所定のレベルに保つ定水位装置を有するタンクと、
    緯入れされた緯糸の少なくとも一部を前記出水口を経る水流により所定の位置まで搬送して、前記水流を前記入水口に供給する循環経路と、
    前記定水位装置とは別に、前記循環経路に水を供給する水供給路とを含む、水噴射式織機の定水位貯水装置。
  2. 前記定水位装置は、フロートと該フロートの高さレベルによって開閉するフロート弁とを有する給水路と、前記タンクに配置された前記所定の水位を超えた前記タンク内の水を排出する排出口とを含む、請求項1に記載の定水位貯水装置。
  3. 前記水供給路は、前記フィルターにより仕切られた前記タンク内の領域であって前記出水口が開放する領域に開放されている、請求項1又は2に記載の定水位貯水装置。
  4. さらに、所定期間に前記水供給路から水を供給するバルブを含む、請求項1から3のいずれか1項に記載の定水位貯水装置。
  5. 前記水供給路の水出口は前記フィルターに向けられている、請求項1から4のいずれか1項に記載の定水位貯水装置。
  6. 前記水供給路への水の供給は、織機起動時から所定期間に行われる、請求項1から5のいずれか1項に記載の定水位貯水装置。
  7. 前記水供給路への水の供給は、織機停止時から所定期間に行われる、請求項1から6のいずれか1項に記載の定水位貯水装置。
  8. 前記水供給路への水の供給は、織機が停止されたときから第1の所定期間経過後に開始され、その後第2の所定期間まで行われる、請求項1から6のいずれか1項に記載の定水位貯水装置。
  9. 前記水供給路への水の供給は、織機の運転中に間欠に行われる、請求項1から8のいずれか1項に記載の定水位貯水装置。
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