JP2951924B2 - 食材洗浄装置 - Google Patents
食材洗浄装置Info
- Publication number
- JP2951924B2 JP2951924B2 JP24136297A JP24136297A JP2951924B2 JP 2951924 B2 JP2951924 B2 JP 2951924B2 JP 24136297 A JP24136297 A JP 24136297A JP 24136297 A JP24136297 A JP 24136297A JP 2951924 B2 JP2951924 B2 JP 2951924B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- foreign matter
- cleaning
- cleaning liquid
- food
- drain port
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)
Description
し、さらに詳しくは、食材に付着した毛髪、虫、紙、わ
らなどの異物を洗浄することによって除去する食材洗浄
装置に関する。
浄装置1の構成を簡略化して示す断面図である。食材洗
浄装置1は、基本的に洗浄液が貯留される洗浄槽2と、
食材3が収容されるバケット4と、洗浄槽2内で洗浄液
を噴射する噴射ノズル5と、洗浄槽2内で洗浄液を吐出
する吐出管6と、洗浄槽2からの越流水が導かれる貯留
槽7と、噴射ノズル5および吐出管6に洗浄液を圧送す
る圧送手段8と、圧送手段8からの洗浄液の流路を切換
える流路切換手段9とを含んで構成される。
り、上方に臨んで開放され、かつ大略的に直方体状の洗
浄空間を有し、この洗浄空間に洗浄液が貯留されてい
る。この洗浄液は、食材3であるたとえば豚肉などの肉
類やレタスなどの野菜を洗浄するための液体であって、
たとえば常温の水道水が用いられる。洗浄槽2には、前
記噴射ノズル5が設けられる一側部10と反対側の他側
部11の上方に、たとえばステンレス鋼から成る角変位
軸12が設けられ、この角変位軸12は、一対の軸受手
段14によって図10の紙面に対して垂直な水平な軸線
L1まわりに角変位自在に軸支されている。
成り、たとえば直径が3mmの複数の透孔15が形成さ
れ、前記角変位軸12に固定されて、図10に実線で示
す洗浄位置17と、図10に仮想線で示す排出位置18
とにわたって、水平な前記軸線L1まわりに角変位自在
に設けられる。このバケット4は、洗浄位置17で、開
口16を上方に向けて洗浄槽2に収納され、排出位置1
8で開口16を図10の左方となる側方からやや下方に
向けて洗浄槽2から上方に引上げられている。バケット
4は、角変位軸12の軸線L1まわりに、バケット4の
洗浄位置17から排出位置18に向かう排出方向A1、
および排出位置18から洗浄位置17に向かう復帰方向
A2の双方向に、角変位することができる。また前記一
側部10に臨むバケット4の側板4aの下部には、後述
の各噴射ノズル5の噴射口22に臨んで開口する透孔4
bが複数形成される。
一側部10に相互に水平方向に間隔をあけて複数設けら
れている。各噴射ノズル5は、その噴射口22を洗浄槽
2の他側部11に向けてそれぞれ配置されており、洗浄
液を一側部10から前記透孔4bを介して他側部11に
向けて噴射することができる。吐出管6は、洗浄槽2の
底部23に設けられ、その吐出口24を洗浄槽2内に挿
入し、かつ上方に向けて配置されている。
り、上方に臨んで開放され、かつ大略的に直方体状の貯
留空間を有し、その貯留空間に洗浄液を貯留することが
できる。貯留槽7の上部には、食材3から離脱した毛や
虫類などの異物を捕捉するストレーナ31が設けられ
る。
水口26が形成されており、洗浄槽2において余剰した
洗浄液は、矢符B方向に排水口26から排出され、スト
レーナ31を通過して、清浄化されて貯留槽7に流れ込
む。
れるポンプ33を備える。このポンプ33は、貯留槽7
の下部に設けられた取水管34に接続された導水管路3
5を介して、貯留槽7の洗浄液を取込み、供給管路36
と、第1供給管路37および第2供給管路38のいずれ
か一方とを介して、噴射ノズル5が接続される分配管3
9および吐出管6のいずれか一方に選択的に圧送する。
位置切換弁であって、たとえば3方ボール弁によって実
現される。この流路切換手段9には、供給管路36なら
びに第1および第2供給管路37,38の接続点に介在
されている。
噴射ノズル5または吐出管6から洗浄液を噴射または吐
出して洗浄槽2内の洗浄液を撹拌して食材から異物を取
除くとともに、異物を排水口26から洗浄槽2外へ排出
し、排出された異物をストレーナ31に捕捉して洗浄液
から異物を除去している。
術の食材洗浄装置1は、洗浄槽2内の洗浄液を撹拌させ
た状態で異物を排水口26から越流水とともに洗浄槽2
外に排出することだけによって異物の除去を行っている
が、排水口26付近まで移動した異物がこの撹拌に伴う
洗浄液の流れによって再び洗浄槽2内に引戻されるとい
う不具合が生じて異物が排水口26から排出されにくく
なり、異物の除去効率が低下してしまうという問題があ
る。
去し、異物の除去効率の向上を図ることができる食材洗
浄装置を提供することである。
は、開口周縁部に排水口を有する洗浄槽に洗浄液が貯留
され、この洗浄液を撹拌することによって排水口に向か
う流れが発生した状態で食材に付着した異物を食材から
取除く洗浄手段と、前記排水口に近接して臨み、前記排
水口から排出される洗浄液中の異物が付着して洗浄液か
ら異物を取除く異物除去手段とを含み、前記異物除去手
段は、透水性の環状の異物付着部材を有し、この異物付
着部材は、前記排水口に臨む付着領域では付着面が上方
へ移動し、かつ前記付着領域の移動方向下流側で異物が
離脱する離脱領域では前記付着面が前記排水口に臨む部
分よりも下方に配置されることを特徴とする食材洗浄装
置である。
浄液を撹拌させて食材に付着した異物を食材から取除
き、異物を排水口に向かう流れによって排水口付近に移
動させ、異物除去手段は、排水口に近接して臨み、排水
口から排出される洗浄液中の異物を付着させて洗浄液か
ら異物を取除くので、排水口付近に到達した異物を異物
除去手段に付着させて強制的に除去することができ、短
時間で多くの異物を除去し、異物の除去効率の向上を図
ることができる。
付着部材を有するので、排水口付近の異物は異物付着部
材を介して排水口から排出される洗浄液の一部の流れに
乗って、異物付着部材に引寄せられて異物付着部材に押
圧された状態で付着させることができる。また異物付着
部材は、前記排水口に臨む付着領域では付着面が上方へ
移動し、かつ前記付着領域の移動方向下流側で異物が離
脱する離脱領域では前記付着面が前記排水口に臨む部分
よりも下方に配置される。排水口付近の異物は、前記付
着領域では前記一部の洗浄液の流れに乗って前記異物付
着部材に引寄せられて異物付着部材の付着面に付着し、
異物付着部材の前記付着領域よりも移動方向下流側の領
域では異物に付着した洗浄液の表面張力によって異物を
異物付着部材の付着面に付着させて洗浄液から異物を強
制的に除去する。このようにして異物を異物付着部材の
付着面に付着させて強制的に除去するので、洗浄槽内の
洗浄液の流れによって、排水口付近の異物が洗浄槽内に
再び引戻されることが少なくなり、短時間で多くの異物
を除去することができ、異物の除去効率の向上を図るこ
とができる。さらに前記離脱領域では前記付着面が前記
排水口に臨む部分よりも下方に配置されるので、異物付
着部材の付着面に付着した異物を異物付着部材を通過し
た洗浄液によって洗い落として異物を異物付着部材の付
着面から離脱させることができ、異物が再び洗浄槽に入
り込むことを防ぐことができる。
材洗浄装置41の構造を簡略化して示す断面図であり、
図2は食材洗浄装置41の平面図であり、図3は食材洗
浄装置41の左側面図である。
水口43を有する洗浄槽44に洗浄液130が貯留さ
れ、この洗浄液130を撹拌することによって排水口4
3に向かう流れHが発生した状態で食材45に付着した
異物46を食材45から取除く洗浄手段47と、前記排
水口43に近接して臨み、前記排水口43から排出され
る洗浄液130中の異物46が付着して洗浄液130か
ら異物46を取除く異物除去手段48とを含んで構成さ
れる。ここで異物46の比重は水の比重よりも小さいま
たはほぼ等しい。また本明細書において異物付着部材に
付着するとは、後述の異物付着部材の付着面に異物46
が押圧力または洗浄液130の表面張力によって付着す
ることを示す。
が貯留される洗浄槽44と、食材45が収容されるバケ
ット49と、洗浄槽44内で洗浄液130を噴射する噴
射ノズル50と、洗浄槽44内で洗浄液130を吐出す
る吐出管51と、洗浄槽44からの越流水が導かれる貯
留槽52とを含む。また洗浄手段47には、噴射ノズル
50および吐出管51に洗浄液130を圧送する圧送手
段53と、圧送手段53からの洗浄液130の流路を切
換える流路切換手段54とが設けられる。
成り、上方に臨んで開放され、かつ大略的に直方体状の
洗浄空間を有し、この洗浄空間に前記洗浄液130が貯
留されている。この洗浄液130は、食材45であるた
とえば豚肉などのブロック状の肉類や裁断されたレタス
などの野菜を洗浄するための液体であって、たとえば常
温の水道水が用いられる。洗浄槽44には、前記噴射ノ
ズル50が設けられる一側部55と反対側の他側部56
の上方に、たとえばステンレス鋼から成る角変位軸57
が設けられ、この角変位軸57は、一対の軸受手段58
a,58bによって、図1の紙面に対して垂直な水平な
軸線L2まわりに角変位自在に軸支されている。また洗
浄槽44には、洗浄槽44内に気泡を発生させる気泡発
生管80が設けられる。この気泡発生管80には、複数
の放出孔が形成される。この気泡発生管80に空気が供
給されると、放出孔から空気が放出され、気泡が発生さ
れる。
ら成り、たとえば直径が3mmの複数の透孔60が形成
され、前記角変位軸57に固定されて、図1に実線で示
す洗浄位置61と、図1に仮想線で示す排出位置62と
にわたって、水平な前記軸線L2まわりに角変位自在に
設けられる。このバケット49は、洗浄位置61で、開
口63を上方に向けて洗浄槽44に収納され、排出位置
62で、開口63を図1の左方となる側方からやや下方
に向けて洗浄槽44から上方に引上げられている。バケ
ット49の洗浄位置61と排出位置62とにわたる角変
位角度は、たとえば115°に選ばれる。バケット49
は、角変位軸57の軸線L2まわりにバケット49の洗
浄位置61から排出位置62に向かう排出方向D1、お
よび排出位置62から洗浄位置61に向かう復帰方向D
2の双方向に、角変位することができる。また前記一側
部55に臨むバケット49の側板49aの下部には、後
述の各噴射ノズル50の噴射口65に臨んで開口する透
孔49bが複数形成される。
4の一側部55に相互に水平方向に間隔をあけて複数設
けられている。各噴射ノズル50は、その噴射口65を
洗浄槽44の他側部56に向けてそれぞれ配置されてお
り、洗浄液130を一側部55から前記透孔49bを介
して他側部56に向けて噴射することができる。吐出管
51は、洗浄槽44の底部66に設けられ、その吐出口
67を洗浄槽44内に挿入し、かつ上方に向けて配置さ
れている。
成り、上方に臨んで開放され、かつ大略的に直方体状の
貯留空間を有し、その貯留空間に洗浄液130を貯留す
ることができる。貯留槽52の上部には、食材45から
離脱した毛や虫類などの異物46を捕捉するストレーナ
69が設けられる。
体に、その長手方向に延びる複数の線状体が張架されて
構成される第1フィルタと、大略的に長方形状の枠体
に、その幅方向に延びる複数の洗浄体が張架されて構成
される第2フィルタと、大略的に長方形状の枠体に、そ
の長手方向に延びる複数の線状体が張架されて構成され
る第3フィルタとが上方から下方に向かってこの順番で
相互に間隔をあけて積重されて構成される。第1〜第3
フィルタの各線状体の間隔は第1フィルタが最も大きく
設けられ、第3フィルタが最も小さく設けられ、第2フ
ィルタは第1フィルタの各線状体の間隔と第3フィルタ
の各線状体の間隔との中間の間隔である。
水口43が形成されており、洗浄槽44において余剰し
た洗浄液130は、矢符E方向に排水口43から排出さ
れ、ストレーナ69を通過して、清浄化されて貯留槽5
2に流れ込む。
されるポンプ72を備える。このポンプ72は、貯留槽
52の下部に設けられた取水管73に接続された導水管
路74を介して貯留槽52内の洗浄液130を取込み、
供給管路75と、第1供給管路76および第2供給管路
77のいずれか一方とを介して、噴射ノズル50が接続
される分配管78および吐出管51のいずれか一方に選
択的に圧送する。
2位置切換弁であって、たとえば3方ボール弁によって
実現される。この流路切換手段54には、供給管路75
ならびに第1および第2供給管路76,77の接続点に
介在されている。
射ノズル50、吐出管51および気泡発生管80から洗
浄液130と気泡との混合液体を流出させて、洗浄槽4
4内の洗浄液130を撹拌する。これによって食材45
をバケット49の各側部および底部に衝突させ、または
食材45同士を衝突させて、食材45に付着した毛や虫
類などの異物46を大きな摩擦力でいわば擦り取るよう
にして取除き、排水口43に向かう流れHによって異物
46を排水口43付近に移動させる。
管121が設けられる。貯留槽52の底部120には、
2つのドレン管122,123が設けられる。食材洗浄
装置41による食材45の洗浄処理終了後に、洗浄槽4
4および貯留槽52内の洗浄液130を各ドレン管12
1,122,123から排出させ、洗浄槽44および貯
留槽52を清掃することができる。
付着部材である円筒状の筒状体81と、筒状体81の軸
線L3方向に延びて形成される回転軸82と、バケット
49に一体的に設けられ、回転軸82を回転自在に支持
する一対の軸受部材83a,83bと、回転軸82の軸
線L3方向一端部82aに設けられる歯車84と、前記
歯車84に噛合する歯車85を有する駆動源86とを含
む。
成り、たとえば直径3mmの複数の透孔87が形成され
る。ここで、各透孔87の開口面積の合計と筒状体81
の付着面である外周面131の面積との比である開口率
は、たとえば20%程度に選ばれる。筒状体81の軸線
L3方向両端部81a,81bには、回転軸82が挿通
し、かつ回転軸82に固定される一対の端板88が設け
られる。回転軸82は、たとえばステンレス鋼管から成
り、回転軸82の軸線L3方向一端部82a側が一方の
軸受部材83aから突出して設けられる。また歯車8
4,85は、たとえば合成樹脂から成る。
領域F1では、前記外周面131が上方に移動し、すな
わち図1の時計まわりである矢符G方向に回転駆動し、
かつ前記付着領域F1の移動方向G下流側で異物46が
離脱する離脱領域F2では前記外周面131が前記排水
口43に臨む部分よりも下方に配置される。
および84を介して回転軸82に伝達され、回転軸82
および筒状体81が回転駆動される。筒状体81は10
〜20rpmの回転数で回転する。回転数が20rpm
を越えると、筒状体81の外周面131に付着した洗浄
液130が流れ落ちるために、この流れ落ちた洗浄液1
30によって筒状体81の外周面131に付着した異物
46が洗浄槽44に引戻されてしまう。また回転数が1
0rpm未満では、前記付着領域F1で筒状体81に接
触する部分によって、異物46が前記外周面131から
洗い流されてしまい、異物46の除去効率が低下してし
まう。ここで、筒状体81の寸法の一例を示すと、その
直径Dは180mm程度であり、軸線L3方向長さLは
550mm程度である。前述の回転数を筒状体81の周
速度で換言すると、5650〜11300mm/min
程度である。
去動作を説明するための食材洗浄装置41の一部の拡大
断面図である。前述のように、洗浄液130を撹拌して
食材45から取除かれた異物46は、排水口43に向か
う流れHによって排水口43付近に移動する。この異物
46を含んだ洗浄液130は、排水口43から前記筒状
体81の各透孔87を介して貯留槽52に排出される。
この洗浄液130が前記筒状体81に形成される複数の
透孔87を通過するとき、各透孔87を通過する洗浄液
130の流れが速くなる。したがって排水口43付近の
異物46は、排水口43から排出される洗浄液130の
一部の流れに乗って、筒状体81に引寄せられて異物4
6が筒状体81の前記付着領域F1の前記外周面131
に付着する。
転駆動されており、前記付着領域F1の前記外周面13
1に付着した異物46は、排出される洗浄液130の水
面89よりも上方に移動する。ここで筒状体81が前記
付着領域F1では前記外周面131が上方へ移動するの
は、異物46の比重が水の比重よりも小さいまたはほぼ
等しいので、異物46が前記水面89付近に存在してお
り、筒状体81の外周面131に付着した異物46が再
び洗浄槽44内の洗浄液130中に引戻されることを防
ぐためである。前記付着領域F1よりも前記移動方向G
下流側の領域では、異物46は洗浄液130の表面張力
によって筒状体81の外周面131に付着している。前
記離脱領域F2では、前記外周面131が前記排水口4
3に臨む部分よりも下方に配置され、これによって前記
離脱領域F2に到達した異物46は筒状体81を通過し
た洗浄液130によって筒状体81から洗い落とされ、
前記ストレーナ69によって捕捉される。このようにし
て異物46を筒状体81の外周面131に付着させるこ
とによって、洗浄液130から異物46を強制的に除去
している。
入した裁断されたレタスを3分間洗浄すると、図10に
示される従来の食材洗浄装置1では異物46の除去効率
は50%であったが、本発明の食材洗浄装置41では異
物46の除去効率は80%となり、異物46の除去効率
の向上を図ることができる。
31に付着している状態を模式的に示す図である。異物
46の重心を通る筒状体81の一半径線を延長した一直
線と、水平な一直線とのなす角度をθとする。筒状体8
1の外周面131の異物46には、異物46の鉛直力
と、異物46に付着した洗浄液130の鉛直力との合力
Wと、筒状体81の外周面131上の付着位置における
接線に垂直で、かつ半径方向外方に向く垂直合力Nとが
作用する。筒状体81には、前記合力Wの正弦成分Ws
inθと、洗浄液130の表面張力による半径方向内方
に向く押圧力Pとが作用する。したがって垂直合力Nは
P+Wsinθと釣合う。また前記異物46が水平に対
して傾斜しているとき、前記異物46には前記合力Wの
余弦成分Wcosθが作用し、前記異物46が筒状体8
1の外周面131から滑落しないために、異物46に付
着した洗浄液130の表面張力によって、前記合力Wの
余弦成分Wcosθに抗して逆向きにPcotθが作用
する。また、洗浄液130は異物46と筒状体81の外
周面131との間に介在されており、前述のような力の
釣合い状態で、異物46は洗浄液130の表面張力によ
って筒状体81の外周面131に付着している。したが
って異物46は、洗浄液130の表面張力によって筒状
体81の外周面131上で付着領域F1から滑落するこ
となく前記離脱領域F2まで移動させることができ、押
圧力Pによって前記合力Wに抗して離脱することを防ぐ
ことができる。このような押圧力Pは、前記合力Wに抗
することはできるが、排水口43から筒状体81の各透
孔87を介して下方に落下する洗浄液130によって異
物46を筒状体81から洗い落とすことができる。
内の洗浄液130を撹拌させて食材45に付着した異物
46を食材45から取除き、異物46を排水口43に向
かう流れHによって排水口43付近に移動させ、異物除
去手段48は、排水口43に近接して臨み、排水口43
から排出される洗浄液130中の異物46を付着させて
洗浄液130から異物46を取除くので、排水口43付
近に到達した異物46を異物除去手段48に付着させて
強制的に除去することができ、短時間で多くの異物46
を除去し、異物46の除去効率の向上を図ることができ
る。
1を有するので、排水口43付近の異物46は筒状体8
1の各透孔87を介して排水口43から排出される洗浄
液130の一部の流れに乗って、筒状体81に引寄せら
れて筒状体81の外周面131に押圧された状態で付着
させることができる。
付着領域F1では前記外周面131が上方へ移動し、か
つ前記付着領域F1の移動方向G下流側で異物46が離
脱する離脱領域F2では前記外周面131が前記排水口
43に臨む部分よりも下方に配置される。排水口43付
近の異物46は、前記付着領域F1では、前記洗浄液1
30の一部の流れに乗って筒状体81に引寄せられて筒
状体81の外周面131に付着し、筒状体81の前記付
着領域F1よりも移動方向G下流側の領域では、異物4
6に付着した洗浄液130の表面張力によって異物46
を筒状体81の外周面131に付着させて洗浄液130
から異物46を強制的に除去する。このようにして異物
46を筒状体81の外周面131に付着させて洗浄液1
30から異物を強制的に除去するので、洗浄槽44内の
洗浄液130の流れによって排水口43付近の異物46
が洗浄槽44内に再び引戻されることが少なくなり、短
時間で多くの異物46を除去することができ、異物46
の除去効率の向上を図ることができる。さらに前記離脱
領域F2では前記外周面131が前記排水口43に臨む
部分よりも下方に配置されるので、筒状体81の外周面
131に付着した異物46を筒状体81を通過した洗浄
液130によって洗い落として異物46を筒状体81の
外周面131から離脱させることができ、異物46が再
び洗浄槽44に入り込むことを防ぐことができる。
材洗浄装置91の一部の拡大断面図である。本実施形態
において、前述の実施形態の構成に対応する部分には同
一の参照符を付し、説明を省略する。食材洗浄装置91
には、前記筒状体81の上方に間隔をあけて回転軸82
の軸線L3に平行な軸線を有するローラ92が設けられ
る。筒状体81の外周面とこの外周面に対向するローラ
92の外周面との間隔は、異物46は通過することがで
きるが、洗浄される食材45は通過できない間隔とされ
る。ローラ92は、異物46の移動方向である筒状体8
1の回転方向Gと同一方向Jに回転駆動される。このよ
うに構成することによって、洗浄槽44内の食材45が
筒状体81の外周面131に付着しても、ローラ92に
よって異物46を離脱させることなく食材45だけを筒
状体81の外周面131から離脱させて洗浄槽44に強
制的に戻し、食材45が洗浄槽44から排出されること
を防ぐことができる。
る食材洗浄装置95に備えられる異物除去手段96の構
成を簡略化して示す拡大断面図であり、図8は異物除去
手段96の構成を簡略化して示す斜視図である。本実施
形態において、前述の実施形態の構成に対応する部分に
は同一の参照符を付し、説明を省略する。食材洗浄装置
95に備えられる異物除去手段96は、排水口43に近
接して臨み、円筒状に形成され、かつその周壁に複数の
透孔97が形成され、たとえばステンレス鋼から成る第
1ローラ98と、第1ローラ98の軸線L4に平行で、
かつ前記軸線L4よりも上方に軸線L5を有し、第1ロ
ーラ98と相互に間隔をあけ、円筒状に形成され、たと
えばステンレス鋼から成る第2ローラ99と、第1およ
び第2ローラ98,99間に張架される透水性の環状の
異物付着部材である無端ベルト100とを含んで構成さ
れる。本実施形態において無端ベルト100は布製であ
る。また異物除去手段96はバケット49に一体的に設
けられる。
図7の時計まわりである矢符K1方向に回転駆動され
る。第2ローラ99は、第1ローラ98の回転が無端ベ
ルト100を介して伝達され、前記軸線L5まわりに図
7の時計まわりである矢符K2方向に回転する。無端ベ
ルト100は、第1ローラ98の回転に伴って図7の時
計まわりである矢符G方向に移動する。また無端ベルト
100は、第1および第2ローラ98,99の軸線L
4,L5方向に間隔をあけて複数(本実施形態において
2)設けられる。
43から各無端ベルト100および第1ローラ98を介
して排出される。異物46は洗浄液130が無端ベルト
100を通過するときに前記付着領域F1において各無
端ベルト100の付着面132に付着し、前記移動方向
G下流側に移動し、前記離脱領域F2において、第1ロ
ーラ98を通過した洗浄液130によって各無端ベルト
100の付着面132から洗い落とされ、ストレーナ6
9によって捕捉される。このとき、各無端ベルト100
および各無端ベルト100間の第1ローラ98を洗浄液
130が通過するので、食材洗浄装置95の排水性能を
大幅に低下させることなく洗浄液130を排出すること
ができる。このようにして洗浄液130から異物46を
強制的に除去することができる。
ある食材洗浄装置105に備えられる異物除去手段10
6の構成を簡略化して示す拡大断面図である。本実施形
態において、前述の実施形態の構成に対応する部分には
同一の参照符を付し、説明を省略する。食材洗浄装置1
05に備えられる異物除去手段106の異物付着部材
は、バケット49に一体的に設けられ、複数の透孔10
7を有する円筒状に形成され、付着面である外周面13
3から半径方向外方に向かって突出する複数の突起10
8が形成され、たとえばステンレス鋼から成る筒状体1
09である。筒状体109は、前記軸線L3まわりに図
9の時計まわりの移動方向である回転方向Gに回転駆動
される。筒状体109には、複数の透孔107が形成さ
れるので、筒状体109に透水性を付与することができ
る。したがって前述の実施形態と同様に、異物46を含
んだ洗浄液130を排水口43から筒状体109を介し
て排出することによって、前記付着領域F1において、
異物46を筒状体109の外周面133に付着させるこ
とができ、筒状体109の外周面133に付着した異物
46を前記移動方向G下流側に移動させて、離脱領域F
2において、筒状体109を通過した洗浄液130によ
って異物46を洗い落とし、異物46を洗浄液130か
ら強制的に除去することができる。
形成されるので、異物46がたとえば毛髪であるとき
に、この突起108によって排水口43付近の洗浄液1
30から異物46をいわば引掛けて突起108に異物4
6を絡ませた状態で除去することができる。
において、筒状体81,109および第1ローラ98に
は複数の円形の透孔87,97,107が形成されてい
るが、これに代えて、筒状体および第1ローラにスリッ
トまたはメッシュ状の透孔が形成されていてもよい。ま
た異物付着部材である筒状体81,109および無端ベ
ルト100はバケット49に一体的に設けられている
が、これに代えて、洗浄槽44または貯留槽52に一体
的に設けられていてもよい。
て、食材45が洗浄槽44外に排出することを防ぐため
にローラ92が設けられているが、これに代えて食材4
5の洗浄槽44外への排出を阻止するたとえば板状の阻
止部材が設けられていてもよい。
て、無端ベルト100は布製であるが、これに限られる
ものではなく、透水性を有する合成樹脂または透水性を
有するゴムなどであってもよい。
て、筒状体109には複数の突起108が形成されてい
るが、これに限られるものではなく、筒状体の外周面が
粗面状であればよい。
実施の形態において、筒状体81,109は円筒状に形
成されているが、これに限られるものではなく、三角筒
状および四角筒状などの多角筒状または楕円筒状に形成
されていてもよい。
段は洗浄槽内の洗浄液を撹拌させて食材に付着した異物
を食材から取除き、異物を排水口に向かう流れによって
排水口付近に移動させ、異物除去手段は、排水口に近接
して臨み、排水口から排出される洗浄液中の異物を付着
させて洗浄液から異物を取除くので、排水口付近に到達
した異物を異物除去手段に付着させて強制的に除去する
ことができ、短時間で多くの異物を除去し、異物の除去
効率の向上を図ることができる。
付着部材を有するので、排水口付近の異物は異物付着部
材を介して排水口から排出される洗浄液の一部の流れに
乗って、異物付着部材に引寄せられて異物付着部材に押
圧された状態で付着させることができる。また異物付着
部材は、前記排水口に臨む付着領域では付着面が上方へ
移動し、かつ前記付着領域の移動方向下流側で異物が離
脱する離脱領域では前記付着面が前記排水口に臨む部分
よりも下方に配置される。排水口付近の異物は、前記付
着領域では前記一部の洗浄液の流れに乗って前記異物付
着部材に引寄せられて異物付着部材の付着面に付着し、
異物付着部材の前記付着領域よりも移動方向下流側の領
域では異物に付着した洗浄液の表面張力によって異物を
異物付着部材の付着面に付着させて洗浄液から異物を強
制的に除去する。このようにして異物を異物付着部材の
付着面に付着させて強制的に除去するので、洗浄槽内の
洗浄液の流れによって、排水口付近の異物が洗浄槽内に
再び引戻されることが少なくなり、短時間で多くの異物
を除去することができ、異物の除去効率の向上を図るこ
とができる。さらに前記離脱領域では前記付着面が前記
排水口に臨む部分よりも下方に配置されるので、異物付
着部材の付着面に付着した異物を異物付着部材を通過し
た洗浄液によって洗い落として異物を異物付着部材の付
着面から離脱させることができ、異物が再び洗浄槽に入
り込むことを防ぐことができる。
造を簡略化して示す断面図である。
するための食材洗浄装置41の一部の拡大断面図であ
る。
ている状態を模式的に示す図である。
1の一部の拡大断面図である。
装置95に備えられる異物除去手段96の構成を簡略化
して示す拡大断面図である。
図である。
装置105に備えられる異物除去手段106の構成を簡
略化して示す拡大断面図である。
を簡略化して示す断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 開口周縁部に排水口を有する洗浄槽に洗
浄液が貯留され、この洗浄液を撹拌することによって排
水口に向かう流れが発生した状態で食材に付着した異物
を食材から取除く洗浄手段と、 前記排水口に近接して臨み、前記排水口から排出される
洗浄液中の異物が付着して洗浄液から異物を取除く異物
除去手段とを含み、 前記異物除去手段は、透水性の環状の異物付着部材を有
し、この異物付着部材は、前記排水口に臨む付着領域で
は付着面が上方へ移動し、かつ前記付着領域の移動方向
下流側で異物が離脱する離脱領域では前記付着面が前記
排水口に臨む部分よりも下方に配置されることを特徴と
する食材洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24136297A JP2951924B2 (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | 食材洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24136297A JP2951924B2 (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | 食材洗浄装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1175795A JPH1175795A (ja) | 1999-03-23 |
JP2951924B2 true JP2951924B2 (ja) | 1999-09-20 |
Family
ID=17073170
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24136297A Expired - Lifetime JP2951924B2 (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | 食材洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2951924B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20030159598A1 (en) * | 2001-12-31 | 2003-08-28 | Michael Dutka | Water powered washing and rinsing device |
JP5031466B2 (ja) * | 2007-07-06 | 2012-09-19 | 株式会社アルス | 食品処理装置 |
-
1997
- 1997-09-05 JP JP24136297A patent/JP2951924B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1175795A (ja) | 1999-03-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7670482B2 (en) | Self-cleaning screen with check valve for use in shallow water pumping | |
US9023198B2 (en) | Self-cleaning screen assembly for filtering irrigation water | |
JPS581610B2 (ja) | 篩い分けにより懸濁液から固体と液体を分離する方法およびそれを実施するための装置 | |
JP4647038B1 (ja) | 食品洗浄装置 | |
HUE026311T2 (en) | Painting cabinet equipped with cleaning equipment | |
KR100644763B1 (ko) | 야채 세척기 | |
JP2951924B2 (ja) | 食材洗浄装置 | |
US9861083B2 (en) | Water filter | |
JP2007203219A (ja) | 膜分離式水浄化装置 | |
GB2294887A (en) | Filter device | |
JP2002263411A (ja) | ストレーナ | |
CN104249839A (zh) | 用于清洁贴标机的能旋转的元件的系统和方法 | |
JPS58189006A (ja) | 消泡装置 | |
KR20150059233A (ko) | 역세척유체 배수장치 및 필터장치 | |
JP2002034522A (ja) | 海苔異物除去機 | |
KR101641888B1 (ko) | 여과장치 | |
KR102631690B1 (ko) | 복수개의 분사노즐부를 포함하는 해태원초의 이물질 선별장치 | |
TWM594989U (zh) | 具噴流式逆洗效果的過濾器 | |
KR100399329B1 (ko) | 식기세척기 | |
KR20190022261A (ko) | 실시간 세척기능을 가진 필터시스템 | |
JP2003311287A (ja) | 水処理装置 | |
JP2005021739A (ja) | 流体ノズル構造及び汚泥除去方法 | |
CN107261611B (zh) | 用于水过滤的鼓式过滤机及方法 | |
JP3639955B2 (ja) | ろ過機およびケーキの洗浄方法 | |
JP3896566B2 (ja) | 生海苔から細長い異物を分離除去する方法及び装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090709 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100709 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100709 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130709 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130709 Year of fee payment: 14 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |