JPS581610B2 - 篩い分けにより懸濁液から固体と液体を分離する方法およびそれを実施するための装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、篩い分けにより液体から固体を分離する技
術の改良に関する。

各液体中に予め各固体が浮遊状態で存在している１種又
はそれ以上の液体から、１種又はそれ以上の固体を分離
することはしばしば望まれることである。

分離することの目的は、固体または液体、もしくは両方
を回収することであり、あるいは一方または他方を環境
中に放出するためである。

この明細書では、懸濁液は、篩い分けを行なう以前の１
種またはそれ以上の固体と、１種またはそれ以上の液体
との混合物に関して用いられる。

また、篩い分け後に固体中にはある液体が残り、また液
体中には充分に小さい粒子サイズの数種の固体が浮遊状
態で残存するのが現実であるけれども、篩い分け処理を
行なって得られる物質に関してはこれらを固体あるいは
液体という。

篩い分けにより液体から固体を分離するため、多くのタ
イプの装置および方法が用いられて来た。

静止した篩（スクリーン）がしばしば用いられており、
懸濁液は重力の影響の下に堰を越えて流れ、かつ傾斜し
た１個またはそれ以上のスクリーンに沿って下降する。

固体は底部に集合されるようスクリーンに沿って降下し
、液体はスクリーンの下に集合されあるいは放出される
ように、スクリーンを通って流出する。

しかし、静止スクリーンは連続的な篩い分けを可能にす
るけれども、比較的流速の低いもののみを取扱う。

従って、流速の高いものを扱うためには、広い篩い分け
面積を必要とする。

さらに、スクリーンは下方に向かって傾斜しなければな
らず、また効果的な分離を行なうためには、スクリーン
の長さが比較的長いものであることが必要であるため、
スクリーンの頭部に要求される懸濁液の水頭は相対的に
大きくなる。

回転スクリーンであって、中空の回転ドラムを具備し、
該ドラムは孔を有する篩い分けウオールを有し、かつ該
ドラムの内部に懸濁液を配送するだめの手段を有するよ
うにした前記回転ドラムは、それが回転することにより
、懸濁液に対して目づまりしていない篩い分け面を連続
的に提供することになるので、これは１つの改良とみて
よい。

そのような回転ドラムの１つが、米国特許第２６６４２
０４号に記載されている。

この場合、ドラムのウオールは比較的大きい多数の円形
孔を有している。

このタイプのスクリーンは、固体が比較的大きい粒状で
ある場合には適切であるが、微粒状または繊維状または
小球状である場合には満足なものではない。

その理由は、固体がそのサイズと組成に従って、液体と
一緒に孔を通過し得る場合と、孔をふさいでしまう場合
とがあるためである。

米国特許第３９６ １６０５号は、回転スクリーンを示
し、この場合ドラム壁は、支持ロンドの周囲に螺旋状に
巻かれた模形ワイヤからなっている。

模形ワイヤを使用すると、閉塞は減少する。

しかし、スクリーンの回転時に懸濁液のスクリーンに対
する主たる運動成分を、スクリーンのワイヤのコイルと
はぼ平行にするので、篩い分け効率が悪化する．篩い分
けワイヤを使用する場合には、懸濁液の主たる運動成分
を篩い分けワイヤとほぼ直角にして剪断効果を生じさせ
れば、篩い分け効率が向上することが分った。

本発明はこの特別な効果にもとすき、かつ上記欠点を解
消するべくなされたものである。

本発明は、篩い分けを行なうことにより、懸濁液から固
体と液体を分離するだめの方法からなり、該方法は、中
空の内部と、ドラムの外周に所定間隔をもって平行に設
置された複数の篩い分けワイヤを有する篩い分けウオー
ルとを有するドラムをその軸心に関し一方向に回転し、
懸濁液の流れをこのドラムの内部に導き、この流れのほ
ぼ全てを上記ドラムの回転によって引き起されるドラム
の篩い分けウオールの動きに対し反対方向となるように
上記ドラムのウオールの内面に対し方向付けることより
なる。

さらに、本発明は、篩い分けによって懸濁液から固体と
液体を分離するだめの装置からなる。

該装置は篩い分けドラムを具備し、該ドラムは中空の内
部と篩い分けウオールを有し、該篩い分けウオールは複
数の篩い分けワイヤを有し、該ワイヤはドラムの外周に
所定の間隔をもって平行に設置されている。

また、本装置は、ドラムをその軸心に関し一方向に回転
可能に支持する取り付け手段および上記一方向にドラム
を回転するだめの駆動手段を具備する。

さらに本装置は、懸濁液の流れを前記ドラムの内部に導
き、且つ該懸濁液の全ての流れを前記ドラムの篩い分け
ウオールの内面に対して方向付けるための入口手段を具
備し、該入口手段により上記ドラムの篩い分けウオール
に流れ落ちる懸濁液の上記流れが上記ドラムの回転によ
って引き起されるドラムの篩い分けウオールの動きに関
し反対方向となる。

本発明の装置は、廃水および下水汚物溶液から固体を篩
い分けること、およびスラリーとパルプを濃縮すること
等に用いられる。

他の多くの工業、例えば、冷凍作業、揉皮業、パルプお
よび紙製造、缶詰工場、魚および肉処理業、そして下水
汚物処理業等に利用できる。

以下、添付図面を参照して本発明の３つの好ましい実施
例を説明する。

本発明によると、篩い分けによって懸濁液から固体と液
体を分離するだめの方法および装置が提供される。

該装置は中空の篩い分けドラム１を具備し、該ドラムは
ほぼ水平な面内にある軸心を中心にして、回転すること
ができる。

また該装置は、篩い分けドラム１を回転させるだめの駆
動手段２を備え、さらに固体と液体の懸濁液の流れをド
ラムの内部に導き、且つそれをドラムのウオール７の内
面に対して方向付けるだめの入口手段３と、ドラムの端
部を通って該ドラムの内部から固体を除去するための抜
出手段とを備えている。

特に、好ましい態様のものは、中空の円筒状ドラム１を
有している。

該ドラムは、各端部が開口しており、一端は入口端部４
であって、これを通ってドラムの内部に懸濁液が導かれ
る。

他端は出口端部５であって、ここからドラム内部で分離
された固体が除去される。

上記ドラムの両端には、溝形タイヤ６と、このタイヤの
溝に嵌合したトラ二オン車輪９とが設置されている。

各溝形タイヤに設けた２つのトラ二オン車輪９，９は、
共通のシャフト１０を備えている。

また遊動するトラ二オン車輪を、前記トラニオン車輪と
は別に設けることもできる。

トラ二オン車輪９は減速システムを介して電動モータ１
１によって駆動される。

しかし、他の駆動手段を使用することもでき、例えばペ
ルトン車輪（Ｐｅｌｔｏｎｗｂｅｅｌ ）のような水車
も使用することができる。

上記ドラムのウオール７は、多数の篩い分け用ワイヤ１
２からなるスクリーンとして形成されている。

ワイヤ１２は、ドラムの外縁周囲に、互いに平行にかつ
間隔を置いて、ドラムのほぼ軸方向に沿って延在してい
る。

使用時に、該ワイヤ間の間隙から篩い分けドラムからの
液体が排出される。

好ましい篩い分けワイヤは、第１０図および第１１図に
示すように、僕形ワイヤである。

該僕形ワイヤは模形の横断面を有し、その広い面２３を
ドラムの内部に向けて、即ちその模形をドラムから半径
方向外側に向けるようにして設置されている。

この構造は、スクリーンの使用時にその目詰まりを減少
させる。

模形ワイヤ製スクリーンを構成するワイヤは、通常、多
数の分離配置した交差ロツド２４の周囲に巻かれる該ロ
ンド２４に取付けられる（第１０図、第１１図参照）。

模形ワイヤを一定間隔に保つため、スペーサ２５が適所
に設置されている。

第３図に示すように、ドラムの両端において、．前記ス
クリーンが、内方に突出する円形フランジ２６に取付け
られているフランジ２６はタイヤ６に取付けられ、ロツ
ド１４は、タイヤの内部フランジ２７に結合している。

上記スクリーンは類似形状の湾曲した３つのスクリーン
片から形成することができる。

これらは、互いに結合して組立てたときに、完全な例え
ば円形のスクリーンを講成する。

このような構成とするので、スクリーン片を取外すとか
、あるいは交換することが可能となる。

第１０図および第１１図に示すように、スクリーン片の
交差ロツド２４の端部は、側方バー２９に取付けられて
いる。

隣接した２つのスクリーン片の側方バーは、互いにボル
ト止めをすることができ、あるいは該側方バーの端部を
前記フランジ２６に取付けることもできる。

篩い分けすべき懸濁液は、ドラムの入口端部を通して導
入される。

第１〜３図および第４〜６図に示す好ましい構成におい
ては、懸濁液がパイプ１５によってサージタンク１６に
配送される。

この目的は、乱流を減少させることにある。

懸濁液は、上記サージタンク１６から第１堰１７を越え
て半円形水槽１８に流れる。

水槽１８は、篩い分けドラムの内部において、該ドラム
の約３分の２の長さを有し、該水槽から懸濁液が第２堰
１９を越えて流れる。

第２堰１９は、ドラムの内面に接近した状態で該ドラム
の側部に設置されている。

第２堰１９を越えて流れ、下方に落下する懸濁液は、ド
ラムの中間の高さの僅かに下において、該ドラムのスク
リーン壁内面に鋭角に当る。

好ましいのは、スクリーン面に対してほぼ接線角度で衝
突することである。

こうして、僕形ワイヤにより懸濁液に対する剪断作用を
生じさせる。

そして、このことにより、僕形ワイヤ間の空所を通って
排出される液体から固体を効率的に分離させることがで
き、上記模形ワイヤは固体の大部分をドラム内部に残す
ことになる。

該固体は、重力の影響と、堰１９を越えてスクリーン側
に流れる新しい懸濁液の洗滌作用との両方の影響によっ
て、ドラムの底部側に移動しようとする。

もし、ドラムが静止していると、事実上静止スクリーン
の長さを短くし、固体はドラムの底部から堰に向って充
満し、スクリーンのワイヤを閉塞させる傾向を示す。

このため、ドラムは使用時に連続的に回転され、第２堰
１９から流れ落ちる懸濁液の流れと反対方向に回転され
る。

このようなドラムの反対方向回転によって、上記スクリ
ーンはこれを形成する模形ワイヤにより懸濁液の剪断作
用を増大させ、本装置の効率を向上させる。

さらに、ドラムのこのような回転方向によって、固体は
ドラムが回転し懸濁液が流れるときに、ドラムの他側に
運ばれて水槽中に落下すると言うよりも、ドラムの底部
に向かって連続的に転げ回され且つ洗い落とされること
になる。

ドラムの回転速度は、例えばその周速度が約２４〜４５
ｍ／ｍｉｎとなるようなものである。

本装置には、出口端部５を通ってドラムから固体を取出
すための抜出手段が設けられる。

固体は連続的に抜き出され、その結果目詰まりしていな
いスクリーンが常に第２堰からくる懸濁液の流れに対し
て用意される。

本発明の好ましい態様においては、偏向羽根２０が模形
ワイヤに対し約４５〜７０°の角度でスクリーンの内面
に着設されている。

該偏向羽根の後続端は、ドラムの出口端部に接近してい
る。

また、該偏向羽根の長さは短く（大体１０〜３０ｃｍの
長さ）、深さ及び幅も比較的浅く、第２堰を越えて流れ
る懸濁液に対するスクリーンの剪断作用を阻害しないよ
うにしている。

第３図に示すように、上記羽根の後続端は、次の羽根の
先行端と順次重なるように配置するのが好ましい。

上記羽根を設けることによって、スクリーンで洗い落と
されあるいは転げ回される固体は、ドラムの出口端部に
向けて次第に移動し、該出口において集積される。

ドラムの入口端部には、内側に向いだ環状のリングもし
くはダム２１が設けられ、これには複数の夕弘偏向羽根
２２が取付けられている。

これら羽根２２は、ダム２１に対して約３０〜４５°の
角度で配置されている。

これらダム偏向羽根２２は、ドラムの入口から出口に向
けて流動を開始させる。

ドラムの内面周囲には、独立した偏向羽根の代りに連続
した１本または複数本の螺旋リブを設けることもできる
が、この場合は剪断作用が阻害されるので、好ましい構
成ではない。

また、この場合は、独立し且つ分離した偏向羽根を用い
た場合よりも、懸濁液の長手方向の運動成分が大きくな
る。

上の記載は本発明の好ましい形態を説明しているが、本
発明の範囲から離れることなく、当該方法と装置に種々
の変更をなすことができ、その一例として、模形以外の
篩い分けワイヤを使用することもできる。

例えば、円形の横断面を有するワイヤである。

しかし、これらは、懸濁液とスクリーンとの間で前記と
同様の剪断作用をなさず、そして当該装置の効率と効果
がやゝ低下するので、好ましいものではない。

さらに、「ワイヤ」と言う表現を用いたけれども、スク
リーンワイヤはスチール以外の例えば適切なプラスチッ
ク材料から作ることもできる。

本発明の他の形態においては、ドラムはこれの入口と出
口を兼ねる単一の開口端部を有するものであってもよい
。

この場合、ドラムの反対側の端部は閉鎖しドラムに中央
りャフトを設けて、ドラムがその周りに回転するように
構成することができる。

この構成によると、該ドラムの少なくともその閉鎖側に
おいて、トラ二オン車輪を設ける必要がなくなる。

上記ドラムは、特定の用途に従って、任意の適宜寸法を
有するように建造することができる。

例えば、ドラムは直径を６０ｃｍ長さを約４５ｃｍとす
ることができ、あるいは直径を３００ｃｍ、長さを約６
００ｃｍとすることができる。

本発明の好ましい実施態様に適した模形ワイヤは、ドラ
ムの内部に面した該模形ワイヤの広い面を横切る幅が約
２．５ｍｍであり、隣接している模形ワイヤ間を隔てる
間隙は、０．５〜３．０ｍの程度である。

しかし、他の寸法を採用しうることは勿論である。

当該装置の構成部品は、ステンレス鋼からなるのが好ま
しい。

また該装置は、プラストフォーム法を施し、エポキン樹
脂をコーティングした軟鋼基板の上に設置される。

第４図〜第６図に示す実施態様においては、当該装置に
スプレ一手段が設けられる。

この手段は液体、通常は水をドラムの内面に向けて噴射
し、篩い分けワイヤ間に詰まった固体を取除く。

さらに、このスプレ一手段は、第２堰１９の設置位置と
反対側に配設されたパイプを有する。

このパイプからは、複数のノズル３１がドラム壁の内面
に向けられている。

該ノズルの幾つかは僅かに下へ向けられるのが好ましく
、そして全て本発明装置の入口端部に向けられるのが好
ましい。

この構成は、固体と一緒に排出される洗滌液を最少にし
ながら、スクリーンワイヤの洗滌効果を向上させる。

第４図においては、水槽１８が排水ドア３２を有してお
り、該ドアは同水槽の排水と清掃を行なう際に取外すこ
とができる。

第７図〜第９図には、本発明のさらに別の実施態様が示
されている。

この実施態様においては、上記入口手段が入口パイプ３
３の形をしており、該パイプは出口端部から篩い分けド
ラムの内部に入り、且つドラムム内部で入口マニホルド
３４を形成している。

該入口マニホルドは、複数の開口もしくはノズル３５を
有し、ここからは、入口端部より測定してドラムの約３
分の２の長さにわたり、ウオールの内面に向けて懸濁液
が放出される。

該マニホルドのノズルは下方に傾けられており、その結
果ここから送出される懸濁液が、スクリーンウオールの
内面に対してほぼ接線方向に衝突するようにしている。

これは前記のように好ましいことである。

圧力をかけて給送することによって、懸濁液の送出速度
を大きくすることができ、スクリーンワイヤを通して固
体を強制的に通過させる傾向をもたせることができる。

この場合は、ドラムの全長のうち、入口マニホルド３４
から懸濁液が放出される部分においては、残りの第３部
分よりもスクリーンワイヤの空隙を細かくシ、該第３部
分は主として排水部分して作用するように形成するのが
好ましい。

スクリーンワイヤーの間隙が変わる境界は第７および９
図で符号３６によって示されている。

本発明はこの実施態様においても、スプレーシステムが
使用されている。

本発明のこの態様と他の態様の両方において、篩い分け
ドラムの両側に、しぶき防止体３７を設けることができ
る。

この発明の篩い分け装置は、その寸法と価格の割には、
同様の静止スクリーンよりも多大な流量の懸濁液を処理
することができ、さらに当該篩い分け装置は、懸濁液の
水頭が比較的小さくても使用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係る第１実施例の側面図を示し、か
つ入口手段の詳細を示すためドラム壁の一部を破断して
ある。 第２図は、第１図の■−■線による端面図でアシ、本装
置の出口端部を示す。 第３図は、入口手段を示すためドラム壁の一部を破断し
た本装置の斜視図であり、懸濁液と篩い分けされた固体
および液体が通る流れのパターンを示している。 第４図は、スプレー洗滌手段を備えた本装置の実施態様
を示す側面図を示す。 第５図は、第４図の■一■線による端面図である。 第６図は、第４及び５図に示す装置の平面図である。 第７図は、ドラム壁に対して圧力を加えるように懸濁液
の送出をなす手段を有するようにした、本装置のさらに
別の実施態様に係る側面図を示す。 第８図は、第１図の■−■線による端面図である。 第９図は、第７図及び８図に示す装置の平面図である。 第１０図は、ドラム壁を形成するだめのスクリースの構
成の詳細を示す拡大図である。 第１１図は、第１０図の 一 線により縮小図を示す。 １……篩い分けドラム、２……駆動手段、３……入口手
段、４……入口端部、５……出口端部、６……溝形タイ
ヤ、７……ドラム壁、９……トラ二オン車輪、１０……
シャフト、１１……電動モータ、１２……篩い分けワイ
ヤ、１４……締結ロツド、１５……パイプ、１６……サ
ージタンク、１７……第１堰、１８……水槽、１９……
第２堰、２０……偏向羽根、２１……リング、２２……
偏向羽根、２３……広い面、２４……交差ロツド、２５
……スペーサ、２６……円形フランジ、２７……内部フ
ランジ、２９……側方バー、３１……ノズル、３２……
排水ドア、３４……入口マニホルド、３５……ノズル、
３６……空隙、３７……しぶき防止体。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 中空の内部とドラムの周りに平行な状態で分離配置
   された複数の篩い分けワイヤを有する篩い分けウオール
   とを有するドラムを、その軸心に関し一方向に回転させ
   る過程と、該ドラムの中に懸濁液を導く過程と、該流れ
   のほぼ全てを上記ドラムの回転によって生じるドラムの
   篩い分けウオールの動きに対し反対方向となるように上
   記ドラムのウオールの内面に対し差し向ける過程からな
   ることを特徴とする篩い分けによって懸濁液から固体と
   を分離する方法。 ２ 上記ドラムの軸心がほぼ水平な面内にあることを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載の方法。 ３ 上記の篩い分けワイヤは上記ドラムのほぼ軸方向に
   沿って延在することを特徴とする特許請求の範囲第１あ
   るいは２項記載の方法。 ４ 前記篩い分けワイヤは、横断面が模形状の模形ワイ
   ヤであり、かつその広い面がドラムの内部に向くように
   して配置され、該模形ワイヤの狭い面はドラムから半径
   方向外側に向けられていることを特徴とする特許請求の
   範囲第１〜３項のいずれか一つに記載の方法。 ５ 上記懸濁液の流れが、上記ドラムのスクリーン壁内
   面にほぼ接線角度で衝突するようにしたことを特徴とす
   る特許請求の範囲第１〜４項のいずれか一つに記載の方
   法。 ６ 上記懸濁液がドラム内部の水槽内に配置され、該水
   槽に設けた堰を越えて懸濁液が前記ウォールの内面に向
   けて流れをことを特徴とする特許請求の範囲第１〜５項
   のいずれか一つに記載の方法。 ７ 上記懸濁液がサージタンク内に配送され、該サージ
   タンクからこのサージタンク内の堰を越えて前記水槽に
   流れることを特徴とする特許請求の範囲第６項記載の方
   法。 ８ 前記ドラムの内部に延びると共に、複数の開口を有
   し、該開口を通って上記懸濁液が前記ウォールの内面に
   向かうようにした入口マニホルドにより上記懸濁液を方
   向付けることとしたことを特徴とする特許請求の範囲第
   １〜５項のいずれか一つに記載の方法。 ９ 上記方法が上記ドラム内部から篩い分けされた固体
   を取り出す過程を含むことを特徴とする特許請求の範囲
   第１〜８項のいずれか一つに記載の方法。 １０上記取り出す過程は、ドラムが一方向に回転すると
   きに、分離された固体をドラムの出口端部側に偏向させ
   る角度で配置され、上記ドラムの内面に取り付けられた
   複数の偏向羽根によって行なわれるようにしたことを特
   徴とする特許請求の範囲第９項記載の方法。 １１ 篩い分ににより、懸濁液から固体と液体を分離す
   る装置であって、中空の内部と篩い分けウオールを有す
   る篩い分けドラムを具備し、上記篩い分けウオールは、
   ドラムの周縁に平行な状態で間隔をおいて配置された複
   数の篩い分けワイヤを有し、また上記ドラムをその軸心
   に関し一方向に回転可能に支持する取り付け手段と、上
   記一方向にドラムを回転するだめの駆動手段と、懸濁液
   の流れを上記ドラムの内部に導き、且つ同懸濁液の流れ
   を上記ドラムの篩い分けウオールの内面に向ける入口手
   段とを具備し、該入口手段により上記ドラムの篩い分け
   ウオールに流れ落ちる懸濁液の流れが上記ドラムの回転
   によって生じるドラムの篩い分けウォールの動きに対し
   反対方向となるようにしたことを特徴とする篩い分けに
   より懸濁液から固体と液体を分離する装置。 １２上記ドラムの軸心がほぼ水平な面内にあることを特
   徴とする特許請求の範囲第１１項記載の装置。 １３上記篩い分けワイヤは上記ドラムのほぼ軸方向に沿
   って延在することを特徴とする特許請求の範囲第１１項
   記載の装置。 １４前記篩い分けワイヤは、横断面が模形状の模形ワイ
   ヤであり、且つ前記ドラムのウオール内部において夫々
   その広い面がドラムの内部に向くように配置され、該横
   形ワイヤの狭い面はドラムから半径方向外側に向けられ
   ていることを特徴とする特許請求の範囲第１１〜１３項
   のいずれか一つに記載の装置。 １５前記ドラムのウオールは、分離可能な複数のスクリ
   ーン片からなることを特徴とする特許請求の範囲項１１
   〜１４項のいずれか一つに記載の装置。 １６ 上記入口手段は、上記懸濁液の流れを、上記ドラ
   ムのスクリーン壁内面にほぼ接線角度で衝突するように
   向けるよう構成されていることを特徴とする特許請求の
   範囲第１１〜１５項のいずれか一つに記載の装置。 １７前記入口手段は、懸濁液を配送する水槽を上記ドラ
   ム内部に具備し、該水槽は堰を有し、この堰を越えて前
   記ウオールの内面に向け懸濁液が流れるように構成した
   ことを特徴とする特許請求の窺囲第１１〜１６項のいず
   れか一つに記載の装置。 １８前記入口手段は、懸濁液を配送するサージタンクを
   具有し、該サージタンクは、懸濁液が前記公槽まで流れ
   るときに越える堰を有することを特敷とする特許請求の
   範囲第１７項に記載の装置。 １９前記入口手段は入口マニホルドを備え、該入口マニ
   ホルドは前記ドラムの内部に延びると共に、複数の開口
   を有し、該開口を通って懸濁液が前記ウオールの内面に
   向かうように構成したことを特徴とする特許請求の範囲
   第１１〜１６項のいずれか一つに記載の装置。 冗上記ドラムはその両端が開口し、その一端は入口端部
   を構成して、ここからドラム内部に懸濁液が配送され、
   他端は出口端部となり、ここを通して懸濁液から分離さ
   れた固体がドラムの外に除去されることを特徴とする特
   許請求の範囲第１１〜１９項のいずれか一つに記載の装
   置。 ２１ 上記装置が、上記ドラム内部から固体を取り出す
   抜出手段を具備することを特徴とする特許請求の範囲第
   １１〜２０項のいずれか一つに記載の装置。 ２２前記抜出手段は、上記ドラムの内面に取付けられた
   複数の偏向羽根を備えた該偏向羽根は、ドラムが一方向
   に回転するときに、分離された固体をドラムの出口端部
   側に偏向させる角度で配置されていることを特徴とする
   特許請求の範囲第２１項に記載の装置。 ２３前記抜出手段は、出口端部において前記ドラムの周
   縁に取付けられた環状のリングもしくはダムと、該夕弘
   に取付けられた複数の羽根とを備え、これらの羽根は、
   ドラムが前記の一方向に回転するときに、懸濁液を該ド
   ラムの出口端部に偏向させる角度を有することを特徴と
   する特許請求の範囲第２２項に記載の装置。 ２４ 前記抜出手段はスプレ一手段を有し、該スプレ一
   手段は、前記篩い分けワイヤによって捕促された固体を
   取除くため、前記ドラムの内面に液体を噴射することを
   特徴とする特許請求の範囲第２１〜２３項のいずれか一
   つに記載の装置。 ２５前記ドラムは、各端部の外縁周囲に円形のタイヤを
   有し、該タイヤは一対のローラ上に据付けられており、
   該ローラの少なくとも１対は、駆動手段を有することを
   特徴とする特許請求の範囲第１１〜１４項のいずれか一
   つに記載の装置。