JP3592900B2 - 容器洗浄方法及び処理剤容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動現像機等の感光材料処理装置に用いられ、装置に装填した容器から処理剤を流出させる処理剤投入装置における容器洗浄方法及び、その処理剤投入装置に用いられる処理剤を封入する容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
ラボで使用される自動現像機(例えば、フィルムプロセッサ、プリンタプロセッサ等)では、フィルムやカラーペーパーの処理が行われている。
【0003】
フィルムやカラーペーパーは、発色現像、漂白定着、水洗及び安定などの処理液や水の入った複数の処理槽内を搬送されることで処理される。
【0004】
各槽の処理液は、フィルムやカラーペーパーの処理によって液の成分組成や量が変化する。そのため、各処理槽へは処理量に応じて補充槽から新しい液が補充されるシステムになっている。
【0005】
従来、補充のための処理剤は容器に封入されており、ユーザーが容器の蓋を開けて処理装置へ投入していた。
【0006】
近年では、容器を処理装置に装填するだけで容器の蓋を処理装置内で自動で開けて処理剤を投入する処理剤投入装置が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
容器は、処理剤(薬剤)に侵されないように合成樹脂で形成されている。また、近年では、再利用化及び再資源化(いわゆるリサイクル)が要求されているが、処理剤が付着した容器は、再利用及び再資源化に不向きである。
【0008】
本発明は上記事実を考慮し、処理剤の投入後に、容器を洗浄して容器の再資源化を高めることができる容器洗浄方法及び、再資源化に貢献する容器を提供する事が目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、感光材料の処理を行う処理剤を封入した容器の開口部に取り付けられた蓋を開けて前記処理剤を貯留槽へ投入する感光材料処理装置における容器洗浄方法であって、開栓手段で前記容器の蓋を開けて処理剤を投入した後、あるいは投入すると同時にノズルから洗浄液を噴射させて容器内の洗浄を行い、排出される洗浄液の希釈レベルを希釈レベル検出センサで検出し、希釈レベルが基準値に達するまで洗浄を続ける、ことを特徴としている。
【0010】
請求項1に記載の容器洗浄方法では、開栓手段で容器の蓋を開けて処理剤を投入した後、あるいは投入すると同時にノズルから洗浄液を噴射させて容器内の洗浄を行い、容器内に残った処理剤が洗浄液で洗い落とされる。なお、排出される洗浄液の希釈レベル(処理剤の薬品成分の濃度)が希釈レベル検出センサで検出され、希釈レベルが基準値に達するまで洗浄が続けられる。即ち、希釈レベル検出センサによって容器に残っている処理剤の有無を判断でき、目視よりも洗浄度合いの判断を確実に行え、確実な容器洗浄を行うことができる。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の容器洗浄方法において、容器外に配置したノズルから洗浄液を噴射させて容器内の洗浄を行うことを特徴としている。
【0012】
請求項2に記載の容器洗浄方法では、容器外に配置したノズルから洗浄液が噴射され、容器内の洗浄が行われる。ノズルを移動する必要が無いので、構造が簡単になる。
【0013】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の容器洗浄方法において、前記ノズルと前記開栓手段とは別体であることを特徴としている。
【0014】
請求項3に記載の容器洗浄方法では、開栓手段で容器の蓋を開け、ノズルで容器の洗浄を行う。開栓手段とノズルとが独立しているので、それぞれに最適な機能を持たせることができる。
【0015】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の容器洗浄方法において、前記ノズルを移動させながら洗浄液を噴射させることを特徴としている。
【0016】
請求項4に記載の容器洗浄方法では、ノズルを移動させながら洗浄液を噴射させる。これにより、洗浄液の噴射される領域が広がり、洗浄ムラ等を防止できる。
【0017】
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の容器洗浄方法において、直状噴射型ノズルもしくはコーン状噴射型ノズルを用いたことを特徴としている。
【0018】
請求項5に記載の容器洗浄方法では、直状噴射型ノズルを用いた場合には、ノズルからほぼ直線状に洗浄液が噴射されるので、ノズルから遠い所まで洗浄液を噴射させることができ、また、一箇所に集中して洗浄液を当てることができるので洗浄力が強い。また、コーン状噴射型ノズルを用いた場合には、ノズルから広がりをもって洗浄液が噴射されるので、広い範囲を一度に洗浄することができる。
【0019】
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の容器洗浄方法において、洗浄液を噴射する噴射孔を有する回転部を有し、前記回転部を回転させながら前記洗浄液を噴射するノズルを用いたことを特徴としている。
【0020】
請求項6に記載の容器洗浄方法では、回転部を回転させながら洗浄液が噴射されるので、広い範囲を一度に洗浄することができる。
【0021】
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の容器洗浄方法において、容器内の洗浄液の排出は、自由落下による流出、吸引手段により吸引する、又は気体を強制的に吹き込んで吹き飛ばす、の何れかであることを特徴としている。
【0022】
請求項7に記載の容器洗浄方法では、容器内洗浄後の洗浄液が、自由落下で流出して排出されるか、吸引手段により吸引されて排出されるか、又は気体が強制的に吹き込まれて吹き飛ばされて排出される。
【0023】
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の容器洗浄方法において、前記洗浄液の噴射を複数回行うことを特徴としている。
【0024】
請求項8に記載の容器洗浄方法では、洗浄液の噴射が複数回行われるため、洗浄性が良い。例えば、容器の開口部を下にして、洗浄液を上向きに連続で噴射する場合、上向きに噴射する洗浄液と、容器に当たって落下してくる洗浄液とが干渉して洗浄性が低下する場合がある。一方、洗浄液の噴射を複数回行う場合、所定量噴射した後、洗浄液がほぼ落下し終わるまで噴射を停止する。これにより、上向きに噴射する洗浄液と、容器に当たって落下してくる洗浄液との干渉を抑えることができ、洗浄効率が上がる。
【0025】
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の容器洗浄方法において、前記洗浄液の噴射を何度かに渡り間欠的に噴射することを特徴としている。
【0026】
請求項9に記載の容器洗浄方法では、洗浄液を何度かに渡り間欠的に噴射するので、次の噴射まで時間があるため、この時間に容器内の洗浄液はほぼ排出され、噴射する洗浄液と落下してくる洗浄液との干渉を確実に抑えることができる。
【0027】
請求項10に記載の発明は、請求項1乃至請求項9の何れか1項に記載の容器洗浄方法において、前記洗浄液噴射中に噴射量が変化することを特徴としている。
【0028】
請求項10に記載の容器洗浄方法では、例えば、洗浄液を強く噴射した後、その洗浄液がほぼ落下し終わるまで噴射を弱める。この動作を繰り返すことにより、上向きに噴射する洗浄液と、容器に当たって落下してくる洗浄液との干渉を抑えることができ、洗浄効率が上がる。
【0029】
請求項11に記載の発明は、請求項1乃至請求項10の何れか1項に記載の容器洗浄方法において、前記容器を垂直に倒立させて前記開口部を下方に向け、洗浄液を上方に向けて噴射することを特徴としている。
【0030】
請求項11に記載の容器洗浄方法では、垂直に倒立させて開口部を下方に向けた容器に対して、洗浄液が上向きに噴射されて容器内の洗浄が行われる。容器内に噴射された洗浄液は、開口部から自由落下して排出される。
【0031】
請求項12に記載の発明は、請求項1乃至請求項10の何れか1項に記載の容器洗浄方法において、前記容器を垂直に正立させて前記開口部を上方に向け、前記ノズルを下方に向けたことを特徴としている。
【0032】
請求項12に記載の容器洗浄方法では、垂直に倒立させて開口部を上方に向けた容器に対して、洗浄液が下向きに噴射されて容器内の洗浄が行われる。開口部を上方に向けることにより洗浄液を溜めることもでき、これにより洗浄液を容器内全体に行き渡らせることができる。容器内に溜まった洗浄液は、例えば、容器を倒立させる等して排出すれば良い。
【0033】
請求項13に記載の発明は、請求項1乃至請求項10の何れか1項に記載の容器洗浄方法において、前記容器を傾斜させて前記開口部を下方に向けたことを特徴としている。
【0034】
請求項13に記載の容器洗浄方法では、傾斜させて開口部を下方に向けた容器に対して洗浄が行われる。容器内に噴射された洗浄液は、開口部から自由落下して排出される。
【0035】
請求項14に記載の発明は、請求項1乃至請求項10の何れか1項に記載の容器洗浄方法において、前記容器を傾斜させて前記開口部を上方に向けたことを特徴としている。
【0036】
請求項14に記載の容器洗浄方法では、傾斜させて開口部を上方に向けた容器に対して洗浄が行われる。開口部を上方に向けることにより洗浄液をある程度溜めることもでき、これにより洗浄液を容器内全体に行き渡らせることができる。容器内に溜まった洗浄液は、例えば、容器を倒立させる等して排出すれば良い。
【0037】
請求項15に記載の発明は、請求項1乃至請求項14の何れか1項に記載の容器洗浄方法において、前記容器を回転させながら洗浄することを特徴としている。
【0038】
請求項15に記載の容器洗浄方法では、容器を回転させながら洗浄するので、狭い範囲にしか洗浄液を噴射できないノズルを使用しても、広い範囲に洗浄液を当てることが可能となり、洗浄ムラを防止することができる。
【0039】
請求項16に記載の発明は、請求項1乃至請求項15の何れか1項に記載の容器洗浄方法において、前記容器の有無を検出し、容器が無い場合には洗浄液の噴射を禁止することを特徴としている。
【0040】
請求項16に記載の容器洗浄方法では、容器の有無が検出され、容器が無い場合には洗浄液の噴射が禁止される。このため、容器以外に洗浄液が噴射されることが無く、洗浄液の無駄を防止できる。容器の有無は、具体的には容器の有無でオン・オフするスイッチ、センサ等で検出することができ、容器が無い場合には、洗浄液用のポンプ等が作動しないようにしたり、ノズルの手前に設けた電磁弁等で洗浄液の流れ阻止する。
【0041】
請求項17に記載の発明は、請求項1乃至請求項16の何れか1項に記載の容器洗浄方法において、容器の離脱を禁止する警告を発する離脱禁止警告手段を用い、前記容器の洗浄中から洗浄後の一定時間経過後までは、前記離脱禁止警告手段によって容器の離脱を禁止する警告を発することを特徴としている。
【0042】
請求項17に記載の容器洗浄方法では、容器の洗浄中から洗浄後の一定時間経過後までは、離脱禁止警告手段によって容器の離脱を禁止する警告が発せられる。これにより、洗浄液の噴射中に誤ってまって容器を取り出すことを防止でき、容器以外に洗浄液が噴射されるこを未然に防止できる。また、洗浄後の一定時間経過後まで警告を発することにより、洗浄後の容器に付着した洗浄液を全て落下させることができ(時間によってはさらに容器の自然乾燥もできる)、容器取り出し時に容器からの洗浄液のぼた落ちを未然に防止することができる。
【0043】
請求項18に記載の発明は、請求項1乃至請求項17の何れか1項に記載の容器洗浄方法において、容器の離脱を阻止可能なロック手段を用い、前記容器の洗浄中から洗浄後の一定時間経過後までは、前記ロック手段によって容器の離脱を阻止することを特徴としている。
【0044】
請求項18に記載の容器洗浄方法では、容器の洗浄中から洗浄後の一定時間経過後までは、ロック手段によって容器の離脱が阻止される。
【0045】
これにより、洗浄液の噴射中に誤ってまって容器を取り出すことを防止でき、容器以外に洗浄液が噴射されるこを未然に防止できる。また、洗浄後の一定時間経過後まで容器の取り出しが阻止されることにより、洗浄後の容器に付着した洗浄液を全て落下させることができ(時間によってはさらに容器の自然乾燥もできる)、容器取り出し時に容器からの洗浄液のぼた落ちを未然に防止することができる。
【0046】
請求項19に記載の発明は、請求項1乃至請求項18の何れか1項に記載の容器洗浄方法において、排出される洗浄液の希釈レベルを希釈レベル検出センサで検出し、排出される洗浄液の希釈レベルが予定された洗浄行為で基準値に達しない場合には、洗浄異常警告手段によって洗浄異常を警告することを特徴としている。
【0047】
請求項19に記載の容器洗浄方法では、排出される洗浄液の希釈レベルが希釈レベル検出センサで検出され、予定された洗浄行為(例えば、予め定めた噴射回数、洗浄液の噴射量等)で基準値に達しない場合には、装置に何らかの異常があることになるので、洗浄異常警告手段によって洗浄異常が警告される。
【0048】
請求項20に記載の発明は、請求項19に記載の容器洗浄方法において、前記希釈レベル検出センサは、洗浄液の光透過度、電気伝導度又はペーハーの少なくとも一つを検出し、液面を検出するスイッチ又はセンサにて貯留槽の液面レベルを検出することを特徴としている。
【0049】
請求項20に記載の容器洗浄方法では、希釈レベル検出センサは、洗浄液の光透過度、電気伝導度、ペーハー又は貯留槽の液面レベルの少なくとも一つを検出し、検出した値の変化を見る。排出される洗浄液が、洗浄度合いによって光の透過度が変化する場合には透過型光センサを用い、洗浄度合いによって電気伝導度(電気抵抗)が変化する場合には電気抵抗計を用い、洗浄度合いによってペーハーが変化する場合にはペーハーセンサーを用いる。これによって、排出される洗浄液の希釈レベルを検出できる。さらに、洗浄液は貯留槽に流入するので、液面を検出するスイッチ又はセンサ、例えば、フロートスイッチ(磁気)、サーミスタレベルスイッチ、超音波センサ、エアー圧センサ等を用いて貯留槽での洗浄液の量(水位)を検出して、処理剤の希釈率を算出することができる。
【0050】
請求項21に記載の発明は、請求項1乃至請求項20の何れか1項に記載の容器洗浄方法において、洗浄後、開栓手段で容器の蓋を開ける動作を複数回繰り返して前記容器を振動させ、これによって洗浄液の液切りを行うことを特徴としている。
【0051】
請求項21に記載の容器洗浄方法では、洗浄後、開栓手段で容器の蓋を開ける動作が複数回繰り返されて容器が振動され、これによって液切りが行われる。
【0052】
請求項22に記載の発明は、請求項1乃至請求項20の何れか1項に記載の容器洗浄方法において、洗浄後、開栓手段を蓋に引っかけて移動させることにより前記容器を振動させ、これによって洗浄液の液切りを行うことを特徴としている。
【0053】
請求項22に記載の容器洗浄方法では、洗浄後、開栓手段を蓋に引っかけて移動させることにより容器が振動され、これによって液切りが行われる。
【0054】
請求項23に記載の発明は、請求項1乃至請求項20の何れか1項に記載の容器洗浄方法において、洗浄後、前記容器を叩いて前記容器を振動させ、これによって洗浄液の液切りを行うことを特徴としている。
【0055】
請求項23に記載の容器洗浄方法では、洗浄後、容器が叩かれて振動され、これによって液切りが行われる。
【0056】
請求項24に記載の発明は、処理剤を封入する処理剤容器であって、処理剤を流出させる開口部と、前記開口部を閉塞する蓋と、前記開口部とは離間した位置に設けられ、洗浄液を噴射するノズルを挿入させる挿入部と、を有することを特徴としている。
【0057】
請求項24に記載の処理剤容器では、処理剤は蓋を開けることにより処理剤を流出できる。また、挿入部から容器内へノズルを挿入することができ、挿入したノズルから洗浄液を噴出させて容器内を洗浄することができる。この処理剤容器では、処理剤を流出させる開口部と洗浄液を噴射するノズルが独立しているので、噴射した洗浄液を開口部から排出させることができ、これによって効率の良い洗浄を行える。特に、洗浄液を噴射するノズルと、蓋を開ける開栓手段とを独立して設けた装置に用いるのに適している。
【0058】
請求項25に記載の発明は、請求項24に記載の処理剤容器において、前記挿入部は、前記開口部の対向面に設けられていることを特徴としている。
【0059】
請求項25に記載の処理剤容器では、挿入部が開口部の対向面に設けられているため、一方の側から蓋が開けられ、他方の側からノズルが挿入される。洗浄液をノズルと反対側の開口部から効率良く排出できる。
【0060】
【発明の実施の形態】
図1には感光材料処理装置としてのプリンタプロセッサ10の斜視図が示されている。プリンタプロセッサ10は、プリンタ部12とプロセッサ部14とを備えている。
【0061】
プリンタ部12は、ネガキャリア16にセットされたネガフィルムNの画像を図示しない印画紙Pに焼き付け、プロセッサ部14へと搬送するようになっている。
【0062】
プロセッサ部14には、現像槽、漂白定着槽、水洗槽及び乾燥部(図1には図示せず)が設けられており、プリンタ部12から搬送された印画紙Pを現像処理するようになっている。
【0063】
これら現像槽、漂白定着槽及び水洗槽は、図2に示すように、プロセッサ部14内に設置された複数の貯留槽としての補充槽18(図2では1個のみ図示)よりそれぞれ現像補充液、漂白定着補充液、及び安定補充液が送られて、それぞれの槽内へ補充されるようになっている。
【0064】
次に、図2にしたがって各処理槽の内の現像槽20を例として液の補充の為の構造を説明する。
【0065】
現像槽20の現像液は、配管21及び循環ポンプ22によって循環される。なお、循環ポンプ22は制御装置30によって制御される。
【0066】
配管21は、配管23を介して補充槽18の底部に連結されている。配管23の途中には、制御装置30によって制御される補充ポンプ24及び3方弁25が設けられている。
【0067】
3方弁25には、配管26の一方が接続されており、配管26の他方は補充槽18の側壁に連結されている。この3方弁25によって補充槽18の補充液をタンク内に循環させる状態と現像槽20へ送液する状態とに切り換えることができる。
【0068】
補充槽18には、制御装置30に接続された上限検出スイッチ27及び下限検出スイッチ28が設けられており、制御装置30は補充液の液面が補充槽18の上限又は下限に至ったか否かを判断できる。
【0069】
本実施形態では、補充槽18内の補充液が不足した際に、図3に示す処理剤容器34をケーシング10Aの上部正面側に設けた補充部36(図1参照)にセットして補充液を注ぎ込むシステムになっている。
【0070】
(処理剤容器)
【0071】
図3にしたがって処理剤容器34の構造を説明する。
【0072】
処理剤容器34の口部には外蓋37がねじ込まれている。処理剤容器34の口部と外蓋37との間には、内部に封入した処理剤が漏れないように処理剤容器34を密閉する薄肉の内蓋38が挟まれている。
【0073】
外蓋37の中央には内蓋38が露出するように孔39が形成されており、この孔39を介して内蓋38の中央部を突起状の物で内側に押圧すると、内蓋38が破断するようになっている。なお、内蓋38は、アルミ箔、合成樹脂フィルム等で形成されており、処理剤容器34及び外蓋37はリサイクル可能な材料、例えば、熱可塑性の合成樹脂等で成形されている。
【0074】
本実施形態の処理剤容器34は断面四角形の縦長形状となっている。
【0075】
なお、本実施形態の処理剤は、濃縮された処理剤であり、希釈して使用する形態のものである。
【0076】
(補充部)
【0077】
図1,2に示すように、補充部36はケーシング10Aの上部正面側に設けられており、真下には前述した補充槽18が配置されている。
【0078】
図4に示すように、補充部36は開閉可能な外カバー42及び内カバー44を備えている。
【0079】
外カバー42にはアーム46が一体的に取り付けられており、このアーム46の先端部分には軸48が固定されており、この軸48はケーシング10Aの図示しない軸受孔に挿入されて回転自在となっている。
【0080】
図4及び図5に示すように、内カバー44の内側には、処理剤容器34を倒立させた状態で保持するホルダー56が取り付けられている。
【0081】
ケーシング10Aには、処理剤容器34を収容する凹部58が設けられている。凹部58の側壁には保持板60が取り付けられており、保持板60には処理剤容器34の外蓋37を挿入する切欠62が形成されている。また、凹部58の底面には、処理剤容器34から流出した処理剤を補充槽18へ導く孔61が形成されており、孔61の下端には処理剤を補充槽18へ導くパイプ63が連結されている。
【0082】
図5に示すように、ケーシング10Aには、ピン64を中心として揺動可能とされたレバー66が設けられている。
【0083】
レバー66は、引張ばね68によって図5の時計回り方向に付勢されており、一端側の上面がソレノイド70の可動鉄心70Aの先端に当接している。
【0084】
レバー66の下面には、他端側に凹部72、傾斜部74、凹部76及び傾斜部78が形成されている。
【0085】
レバー66は、通常は、図5に示すように水平状態にあり、外カバー42及び内カバー44が閉められてゆくと、外カバー42のピン80が傾斜部74に摺動し、内カバー44のピン82が傾斜部78に摺動してレバー66は反時計回りに回転し、図6に示すように外カバー42及び内カバー44が完全に閉まると、凹部72に外カバー42のピン80が係合し、凹部76に内カバー44のピン82が係合する。
【0086】
ソレノイド70は制御装置30(図2参照)に接続されており、制御装置30には、ソレノイド70を作動させるためのロック解除ボタン83が接続されている。
【0087】
ソレノイド70に通電されると、可動鉄心70Aが突出してレバー66を反時計回りに回転させる。これにより、ピン80及びピン82が凹部72及び凹部76から外れ、外カバー42及び内カバー44のロックが解除される。
【0088】
図2及び図5に示すように、ケーシング10Aには、制御装置30に接続され外カバー42の開閉を検出するスイッチ85及び処理剤容器34を検出するスイッチ87が取り付けられている。
【0089】
凹部58には、開栓部材100が設けられている。開栓部材100は、先端が鋭角に形成されており、側面には三角片100Aが複数枚形成されている。この開栓部材100は、ケーシング10Aに対して上下方向にのみ移動可能に支持されている。開栓部材100の内部には通路が形成されており、この通路の一方には可撓性のホース214が連結されている。
【0090】
開栓部材100はスプレーノズルとなっており、前記通路に洗浄水を供給すると、先端のスプレー孔104から、例えば噴射角(θ)が90度(図7参照)で略円錐状に洗浄水が噴射されるようになっている。
【0091】
図2に示すように、プロセッサ部14内には水タンク200が設けられている。水タンク200には、制御装置30に接続された上限検出スイッチ202及び下限検出スイッチ204が設けられており、制御装置30は洗浄水の液面が水タンク200の上限又は下限に至ったか否かを判断できる。なお、これらは液面レベルを連続的に検出できるセンサにしても良い。
【0092】
水タンク200の底部にはパイプ206、ポンプ208、パイプ210、3方電磁弁212、パイプ213及び電磁弁(開閉弁)216が順に接続されている。
【0093】
また、3方電磁弁212には、パイプ218を介してエアーコンプレッサー219が接続されており、電磁弁216には前述した可撓性のホース214が接続されている。
【0094】
ポンプ208、3方電磁弁212、電磁弁216、エアーコンプレッサー219は制御装置30に接続されている。
【0095】
ここで、ポンプ208は、ギヤーポンプ、羽車式ポンプ、ベローズ式ポンプ、ダイヤフラム式ポンプ等を用いることができ、吐出圧力が0.5kg/cm2以上、吐出量が0.5リットル/min以上が好ましい。
【0096】
また、ポンプ208の単位時間当たりの吐出量が分かっているので、制御装置30は、電磁弁216の開いている時間を元に補充槽18側に送る希釈水の量を把握できる。
【0097】
図5に示すように、開栓部材100にはラック220が取り付けられており、ラック220には制御装置30に制御されるモータ222で回転されるピニオンギア224が噛み合っている。ピニオンギア224を回転させることにより、開栓部材100を上下方向に移動することができる。
【0098】
図1に示すように、制御装置30には、モニタ32が接続されており、各種メッセージが表示されるようになっている。
【0099】
次に、本実施例の作用を説明する。
【0100】
例えば、現像槽20内で印画紙Pが現像処理されると、これに合わせて補充ポンプ24が作動して、補充槽18に一旦貯められた現像補充液を現像槽20側に送って、現像槽20内での処理に使用されて劣化した量の現像補充液を補充する。なお、これらは漂白定着液、安定浴液においても同様である。
【0101】
補充槽18内での液面が所定量以下になると、これを下限検出スイッチ28が検出し、補充液の補充槽18への供給の指示がモニタ32に表示される。
【0102】
次に、補充槽18へ補充液を補給する際の手順を説明する。
【0103】
(1) 先ず、ロック解除ボタン83を押して補充部36の外カバー42及び内カバー44を開ける。
【0104】
(2) 次に、処理剤容器34を倒立させ、内カバー44のホルダー56に装填する(図5参照)。
【0105】
(3) 次に外カバー42及び内カバー44を閉める。
【0106】
外カバー42及び内カバー44が完全に閉まると、凹部72に外カバー42のピン80が係合し、凹部76に内カバー44のピン82が係合して外カバー42及び内カバー44がロックされる。
【0107】
外カバー42が閉められてスイッチ85が入ると、モータ222が回転して図7に示すように開栓部材100が持ち上られて内蓋38を破断させる。これにより、容器内の処理剤が補充槽18に投入される。
【0108】
(4)スイッチ85が入ってから所定時間(容器から処理剤がほぼ流出する時間をいい、予め制御装置30に記憶されている。)が経過すると、ポンプ208が作動し、3方電磁弁212が切り換えられ、電磁弁216が開いて開栓部材100のスプレー孔104から、容器内に洗浄水が噴射される。噴射された洗浄水は自然落下して排出される。
【0109】
なお、制御装置30は、スイッチ87により処理剤容器34が検出されない状態(即ち、処理剤容器34が未装填)では、開栓部材100を上方に移動させず、洗浄も行わないように制御を行う。このとき、モニタ32に処理剤容器34が未装填であることを表示しても良い。
【0110】
ここで、本実施形態では、図8(A)又は(B)に示すように、電磁弁216及びポンプ208を間欠的に作動させ、スプレー孔104から洗浄水を間欠的に噴射する。
【0111】
洗浄水を連続噴射すると、噴き上げる洗浄水と、落下してくる洗浄水とが干渉して洗浄効率が低下する場合があるが、間欠的に噴射すると、噴き上げる洗浄水と落下してくる洗浄水とが干渉しなくなり、洗浄効率が向上する。
【0112】
なお、噴射と噴射の間隔を1秒以上とすると、次の噴射までにほぼ全ての洗浄水を容器外へ排出することが出来好ましい。
【0113】
なお、ポンプ208の吐出圧を変化させることが可能である場合には、吐出圧を大小に変化させても良い。この場合でも、洗浄水を間欠的に噴射した場合と同様の効果が得られる。また、ポンプ208の吐出圧が変更できない場合には、ポンプ208と開栓部材100との間に制御装置30で制御される圧力可変バルブ等を別途設ければ良い。
【0114】
なお、効率良く洗浄を行うには、洗浄水の噴射角(θ)や処理剤容器34の寸法及びアスペクト比等も重要である。
【0115】
ここで、図9に示すように、処理剤容器34の高さをC、一方の幅をA、他方の幅をB、容器内壁面に噴射される洗浄液の下端部分から容器底部までの寸法をC1 、容器内壁面に噴射される洗浄液の下端部分から外蓋37の下端までの寸法をC2 としたときに、A:B=1:1.5以下とすることが好ましい。
【0116】
また、A=Bとすることが更に好ましく、処理剤容器34は軸直角断面を円形とすることがより一層好ましい。
【0117】
また、A<C、B<Cとすることが好ましく、A:C=1:2〜5が好ましい。
【0118】
また、噴射角(θ)は、40〜90°が好ましい。
【0119】
なお、上記寸法C2 の範囲内にある内壁面には、洗浄水が直接当たらず、落下する流水によって洗浄される部分である。したがって、上記寸法C2 は短い方が良く、具体的には100mm以下、好ましくは70mm以下、更に好ましくは50mm以下が良い。
【0120】
さらに、洗浄水の噴射角(θ)によって、処理剤容器34の全高Cの最適範囲が異なる。例えば、A=B=70mmの場合で、洗浄水の噴射角(θ)が90度の場合には250mm以下、噴射角(θ)が60度の場合には300mm以下が好ましい。
【0121】
スプレー孔104への洗浄水の供給は、1回当たり5ミリリットル以上として3回以上行うことが好ましく、洗浄水を供給するポンプ208の吐出圧力を0.5kg/cm2以上、吐出量を0.5リットル/min以上とすることが効率良く容器内の洗浄を行う上で好ましい。
【0122】
(5) 洗浄が終了すると、エアーコンプレッサー219が作動すると共に3方電磁弁212が切り換えられ、スプレー孔104から空気が一定時間噴射し、容器内の水滴の排出及び乾燥を行う。
【0123】
なお、補充液の投入開始から容器の洗浄、乾燥終了までは、ロック解除ボタン83を押してもソレノイド70が作動しないように制御され、外カバー42及び内カバー44はロック状態が維持される。外カバー42及び内カバー44のロック中は、モニタ32に容器の離脱を禁止する警告が表示される。
【0124】
本実施形態では、補充液の投入後に容器内のみを洗浄したが、容器内の洗浄終了後に、開栓部材100を下方へ移動して容器外に離脱させ、容器開口部付近(主に外蓋37及び内蓋38の外面等)の洗浄を行っても良い。
【0125】
本実施形態の開栓部材100はスプレーノズルとなっており、円錐状に洗浄水が噴射されるようになっているが、種々の方向に向けた複数の小孔を設け、種々の方向に洗浄水を噴射するようにしても良く、孔を先端に一つだけ形成して直線状に洗浄水を噴射するようにしても良い。
【0126】
また、洗浄中、開栓部材100は容器内に停止させた状態でも良いが、上下方向に往復移動させても良い。
【0127】
本実施形態では、容器内に開栓部材100を挿入して洗浄水を噴射することにより容器内の洗浄を行ったが、容器外から容器内へ洗浄水を噴射させて洗浄しても良い。この場合には、容器開口部から洗浄水が進入し易いように直線状に洗浄水を噴射することが好ましい。
【0128】
また、図10(A),(B)に示すように、開栓部材100の先端に、一方向に偏心した複数の小孔230の形成されたノズル形成部材232を回転可能に設け、小孔230から噴射する洗浄水の勢い(圧力)でノズル形成部材232を回転させ、スプリンクラーの様に洗浄水を回転させながら噴射しても良い。さらに、図11に示すように、開栓部材100を回転自在に設け、開栓部材100の外周に形成したギア234にモーター236で回転されるギア238をかみ合わせ、開栓部材100を回転させることでスプリンクラーの様に洗浄水を噴射させることもできる。
【0129】
なお、本実施形態では、スプレー孔104から洗浄後の容器内に空気を噴射し、容器の水切りを行ったが、洗浄後に開栓部材100を複数回上下移動して処理剤容器34を振動させ、これによって水切りを行っても良い。例えば、開栓部材100の外周に設けられた三角片100Aで内蓋38を引っ掛けて振動させることもできる。
【0130】
さらに、図12に示すように、スプリング240で処理剤容器34に押圧されるバイブレータ242を補充部36に設け、洗浄後の処理剤容器34をバイブレータ242で振動させることによって水切りを行っても良く、図13に示すように、補充部36にソレノイド244を設け、ソレノイド244の可動鉄心244Aで処理剤容器34の側面(底部でも良い)を叩いて振動させ、水切りを行っても良い。
【0131】
なお、本実施形態では、処理剤容器34が開口部を真下にして補充部36に装填されるようになっているが、処理剤容器34は傾斜して装填されても良い。
【0132】
また、本実施形態では、洗浄液を補充槽18に排出して処理剤の希釈に使用したが、余分な洗浄水が出る場合や希釈する必要のない処理剤の場合には、廃液タンク等を別途設け、補充槽18に至る途中に切換弁等を設け、希釈に必要ない洗浄後の洗浄水を廃液タンクに排出しても良い。
【0133】
また、場合によっては、処理剤及び洗浄水を現像槽20等の母液タンクに直接排出してもよい。
【0134】
[第2の実施形態]
【0135】
本発明の第2の実施形態を図7にしたがって説明する。なお、第1の実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0136】
本実施形態のプリンタプロセッサ10には、例えば、図7に示すように、処理剤容器34から流出する洗浄水の状態を検出する水質センサ246が孔61の途中に設けられている。
【0137】
水質センサ246は制御装置30に連結されており、制御装置30は予め定めた洗浄行為後(例えば、図8のタイミングチャートに基づく洗浄後)に水質をモニタし、洗浄後の洗浄水に含まれる補充液(薬品の成分)の濃度が基準値以下にならない場合には何らかのトラブルの可能性が考えられるので、モニタ32に洗浄異常を警告する。
【0138】
ここで、補充液の濃度により、洗浄後の洗浄水のペーハーが変化する場合には水質センサ246としてペーハーセンサーを用いることができる。
【0139】
補充液の濃度により、洗浄後の洗浄水の光透過光量が変化する場合には水質センサ246として透過光型の光センサーを用いることができる。
【0140】
補充液の濃度により、洗浄後の洗浄水の電気伝導度が変化する場合には水質センサ246を一対の電極、電極に電圧を印加する電源及び抵抗計等から構成することができる。
【0141】
水質センサ246で洗浄水の状態を検出するので、目視等の判断よりも正確な判断が行える。
【0142】
なお、洗浄液は補充槽18に流入するので、上限検出スイッチ27にて液面レベルを検出することにより補充液の希釈率を算出することができる。
【0143】
[第3の実施形態]
【0144】
本発明の第3の実施形態を説明する。
【0145】
本実施形態は、第2の実施形態と同一の構成であるが、洗浄方法が異なる。
【0146】
本実施形態では、制御装置30は洗浄後の洗浄水に含まれる補充液(薬品の成分)の濃度が基準値以下になったか否かを判断し、基準値以下(補充液の成分が零が好ましい)になるまで洗浄を続けるように制御を行う。
【0147】
なお、ある一定量以上の洗浄水を噴射しても、洗浄後の洗浄水の水質が基準値以下にならない場合には、モニタ32に警告を表示しても良い。
【0148】
[第4の実施形態]
【0149】
本発明の第4の実施形態を図14にしたがって説明する。なお、前述した実施形態と同一構成に関しては同一符号を付し、その説明は省略する。
【0150】
図14に示すように、本実施形態では、処理剤容器34が開口部を真上にして装填される。
【0151】
開栓部材100は下向きに設けられており、前述した実施形態と同様にモータ222の回転により上下方向に移動可能となっている。
【0152】
開栓部材100の側方には、開栓部材100を上下方向に移動する駆動機構と同様の駆動機構(図示せず)により上下方向に移動する吸引パイプ248が容器内に挿入可能に配置されている。
【0153】
吸引パイプ248には図示しない吸引ポンプが連結されており、容器内に吸引パイプ248を挿入して、容器内の処理剤及び洗浄水を吸引して補充槽18に排出する。
【0154】
なお、本実施形態では、処理剤容器34が開口部を真上にして補充部36に装填されるようになっているが、開口部が上を向いていれば処理剤容器34は傾斜していても良い。
【0155】
[第5の実施形態]
【0156】
本発明の第5の実施形態を図15にしたがって説明する。なお、前述した実施形態と同一構成に関しては同一符号を付し、その説明は省略する。
【0157】
図15に示すように、補充部36には、ローラ250及びローラ252が軸線を斜めにして配置されている。ローラ250は、モータ254で回転するようになっており、本実施形態では断面円形の処理剤容器34が開口部を下側にしてローラ250及びローラ252の上に搭載される。
【0158】
本実施形態では、処理剤容器34を回転させながら洗浄できるため、容器内面にまんべんなく洗浄水を行き渡らせることができ、洗浄むらを防止できる。
【0159】
なお、開口部を上側にして処理剤容器34をローラ250及びローラ252の上に搭載しても良く、この場合、処理剤容器34内の処理剤及び洗浄水は第4の実施形態で説明したような吸引パイプ248を挿入して吸引すれば良い。
【0160】
[第6の実施形態]
【0161】
本発明の第6の実施形態を図16にしたがって説明する。なお、前述した実施形態と同一構成に関しては同一符号を付し、その説明は省略する。
【0162】
図16に示すように、本実施形態の開栓部材100にはスプレー孔104が設けられておらず、ホース214には先端が鋭角に形成された洗浄ノズル254が取り付けられており、この洗浄ノズル254にスプレー孔104が形成されている。
【0163】
洗浄ノズル254は、補充部36の上側に配置され、開栓部材100を上下方向に移動する駆動機構と同様の駆動機構(図示せず)により上下方向に移動可能となっている。
【0164】
本実施形態に用いる処理剤容器34の底部中央には、洗浄ノズル254を容器内へ貫通させるための挿入部(図示せず)が設けられている。この挿入部は、洗浄ノズル254で突き破れるように他の部分よりも薄肉に形成されている。なお、挿入部は、孔をシール等で塞いだものであっても良い。
【0165】
本実施形態では、開栓部材100により補充液を流出させた後、洗浄ノズル254を挿入部から容器内へ進入させて容器内へ洗浄液を噴出する。
【0166】
本実施形態では、下向きに洗浄液を噴出するので、噴出する洗浄液と、容器内を洗浄した後の洗浄液とが干渉しないので、効率良く洗浄でき、連続噴射が可能である。
【0167】
なお、挿入部は、上記のように補充液を流出させる開口部の対面側に形成することが好ましい。例えば、開口部を処理剤容器34の右(又は左)側面側に設けた場合には、挿入部を左(又は右)側面側に形成することが好ましい。
【0168】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、容器内に残った処理剤を洗浄液で洗い落とすので、使用済みの容器を再利用又はリサイクルすることができる、という優れた効果を有する。また、目視よりも洗浄度合いの判断を確実に行え、確実な容器洗浄を行うことができる、という優れた効果を有する。
【0169】
請求項2に記載の発明によれば、容器内に残った処理剤を洗浄液で洗い落とすので、使用済みの容器を再利用又はリサイクルすることができる、という優れた効果を有する。また、ノズルを移動する必要が無いので、構造が簡単になる。
【0170】
請求項3に記載の発明によれば、開栓手段とノズルとを独立させたので、それぞれに最適な機能を持たせることができる、という優れた効果を有する。
【0171】
請求項4に記載の発明によれば、洗浄液の噴射される領域が広がり、洗浄ムラ等を防止できる、という優れた効果を有する。
【0172】
請求項5に記載の発明によれば、ノズルから遠い所まで洗浄液を噴射させることができ、また、一箇所に集中して洗浄液を当てることができるので強い洗浄力が得られる、という優れた効果を有する。
【0173】
請求項6に記載の発明によれば、広い範囲を一度に洗浄することができる、という優れた効果を有する。
【0174】
請求項7に記載の発明によれば、容器内洗浄後の洗浄液を確実に排出できる、という優れた効果を有する。
【0175】
請求項8に記載の発明によれば、洗浄効率を上げることができる、という優れた効果を有する。
【0176】
請求項9に記載の発明によれば、噴射する洗浄液と落下してくる洗浄液との干渉を確実に抑えることができる、という優れた効果を有する。
【0177】
請求項10に記載の発明によれば、噴射する洗浄液と落下してくる洗浄液との干渉を抑えることができ、洗浄効率を上げることができる、という優れた効果を有する。
【0178】
請求項11に記載の発明によれば、容器内に噴射した洗浄液を開口部から自由落下して排出できる、という優れた効果を有する。
【0179】
請求項12に記載の発明によれば、洗浄液を溜めることもでき、これにより洗浄液を容器内全体に行き渡らせることができる、という優れた効果を有する。
【0180】
請求項13に記載の発明によれば、容器内に噴射した洗浄液を開口部から自由落下して排出できる、という優れた効果を有する。
【0181】
請求項14に記載の発明によれば、洗浄液をある程度溜めることもでき、これにより洗浄液を容器内全体に行き渡らせることができる、という優れた効果を有する。
【0182】
請求項15に記載の発明によれば、容器を回転させながら洗浄するので、狭い範囲にしか洗浄液を噴射できないノズルを使用しても、広い範囲に洗浄液を当てることが可能となり、洗浄ムラを防止することができる、という優れた効果を有する。
【0183】
請求項16に記載の発明によれば、容器以外に洗浄液を噴射することを防止でき、洗浄液の無駄を防止することができる、という優れた効果を有する。
【0184】
請求項17に記載の発明によれば、容器以外に洗浄液を噴射することをに防止でき、洗浄液の無駄を防止することができる、という優れた効果を有すると共に、容器取り外し時の液のぼた落ちを防止できる、という優れた効果を有する。
【0185】
請求項18に記載の発明によれば、容器以外に洗浄液を噴射することをに未然に防止でき、洗浄液の無駄を防止することができる、という優れた効果を有すると共に、容器取り外し時の液のぼた落ちを未然に防止できる、という優れた効果を有する。
【0186】
請求項19に記載の発明によれば、洗浄異常警告手段によって洗浄異常が警告されるので、所定の洗浄が行えていない事が分かる、という優れた効果を有する。
【0187】
請求項20に記載の発明によれば、洗浄液の光透過度、電気伝導度又はペーハーの少なくとも一つを検出して洗浄度合いを電気的に正確に検出できる、という優れた効果を有する。また、処理剤の希釈率を検出することができる、という優れた効果を有する。
【0188】
請求項21に記載の発明によれば、液切りを行って液のぼた落ちの防止ができ、また、乾燥を早めることもできる、という優れた効果を有する。
【0189】
請求項22に記載の発明によれば、液切りを行って液のぼた落ちの防止ができ、また、乾燥を早めることもできる、という優れた効果を有する。
【0190】
請求項23に記載の発明によれば、液切りを行って液のぼた落ちの防止ができ、また、乾燥を早めることもできる、という優れた効果を有する。
【0191】
請求項24に記載の発明によれば、一方の挿入部から挿入したノズルから噴射した洗浄液を他方の開口部から排出させることができるので、効率の良い洗浄を行える、という優れた効果を有する。特に、洗浄液を噴射するノズルと、蓋を開ける開栓手段とを独立して設けた装置に用いるのに適している。
【0192】
請求項25に記載の発明によれば、挿入部が開口部の対向面に設けられているので、洗浄液をノズルと反対側の開口部から効率良く排出できる、という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリンタプロセッサの斜視図である。
【図2】現像槽、補充槽及び水タンクまわりの配管配線図である。
【図3】処理剤容器の斜視図である。
【図4】補充部の斜視図である。
【図5】外カバーを開いた補充部の断面図である。
【図6】外カバーを閉じた補充部の断面図である。
【図7】処理剤容器の蓋を開けている状態の補充部の断面図である。
【図8】(A)はポンプ及び電磁弁の駆動パターンを示すタイミングチャートであり、(B)は他の駆動パターンを示すタイミングチャートである。
【図9】処理剤容器の底面側から見た斜視図である。
【図10】(A)は他の実施形態に係る開栓部材の平面図であり、(B)は図10(A)に示す開栓部材の軸線に沿った断面図である。
【図11】更に他の実施形態に係る開栓部材近傍の側面図である。
【図12】処理剤容器に振動を与える機構の要部の側面図である。
【図13】処理剤容器に振動を与える他の機構の要部の側面図である。
【図14】第4の実施形態に係る補充部の側面図である。
【図15】第5の実施形態に係る補充部の側面図である。
【図16】第6の実施形態に係る補充部の側面図である。
【符号の説明】
P 印画紙(感光材料)
10 プリンタプロセッサ(感光材料処理装置)
18 補充槽(貯留槽)
30 制御装置(制御手段)
32 モニタ(離脱禁止警告手段、洗浄異常警告手段)
34 処理剤容器(容器)
38 内蓋(蓋)
42 外カバー(ロック手段)
44 内カバー(ロック手段)
66 レバー(ロック手段)
68 引張ばね(ロック手段)
70 ソレノイド(ロック手段)
80 ピン(ロック手段)
82 ピン(ロック手段)
87 スイッチ(容器検出手段)
100 開栓部材(開蓋手段、ノズル)
104 スプレー孔(噴射孔)
230 小孔(噴射孔)
232 ノズル形成部材(回転部)
246 水質センサ(希釈レベル検出センサ)
248 吸引パイプ(吸引手段)
254 洗浄ノズル(ノズル)

Claims (25)

  1. 感光材料の処理を行う処理剤を封入した容器の開口部に取り付けられた蓋を開けて前記処理剤を貯留槽へ投入する感光材料処理装置における容器洗浄方法であって、
    開栓手段で前記容器の蓋を開けて処理剤を投入した後、あるいは投入すると同時にノズルから洗浄液を噴射させて容器内の洗浄を行い、排出される洗浄液の希釈レベルを希釈レベル検出センサで検出し、希釈レベルが基準値に達するまで洗浄を続ける、ことを特徴とする容器洗浄方法。
  2. 容器外に配置したノズルから洗浄液を噴射させて容器内の洗浄を行うことを特徴とする請求項1に記載の容器洗浄方法。
  3. 前記ノズルと前記開栓手段とは別体であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の容器洗浄方法。
  4. 前記ノズルを移動させながら洗浄液を噴射させることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の容器洗浄方法。
  5. 直状噴射型ノズルもしくはコーン状噴射型ノズルを用いたことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の容器洗浄方法。
  6. 洗浄液を噴射する噴射孔を有する回転部を有し、前記回転部を回転させながら前記洗浄液を噴射するノズルを用いたことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の容器洗浄方法。
  7. 容器内の洗浄液の排出は、自由落下による流出、吸引手段により吸引する、又は気体を強制的に吹き込んで吹き飛ばす、の何れかであることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の容器洗浄方法。
  8. 前記洗浄液の噴射を複数回行うことを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の容器洗浄方法。
  9. 前記洗浄液の噴射を何度かに渡り間欠的に噴射することを特徴とする請求項8に記載の容器洗浄方法。
  10. 前記洗浄液噴射中に噴射量が変化することを特徴とする請求項1乃至請求項9の何れか1項に記載の容器洗浄方法。
  11. 前記容器を垂直に倒立させて前記開口部を下方に向け、洗浄液を上方に向けて噴射することを特徴とする請求項1乃至請求項10の何れか1項に記載の容器洗浄方法。
  12. 前記容器を垂直に正立させて前記開口部を上方に向け、洗浄液を下方に向けて噴射することを特徴とする請求項1乃至請求項10の何れか1項に記載の容器洗浄方法。
  13. 前記容器を傾斜させて前記開口部を下方に向けたことを特徴とする請求項1乃至請求項10の何れか1項に記載の容器洗浄方法。
  14. 前記容器を傾斜させて前記開口部を上方に向けたことを特徴とする請求項1乃至請求項10の何れか1項に記載の容器洗浄方法。
  15. 前記容器を回転させながら洗浄することを特徴とする請求項1乃至請求項14の何れか1項に記載の容器洗浄方法。
  16. 前記容器の有無を検出し、容器が無い場合には洗浄液の噴射を禁止することを特徴とする請求項1乃至請求項15の何れか1項に記載の容器洗浄方法。
  17. 容器の離脱を禁止する警告を発する離脱禁止警告手段を用い、前記容器の洗浄中から洗浄後の一定時間経過後までは、前記離脱禁止警告手段によって容器の離脱を禁止する警告を発することを特徴とする請求項1乃至請求項16の何れか1項に記載の容器洗浄方法。
  18. 容器の離脱を阻止可能なロック手段を用い、前記容器の洗浄中から洗浄後の一定時間経過後までは、前記ロック手段によって容器の離脱を阻止することを特徴とする請求項1乃至請求項17の何れか1項に記載の容器洗浄方法。
  19. 排出される洗浄液の希釈レベルを希釈レベル検出センサで検出し、排出される洗浄液の希釈レベルが予定された洗浄行為で基準値に達しない場合には、洗浄異常警告手段によって洗浄異常を警告することを特徴とする請求項1乃至請求項18の何れか1項に記載の容器洗浄方法。
  20. 前記希釈レベル検出センサは、洗浄液の光透過度、電気伝導度又はペーハーの少なくとも一つを検出し、液面を検出するスイッチ又はセンサにて貯留槽の液面レベルを検出することを特徴とする請求項19に記載の容器洗浄方法。
  21. 洗浄後、開栓手段で容器の蓋を開ける動作を複数回繰り返して前記容器を振動させ、これによって洗浄液の液切りを行うことを特徴とする請求項1乃至請求項20の何れか1項に記載の容器洗浄方法。
  22. 洗浄後、開栓手段を蓋に引っかけて移動させることにより前記容器を振動させ、これによって洗浄液の液切りを行うことを特徴とする請求項1乃至請求項20の何れか1項に記載の容器洗浄方法。
  23. 洗浄後、前記容器を叩いて前記容器を振動させ、これによって洗浄液の液切りを行うことを特徴とする請求項1乃至請求項20の何れか1項に記載の容器洗浄方法。
  24. 処理剤を封入する処理剤容器であって、
    処理剤を流出させる開口部と、
    前記開口部を閉塞する蓋と、
    前記開口部とは離間した位置に設けられ、洗浄液を噴射するノズルを挿入させる挿入部と、
    を有することを特徴とする処理剤容器。
  25. 前記挿入部は、前記開口部の対向面に設けられていることを特徴とする請求項24に記載の処理剤容器。
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