JP3617750B2 - 処理剤投入装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、感光材料を処理液で処理する感光材料処理装置に用いられ、処理剤を封入した処理剤容器の蓋を開けて、処理剤容器の処理液を感光材料処理装置に流出させる処理剤投入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ラボで使用される自動現像機(例えば、フィルムプロセッサ、プリンタプロセッサ等)では、フィルムやカラーペーパーの処理が行われている。
【0003】
フィルムやカラーペーパーは、発色現像、漂白定着、水洗及び安定等の処理液や水の入った複数の処理槽内を搬送されることで処理される。
【0004】
各槽の処理液は、フィルムやカラーペーパーの処理によって処理液の成分組成や量が変化する。そのため、各処理槽へは処理量に応じて補充槽から新しい液が補充されるシステムになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
最近、補充用処理剤を充填した容器を機器に装填し、機器内で容器の開栓を行い、補充用処理剤を投入する方法が提案されている。この方法にさらに空容器を希釈水で洗浄して容器のリサイクル性を高める方法も提案されている。
【0006】
ところが、容器を洗浄すると、洗浄後の残液が容器内に滞留し、容器取り外し時等に液だれが発生する問題がある。
【0007】
本発明は上記事実を考慮し、効率良く容器を乾燥させて、容器取り外し時等の液だれを防止することのできる処理剤投入装置を提供することが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、感光材料を処理する感光材料処理装置に用いられ、処理剤容器の蓋を開けて処理剤容器に充填された補給用の処理剤を補充槽に投入する処理剤投入装置であって、前記処理剤容器を装填する装填部と、前記蓋を開ける開栓部材と、前記装填部及び前記開栓部材の少なくとも一方を移動して、前記開栓部材を前記処理剤容器に対して挿入及び退避させる駆動手段と、環境状態を把握する環境検出手段と、前記蓋を前記開栓部材にて開けたのちに、前記環境検出手段によって把握された環境状態に応じて前記開栓部材と前記処理剤容器との退避を制御する制御手段と、を有することを特徴としている。
【0009】
請求項1に係る処理剤投入装置の作用を以下に説明する。
【0010】
請求項1に記載の処理剤補給装置では、処理剤容器の装填された装填部及び開栓部材の少なくとも一方が駆動手段によって互いに接近する方向移動されると、開栓部材が容器内に挿入されて蓋が破断して開き、処理剤を流出させることができる。
【0011】
蓋を開けたのちに、環境検出手段によって環境状態が把握される。この環境状態とは、少なくとも、温度及び湿度の少なくとも一方である。
【0012】
制御手段は、検出された環境状態に応じて蓋を開けた後の開栓部材の退避を制御することができる。例えば、水分が乾燥し易い状態の場合には、開栓部材を処理剤容器に挿入したままにしておく。これにより、蓋は開いたままとなり、容器内の乾燥が促進され、容器取り外し時の液だれを防止することが可能となる。
【0013】
一方、水分が乾燥し難い状態の場合には、処理剤を流出させた直後に開栓部材を処理剤容器から引き抜く。蓋が弾性部材で形成されている場合に、開栓部材が引き抜かれると蓋が閉じ、実質的に処理剤容器を密閉することが可能となり、容器取り外し時の液だれを防止することが可能となる。
【0014】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の処理剤投入装置において、前記制御手段は、前記環境検出手段で把握された環境状態が低温かつ、または高湿である場合に、開栓後の前記開栓部材と前記処理剤容器とを退避させるように前記駆動手段を制御することを特徴としている。
【0015】
請求項2に係る処理剤投入装置の作用を以下に説明する。
【0016】
請求項2に記載の処理剤投入装置では、環境状態が低温かつ、または高湿である場合には、蓋を開けた直後に開栓部材を処理剤容器から退避させる。蓋が弾性部材で形成されている場合には、開栓部材が引き抜かれると蓋が閉じ、実質的に処理剤容器を密閉する。
【0017】
低温又はかつ高湿であった場合には、周囲の空気が処理剤容器内に入り難くなって、処理剤容器内の乾燥は進み難くなるが、早いタイミングで開栓部材を退避するので、破断した蓋の破断片の復元力が働き易く、蓋の密閉性が良くなる。つまり、処理剤容器の密閉性が高まり、容器取り外し時の液だれが防止できる。
【0018】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の処理剤投入装置において、前記制御手段は、前記環境検出手段で把握された環境状態が高温かつ、または低湿である場合に、開栓後の前記開栓部材を前記処理剤容器に挿入した状態を維持するように前記駆動手段を制御することを特徴としている。
【0019】
請求項3に係る処理剤投入装置の作用を以下に説明する。
【0020】
請求項3に記載の処理剤投入装置では、環境状態が高温かつ、または低湿である場合には、蓋を開けた後に開栓部材は処理剤容器に挿入した状態を維持する。
【0021】
この場合、蓋が開いたままとなるので、周囲の空気が処理剤容器に入りやすくなり、処理剤容器内の乾燥が促進される。即ち、処理剤容器が効率良く乾燥され、容器取り外し時の液だれが防止できる。
【0022】
請求項4に記載の発明は、感光材料を処理する感光材料処理装置に用いられ、処理剤容器の蓋を開けて処理剤容器に充填された補給用の処理剤を補充槽に投入する処理剤投入装置であって、前記処理剤容器を装填する複数の装填部と、各装填部に対応して設けられ前記蓋を開ける開栓部材と、各装填部に対応して設けられ前記装填部及び前記開栓部材の少なくとも一方を移動して、前記開栓部材を前記処理剤容器に対して挿入及び退避させる駆動手段と、前記処理剤容器の内部を洗浄液で洗浄する洗浄手段と、前記洗浄液を貯留する洗浄液槽と、前記洗浄液槽の洗浄液の液面レベルを検出する洗浄液面レベル検出手段と、前記洗浄液槽の洗浄液の液面レベルが所定レベル以下である場合に全ての前記駆動手段の作動を禁止し、前記液面レベルが所定レベルよりも高い場合に全ての前記駆動手段の作動を許容する制御手段と、を有することを特徴としている。
【0023】
請求項4に係る処理剤投入装置の作用を以下に説明する。
【0024】
請求項4に記載の処理剤投入装置では、処理剤の充填された処理剤容器及び開栓部材の少なくとも一方が駆動手段によって互いに接近する方向に移動されると、開栓部材が容器内に挿入されて蓋が破断して開き、処理剤を流出させることができる。
【0025】
また、処理剤流出後は、洗浄手段により処理剤容器内を洗浄液で洗浄することができる。
【0026】
ところで、洗浄液槽の洗浄液の液面レベルが所定レベルよりも高い場合には、制御手段は全ての駆動手段の作動を許容し、洗浄水の残量が少ないとき(所定レベル以下のとき)には、制御手段は全ての駆動手段の作動を禁止し、蓋を開けないようにする。これは、洗浄中に洗浄水が不足すると、再度洗浄が必要となり、処理剤容器の乾燥が進まないことと、洗浄の効率も低下するためである。したがって、洗浄水の補給が行われ、洗浄水の残量が増加してから蓋を開けることが可能となるようにする。
【0027】
請求項5に記載の発明は、感光材料を処理する感光材料処理装置に用いられ、処理剤容器の蓋を開けて処理剤容器に充填された補給用の処理剤を補充槽に投入する処理剤投入装置であって、複数の補充槽と、各補充槽に設けられ前記処理剤容器を装填する装填部と、各装填部に対応して設けられ前記蓋を開ける開栓部材と、各装填部に対応して設けられ前記装填部及び前記開栓部材の少なくとも一方を移動して、前記開栓部材を前記処理剤容器に対して挿入及び退避させる駆動手段と、前記処理剤容器の内部を洗浄液で洗浄する洗浄手段と、各補充槽に設けられ処理剤の液面レベルを検出する処理剤レベル検出手段と、少なくとも一つの前記補充槽の処理剤の液面レベルが所定レベル以上である場合に前記駆動手段の作動を禁止し、全ての前記補充槽の前記液面レベルが所定レベル未満である場合に前記駆動手段の作動を許可する制御手段と、を有することを特徴としている。
【0028】
請求項5に係る処理剤投入装置の作用を以下に説明する。
【0029】
請求項5に記載の処理剤投入装置では、処理剤の充填された処理剤容器及び開栓部材の少なくとも一方が駆動手段によって互いに接近する方向に移動されると、開栓部材が容器内に挿入されて蓋が破断して開き、処理剤を流出させることができる。
【0030】
また、処理剤流出後は、洗浄手段により処理剤容器内を洗浄液で洗浄することができる。
【0031】
ところで、全ての補充槽の液面レベルが所定レベル未満である場合には、制御手段は駆動手段の作動を許可するが、少なくとも一つの補充槽の液面が高いとき(所定レベル以上のとき)には、制御手段は全ての駆動手段の作動を禁止し、蓋を開けないようにする。これは、この状態で蓋を開けると、補充槽がオーバーフローする可能性があるからである。また、処理剤を投入した時点でオーバーフローせずとも洗浄水を希釈水として用いたときには希釈水によってオーバーフローする可能性が高いため、蓋を開けないようにする。
【0032】
さらに、蓋を開け、補充槽の処理剤の液面が低下するまで容器洗浄を待機する場合には、処理剤容器に処理剤が強固に付着してしまい、洗浄効果落ちる。また、処理剤容器の乾燥にも一層時間がかかるので宜しくない。
【0033】
請求項6に記載の発明は、感光材料を処理する感光材料処理装置に用いられ、処理剤容器の蓋を開けて処理剤容器に充填された補給用の処理剤を補充槽に投入する処理剤投入装置であって、処理剤容器を装填する複数の装填部と、各装填部に対応して設けられ前記蓋を開ける開栓部材と、各装填部に対応して設けられ前記装填部及び前記開栓部材の少なくとも一方を移動して、前記開栓部材を前記処理剤容器に対して挿入及び退避させる駆動手段と、各装填部に対応して設けられ前記装填部に前記処理剤容器が装填されたか否かを検出する容器検出手段と、前記全ての装填部に処理剤容器が装填されたことが検出されない間は、前記駆動手段の作動を禁止する制御手段と、を有することを特徴としている。
【0034】
請求項6に係る処理剤投入装置の作用を以下に説明する。
【0035】
請求項6に記載の処理剤投入装置では、全ての装填部に処理剤容器が装填されたことが容器検出手段で検出されない間は、制御手段は駆動手段の作動を禁止し、蓋を開けないようにする。
【0036】
これは、各処理槽に対応する処理剤の補給タイミングを合わせるためである。全ての処理剤容器が装填された場合に、全ての処理剤容器の蓋を開けることができる。こうすることで、補給に対応する回数を減らすことができ、使い勝手が向上する。
【0037】
【発明の実施の形態】
[第1の実施形態]
【0038】
図1には感光材料処理装置としてのプリンタプロセッサ10の斜視図が示されている。プリンタプロセッサ10は、プリンタ部12とプロセッサ部14とを備えている。
【0039】
プリンタ部12は、ネガキャリア16にセットされたネガフィルムNの画像を図示しない印画紙Pに焼き付け、プロセッサ部14へと搬送するようになっている。
【0040】
プロセッサ部14には、現像槽、漂白定着槽、水洗槽及び乾燥部(図1には図示せず)が設けられており、プリンタ部12から搬送された印画紙Pを現像処理するようになっている。
【0041】
これら現像槽、漂白定着槽及び水洗槽は、図2に示すように、プロセッサ部14内に設置された複数の補充槽としての補充タンク18(図2では1個のみ図示)よりそれぞれ補充剤としての現像補充液、漂白定着補充液、及び安定補充液が送られて、それぞれの槽内へ補充されるようになっている。
【0042】
次に、図2にしたがって各処理槽の内の現像槽20を例として液の補充の為の構造を説明する。
【0043】
現像槽20の現像液は、配管21及び循環ポンプ22によって循環される。なお、循環ポンプ22は制御装置30によって制御される。
【0044】
配管21は、配管23を介して補充タンク18の底部に連結されている。配管23の途中には、制御装置30によって制御される補充ポンプ24及び3方弁25が設けられている。
【0045】
3方弁25には、配管26の一方が接続されており、配管26の他方は補充タンク18の側壁に連結されている。この3方弁25によって補充タンク18の補充液をタンク内に循環させる状態と現像槽20へ送液する状態とに切り換えることができる。
【0046】
補充タンク18には、制御装置30に接続された上限検出スイッチ27及び下限検出スイッチ28が設けられており、制御装置30は補充液の液面が補充タンク18の上限又は下限に至ったか否かを判断できる。これら上限検出スイッチ27及び下限検出スイッチ28が本発明の処理剤レベル検出手段に相当している。
【0047】
本実施形態では、補充タンク18内の補充液が不足した際に、図3に示す処理剤容器34をケーシング10Aの上部正面側に設けた補充部36(図1参照)にセットして補充液を注ぎ込むシステムになっている。
【0048】
(処理剤容器)
【0049】
図3及び図4にしたがって処理剤容器34の構造を説明する。
【0050】
処理剤容器34は合成樹脂で成形されている。処理剤容器34は、開口が図4(A)に示すような合成樹脂の蓋38で開口部が閉塞されている。
【0051】
蓋38は弾性材料(合成樹脂、ゴム等)で成形されており、中央部分には図4(A)に示すよう略卍形状の溝40が形成されている。
【0052】
この蓋38の中央部を突起状の物で内側に押圧すると、蓋38は図4(B)に示すように溝40に沿って破断し、4枚の破断片38Aが容器内側にめくれ上がる。なお、破断片38Aの基部には、破断片38Aがめくれ易いように略三日月状の薄肉部38Bが設けられている。
【0053】
(補充部)
【0054】
図1に示すように、補充部36はケーシング10Aの上部正面側に設けられており、真下には前述した補充タンク18が配置されている。
【0055】
図5に示すように、補充部36は開閉可能な容器装填手段としての外カバー42及び内カバー44を備えている。
【0056】
外カバー42にはアーム46が一体的に取り付けられており、このアーム46の先端部分には軸48が固定されており、この軸48はケーシング10Aの図示しない軸受孔に挿入されて回転自在となっている。
【0057】
なお、外カバー42及び内カバー44は、図示しないスプリングによって付勢されており、カバーのスムーズな開閉を可能にしている。
【0058】
図5及び図6に示すように、内カバー44の内側には、処理剤容器34を倒立させた状態で保持する保持部としてのホルダー56が取り付けられている。
【0059】
ケーシング10Aには、処理剤容器34を収容する凹部58が設けられている。凹部58の側壁には保持板60が取り付けられており、保持板60には処理剤容器34の首部分34Aを挿入する切欠62が形成されている。また、凹部58の底面には、処理剤容器34から流出した処理剤を補充タンク18へ導く孔61が形成されている。
【0060】
図6に示すように、ケーシング10Aには、ピン64を中心として揺動可能とされたレバー66が設けられている。
【0061】
レバー66は、引張ばね68によって図6の時計回り方向に付勢されており、一端側の上面がソレノイド70の可動鉄心70Aの先端に当接している。
【0062】
レバー66の下面には、他端側に凹部72、傾斜部74、凹部76及び傾斜部78が形成されている。
【0063】
レバー66は、通常は、図6に示すように水平状態にあり、外カバー42及び内カバー44が閉められてゆくと、外カバー42のピン80が傾斜部74に摺動し、内カバー44のピン82が傾斜部78に摺動してレバー66は反時計回りに回転し、図7に示すように外カバー42及び内カバー44が完全に閉まると、凹部72に外カバー42のピン80が係合し、凹部76に内カバー44のピン82が係合する。
【0064】
ソレノイド70は制御装置30(図2参照)に接続されており、制御装置30に接続されたロック解除ボタン83を押すと、制御装置30からソレノイド70に通電が行われている。ソレノイド70に通電されると、可動鉄心70Aが突出してレバー66を反時計回りに回転させる。これにより、ピン80及びピン82が凹部72及び凹部76から外れ、外カバー42及び内カバー44のロックが解除される。
【0065】
図2及び図6に示すように、ケーシング10Aには、制御装置30に接続され外カバー42の開閉を検出するスイッチ85及び処理剤容器34を検出する容器検出手段としてのスイッチ87が取り付けられている。
【0066】
凹部58には、開栓部材100が設けられている。開栓部材100は、ケーシング10Aに対して上下方向にのみ移動可能に支持されている。開栓部材100の内部には通路が形成されており、この通路の一方にはホース214が連結されている。
【0067】
このホース214を介して開栓部材100に希釈水を送水すると、開栓部材100の先端に形成された複数の洗浄液噴出部としてのノズル孔104から希釈水が噴出するようになっている。
【0068】
図2に示すように、ケーシング10Aの内部には水タンク200が設けられている。水タンク200には、制御装置30に接続された上限検出スイッチ202及び下限検出スイッチ204が設けられており、制御装置30は洗浄水の液面が水タンク200の上限又は下限に至ったか否かを判断できる。これら上限検出スイッチ202及び下限検出スイッチ204が本発明の洗浄液面レベル検出手段に相当している。なお、これらは液面レベルを連続的に検出できるセンサにしても良い。
【0069】
水タンク200の底部にはパイプ206、ポンプ208、パイプ210、電磁弁212及び可撓性のホース214が順に接続されている。
【0070】
このポンプ208は制御装置30に接続されている。この為、制御装置30は、ACモータの回転動作時間から検出することのできるポンプ208の回転軸の回転量を基に、補充タンク18側に送る希釈水の量を把握できる。
【0071】
また、水タンク200の底部には、イオン交換水精製樹脂フィルター216を介して別系統へ洗浄水を送る配管218が接続されている。
【0072】
図6に示すように、開栓部材100の内部には通路が形成されており、この通路の一方には前述したホース214が連結されている。
【0073】
開栓部材100にはラック220が取り付けられており、ラック220には制御装置30に制御されるモータ222で回転されるピニオンギア224が噛み合っている。ピニオンギア224を回転させ、開栓部材100を上方に移動することにより開栓部材100で蓋38を押し破ることができる。なお、ラック220、モータ222及びピニオンギア224が本発明の駆動手段に相当している。
【0074】
制御装置30には、表示装置となるモニタ32(図1にも示す)が接続されていて、補充タンク18への補充液の供給及び水タンク200への水洗水の補給のメッセージをモニタ32に表示し得るようになっている。
【0075】
また、制御装置30には、プリンタプロセッサ10の設置された環境(補充部36の雰囲気も含む。)の温度及び湿度を計測するための環境検出手段としての温度センサー226及び湿度センサー228が接続されており、環境の温度及び湿度によって接続された機器の制御を行うことができる。
【0076】
次に、図5及び図8にしたがってシール機構125に付いて説明する。
【0077】
ケーシング10Aには、シール板156が上下方向にのみ移動可能に支持されている。
【0078】
外カバー42の軸48には、扇ギア126が固着しており、この扇ギア126にはゼネバ装置の小ギア128が噛み合っている。
【0079】
小ギア128には軸腕130の一端及び扇カム132が固着しており、軸腕130の他端には小ローラ134が回転自在に取り付けられている。
【0080】
小ギア128の上側には、小ローラ134の出入りする溝136及び扇カム132の外周面が摺動する円弧曲面138,140の形成された従動車142が配置されている。
【0081】
従動車142には軸144が固着しており、この軸144はケーシング10Aの図示しない軸受孔に挿入されて回転自在となっている。
【0082】
この軸144には小ギア146が固着しており、小ギア146には、小ギア148が噛み合っている。さらに、小ギア148には大ギア150が噛み合っている。
【0083】
大ギア150にはリンク152の一端が固着しており、このリンク152の他端には長孔154が形成されている。この長孔154にはシール板156の下端に固着されたピン158が挿入されている。
【0084】
次に、本実施例の作用を説明する。
【0085】
例えば、現像槽20内で印画紙Pが現像処理されると、これに合わせて補充ポンプ24が作動して、補充タンク18に一旦貯められた現像補充液を現像槽20側に送って、現像槽20内での処理に使用されて劣化した量の現像補充液を補充する。なお、これらは漂白定着液、安定浴液においても同様である。
【0086】
補充タンク18内での液面が所定量以下になると、これを下限検出スイッチ28が検出し、補充液の補充タンク18への供給の指示がモニタ32に表示される。
【0087】
次に、補充タンク18へ補充液を補給する際の手順を説明する。
【0088】
(1) 先ず、ロック解除ボタン83を押して補充部36の外カバー42及び内カバー44を開ける。
【0089】
(2) 次に、処理剤容器34を倒立させ、内カバー44のホルダー56に装填する(図6参照)。
【0090】
(3) 次に外カバー42を閉める。
【0091】
シール機構125は、外カバー42が全開している図6の状態では(このとき、外カバー42はケーシング10Aの側面に対して略30度開いている。)、図8の想像線で示すように扇カム132が従動車142の円弧曲面138に入り込んでいる。
【0092】
外カバー42が閉められて行くと、外カバー42の動きが扇ギア126を介して小ギア128に伝達され、図8に示すように扇カム132が円弧曲面138から離れると共に軸腕130の小ローラ134が従動車142の溝136へ進入する。なお、軸腕130の小ローラ134が従動車142の溝136へ進入するまでは従動車142は回転せず、したがって、シール板156も動かない。
【0093】
さらに外カバー42が閉められて行くと、図9に示すように軸腕130の動きが小ローラ134、溝136、従動車142、小ギア146、小ギア148、大ギア150及びリンク152に伝達され、これによってシール板156が上方に移動する。
【0094】
次に、外カバー42が約15度から0度まで閉められる間においては、従動車142が更に回転されることによりシール板156が更に上がり、シール板156の上端が内カバー44の下端に当接して凹部58を閉塞すると、軸腕130の小ローラ134が溝136から抜け出ると共に扇カム132が円弧曲面140に入り込み、図7及び図10に示すように、外カバー42が完全に閉められるまで従動車142は回転せず、シール板156も動かない。シール板156が上がることにより、処理液投入時の装置外への液はねを防止できる。
【0095】
外カバー42が閉められてスイッチ85が入ると、モータ222が回転して図11に示すように開栓部材100が持ち上られて蓋38を破断させる。これにより、封入した処理剤が補充タンク18に投入される。
【0096】
(4)スイッチ85が入ってから所定時間(容器から処理剤がほぼ流出する時間をいい、予め制御装置30に記憶されている。)が経過すると、電磁弁212が開き、ポンプ208が所定時間作動して容器内の洗浄が行われる。
【0097】
(5) 洗浄が終了すると、制御装置30は環境の温度及び湿度に応じた開栓部材100を動かすモータ222の制御を行う。
【0098】
本実施形態では、洗浄後の環境の状態が高温(例えば、15°C以上、好ましは20°C以上)又はかつ低湿(例えば、50%以下、好ましくは40%以下)であった場合には、開栓部材100を処理剤容器34に挿入したままにしておく。この場合、周囲の空気が処理剤容器34に入りやすくなり、処理剤容器34内の乾燥が促進される。即ち、処理剤容器34が効率良く乾燥され、次回の補給時(容器取り外し時)の液だれが防止できる。
【0099】
一方、洗浄後の環境の状態が低温又はかつ高湿であった場合には、開栓部材100を処理剤容器34から退避させる。この場合、周囲の空気が処理剤容器34内に入り難くなって、処理剤容器34内の乾燥は進み難くなるが、早いタイミングで開栓部材100を退避するので、蓋38の破断片38Aの復元力が働き易く、蓋38の密閉性が良くなる。つまり、処理剤容器34の密閉性が高まり、容器取り外し時の液だれが防止できる。
【0100】
なお、外カバー42が開いている時(スイッチ85により検出される。)や補充液の投入中には、ロック解除ボタン83を押してもソレノイド70が作動しないように制御され、外カバー42及び内カバー44は開かない。
【0101】
なお、他の補充液に関しても同様にして所定の補充タンク18に補給される。 また、処理剤容器34は補充部36で乾燥するので、温湿度は補充部36で検出するとより精度が良くなる。
【0102】
さらに、別途換気口等を設けて補充部36に外気を導入しても良く、これにより処理剤容器34を一層乾燥し易くすることもできる。
【0103】
[第2の実施形態]
【0104】
前記第1の実施形態では、環境の条件(温湿度)に応じて開栓部材100の作動を制御したが、本実施形態では別の条件に応じても開栓部材100の作動を制御する。
【0105】
先ず、制御装置30は水タンク200の液量を検出する。
【0106】
洗浄水の残量が少ないとき(液面が下限検出スイッチ204で検出されたとき)には、開栓部材100を動かすモータ222が作動しないように制御し、蓋38を開けないようにする。洗浄水の残量が少ないときにはモニタ32に表示(警告)を出す。これは、洗浄中に洗浄水が不足すると、再度洗浄が必要となり、容器の乾燥が進まないことと、洗浄の効率も低下するためである。また、洗浄水を処理剤の希釈水として使用する場合、所定の希釈が出来なくなる。したがって、洗浄水の補給が行われ、洗浄水槽の残量が増加してから蓋38を開けることが可能となるようにする。
【0107】
次に、補充タンク18の液面が高いとき(液面が上限検出スイッチ27で検出されたとき)には、開栓部材100を動かすモータ222が作動しないように制御し、蓋38を開けないようにし、モニタ32に表示(警告)を出す。
【0108】
即ち、この状態で蓋38を開けると、補充タンク18がオーバーフローする可能性がある。また、処理剤を投入した時点でオーバーフローせずとも洗浄水を希釈水として用いたときには希釈水によってオーバーフローする可能性が高いため、蓋38を開けないようにする。
【0109】
さらに、蓋38を開け、補充タンク18の処理剤の液面が低下するまで容器洗浄を待機する場合には、処理剤が処理剤容器34に強固に付着してしまい、洗浄効果落ちる。また、容器の乾燥にも一層時間がかかるので宜しくない。
【0110】
なお、上記のような場合に、別の方法としては、外カバー42及び内カバー44が開かないようにロック解除ができないように制御しても良い。
【0111】
次に、各処理槽に対応する内カバー44のホルダー56に処理剤容器34が全て搭載されていなかった場合には、蓋38を開けずにモニタ32に表示(警告)を出すようにしても良い。これは、各処理槽に対応する処理剤の補給タイミングを合わせるためである。全ての処理剤容器34が搭載された場合に、全ての処理剤容器34の蓋38を開ける。こうすることで、補給に対応する回数を減らすことができ、使い勝手が向上する。
【0112】
なお、処理剤容器34が搭載されているか否かは、スイッチ87で検出される。
【0113】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の処理剤投入装置は上記の構成としたので、効率良く洗浄後の処理剤容器を乾燥させて、容器取り外し時等の液だれを防止することができる、という優れた効果を有する。
【0114】
請求項2に記載の処理剤投入装置は上記の構成としたので、蓋が弾性部材で形成されている場合、破断した蓋の破断片の復元力が働き易く、蓋の密閉性が良くなり、容器取り外し時の液だれを防止できる、という優れた効果を有する。
【0115】
請求項3に記載の処理剤投入装置は上記の構成としたので、処理剤容器内を効率良く乾燥でき、容器取り外し時の液だれを防止できる、という優れた効果を有する。
【0116】
請求項4に記載の処理剤投入装置は上記の構成としたので、補充槽のオーバーフローを防止でき、洗浄効果の低下及び処理剤容器の乾燥効率の低下を防止できる、という優れた効果を有する。
【0117】
請求項5に記載の処理剤投入装置は上記の構成としたので、処理剤の補給回数を減らすことができ、使い勝手を向上できる、という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態が採用されたプリンタプロセッサの斜視図である。
【図2】現像槽、補充タンク及び水タンクまわりの配管配線図である。
【図3】処理剤容器の斜視図である。
【図4】(A)は破断前の処理剤容器の蓋の斜視図であり、(B)は破断後の処理剤容器の蓋の斜視図である。
【図5】補充部の斜視図である。
【図6】外カバーの開いた補充部の断面図である。
【図7】外カバーが閉じた状態の補充部の断面図である。
【図8】シール機構の拡大図である。
【図9】シール機構の拡大図である。
【図10】シール機構の拡大図である。
【図11】処理剤容器の蓋を開けている状態の補充部の断面図である。
【符号の説明】
10 プリンタプロセッサ(感光材料処理装置)
27 上限検出スイッチ(処理剤レベル検出手段)
28 下限検出スイッチ(処理剤レベル検出手段)
30 制御装置(制御手段)
34 処理剤容器
38 蓋
87 スイッチ(容器検出手段)
100 開栓部材(開蓋手段)
202 上限検出スイッチ(洗浄液面レベル検出手段)
204 下限検出スイッチ(洗浄液面レベル検出手段)
220 ラック(駆動手段)
222 モータ(駆動手段)
224 ピニオンギア(駆動手段)
226 温度センサー(環境検出手段)
228 湿度センサー(環境検出手段)
Claims (6)
- 感光材料を処理する感光材料処理装置に用いられ、処理剤容器の蓋を開けて処理剤容器に充填された補給用の処理剤を補充槽に投入する処理剤投入装置であって、
前記処理剤容器を装填する装填部と、
前記蓋を開ける開栓部材と、
前記装填部及び前記開栓部材の少なくとも一方を移動して、前記開栓部材を前記処理剤容器に対して挿入及び退避させる駆動手段と、
環境状態を把握する環境検出手段と、
前記蓋を前記開栓部材にて開けたのちに、前記環境検出手段によって把握された環境状態に応じて前記開栓部材と前記処理剤容器との退避を制御する制御手段と、
を有することを特徴とする処理剤投入装置。 - 前記制御手段は、前記環境検出手段で把握された環境状態が低温かつ、または高湿である場合に、開栓後の前記開栓部材と前記処理剤容器とを退避させるように前記駆動手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の処理剤投入装置。
- 前記制御手段は、前記環境検出手段で把握された環境状態が高温かつ、または低湿である場合に、開栓後の前記開栓部材を前記処理剤容器に挿入した状態を維持するように前記駆動手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の処理剤投入装置。
- 感光材料を処理する感光材料処理装置に用いられ、処理剤容器の蓋を開けて処理剤容器に充填された補給用の処理剤を補充槽に投入する処理剤投入装置であって、
前記処理剤容器を装填する複数の装填部と、
各装填部に対応して設けられ前記蓋を開ける開栓部材と、
各装填部に対応して設けられ前記装填部及び前記開栓部材の少なくとも一方を移動して、前記開栓部材を前記処理剤容器に対して挿入及び退避させる駆動手段と、
各装填部に対応して設けられ前記処理剤容器の内部を洗浄液で洗浄する洗浄手段と、
前記洗浄液を貯留する洗浄液槽と、
前記洗浄液槽の洗浄液の液面レベルを検出する洗浄液面レベル検出手段と、
前記洗浄液槽の洗浄液の液面レベルが所定レベル以下である場合に全ての前記駆動手段の作動を禁止し、前記液面レベルが所定レベルよりも高い場合に全ての前記駆動手段の作動を許容する制御手段と、
を有することを特徴とする処理剤投入装置。 - 感光材料を処理する感光材料処理装置に用いられ、処理剤容器の蓋を開けて処理剤容器に充填された補給用の処理剤を補充槽に投入する処理剤投入装置であって、
複数の補充槽と、
各補充槽に設けられ前記処理剤容器を装填する装填部と、
各装填部に対応して設けられ前記蓋を開ける開栓部材と、
各装填部に対応して設けられ前記装填部及び前記開栓部材の少なくとも一方を移動して、前記開栓部材を前記処理剤容器に対して挿入及び退避させる駆動手段と、
前記処理剤容器の内部を洗浄液で洗浄する洗浄手段と、
各補充槽に設けられ処理剤の液面レベルを検出する処理剤レベル検出手段と、
少なくとも一つの前記補充槽の処理剤の液面レベルが所定レベル以上である場合に前記駆動手段の作動を禁止し、全ての前記補充槽の前記液面レベルが所定レベル未満である場合に前記駆動手段の作動を許可する制御手段と、
を有することを特徴とする処理剤投入装置。 - 感光材料を処理する感光材料処理装置に用いられ、処理剤容器の蓋を開けて処理剤容器に充填された補給用の処理剤を補充槽に投入する処理剤投入装置であって、
処理剤容器を装填する複数の装填部と、
各装填部に対応して設けられ前記蓋を開ける開栓部材と、
各装填部に対応して設けられ前記装填部及び前記開栓部材の少なくとも一方を移動して、前記開栓部材を前記処理剤容器に対して挿入及び退避させる駆動手段と、
各装填部に対応して設けられ前記装填部に前記処理剤容器が装填されたか否かを検出する容器検出手段と、
前記全ての装填部に処理剤容器が装填されたことが検出されない間は、前記駆動手段の作動を禁止する制御手段と、
を有することを特徴とする処理剤投入装置。
Priority Applications (2)
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP04623897A JP3617750B2 (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 処理剤投入装置 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP3617750B2 (ja) |
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- 1997-02-28 JP JP04623897A patent/JP3617750B2/ja not_active Expired - Fee Related
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