JP2004289070A - 配線基板及びその製造方法、半導体装置、電子デバイス並びに電子機器 - Google Patents

配線基板及びその製造方法、半導体装置、電子デバイス並びに電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】配線基板の設計自由度を向上させることにある。
【解決手段】配線基板は、屈曲可能なフレキシブル基板10と、フレキシブル基板10上に形成され、複数の配線21と複数の電気的接続部とを有する配線パターン20と、複数の電気的接続部のうち、第1の電気的接続部22と、第1の電気的接続部22から離れた位置に設けられた第2の電気的接続部26とを電気的に接続するワイヤ30と、を含む。フレキシブル基板10は、第1及び第2の部分12,14を有し、第1及び第2の部分12,14の境界線Lは、第1及び第2の部分12,14が平面的に重ねられるときの屈曲の基準となる。ワイヤ30は、フレキシブル基板10の屈曲する部分16を避けて形成されるとともに、境界線Lに沿った方向に引き出されてなる。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、配線基板及びその製造方法、半導体装置、電子デバイス並びに電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
【0003】
【特許文献1】
特開平6−188559号公報
【0004】
【発明の背景】
電気光学パネル(例えば液晶パネル)に半導体チップを電気的に接続する技術として適用されるCOF(Chip On Film)実装では、電気光学パネルに接続する配線基板として、両面配線基板が使用されることがある。これによれば、各配線を電気的に独立させた状態で交差させることが可能になるので、配線基板の設計自由度が高い。しかし、両面配線基板では、配線加工(フォトリソグラフィ技術など)を基板の両面に行い、スルーホールも必要となるので、製造工程が手間でコストがかかる。したがって、製造工程が簡単かつ低コストの配線基板が要求されている。
【0005】
本発明の目的は、配線基板の設計自由度を向上させることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明に係る配線基板は、屈曲可能なフレキシブル基板と、
前記フレキシブル基板上に形成され、複数の配線と複数の電気的接続部とを有する配線パターンと、
前記複数の電気的接続部のうち、第1の電気的接続部と、前記第1の電気的接続部から離れた位置に設けられた第2の電気的接続部とを電気的に接続するワイヤと、
を含み、
フレキシブル基板は、第1及び第2の部分を有し、
前記第1及び第2の部分の境界線は、前記第1及び第2の部分が平面的に重ねられるときの屈曲の基準となり、
前記ワイヤは、前記フレキシブル基板の屈曲する部分を避けて形成されるとともに、前記境界線に沿った方向に引き出されてなる。本発明によれば、ワイヤによって、複数の配線を電気的に独立させた状態で互いに交差させることができる。すなわち、ワイヤによって、実質的に多層配線を実現することができるので、配線基板の設計自由度が大幅に向上する。また、ワイヤは、基板の屈曲する部分を避けて形成されているので、基板が屈曲しても、ワイヤにストレスが加わりにくくなっている。また、ワイヤは、屈曲の基準となる境界線に沿った方向に引き出されているので、屈曲によってワイヤが長さ方向に引っ張られることがなく、ワイヤと配線パターンとの接続不良が生じにくい。
(2)この配線基板において、
前記第1及び第2の電気的接続部は、それぞれ複数設けられ、
前記ワイヤは、それぞれの前記第1及び第2の電気的接続部を電気的に接続してなり、
前記複数のワイヤのうち、第1のワイヤは前記第1の部分に形成され、第2のワイヤは前記第2の部分に形成されていてもよい。これによれば、第1及び第2のワイヤによって、基板の屈曲の基準(境界線)を間接的に明示することができるので、基板の屈曲が容易になる。
(3)この配線基板において、
前記第1及び第2のワイヤは、前記境界線と直交方向において少なくとも一部が重なる位置に形成されていてもよい。これによれば、境界線をさらに容易に明示することができる。
(4)この配線基板において、
前記第1及び第2のワイヤは、それぞれ複数形成され、
前記複数の第1のワイヤのうち少なくとも2つは、前記境界線に沿って配列され、
前記複数の第2のワイヤのうち少なくとも2つは、前記境界線に沿って配列されていてもよい。これによれば、境界線をさらに容易に明示することができる。
(5)本発明に係る配線基板は、屈曲可能なフレキシブル基板と、
前記フレキシブル基板上に形成され、複数の配線と複数の電気的接続部とを有する配線パターンと、
前記複数の電気的接続部のうち、第1の電気的接続部と、前記第1の電気的接続部から離れた位置に設けられた第2の電気的接続部とを電気的に接続するワイヤと、
を含み、
前記フレキシブル基板は、第1及び第2の部分を有し、
前記第1及び第2の部分の境界線は、前記第1及び第2の部分が平面的に重ねられるときの屈曲の基準となり、
前記ワイヤは、前記フレキシブル基板の屈曲する部分に形成されるとともに、前記境界線に沿った方向に引き出されてなる。本発明によれば、ワイヤによって、複数の配線を電気的に独立させた状態で互いに交差させることができる。すなわち、ワイヤによって、実質的に多層配線を実現することができるので、配線基板の設計自由度が大幅に向上する。また、ワイヤは、屈曲の基準となる境界線に沿った方向に引き出されているので、屈曲によってワイヤが長さ方向に引っ張られることがなく、ワイヤと配線パターンとの接続不良が生じにくい。
(6)この配線基板において、
前記第1及び第2の電気的接続部は、それぞれ複数設けられ、
前記ワイヤは、それぞれの前記第1及び第2の電気的接続部を電気的に接続してなり、
前記複数のワイヤのうち少なくとも2つは、前記境界線に沿って配列されていてもよい。
(7)この配線基板において、
前記複数の第1の電気的接続部は、複数列に配列され、隣同士の第1の電気的接続部は、千鳥状に配置され、
前記複数の第2の電気的接続部は、複数列に配列され、隣同士の第2の電気的接続部は、千鳥状に配置されていてもよい。これによれば、見かけ上の接続ピッチを広くすることができるので、基板の限られた領域内で複数の電気的接続部を密集させて設けることができる。
(8)この配線基板において、
前記ワイヤを封止する封止部をさらに含んでもよい。こうすることで、ワイヤなどの電気的ショートを防止することができる。
(9)この配線基板において、
前記封止部は、前記境界線に沿って長くなるように形成されていてもよい。
(10)この配線基板において、
前記封止部は、前記ワイヤのそれぞれの端部を封止していてもよい。これによれば、ワイヤの全体を封止する場合よりも、基板のフレキシブル性が向上する。
(11)この配線基板において、
前記ワイヤを封止しないダミーの樹脂部をさらに含み、
前記樹脂部は、前記フレキシブル基板の屈曲する部分を避けて形成されていてもよい。これによれば、例えば、境界線をさらに容易に明示することができ、基板の屈曲がさらに容易になる。
(12)この配線基板において、
前記ワイヤを封止しないダミーの樹脂部をさらに含み、
前記樹脂部は、前記フレキシブル基板の屈曲する部分に形成されていてもよい。これによれば、例えば、境界線をさらに容易に明示することができ、基板の屈曲がさらに容易になる。
(13)この配線基板において、
前記複数の配線のうち少なくとも1つは、前記第1及び第2の電気的接続部の間の領域を通るように引き回され、
前記ワイヤは、前記少なくとも1つの配線を跨いで形成されていてもよい。
(14)この配線基板において、
前記ワイヤは、導電線と、前記導電線の表面を覆う絶縁被覆と、を含んでもよい。これによれば、導電線の絶縁が図れるので、例えば、ワイヤの封止部を省略することができ、これによって、基板のフレキシブル性を大幅に向上させることができる。したがって、基板の屈曲が容易になる。
(15)この配線基板において、
前記複数の電気的接続部は、設計変更を可能にする少なくとも1つのセレクト端子を含み、
前記第1及び第2の電気的接続部のいずれか1つは、前記少なくとも1つのセレクト端子から選択されたものであってもよい。これによれば、配線基板の設計変更が可能になるので、その設計自由度を大幅に向上させることができる。
(16)この配線基板において、
前記第1及び第2の電気的接続部は、前記配線よりも幅が拡大してなるランドであってもよい。これによれば、ワイヤを電気的接続の領域が広いランドに接続するので、両者の電気的接続が安定する。
(17)本発明に係る半導体装置は、
上記配線基板と、
前記配線パターンに電気的に接続された半導体チップと、
を含む。
(18)本発明に係る電子デバイスは、
上記半導体装置と、
前記半導体装置の前記配線パターンに電気的に接続された電気光学パネルと、
を含む。
(19)本発明に係る電子機器は、上記電子デバイスを含む。
(20)本発明に係る配線基板の製造方法は、屈曲可能なフレキシブル基板上に形成され、複数の配線と複数の電気的接続部とを有する配線パターンのうち、第1の電気的接続部にワイヤの一方の端部をボンディングし、前記第1の電気的接続部から離れた位置に設けられた第2の電気的接続部に前記ワイヤの他方の端部をボンディングすることを含み、
前記フレキシブル基板は、第1及び第2の部分を有し、
前記第1及び第2の部分の境界線は、前記第1及び第2の部分が平面的に重ねられるときの屈曲の基準となり、
前記ワイヤを、前記フレキシブル基板の屈曲する部分を避けて形成するとともに、前記境界線に沿った方向に引き出す。本発明によれば、ワイヤによって、複数の配線を電気的に独立させた状態で互いに交差させることができる。すなわち、ワイヤによって、実質的に多層配線を実現することができるので、配線基板の設計自由度が大幅に向上する。また、ワイヤを、基板の屈曲する部分を避けて形成するので、基板が屈曲しても、ワイヤにストレスが加わりにくくなっている。また、ワイをは、屈曲の基準となる境界線に沿った方向に引き出すので、屈曲によってワイヤが長さ方向に引っ張られることがなく、ワイヤと配線パターンとの接続不良が生じにくい。
(21)本発明に係る配線基板の製造方法は、屈曲可能なフレキシブル基板上に形成され、複数の配線と複数の電気的接続部とを有する配線パターンのうち、第1の電気的接続部にワイヤの一方の端部をボンディングし、前記第1の電気的接続部から離れた位置に設けられた第2の電気的接続部に前記ワイヤの他方の端部をボンディングすることを含み、
前記フレキシブル基板は、第1及び第2の部分を有し、
前記第1及び第2の部分の境界線は、前記第1及び第2の部分が平面的に重ねられるときの屈曲の基準となり、
前記ワイヤを、前記フレキシブル基板の屈曲する部分に形成するとともに、前記境界線に沿った方向に引き出す。本発明によれば、ワイヤによって、複数の配線を電気的に独立させた状態で互いに交差させることができる。すなわち、ワイヤによって、実質的に多層配線を実現することができるので、配線基板の設計自由度が大幅に向上する。また、ワイヤを、屈曲の基準となる境界線に沿った方向に引き出すので、屈曲によってワイヤが長さ方向に引っ張られることがなく、ワイヤと配線パターンとの接続不良が生じにくい。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、各図面において、作図の便宜上、配線21が省略されている部分があるが、配線21は適宜連続している。
【0008】
(電子デバイス・半導体装置)
図1は、本発明の実施の形態に係る電子デバイスを示す図である。電子デバイス1は、半導体装置3を含む。半導体装置3は、後述する配線基板(基板10を含む)に半導体チップ60,62が実装されたものである。
【0009】
電子デバイス1は、電気的情報信号を視覚的に認識できる光情報信号に変換する表示装置であってもよい。電子デバイス1は、電気光学パネル100をさらに含む。電気光学パネル(例えば表示パネル)100として、例えば、液晶パネル、プラズマディスプレイパネル、エレクトロルミネッセンスディスプレイパネルなどが挙げられる。電気光学パネル100は、基板(例えばガラス基板)102を含み、基板102に形成されている複数の端子(図示しない)と、半導体装置3の複数の端子(配線パターン20)とがオーバーラップして互いに電気的に接続されている。
【0010】
図1に示す例では、基板10には、図示しない第1のパターン(配線パターン20の一部)に半導体チップ(第1のドライバ)60が電気的に接続され、図示しない第2のパターン(配線パターン20の一部)に他の半導体チップ(第2のドライバ)62が電気的に接続されている。アクティブマトリクス型の液晶装置では、第1及び第2のパターンのいずれか一方は走査電極であり、他方は信号電極である。第1及び第2のパターンは、電気光学パネル100の1辺側に接続されている。その場合、基板10の限られた領域内で第1及び第2のパターン(配線パターン20)を形成することが要求されるが、このような場合に、本実施の形態に係る配線基板を適用すると効果的である。
【0011】
半導体装置3は、配線基板の境界線Lを基準として曲げられる。半導体チップ60,62が実装された面(又は配線パターン20が形成された面)を山として曲げられてもよい。その場合、半導体チップ60,62(又は配線パターン20)は、配線基板の外側の面に配置される。あるいは、半導体チップ60,62が実装された面(又は配線パターン20が形成された面)を谷として曲げられてもよい。その場合、半導体チップ60,62(又は配線パターン20)は、配線基板の内側の面に配置される。半導体装置(又は配線基板)が曲げられることで、電子デバイス1を回路基板(例えばマザーボード)の限られた領域内に容易に搭載することができる。
【0012】
(配線基板)
図2〜図5は、本発明の実施の形態に係る配線基板の一部を示す図である。この配線基板は、基板10と、配線パターン20と、ワイヤ30と、を含む。
【0013】
基板10は、ベース基板である。本実施の形態では、基板10は、屈曲可能な(例えば平面的に重なるように屈曲可能な)フレキシブル基板である。フレキシブル基板は、有機系の材料(例えば樹脂(ポリマー))で形成され、例えば、ポリイミド基板又はポリエステル基板などであってもよい。基板10は、COF(Chip On Film)用のフレキシブル基板であってもよい。なお、基板10は、単層基板であってもよいし、多層基板(例えば2層又は3層基板)であってもよい。多層基板の場合、上下の層間に接着材料が介在してもよい。
【0014】
本実施の形態では、配線パターン20は、基板10上(例えば基板10の一方の面)に形成されている。配線パターン20は、導電材料で構成され、例えば金属をエッチングして形成してもよい。配線パターン20は、複数層で形成されてもよく、例えば、銅(Cu)系のコア層と、金(Au)系の表面層と、を有してもよい。あるいは、銅系及び金系の各層の間に、ニッケル(Ni)系の中間層を介在させてもよい。後述するワイヤ30が金系のワイヤである場合には、金同士の拡散によって、ワイヤ30と配線パターン20との電気的な接続を図ることができる。
【0015】
配線パターン20は、複数の配線21と、複数の電気的接続部(図2では第1及び第2の電気的接続部22,26)とを含む。それぞれの電気的接続部は、いずれかの配線21に電気的に接続されている。電気的接続部は、ランドであってもよい。ランドは、後述するワイヤボンディングに要する幅よりも拡大していることが好ましい。そのため、ランドは配線21よりもその幅が拡大していることが好ましい。こうすることで、電気的接続の領域を広く確保できるので、電気的接続が安定する。ランドの形状は、四角形又は円形のいずれであってもよい。変形例として、電気的接続部は、配線21とほぼ同じ幅を有する配線21そのものであっても良い。
【0016】
ワイヤ30は、導電線である。ワイヤ30は、ジャンパ部品(配線)と呼ぶこともできる。ワイヤ30は、半導体チップのワイヤボンディングで使用されるもの(例えば金系のワイヤ)であってもよい。ワイヤ30は、導電線全体が剥き出しになっていてもよい。
【0017】
ワイヤ30は、第1の電気的接続部22と、第2の電気的接続部26とを電気的に接続している。第2の電気的接続部26は、第1の電気的接続部22から離れた位置に設けられている。少なくとも1つ(図2では複数)の配線21が第1及び第2の電気的接続部22,26の間の領域を通るように引き回されている場合、ワイヤ30は、その配線21を跨いで(その配線21と非接触になるように)形成されている。すなわち、ワイヤ30は、第1及び第2の電気的接続部22,26の間の領域の配線21の上方を通過するように形成されている。こうすることで、複数の配線を電気的に独立させた状態で互いに交差させることができ、配線パターンの設計自由度を高めることができる。変形例として、ワイヤ30は、図示しない電子部品を跨いで(その電子部品と非接触になるように)形成されてもよい。
【0018】
図2に示すように、第1及び第2の電気的接続部22,26のいずれか一方には、バンプが設けられてもよい。例えば、第1の電気的接続部22にワイヤ30のファーストボンディングを行った場合、第1の電気的接続部22上には、ワイヤ30の一部がバンプとして残る。このように、バンプ上にボンディングを行なうことで、ワイヤループ高さを低く抑えることができる。
【0019】
図2に示す例では、第1及び第2の電気的接続部22,26は、それぞれ複数設けられ、ワイヤ30は、それぞれ(1対)の第1及び第2の電気的接続部22,26を電気的に接続している。図2に示すように、複数のワイヤ30は、互いに交差しない方向(例えば平行方向)に引き出されてもよい。
【0020】
複数の電気的接続部は、設計変更を可能にする少なくとも1つのセレクト端子を含み、第1及び第2の電気的接続部22,26のいずれか1つは、そのセレクト端子から選択されたものであってもよい。セレクト端子の選択は、複数からいずれか1つを選択する形態であってもよいし、1つしか存在しないものを(取捨選択の結果として)選択する形態であってもよい。例えば、それぞれ異なる数値の電気信号を供給する複数のセレクト端子を用意し、それらから最適な数値の電気信号を供給するセレクト端子を、第1又は第2のランド22,26として選択してもよい。これによれば、基板10に配線パターン20を形成した後に、配線基板の設計変更が可能になるので、その設計自由度を大幅に向上させることができる。したがって、客先ごとの仕様に合わせた複数種類の配線基板を、効率良く製造することができる。
【0021】
基板10における配線パターン20の形成面には、図示しないレジスト(例えばソルダレジスト)が形成されていてもよい。レジストは、電気的接続部(第1及び第2の電気的接続部22,26)を避けて、配線パターン20の一部を覆っている。すなわち、電気的接続部(第1及び第2の電気的接続部22,26)は、レジストの開口部40内に配置されている。図2に示す例では、1つの開口部40内に1つの電気的接続部が配置されているが、これとは別に、1つの開口部40内に複数の電気的接続部が配置されてもよい。レジストによって、配線パターン20の酸化、腐食及び電気的不良を防止することができる。
【0022】
図3に示す例では、配線基板は、ワイヤ30を封止する封止部42をさらに含む。封止部42は、絶縁材料(例えば樹脂)で形成されている。封止部42は、ポッティングしてもよいし、トランスファーモールドで成形してもよい。封止部42は、ワイヤ30の全体を封止してもよい。複数のワイヤ30がある場合、封止部42はワイヤ30ごとに封止してもよいし、複数のワイヤ30を一括して封止してもよい。封止部42は、第1及び第2の電気的接続部22,26も封止する。こうすることで、ワイヤ30などの電気的ショートを防止することができる。
【0023】
これによれば、ワイヤ30によって、複数の配線を電気的に独立させた状態で互いに交差させることができる。すなわち、ワイヤ30によって、実質的に多層配線(立体配線)を実現することができるので、配線基板の設計自由度が大幅に向上する。特に、上述したように基板10の限られた領域内で高密度な配線の引き回しが要求される場合に、本実施の形態に係る配線基板を使用すると効果的である。また、高コストで製造に手間のかかる両面又は多層配線基板を使用しなくてもよいので、低コストかつ製造が簡単な配線基板を提供することができる。
【0024】
図4に示すように、基板10は、第1及び第2の部分12,14を有し、第1及び第2の部分12,14の境界線Lを基準として、第1及び第2の部分12,14が平面的に重なるように曲げられる。境界線Lは、基板10上に明確に存在する必要はなく、基板10を屈曲させるときに結果的に基準となった仮想線を指す。あるいは、境界線Lは、基板10上に直接的に明示してもよい。
【0025】
基板10の屈曲する部分16は、第1及び第2の部分12,14の境界線Lを含む部分であり、一定の幅を有してもよい。その場合、境界線Lは、基板10の屈曲する部分16の中央の線であってもよい。図5に示すように、基板10は湾曲してもよく、境界線Lは曲率の最大値(又は曲率半径の最小値)となる部分であってもよい。あるいは、基板10は折り曲げられてもよく、境界線Lは折り曲げ部分であってもよい。
【0026】
ワイヤ30は、屈曲する部分16を避けて形成されている。ワイヤ30は、境界線Lを避けて形成されている。ワイヤ30は、第1及び第2の部分12,14のいずれに形成されてもよい。そして、ワイヤ30は、境界線Lに沿った方向に引き出されている。すなわち、ワイヤ30は、境界線Lと平行方向に延びている。複数のワイヤ30,31が形成される場合には、そのうちの少なくとも2つは、境界線Lに沿って配列されてもよい。例えば、図4に示すように、複数のワイヤ30,31は、境界線Lと平行な仮想直線上に配列されていてもよい。
【0027】
ワイヤ30が封止される場合、封止部42は、境界線Lに沿って長くなるように形成されてもよい。すなわち、封止部42は、境界線Lと平行方向に長細くなっていてもよい。こうすることで、ワイヤ30を無駄なく封止することができる。複数のワイヤ30,31が封止される場合、複数の封止部42,43の少なくとも2つは、境界線Lに沿って配列されてもよい。
【0028】
本実施の形態によれば、ワイヤ30,31は、基板10の屈曲する部分を避けて形成されているので、基板10が屈曲しても、ワイヤ30,31にストレスが加わりにくくなっている。また、ワイヤ30,31は、屈曲の基準となる境界線Lに沿った方向に引き出されているので、屈曲によってワイヤ30,31が長さ方向に引っ張られることがなく、ワイヤ30,31と配線パターン20との接続不良が生じにくい。
【0029】
図6〜図17は、本発明の実施の形態に係る配線基板の変形例を示す図である。
【0030】
第1変形例として、図6及び図8に示すように、複数のワイヤが形成される場合、第1のワイヤ80は、基板10の第1の部分12に形成され、第2のワイヤ84は、基板10の第2の部分14に形成されてもよい。すなわち、第1及び第2のワイヤ80,84の間に境界線Lが位置する。図6に示すように、境界線Lは、第1及び第2のワイヤ80,84の中央に位置してもよい。これによれば、基板10の屈曲の基準(境界線L)を間接的に明示することができるので、基板10の屈曲が容易になる。特に、基板10の屈曲を明示又は容易にするためのスリットを形成しにくい場合(例えば複数層の基板)に効果的である。
【0031】
第1及び第2のワイヤ80,84は、境界線Lと直交方向において少なくとも一部(図6では全部)が重なる位置に形成されていてもよい。複数の第1のワイヤ80,82及び複数の第2のワイヤ84,86が形成される場合には、複数の第1のワイヤ80,82の少なくとも2つは境界線Lに沿って配列され、複数の第2のワイヤ84,86の少なくとも2つは境界線Lに沿って配列されてもよい。複数の第1のワイヤ80,82(又は複数の第2のワイヤ84,86)は、境界線Lと平行な仮想直線上に配列されてもよい。これによれば、境界線Lをさらに容易に明示することができる。
【0032】
第1及び第2のワイヤ80〜86は、それぞれ封止部90〜96によって封止されてもよい。封止部90〜96は、基板10よりも屈曲しにくい形態で(例えば基板10よりも硬く又は厚く)形成されてもよい。こうすることで、封止部90〜96によって基板10の屈曲を規制することができる。すなわち、基板10が第1のワイヤ80,82と第2のワイヤ84,86の間で自然に屈曲するので、基板10の屈曲が容易になるだけでなく、基板10上の屈曲する部分16以外に搭載される電子部品(半導体チップなど)にストレスが加わりにくくなっている。
【0033】
第2変形例として、図7に示すように、基板10上にワイヤを封止しないダミーの樹脂部98が形成されてもよい。樹脂部98は、基板10の屈曲する部分を避けて形成されている。樹脂部98は、図7に示される他の封止部90,92,94と同一形態及び同一工程で形成してもよい。樹脂部98は、封止部94とともに境界線Lに沿って配列されてもよい。その他の樹脂部98の内容は、ワイヤを封止する点を除き、上述の封止部の説明を適用することができる。これによれば、境界線Lをさらに容易に明示することができ、基板10の屈曲がさらに容易になる。
【0034】
第3変形例として、図9に示すように、ワイヤ110は、基板10の屈曲する部分16に形成されてもよい。ワイヤ110は、境界線L上に形成されてもよい。そして、ワイヤ110は、境界線Lに沿った方向に引き出されている。すなわち、ワイヤ110は、境界線Lと平行方向に延びている。複数のワイヤ110,112が形成される場合には、そのうちの少なくとも2つは、境界線Lに沿って配列されてもよい。例えば、図9に示すように、複数のワイヤ110,112は、境界線L上に配列されていてもよい。ワイヤ110,112が封止される場合の封止部120,122は、上述の内容を適用することができる。これによれば、屈曲の基準となる境界線Lを明示することができるので、基板10の屈曲が容易になる。
【0035】
図10に示すように、封止部120は、基板10の屈曲する部分16を含み、基板10の屈曲しない部分に至るまで形成されてもよい。すなわち、基板10は、封止部120の内側の領域で屈曲してもよい。その場合、封止部120は、屈曲性を有する材料(例えば柔軟性を有する材料)であることが好ましい。封止部120の材料は、基板10の材料よりも柔らかくてもよい。封止部120は、例えば、シリコーン系、シリコーン変性エポキシ系、アクリル系、アクリル変性系又はポリウレタン系などの樹脂で形成してもよい。逆にいえば、封止部120の材料を選定することによって、封止部120を形成した場合であっても、基板10の屈曲する部分16の曲率(又は曲率半径)を大きく(又は小さく)することができる。したがって、基板10の屈曲性が向上するので、配線基板の設計自由度が向上する。
【0036】
第4変形例として、図11に示すように、封止部120は、基板10の屈曲する部分18に形成されてもよい。すなわち、基板10は、封止部120の外側の領域で屈曲してもよい。封止部120の材料は、基板10の材料よりも硬くてもよい。これによれば、封止部120の縁において、基板10の屈曲性が向上するので、配線基板の設計自由度が向上する。
【0037】
第5変形例として、図12に示すように、基板10上であって屈曲する部分に、ワイヤを封止しないダミーの樹脂部124が形成されてもよい。樹脂部124は、境界線L上に形成されてもよい。図12に示すように、樹脂部124は、ワイヤ110を封止する封止部120とともに境界線Lに沿って配列されてもよい。これによれば、屈曲の基準となる境界線Lをさらに容易に明示することができ、基板10の屈曲がさらに容易になる。
【0038】
第6変形例として、図13に示すように、複数の第1の電気的接続部22,23,24と、複数の第2の電気的接続部26,27,28とは、それぞれ複数列で配列されてもよい。第1の電気的接続部を例にして詳しく説明すると、第1及び第2の電気的接続部22,26の間の領域を通る少なくとも1つ(図13では2つ)の配線21側から順に、複数の第1の電気的接続部22が第1の列を形成し、複数の第1の電気的接続部23が第2の列を形成し、複数の第1の電気的接続部24が第3の列を形成している。それぞれの列の電気的接続部は、直線状に配置されてもよい。隣同士の列の電気的接続部(例えば第1及び第2の列の第1の電気的接続部22,23あるいは第2及び第3の列の第1の電気的接続部23,24)は、千鳥状に配置されている。さらに、第1及び第3の列の第1の電気的接続部22,24も千鳥状に配置されている。これらのことは、複数の第2の電気的接続部26,27,28についても同様である。これによれば、見かけ上の接続ピッチを広くすることができるので、基板10の限られた領域内で複数の電気的接続部を密集させて設けることができる。
【0039】
図13に示すように、例えば、ワイヤ30によって、第1の列の複数の第1の電気的接続部22と、第3の列の複数の第2の電気的接続部28とを電気的に接続してもよい。また、ワイヤ30によって、第2の列の複数の第1の電気的接続部23と、第2の列の複数の第2の電気的接続部27とを電気的に接続してもよい。さらに、ワイヤ30によって、第3の列の複数の第1の電気的接続部24と、第1の列の複数の第2の電気的接続部26とを電気的に接続してもよい。これによれば、複数のワイヤ30を互いに交差しない方向(例えば平行方向)に引き出すことができ、ワイヤ30同士の電気的ショートを防止することができる。
【0040】
第7変形例として、図14に示すように、複数のワイヤ30,36は、互いに交差して形成してもよい。図14に示す例では、第1及び第2の電気的接続部22,26の間の領域(配線21が通る領域)の上方で、複数のワイヤ30,36が互いに交差している。複数のワイヤ30,36は、互いに直交方向に引き出してもよい。ワイヤ30は、ワイヤ36とは非接触になっている。例えば、図14に示すように、ワイヤ30のループ高さを、ワイヤ36のループ高さよりも高くなるようにしてもよい。なお、図14に示す例とは別に、3つ以上のワイヤを互いに交差させてもよい。これによれば、さらなる多層配線が可能になり、配線基板の設計自由度がさらに向上する。
【0041】
第8変形例として、図15に示すように、導電線(例えば金線)52と、導電線52の表面を覆う絶縁被覆(例えば樹脂被覆)54と、を含むワイヤ50を使用してもよい。詳しくは、ワイヤ50は、導電線52の周面が絶縁被覆54で覆われている。これによれば、導電線52の絶縁が図れるので、例えば、封止部42を省略することができ、これによって、基板10のフレキシブル性を大幅に向上させることができる。したがって、基板10の屈曲が容易になる。
【0042】
ワイヤ50のうち、第1及び第2の電気的接続部22,26のそれぞれの端部では、導電線が剥き出しになっていてもよい。その場合、図16に示すように、封止部44は、ワイヤ50のそれぞれの端部(ボンディング部)を封止してもよい。封止部44は、第1及び第2の電気的接続部22,26のそれぞれも封止してもよい。こうすることで、ワイヤ50などの電気的ショートを防止するとともに、ワイヤ50及びランドの機械的接続の信頼性を向上させることができる。また、ワイヤ50の全体を封止する場合よりも、基板10のフレキシブル性が向上するので、例えば基板10の屈曲が容易になる。
【0043】
第9変形例として、図17に示すように、第1及び第2の電気的接続部22,26の少なくとも1つ(例えば少なくともファーストボンディング側の第1の電気的接続部22)は、ワイヤ30のボンディング部が窪んでいてもよい。図17に示す例では、第1及び第2の電気的接続部22,26の両方に、窪み部(凹部)25,29が形成されている。すなわち、ワイヤ30の一方の端部(バンプ)32は、第1の電気的接続部22にめり込み、ワイヤ30の他方の端部34は、第2の電気的接続部26にめり込む。ワイヤ30が第1の電気的接続部22にファーストボンディングされる場合、第1の電気的接続部22の窪み部25は、第2の電気的接続部26の窪み部29よりも深くてもよい。すなわち、ワイヤ30の第1の電気的接続部22側の端部(バンプ)32は、第2の電気的接続部26側の端部34よりも深くめり込んでもよい。これによれば、ワイヤ30と、第1又は第2のランド22,26との密着面積が大きくなるので、両者の接続信頼性が向上する。なお、窪み部25,29は、フレキシブル基板のように基板10が柔らかい場合に、より深く形成される。
【0044】
基板10は、第1及び第2の電気的接続部22,26の少なくとも1つに形成される窪み部(図17では窪み部25,29)と重なる部分が配線パターン20とは反対側に突出していてもよい。図17に示す例では、基板10には、第1の電気的接続部22の窪み部25と重なる部分に凸部15が形成され、第2の電気的接続部26の窪み部29と重なる部分に凸部19が形成されている。言い換えれば、配線基板は、ワイヤ30のボンディング部が窪んでいる(又は突出している)。
【0045】
(配線基板の製造方法・半導体装置の製造方法)
本実施の形態に係る配線基板の製造方法は、基板10上の配線パターン20のうち、第1の電気的接続部22にワイヤ30の一方の端部をボンディングし、第2の電気的接続部26にワイヤ30の他方の端部をボンディングする(図2参照)。ワイヤ30は、平面的に重ねられる第1及び第2の部分12,14の境界線Lに沿った方向に引き出す(図4参照)。ワイヤは、基板10の屈曲する部分を避けて形成してもよいし(図4及び図6参照)、屈曲する部分に形成してもよい(図9参照)。その後、必要に応じて、ワイヤ30を封止する(図3参照)。また、上述の配線基板に半導体チップを搭載して半導体装置を製造してもよい。なお、その他の事項及び効果は、上述の電子デバイス、半導体装置及び配線基板において説明した内容から導くことができるので省略する。
【0046】
本発明の実施の形態に係る電子機器として、図18にはノート型パーソナルコンピュータ1000が示され、図19には携帯電話2000が示されている。これらの電子機器は、上述の電子デバイス、半導体装置又は配線基板を有する。
【0047】
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び結果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施の形態に係る電子デバイスを示す図である。
【図2】図2は、本発明の実施の形態に係る配線基板を示す図である。
【図3】図3は、本発明の実施の形態に係る配線基板を示す図である。
【図4】図4は、本発明の実施の形態に係る配線基板を示す図である。
【図5】図5は、本発明の実施の形態に係る配線基板を示す図である。
【図6】図6は、本発明の実施の形態に係る配線基板の第1変形例を示す図である。
【図7】図7は、本発明の実施の形態に係る配線基板の第2変形例を示す図である。
【図8】図8は、本発明の実施の形態に係る配線基板の第1変形例を示す図である。
【図9】図9は、本発明の実施の形態に係る配線基板の第3変形例を示す図である。
【図10】図10は、本発明の実施の形態に係る配線基板の第3変形例を示す図である。
【図11】図11は、本発明の実施の形態に係る配線基板の第4変形例を示す図である。
【図12】図12は、本発明の実施の形態に係る配線基板の第5変形例を示す図である。
【図13】図13は、本発明の実施の形態に係る配線基板の第6変形例を示す図である。
【図14】図14は、本発明の実施の形態に係る配線基板の第7変形例を示す図である。
【図15】図15は、本発明の実施の形態に係る配線基板の第8変形例を示す図である。
【図16】図16は、本発明の実施の形態に係る配線基板の第8変形例を示す図である。
【図17】図17は、本発明の実施の形態に係る配線基板の第9変形例を示す図である。
【図18】図18は、本発明の実施の形態に係る電子機器を示す図である。
【図19】図19は、本発明の実施の形態に係る電子機器を示す図である。
【符号の説明】
1…電子デバイス 3…半導体装置 10…基板 12…第1の部分
14…第2の部分 16…屈曲する部分 20…配線パターン
21…配線 22…第1の電気的接続部 23…第1の電気的接続部
24…第1の電気的接続部 26…第2の電気的接続部
27…第2の電気的接続部 28…第2の電気的接続部
30…ワイヤ 36…ワイヤ 42…封止部 44…封止部
50…ワイヤ 52…導電線 54…絶縁被覆 80…第1のワイヤ
84…第2のワイヤ 94…封止部 98…樹脂部
100…電気光学パネル 110…ワイヤ 120…封止部 124…樹脂部

Claims (21)

  1. 屈曲可能なフレキシブル基板と、
    前記フレキシブル基板上に形成され、複数の配線と複数の電気的接続部とを有する配線パターンと、
    前記複数の電気的接続部のうち、第1の電気的接続部と、前記第1の電気的接続部から離れた位置に設けられた第2の電気的接続部とを電気的に接続するワイヤと、
    を含み、
    フレキシブル基板は、第1及び第2の部分を有し、
    前記第1及び第2の部分の境界線は、前記第1及び第2の部分が平面的に重ねられるときの屈曲の基準となり、
    前記ワイヤは、前記フレキシブル基板の屈曲する部分を避けて形成されるとともに、前記境界線に沿った方向に引き出されてなる配線基板。
  2. 請求項1記載の配線基板において、
    前記第1及び第2の電気的接続部は、それぞれ複数設けられ、
    前記ワイヤは、それぞれの前記第1及び第2の電気的接続部を電気的に接続してなり、
    前記複数のワイヤのうち、第1のワイヤは前記第1の部分に形成され、第2のワイヤは前記第2の部分に形成されてなる配線基板。
  3. 請求項2記載の配線基板において、
    前記第1及び第2のワイヤは、前記境界線と直交方向において少なくとも一部が重なる位置に形成されてなる配線基板。
  4. 請求項2又は請求項3記載の配線基板において、
    前記第1及び第2のワイヤは、それぞれ複数形成され、
    前記複数の第1のワイヤのうち少なくとも2つは、前記境界線に沿って配列され、
    前記複数の第2のワイヤのうち少なくとも2つは、前記境界線に沿って配列されてなる配線基板。
  5. 屈曲可能なフレキシブル基板と、
    前記フレキシブル基板上に形成され、複数の配線と複数の電気的接続部とを有する配線パターンと、
    前記複数の電気的接続部のうち、第1の電気的接続部と、前記第1の電気的接続部から離れた位置に設けられた第2の電気的接続部とを電気的に接続するワイヤと、
    を含み、
    前記フレキシブル基板は、第1及び第2の部分を有し、
    前記第1及び第2の部分の境界線は、前記第1及び第2の部分が平面的に重ねられるときの屈曲の基準となり、
    前記ワイヤは、前記フレキシブル基板の屈曲する部分に形成されるとともに、前記境界線に沿った方向に引き出されてなる配線基板。
  6. 請求項5記載の配線基板において、
    前記第1及び第2の電気的接続部は、それぞれ複数設けられ、
    前記ワイヤは、それぞれの前記第1及び第2の電気的接続部を電気的に接続してなり、
    前記複数のワイヤのうち少なくとも2つは、前記境界線に沿って配列されてなる配線基板。
  7. 請求項2,3,4,6のいずれかに記載の配線基板において、
    前記複数の第1の電気的接続部は、複数列に配列され、隣同士の第1の電気的接続部は、千鳥状に配置され、
    前記複数の第2の電気的接続部は、複数列に配列され、隣同士の第2の電気的接続部は、千鳥状に配置されてなる配線基板。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかに記載の配線基板において、
    前記ワイヤを封止する封止部をさらに含む配線基板。
  9. 請求項8記載の配線基板において、
    前記封止部は、前記境界線に沿って長くなるように形成されてなる配線基板。
  10. 請求項8記載の配線基板において、
    前記封止部は、前記ワイヤのそれぞれの端部を封止してなる配線基板。
  11. 請求項1から請求項10のいずれかに記載の配線基板において、
    前記ワイヤを封止しないダミーの樹脂部をさらに含み、
    前記樹脂部は、前記フレキシブル基板の屈曲する部分を避けて形成されてなる配線基板。
  12. 請求項1から請求項10のいずれかに記載の配線基板において、
    前記ワイヤを封止しないダミーの樹脂部をさらに含み、
    前記樹脂部は、前記フレキシブル基板の屈曲する部分に形成されてなる配線基板。
  13. 請求項1から請求項12のいずれかに記載の配線基板において、
    前記複数の配線のうち少なくとも1つは、前記第1及び第2の電気的接続部の間の領域を通るように引き回され、
    前記ワイヤは、前記少なくとも1つの配線を跨いで形成されてなる配線基板。
  14. 請求項1から請求項13のいずれかに記載の配線基板において、
    前記ワイヤは、導電線と、前記導電線の表面を覆う絶縁被覆と、を含む配線基板。
  15. 請求項1から請求項14のいずれかに記載の配線基板において、
    前記複数の電気的接続部は、設計変更を可能にする少なくとも1つのセレクト端子を含み、
    前記第1及び第2の電気的接続部のいずれか1つは、前記少なくとも1つのセレクト端子から選択されたものである配線基板。
  16. 請求項1から請求項15のいずれかに記載の配線基板において、
    前記第1及び第2の電気的接続部は、前記配線よりも幅が拡大してなるランドである配線基板。
  17. 請求項1から請求項16のいずれかに記載の配線基板と、
    前記配線パターンに電気的に接続された半導体チップと、
    を含む半導体装置。
  18. 請求項17記載の半導体装置と、
    前記半導体装置の前記配線パターンに電気的に接続された電気光学パネルと、
    を含む電子デバイス。
  19. 請求項18記載の電子デバイスを含む電子機器。
  20. 屈曲可能なフレキシブル基板上に形成され、複数の配線と複数の電気的接続部とを有する配線パターンのうち、第1の電気的接続部にワイヤの一方の端部をボンディングし、前記第1の電気的接続部から離れた位置に設けられた第2の電気的接続部に前記ワイヤの他方の端部をボンディングすることを含み、
    前記フレキシブル基板は、第1及び第2の部分を有し、
    前記第1及び第2の部分の境界線は、前記第1及び第2の部分が平面的に重ねられるときの屈曲の基準となり、
    前記ワイヤを、前記フレキシブル基板の屈曲する部分を避けて形成するとともに、前記境界線に沿った方向に引き出す配線基板の製造方法。
  21. 屈曲可能なフレキシブル基板上に形成され、複数の配線と複数の電気的接続部とを有する配線パターンのうち、第1の電気的接続部にワイヤの一方の端部をボンディングし、前記第1の電気的接続部から離れた位置に設けられた第2の電気的接続部に前記ワイヤの他方の端部をボンディングすることを含み、
    前記フレキシブル基板は、第1及び第2の部分を有し、
    前記第1及び第2の部分の境界線は、前記第1及び第2の部分が平面的に重ねられるときの屈曲の基準となり、
    前記ワイヤを、前記フレキシブル基板の屈曲する部分に形成するとともに、前記境界線に沿った方向に引き出す配線基板の製造方法。
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